以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、オーサリング装置100の機能的な構成を示している。
オーサリング装置100は、図1に示すように、メディアデータ格納部101、メディアデータ呼出手段102、構成要素オブジェクト設定手段103、依存関係情報編集手段104、時刻同期情報編集手段105a、プレゼンテーション情報編集手段105b、構成要素オブジェクト格納部107、構成要素オブジェクト呼出手段108、デジタルコンテンツ構築手段109、表示手段110を備えている。
メディアデータ格納部101は、複数のメディアデータを格納しており、例えば図示しない記憶装置内のフォルダやデータベースで構成される。メディアデータは、例えば、時間情報を含むリアルタイムメディア(映像や音声など)、関連する付加情報メディア(テキストや静止画など)である。
メディアデータ呼出手段102は、メディアデータ格納部101から指定されたメディアデータを呼び出すよう機能する。メディアデータ呼出手段102は、例えば、ユーザ(外部)からメディアデータが指定されると、メディアデータ格納部101からメディアデータを呼び出して構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。また、メディアデータ呼出手段102は、デジタルコンテンツ構築手段109からの要求に従って、指定されたメディアデータをメディアデータ格納部101から呼び出し、呼び出したメディアデータをデジタルコンテンツ構築手段109へ出力する。
構成要素オブジェクト設定手段103は、入力したメディアデータ(構成要素)の属性情報を示す構成要素オブジェクトを入力、編集して設定するよう機能する。
構成要素オブジェクトは、デジタルコンテンツを構成する各メディアデータ(構成要素)の属性情報を示しており、属性情報にはメディアデータをデジタルコンテンツとして表示するための情報としてメディア情報、依存関係情報、時刻同期情報、プレゼンテーション情報を記載している。構成要素オブジェクトの詳細については後述する。
構成要素オブジェクト設定手段103は、例えば、メディアデータ格納部101からメディアデータ呼出手段102を介してメディアデータを入力すると、メディアデータに基づいてメディア情報を設定し、依存関係情報編集手段104を介して入力した情報に基づいて依存関係情報を設定し、時刻同期情報編集手段105aを介して入力した情報に基づいて時刻同期情報を設定し、プレゼンテーション情報編集手段105bを介して入力した情報に基づいてプレゼンテーション情報を設定する。このように、構成要素オブジェクト設定手段103は、メディアデータの属性情報を設定して構成要素オブジェクトを生成する。
また、構成要素オブジェクト設定手段103は、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト呼出手段108を介して、設定済みの構成要素オブジェクトを入力し、依存関係情報編集手段104を介して編集入力されると依存関係情報を変更して設定し、時刻同期情報編集手段105aを介して編集入力されると時刻同期情報を変更して設定し、プレゼンテーション情報編集手段105bを介して編集入力されるとプレゼンテーション情報を変更して設定する。このように、構成要素オブジェクト設定手段103は、メディアデータの属性情報を変更設定して構成要素オブジェクトを編集する。
依存関係情報編集手段104は、構成要素オブジェクトに含まれる依存関係情報を入力、編集するよう機能する。
依存関係情報編集手段104は、例えば、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されるとユーザ(外部)に対して依存関係情報の入力を要求し、ユーザから依存関係情報が入力されると構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。
また、依存関係情報編集手段104は、例えば、構成要素オブジェクト格納部107に格納された構成要素オブジェクトに含まれる設定済みの依存関係情報を読み出し、ユーザから編集入力されると、今まで設定されていた依存関係情報以外の依存関係情報に変更して構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。
時刻同期情報編集手段105aとプレゼンテーション情報編集手段105bは、メディアデータをデジタルコンテンツとして表示する際の表示条件(時刻同期情報、プレゼンテーション情報)を入力、編集する表示条件編集手段105として機能する。
時刻同期情報編集手段105aは、構成要素オブジェクトに含まれる時刻同期情報を入力、編集するよう機能する。
時刻同期情報編集手段105aは、例えば、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されるとユーザ(外部)に対して時刻同期情報の入力を要求し、ユーザから時刻同期情報が入力されると構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。また、時刻同期情報編集手段105aは、例えば、構成要素オブジェクト格納部107に格納された設定済みの構成要素オブジェクトに含まれる時刻同期情報を読み出し、ユーザから編集入力されると、今まで設定されていた時刻同期情報以外の時刻同期情報に変更して構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。なお、時刻同期情報編集手段105aは、ユーザからの情報入力が省略された場合、予め設定された所定値を入力するように構成しても良い。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、構成要素オブジェクトに含まれるプレゼンテーション情報を入力、編集するよう機能する。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、例えば、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されるとユーザ(外部)に対してプレゼンテーション情報の入力を要求し、ユーザからプレゼンテーション情報が入力されると構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。また、プレゼンテーション情報編集手段105は、例えば、構成要素オブジェクト格納部107に格納された設定済みの構成要素オブジェクトに含まれるプレゼンテーション情報を読み出し、ユーザから編集入力されると、今まで設定されていたプレゼンテーション情報以外のプレゼンテーション情報に変更して構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。なお、プレゼンテーション情報編集手段105bは、ユーザからの情報入力が省略された場合、予め設定された所定値を入力するよう構成しても良い。
構成要素オブジェクト格納部107は、構成要素オブジェクト設定手段103で設定された構成要素オブジェクトを格納するよう機能する。
