JP2011195279A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多巻線モータを備えたエレベータにおいて、運転に支障を与えることなく、消費電力を極力抑えてモータを駆動して省エネ化を実現する。
【解決手段】2巻線型のモータ20を備えたエレベータにおいて、乗りかご23とカウンタウェイト24が釣り合ったバランスロード状態であれば、インバータ13a,13bの一方を使用してモータ20を駆動する。これにより、乗りかご23の運転に支障を与えることなく、その間の消費電力を極力抑えて省エネ運転できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多巻線モータを複数系統のインバータで駆動するエレベータの制御装置に関する。
近年、建物の高層化に伴い、乗客の大量輸送を目的とした高速エレベータやダブルデッキエレベータが利用されることがある。このようなエレベータでは、巻上機に大容量の多巻線モータを用いられる。この多巻線モータとしては、A系とB系の2系統の巻線を有する2巻線モータが一般的である。
2巻線モータは、A系とB系の2系統のインバータを持つツインドライブシステムによって駆動される(例えば、特許文献1,2,3参照)。このツインドライブシステムでは、エレベータの運転時に2系統のインバータの両方を用いてモータを駆動する。しかし、何らかの原因で一方のインバータが故障した場合には、他方のインバータだけでモータを一時的に駆動し、エレベータの乗りかごを最寄階まで救出運転することがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−254095号公報 特開2004−32849号公報 特開2004−210507号公報
近年、各分野において省エネ化の要求が高く、エレベータでも、できるだけ無駄な電力の消費を抑えて運転している。ところが、上述したような多巻線モータを備えたエレベータでは、複数系統のインバータの駆動を必要とするため、通常のエレベータに比べて消費電力が非常に大きくなる。
なお、上記特許文献3のように、異常時に一部のインバータのみを使用して一時的にモータを駆動することはあるが、通常の運転中は各インバータのすべてを使用してモータ駆動しているため、その間の消費電力は非常に大きい。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、多巻線モータを備えたエレベータにおいて、運転に支障を与えることなく、消費電力を極力抑えてモータを駆動して省エネ化を実現するエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエレベータの制御装置は、多巻線型のモータを用いて乗りかごとカウンタウェイトを昇降動作させるエレベータの制御装置において、上記モータを巻線別に駆動するための複数系統のインバータと、上記乗りかごを移動させる際に、上記乗りかごと上記カウンタウェイトとのバランス状態を判断するバランス状態判断手段と、このバランス状態判断手段による判断結果に基づいて、上記各インバータの一部または全部を使用して上記モータを駆動するインバータ切換え手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、乗りかごとカウンタウェイトが釣り合ったバランスロード状態にあるとき、各インバータの一部を使用してモータを駆動することで、運転に支障を与えることなく、その間の消費電力を抑えることができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの駆動系のシステム構成を示す図である。 図2は同実施形態における主制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は同実施形態における主制御装置の記憶部に設けられたインバータ管理テーブルT1の一例を示す図である。 図4は同実施形態における主制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 図5は本発明の第2の実施形態に係る主制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図6は同実施形態における主制御装置の記憶部に設けられたインバータ管理テーブルT2の一例を示す図である。 図7は同実施形態における主制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの駆動系のシステム構成を示す図であり、ここではA系統とB系統の2系統からなるツインドライブシステムの構成が示されている。
