JP2011199825A - 放送受信装置及び、放送受信装置の雑音成分検出方法 - Google Patents

放送受信装置及び、放送受信装置の雑音成分検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受信環境に応じた放送信号の雑音有無を高精度に認識できる放送受信装置を提供することにある。
【解決手段】到来する放送電波を受信する受信アンテナによって、受信された放送電波の放送信号をAM検波してAM検波信号を取得するAM検波部31と、AM検波信号がAMノイズ閾値Vthaを超えた信号部位をAMノイズ成分として検出するAMノイズ検出部32とを有する放送受信装置1であって、放送信号をFM検波してFM検波信号を取得するFM検波部33と、FM検波信号のFMノイズレベルを検出するFMノイズレベル検出部34と、FMノイズレベル検出部34にてFM検波信号のFMノイズレベルを検出すると、当該FM検波信号のFMノイズレベルに基づき、AMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaを設定変更する閾値制御部36とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、到来するラジオ放送やテレビ放送等の放送電波を受信する放送受信装置及び、放送受信装置の雑音成分検出方法に関する。
従来、車両等に搭載された放送受信装置では、到来するラジオ放送やテレビ放送等の放送電波を受信し、この受信した放送電波の放送信号を車内スピーカから音響出力している。更に、放送受信装置では、搭載車両の移動に応じて放送電波の受信環境が変動することで受信する放送信号にノイズ成分が混入してしまう。そこで、従来の放送受信装置では、搭乗者に対する放送視聴性を確保するために、放送信号のノイズ成分を除去する機能が広く普及している。
例えば、AM放送の場合、放送受信装置は、到来する放送電波を受信し、受信した放送電波の放送信号の中間周波数信号(以下、単にIF信号と称する)をAM検波してAM検波信号を取得する。更に、放送受信装置は、AM検波信号のAM検波レベルからAMノイズ成分を検出する。更に、放送受信装置は、ノイズ成分がある場合に、このノイズ成分を放送信号から除去し、その除去区間を信号補間するブランク処理を実行することで、放送信号のノイズ成分を除去する機能が広く知られている。
また、他の放送受信装置は、AM放送の放送電波を受信し、放送電波のAM放送信号をFM検波してFM検波信号を取得し、このFM検波信号の周波数変動成分からFMノイズ成分を抽出する。更に、放送受信装置は、抽出したFMノイズ成分のレベルが大きい場合、AM放送信号の出力レベルを小さくすることで、放送信号のノイズ成分の影響を軽減する機能が知られている。
特開平8−274663号公報
上記従来の放送受信装置では、一定のAMノイズ閾値Vthaを予め設定し、AM検波信号のAM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上であるか否かを判定する。更に、放送受信装置は、AM検波レベルの内、AMノイズ閾値Vtha以上の信号部位をAMノイズ成分として検出する。
図14は、IF信号に対するAM検波レベルの一例を示す説明図である。図14に示すAM検波レベルでは、例えば、タイミングt1〜タイミングt4の4種類の受信状況が想定できる。タイミングt2は、実際にノイズ成分が混入し、AM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上と判定された場合の受信状況に相当する。更に、タイミングt3は、実際にノイズ成分が混入せず、AM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha未満と判定された場合の受信状況に相当する。更に、タイミングt1は、実際にノイズ成分が混入しているものの、そのノイズ成分のレベルが小さく、AM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha未満と判定された場合の受信状況に相当する。更に、タイミングt4は、実際にノイズ成分が混入していないものの、AM検波信号の変調成分等の影響でAM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上と判定された場合の受信状況に相当する。
しかしながら、従来の放送受信装置では、AMノイズ閾値Vthaが固定値であるため、AMノイズ閾値Vthaを高めに設定した場合、AMノイズ成分の検出漏れが生じ、ノイズ無しの放送信号と誤認識してしまう。例えば、実際にノイズ成分が混入しているものの、そのノイズ成分のレベルが小さく、AM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha未満と判定された場合、従来の放送受信装置では、ノイズ成分があるにもかかわらず、AMノイズ成分を検出できない。その結果、従来の放送受信装置では、AMノイズ成分無しの検出結果に基づき、ノイズ無しの放送信号と誤認識してしまう。