構成要素オブジェクト呼出手段108は、構成要素オブジェクト格納部107に格納している構成要素オブジェクトを呼び出すよう機能する。構成要素オブジェクト呼出手段108は、構成要素オブジェクトを編集する際に、例えば、ユーザ(外部)から構成要素オブジェクトが指定されると、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクトを呼び出して構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。また、構成要素オブジェクト呼出手段108は、デジタルコンテンツを作成する際に、例えば、ユーザから構成要素オブジェクトが指定されると、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクトを呼び出してデジタルコンテンツ構築手段109へ出力する。
デジタルコンテンツ構築手段109は、構成要素オブジェクトに基づき複数のメディアデータでデジタルコンテンツを構築するよう機能する。デジタルコンテンツ構築手段109は、例えば、構成要素オブジェクト呼出手段108を介して構成要素オブジェクトを入力すると、構成要素オブジェクトに基づきメディアデータ呼出手段102を介してメディアデータを取得すると共に、複数のメディアデータを変換、重畳、組み合わせてデジタルコンテンツを構築し、出力する。
表示手段110は、入力した映像、画像を表示するよう機能し、例えば、デジタルコンテンツ構築手段109からのデジタルコンテンツを表示する。また、表示手段110は、構成要素オブジェクト設定手段103から入力した構成要素オブジェクトを編集可能に表示する。さらに、表示手段110は、メディアデータ格納部101に格納されているメディアデータ、又は構成要素オブジェクト格納部107に格納されている構成要素オブジェクトを指定可能に表示する。
ここで、構成要素オブジェクトについて説明する。図2は、オーサリング装置100における構成要素オブジェクト200の構成の一例を示している。
構成要素オブジェクト200は、デジタルコンテンツの構成要素をメディアデータ単位で格納・管理するための属性情報(メディア情報、依存関係情報、時刻同期情報、プレゼンテーション情報)が記載されており、メディアデータ毎に対応させて作成される。
構成要素オブジェクト200は、図2に示すように、メディア情報201、依存関係情報202、時刻同期情報203、プレゼンテーション情報204で構成されている。
メディア情報201は、メディアデータのファイル名とメディアデータの種類を示しており、メディアデータを識別するためにメディアデータに予め付与されている情報である。
依存関係情報202は、デジタルコンテンツを構成する複数のメディアデータ(構成要素)間の依存関係を示す情報であり、例えば、メディアデータ格納部101に格納されている他のメディアデータに対する依存関係として、親メディアのファイル名、子メディアのファイル名を記載したものである。なお、依存関係において、親メディアは子メディアを複数有するように構成してもよい。
時刻同期情報203とプレゼンテーション情報204は、メディアデータをデジタルコンテンツとして表示するための表示条件である。時刻同期情報203は、メディアデータの表示時刻と表示時間が記載されており、例えば、表示時間は表示を開始してから表示を維持する時間を示しており、表示時刻は親メディアの表示時間に対する表示開始時刻を示している。
プレゼンテーション情報204は、メディアデータの表示方式と表示エリアを記載している。表示方式は、メディアデータの表示動作を示しており、例えばデジタルコンテンツの表示時にメディアデータを一時停止状態にする方式や、メディアデータを点滅表示させる方式である。表示エリアは、デジタルコンテンツの表示においてメディアデータを表示する位置を示している。
ここで、オーサリング装置100の処理動作について、構成要素オブジェクト生成方法、構成要素オブジェクト編集方法、デジタルコンテンツ構築方法を説明する。
構成要素オブジェクト生成方法は、各メディアデータの構成要素オブジェクトを生成する方法である。図3は、オーサリング装置100における構成要素オブジェクトの生成方法を示している。オーサリング装置100は、例えば、ユーザ(外部)からの要求にしたがって処理を開始し、メディアデータ呼出手段102がメディアデータ格納部101に格納されているメディアデータを指定するための指定用画面を表示手段110へ出力する(スタート)。
メディアデータ呼出手段102は、ユーザからメディアデータが指定されると(ステップST101)、メディアデータ格納部101からメディアデータを呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST102)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、メディアデータ呼出手段102からメディアデータを入力すると、メディアデータに付与されているファイル名とメディアの種類を取得して、構成要素オブジェクトに含まれるメディア情報を設定する(ステップST103)。
依存関係情報編集手段104は、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されると、依存関係情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する。依存関係情報編集手段104は、ユーザ(外部)から依存関係情報を入力すると、入力した依存関係情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST104)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、依存関係情報編集手段104を介して依存関係情報を入力すると(ステップST105)、構成要素オブジェクトに依存関係情報を設定する(ステップST106)。
時刻同期情報編集手段105aは、構成要素オブジェクト設定手段103において依存関係情報が設定されると、時刻同期情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する(ステップST107)。時刻同期情報編集手段105aは、ユーザ(外部)から時刻同期情報を入力すると、入力した時刻同期情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。
構成要素オブジェクト設定手段103は、時刻同期情報編集手段105aを介して時刻同期情報を入力すると(ステップST108)、構成要素オブジェクトに時刻同期情報を設定する(ステップST109)。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、構成要素オブジェクト設定手段103において依存関係情報が設定されると、プレゼンテーション情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する(ステップST110)。プレゼンテーション情報編集手段105bは、ユーザ(外部)からプレゼンテーション情報を入力すると、入力したプレゼンテーション情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。
