JP2011206188A - 放射線撮影システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画素データから位相コントラスト画像を生成する際に、被検体の体動に応じて異なる画素を用いても正確な位相コントラスト画像が生成できるようにする。
【解決手段】補正データ生成部36は、被検体Hが配置されていない状態で、X線光量ばらつき、X線光量と画素データの信号強度とのリニアリティー、コントラスト、第1及び第2の吸収型格子22、23の透過率、位相シフト量オフセットの各パラメータに関する補正データを生成する。縞走査撮影時には、位相コントラスト画像の生成前に、画素データ補正部38により画素データを補正し、画素セット設定部39により被検体Hの体動に基づいて設定された画素セットの画素データの位相シフト量オフセットを、位相シフト量オフセット補正部40により補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線等の放射線により被検体の撮影を行う放射線撮影システム及び方法に関し、特に、被検体の位置を検出するために被検体にマーカーを取り付けて撮影を行なう放射線撮影システム及び方法に関する。
X線は、物質を構成する元素の原子番号と、物質の密度及び厚さとに依存して減衰するといった特性を有することから、被検体の内部を透視するためのプローブとして用いられている。X線を用いた撮影は、医療診断や非破壊検査等の分野において広く普及している。
一般的なX線撮影システムでは、X線を放射するX線源とX線を検出するX線画像検出器との間に被検体を配置して、被検体の透過像を撮影する。この場合、X線源からX線画像検出器に向けて放射されたX線は、X線画像検出器までの経路上に存在する物質の特性(原子番号、密度、厚さ)の差異に応じた量の減衰(吸収)を受けた後、X線画像検出器の各画素に入射する。この結果、被検体のX線吸収像がX線画像検出器により検出され画像化される。X線画像検出器としては、X線増感紙とフイルムとの組み合わせや輝尽性蛍光体のほか、半導体回路を用いたフラットパネル検出器(FPD:Flat Panel Detector)が広く用いられている。
ただし、X線吸収能は、原子番号が小さい元素からなる物質ほど低くなるため、生体軟部組織やソフトマテリアルなどでは、X線吸収像としての十分な画像の濃淡(コントラスト)が得られないといった問題がある。例えば、人体の関節を構成する軟骨部とその周辺の関節液は、いずれも殆どの成分が水であり、両者のX線の吸収量の差が少ないため、濃淡差が得られにくい。
このような問題を背景に、近年、被検体によるX線の強度変化に代えて、被検体によるX線の位相変化(角度変化)に基づいた画像(以下、位相コントラスト画像と称する)を得るX線位相イメージングの研究が盛んに行われている。一般に、X線が物体に入射したとき、X線の強度よりも位相のほうが高い相互作用を示すため、位相差を利用したX線位相イメージングでは、X線吸収能が低い弱吸収物体であっても高コントラストの画像を得ることができる。このようなX線位相イメージングの一種として、2枚の透過型回折格子とX線画像検出器とからなるX線タルボ干渉計を用いたX線撮影システムが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
X線タルボ干渉計は、被検体の背後に第1の回折格子を配置し、第1の回折格子の格子ピッチとX線波長で決まる特定距離(タルボ干渉距離)だけ下流に第2の回折格子を配置し、その背後にX線画像検出器を配置することにより構成される。上記タルボ干渉距離とは、第1の回折格子を通過したX線が、タルボ干渉効果によって自己像(縞画像)を形成する距離であり、この自己像は、X線源と第1の回折格子との間に配置された被検体とX線との相互作用(位相変化)により変調を受ける。
X線タルボ干渉計では、第1の回折格子の自己像と第2の回折格子との重ね合わせにより強度変調された縞画像を縞走査法により検出し、被検体による縞画像の変化(位相ズレ)から被検体の位相コントラスト画像を取得する。この縞走査法とは、図16(A)示すX線撮影システム70のように、第1の回折格子71に対して第2の回折格子72を、第1の回折格子71の面にほぼ平行で、かつ第1の回折格子71の格子方向(条帯方向)にほぼ垂直な方向に、格子ピッチを等分割した走査ピッチで並進移動させながらX線源73から被検体HにX線を照射して複数回の撮影を行なってFPD74により検出し、各画素75の画素データの位相のズレ量(被検体Hがある場合とない場合とでの位相のズレ量)から位相微分像(被検体で屈折したX線の角度分布に対応)を取得する方法であって、この位相微分像を上記の縞走査方向に沿って積分することにより被検体の位相コントラスト画像が得られる。なお、画素データは、走査ピッチに対して周期的に強度が変調された信号であるため、以下、「強度変調信号」と称することもある。
縞走査法は、第2の回折格子72を移動させながら複数回の撮影を行うため、撮影中に被検体Hが動いてしまうと位相情報を正しく計算することができなくなる。例えば、図16(A)に示すX線撮影システム70のように、被検体Hの被撮影部位77を透過したX線はFPD74の画素75aにより検出されるが、同図(B)に示すように、撮影中に被検体Hが上方に動くと、画素75aでは被検体Hの異なる被撮影部位78が撮影されてしまうので、同じ画素75aから求めた位相微分像が異なる被撮影部位のものとなってしまう。人体の体動について、例えば膝を固定して体動を測定したところ、1秒間に100μm程度の体動が生じていることが分った。FPDの現実的な画素サイズは150〜300μmであるため、撮影に数秒の時間がかかる縞走査法では、数画素分の体動が生じてしまう。
従来、放射線検出器を光軸方向に移動させながら複数回の測定を行って位相コントラスト画像を撮影する装置では、各測定画像から被検***置を割り出すため、被検体にマーカーを取り付けて撮影を行っている(例えば、特許文献2参照)。被検体にマーカーを取り付けて被検***置を割り出す手法は、X線タルボ干渉計を用いた位相コントラスト画像の撮影にも適用可能である。この場合、図16(B)に示すように、マーカー位置に基づいて被検体Hの位置を検出し、体動前後に被撮影部位77を撮影した画素75aと画素75bとから位相コントラスト画像を作成する。
特開2008−200359号公報 特開2002−336229号公報
