JP2011201655A - ダンボールテープ貼付機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘着テープをスムーズに繰り出し可能にし且つ粘着テープの余分な繰り出しを防止する。
【解決手段】 本機1は、テープロールRから繰り出される粘着テープTをダンボール箱Bの天面Btに貼り付け、該テープTをカッタ34で切断する。カッタ34は、遊端部が上下揺動自在のカッタアーム55と、該アーム55に設けられたカッタ刃56と、該アーム55を下方に付勢するカッタ付勢手段57とを備え、天面Btに遊端部55aが乗り上がることにより、天面Btに貼り付けられたテープTの上方でカッタ刃56が退避し、天面Btから遊端部55aが外れて下降することにより、カッタ刃56がテープTを切断する。天面Btに遊端部55aが乗り上がっていない状態ではテープロールRの回転に所定の回転抵抗を付与し、そうでない状態ではテープロールRの回転に前記回転抵抗を付与しない回転規制装置61を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ダンボール箱を粘着テープで封緘するダンボールテープ貼付機に関するものである。
ダンボール箱Bの封緘は、図9に示すように、内フラップFi,Fiを内側に折り込まれるとともに、その上から外フラップFo,Foが内側に折り込こまれた状態で、左右外フラップFoの接合線Lの上から粘着テープTが貼り付けられることによりなされる。
従来のダンボールテープ貼付機として、特許文献1記載のダンボール箱の封緘装置を例示する。この装置は、図10に示すように、左右一対の上蓋フラップを内側に折り込んだ状態のダンボール箱Bを左右上蓋フラップの接合線と平行に一定方向に搬送する搬送装置106と、粘着テープTを繰り出すテープ繰出体112と、ダンボール箱Bの天面Btを前記接合線に沿って転動しつつ、その外周面で前記テープ繰出部から繰り出される粘着テープTを粘着面側が左右上蓋フラップの両方にまたがって密着するように押し付ける押圧ローラ113,114と、テープ繰出体112から繰り出される粘着テープTを所定長さに切断するカッタ115と、押圧ローラ113,114をダンボール箱Bの進行方向後面に沿って転動させる駆動手段とを備えている。
従来のこの種のダンボールテープ貼付機のテープ繰出体112においては、例えば、粘着テープTのテープロール118を回転軸118aを介して回転自在に軸支するとともに、該回転軸118aに回転に所定の抵抗を付与することにより、テープロール118から余分な粘着テープTが引き出されないようにしていることが多い。このように抵抗を付与するようにしている理由は、テープロール118からの粘着テープTの繰り出しがダンボール箱Bへの粘着テープTの貼り付けに応じて断続的に行われるので、仮に抵抗を付与していないと、繰り出しが停止したときにテープロール118が慣性で余分に回転し、これにより余分に繰り出された粘着テープTが弛んでダンボールテープ貼付機の各部に粘着してしまう不具合が発生するためである。
特開平7−215316号公報
ところが、テープロール118の回転に抵抗を付与すると、その抵抗が大きいほど前述した粘着テープTの余分な繰り出しを防止するように作用するが、特にダンボール箱Bを手動で機体に押し込むときの力を利用して封緘するように構成された手動式のダンボールテープ貼付機では、ダンボール箱Bを手動で押し込むときの抵抗を増大させ、操作性が低下するという課題がある。
上記課題を解決するために、本発明のダンボールテープ貼付機は、
ダンボール箱を一定方向へ搬送可能な搬送路と、該搬送路の上方に配設された封緘部とが機体に装備され、
前記封緘部は、回転自在に軸支されたテープロールから繰り出される粘着テープを該ダンボール箱の天面に貼り付けるとともに、該粘着テープをカッタにより切断するように構成されており、
前記カッタは、搬送方向後側が支軸で軸支されることにより搬送方向前側に延びる遊端部が上下に揺動自在に設けられたカッタアームと、該カッタアームの遊端部から前記支軸側へ間隔をおいて設けられたカッタ刃と、該カッタアームが下方に揺動するように付勢するカッタ付勢手段とを備え、前記搬送路上を移動する前記ダンボール箱の天面に前記遊端部が乗り上がることにより、該天面に貼り付けられた粘着テープの上方で前記カッタ刃が退避し、該天面の搬送方向後端部から前記遊端部が外れて下降することにより、前記カッタ刃が粘着テープを切断するように構成されたダンボールテープ貼付機であって、
