JP2011214561A - 内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

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秀明 鈴木
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Abstract

【課題】オゾンによる浄化効率の高い内燃機関の排気ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】NO触媒と、DPFと、オゾン供給手段と、排気ガス温度検知手段と、オゾン供給制御手段とを備え、排気ガス温度が200℃未満であるときは、オゾンを、NO触媒に供給するが、粒子フィルタには供給しない、排気ガス温度が200℃以上250℃以下の範囲であるときは、オゾンを、NO触媒および粒子フィルタに供給する、排気ガス温度が250℃より高く300℃以下の範囲であるときは、オゾンを、NO触媒には供給しないが、粒子フィルタには供給する、排気ガス温度が300℃より高いときは、オゾンを、NO触媒および粒子フィルタのいずれにも供給しない、ように前記オゾン供給手段を制御する内燃機関の排気ガス浄化装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気ガス浄化装置に関し、さらに詳しくは内燃機関から排出される排気ガス中のNOおよび粒子状物質の浄化において高いオゾン浄化効率を達成し得る内燃機関の排気ガス浄化装置に関する。
一般に、ディーゼルエンジンの排ガスには、炭素を主成分とする粒子状物質(以下、PMと略記する。PM:Particulate Matter)が含まれ、大気汚染の原因となることから、このような粒子状物質を捕集して除去するための装置が提案されている。その1つとして、燃料を強制的に噴射供給することにより粒子フィルタ(ディーゼルパティキュレートフィルタともいう。以下、DPFと略記する。)の温度を上昇させて捕集したPMを酸化・燃焼させる方法が知られている。
しかし、この燃料を強制的に噴射供給する方法は、燃費の悪化やPMの急激な燃焼によるDPFの破損の問題を有している。このため、最近、酸化力の強いオゾン(O)を用いてPMを酸化して処理する技術が提案された。
例えば、特許文献1には、排気通路内に配置されて排気ガス中の未燃焼成分を酸化する酸化触媒と、その下流側の排気通路内に設置された粒子状物質を捕集する粒子フィルタと、その下流側に設置されたNO触媒と、粒子フィルタとNO触媒との間のオゾン供給手段と、排気通路内の温度に基づいてオゾン供給手段を制御する制御手段とを備えた内燃機関の排気浄化装置が記載されている。そして、前記浄化装置においては、オゾン供給手段からNO触媒にオゾンが供給され、粒子フィルタにはオゾンは供給されない。
また、特許文献2には、排ガス通路内に設置されて排ガス中の粒子状物質を捕集する粒子状物質捕集装置と、その上流側の粒子状物質捕集装置にオゾンを供給可能なオゾン供給手段と、さらにその上流側に配置したNO酸化触媒と、粒子状物質捕集装置を通る排ガスの温度を測定する排ガス温度検知手段と、検知された温度に基づいて粒子状物質捕集装置にオゾンを供給するオゾン供給手段を制御するオゾン供給制御手段とを備えた排ガス浄化装置が記載されている。そして、前記浄化装置においては、オゾン供給手段から粒子フィルタにオゾンが供給され、NO触媒にはオゾンは供給されない。
特開2007−289844号公報 特開2007−327460号公報
しかし、これら公知の排気ガス浄化装置によってもオゾンによる浄化効率が十分ではなく、さらに改善が求められている。
従って、本発明の目的は、オゾンによる浄化効率の高い内燃機関の排気ガス浄化装置を提供することである。
