JP2011209630A - 投影装置、投影方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログの画像信号の画面サイズを正確に設定する。
【解決手段】画像信号を入力する入力部11,12と、入力した画像信号を用い、予め設定された画面サイズの画像データを生成する投影画像処理部14と、投影画像処理部14で得た画像データにより光像を形成して投影する投影系15〜28と、入力部11,12で入力された画像信号の画面サイズを計測し、計測結果に対応する画面サイズの複数の候補をグループ化して記憶したプログラムメモリ31を参照し、該当するグループを構成する複数の候補夫々に基づいて、入力部11,12で入力された画像信号を用いた縮小サンプル画像を投影画像処理部14により生成して投影系15〜28によりマルチ画面として投影させ、投影した画像中から1つが操作/表示部32で選択されるのを受付けて、選択結果の画像に対応する画面サイズの候補を投影画像処理部14に設定して画像データを生成させるCPU29とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、多種の画像信号を入力して投影する投影装置、投影方法及びプログラムに関する。
一般にデータプロジェクタでは、入力されるアナログ画像信号の画面サイズを判別する手段として、映像の有効期間とブランキング期間とを含めて、水平同期信号の時間間隔と、垂直同期信号間の水平同期信号の数(ライン数)とを計測している。
図5は、ノンインタレース方式の画像1フレームに対する画面サイズの判別を説明する図である。図5(A)で示す水平トータル時間及び垂直トータルライン数で示す全体の領域に比して、水平有効画素数及び垂直有効画素数で示す画像の表示(投影)に有効な領域が、周囲のブランキング期間に相当する領域分だけ小さくなる。
図5(B)に示すようにSXGA+(Super eXtended Graphic Array plus)サイズとも呼称される、有効画素数が横1,400画素×縦1,050画素の画像を60[Hz]の周波数で表示する場合、水平トータル時間が15310[n秒](周波数で65.32[kHz])、垂直トータルライン数が1089[本]となる。
これに対し、図5(C)に示すようにWSXGA+(Wide Super eXtended Graphic Array plus)サイズとも呼称される、有効画素数が横1,680画素×縦1,050画素の画像を60[Hz]の周波数で表示する場合、水平トータル時間が15316[n秒](周波数で65.29[kHz])、垂直トータルライン数が1089[本]となる。
このように、水平トータル時間及び垂直トータルライン数がほぼ等しい解像度のアナログ画像信号のいずれかが入力される場合、データプロジェクタ側では画面サイズを誤まって判別する可能性がある。
近年は、画面アスペクト比のバリエーションが多く、画面サイズの組合せが数多く存在するため、上述したように水平トータル時間及び垂直トータルライン数で画面サイズを判別する際に、誤判別を招く可能性が高まっている。
そして画面サイズを誤って判別した場合にデータプロジェクタでは、例えば本来は真円が表現された画像を楕円として投影してしまう、ライン単位で位置がずれた画像を投影するなど、正しく画像を投影することができなくなる。
このような事態を回避するために従来は、プロジェクタのメニュー設定で予めユーザに優先させる画面サイズを選択してもらうようにしていた。
しかしながら、例えば上記「SXGA+」「WSXGA+」といった画面サイズを示す規格名、あるいは「1,400画素×1,050画素」「1,680画素×1,050画素」といった画素数による画面サイズの表記は、パーソナルコンピュータ等の取扱いに不慣れなユーザには理解し難く、選択ミスを誘発する要因となる。
また特許文献においても、映像信号の同期信号の周波数を調べ、その周波数から映像信号の解像度を決定し、映像信号で表される映像を拡大・縮小することによって、映像信号の解像度を表示デバイスの解像度に一致するように変換し、表示デバイスに表示するようにした技術を見ることができる。(例えば、特許文献1)
特開2007−058234号公報
上述した特許文献では、例えば同特許文献の図4で水平解像度の周波数を「24.8[kHz]」「37.5[kHz]」「31.5[kHz]」‥‥というように「kHz」オーダーの小数点1位のレベルで周波数を調べるものとしている。一方で、上記図5(B)と図5(C)で示した2つの画面解像度を「kHz」オーダーの小数点1位のレベルで表現すると、共に「65.3[kHz]」となる。
このように上記特許文献に記載された技術では、非常に似通った周波数の画面サイズを判別することは想定しておらず、誤判別を確実に回避することは困難である。
なお、上記特許文献も含めて一般的には、「(画面)解像度」と呼称されることが多いが、解像度とは本来は単位長さ(通常はインチ)あたりのピクセル(画素)数のことであるので、本発明では「画面サイズ」と呼称するものとする。