前記封緘部は、前記ダンボール箱の天面に前記遊端部が乗り上がっていない状態では前記テープロールの回転に所定の回転抵抗を付与し、前記ダンボール箱の天面に前記遊端部が乗り上がっている状態では前記テープロールの回転に前記回転抵抗を付与しないように構成された回転規制装置を備えている。
この構成によれば、前記ダンボール箱の天面に前記遊端部が乗り上がっていない状態、即ち粘着テープを繰り出す必要がない状態になると、前記回転抵抗が前記テープロールに付与されるので、テープロールからの余分な粘着テープの繰り出しを防止することができる。また、前記ダンボール箱の天面に前記遊端部が乗り上がっている状態、即ちダンボール箱へ貼り付けるために粘着テープを繰り出す必要がある状態になると、前記回転抵抗が前記テープロールの回転に付与されなくなるので、粘着テープをスムーズに繰り出すことができる。
また、前記ダンボールテープ貼付機においては、
前記回転規制装置は、前記遊端部が乗り上がっていない状態において、前記テープロールから前記粘着テープが繰り出されるときの回転である順方向の回転に対しては前記回転抵抗を付与する一方、該順方向とは逆方向の回転に対しては該回転を制止するように構成された態様を例示する。
この構成によれば、前記順方向の回転については、前記回転抵抗が付与されるもののテープロールの回転が可能なので、適宜強制的に粘着テープを引き出すことが可能となり、例えばテープロール交換作業等の粘着テープを適宜引き出しながら行う必要がある作業をスムーズに行うことができる。また、テープロールの前記逆方向の回転が制止されるので、万一粘着テープが多少余分に繰り出された場合でも、該粘着テープが弛むことがない。ダンボール箱の移動を機械で駆動する構成の場合、ダンボール箱の移動速度がほぼ一定で、しかも急に勢いよく移動されることがないが、ダンボール箱を手動で移動させる構成の場合、ダンボール箱の移動のさせ方は、作業者ごとに個人差があるし、同じ作業者でもその体調等によって異なるし、移動速度も一定ではないため、前記抵抗の調整が難しく、粘着テープが多少余分に繰り出されることも起こり得るので、本構成が効果を発揮する。
本発明に係るダンボールテープ貼付機によれば、粘着テープをスムーズに繰り出せるとともに、粘着テープの余分な繰り出しを防止できるという優れた効果を奏する。
本発明を具体化した一実施形態に係るダンボールテープ貼付機の斜視図である。 図1のII矢視図である。 同テープ貼付機の封緘部の側断面図であって、ダンボール箱を搬送路の入口から受け入れている状態を示す図である。 同テープ貼付機の封緘部の側断面図であって、ダンボール箱の天面に粘着テープを貼り付けている状態を示す図である。 同テープ貼付機の封緘部の側断面図であって、カッタが粘着テープを切断した直後の状態を示す図である。 同テープ貼付機の封緘部の側断面図であって、ダンボール箱を搬送路の出口から送り出している状態を示す図である。 同テープ貼付機の搬送路の高さ調節部を示す側面図である。 同高さ調節部のガイド板を示す側面図である。 ダンボール箱の構成を示す斜視図である。 従来のダンボールテープ貼付機を示す側面図である。
図1〜図8は本発明を具体化した一実施形態のダンボールテープ貼付機1を示しており、各図において、矢印Cは搬送路の搬送方向前側であって、機体前側を指し示している。本例の封緘対象のダンボール箱Bは、背景技術において説明したもの(図9参照)と同じものとする。このテープ貼付機1は、左右一対の外フラップFo,Foを内側に折り込んだ状態のダンボール箱Bを左右外フラップFo,Foの接合線Lと平行に一定方向へ搬送可能な搬送路2と、該搬送路2の上方に配設された封緘部とが機体に装備されており、ダンボール箱Bが封緘部3に対して相対移動する力を利用して、該封緘部3が接合線Lに沿って粘着テープTを貼り付けるように構成されている。