図中の10は商用電源であり、三相の交流電圧を供給する。この商用電源10にA系統のコンバータ11aとB系統のコンバータ11bが接続されている。A系統のドライブ構成として、コンバータ11aと、遮断機12aと、インバータ13aと、モータ制御マイコン(マイクロコンピュータ)14aが設けられている。同様に、B系統のドライブ構成として、コンバータ11bと、遮断機12bと、インバータ13bと、モータ制御マイコン(マイクロコンピュータ)14bが設けられている。
コンバータ11a,11bは、商用電源10から供給される交流電圧を直流電圧に変換するものである。遮断機12a,12bは、コンバータ11a,11bからインバータ13a,13bへの電力供給を遮断する。インバータ13a,13bは、コンバータ11a,11bから遮断機12a,12bを介して与えられた直流電圧をPWM(Pulse Width Modulation)制御により任意の周波数、電圧値の交流電圧に変換し、これを駆動電力としてモータ20に供給する。
また、モータ制御マイコン14aは、A系統のインバータ13aの動作制御と共に、後述する主制御装置15からの指示により、遮断機12aを作動させてインバータ13aに対する電力供給を遮断制御する。同様に、モータ制御マイコン14bは、B系統のインバータ13bの動作制御と共に、後述する主制御装置15からの指示により、遮断機12bを作動させてインバータ13bに対する電力供給を遮断制御する。
モータ20は、永久磁石同期導電機からなる。このモータ20は、インバータ13aに接続された図示せぬ巻線Aと、インバータ13bに接続された図示せぬ巻線Bとを有する2巻線型のモータであり、インバータ13a,13bからの電力供給を受けて回転駆動する。
モータ20の回転軸に巻上機21が連結されている。この巻上機21には、ロープ22が巻回されており、そのロープ22の一端には乗りかご23、他端にはカウンタウェイト24が連結されている。これにより、モータ20の回転に伴い、巻上機21に巻回されたロープ22を介して乗りかご23とカウンタウェイト24がつるべ式に昇降動作する。
また、乗りかご24の底部には、積載荷重を検知するための荷重センサ25が設置されている。この荷重センサ25によって検知された積載荷重を示す信号は、モータ制御マイコン14aとモータ制御マイコン14bの両方に入力される。
ここで、本実施形態では、A系統に主制御装置15が設けられている。この主制御装置15は、モータ制御マイコン14a,14bの上位装置であり、乗りかご23とカウンタウェイト24の状態に応じてA系統またはB系統のモータ駆動に切り換えるための制御を行う。
図2は主制御装置15の機能構成を示すブロック図である。
主制御装置15は、バランス状態判断部15a、インバータ切換え部15b、起動回数計測部15cを備える。
バランス状態判断部15aは、乗りかご23を移動させる際に、乗りかご23とカウンタウェイト24とのバランス状態を判断する。詳しくは、荷重センサ25によって検出された積載荷重が予め設定された範囲内にあれば、乗りかご23とカウンタウェイト24が釣り合ったバランスロード状態にあると判断し、その積載荷重が予め設定された範囲内になければ、乗りかご23とカウンタウェイト24がバランスロード状態にないと判断する。
インバータ切換え部15bは、バランス状態判断部15aによる判断結果に基づいて、インバータ13a,13bの一部または全部を使用してモータ20を駆動する。詳しくは、乗りかご23とカウンタウェイト24が釣り合ったバランスロード状態にあるとき、インバータ13a,13bの一部(つまり、どちらか一方)を使用してモータ20を駆動し、乗りかご23とカウンタウェイト24がバランスロード状態にないとき、インバータ13a,13bの全部(つまり、両方)を使用してモータ20を駆動する。
また、起動回数計測部15cは、A系統のインバータ13aとB系統のインバータ13bの起動回数を計測する。
図3は主制御装置15の記憶部16に設けられたインバータ管理テーブルT1の一例を示す図である。
主制御装置15の記憶部16には、インバータ管理テーブルT1が設けられている。このインバータ管理テーブルT1は、上記起動回数計測部15cによって計測されるA系統のインバータ13aとB系統のインバータ13bの起動回数を記憶しておくためのテーブルである。
次に、第1の実施形態の動作を説明する。
