JP2011193371A - 情報管理装置、情報端末、および情報コンテンツ視聴方法 - Google Patents

情報管理装置、情報端末、および情報コンテンツ視聴方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の視聴者の心理を反映したダイジェスト場面を視聴可能にするための情報管理装置および情報端末、ならびに情報コンテンツ視聴方法を得る。
【解決手段】情報管理装置2は、情報端末4において情報コンテンツ(動画コンテンツM)を再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータ(イベント)と、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報(イベントデータDC)を1または複数の情報端末4から受信して収集する受信部(イベント情報管理部501およびデータ送受信部506)と、受信部が受信したイベント情報に基づいて、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報(再生区間データDF)を生成するダイジェスト情報生成部(再生区間生成部502)とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報コンテンツのダイジェストを視聴可能にするための情報管理装置および情報端末、ならびに情報コンテンツ視聴方法に関する。
テレビ番組などの情報コンテンツを視聴する際、例えばその内容を短時間で大雑把に把握したいという視聴者からの要求がある。その要求に対し、その情報コンテンツの重要な部分を抽出して再生できる、いわゆるダイジェスト再生が可能な視聴システムが従来から考案されている。
例えば特許文献1には、動画コンテンツに含まれる字幕データを用いて、繰り返して放送される映像場面を抽出するダイジェスト作成装置が開示されている。この装置では、例えば、ドラマ番組などの動画コンテンツにおいて、重要な場面がCM前後などに繰り返されることに着目し、その番組に含まれる字幕データを解析することにより、繰り返し場面を重要場面として抽出している。
また、例えば特許文献2には、動画コンテンツの音声や、その動画コンテンツを再生する際のユーザの機器操作履歴を用いて、重要と思われる映像場面を抽出するダイジェスト映像情報作成方法が開示されている。動画コンテンツの音声を用いる方法(方法A)では、例えば、サッカーの試合などのスポーツ番組において、ゴールや好プレーの場面で観客が自然な反応として歓声を上げることに着目し、その音声を解析してその場面を抽出している。また、ユーザの機器操作履歴を用いる方法(方法B)では、例えば、ユーザが繰り返し再生した場面は重要度が高く、あるいは早送りした場面は重要度が低いなどの仮定に基づいて、その操作履歴を解析して重要と思われる場面を抽出している。
ところで、動画コンテンツの評価において、その再生期間を複数の再生区間に分割し、その再生区間ごとに複数の視聴者からの評価を集計する評価システムが従来から考案されている(例えば特許文献3,4など)。
特開2009−260762号公報 特開2009−004994号公報 特開2002−152706号公報 特開2003−030105号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示されたダイジェスト場面の抽出方法は、その動画コンテンツ自体が有する特徴(字幕データ、音声など)や、限られたユーザの機器操作履歴に基づいて抽出するものであるため、抽出された場面は、動画コンテンツを視聴する多くの視聴者の心理を直接反映したものではない。また、特許文献1に開示された方法では、動画コンテンツが字幕のあるものに限定され、特許文献2に開示された方法Aでは、動画コンテンツがスポーツ番組など音声に特徴があるものに限定され、あらゆる種類の動画コンテンツに対応することができない。
また、特許文献3,4に開示された評価システムは、単に評価を集計する目的のためだけに用いられるものである。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の視聴者の心理を反映してダイジェスト場面を視聴可能にするための情報管理装置、情報端末、および情報コンテンツ視聴方法を提供することにある。
本発明の情報管理装置は、受信部と、ダイジェスト情報生成部とを備えている。受信部は、情報端末において情報コンテンツを再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータと、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報を1または複数の情報端末から受信して収集する機能を有している。ダイジェスト情報生成部は、受信部が受信したイベント情報に基づいて、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を生成するものである。なお、心理イベントデータは、例えば、感情を示すものでもよいし、視聴者の意見を示すものでもよい。
本発明の情報端末は、再生部と、送信部と、受信部と、再生制御部とを備えている。再生部は、情報コンテンツを再生するものである。送信部は、再生部によって情報コンテンツを再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータと、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報を情報管理装置に送信するものである。受信部は、情報管理装置が収集したイベント情報に基づいて作成された、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を、情報管理装置から受信するものである。再生制御部は、受信部が受信したダイジェスト情報に基づいて情報コンテンツのダイジェスト再生を行うように再生部を制御するものである。
本発明の情報コンテンツ視聴方法は、 情報コンテンツを再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータと、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報を収集し、収集されたイベント情報に基づいて、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を生成し、それに基づいて情報コンテンツのダイジェスト再生を行うものである。
本発明の情報管理装置、情報端末、情報コンテンツ視聴方法では、過去にその情報コンテンツを視聴した視聴者から得られた心理イベントデータに基づいて、情報コンテンツのダイジェストが生成され、これに基づいてダイジェスト再生が行われる。
本発明の情報管理装置では、ダイジェスト情報生成部は、例えば、情報コンテンツにおける再生区間ごとのイベント情報の数に基づいて、ダイジェスト情報を生成することが望ましい。心理イベントデータは、例えば、脈拍や血圧など、視聴者の生体情報であってもよい。心理イベントデータは、例えば、視聴者に対して提示した選択肢から選択したものであってもよい。
本発明の情報管理装置では、例えば、ダイジェスト情報を1または複数の情報端末に配信する配信部をさらに備えることが望ましい。この場合、例えば、配信部は、受信したイベント情報をさらに配信するようにしてもよい。また配信部は、例えば、情報コンテンツをさらに配信するようにしてもよい。また、情報管理装置は、ダイジェスト情報に基づいて情報コンテンツのダイジェストを生成し、そのダイジェストを1または複数の情報端末に配信するダイジェスト配信部をさらに備えていても良い。また、ダイジェスト情報生成部は、1または複数の視聴者によるグループを生成し、そのグループから得られたイベント情報に基づいてダイジェスト情報を生成するようにしてもよい。
本発明の情報端末では、受信部は、例えば、さらにイベント情報を情報管理装置から受信し、再生部は、さらに受信部が受信したイベント情報を情報コンテンツの再生に同期して再生するようにしてもよい。また、再生部は、例えば、記録媒体に記録された情報コンテンツを再生するようにしてもよい。
上記のような情報管理装置や情報端末は、例えば、以下のようなプログラムによって実現可能となる。
情報管理装置用プログラムは、情報管理装置としてのコンピュータを、受信手段と、ダイジェスト情報生成手段として機能させるためのものである。受信手段は、情報端末において情報コンテンツを再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータと、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報を1または複数の情報端末から受信して収集するものである。ダイジェスト情報生成手段は、受信手段が受信したイベント情報に基づいて、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を生成するものである。
第1の情報端末用プログラムは、情報端末としてのコンピュータを、再生手段と、送信手段と、受信手段と、再生制御手段として機能させるためのものである再生手段は、情報コンテンツを再生するものである。送信手段は、再生手段によって情報コンテンツを再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータと、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報を情報管理装置に送信するものである。受信手段は、情報管理装置が収集したイベント情報に基づいて作成された、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を、情報管理装置から受信するものである。再生制御手段は、受信手段が受信したダイジェスト情報に基づいて情報コンテンツのダイジェスト再生を行うように再生手段を制御するものである。
情報端末は、例えば、以下のような構成であってもよい。すなわち、情報端末は、再生部と、受信部と、再生制御部とを備えている。再生部は、情報コンテンツを再生するものである。受信部は、情報管理装置から、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を受信するものである。再生制御部は、受信部が受信したダイジェスト情報に基づいて情報コンテンツのダイジェスト再生を行うように再生部を制御するものである。
この情報端末は、例えば、以下のようなプログラムによって実現可能となる。すなわち、第2の情報端末用プログラムは、情報端末としてのコンピュータを、再生手段と、受信手段と、再生制御手段として機能させるためのものである。再生手段は、情報コンテンツを再生するものである。受信手段は、情報管理装置から、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を受信するものである。再生制御手段は、受信手段が受信したダイジェスト情報に基づいて情報コンテンツのダイジェスト再生を行うように再生手段を制御するものである。
本発明の情報管理装置、情報端末、および情報コンテンツ視聴方法によれば、動画コンテンツを視聴した視聴者が入力したイベント情報を収集し、それに基づいてダイジェスト情報を生成するようにしたので、複数の視聴者の心理を反映したダイジェスト場面を視聴可能することができる。