本発明は、内燃機関の排気ガス流路に配置されて排気ガス中のNOを浄化するNO触媒と、排気ガス中の粒子状物質を捕集する粒子フィルタと、該NO触媒および粒子フィルタに各々オゾンを供給可能なオゾン供給手段と、排気ガス温度検知手段と、前記排気ガス温度検知手段により検知された排気ガス温度に基づいて前記2つのオゾン供給手段を制御するオゾン供給制御手段とを備え、排気ガス温度が200℃未満であるときは、オゾンを、NO触媒に供給するが、粒子フィルタには供給しない、排気ガス温度が200℃以上250℃以下の範囲であるときは、オゾンを、NO触媒および粒子フィルタに供給する、排気ガス温度が250℃より高く300℃以下の範囲であるときは、オゾンを、NO触媒には供給しないが、粒子フィルタには供給する、排気ガス温度が300℃より高いときは、オゾンを、NO触媒、粒子フィルタのいずれにも供給しない、ように前記オゾン供給手段を制御することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置に関する。
本発明の内燃機関の排気ガス浄化装置によれば、オゾンによる高い浄化効率を達成することができる。
図1は、本発明の排気ガス浄化装置の一実施態様を示す模式図である。 図2は、本発明の実施態様のオゾン供給制御手段における処理の一例を示すフロー図である。 図3は、本発明の排気ガス浄化装置の模擬試験におけるオゾンによるNO酸化率と排気ガス温度との関係を示すグラフである。 図4は、本発明の排気ガス浄化装置の模擬試験におけるオゾンによるPM酸化率と排気ガス温度との関係を示すグラフである。
本発明の実施態様において、内燃機関の排気ガス浄化装置1は、図1に示すように内燃機関の排気ガス流路2に配置されて排気中のNOを浄化する、排気ガスの流れ方向の上流に位置するするNO触媒3と、排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集する、排気ガスの流れ方向の下流に位置する粒子フィルタ(DPF)4と、該NO触媒3および粒子フィルタ4に各々オゾンを供給可能なオゾン供給手段5、15と、排気ガス温度検知手段6と、前記排気ガス温度検知手段6により検知された排気ガス温度Tに基づいて前記2つのオゾン供給手段を制御する電子制御ユニット(ECU)であるオゾン供給制御手段7とを備え、排気ガス温度が200℃未満であるときは、オゾンを、NO触媒3に供給するが、DPF4には供給しない、排気ガス温度が200℃以上250℃以下の範囲であるときは、オゾンを、NO触媒3およびDPF4に供給する、排気ガス温度が250℃より高く300℃以下の範囲であるときは、オゾンを、NO触媒3には供給しないが、DPF4には供給する、排気ガス温度が300℃より高いときは、オゾンを、NO触媒3および粒子フィルタ4のいずれにも供給しない、ように前記オゾン供給手段7を制御する。
本発明の排気ガス浄化装置においては、NO触媒3およびDPF4のいずれにもオゾン供給手段5、15によってそれぞれオゾンを供給し得る前記構成と、前記の排気ガス温度検知手段6により検知された排気ガス温度Tに基づいてオゾンの供給手段を制御するオゾン供給制御手段7とを組み合わせ、且つ前記のオゾン供給制御手段における前記フローによりオゾンを供給するオゾン供給手段の制御が重要であり、この構成によってオゾンによる高い浄化効率を達成し得る。
前記のNO触媒3とDPF4との位置関係は、図1に示すようにNO触媒3が粒子フィルタ4に対して排気ガスの流れ方向の上流側に位置していることが好適である。
本発明においてオゾンを供給する制御は、排気ガス温度検知手段6により検知された排気温度Tが設定温度である200℃、250℃および300℃と比較して低い温度、等しい温度、高い温度のいずれかであるかを判断し、図2に示すフローに基づいてNO触媒3および粒子フィルタ4にオゾンを供給するか供給しないことによって制御するものである。
ステップS10で検知した排気ガス温度(T)が200℃未満であるか否かを比較し、T<200℃であるすなわちYであればステップS40に進み、オゾンを、NO触媒3に供給するが、DPF4には供給しないで、排気ガス温度検知に戻る。