機体4は、4本の支柱10により四隅が支持された基台13を備えている。基台13における後側の両支柱10下端には、高さ調節可能に構成された支持脚14が設けられ、同前側の両支柱10の下端には、車輪15が設けられている。基台13には、その上側に搬送路2が高さ調節部20を介して上下高さ調節可能に支持されている。基台13における後側の支柱10の上端には、前後方向に延びる水平フレーム26が取り付けられている。左右の水平フレーム26には、それぞれ上フレーム18が立設されており、該両上フレーム18には、左右方向に延びる横フレーム19の両端部がそれぞれ支持されている。封緘部3の前半部かつ上半部が、該横フレーム19に設けられたフランジ部19aを介して支持されている。このように搬送路2及び封緘部3は、上下方向への相対位置を調節可能に機体4に装備されている。
高さ調節部20は、図7及び図8に示すように、支柱10に取り付けられ、上下方向へ延びる長孔21aを有する高さ調節部本体21と、該長孔21aを介して上下位置調節を可能に搬送路2を固定する固定手段としての固定ネジ22と、該固定ネジ22による搬送路2の固定位置を所定位置にガイドするためのガイド板23とを備えている。高さ調節部本体21には、その長孔21aにおける固定ネジ22の軸22aの位置に対するダンボール箱の高さを示した目盛21bが長孔21aに沿って設けられている。ガイド板23は、上端部が高さ調節部本体21に支軸23dを介して回動自在に軸支されており、該支軸23dから垂れ下がった状態において長孔21aに略沿って延びる端縁部23aを有している(図7(a)参照)。図8に示すように、端縁部23aには、搬送路の高さ位置が利用頻度の高いダンボール箱Bに対応した位置に設定されるように固定ネジ22の軸22aの位置をガイドするための凹部23eが、1又は2箇所以上(本例では、5箇所)に形成されている。各凹部23eは、その略上向きの端面23fで固定ネジ22の軸22aを受け止めるようになっているとともに、該略上向きの端面23fに固定ネジ22の軸22aを受け入れやすくするために、該略上向きの端面23fの上方が固定ネジ22の軸22aの径よりも広めに切り欠かれている。ガイド板23には、各凹部23eに対応するダンボール箱Bの高さ及びダンボール箱Bの用途(ダンボール箱Bに詰める農作物の品種、サイズ等)を示した目盛23bが設けられている。
本例のガイド板23は、支軸23dから垂れ下がった状態において、端縁部23aが長孔21aを覆うとともに凹部23eの位置が、長孔21aとが重なる位置又は長孔21aよりも端縁部23a側に配設されている(図7(a)参照)。これにより、端縁部23aが長孔21aと重ならないようにガイド板23を手で反端縁部側に回動させておき(図7(b)参照)、長孔21a内における固定ネジ22の上下位置が所要の凹部23eの位置になるように大まかに調節し、ガイド板23から手を離すと、ガイド板23がその自重で支軸23dから垂れ下がる状態まで回動し、固定ネジ22と凹部23eが係合するようになっている(図7(a)参照)。
なお、ガイド板23を支軸23dで軸支することに代えて、図8に二点鎖線で示すように、ガイド板23に略水平に延びる上下一対の横長孔23cを設け、該両横長孔23cをそれぞれ軸支するように構成することも可能である。この構成によれば、高さ調節部本体21に対してガイド板23を略水平にスライド移動可能させることにより、長孔21aと凹部が重なるようにしたり、重ならないようにしたりすることができる。
この高さ調節部20によれば、特定の用途ごとに特化して制作したガイド板23を用意しておけば、該ガイド板23を交換するだけで特定の用途に対応した高さ調節が可能になる。また、端縁部23aが長孔21aから離れるようにガイド板23を回動させておいたり(図7(b)参照)、ガイド板23を取り外したりしておくことにより、長孔21aにおける任意の上下位置に搬送路2を固定することも可能になっている。
搬送路2は、機体4の後側から前側に向けてダンボール箱Bを搬送するためのローラコンベア24と、該ローラコンベア24上のダンボール箱Bの向きをガイドするガイド部25とを備えている。ガイド部25は、各水平フレーム26の機体内方に平行運動機構27を介して支持されたガイド棒28を備えている。各水平フレーム26の後端側には、機体4を持ち上げて移動させるためのハンドル29が設けられている。両ガイド棒28は互いに平行に支持されており、ダンボール箱Bの側面を左右両側から挟持するようにしてダンボール箱Bの向きをガイドするようになっている。両ガイド棒28の間隔は搬送するダンボール箱Bに合わせて平行運動機構27により調節可能となっている。