FPDの各画素から出力される画素データは、照射されるX線強度のばらつき、各画素の性能、第1の回折格子及び第2の回折格子のピッチむら、第2の回折格子の走査ピッチのばらつき等から影響を受けるので、同じ条件で撮影を行なった場合でも各画素から値の異なる画素データが出力されることがある。したがって、縞走査撮影で得られた複数枚の画像データから、マーカー位置に基づいて体動前後の被検体の位置を検出し、被検体の同じ被撮影部位を撮影した異なる画素の画素データを用いて位相ズレ量を算出する際に、正確な位相ズレ量が算出できない場合がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、異なる画素の画素データを用いて正確な位相ズレ量を算出できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線撮影システムは、放射線を放射する放射線源と、放射線を通過させて縞画像を生成する第1の格子と、縞画像の周期パターンに対して位相が異なる複数の相対位置で縞画像に強度変調を与える強度変調手段と、強度変調手段により各相対位置で強度変調された縞画像を検出する放射線画像検出器と、放射線画像検出器により検出された複数の縞画像の各画素の信号強度と、信号のコントラストと、放射線源と放射線画像検出器との間に被検体が無い状態で信号に生じる位相シフト量である位相シフト量オフセットとを補正する補正手段と、複数の縞画像から被検体の位置情報を検出し、位置情報に基づいて位相コントラスト画像の生成に用いる画素の組み合わせである画素セットを設定する被検***置検出手段と、画素セットに設定された画素に基づいて、位相コントラスト画像を生成する位相コントラスト画像生成手段とを備えている。
被検***置検出手段は、被検体に取り付けられて一緒に撮影されるマーカーを含んでおり、被検体の位置情報は、縞画像のマーカー位置から検出される。
画素の信号強度の補正は、放射線の光量ばらつき、放射線光量と画素の信号強度とのリニアリティー、第1の格子と強度変調手段とのいずれか一方または両方の放射線透過率の少なくとも1つが補正されることが好ましい。
位相シフト量オフセットの補正は、位相シフト量オフセットを、縞画像の周期パターンと強度変調手段との相対位置のずれ量として補正する。
位相シフト量オフセットの補正は、被検***置検出手段による画素セットの設定後に、画素セットとして設定された画素の信号に対して施してもよい。
画素の信号補正に用いられる補正データを生成する補正データ生成手段を備えてもよい。この場合、補正データ生成手段は、各画素の信号強度を補正する強度補正データと、コントラストを補正するコントラスト補正データと、位相シフト量オフセットを補正する位相シフト量オフセット補正データとを生成するのが好ましい。また、強度補正データは、放射線の光量ばらつきを補正する光量ばらつき補正データ、放射線光量と画素の信号強度とのリニアリティーを補正するリニアリティー補正データ、第1の格子と強度変調手段とのいずれか一方または両方の放射線透過率を補正する透過率補正データの少なくとも1つであってもよい。
強度変調手段は、縞画像と同一方向の周期パターンを有する第2の格子と、第1及び第2の格子のいずれか一方を所定のピッチで移動させる走査手段とから構成してもよい。
第1及び第2の格子は、吸収型格子であり、第1の格子は、放射線源からの放射線を縞画像として第2の格子に投影するように構成してもよい。
第1の格子は位相型格子であり、第1の格子は、タルボ干渉効果により、放射線源からの放射線を縞画像として第2の格子に射影させてもよい。
放射線画像検出器は、放射線を電荷に変換する変換層と、変換層において変換された電荷を収集する電荷収集電極とを画素ごとに備えた放射線画像検出器であって、電荷収集電極は、縞画像と同一方向の周期パターンを有する複数の線状電極群が、互いに位相が異なるように配列されてなり、強度変調手段は、電荷収集電極により構成されていてもよい。
本発明の放射線撮影方法は、放射線が第1の格子を通過することにより生成された縞画像を、縞画像の周期パターンに対して位相が異なる複数の相対位置で強度変調手段により強度変調させ、放射線画像検出器に検出させるステップと、放射線画像検出器により検出された複数の縞画像の各画素の信号強度と、信号のコントラストと、放射線源と放射線画像検出器との間に被検体が無い状態で信号に生じる位相シフト量である位相シフト量オフセットとを補正するステップと、複数の縞画像から被検体の位置情報を検出し、位置情報に基づいて位相コントラスト画像の生成に用いる画素の組み合わせである画素セットを設定するステップと、画素セットに設定された画素に基づいて位相コントラスト画像を生成するステップとを備えている。
本発明によれば、複数の縞画像の各画素の信号強度、コントラスト、位相シフトオフセット量を補正するので、被検体の体動に応じて異なる画素を用いても、正確な位相コントラスト画像を生成することができる。
本発明の第1実施形態に係るX線撮影システムの構成を示す模式図である。 フラットパネル検出器の構成を示す模式図である。 第1及び第2の吸収型格子の構成を示す概略側面図である。 縞走査法を説明するための説明図である。 縞走査に伴って変化する画素データ(強度変調信号)を例示するグラフである。 補正データの生成手順を示すフローチャートである。 補正データの生成時に求められるX線光量と画素の信号強度とのリニアリティーを示すグラフである。 補正データの生成時に求められる第2の吸収方格子の移動位置と画素の信号強度との関係を表すグラフである。 補正データの生成時に求められる第2の吸収方格子の移動位置とX線光量ばらつきが補正された信号強度との関係を表すグラフである。 X線撮影システムの撮影手順を示すフローチャートである。 X線光量ばらつき及びリニアリティー補正後の信号強度と第2の吸収方格子の移動位置との関係を表すグラフである。 透過率補正後の信号強度と第2の吸収方格子の移動位置との関係を表すグラフである。 各画素の補正済み画素データを示す表である。 位相シフト量オフセット補正後の信号強度と第2の吸収方格子の走査ピッチとの関係を表すグラフである。 本発明の第2実施形態で用いられるX線検出器の構成を示す模式図である。 縞走査撮影を用いた従来のX線撮影システムの構成を示す模式図である。
(第1実施形態)
図1において、本発明の第1実施形態に係るX線撮影システム10は、被検体Hに取り付けられたマーカー11と、被検体HにX線を照射するX線源12と、X線源12に対向配置され、X線源12から被検体Hを透過したX線を検出して画像データを生成する撮影部13と、撮影部13から読み出された画像データを記憶するメモリ14と、メモリ14に記憶される複数の画像データを画像処理して位相コントラスト画像を生成する画像処理部15と、画像処理部15により生成された位相コントラスト画像が記録される画像記録部16と、X線源12及び撮影部13の制御を行う撮影制御部17と、操作部やモニタからなるコンソール18と、コンソール18から入力される操作信号に基づいてX線撮影システム10の全体を統括的に制御するシステム制御部19とから構成されている。