また、説明を簡略化するために1ピクセル(画素)は縦横の比が1:1の正方数ピクセルであるものとし、縦のピクセル数と横のピクセル数の比がそのまま画面アスペクト比になるものとする。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、アナログの画像信号の画面サイズを正確に設定することが可能な投影装置、投影方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、画像信号を入力する入力手段と、上記入力手段で入力された画像信号を用い、予め設定された画面サイズの画像データを生成するスケーリング処理手段と、上記スケーリング処理手段で得た画像データにより光像を形成して投影する投影手段と、上記入力手段で入力された画像信号の画面サイズを計測する計測手段と、上記計測手段での計測結果に対応する画面サイズの複数の候補をグループ化して記憶する候補記憶手段と、上記計測手段での計測結果により上記候補記憶手段を参照し、該当するグループを構成する複数の候補それぞれに基づいて、上記入力手段で入力された画像信号を用いた縮小サンプル画像を上記スケーリング処理手段により生成させ、上記投影手段によりマルチ画面として投影させるサンプル画像投影手段と、上記サンプル画像投影手段で上記投影手段によりマルチ画面として投影した画像中から1つが選択されるのを受付ける選択受付手段と、上記選択受付手段で受付けた選択結果の画像に対応する画面サイズの候補を上記スケーリング処理手段に設定して画像データを生成させる設定手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記候補記憶手段は、画面サイズと周波数情報を含んで複数の候補をグループ化して記憶することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記サンプル画像投影手段は、1画面を縦n×横n(n:2以上の自然数)に分割した画面に上記複数の候補の縮小サンプル画像を割り当てたマルチ画面を上記スケーリング処理手段により生成させ、上記投影手段により投影させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、画像信号を入力する入力部、上記入力部で入力された画像信号を用い、予め設定された画面サイズの画像データを生成するスケーリング処理部、及び上記スケーリング処理部で得た画像データにより光像を形成して投影する投影部を備えた投影装置での投影方法であって、上記入力部で入力された画像信号の画面サイズを計測する計測工程と、上記計測工程での計測結果に対応する画面サイズの複数の候補をグループ化した候補情報を予めメモリに記憶させておき、上記計測工程での計測結果により上記候補情報を参照し、該当するグループを構成する複数の候補それぞれに基づいて、上記入力部で入力された画像信号を用いた縮小サンプル画像を上記スケーリング処理部により生成させ、上記投影部によりマルチ画面として投影させるサンプル画像投影工程と、上記サンプル画像投影工程で上記投影部によりマルチ画面として投影した画像中から1つが選択されるのを受付ける選択受付工程と、上記選択受付工程で受付けた選択結果の画像に対応する画面サイズの候補を上記スケーリング処理手段に設定して画像データを生成させる設定工程とを有したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、画像信号を入力する入力部、上記入力部で入力された画像信号を用い、予め設定された画面サイズの画像データを生成するスケーリング処理部、及び上記スケーリング処理部で得た画像データにより光像を形成して投影する投影部を備えた投影装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、上記入力部で入力された画像信号の画面サイズを計測する計測手段、上記計測手段での計測結果に対応する画面サイズの複数の候補をグループ化して記憶する候補記憶手段、上記計測手段での計測結果により上記候補記憶手段を参照し、該当するグループを構成する複数の候補それぞれに基づいて、上記入力部で入力された画像信号を用いた縮小サンプル画像を上記スケーリング処理部により生成させ、上記投影部によりマルチ画面として投影させるサンプル画像投影手段、上記サンプル画像投影手段で上記投影部によりマルチ画面として投影した画像中から1つが選択されるのを受付ける選択受付手段、及び上記選択受付手段で受付けた選択結果の画像に対応する画面サイズの候補を上記スケーリング処理部に設定して画像データを生成させる設定手段として機能させる。
