JP2011197781A - リスクポテンシャル算出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】妥当性がより高い自車両のリスクポテンシャルの算出を可能とするリスクポテンシャル算出装置を提供する。
【解決手段】リスクポテンシャル算出装置10は、自車両A周辺の移動体との関係における自車両AのリスクポテンシャルRを算出するリスクポテンシャル算出装置であって、移動体としての歩行者Cを検出する移動体検出部1と、移動体検出部1より検出された歩行者Cが横断歩道Zを移動中に、歩行者Cが横断歩道Zの終端Ceに近づくほど、歩行者Cの移動方向と逆方向の逆側リスクポテンシャルRrを小さく設定するポテンシャル設定部2と、を備える。これにより、妥当性がより高い自車両のリスクポテンシャルの算出が可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自車両周辺の移動体との関係における前記自車両のリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出装置に関する。
従来、自車両周辺の危険要因領域であるリスクポテンシャルを推定する装置が提案されている。例えば、下記の特許文献1に記載の車両のリスク回避ガイド装置では、まず、自車両が次に到達する交差点の地図データを交差点形状データに加工するとともに自車両の進行方向を推定し、この交差点形状データ及び推定進行方向に基づいて、8つの運転行動パターンから1つのパターンを交差点モデル情報として読み出す。そして、この交差点モデル情報に基づいて、危険要因領域を推定する。
特開2005−122263号公報
特許文献1に記載の車両のリスク回避ガイド装置において予め作成された運転行動パターンでは、歩行者が道路を円滑に横断することが想定されている。しかしながら、同種の移動体としての歩行者であっても道路を円滑に横断しない歩行者が存在することがあり、この場合、想定されていないリスクの範囲が存在することになり、リスクポテンシャルの妥当性が低くなってしまうおそれがある。このため、妥当性がより高いリスクポテンシャルを算出することが望まれる。
そこで、本発明は、妥当性がより高い自車両のリスクポテンシャルの算出を可能とするリスクポテンシャル算出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るリスクポテンシャル算出装置は、自車両周辺の移動体との関係における自車両のリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出装置であって、移動体を検出する検出手段と、検出手段により検出された移動体が所定の通行区間を移動中に、当該移動体が当該通行区間の終端に近づくほど、当該移動体の当該移動方向と逆方向のリスクポテンシャルを小さく設定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
歩行者等の移動体は、横断歩道等の通行区間を移動中に、移動を諦めて、今までの移動方向と逆方向の想定されていない方向に移動する場合があるため、歩行者等の移動体に対して、今までの移動方向と逆方向のリスクポテンシャルが、通常、設定される。ここで、上記のリスクポテンシャル算出装置は、移動体を検出し、検出された移動体が所定の通行区間を移動中に、当該移動体が当該通行区間の終端に近づくほど、当該移動体の当該移動方向と逆方向のリスクポテンシャルを小さく設定する。移動体が通行区間の終端に近づくほど移動を諦める可能性が小さくなることから、移動方向と逆方向のリスクポテンシャルを小さく設定することにより、妥当性がより高い自車両のリスクポテンシャルを得ることができる。
また、設定手段は、検出手段により検出された移動体の高さが高くなるほど、当該移動体の当該移動方向と逆方向のリスクポテンシャルを小さく設定するのも好ましい。
移動体の高さが高くなるほど、想定されていない移動を行なう子供である可能性が小さくなり、想定された移動を行なう大人である可能性が大きくなることから、移動方向と逆方向のリスクポテンシャルを小さく設定することにより、妥当性がより高い自車両のリスクポテンシャルを得ることができる。
