JP2011197840A - Webページ処理装置、webページ処理方法、およびプログラム - Google Patents

Webページ処理装置、webページ処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デザイン情報と、WEBページ情報との対応関係を適切に管理することができるWEBページ処理装置を提供する。
【解決手段】コンテンツ情報が配置された情報であるデザイン情報が格納されるデザイン情報格納部101と、デザイン情報を識別する情報であるデザイン識別情報と、デザイン情報を用いて生成されたWEBページの情報であるWEBページ情報を識別する情報であるWEBページ識別情報を有する複数のWEBページ管理情報が格納されるWEBページ管理情報格納部102と、デザイン情報が示すWEBページ情報を生成するWEBページ情報生成部104と、WEBページ情報生成部104が生成したデザイン情報が示すWEBページ情報を、デザイン情報に対応付けられるWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するWEBページ情報出力部105とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、WEBページを処理する装置等に関するものである。
従来のWEBページ処理装置として、WEBページ用ドキュメントに設定されていてブラウザ画面に表示されるビューオブジェクトについて、直接スタイルだけでなく、間接スタイルも検出し、編集画面では、ビューオブジェクトが、直接スタイルおよび間接スタイルが適用されて表示されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−163536号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来のWEBページ処理装置においては、WEBページ用ドキュメントの作成に用いられるコンテンツ等の配置や外観等がデザインされた情報と、WEBサーバ等に出力されたWEBページの閲覧等に用いられるWEBページ用ドキュメントとの対応関係が分からなくなってしまい、デザインされた情報を変更しても、その変更内容をWEBページ用ドキュメントに適切に反映させることが困難であるという課題があった。
また、従来のWEBページ処理装置においては、出力されるWEBページ用ドキュメント(例えば、WEBページのコンテンツが配置される情報や、WEBページのレイアウト等を示す情報等)の仕様等が、古くなってしまったり、技術的な本流でなくなってしまった場合、出力されたWEBページ用ドキュメントを最新のブラウザ等で表示する際に、表示処理速度が遅くなったり、出力されたWEBページ用ドキュメントがブラウザの表示アルゴリズムに最適化されなくなってしまう等の問題が生じる恐れがある。この結果、WEB関連の技術変化に対応したWEBページ用の情報を提供できないという課題があった。
また、WEBページ用ドキュメントの作成に用いられるコンテンツ等の配置を行うWEBページ処理装置は、従来、ブラウザと同様のレイアウトエンジンを備えており、このレイアウトエンジンで編集中のWEBページ用ドキュメントをレンダリングして編集中のWEBページのプレビュー画像を表示していた。このため、WEBページ処理装置のレイアウトエンジンが、WEBページを閲覧するためのブラウザ等のレイアウトエンジンと異なると、ユーザの意図したデザイン通りのWEBページが表示可能なWEBページ用ドキュメントを提供できなくなるという課題があった。
本発明のWEBページ処理装置は、コンテンツ情報が配置された情報であるデザイン情報が格納されるデザイン情報格納部と、デザイン情報を識別する情報であるデザイン識別情報と、デザイン情報を用いて生成されたWEBページの情報であるWEBページ情報を識別する情報であるWEBページ識別情報を有する複数のWEBページ管理情報が格納されるWEBページ管理情報格納部と、デザイン情報が示すWEBページ情報を生成するWEBページ情報生成部と、WEBページ情報生成部が生成したデザイン情報が示すWEBページ情報を、デザイン情報に対応付けられるWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するWEBページ情報出力部とを備えたWEBページ処理装置である。
かかる構成により、デザイン情報を用いて生成されたWEBページ情報が、WEBページ管理情報で管理されるWEBページ識別情報が示すWEBページ情報として出力されることとなり、デザイン情報と、WEBページ情報との対応関係を適切に管理することができる。また、例えば、デザイン情報からWEBページ情報を生成するWEBページ情報生成部を更新することで、WEB関連の技術変化に対応したWEBページ情報を生成することができる。
また、本発明のWEBページ処理装置は、前記WEBページ処理装置において、デザイン情報に対する変更指示を受け付ける変更指示受付部と、変更指示によりデザイン情報を変更するデザイン情報変更部と、を更に備え、WEBページ情報生成部は、デザイン情報変更部により変更されたデザイン情報が示すWEBページ情報を生成し、WEBページ情報出力部は、変更されたデザイン情報に対応するWEBページ識別情報をWEBページ管理情報から取得し、WEBページ情報生成部が生成したWEBページ情報を、取得したWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するWEBページ処理装置である。
かかる構成により、更新されたデザイン情報を用いて生成されたWEBページ情報を適切に更新することができる。
また、本発明のWEBページ処理装置は、前記WEBページ処理装置において、デザイン情報格納部に格納されているデザイン情報に対し、デザイン情報を用いて生成されるWEBページ情報の名称を示す情報であるWEBページ名称情報と、生成されるWEBページ情報の出力先を示す情報である出力先識別情報とを受け付ける出力用情報受付部と、出力用情報受付部が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報を含むWEBページ識別情報と、WEBページ名称情報および出力先識別情報に対応するデザイン情報を識別するデザイン識別情報とを有するWEBページ管理情報をWEBページ管理情報格納部に蓄積するWEBページ管理情報蓄積部とを更に備え、WEBページ情報生成部は、出力用情報受付部が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報に対応するデザイン情報が示すWEBページ情報を生成し、WEBページ情報出力部は、生成されたWEBページ情報が、出力用情報受付部が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報を含むWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するWEBページ処理装置である。
かかる構成により、出力用情報受付部が受け付けたWEBページ名称情報と、出力先識別情報とにより、WEBページ管理情報を追加するとともに、このWEBページ管理情報を用いて、デザイン情報が示すWEBページ情報を出力することができる。これにより、新たに出力したWEBページ情報と、デザイン情報との対応関係を適切に管理することが可能となる。
また、本発明のWEBページ処理装置は、前記WEBページ処理装置において、WEBページ情報生成部は、デザイン情報を用いて、WEBページの構造化された情報である構造化情報と、複数のブラウザごとに対応付けられたWEBページの体裁を示す情報である複数のブラウザ別スタイル情報と、WEBページを表示するブラウザに応じたブラウザ別スタイル情報の選択を指示する情報であるスタイル選択指示情報と、を含むWEBページ情報を生成するWEBページ処理装置である。
かかる構成により、異なるレイアウトエンジンにおいても、同じデザインのWEBページを表示させることが可能となる。
また、本発明のWEBページ処理装置は、前記WEBページ処理装置において、WEBページ情報生成部は、複数のブラウザに共通して対応付けられたWEBページの体裁を示す情報である共通スタイル情報と、共通スタイル情報の利用を指示する共通スタイル指示情報とを、更に含むWEBページ情報を生成するWEBページ処理装置である。
かかる構成により、共通スタイル情報でまとめることができるスタイル情報を、複数のブラウザ別スタイル情報から省くことができ、WEBページ情報全体のファイルサイズを軽減することができる。
本発明によるWEBページ処理装置等によれば、デザイン情報と、WEBページ情報との対応関係を適切に管理することができる。
また、本発明によるWEBページ処理装置等によれば、異なるレイアウトエンジンにおいても、同じデザインのWEBページを表示させることが可能なWEBページ情報を生成することができる。
本発明の実施の形態にかかるWEBページ処理システムのブロック図 同WEBページ処理装置の動作を説明するためのフローチャート 同WEBページ処理装置の動作を説明するためのフローチャート 同WEBページ処理システムの概念図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、デザイン情報管理表の一例を示す図 同WEBページ処理装置の表示例を示す図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、WEBページ管理情報を示す図 図同WEBページ処理装置の動作を説明するための、デザイン情報と、WEBページ情報のブラウザ表示との関係を説明するための模式図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、デザイン情報から生成されたHTMLファイルの主要部を示す図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、HTMLファイルの主要部に対応するスタイル情報(CSSファイル)の主要部を示す図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、スタイル情報の主要部を示す図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、表示例を示す図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、HTMLファイル内に記述するスクリプトの一例を示す図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、WEBページ情報の模式図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、ブラウザによるWEBページの表示例を示す図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、ブラウザによるWEBページの表示例を示す図 同WEBページ処理装置の動作を説明するための、WEBページ管理情報を示す図 同WEBページ処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す図 同WEBページ処理装置を実現するコンピュータの構成の一例を示す図