封緘部3は、搬送路2の幅方向のサイズが同方向における封緘対象のダンボール箱Bのサイズよりも小さく形成されているとともに、封緘部3の前半部かつ上半部が、該横フレーム19に設けられたフランジ部19aを介して支持されている。このように封緘部3は、その下部両側部が機体4に支持されておらず、該両側部以外の部位が機体4に支持されるように構成されることにより、該両側部の近傍に一対の空間S,Sが形成されるようになっている。そして、図2に示すように、作業者が、搬送路2の入口側に載置されたダンボール箱Bにおける搬送方向後側の両上角近傍を両手H,Hでそれぞれ持ったまま、該一対の空間S,Sに該両手H,Hを押し込むと、該ダンボール箱Bが搬送路2の出口側に押し出されるように構成されている。
この封緘部3は、回転自在に軸支されたテープロールRから粘着テープTを繰り出すテープ繰出部31と、ダンボール箱Bの天面Btを接合線Lに沿って転動しつつ、その外周面でテープ繰出部31から繰り出される粘着テープTを粘着面側が左右外フラップFoの両方にまたがって密着するように押し付ける前後2個の押圧ローラ32,33と、テープ繰出部31から繰り出される粘着テープTを切断するカッタ34と、押圧ローラ33がダンボール箱Bの進行方向後面を転動するときに左右外フラップFoが浮き上がらないように上から押さえる押止具としての押止ローラ35と、搬送方向後側に設けられたカバー30と、テープロールの回転を規制するための回転規制装置61とが、封緘部フレーム39に装備されている。封緘部フレーム39は、フレーム本体45と、該フレーム本体45に対する上下位置を調節可能に、該フレーム本体45の前後にそれぞれ設けられた前側フレーム46及び後側フレーム47とを備えている。本例では、前側フレーム46及び後側フレーム47は、それぞれ上下に延びる長孔46a,47aを有しており、該長孔46a,47aを介して締結手段48(本例ではボルト及びナット)でフレーム本体45に取り付けられることにより、該フレーム本体45に対する上下位置が調節可能になっている。フレーム本体45にはテープ繰出部31、押圧ローラ32,33等が、前側フレーム46にはカッタ34、カバー30等が、後側フレーム47には、押止ローラ35等が、それぞれ装備されている。
テープ繰出部31は、フレーム本体45に立設されたテープ支持輪ステー50の上端部にテープ支持軸51を介して回転自在に軸支されたテープ支持輪52と、該テープ支持輪52に装着されたテープロールRから繰り出される粘着テープTを押圧ローラ32の直前部まで案内するガイドローラ40,41と、該直前部で、粘着テープTの先端を挟持するテープ案内板42及びテープ押さえ板43とを備えており、押圧ローラ32の直前部に対し、粘着面側を前方に向けた状態で粘着テープTを供給するようになっている。なお、テープ支持軸51とテープ支持輪52との間には、図示しない補助抵抗付与手段(例えば圧縮バネ)が介挿されており、これによりテープ支持輪52に所定の回転抵抗が付与されるようになっており、後述する回転規制装置61による抵抗が付与されない状態でもテープロールRに若干の回転抵抗が付与されるようにしている。補助抵抗付与手段による回転抵抗の大きさは調節可能に構成されている。
前後2個の押圧ローラ32,33は、支軸36a,37aを支点にして回動自在なアーム36,37の下端部にそれぞれ取り付けられており、両アーム36,37は連動して互いに逆向きに回動するように連結ロッド38で連結されるとともに、両アーム36,37の間隔が開く方向に付勢手段(図示略)により付勢されている。貼付手段3aは、これらの構成要素32,33,36,36a,37,37a,38からなっている。
