JP2011192827A - Nand型不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

Nand型不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】セル間干渉効果によるしきい値ばらつきが抑制されたNAND型不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】列方向及び行方向にマトリクス状に配置される複数のメモリセルMTと、メモリセルに書込みを行う書込み回路8と、を具備し、メモリセルは、列方向において直列に接続され、行方向において共通のワード線に接続され、第1のメモリセルと、列方向において第1のメモリセルよりも寸法が小さい第2のメモリセルとを含み、書込み回路は、同一列に配置されたメモリセルのうち、所定の第1のメモリセルに書込みを行った後、別の第1のメモリセルに書込みを行い、所定の第1のメモリセルへの書込み及び別の第1のメモリセルへの書込みを行った後に、第2のメモリセルに書込みを行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、NAND型不揮発性半導体記憶装置に関する。
現在、NAND型不揮発性半導体記憶装置(メモリ)の用途拡大にともない、メモリの容量も増大してきている。メモリの容量の増大に貢献する技術として素子寸法の縮小が進められており、リソグラフィーの制限によらない加工方法として、側壁転写プロセスが採用されるようになってきている。しかし、側壁転写プロセスを採用した場合、芯材を挟む側壁の間の寸法と、スペースを挟む側壁の間の寸法とがばらつく。各側壁間が、最終的にAA(active area)やCG(コントロールゲート電極)になるように加工すると、AAまたはCGおよび電荷蓄積層が太いメモリセルトランジスタ(メモリセル)と、AAまたはCGおよび電荷蓄積層が細いメモリセルトランジスタとが交互に形成される。この場合、セル間干渉効果の影響力がメモリセルトランジスタ毎に異なる。このため、特許文献1記載のLM(lower middle)方式のような従来型のプログラミング方式を採用すると、読み出し時のしきい値ばらつきが増大する。このしきい値ばらつきを抑えるようにプログラムをおこなうと、プログラム速度を高速化できないという問題が生じる。
特開2001−93288号公報
本発明は、セル間干渉効果によるしきい値ばらつきが抑制されたNAND型不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的としている。
本発明の第一の視点に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の態様は、列方向及び行方向にマトリクス状に配置され、電荷蓄積層、及び前記電荷蓄積層の電荷蓄積状態を制御するコントロールゲート電極をそれぞれが有する複数のメモリセルトランジスタと、列方向に配置された前記メモリセルトランジスタの一端とソース線との間に配置される第1セレクトゲートトランジスタと、列方向に配置された前記メモリセルトランジスタの他端とビット線との間に配置される第2セレクトゲートトランジスタと、前記複数のメモリセルトランジスタに書込みを行うための書込み回路と、を具備し、前記複数のメモリセルトランジスタは、前記列方向において直列に接続され、前記行方向において共通のワード線に接続され、第1のメモリセルトランジスタと、前記列方向において前記第1のメモリセルトランジスタよりも寸法が小さい第2のメモリセルトランジスタとを含み、前記書込み回路は、同一列に配置された前記メモリセルトランジスタのうち、所定の第1のメモリセルトランジスタに書込みを行った後、別の第1のメモリセルトランジスタに書込みを行い、前記所定の第1のメモリセルトランジスタへの書込み及び前記別の第1のメモリセルトランジスタへの書込みを行った後に、前記第2のメモリセルトランジスタに書込みを行うことを特徴とする。
本発明の第二の視点に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の態様は、 列方向及び行方向にマトリクス状に配置され、電荷蓄積層、及び前記電荷蓄積層の電荷蓄積状態を制御するコントロールゲート電極をそれぞれが有する複数のメモリセルトランジスタと、列方向に配置された前記メモリセルトランジスタの一端とソース線との間に配置される第1セレクトゲートトランジスタと、列方向に配置された前記メモリセルトランジスタの他端とビット線との間に配置される第2セレクトゲートトランジスタと、前記複数のメモリセルトランジスタに書込みを行うための書込み回路と、を具備し、前記複数のメモリセルトランジスタは、前記列方向において直列に接続され、前記行方向において共通のワード線に接続され、第3のメモリセルトランジスタと、前記行方向において前記第3のメモリセルトランジスタよりも寸法が小さい第4のメモリセルトランジスタとを含み、前記書込み回路は、同一行に配置されたメモリセルトランジスタのうち、前記第3のメモリセルトランジスタが属する列を選択し、前記選択された列に属する前記メモリセルトランジスタに書込みを行った後、前記第4のメモリセルトランジスタが属する列を選択し、前記選択された列に属する前記メモリセルトランジスタに書込みを行うことを特徴とする。
本発明によれば、セル間干渉効果によるしきい値ばらつきが抑制されたNAND型不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の実施形態の比較例に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施形態の比較例に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。 本発明の実施形態の比較例に係る二つのメモリセルトランジスタMTを模式的に示した断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。 本発明の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な製造方法の一部を示す列方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な製造方法の一部を示す列方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な製造方法の一部を示す列方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な製造方法の一部を示す列方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な製造方法の一部を示す列方向に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例1に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例2に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例3に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。 本発明の第3の実施形態の変形例に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。
以下、本発明の実施形態の詳細を図面を参照して説明する。
まず、図1〜図3を用いて、本発明の実施形態の比較例を説明する。図1は、本発明の実施形態の比較例に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の構成を模式的に示したブロック図である。図2は、本発明の実施形態の比較例に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。図3は、本発明の実施形態の比較例に係る二つのメモリセルトランジスタMTを模式的に示した図である。
図1に示すように、NAND型不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1、電圧発生回路2、ロウデコーダ3、カラムデコーダ4、及び制御部6を備えている。まずメモリセルアレイ1について説明する。
図示するようにメモリセルアレイ1は、複数の不揮発性のメモリセルトランジスタ(メモリセル)MTが列方向に直列接続された複数のNAND列5を備えている。NAND列5の各々は、複数のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上にトンネル絶縁膜(不図示)を介在して形成された電荷蓄積層(不図示)と、電荷蓄積層上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い絶縁膜(以下、電極間絶縁膜と呼ぶ)(不図示)と、更に電極間絶縁膜上に形成されたコントロールゲート電極(制御ゲート電極:CG)(不図示)とを有する。なお、このメモリセルトランジスタMTは多値の書込みが可能とされている。また、メモリセルトランジスタMTの個数は、8個、16個、32個、64個、128個、256個等であってもよく、その数は限定されるものではない。また、互いに隣接するメモリセルトランジスタMT同士は、ソース/ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続された複数のメモリセルトランジスタMTの一端側のドレイン領域は選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域は選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTのCGはワード線WLn(nは整数)のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルの選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、それぞれセレクトゲート線SGD、SGSに共通接続されている。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WLnを区別しない場合には、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ1において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BLn(nは整数)に共通接続される。以下、ビット線BLnについても、これらを区別しない場合には一括してビット線BLと呼ぶ。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。
メモリセルアレイ1内には複数列のNAND列5が設けられている。同一列にあるNAND列5は同一のビット線BLに接続される。また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTには例えば一括してデータが書込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、同一行にある複数のNAND列は一括してデータが消去され、この単位をメモリブロックと呼ぶ。
ロウデコーダ3は、メモリセルアレイ1のワード線WLを選択して、選択したワード線WLに対して電圧を印加する。
カラムデコーダ4は、メモリセルアレイ1のビット線BLを選択する。
電圧発生回路2は電圧を発生し、発生した電圧をロウデコーダ3に供給する。
電圧発生回路2、ロウデコーダ3、及びカラムデコーダ4は、例えば電圧VDD(例えば1.5V)を駆動電圧として用いる低耐圧MOSトランジスタと、低耐圧MOSトランジスタの電源電圧よりも高電圧の、例えば電圧VPP(例えば20V)を駆動電圧として用いる高耐圧MOSトランジスタとを含んでいる。
制御部6は、NAND型不揮発性半導体記憶装置全体の動作を制御する。すなわち、図示せぬホストから与えられたアドレス、及びコマンドに基づいて、データの書込み動作、読み出し動作、及び消去動作における動作シーケンスを実行する。具体的には、電圧発生回路2の電圧の出力タイミングの制御等である。そして、制御部6は、上記アドレス、及び動作シーケンスに基づき、ブロック選択信号/カラム選択信号を生成する。制御部6は、ブロック選択信号をロウデコーダ3に出力し、カラム選択信号をカラムデコーダ4に出力する。
