JP2011212878A - 多色熱転写プリンタ - Google Patents

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健太郎 塙
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Abstract

【課題】直列式多色熱転写プリンタにおける印刷ムラの発生を防止する。
【解決手段】各々所定の色インクの画像を印刷する複数個の熱転写ユニットが直列型に配列され、連続状転写箔原反7が上流側の熱転写ユニットから下流側の熱転写ユニットへと走行する間に、各熱転写ユニットにおいてインクリボン14と共にサーマルヘッド13とプラテン12とで挟まれることによって、各色インクの画像が刷り重ねられるようにする。全熱転写ユニットのプラテンに各々速度一定制御式サーボモータ22の回転軸が直結されることにより、連続状転写箔原反が全熱転写ユニット内を同じ一定速度で走行可能に、プラテンの回転が制御される。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば樹脂フィルム、箔等の連続状原反に多色の精細な画像を熱転写することによって、転写箔を製造する多色熱転写プリンタに関する。
画像が熱可塑性樹脂インクで印刷された転写箔を射出成形の金型内に貼り付けたうえで、溶融合成樹脂を金型内に射出することによって、表面に画像の印刷インクが転写された美麗な射出成形品を製造することができる。射出成形品を金型から取り出したのちに、転写箔の基材等を除去することによって、表面に画像が表示された射出成形品が完成する。
上記転写箔の製造にはグラビア印刷法等が用いられるのが一般的であるが、小部数の場合にはプリンタを用いる方がコストを抑えることが可能であることから望ましく、特に、画像の印刷に熱可塑性樹脂インクを使用する熱転写プリンタを利用するのが望ましいと考えられる。熱可塑性樹脂インクは、射出成形品に転写する際に熱によって画像にひずみが生じ難く、印刷画像の耐久性が高いからである。
この熱転写プリンタは、各々所定の色インクの画像を印刷する複数個の熱転写ユニットが直列型に配列されてなるもので、フィルム等の原反が上流側の熱転写ユニットから下流側の熱転写ユニットへと走行する間に、各熱転写ユニットにおいてインクリボンと共に連続状原反をサーマルヘッドとプラテンとで挟むことによって、各色インクの画像を刷り重ねるようになっている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−76233号公報 特開2006−213446号公報
従来の多色熱転写プリンタは、フィルム等の原反を走行させるフィードローラを、熱転写ユニットごとにユニット下流側に配置し、各フィードローラをステッピングモータで回転させることによって原反を送るようになっている。この送り方式によれば、原反に速度変動が生じやすくなり、これに起因して印刷ムラが発生しやすくなって、高精度の網点印画が困難になるという問題がある。すなわち、従来の多色熱転写プリンタでは、各熱転写ユニットにおいてサーマルヘッドの下流側で原反を牽引するため、印刷中の原反に速度変動が生じるのを防止し難い。速度変動が生じると画像が歪んだり、色ずれが発生したりする。このような印刷不良が生じると、射出成形品の絵付け用転写箔として使用することができない。
また、フィードローラをステッピングモータで回転させることによって原反の走行を制御しようとすると、印刷画像にいわゆるギア目が発生しやすくなるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、連続状の原反に熱可塑性樹脂インクによって画像を高精細で多色刷りすることができる多色熱転写プリンタを提供しようというものである。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
なお、本発明の理解を容易にするため括弧付きの符号を付すが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、請求項1に係る発明は、各々所定の色インクの画像を印刷する複数個の熱転写ユニット(I,II,III,IV)が直列型に配列され、連続状原反(7)が上流側の熱転写ユニット(I)から下流側の熱転写ユニット(IV)へと走行する間に、各熱転写ユニット(I,II,III,IV)においてインクリボン(14)と共にサーマルヘッド(13)とプラテン(12)とで挟まれることによって、各色インクの画像が刷り重ねられるようにした多色熱転写プリンタにおいて、全熱転写ユニット(I,II,III,IV)のプラテン(12)に各々速度一定制御式サーボモータ(22)の回転軸が直結されることにより、連続状原反(7)が全熱転写ユニット(I,II,III,IV)内を同じ一定速度で走行可能に、プラテン(12)の回転が制御されるようにした多色熱転写プリンタを採用する。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、いずれか一つの熱転写ユニット(I,II,III又はIV)におけるプラテン(12)の回転速度を基準にして、他の熱転写ユニットにおけるプラテン(12)の回転速度が制御されるものとすることができる。