本発明の実施の形態に係る情報コンテンツ視聴システムの一構成例を表すブロック図である。 図1に示した情報管理装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した情報端末の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した情報管理装置のソフトウェアの一構成例を表す構成図である。 図4に示したデータベースに係るユーザデータの一構成例を表す表である 図4に示したデータベースに係る動画情報データの一構成例を表す表である 図4に示したデータベースに係るイベントデータのメタ情報の一構成例を表す表である 図4に示したデータベースに係るグループデータの一構成例を表す表である 図4に示したデータベースに係る再生区間データの一構成例を表す表である 図1に示した動画再生装置のソフトウェアの一構成例を表す構成図である。 図4に示したデータベースに係るモード指定データの一構成例を表す表である 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの一動作例を表す流れ図である。 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの他の動作例を表す流れ図である。 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの他の動作例を表す流れ図である。 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの他の動作例を表す流れ図である。 図15に示した他の動作例における一表示画面例を表す図である。 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの他の動作例を表す流れ図である。 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの他の動作例を表す流れ図である。 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの他の動作例を表す流れ図である。 図1に示した他の動作例における一表示画面例を表す図である。 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの他の動作例を表す流れ図である。 図21に示した他の動作例における一表示画面例を表す図である。 図1に示した情報コンテンツ視聴システムの他の動作例を表す流れ図である。 図1に示した情報入力装置の一例を表す図である。 実施の形態を適用した情報コンテンツ視聴システムのうち、適用例1の一構成例を表すブロック図である。 適用例2の一表示画面例を表す図である。 適用例2に係る再生区間データの調整例を表す表である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.適用例
<1.実施の形態>
[構成例]
(全体構成例)
図1は、本発明の実施の形態に係る情報コンテンツ視聴システムの一構成例を表すものである。この情報コンテンツ視聴システムは、情報端末に記録された動画コンテンツを通常の方法で再生(通常再生)する機能に加え、過去にその動画コンテンツを視聴したユーザによるその動画コンテンツに対する評価に基づいてダイジェスト場面を抽出して再生(ダイジェスト再生)する機能を有するものである。なお、本発明の実施の形態に係る情報管理装置、情報端末、および情報コンテンツ視聴方法は、本実施の形態により具現化されるので、併せて説明する。
情報コンテンツ視聴システム1は、情報管理装置2と、複数の情報端末4とを備えている。情報管理装置2と複数の情報端末4は、インターネット9を介して接続されている。
情報管理装置2は、情報コンテンツ視聴システム1においてやりとりされる情報を管理するサーバである。具体的には、情報管理装置2は、後述するように、情報コンテンツ視聴システム1の各ユーザを管理するための情報(ユーザデータDA)、動画コンテンツMに関する情報(動画情報データDB)、その動画コンテンツMに対する評価としてユーザが入力したイベント情報(イベントデータDC)などを記録して管理している。そして、情報管理装置2は、情報端末4において動画コンテンツMをダイジェスト再生する際、情報端末4からの要求に応じて、その動画コンテンツMに対応づけられたイベントデータDCに基づいて再生区間生成処理を行い、動画コンテンツの再生期間におけるダイジェスト再生する区間の情報(再生区間データDF)を求め、情報端末4に送信する機能を有している。
情報管理装置2は、図2に示したように、CPU(Central Processing Unit)304と、主記憶装置302と、ネットワークコントローラ301とを備えている。
CPU304は、ROM303に記憶されたソフトウェアに基づいて、情報管理装置2内の各ブロックを制御するものである。各ブロックに対する制御は、バス306を介して行われる。また、CPU304は、後述するように、イベントデータDCに基づいてダイジェスト再生のための再生区間を生成する再生区間生成処理を行う機能も有している。CPU304は、この再生区間生成処理を行う場合などにおいて、一時記憶装置305をバッファ領域として使用するようになっている。
主記憶装置302は、ユーザデータDA、動画情報データDB、イベントデータDCなどを記憶する記憶装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)などにより構成される。ネットワークコントローラ301は、情報端末4との間で、インターネット9を介してユーザデータDA、動画情報データDB、イベントデータDC、再生区間データDFなどをやりとりするためのものである。
その他、情報管理装置2は、例えばシステム管理者がこの情報管理装置2の状態を見るための出力装置を備えている。具体的には、情報管理装置2は、音声を生成するオーディオプロセッサ307、アプリケーショングラフィックスを生成するグラフィックエンジン308、それらの処理結果を出力するビデオ出力部309、オーディオ出力部310、および表示装置311を備えている。
以上の構成により、情報端末4において動画コンテンツMをダイジェスト再生する際、情報管理装置2では、まずCPU304が、情報端末4からの指示に従い、主記憶装置302に記憶された、その動画コンテンツMに対応づけられたイベントデータDCに基づいて再生区間生成処理を行い、再生区間データDFを生成する。そして、情報管理装置2は、その再生区間データDFを、ネットワークコントローラ301を介して情報端末4に対して送信するようになっている。
情報端末4は、情報コンテンツ視聴システム1においてユーザ8に対するインターフェースとなる端末である。具体的には、情報端末4は、後述するように、動画コンテンツMを通常再生する機能に加え、情報管理装置2から供給された再生区間データDFに基づいてダイジェスト再生を行う機能も有している。さらに、情報端末4は、動画コンテンツMを通常再生する際、その動画コンテンツMに対する評価としてユーザ8が入力したイベントを記録し、再生期間におけるそのイベント入力時の相対時刻情報ともにイベントデータDCとして情報管理装置2に送信するようになっている。
情報端末4は、図1に示したように、動画再生装置3と、表示装置102と、情報入力装置103とを備えている。動画再生装置3は、情報管理装置2との間で、ユーザデータDA、動画情報データDB、イベントデータDC、再生区間データDFなどを、インターネット9を介してやり取りするとともに、記録媒体104に記録された動画コンテンツMを通常再生し、あるいは情報管理装置2から供給された再生区間データDFに基づいて、この動画コンテンツMをダイジェスト再生する装置である。表示装置102は、例えばテレビやモニタなどであり、動画再生装置3において再生された動画コンテンツMの映像や音声を出力するものである。情報入力装置103は、例えば動画再生装置3のリモコンなどであり、動画コンテンツMに対する評価として、ユーザ8がイベントを入力するための装置である。この例では、リモコンの複数のボタンのそれぞれには、うれしい、悲しいなどの選択肢があらかじめ割り振られており、ユーザがそのボタンを押すことによりイベントを入力できるようになっている。情報入力装置103は、この他、例えば、写真などを撮影するカメラ、ユーザ8の脈拍を測定する脈拍計、コメントを入力するキーボード、音声を入力するマイクなどであってもよい。
動画再生装置3は、図3に示したように、CPU210と、ドライブ201と、ストリームプロセッサ202と、ビデオデコーダ204と、オーディオプロセッサ203と、グラフィックエンジン205と、I/F(Interface)部208と、記憶装置209と、ネットワークコントローラ211とを備えている。
CPU210は、ROM212に記憶されたアプリケーションソフトウェアに基づいて、動画再生装置3内の各ブロックを制御するものである。各ブロックへの指示は、システムバス215および入出力バス214を介して行われる。CPU210は、後述するように、動画コンテンツMをダイジェスト再生する際、再生区間データDFに基づいて動画コンテンツMを再生するように各ブロックを制御する。また、CPU210は、後述するように、動画コンテンツMを通常再生する際、情報入力装置103により入力されたイベントに、その再生期間におけるイベント入力時の相対時刻情報(動画再生時刻)などを加えたイベントデータDCを作成する機能も有している。CPU210は、これらの各種処理を行う際、RAM213をバッファ領域として使用し、RAM213は、メモリバス216を介して各ブロックとの間でデータをやり取りするようになっている。
ドライブ201は、記録媒体104に記録された動画コンテンツMを読み出す装置である。ドライブ201は、記録媒体104に対して情報を書き込む機能を有していてもよい。ドライブ201は、例えば、DVD(登録商標)やBlu-ray Disc(登録商標)などの記録媒体104を再生可能なものが適用可能である。なお、この例では、アプリケーションソフトウェアはROM212に記録されているものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば記録媒体104に記録されていてもよい。この場合の例については、適用例(後述)において説明する。
ストリームプロセッサ202は、ドライブ201から供給された動画コンテンツMを映像情報と音声情報とに分離する機能を有している。ビデオデコーダ204は、ストリームプロセッサ202から供給された映像情報をデコードするものである。グラフィックエンジン205は、アプリケーショングラフィックスを生成する機能を有している。ビデオデコーダ204においてデコードされた映像情報およびグラフィックエンジン205において生成されたアプリケーショングラフィックスは、ビデオ出力部206を介して表示装置102に供給されて表示出力される。オーディオプロセッサ203は、ストリームプロセッサ202から供給された音声情報に対してサラウンド処理などの音声処理を行うものである。音声処理された音声情報は、オーディオ出力部207を介して表示装置102に供給されて音声出力される。
I/F部208は、情報入力装置103に対するインターフェースの機能を有している。記憶装置209は、情報入力装置103より入力されたイベントなどを記憶する記憶装置であり、例えばHDDなどにより構成される。ネットワークコントローラ211は、情報管理装置2との間で、インターネット9を介して、ユーザデータDA、動画情報データDB、イベントデータDC、再生区間データDFなどをやりとりするためのものである。