マーカー11は、被検体Hと一緒に撮影され、撮影部13から読み出された画像データから被検体Hの位置を検出する際の基準として用いられる。マーカー11は、例えば、直径が数mm〜数十mmの球径状であり、高いX線吸収性を有する材料、例えば鉛等を用いて形成されている。マーカー11は、例えば透明なプラスチック等からなる高いX線透過性を有する材質で形成された取付部材に保持されており、この取付部材が被検体Hの膝、肘、指等の関節部分の撮影部位に接着または粘着、あるいは貼付されることにより、被検体Hに固定されている。
X線源12は、高電圧発生器、X線管、コリメータ(いずれも図示せず)等から構成されており、撮影制御部17の制御に基づいて、被検体HにX線を照射する。例えば、X線管は、回転陽極型であり、高電圧発生器からの電圧に応じて、フィラメントから電子線を放出し、所定の速度で回転する回転陽極に電子線を衝突させることによりX線を発生する。回転陽極は、電子線が固定位置に当り続けることによる劣化を軽減するために回転しており、電子線の衝突部分が、X線を放射するX線焦点となっている。また、コリメータは、X線管から発せられたX線のうち、被検体Hの検査領域に寄与しない部分を遮蔽するように照射野を制限するものである。
撮影部13には、半導体回路からなるフラットパネル検出器(FPD)21、被検体HによるX線の位相変化(角度変化)を検出し位相イメージングを行うための第1の吸収型格子22及び第2の吸収型格子23が設けられている。FPD21は、X線源12から照射されるX線の光軸Aに沿う方向(以下、z方向という)に検出面が直交するように配置されている。
図2において、FPD21は、X線を電荷に変換して蓄積する複数の画素25が、x方向及びy方向に沿ってアクティブマトリクス基板上に2次元配列されてなる受像部26と、受像部26からの電荷の読み出しタイミングを制御する走査回路27と、各画素25に蓄積された電荷を読み出し、電荷を画像データに変換して記憶する読み出し回路28とから構成されている。なお、走査回路27と各画素25とは、行毎に走査線29によって接続されており、読み出し回路28と各画素25とは、列毎に信号線30によって接続されている。画素25の配列ピッチは、x方向及びy方向にそれぞれ100μm程度である。
画素25は、アモルファスセレン等の変換層(図示せず)によりX線を電荷に直接変換し、変換された電荷を変換層の下部の電極に接続されたキャパシタ(図示せず)に蓄積する直接変換型のX線検出素子として構成することができる。各画素25には、TFTスイッチ(図示せず)が接続され、TFTスイッチのゲート電極が走査線29、ソース電極がキャパシタ、ドレイン電極が信号線30に接続される。走査回路27からの駆動パルスによってTFTスイッチがON状態になると、キャパシタに蓄積された電荷が信号線30に読み出される。
なお、画素25は、酸化ガドリニウム(Gd)やヨウ化セシウム(CsI)等からなるシンチレータ(図示せず)でX線を一旦可視光に変換し、変換された可視光をフォトダイオード(図示せず)で電荷に変換して蓄積する間接変換型のX線検出素子として構成することも可能である。また、本実施形態では、放射線画像検出器としてTFTパネルをベースとしたFPDを用いているが、これに限られず、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子をベースとした各種の放射線画像検出器を用いることも可能である。
読み出し回路28は、積分アンプ、A/D変換器等により構成されている。積分アンプは、各画素25から信号線30を介して出力された電荷を積分して電圧信号(画像信号)に変換する。A/D変換器は、積分アンプにより変換された画像信号をデジタルの画素データに変換する。上述した画像データは、複数の画素データからなり、メモリ14に記憶される。
第1の吸収型格子22は、z方向に直交する面内の一方向(以下、y方向という)に延伸した複数のX線遮蔽部22aが、z方向及びy方向に直交する方向(以下、x方向という)に所定のピッチpで配列されたものである。同様に、第2の吸収型格子23は、y方向に延伸した複数のX線遮蔽部23aが、x方向に所定のピッチpで配列されたものである。X線遮蔽部22a,23aの材料としては、X線吸収性に優れる金属が好ましく、例えば、金、白金、鉛、タングステン等が好ましい。
撮影部13には、第2の吸収型格子23を格子方向に直交する方向(x方向)に並進移動させることにより、第1の吸収型格子22に対する第2の吸収型格子23との相対位置を変化させる走査機構32が設けられている。走査機構32は、例えば、圧電素子等のアクチュエータにより構成される。走査機構32は、後述する縞走査の際に、撮影制御部17の制御に基づいて駆動されるものである。なお、第2の吸収型格子23と走査機構32とが特許請求の範囲に記載の強度変調手段を構成している。
撮影部13には、走査機構32によりx方向に並進移動された第2の吸収型格子23の各移動量を計測する移動量計測器34が設けられている。移動量計測器34は、後述する補正データの生成時及び縞走査撮影時に作動され、計測結果は画像処理部15に入力されて画像データの補正に用いられる。
画像処理部15は、補正データ生成部36、補正データ記憶部37、画素データ補正部38、画素セット設定部39、位相シフト量オフセット補正部40、位相微分像生成部41及び位相コントラスト画像生成部42を備えている。
補正データ生成部36は、縞走査撮影中に被検体Hに体動が生じた場合でも正確な位相コントラスト画像が生成できるようにするため、各画素データが均質になるように補正するための補正データを生成する。これは、本実施形態では、縞走査撮影中に被検体Hに体動が生じた場合、マーカー11の位置に基づいて体動前後の被検体Hの位置を検出し、被検体Hの同じ被撮影部位を撮影した異なる画素25の画素データを用いて位相コントラスト像を生成するためである。
画素データは、X線光量のばらつき、各画素25と第1の吸収型格子22及び第2の吸収型格子23の性能等の影響を受ける。補正データ生成部36は、これらの影響を取り除くように画素データを補正するため、X線光量、リニアリティー、コントラスト、透過率及び位相シフト量オフセットをパラメータとした補正データを生成する。補正データ生成部36は、キャリブレーション動作時に作動し、補正データ記憶部37に記憶されている補正データを更新する。