本発明によれば、妥当性がより高い自車両のリスクポテンシャルの算出を可能とするリスクポテンシャル算出装置を提供することができる。
リスクポテンシャル算出装置の構成概略を説明するための構成概略図である。 リスクポテンシャルの設定方法の詳細を説明する説明図である。 リスクポテンシャルの設定方法の詳細を説明する説明図である。 リスクポテンシャルの設定方法の詳細を説明する説明図である。 リスクポテンシャル算出装置で実行されるポテンシャル算出処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)リスクポテンシャル算出装置の構成
まず、本実施形態であるリスクポテンシャル算出装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、リスクポテンシャル算出装置10の構成概略を説明するための構成概略図である。リスクポテンシャル算出装置10は、例えば自動車等の移動体車両(以下、自車両)に搭載され、自車両周辺の歩行者等の移動体との関係における自車両のリスクポテンシャルを外部環境の状況から算出し、このリスクポテンシャルに基づいて警報の報知等の走行支援を行う警報判断システム装置である。リスクポテンシャルは、例えば、自車両からみた他の移動体との衝突可能性の大きさを、この移動体周辺において地理的に数値で示す指標であり、自車両から移動体までの距離が長くなるほど小さくなるマップ形式のエリア情報である。
リスクポテンシャル算出装置10による機能は、例えば、自車両の内部に搭載された電子制御装置であるECUにより実現される。ECUは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(RandomAccess Memory)などからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とするユニットである。
図1に示されるように、リスクポテンシャル算出装置10は、移動体検出部1(検出手段)、ポテンシャル設定部2(設定手段)、及び車両制御部3(制御手段)を備えている。
移動体検出部1は、自車両の外部環境に関する各種情報を取得して、自車両周辺の歩行者等の移動体と、この移動体周辺の所定の通行区間としての横断歩道とを検出するためのセンサ群であり、例えばカメラ及びミリ波レーダを有して構成されている。カメラは、例えば自車両の前方の映像等の自車両周囲の映像を撮像するための撮像装置である。カメラは、走行している道路及びその周辺を十分に撮像可能な左右方向に広い撮像範囲を有しており、歩行者等の移動体の位置、速度、高さ、及び移動ベクトルと、この移動体が通行中の横断歩道の位置及び通行区間長とに関する移動体情報を取得することが可能である。カメラは、撮像した映像情報を映像信号としてポテンシャル設定部2に送信する。
また、ミリ波レーダは、ミリ波を利用して自車両周辺の歩行者等の移動体を検出するためのレーダ装置である。ミリ波レーダは、自車両の前側の中央に取り付けられる。ミリ波レーダは、ミリ波を水平面内でスキャンしながら自車両から前方に向けて送信し、反射してきたミリ波を受信することにより、歩行者等の移動体を特定して位置、速度、高さ、及び移動ベクトルに関する情報を取得することが可能である。そして、ミリ波レーダは、そのミリ波の送受信情報をレーダ信号としてポテンシャル設定部2に送信する。
ポテンシャル設定部2は、自車両からみた他の移動体(例えば、歩行者)と衝突する可能性を有する移動体周辺エリアを示すリスクポテンシャルを推測して記憶設定する演算部である。ポテンシャル設定部2は、カメラから送信された上記の映像信号、及びミリ波レーダから送信された上記のレーダ信号を用いて、歩行者等の移動体を特定してこの移動体の位置、速度、高さ、及び移動ベクトルを取得することによって、上記のリスクポテンシャルを演算して推測する。
歩行者等の移動体は、横断歩道等の通行区間を移動中に、移動を諦めて、今までの移動方向と逆方向の想定されていない方向に移動する場合があるため、ポテンシャル設定部2は、移動体検出部1により検出された歩行者等の移動体に対して、今までの移動方向と同方向のリスクポテンシャルだけでなく、今までの移動方向と逆方向の部分のリスクポテンシャルである逆側リスクポテンシャルも設定する。