以上の構成により、情報端末4は、記録媒体104に記録された動画コンテンツMを、ドライブ201を用いて読み出し、ストリームプロセッサ202、ビデオデコーダ204、オーディオプロセッサ203などの各ブロックを制御して再生する。ダイジェスト再生する際には、情報端末4は、再生区間データDFを、情報管理装置2からネットワークコントローラ211を介して受信し、CPU210は、この再生区間データDFに基づいて動画コンテンツMを再生するように各ブロックを制御する。また、通常再生する際には、情報端末4では、CPU210が、情報入力装置103を介してユーザ8が入力したイベントに、その再生期間におけるそのイベント入力時の相対時刻情報を加えたイベントデータDCを作成し、ネットワークコントローラ211を介して情報管理装置2に対して送信するようになっている。また、情報端末4は、動画コンテンツMを再生する際、情報管理装置2に蓄積されたイベントデータDCを受信し、それらを動画コンテンツMに同期して再生することもできるようになっている。
(ソフトウェア構成例)
次に、情報管理装置2および動画再生装置3のソフトウェア構成例を説明する。
図4は、情報管理装置2のソフトウェア構成の一例を表すものである。情報管理装置2は、データベース505と、ユーザ情報管理部503と、動画タイトル管理部504と、イベント情報管理部501と、再生区間生成部502と、データ送受信部506と、データ管理コントローラ507と、状態表示アプリケーション508とを備えている。
データベース505は、情報コンテンツ視聴システム1においてやりとりされる情報を管理するものである。具体的には、データベース505は、ユーザデータDA、動画情報データDB、イベントデータDCを管理している。以下に、データベース505が管理するこれらの情報について詳細に説明する。
図5は、ユーザデータDAの一例を表すものである。ユーザデータDAは、ユーザIDと、ユーザ名と、ユーザパスワードと、登録日時と、公開範囲とを含んでいる。ユーザIDは、情報管理装置2から一意的に与えられる、各ユーザに固有の番号であり、データベース505における管理上の目的の他、後述するように、ユーザと、動画情報データDB、イベントデータDC、およびグループデータDDとの間の対応づけのためにも用いられるものである。ユーザ名は、ユーザIDと同様に各ユーザに固有のものである。ユーザ名は、例えばアルファベットなどを用いて構成され、ユーザIDに比べ覚えやすいものである。よって、ユーザ名は、例えば、ユーザが情報コンテンツ視聴システム1にログインする際や、ユーザ間でコミュニティを構成する場合に各ユーザをより容易に特定する際などに特に便利である。ユーザパスワードは、情報管理装置2にログインする際のユーザ認証に用いられるものである。登録日時は、この情報コンテンツ視聴システム1に対してユーザ登録を行った日時である。公開範囲は、このユーザデータDAを公開する対象ユーザを示すものであり、後述するように、通常再生やダイジェスト再生の際に、ユーザ情報を情報端末4に開示する判断に用いられるものである。さらに、このユーザデータDAは、この例では、ユーザの顔写真や気に入った画像などを示す、個性を表現するためのアイコンや、ユーザの年齢情報などの情報を含んでいる。このユーザデータDAは、この情報コンテンツ視聴システム1に対してユーザ登録を行ったときに作成され、情報管理装置2のデータベース505において管理されるものである。
図6は、動画情報データDBの一例を表すものである。この動画情報データDBは、動画コンテンツIDと、動画総時間と、動画コンテンツ名と、ユーザIDと、登録日時とを含んでいる。動画コンテンツIDは、各動画コンテンツMに固有の番号であり、データベース505における管理上の目的の他、後述するように、動画コンテンツMと、イベントデータDC、モード指定データDEおよび再生区間データDFとの間の対応づけのためにも用いられるものである。動画総時間は、動画コンテンツMの時間長(再生期間)である。動画コンテンツ名は、動画コンテンツMの名前であり、例えば、電子番組表(EPG;Electronic Program Guide)を用いて自動的に入力され、あるいはユーザが任意につけるものである。ユーザIDは、動画情報データDBを情報コンテンツ視聴システム1に登録したユーザのIDであり、登録日時はその登録を行った日時である。さらに、動画情報データDBは、この例では、動画コンテンツMの視聴回数、動画コンテンツMに対するイベントデータDCの総数、動画コンテンツMのジャンルなどの情報を含んでいる。この動画情報データDBは、情報コンテンツ視聴システム1に動画情報データDBを登録したときに作成され、情報管理装置2のデータベース505において管理されるものである。
図7は、イベントデータDCに付随するメタ情報の一例を表すものである。このメタ情報は、イベントIDと、動画コンテンツIDと、動画再生時刻と、ユーザIDと、登録日時と、イベント種別コードとを含んでおり、ユーザが入力したイベントと合わせてイベントデータDCを構成するものである。イベントは、この例ではリモコンから入力されたものとしたが、例えば、カメラによって入力された写真や、脈拍計により入力されたユーザの脈拍、キーボードにより入力されたコメント、マイクにより入力された音声などであってもよい。
イベントIDは、各イベントデータDCに固有の番号である。動画コンテンツIDは、そのイベントデータDCに対応づけられた動画コンテンツのIDである。すなわち、この動画コンテンツIDは、情報端末4において、そのイベントデータDCに係るイベントが入力されたときに再生されていた動画コンテンツのIDである。
動画再生時刻は、上記動画コンテンツIDに係る動画コンテンツMの再生期間における、そのイベントデータDCに対応づけられた相対時刻である。すなわち、この動画再生時刻は、情報端末4において、そのイベントデータDCに係るイベントが入力されたときの、動画コンテンツMの再生期間における相対時刻である。この動画再生時刻は、後述するように、ダイジェスト再生の再生区間生成処理の際に使用されるとともに、情報端末4において動画コンテンツMの再生に同期してイベントデータDCに係る情報を表示する際に用いられるものである。
ユーザIDは、そのイベントデータDCに対応づけられたユーザIDである。すなわち、そのイベントデータDCに係るイベントを入力したユーザのIDである。
登録日時は、そのイベントデータDCを情報コンテンツ視聴システム1に登録した日時である。すなわち、この登録日時は、イベントデータDCが情報端末4において作成された日時である。この登録日時は、イベントデータDCを用いて再生区間生成処理を行う際、例えば、最近1カ月の間に作成されたイベントデータDCのみを用いるなど、処理に使用するイベントデータDCを選択するために使用することができる。
イベント種別コードは、イベントの種類を示すコードである。このイベント種別コードは、イベントデータDCに対応しており、具体的には、例えば、リモコンのボタンの種類(うれしい、悲しいなど)や、カメラにより入力された顔写真の表情や、キーボードにより入力されたコメント内容などに対応している。このイベント種別コードは、後述するように、例えば、再生区間生成処理を行う際に、各イベントに対する重みづけなどに使用することができる。
さらにこのイベントデータDCは、イベントがユーザからのコメントである場合において、そのコメント内容を含んでもよい。
イベントデータDCは、情報端末4においてユーザがイベントを入力したときに作成され、情報管理装置2に送信された後、情報管理装置2のデータベース505において管理されるものである。
このようなデータベース構成により、情報管理装置2は、後述するように、情報端末4からのダイジェスト再生要求に応じて再生区間生成処理を行う際、動画コンテンツMに対応づけられたイベントデータDCを、イベントデータDCのメタ情報(動画コンテンツID)を用いて検索し、さらに、その検索したイベントデータDCのメタ情報(動画再生時刻)を用いて、その動画コンテンツMの再生期間における相対時刻を得ることにより、動画コンテンツMの再生区間ごとのイベントデータDCの数を求め、これに基づいてダイジェスト再生を行う再生区間を求めるようになっている。また、情報端末4は、その動画コンテンツMを再生する際、イベントデータDCのメタ情報(動画再生時刻)を用いることにより、このイベントデータDCを動画コンテンツMに同期して再生することができるようになっている。
ユーザ情報管理部503は、新規ユーザのユーザ登録を行う際にユーザデータDAをデータベース505に登録し、与えられた条件に従って検索し、あるいは削除する機能を有している。さらにユーザ情報管理部503は、動画コンテンツMに対する各ユーザの嗜好を基にしたグルーピングを行い、グループデータDDを作成する機能も有している。
図8は、グループデータDDの一例を表すものである。このグループデータDDは、情報管理装置2がダイジェスト再生のための再生区間生成処理を行う際に、モード指定データDE(後述)のグループ種別コードに基づいて、情報管理装置2により作成されるものである。
グループデータDDは、利用ユーザIDと、グループユーザIDと、利用ユーザ嗜好値適応度とを含んでいる。利用ユーザIDは、ダイジェスト再生要求をしたユーザのユーザIDである。グループユーザIDは、再生区間生成処理を行う際に、考慮するユーザのユーザIDである。利用ユーザ嗜好値適応度は、利用ユーザIDに示されたユーザとグループユーザIDに示されたユーザとの嗜好値の一致の度合いを示すものである。
動画タイトル管理部504は、動画情報データDBをデータベース505に登録し、与えられた条件に従って検索し、あるいは削除する機能を有している。
イベント情報管理部501は、情報端末4から受信したイベントデータDCをデータベース505に登録し、与えられた条件に従って検索し、あるいは削除する機能を有している。
再生区間生成部502は、ダイジェスト再生のための再生区間生成処理を行うものである。具体的には、再生区間生成部502は、再生する動画コンテンツMに対応づけられたイベントデータDCをデータベース505において検索し、それらのメタ情報(動画再生時刻)に基づいて、動画コンテンツMの再生区間ごとのイベントデータDCの数を求めることにより、動画コンテンツMの重要場面を識別して、再生区間データDFを生成する機能を有している。
図9は、再生区間データDFの一例を表すものである。この再生区間データDFは、情報管理装置2がダイジェスト再生のための再生区間生成処理を行う際に、グループデータDDおよびモード指定データDE(後述)に基づいて、情報管理装置2により作成されるものである。
この再生区間データDFは、モード指定コードと、動画コンテンツIDと、区間情報とを含んでいる。モード指定コードは、この再生区間データDFに対応づけられたモード指定データDEのID(後述)である。言い換えれば、この再生区間データDFは、このモード指定コードを持つモード指定データDEに基づいて再生区間生成処理を行った結果として生成されたものである。動画コンテンツIDは、この再生区間データDFに対応づけられた動画コンテンツMのIDである。すなわち、この動画コンテンツIDは、この再生区間データDFによりダイジェスト再生される動画コンテンツMのIDである。区間情報は、動画コンテンツMをダイジェスト再生する際の再生区間を示す時間情報である。
データ送受信部506は、ユーザデータDA、動画情報データDB、イベントデータDC、グループデータDD、モード指定データDE(後述)、再生区間データDFなどの各種情報を、インターネット9を介して情報端末4と送受信するためのものである。データ管理コントローラ507は、これらのソフトウェアの起動・終了や、動作状態の管理を行う機能を有する。状態表示アプリケーション508は、システム管理に用いるものであり、情報コンテンツ視聴システム1の状態を表示装置311に表示する機能を有する。
