JP2011207672A - アンモニア回収装置およびアンモニア回収方法 - Google Patents

アンモニア回収装置およびアンモニア回収方法 Download PDF

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【課題】混合ガスとして放出されるアンモニアを安価に回収でき、不純物のないアンモニアを回収、再利用できるアンモニア回収装置およびアンモニア回収方法を提供する。
【解決手段】混合ガスからアンモニアを分離回収するアンモニア回収装置100であって、高温高圧の混合ガス源110から放出されるアンモニアおよびアンモニアより液化温度の低い気体で構成される混合ガスを、混合ガス源の温度と外部の温度との中間の温度まで冷却し、アンモニアを凝縮させるコンデンサ120と、コンデンサ120の外部側に設けられ、コンデンサの冷却温度に応じて決まるアンモニアを凝縮させるのに必要な圧力をコンデンサに与える背圧弁V6と、凝縮されたアンモニアを貯留する貯留部133、134とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、混合ガスからアンモニアを分離回収するアンモニア回収装置およびアンモニア回収方法に関する。
従来、大気圧においてアンモニアを液化温度(−77.7℃)まで冷却することでアンモニアを回収する方法や、コンプレッサを利用してアンモニアガスの圧力を高め、液化温度を高めて回収する方法が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1記載のアンモニアガスの回収装置は、導出された排出ガス中のアンモニアガスを水に溶解させ、アンモニアを溶解させたアンモニア水を蒸留して水とアンモニアガスとを分離し、分離したアンモニアガスを液化してアンモニアガスを回収している。溶解工程では溶解ステップを反復させてアンモニア濃度を高め、所定濃度のアンモニア水をアンモニア水タンクに貯留し、アンモニアガスを除湿した後、冷凍機ユニットでアンモニアガスを圧力0.4MPa、4℃(277K)程度まで冷却して液化している。
また、アンモニアガスを除害する装置としてはアンモニアを吸着剤に吸着させるものが知られている(たとえば特許文献2参照)。特許文献2記載のアンモニアの回収装置は、多管式吸着器にアンモニアの吸着剤を充填し、吸着剤を冷却しながらアンモニア含有ガスを通気する。このようにしてアンモニアを吸着捕取した後、多管式吸着器を熱媒体で加熱しながら減圧下にアンモニアを脱離させて回収している。
一方、液体のアンモニアを用いた反応についても研究がなされている(たとえば特許文献3参照)。特許文献3記載の金属アミド化合物の製造方法は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水素化物が含まれている金属水素化物と、液体アンモニアとを反応させることにより金属アミド化合物を得ている。
特開2008―7378号公報 特開2000−317246号公報 特開2006−8440号公報
上記の特許文献2記載のように、アンモニアを吸着剤に吸着させる装置が知られているが、このような技術は微量のアンモニアを吸着により除去するためのものであり、溶媒として大量のアンモニアを用い、アンモニアを回収し再利用しようとする場合には適用できない。
一方、特許文献3には、溶媒として大量のアンモニアを用いる反応が記載されているものの、アンモニアの回収については具体的手段が開示されていない。このような場合に、反応容器においてガスを冷却しようとすると、特許文献1記載のような通常の液化方法が採用されると考えられ、多くの冷却熟や電力が必要となる。また、圧力容器から排出されるアンモニアは高温であることが多く、また、アンモニア以外の高温であるガスを含んでいる場合は、アンモニア以外のガスも合わせて冷却や加圧が必要であり、さらに多くの冷却熱や電力を必要とし、非効率的である。たとえば、高温の混合ガスからアンモニアを大気圧下で液化するためには、アンモニアの蒸気圧曲線が示すように−77.7℃程度の低温まで冷却しなければならず、設備にかかる費用が割に合わない。