また、従来の放送受信装置では、AMノイズ閾値Vthaを低めに設定した場合、AMノイズ成分の誤検出が生じ、誤検出したAMノイズ成分に基づき、ノイズ有りの放送信号と誤認識してしまう。例えば、実際にノイズ成分が混入していないものの、変調成分の影響等でAM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上と判定された場合、従来の放送受信装置では、AMノイズ閾値Vtha以上の変調成分をAMノイズ成分と誤検出してしまう。その結果、従来の放送受信装置では、誤検出したAMノイズ成分に基づき、ノイズ有りの放送信号と誤認識してしまう。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、受信環境に応じた放送信号のノイズ(雑音)有無を高精度に認識できる放送受信装置及び、放送受信装置の雑音成分検出方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の放送受信装置は、到来する放送電波を受信する受信部と、この受信部によって受信された放送電波の放送信号をAM検波してAM検波信号を取得するAM検波部と、前記AM検波信号が所定雑音閾値を超えた信号部位を当該AM検波信号の雑音成分として検出するAM検波用雑音検出部とを有する放送受信装置であって、前記放送信号をFM検波してFM検波信号を取得するFM検波部と、前記FM検波部によって取得された前記FM検波信号に基づき、前記AM検波用雑音検出部の前記所定雑音閾値を設定変更する閾値制御部とを有するようにした。
また、本発明の放送受信装置の雑音成分検出方法は、到来する放送電波を受信する受信ステップと、この受信ステップによって受信された放送電波の放送信号をAM検波してAM検波信号を取得するAM検波ステップと、前記AM検波信号が所定雑音閾値を超えた信号部位を当該AM検波信号の雑音成分として検出するAM検波用雑音検出ステップと、前記放送信号をFM検波してFM検波信号を取得するFM検波ステップと、前記FM検波ステップによって取得された前記FM検波信号に基づき、前記AM検波用雑音検出ステップの前記所定雑音閾値を設定変更する閾値制御ステップとを含むようにした。
上記のように構成された本発明の放送受信装置では、FM検波部によって取得されたFM検波信号に基づき、AM検波用雑音検出部の所定雑音閾値を設定変更する。その結果、本発明では、FM検波信号を活用することで、AM検波信号のみでは認識できないような、例えば、小レベルのAMノイズ成分の検出漏れや、変調成分大によるAMノイズ成分の誤検出を確実に防止できる。つまり、本発明では、受信環境に対応する放送信号の雑音有無を高精度に認識できるという効果を奏する。
図1は、実施例1の放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 図2は、実施例1のノイズ検出部の内部構成を示すブロック図である。 図3は、ノイズ検出部内の各出力信号をアナログ的見地で表した説明図である。 図4は、閾値管理テーブルのテーブル内容の一例を示す説明図である。 図5は、FMノイズレベルに応じてAMノイズ閾値の設定変更の遷移を示す説明図である。 図6は、ブランク処理部の処理内容を示す説明図である。 図7は、第1ノイズ検出処理に関わるノイズ検出部内部の処理動作を示すフローチャートである。 図8は、実施例2の放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 図9は、実施例2のノイズ検出部の内部構成を示すブロック図である。 図10は、第2ノイズ検出処理に関わるノイズ検出部内部の処理動作を示すフローチャートである。 図11は、過変調された放送電波を受信した場合の問題点を説明するための図である。 図12は、実施例3に係るノイズ検出部の内部構成を示すブロック図である。 図13は、過変調検知部および検波信号補正部の動作例を示す図である。 図14は、IF信号に対するAM検波レベルのノイズ成分の有無を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する放送受信装置及び放送受信装置の雑音成分検出方法の実施例を詳細に説明する。
図1は、実施例1の放送受信装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示す放送受信装置1は、例えば、ラジオ放送やテレビ放送等の放送電波を受信するAM放送受信機やFM放送受信機等の受信装置に相当する。放送受信装置1は、受信アンテナ11、フロントエンド部12、A/D変換部13、IFノイズ処理部14及びIF処理部15を有する。更に、放送受信装置1は、オーディオ周波数変換部16、オーディオノイズ処理部17、オーディオ処理部18、スピーカ19、電界レベル検出部20及びノイズ検出部21を有する。尚、A/D変換部13から後段のオーディオ処理部18までの各種部位は、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成するが、DSPに限定するものではない。