構成要素オブジェクト設定手段103は、プレゼンテーション情報編集手段105bを介してプレゼンテーション情報を入力すると(ステップST111)、構成要素オブジェクトにプレゼンテーション情報を設定する(ステップST112)。
ステップST109またはステップST112の処理後、ユーザから設定終了指示が無い場合(ステップST113“NO”)、ステップST107とステップST110からの処理を繰り返す。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST113“YES”)、設定終了指示に従って依存関係情報、時刻同期情報、プレゼンテーション情報の設定を終了し、生成した構成要素オブジェクトを構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST114)。構成要素オブジェクト格納部107が入力した構成要素オブジェクトを格納すると、オーサリング装置100は構成要素オブジェクトの作成、設定処理を終了する(エンド)。
次に、構成要素オブジェクト編集方法について説明する。構成要素オブジェクト編集方法は、上述した構成要素オブジェクト作成方法により作成、格納した構成要素オブジェクトを呼び出して編集する方法である。
図4は、オーサリング装置100における構成要素オブジェクトの編集方法を示している。オーサリング装置100は、例えば、ユーザ(外部)からの要求にしたがって処理を開始し、構成要素オブジェクト格納部107に格納されている構成要素オブジェクトを指定するための指定用画面が構成要素オブジェクト呼出手段108から表示手段110へ出力される(スタート)。
構成要素オブジェクト呼出手段108は、ユーザから構成要素オブジェクトが指定されると(ステップST201)、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクトを呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST202)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト呼出手段108を介して構成要素オブジェクトを入力すると、設定済みの依存関係情報、時刻同期情報、プレゼンテーション情報を表示手段110を介して選択可能に表示する。
依存関係情報編集手段104は、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介して依存関係情報が選択されると(ステップST203)、設定済みの依存関係情報の編集画面を表示手段110を介して表示する(ステップST204)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから依存関係情報編集手段104を介して、今まで設定されている依存関係情報以外の依存関係情報を入力すると(ステップST205)、構成要素オブジェクトに含まれる依存関係情報を変更して設定する(ステップST206)。
時刻同期情報編集手段105aは、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介して時刻同期情報が選択されると(ステップST203)、設定済みの時刻同期情報の編集画面を表示手段110を介して表示する(ステップST207)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから時刻同期情報編集手段105aを介して、今まで設定されている時刻同期情報以外の時刻同期情報を入力すると(ステップST208)、構成要素オブジェクトに含まれる時刻同期情報を変更して設定する(ステップST209)。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介してプレゼンテーション情報が選択されると(ステップST203)、設定済みのプレゼンテーション情報の編集画面を表示手段110を介して表示する(ステップST210)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザからプレゼンテーション情報編集手段105bを介して、今まで設定されているプレゼンテーション情報以外のプレゼンテーション情報を入力すると(ステップST211)、構成要素オブジェクトに含まれるプレゼンテーション情報を変更して設定する(ステップST212)。
上述したステップST206、ステップST209、ステップST212の処理後、ユーザから設定終了指示が無い場合(ステップST213 “NO”)、ステップST203からの処理を繰り返す。
上述したステップST206、ステップST209、ステップST212の処理後、構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST213“YES”)、設定終了指示に従って依存関係情報、時刻同期情報、プレゼンテーション情報の編集設定を終了し、編集設定した構成要素オブジェクトを構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST214)。構成要素オブジェクト格納部107が入力した構成要素オブジェクトを格納すると、オーサリング装置100は構成要素オブジェクトの編集、設定処理を終了する(エンド)。
次に、デジタルコンテンツ構築方法について説明する。
デジタルコンテンツ構築方法は、構成要素オブジェクトに基づきメディアデータを変換して組み合わせてデジタルコンテンツを構築する方法である。
図5は、オーサリング装置100におけるデジタルコンテンツの構築方法を示している。オーサリング装置100は、例えば、ユーザ(外部)からの要求にしたがって処理を開始し、構成要素オブジェクト格納部107に格納されている構成要素オブジェクト200を指定するための指定用画面が構成要素オブジェクト呼出手段108から表示手段110へ出力される(スタート)。
構成要素オブジェクト呼出手段108は、ユーザから構成要素オブジェクト200が指定されると(ステップST301)、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト200を呼び出して取得し、デジタルコンテンツ構築手段109へ出力する(ステップST302)。
デジタルコンテンツ構築手段109は、構成要素オブジェクト呼出手段108を介して構成要素オブジェクト200を入力すると、構成要素オブジェクト200のメディア情報201に基づいてメディアデータ呼出手段102へメディアデータを要求し、メディアデータ格納部101からメディアデータ呼出手段102を介してメディアデータを入力する(ステップST303)。ここで、ユーザからデジタルコンテンツに使用するメディアデータを全て入力するまでステップST301からステップST303までの処理を繰り返す。このとき、ユーザの利用目的に合わせて構成要素オブジェクト200を選択して呼び出すことで、ユーザの利用目的に応じたデジタルコンテンツを再構築・再設定することができる。