ここで、ポテンシャル設定部2は、移動体検出部1により検出された移動体としての歩行者が、所定の通行区間としての横断歩道を移動中に、この歩行者がこの横断歩道の終端に近づくほど、上記のリスクポテンシャルのうち、上記の逆側リスクポテンシャルを小さく設定する。
更に、ポテンシャル設定部2は、移動体検出部1により検出された移動体としての歩行者の高さ(即ち、身長)が高くなるほど、上記の逆側リスクポテンシャルを小さく設定する。リスクポテンシャルの設定方法の詳細については、後述する。
車両制御部3は、ポテンシャル設定部2により設定されたリスクポテンシャルに基づいて、自車両の走行を支援する制御部分である。車両制御部3は、自車両の走行支援として例えば、自車両のドライバを含む乗員に対する衝突注意の旨の警報の報知や、自車両の走行が可能な限り最良の安全走行となるような操舵の制御(例えば、移動体としての歩行者等の通過前のアクセル操作の無効化、及びこの歩行者等の通過後のアクセル操作の有効化)等を行う。
(2)リスクポテンシャルの設定方法の詳細
続いて、ポテンシャル設定部2によるリスクポテンシャルの設定方法の詳細について、図2〜図4を用いて説明する。図2〜図4は、ポテンシャル設定部2によるリスクポテンシャルの設定方法の詳細を説明する説明図である。なお、以下では、移動体検出部1により検出された移動体としての歩行者が、所定の通行区間としての横断歩道を通行することにより、図2〜図4における左側の歩道Plから右側の歩道Prへ移動している場合を例として説明する。
最初に、自車両Aの進行方向前方の横断歩道Zを通行する歩行者Bの通行当初のリスクポテンシャルの設定方法について、図2を用いて説明する。まず、移動体検出部1が、自車両Aの外部環境に関する各種情報を取得して、自車両A周辺の歩行者Bと、歩行者Bが通行中の横断歩道Zとを検出する。移動体検出部1は、取得した各種情報に基づいて、図2(a)に示されるように、横断歩道Zの位置(始点としての始端Csの位置と、終点としての終端Ceの位置とを含む)及び通行区間長Lと、歩行者Bの位置(始端Csからの距離Xbを含む)、速度、高さ、及び移動ベクトルとに関する移動体情報を取得する。
そして、ポテンシャル設定部2が、上記の移動体情報に基づいて、自車両Aからみた歩行者Bと衝突する可能性を有する移動体周辺エリアを示すリスクポテンシャルRbを推測して設定する。
例えば、ポテンシャル設定部2は、図2(b)及び以下の数式(1)に示されるように、リスクポテンシャルRの分布が、歩行者Bの始端Csからの距離Xbに関して正規分布となる関係を用いて、始端Csからの距離Xにおける(歩行者Bの横断歩道通行当初の)リスクポテンシャルRbを設定する。
ここで、歩行者Bは、横断歩道Zの通行区間長Lの中間地点を通過するまでは、急に向きを変えて引き返す可能性を有しているが、このようにリスクポテンシャルRは距離Xbに関して正規分布となると想定することにより、移動中の歩行者Bが引き返すリスクも想定することが可能となる。
即ち、リスクポテンシャルRは、図2(a)及び図2(b)に示されるように、歩行者からの距離が比較的長距離であって衝突可能性の大きさが比較的小程度の第一エリア(網掛け部分)と、歩行者からの進行方向の距離が比較的中距離であって衝突可能性の大きさが比較的中程度の第二エリア(白抜き部分)と、歩行者からの進行方向の距離が比較的短距離であって衝突可能性の大きさが比較的大程度の第三エリア(破線部分)と、によって構成されている。
次に、横断歩道Zの通行区間長Lの中間地点を通過後に横断歩道Zの終端に近づく歩行者Cに関するリスクポテンシャルの設定方法について、図3を用いて説明する。まず、移動体検出部1が、自車両Aの外部環境に関する各種情報を取得して、自車両A周辺の歩行者Cと、歩行者Cが通行中の横断歩道Zとを検出する。移動体検出部1は、取得した各種情報に基づいて、図3(a)に示されるように、横断歩道Zの位置(始点としての始端Csの位置と、終点としての終端Ceの位置とを含む)及び通行区間長と、歩行者Cの位置(始端Csからの距離Xcを含む)、速度、高さ、及び移動ベクトルとに関する移動体情報を取得する。