受信アンテナ11は、到来するラジオ放送等の放送電波を受信する。フロントエンド部12は、受信アンテナ11で受信した放送電波を中間周波数信号(以下、単にIF信号と称する)に変換する。A/D変換部13は、IF信号をデジタル変換する。IFノイズ処理部14は、IF信号のノイズ成分を除去するブランク処理を実行する。尚、ブランク処理とは、例えば、IF信号の連続する信号区間の内、ノイズ成分を含む除去対象区間を除去し、この除去した区間を信号補間する補間処理に相当する。IF処理部15は、ブランク処理を施したIF信号に対してデジタルフィルタ処理を実行する。尚、デジタルフィルタ処理は、到来する放送電波の放送周波数と隣接する隣接放送周波数のIF信号を妨害信号として除去するフィルタ処理に相当する。
オーディオ周波数変換部16は、デジタルフィルタ処理を施したIF信号をオーディオ周波数信号(以下、単にオーディオ信号と称する)に変換する。オーディオノイズ処理部17は、オーディオ信号のノイズ成分を除去するブランク処理を実行する。尚、ブランク処理は、オーディオ信号の連続する信号区間の内、ノイズ成分を含む除去対象区間を除去し、この除去した区間を信号補間する補間処理に相当する。また、IFノイズ処理部14は、IF信号段階で放送信号のノイズ成分を除去するブランク処理を実行するのに対し、オーディオノイズ処理部17は、後段のオーディオ信号段階で放送信号のノイズ成分を除去するブランク処理を実行する。つまり、IFノイズ処理部14及びオーディオノイズ処理部17は、2段構えでノイズ成分を除去することで、放送信号のノイズ成分を確実に低減することになる。また、オーディオ処理部18は、オーディオ信号に対してオーディオ処理を実行する。尚、オーディオ処理とは、音声ミュート処理や高周波成分を除去するハイカット処理等に相当する。スピーカ19は、オーディオ処理を施したオーディオ信号を音響出力する。
電界レベル検出部20は、IF信号の受信電界レベルを検出し、この受信電界レベルをオーディオ処理部18に入力する。オーディオ処理部18は、受信電界レベルが所定レベル以上の場合、現在の受信電界レベルが良好と判断し、受信電界レベル良好時に対応したオーディオ処理を実行する。また、オーディオ処理部18は、受信電界レベルが所定レベル未満の場合、現在の受信電界レベルが不良と判断し、受信電界レベル不良時に対応した、音声ミュート処理やハイカット処理等のオーディオ処理を実行する。
ノイズ検出部21は、A/D変換部13経由で順次検出するIF信号のAM検波信号のノイズ成分を検出する。図2は、ノイズ検出部21の内部構成を示すブロック図、図3は、ノイズ検出部21内の各出力信号をアナログ的見地で表した説明図である。尚、説明の便宜上、ノイズ検出部21内の各出力信号をアナログ波形で説明するが、実際にはデジタル的に処理されることは言うまでもない。
図2に示すノイズ検出部21は、AM検波部31、AMノイズ検出部32、FM検波部33、FMノイズレベル検出部34、閾値管理テーブル35及び閾値制御部36を有する。AM検波部31は、図3(A)に示すIF信号をAM検波して、図3(B)に示すようにAM検波信号を取得する。AMノイズ検出部32は、図3(C)に示すように、AM検波信号のAM検波レベルが一定のAMノイズ閾値Vtha以上であるか否かを判定する。AMノイズ検出部32は、AM検波レベルの内、AMノイズ閾値Vtha以上の信号部位をAM検波信号のAMノイズ成分として検出する。尚、AMノイズ検出部32は、AMノイズ成分を検出した場合、ハイレベル信号をブランク処理部14A(17A)に出力すると共に、AMノイズ成分を検出しなかった場合、ローレベル信号をブランク処理部14A(17A)に出力する。
FM検波部33は、IF信号をFM検波して、図3(D)に示すようにFM検波信号を取得する。FMノイズレベル検出部34は、FM検波信号のFMノイズ成分のレベルを検出すると、そのFMノイズレベルを閾値制御部36に通知する。尚、FMノイズ成分は、AMノイズ成分のレベル変動に関係なく、ノイズ混入時に生じる位相乱れで発生する。従って、FMノイズ成分を使用した場合、例えば、後述する図5のタイミングt1及びt2のようなAMノイズ検出部32では検出しきれないノイズ成分の有無をも認識できる。
図4は、閾値管理テーブル35のテーブル内容を示す説明図である。閾値管理テーブル35は、図4に示すようにFMノイズレベルに応じてAMノイズ閾値Vthaをリニアに管理している。尚、AMノイズ閾値Vthaは、最大値X1から最小値X2までの所定範囲を定め、FMノイズレベルの上昇に連れて最大値X1から最小値X2方向へと低下する。また、FMノイズレベルが閾値レベルYを超えると、AMノイズ閾値Vthaは、最小値X2のままとなる。
図5は、FMノイズレベルに応じてAMノイズ閾値Vthaの設定変更の遷移を示す説明図である。尚、タイミングt1は、AMノイズ成分がAM検波信号の変調成分以下の受信状況に相当する。タイミングt2は、AMノイズ成分が大きい受信状況に相当する。タイミングt3は、AMノイズ成分がほぼ無しの受信状況に相当する。更に、タイミングt4は、AMノイズ成分がないものの、AM検波信号の変調成分が大きい受信状況に相当する。
閾値制御部36は、図5に示すように、通常、AMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaを高めに設定する。