デジタルコンテンツ構築手段109は、メディアデータを入力すると、各メディアデータに対応する構成要素オブジェクト200の依存関係情報202に基づいてメディアデータ間の依存関係を生成する。
デジタルコンテンツ構築手段109は、メディアデータ間の依存関係を生成すると、時間同期情報203に基づいてデジタルコンテンツのタイムラインを生成する。デジタルコンテンツのタイムラインは、例えば、各メディアデータを表示する時刻、表示する時間を一つの時間軸上に並べて、デジタルコンテンツにおける各メディアデータの表示時刻と表示時間を設定するものである。
デジタルコンテンツ構築手段109は、デジタルコンテンツのタイムラインを設定すると、プレゼンテーション情報204に基づいて指定された表示方式と表示エリアに合うようメディアデータを変換する(ステップST304)。
デジタルコンテンツ構築手段109は、変換したメディアデータをタイムラインに合わせて重畳又は組み合わせて出力することにより、デジタルコンテンツを構築して表示手段110へ出力する(ステップST305)。表示手段110は、デジタルコンテンツ構築手段109から入力したデジタルコンテンツを表示する(ステップST306)。
ここで、構成要素オブジェクト生成方法において、時刻同期情報を設定する一例について説明する。
図6は、オーサリング装置100における構成要素オブジェクト306,307の生成方法の一例を示している。なお、図6において、オーサリング装置100の構成は図1と同様であるため一部を省略して示し、同一の構成については図1と同一の符号で説明する。
メディアデータ格納部101は、図6に示すように、「映像1」303、「映像2」304、「テキスト1」305をメディアデータとして格納している。メディアデータ呼出手段102は、ユーザ(外部)から構成要素オブジェクト設定手段103を介して「映像1」303が指定されると(上述した図3のステップST101)、メディアデータ格納部101から「映像1」303を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST102)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、メディアデータ呼出手段102から「映像1」303を入力すると、「映像1」303に付与されているファイル名「映像1」とメディアの種類「映像」を取得して、構成要素オブジェクト306に含まれるメディア情報を設定する(ステップST103)。
依存関係情報編集手段104は、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されると、依存関係情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する。依存関係情報編集手段104は、ユーザ(外部)から親メディアが「なし」、子メディアが「テキスト1」である旨(依存関係情報)を入力すると、入力した依存関係情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST104)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、依存関係情報編集手段104を介して、親メディアが「なし」、子メディアが「テキスト1」である旨(依存関係情報)を入力すると(ステップST105)、構成要素オブジェクトに依存関係情報として「親:なし」、「子:テキスト1」を設定する(ステップST106)。なお、ここでは、「映像1」303が親メディアであるため時刻同期情報の入力を省略することができる。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST113“YES”)、設定終了指示に従って「映像1」303に対応する構想要素オブジェクト306の設定を終了し、生成した構成要素オブジェクト306を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST114)。
メディアデータ呼出手段102は、続けて、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介して「テキスト1」305が指定されると(ステップST101)、メディアデータ格納部101から「テキスト1」305を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST102)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、メディアデータ呼出手段102から「テキスト1」305を入力すると、「テキスト1」305に付与されているファイル名「テキスト1」とメディアの種類「テキスト」を取得して、構成要素オブジェクト307に含まれるメディア情報を設定する(ステップST103)。
依存関係情報編集手段104は、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されると、依存関係情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する。依存関係情報編集手段104は、ユーザ(外部)から親メディアが「映像1」、子メディアが「なし」である旨(依存関係情報)を入力すると、入力した依存関係情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST104)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、依存関係情報編集手段104を介して、親メディアが「映像1」、子メディアが「なし」である旨を入力すると(ステップST105)、構成要素オブジェクト307に依存関係情報として「親:映像1」、「子:なし」を設定する(ステップST106)。
時刻同期情報編集手段105aは、構成要素オブジェクト設定手段103において依存関係情報が設定されると、時刻同期情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する(ステップST107)。時刻同期情報編集手段105aは、ユーザ(外部)から表示時刻が「5秒」である旨(時刻同期情報)を入力すると、入力した時刻同期情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。
構成要素オブジェクト設定手段103は、時刻同期情報編集手段105aを介して、表示時刻が「5秒」である旨を入力すると(ステップST108)、構成要素オブジェクト307に時刻同期情報として「表示時刻:5秒」を設定する(ステップST109)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST113“YES”)、設定終了指示に従って依存関係情報、時刻同期情報の設定を終了し、生成した構成要素オブジェクト307を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST114)。