カッタ34は、前側フレーム46に搬送方向後側が支軸54で軸支されることにより搬送方向前側に延びる遊端部55aが上下に揺動自在に設けられたカッタアーム55と、該カッタアーム55の遊端部55aから前記支軸側へ間隔をおいて設けられたカッタ刃56と、該カッタアーム55が下方に揺動するように付勢するカッタ付勢手段57とを備えている。そして、このカッタ34は、搬送路2の上を移動するダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がることにより、該天面Btに貼り付けられた粘着テープTの上方でカッタ刃56が退避し、該天面Btの搬送方向後端部から遊端部55aが外れて下降することにより、カッタ刃56が粘着テープTを切断するように構成されている。カッタ刃56は、先端が鋸刃状に形成されており、両押圧ローラ32,33の間に位置している。支軸54は、前側フレーム46を介してフレーム本体45に取り付けられており、これにより、カッタ34は、貼付手段3aに対する支軸54の上下位置が調節可能に構成されている。
押止具としての押止ローラ35は、周面の下端がダンボール箱Bの天面Btとほぼ同じ高さに位置するように設けられている。押止ローラ35は、後側フレーム47を介して封緘部3のフレーム本体45に取り付けられており、これにより、押止ローラ35は、貼付手段3aに対する上下位置が調節可能に構成されている。
カバー30は、封緘部3の下部よりも下側及び左右両側に張り出した形状に形成されている。カバー30における下側への張り出し部は、封緘部3の底部とダンボール箱Bの天面Btとの隙間を狭めるようになっている。カバー30の下縁は、ダンボール箱Bの天面Btを傷付けないように、搬送方向前側に湾曲した形状となっている。カバー30における左右両側への張り出し部は、封緘部3の前記下部両側部に存在する突部(各支軸の端部等)のなかで側方への突出長さが最長のものと同等以上に側方へ張り出すように形成されている。カバー30は、前側フレーム46を介して封緘部3のフレーム本体45に取り付けられており、貼付手段3aに対する上下位置が調節可能に構成されている。
回転規制装置61は、テープ支持輪52に対しそれと同軸に取り付けられたスプロケット62と、一端部に設けられた爪63aがスプロケット62の歯62aに係合又は離脱可能となるように、テープ支持輪ステー50に対し支点63bが回動自在に軸支されたレバー63と、該レバー63の他端部及び該カッタアーム55の遊端部側を連結するリンク64とを備えている。リンク64は長さ調節可能に構成されている。カッタアーム55の遊端部側は下方に付勢されているので、ダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっていない状態では、リンク64を介してレバー63の他端部が下方に回動され、スプロケット62の歯62aに爪63aが係合する。一方、ダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がることにより、該遊端部55aが上方に押し上げられると、リンク64を介してレバー63の他端部が上方に回動され、スプロケット62の歯62aから爪63aが離脱する。爪63aが設けられているレバー63の一端部は、支点63bに対して、テープロールRから粘着テープTが繰り出されるときの回転である順方向の回転方向側に配設されており、これにより、ダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっていない状態、即ちスプロケット62の歯62aに爪63aが係合している状態において、テープロールRの順方向の回転D1に対しては、爪63aが歯62aの輪郭に沿って摺動することにより、所定の回転抵抗を付与するが、該順方向とは逆方向の回転D2に対しては、爪63aが歯62aに噛み込むことにより、該回転を制止するように構成されている。
次に、このテープ貼付機1の使用方法について説明する。
(1)封緘作業を始める前の調節方法について説明すると、封緘対象のダンボール箱Bを内フラップFi,Fi及び外フラップFo,Foが内側に折り込まれた状態にし、搬送路2に載せ、カバー30の下縁がダンボール箱Bの天面Btの直ぐ上に位置するように、搬送路2の高さを調節するとともに、ダンボール箱Bの両側面に軽く接する程度に左右のガイド棒28の間隔を調整する。