一方、コンプレッサを用いて圧縮することでアンモニアを液化することもできるが、この方法も設備に費用がかかる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、混合ガスとして放出されるアンモニアを安価に回収でき、不純物のないアンモニアを回収、再利用できるアンモニア回収装置およびアンモニア回収方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明のアンモニア回収装置は、混合ガスからアンモニアを分離回収するアンモニア回収装置であって、高温高圧の混合ガス源から放出されるアンモニアおよびアンモニアより液化温度の低い気体で構成される混合ガスを冷却し、アンモニアを凝縮させるコンデンサと、前記コンデンサの外部側に設けられ、前記コンデンサの冷却温度に応じて決まるアンモニアを凝縮させるのに必要な圧力を前記コンデンサに与える背圧弁と、前記凝縮されたアンモニアを貯留する貯留部と、を備えることを特徴としている。
このように、本発明のアンモニア回収装置は、背圧弁によりコンデンサの冷却温度に応じて決まるアンモニアを液化させるのに必要な圧力をコンデンサに与えることで、混合ガスからアンモニアガスを取り出し貯留している。これにより、混合ガスとして放出されるアンモニアを安価に回収でき、不純物のないアンモニアを回収、再利用できる。
また、コンプレッサなしでアンモニアを液化でき、コンプレッサの設置、運転にかかる費用を低減できる。アンモニアを十分に回収するため、外部に他のガスとともに排出されるアンモニアに対して除害装置を設ける必要をなくすか、設けるとしても装置規模を縮小できる。
(2)また、本発明のアンモニア回収装置は、前記コンデンサが、前記混合ガスを空冷または水冷で冷却することを特徴としている。これにより、冷却のために高価な施設を準備することなく、空冷や水冷程度でアンモニアを液化することができる。
(3)また、本発明のアンモニア回収装置は、前記コンデンサが、前記混合ガスを冷却する冷却部およびアンモニアを凝縮して一時的に貯留する凝縮タンクを有し、前記凝縮タンクは、底部に、前記貯留部へ向かうアンモニアの流通路を有することを特徴としている。これにより、アンモニアを液化して貯留し、液体のアンモニアを通して、その温度では液化されないその他のガスを放出するとともにアンモニアを分離して取り出すことが容易になる。
(4)また、本発明のアンモニア回収装置は、前記コンデンサが、前記混合ガスを56℃未満に冷却することを特徴としている。これにより、アンモニアを貯留するボンベに用いられやすい可溶弁を溶かすことのない温度で、アンモニアを液化することができる。
(5)また、本発明のアンモニア回収方法は、混合ガスからアンモニアを分離回収するアンモニア回収方法であって、高温高圧の混合ガス源から放出されるアンモニアおよびアンモニアより液化温度の低い気体で構成される混合ガスを冷却しつつ、前記コンデンサの冷却温度に応じ、アンモニアを液化させるのに必要な圧力を与え、アンモニアを凝縮させるステップと、前記凝縮されたアンモニアを貯留するステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、混合ガスとして放出されるアンモニアを安価に回収でき、不純物のないアンモニアを回収、再利用できる。また、コンプレッサなしでアンモニアを液化でき、コンプレッサの設置、運転にかかる費用を低減できる。そして、アンモニアを十分に回収するため、外部に他のガスとともに排出されるアンモニアに対して除害装置を設ける必要をなくすか、設けるとしても装置規模を縮小できる。
本発明によれば、混合ガスとして放出されるアンモニアを安価に回収でき、不純物のないアンモニアを回収、再利用できる。
本発明に係るアンモニア回収装置の構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係るコンデンサの構成を示す模式図である。 第2の実施形態に係るコンデンサの構成を示す模式図である。 第3の実施形態に係るコンデンサの構成を示す模式図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
