JP2011186487A - カメラシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】振れ補正終了時、所定時間は振れ補正を継続し、その後、時間と共に振れ補正のゲインを減少させながら振れ補正光学系4を概中央に繋止する。又、露光時に於いては、装着されたカメラボディ1から露光開始タイミングが指示され、その時間に合わせて露光前の振れ補正光学系4のセンタリングを行うようにした。
【選択図】図1
Description
(第1の問題:ファインダの見栄え、及び、それに関連した問題)
第1の問題として、レリーズ釦の半押しの解除時のファインダ像の見栄え、及び、それに関連した問題である。
(第2の問題:電磁ロックされなかった場合の問題)
第2の問題としては、補正レンズの電磁ロックがなされないで補正レンズがその可動範囲の可動メカ端に落とされた状態になる場合がある。例えば、前述のように振れ補正の動作を終了し、補正レンズを電磁ロックする場合、補正レンズをその可動範囲のほぼ中央に保持しつつ電磁ロック用のラッチソレノイドに通電して電磁ロックさせるよな構成であれば、手振れに比較して非常に大きな振動、例えば、本振れ補正レンズ鏡筒、或いは、振れ補正カメラを振り回しながら使用した場合、或いは、自動車等で極度な振動が生じる場所で使用された場合、希に、補正レンズを概中央に保持できなくて電磁ロックを失敗する場
合が想定される。
或いは、一眼レフカメラ等のシステムの場合であれば、振れ補正の動作を行っている最中にレンズ鏡筒を着脱された場合を考えた場合、一般的にレンズ鏡筒は、ボディからの電源の供給を受け、その電源を用いて補正レンズを駆動し、振れ補正の動作、電磁ロックの動作を行う為、レンズ鏡筒をボディから着脱した瞬間、補正レンズは電磁ロックされないまま、可動メカ端に落ちた状態となる。補正レンズがその可動範囲のほぼ中央に電磁ロックされた状態に比べ、補正レンズが落ちた状態では光学性能が劣化する。又、その状態でレンズ鏡筒を運搬した場合、振動、衝撃により補正レンズが可動メカ端ぶつかり、破損する可能性がある。
(第3の問題:露光時の振れ補正に関する問題)
次に、第3の問題は、露光時の振れ補正に関する問題である。
流が流れるタイミングと露光前のセンタリングの動作、或いは、振れ補正の動作、或いは、前述の電磁ロック、或いは、電磁ロック解除の動作等が重なって、より大きな電流が電池から供給され、電池電圧が急激に下がった為に、カメラの電気回路が正常に動作しなくなり、つまりは、振れ補正の動作が正常に動作しないばかりか、カメラの動作、例えば、露光の動作、巻き上げの動作等に異常を与える場合がある。
鏡筒)に於いて、前記カメラボディから少なくとも前記振れ補正の終了を指示する第1の指示と、前記ロック手段による振れ補正光学系の可動範囲の概中心への繋止の指示する第2の指示を受理可能な通信手段と、前記第1の操作部材の操作に応じた前記カメラボディからの第1の指示により前記振れ補正を終了する際に、該第1の指示から少なくとも第1の所定時間は振れ補正を継続し、第1の所定時間経過後、第2の所定時間は前記振れ補正を時間経過に従って減衰させ、第2の所定時間経過後に前記ロック手段により前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止し、又、前記第2の操作部材の操作に応じた前記カメラボディからの第2の指示により、前記第1の所定時間より短い第3の所定時間は振れ補正を継続し、第3の所定時間経過後、前記第2の所定時間より短い第4の所定時間は前記振れ補正を時間経過に従って減衰させ、第4の所定時間経過後に前記ロック手段により前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止するか、或いは、前記第2の指示からの経過時間に関わらず、前記ロック手段により前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止することを特徴とする振れ補正レンズ(鏡筒)とした。