請求項3に記載されるように、請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、連続状原反(7)を走行させるフィードローラ(20a,20b)が所定箇所に設けられ、このフィードローラ(20a,20b)の回転速度を基準にして、熱転写ユニット(I,II,III,IV)におけるプラテン(12)の回転速度が制御されるようにしたものとすることができる。
請求項4に記載されるように、請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、所定位置に連続状原反(7)の張力を検出する張力検出器(18)と、所定のモータ(23)で駆動される張力調整ローラ(19a,19b)とが設けられ、上記張力検出器(18)で検出された張力に基づいて上記モータ(23)の回転数が制御されることによって、連続状原反(7)の張力が加減されるようにしたものとすることができる。
請求項5に記載されるように、請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、多色熱転写プリンタが立ち上がった時のプラテン(12)の温度までプラテン(12)を予熱するための予熱手段(16)が設けられたものとすることができる。
請求項6に記載されるように、請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、プラテン(12)とサーマルヘッド(13)との間を通る連続状原反(7)を、サーマルヘッド(13)の前後でプラテン(12)に対して各々押圧するニップローラ(15)が設けられたものとすることができる。
本発明によれば、全熱転写ユニット(I,II,III,IV)のプラテン(12)に各々速度一定制御式サーボモータ(22)の回転軸が直結されることから、サーマルヘッド(13)に接するプラテン(12)によって連続状原反(7)を直接走行させることができ、かつ、全プラテン(12)を互いに同じ一定速度で回転させることができる。したがって、連続状原反(7)を全熱転写ユニット(I,II,III,IV)内で、一定速度で走行させて、色ずれやムラのない精細な多色画像を熱可塑性樹脂インクによってプリントすることができ、ひいては品質の良い射出成形品の製造に資することができる。
本発明に係る多色熱転写プリンタによって印刷された転写箔の層構成を示す模式図である。 転写箔の画像が転写された射出成形品の層構成を示す模式図である。 本発明に係る多色熱転写プリンタの一実施形態の概略正面図である。 多色熱転写プリンタにおける一つの熱転写ユニットの概略正面図である。 本発明に係る多色熱転写プリンタの他の実施形態を示す概略正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
<実施の形態1>
最初に、この多色熱転写プリンタによって印刷された転写箔について説明する。
図1に示すように、この転写箔1は、基材層2の上に、離型層3、保護層4、インク受容層5、インク層6が順に積層された層構造になっている。このうち基材層2からインク受容層5に至る層構成部分が連続状原反の一種である連続状転写箔原反7とされ、後述する多色熱転写プリンタに供されて印刷される。
基材層2は例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)製のフィルム、紙、箔等によって形成され、保護層4は例えばUV硬化型のアクリル樹脂によって形成される。離型層3や保護層4も、例示するまでもない周知の材料で形成される。保護層4及びインク受容層5は、インク層6で形成される画像を透視することができるように、透明材又は半透明材で形成される。
インク層6は、公知の熱可塑性樹脂インクによって形成される。インク層6は、黄、赤、藍等各色の熱可塑性色インクが連続状転写箔原反7のインク受容層5上に刷り重ねられることによって形成され、これにより所望の画像を担持した転写箔1が作られる。
図2に示すように、上記転写箔1は射出成形品8の表面を所望の画像で装飾するために用いられる。