閾値制御部36は、タイミングt1時点でFMノイズレベル検出部34のFMノイズレベルを検出すると、ノイズ成分があると判断し、このFMノイズレベルに対応するAMノイズ閾値Vthaを閾値管理テーブル35から読み出す。更に、閾値制御部36は、読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaとして設定変更する。すなわち、閾値制御部36は、FMノイズレベルに応じてAMノイズ閾値Vthaを低くすることでAMノイズ検出部32のAMノイズ成分の検出感度を上げる。その結果、AMノイズ検出部32は、タイミングt1時点のAM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上になるため、従来技術では検出漏れとなったAMノイズ成分を検出できる。
また、閾値制御部36は、タイミングt2時点でFMノイズレベル検出部34のFMノイズレベルを検出すると、ノイズ成分があると判断し、このFMノイズレベルに対応するAMノイズ閾値Vthaを閾値管理テーブル35から読み出す。更に、閾値制御部36は、読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値として設定変更する。すなわち、閾値制御部36は、FMノイズレベルに応じてAMノイズ閾値Vthaを低くすることでAMノイズ検出部32のAMノイズ成分の検出感度を上げる。その結果、AMノイズ検出部32は、タイミングt2時点のAM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上になるため、通常のAMノイズ閾値Vthaを高めたとしても、AMノイズ成分の検出漏れを防止できる。
また、閾値制御部36は、タイミングt3時点でFMノイズレベル検出部34のFMノイズレベルを検出しないため、ノイズ成分がないと判断し、通常のAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaとして設定する。尚、閾値制御部36は、通常のAMノイズ閾値Vthaとして高めに設定しているため、AMノイズ検出部32のAMノイズ成分の検出感度を下げる。その結果、AMノイズ検出部32は、タイミングt3時点のAM検波レベルがAMノイズ閾値未満になるため、AMノイズ成分なしと判断できる。
また、閾値制御部36は、タイミングt4時点でFMノイズレベル検出部34のFMノイズレベルを検出しないため、ノイズ成分がないと判断し、通常のAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaとして設定する。尚、閾値制御部36は、ノイズ成分の混入なく、AM検波信号の変調成分が大きくなったとしても、通常のAMノイズ閾値Vthaを高めに設定する。その結果、AMノイズ検出部32は、タイミングt4時点のAM検波レベルがAMノイズ閾値未満になるため、AMノイズ成分なしと判断し、従来技術のような変調成分大によるノイズ誤検出を確実に防止できる。
AMノイズ検出部32は、AM検波信号のAM検波レベルが設定済みのAMノイズ閾値Vtha以上であるか否かを判定し、AMノイズ閾値Vtha以上の信号部位をAMノイズ成分として検出する。AMノイズ検出部32は、AMノイズ成分有りの場合、AMノイズ成分有りのハイレベル信号をブランク処理部14A(17A)に通知する。また、AMノイズ検出部32は、AMノイズ閾値Vtha未満の信号部位をAMノイズ成分無しとして検出し、AMノイズ成分無しを示すローレベル信号をブランク処理部14A(17A)に通知する。
図6は、ブランク処理部14Aの処理内容を示す説明図である。ブランク処理部14Aは、AMノイズ検出部32のAMノイズ成分有りを示すハイレベル信号を検出すると、IF信号に対してブランク処理を実行する。尚、ブランク処理は、IF信号の連続する信号区間の内、ノイズ成分を含む除去対象区間を除去し、この除去した区間を信号補間する。また、信号補間は、除去対象区間の始点及び終点を直線的に信号補間する直線補間を採用する。また、ブランク処理部14Aは、AMノイズ検出部32のAMノイズ成分無しのローレベル信号を検出すると、IF信号に対するブランク処理の実行を禁止する。
また、オーディオノイズ処理部17のブランク処理部17Aは、AMノイズ検出部32のAMノイズ成分有りを示すハイレベル信号を検出すると、オーディオ信号に対してブランク処理を実行する。尚、オーディオ信号に対するブランク処理は、オーディオ信号の連続する信号区間の内、ノイズ成分を含む除去対象区間を除去し、この除去した区間を直線的に信号補間する。また、ブランク処理部17Aは、AMノイズ検出部32のAMノイズ成分無しを示すローレベル信号を検出すると、オーディオ信号に対するブランク処理の実行を禁止する。
次に、実施例1の放送受信装置1の動作について説明する。図7は、第1ノイズ検出処理に関わるノイズ検出部21内部の処理動作を示すフローチャートである。図7に示す第1ノイズ検出処理は、FMノイズレベルに応じてAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaを設定変更してAMノイズ成分の検出感度を制御することで放送信号のAMノイズ成分の有無を検出する処理である。
図7においてノイズ検出部21のAM検波部31及びFM検波部33は、A/D変換部13経由のIF信号を検出したか否かを判定する(ステップS11)。AM検波部31及びFM検波部33は、IF信号を検出した場合(ステップS11肯定)、IF信号の内、同一タイミング時点の信号部位のAM検波信号及びFM検波信号を取得する(ステップS12)。ノイズ検出部21のFMノイズレベル検出部34は、FM検波信号のFMノイズレベルを検出する(ステップS13)。