振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止させる為のロック手段とを有し、前記振れ補正の開始と終了との少なくとも一方を指示する第1の操作手段と、該第1の操作手段が操作されていない間に前記カメラから指示される前記ロック手段による振れ補正光学系の可動範囲の概中心への繋止を指示するロック指示を受理可能な通信手段と、前記振れ補正光学系の位置を検出する振れ補正光学系位置検出手段と、前記カメラから前記ロック指示受けることにより、前記振れ補正光学系位置検出手段の検出結果に基づき前記振れ補正光学系が前記ロック手段により該補正光学系の可動範囲の概中心への繋止されているか否かを検出し、該補正光学系が該可動範囲の概中心に繋止されていないと検出された場合に前記ロック手段により前記振れ補正光学系を可能範囲の概中心位置へ繋止する制御手段を有することを特徴とする振れ補正レンズ(鏡筒)とした。
を検出する。
振れ補正モードセレクタは、公知の技術により、”振れ補正オン”から”振れ補正オフ”の状態へ、又、その逆の”振れ補正オフ”から”振れ補正オン”の状態へ変化させる場合、適当なクリック感によりその中間位置には停止しないような構成をとり、又、その中間位置にある場合、振れ補正モードスイッチa17、及び、振れ補正モードスイッチb18は共に”オフ状態”となり、”振れ補正オン”から”振れ補正オフ”への変化、及び、その逆への変化を認識可能なように構成する。
t10で半押しスイッチ23がオンしていることを認識すると、レンズ間通信回路21を通じてレンズ鏡筒2に”振れ補正開始指示”をする。又、ボディMCU20は、半押しスイッチ23がオフしたタイミングt14にて、レンズ鏡筒2にレンズ間通信回路21を通じて”振れ補正終了指示”をする。
このことにより、図2で示される電磁ロック機構により、電磁ロックピン31が、電磁ロック穴30aから抜かれ、補正レンズ4は、その定められた可動範囲内で自由に可動可能な状態となる。図3に示された”補正レンズ可動範囲上限”、及び、”補正レンズ可動範囲下限”は、図2で示される”電磁ロックされた状態”でのロック穴30aのガタ量分の補正レンズの可動範囲から、”電磁ロックが解除された状態”での補正レンズ4の可動範囲が広がるのを模式的に示したものである。次に、タイミングt11からタイミングt13までの電磁ロック解除動作が終了すると、レンズMCU10は、タイミングt13から振れ検出回路12により検出されたレンズ鏡筒2に生じた振れ量信号に応じて、像面、或いは、撮像面での振れを補正するよう補正レンズ4を駆動すべく、補正レンズ目標位置を補正レンズ駆動回路14に指示する。補正レンズ駆動回路14は、指示された補正レンズ目標位置と、補正レンズ位置検出回路13からの補正レンズ位置信号を元に補正レンズ4を駆動し、像面、或いは、撮像面の手振れによる振れが補正される。
補正レンズ目標位置=W×LC+(W−1)×LC0
ここで、Wは数2で算出される補正レンズ目標位置重み付け比率であり、タイミングt17からの経過時間tに比例して減少する関数であり、タイミングt17にてW=1、タイミングt18にてW=0となる。
W=(T2−t)/T2
LCは、振れ補正量であり、振れ検出回路12の出力から算出され、補正レンズ駆動回路14にこの量を補正レンズ目標位置として指示した場合には、タイミングt13からタイミングt17まで行われている振れ補正の動作と同様、像面、或いは、撮像面の手振れが適正に行われる。又、LC0は、図2に示される電磁ロック機構により、補正レンズ4が電磁ロックする時の目標位置となる電磁ロックセンタ位置であり、図2に於けるロック穴30aのガタの中心位置とする。T2は、タイミングt15からタイミングt16でEEPROM16から読み込まれた値である。このことにより、タイミングt17からタイミングt18までの間、補正レンズ目標位置は、タイミングt17からの経過時刻に応じて徐々に振れ補正のゲインが減少し、かつ、次第に電磁ロックセンタ位置LC0に近づいて行き、タイミングt18にて電磁ロックセンタ位置LC0となり、補正レンズ駆動回路14により、補正レンズ目標位置に補正レンズ4が制御される。