本発明によれば、アナログの画像信号の画面サイズを正確に設定することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係るデータプロジェクタ装置の機能回路の構成を示すブロック図。 同実施形態に係る画像信号入力当初の解像度設定の処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係るプログラムメモリに予め記憶される、水平トータル時間及び垂直トータルライン数が近似した複数候補の画面サイズのグループを示す図。 同実施形態に係る3つの画面サイズの候補により4分割画面を形成して投影した状態を示す図。 画像に対する解像度の判別手法を説明する図。
以下本発明をDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデータプロジェクタ装置10の機能回路の概略構成を示すブロック図である。
このデータプロジェクタ装置10は入力部として、A/D変換部11、ビデオデコーダ12、及びUSB(Universal Serial Bus)インターフェイス(I/F)13を備える。
A/D変換部11は、D−sub15タイプのRGB入力端子を介してパーソナルコンピュータ等から入力されるアナログのRGB信号をデジタル化する。
ビデオデコーダ12は、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子を介して入力されるアナログのコンポジットビデオ信号をY/C分離した後にデジタル化する。
USBインターフェイス13は、例えばUSB−B端子を介して図示しないUSBケーブルで接続されるパーソナルコンピュータ等のUSBホスト機器からアイソクロナス転送で入力される動画のストリーミングデータを入力する。
上記入力部11〜13のいずれかで入力された画像信号は、システムバスSBを介して投影画像処理部14に送られる。
投影画像処理部14は、入力される画像信号を投影に適した所定のフォーマットの画像信号に統一し、表示用のビデオメモリ15に適宜書込んだ後に、書込んだ画像信号をビデオメモリ15から読出して投影画像駆動部16へ送る。
この際、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて投影画像処理部14によりビデオメモリ15で画像信号に重畳加工され、加工後の画像信号が読出されて投影画像駆動部16へ送られる。
投影画像駆動部16は、送られてきた画像信号に応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SLM)であるマイクロミラー素子17を表示駆動する。
このマイクロミラー素子17は、アレイ状に配列された複数、例えばWXGA(Wide eXtended Graphic Array)(横1280画素×縦800画素)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作して表示動作することで、その反射光により光像を形成する。
一方で、光源部18から時分割でR,G,Bの原色光が循環的に出射される。この光源部18からの原色光が、ミラー19で全反射して上記マイクロミラー素子17に照射される。
そして、マイクロミラー素子17での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズ部20を介して、投影対象となる図示しないスクリーンに投影表示される。
光源部18は、赤色(R)光を発する発光ダイオード(以下「R−LED」と称する)21、緑色(G)光を発する発光ダイオード(以下「G−LED」と称する)22、及び青色(B)光を発する発光ダイオード(以下「B−LED」と称する)23を有する。
R−LED21の発する赤色光は、ダイクロイックミラー24を透過した後、インテグレータ25で輝度分布が略均一な光束とされた後に上記ミラー19へ送られる。
G−LED22の発する緑色光は、ダイクロイックミラー26で反射された後、上記ダイクロイックミラー24でも反射され、上記インテグレータ25を介して上記ミラー19へ送られる。
B−LED23の発する青色光は、ミラー27で反射された後に上記ダイクロイックミラー26を透過し、その後に上記ダイクロイックミラー24で反射され、上記インテグレータ25を介して上記ミラー19へ送られる。
上記ダイクロイックミラー24は、赤色光を透過する一方で、緑色光及び青色光を反射する。上記ダイクロイックミラー26は、緑色光を反射する一方で、青色光を透過する。
光源部18の各LED21〜23の発光タイミングや駆動信号の波形等を投影光駆動部28が統括して制御する。投影光駆動部28は、投影画像駆動部16から与えられる画像データのタイミングと後述するCPU29の制御に応じて上記LED21〜23の発光動作を制御する。
上記各回路の動作すべてをCPU29が制御する。このCPU29は、メインメモリ30及びプログラムメモリ31と直接接続される。メインメモリ30は、DRAMで構成され、CPU29のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ31は、電気的書換可能な不揮発性メモリで構成され、CPU29が実行する動作プログラムや各種定型データ、後述する画面サイズ判別表データ等を記憶する。