上記パラメータのX線光量とは、X線源12から照射されるX線の光量ばらつきであり、リニアリティーはX線光量と画像データの信号強度との変化の連続性を表す。透過率は、第1の吸収型格子22及び第2の吸収型格子23のX線遮蔽部22a,23aのピッチむら・厚みむらに起因するX線透過率分布のむらであり、位相シフト量オフセットはX線遮蔽部22a,23aのピッチむらに起因して発生する位相シフトである。なお、X線遮蔽部22a,23aのピッチむらは、第1の吸収型格子22及び第2の吸収型格子23をリソグラフィー方式によって作成する場合、複数回の露光によってX線遮蔽部22a,23aのパターンを焼き付けることにより生じてしまう。
画素データ補正部38は、補正データ記憶部37に記憶されている補正データに基づいて、メモリ14から読み出した各画素データを補正する。画素セット設定部39は、画素データ補正部38により補正された画像データのマーカー11の位置に基づいて、位相シフト量の計算に用いる画素25の組み合わせを設定する。すなわち、画素セット設定部39は、被検体Hの体動に応じて異なる画素25の組み合わせから位相コントラスト画像を生成するための画素セットを設定する。位相シフト量オフセット補正部40は、補正データ記憶部37の補正データに基づいて、X線遮蔽部22a,23aのピッチむらによって生じる位相シフト量のオフセットを補正する。
位相微分像生成部41は、位相シフト量オフセット補正部40により補正された複数の画像データに基づき、位相微分像を生成する。位相コントラスト画像生成部42は、位相微分像をx方向に沿って積分することにより位相コントラスト画像を生成する。位相コントラスト画像生成部42により生成された位相コントラスト画像は、画像記録部16に記録された後、コンソール18に出力されてモニタ(図示せず)に表示される。
コンソール18は、モニタの他、操作者が撮影指示やその指示内容を入力する入力装置(図示せず)を備えている。この入力装置としては、例えば、スイッチ、タッチパネル、マウス、キーボード等が用いられ、入力装置の操作により、X線管の管電圧やX線照射時間等のX線撮影条件、撮影タイミング等が入力される。モニタは、液晶ディスプレイやCRTディスプレイからなり、X線撮影条件等の文字や、上記位相コントラスト画像を表示する。
図3において、第1の吸収型格子22のX線遮蔽部22aは、x方向に所定のピッチpで、互いに所定の間隔dを空けて配列されている。同様に、第2の吸収型格子23のX線遮蔽部23aは、x方向に所定のピッチpで、互いに所定の間隔dを空けて配列されている。X線遮蔽部22a,23aは、それぞれ不図示のX線透過性基板(例えば、ガラス基板)上に配置されたものである。第1及び第2の吸収型格子22,23は、入射X線に位相差を与えるものでなく、強度差を与えるものであるため、振幅型格子とも称される。なお、スリット部(上記間隔d,dの領域)は空隙でなくてもよく、高分子や軽金属等のX線低吸収材が充填されていてもよい。
第1及び第2の吸収型格子22,23は、タルボ干渉効果の有無に係らず、スリット部を通過したX線を線形的に投影するように構成されている。具体的には、間隔d,dを、X線源12から照射されるX線のピーク波長より十分大きな値とすることで、照射X線に含まれる大部分のX線をスリット部で回折させずに、直進性を保ったまま通過するように構成する。例えば、前述のX線管の回転陽極としてタングステンを用い、管電圧を50kVとした場合には、X線のピーク波長は、約0.4Åである。この場合には、間隔d,dを、1〜10μm程度とすれば、スリット部で大部分のX線が回折されずに線形的に投影される。この場合、格子ピッチp,pは、2〜20μm程度の大きさである。
X線源12から照射されるX線は、平行ビームではなく、X線焦点を発光点としたコーンビームであるため、第1の吸収型格子22を通過して射影される投影像(以下、この投影像をG1像または縞画像と称する)は、X線焦点12aからの距離に比例して拡大される。第2の吸収型格子23の格子ピッチp及び間隔dは、そのスリット部が、第2の吸収型格子23の位置におけるG1像の明部の周期パターンとほぼ一致するように決定されている。すなわち、X線焦点12aから第1の吸収型格子22までの距離をL、第1の吸収型格子22から第2の吸収型格子23までの距離をLとした場合に、格子ピッチp及び間隔dは、次式(1)及び(2)の関係を満たすように決定される。
Figure 2011206188
Figure 2011206188
第1の吸収型格子22から第2の吸収型格子23までの距離Lは、タルボ干渉計の場合には、第1の回折格子の格子ピッチとX線波長とで決まるタルボ干渉距離に制約されるが、本実施形態の撮影部13では、第1の吸収型格子22が入射X線を回折させずに投影させる構成であって、第1の吸収型格子22のG1像が、第1の吸収型格子22の後方のすべての位置で相似的に得られるため、該距離Lを、タルボ干渉距離と無関係に設定することができる。
上記のように本実施形態の撮影部13は、タルボ干渉計を構成するものではないが、第1の吸収型格子22でX線の回折が生じ、タルボ干渉効果が生じていると仮定した場合のタルボ干渉距離Zは、第1の吸収型格子22の格子ピッチp、X線波長(ピーク波長)λ、及び正の整数mを用いて、次式(3)で表される。
Figure 2011206188
本実施形態では、前述のように距離Lをタルボ干渉距離と無関係に設定することができるため、撮影部13のz方向への薄型化を目的とし、距離Lを、m=1の場合の最小のタルボ干渉距離Zより短い値に設定する。すなわち、距離Lは、次式(4)を満たす範囲の値に設定される。
Figure 2011206188
X線遮蔽部22a,23aは、コントラストの高い周期パターン像を生成するためには、X線を完全に遮蔽(吸収)することが好ましいが、上記したX線吸収性に優れる材料(金、白金、鉛、タングステン等)を用いたとしても、吸収されずに透過するX線が少なからず存在する。このため、X線の遮蔽性を高めるためには、X線遮蔽部22a,23aのそれぞれの厚み(z方向の厚さ)をできるだけ厚くすること(すなわち、アスペクト比を高めること)が好ましい。例えば、X線管の管電圧が50kVの場合に、照射X線の90%以上を遮蔽することが好ましく、この場合には、X線遮蔽部22a,23aの厚みは、金(Au)換算で30μm以上であることが好ましい。