T≧200℃であるすなわちNであればステップS20に進み、排気ガス温度(T)が250℃未満であるか否かを比較し、T<250℃であるすなわちYであればステップ50に進み、オゾンを、NO触媒3およびDPF4に供給し、排気ガス温度検知に戻る。
T≧250℃であるすなわちNであればステップS30に進み、排気ガス温度(T)が300℃未満であるか否かを比較し、T<300℃であるすなわちYであればステップS60に進み、オゾンを、NO触媒3には供給しないが、DPF4には供給し、排気ガス温度検知に戻る。
T≧300℃であるすなわちNであればステップ70に進み、オゾンを、NO触媒3、粒子フィルタ4のいずれにも供給しないで、排気ガス温度検知に戻る、フローをエンジン停止まで続ける。
本発明のオゾン供給制御においては、前記のフローに示すように排気ガス温度Tが外気温度〜250℃(250℃未満)の温度範囲でNO触媒3にオゾンを供給することが必要である。この温度範囲でNO触媒3にオゾンを供給することによりオゾンによる高い浄化効率が得られる理論的根拠は明らかになっていないが、図3に示すように外気温度〜250℃(250℃未満)、特に外気温度〜225℃の範囲で後述の実施例の欄に詳述する実験法に基づいて実施される排気ガス浄化試験によって高いNO酸化率が得られていることが理解される。
これは、前記温度範囲でNO触媒にOを添加すると、NOとOとが優先的に反応し、Oが熱分解して発生するOラジカルとNOとが反応しないか反応が抑制されることによると考えられる。
さらに、本発明のオゾン供給制御においては、前記のフローに示すように排気ガス温度が200℃(以上)〜300℃(未満)の温度範囲でDPF4にオゾンを供給することが必要である。この温度範囲でDPF4にオゾンを供給することによりオゾンによる高い浄化効率が得られる理論的根拠は明らかになっていないが、図4に示すように200℃(以上)〜300℃(未満)、好適には225〜300℃(未満)の範囲、特に225〜275℃(未満)の範囲で後述の実施例の欄に詳述する実験法に基づいて実施される排気浄化試験によって高いPM酸化率が得られていることが理解される。
これは、前記温度範囲でDPFにOを添加すると、Oが熱分解して発生するOラジカルとOとが共存するとPMが効率的に燃焼することによると考えられる。
本発明における前記オゾン供給制御の設定温度である200℃、250℃および300℃は、より好ましい温度範囲を規定するために225℃、250℃および275℃とすることも可能である。
本発明におけるNO触媒としては、特に制限はなく例えば吸蔵還元型NO触媒(NSR:NO Storage Reduction)又は選択還元型NO触媒(SCR:Selective Catalytic Reduction)が挙げられる。
前記吸蔵還元型NO触媒としては、アルミナAl等の酸化物からなる基材表面に、触媒成分としての白金Ptのような貴金属と、NO吸収成分とが担持されて構成されている。NO吸収成分は、例えばK、Na、Li、Csのようなアルカリ金属、Ba、Caのようなアルカリ土類、La、Yのような希土類が挙げられる。
そしてNO触媒が吸蔵還元型NO触媒の場合、これに流入される排気の空燃比が所定値(典型的には理論空燃比)よりリーンのときにはNOを吸収し、これに流入される排気中の酸素濃度が低下すると吸収したNOを放出するという、NOの吸放出作用を行う。本実施形態ではディーゼルエンジンが使用されているため、通常時の排気空燃比はリーンであり、NO触媒3は排気中のNOの吸収を行う。また、NO触媒3にて還元剤が供給され、流入排気ガスの空燃比がリッチになると、NO触媒3は吸収したNOの放出を行い得る。そしてこの放出されたNOは還元剤と反応して還元浄化され得る。
また、前記選択還元型NO触媒としては、ゼオライトまたはアルミナ等の基材表面にPtなどの貴金属を担持したものや、その基材表面にCu等の遷移金属をイオン交換して担持させたもの、その基材表面にチタニア/バナジウム触媒(V/WO/TiO)を担持させたもの等が挙げられる。