(アンモニア回収装置の構成)
図1は、アンモニア回収装置100の構成を示す模式図である。アンモニア回収装置100は、混合ガスからアンモニアを分離回収する。図1に示すように、アンモニア回収装置100は、圧力容器110、導入弁V1、流通路111、第1背圧弁V2、バイパス112、バイパス弁V3、コンデンサ120、貯留路125、貯留弁V4、V5、貯留部131、132、重量計133、134、排出路145および第2背圧弁V6により構成されている。
圧力容器110は、反応容器として用いられ、内部の温度と圧力を制御し、アンモニアを用いた反応を進行させる。圧力容器110は、そのような場合アンモニアおよびアンモニアより液化温度の低い気体で構成される混合ガスを放出する混合ガス源となる。導入弁V1の開閉により、圧力容器110にはアンモニアを導入可能となっている。たとえば10リットル程度の容量のものを用い、内部でアンモニアを溶媒として用い、金属カルシウムと反応させる。このような反応の結果、水素とアンモニアの混合ガスが発生する。
このように、アンモニア回収装置100は、反応に8MPa以上の高圧が必要で副次的にガスが生成される場合に特に有効である。再度コンプレッサで高圧にする必要がなく、動力源が不要となる。
第1背圧弁V2は、圧力容器110とコンデンサ120との間に設けられ、圧力容器110側の圧力をたとえば8MPa等の所定の値に維持する。その場合、反応ガスにより8MPaを超えた排ガスは、流通路111、第1背圧弁V2を通ってコンデンサ120へ流入する。バイパス112は、第1背圧弁V2を機能させている間はバイパス弁V3を閉じて用いられず、圧力容器110に残ったガスを排出する際に用いられる。
コンデンサ120は、混合ガス源から高温高圧の状態で放出される混合ガスを冷却し、アンモニアを凝縮させる。冷却温度は、圧力容器110の温度と外部の温度との中間の温度とすることが好ましい。室温の空気による空冷または室温の冷却水による水冷で混合ガスを冷却することで、アンモニアが液化する温度まで冷却できる。このようにして冷却機構をシンプルかつ安価に構成できる。なお、コンデンサ120の構成の詳細は後述する。
貯留路125は、凝縮されたアンモニアをコンデンサ120から貯留部131、132へ流通させる。貯留路125と貯留部131、132との開閉は、貯留弁V4、V5で行う。貯留部131、132は、それぞれボンベまたはタンクのような容器であり、凝縮されたアンモニアを貯留する。
ボンベを用いる場合、安全弁には通常、所定の温度で溶ける可溶弁が用いられる。この所定の温度は、JIS規格で56℃と定められており、コンデンサ120で混合ガスを56℃未満の温度で冷却し、これに応じて第2背圧弁V6により維持する圧力を3MPaとすることが好ましい。
これにより、可溶弁を溶かすことのない温度で、アンモニアを液化することができる。可溶弁は汎用のボンベに用いられるため、上記の条件設定はコスト低減に有効である。ただし、専用の貯蔵タンクを用い、適切な安全弁を用いて回収することも可能である。
重量計133、134は、それぞれ貯留部131、132の重量を計測する。そして、重量計133により貯留部131が所定量以上貯留されたと検知されたときに、貯留弁V4を閉じ、貯留弁V5を開けるよう装置を制御することで、続けて液体アンモニアをもう一つの貯留部132に流入させることができる。排出路145は、液化しなかったアンモニア以外のガスを、その圧力が2MPaを超えた時点で第2背圧弁V6を介して排出する。排出されたガスは、排出路145から外部へ排出され、たとえば排出されるガスの除害装置へ送られる。2MPa以上の反応工程を行う圧力容器110から排出される高圧の混合ガスからアンモニアを分離するのに有効である。
第2背圧弁V6は、コンデンサ120の外部側に設けられ、コンデンサ120の冷却温度に応じて決まるアンモニアを凝縮させるのに必要な圧力をコンデンサ120に与える。これにより、混合ガスとして放出されるアンモニアを安価に回収でき、不純物のないアンモニアを回収、再利用できる。また、コンプレッサなしでアンモニアを液化でき、コンプレッサの設置、運転にかかる費用を低減できる。また、アンモニアを十分に回収するため、外部へ他のガスとともに排出されるアンモニアに対して除害装置を設ける必要をなくし、設けるとしても装置規模を縮小できる。