図10は、動画再生装置3のソフトウェア構成の一例を表すものである。動画再生装置3は、イベント情報管理部401と、音声・映像再生管理部402と、映像音声再生部403と、動画タイトル管理部404と、情報送受信部405と、視聴共有アプリケーション406とを備えている。
イベント情報管理部401は、情報入力装置103を介してユーザ8が入力したイベントに基づいてイベントデータDCを作成するものである。具体的には、イベント情報管理部401は、動画再生装置3が動画コンテンツMを通常再生している際にユーザ8が入力したイベントに、その動画コンテンツMの再生期間におけるそのイベント入力時の相対時刻情報(動画再生時刻)などの情報を付加し、図7に示したイベントデータDCを作成するようになっている。また、イベント情報管理部401は、情報端末4において動画コンテンツMを再生する際に、情報管理装置2から供給されたイベントデータDCや、そのイベントデータDCに対応づけられたユーザデータDAを管理する機能も有している。
音声・映像再生管理部402は、動画コンテンツMを再生する際に、その再生動作を制御するソフトウェアであり、ダイジェスト再生を行う際には、再生区間データDFに基づいて動画再生区間を抽出するようになっている。映像音声再生部403は、音声・映像再生管理部402からの指示に基づき、図3に示した情報端末4の各ハードウェアブロックを制御し、映像や音声の再生を行う機能を有している。
動画タイトル管理部404は、再生している動画コンテンツMに関する動画情報データDBを管理するものである。情報送受信部405は、ユーザデータDA、動画情報データDB、イベントデータDC、グループデータDD、モード指定データDE(後述)、再生区間データDFなどの各種情報を、インターネット9を介して情報端末4と送受信するためのものである。
視聴共有アプリケーション406は、ユーザ8に対するユーザインタフェースとなるものであり、これらのソフトウェアの起動・終了や、動作状態の管理を行う機能を有する。視聴共有アプリケーション406は、ダイジェスト再生の設定も管理し、ユーザからの指示に基づいてモード指定データDEを作成するようになっている。
図11は、モード指定データDEの一例を表すものである。このモード指定データDEは、情報管理装置2が再生区間生成処理を行う際、情報管理装置2に対してその処理の設定を指示するためのものであり、情報端末4において作成されるものである。
モード指定データDEは、モード指定コードと、動画コンテンツIDと、ダイジェスト時間と、グループ種別コードとを含んでいる。モード指定コードとは、モード指定データDEを識別するための固有の番号である。動画コンテンツIDは、ダイジェスト再生要求を行う動画コンテンツMのIDである。ダイジェスト時間は、ダイジェスト再生時の再生期間である。グループ種別コードは、再生区間生成処理を行う際に使用するイベントデータDCを選択する際、どのユーザに係るイベントデータDCを使用するかを指定するものであり、例えば、“全ユーザ”、“ユーザ8に嗜好が似ているユーザ”など、あらかじめ準備されたグループ種別コードのリストから選択して設定するようになっている。
ここで、イベント情報管理部501およびデータ送受信部506は、本発明の情報管理装置における「受信部」の一具体例に対応する。再生区間生成部502は、本発明の「ダイジェスト情報生成部」の一具体例に対応する。データ送受信部506は、本発明の「配信部」の一具体例に対応する。
音声・映像再生管理部402および映像音声再生部403は、本発明の「再生部」の一具体例に対応する。イベント情報管理部401および情報送受信部405は、本発明の「送信部」の一具体例に対応する。音声・映像再生管理部402および情報送受信部405は、本発明の第1および第2の情報端末の「受信部」の一具体例に対応する。音声・映像再生管理部402は、本発明の「再生制御部」の一具体例に対応する。
動画コンテンツMは、本発明の「情報コンテンツ」の一具体例に対応する。イベントは、本発明の「心理イベントデータ」の一具体例に対応し、イベントデータDCは、本発明の「イベント情報」の一具体例に対応する。再生区間データDFは、本発明の「ダイジェスト情報」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の情報コンテンツ視聴システム1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
情報管理装置2では、情報端末4から動画コンテンツMのダイジェスト再生要求があったとき、まず、イベント情報管理部501が、データベース505に蓄積されたイベントデータDCから、その動画コンテンツMに対応づけられたものを検索する。ユーザ情報管理部503は、その検索結果と、情報端末4の情報再生装置3から供給されたモード指定データDEとに基づいて、グループデータDDを作成する。再生区間生成部502は、その検索したイベントデータDCと、グループデータDDに基づいて、動画コンテンツMの再生区間ごとのイベントデータDCの数を求め、再生区間データDFを作成する。そして、データ送受信部506が、再生区間データDFを情報端末4に送信する。
情報端末4では、情報送受信部405が、情報管理装置2から再生区間データDFを受信する。音声・映像再生管理部402は、この再生区間データDFに基づいて、動画コンテンツMの動画再生区間を抽出する。そして、映像音声再生部403は、音声・映像再生管理部402からの指示に基づき、情報端末4の各ハードウェアブロックを制御し、映像や音声の再生を行う。
情報端末4は、動画コンテンツMを通常再生する際、情報入力装置103を介してユーザ8のイベントを記録する。動画再生装置3のイベント情報管理部401は、入力されたユーザ8のイベントに、その動画コンテンツMの再生期間におけるそのイベント入力時の相対時刻情報(動画再生時刻)などの情報を付加し、イベントデータDCを作成する。情報送受信部405は、このイベントデータDCを情報管理装置2に送信する。
情報管理装置2では、データ送受信部506が、情報端末4からこのイベントデータDCを受信する。そしてイベント情報管理部501が、イベントデータDCをデータベース505に登録する。
以下、情報コンテンツ視聴システム1の動作を、いくつかのフローチャートを用いて詳細に説明する。
(ユーザ登録−ユーザデータDAの作成・登録)
図12は、ユーザ登録を行う場合の流れ図を表すものである。このフローでは、未登録ユーザは、ユーザ名とユーザパスワードを設定したのち、詳細設定情報(最終的にユーザデータDAに含まれる情報)を設定する。詳細設定情報を変更したい登録ユーザは、ログインしたのちに詳細設定情報を再設定する。その後、情報管理装置2ではその詳細設定情報に基づいてユーザデータDAが作成され、データベースに登録される。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
フローは、まず、ユーザが情報コンテンツ視聴システム1に登録されているかどうかにより異なる(ステップS102)。ユーザ未登録の場合にはステップS103に進み、ユーザ登録済みの場合にはステップS114に進む。
ステップS102において、ユーザ未登録の場合には、ユーザは情報端末4においてユーザ名とユーザパスワードを入力し(ステップS103)、情報再生装置3の情報送受信部405が、このユーザ名およびユーザパスワードを情報管理装置2に対して送信する。
次に、情報管理装置2では、データ送受信部506が、情報端末4からこのユーザ名およびユーザパスワードを受信し(ステップS104)、ユーザ情報管理部503が、入力されたユーザ名がすでに登録されていないかどうかを確認することにより、登録可能かどうかを判断する(ステップS105)。登録可能と判断された場合にはステップS107に進む。登録不可能と判断された場合には登録不可の旨を情報端末4に通知して、情報端末4がこれを受信し(ステップS106)、このフローを終了する。
ステップS105において登録可能と判断された場合には、情報管理装置2では、ユーザ情報管理部503が、情報端末4に対して詳細設定情報の入力要求を行う(ステップS107)。
次に、情報端末4では、ユーザが詳細設定情報を入力し(ステップS108)、情報端末4の情報送受信部405がその詳細設定情報を情報管理装置2に送信する(ステップS109)
次に、情報管理装置2では、データ送受信部506が情報端末4から詳細設定情報を受信し(ステップS110)、ユーザ情報管理部503がその詳細設定情報に基づいてユーザデータDAを作成し、データベース505に登録し(ステップS111)、登録完了の旨を情報端末4に送信する(ステップS112)。そしてこのフローを終了する。
ステップS102において、ユーザ登録済みの場合には、ユーザが詳細設定情報を変更したいかどうかによりフローが異なる(ステップS114)。詳細設定情報を変更したい場合にはステップS115に進み、詳細設定情報を変更したくない場合には、このフローを終了する。
ステップ114において、詳細設定情報を変更したい場合には、ユーザは情報端末4においてユーザ名とユーザパスワードを入力する(ステップS115)。
次に、情報管理装置2では、ユーザ情報管理部503が、ステップS114において入力されたユーザ名とユーザパスワードに基づいてユーザ認証を行う(ステップS116〜S117)。ユーザが登録ユーザであればステップS118に進む。ユーザが登録ユーザでなければ、登録不可の旨を情報端末4に通知して、情報端末4がこれを受信し(ステップS106)、このフローを終了する。
ステップS117において、ユーザが登録ユーザの場合には、情報管理装置2では、ユーザ情報管理部503が、データベース505に登録されているユーザデータのうち、そのユーザ名がステップS115において入力されたユーザ名と一致するユーザデータDAを検索し、データ送受信部506が、そのユーザデータDAを情報端末4に送信する(ステップS118)。
次に、情報端末4では、情報送受信部405がこのユーザデータDAを受信し(ステップS119)、上述したステップS108に進む。すなわち、ユーザが詳細設定情報を入力し、情報管理装置2が、その詳細設定情報をユーザデータDAとして登録(再登録)する。
以上でこのフローは終了する。
(動画情報登録−動画情報データDBの作成・登録)
次に、動画情報データDBを作成し、情報管理装置2および情報端末4に登録する場合のフローを説明する。
図13は、動画情報を登録する場合の流れ図を表すものである。このフローでは、ユーザは、ユーザ自身が所有する、例えば個人が撮影したパーソナルビデオや録画したテレビ番組などの動画コンテンツのうち、情報コンテンツ視聴システム1において動画情報を登録したい動画コンテンツMを選択し、情報管理装置2に、その動画情報を動画情報データDBとして登録する。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
まず、ユーザは、動画情報を登録したい動画コンテンツMを選択する(ステップS201)。
次に、情報端末4は動画情報データDBを生成し(ステップS202)、その動画情報データDBを送信し(ステップS203)、情報管理装置2がこれを受信する(ステップS204)。具体的には、動画再生装置3の動画タイトル管理部404が、ステップS201において選択した動画コンテンツMに対して、その動画総時間、動画コンテンツ名、およびユーザIDを用いて動画情報データDBを生成する。そして、情報送受信部405が、その動画情報データDBを情報管理装置2に対して送信し、情報管理装置2のデータ送受信部506が、情報端末4からこれを受信する。