以下、WEBページ処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態におけるWEBページ処理システム10のブロック図である。
WEBページ処理システム10は、WEBページ処理装置1と1以上のWEBサーバ装置2を備える。ここでは、例としてWEBサーバ装置2が複数である場合を示しており、各WEBサーバ装置2を、WEBサーバ装置2−1〜WEBサーバ装置2−n(nは2以上の整数)として示している。
WEBページ処理装置1は、デザイン情報格納部101、WEBページ管理情報格納部102、生成指示受付部103、WEBページ情報生成部104、WEBページ情報出力部105、変更指示受付部106、デザイン情報変更部107、出力用情報受付部108、およびWEBページ管理情報蓄積部109を備える。
WEBサーバ装置2は、受信部201、蓄積部202、およびWEBページ情報格納部202を備える。
WEBページ処理装置1とWEBサーバ装置2とは、インターネット等のネットワークや通信回線等を介して通信可能に接続されている。
デザイン情報格納部101は、コンテンツ情報が配置された情報であるデザイン情報が格納される。デザイン情報は、例えば、コンテンツ情報が配置される位置や表示属性等を定義する情報を有する情報である。コンテンツが配置される位置を定義する情報とは、例えば、コンテンツ情報の位置やサイズを指定する情報である。表示属性を定義する情報とは、例えば、テキスト等のフォントやフォントサイズ、フォント色等を指定する情報である。コンテンツ情報が配置される位置や表示属性等を定義する情報を、ここではコンテンツ属性情報と呼ぶ。また、コンテンツ情報が配置されるページや画面等を定義する情報を有していてもよい。ページ等を定義する情報(以下、ページ定義情報と称す)は、例えば、ページのサイズやマージン、背景色等を指定する情報である。デザイン情報は、例えば、1以上のコンテンツ情報をページ等に割り付けた情報である。なお、デザイン情報は、一のコンテンツ情報で構成されていてもよい。デザイン情報には、コンテンツ情報がどのように配置されていても良く、コンテンツ情報が埋め込まれていても良いし、コンテンツ情報が参照(リンク)されていても良い。コンテンツ情報を参照している場合、デザイン情報は、参照先の情報(例えばリンク情報)を含んでいても良い。コンテンツ情報は、例えば、マルチメディアコンテンツ情報である。コンテンツ情報は、例えば、WEBページ上で表示可能なテキストや画像等のデータである。画像は静止画像であっても動画像であっても良い。コンテンツ画像は、WEBページに配置可能なインタラクティブなコンテンツ等であっても良い。コンテンツ情報のファイル形式やデータタイプ等は問わない。
ここで述べるデザイン情報は、例えば、ブラウザ等のレイアウトエンジンにより直接レンダリングができないデータである。例えば、デザイン情報は、WEBページの情報以外のデータである。例えば、デザイン情報は、HTMLやXHTMLやXML等以外で記述されたデータである。デザイン情報は、具体的には、後述するWEBページ情報以外の情報である。例えば、デザイン情報は、画像編集ソフトウェアや画像作成ソフトウェア等が作成する画像のデータであっても良い。この画像のデータは、1以上の画像等を組み合わせたものであっても良い。また、この画像のデータは、テキストデータを含んでいても良い。デザイン情報は、最終的に、この画像情報に対応するWEBページにおいて、どの部分がどのように機能するかを指定する情報等を含んでいてもよい。例えば、画像情報内のどの部分がリンクボタンとなるかを指定する情報を含んでいても良い。デザイン情報は、例えば、後述するデザイン識別情報と対応付けられてデザイン情報格納部101に格納されている。例えば、デザイン識別情報はデザイン情報のファイル名でも良いし、デザイン情報のファイルパスであっても良い。
デザイン情報格納部101にデザイン情報が蓄積される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してデザイン情報がデザイン情報格納部101で蓄積されてもよく、通信回線等を介して送信されたデザイン情報がデザイン情報格納部101で蓄積されてもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたデザイン情報がデザイン情報格納部101に蓄積されてもよい。デザイン情報がどのような装置(図示せず)で作成されるかは問わない。例えば、図示しないDTP装置や、ワードプロセッサや、画像作成編集装置等で作成されても良いし、デザイン情報を作成する専用装置(図示せず)等で作成されても良い。例えば、これらの装置等で作成されたデザイン情報が、デザイン情報格納部101に蓄積される。
デザイン情報格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
WEBページ管理情報格納部102には、複数のWEBページ管理情報が格納される。WEBページ管理情報は、デザイン識別情報とWEBページ識別情報とを有する情報である。デザイン識別情報は、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報を識別する情報である。例えば、デザイン情報に割り当てられた文字列や、デザイン情報のファイル名やファイルパス等である。WEBページ情報は、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報を用いて生成されたWEBページの情報である。ここでは、WEBページ情報が、後述するWEBページ情報生成部104によりデザイン情報を用いて生成されたものである場合を例に挙げて説明する。WEBページ識別情報は、WEBページを識別する情報である。WEBページ識別情報は、例えば、WEBサーバ装置2や、格納部(図示せず)等に格納された(あるいは蓄積される)WEBページ情報を特定可能な情報である。WEBページ識別情報は、WEBページ情報を識別可能な情報であればどのような情報であってもよい。WEBページ識別情報は、例えば、WEBページ情報を構成するファイルのURLやファイルパス等である。WEBページ識別情報は、例えば、WEBページ情報の名称を示す情報であるWEBページ名称情報を含む情報であってもよい。また、WEBページ識別情報は、生成されたWEBページ情報の出力先を示す情報である出力先識別情報を含む情報であっても良い。また、WEBページ識別情報は、WEBページ名称情報と出力先識別情報との組合せであっても良い。WEBページ名称情報は、例えば、生成されるWEBページ情報のファイル名である。出力先識別情報は、WEBページ情報が格納されるWEBサーバまたは格納部を識別する情報や、これらの内部のディレクトリ等を識別する情報である。出力先識別情報は、例えばWEBページ情報の出力先のアドレスを示す情報と考えても良い。出力先識別情報は、例えばドメイン名や、サイト名、ホスト名、IPアドレス、MACアドレス、ディレクトリ名、またはディレクトリパス等のうちの一つまたは2以上の組合せである。出力先は、例えば、WEBページ処理装置1の外部のWEBサーバ装置2である。また、出力先は、WEBページ処理装置1内の図示しない記憶媒体等でもよい。この場合、出力は、蓄積と考えて良い。
WEBページ管理情報においては、例えば、デザイン情報と、このデザイン情報を用いて生成されたWEBページ情報のWEBページ識別情報とが対応付けて格納されている。デザイン情報と、WEBページ識別情報との対応関係は、一対一であっても良いし、一対n(nは、2以上の整数)であっても良い。例えば、一のデザイン情報から、複数のWEBページ情報(例えばHTMLファイルと、CSSファイルと、画像データ等)が生成されて、出力されることがあるからである。
WEBページ情報とは、WEBページの表示に用いられるデータである。例えば、WEBページ情報がブラウザ等のレイアウトエンジン(レンダリングエンジン)等でレンダリングされることで、WEBページの画像が構成され、WEBページが表示される。WEBページ情報は、例えば、構造化されたデータである構造化情報と、この構造化情報に対応したWEBページの体裁を示す情報であるスタイル情報とを有するデータと考えても良い。例えば、レイアウトエンジン等においては、構造化情報をスタイル情報が示す体裁となるよう表現した出力用(例えば表示用)のデータが生成される。構造化情報とは、例えば、HTMLデータ、XHTMLデータ、またはXMLデータ等のマークアップ言語で記述されたデータである。具体的には、コンテンツ情報等の実体データに、データの構造を示すタグ等を付与して作成された情報である。構造化情報は、コンテンツ情報へのリンク情報を含んでいてもよい。スタイル情報とは、例えば、レイアウト情報や、スタイルシート等の情報である。スタイル情報は、例えば、構造化情報に含まれるタグの位置や、表示属性等を定義する情報である。スタイル情報は、具体的には、例えば、CSSデータやXSLデータである。WEBページ情報は、具体的には、HTMLデータとCSSデータとの組み合わせや、XMLデータとXSLデータとの組み合わせ等とでもよい。一の構造化情報と、これに対応するスタイル情報とを一のファイルで構成しても良い。なお、一のWEBページを表示するためのWEBページ情報は、一の構造化情報に対して、複数のスタイル情報を有していても良い。また、WEBページ情報は、上記のような構造化情報等にリンクされている画像データ等のコンテンツ情報も含んでもよいことはいうまでもない。なお、一のWEBページが複数のデータまたはファイル等を用いて表示される場合、それぞれをWEBページ情報と考えても良いし、一のWEBページの表示に関連する複数のデータ等を一のWEBページ情報と考えても良い。また、この場合、一のWEBページ情報を構成する複数のデータ(例えばファイル)等を予め指定された一のフォルダに格納するようにしても良い。この場合、このフォルダのディレクトリパス等を、出力先識別情報と考えても良い。
レイアウトエンジンとは、WEBページの表示に用いられるデータを読み込んで、データに付けられた条件や特定のルールにしたがって、WEBページ表示用の画像データ等を作成するものである。レイアウトエンジンは通常ソフトウェアで実現されるが、ハードウェアで実現してもよい。レンダリングエンジンとしては、例えば、Trident,Gecko,Presto,およびWebkit等が知られている。
WEBページ管理情報格納部102にWEBページ管理情報が蓄積される過程は問わない。なお、この実施の形態においては、例えば、後述するWEBページ管理情報格納部109がWEBページ管理情報を蓄積する場合を例に挙げて説明する。WEBページ管理情報格納部102は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
生成指示受付部103は、ユーザ等から、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報を用いてWEBページ情報を生成する指示である生成指示を受け付ける。生成指示は、WEBページ情報の生成対象となるデザイン情報を指定する情報を含んでもよい。なお、生成する指示を受け付けなくても、後述するWEBページ情報生成部104が予め指定されたタイミング等でWEBページ情報の生成を開始する場合等においては、この生成指示受付部103は省略しても良い。生成指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。生成指示受付部103は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