次に、図2に示すように、例えばp型半導体基板には列方向(AA方向)に延びるストライプ形状の素子領域AAが、列方向に直交する行方向に沿って複数設けられている。隣接する素子領域AA間には列方向に延びる素子分離領域STIが形成され、この素子分離領域STIによって隣接する素子領域AA同士は電気的に分離されている。p型半導体基板上には、複数の素子領域AAを跨ぐようにして、行方向(ワード線WL方向)に延びたストライプ形状のワード線WL及びセレクトゲート線SGD,SGSが形成されている。ワード線WLと素子領域AAとが交差する領域にはメモリセルトランジスタMTが設けられ、セレクトゲート線SGD、SGSと素子領域AAとが交差する領域には、それぞれ選択トランジスタST1、ST2が設けられている。列方向で隣接するワード線WL間、及びワード線WLとセレクトゲート線との間の素子領域AAには、メモリセルトランジスタMT及び選択トランジスタST1、ST2のソース領域またはドレイン領域となる不純物拡散層が形成されている。
選択トランジスタST1の素子領域AAに形成される、列方向でメモリセルトランジスタMTと隣接しない不純物拡散層は、選択トランジスタST1のドレイン領域として機能する。そしてこのドレイン領域上にはコンタクトプラグCP1が形成される。コンタクトプラグCP1は、列方向に沿って設けられたストライプ形状のビット線BL(図示せず)に接続される。また選択トランジスタST2の素子領域AAに形成される、列方向でメモリセルトランジスタMTと隣接しない不純物拡散層は、選択トランジスタST2のソース領域として機能する。そしてこのソース領域上には、コンタクトプラグCP2が形成される。コンタクトプラグCP2は図示せぬソース線SLに接続される。
また、図示するように、NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にNAND列5のソース側のセルからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミング方法としては、セル間干渉効果を考慮した通常のLM(Lower Middle)方式を用いている。図2では、簡単のため、ひとつのNAND列5におけるプログラミング順序を示している。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
次に、図3を用いて、セル間干渉効果のひとつである電荷蓄積層間の容量結合によるしきい値変動について説明する。図3は2つのメモリセルトランジスタMTのビット線中央におけるビット線BL方向に沿った断面図である。
図3に示すように、二つのメモリセルトランジスタMTを、メモリセルトランジスタMT10、MT20とする。このメモリセルトランジスタMT10、MT20は、半導体基板100上に形成されたトンネル絶縁膜OX(不図示)と、トンネル絶縁膜上に形成された電荷蓄積層104と、電荷蓄積層104上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い電極間絶縁膜IPD(不図示)と、電極間絶縁膜上に形成されたCG108とを具備している。また、メモリセルトランジスタMT10とメモリセルトランジスタMT20とは、半導体基板100内に形成された不純物拡散領域(ソース/ドレイン領域)100aによって電気的に接続されている。ここで、Cipd1はメモリセルトランジスタMT10のIPD容量であり、Cox1はメモリセルトランジスタMT10のトンネル酸化膜容量である。また、Cipd2はメモリセルトランジスタMT20のIPD容量であり、Cox2はメモリセルトランジスタMT20のトンネル酸化膜容量である。C12はメモリセルトランジスタMT10とメモリセルトランジスタMT20との間の容量である。Cothers1はメモリセルトランジスタMT10の全容量からCipd1と、Cox1と、C12とを除いた容量であり、Cothers2はメモリセルトランジスタMT20の全容量からCipd2と、Cox2と、C12とを除いた容量である。
例えば、メモリセルトランジスタMT10はすでにプログラミングが終了しており、メモリセルトランジスタMT20のプログラミングはこれから行われる。メモリセルトランジスタMT20にプログラミングが行われ、電荷がdQ2(<0)だけ増加したとき、メモリセルトランジスタMT10のしきい値変動dVth1は、
(式1)dVth1 = - {C12 / (Cipd2 + Cox2 + Cothers2 + C12) Cipd1} dQ2
となる。メモリセルトランジスタMT20のしきい値変動dVth2は
(式2)dVth2 = − dQ2 / Cipd2
であるから、プログラミングによってメモリセルトランジスタMT20のしきい値がdVth2だけ上昇したとき、メモリセルトランジスタMT10のしきい値は、
(式3)dVth1 = {C12 / (Cipd2 + Cox2 + Cothers2 + C12)} (Cipd2 / Cipd1) dVth2
の変動を受ける。
ここで、メモリセルトランジスタMTの寸法(例えば、列方向において、CG及び電荷蓄積層の幅の寸法)がメモリセルトランジスタMT毎にばらつき、メモリセルトランジスタMT10が、メモリセルトランジスタMT20よりも大きい場合、Cipd1>Cipd2、Cox1>Cox2となる。この場合、メモリセルトランジスタMT10が、メモリセルトランジスタMT20よりも小さい場合よりも、メモリセルトランジスタMT10のしきい値変動が小さい。
これにより、メモリセルトランジスタMT毎にメモリセルトランジスタMTの寸法に差があり、CG及び電荷蓄積層の幅(以下、CGの幅と称す)が太い(CGの寸法が大きい)メモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細い(CGの寸法が小さい)メモリセルトランジスタMTとが隣接している場合、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTよりも先にCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにプログラミングをおこなうと、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTは大きなセル間干渉効果を受けてしまうことになる。
(第1の実施形態)
次に、図4〜10を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。上記比較例では、通常のLM方式でプログラミングされる場合について説明した。第1の実施形態では、CGの幅が太い(CGの寸法が大きい)メモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細い(CGの寸法が小さい)メモリセルトランジスタMTとを有するNAND型不揮発性半導体記憶装置において、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングする場合について説明する。なお、CGの幅(CGの寸法)は、メモリセルトランジスタMTのゲート長に相当する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の構成を模式的に示したブロック図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。なお、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、上述した比較例と同様である。したがって、上述した比較例で説明した事項及び上述した比較例から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
図4に示すように、本発明の第1の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1、電圧発生回路2、ロウデコーダ3、カラムデコーダ4、制御部6及び記憶回路7を備えている。なお、本発明の各実施形態では、電圧発生回路2、ロウデコーダ3、カラムデコーダ4、制御部6及び記憶回路7をまとめて、書込み回路8と呼ぶ。
記憶回路7は、各メモリセルトランジスタMTの寸法の情報を記憶することが可能である。また、予め、CGの幅の太いメモリセルトランジスタMT及びCGの幅の細いメモリセルトランジスタMTの周期毎にプログラミング順序を設定しておいても良い。具体的には、メモリセルアレイ1への書込みが行われ、書込み特性から各メモリセルトランジスタMT同士の寸法差(書込み速度の差)が判定される。これにより、各メモリセルトランジスタMTは、例えばCG幅の太いメモリセルトランジスタMTと、CG幅の細いメモリセルトランジスタMTとの二つに分類され、メモリセルトランジスタMTの分類情報は寸法の情報(2値情報)として記憶回路7に記憶される。なお、しきい値が高いメモリセルトランジスタMTは書込みが速い(CGの幅の寸法が太い)メモリセルトランジスタMTであり、しきい値が低いメモリセルトランジスタMTは書込みが遅い(CGの幅の寸法が細い)メモリセルトランジスタMTであるとする。この場合、全てのメモリセルトランジスタMTのデータを消去した後、ソース側のメモリセルトランジスタMTから順に決まった数の書込みパルスを加えてしきい値を読み取り、メモリセルトランジスタMTの寸法の情報として、記憶回路7に記録しておく。この情報から、CGの幅の太いメモリトランジスタMT及びCGの幅が細いメモリトランジスタMTの周期を導出することも可能である。前記周期により、予め設定されている周期に対応するプログラミング順序を選択し、メモリセルアレイ1へのプログラミングに適応することが可能である。前記情報または、前記周期は、書込み順序を決定する際に使用される。
次に、図5に示すように、列方向において、AAとワード線WL0、WL2及びWL4との交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅は、AAとワード線WL1、WL3及びWL5との交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅よりも太い。つまり、選択トランジスタST2側(ソース側)から選択トランジスタST1側(ドレイン側)に向かって、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。
また、行方向(ワード線WL方向)において、各AAの幅のばらつきは無い。つまり、ワード線WL方向において、各メモリセルトランジスタMTのAAの幅にばらつきは無い。なお、簡単のため、NAND列5は6個のメモリセルトランジスタMTを有しているとする。
NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にNAND列5のソース側のメモリセルトランジスタMTからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミングの順序は、記憶回路7に記憶されたメモリセルトランジスタMTの寸法の情報に基づいて決定される。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
まず、ソース線側に最も近いCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にLower Pageのデータを書込む(1番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にLower Pageのデータを書込む(2番目の書込み)。その後、ワード線WL0及びワード線WL2に属するメモリセルトランジスタ間のワード線WL1に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(3番目の書込み)。
次に、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)にLower Pageのデータが書込まれた後、ワード線WL0に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(4番目の書込み)。そして、Lower Pageデータの書込まれたワード線WL2に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL4に属する)にLower Pageのデータを書込む(5番目の書込み)。その後、ワード線WL2及びワード線WL4に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL3に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(6番目の書込み)。