次に、情報管理装置2は、同じユーザIDかつ同じ動画コンテンツ名を有する動画情報データDBが登録されていないか確認する(ステップS205〜S206)。具体的には、動画タイトル管理部504が、データベース505に登録されている動画情報データのうち、ユーザIDと動画コンテンツ名の両方が、ステップS204において受信した動画情報データDBと一致するものがないかどうかを確認する。登録されている場合にはステップS212に進み、登録されていない場合にはステップS207に進む。
ステップS206において登録されている場合には、情報管理装置2の動画タイトル管理部504は、情報端末4に対して動画コンテンツ名の上書き/変更要求を行う(ステップS212)。次に、情報端末4では、ユーザ8が、動画コンテンツ名の上書き/変更を選択し(ステップS213)、上書きを選択した場合にはステップS214に進み、変更を選択した場合にはステップS203に戻る。そして、情報管理装置2は、登録されていた動画情報データに、新しい動画情報データDBを上書きする(ステップS214)。これにより、上書きされた動画情報データDBは、登録されていた動画情報データの動画コンテンツIDと、ステップS202において生成された動画情報データDBの動画総時間、動画コンテンツ名、およびユーザIDとを有するものとなる。
ステップS206において登録されていない場合には、情報管理装置2の動画タイトル管理部504が、新しい動画コンテンツIDを動画情報データDBに付加する(ステップS207)。
次に、情報管理装置2は、動画情報データDBの登録を行う(ステップS208)。具体的には、動画タイトル管理部504が、データベース505に動画情報データDBの登録を行う。そして、データ送受信部506が、その動画情報データDBを情報端末4に対して送信する。
次に、情報端末4は動画情報データDBを受信し(ステップS209)、その動画情報データDBを登録する(ステップS210)。具体的には、情報再生装置3の情報送受信部405が、情報管理装置2から動画情報データDBを受信し、動画タイトル管理部404にその動画情報データDBを登録する。
以上でこのフローは終了する。
(動画コンテンツの視聴)
次に、情報端末4において、動画コンテンツMの視聴(通常再生、ダイジェスト再生)を行う際のフローを説明する。
図14は、システムへのログインから通常再生の開始またはダイジェスト再生要求までの流れ図を表すものである。このフローでは、ユーザ8は、ログインした後、情報端末4において再生可能な動画コンテンツ一覧から動画コンテンツMを選択し、通常再生を行うか、ダイジェスト再生を行うかを選択する。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
まず、ユーザ8は情報端末4においてユーザ名とユーザパスワードを入力し(ステップS302)、情報管理装置2のユーザ情報管理部503が、これらに基づいてユーザ認証を行い(ステップS303)、ユーザ8が情報コンテンツ視聴システム1の登録ユーザかどうかを確認する(ステップS304)。ユーザ8が登録ユーザの場合にはステップS306に進み、登録ユーザではない場合には、情報端末4にシステム利用の終了を通知してこのフローを終了する。
次に、情報管理装置2は、視聴可能な動画コンテンツのリストを作成する(ステップS306)。具体的には、動画タイトル管理部504およびユーザ情報管理部503は、例えばユーザ8のユーザデータDAの年齢情報などに基づいて、ユーザ8が視聴可能な動画コンテンツを検索してそのリストを作成する。そして、データ送受信部506が、そのリストを情報端末4に対して送信する。
次に、情報端末4は、動画コンテンツ一覧の作成・表示を行う(ステップS307)。具体的には、情報再生装置3の情報送受信部405が、情報管理装置2から、ユーザ8が利用可能な動画コンテンツのリストを受信する。そして、動画タイトル管理部404は、その受信した動画コンテンツリストに含まれる動画コンテンツのうち、動画タイトル管理部404に登録されている動画情報データDBと一致するものを検索して一覧を作成し、その表示を行う。
次に、ユーザ8は、動画コンテンツMの選択を行う(ステップS308)。そして、ユーザは、動画コンテンツMを、ダイジェスト再生するか、通常再生を要求かを選択する(ステップS309)。ダイジェスト再生する場合には、情報端末4は情報管理装置2に対して再生区間生成処理を要求する(ステップS310)。このステップS310については、後ほど詳細に説明する。通常再生する場合にはステップS311に進む。
通常再生する場合には、情報端末4は、情報管理装置2に対して動画コンテンツIDを送信し(ステップS311)、情報管理装置2はこれを受信する(ステップS312)。
次に、情報管理装置2は、この動画コンテンツIDに対応づけられたユーザデータDAおよびイベントデータDCの送信を行う(ステップS313)。具体的には、イベント情報管理部501は、データベース505に登録されているイベントデータのうち、動画コンテンツIDがステップS312において受信したものと一致するイベントデータDCを検索する。そしてユーザ情報管理部503は、データベース505に登録されているユーザデータのうち、そのユーザIDが、検索したイベントデータDCに含まれるユーザIDと一致し、その公開範囲にユーザ8が含まれるユーザデータDCを検索する。そして、データ送受信部506は、その検索したユーザデータDAおよびイベントデータDCを、情報端末4に対して送信する。
次に、情報端末4は、情報管理装置2からこのユーザデータDAおよびイベントデータDCを受信する(ステップS314)。
そして、情報端末315は、通常再生を行う(ステップS315)。このステップS315については、後ほど詳細に説明する。そして通常再生終了後にこのフローが終了する。
(再生区間生成処理)
次に、図14に示した動画コンテンツMの視聴を行う際のフローにおける再生区間生成処理(ステップS310)のサブルーチンについて説明する。
図15は、再生区間生成処理の流れ図を表すものである。このフローでは、まず、情報端末4と情報管理装置2は、ユーザによる再生区間生成処理の設定に基づいて、ダイジェスト再生を行うための再生区間を生成する前段階として、情報をやりとりしながらグループユーザIDを求める。そして、情報管理装置2は、そのグループユーザIDに基づいて、使用するイベントデータDCを選択し、再生区間データDFを生成する。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
まず、ユーザは、情報端末4において、再生区間生成処理の設定を行う(ステップS601〜S602)。具体的には、情報管理装置2の視聴共有アプリケーション406が、GUI(Graphical User Interface)を生成し、ユーザは、最終的にモード指定データDEに含まれる、ダイジェスト時間やグループ種別コードを設定する。そして、ユーザは処理を続行する場合にはステップS603に進み、処理を中止する場合にはこのフローを終了する。
図16は、再生区間生成処理の設定時の表示画面例を表すものである。この表示画面例は、ダイジェスト時間設定画面110、グループ種別コード設定画面120、決定ボタン131、およびダイジェスト再生ボタン132により構成されている。
ダイジェスト時間設定画面110は、ダイジェスト再生を行う時間を設定する画面であり、モード指定データDEのダイジェスト時間に反映されるものである。この例では、ダイジェスト時間設定画面110は、選択肢から選択できるようになっている。なお、これに限定されるものではなく、例えば、ユーザが直接ダイジェスト時間の値を入力できるようにしてもよい。
グループ種別コード設定画面120は、ダイジェストを作成するために、どのグループのユーザのイベントデータを使用するかを設定する画面であり、モード指定データDEのグループ種別コードに反映されるものである。この例では、グループ種別コード設定画面120は、選択肢から選択するようになっている。グループ種別コード設定画面120には、その選択肢別にユーザ8との嗜好適応度を表示する嗜好適応度表示部121や、ユーザを選択するためのユーザ選択表示部122を含んでいる。
決定ボタン131は、設定した情報を決定するものである。そして、ダイジェスト再生ボタン132は、この表示画面を終了するためのボタンである。
次に、情報端末4は、モード指定データDEを生成し、情報管理装置2に対してグループ嗜好値生成依頼を行う(ステップS603)。具体的には、情報管理装置2の視聴共有アプリケーション406が表示したGUI(図16)において、ユーザ8が決定ボタン131を押すことにより、視聴共有アプリケーション406が、ステップS601〜S602において行われた設定に基づいてモード指定データDEを生成し、情報送受信部405が、情報管理装置2に対してそのモード指定データDEを送信することによりグループ嗜好値生成依頼を行う。
次に、情報管理装置2は、情報端末4からモード指定データDEを受信する(ステップS604)。具体的には、情報管理装置2のデータ送受信部506が、情報端末4からモード指定データDEを受信する。
次に、情報管理装置2は、情報端末4よりなされたグループ嗜好値生成依頼を行うために、グループデータDDのグループユーザIDの自動生成が必要かどうかを判断する(ステップS605)。具体的には、情報管理装置2のユーザ情報管理部503は、ステップS604において受信したモード指定データDEのグループ種別コードに基づいて、グループユーザIDの自動生成を行うかどうかを判断する。例えば、図16に示したグループ種別コード設定画面120において、“友達指定”以外を選択した場合には、ユーザ情報管理部503は、グループユーザIDの自動生成を行う。自動生成を行う場合にはステップS606に進み、グループユーザIDの自動生成を行う。このステップS606については、後ほど詳細に説明する。自動生成を行わない場合にはステップS607に進む。この場合、後述するようにユーザ8がグループユーザIDに係るユーザを選択する。
次に、情報管理装置2は、ユーザ8が参照可能なユーザデータDAを情報端末4に送信し(ステップS607)、情報端末4がこれを受信し、そのユーザの一覧を表示する(ステップS608)。具体的には、ユーザ情報管理部503は、データベース505に登録されているユーザデータのうち、公開範囲にユーザ8が含まれているユーザデータDAを検索する。そして、データ送受信部506がこのユーザデータDAを情報端末4に対して送信し、情報再生装置3の情報送受信部405がこれを受信する。そして、視聴共有アプリケーション406が、入手したユーザデータDAに基づいてユーザの一覧を作成し、図16に示したGUIのユーザ選択表示部122に表示する。
次に、ユーザ8は、表示されたユーザ一覧から、グループユーザとして設定するユーザを選択し、情報管理装置2に送信する(ステップS609)。具体的には、ユーザ8は、情報再生装置3の視聴共有アプリケーション406が表示したユーザ選択表示部122(図16)のユーザ一覧からユーザを選択し、決定ボタン131を押す。これにより、情報送受信部405は、その選択したユーザを情報管理装置2に対して送信する。