WEBページ情報生成部104は、デザイン情報が示すWEBページ情報を生成する。WEBページ情報生成部104は、例えば、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報を用いてWEBページ情報を生成する。デザイン情報が示すWEBページ情報とは、デザイン情報が示すデザインをWEBブラウザ上等でほぼ再現可能なWEBページ情報である。ほぼ再現可能とは、デザイン情報と、WEBページ情報とデザインとの差が、予め指定された許容範囲内であることを示す。例えば、デザイン情報に配置されたコンテンツ情報の位置と、WEBページ情報をレイアウトエンジン等でレンダリングして得られるWEBページのコンテンツ情報が配置される位置とが、予め指定された誤差の範囲である場合、同じデザインであると判断される。
WEBページ情報生成部104は、例えば、WEBページ情報を生成する際に、デザイン情報に含まれるコンテンツ情報をWEBページに配置されるコンテンツ情報として取得する。コンテンツ情報は、WEBページのレイアウト上の制約等に合わせて、適宜サイズを変更したり、分割したり、フォーマット等を変更する。また、デザイン情報に含まれる各コンテンツ情報に対応したコンテンツ属性情報や、ページ定義情報を読み出し、読み出した情報を用いて、これらの情報に対応したWEBページ情報を生成する。ただし、WEBページ情報生成部104が、どのようにWEBページ情報を生成するかは問わない。なお、WEBページ情報生成部104は、一のデザイン情報から、このデザイン情報に含まれるコンテンツ情報を実体(要素)として含む構造化情報と、各実体(要素)の配置やサイズや表示属性等を指定する1以上のスタイル情報とを生成しても良い。このとき、スタイル情報と構造化情報とは、異なるファイルとしても良いし、一のファイル等に含めるようにしても良い。また、コンテンツ情報のうちの、画像情報等は、構造化情報とリンクされた情報として作成しても良い。
なお、デザイン情報を用いて、このデザイン情報が示すWEBページ情報を生成する処理(具体的には、一の構造化情報と一のスタイル情報との組合せ)は、HTMLまたはXHTML等の書き出し機能付のワードプロセッサや、画像編集装置や、DTP装置等において公知技術であるので、ここでは、詳細な説明は省略する。
ここで、本実施の形態のWEBページ情報生成部104が、特に、一のデザイン情報が示すWEBページ情報として、一の構造化情報と、複数のブラウザ別に対応付けられた複数のスタイル情報とを生成するものである場合について説明する。
WEBページ情報生成部104は、具体的には、一のデザイン情報から、上述したような構造化情報と、予め指定された複数の異なるブラウザにそれぞれ対応付けられた複数のスタイル情報であるブラウザ別スタイル情報とをWEBページ情報として生成する。ここでの複数の異なるブラウザとは、例えば、ブラウザの動作するプラットホーム別、ブラウザの製品別、ブラウザのバージョン別のうちの一つまたは2以上の組合せが異なるブラウザを意味する。特に、本実施の形態においては、異なるブラウザとは、表示特性の異なるブラウザを意味すると考えても良く、本実施の形態におけるブラウザ別とは、このような表示特性の異なるブラウザ別を意味すると考えても良い。なお、異なるブラウザ間の違い、特に表示特性の違いは、ブラウザがレンダリングに利用するレイアウトエンジンの違いに起因することが多いことから、異なるブラウザとは、異なるレイアウトエンジンと考えても良い。
ブラウザ別スタイル情報とは、コンテンツの位置やサイズや表示属性等を、デザイン情報に含まれるコンテンツ属性情報を用いて、表示するブラウザ別に作成したスタイル情報である。複数のブラウザ別スタイル情報とは、ブラウザ別にレンダリング結果が異なるスタイル情報と考えても良い。例えば、表示するブラウザによって、スタイル情報の解釈が異なるため、予めブラウザ毎に、スタイル情報の解釈の違いをなくすような複数のスタイル情報を作成する。そして、一のブラウザで、対応するブラウザ別スタイル情報を用いて構造化情報が示すWEBページを表示した場合に、デザイン情報が示すデザインで、WEBページが表示されるようにする。WEBページ情報生成部104は、ブラウザ別のスタイル情報を作成するための、ブラウザ別のWEBページ情報生成手段を複数備えていても良いし、ブラウザ別に用意されたスタイル情報を作成する際に用いる設定情報等を用いてブラウザ別スタイル情報をそれぞれ生成しても良い。
例えば、ブラウザAにおいては常に、スタイル情報が指定する座標の値が、WEBページ上では、y軸方向に10ピクセル長く解釈されるというブラウザAの特性が予め分かっていたとすると、WEBページ情報生成部104は、ブラウザA用のブラウザ別スタイル情報として、デザイン情報が示すコンテンツ情報等の位置を示す座標から、yの値を10ピクセル減算した座標を有するスタイル情報を生成する。これにより、このスタイル情報を用いれば、ブラウザAを用いてWEBページを表示しても、デザイン情報通りのデザインのWEBページが表示されることとなる。
このように、予め知られている各ブラウザがスタイル情報を解釈する際の特性から、特定のブラウザでWEBページを表示した場合のデザインが崩れる(あるいは異なったものとなる)要因となる部分を特定し、この要因となる部分によって引き起こされるデザインの崩れ等が解消あるいは緩和されるようなスタイル情報が、この特定のブラウザ用のスタイル情報として書き出せるように、WEBページ情報書き出しのためのルールや設定情報をブラウザ別に用意したり、このような書き出しを行うことができるWEBページ情報生成手段をブラウザ別に複数用意しておく。そして、これらのルールや設定条件や、WEBページ情報生成手段をそれぞれ用いて、WEBページ情報生成部104が、各ブラウザ別のスタイル情報を生成する。
なお、ブラウザ別スタイル情報とブラウザとの対応関係は、一対一であっても一対nであっても良い(nは2以上の整数)。例えば、n個のブラウザでスタイル情報の解釈が同じである場合(例えば、利用しているレイアウトエンジンが同じである場合など)、これらのn個のブラウザに対して、共通する一のブラウザ別スタイル情報を生成するようにしても良い。
WEBページ情報生成部104は、さらに、WEBページ情報として、WEBページを表示するブラウザに応じたブラウザ別スタイル情報の選択を指示する情報であるスタイル選択指示情報を生成する。スタイル選択指示情報とは、例えば、WEBページを表示するブラウザが、どのブラウザであるかを検出させる処理をブラウザに実行させる指示と、検出したブラウザに対応したブラウザ別スタイル情報を選択させ、この選択したブラウザ別スタイル情報と構造化情報とを用いてWEBページを表示させる指示とを含む情報である。例えば、スタイル選択指示情報は、このような処理をブラウザに対して指示するための、ブラウザが実行可能なスクリプト等である。このようなスタイル選択指示情報を、WEBページを表示する際にブラウザが読み込んで、ブラウザが、この指示に応じてブラウザに応じたブラウザ別スタイル情報を読み出してWEBページを表示することで、表示するブラウザが異なっても、デザイン情報が示すデザイン通りのWEBページを表示することが可能となる。WEBページ情報生成部104は、このスタイル選択指示情報を、構造化情報の一部として生成しても良いし、構造化情報等で参照可能な外部の情報(ファイル)として生成しても良い。
従来からあるWEBページ書き出し機能を有する装置等は、一のデザイン情報から、構造化情報と、標準的なスタイル情報としか書き出すことができない。例えば、一のデザイン情報からは、HTMLファイルと、標準的なCSSファイルしか書き出さない。標準的なスタイル情報は、例えば、W3C(World Wide Web Consortium)等の標準化団体等で提案されているルールに則ったスタイル情報である。しかしながら、ブラウザやレイアウトエンジンが異なるとスタイル情報の解釈に異なる点があり、一の構造化情報と一の標準的なスタイル情報との組合せを用いてブラウザでWEBページを表示させたとしても、この組合せを読み出すブラウザ(あるいはレイアウトエンジン)が異なると、表示されるWEBページのデザインは、デザイン情報が示すデザインと異なるものとなる場合がある。従って、従来の装置で生成したWEBページ情報では、デザイン情報が示すデザイン通りのWEBページを複数の異なるブラウザで表示させることが困難であった。
これに対し、本願においては、WEBページ情報生成部104を用いて、様々なブラウザでデザイン情報が示すデザイン通りのWEBページが得られるようなスタイル情報を、ブラウザ別に生成し、WEBページを表示するブラウザに対応したスタイル情報を自動で選択させて使用して、構造化情報をレンダリングした画像情報を表示させることにより、ブラウザが異なっても、デザイン情報が示すデザイン通りのWEBページを表示させることができる。また、WEBページのブラウザ間の表示の違いも緩和できる。
なお、WEBページ情報生成部104は、複数のブラウザに共通して対応付けられたWEBページの体裁を示す情報である共通スタイル情報と、共通スタイル情報の利用を指示する共通スタイル指示情報とを、更に含むWEBページ情報を生成するようにしても良い。共通スタイル情報とは、例えば、複数のブラウザにおいてそれぞれWEBページを表示した場合に、デザイン情報が示すデザインとの違いが生じない部分のスタイル情報である。つまり、ブラウザ間で、レンダリング結果が同じとなるスタイル情報である。また、共通スタイル指示情報は、ブラウザが、WEBページを表示する際に構造化情報のレンダリングに使用するスタイル情報として、共通スタイル情報を指定する情報である。例えば、共通スタイル指示情報は、共通スタイル情報のファイルのリンク先を示すリンク情報である。
WEBページ情報生成部104は、どのように共通スタイル情報を生成しても良い。例えば、予め、デザイン情報からスタイル情報を取得する際に、予め指定されたスタイル情報の要素については、共通スタイル情報として取得するようにしても良い。スタイル情報の要素とは、例えば、WEBページに表示される要素の一の属性を指定する情報である。予め指定されたスタイル情報の要素とは、ブラウザが異なってもほぼ共通する外観等が提供できることが分かっているスタイル情報の要素である。例えばCSSファイル等におけるフォントの色属性等を共通スタイル情報として取得してもよい。
また、WEBページ情報生成部104は、ブラウザ別に出力した複数のスタイル情報(例えば、スタイル情報のファイル)間で、共通するスタイル情報の要素を検出し、検出された共通するスタイル情報の要素を、共通スタイル情報として取得してファイル等に蓄積しても良い。
また、WEBページ情報生成部104は、ブラウザ別のスタイル情報の要素をデザイン情報から生成するごとに、既に生成されたブラウザ別のスタイル情報内に、同じ要素のスタイル情報が存在するか否かを判断し、全てのブラウザに対応したスタイル情報に、同じ要素が存在した場合、このスタイル情報は、共通スタイル情報として取得するようにしても良い。
なお、ブラウザ別のスタイル情報から取り出した共通スタイル情報の要素は、取得後、ブラウザ別スタイル情報から削除する。
なお、WEBページ情報生成部104は、ブラウザ別スタイル情報と、共通スタイル情報との両方を、WEBページ情報として生成しても良い。