(2)封緘作業の方法について説明すると、まず、作業者が機体後側に立ち、ダンボール箱Bを搬送路2の入口に載せ、ダンボール箱Bを内フラップFi,Fi及び外フラップFo,Foが内側に折り込まれた状態にし、該ダンボール箱Bの搬送方向後側における両上角付近を両手でそれぞれ持ち、搬送路2の出口側へ向けてダンボール箱Bを押し込んで行く(図3参照)。このようにダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっていない状態では、リンク64を介して、爪63aが歯62aに係合する方向へレバー63が回動され、テープロールRの回転に所定の回転抵抗を付与する。ダンボール箱Bが所定位置に到達すると、テープロールRから所定長さ繰り出されている粘着テープTの先端部の粘着面にダンボール箱Bの前面上部が接触する。この粘着テープTの先端部は、その搬送方向前側に位置している押圧ローラ32によってダンボール箱Bに押し付けられる。ダンボール箱Bが前進するのに伴って、押圧ローラ32が粘着テープTを押圧しながらダンボール箱Bの前面を上向きに転動した後、左右外フラップFoの接合線Lに沿ってダンボール箱Bの天面Btを転動することにより天面Btの封緘を行う(図4参照)。このようにダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっている状態では、リンク64を介して、爪63aが歯62aから離脱する方向へレバー63が回動され、テープロールRの回転に前記回転抵抗を付与する。このとき、連結ロッド38により押圧ローラ32と連動して押圧ローラ33も天面Btの高さまで上昇しており、押圧ローラ32に追随して押圧ローラ33も天面Btの封緘を行う。また、このときカッタ34はダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がることにより、天面Btに貼り付けられた粘着テープTの上方でカッタ刃56が退避しているが、押圧ローラ32が天面Btから外れた後、該天面Btの搬送方向後端部から遊端部55aが外れて下降することにより、カッタ刃56が粘着テープTを切断するようになっている(図5参照)。このようにダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっていない状態では、リンク64を介して、爪63aが歯62aに係合する方向へレバー63が回動され、テープロールRの回転に所定の回転抵抗を付与する。その後、押圧ローラ33がダンボール箱Bの天面Btに引き続いて後面を下方に転動し、粘着テープTをその先端まで後面に圧着する。この状態となるまで、作業者がダンボール箱Bを搬送路2の出口側へ押し込むと、搬送路2の出口側に封緘されたダンボール箱Bが送り出される(図6参照)。
以上のように本例のダンボールテープ貼付機1では、回転規制装置61は、ダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっていない状態では、リンク64を介して、爪63aが歯62aに係合する方向へレバー63が回動され、テープロールRの回転に所定の回転抵抗を付与する一方、ダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっている状態では、リンク64を介して、爪63aが歯62aから離脱する方向へレバー63が回動され、テープロールRの回転に前記回転抵抗を付与しないように構成されている。この構成によれば、ダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっていない状態、即ち粘着テープTを繰り出す必要がない状態になると、前記回転抵抗がテープロールRに付与されるので、テープロールRからの余分な粘着テープTの繰り出しを防止することができる。また、ダンボール箱Bの天面Btに遊端部55aが乗り上がっている状態、即ちダンボール箱Bへ貼り付けるために粘着テープTを繰り出す必要がある状態になると、前記回転抵抗がテープロールRの回転に付与されなくなるので、粘着テープTをスムーズに繰り出すことができる。