以上のように構成された第1及び第2の吸収型格子22,23では、第1の吸収型格子22のG1像(縞画像)と第2の吸収型格子23との重ね合わせにより強度変調された縞画像がFPD21によって撮像される。第2の吸収型格子23の位置におけるG1像のパターン周期と、第2の吸収型格子23の格子ピッチpとは、製造誤差や配置誤差により若干の差異が生じており、この微小な差異により、強度変調された縞画像にはモアレ縞が生じる。また、第1及び第2の吸収型格子22、23の格子配列方向に誤差が生じ、配列方向が同一でない場合には、いわゆる回転モアレが発生する。しかし、縞画像にこのようなモアレ縞が発生した場合でも、モアレ縞のx方向またはy方向の周期が画素40の配列ピッチよりも大きい範囲であれば特に問題が生じることはない。理想的にはモアレ縞を発生させないことが好ましいが、モアレ縞は、後述するように、縞走査の走査量(第2の吸収型格子23の並進距離)を確認するために利用することができる。
X線源12と第1の吸収型格子22との間に被検体Hを配置すると、FPD21により検出される縞画像は、被検体Hにより変調を受ける。この変調量は、被検体Hによる屈折効果によって偏向したX線の角度に比例する。したがって、FPD21で検出された縞画像を解析することによって、被検体Hの位相コントラスト画像を生成することができる。
次に、縞画像の解析方法について説明する。図3には、被検体Hのx方向に関する位相シフト分布Φ(x)に応じて屈折される1つのX線が例示されている。符号50は、被検体Hが存在しない場合に直進するX線の経路を示しており、この経路50を進むX線は、第1及び第2の吸収型格子22,23を通過してFPD21に入射する。符号51は、被検体Hが存在する場合に、被検体Hにより屈折されて偏向したX線の経路を示している。この経路51を進むX線は、第1の吸収型格子22を通過した後、第2の吸収型格子23のX線遮蔽部23aにより遮蔽される。
被検体Hの位相シフト分布Φ(x)は、被検体Hの屈折率分布をn(x,z)、zをX線の進む方向として、次式(5)で表される。
Figure 2011206188
第1の吸収型格子22から第2の吸収型格子23の位置に投射されたG1像は、被検体HでのX線の屈折により、その屈折角φに応じた量だけx方向に変位することになる。この変位量Δxは、X線の屈折角φが微小であることに基づいて、近似的に次式(6)で表される。
Figure 2011206188
ここで、屈折角φは、X線波長λと被検体Hの位相シフト分布Φ(x)を用いて、次式(7)で表される。
Figure 2011206188
このように、被検体HでのX線の屈折によるG1像の変位量Δxは、被検体Hの位相シフト分布Φ(x)に関連している。そして、この変位量Δxは、FPD21で検出される各画素25の強度変調信号の位相ズレ量ψ(被検体Hがある場合とない場合とでの各画素25の強度変調信号の位相のズレ量)に、次式(8)のように関連している。
Figure 2011206188
したがって、各画素25の強度変調信号の位相ズレ量ψを求めることにより、式(8)から屈折角φが求まり、式(7)を用いて位相シフト分布Φ(x)の微分量が求まるから、これをxについて積分することにより、被検体Hの位相シフト分布Φ(x)、すなわち被検体Hの位相コントラスト画像を生成することができる。本実施形態では、上記位相ズレ量ψを、下記に示す縞走査法を用いて算出する。
縞走査法では、第1及び第2の吸収型格子22,23の一方を他方に対して相対的にx方向に並進移動させながら撮影を行う(すなわち、両者の格子周期の位相を変化させながら撮影を行う)。本実施形態では、前述の走査機構32により第2の吸収型格子23を移動させる。第2の吸収型格子23の移動に伴って、モアレ縞が移動し、並進距離(x方向への移動量)が、第2の吸収型格子23の格子周期の1周期(格子ピッチp)に達すると(すなわち、位相変化が2πに達すると)、モアレ縞は元の位置に戻る。このように、格子ピッチpを整数分の1ずつ第2の吸収型格子23を移動させながら、FPD21で縞画像を撮影し、撮影した複数の縞画像から各画素の強度変調信号を取得し、前述の画像処理部15内の位相微分像生成部41で演算処理することにより、各画素の強度変調信号の位相ズレ量ψを得る。この位相ズレ量ψの2次元分布が位相微分像に相当する。
図4は、格子ピッチpをM(2以上の整数)個に分割した走査ピッチ(p/M)ずつ第2の吸収型格子23を移動させる様子を模式的に示している。走査機構32は、k=0,1,2,・・・,M−1のM個の各走査位置に、第2の吸収型格子23を順に並進移動させる。なお、同図では、第2の吸収型格子23の初期位置を、被検体Hが存在しない場合における第2の吸収型格子23の位置でのG1像の暗部が、X線遮蔽部23aにほぼ一致する位置(k=0)としているが、この初期位置は、k=0,1,2,・・・,M−1のうちいずれの位置としてもよい。
まず、k=0の位置では、主として、被検体Hにより屈折されなかったX線が第2の吸収型格子23を通過する。次に、k=1,2,・・・と順に第2の吸収型格子23を移動させていくと、第2の吸収型格子23を通過するX線は、被検体Hにより屈折されなかったX線の成分が減少する一方で、被検体Hにより屈折されたX線の成分が増加する。特に、k=M/2の位置では、主として、被検体Hにより屈折されたX線のみが第2の吸収型格子23を通過する。k=M/2の位置を超えると、逆に、第2の吸収型格子23を通過するX線は、被検体Hにより屈折されたX線の成分が減少する一方で、被検体Hにより屈折されなかったX線の成分が増加する。
k=0,1,2,・・・,M−1の各位置で、FPD21により撮影を行うと、各画素25について、M個の画素データが得られる。以下に、このM個の画素データから上記各画素25の強度変調信号の位相ズレ量ψを算出する方法を説明する。第2の吸収型格子23の位置kにおける各画素25の画素データをI(x)と標記すると、I(x)は、次式(9)で表される。
Figure 2011206188
ここで、xは、画素のx方向に関する座標であり、Aは入射X線の強度であり、Aは強度変調信号のコントラストに対応する値である(ここで、nは正の整数である)。また、φ(x)は、上記屈折角φを画素25の座標xの関数として表したものである。
次いで、次式(10)の関係式を用いると、上記屈折角φ(x)は、式(11)のように表される。
Figure 2011206188
Figure 2011206188
ここで、arg[ ]は、偏角の抽出を意味しており、上記位相ズレ量ψに対応する。したがって、各画素25で得られたM個の画素データ(強度変調信号)から、式(11)に基づいて位相ズレ量ψを算出することにより、屈折角φ(x)が求まり、位相シフト分布Φ(x)の微分量が求まる。