ノイズ検出部21の閾値制御部36は、FMノイズレベルを検出すると、このFMノイズレベルに対応したAMノイズ閾値Vthaを閾値管理テーブル35から読み出し(ステップS14)、この読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaに設定する(ステップS15)。
ノイズ検出部21のAMノイズ検出部32は、AM検波信号のAM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上であるか否かを判定する(ステップS16)。AMノイズ検出部32は、AM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上である場合(ステップS16肯定)、AMノイズ成分有りと判断する(ステップS17)。更に、AMノイズ検出部32は、AMノイズ成分有りを示すハイレベル信号をブランク処理部14A、17Aに出力し(ステップS18)、図7に示す処理動作を終了する。
また、AMノイズ検出部32は、AM検波レベルがAMノイズ閾値Vtha以上でない場合(ステップS16否定)、AMノイズ成分無しと判断する(ステップS19)。更に、AMノイズ検出部32は、AMノイズ成分無しを示すローレベル信号をブランク処理部14A、17Aに出力し(ステップS20)、図7に示す処理動作を終了する。また、AM検波部31及びFM検波部33は、IF信号を検出しなかった場合(ステップS11否定)、図7に示す処理動作を終了する。
図7に示す第1ノイズ検出処理では、FM検波信号のFMノイズレベルを検出すると、このFMノイズレベルに対応するAMノイズ閾値Vthaを閾値管理テーブル35から読み出し、読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaに設定変更する。その結果、従来のようにAMノイズ閾値Vthaを高めに設定した場合のAMノイズ成分の検出漏れを確実に防止できると共に、AMノイズ閾値Vthaを低めに設定した場合のAMノイズ成分の誤検出を確実に防止できる。
実施例1では、FM検波信号のFMノイズレベルを検出すると、このFMノイズレベルに対応するAMノイズ閾値Vthaを閾値管理テーブル35から読み出し、読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaに設定変更する。その結果、従来のようにAMノイズ閾値Vthaを高めに設定した場合のAMノイズ成分の検出漏れを確実に防止できると共に、AMノイズ閾値Vthaを低めに設定した場合のAMノイズ成分の誤検出を確実に防止できる。
更に、実施例1では、AM検波信号のAMノイズ成分の有無を判定するAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaを設定変更する際に、AM検波信号のみでは認識できないFM検波信号のFMノイズレベルを活用する。その結果、AM検波信号のみでは認識できないような、例えば、小レベルのAMノイズ成分の検出漏れや、変調成分大によるAMノイズ成分の誤検出を確実に防止できる。つまり、受信環境に対応する放送信号のノイズ有無を高精度に認識できる。
尚、上記実施例1では、FMノイズレベルを検出すると、1個の閾値管理テーブル35からFMノイズレベルに対応するAMノイズ閾値Vthaを読み出すようにした。しかしながら、放送受信装置1は、搭載車両の移動に応じて受信環境が大きく変動する。その結果、受信環境の変動に応じて、FMノイズレベルに対応するAMノイズ閾値Vthaも変動する必要がある。
そこで、このような事態に対処すべく、放送受信装置の実施例につき、実施例2として説明する。図8は、実施例2の放送受信装置の内部構成を示すブロック図、図9は、実施例2のノイズ検出部の内部構成を示すブロック図である。尚、実施例1の放送受信装置1と同一の構成については、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
先ず、実施例2の放送受信装置1Aが実施例1の放送受信装置1と異なるところは、閾値管理テーブル35が1個ではなく、放送電波の受信電界レベルに対応した閾値管理テーブル35を複数備えた点にある。
ノイズ検出部21Aは、複数の閾値管理テーブル35を管理するテーブル管理部38を有する。テーブル管理部38は、受信電界レベル毎に、受信電界レベルに対応した閾値管理テーブル35を管理する。
閾値制御部36Aは、FMノイズレベル検出部34のFMノイズレベルを検出すると、電界レベル検出部20にて検出した現在の受信電界レベルに対応する閾値管理テーブル35をテーブル管理部38から選択する。閾値制御部36Aは、閾値管理テーブル35を選択すると、選択した閾値管理テーブル35からFMノイズレベルに対応したAMノイズ閾値Vthaを読み出し、読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaに設定する。