WEBページ情報生成部104は、例えば、生成指示受付部103が受け付けた生成指示が示すデザイン情報が示すWEBページ情報を生成する。また、WEBページ情報生成部104は、後述するデザイン情報変更部107により変更されたデザイン情報が示すWEBページ情報を生成してもよい。
WEBページ情報生成部104が、デザイン情報からWEBページ情報を生成するタイミングやトリガー等は問わない。例えば、生成指示受付部103が生成指示を受け付けた場合に、WEBページ情報を生成しても良い。また、デザイン情報変更部107によりデザイン情報が変更された場合に、WEBページ情報を生成しても良い。
また、WEBページ情報生成部104は、後述する出力用情報受付部108が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報の受け付け対象となったデザイン情報が示すWEBページ情報を生成してもよい。例えば、後述する出力用情報受付部108が、デザイン情報に対してWEBページ名称情報および出力先識別情報を受け付けた場合に、WEBページ情報を生成しても良い。
WEBページ情報生成部104は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。WEBページ情報生成部104の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
WEBページ情報出力部105は、WEBページ情報生成部104が生成したデザイン情報が示すWEBページ情報を、デザイン情報に対応付けられるWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力する。WEBページ情報出力部105は、例えば、WEBページ情報生成部104が一のデザイン情報について生成したWEBページ情報を、この一のデザイン情報のデザイン識別情報を含むWEBページ管理情報に含まれるWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるように出力する。具体的には、WEBページ情報出力部105は、WEBページ情報生成部104がWEBページ情報の生成に利用したデザイン情報のデザイン識別情報をデザイン情報格納部101や生成指示受付部103等から取得する。そして、このデザイン識別情報と対応付けられたWEBページ識別情報を、WEBページ管理情報格納部102から検索により取得する。
なお、WEBページ情報生成部104が、後述する出力用情報受付部108によるWEBページ名称情報および出力先識別情報の受け付けに応じてWEBページ情報を生成した場合、上記のようにしてWEBページ識別情報を取得しても良いが、WEBページ情報出力部105は、出力用情報受付部108が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報をWEBページ識別情報として取得してもよい。
また、WEBページ情報出力部105は、後述するデザイン情報変更部107で変更されたデザイン情報に対応するWEBページ識別情報をWEBページ管理情報から取得し、WEBページ情報生成部104が生成したWEBページ情報を、取得したWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力してもよい。
WEBページ情報出力部105が、WEBページ情報をデザイン情報に対応付けられるWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するということは、例えば、WEBページ情報生成部104が生成したWEBページ情報を、WEBページ識別情報が示すWEBページ情報として出力することである。例えば、WEBページ識別情報が、WEBページ名称情報を含む場合、WEBページ情報出力部105は、当該WEBページ名称情報とWEBページ情報生成部104が生成したWEBページ情報とを出力する。具体例として、WEBページ情報出力部105は、WEBページ名称情報が示す名称をファイル名として含むWEBページ情報を出力する。例えば、一のデザイン情報について作成される異なるファイル形式のWEBページ情報については、WEBページ名称情報が示す名称をファイル名として、拡張子等を異なるものとしてもよい。また、一のデザイン情報について作成されるブラウザ別のスタイル情報については、例えば、ファイル名を、WEBページ名称情報が示す名称と、予め指定されたルールに沿った数字等とを組み合わせたものとしてもよい。なお、ブラウザでWEBページを表示する際に、URL等により読み出し対象として指定されるWEBページ情報(例えば構造化情報)だけに、WEBページ名称情報が示す名称を含むファイル名を付与しても良い。また、WEBページ識別情報が、出力先識別情報を含む場合、この出力先識別情報が示す出力先にWEBページ情報生成部104が生成したWEBページ情報を出力する。例えば、出力先識別情報が、WEBサーバ装置12の出力先識別情報(例えたアドレス情報)等である場合、WEBページ情報出力部105は、WEBページ情報生成部104が生成したWEBページ情報と、出力先識別情報とを送信(蓄積)する。この出力先識別情報は出力先を示す情報となる。また、出力先識別情報が、WEBページ処理装置1内の図示しない格納部の出力先識別情報(例えば、内部のディレクトリパス)等である場合、この出力先識別情報が指定する格納部に、WEBページ情報生成部104が生成したWEBページ情報を出力(蓄積)する。
ここで述べる出力とは、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。
WEBページ情報出力部105は、通信手段等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。WEBページ情報出力部105は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
変更指示受付部106は、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報に対する変更指示を受け付ける。ここでの変更指示は、例えば、デザインを変更する指示である。例えば、コンテンツ属性情報や、ページ定義情報等を変更する指示である。変更指示は、コンテンツ情報を追加や削除等の指示を含んでいてもよい。WEBページを生成する際に適用される設定を変更する指示であっても良い。変更指示受付部106は、変更対象となるデザイン情報を指定する情報を含んでも良い。
変更指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。変更指示受付部106は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
デザイン情報変更部107は、変更指示によりデザイン情報を変更する。例えば、変更指示に応じて、デザイン情報を変更する。具体的には、変更指示により指定されたデザイン情報を変更する。例えば、変更指示によりデザイン変更の対象に指定されたデザイン情報をデザイン情報格納部101から読み出し、読み出したデザイン情報を変更指示に合わせて変更し、変更後のデザイン情報を、デザイン情報格納部101に蓄積(上書き)して更新する。
デザイン情報変更部107は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。デザイン情報変更部107の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力用情報受付部108は、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報に対し、デザイン情報を用いて生成されるWEBページ情報の名称を示す情報であるWEBページ名称情報と、生成されるWEBページ情報の出力先を示す情報である出力先識別情報とを受け付ける。例えば、出力用情報受付部108は、WEBページ名称情報と、出力先識別情報とがまだWEBページ管理情報で管理されていないデザイン情報について、これらの情報の入力を受け付ける。あるいは、WEBページ管理情報で管理されているこれらの情報を変更したいデザイン情報について、これらの情報を受け付けても良い。出力用情報受付部108は、WEBページ名称情報と、出力先識別情報とを対応付けの対象とするデザイン情報を示すためのデザイン識別情報を受け付けても良い。WEBページ名称情報と、出力先識別情報とを、ここでは出力用情報と呼ぶ。
入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。出力用情報受付部108は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
WEBページ管理情報蓄積部109は、出力用情報受付部108が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報を含むWEBページ識別情報と、このWEBページ名称情報および出力先識別情報に対応するデザイン情報を識別するデザイン識別情報とを有するWEBページ管理情報をWEBページ管理情報格納部102に蓄積する。WEBページ名称情報および出力先識別情報に対応するデザイン情報とは、出力用情報受付部108が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報の受け付けの対象となるデザイン情報である。既に、デザイン識別情報が同じで、WEBページ識別情報が異なるWEBページ管理情報がWEBページ管理情報格納部102に格納されていた場合、格納されているWEBページ管理情報を、出力用情報受付部108が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報を含むWEBページ識別情報で更新(例えば上書き)してもよい。
WEBページ管理情報蓄積部109は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。WEBページ管理情報蓄積部109の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
WEBサーバ装置2は、例えば、WEBページ情報を提供するサーバ装置である。WEBページ情報を格納しており、クライアント装置等で実行されるブラウザからの要求に応じてWEBページ情報を送信する。なお、このようなWEBページ情報を提供するための構成等については、公知技術であるので、ここでは説明を省略する。
受信部201は、WEBページ処理装置1から、ネットワーク等を介して送信されるWEBページ情報を受信する。また、受信部201は、WEBページ情報とともに送信されてくるWEBページ名称情報や、出力先識別情報を受信してもよい。受信部201は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
蓄積部202は、受信部201が受信したWEBページ情報を後述するWEBページ情報格納部203に蓄積する。例えば、WEBページ情報とともに送信されてくるWEBページ名称情報と対応付けて、出力先識別情報が示すディレクトリ等にWEBページ情報を蓄積する。