具体的には、各画素25で得られたM個の画素データは、図5に示すように、第2の吸収型格子23の位置kに対して、格子ピッチpの周期で周期的に変化する。同図中の破線は、被検体Hが存在しない場合の画素データの変化を示しており、同図中の実線は、被検体Hが存在する場合の画素データの変化を示している。この両者の波形の位相差が上記位相ズレ量ψに対応する。
以上の説明では、画素25のy方向に関するy座標を考慮していないが、各y座標について同様の演算を行うことにより、x方向及びy方向に関する2次元的な位相ズレの分布ψ(x,y)が得られる。この位相ズレの分布ψ(x,y)が位相微分像に対応する。なお、屈折角φと位相ズレ量ψとは、上記式(7)で示されるように比例関係にあるため、共に位相シフト分布Φ(x)の微分量に対応する物理量である。
次に、補正データ生成部36による補正データの生成について説明する。図6に示すように、補正データ生成部36は、システム制御部19からキャリブレーション動作を行なうよう指示を受けたときに動作を開始し(S1)、FPD21の各画素25にそれぞれ対応した補正データを生成する。キャリブレーションの指示は、操作者によるコンソール18からの指示に基づいて、システム制御部19が各部を制御することにより実行される。
キャリブレーションの指示があると、まずリニアリティーの補正データが作成される(S2)。システム制御部19は、被検体Hが配置されていない状態で、X線源12にX線光量を変えながら複数回のX線照射を行なわせ、各X線をFPD21に検出させる。補正データ生成部36は、図7に示すように、X線光量Aと画素データの信号強度Iとの関数である次式(12)を算出する。
Figure 2011206188
X線光量Aは、補正データ生成部36により、第1の吸収型格子22及び第2の吸収型格子23を通らないX線を検出した画素25の画素値に基づき取得される。なお、X線光量Aは、測定されたmAs値から求めてもよいし、X線源12が照射光量検出器を備えている場合には、その検出値を取得してもよい。また、リニアリティー補正データの生成前に、全体的に透過率が高くなるように第2の吸収型格子23の位置が決められているのが好ましい。なお、第2の吸収型格子23の位置がうまく決まらないときには、複数の位置でリニアリティー補正データを求めてもよい。
次に、透過率、コントラスト、位相シフト量オフセットの各補正データが求められる(S3)。システム制御部19は、被検体Hが配置されていない状態で、X線源12、FPD21及び走査機構32を制御して複数回の撮影ステップからなる縞走査撮影を行なわせる。なお、本実施形態では、縞走査撮影の撮影回数sを例えば5回(s=1〜5)とする。また、システム制御部19は、上記リニアリティー補正データの生成時と同様に、補正データ生成部36に各撮影ステップでのX線光量A(s=1〜5)を取得させる。また、移動量計測器34により測定された各撮影ステップでの第2の吸収型格子23の実際の移動量k(s=1〜5)は、補正データ生成部36に入力される。
図8は、縞走査撮影により得られた第2の吸収型格子23の移動量kと、画素データの信号強度Iとの関係を示している。補正データ生成部36は、次式(13)に示すように、信号強度Iから式(12)で得た係数bを引き、X線光量Aで割ることにより、X線光量ばらつきが補正された信号強度I’を算出する。図9に、信号強度I’と第2の吸収型格子23の移動量kとの関係を示す。
Figure 2011206188
正弦的に変化する信号強度は、参照文献の式(8.3)により表すことができ、これを本実施形態の信号強度I’に適用すると、次式(14)を得ることができる(参照文献:「応用光学−光計測入門(谷田貝豊彦 著)第2版」丸善、2005年2月、p136−138)。式(14)において、cは平均強度、eは信号振幅、θは位相シフト量オフセットであり、それぞれ上記参照文献の式(8.16)、(8.18)、(8.17)から求められる。平均強度cは、第1の吸収型格子22及び第2の吸収型格子23の透過率分布の差を表しているので、この値を利用して透過率分布の補正を行なうことができる。また、画素間のコントラスト差は、信号振幅eをもとにして補正することができる。各補正データは、補正データ記憶部37に記憶される(S4)。
Figure 2011206188
次に、上記補正データを用いた位相コントラスト画像の撮影手順について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。X線源12とFPD21との間に、マーカー11が取り付けられた被検体Hが配される。操作者によりコンソール18から撮影操作が行なわれると、X線撮影システム10の各部が連携動作して、上述した縞走査撮影が実行され、縞画像とマーカー像とが同時に撮影される(S10)。縞走査撮影により作成された複数の画像データは、メモリ14に記憶される。
画素データ補正部38は、縞走査撮影後にメモリ14から複数の画像データを読み出し、X線光量ばらつきとリニアリティーの補正を行なう(S11)。画素データ補正部38は、まず、第1の吸収型格子22及び第2の吸収型格子23を通らないX線を検出した画素25の画素値に基づいて、縞走査撮影の各撮影ステップにおけるX線光量Aを取得する。また、画素データ補正部38は、移動量計測器34から、第2の吸収型格子23の実際の移動量kを取得する。図8は、被検体Hを配置していない状態のグラフであるが、画素信号の信号強度Iと移動量kの関係は、ほぼこのグラフと同様となる。
画素データ補正部38は、次式(15)に示すように、信号強度Iから式(12)で得た係数bを引き、これをa×Aで割ることにより、X線光量ばらつきとリニアリティーとが補正された信号強度I’を算出する。図9は、補正データ生成時のグラフであるが、信号強度I’と移動量kの関係は、ほぼこのグラフと同様となる。
Figure 2011206188
次に、画素データ補正部38は、各画素データに対し、透過率補正を施す(S12)。この補正は、次式(16)に示すように、信号強度I’を平均強度cで割ることにより、各画素データ間で平均強度が同じになるように補正された信号強度I’’を算出する。図11に示すように、信号強度I’’は、平均強度が1に規格化される。
Figure 2011206188
画素データ補正部38は、各画素データに対し、コントラスト補正を施す(S13)。この補正は、次式(17)に示すように、信号強度I’’に補正を掛けることによって、各画素データの振幅が同じになるように補正された信号強度I’’’を算出する。図12に示すように、信号強度I’’’は、振幅が1に規格化されている。