次に、実施例2の放送受信装置1Aの動作について説明する。図10は、実施例2の第2ノイズ検出処理に関わるノイズ検出部21Aの処理動作を示すフローチャートである。図10に示す第2ノイズ検出処理は、現在の受信電界レベルに対応した閾値管理テーブル35を使用して、FMノイズレベルに応じてAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaを設定変更してAMノイズ成分の検出感度を制御することで放送信号のAMノイズ成分の有無を検出する処理である。
図10においてノイズ検出部21Aの閾値制御部36Aは、ステップS13にてFM検波信号のFMノイズレベルを検出すると、現在の受信電界レベルに対応する閾値管理テーブル35をテーブル管理部38から選択する(ステップS21)。尚、閾値制御部36Aは、電界レベル検出部20を通じて現在受信中の放送信号の受信電界レベルを検出する。閾値制御部36Aは、現在の受信電界レベルに対応する閾値管理テーブル35を選択すると、この選択した閾値管理テーブル35からFMノイズレベルに対応したAMノイズ閾値Vthaを読み出す(ステップS22)。更に、閾値制御部36Aは、この読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaに設定すべく、ステップS15に移行する。
図10に示す第2ノイズ検出処理では、FM検波信号のFMノイズレベルを検出すると、現在の受信電界レベルに対応した閾値管理テーブル35を選択し、この閾値管理テーブル35からFMノイズレベルに対応するAMノイズ閾値Vthaを読み出す。更に、第2ノイズ検出処理では、読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaに設定変更する。その結果、現在の受信環境に適した閾値管理テーブル35を使用して従来のようにAMノイズ閾値Vthaを高めに設定した場合のAMノイズ成分の検出漏れを確実に防止できると共に、AMノイズ閾値Vthaを低めに設定した場合のAMノイズ成分の誤検出を確実に防止できる。
実施例2では、FM検波信号のFMノイズレベルを検出すると、現在の受信電界レベルに対応した閾値管理テーブル35を選択し、この閾値管理テーブル35からFMノイズレベルに対応するAMノイズ閾値Vthaを読み出す。更に、第2ノイズ検出処理では、読み出したAMノイズ閾値VthaをAMノイズ検出部32のAMノイズ閾値Vthaに設定変更する。その結果、現在の受信環境に適した閾値管理テーブル35を使用して従来のようにAMノイズ閾値Vthaを高めに設定した場合のAMノイズ成分の検出漏れを確実に防止できると共に、AMノイズ閾値Vthaを低めに設定した場合のAMノイズ成分の誤検出を確実に防止できる。
ところで、放送電波の送信を行う放送局では、放送エリアを拡大させることを目的として、放送電波を過変調させて送信する場合がある。ここで、「過変調」とは、放送電波の変調率が規定値(具体的には、100%)を超えた状態をあらわす。
そして、実施例1および実施例2に係る放送受信装置1では、過変調された放送電波が入力された場合に、実際にはノイズ成分が含まれていないにもかかわらずAMノイズが誤検出され、音声歪みが発生するという問題があった。
ここで、かかる問題点について図11を用いて具体的に説明する。図11は、過変調された放送電波を受信した場合の問題点を説明するための図である。なお、同図の(A)には、過変調された放送電波を含んだAM検波信号の一例を、同図の(B)には、同図の(A)に示したAM検波信号に対応するFM検波信号をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、過変調された放送電波を受信した区間では、AM検波信号の位相が反転する。たとえば、同図の(A)では、過変調された放送電波が時間t1〜t2の期間および時間t3〜t4の期間において入力されている。かかる場合、AM検波信号の位相は、時間t1〜t2の期間および時間t3〜t4の期間においてAM検波レベル「0」を中心として反転する。
また、AM検波信号に位相反転が生じると、AM検波レベルが急激に変化することとなり、この結果、FM検波信号には、同図の(B)に示したように、位相が反転したタイミング(ここでは、時間t1〜t4)を中心としたピークが現れる。そして、閾値制御部36は、これらのピークのレベルに対応するAMノイズ閾値をAMノイズ検出部32に対して設定することとなる(図4参照)。
この結果、AMノイズ検出部32は、通常よりも低く設定されたAMノイズ閾値を用いてAMノイズの検出を行うこととなるため、実際にはノイズ成分が含まれていないにもかかわらずAMノイズを誤検出するおそれがある。そして、AMノイズの誤検出が生じると、ブランク処理部14Aおよび17Aによってブランク処理が実行され、音声歪みが発生してしまうこととなる。そこで、実施例3では、AMノイズの誤検出を防止することで、音声歪みの発生を抑えることとした。
図12は、実施例3に係るノイズ検出部21Bの内部構成を示すブロック図である。尚、実施例1に係るノイズ検出部21と同一の構成については、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
同図に示すように、実施例3に係るノイズ検出部21Bは、過変調検知部40と、検波信号補正部42とをさらに備えている。過変調検知部40は、AM検波部31からAM検波信号を受け取り、受け取ったAM検波信号のAM検波レベルに基づいて過変調の有無を検知する処理部である。