図4は第1の実施形態における主制御装置15の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、コンピュータである主制御装置15が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
今、任意の階床から乗りかご23が乗客を乗せて移動する場合を想定する。
乗りかご23に乗客が乗車すると、乗りかご23の底部に設置された荷重センサ25によって現在の積載荷重が検知され、その積載荷重を示す信号がモータ制御マイコン14a,14bの両方に入力される(ステップS11)。
ここで、モータ制御マイコン14a,14bの上位装置である主制御装置15は、モータ制御マイコン14aまたは14bから現在の積載荷重を取得することにより、その積載荷重が一定の範囲内にあるか否かを判断する(ステップS12)。
上記一定の範囲は、乗りかご23の最大荷重の約半分前後に定められる。すなわち、例えば乗りかご23の最大荷重が1tであったとすると、通常、カウンタウェイト24の重量はその半分の500kg程度に調整されている。したがって、乗りかご23の現在の積載荷重が500kg前後(例えば480〜520kgの範囲)であれば、乗りかご23がどこにいても、カウンタウェイト24と吊り合いが取れた状態つまりバランスロード状態である。
バランスロード状態であれば、乗りかご23の移動に動力をあまり必要としないため、モータ20を1系統で駆動しても問題ない。逆に、バランスロード状態にないときには、乗りかご23の移動に動力を必要とするため、通常通り、モータ20を2系統で駆動する必要がある。
そこで、現在の積載荷重が上記一定の範囲内になく、乗りかご23とカウンタウェイト24とがバランスロード状態にない場合には(ステップS12のNo)、主制御装置15は、通常通りインバータ13a,13bの両方を用いてエレベータを動作させるべく、モータ制御マイコン14a,14bの両方に起動指令を出す(ステップS13)。
これにより、モータ制御マイコン14a,14bを通じてインバータ13a,13bの両方が起動され、このインバータ13a,13bからの電力を受けてモータ20が回転し、巻上機21に巻回されたロープ22を介して乗りかご23が所定の速度で移動する。
一方、現在の積載荷重が上記一定の範囲内にあって、乗りかご23とカウンタウェイト24とがバランスロード状態にある場合には(ステップS12のNo)、主制御装置15は、記憶部16に設けられたインバータ管理テーブルT1を参照して、インバータ13a,13bのうちの起動回数の少ない方のインバータを選択する(ステップS14)。そして、主制御装置15は、その選択したインバータに対応したモータ制御マイコン14aまたは14bに起動指令を出して当該インバータのみを起動する(ステップS15)。
例えば、A系統のインバータ13aの起動回数が10回、B系統のインバータ13aの起動回数が15回であれば、インバータ13aが起動対象として選択される。このとき、モータ制御マイコン14bからの指令により遮断機12bが作動し、インバータ13bに対する電力供給が遮断された状態にある。これにより、モータ20はインバータ13aのみから電力を受けて回転することになる。
この場合、インバータ13a,13bの2系統で運転しているときに比べてモータ出力は下がるが、そのときにはバランスロード状態にあるため、乗りかご23の運転に支障を与えることはない。
また、起動回数の少ないインバータを選択するのは、インバータ13a,13bの寿命を平準化するためである。そのため、主制御装置15は、今回起動したインバータの起動回数を+1更新して(ステップS16)、インバータ管理テーブルT1に記憶する(ステップS17)。
乗りかご23が目的階まで到着すると(ステップS18)、主制御装置15は、今回使用されたインバータの運転を停止する(ステップS19)。
このように、乗りかご23を移動させる際に、乗りかご23とカウンタウェイト24がバランスロード状態であれば、インバータ13a,13bの一方のみを使用してモータ20を駆動することで、乗りかご23の運転に支障なく、その間の消費電力を抑えて省エネ運転を行うことができる。
また、インバータ13a,13bの一方を使用する場合に起動回数の少ない方を選ぶことで、インバータ13a,13bの劣化の偏りを防いで寿命を平準化することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、インバータ13a,13bの一方を使用する場合に起動回数の少ない方を起動対象として選択したが、第2の実施形態では、運転時間を条件にして起動対象とするインバータを選択する。