Figure 2011206188
X線光量ばらつき、リニアリティー、透過率、コントラストが補正された各画像データは、画素セット設定部39により画素セットが設定される(S14)。画素セット設定部39は、各画像データからマーカー11を検出し、このマーカー11の検出位置に基づいて、位相ズレ量の算出に用いる画素のセットを決定する。
図13(A)の表1は、画像データの画素1〜5の移動量k1〜k5時の補正済みの画素データI’’’を示しており、同図(B)の表2は、各画素1〜5に対応する補正データc,e,θを示している。縞走査撮影時に被検体Hに体動が生じていないときには、例えば、画素1の画素データI’’’11〜I’’’15から位相ズレ量が算出される。しかし、被検体Hに体動が生じた場合には、同じ画素によって被検体Hの同じ被撮影部位を撮影することができないため、例えば、表1中においてハッチングされているように、画素1〜5が画素セットとして選択され、画素データI’’’11、I’’’22、I’’’33、I’’’44、I’’’55が位相ズレ量の算出に用いられる。
次に、位相シフト量オフセット補正部40により、画素データの位相シフト量オフセットが補正される(S15)。位相シフト量オフセット補正部40は、位相シフト量オフセットを第2の吸収型格子23の走査量の誤差として取り扱うことにより、位相シフト量オフセットを補正する。位相シフト量オフセット補正部40は、次式(18)を用いて、角度に関する位相シフト量オフセットθ〜θを距離Δk〜Δkに変換し、移動量k〜kに距離Δk〜Δkを加算する。これにより、図14に示すように、第2の吸収型格子23の走査ピッチは、位相シフト量オフセットが発生しないように補正される。
Figure 2011206188
位相微分像生成部41は、位相シフト量オフセット補正部40により補正された画像データから位相微分像を生成する。次いで、位相コントラスト画像生成部42により、位相微分像から位相コントラスト画像が生成される(S16)。位相コントラスト画像は、コンソール18に出力され、モニタに表示される。
なお、上記実施形態では、画素データの平均強度、振幅が1になるように補正しているが、適当な係数を掛けて画像処理しやすい数値に規格化してもよい。また、上記実施形態では、補正後の縞画像に基づいて画素セットを設定しているが、補正前の縞画像に基づいて画素セットを設定してもよい。更に、上記実施形態では、X線源12からFPD21までの距離を長くした場合に、X線焦点12aの焦点サイズ(一般的に0.1mm〜1mm程度)によるG1像のボケが影響し、位相コントラスト画像の画質の低下をもたらす恐れがあるため、X線焦点12aの直後にマルチスリット(線源格子)を配置してもよい。
このマルチスリットは、第1及び第2の吸収型格子22,23と同様な構成の吸収型格子であり、一方向(本実施形態では、y方向)に延伸した複数のX線遮蔽部が、第1及び第2の吸収型格子22,23のX線遮蔽部22a,23aと同一方向(本実施形態では、x方向)に周期的に配列されたものである。このマルチスリットは、X線源12からのX線を部分的に遮蔽してx方向に関する実効的な焦点サイズを縮小するとともに、x方向に多数の点光源(分散光源)を形成することにより、G1像のボケを抑制する。
また、上記実施形態では、第1及び第2の吸収型格子22,23を、そのスリット部を通過したX線を線形的に投影するように構成しているが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、スリット部でX線を回折することにより、いわゆるタルボ干渉効果が生じる構成(国際公開WO2004/058070号公報等に記載の構成)としてもよい。ただし、この場合には、第1及び第2の吸収型格子22,23の間の距離Lをタルボ干渉距離に設定する必要がある。また、この場合には、第1の吸収型格子22に代えて、位相型格子(位相型回折格子)を用いることが可能であり、第1の吸収型格子22に代えて用いた位相型格子は、タルボ干渉効果により生じる縞画像(自己像)を、第2の吸収型格子23に射影する。
さらに、上記実施形態では、被検体HをX線源12と第1の吸収型格子22との間に配置しているが、被検体Hを第1の吸収型格子22と第2の吸収型格子23との間に配置した場合にも同様に位相コントラスト画像の生成が可能である。
(第2実施形態)
また、上記実施形態では、第2の吸収型格子23がFPD21とは独立して設けられているが、特開平2009−133823号公報に開示された構成のX線画像検出器を用いることにより、第2の吸収型格子23を排することができる。このX線画像検出器は、X線を電荷に変換する変換層と、変換層において変換された電荷を収集する電荷収集電極とを備えた直接変換型のX線画像検出器において、各画素の電荷収集電極が、一定の周期で配列された線状電極を互いに電気的に接続してなる複数の線状電極群を、互いに位相が異なるように配置することにより構成されており、電荷収集電極が特許請求の範囲に記載の強度変調手段を構成している。
図15は、本実施形態のX線画像検出器(FPD)の構成を例示する。画素60が、x方向及びy方向に沿って一定のピッチで2次元配列されており、各画素60には、X線を電荷に変換する変換層によって変換された電荷を収集するための電荷収集電極61が形成されている。電荷収集電極61は、第1〜第6の線状電極群62〜67から構成されており、各線状電極群の線状電極の配列周期の位相がπ/3ずつずれている。具体的には、第1の線状電極群62の位相を0とすると、第2の線状電極群63の位相はπ/3、第3の線状電極群64の位相は2π/3、第4の線状電極群65の位相はπ、第5の線状電極群66の位相は4π/3、第6の線状電極群67の位相は5π/3である。
さらに、各画素60には、電荷収集電極61により収集された電荷を読み出すためのスイッチ群68が設けられている。スイッチ群68は、第1〜第6の線状電極群62〜67のそれぞれに設けられたTFTスイッチからなる。第1〜第6の線状電極群62〜67により収集された電荷を、スイッチ群68を制御してそれぞれ個別に読み出すことによって、一度の撮影により、互いに位相の異なる6種類の縞画像を取得することができ、この6種類の縞画像に基づいて位相コントラスト画像を生成することができる。
FPD21に代えて、上記構成のX線画像検出器を用いることにより、撮影部13から第2の吸収型格子23が不要となるため、コスト削減とともに、さらなる薄型化が可能となる。また、本実施形態では、一度の撮影により、異なる位相で強度変調が行われた複数の縞画像を取得することが可能であるため、縞走査のための物理的な走査が不要となり、上記走査機構32及び移動量計測器34を省略することができる。なお、電荷収集電極61に代えて、特開平2009−133823号公報に記載のその他の構成の電荷収集電極を用いることも可能である。