次に、ワード線WL2に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(7番目の書込み)。その後、ワード線WL0及びワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL1に属するUpper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(8番目の書込み)。そして、Lower Pageデータの書込まれたワード線WL4に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL5に属する)にLower Pageのデータを書込む(9番目の書込み)。
次に、ワード線WL4に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(10番目の書込み)。その後、ワード線WL2及びワード線WL4に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL3に属するUpper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(11番目の書込み)。最後に、ワード線WL5に属するCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込むことができる(12番目の書込み)。
このように、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのソース側およびドレイン側に隣接するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングしている。つまり、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのLower pageデータのプログラミングが完了した後に、該CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのLower pageデータのプログラミングを完了させる。その後、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのソース側に隣接するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのUpper pageデータのプログラミングが完了した後に、該CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのUpper pageデータのプログラミングを完了させる。
上述した第1の実施形態によれば、列方向において、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置されている。この場合、プログラミングを行う前に、全てのメモリセルトランジスタMTに書込みパルスを加えて、メモリセルトランジスタ毎にしきい値を読み取り、記憶回路7にメモリセルトランジスタMTの寸法の情報として記憶する。このメモリセルトランジスタMTの寸法情報に基づいて、メモリセルアレイ1へのプログラミング順序を決定している。
プログラミング順序としては、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTよりも先にCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのプログラミングを行う。つまり、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)が終了した後にCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を完了させる。具体的には、ソース側のCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTから書込みを開始し、書込まれたCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのドレイン側のCGの幅が太い別のメモリセルトランジスタMTに書込み、書込まれたCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTに挟まれたCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTの書込みを行っている。
そのため、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTが受けるセル間干渉効果を抑制することができる。また、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTがCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTから受けるセル間干渉効果は小さい。このため、セル寸法に無関係にプログラミングをおこなう場合と比較して、プログラミング時のセル間干渉効果を抑制することができる。
なお、今回作成したメモリセルトランジスタはハーフピッチが32nmであり、第1の実施形態を採用した結果、上述した比較例と比較して、しきい値変動を6.9%抑制することができた。
次に、図6〜図10を用いて、本発明の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な製造方法を説明する。図6〜図10は、本発明の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な製造方法の列方向に沿った断面図である。
まず、図6に示すように、半導体基板(シリコン基板)100上にゲート酸化膜(トンネル絶縁膜)102として10nmの熱酸化膜を形成後、LPCVD法を用いて電荷蓄積層104として95nmのポリシリコン層を形成する。次に、電極間絶縁膜(IPD膜)106として電荷蓄積層104の表面を窒素雰囲気中でプラズマ窒化し、その上にLPCVD法でシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜の順に成膜し、再び表面をプラズマ窒化する。続いて、電極間絶縁膜106上にLPCVD法でコントロールゲート電極膜(CG膜)108として100nmのポリシリコン層を形成する。次に、CG膜108上にLPCVD法でマスク材110として200nmのシリコン窒化膜を形成する。この積層膜上に側壁転写プロセスの芯材112となるシリコン酸化膜を成膜し、リソグラフィーによってハーフピッチ64nmのレジストパターン114を形成する。
次に、図7に示すように、レジストパターン114をマスクとして用いて、芯材112をRIE(Reactive Ion Etching)によってエッチングする。続いてWetエッチングによって、芯材112の幅を30nmまで縮小する。その上に側壁材116として34nmのアモルファスシリコン膜を形成する。
次に、図8に示すように、RIEを用いて、芯材の上面部及びマスク材110の上面の一部が露出するまで側壁材116をエッチングする。その後、全面に芯材112と同一の材料であるシリコン酸化膜118を堆積する。これにより、芯材112を挟まない側壁材116間にもシリコン酸化膜が形成される。なお、本例では、芯材112を挟む側壁材116の間の幅は、芯材112を挟まない側壁材116の間の幅よりも狭い。また、図8及び図9では、簡単のため芯材112もシリコン酸化膜118として図示している。
次に、図9に示すように、RIEを用いて、側壁材116の上面が露出するまでシリコン酸化膜118をエッチングする。そして、側壁材116であるアモルファスシリコン膜をWetエッチングを用いて除去する。これにより、芯材112を挟む側壁材116の間に形成されていたシリコン酸化膜118の幅は、芯材112を挟まない側壁材116の間に形成されていたシリコン酸化膜118の幅よりも細くなる。
次に、図10に示すように、シリコン酸化膜118をマスクとして用いて、RIEによりマスク材110、CG膜108、電極間絶縁膜106、電荷蓄積層104及びゲート酸化膜102を順次エッチングする。これにより、メモリセルトランジスタMT構造が形成される。このとき、芯材112を挟む側壁材116の間の下に形成されたメモリセルトランジスタMT構造の列方向に沿った幅は、芯材112を挟まない側壁材116の間の下に形成されたメモリセルトランジスタMT構造の列方向に沿った幅よりも細くなる。このように、列方向において、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTとCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に形成されてしまう。
なお、芯材112、レジストパターン114、または側壁材116の膜厚や、エッチングの条件等によって、芯材112を挟む側壁材116の間の幅は、芯材112を挟まない側壁材116の間の幅よりも広くなることもある。
(変形例1)
次に、図11を用いて、本発明の第1の実施形態の変形例1について説明する。上記第1の実施形態では、一つのNAND列5が6個のメモリセルトランジスタMTを有しており、6個のメモリセルトランジスタMTのCGの幅がそれぞれ、列方向に沿って異なっており、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングする場合について説明した。第1の実施形態の変形例1では、一つのNAND列5がさらに多くのメモリセルトランジスタMTを有している場合のプログラミングについて説明する。
図11は、本発明の第1の実施形態の変形例1に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。なお、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、上述した比較例及び第1の実施形態と同様である。したがって、上述した比較例及び第1の実施形態で説明した事項及び上述した比較例及び第1の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
図11に示すように、列方向において、AAとワード線WL0、WL2、WL4、…、との交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅は、AAとワード線WL1、WL3、WL5、…、との交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅よりも太い。つまり、選択トランジスタST2側(ソース側)から選択トランジスタST1側(ドレイン側)に向かって、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。また、行方向において、各AAの幅のばらつきは無い。つまり、行方向において、各メモリセルトランジスタMTの幅にばらつきは無い。
また、第1の実施形態と同様に、プログラミングを行う前に、全てのメモリセルトランジスタMTに書込みパルスを加えて、メモリセルトランジスタ毎にしきい値を読み取り、記憶回路7にメモリセルトランジスタMTの寸法の情報として記憶する。このメモリセルトランジスタMTの寸法情報に基づいて、メモリセルアレイ1へのプログラミング順序を決定している。
NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にNAND列5のソース側のメモリセルトランジスタMTからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミングの順序は、記憶回路7に記憶されたメモリセルトランジスタMTの寸法の情報に基づいて決定される。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
まず、ソース線側に最も近いCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にLower Pageのデータを書込む(1番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にLower Pageのデータを書込む(2番目の書込み)。その後、ワード線WL0及びワード線WL2に属するメモリセルトランジスタ間のワード線WL1に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(3番目の書込み)。
次に、ワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(4番目の書込み)。そして、Lower Pageデータの書込まれたワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL4に属する)にLower Pageのデータを書込む(5番目の書込み)。その後、ワード線WL2及びワード線WL4に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL3に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(6番目の書込み)。