この選択還元型NO触媒においては、流入排気ガスの空燃比がリーンという条件下で、排気ガス中の炭化水素(HC)、NOが反応されてN、CO、HOを生成して浄化される。ただしNOの浄化にはHCの存在が必要で、空燃比がリーンであっても排気ガス中には未燃HCが必ず含まれているので、これを利用してNOの還元浄化が可能である。また、前記吸蔵還元型NO触媒のようにリッチスパイクを実施して還元剤を供給してもよい。この場合、還元剤としては前記に例示したもののほか、アンモニアや尿素を使用することもできる。
本発明における粒子フィルタ4としては、特に制限はなく例えば多孔質セラミックからなるハニカム構造体を備えたいわゆるウォールフロー型であり得て、ハニカム構造体は、コージェライト、シリカ、アルミナ等のセラミックス材料で形成され得る。排気は図1で矢印にて示されるように図1中左から右に向かって流れる。
通常、ハニカム構造体にはセルとも称される通路、上流側に詰栓が施された通路と、下流側に詰栓が施された他の通路とが交互に区画形成され、ハニカム状をなしている。排気ガスは多孔質セラミックの流路壁面を通過して通路に流入し下流側に流れる。このとき、排気ガス中のPMは多孔質のセラミックスによって捕集され、PMの大気への放出が防止される。このように排気が流路壁面を通過し、その際にPMを濾過捕集するフィルタ形式がウォールフロー型と称される。
本発明におけるオゾン供給手段5、15としては、オゾン供給ノズル(図示せず)が挙げられる。オゾン供給ノズルにはオゾン供給源としてのオゾン発生器(図示せず)が接続されている。オゾン発生器で発生したオゾンが、オゾン供給通路51、52を介してオゾン供給ノズルに供給されると共に、このオゾン供給ノズルから各々下流側のNO触媒3およびDPF4に向かって排気ガス通路内に噴射供給される。
このオゾン供給ノズルは、各々NO触媒3およびDPF4の直上流位置に配置され、そこからNO触媒3およびDPF4に向かってオゾンを供給することが好適である。
または、オゾン供給ノズルは、各々NO触媒3およびDPF4の装置内に設けてもよい。
前記のオゾン発生器としては、特に制限はなく例えば高電圧を印加可能な放電管内に、原料となる乾燥した空気または酸素を流しつつオゾンを発生させる形態や、他の任意の形式のものを用いることができる。ここで原料となる乾燥した空気または酸素は、排気流路2外から取り込まれる気体、例えば外気に含まれる気体が好適である。
本発明における排気ガス温度検出手段6としては、排気ガス通路内の温度を検出する手段、例えば温度センサが挙げられ、温度センサにより検知された排気ガス温度に基づいて電子制御ユニット(ECU)であるオゾン供給制御手段7に電気的に接続されている。
また、本発明における排気ガス温度検出手段として、温度センサに限定されず、エンジンの運転状況等に基づいてオゾン供給制御手段内に保存されたエンジン特性マップデータ等を用いて排気ガス温度を推定する手段であってもよい。
本発明の排気ガス浄化装置は、上記の構成を有することによってオゾンによる高い浄化効率を達成することができる。しかし、前記効果を低減しない限り、内燃機関の排気浄化装置に適用し得る任意の他の機能を有する部材を加えることが可能であり、例えば任意の位置に排気中のHC、COを酸化して浄化し得る酸化触媒を加え得る。
本発明の排気ガス浄化装置によれば、ディーゼルエンジンだけでなくNOおよびPMを発生し得る全ての内燃機関、例えば、直噴の火点火式内燃機関であるリーンバーンガソリンエンジンにも適用し得る。
以下に、実施例に基づいて本発明を説明する。本発明は以下の実施例に限定されない。
以下の実験は、本発明の構成による作用・効果を確認するためのものである。
実験条件1