CPU29は、上記プログラムメモリ31に記憶されている動作プログラムデータ等を読出してメインメモリ30に展開して記憶させた上で、当該プログラムを実行することにより、このデータプロジェクタ装置10を統括して制御する。
上記CPU29は、操作/表示部32からのキー操作信号に応じて各種投影動作を実行する。
この操作/表示部32は、データプロジェクタ装置10の本体に設けられるキー操作部及びインジケータ部と、このデータプロジェクタ装置10専用の図示しないリモートコントローラからの赤外光を受光するレーザ受光部とを含む。操作/表示部32は、ユーザが本体のキー操作部またはリモートコントローラで操作したキーに基づくキー操作信号をCPU29へ出力する。
本体のキー操作部またはリモートコントローラには、具体的には、電源キー、入力切換キー、フォーカス・アップ/ダウン・キー、ズーム・アップ/ダウン・キー、メニューキー、カーソル(「↑」「↓」「←」「→」)キー、セットキー、キャンセルキー等が備えられる。
上記CPU29はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部33と接続される。音声処理部33は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部34を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
次に上記実施形態の動作について説明する。
なお、上述した如く、マイクロミラー素子17で表示する画像を投影画像処理部14がビデオメモリ15を用いて作成し、作成した画像を投影画像駆動部16がマイクロミラー素子17で表示し、マイクロミラー素子17での表示に合わせてLED21〜23を投影光駆動部28が発光駆動する。
これら投影画像処理部14、ビデオメモリ15、投影画像駆動部16、及び投影光駆動部28は、いずれもCPU29の制御の下に動作する。CPU29は、以下に示す処理も含め、プログラムメモリ31に記憶されている動作プログラムや固定データ等を読出してメインメモリ30に展開した上で制御処理を実行する。
図2は、A/D変換部11またはビデオデコーダ12のいずれかに動画形式のアナログ値の画像信号が入力される当初の、画面サイズを設定するための処理内容を示すフローチャートである。
その処理当初にCPU29は、A/D変換部11に入力されるRGB信号、あるいはビデオデコーダ12に入力されるビデオ信号の画面サイズを判定する処理を実施する(ステップS101)。
これは、上記図5でも説明した通り水平同期信号間の時間を水平トータル時間として計測し、また垂直同期信号間の水平同期信号の数を垂直トータルライン数としてカウントすると共に、1秒間に得られる垂直同期信号の数を周波数としてカウントすることで実現される。
こうして得た水平トータル時間、垂直トータルライン数、及び周波数に基づき、プログラムメモリ31に予め記憶される各種画面サイズ毎の水平トータル時間、垂直トータルライン数及び周波数と比較参照して、該当する候補が複数あるか否かを判断する(ステップS102)。
図3は、上述したようにプログラムメモリ31に予め記憶される、水平トータル時間及び垂直トータルライン数が近似した複数候補のグループを示すものである。ここではグループ(gr.)「A」〜グループ「G」の計7グループが、それぞれ水平トータル時間及び垂直トータルライン数が近似した数値であるものとして登録されている例を示す。
CPU29が上記図3に示した複数の候補に該当するか否かを判断した結果、複数の候補ではなく、単独の画面サイズの候補があると判断した場合にCPU29は、その画面サイズ及び周波数にしたがって投影画像処理部14で通常のスケーリング処理を実行するべく設定する(ステップS103)。
こうしてスケーリング処理の設定を終えると、入力される画像信号に基づいた投影動作を開始し(ステップS104)、以上でこの図2の画面サイズの設定に係る処理を終了して、通常の投影動作に移行する。
また、上記ステップS102で上記図3に示したグループのいずれかに該当し、候補が複数あると判断した場合には、該当するグループ内の各画面サイズに応じたサンプル画像を作成する。
すなわち、表示準備していない候補があることを確認した上で(ステップS105)、その画面サイズ及び周波数を読出し、その読出した内容に従って通常のスケーリングの1/4サイズのサンプル画像を作成し(ステップS106)、画面中の表示座標、例えば左上1/4に相当するような表示座標を設定する(ステップS107)。
その後、再び上記ステップS105に戻って、まだ表示準備していない候補があるか否かを判断し、あると判断したら上記と同様にステップS106に進んで、その他の画面サイズの候補に対してもサンプル画像の再生と画面中の座標位置の設定とを実行する。