蓄積部202は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積部202の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
WEBページ情報格納部202には、WEBページ情報が蓄積される。WEBページ情報は、例えば、WEBページ名称情報と対応付けて、出力先識別情報が示すディレクトリ等に格納される。このWEBページ情報格納部202には、例えば、上述したようなブラウザ別の複数のスタイル情報と、構造化情報と、スタイル選択指示情報とを含むWEBページ情報が格納される。例えば、構造化情報のWEBページをブラウザで表示する際に、構造化情報に対応付けられたスタイル選択指示情報に従って、現在の構造化情報を表示するブラウザの種類を検出し、その種類に応じたスタイル情報を選択的に使用して、構造化情報をレンダリングした画像情報を表示することにより、表示するブラウザがどのブラウザであっても、WEBページのデザインを示すデザイン情報に忠実なWEBページを表示することができる。WEBページ情報格納部202は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
図2は、本実施の形態のWEBページ処理装置1の動作を説明するためのフローチャートである。以下、WEBページ処理装置1の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、WEBページ識別情報が、WEBページ名称情報であるファイルの名称と、WEBページ情報の出力先識別情報であるアドレス情報(具体的には、ホストアドレスを含むディレクトリパス)とで構成されている場合を例に挙げて説明する。
(ステップS201)生成指示受付部103は、生成指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合、ステップS202に進み、受け付けていない場合、ステップS208に進む。
(ステップS202)WEBページ情報生成部104は、カウンターnに1を代入する。
(ステップS203)WEBページ情報生成部104は、WEBページ管理情報格納部102に、n番目のWEBページ管理情報が格納されているか否かを判断する。格納されている場合、ステップS204に進み、格納されていない場合、ステップS201に戻る。
(ステップS204)WEBページ情報生成部104は、WEBページ情報を生成する。なお、この処理の詳細については、後述する。
(ステップS205)WEBページ情報出力部105は、n番目のWEBページ管理情報からWEBページ識別情報を取得する。
(ステップS206)WEBページ情報出力部105は、ステップS205で生成した構造化情報、スタイル選択指示情報、および複数のスタイル情報等を含むWEBページ情報を、ステップS205で取得したWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力する。ここでは、例として、WEBページ情報出力部105は、n番目のWEBページ管理情報からWEBページ識別情報を取得し、このWEBページ識別情報が含むアドレス情報を送信先として、ステップS205で生成したWEBページ情報を送信する。なお、ステップS204等において、構造化情報等にファイル名が付与されていない、あるいはデフォルトの名称しか付与されていない場合には、WEBページ情報出力部105は、構造化情報等にWEBページ識別情報に含まれるWEBページ名称情報を含むファイル名等を付与しても良い。
(ステップS207)WEBページ情報生成部104は、カウンターnの値を1インクリメントする。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS208)変更指示受付部106は、一のデザイン情報に対する変更指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合、ステップS209に進み、受け付けていない場合、ステップS215に進む。
(ステップS209)デザイン情報変更部107は、ステップS208において受け付けた変更指示が示すデザイン情報を、デザイン情報格納部101から読み出し、変更指示に従ってデザイン情報を変更する。
(ステップS210)デザイン情報変更部107は、変更したデザイン情報で、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報を更新する。例えば、変更されたデザイン情報で、変更前のデザイン情報を上書き保存する。
(ステップS211)WEBページ情報生成部104は、変更されたデザイン情報のデザイン識別情報(例えばファイル名等)を取得し、このデザイン識別情報を含むWEBページ管理情報が、WEBページ管理情報格納部101に格納されているか否かを判断する。格納されている場合、ステップS212に進み、格納されていない場合、ステップS201に戻る。
(ステップS212)WEBページ情報生成部104は、変更されたデザイン情報についてWEBページ情報を生成する。この処理は、ステップS204の処理と同様である。
(ステップS213)WEBページ情報出力部105は、ステップS211で格納されていると判断されたWEBページ管理情報から、WEBページ識別情報を取得する。
(ステップS214)WEBページ情報出力部105は、生成したWEBページ情報を出力する。例えば、WEBページ情報出力部105は、ステップS212(ステップS217)で生成した構造化情報、スタイル選択指示情報、および複数のスタイル情報等を含むWEBページ情報を、ステップS213で取得したWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力する。ここでは、例として、WEBページ識別情報が示すアドレス情報を送信先として、ステップS213で生成したWEBページ情報等を送信する。なお、WEBページ情報出力部105は、構造化情報等にWEBページ識別情報に含まれるWEBページ名称情報を含むファイル名等を付与しても良い。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS215)出力用情報受付部108は、デザイン情報格納部101に格納されている一のデザイン情報に対し、出力用情報を受け付けたか否かを判断する。ここで受け付ける出力用情報は、例として、WEBページ名称情報であるファイルの名称と、出力先識別情報であるアドレス情報との組みであるとする。受け付けた場合、ステップS216に進み、受け付けていない場合、ステップS201に戻る。
(ステップS216)WEBページ管理情報格納部109は、ステップS215で出力用情報を受け付けたデザイン情報のデザイン識別情報と、ステップS215で受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報で構成されるWEBページ識別情報と、を含むWEBページ管理情報をWEBページ管理情報格納部102に蓄積する。具体的には、WEBページ管理情報を追記する。
(ステップS217)WEBページ情報生成部104は、ステップS216で蓄積されたWEBページ管理情報に含まれるデザイン識別情報が示すデザイン情報についてWEBページ情報を生成する。この処理は、ステップS204の処理と同様である。
(ステップS218)WEBページ情報出力部105は、ステップS216で蓄積されたWEBページ管理情報から、WEBページ識別情報を取得する。そして、ステップS214に進む。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
図3は、WEBページ処理装置1によるWEBページ情報を生成する処理を説明するためのフローチャートである。以下、WEBページ情報を生成する処理の詳細について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、この処理は、図2のステップS204、ステップS212およびステップS217の処理に相当するものである。また、ここでは、WEBページ情報生成部104が、p(pは2以上の整数)個のブラウザ別スタイル情報を生成することが予め指定されている場合を例に挙げて説明する。
(ステップS301)WEBページ情報生成部104は、n番目のWEBページ管理情報のデザイン識別情報が示すデザイン情報(あるいは、更新されたデザイン情報、または蓄積されたWEBページ管理情報のデザイン識別情報が示すデザイン情報)を用いて、構造化情報を生成する。生成した構造化情報には、例えば、デザイン情報に対応するWEBページ識別情報に含まれるWEBページ名称情報(具体的にはファイルの名称)を含むファイル名を付与してもよいし、デフォルト等で用意されたファイル名を付与しても良い。生成されたWEBページ情報は、メモリ等の記憶媒体に一時記憶する。
(ステップS302)WEBページ情報生成部104は、カウンターkに1を代入する。
(ステップS303)WEBページ情報生成部104は、k番目のブラウザ別スタイル情報を生成する。k番目のブラウザ別スタイル情報は、k番目のブラウザに最適化されたスタイル情報と考えても良い。WEBページ情報生成部104は、例えば、k番目のブラウザ別スタイル情報を生成するための設定情報を読み出して、この設定情報を参照してブラウザ別スタイル情報を生成しても良い。また、WEBページ情報生成部104は、k番目のブラウザ別スタイル情報を生成するための図示しないWEBページ情報生成手段でk番目のブラウザ別スタイル情報を生成しても良い。生成したブラウザ別スタイル情報には、デフォルトで指定されたファイル名等を付与しても良いし、デザイン情報に対応したWEBページ識別情報に含まれるWEBページ名称情報を含むファイル名を付与してもよい。デフォルトで指定されたファイル名は、例えば、ブラウザ別スタイル情報が対応するブラウザ別のファイル名である。デフォルトで指定されたファイル名等を付与する場合には、異なるWEBページ用に生成されるスタイル情報は、異なるディレクトリ等に最終的に出力される必要がある。また、スタイル情報に、WEBページ名称情報を含むファイル名を付与する場合には、異なるブラウザ用のスタイル情報のファイル名が異なるものとなるよう、例えば、ブラウザ別に用意された文字列等をWEBページ名称情報に追加すること等が好ましい。そして、作成したスタイル情報を、図示しないメモリ等の記憶媒体に一時記憶する。
(ステップS304)WEBページ情報生成部104は、カウンターkの値を1インクリメントする。
(ステップS305)WEBページ情報生成部104は、カウンターkの値が、p以上であるか否かを判断する。pは、上述したように、WEBページ情報生成部104が生成するブラウザ別スタイル情報の数である。p以上である場合、ステップS306に進み、p以上でない場合、ステップS303に戻る。
(ステップS306)WEBページ情報生成部104は、デザイン情報を用いて共通スタイル情報を生成する。
(ステップS307)WEBページ情報生成部104は、ステップS303で取得したブラウザ別スタイル情報を、ブラウザ別に選択するためのスタイル選択指示情報とを生成する。スタイル選択指示情報は、例えば、ブラウザを判別するための情報と、判別したブラウザに応じてステップS303で取得したブラウザ別スタイル情報を選択する指示を示す情報とで構成される。このスタイル選択指示情報は、例えば、WEBページを閲覧するブラウザ等で実行される情報である。そして、WEBページ情報生成部104は、生成したスタイル選択指示情報を構造化情報と対応付けてメモリ等の記憶媒体に一時記憶する。この対応付けは、例えば、スタイル選択指示情報を構造化情報内に埋め込むことであってもよいし、構造化情報にリンクさせることであっても良い。