すなわち、上記転写箔1をその基材層2が射出成形の金型(図示せず)のキャビティ面に接するように金型内に貼り付けたうえで、溶融した合成樹脂を金型内に射出すると、射出成形と同時に射出樹脂9の表面に転写箔1がそのインク層6側から貼り付く。射出成形品8を金型から取り出したのちに、転写箔1の基材層2等を除去することによって、射出成形品8の表面に転写箔1から写し取られた画像が露出する。これにより、精細で美麗な画像が表示された射出成形品8が完成する。インク層6は保護層4によって表面を覆われ保護されることから、射出成形品8の表面は長期にわたり美麗な画像で装飾される。
次に、上記転写箔1を印刷するための多色熱転写プリンタについて説明する。
図3に示すように、この多色熱転写プリンタは、各々所定の色インクの画像を連続状転写箔原反7に印刷する複数個の熱転写ユニットI,II,III,IVが、直列で配列されることにより構成される。
連続状転写箔原反7の多色熱転写プリンタ内における流れ方向に見て、上流側には未印刷の連続状転写箔原反7を繰り出す繰り出しロール7aが設置され、下流側には既印刷の連続状転写箔原反7を巻き取る巻き取りロール7bが設置される。繰り出しロール7aと巻き取りロール7bの各巻芯には、各々ベクトルインバーターモータ24,25の回転軸が連結される。両ロール7a,7bは、連続状転写箔原反7が両ロール7a,7b間を所定速度で走行するようにベクトルインバーターモータ24,25によって回転を制御される。
熱転写ユニットI,II,III,IVは、上記繰り出しロール7aと上記巻き取りロール7bとの間において、連続状転写箔原反7の上流側から下流側に向かって、藍、赤、黄、白の各色インクを刷るように並べられる。もちろん、この熱転写ユニットI,II,III,IVの配列は、藍、赤、黄、白の順に限られるものではない。また、四ユニットに限られるものでもなく、三色刷りの三ユニット、二色刷りの二ユニットにしてもよいし、他の色インクをさらに印刷することができるようにユニットを四基からさらに増設してもよい。
図4に示すように、藍色インクの熱転写ユニットIには、水平方向に走行する連続状転写箔原反7を上方向に迂回させるためのガイドローラ10,11が設けられる。これらガイドローラ10,11の上方には、迂回する連続状転写箔原反7を走行させるプラテン12が配置される。プラテン12の上方には、サーマルヘッド13がプラテン12に対向するように配置される。プラテン12とサーマルヘッド13との間には藍色のインクリボン14が配置される。
プラテン12は、表面がゴムで覆われたロールである。プラテン12には、速度一定制御式サーボモータ22の回転軸が直結される。
図4に示すように、プラテン12とサーマルヘッド13との間を通る連続状転写箔原反7を、サーマルヘッド13の前後でプラテン12に対して各々押圧するニップローラ15,15が必要に応じて設けられる。このニップローラ15,15により連続状転写箔原反7がプラテン12の表面に押し付けられることによって、連続状転写箔原反7とプラテン12との間での滑りが防止される。また、前後のユニットで印刷が行われる際に発生する振動や速度変動による影響が低減する。これにより、画像がより精細、美麗に印刷されることとなる。
また、図4に示すように、プラテン12の下方には、プラテン12を予熱するための予熱手段として遠赤外線ヒータ16が設置される。この遠赤外線ヒータ16により、この多色熱転写プリンタが立ち上がった後のプラテン12の温度までプラテン12が予熱される。プラテン12はその表面がゴムでできているため、印刷し続けることにより蓄熱し、径が変動し、それに伴い連続状転写箔原反7の走行速度が変化するが、この予熱手段によってプラテン12をあらかじめ加熱しておくことによって、そのような不都合を解消することができる。
サーマルヘッド13は、図示しないヘッド上下動機構により上下動可能である。ヘッド上下動機構の作動によって、連続状転写箔原反7の紙継ぎ作業などの際には、サーマルヘッド13はプラテン12の上方へ上昇し、画像を印刷する際には下降して図4に示すようにインクリボン14をプラテン12に向かって押し付ける。
藍色インクの熱転写ユニットIにおけるインクリボン14は、PETフィルム等のフィルムの表面に藍色インクが塗布されてなるもので、その繰り出しロール14aと巻き取りロール14bが、プラテン12及びサーマルヘッド13を連続状転写箔原反7の上流側と下流側から挟むように配置される。インクリボン14の繰り出しロール14aと巻き取りロール14bは、図4に示す印刷時において、インクリボン14がプラテン12の回りを連続状転写箔原反7と同じ速度で走行するように制御される。
速度一定制御式サーボモータ22によって、プラテン12が速度一定で回転すると、連続状転写箔原反7がプラテン12の周速度と同じ一定速度でプラテン12とサーマルヘッド13との間をインクリボン14と重なった状態で通過しつつ、その表面に藍色インクの画像が熱転写される。
藍色インクの熱転写ユニットIは、以上のように構成されるが、他の色インクの熱転写ユニットII,III,IVも同様に構成される。ただ、インクリボン14のインクの色が異なるのみである。従って、他の色インクの熱転写ユニットII,III,IVについての詳細な説明は省略する。