図4におけるタイミングt30からタイミングt36までの動作は、図3に於けるタイミングt10からタイミングt16までの動作と同様であり、説明を省き、タイミングt37からの動作を記す。まず、カメラボディ1側の動作を記す。カメラボディ1の動作は、全てボディMCU20により行われ、以下ボディMCU20の動作を示す。ボディMCU
20は、タイミングt37に於いてメインスイッチ22がオフしたことを認識し、レンズ鏡筒2にレンズ間通信回路21を通じて”電磁ロック指示”をする。
補正レンズ目標位置=W’×LC+(W’−1)×LC0
ここで、W’は数4で算出される補正レンズ目標位置重み付け比率であり、タイミングt38からの経過時間tに比例して減少する関数であり、タイミングt38にてW’=1、タイミングt39にてW’=0となる。
W’=(T2’−t)/T2’
LCは、振れ補正量であり、振れ検出回路12の出力から算出され、もし、補正レンズ駆動回路14にこの量を補正レンズ目標位置として指示した場合にはタイミングt33からタイミングt38まで行われている振れ補正の動作と同様、像面、或いは、撮像面の手振れによる振れが適正に行われる。又、LC0は、図2に示される電磁ロック機構により、補正レンズ4が電磁ロックする時の目標位置となる電磁ロックセンタ位置であり、図2に於けるロック穴30aのガタの中心位置とする。T2’は、図3で示される例で用いた所定値T2より短い値とする。このことにより、タイミングt38からタイミングt39までは、補正レンズ目標位置は、タイミングt38からの経過時刻に応じて徐々に振れ補正のゲインが減少し、かつ、次第に電磁ロックセンタ位置LC0に近づいて行き、タイミングt39にて電磁ロックセンタ位置LC0となり、補正レンズ駆動回路14のより、その補正レンズ目標位置に補正レンズ4が制御される。
図5におけるカメラボディ1の動作、及び、タイミングt50からタイミングt57までのレンズ鏡筒2の動作は、図4に示される動作と同様であるため、その相違のみ以下記す。
補正レンズ目標位置=LR0+(LC0−LR0)×t/T2”
ここで、tは、タイミングt58からの経過時間、LC0は、図2に示される電磁ロック機構により、補正レンズ4が電磁ロックする時の目標位置となる電磁ロックセンタ位置であり、図2に於けるロック穴30aのガタの中心位置、LR0は、タイミングt58に於ける補正レンズ位置検出回路13により出力される補正レンズ位置である。又、T2”は、図3で示される例で用いた所定値T2より短い値とする。
、”中間位置状態(振れ補正モードスイッチaがオフ、振れ補正モードスイッチbがオフの状態)状態”から、”振れ補正オフ状態(振れ補正モードスイッチaがオフ、振れ補正モードスイッチbがオンの状態)”へと変化したため、レンズMCU10は、タイミングt122からは、補正レンズ4を電磁ロックする動作を行う。タイミングt122からタイミングt124までのレンズMCU10の行う補正レンズ4の電磁ロックの動作は、図5におけるタイミングt59からタイミングt61までの動作と同様であるため、説明を省く。
タイミングt70に於いて、メインスイッチ22がオンされ、この時、半押しスイッチ23、及び、全押しスイッチ24はオフの状態であった場合、タイミングt71から例えば所定間隔でレンズ間通信回路21を通じてレンズ鏡筒2に”電磁ロック指示”を繰り返し行う。又、メインスイッチ22がオフされたタイミングt78からタイミングt79まではレンズ鏡筒2へ対して”電磁ロック指示”は行わず、再度、メインスイッチ22がオンされたタイミングt79以降、タイミングt80,タイミングt81、タイミングt82と例えば所定時間間隔でレンズ間通信回路21を通じてレンズ鏡筒2に”電磁ロック指示”を繰り返し行う。
補正レンズ目標位置=LR0+(LC0−LR0)×t/T7
ここで、tは、タイミングt71からの経過時間、LC0は、図2に示される電磁ロック機構により、補正レンズ4が電磁ロックする時の目標位置となる電磁ロックセンタ位置であり、図2に於けるロック穴30aのガタの中心位置、LR0は、タイミングt71に於ける補正レンズ位置検出回路13により出力される補正レンズ位置である。又、T7は、適当な所定値とする。