そして、もう他に表示準備していない候補はないとステップS105で判断した時点で、それまでに上記ステップS106,S107の処理を繰返すことで作成した複数の画面サイズのサンプル画像による4分割画面を投影する(ステップS108)。
図4は、上記図3のグループ「A」で示した3つの画面サイズの候補により4分割画面を形成して投影した状態を示す。当然ながら3つの候補に対して分割した画面の領域が4つあるので、「4」番目の右下1/4の領域ではサンプル画像を表示せず、黒画面となる。
このように、画面全体を縦横ともn(n:2以上の自然数)等分した分割画面に各候補を割り当てて投影することで、画面アスペクト比が元の画像と同一のサンプル画像を投影できる。
すなわち、本実施形態ではマイクロミラー素子17が横1280画素×縦800画素の画面サイズとなっているのに対し、サンプル画像をそれぞれ横640画素×縦400画素の画面サイズとすることで、縦横ともそれぞれ正確に画素数を1/2とした、本来投影する際の画面サイズと同一の画面アスペクト比をもったサンプル画像をマイクロミラー素子17で表示できる。
上記図5で示した各グループでは、グループ中での最大の候補数がグループ「A」の「3」であるため、分割比n=2として画面全体を4分割することにより、最大候補数のグループが該当した場合でも全候補を画面アスペクト比を同様としたままでサンプル画像を作成して投影させることができる。
したがって、例えば同一グループ内での画面サイズの候補数が「5」以上であった場合には、画面全体を縦横とも3等分して計9分割画面としてサンプル画像を作成する必要がある。
しかるに、上記図4に示した4分割画面を投影した状態で、例えば音声により
「正しい画面をカーソルキーで選択してセットキーを操作して下さい」
のようなガイドメッセージを音声処理部33によりスピーカ部34で出力させ、操作/表示部32による選択操作をユーザに対して促す(ステップS109)。
このガイドメッセージに従って、投影している複数の候補のうちのいずれかがユーザにより選択されるのを待機する(ステップS110)。
この場合にユーザは、パーソナルコンピュータ等で取扱われる画像信号の画面サイズ等の知識を有しておらずとも、投影される画面から視覚的に歪みやズレ等を生じていない、最も見易い、自然な描写のサンプル画像を選択して、指示通りの操作を行なうことで、正しい選択を実行できる。
そして、ユーザにより操作/表示部32でカーソルキー及びセットキーの操作による画面サイズの候補の選択がなされると、上記ステップS110でそれを判断し、選択された候補の画面サイズ及び周波数にしたがって投影画像処理部14でスケーリング処理を実行するべく設定する(ステップS103)。
こうしてスケーリング処理の設定を終えると、入力される画像信号に基づいた投影動作を開始し(ステップS104)、以上でこの図2の画面サイズの設定に係る処理を終了して、通常の投影動作に移行する。
以上詳述した如く本実施形態によれば、画面サイズの判定の結果、近似した候補が複数ある場合に、投影する画面アスペクト比を保った状態で縮小した複数のサンプル画像を分割画面を投影してユーザに選択を促すことで正しい画面サイズの判定をユーザの選択に委ね、選択された画面サイズの候補に従ってあらためてスケーリング処理を行ない、投影動作を開始するようにしたので、アナログの画像信号の画面サイズを正確に設定することが可能となる。
また、上記実施の形態では、単に画面サイズのみならず、周波数も勘案して水平トータル時間と垂直ライン数とにより近似した複数の好捕をグループ化するものとしたので、より広い範囲の中から正確に画面サイズの候補を選択することができる。
上記実施の形態では、画面を縦横とも等分割して複数の候補の縮小サンプル画像を割り当てたマルチ画面を生成して投影させるものとしたので、設定後の画面アスペクト比と同一の画面アスペクト比の候補の中から1つを選択することができ、設定後に正しい画面アスペクト比の画像を確実に投影させることが可能となる。
なお、上記実施の形態はDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合について説明したが、本発明はプロジェクタの投影方式、光源素子、光像を形成するための表示素子、あるいは表示素子の単板式/多板式等を限定するものではなく、画像信号を一旦メモリに記憶した上でその記憶内容にしたがって画像を投影するような投影装置、あるいは投影装置に使用される投影方法、あるいは投影装置を動作させるためのプログラムであれば、いずれにも適用することが可能である。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…データプロジェクタ装置、11…A/D変換部、12…ビデオデコーダ、13…USBインターフェイス(I/F)、14…投影画像処理部、15…ビデオメモリ、16…投影画像駆動部、17…マイクロミラー素子、18…光源部、19…ミラー、20…投影レンズ部、21…R−LED、22…G−LED、23…B−LED、24…ダイクロイックミラー、25…インテグレータ、26…ダイクロイックミラー、27…ミラー、28…投影光駆動部、29…CPU、30…メインメモリ、31…プログラムメモリ、32…操作/表示部、33…音声処理部、34…スピーカ部、SB…システムバス。