後述する模擬ガス(オゾンを含む)を用いて、石英管内に配置されたNO酸化触媒を通過させ排気ガスダクトから外部に排出した。石英管の外周部に電気ヒータを設置し、NO酸化触媒の温度を室温(20℃前後)〜400℃で温度を一定速度で上昇させた。NO酸化触媒の直上流位置における温度を計測するための温度センサを設けた。排出される排気ガス中のNO濃度をFID式ガス分析計(堀場製作所、MEXA−7100)により連続的に測定し、NO酸化率を求めた。
模擬ガス条件を以下に示す。
流量:15L/min
NO:200ppm
:400−500ppm
:7%
CO:10%
:balance
実験条件2
後述する模擬ガス(オゾンを含む)を用いて、石英管内に配置されたPM付着した小容量DPFを通過させ、排気ガスダクトから外部に排出した。石英管の外周部に電気ヒータを設置し、DPFの温度を50℃から400℃まで、50℃きざみで温度を設定し、Oを含むガスの流通前後で、PM付DPFの質量を比較することにより、PM酸化率(PM質量減少率)を求めた。
模擬ガス条件を以下に示す。
流量:10L/min
:1000ppm
:8%
CO:10%
:balance
実施例1および比較例1
以下のDPFを用いて実験を行った。
1.DPF
直径35mm、長さ50mm、セル壁厚4mil、セル数400のコージェライト製DPF(触媒はコートしていない)にPMを付着させたものを用いた。PMの付着には、ディーゼルエンジンの排気ガス管に、上記DPFに対応した実ガスサンプリングポンプを使用し、10L/minの流量で、PMが約0.3g捕集されるまでサンプリングを行った。このようにしてPMを付着させたDPFを、PMが付着している面を上流側にして、石英管内に配置し、実験を行った。
温度センサで得られた各温度とNO酸化率との関係を図3に、各温度とPM酸化との関係を図4に示す。
図3および図4の結果によれば、外気温度〜250℃(250℃未満)、特に外気温度〜225℃(225℃未満)の範囲で高いNO酸化率を、200℃(以上)〜300℃(未満)、特に225℃(以上)〜275℃(未満)の範囲で高いPM酸化率が得られている。
以上の結果は、図3の結果と図4の結果とを組み合わすことによって、NO浄化とPM酸化浄化とを併せて達成し得ることを示している。
本発明の排気ガス浄化装置は、オゾンによる高い浄化効率を達成することができで、内燃機関の排気ガス浄化およびオゾンの使用効率の向上を実現し得る。
1 内燃機関の排気ガス浄化装置
2 排気ガス流路
3 NO触媒
4 粒子フィルタ(DPF)
5、15 オゾン供給手段
6 排気ガス温度検知手段
7 オゾン供給制御手段
51、52 オゾン供給通路

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気ガス流路に配置されて排気中のNOを浄化するNO触媒と、排気ガス中の粒子状物質を捕集する粒子フィルタと、該NO触媒および粒子フィルタに各々オゾンを供給可能なオゾン供給手段と、排気ガス温度検知手段と、前記排気ガス温度検知手段により検知された排気ガス温度に基づいて前記2つのオゾン供給手段を制御するオゾン供給制御手段とを備え、排気ガス温度が200℃未満であるときは、オゾンを、NO触媒に供給するが、粒子フィルタには供給しない、排気ガス温度が200℃以上250℃以下の範囲であるときは、オゾンを、NO触媒および粒子フィルタに供給する、排気ガス温度が250℃より高く300℃以下の範囲であるときは、オゾンを、NO触媒には供給しないが、粒子フィルタには供給する、排気ガス温度が300℃より高いときは、オゾンを、NO触媒および粒子フィルタのいずれにも供給しない、ように前記オゾン供給手段を制御することを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置。
  2. 前記NO触媒が、前記粒子フィルタに対して排気の流れ方向の上流側に位置している請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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