(ステップS308)WEBページ情報生成部104は、ステップS306で生成した共通スタイル情報を指定する共通スタイル指定情報を生成する。共通スタイル指定情報は、WEBページの表示に利用される共通スタイル情報を示す情報と考えても良い。そして、WEBページ情報生成部104は、生成した共通スタイル指定情報を構造化情報と対応付けてメモリ等の記憶媒体に一時記憶する。この対応付けは、例えば、共通スタイル指定情報を構造化情報内に埋め込むことであってもよいし、構造化情報にリンクさせることであっても良い。そして、上位の処理にリターンする。
次に、WEBサーバ装置2の動作について、簡単に説明する。WEBサーバ装置2の受信部201は、WEBページ情報とWEBページ識別情報とを受信したか否かの判断を繰り返し、受信した場合に、蓄積部202は、WEBページ情報を、WEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるようにWEBページ情報格納部203に蓄積する。例えば、WEBページ識別情報が出力先識別情報を含む場合、この出力先識別情報が示すディレクトリ等にWEBページ情報を蓄積する。
なお、WEBサーバ装置2は、図示しない受付部等が受け付けた外部からのWEBページ情報の要求に応じて、WEBページ情報を図示しない送信部等から送信する。この処理は、通常のWEBサーバ装置2の動作と同様である。
以下、本実施の形態におけるWEBページ処理システム10の具体的な動作について説明する。WEBページ処理システム10の概念図は図4である。
図5は、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報を管理するデザイン情報管理表の一例を示す図である。デザイン情報管理表は、「デザイン識別情報」と、「デザイン情報」という項目を有している。「デザイン識別情報」は、デザイン識別情報である。「デザイン情報」は、デザイン情報であり、ここでは、例えば、DTP等の画像等のコンテンツ情報をレイアウト可能な装置を利用して作成されたデータであるとする。このデザイン情報には、説明の便宜上、配置されたコンテンツ情報が埋め込まれて配置されているものとする。また、各コンテンツ情報や、その領域等には、リンク先等を示す情報がユーザ等により指定されているものとする。
図6は、「デザイン識別情報」が「top page」であるデザイン情報の表示例を示す。この表示例は、デザイン情報を作成する装置による表示例であるとする。このページには、「TOP PAGE」というタイトルの文字列60等が配置されている。
図7は、WEBページ管理情報格納部109に格納されているWEBページ管理情報を示す図である。WEBページ管理情報は、「デザイン識別情報」と、「WEBページ識別情報」という項目を有する。「WEBページ識別情報」は、「アドレス情報」と「ファイル名」という項目を有している。「デザイン識別情報」は、デザイン識別情報であり、図5の「デザイン識別情報」に相当する。「アドレス情報」は、WEBページ情報の出力先識別情報であり、WEBページが格納されるWEBサーバ装置2のホスト名を含むディレクトリパスである。「ファイル名」は、WEBページ名称情報であり、WEBページ情報のファイルの名称である。
まず、ユーザが、マウスやキーボード等を操作して、デザイン情報に対応するWEBページ情報を生成して出力する指示をWEBページ処理装置1に与えたとする。
WEBページ情報生成部104は、まず、図7に示したWEBページ管理情報のうちの上からのWEBページ管理情報の「デザイン識別情報」が示すデザイン情報をデザイン情報格納部101から検索により読み出す。具体的には、デザイン識別情報が「top page」であるデザイン情報をデザイン情報格納部101から読み出す。そして、読み出したデザイン情報を用いて、構造化情報であるHTMLファイルを作成する。レイアウトされたコンテンツ情報等からHTMLファイル等を書き出す技術等は公知技術であるので、ここでは説明を省略する。
次に、WEBページ情報生成部104は、スタイル情報(ここではCSSファイル)を生成する。
図8は、デザイン情報と、WEBページ情報のブラウザ表示との関係を説明するための模式図である。図8においては、デザイン情報80を利用してWEBページ情報生成部104が、ブラウザの識別情報が「IEE」であるブラウザ(以下、ブラウザ「IEE」と称す)用に生成したブラウザ別スタイル情報を含むWEBページ情報を、ブラウザ「IEE」81と、ブラウザの識別情報が「FFN」であるブラウザ(以下、ブラウザ「FFN」と称す)82とでそれぞれ表示した場合の表示例を示している。
図9は、図8に示したデザイン情報80から生成された構造化情報であるHTMLファイルの主要部であり、デザイン情報80上のオブジェクト91に相当する部分のHTMLのソースを示している。
また、図10は、WEBページ情報生成部104により生成された図9に示すようなHTMLファイルの主要部に対応する、ブラウザ「IEE」用のスタイル情報(CSSファイル)の主要部である。
図8〜図10に示すように、デザイン情報からブラウザ「IEE」81用に書き出したブラウザ別スタイル情報を用いた場合、ブラウザ「IEE」81では、デザイン情報とほぼ同じレイアウトの表示画像が得られるのに対し、ブラウザ「FFN」82では、デザイン情報と異なるレイアウトの表示画像となってしまう。
このため、WEBページ情報生成部104は、例えば、デザイン情報80を利用して、ブラウザ「FFN」82用として、新たに以下のようなブラウザ別スタイル情報(CSSファイル)を生成する。
図11は、WEBページ情報生成部104により、ブラウザ「FFN」82用に生成したブラウザ別スタイル情報の主要部である。
また、図12は、ブラウザ「FFN」82用に生成したスタイル情報を用いて、図9に示すHTMLファイルを表示した場合の表示例を示す図である。図12に示すように、ブラウザ「FFN」82において、デザイン情報80と同様のデザインのWEBページが表示される。
このように、ブラウザ別のスタイル情報の解釈等の特性を予め考慮して、各ブラウザにおいてデザイン情報と同じデザインのWEBページが表示されるようなブラウザ別のスタイル情報を生成し、それぞれのブラウザでWEBページを表示する際に、各ブラウザ用に生成されたスタイル情報を用いるようにすることで、ブラウザ間のスタイル情報の解釈の違いによる表示の違いを緩和できるとともに、ブラウザを問わず常に同じレイアウトのWEBページを表示させることが可能となる。
このため、WEBページ情報生成部104は、ブラウザ別のスタイル情報(ここではCSSファイル)を生成する。具体的には、WEBページ情報生成部104は、予め指定された複数のブラウザにおいて、それぞれ、デザイン情報に近いWEBページが表示されるように、ブラウザ別スタイル情報の生成を順番に行う。なお、ここでのブラウザは、レイアウトエンジンと考えても良い。WEBページ情報生成部104は、ここでは例として、ブラウザの識別情報が「IEE」、「SFR」、「FFN」である三種類のブラウザ向けのブラウザ別スタイル情報(具体的には、ブラウザ別のCSSファイル)を生成するものとする。それぞれのブラウザについて生成したCSSファイルのファイル名を、ここでは、「IEE.css」、「SFR.css」、「FFN.css」とする。このファイル名は、後述するスタイル選択指示情報により、ブラウザの判別結果に応じたスタイル情報を選択可能なファイル名に設定する。
また、WEBページ情報生成部104は、各ブラウザ間において、表示が異ならない特性を一つのファイル等にまとめることで、各ブラウザ間で共通に利用する共通スタイル情報を一つ作成する。作成した共通スタイル情報のファイル名は、ここでは「common.css」とする。
ここで、ブラウザ別スタイル情報や共通スタイル情報(具体的にはCSSファイル)を生成する際、WEBページ情報生成部104は、自動的にWEBページ情報に用いられるスタイル情報の要素をチェックし、値が同じである共通する特性を有する複数の要素があった場合、これらをまとめてグループ化して、複数の要素に対して共通する一の特性と値との組合せを割り当てられるようにしても良い。例えば、CSSファイルにおいて、各要素についての、特性とその値との組みを検索キーとして、この組みが一致する他の要素を検索し、一致するものが有った場合、その要素と特性および値を、検索キーとして用いた要素と特性および値に併合していくことで、CSSファイルの要素をまとめていくことができる。なお、CSSファイルにおいて各要素と特性およびその値は「要素{特性:値}」であるとする。具体的には、h1{color:#666666}は、h1タグという要素の色特性の値が#666666であることを示している。そして、例えば、WEBページ情報生成部104が生成する一のCSSファイルに、h1{color:#666666}、h2{color:#666666}、h3{color:#666666}という特性と値との組みが一致する三つの要素が検出された場合、これらはまとめられて、h1,h2,h3{color:#666666}に変更される。このようにすることで、ここの要素に対して、一の特性と値との組みをそれぞれ個別に割り当てる場合に比べて、文字量を削減でき、スタイル情報のファイルサイズを大幅に削減することが可能となる。
なお、テキストデータや画像データ等から標準的な一の構造化情報(HTMLファイル)と、一の(スタイル情報)CSSファイルとの組みを生成する処理や構成等は公知技術である。このため、このような処理や構成を用いて、例えばブラウザ別にCSSファイル書き出すために予め用意された複数の設定をそれぞれ用いてCSSファイルを書き出すことで、ブラウザ別のCSSファイルを書き出すことが実現可能である。あるいは、CSSファイル書き出しのための処理や構成を、ブラウザ別に複数用意し、それぞれの処理内容や構成等を、ブラウザ別のCSSファイルが書き出せるよう設定しておくようにしても良い。なお、テキストデータを含む画像データからHTMLファイルとCSSファイルとの組みを書き出すための技術は、「"ADOBE PHOTOSHOP CS4 ユーザガイド"、[online]、アドビシステムズ株式会社、[平成22年3月9日検索]、インターネット<http://help.adobe.com/ja_JP/Photoshop/11.0/photoshop_cs4_help.pdf>(特に547ページ33行目等)」などに記載されている。
WEBページ情報生成部104は、ブラウザ別スタイル情報(CSSファイル)の生成後、ブラウザ別スタイル情報を、HTMLファイルの閲覧に用いられるブラウザに応じて選択するためのスタイル選択指示情報を取得し、構造化情報のHTMLファイル内に配置する。スタイル選択指示情報は、ここでは、スクリプトで構成される。具体的には、ブラウザの種類を判別するスクリプトと、ブラウザに対応したスタイル情報を選択するための文字列をブラウザが読み出したhtmlファイル内に記述するスクリプトとで構成される。このスタイル選択指示情報は、図示しない記憶媒体等に予め格納されているようにしても良いし、ブラウザ別スタイル情報の生成後に生成するようにしても良い。例えば構造化情報のテンプレート等に予め配置しておくようにしても良い。ブラウザの種類とは、具体的には、ブラウザの対応するOSやブラウザの製品の種類やブラウザのバージョン等の組合せ、あるいはこれらの一部を意味する。このスタイル選択指示情報は、例えば構造化情報であるHTMLファイルファイルのヘッダ部分に記述される。なお、スタイル選択指示情報を外部のファイルとして用意し、HTMLファイルからこのファイルを参照するようにしても良い。