る。
ンタリングされ、又、タイムラグが短いカメラボディが装着された場合にも、極力、補正レンズ4は、その可動範囲の概中央にセンタリングされることとなる。
2 レンズ鏡筒
3、5 撮影レンズ
4 撮影レンズ(補正レンズ)
6 撮影光軸
10 レンズMCU(ワンチップマイクロコンピュータ)
11 ボディ間通信回路
12 振れ検出回路
13 補正レンズ位置検出回路
14 補正レンズ駆動回路
15 電磁ロック駆動回路
16 EEPROM(書き換え可能な不揮発性記憶手段)
17 振れ補正モードスイッチa
18 振れ補正モードスイッチb
20 ボディMCU(ワンチップマイクロコンピュータ)
21 レンズ間通信回路
22 メインスイッチ
23 半押しスイッチ
24 全押しスイッチ
25 フィルム給送回路
26 ミラー駆動回路
27 フィルム給送モータ
28 ミラー駆動モータ
Claims (14)
- 撮影レンズの少なくとも一部を構成し、カメラに生じた振れ
を補正する為に所定の可動範囲内を移動可能に構成される振れ補正光学系と、
該振れ補正光学系を駆動し振れ補正を行う振れ補正駆動手段と、
前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止させるロック手段と、
駆動中の前記振れ補正駆動手段の駆動を終了させる第1の操作部材と、
前記第1の操作部材の操作に応じて振れ補正を終了する際に少なくとも第1の
所定時間は前記振れ補正を継続し、
該第1の所定時間経過後、第2の所定時間は振れ補正駆動を時間経過に従って
減衰させ、
該第2の所定時間経過後に前記ロック手段により前記振れ補正光学系をその可
動範囲の概中央に繋止する第1の制御手段と、
を有することを特徴とする振れ補正カメラ。 - 請求項1の振れ補正カメラであって、
前記第1の操作部材の状態にかかわらず前記振れ補正を終了させる第2の操作部
材と、
前記第2の所定時間終了前に前記第2の操作部材により前記振れ補正を終了する
際には、ただちに前記ロック手段により前記振れ補正光学系をその可動範囲の概
中央に繋止する第2の制御手段と、
を有することをさらに特徴とする振れ補正カメラ。 - 撮影レンズの少なくとも一部を構成し、該撮影レンズを装着
するカメラに生じた振れを補正する為に所定の可動範囲内を移動可能に構成され
る振れ補正光学系と、
該振れ補正光学系を駆動し振れ補正を行う振れ補正駆動手段と、
前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止させる為のロック手段とを
有し、
前記振れの補正の動作を終了させる第1の操作部材を有するカメラボディと着脱
可能な振れ補正レンズにおいて、
前記カメラボディから少なくとも振れ補正の終了指示を受理可能な通信手段と
、
前記第1の操作部材の操作に応じた前記カメラボディからの振れ補正の終了指
示に応じて振れ補正を終了する際に少なくとも第1の所定時間は振れ補正を継続
し、第1の所定時間経過後、第2の所定時間は振れ補正を時間経過に従って減衰
させ、第2の所定時間経過後に前記ロック手段により前記振れ補正光学系をその
可動範囲の概中央に繋止する制御手段と、
を有することを特徴とする振れ補正レンズ。 - 撮影レンズの少なくとも一部で構成し、該撮影レンズを装着
したカメラに生じた振れを補正する為に所定の可動範囲内を移動可能に構成され
る振れ補正光学系と、
該振れ補正光学系を駆動し振れ補正を行う振れ補正駆動手段と、
前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止させる為のロック手段とを
有し、
前記振れの補正の動作を終了させる第1の操作部材、及び、該第1の操作部材の
状態にかかわらず前記振れ補正を終了させる第2の操作部材を有するカメラボデ
ィと着脱可能な振れ補正レンズに於いて、
前記カメラボディから少なくとも前記振れ補正の終了を指示する第1の指示と
、前記ロック手段による振れ補正光学系の可動範囲の概中心への繋止の指示する
第2の指示を受理可能な通信手段と、
前記第1の操作部材の操作に応じた前記カメラボディからの第1の指示により