上記各色の熱転写ユニットI,II,III,IVの各プラテン12を駆動する速度一定制御式サーボモータ22は、それらすべてが連続状転写箔原反7を同じ一定速度で走行させるように制御部17によって制御される。具体的には、プラテン12を駆動する速度一定制御式サーボモータ22は印刷色数と同数の四基設けられるが、そのうち所望の一基の回転数を基準にして他の三基の回転数が同じ回転数となるように制御される。これにより、連続状転写箔原反7は各色のプラテン12によって一方向に送られ、その表面に各色の画像が色ずれを生じることなく刷り重ねられる。
上述したように、連続状転写箔原反7は各色の熱転写ユニットI,II,III,IVのプラテン12によって各ユニットI,II,III,IV内のサーマルヘッド13下を互いに同一の一定速度で走行するが、その状態で印刷を続行すると、連続状転写箔原反7の張力が徐々に変化し、これが色ずれや見当ずれの発生の原因となる。張力が低すぎると連続状転写箔原反7が弛んで蛇行や印刷開始位置ずれの原因となり、張力が高すぎるとフィルムが駆動ローラとの間でスリップして正常に搬送されなくなる。
これを防止するために、図3に示すように、所定箇所、例えば連続状転写箔原反7の繰り出しロール7aと先頭の熱転写ユニットIとの間や、後尾の熱転写ユニットIVと巻き取りロール7bとの間に、張力検出器18及び張力調整ローラ19a,19bが各々設けられる。
張力調整ローラ19a,19bの一方には例えばサーボモータ23が接続される。張力検出器18により検出された張力と適正張力とのズレは図示しない他の制御部を介しサーボモータ23に送られるようになっている。このサーボモータ23の制御された駆動力が張力調整ローラ19bに伝達されることによって、連続状転写箔原反7は張力が一定に保たれつつ上記複数個の熱転写ユニットI,II,III,IVを通過し、色ずれのない画像が印刷される。
また、張力検出器18は、上記連続状転写箔原反7の繰り出しロール7aと巻き取りロール7bを各々回転させるベクトルインバーターモータ24,25に対しても設けられる。この張力検出器18により検出された張力と適正張力とのズレも上記図示しない他の制御部を介しベクトルインバーターモータ24,25に送られる。このベクトルインバーターモータ24,25の制御された駆動力が繰り出しロール7aと巻き取りロール7bに各々伝達されることによって、連続状転写箔原反7は張力が一定に保たれる。
その他、上記連続状転写箔原反7には、あらかじめ縦見当マーク及び横見当マークが表示されており、このマークを基準にして上記各色の熱転写ユニットI,II,III,IVにおいて色見当合わせが行われ、色ずれの発生が防止される。あるいは、最初の熱転写ユニットIで縦見当マーク及び横見当マークが印刷され、それ以降の熱転写ユニットII,III,IVにおいて、最初に印刷した縦見当マーク及び横見当マークに合わせて印刷される。図示しないが、各種見当マークを読み取るための光学センサが上記各色の熱転写ユニットI,II,III,IVに配置される。各光学センサによる読み取り信号は図示しない制御部に送られて処理され、制御部からの信号に基づいてサーマルヘッドが出力する画像信号が補正されることで、適正に色見当合わせが行われる。
次に、上記多色熱転写プリンタの作用について説明する。
印刷の開始にあたり、連続状転写箔原反7の巻き取りロール7aと繰り出しロール7bとが各々のベクトルインバーターモータ24,25の駆動によって回転し、連続状転写箔原反7が各色の熱転写ユニットI,II,III,IV内を走行する。
また、各色の熱転写ユニットI,II,III,IV内では、プラテン12が速度一定制御式サーボモータ22の駆動によって一定速度で回転しつつ連続状転写箔原反7をその上流側から下流側へと送る。その際プラテン12上にサーマルヘッド13がインクリボン14を連続状転写箔原反7に押し付け、該当する色インクを画像として連続状転写箔原反7に転写させる。
各色の熱転写ユニットI,II,III,IVにおける全プラテン12は、制御部17による速度一定制御式サーボモータ22の制御によって同一の一定速度で回転することから、連続状転写箔原反7には各色の画像がずれることなく刷り重ねられる。
各色の熱転写ユニットI,II,III,IVにおけるサーマルヘッド13は、印刷中は常時プラテン12に接触した状態にある。印刷開始前の静止状態でヘッドダウンし、連続状転写箔原反7に対して画像が規定数量印刷された後に、ヘッドアップしプラテン12から離反する。
全色が刷られることにより画像が形成された連続状転写箔原反7は連続状の転写箔1として巻き取りロール7aに巻き取られる。