次に、情報管理装置2は、ユーザ嗜好値適応度計算を行い、グループデータDDを作成し送信する(ステップS610)。具体的には、例えば、まず、イベント情報管理部501が、データベース505に登録されたイベントデータのうち、そのユーザIDがステップS606,S609により得られたグループユーザIDと一致するイベントデータDCを検索する。ユーザ情報管理部503は、グループユーザIDの各ユーザIDのイベントデータDCと、ユーザ8のイベントデータDCとを比較し、その一致度合いから、ユーザ8とグループユーザIDに係るユーザとの嗜好値の適応度を計算する。そして、ユーザ情報管理部503は、この計算によって得られた利用ユーザ嗜好値適応度、およびステップS606,S609により得られたグループユーザIDを用いてグループデータDDの作成を行う。データ送受信部506は、このグループデータDDを情報端末4に対して送信する。
次に、ユーザ8は、情報管理装置2から供給されたグループデータDDの利用ユーザ嗜好値適応度に基づいて、再生区間データDFの生成要求を行うかどうかを判断する(ステップS611)。具体的には、情報再生装置3の視聴共有アプリケーション406が、図16に示したGUIにおいて、嗜好適応度表示部121に嗜好適応度を表示し、ユーザ8が引き続き処理を進めるかどうか(次に再生区間データDFの生成要求を行うかどうか)を判断する。生成要求を行う場合はステップS612に進む。この場合は、ユーザ8が、図16に示したGUIにおいてダイジェスト再生ボタン132を押すことにより、再生区間データDFの生成要求が情報管理装置2に対して行われるとともに、この表示画面が終了する。生成要求を行わない場合は、ステップS601に戻り、再度処理設定を行う。
次に、情報管理装置2は、再生区間データDFの作成を行う(ステップS612)。このステップS612については、後ほど詳細に説明する。
次に、情報管理装置2の再生区間生成部502が、再生区間データDFを正常に作成できたかどうかを判断する(ステップS613)。正常に作成できた場合は、ステップS615に進む。例えば、再生区間データDFを生成する際に用いるイベントデータDCの数が少ないなどにより、再生区間データDFを正常に作成できなかった場合には、ダイジェスト再生が不可能である旨を情報端末4に伝え(ステップS614)、ステップS601に戻って再度処理設定を行う。
次に、情報管理装置2が、再生区間データDFを情報端末4に対して送信し(ステップS615)、情報端末4がこれを受信する(ステップS616)。
以上でこのサブルーチンは終了する。
(グループユーザID生成)
次に、図15に示した再生区間生成処理のフローにおけるグループユーザIDの自動生成(ステップS606)のサブルーチンについて説明する。
図17は、グループユーザIDの自動生成の流れ図を表すものである。このフローでは、情報管理装置2が、情報端末4から供給されたモード指定データDEに基づいて、グループデータDDに含まれるグループユーザIDを生成する。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
まず、情報管理装置2は、ユーザの嗜好値を利用してグループユーザIDを自動生成するかどうかを判断する(ステップS702)。具体的には、ユーザ情報管理部503は、ステップS604において受信したモード指定データDEのグループ種別コードに基づいて、ユーザの嗜好値を利用するかどうかを判断する。例えば、図16に示したグループ種別コード設定画面120において、ユーザ8が“全員”や“自分のみ”を選択した場合には、ユーザ情報管理部503は、ユーザの嗜好値を利用しないと判断する。この場合はステップS703に進む。一方、グループ種別コード設定画面120において、ユーザ8が“自分と嗜好が似ている人”や“見ている動画に対して自分と嗜好が似ている人”を選択した場合には、ユーザ情報管理部503は、ユーザの嗜好値を利用すると判断する。この場合はステップS704に進む。
ステップS702において、ユーザの嗜好値を利用しないと判断した場合には、情報管理装置2は、モード指定データDEに従って、ユーザIDを収集する(ステップS703)。具体的には、ユーザ情報管理部503は、モード指定データDEのグループ種別コードに基づいて、関連するユーザを収集する。すなわち、例えば、図16に示したグループ種別コード設定画面120において、ユーザ8が“全員”を選択した場合には、ユーザ情報管理部503は、データベース505に登録された全てのユーザデータDAに係るユーザIDを収集する。また、グループ種別コード設定画面120において、ユーザ8が“自分のみ”を選択した場合には、ユーザ情報管理部503は、ユーザ8のユーザIDを収集する。このようにして、ユーザ情報管理部503は、グループデータDDのグループユーザIDに登録するユーザのユーザIDを得る。その後、このサブルーチンは終了する。
ステップS702において、ユーザの嗜好値を利用すると判断した場合には、情報管理装置2は、イベントデータDCを収集する(ステップS704)。具体的には、ユーザ情報管理部503は、データベース505に登録されたイベントデータのうち、その動画コンテンツIDがモード指定データDEの動画コンテンツIDと一致するイベントデータDCを検索する。
次に、情報管理装置2は、ユーザデータDAを収集する(ステップS705)。具体的には、ユーザ情報管理部503は、データベース505に登録されたユーザデータのうち、そのユーザIDがステップS702において検索したイベントデータDCのユーザIDと一致するユーザデータDAを検索する。
次に、情報管理装置2は、指定された動画コンテンツ以外の情報を利用するか判断する(ステップS706)。具体的には、ユーザ情報管理部503は、モード指定データDEのグループ種別コードに基づいて、指定された動画コンテンツ以外の情報を利用するか判断する。すなわち、例えば、図16に示したグループ種別コード設定画面120において、ユーザ8が“見ている動画に対して自分と嗜好が似ている人”を選択した場合には、ユーザ情報管理部503は、指定された動画コンテンツ以外の情報を利用しないと判断する。この場合、ステップS708に進む。また、グループ種別コード設定画面120において、ユーザ8が“自分と嗜好が似ている人” を選択した場合には、ユーザ情報管理部503は、指定された動画コンテンツ以外の情報を利用すると判断する。この場合、ステップS707に進む。
ステップS706において、指定された動画コンテンツ以外の情報を利用すると判断した場合、情報管理装置2は、収集したユーザデータDAに関連するイベントデータDCを収集する(ステップS707)。具体的には、ユーザ情報管理部503は、データベース505に登録されたイベントデータのうち、そのユーザIDが、ステップS705において収集したユーザデータDAのユーザIDと一致するイベントデータDCを収集する。
次に、情報管理装置2は、ユーザ8と収集した各ユーザとの嗜好値適応度を算出し(ステップS708)、その嗜好値適応度の高い各ユーザのユーザIDを取得する(ステップS709)。具体的には、ユーザ情報管理部503は、ステップS704,S707において収集したイベントデータDCを用いて、ステップS705において収集したユーザデータDAに係る各ユーザのイベントデータDCと、ユーザ8のイベントデータDCとを比較し、その一致度合いから、ユーザ8とグループユーザIDに係るユーザとの嗜好値の適応度を計算する。そして、ユーザ情報管理部503は、その嗜好値の適応度が高い各ユーザのユーザIDを求めることにより、グループデータDDのグループユーザIDに登録するユーザIDを取得する。
以上でこのサブルーチンは終了する。
(再生区間データの生成)
次に、図15に示した再生区間生成処理のフローにおける再生区間データDFの作成(ステップS612)のサブルーチンについて説明する。
図18は、再生区間データDFの作成の流れ図を表すものである。このフローでは、情報端末4の情報管理装置2が、ステップS604において受信したモード指定データDE、およびステップS610において生成したグループデータDDに基づいて、その動画コンテンツMに対応付けられたイベントデータDCを収集し、再生区間データDFを作成する。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
まず、情報管理装置2は、モード指定データDEおよびグループデータDDに基づいて、イベントデータDCを収集する(ステップS802)。具体的には、再生区間生成部502は、データベース505に登録されているイベントデータのうち、その動画コンテンツIDがモード指定データDEの動画コンテンツIDと一致し、さらにそのユーザIDがグループデータDDのグループユーザIDの各ユーザIDと一致するイベントデータDCを検索する。
次に、情報管理装置2は、検索したイベントデータDCの個数が閾値以上であるかどうかを判断する(ステップS803)。具体的には、再生区間生成部502は、ステップS802において検索したイベントデータDCの個数が、再生区間データDFを生成するのに十分かどうかを判断するために、その個数があらかじめ設定しておいた所定の数以上(閾値以上)あるかどうかを判断する。収集したイベントデータDCの個数が閾値以上である場合にはステップS805に進む。一方、収集したイベントデータDCの個数が閾値未満であればこのサブルーチンを終了する。この場合、図15に示した、ステップS613において、再生区間データDFは生成できなかったと判断され、情報端末4に対してダイジェスト再生が不可である旨が送信される(ステップS614)。
次に、情報管理装置2は、動画コンテンツMの動画総時間を分割し、シーンごとに再生区間を生成する(ステップS805)。具体的には、まず、再生区間生成部502は、データベース505に登録されている動画情報データのうち、その動画コンテンツIDがモード指定データDEの動画コンテンツIDと一致する動画情報データDBを検索する。そして、再生区間生成部502は、その動画情報データDBの動画総時間を取得し、それを分割して、シーンごとに再生区間を設定する。
次に、情報管理装置2は、各再生区間に対する点数付けを行う(ステップS806)。具体的には、まず、再生区間生成部502は、ステップS802において収集したイベントデータDCを、その動画再生時刻を用いて、ステップS805において再生区間ごとに分類する。そして、各再生区間に対して、イベントデータDCのイベント種別コードを用いて点数付けを行う。例えば、各再生区間に対して、“うれしい”を示すイベント種別コードをもつイベントデータDCの個数を求めることにより、その動画コンテンツMのどの再生区間に対して、ユーザが一番“うれしい”と感じるかなどの評価を得ることができる。
次に、情報管理装置2は、要求されたダイジェスト時間を越えないように、再生区間を選択する(ステップS807)。具体的には、再生区間生成部502は、ステップS806において行われた各再生区間の点数付けに基づいて、その再生区間を、モード指定データDEのダイジェスト時間を越えない範囲で、点数の高い再生区間から順に選択する。
次に、情報管理装置2は、再生期間データDFの生成を行う(ステップS808)。具体的には、再生区間生成部502は、ステップS807において選択された各再生区間に基づいて、ダイジェスト再生を行う際の区間情報を設定し、再生期間データDFの生成を行う。これにより、情報端末4において、この再生期間データDFに基づいて再生が行われる際、この各再生区間を単につなぎ合わせて再生されるようになる。
以上でこのサブルーチンは終了する。
(ダイジェスト再生)
次に、図15に示した再生区間生成処理(ステップS310)に続いて行われる、動画コンテンツMのダイジェスト再生のフローについて説明する。
図19は、ダイジェスト再生の流れ図を表すものである。このフローでは、情報端末4の情報再生装置3が、ステップS310において作成された再生区間データDFに基づいて、動画コンテンツMのダイジェスト再生を行う。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