さらに、第2の吸収型格子23を配置しない場合の別の実施形態として、X線画像検出器により得られた縞画像(G1像)を、信号処理によって位相を変えながら周期的にサンプリングすることで、該縞画像に強度変調を与えることも可能である。
以上説明した第1、第2実施形態は、医療診断用の放射線撮影システムのほか、工業用等のその他の放射線撮影システムに適用することが可能である。
10 X線撮影システム
11 マーカー
12 X線源(放射線源)
13 撮影部
15 画像処理部
17 撮影制御部
19 システム制御部
21 フラットパネル検出器(FPD)
22 第1の吸収型格子
23 第2の吸収型格子
25 画素
32 走査機構
34 移動量計測器
36 補正データ生成部
37 補正データ記憶部
38 画層データ補正部
39 画素セット設定部
40 位相シフト量オフセット補正部
41 位相微分像生成部
42 位相コントラスト画像生成部

Claims (13)

  1. 放射線を放射する放射線源と、
    前記放射線を通過させて縞画像を生成する第1の格子と、
    前記縞画像の周期パターンに対して位相が異なる複数の相対位置で前記縞画像に強度変調を与える強度変調手段と、
    前記強度変調手段により前記各相対位置で強度変調された縞画像を検出する放射線画像検出器と、
    前記放射線画像検出器により検出された複数の縞画像の各画素の信号強度と、前記信号のコントラストと、前記放射線源と前記放射線画像検出器との間に被検体が無い状態で前記信号に生じる位相シフト量である位相シフト量オフセットとを補正する補正手段と、
    複数の前記縞画像から被検体の位置情報を検出し、前記位置情報に基づいて位相コントラスト画像の生成に用いる画素の組み合わせである画素セットを設定する被検***置検出手段と、
    前記画素セットに設定された画素に基づいて、位相コントラスト画像を生成する位相コントラスト画像生成手段と、
    を備えたことを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記被検***置検出手段は、前記被検体に取り付けられて一緒に撮影されるマーカーを含み、前記縞画像のマーカー位置から前記位置情報を検出することを特徴とする請求項1記載の放射線撮影システム。
  3. 前記画素の信号強度の補正は、前記放射線の光量ばらつき、前記放射線光量と前記画素の信号強度とのリニアリティー、前記第1の格子と前記強度変調手段とのいずれか一方または両方の放射線透過率の少なくとも1つが補正されることを特徴とする請求項1または2記載の放射線撮影システム。
  4. 前記位相シフト量オフセットの補正は、前記位相シフト量オフセットを、前記縞画像の周期パターンと前記強度変調手段との相対位置のずれ量として補正することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の放射線撮影システム。
  5. 前記位相シフト量オフセットの補正は、前記被検***置検出手段による前記画素セットの設定後に、前記画素セットとして設定された画素の信号に対して施されることを特徴とする請求項4記載の放射線撮影システム。
  6. 前記画素の信号補正に用いられる補正データを生成する補正データ生成手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の放射線撮影システム。
  7. 前記補正データ生成手段は、前記各画素の信号強度を補正する強度補正データと、前記コントラストを補正するコントラスト補正データと、前記位相シフト量オフセットを補正する位相シフト量オフセット補正データとを生成することを特徴とする請求項6記載の放射線撮影システム。
  8. 前記強度補正データは、前記放射線の光量ばらつきを補正する光量ばらつき補正データ、前記放射線光量と前記画素の信号強度とのリニアリティーを補正するリニアリティー補正データ、前記第1の格子と前記強度変調手段とのいずれか一方または両方の放射線透過率を補正する透過率補正データの少なくとも1つであることを特徴とする請求項7記載の放射線撮影システム。
  9. 前記強度変調手段は、前記縞画像と同一方向の周期パターンを有する第2の格子と、前記第1及び第2の格子のいずれか一方を所定のピッチで移動させる走査手段とからなることを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の放射線撮影システム。
  10. 前記第1及び第2の格子は、吸収型格子であり、前記第1の格子は、前記放射線源からの放射線を縞画像として前記第2の格子に投影することを特徴とする請求項9記載の放射線撮影システム。
  11. 前記第1の格子は位相型格子であり、前記第1の格子は、タルボ干渉効果により、前記放射線源からの放射線を縞画像として前記第2の格子に射影することを特徴とする請求項9記載の放射線撮影システム。
  12. 前記放射線画像検出器は、放射線を電荷に変換する変換層と、変換層において変換された電荷を収集する電荷収集電極とを画素ごとに備えた放射線画像検出器であって、
    前記電荷収集電極は、前記縞画像と同一方向の周期パターンを有する複数の線状電極群が、互いに位相が異なるように配列されてなり、
    前記強度変調手段は、前記電荷収集電極により構成されていることを特徴とする請求項1記載の放射線撮影システム。
  13. 放射線が第1の格子を通過することにより生成された縞画像を、前記縞画像の周期パターンに対して位相が異なる複数の相対位置で強度変調手段により強度変調させ、放射線画像検出器に検出させるステップと、
    前記放射線画像検出器により検出された複数の縞画像の各画素の信号強度と、前記信号のコントラストと、前記放射線源と前記放射線画像検出器との間に被検体が無い状態で前記信号に生じる位相シフト量である位相シフト量オフセットとを補正するステップと、
    複数の前記縞画像から被検体の位置情報を検出し、前記位置情報に基づいて位相コントラスト画像の生成に用いる画素の組み合わせである画素セットを設定するステップと、
    前記画素セットに設定された画素に基づいて、位相コントラスト画像を生成するステップと、
    を備えたことを特徴とする放射線撮影方法。
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