JP2011203482A - 音声処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音声処理装置のDSP19は、波形メモリ18からの2系統の出力信号を交互にクロスフェードして出力する。相関度計測部23は、入力される音声データの自己相関値を算出する。周期性判定部24は、算出された自己相関値を予め定められた閾値と比較し、両者の差分に応じて音声データが周期性を有するか否かを判定する。制御部22は、周期性判定部24の判定結果に応じてクロスフェードの態様を切り替えるようにクロスフェードゲイン計算部26を制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は上述した背景の下になされたものであり、音声信号のピッチを変換する技術において、出力される音声信号のレベルの変動を軽減することのできる技術を提供することを目的とする。
また、本発明の更に好ましい態様において、前記合成手段は、前記音声データの振幅がゼロになるタイミングで前記クロスフェードの態様を切り替えてもよい。
また、本発明の更に好ましい態様において、前記判定手段は、前記自己相関値が前記閾値を予め定められた時間以上継続して下回っているか否かを判定してもよい。
また、本発明の別の好ましい態様において、前記判定手段は、予め定められた単位時間毎に前記判定処理を行うようにしてもよい。
また、本発明の別の好ましい態様において、前記判定手段は、前記音声データの音量が予め定められた閾値以上変化した場合に前記判定処理を行うようにしてもよい。
図1は、この発明の一実施形態である音声処理装置1のハードウェア構成を例示したブロック図である。音声処理装置1は、例えば、カラオケ伴奏を再生するカラオケ装置や、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータである。図において、CPU(Central Processing Unit)11は、ROM(Read Only Memory)12に記憶されているコンピュータプログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)13にロードし、これを実行することにより、音声処理装置1の各部を制御する。外部記憶装置14は、ハードディスクや光ディスク等の大容量の記憶手段である。通信I/F15は、通信回線で結ばれた他の装置(例えば、カラオケ装置の管理室のサーバ等)との間でデータの授受を行うインターフェースである。
次に、DSP19が行うピッチ変換処理の概要について図面を参照しつつ説明する。DSP19は、波形メモリ18からの音声データの読出速度を変更することによってピッチの変更を行う。具体的には、DSP19は、ピッチを高くする場合には音声データの読出速度を速くし、ピッチを低くする場合には音声データの読出速度を遅くする。
また、図示のように、読出アドレス24A、24Bのジャンプを発生させる時刻を異ならせている。これにより、アドレスジャンプの発生時刻が重ならないから、アドレスジャンプに起因したノイズが軽減される。
以上がこの実施形態においてDSP19が行うピッチ変換処理の概要である。
次に、図4を参照しつつ、上述したピッチ変換処理に係るDSP19の機能的構成について詳述する。同図において、波形解析部21は、音声データの波形を解析するものである。波形解析部21は、LPF211と基本周期検出部212とアタック検出部213とを備えている。LPF211は音声データから低周波成分のみを取り出すためのフィルタである。音声データをLPF211に通すことによって高周波成分がカットされ、基本周期の検出が容易になる。基本周期検出部212は、LPF211を通した音声データから基本周期を検出し、検出結果を制御部22へ送る。基本周期検出部212の基本周期の検出方法としては、例えばFFT変換により信号の周波数成分を検出することにより行う。アタック検出部213は、音声データからアタックを検出する。ここで、アタックとは、平均的な音声の波高レベルよりも極端に高い部分又は振幅上昇が急激な信号の区間である。アタック検出部213は、所定の時間間隔毎に切り出した音声データのエネルギー和をそれぞれ計算し、平均的な音声の波高レベルより極端に高い区間、又はエネルギーの増加が急激な区間を、アタックとして検出する。アタック検出部213は、アタックの検出結果を示す信号を制御部22に出力する。
次いで、DSP19が行うクロスフェードの切替処理の具体的な動作の一例について、図7を参照しつつ説明する。図7は、2系統のバッファ出力信号の読出アドレスとゲインの時間的な変化を示す図であり、前述した図3に対応するものである。図7の(A)は、バッファ出力信号18Aのゲインの時間変化を表す図であり、横軸は経過時間を示し、縦軸はゲインを示す。(B)は、基準位置に対するバッファ出力信号18Aの読出位置の差分の変化を表す図であり、横軸は経過時間を示し、縦軸は基準位置に対するバッファ出力信号18Aの読出位置のアドレス差を示す。(C)は、バッファ出力信号18Bのゲインの時間変化を表す図であり、横軸は経過時間を示し、縦軸はゲインを示す。(D)は、基準位置に対するバッファ出力信号18Bの差分の変化を表す図であり、横軸は経過時間を示し、縦軸は基準位置に対するバッファ出力信号18Bの読出位置のアドレス差を示す。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態では、DSP19は、2系統のバッファ出力信号18A、18Bを合成して出力したが、合成する音声データの数は2に限らず、3以上の出力タップを設け、3以上の音声データを合成するようにしてもよい。
この態様によれば、ピッチ変換処理を行う際にその都度周期性の有無の判定を行う必要がないため、ピッチ変換処理を行う際のDSP19の処理負荷を軽減することができる。
Claims (3)
- 音声波形を表す音声データが予め定められた書込速度で順次書き込まれるバッファと、
前記バッファに書き込まれた音声データを、前記書込速度と異なる読出速度で、複数の異なる読出位置から並行して読み出す読出手段と、
前記書込速度と等しい速度で読み出しを行う場合の読出位置を基準位置として、前記読出手段が予め定められた時間だけ前記音声データの読み出しを行う毎に、前記読出手段の読出位置を当該基準位置の方向に移動させる読出制御手段と、
前記音声データの自己相関値を予め定められたアルゴリズムに従って計算する計算手段と、
前記計算手段によって計算された自己相関値を予め定められた閾値と比較し、両者の差分に応じて前記音声データが周期性を有するか否かを判定する判定手段と、
前記読出手段によって読み出された複数の音声データをクロスフェードさせて合成する合成手段であって、前記判定手段の判定結果に基づいて当該クロスフェードの態様を切り替える合成手段と
を具備することを特徴とする音声処理装置。 - 前記合成手段は、前記判定手段によって前記音声データが周期性を有すると判定された場合には、音量和が略一定となるように前記複数の音声データのゲインを変化させてクロスフェードを行う一方、それ以外の場合には、エネルギー和が略一定となるように前記複数の音声データのゲインを変化させてクロスフェードを行う
ことを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。 - 音声波形を表す音声データの自己相関値に基づいて判定されたデータであって当該音声データが周期性を有するか否かを示すデータが付与された音声データが、予め定められた書込速度で順次書き込まれるバッファと、
前記バッファに書き込まれた音声データを、前記書込速度とは異なる読出速度で、複数の異なる読出位置から並行して読み出す読出手段と、
前記書込速度と等しい速度で読み出しを行う場合の読出位置を基準位置として、前記読出手段が予め定められた時間だけ前記音声データの読み出しを行う毎に、前記読出手段の読出位置を当該基準位置の方向に移動させる読出制御手段と、
前記読出手段によって読み出された複数の音声データをクロスフェードさせて合成する合成手段であって、当該音声データに付与されたデータに基づいて当該クロスフェードの態様を切り替える合成手段と
を具備することを特徴とする音声処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010070615A JP2011203482A (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 音声処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010070615A JP2011203482A (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 音声処理装置 |
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JP2011203482A true JP2011203482A (ja) | 2011-10-13 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2010070615A Pending JP2011203482A (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 音声処理装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011203482A (ja) |
Cited By (1)
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2010
- 2010-03-25 JP JP2010070615A patent/JP2011203482A/ja active Pending
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