まず、情報端末4は、再生区間の情報を抽出する(ステップS901)。具体的には、情報再生装置3の音声・映像再生管理部402は、再生区間データDFから区間情報を抽出し保持する。
次に、情報端末4は、並び順に再生区間を選択し(ステップS902)、選択した再生区間の再生を開始し(ステップS903)、その再生区間の再生を終了する(ステップS904)。具体的には、音声・映像再生管理部402は、ステップS901において保持した区間情報に基づき、その並び順に動画コンテンツMの再生制御を行い、映像音声再生部403がその再生を行う。
図20は、ダイジェスト再生中の表示画面例を表すものである。この表示画面例は、タイムライン141、グラフ142、棒グラフ143および時間表示部144を含むダイジェスト再生画面140により構成されている。
ダイジェスト再生画面140は、動画コンテンツMのダイジェスト再生を行う画面である。タイムライン141は、その再生中の動画コンテンツMの時間を示すタイムラインであり、動画コンテンツMの総再生期間における、現在の再生時刻を示すものである。グラフ142は、動画コンテンツMのイベントデータDCを可視化したものであり、横軸は動画コンテンツMの再生期間を示し、縦軸は再生区間ごとのイベント数を示す。棒グラフ143は、現在の再生区間におけるイベント数の棒グラフであり、その再生区間におけるユーザの評価を強調して示すものである。時間表示部144は、動画コンテンツMの時間情報を数値で示したものであり、右の値が、動画コンテンツMの総再生期間を示し、左の値が現在の再生時刻を示す。
次に、情報端末4は、次の再生区間が存在するかどうかを判断する(ステップS905)。具体的には、音声・映像再生管理部402は、ステップS903,S904において再生した再生区間を、ステップS901において保持した区間情報と比較することにより、次の再生区間が存在するかどうかを判断する。次の再生区間が存在する場合は、ステップ902に戻り、次の再生区間が存在しない場合には、このフローを終了する。
以上により、ダイジェスト再生のフローを終了する。
(通常再生)
次に、図14に示した動画コンテンツMの視聴を行う際のフローにおける通常再生(ステップS315)のサブルーチンについて説明する。
図21は、通常再生の流れ図を表すものである。このフローでは、情報端末4の情報再生装置3が動画コンテンツMの通常再生を行うとともに、イベント検出処理を行う。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
まず、情報端末4は、現在の再生時刻を取得する(ステップS401)。具体的には、情報再生装置3の音声・映像再生管理部402は、動画コンテンツMの再生を制御するとともに、現在の再生時刻を取得する。
次に、情報端末4は、現在の再生時刻が動画総時間内であるかどうかを判断する(ステップS402)。具体的には、音声・映像再生管理部402は、現在の再生時刻が、動画情報データDBの動画総時間内であるかどうかを判断する。現在の再生時刻が動画総時間内である場合は、ステップS403に進み、現在の再生時刻が動画総時間内でない場合は、このサブルーチンを終了する。
次に、情報端末4は、GUIを生成し(ステップS405)、再描画する(ステップS406)。具体的には、まず、視聴共有アプリケーション406が、イベント情報管理部401に対してイベントデータDCおよびユーザデータDAを要求し、イベント情報管理部401が、ステップS314(図5)において受信したユーザデータDAおよびイベントデータDCを視聴共有アプリケーション406に提供する。そして、視聴共有アプリケーション406が、ユーザデータDAおよびイベントデータDCに基づいて、GUIを生成し、表示装置102に再描画する。
図22は、通常再生中の表示画面例を表すものである。この表示画面例は、ユーザ・イベント表示部151およびイベント入力表示部152を含む通常再生画面150により構成されている。
通常再生画面150は、動画コンテンツMを再生する画面である。ユーザ・イベント表示部151は、イベントデータDCのうち、その動画再生時刻が、動画コンテンツMの現在の再生時刻に近いものを、各ユーザ別に表示するものである。イベント入力表示部152は、後述するように、ユーザ8が動画コンテンツMを視聴しながらイベントを入力したときの入力状況が表示されるものである。
次に、情報端末4は、イベント検出処理を行う(ステップS407)。このステップS407については、後ほど詳細に説明する。この処理が終了するとステップS401に戻り、ステップS402において、現在の再生時刻が動画総時間内である限り上記フローを繰り返す。そして、現在の再生時刻が動画総時間内でなくなった時に、このサブルーチンを終了する。
(イベント検出処理)
次に、図21に示した通常再生のフローにおけるイベント検出処理(ステップS407)のサブルーチンについて説明する。
図23は、イベント検出処理の流れ図を表すものである。このフローでは、情報端末4の情報再生装置3が、情報入力装置103を介して行われたイベントの入力を検出してイベントデータDCを生成し、そのイベント入力を表示装置102に表示する。そして、情報再生装置3が、このイベントデータDCを情報管理装置2に対して送信し、情報管理装置2がこれをデータベースに505に登録する。以下に、フローの各ステップを詳細に説明する。
まず、情報端末4は、イベント検出を判断する(ステップS501)。具体的には、情報再生装置3のイベント情報管理部401は、ユーザ8が情報入力装置103を介してイベントを入力したかどうかを判断する。イベントを検出した場合にはステップS502に進み、イベントを検出しなかった場合にはこのサブルーチンを終了する。
次に、情報端末4は、イベントデータDCを生成し(ステップS502)、これをキャッシュに追加する(ステップS503)。具体的には、イベント情報管理部401は、動画コンテンツDBの再生期間における、イベント入力時の相対時刻(動画再生時刻)を取得する。そして、イベント情報管理部401は、この動画再生時刻や、入力されたイベントに対応するイベント種別コードなどを用いて、イベントデータDCを生成する。そして、イベント情報管理部401は、このイベントデータDCをイベント情報管理部401内のキャッシュに追加する。
次に、情報端末4は、GUIを生成し(ステップS504)、再描画する(ステップS505)。具体的には、視聴共有アプリケーション406が、ステップS503においてキャッシュに登録されたイベントデータDCに基づいて、イベント入力表示部152(図22)に示したGUIを生成し、表示装置102に再描画する。以下に、イベント入力表示部152の各表示について説明する。
図24は、情報入力装置103の例を表すものであり、(A)はリモコン103Aを示し、(B)はカメラ103Bを示し、(C)は脈拍計103Cを示す。この例では、リモコン103Aにおいて、ユーザ8がカラーボタン161を押したときに、図22に示したイベント入力表示部152のカラーボタンイベント表示部153において、押下したカラーボタン161に対応する棒グラフが少しずつ伸びるように変化する。また、カメラ103Bが視聴者8の表情を認識し、例えば視聴者8が笑っていると判断したときに、イベンカメライベント表示部154における対応する棒グラフが少しずつ伸びるように変化する。また、脈拍計103Cが常にユーザ9の脈拍数をモニタしており、脈拍数イベント表示部155がその脈拍数を棒グラフとして表示している。
なお、この例ではカラーボタン161をイベントにするようにしたが、再生・停止・早送り・巻き戻しなどの操作ボタン162による機器操作をイベントにしてもよい。この場合、例えば、動画コンテンツMの再生区間のうち、ユーザが視聴した区間は点数を加算し、早送りで飛ばした区間は点数を減産することも可能である。
つまり、動画コンテンツMを視聴しているユーザ8の全ての反応(機器操作、動作、発話表示、生体情報など)が、イベントとなりえる。情報端末4では、これらのイベントが情報入力装置103により取得され、これに基づいてイベントデータDCが生成される。そして、このイベントデータDCを用いることにより、情報コンテンツ視聴システム1はダイジェスト再生を行うことができる。
次に、情報端末4はイベントデータDCを送信し(ステップS506)、情報管理装置2がこれを受信する(ステップS507)。具体的には、まず、情報再生装置3の情報送受信部405が、イベントデータDCを情報管理装置2に対して送信する。そして、情報管理装置2のデータ送受信部506が、このイベントデータDCを情報再生装置3から受信する。
次に、情報管理装置2は、イベントデータDCを登録する(ステップS507)。具体的には、情報管理装置2のイベント情報管理部501は、ステップS507において受信したイベントデータDCを、データベース505に登録する。
以上で、このサブルーチンを終了する。
[効果]
以上のように本実施の形態では、情報管理装置は、過去にその動画コンテンツを視聴したユーザが入力したイベント入力に基づいてダイジェスト再生の再生区間を生成するようにしたので、その動画コンテンツを視聴した複数の視聴者の心理を反映したダイジェスト場面を視聴することができる。
また、本実施の形態では、再生区間生成処理において、ユーザグループを設定できるようにしたので、嗜好・興味・感想が異なる様々なユーザをユーザグループに設定することにより、様々な視点からダイジェストを作成することができる。
また、本実施の形態では、動画コンテンツに対する他のユーザのイベントを、イベントデータとして情報管理装置に蓄積するようにしたので、時間が経過するについてイベントデータが変化し、ダイジェスト表示の内容も変化するため、そのときの流行や価値観を反映したダイジェストを楽しむことができる。
また、本実施の形態では、動画コンテンツに対する1または複数のユーザのイベントを、イベントデータとして情報管理装置に蓄積し、その動画コンテンツを視聴したいユーザがそれらを受信して同期再生するようにしたので、様々なユーザと一緒に動画コンテンツの視聴を楽しんでいる感覚を得ることができる。
本実施の形態では、記録媒体104に記録されている動画コンテンツMを再生するようにしたので、情報管理装置2に大容量のデータを記録する必要がなく、また情報管理装置2と情報端末4との間で大容量のデータを送受信する必要がないため、記録容量や配信能力など、情報管理装置2に要求される性能を低くすることができるとともに、ネットワークのトラフィックを低減することができ、これらに関するコストを低減することができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、動画コンテンツMは記録媒体104に記録されているものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、動画再生装置3自体に記録されていてもよいし、動画管理装置2に記録されていてもよい。動画コンテンツMが動画管理装置2に記録されている場合、動画コンテンツMはデータベース505により管理され、動画再生装置が動画コンテンツMを再生する際、動画管理装置2は、その動画コンテンツMと再生区間データDFを情報端末4に送ることにより、情報コンテンツ視聴システム1は上記実施の形態と同様に動作することができる。
[変形例1−2]