Claims (5)

  1. 画像信号を入力する入力手段と、
    上記入力手段で入力された画像信号を用い、予め設定された画面サイズの画像データを生成するスケーリング処理手段と、
    上記スケーリング処理手段で得た画像データにより光像を形成して投影する投影手段と、
    上記入力手段で入力された画像信号の画面サイズを計測する計測手段と、
    上記計測手段での計測結果に対応する画面サイズの複数の候補をグループ化して記憶する候補記憶手段と、
    上記計測手段での計測結果により上記候補記憶手段を参照し、該当するグループを構成する複数の候補それぞれに基づいて、上記入力手段で入力された画像信号を用いた縮小サンプル画像を上記スケーリング処理手段により生成させ、上記投影手段によりマルチ画面として投影させるサンプル画像投影手段と、
    上記サンプル画像投影手段で上記投影手段によりマルチ画面として投影した画像中から1つが選択されるのを受付ける選択受付手段と、
    上記選択受付手段で受付けた選択結果の画像に対応する画面サイズの候補を上記スケーリング処理手段に設定して画像データを生成させる設定手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. 上記候補記憶手段は、画面サイズと周波数情報を含んで複数の候補をグループ化して記憶することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 上記サンプル画像投影手段は、1画面を縦n×横n(n:2以上の自然数)に分割した画面に上記複数の候補の縮小サンプル画像を割り当てたマルチ画面を上記スケーリング処理手段により生成させ、上記投影手段により投影させることを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  4. 画像信号を入力する入力部、上記入力部で入力された画像信号を用い、予め設定された画面サイズの画像データを生成するスケーリング処理部、及び上記スケーリング処理部で得た画像データにより光像を形成して投影する投影部を備えた投影装置での投影方法であって、
    上記入力部で入力された画像信号の画面サイズを計測する計測工程と、
    上記計測工程での計測結果に対応する画面サイズの複数の候補をグループ化した候補情報を予めメモリに記憶させておき、上記計測工程での計測結果により上記候補情報を参照し、該当するグループを構成する複数の候補それぞれに基づいて、上記入力部で入力された画像信号を用いた縮小サンプル画像を上記スケーリング処理部により生成させ、上記投影部によりマルチ画面として投影させるサンプル画像投影工程と、
    上記サンプル画像投影工程で上記投影部によりマルチ画面として投影した画像中から1つが選択されるのを受付ける選択受付工程と、
    上記選択受付工程で受付けた選択結果の画像に対応する画面サイズの候補を上記スケーリング処理手段に設定して画像データを生成させる設定工程と
    を有したことを特徴とする投影方法。
  5. 画像信号を入力する入力部、上記入力部で入力された画像信号を用い、予め設定された画面サイズの画像データを生成するスケーリング処理部、及び上記スケーリング処理部で得た画像データにより光像を形成して投影する投影部を備えた投影装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記コンピュータを、
    上記入力部で入力された画像信号の画面サイズを計測する計測手段、
    上記計測手段での計測結果に対応する画面サイズの複数の候補をグループ化して記憶する候補記憶手段、
    上記計測手段での計測結果により上記候補記憶手段を参照し、該当するグループを構成する複数の候補それぞれに基づいて、上記入力部で入力する画像信号を用いた縮小サンプル画像を上記スケーリング処理部により生成させ、上記投影部によりマルチ画面として投影させるサンプル画像投影手段、
    上記サンプル画像投影手段で上記投影部によりマルチ画面として投影した画像中から1つが選択されるのを受付ける選択受付手段、及び
    上記選択受付手段で受付けた選択結果の画像に対応する画面サイズの候補を上記スケーリング処理部に設定して画像データを生成させる設定手段
    として機能させるためのプログラム。
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