このようにして、構成要素オブジェクト306は、「映像1」303が「テキスト1」305を子メディアとする依存関係を有していることを設定しており、構成要素オブジェクト307は、「テキスト1」305が「映像1」303を親メディアとする依存関係を有し、図6のタイムラインに示すように「映像1」303の表示開始5秒経過後に表示することを設定している。
次に、構成要素オブジェクト生成方法において、プレゼンテーション情報を設定する一例について説明する。図7は、オーサリング装置100における構成要素オブジェクト406,407の生成方法の一例を示しており、メディアデータをデジタルコンテンツの画面408内の「エリア1」409、「エリア2」410に指定して表示するプレゼンテーション情報を設定する場合について説明する。なお、図7において、オーサリング装置100の構成は図1と同様であるため一部を省略して示し、同一の構成については図1と同一の符号で説明する。
メディアデータ格納部101は、図7に示すように、「映像1」303、「映像2」304、「テキスト1」305をメディアデータとして格納している。
メディアデータ呼出手段102は、ユーザ(外部)から構成要素オブジェクト設定手段103を介して「映像1」303が指定されると(上述した図3のステップST101)、メディアデータ格納部101から「映像1」303を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST102)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、メディアデータ呼出手段102から「映像1」303を入力すると、「映像1」303に付与されているファイル名「映像1」とメディアの種類「映像」を取得して、構成要素オブジェクト406に含まれるメディア情報を設定する(ステップST103)。
依存関係情報編集手段104は、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されると、依存関係情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する。依存関係情報編集手段104は、ユーザから親メディアが「なし」、子メディアが「テキスト1」である旨(依存関係情報)を入力すると、入力した依存関係情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST104)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、依存関係情報編集手段104を介して、親メディアが「なし」、子メディアが「テキスト1」である旨(依存関係情報)を入力すると(ステップST105)、構成要素オブジェクトに依存関係情報として「親:なし」、「子:テキスト1」を設定する(ステップST106)。なお、ここでは、「映像1」303が親メディアであるため時刻同期情報の入力を省略することができる。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、構成要素オブジェクト設定手段103において依存関係情報が設定されると、プレゼンテーション情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する(ステップST110)。プレゼンテーション情報編集手段105bは、ユーザから表示エリアがデジタルコンテンツ画面408上の「エリア1」409である旨(プレゼンテーション情報)を入力すると、入力したプレゼンテーション情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。
構成要素オブジェクト設定手段103は、プレゼンテーション情報編集手段105bを介して、表示エリアが「エリア1」409である旨を入力すると(ステップST111)、構成要素オブジェクト406にプレゼンテーション情報として「表示エリア:エリア1」を設定する(ステップST112)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST113“YES”)、設定終了指示に従って「映像1」303に対応する構想要素オブジェクト406の設定を終了し、生成した構成要素オブジェクト406を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST114)。
メディアデータ呼出手段102は、続けて、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介して「テキスト1」305が指定されると(ステップST101)、メディアデータ格納部101から「テキスト1」305を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST102)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、メディアデータ呼出手段102から「テキスト1」305を入力すると、「テキスト1」305に付与されているファイル名「テキスト1」とメディアの種類「テキスト」を取得して、構成要素オブジェクト407に含まれるメディア情報を設定する(ステップST103)。
依存関係情報編集手段104は、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されると、依存関係情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する。依存関係情報編集手段104は、ユーザ(外部)から親メディアが「映像1」、子メディアが「なし」である旨(依存関係情報)を入力すると、入力した依存関係情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST104)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、依存関係情報編集手段104を介して、親メディアが「映像1」、子メディアが「なし」である旨を入力すると(ステップST105)、構成要素オブジェクトに依存関係情報として「親:映像1」、「子:なし」を設定する(ステップST106)。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、構成要素オブジェクト設定手段103において依存関係情報が設定されると、プレゼンテーション情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する(ステップST110)。プレゼンテーション情報編集手段105bは、ユーザから表示エリアがデジタルコンテンツ画面408上の「エリア2」410である旨(プレゼンテーション情報)を入力すると、入力したプレゼンテーション情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。