そして、ポテンシャル設定部2が、上記の移動体情報に基づいて、歩行者Cが横断歩道Zの通行区間長Lの中間地点を通過し、始端Csから所定距離Xcの位置にあると判定すると、自車両Aからみた歩行者Cと衝突する可能性を有する移動体周辺エリアを示すリスクポテンシャルRcを推測して設定する。
例えば、ポテンシャル設定部2は、図3(a)及び図3(b)に示されるように、歩行者Cが横断歩道Zの終端Ceに近づくほど、上記のリスクポテンシャルRbのうち、歩行者Cの移動方向と逆方向の部分のリスクポテンシャルである逆側リスクポテンシャルRrを動的に変化させて小さくなるよう設定する。
更に、ポテンシャル設定部2は、移動体検出部1により検出された移動体としての歩行者Cの高さ(即ち、身長)が高くなるほど、逆側リスクポテンシャルRrを動的に変化させて小さくなるよう設定する。
より詳しくは、期待値をEとしてm3=E((x-μ)3)としたときのsk=m33のsk値を分布の歪度として設定し、この分布の歪みの度合いを変化させることにより、リスクポテンシャルRの正規分布を図3(b)に示されるように歪ませることにより、歩行者Cの進行方向後方部分のリスクポテンシャルである逆側リスクポテンシャルRr分布をゼロに近づける。
次に、横断歩道Zを通行中の複数の歩行者に関する総合的なリスクポテンシャルの設定方法について、図4を用いて説明する。まず、移動体検出部1が、自車両Aの外部環境に関する各種情報を取得して、自車両A周辺の歩行者D,Eと、これらの歩行者が通行中の横断歩道Zとを検出する。移動体検出部1は、取得した各種情報に基づいて、図4(a)に示されるように、横断歩道Zの位置(始点としての始端Csの位置と、終点としての終端Ceの位置とを含む)及び通行区間長Lと、歩行者D,Eのそれぞれの位置(始端Csからの距離Xd,Xeのそれぞれを含む)、速度、高さ、及び移動ベクトルとに関する移動体情報を取得する。
そして、ポテンシャル設定部2が、上記の移動体情報に基づいて、自車両Aからみた歩行者D,Eのそれぞれと衝突する可能性を有する移動体周辺エリアを示すリスクポテンシャルRd,Reのそれぞれを推測して設定する。
例えば、ポテンシャル設定部2は、図4(b)及び上記の数式(1)に示されるように、リスクポテンシャルRの分布が、歩行者Dの始端Csからの距離Xdに関して正規分布となる関係を用いて、始端Csからの距離Xにおける(歩行者Dの横断歩道通行当初の)リスクポテンシャルRdを設定する。
更に、ポテンシャル設定部2は、図4(c)及び上記の数式(1)に示されるように、リスクポテンシャルRの分布が、歩行者Eの始端Csからの距離Xeに関して正規分布となる関係を用いて、始端Csからの距離Xにおける(歩行者Eの通行当初の)リスクポテンシャルReを設定する。
そして、ポテンシャル設定部2は、歩行者Eが横断歩道Zの終端Ceに近づくほど、上記のリスクポテンシャルReのうち逆側リスクポテンシャルを動的に変化させて小さくなるよう設定する。この設定後、ポテンシャル設定部2は、上記のリスクポテンシャルRdとリスクポテンシャルReとに基づいて(例えば、合算処理を行うことによって)総合的なリスクポテンシャルを算出する。
(3)リスクポテンシャル算出装置におけるポテンシャル算出処理の流れ
続いて、リスクポテンシャル算出装置10で実行されるポテンシャル算出処理の流れ(横断歩道歩行者リスク設定方法)について、図5を用いて説明する。図5は、リスクポテンシャル算出装置10で実行されるポテンシャル算出処理の流れを示すフローチャートである。図5のフローチャートに示される処理は、主として上記したECUによって行われるものであり、リスクポテンシャル算出装置10の電源がオンされてからオフされるまでの間、所定のタイミングで繰り返し実行される。
まず、移動体検出部1が、自車両Aの外部環境に関する各種情報を取得して、自車両A周辺の歩行者B〜E等の移動体と、所定の通行区間としての横断歩道Zとを検出する(ステップS01)。