具体的には、過変調検知部40は、AM検波信号が反転するタイミング、すなわち、AM検波レベルが「0」となるタイミングを検知することによって過変調の有無を検知する。また、過変調検知部40は、AM検波レベルが「0」となるタイミングを検知すると、かかる検知結果を検波信号補正部42へ出力する処理を行う。
なお、以下では、AM検波レベルが「0」となるタイミングを「ゼロ点」と呼ぶこととする。図11の(A)に示した場合には、時間t1〜t4がそれぞれゼロ点に相当する。
検波信号補正部42は、過変調検知部40による過変調の検知結果に基づき、FM検波部33によって検波されたFM検波信号のFM検波レベルを補正する処理部である。
具体的には、検波信号補正部42は、過変調検知部40からゼロ点の検知結果が入力されると、ゼロ点を含む所定期間において検波されたFM検波信号のFM検波レベルに対して「0」を掛け合わせることによってFM検波信号のFM検波レベルを「0」に補正する。かかる補正によって、AMノイズ誤検出の原因となるゼロ点を中心としたピークが除去される。
なお、FM検波部33から出力されたFM検波信号をリアルタイムに補正することとすると、AMノイズの誤検出を適切に防止することができないおそれがある。これは、AMノイズ誤検出の原因となるゼロ点を中心としたピークが、ゼロ点より前のタイミングから現れ始めるからである(図11の(B)参照)。
そこで、検波信号補正部42は、ゼロ点を中心としたピークを適切に除去するために、FM検波部33から出力されるFM検波信号を一定期間保持し、事後的に補正することとしている。
また、検波信号補正部42は、補正後の検波信号をFMノイズレベル検出部34へ出力する処理も行う。
次に、過変調検知部40および検波信号補正部42の動作例について図13を用いて説明する。図13は、過変調検知部40および検波信号補正部42の動作例を示す図である。なお、同図の(A)に示したAM検波信号は、図11の(A)に示したAM検波信号と同一である。図13の(A)に示したように、過変調検知部40は、AM検波信号のゼロ点である時間t1〜t4を検知し、検知結果を検波信号補正部42へ出力する。
また、同図の(B)に示したように、検波信号補正部42は、ゼロ点を中心とする所定期間において検波されたFM検波信号のFM検波レベルに対して「0」を掛け合わせる。たとえば、ゼロ点t1が検知された場合には、ゼロ点t1を中心とする時間t1a〜時間t1bの期間において検波されたFM検波信号のFM検波レベルに対して「0」を掛け合わせる。
これにより、同図の(C)に示したように、ゼロ点を中心とする所定期間において検波されたFM検波信号のFM検波レベルが「0」となり、AMノイズ誤検出の原因となるゼロ点を中心とするピークを除去することができる。
このように、AM検波信号の位相が反転するタイミングを含む所定期間において検波されたFM検波信号からゼロ点を中心とするピークを除去することで、AMノイズの誤検出を防止することができる。そして、この結果、実際にはノイズ成分がない区間においてブランク処理が実行されることがなくなり、音声歪みの発生を抑えることができる。
なお、ここでは、FM検波信号に対して所定の乗数を掛け合わせることによってゼロ点を中心としたピークを除去する場合について説明したが、これに限ったものではない。たとえば、検波信号補正部42は、ゼロ点を中心とする期間において検波されたFM検波信号のFM検波レベルをあらかじめ設定された値へ置換することとしてもよい。
ここで、あらかじめ設定された値を「0」とした場合には、FM検波信号に対して「0」を掛け合わせた場合と同様の結果となる。ただし、FM検波レベルの定常値が「0」より大きい場合には、FM検波レベルを「0」に置換すると、閾値制御部36によってAMノイズ閾値が通常よりも高めに設定されてしまうおそれがある。そこで、かかる場合にはあらかじめ設定された値としてFM検波レベルの定常値を用いることとすれば、閾値制御部36によるAMノイズ閾値の設定をより適切に行うことができる。
上述してきたように、実施例3では、過変調検知部が、AM検波信号の位相が反転するタイミングを検知し、FM検波信号補正部が、過変調検知部によって検知されたタイミングを含む所定期間において検波されたFM検波信号のFM検波レベルを補正することとした。したがって、AMノイズの誤検出を防止することができ、この結果、音声歪みの発生を抑えることができる。
尚、上述してきた各実施例では、IFノイズ処理部14のブランク処理部14A及びオーディオノイズ処理部17のブランク処理部17Aを使用してブランク処理を実行した。しかしながら、IFノイズ処理部14又はオーディオノイズ処理部17の何れか一方のブランク処理部14A(17A)のみを使用してブランク処理を実行しても良く、この場合はブランク処理部が1個で済む。また、上記実施例では、ブランク処理として除去対象区間の始点及び終点を直線的に信号補間する直線補間を例に挙げて説明したが、除去対象区間の始点及び終点を除去前のノイズ成分直前の信号を使用して補間する前置補間を採用しても良い。