構成要素オブジェクト設定手段103は、プレゼンテーション情報編集手段105bを介して、表示エリアが「エリア1」410である旨を入力すると(ステップST111)、構成要素オブジェクト407にプレゼンテーション情報として「表示エリア:エリア2」を設定する(ステップST112)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST113“YES”)、設定終了指示に従って依存関係情報、プレゼンテーション情報の設定を終了し、生成した構成要素オブジェクト407を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST114)。
このようにして、構成要素オブジェクト406により、「映像1」303が「テキスト1」305を子メディアとする依存関係を有し、「映像1」303をデジタルコンテンツ画面408上の「エリア1」409に表示することを設定している。また、構成要素オブジェクト407により、「テキスト1」305が「映像1」303を親メディアとする依存関係を有し、図7に示すように「テキスト1」305をデジタルコンテンツ画面408上の「エリア1」と異なる領域の「エリア2」410に表示することを設定している。
次に、構成要素オブジェクト編集方法において、設定済みの構成要素オブジェクトに新たな構成要素オブジェクトとの依存関係を設定して、デジタルコンテンツに新たなメディアデータを構成要素として追加する一例について説明する。
図8は、オーサリング装置100における構成要素オブジェクト編集方法の一例を示している。なお、図8は、上述した図6で設定した構成要素オブジェクトを編集して「テキスト2」506を追加設定するものであり、図6と同一の構成については同一の符号を付して説明する。
メディアデータ格納部101は、図8に示すように、「映像1」303、「映像2」304、「テキスト1」305、「テキスト2」506をメディアデータとして格納している。
上述したオーサリング装置100は、ユーザ(外部)からの要求にしたがって構成要素オブジェクトの生成処理を開始し、メディアデータを指定するための指定用画面が表示手段110に表示される(上述した図3の“スタート”)。
上述したメディアデータ呼出手段102は、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介して「テキスト2」506が指定されると(ステップST101)、メディアデータ格納部101から「テキスト2」506を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST102)。
上述した構成要素オブジェクト設定手段103は、メディアデータ呼出手段102から「テキスト2」506を入力すると、「テキスト2」506に付与されているファイル名「テキスト2」とメディアの種類「テキスト」を取得して、構成要素オブジェクト509に含まれるメディア情報を設定する(ステップST103)。
上述した依存関係情報編集手段104は、構成要素オブジェクト設定手段103においてメディア情報が設定されると、依存関係情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する。依存関係情報編集手段104は、ユーザから親メディアが「映像1」、子メディアが「なし」である旨(依存関係情報)を入力すると、入力した依存関係情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST104)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから依存関係情報編集手段104を介して、親メディアが「映像1」、子メディアが「なし」である旨を入力すると(ステップST105)、図8の構成要素オブジェクト509に示すように依存関係情報として「親:映像1」、「子:なし」を設定する(ステップST106)。
上述した時刻同期情報編集手段105aは、構成要素オブジェクト設定手段103において依存関係情報が設定されると、時刻同期情報の入力画面を生成して表示手段110を介して表示する(ステップST107)。時刻同期情報編集手段105aは、ユーザから表示時刻が「10秒」である旨(時刻同期情報)を入力すると、入力した時刻同期情報を構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する。
構成要素オブジェクト設定手段103は、時刻同期情報編集手段105aを介して、表示時刻が「10秒」である旨を入力すると(ステップST108)、構成要素オブジェクト509に時刻同期情報として「表示時刻:10秒」を設定する(ステップST109)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST113“YES”)、設定終了指示に従って依存関係情報、時刻同期情報の設定を終了し、生成した構成要素オブジェクト509を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST114)。
オーサリング装置100は、続いて、ユーザからの要求にしたがって構成要素オブジェクトの編集処理を開始し、構成要素オブジェクト格納部107に格納されている構成要素オブジェクトを指定するための指定用画面が構成要素オブジェクト呼出手段108から表示手段110へ出力される(上述した図4の“スタート”)。
構成要素オブジェクト呼出手段108は、ユーザから構成要素オブジェクト306が指定されると(ステップST201)、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト306を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST202)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト呼出手段108を介して構成要素オブジェクト306を入力すると、設定済みのメディア情報「映像1」「映像」、依存関係情報「親:なし」「子:テキスト1」を表示手段110を介して選択可能に表示する。なお、このとき、構成要素オブジェクト306の時刻同期情報とプレゼンテーション情報は設定されていないため、空欄で表示される。