したがって、第2背圧弁V6は、圧力容器110から排出するガスを常温でも液化する圧力(25.7℃、1.01MPa)以上に保ったまま、常温まで冷却・液化し回収する。たとえば、その日の気温において液化する圧力に制御することも可能である。これにより、低コストで回収率を上げることができる。
このように、アンモニア回収装置100は、圧力容器110にてアンモニアを含むガスが発生または、アンモニアを溶媒として使用する反応を行う際に、圧力容器の外へ放出されるアンモニアを安価に回収できる。
(コンデンサの構成)
次に、コンデンサ120の構成の詳細を説明する。図2は、コンデンサ120の構成を示す模式図である。図2に示すように、コンデンサ120は、冷却部121および凝縮タンク123を備えている。冷却部121は、流通路111を介して流通する混合ガスを冷却し、アンモニアを凝縮する。冷却は、空冷または水冷で行うことが好ましい。これにより、冷却のために高価な施設を準備することなく、空冷や水冷程度でアンモニアを液化することができる。
凝縮タンク123は、混合ガスを冷却する冷却部およびアンモニアを凝縮して一時的に貯留する。液面位置を測定、制御することが好ましい。コンデンサ120内の液面が上昇したら凝縮タンク123へ液体アンモニアを移送する。凝縮されたアンモニアは、凝縮タンク123の底部の導入口122から鉛直下方のタンク内に導入される。
導入された液体のアンモニアAは、凝縮タンク123内に蓄えられる。凝縮タンク123は、貯留部131、133へ向かうアンモニアの貯留路125に接続され、蓄えられたアンモニアAは、鉛直下方側の底部の貯留口124から貯留路125を介して貯留部131、132に流入する。これにより、アンモニアを液化して貯留し、液体のアンモニアを通して、凝縮タンク123の温度より低い温度でないと液化されないその他のガスを放出するとともにアンモニアを分離して取り出すことが容易になる。
なお、冷却部121を設けずに、凝縮タンク123を低温に維持し、鉛直下方から混合ガスを導入してもよい。鉛直下方から導入することで冷却されずにアンモニアガスがそのまま排出されることが防止される。一方、凝縮タンク123は、排出路145に接続される排出口143を有している。排出口143は、凝縮タンク123の鉛直上方側に設けられていることが好ましい。これにより、水素等のアンモニアより液化温度の低い気体が排出口143から排出される。排出口143により凝縮タンク123の液面を調整し、上澄みにガスを残すことで、混合ガスに含まれる他のガスを逃がすこともできる。アンモニア以外のガスも凝縮タンク123に導入されるため、凝縮タンク123はガスを抜く構造を有している。
(アンモニア回収装置の動作)
次に、アンモニア回収装置100の動作の一例を説明する。まず、導入弁V1を開けてアンモニアを圧力容器110に導入する。そして、圧力容器110において、アンモニアを溶媒として用い、金属カルシウムと反応させる。その結果として水素とアンモニアの混合ガスが発生する。このとき、第1背圧弁V2およびバイパス弁V3は閉じておく。
反応終了後、圧力容器110を50℃に維持する。なお、通常は圧力容器110の熱容量が大きいので保温のための制御は必要ない。第1背圧弁V2により、コンデンサ側の圧力を2MPaとし、圧力容器110側の圧力を8MPaから徐々に2MPaまで下げつつ、混合ガスをコンデンサ120へと供給する。
コンデンサ120の冷却部121は、たとえば空冷によりアンモニアを50℃程度に冷却し凝縮させる。そして、貯留弁V4、V5を開けて貯留部131、132においてアンモニアを液体として回収する。アンモニアより液化温度の低い他のガス、たとえば水素ガスは液化しない。したがって、凝縮された液体アンモニアには水素は混合されていない。アンモニアより液化温度が低いという代わりにアンモニアよりも蒸気圧が高いということもできる。