また、同様に、順次検出するIF信号を履歴保持し、履歴保持中のIF信号から除去対象区間の正常時の信号部位に近似する信号部位を読み出し、この読み出した信号部位を使用して除去対象区間の始点及び終点を補間する線形予測補間を採用しても良い。
更に、各実施例では、IF信号(オーディオ信号)のノイズ成分を除去する際にブランク処理を採用したが、ノイズ成分を除去する他の処理方法を採用したとしても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、各実施例では、ラジオ受信機を例に挙げて説明したが、テレビ受信機等に採用しても良い。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 放送受信装置
1A 放送受信装置
11 受信アンテナ
14A ブランク処理部
17A ブランク処理部
21 ノイズ検出部
21A ノイズ検出部
31 AM検波部
32 AMノイズ検出部
33 FM検波部
34 FMノイズレベル検出部
35 閾値管理テーブル
36 閾値制御部
36A 閾値制御部
38 テーブル管理部
40 過変調検知部
42 検波信号補正部

Claims (7)

  1. 到来する放送電波を受信する受信部と、この受信部によって受信された放送電波の放送信号をAM検波してAM検波信号を取得するAM検波部と、前記AM検波信号が所定雑音閾値を超えた信号部位を当該AM検波信号の雑音成分として検出するAM検波用雑音検出部とを有する放送受信装置であって、
    前記放送信号をFM検波してFM検波信号を取得するFM検波部と、
    前記FM検波部によって取得された前記FM検波信号に基づき、前記AM検波用雑音検出部の前記所定雑音閾値を設定変更する閾値制御部と
    を有することを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記閾値制御部は、
    前記FM検波部によって前記FM検波信号が取得されると、当該FM検波信号と同一信号部位のAM検波信号を比較する前記AM検波用雑音検出部の前記所定雑音閾値を当該FM検波信号に基づき設定変更することを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  3. 前記FM検波信号の雑音レベルを検出するFM検波用雑音レベル検出部と、
    前記FM検波信号の雑音レベル毎に、当該雑音レベルに対応した雑音閾値を管理する閾値管理テーブルと
    を有し、
    前記閾値制御部は、
    前記FM検波用雑音レベル検出部にて前記FM検波信号の雑音レベルを検出すると、当該FM検波信号の雑音レベルに対応する雑音閾値を前記閾値管理テーブルから読み出し、読み出した雑音閾値を前記AM検波用雑音検出部の前記所定雑音閾値に設定変更することを特徴とする請求項1又は2記載の放送受信装置。
  4. 前記FM検波信号の雑音レベルを検出するFM検波用雑音レベル検出部と、
    前記放送信号の受信電界レベルを検出する受信電界レベル検出部と、
    前記放送信号の受信電界レベル毎に、当該受信電界レベルに対応した閾値管理テーブルを管理するテーブル管理部と
    を有し、
    前記閾値制御部は、
    前記FM検波用雑音レベル検出部にて前記FM検波信号の雑音レベルを検出すると、前記受信電界レベル検出部にて検出した現在の放送信号の受信電界レベルに対応した閾値管理テーブルを前記テーブル管理部から選択し、この選択した閾値管理テーブルから当該FM検波信号の雑音レベルに対応した雑音閾値を読み出し、読み出した雑音閾値を前記AM検波用雑音検出部の前記所定雑音閾値に設定変更することを特徴とする請求項1又は2記載の放送受信装置。
  5. 前記放送信号の雑音成分を低減する雑音低減処理を前記放送信号に対して実行する雑音低減部と、
    前記AM検波用雑音検出部にて検出した前記AM検波信号の雑音成分に基づき、前記雑音低減部を制御する制御部と
    を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の放送受信装置。
  6. 前記AM検波信号の位相が反転するタイミングを検知するタイミング検知部と、
    前記タイミング検知部によって検知されたタイミングを含む所定期間において検波されたFM検波信号の雑音レベルを補正するFM検波信号補正部と
    を有し、
    前記FM検波用雑音レベル検出部は、
    前記FM検波信号補正部による補正後のFM検波信号の雑音レベルを検出することを特徴とする請求項3、4または5に記載の放送受信装置。
  7. 到来する放送電波を受信する受信ステップと、
    この受信ステップによって受信された放送電波の放送信号をAM検波してAM検波信号を取得するAM検波ステップと、
    前記AM検波信号が所定雑音閾値を超えた信号部位を当該AM検波信号の雑音成分として検出するAM検波用雑音検出ステップと、
    前記放送信号をFM検波してFM検波信号を取得するFM検波ステップと、
    前記FM検波ステップによって取得された前記FM検波信号に基づき、前記AM検波用雑音検出ステップの前記所定雑音閾値を設定変更する閾値制御ステップと
    を含むことを特徴とする放送受信装置の雑音成分検出方法。
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