依存関係情報編集手段104は、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介して依存関係情報が選択されると(ステップST203)、設定済みの依存関係情報の編集画面を表示手段110を介して表示する(ステップST204)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから依存関係情報編集手段104を介して、子メディアがテキスト2である旨(依存関係情報)を入力すると(ステップST205)、構成要素オブジェクト306に含まれる設定済みの依存関係情報「親:なし」「子:テキスト1」に「子:テキスト2」を追加して設定する(ステップST206)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST213“YES”)、設定終了指示に従ってメディア情報、依存関係情報、時刻同期情報、プレゼンテーション情報の編集設定を終了し、構成要素オブジェクト306を編集設定した後の構成要素オブジェクト507を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST214)。構成要素オブジェクト格納部107が構成要素オブジェクト507を格納すると、オーサリング装置100は構成要素オブジェクトの編集、設定処理を終了する(エンド)。
ここでは、構成要素オブジェクトを編集する際に、構成要素オブジェクト307,509の内容に変更が無いため説明を省略したが、編集する場合は上述した構成要素オブジェクト306と同様に構成要素オブジェクト307,509の編集を行い、編集済みの構成要素オブジェクト508,509を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する。このようにして、構成要素オブジェクト格納部107には、図8に示すように構成要素オブジェクト507,508,509が再設定される。
なお、構成要素オブジェクト508と構成要素オブジェクト509は、共に「映像1」303を親メディアとする依存関係であり、表示時刻が異なるだけであるため、構成要素オブジェクト307をコピーして編集し、構成要素オブジェクト509を設定するように構成しても良い。
コピーして設定する場合、上述したステップST201からステップST203までの処理により構成要素オブジェクト307を呼び出してコピーし、コピーした構成要素オブジェクトのメディア情報「テキスト1」を「テキスト2」に変更し、時刻同期情報「表示時刻:5秒」を「表示時刻:10秒」に変更して構成要素オブジェクト509を編集設定する。
このように、構成要素オブジェクト509を生成すると共に、構成要素オブジェクト306を編集して構成要素オブジェクト507を再設定したすることにより、「映像1」303の表示開始から10秒経過後に「テキスト2」506を表示させるという設定を容易に編集して追加することができる。
次に、構成要素オブジェクト編集方法において、プレゼンテーション情報を編集して設定する一例について説明する。図9は、オーサリング装置100における構成要素オブジェクト編集方法の一例を示している。なお、図9においては、上述した図8で編集、設定した構成要素オブジェクトを編集して追加設定するものであり、図8と同一の構成については同一の符号を用いて説明する。
オーサリング装置100は、ユーザ(外部)からの要求にしたがって構成要素オブジェクトの編集処理を開始し、構成要素オブジェクト格納部107に格納されている構成要素オブジェクトを指定するための指定用画面が構成要素オブジェクト呼出手段108から表示手段110へ出力される(上述した図4の“スタート”)。
構成要素オブジェクト呼出手段108は、ユーザから構成要素オブジェクト507が指定されると(ステップST201)、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト507を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST202)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト呼出手段108を介して構成要素オブジェクト507を入力すると、設定済みのメディア情報「映像1」「映像」、依存関係情報「親:なし」「子:テキスト1」「子:テキスト2」、時刻同期情報「(空欄)」、プレゼンテーション情報「(空欄)」を表示手段110を介して選択可能に表示する。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介してプレゼンテーション情報が選択されると(ステップST203)、プレゼンテーション情報の編集画面を表示手段110を介して表示する(ステップST210)。この場合は、プレゼンテーション情報が設定されていないため、空欄として表示される。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザからプレゼンテーション情報編集手段105bを介して、表示エリアがデジタルコンテンツ画面609上の「エリア1」610である旨を追加入力すると(ステップST211)、構成要素オブジェクト507に含まれるプレゼンテーション情報に「表示エリア:エリア1」を変更し、構成要素オブジェクト606として設定する(ステップST212)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST213“YES”)、設定終了指示に従ってプレゼンテーション情報の編集設定を終了し、構成要素オブジェクト507を編集設定した後の構成要素オブジェクト606を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST214)。構成要素オブジェクト格納部107が構成要素オブジェクト606を格納すると、オーサリング装置100は構成要素オブジェクト507の編集、設定処理を終了する(エンド)。
オーサリング装置100は、続いて、構成要素オブジェクト格納部107に格納されている構成要素オブジェクトを指定するための指定用画面が構成要素オブジェクト呼出手段108から表示手段110へ出力される(上述した図4の“スタート”)。
構成要素オブジェクト呼出手段108は、ユーザから構成要素オブジェクト508が指定されると(ステップST201)、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト508を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST202)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト呼出手段108を介して構成要素オブジェクト508を入力すると、設定済みのメディア情報「テキスト1」「テキスト」、依存関係情報「親:映像1」「子:なし」、時刻同期情報「表示時刻:5秒」、プレゼンテーション情報「(空欄)」を表示手段110を介して選択可能に表示する。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介してプレゼンテーション情報が選択されると(ステップST203)、設定済みのプレゼンテーション情報の編集画面を表示手段110を介して表示する(ステップST210)。この場合は、プレゼンテーション情報が設定されていないため、空欄として表示される。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザからプレゼンテーション情報編集手段105bを介して、表示エリアがデジタルコンテンツ画面609上の「エリア1」610と異なる領域の「エリア2」611である旨を追加入力すると(ステップST211)、構成要素オブジェクト508のプレゼンテーション情報に「表示エリア:エリア2」を追加する(ステップST212)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST213“YES”)、設定終了指示に従ってプレゼンテーション情報の編集設定を終了し、構成要素オブジェクト508を編集設定した後の構成要素オブジェクト607を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST214)。構成要素オブジェクト格納部107が構成要素オブジェクト607を格納すると、オーサリング装置100は構成要素オブジェクト508の編集、設定処理を終了する(エンド)。