次に、ワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(7番目の書込み)。その後、ワード線WL0及びワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL1に属するUpper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(8番目の書込み)。
そして、Lower Pageデータの書込まれたワード線WL4に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL5に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL6(不図示)に属する)にLower Pageのデータを書込む(9番目の書込み)。その後、ワード線WL4及びワード線WL6に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL5に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(10番目の書込み)。以後、同様の順序でプログラミングを繰り返して行く。
次に、Lower Pageデータの書込まれたワード線WLn―2(nは2以上の整数)に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WLnー1に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WLnに属する)にLower Pageのデータを書込む(n番目の書込み)。その後、ワード線WLn―2及びワード線WLnに属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WLnー1に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(n+1番目の書込み)。次に、ワード線WLn―1に属するメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(n+2番目の書込み)。その後、ワード線WLn−4及びワード線WLn−2に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WLn―3に属するUpper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(n+3番目の書込み)。例えば、ワード線WLn、WLn−2に属するCGの幅が太いセルにLower Pageのデータを書込んだ後で、その間にあるワード線WLn−1に属するCGの幅が細いセルにLower Pageのデータを書込む。その後、ワード線WLn−4、WLn−2に属するCGの幅が太いセルにLower Pageのデータを書込んだ後で、その間にあるワード線WLn−3に属するCGの幅が細いセルにLower Pageのデータを書込む。
この後も同様の順番で、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのソース側およびドレイン側に隣接するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングしていく。
上述した第1の実施形態の変形例1によれば、列方向において、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置されている。
プログラミング順序としては、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTよりも先にCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのプログラミングを行う。つまり、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)が終了した後にCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を完了させる。
このため、NAND列5がメモリセルトランジスタMTを多く含む場合でも、容易かつ適切にプログラミング順序を決定することができ、プログラミング時のセル間干渉効果を抑制することができる。
(変形例2)
次に、図12を用いて、本発明の第1の実施形態の変形例2について説明する。第1の実施形態の変形例2では、上述した第1の実施形態で説明したメモリセルトランジスタMTが異なって配置されている場合について説明する。
図12は、本発明の第1の実施形態の変形例2に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。なお、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、上述した比較例及び第1の実施形態と同様である。したがって、上述した比較例及び第1の実施形態で説明した事項及び上述した比較例及び第1の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
次に、図12に示すように、列方向において、AAとワード線WL0、WL2及びWL4との交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅は、AAとワード線WL1、WL3及びWL5との交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅よりもCGの幅が細い。つまり、選択トランジスタST2側(ソース側)から選択トランジスタST1側(ドレイン側)に向かって、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTと、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。また、行方向において、各AAの幅のばらつきは無い。つまり、行方向において、各メモリセルトランジスタMTの幅にばらつきは無い。なお、簡単のため、NAND列5は6個のメモリセルトランジスタMTを有しているとする。
また、第1の実施形態と同様に、プログラミングを行う前に、全てのメモリセルトランジスタMTに書込みパルスを加えて、メモリセルトランジスタ毎にしきい値を読み取り、記憶回路7にメモリセルトランジスタMTの寸法の情報として記憶する。このメモリセルトランジスタMTの寸法情報に基づいて、メモリセルアレイ1へのプログラミング順序を決定している。
NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にNAND列5のソース側のメモリセルトランジスタMTからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミングの順序は、記憶回路7に記憶されたメモリセルトランジスタMTの寸法の情報に基づいて決定される。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
まず、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのうち、ソース線に最も近いもの(ワード線WL1に属する)にLower Pageのデータを書込む(1番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL1に属するメモリセルトランジスタMTのソース側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にLower Pageのデータを書込む(2番目の書込み)。
次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL1に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)にLower Pageのデータを書込む(3番目の書込み)。続いて、ワード線WL1及びワード線WL3に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL2に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(4番目の書込み)。次に、ワード線WL1に属するメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(5番目の書込み)。その後、ワード線WL1のソース側に隣接するUpper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にUpper Pageのデータを書込む(6番目の書込み)。
次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL3に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL4に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL5に属する)にLower Pageのデータを書込む(7番目の書込み)。続いて、ワード線WL3及びワード線WL5に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL4に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(8番目の書込み)。次に、ワード線WL3に属するメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(9番目の書込み)。そして、Lower Pageデータ及びUpper Pageデータの書込まれたワード線WL3及びワード線WL1に属するメモリセルトランジスタMT間のUpper Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にUpper Pageのデータを書込む(10番目の書込み)。
次に、Upper Pageのデータが書込まれ、ワード線WL3に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するUpper Pageのデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL4に属する)のドレイン側に隣接するUpper Pageのデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL5に属する)にUpper Pageのデータを書込む(11番目の書込み)。そして、Lower Pageデータ及びUpper Pageデータの書込まれたワード線WL5及びワード線WL3に属するメモリセルトランジスタMT間のUpper Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL4に属する)にUpper Pageのデータを書込む(12番目の書込み)。
このように、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのソース側およびドレイン側に隣接するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングしている。
上述した第1の実施形態の変形例2によれば、列方向において、ソース線側からドレイン線側に向かって幅がCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTと、幅がCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置されている。
プログラミング順序としては、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTよりも先にCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのプログラミングを行う。つまり、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)が終了した後にCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を完了させる。