なお、圧力容器110内でアンモニアを気化することで、効率よく圧力容器110も冷却できる。アンモニアは、蒸発潜熱が水に次いで大きい物質であり冷却効果が高い。最終的に残った残ガスは除害装置へ送る。
(実施例)
上記のようなアンモニア回収装置100を用いて実験を行った。まず、圧力容器110の内部に金属カルシウムを設置し、アンモニアを導入して、100℃、8MPaで2時間運転した。このように圧力容器110内でアンモニアと金属カルシウムとを反応させた後、水素とアンモニアとの混合ガスをコンデンサ120に導入し、混合ガスの温度を56℃に冷却し、その圧力を第1の背圧弁V6で3MPaに制御した。その結果、使用量の71%の液体アンモニアを回収することができた。
[第2の実施形態]
上記の実施形態では、凝縮されたアンモニアは底部の鉛直方向に向かう導入口122から鉛直下方のタンク内に導入されるが、底部に流入口があれば、サイフォン管の様に鉛直上方に向かう流入口が設けられていてもよい。図3は、サイフォン管を有するコンデンサ220の構成を示す模式図である。
図3に示すように、コンデンサ220では、凝縮タンク123内にサイフォン管224が設けられ、貯留路125に接続されている。サイフォン管224の流入口は底部付近に配置されている。このように凝縮タンク123の底部に流入口があれば、貯留路125への流入口の形態は限定されない。
[第3の実施形態]
上記の実施形態では、凝縮タンク123が冷却部121の配管とは別に設けられているが、配管の一部が凝縮タンクとしての機能を有する構成であってもよい。図4は、コンデンサ320の構成を示す模式図である。図4に示すように、コンデンサ320は、冷却部321を構成する配管の一部に凝縮タンク323が形成されている。このように、冷却部321の最も鉛直下方にある配管部が太く形成されており、そこでアンモニアを凝縮し一時的に貯留できる構造でも構わない。
100 アンモニア回収装置
110 圧力容器(混合ガス源)
111 流通路
112 バイパス
120 コンデンサ
121 冷却部
122 導入口
123 凝縮タンク
124 貯留口
125 貯留路
131、132 貯留部
133、134 重量計
145 排出路
220 コンデンサ
224 サイフォン管
320 コンデンサ
323 凝縮タンク
A アンモニア
V1 導入弁
V2 背圧弁
V3 バイパス弁
V4、V5 貯留弁
V6 背圧弁

Claims (5)

  1. 混合ガスからアンモニアを分離回収するアンモニア回収装置であって、
    高温高圧の混合ガス源から放出されるアンモニアおよびアンモニアより液化温度の低い気体で構成される混合ガスを冷却し、アンモニアを凝縮させるコンデンサと、
    前記コンデンサの外部側に設けられ、前記コンデンサの冷却温度に応じて決まるアンモニアを凝縮させるのに必要な圧力を前記コンデンサに与える背圧弁と、
    前記凝縮されたアンモニアを貯留する貯留部と、を備えることを特徴とするアンモニア回収装置。
  2. 前記コンデンサは、前記混合ガスを空冷または水冷で冷却することを特徴とする請求項1記載のアンモニア回収装置。
  3. 前記コンデンサは、前記混合ガスを冷却する冷却部およびアンモニアを凝縮して一時的に貯留する凝縮タンクを有し、
    前記凝縮タンクは、底部に、前記貯留部へ向かうアンモニアの流通路を有することを特徴とする請求項2記載のアンモニア回収装置。
  4. 前記コンデンサは、前記混合ガスを56℃未満に冷却することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアンモニア回収装置。
  5. 混合ガスからアンモニアを分離回収するアンモニア回収方法であって、
    高温高圧の混合ガス源から放出されるアンモニアおよびアンモニアより液化温度の低い気体で構成される混合ガスを冷却しつつ、前記コンデンサの冷却温度に応じ、アンモニアを液化させるのに必要な圧力を与え、アンモニアを凝縮させるステップと、
    前記凝縮されたアンモニアを貯留するステップと、を含むことを特徴とするアンモニア回収方法。
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