前記振れ補正を終了する際に、該第1の指示から少なくとも第1の所定時間は振
れ補正を継続し、第1の所定時間経過後、第2の所定時間は前記振れ補正を時間
経過に従って減衰させ、第2の所定時間経過後に前記ロック手段により前記振れ
補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止し、又、前記第2の操作部材の操作に
応じた前記カメラボディからの第2の指示により、前記第1の所定時間より短い
第3の所定時間は振れ補正を継続し、第3の所定時間経過後、前記第2の所定時
間より短い第4の所定時間は前記振れ補正を時間経過に従って減衰させ、第4の
所定時間経過後に前記ロック手段により前記振れ補正光学系をその可動範囲の概
中央に繋止するか、或いは、前記第2の指示からの経過時間に関わらず、前記ロ
ック手段により前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止することを特
徴とする振れ補正レンズ。 - 前記制御手段は、前記第1の所定時間経過後、前記第2の所定
時間までは前記振れ補正を時間経過に従って減衰させ、かつ、前記補正光学系を
前記ロック手段による前記繋止される位置に概移動させることを特徴とする請求
項1乃至2記載の振れ補正カメラ。 - 前記制御手段は、前記第1の所定時間経過後、前記第2の所定
時間までは前記振れ補正を時間経過に従って減衰させ、かつ、前記補正光学系を
前記ロック手段による前記繋止される位置に概移動させることを特徴とする請求
項3乃至4記載の振れ補正レンズ - 前記第1の所定時間と前記第2の所定時間との少なくとも一方
を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段を有することを特徴とする請求項1
乃至2記載の振れ補正カメラ。 - 前記第1の所定時間と前記第2の所定時間との少なくとも一方
を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段を有することを特徴とする請求項3
乃至4記載の振れ補正レンズ。 - 撮影レンズの少なくとも一部を構成し、カメラに生じた振れ
を補正する為に所定の可動範囲内を移動可能に構成される振れ補正光学系と、
該振れ補正光学系を駆動し振れ補正を行う振れ補正駆動手段と、
前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止させる為のロック手段と、
少なくとも第1の状態と第2の状態と第3の状態とを有し、第1の状態から第3
の状態に移行途中で該第2の状態となる操作部材と、
前記操作部材が前記第1の状態である場合に前記振れ補正駆動手段により振れ補
正を行い、
前記操作部材が第1の状態から第2の状態へ変化したことに応じて前記振れ補正
光学系を前記ロック手段による前記補正光学系の前記繋止される位置に概移動さ
せ、前記操作部材が前記第2の状態から前記第3の状態へ変化したことに応じて
前記ロック手段により前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止する制
御手段と、
を有することを特徴とする振れ補正カメラ。 - 撮影レンズの少なくとも一部を構成し、該撮影レンズを装着
するカメラに生じた振れを補正する為に所定の可動範囲内を移動可能に構成され
る振れ補正光学系と、
該振れ補正光学系を駆動し振れ補正を行う振れ補正駆動手段と、
前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央に繋止させる為のロック手段とを
有し、
前記振れ補正の開始と終了との少なくとも一方を指示する第1の操作手段と、
該第1の操作手段が操作されていない間に前記カメラから指示される前記ロック
手段による振れ補正光学系の可動範囲の概中心への繋止を指示するロック指示を
受理可能な通信手段と、
前記振れ補正光学系の位置を検出する振れ補正光学系位置検出手段と、
前記カメラから前記ロック指示受けることにより、前記振れ補正光学系位置検