図13は、ブラウザ別のCSSファイルを選択するための文字列をHTMLファイル内に記述するスクリプトの一例を示す図である。ブラウザ別のCSSファイルを選択するための文字列とは、例えば、WEBページ情報生成部104により生成されたブラウザ別の外部のCSSファイルを参照するためのリンクタグである。ここでは、javascript(登録商標)を用いて構成したスタイル選択指示情報の例を示している。このスクリプトにおいては、例えば、図示しないブラウザを判別するスクリプトの実行結果により出力されるブラウザの種類を示す識別情報(type)に、拡張子「.css」を付加したCSSファイルを選択するリンクタグが、HTMLファイル内に記述されることとなる。なお、ここでは、ブラウザを判別するスクリプトで判別されて出力されるブラウザの識別情報(type)は、「IEE」、「SFR」、「FFN」の三種類であるとし、この値のいずれかがブラウザの種類を判別するスクリプトの結果として、図13に示したスクリプトに代入されるものとする。例えば、ブラウザの種類(type)を示す値として「IEE」が図13の関数に代入されたとすると、スクリプトを実行した結果として「<link rel="stylesheet" href="IEE.css">」というリンクタグが、ブラウザが読み出しているHTMLファイル内に記述されることとなる。
なお、ブラウザの種類の判別を行うスクリプトは、例えば、javascript(登録商標)のnavigatorオブジェクトのuserAgent、appName、またはappVersionの値から判断可能である。このようなスクリプトは公知技術であるので、ここでは説明を省略する。また、ここでは、ブラウザを判別するようにしたが、レイアウトエンジンを判別するようにしても良い。
また、共通スタイルシートの利用を指示する共通スタイル指示情報として、共通スタイル情報を参照するためのリンクタグ、例えば「<link rel="stylesheet" href="common.css">」を取得し、「index.html」ファイル内のヘッダ部分に配置する。なお、この共通スタイル指示情報は、図示しない記憶媒体等に予め蓄積しておくようにしても良いし、適宜生成するようにしても良い。なお、このような記憶媒体等から共通スタイル指示情報を読み出して取得することも、ここでは生成と考える。
次に、WEBページ情報出力部105は、WEBページ情報生成部104が生成したWEBページ情報を、1番目のWEBページ管理情報のWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるように出力する。具体的には、図7に示した1番目のWEBページ管理情報の「ファイル名」である「index」に、HTMLファイルの拡張子である「.html」を付加した「index.html」を、WEBページ情報生成部104が生成したHTMLファイルのファイル名として付与する。そして、WEBページ情報生成部104が生成したWEBページ情報と、1番目のWEBページ管理情報の「アドレス情報」(即ち、出力先識別情報)である「ftp://www.abc…/sites/home/」とをネットワーク等を介して送信する。「アドレス情報」は、例えば、送信される情報のヘッダ等に付与される。この「アドレス情報」は、例えば、WEBサーバ装置2−1内のディレクトリを指定するアドレス情報であったとする。
図14は、WEBページ情報生成部104が生成し、WEBページ情報出力部105が出力するWEBページ情報を示す模式図である。
WEBサーバ装置2−1の受信部201は、WEBページ情報出力部105が送信するWEBページ情報と、「アドレス情報」とを受信し、受信したWEBページ情報を蓄積部202が、WEBページ情報格納部203に蓄積する。なお、既に、同じファイル名のWEBページ情報が格納されている場合、上書き等により更新してもよい。
WEBページ情報生成部104は、図7に示したWEBページ管理情報の2番目以降の全てのWEBページ管理情報について同様の処理を繰り返す。これにより、WEBページ管理情報により管理されているデザイン情報が示すWEBページ情報が、WEBページ管理情報が管理するWEBページ識別情報が示すWEBページ情報としてWEBサーバ装置2に送信される。そして、各WEBサーバ装置2でWEBページ情報が蓄積される。この結果、WEBページ管理情報で管理されているデザイン情報から生成されたWEBページは、WEBページ管理情報に変更がない限り、WEBページ管理情報で管理されているWEBページ識別情報が示すWEBページ情報として出力されることになる。
ここで、例えば、ユーザがコンピュータ等で実行されているWEBページを閲覧するためにブラウザに、WEBサーバ装置2−1に格納されている構造化情報である上述した「index.html」を識別するURL等を入力したとする。なお、このブラウザは、上述したブラウザ「IEE」であったとする。ブラウザは、この入力に応じて、「index.html」を要求する情報をWEBサーバ装置2−1に送信する。
WEBサーバ装置2−1は、ブラウザから送信される「index.html」を要求する情報を受け付け、まず、この構造化情報「index.html」をWEBページ情報格納部203から読み出し、ブラウザに送信する。
ブラウザは、WEBサーバ装置2−1から送信される「index.html」を受信し、この「index.html」を解釈実行する。ここで、「index.html」には、上記のようなブラウザの種類を判別するスクリプトが配置されているため、まず、ブラウザがこのスクリプトを実行することで、ブラウザの識別情報が取得される。ここでは、「IEE」が取得される。また、「index.html」には、ブラウザに対応したスタイル情報を選択するための文字列をブラウザが読み出したhtmlファイル内に記述するスクリプトが配置されているため、ブラウザはこのスクリプトを実行して、取得されたブラウザ識別情報「IEE」に対応したスタイル情報として、「IEE.css」を選択するリンクタグ「<link rel="stylesheet" href="IEE.css">」を、メモリ等に読み出した「index.html」のソースに記述する。そして、ブラウザがこのリンクタグを解釈実行して、WEBサーバ装置2−1に、CSSファイルである「IEE.css」を要求する情報を出力する。
WEBサーバ装置2−1は、ブラウザから送信される「IEE.css」を要求する情報を受け付け、まず、このスタイル情報「IEE.css」をブラウザに送信する。
ブラウザは、この「IEE.css」を受信し、このCSSファイルを用いて、「index.html」が示すWEBページの画像を生成する。このとき、適宜、「index.html」にリンクしている画像等のコンテンツ情報もWEBサーバ装置2−1から読み出され、配置される。
これにより、ブラウザ「IEE」に適合したWEBページがブラウザ「IEE」上に表示される。
図15は、ブラウザ「IEE」による「index.html」のWEBページの表示例を示す図である。
ここで、変更指示受付部106が、デザイン識別情報が「top page」であるデザイン情報に対する変更指示を受け付けたとする。例えば、図6に示した「top page」のデザイン情報において、タイトルの文字列60を「TOP PAGE」から、「WELCOME」に変更する指示を受け付けたとする。
デザイン情報変更部107は、変更指示に応じて、メモリ等に読み出したデザイン情報に配置されているコンテンツ情報の一つであるタイトルの文字列60を「TOP PAGE」から、「WELCOME」に変更する。そして、変更したデザイン情報で、デザイン情報を上書き保存する。
次に、WEBページ情報生成部104は、この上書き保存をトリガーとして、この変更されたデザイン情報について、上記と同様に、WEBページ情報を生成する。なお、上書き保存をトリガーとせずに、ユーザがWEBページ情報を更新する指示をWEBページ処理装置1に与えた場合に、変更されたデザイン情報についてWEBページ情報を生成しても良い。そして、WEBページ情報出力部105が、このデザイン情報に対応するWEBページ管理情報が示すWEBページ識別情報となるよう、生成したWEBページ情報を送信する。具体的には、生成したWEBページ情報と「ftp://www.abc…/sites/home/」とを送信する。これにより、ユーザがWEBページ情報の出力先等を指定することなく、デザインが更新されたデザイン情報が示すWEBページ情報が更新されることとなる。
図16は、更新された「index.html」が示すWEBページの、ブラウザ「IEE」による表示例を示す図である。
また、出力用情報受付部108が、デザイン情報格納部101に格納されているデザイン情報のうちの、WEBページ管理情報で管理されていないデザイン情報について、出力用情報を受け付けたとする。例えば、デザイン識別情報が「news release」であるデザイン情報が新たにデザイン情報格納部101に蓄積されたとし、このデザイン情報について、出力用情報受付部108が、出力用情報であるアドレス情報「ftp://www.abc…/sites/news/」と、ファイル名「news」とを受け付けたとする。
WEBページ管理情報蓄積部109は、このデザイン情報のデザイン識別情報「news release」と、出力用情報受付部108が受け付けたアドレス情報「ftp://www.abc…/sites/news/」と、ファイル名「news」とを有するWEBページ管理情報を、図7に示したWEBページ管理情報に新たに追加する。
図17は、デザイン識別情報「news release」に対応したWEBページ管理情報が追加されたWEBページ管理情報を示す図である。
次に、WEBページ情報生成部104は、このWEBページ管理情報の追加をトリガーとして、この追加されたWEBページ管理情報に含まれるデザイン識別情報が示すデザイン情報について、上記と同様に、WEBページ情報を生成する。なお、WEBページ管理情報の追加をトリガーとせずに、ユーザがWEBページ情報を更新する指示をWEBページ処理装置1に与えた場合に、追加されたWEBページ管理情報に対応するデザイン情報についてWEBページ情報を生成しても良い。そして、WEBページ情報出力部105が、このデザイン情報に対応するWEBページ管理情報が示すWEBページ識別情報となるよう、生成したWEBページ情報を送信する。
このようにして、WEBページ管理情報が適宜追加され、追加されたWEBページ管理情報に応じてWEBページ情報が生成されて、出力される。
なお、ここでは、WEBページ管理情報を追加する場合について説明したが、既に、出力用情報受付部108が出力用情報を受け付けたデザイン情報のデザイン識別情報を有するWEBページ管理情報がWEBページ管理情報格納部102に格納されている場合、このWEBページ管理情報のWEBページ識別情報を、出力用情報受付部108が受け付けた出力用情報の内容で更新するようにしても良い。