図5は本発明の第2の実施形態に係る主制御装置15の機能構成を示すブロック図、図6はその主制御装置15の記憶部16に設けられたインバータ管理テーブルT2の一例を示す図である。
基本的な構成は上記第1の実施形態における図1と同様である。ただし、主制御装置15の機能構成として、図5に示すように、起動回数計測部15cに代えて、インバータ13a,13bの運転時間を計測するための運転時間計測部15dが設けられる。
また、主制御装置15の記憶部16には、図6に示すように、インバータ管理テーブルT1に代わってインバータ管理テーブルT2が設けられる。このインバータ管理テーブルT2は、運転時間計測部15dによって計測されたインバータ13a,13bの運転時間を記憶しておくためのテーブルである。
次に、第2の実施形態の動作を説明する。
図7は第2の実施形態における主制御装置15の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、コンピュータである主制御装置15が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
今、任意の階床から乗りかご23が乗客を乗せて移動する場合を想定する。
乗りかご23に乗客が乗車すると、乗りかご23の底部に設置された荷重センサ25によって現在の積載荷重が検知され、その積載荷重を示す信号がモータ制御マイコン14a,14bの両方に入力される(ステップS21)。
ここで、モータ制御マイコン14a,14bの上位装置である主制御装置15は、モータ制御マイコン14aまたは14bから現在の積載荷重を取得することにより、その積載荷重が一定の範囲内にあるか否かを判断する(ステップS22)。
上記第1の実施形態で説明したように、上記一定の範囲は、乗りかご23の最大荷重の約半分前後に定められ、カウンタウェイト24と吊り合いが取れた状態つまりバランスロード状態に対応している。
現在の積載荷重が上記一定の範囲内になく、乗りかご23とカウンタウェイト24とがバランスロード状態にない場合には(ステップS22のNo)、主制御装置15は、通常通りインバータ13a,13bの両方を用いてエレベータを動作させるべく、モータ制御マイコン14a,14bの両方に起動指令を出す(ステップS23)。
これにより、モータ制御マイコン14a,14bを通じてインバータ13a,13bの両方が起動され、このインバータ13a,13bからの電力を受けてモータ20が回転し、巻上機21に巻回されたロープ22を介して乗りかご23が所定の速度で移動する。
一方、現在の積載荷重が上記一定の範囲内にあって、乗りかご23とカウンタウェイト24とがバランスロード状態にある場合には(ステップS22のNo)、主制御装置15は、インバータ13a,13bのうちの一方を用いてエレベータを動作させる。
その際、第2の実施形態では、主制御装置15は、記憶部16に設けられたインバータ管理テーブルT2を参照して、インバータ13a,13bのうちの運転時間の短いインバータを選択する(ステップS24)。そして、主制御装置15は、その選択したインバータに対応したモータ制御マイコン14aまたは14bに起動指令を出して当該インバータのみを起動する(ステップS25)。
例えば、A系統のインバータ13aの運転時間が500時間、B系統のインバータ13aの運転時間が550時間であれば、インバータ13aが起動対象として選択される。このとき、モータ制御マイコン14bからの指令により遮断機12bが作動し、インバータ13bに対する電力供給が遮断された状態にある。これにより、モータ20はインバータ13aのみから電力を受けて回転することになる。
この場合、インバータ13a,13bの2系統で運転しているときに比べてモータ出力は下がるが、そのときにはバランスロード状態にあるため、乗りかご23の運転に支障を与えることはない。
また、運転時間が短いインバータを選択するのは、インバータ13a,13bの寿命を平準化するためである。そのため、主制御装置15は、今回起動したインバータの運転時間の計測を開始する(ステップS26)。
乗りかご23が目的階まで到着すると(ステップS27)、主制御装置15は、今回使用されたインバータの運転を停止すると共に(ステップS28)、当該インバータの運転時間をインバータ管理テーブルT2に記憶する(ステップS29)。
このように、乗りかご23を移動させる際に、乗りかご23とカウンタウェイト24がバランスロード状態であれば、インバータ13a,13bの一方のみを使用してモータ20を駆動することで、乗りかご23の運転に支障なく、その間の消費電力を抑えた省エネ運転を行うことができる。