また、上記実施の形態では、情報管理装置から供給された区間情報データDFに基づいて、情報端末において動画コンテンツMを再生するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、情報管理装置において、区間情報データDFに基づいて動画コンテンツMのダイジェスト動画を生成し、これを情報端末に供給するようにしてもよい。この場合の詳細については、適用例(後述)において説明する。
<2.適用例>
次に、図25〜図27を参照して、上記実施の形態および変形例で説明した情報コンテンツ視聴システムの適用例について説明する。
(適用例1)
図25は、記録媒体としてBlu-ray Diskを用いた場合の情報コンテンツ視聴システムの構成例を表すものである。この情報コンテンツ視聴システム1Bは、情報管理装置2Bおよび情報端末4Bを有している。情報管理装置2Bは、この例ではPC端末(Personal Computer)により構成されている。情報端末4Bは、情報再生装置として、Blu-ray Disc104Bを再生可能なBDプレーヤを用いている。この例では、Blu-ray Disc 104Bには、動画コンテンツMおよびBD-Java(登録商標)プログラムが含まれている。BD-Java(登録商標)プログラムは、この例では図10に示したソフトウェア構成と同様の構成を有するプログラムである。言い換えれば、上記実施の形態では、プログラムはROM212に記録されているものとしたが、本適用例では、プログラムはBlu-ray Disc104Bに記録されている。この構成により、情報端末4Bは、上記実施の形態に示した情報端末4と同様の機能を実現できる。
この適用例では、動画再生装置はBDプレーヤとしたが、これに限定されるものではなく、例えばBDレコーダであってもよい。この場合、動画再生装置のプログラムは、上述したようにBlu-ray Disc104Bに含めるようにしてもよいし、BDレコーダ本体に記録するようにしてもよい。BDレコーダに動画再生装置のプログラムを記録する場合、そのプログラムは、Blu-ray Disc104Bなどの記録媒体や、インターネット9を介したダウンロードにより入手可能である。さらにBDレコーダにオーサリングソフトを組み込めば、動画コンテンツMとBD-Java(登録商標)を焼いたBlu-ray Disk104Bの作成が可能になり、ユーザに配布することができるようになる。
(適用例2)
図26は、ダイジェスト再生の利用方法の一例を表すものであり、その表示画面例を示している。この例では、情報端末4が、記録されている複数の動画コンテンツのダイジェストを再生し、ユーザがその再生されたダイジェストを基に見たい動画コンテンツを選択する。
この表示画面例には、情報端末4に記録されている複数の動画コンテンツのサムネイル172が表示されている。そして、ユーザが、そのサムネイルの一つを、カーソル171を用いて選択すると、選択された動画コンテンツに対するダイジェスト再生が行われる。その際、モード指定データDEをあらかじめ設定しておくことにより、情報管理装置2と情報端末4との間で詳細な情報をやりとりすることなく、簡易的にダイジェスト再生を行うことが可能となる。
図27は、適用例2における再生区間データDFを生成する際のルールの一例を表すものである。動画コンテンツMのダイジェスト再生を行うとき、例えば、ドラマの結末などが再生されてしまうと、ユーザはその動画コンテンツMに対する興味を失うおそれがある。そこで、図27に示したようなルールをあらかじめ設定することにより、ダイジェスト再生のための適切な再生区間データを生成することが可能となる。
(適用例3)
この情報コンテンツ視聴システム1は、例えば、動画コンテンツを販売するインターネットサイトに適用することにより、動画コンテンツMの販売促進に利用することが可能となる。この例では、動画コンテンツMは、情報管理装置2および情報端末4(もしくは記録媒体104)に記録されている。情報管理装置2は、既にその動画コンテンツMを購入したユーザが、自身の情報端末4(もしくは記録媒体104)に記録された動画コンテンツMを視聴する際に入力されたイベントデータDCを収集し、情報管理装置2に蓄積する。一方、その動画コンテンツMの購入を検討しているユーザは、そのインターネットサイトにおいて、上述した既にその動画コンテンツMを購入したユーザによるイベントデータDCに基づいて、その動画コンテンツMのダイジェスト再生を行う。その際、情報管理装置2から、動画コンテンツMおよび再生区間データDFが供給され、情報端末4においてこれらに基づいてダイジェスト再生するようにしても良いし、情報管理装置2において、動画コンテンツMおよび再生区間データDFに基づいてダイジェスト動画を作成した後に、情報端末4に供給するようにしてもよい。これにより、ユーザは、その動画コンテンツMの購入前に内容を確認することができるため、動画コンテンツを販売する際の販売促進の効果を生むようになる。
以上、実施の形態および変形例、ならびにそれらの具体的な適用例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、情報管理装置2と複数の情報端末4は、インターネット9を介して接続するものとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、LAN(Local Area Network)など、インターネット以外のネットワークを介して接続されていてもよい。
また、例えば、上記の各実施の形態では、動画コンテンツを扱うものとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば音声コンテンツを扱うようにしてもよい。
なお、上記の各実施の形態では、情報コンテンツ視聴システムは、情報管理装置および情報端末により構成されるものとしたが、これに限定されるものではない。
1,1B…情報コンテンツ視聴システム、2,2B…情報管理装置、3…動画再生装置、3B…BDプレーヤ、4,4B…情報端末、8…ユーザ、9…インターネット、102…表示装置、103…情報入力装置、103A…リモコン、103B…カメラ、103C…脈拍計、104…記録媒体、104B…Blu-ray Disk、110…ダイジェスト時間設定画面、120…グループ種別コード設定画面、121…嗜好適応度表示部、122…ユーザ選択表示部、131…決定ボタン、132…ダイジェスト再生ボタン、140…ダイジェスト再生画面、141…タイムライン、142…グラフ、143…棒グラフ、144…時間表示部、150…通常再生画面、151…ユーザ・イベント表示部、152…イベント入力表示部、153…カラーボタンイベント表示部、154…カメライベント表示部、155…脈拍計イベント表示部、161…カラーボタン、162…操作ボタン、171…カーソル、172…サムネイル、201…ドライブ、202…ストリームプロセッサ、203,307…オーディオプロセッサ、204…ビデオデコーダ、205,308…グラフィックエンジン、206,309…ビデオ出力部、207,310…オーディオ出力部、208…I/F部、209…記憶装置、210,304…CPU、211,301…ネットワークコントローラ、212,303…ROM、213…RAM、214…入出力バス、215…システムバス、216…メモリバス、302…主記憶装置、305…一時記憶装置、306…バス、311…表示装置、401…イベント情報管理部、402…音声・映像再生管理部、403…映像音声再生部、404…動画タイトル管理部、405…情報送受信部、406…視聴共有アプリケーション、501…イベント情報管理部、502…再生区間生成部、503…ユーザ情報管理部、504…動画タイトル管理部、505…データベース、506…データ送受信部、507…データ管理コントローラ、508…情報表示アプリケーション、DA…ユーザデータ、DB…動画情報データ、DC…イベントデータDC、DD…グループデータ、DE…モード指定データ、DF…再生区間データ。

Claims (13)

  1. 情報端末において情報コンテンツを再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータと、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報を1または複数の情報端末から受信して収集する受信部と、
    前記受信部が受信したイベント情報に基づいて、前記情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成部と
    を備えた情報管理装置。
  2. 前記ダイジェスト情報を1または複数の情報端末に配信する配信部をさらに備えた
    請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記ダイジェスト情報生成部は、前記情報コンテンツにおける再生区間ごとのイベント情報の数に基づいて、前記ダイジェスト情報を生成する
    請求項1に記載の情報管理装置。
  4. 前記心理イベントデータは視聴者の生体情報である
    請求項1に記載の情報管理装置。
  5. 前記心理イベントデータは、提示した選択肢から視聴者が選択したものである
    請求項1に記載の情報管理装置。
  6. 前記配信部は、前記受信部が受信したイベント情報をさらに配信する
    請求項2に記載の情報端末。
  7. 前記配信部は、前記情報コンテンツをさらに配信する
    請求項2に記載の情報管理装置。
  8. 前記ダイジェスト情報に基づいて情報コンテンツのダイジェストを生成し、そのダイジェストを1または複数の情報端末に配信するダイジェスト配信部をさらに備えた
    請求項1に記載の情報管理装置。
  9. 前記ダイジェスト情報生成部は、1または複数の視聴者によるグループを生成し、そのグループから得られたイベント情報に基づいてダイジェスト情報を生成する
    請求項1に記載の情報管理装置。
  10. 情報コンテンツを再生する再生部と、
    前記再生部によって情報コンテンツを再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータと、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報を情報管理装置に送信する送信部と、
    前記情報管理装置が収集した前記イベント情報に基づいて作成された、情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を、前記情報管理装置から受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記ダイジェスト情報に基づいて前記情報コンテンツのダイジェスト再生を行うように前記再生部を制御する再生制御部と
    を備えた情報端末。
  11. 前記受信部は、さらに、イベント情報を情報管理装置から受信し、
    前記再生部は、さらに、前記受信部が受信した前記イベント情報を前記情報コンテンツの再生に同期して再生する
    請求項10に記載の情報端末。
  12. 前記再生部は、記録媒体に記録された前記情報コンテンツを再生する
    請求項10に記載の情報端末。
  13. 情報コンテンツを再生する際に視聴者から得られた心理イベントデータと、その心理イベントデータが得られた時刻を示す再生期間内相対時刻とを含むイベント情報を収集し、収集されたイベント情報に基づいて、前記情報コンテンツから1または複数の再生区間を選択するためのダイジェスト情報を生成し、それに基づいて前記情報コンテンツのダイジェスト再生を行う
    情報コンテンツ視聴方法。
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