次に、ポテンシャル設定部2が、検出された移動体と衝突する可能性を有する移動体周辺エリアを示すリスクポテンシャルを推測して設定する(ステップS02)。ここで、ポテンシャル設定部2は、移動体としての歩行者B〜Eが、横断歩道Zを移動中に、これらの歩行者B〜Eが横断歩道Zの終端Ceに近づくほど、逆側リスクポテンシャルRrを小さく設定する。また、ポテンシャル設定部2は、横断歩道Zの通行区間長Lの中間地点を通過し、始端Csから所定距離Xcの位置に至った歩行者Cの身長が高くなるほど、逆側リスクポテンシャルRrを小さく設定する。
次に、車両制御部3が、ポテンシャル設定部2により設定されたリスクポテンシャルRb〜Reに基づいて、自車両Aの走行を支援する制御を実行する(ステップS03)。そして、一連の処理は終了する。
(4)リスクポテンシャル算出装置による作用及び効果
歩行者B〜E等の移動体は、横断歩道Z等の通行区間を移動中に、移動を諦めて、今までの移動方向と逆方向の想定されていない方向に移動する場合があるため、歩行者B〜E等の移動体に対して、今までの移動方向(即ち、移動ベクトルの方向)と逆方向のリスクポテンシャルが、通常、設定される。
ここで、リスクポテンシャル算出装置10は、歩行者B〜E等の移動体を検出し、検出された移動体が横断歩道Zを移動中に、移動体が横断歩道Zの終端Ceに近づくほど、移動体の当該移動方向と逆方向の逆側リスクポテンシャルRrを小さく設定する。移動体が横断歩道Zの終端Ceに近づくほど、移動を諦めて引き返す可能性が小さくなることから、逆側リスクポテンシャルRrを動的に小さく設定することにより、歩行者の実際の歩行状況に合わせて自車両Aが走行可能な領域が広がり、妥当性がより高く適切な自車両AのリスクポテンシャルRを得ることができる。
また、移動体の高さ(即ち、歩行者の身長)が高くなるほど、想定されていない移動を行なう子供である可能性が小さくなり、想定された移動を行なう大人である可能性が大きくなる。このことから、移動体の高さが高くなるほど、逆側リスクポテンシャルRrを動的に小さく設定することにより、歩行者の実際の特徴に合わせて自車両Aが走行可能な領域が広がり、妥当性がより高く適切な自車両のリスクポテンシャルRを得ることができる。
(5)変形例
上記の実施例では、移動体として歩行者を検出する構成としているが、移動体であれば検出対象は特に限定されず、例えばペットを検出する構成としてもよい。
また、上記の実施例では、ポテンシャル設定部2は、歩行者の高さ(即ち、身長)が高くなるほど逆側リスクポテンシャルRrが小さくなるよう設定する構成としているが、歩行者の高さが低くなるほど逆側リスクポテンシャルRrが大きくなるよう設定する構成としてもよい。
本発明によれば、妥当性がより高い自車両のリスクポテンシャルの算出を可能とするリスクポテンシャル算出装置を提供することができる。
1…移動体検出部、2…ポテンシャル設定部、3…車両制御部、10…リスクポテンシャル算出装置、A…自車両、B〜E…歩行者、Ce…終端、Cs…始端、L…通行区間長、Pl,Pr…歩道、Rb〜Re…リスクポテンシャル、Rr…逆側リスクポテンシャル、Xb〜Xe…距離、Z…横断歩道。

Claims (2)

  1. 自車両周辺の移動体との関係における前記自車両のリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出装置であって、
    前記移動体を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記移動体が所定の通行区間を移動中に、当該移動体が当該通行区間の終端に近づくほど、当該移動体の当該移動方向と逆方向の前記リスクポテンシャルを小さく設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とするリスクポテンシャル算出装置。
  2. 前記設定手段は、前記検出手段により検出された前記移動体の高さが高くなるほど、当該移動体の当該移動方向と逆方向の前記リスクポテンシャルを小さく設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリスクポテンシャル算出装置。
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