また、インバータ13a,13bの一方を使用する場合に運転時間の短い方を選ぶことでも、上記第1の実施形態と同様にインバータ13a,13bの劣化の偏りを防いで寿命を平準化することができる。
また、上記各実施形態では、モータ制御マイコン14a,14bの上位装置である制御装置15を設け、この主制御装置15にてインバータ13a,13bを切り換える構成としたが、主制御装置15の機能をモータ制御マイコン14a,14bに持たせることでも良い。
この場合、モータ制御マイコン14a,14bのどちらか一方で乗りかご23とカウンタウェイト24のバランス状態を判断して、A系統のインバータ13aを使用する場合にはモータ制御マイコン14aがその運転制御を行い、B系統のインバータ13bを使用する場合にはモータ制御マイコン14bがその運転制御を行うようにする。
また、ここでは2巻線モータを備えたエレベータを想定して説明したが、さらに多数の巻線を有する多巻性モータを駆動する場合でも、本発明は同様に適用可能である。その際、例えば3系統のドライブシステムであれば、バランスロード状態の場合に1系統、バランスロードに近い状態の場合に2系統、バランスロードでない場合には3系統といったように、バランス状態に応じて各インバータを段階的に切り換えるような構成にしても良い。
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…商用電源、11a,11b…コンバータ、12a,12b…遮断機、13a,13b…インバータ、14a,14b…モータ制御マイコン、15…主制御装置、15a…バランス状態判断部、15b…インバータ切換え部、15c…起動回数計測部、15d…運転時間計測部、16…記憶部、T1,T2…インバータ管理テーブル、20…モータ、21…巻上機、22…ロープ、23…乗りかご、24…カウンタウェイト、25…荷重センサ。

Claims (5)

  1. 多巻線型のモータを用いて乗りかごとカウンタウェイトを昇降動作させるエレベータの制御装置において、
    上記モータを巻線別に駆動するための複数系統のインバータと、
    上記乗りかごを移動させる際に、上記乗りかごと上記カウンタウェイトとのバランス状態を判断するバランス状態判断手段と、
    このバランス状態判断手段による判断結果に基づいて、上記各インバータの一部または全部を使用して上記モータを駆動するインバータ切換え手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 上記乗りかごの積載荷重を検出する荷重検出手段を備え、
    上記バランス状態判断手段は、
    上記荷重検出手段によって検出された積載荷重が予め設定された範囲内にあれば、上記乗りかごと上記カウンタウェイトが釣り合ったバランスロード状態にあると判断し、上記積載荷重が予め設定された範囲内になければ、上記乗りかごと上記カウンタウェイトがバランスロード状態にないと判断することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  3. 上記インバータ切換え手段は、
    上記乗りかごと上記カウンタウェイトが釣り合ったバランスロード状態にあるとき、上記各インバータの一部を使用して上記モータを駆動し、上記乗りかごと上記カウンタウェイトがバランスロード状態にないとき、上記各インバータの全部を使用して上記モータを駆動することを特徴とする請求項2記載のエレベータの制御装置。
  4. 上記各インバータの起動回数を計測する計測手段を備え、
    上記インバータ切換え手段は、
    上記乗りかごと上記カウンタウェイトが釣り合ったバランスロード状態にあるとき、上記計測手段によって計測された上記各インバータの起動回数に基づいて、上記各インバータの中で起動回数の少ないインバータを起動対象として選択し、その選択されたインバータを使用して上記モータを駆動することを特徴とする請求項3記載のエレベータの制御装置。
  5. 上記各インバータの起動時間を計測する計測手段を備え、
    上記インバータ切換え手段は、
    上記乗りかごと上記カウンタウェイトが釣り合ったバランスロード状態にあるとき、上記計測手段によって計測された上記各インバータの運転時間に基づいて、上記各インバータの中で運転時間の短いインバータを起動対象として選択し、その選択されたインバータを使用して上記モータを駆動することを特徴とする請求項3記載のエレベータの制御装置。
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