また、回転規制装置61は、遊端部55aが乗り上がっていない状態において、テープロールRから粘着テープTが繰り出されるときの回転である順方向の回転D1に対しては前記回転抵抗を付与する一方、該順方向とは逆方向の回転D2に対しては該回転を制止するように構成されている。この構成によれば、前記順方向の回転D1については、前記回転抵抗が付与されるもののテープロールRの回転が可能なので、適宜強制的に粘着テープTを引き出すことが可能となり、例えばテープロール交換作業等の粘着テープTを適宜引き出しながら行う必要がある作業をスムーズに行うことができる。また、テープロールRの前記逆方向の回転D2が制止されるので、万一粘着テープTが多少余分に繰り出された場合でも、該粘着テープTが弛むことがない。ダンボール箱Bの移動を機械で駆動する構成の場合、ダンボール箱Bの移動速度がほぼ一定で、しかも急に勢いよく移動されることがないが、ダンボール箱Bを手動で移動させる構成の場合、ダンボール箱Bの移動のさせ方は、作業者ごとに個人差があるし、同じ作業者でもその体調等によって異なるし、移動速度も一定ではないため、前記回転抵抗の調整が難しく、粘着テープTが多少余分に繰り出されることも起こり得るので、本構成が効果を発揮する。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)本発明を、例えば搬送装置のような動力源(モータ、エンジン等)を含む構成を備えたダンボールテープ貼付機に適用すること。
(2)回転規制装置61におけるスプロケット62に代えて、周面の摩擦抵抗が大きい円盤(例えば、周面がゴム製若しくは軟質樹脂製の円盤、又は、周面が粗面に形成された円盤)を用いること。
(3)回転規制装置61におけるリンク64に代えて、カッタアーム55の状態を検出するセンサと、該検出状態に応じてレバー63を電磁的に駆動するアクチュエータとを設けること。
1 ダンボールテープ貼付機
2 搬送路
3 封緘部
3a 貼付手段
4 機体
20 高さ調節部
21 高さ調節部本体
21a 長孔
21b 目盛
22 固定ネジ
22a 軸
23 ガイド板
23a 端縁部
23b 目盛
23c 横長孔
23d 支軸
23e 凹部
23f 端面
31 テープ繰出部
34 カッタ
50 テープ支持輪ステー
51 テープ支持軸
52 テープ支持輪
54 支軸
55 カッタアーム
55a 遊端部
56 カッタ刃
57 カッタ付勢手段
61 回転規制装置
62 スプロケット
62a 歯
63 レバー
63a 爪
63b 支点
64 リンク
B ダンボール箱
Bt ダンボール箱の天面
C 搬送方向前側、機体前側
Fi 内フラップ
Fo 外フラップ
H 作業者の手
L 接合線
R テープロール
S 空間
T 粘着テープ
D1 順方向の回転
D2 逆方向の回転

Claims (2)

  1. ダンボール箱を一定方向へ搬送可能な搬送路と、該搬送路の上方に配設された封緘部とが機体に装備され、
    前記封緘部は、回転自在に軸支されたテープロールから繰り出される粘着テープを該ダンボール箱の天面に貼り付けるとともに、該粘着テープをカッタにより切断するように構成されており、
    前記カッタは、搬送方向後側が支軸で軸支されることにより搬送方向前側に延びる遊端部が上下に揺動自在に設けられたカッタアームと、該カッタアームの遊端部から前記支軸側へ間隔をおいて設けられたカッタ刃と、該カッタアームが下方に揺動するように付勢するカッタ付勢手段とを備え、前記搬送路上を移動する前記ダンボール箱の天面に前記遊端部が乗り上がることにより、該天面に貼り付けられた粘着テープの上方で前記カッタ刃が退避し、該天面の搬送方向後端部から前記遊端部が外れて下降することにより、前記カッタ刃が粘着テープを切断するように構成されたダンボールテープ貼付機であって、
    前記封緘部は、前記ダンボール箱の天面に前記遊端部が乗り上がっていない状態では前記テープロールの回転に所定の回転抵抗を付与し、前記ダンボール箱の天面に前記遊端部が乗り上がっている状態では前記テープロールの回転に前記回転抵抗を付与しないように構成された回転規制装置を備えたダンボールテープ貼付機。
  2. 前記回転規制装置は、前記遊端部が乗り上がっていない状態において、前記テープロールから前記粘着テープが繰り出されるときの回転である順方向の回転に対しては前記回転抵抗を付与する一方、該順方向とは逆方向の回転に対しては該回転を制止するように構成された請求項1記載のダンボールテープ貼付機。
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