オーサリング装置100は、続いて、構成要素オブジェクト格納部107に格納されている構成要素オブジェクトを指定するための指定用画面が構成要素オブジェクト呼出手段108から表示手段110へ出力される(上述した図4の“スタート”)。
構成要素オブジェクト呼出手段108は、ユーザから構成要素オブジェクト509が指定されると(ステップST201)、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト509を呼び出して取得し、構成要素オブジェクト設定手段103へ出力する(ステップST202)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクト呼出手段108を介して構成要素オブジェクト509を入力すると、設定済みのメディア情報「テキスト2」「テキスト」、依存関係情報「親:映像1」「子:なし」、時刻同期情報「表示時刻:10秒」、プレゼンテーション情報「(空欄)」を表示手段110を介して選択可能に表示する。
プレゼンテーション情報編集手段105bは、ユーザから構成要素オブジェクト設定手段103を介してプレゼンテーション情報が選択されると(ステップST203)、設定済みのプレゼンテーション情報の編集画面を表示手段110を介して表示する(ステップST210)。この場合は、プレゼンテーション情報が設定されていないため、空欄として表示される。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザからプレゼンテーション情報編集手段105bを介して、表示エリアがデジタルコンテンツ画面609上の「エリア1」610と異なる領域の「エリア2」611である旨を追加入力すると(ステップST211)、構成要素オブジェクト509のプレゼンテーション情報に「表示エリア:エリア2」を追加する(ステップST212)。
構成要素オブジェクト設定手段103は、ユーザから設定終了指示を入力すると(ステップST213“YES”)、設定終了指示に従ってプレゼンテーション情報の編集設定を終了し、構成要素オブジェクト509を編集設定した後の構成要素オブジェクト608を構成要素オブジェクト格納部107へ格納する(ステップST214)。構成要素オブジェクト格納部107が入力した構成要素オブジェクト608を格納すると、オーサリング装置100は構成要素オブジェクト509の編集、設定処理を終了する(エンド)。
なお、構成要素オブジェクト607と構成要素オブジェクト608は、共に「映像1」303を親メディアとする依存関係であり、表示エリアがデジタルコンテンツ画面609上の「エリア2」611であるため、構成要素オブジェクト607をコピーして編集し、構成要素オブジェクト608を設定するように構成しても良い。
コピーして設定する場合、上述したステップST201からステップST203までの処理により構成要素オブジェクト607を呼び出してコピーし、コピーした構成要素オブジェクト607のメディア情報「テキスト1」を「テキスト2」に変更し、時刻同期情報「表示時刻:5秒」を「表示時刻:10秒」に変更して構成要素オブジェクト608を編集設定する。
このように、構成要素オブジェクトのプレゼンテーション情報を編集、設定することで、デジタルコンテンツは、「映像1」303の表示開始から5秒経過後に「テキスト1」305を表示させ、「映像1」303の表示開始から10秒経過後に「テキスト2」506を表示させるよう設定される。したがって、構成要素オブジェクトを編集して複数設定しておくことにより、構成要素オブジェクトを選択して呼び出すだけでデジタルコンテンツを再構築、再編集することができる。
なお、実施の形態1においては、構成要素オブジェクトの属性情報が時刻同期情報とプレゼンテーション情報の両方を含むように構成されているが、時刻同期情報とプレゼンテーション情報のいずれかを含むように構成しても良い。その場合、オーサリング装置100は、時刻同期情報編集手段105a又はプレゼンテーション情報編集手段105bを含むように構成すれば良い。
以上のように、実施の形態1のオーサリング装置100は、複数のメディアデータを格納するメディアデータ格納部101と、メディアデータ格納部101からメディアデータを呼び出すメディアデータ呼出手段102と、複数のメディアデータ間の依存関係を示す依存関係情報を入力する依存関係情報編集手段104と、メディアデータ格納部101に格納されているメディアデータをデジタルコンテンツとして表示する際の表示条件としてメディアデータの表示時刻を示す時刻同期情報(表示条件)を入力する時刻同期情報編集手段105a(表示条件編集手段105)と、メディアデータ格納部101に格納されているメディアデータをデジタルコンテンツとして表示する際の表示条件としてメディアデータの表示方式と表示エリアを示すプレゼンテーション情報(表示条件)を入力するプレゼンテーション情報編集手段105b(表示条件編集手段105)と、メディアデータ格納部101に格納されているメディアデータを識別するメディア情報201、依存関係情報編集手段104からの依存関係情報202、時刻同期情報編集手段105aからの時刻同期情報203(表示条件)、及びプレゼンテーション情報編集手段105bからのプレゼンテーション情報204(表示条件)に基づき、メディアデータの属性情報を示す構成要素オブジェクト200を生成する構成要素オブジェクト設定手段103と、構成要素オブジェクト設定手段103により生成された構成要素オブジェクト200を格納する構成要素オブジェクト格納部107と、ユーザ(外部)からの指示に従い構成要素オブジェクト格納部107から構成要素オブジェクトを呼び出す構成要素オブジェクト呼出手段108と、メディアデータ格納部101に格納されているメディアデータと構成要素オブジェクト格納部107に格納されている構成要素オブジェクト200に基づきデジタルコンテンツを構築するデジタルコンテンツ構築手段109とで構成したことにより、デジタルコンテンツの再構築・再編集を行う際に、ユーザが手作業で時刻同期情報とプレゼンテーション情報の設定を行うことなく、構成要素オブジェクトを呼び出すだけでデジタルコンテンツの再構築・再編集を行うことができる。その結果、デジタルコンテンツを再構築・再編集する際に作業負荷及び作業コストを低減することができるという効果が得られる。