このため、上述した第1の実施形態と同様に、プログラミング時のセル間干渉効果を抑制することができる。
なお、本変形例2では、NAND列5に含まれるメモリセルトランジスタMTを6個しか記載していないが、上述した第1の変形例1に記載したように、NAND列5に含まれるメモリセルトランジスタMTは6個以上であっても同様のプログラミング方法を用いることが可能である。
(変形例3)
次に、図13を用いて、本発明の第1の実施形態の変形例3について説明する。第1の実施形態の変形例3では、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTがCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTを二つ挟んで配置されている場合について説明する。
図13は、本発明の第1の実施形態の変形例3に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。なお、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、上述した比較例及び第1の実施形態と同様である。したがって、上述した比較例及び第1の実施形態で説明した事項及び上述した比較例及び第1の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
図13に示すように、列方向において、AAとワード線WL0、WL3、WL6、…、WL3m―3(mは整数)との交差部分のメモリセルトランジスタMTは、AAとワード線WL1、WL2、WL4、WL5、…、WL3m―2、WL3m−1との交差部分のメモリセルトランジスタMTよりもCGの幅が太い。つまり、選択トランジスタST2側(ソース側)から選択トランジスタST1側(ドレイン側)に向かって、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTが二つのCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTを挟んで(周期的)配置されている。また、行方向において、各AAの幅のばらつきは無い。つまり、行方向において、各メモリセルトランジスタMTの幅にばらつきは無い。
また、第1の実施形態と同様に、プログラミングを行う前に、全てのメモリセルトランジスタMTに書込みパルスを加えて、メモリセルトランジスタ毎にしきい値を読み取り、記憶回路7にメモリセルトランジスタMTの寸法の情報として記憶する。このメモリセルトランジスタMTの寸法情報に基づいて、メモリセルアレイ1へのプログラミング順序を決定している。
NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にNAND列5のソース側のメモリセルトランジスタMTからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミングの順序は、記憶回路7に記憶されたメモリセルトランジスタMTの寸法の情報に基づいて決定される。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
まず、ソース線側に最も近いCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にLower Pageのデータを書込む(1番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側のCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)にLower Pageのデータを書込む(2番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL0及びWL3に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTに挟まれたワード線WL1及びWL2に属するCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(3、4番目の書込み)。
次に、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)にLower Pageのデータが書込まれた後、ワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(5番目の書込み)。続いて、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL3に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側のCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL6に属する)にLower Pageのデータを書込む(6番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL3及びWL6に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTに挟まれたワード線WL4及びWL5に属するCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(7、8番目の書込み)。そして、ワード線WL3に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側のCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL6に属する)にLower Pageのデータが書込まれた後、ワード線WL3に属するメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(9番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL0及びWL3に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTに挟まれたワード線WL1及びWL2に属するCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(10、11番目の書込み)。以後、同様の順番でプログラミングを繰り返して行く。
次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WLn―3(nは3以上の整数)に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側のCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WLnに属する)にLower Pageのデータを書込む(n番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WLn−3及びWLnに属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTに挟まれたワード線WLn−2及びWLn−1に属するCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(n+1、n+2番目の書込み)。そして、ワード線WLn−3に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側のCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WLnに属する)にLower Pageのデータが書込まれた後、ワード線WLn−3に属するメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(n+3番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WLn―6及びWLn―3に属するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTに挟まれたワード線WLn−5及びWLn―4に属するCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(n+4、n+5番目の書込み)。例えば、ワード線WLn、WLn+3に属するCGの幅が太いセルにLower Pageのデータを書込んだ後で、その間にあるワード線WLn+1、WLn+2に属するCGの幅が細いセルにLower Pageのデータを書込む。その後、ワード線WLnに属するCGの幅が太いセルにUpper Pageのデータを書込んだ後で、ワード線WLn−3とWLnの間にあるワード線WLn−2、WLn−1に属するCGの幅が細いセルにUpper Pageのデータを書込む。
この後も同様の順番で、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのソース側およびドレイン側に隣接するCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングしていく。
上述した第1の実施形態の変形例3によれば、列方向において、CGの幅が太い二つのメモリセルトランジスタMTが、CGの幅が細い二つのメモリセルトランジスタMTを挟んで配置されている。
プログラミング順序としては、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTよりも先にCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのプログラミングを行う。つまり、列方向でCGの幅が細い二つのメモリトランジスタMTを挟むCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)が終了した後に該CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を完了させる。
このため、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTとCGの幅が細いメモリトランジスタMTとが交互に形成されていない場合においても、容易かつ適切にプログラミング順序を決定することができ、プログラミング時のセル間干渉効果を抑制することができる。
なお、第1の実施形態、第1の実施形態の変形例1、第1の実施形態の変形例2、及び
第1の実施形態の変形例3では、列方向に沿ったひとつのNAND列5に関するプログラミング方法のみを示したが、列方向においては上述したプログラミング方法を用い、行方向においては通常のLM方式を用いてプログラミングを行っても良い。
(第2の実施形態)
次に、図14を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、複数のメモリセルトランジスタMTのCGの幅がそれぞれ、列方向に沿って異なっており、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングする場合について説明した。第2の実施形態では、複数のメモリセルトランジスタMTのAA及び電荷蓄積層の幅(以下、AAの幅と称す)がそれぞれ、行方向に沿って異なっており、AAの幅が細い(AAの寸法が小さい)メモリセルトランジスタMTよりもAAの幅が太い(AAの寸法が大きい)メモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングする場合について説明する。なお、AAの幅(AAの寸法)は、メモリセルトランジスタMTのゲート幅に相当する。
図14は、本発明の第2の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。なお、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、上述した比較例と同様である。したがって、上述した比較例で説明した事項及び上述した比較例から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
図14に示すように、行方向において、ワード線WLとAA0、AA2の交差部分のメモリセルトランジスタMTのAAの幅は、ワード線WLとAA1、AA3との交差部分のメモリセルトランジスタMTのAAの幅よりも太い。つまり、行方向において、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。また、列方向において、各ワード線WLの幅(CGの幅)のばらつきは無い。なお、簡単のため、NAND列5は6個のメモリセルトランジスタMTを有し、NAND列5は4個のみ図示している。