以上、本実施の形態によれば、WEBページ管理情報を用いて、デザイン識別情報と、このデザイン識別情報が示すデザイン情報で生成されるWEBページを示すWEBページ識別情報とが対応付けて管理されているようにしたことにより、デザイン情報と、このデザイン情報に応じて作成したWEBページ情報との対応関係を容易に管理することが可能となる。これにより、例えば、デザイン情報を用いてWEBページ情報を生成して所望の出力先に出力するWEBページ制作の一連の処理を適切に管理することが可能となる。また、デザイン情報を変更した場合にも、このデザイン情報の変更を、WEBページに適切に反映させることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、ブラウザ毎(レイアウトエンジン毎)のブラウザ別スタイル情報と、このスタイル情報をレイアウトエンジンに応じて選択させるためのスタイル選択指示情報とを含むWEBページ情報を出力するようにしたことにより、異なるレイアウトエンジンにおいても、同じデザインのWEBページを表示させることが可能とすることができる。
また、本実施の形態においては、デザイン情報を、HTMLファイル等のWEBページ情報とは別の情報として単独で管理するようにしている。そして、このデザイン情報を用いて、WEBページ情報生成部104でWEBページ情報を生成し、出力している。このため、従来のように、WEBページ情報をレイアウトエンジンでレンダリングして、WEBページ情報をそのまま直に操作してデザインを行っていた場合とは異なり、WEBページのレイアウト情報等の仕様や、構造化情報の仕様等が変化した場合においても、WEBページ情報生成部104のWEBページ情報を生成するための構成やアルゴリズム等を変更することで、デザイン情報を変更することなく、常に、現在のWEBページの仕様に適合したデザイン情報通りのWEBページを出力することができる。
また、本実施の形態においては、デザイン情報を用いて、WEBページ以外の出力用のデータ、例えば、デザイン情報全体の画像データや、電子文書用のフォーマットのファイル等を生成して、生成したデータを出力するようにしても良い。この場合、例えば、出力用のデータを生成するための出力用データ生成部およびそのデータを出力する出力部等を備えるようにしても良い。
なお、上記具体例においては、WEBページ情報を、WEBサーバ装置2に送信する場合を例に挙げて説明したが、WEBページ情報を、WEBページ処理装置1内の図示しない格納部等に蓄積するようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりする情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記各実施の形態では、WEBページ処理装置がスタンドアロンである場合について説明したが、WEBページ処理装置は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、出力部や受付部は、通信回線を介して入力を受け付けたり、画面を出力したりすることになる。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
なお、上記各実施の形態におけるWEBページ処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、デザイン情報格納部に格納されているコンテンツ情報が配置された情報であるデザイン情報が示すWEBページ情報を生成するWEBページ情報生成部と、WEBページ情報生成部が生成したデザイン情報が示すWEBページ情報を、WEBページ管理情報格納部に格納されている、デザイン情報を識別する情報であるデザイン識別情報と、デザイン情報を用いて生成されたWEBページの情報であるWEBページ情報を識別する情報であるWEBページ識別情報を有する複数のWEBページ管理情報によって、デザイン情報に対応付けられるWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するWEBページ情報出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図18は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態によるWEBページ処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図18において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図19は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図19において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態によるWEBページ処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態によるWEBページ処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかるWEBページ処理装置等は、WEBページを出力する装置等として適しており、特に、デザイン情報が示すWEBページ情報を生成して出力する装置等として有用である。
1 WEBページ処理装置
2 WEBサーバ装置
10 WEBページ処理システム
101 デザイン情報格納部
102 WEBページ管理情報格納部
103 生成指示受付部
104 WEBページ情報生成部
105 WEBページ情報出力部
106 変更指示受付部
107 デザイン情報変更部
108 出力用情報受付部
109 WEBページ管理情報格納部
201 受信部
202 蓄積部
203 WEBページ情報格納部

Claims (7)

  1. コンテンツ情報が配置された情報であるデザイン情報が格納されるデザイン情報格納部と、
    前記デザイン情報を識別する情報であるデザイン識別情報と、当該デザイン情報を用いて生成されたWEBページの情報であるWEBページ情報を識別する情報であるWEBページ識別情報を有する複数のWEBページ管理情報が格納されるWEBページ管理情報格納部と、
    前記デザイン情報が示すWEBページ情報を生成するWEBページ情報生成部と、
    前記WEBページ情報生成部が生成した前記デザイン情報が示すWEBページ情報を、当該デザイン情報に対応付けられる前記WEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するWEBページ情報出力部とを備えたWEBページ処理装置。
  2. 前記デザイン情報に対する変更指示を受け付ける変更指示受付部と、
    前記変更指示により前記デザイン情報を変更するデザイン情報変更部と、を更に備え、
    前記WEBページ情報生成部は、前記デザイン情報変更部により変更されたデザイン情報が示すWEBページ情報を生成し、
    前記WEBページ情報出力部は、前記変更されたデザイン情報に対応するWEBページ識別情報を前記WEBページ管理情報から取得し、前記WEBページ情報生成部が生成したWEBページ情報を、当該取得したWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力する請求項1記載のWEBページ処理装置。
  3. 前記デザイン情報格納部に格納されているデザイン情報に対し、当該デザイン情報を用いて生成されるWEBページ情報の名称を示す情報であるWEBページ名称情報と、生成されるWEBページ情報の出力先を示す情報である出力先識別情報とを受け付ける出力用情報受付部と、
    前記出力用情報受付部が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報を含むWEBページ識別情報と、当該WEBページ名称情報および出力先識別情報に対応する前記デザイン情報を識別するデザイン識別情報とを有するWEBページ管理情報を前記WEBページ管理情報格納部に蓄積するWEBページ管理情報蓄積部とを更に備え、
    前記WEBページ情報生成部は、前記出力用情報受付部が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報に対応するデザイン情報が示すWEBページ情報を生成し、
    前記WEBページ情報出力部は、当該生成されたWEBページ情報が、前記出力用情報受付部が受け付けたWEBページ名称情報および出力先識別情報を含むWEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力する請求項1または請求項2記載のWEBページ処理装置。
  4. 前記WEBページ情報生成部は、
    前記デザイン情報を用いて、WEBページの構造化された情報である構造化情報と、複数のブラウザごとに対応付けられたWEBページの体裁を示す情報である複数のブラウザ別スタイル情報と、WEBページを表示するブラウザに応じた前記ブラウザ別スタイル情報の選択を指示する情報であるスタイル選択指示情報と、を含むWEBページ情報を生成する請求項1から請求項3いずれか記載のWEBページ処理装置。
  5. 前記WEBページ情報生成部は、
    複数のブラウザに共通して対応付けられたWEBページの体裁を示す情報である共通スタイル情報と、当該共通スタイル情報の利用を指示する共通スタイル指示情報とを、更に含むWEBページ情報を生成する請求項4記載のWEBページ処理装置。
  6. コンテンツ情報が配置された情報であるデザイン情報が格納されるデザイン情報格納部と、前記デザイン情報を識別する情報であるデザイン識別情報と、当該デザイン情報を用いて生成されたWEBページの情報であるWEBページ情報を識別する情報であるWEBページ識別情報を有する複数のWEBページ管理情報が格納されるWEBページ管理情報格納部と、WEBページ情報生成部と、WEBページ情報出力部とを用いて行われるWEBページ処理方法であって、
    前記WEBページ情報生成部が、前記デザイン情報が示すWEBページ情報を生成するWEBページ情報生成ステップと、
    前記WEBページ情報出力部が、前記WEBページ情報生成ステップで生成した前記デザイン情報が示すWEBページ情報を、当該デザイン情報に対応付けられる前記WEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するWEBページ情報出力部とを備えたWEBページ処理方法。
  7. コンピュータを、
    デザイン情報格納部に格納されているコンテンツ情報が配置された情報であるデザイン情報が示すWEBページ情報を生成するWEBページ情報生成部と、
    前記WEBページ情報生成部が生成した前記デザイン情報が示すWEBページ情報を、WEBページ管理情報格納部に格納されている、前記デザイン情報を識別する情報であるデザイン識別情報と、当該デザイン情報を用いて生成されたWEBページの情報であるWEBページ情報を識別する情報であるWEBページ識別情報を有する複数のWEBページ管理情報によって、当該デザイン情報に対応付けられる前記WEBページ識別情報が示すWEBページ情報となるよう出力するWEBページ情報出力部として機能させるためのプログラム。
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