出手段の検出結果に基づき前記振れ補正光学系が前記ロック手段により該補正光
学系の可動範囲の概中心への繋止されているか否かを検出し、該補正光学系が該
可動範囲の概中心に繋止されていないと検出された場合に前記ロック手段により
前記振れ補正光学系を可能範囲の概中心位置へ繋止する制御手段を有することを
特徴とする振れ補正レンズ。 - 前記制御手段による前記振れ補正光学系位置検出手段によ
り前記ロック手段による前記補正光学系の可動範囲の概中心への繋止されている
か否かの検出は、前記ロック手段により前記振れ補正光学系がその可動範囲の概
中心位置へ繋止された時の振れ補正光学系の位置を基準として所定範囲内である
か否かにより検出すること特徴とする請求項10記載の振れ補正レンズ。 - カメラボディと着脱可能に構成され、前記カメラボディと
通信する為のボディ間通信手段、及び、撮影レンズの少なくとも一部を構成し振
れを補正する為に所定の可動範囲内を移動可能に構成される振れ補正光学系によ
り振れ補正の動作を行う振れ補正機能を有するレンズと、前記レンズに装着され
た状態で前記レンズと通信するレンズ間通信手段を有し、レリーズ釦の全押しに
応じて行われる露光動作に先立ちクイックリターンミラーのミラーをアップする
カメラボディとのカメラシステムにおいて、
前記カメラボディは、前記レンズにレリーズ釦の全押しに応じて前記レンズ間
通信手段により前記レンズに振れ補正の動作を停止させる振れ補正停止指示を行
い、その後、前記ミラーアップを開始し、その後、前記レンズ間通信手段により
前記レンズに振れ補正の動作を開始する振れ補正開始指示を行い、
前記レンズは、前記振れ補正停止指示に応じて振れ補正の動作を停止し、概ね
その位置に前記振れ補正光学系を保持し、前記振れ補正開始指示に応じて振れ補
正の動作を開始することを特徴とするカメラシステム。 - カメラボディと着脱可能に構成され、前記カメラボディと
通信する為のボディ間通信手段、及び、撮影レンズの少なくとも一部で構成され
、振れを補正する為に所定の可動範囲内を移動可能に構成される振れ補正光学系
により振れ補正の動作を行う振れ補正機能を有するレンズと、前記レンズに装着
された状態で前記レンズと通信する為のレンズ間通信手段を有し、露光動作の直
前でクイックリターンミラーのミラーアップし、露光動作の終了後にミラーダウ
ン、及び、フィルム巻き上げを行うカメラボディとのカメラシステムにおいて、
前記カメラボディは、前記レンズに前記露光動作が終了したことに応じて前記
レンズ間通信手段により前記レンズに振れ補正の動作を停止させる振れ補正停止
指示を行い、その後、前記ミラーダウン、及び、前記フィルム巻き上げ動作を開
始し、前記ミラーダウン、或いは、前記フィルム巻き上げ動作が終了したことに
応じて前記レンズ間通信手段により前記レンズに振れ補正の動作を開始する振れ
補正開始指示を行い、
前記レンズは、前記振れ補正停止指示に応じて振れ補正の動作を停止し、概ね
その位置に前記振れ補正光学系を保持し、前記振れ補正開始指示に応じて振れ補
正の動作を開始することを特徴とするカメラシステム。 - カメラボディと着脱可能に構成され、前記カメラボディと
通信する為のボディ間通信手段、及び、撮影レンズの少なくとも一部で構成され
、振れを補正する為に所定の可動範囲内を移動可能に構成される振れ補正光学系
により振れ補正の動作を行う振れ補正機能を有するレンズと、前記レンズに装着
された状態で前記レンズと通信する為のレンズ間通信手段を有するカメラボディ
とのカメラシステムにおいて、
前記カメラボディは、前記レンズにレリーズ釦の全押しに応じて前記レンズ間
通信手段により前記レンズに振れ補正の開始と露光開始時刻を指示する振れ補正
開始指示を行い、
前記レンズは、前記振れ補正開始指示に応じて、前記指示された露光開始時刻
の所定時間前までは前記振れ補正光学系をその可動範囲の概中央位置にセンタリ
ングし、前記指示された露光開始時刻の所定時間前から振れ補正の動作を開始す
ることを特徴とするカメラシステム。
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