プログラミングを行う前に、全てのメモリセルトランジスタMTに書込みパルスを加えて、メモリセルトランジスタ毎にしきい値を読み取り、記憶回路7にメモリセルトランジスタMTの寸法の情報として記憶する。このメモリセルトランジスタMTの寸法情報に基づいて、メモリセルアレイ1へのプログラミング順序を決定する。
NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にソース側のメモリセルトランジスタMTからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミングの順序は、記憶回路7に記憶されたメモリセルトランジスタMTの寸法の情報に基づいて決定される。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側または下側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側または上側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
まず、行方向において、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、通常のLM方式を用いてプログラミングを開始する。ワード線WL5に属するメモリセルトランジスタMTへのプログラミングが完了した後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、通常のLM方式を用いてプログラミングを完了させる。
上述した第2の実施形態によれば、行方向において、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置されている。
プログラミング順序としては、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTよりも先にAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTのプログラミングを行う。つまり、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)が終了した後にAAの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を完了させる。具体的には、ワード線方向においてメモリセルトランジスタMTのゲート幅が太いNAND列5を先に書込み、前記NAND列5のプログラミングが完了した後に、ワード線方向においてメモリセルトランジスタMTのゲート幅が細いNAND列5へのプログラミングを行っている。
そのため、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTが受けるセル間干渉効果を抑制することができる。また、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTがAAの幅が細いメモリセルトランジスタMTから受けるセル間干渉効果は小さい。このため、セル寸法に無関係にプログラミングをおこなう場合と比較して、プログラミング時のセル間干渉効果を抑制することができる。
なお、列方向のプログラミング順序は、通常のLM方式と同様である。
(変形例)
次に、図15を用いて、本発明の第2の実施形態の変形例について説明する。
図15は、本発明の第2の実施形態の変形例に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。なお、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、上述した比較例及び第2の実施形態と同様である。したがって、上述した比較例及び第2の実施形態で説明した事項及び上述した比較例及び第2の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
図15に示すように、行方向において、ワード線WLとAA0、AA2の交差部分のメモリセルトランジスタMTのAAの幅は、ワード線WLとAA1、AA3との交差部分のメモリセルトランジスタMTのAAの幅よりも太い。つまり、行方向において、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。また、列方向において、各ワード線WLの幅(CGの幅)のばらつきは無い。なお、簡単のため、NAND列5は6個のメモリセルトランジスタMTを有し、NAND列5は4個のみ図示している。
プログラミングを行う前に、全てのメモリセルトランジスタMTに書込みパルスを加えて、メモリセルトランジスタ毎にしきい値を読み取り、記憶回路7にメモリセルトランジスタMTの寸法の情報として記憶する。このメモリセルトランジスタMTの寸法情報に基づいて、メモリセルアレイ1へのプログラミング順序を決定する。
NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にソース側のメモリセルトランジスタMTからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミングの順序は、記憶回路7に記憶されたメモリセルトランジスタMTの寸法の情報に基づいて決定される。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側または下側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側または上側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
まず、行方向において、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、ソース線側に最も近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にLower Pageのデータを書込む(1番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれたワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側のメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)にLower Pageのデータを書込む(2番目の書込み)。ワード線WL0及びワード線WL1に属するAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、ソース線側に最も近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にLower Pageのデータを書込む(3番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれたワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側のメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)にLower Pageのデータを書込む(4番目の書込み)。
次に、ワード線WL0及びワード線WL1に属するAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、Upper Pageのデータが書込まれていないメモリセルトランジスタMTの中でソース線に近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にUpper Pageのデータを書込む(5番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれたワード線WL1に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にLower Pageのデータを書込む(6番目の書込み)。ワード線WL0に属するAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTのUpper Page及びワード線WL2に属するAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、Upper Pageのデータが書込まれていないメモリセルトランジスタMTの中でソース線に近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にUpper Pageのデータを書込む(7番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれたワード線WL1に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にLower Pageのデータを書込む(8番目の書込み)。
次に、ワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTのUpper Page及びワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、Upper Pageのデータが書込まれていないメモリセルトランジスタMTの中でソース線に近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)にUpper Pageのデータを書込む(9番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれたワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側のメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)にLower Pageのデータを書込む(10番目の書込み)。ワード線WL1に属するAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTのUpper Page及びワード線WL3に属するAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、Upper Pageのデータが書込まれていないメモリセルトランジスタMTの中でソース線に近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)にUpper Pageのデータを書込む(11番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれたワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)にLower Pageのデータを書込む(12番目の書込み)。
この後も同様の順番で、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTをソース側から優先的にプログラミングしていく。
上述した第2の実施形態の変形例によれば、上述した第2の実施形態と同様に行方向においてAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置されている。
プログラミング順序としては、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTよりも先にAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTのプログラミングを行う。つまり、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を行った後にAAの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を行う。