上記印刷が続行されると、連続状転写箔原反7の張力が徐々に変化する可能性がある。そこで、印刷中張力検出器18により連続状転写箔原反7の張力が検出され、適正張力と比較されたうえでズレを解消するための速度変更信号が図示しない制御部を介しベクトルインバーターモータ24,25やサーボモータ23に送られる。
このベクトルインバーターモータ24,25やサーボモータ23の制御された駆動力が張力調整ローラ19bや繰り出しロール7a、巻き取りロール7bに伝達されることにより、連続状転写箔原反7は張力が一定に保たれつつ上記複数個の熱転写ユニットI,II,III,IVを通過し、これにより、色ずれのない精細かつ美麗な画像が印刷される。
巻き取りロール7bとして巻き取られた連続状転写箔原反7は、ロール形態で射出成形機に取り付けられ、転写箔1として使用される。
<実施の形態2>
図5に示すように、この実施の形態2では、多色熱転写プリンタ内の所定箇所に、連続状転写箔原反7を走行させるための一対のフィードローラ20a,20bが設けられる。
一方のフィードローラ20aは、表面がゴムで覆われたローラであり、他方のフィードローラ20bは表面が金属で覆われたローラである。そして、ゴムで覆われたローラ20bが例えばサーボモータ21によって駆動される。
フィードローラ20a,20bは、望ましくは四基の熱転写ユニットI,II,III,IVの列中、それらの中央部における連続状転写箔原反7の走行路に設置される。
すべての熱転写ユニットI,II,III,IVの各プラテン12に直結されたサーボモータ22は、サーボモータ21によって駆動されるフィードローラ20a,20bの回転速度を基準にして駆動され、全熱転写ユニットI,II,III,IVの各プラテン12は互いに同一の一定速度で回転するように制御される。
かくて、連続状転写箔原反7は色ずれを生じることなく画像を印刷された後、巻き取りロール7bに巻き取られる。
その他、実施の形態2において実施の形態1における部分と同一の部分には同一の符号を付して示すのみとし、詳細な説明は省略する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
I,II,III,IV…熱転写ユニット
7…連続状転写箔原反
12…プラテン
13…サーマルヘッド
14…インクリボン
15…ニップローラ
16…予熱手段
18…張力検出器
19a,19b…張力調整ローラ
20a,20b…フィードローラ
22…速度一定制御式サーボモータ
23…モータ

Claims (6)

  1. 各々所定の色インクの画像を印刷する複数個の熱転写ユニットが直列型に配列され、連続状原反が上流側の熱転写ユニットから下流側の熱転写ユニットへと走行する間に、各熱転写ユニットにおいてインクリボンと共にサーマルヘッドとプラテンとで挟まれることによって、各色インクの画像が刷り重ねられるようにした多色熱転写プリンタにおいて、全熱転写ユニットのプラテンに各々速度一定制御式サーボモータの回転軸が直結されることにより、連続状原反が全熱転写ユニット内を同じ一定速度で走行可能に、プラテンの回転が制御されるようにしたことを特徴とする多色熱転写プリンタ。
  2. 請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、いずれか一つの熱転写ユニットにおけるプラテンの回転速度を基準にして、他の熱転写ユニットにおけるプラテンの回転速度が制御されるようにしたことを特徴とする多色熱転写プリンタ。
  3. 請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、連続状原反を走行させるフィードローラが所定箇所に設けられ、このフィードローラの回転速度を基準にして、熱転写ユニットにおけるプラテンの回転速度が制御されるようにしたことを特徴とする多色熱転写プリンタ。
  4. 請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、所定位置に連続状原反の張力を検出する張力検出器と、サーボモータで駆動される張力調整ローラとが設けられ、上記張力検出器で検出された張力に基づいてサーボモータの回転数が制御されることによって、連続状原反の張力が加減されるようにしたことを特徴とする多色熱転写プリンタ。
  5. 請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、多色熱転写プリンタが立ち上がった時のプラテンの温度までプラテンを予熱するための予熱手段が設けられたことを特徴とする多色熱転写プリンタ。
  6. 請求項1に記載の多色熱転写プリンタにおいて、プラテンとサーマルヘッドとの間を通る連続状原反を、サーマルヘッドの前後でプラテンに対して各々押圧するニップローラが設けられたことを特徴とする多色熱転写プリンタ。
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