そのため、上述した第2の実施形態と同様に、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTが受けるセル間干渉効果を抑制することができる。また、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTがAAの幅が細いメモリセルトランジスタMTから受けるセル間干渉効果は小さい。このため、セル寸法に無関係にプログラミングをおこなう場合と比較して、プログラミング時のセル間干渉効果を抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、図16を用いて、本発明の第3の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、複数のメモリセルトランジスタMTのCGの幅がそれぞれ、列方向に沿って異なっており、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングする場合について説明した。また、上述した第2の実施形態では、複数のメモリセルトランジスタMTのAAの幅がそれぞれ、行方向に沿って異なっており、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングする場合について説明した。第3の実施形態では、複数のメモリセルトランジスタMTのCGの幅がそれぞれ、列方向及び行方向に沿って異なっており、かつ、複数のメモリセルトランジスタMTのAAの幅がそれぞれ、行方向に沿って異なっており、CGまたはAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTを優先的にプログラミングする場合について説明する。なお、CGの幅は、メモリセルトランジスタMTのゲート長に相当し、AAの幅は、メモリセルトランジスタMTのゲート幅に相当する。
図16は、本発明の第3の実施形態に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。なお、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、上述した比較例、第1及び第2の実施形態と同様である。したがって、上述した比較例、第1及び第2の実施形態で説明した事項及び上述した比較例、第1及び第2の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
図16に示すように、列方向において、AAとワード線WL0、WL2、WL4、…、との交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅は、AAとワード線WL1、WL3、WL5、…、との交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅より太い。つまり、列方向において、太いメモリセルトランジスタMTと、細いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。かつ、行方向において、ワード線WLとAA0、AA2の交差部分のメモリセルトランジスタMTのAAの幅は、ワード線WLとAA1、AA3との交差部分のメモリセルトランジスタMTのAAの幅よりも太い。つまり、行方向において、太いメモリセルトランジスタMTと、細いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。なお、簡単のため、NAND列5は6個のメモリセルトランジスタMTを有し、NAND列5は4個のみ図示している。
また、第1の実施形態と同様に、プログラミングを行う前に、全てのメモリセルトランジスタMTに書込みパルスを加えて、メモリセルトランジスタ毎にしきい値を読み取り、記憶回路7にメモリセルトランジスタMTの寸法の情報として記憶する。このメモリセルトランジスタMTの寸法情報に基づいて、メモリセルアレイ1へのプログラミング順序を決定している。
NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にソース側のメモリセルトランジスタMTからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミングの順序は、記憶回路7に記憶されたメモリセルトランジスタMTの寸法の情報に基づいて決定される。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側または下側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側または上側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
まず、行方向において、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、上述した第1の実施形態と同様のプログラミング方法を用いる。ワード線WL5に属するメモリセルトランジスタMTへのプログラミングが完了した後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、上述した第1の実施形態と同様のプログラミング方法を用いる。
上述した第3の実施形態によれば、行方向においてAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置され、さらに列方向においてCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置されている。
プログラミング順序としては、細いメモリセルトランジスタMTよりも先に太いメモリセルトランジスタMTのプログラミングを行う。つまり、太いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)が終了した後に細いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を完了させる。具体的には、行方向においてメモリセルトランジスタMTが太いNAND列5において、上述した第1の実施形態と同様に、ソース側の太いメモリセルトランジスタMTから書込みを開始し、書込まれた太いメモリセルトランジスタMTの次に太いメモリセルトランジスタMTに書込み、書込まれた太いメモリセルトランジスタMTに挟まれた細いメモリセルトランジスタMTの書込みを行っている。
このようにして、前記NAND列5のプログラミングが完了した後に、行方向においてメモリセルトランジスタMTが細いNAND列5において、上述した第1の実施形態と同様に、ソース側の太いメモリセルトランジスタMTから書込みを開始し、書込まれた太いメモリセルトランジスタMTの次に太いメモリセルトランジスタMTに書込み、書込まれた太いメモリセルトランジスタMTに挟まれた細いメモリセルトランジスタMTの書込みを行っている。
このため、細いメモリセルトランジスタMTが受けるセル間干渉効果を抑制することができる。また、太いメモリセルトランジスタMTが細いメモリセルトランジスタMTから受けるセル間干渉効果は小さい。このため、セル寸法に無関係にプログラミングをおこなう場合と比較して、プログラミング時のセル間干渉効果を抑制することができる。
(変形例)
次に、図17を用いて、本発明の第3の実施形態の変形例について説明する。
図17は、本発明の第3の実施形態の変形例に係るNAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的なプログラミング順序を模式的に示した平面図である。なお、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、上述した比較例、第1、第2及び第3の実施形態と同様である。したがって、上述した比較例、第1、第2及び第3の実施形態で説明した事項及び上述した比較例、第1、第2及び第3の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
図17に示すように、列方向において、AAとワード線WL0、WL2、WL4の交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅は、AAとワード線WL1、WL3、WL5の交差部分のメモリセルトランジスタMTのCGの幅よりも太い。つまり、列方向において、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。かつ、行方向において、ワード線WLとAA0、AA2の交差部分のメモリセルトランジスタMTのAAの幅は、ワード線WLとAA1、AA3との交差部分のメモリセルトランジスタMTのAAの幅よりも太い。つまり、行方向において、AAの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互(周期的)に配置されている。なお、簡単のため、NAND列5は6個のメモリセルトランジスタMTを有し、NAND列5は4個のみ図示している。
また、第1の実施形態と同様に、プログラミングを行う前に、全てのメモリセルトランジスタMTに書込みパルスを加えて、メモリセルトランジスタ毎にしきい値を読み取り、記憶回路7にメモリセルトランジスタMTの寸法の情報として記憶する。このメモリセルトランジスタMTの寸法情報に基づいて、メモリセルアレイ1へのプログラミング順序を決定している。
NAND型不揮発性半導体記憶装置では、プログラミング時にソース側のメモリセルトランジスタMTからドレイン側のメモリセルトランジスタMTに向かって順次プログラミングをおこなっていく。このプログラミングの順序は、記憶回路7に記憶されたメモリセルトランジスタMTの寸法の情報に基づいて決定される。図中のメモリセルトランジスタMT内の右側または下側の番号がLower Pageのプログラミングされる順番を示す番号であり、メモリセルトランジスタMT内の左側または上側の番号がUpper Pageのプログラミングされる順番を示す番号である。
まず、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、ソース線側に最も近いCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にLower Pageのデータを書込む(1番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にLower Pageのデータを書込む(2番目の書込み)。ワード線WL0及びワード線WL2に属するAAの幅が太く、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、ソース線側に最も近いCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にLower Pageのデータを書込む(3番目の書込み)。次に、Lower Pageのデータが書込まれ、ワード線WL0に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL1に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageのデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にLower Pageのデータを書込む(4番目の書込み)。
次に、ワード線WL2に属するAAの幅が細く、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、ワード線WL0及びワード線WL2に属するメモリセルトランジスタ間のワード線WL1に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(5番目の書込み)。そして、ワード線WL1に属するAAの幅が太く、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、ワード線WL0及びワード線WL2に属するメモリセルトランジスタ間のワード線WL1に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(6番目の書込み)。
次に、ワード線WL1に属するAAの幅が細く、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、Upper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTの中でソース線に近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にUpper Pageのデータを書込む(7番目の書込み)。そして、Lower Pageデータの書込まれたワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL4に属する)にLower Pageのデータを書込む(8番目の書込み)。
次に、ワード線WL4に属するAAの幅が太く、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、Upper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTの中でソース線に近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL0に属する)にUpper Pageのデータを書込む(9番目の書込み)。そして、Lower Pageデータの書込まれたワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMTのドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL3に属する)のドレイン側に隣接するLower Pageデータの書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL4に属する)にLower Pageのデータを書込む(10番目の書込み)。
次に、ワード線WL4に属するAAの幅が細く、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、ワード線WL2及びワード線WL4に属するメモリセルトランジスタ間のワード線WL3に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(11番目の書込み)。そして、ワード線WL3に属するAAの幅が太く、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、ワード線WL2及びワード線WL4に属するメモリセルトランジスタ間のワード線WL3に属するLower Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにLower Pageのデータを書込む(12番目の書込み)。
次に、ワード線WL3に属するAAの幅が細く、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、Upper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTの中でソース線に近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にUpper Pageのデータを書込む(13番目の書込み)。ワード線WL2に属するAAの幅が太く、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、Upper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTの中でソース線に近いメモリセルトランジスタMT(ワード線WL2に属する)にUpper Pageのデータを書込む(14番目の書込み)。
次に、ワード線WL2に属するAAの幅が細く、CGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのLower Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が太いNAND列5(AA0、AA2に属する)において、ワード線WL0及びワード線WL2に属するUpper Pageのデータが書込まれたメモリセルトランジスタMT間のワード線WL1に属するUpper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(15番目の書込み)。そして、ワード線WL1に属するAAの幅が太く、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTのUpper Pageの書込みを行った後、メモリセルトランジスタMTのAAの幅が細いNAND列5(AA1、AA3に属する)において、ワード線WL0及びワード線WL2に属するメモリセルトランジスタMT間のワード線WL1に属するUpper Pageのデータが書込まれていないCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTにUpper Pageのデータを書込む(16番目の書込み)。
この後も同様の順番で、AAの幅およびCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTをソース側から優先的にプログラミングしていく。
上述した第3の実施形態の変形例によれば、行方向においてAAの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、AAの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置され、さらに列方向においてCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTと、CGの幅が細いメモリセルトランジスタMTとが交互に配置されている。
プログラミング順序としては、AAの幅またはCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTよりも先にAAの幅またはCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTのプログラミングを行う。つまり、行方向または列方向で隣接する複数のメモリセルトランジスタMTにおいて、AAの幅またはCGの幅が太いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を行った後にAAの幅またはCGの幅が細いメモリセルトランジスタMTへのプログラミング(Lower PageまたはUpper Pageのプログラミング)を行う。
このため、上述した各実施形態と同様に、細いメモリセルトランジスタMTが受けるセル間干渉効果を抑制することができる。また、太いメモリセルトランジスタMTが細いメモリセルトランジスタMTから受けるセル間干渉効果は小さい。このため、セル寸法に無関係にプログラミングをおこなう場合と比較して、プログラミング時のセル間干渉効果を抑制することができる。
なお、幅の太いメモリセルトランジスタMTにLower PageまたはUpper Pageのデータを書込んだ後に、隣接する幅の細いメモリセルトランジスタMTにLower PageまたはUpper Pageのデータを書込むプログラミング順序であれば、幅の太いメモリセルトランジスタMT及び幅の細いメモリセルトランジスタMTの配置はどのようなものでも良い。また、上述した各実施形態において、LM方式を用いているが、本発明による書込み順序はLM方式以外に対しても適用可能である。
また、上述した第1の実施形態では、NAND型不揮発性半導体記憶装置の基本的な製造方法を説明したが、これに限らず、幅の太いメモリセルトランジスタMT及び幅の細いメモリセルトランジスタMTが形成される場合には、どのような方法も適用可能である。
また、上述した各実施形態において、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層として、ポリシリコンを用いているが、電荷蓄積絶縁膜を用いても良い。この場合、電極間絶縁膜はブロック絶縁膜となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出される。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば、発明として抽出され得る。
1…メモリセルアレイ
2…電圧発生回路
3…ロウデコーダ
4…カラムデコーダ
5…NAND列
6…制御部
7…記憶回路
8…書込み回路
100…半導体基板
100a…不純物拡散領域
102…ゲート酸化膜
104…電荷蓄積層
106…電極間絶縁膜
108…制御ゲート電極
110…マスク材
112…芯材
114…レジストパターン
116…側壁材
118…シリコン酸化膜
CP1、CP2…コンタクトプラグ
MT10、MT20…メモリセルトランジスタ
ST1、ST2…選択トランジスタ

Claims (7)

  1. 列方向及び行方向にマトリクス状に配置され、電荷蓄積層、及び前記電荷蓄積層の電荷蓄積状態を制御するコントロールゲート電極をそれぞれが有する複数のメモリセルトランジスタと、列方向に配置された前記メモリセルトランジスタの一端とソース線との間に配置される第1セレクトゲートトランジスタと、列方向に配置された前記メモリセルトランジスタの他端とビット線との間に配置される第2セレクトゲートトランジスタと、前記複数のメモリセルトランジスタに書込みを行うための書込み回路と、を具備し、
    前記複数のメモリセルトランジスタは、前記列方向において直列に接続され、前記行方向において共通のワード線に接続され、第1のメモリセルトランジスタと、前記列方向において前記第1のメモリセルトランジスタよりも寸法が小さい第2のメモリセルトランジスタとを含み、
    前記書込み回路は、同一列に配置された前記メモリセルトランジスタのうち、所定の第1のメモリセルトランジスタに書込みを行った後、別の第1のメモリセルトランジスタに書込みを行い、前記所定の第1のメモリセルトランジスタへの書込み及び前記別の第1のメモリセルトランジスタへの書込みを行った後に、前記第2のメモリセルトランジスタに書込みを行うことを特徴とするNAND型不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記書込み回路は、前記メモリセルトランジスタの寸法を検出して、前記第1のメモリセルトランジスタ及び前記第2のメモリセルトランジスタを識別するための回路をさらに具備していることを特徴とする請求項1記載のNAND型不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記列方向で互いに隣接する前記第1のメモリセルトランジスタ及び前記第2のメモリセルトランジスタにおいて、前記第1のメモリセルトランジスタに書込みを行った後に、前記第1のメモリセルトランジスタに隣接する前記第2のメモリセルトランジスタに書込みを行うことを特徴とする請求項1記載のNAND型不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルトランジスタは、第3のメモリセルトランジスタと、前記行方向において前記第3のメモリセルトランジスタよりも寸法が小さい第4のメモリセルトランジスタとをさらに備え、
    前記書込み回路は、同一行に配置された前記メモリセルトランジスタのうち、所定の第3のメモリセルトランジスタに書込みを行った後、別の第3のメモリセルトランジスタに書込みを行い、前記所定の第3のメモリセルトランジスタへの書込み及び前記別の第3のメモリセルトランジスタへの書込みを行った後に、前記第4のメモリセルトランジスタに書込みを行うことを特徴とする請求項1記載のNAND型不揮発性半導体記憶装置。
  5. 列方向及び行方向にマトリクス状に配置され、電荷蓄積層、及び前記電荷蓄積層の電荷蓄積状態を制御するコントロールゲート電極をそれぞれが有する複数のメモリセルトランジスタと、列方向に配置された前記メモリセルトランジスタの一端とソース線との間に配置される第1セレクトゲートトランジスタと、列方向に配置された前記メモリセルトランジスタの他端とビット線との間に配置される第2セレクトゲートトランジスタと、前記複数のメモリセルトランジスタに書込みを行うための書込み回路と、を具備し、
    前記複数のメモリセルトランジスタは、前記列方向において直列に接続され、前記行方向において共通のワード線に接続され、第3のメモリセルトランジスタと、前記行方向において前記第3のメモリセルトランジスタよりも寸法が小さい第4のメモリセルトランジスタとを含み、
    前記書込み回路は、同一行に配置されたメモリセルトランジスタのうち、前記第3のメモリセルトランジスタが属する列を選択し、前記選択された列に属する前記メモリセルトランジスタに書込みを行った後、前記第4のメモリセルトランジスタが属する列を選択し、前記選択された列に属する前記メモリセルトランジスタに書込みを行うことを特徴とするNAND型不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記書込み回路は、前記メモリセルトランジスタの寸法を検出して、前記第3のメモリセルトランジスタ及び前記第4のメモリセルトランジスタを識別するための回路をさらに具備していることを特徴とする請求項5記載のNAND型不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記書込み回路は、前記行方向で互いに隣接する前記第3のメモリセルトランジスタ及び前記第4のメモリセルトランジスタにおいて、前記第3のメモリセルトランジスタに書込みを行った後に、前記第3のメモリセルトランジスタに隣接する前記第4のメモリセルトランジスタに書込みを行うことを特徴とする請求項5記載のNAND型不揮発性半導体記憶装置。
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