JP2011185863A - 磁界検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地磁気などの磁気を検知する3軸のセンサを用いた磁界検知装置において、外部磁界などによるオフセットや磁界強度の変化があったときに、演算で基準原点を補正できるようにする。
【解決手段】 3つの磁気センサからの検知出力に基づいて、磁気ベクトルの座標点データが、半径Raの球面座標Ga上の点で求められる。座標点データDx,Dy,Dzが球面座標Gaから大きく離れたときに、2つの座標点データDx,Dyの双方から半径Ra離れた仮想原点I1と、2つの座標点データDy,Dzの双方から半径Ra離れた仮想原点I2を求める。次に半径を少し長くして、仮想原点I3,I4を求める。仮想原点I1,I2の距離d1と仮想原点I3,I4の距離d2を比較し、新たな球面座標Gbの半径Raが基の半径Raよりも長いか短いかを判断する。これを繰り返して、新たな基準原点Obを求める。
【選択図】図6

Description

本発明は、3方向に向けられた磁気センサの検知出力に基づいて磁気ベクトルの向きが球面座標上の座標点データとして求められる磁界検知装置に係り、特に、外部磁界などの影響で検知出力が変動しさらに磁気ベクトルの大きさが変化しても、新たな基準原点を求めることができる磁界検知装置に関する。
互いに直交する3方向の磁界強度を検知する3軸の磁気センサを使用した磁界検知装置は、地磁気を検知する方位センサやジャイロ装置などに適用される。
特許文献1に記載された方位センサは、互いに直交するX軸とY軸およびZ軸に向けて配置された磁気センサによって地磁気が検知される。3軸方向に向けられたそれぞれの磁気センサで検知された検知出力により、地磁気の方位が三次元座標上の座標点として認識される。
この種の磁界検知装置は、使用時に意識的に回転させて、磁気センサと地磁気ベクトルとを相対的に回転させ、地磁気ベクトルの検知出力の回転軌跡から少なくとも2つの回転円を作成し、2つの回転円の中心軸の交点を検知基準の原点とするなどのキャリブレーションが行われる。しかし、その後に作用する地磁気以外の外部磁界の影響や磁気センサの動作誤差あるいは回路に重畳するノイズなどの要因によって、磁気センサにオフセット磁界が印加されると、三次元座標上で検知基準が動いてしまい、その後の方位の検知や角速度の検知などに誤差が発生する。
これを防止するためには、何度もキャリブレーションをやり直すことが必要になる。しかし、使用者に頻繁にキャリブレーションを行なわせることは煩雑であり実用的ではない。
以下の特許文献1には、オフセットの補正方法に関する発明が開示されている。この補正方法は、地磁気ベクトルを検知して3つの座標点が得られたときに、3つの座標点から等距離の点を求め、この点を新たなキャリブレーションの検知基準点とするというものである。
しかし、座標点は、三次元座標上に現れるために、特許文献1に記載されたオフセットの補正方法を行なおうとすると、3つの座標点を、X−Y座標とY−Z座標およびX−Z座標の3つの平面座標に投影し、それぞれの平面座標で投影された3つの座標点から等距離の点を求め、それぞれの平面座標で得られた等距離の点から、三次元座標上の点を求めるというきわめて複雑な演算が必要になる。
特開2007−163389号公報
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、検知出力にオフセットが現れたときに、比較的簡単な演算によって、新たな検知基準の原点を求めることができ、しかも磁気ベクトルの絶対値が変化しても対応することができる磁界検知装置を提供することを目的としている。
本発明は、互いに直交するX軸とY軸およびZ軸が決められた磁気検知部と、演算部とを有し、
前記磁気検知部に、X軸方向の磁界の強度を検知するX軸センサと、Y軸方向の磁界の強度を検知するY軸センサ、およびZ軸方向の磁界の強度を検知するZ軸センサが設けられ、
前記演算部では、前記X軸センサと前記Y軸センサおよび前記Z軸センサからの検知出力に基づいて、磁気ベクトルの向きが、三次元座標に基準原点を有する球面座標上の座標点データとして求められ、
第1の基準原点Oaと第1の半径Raを有する球面座標Gaから所定距離以上外れた複数のシフト座標点データDx,Dy,Dzが得られたときに、
(a)第1の基準原点Oaと2つのシフト座標点データDx,Dyとを含む平面において、2つのシフト座標点データDx,Dyの双方から第1の原点Oaに向けて第1の半径Raだけ離れた仮想原点I1を求め、他の組み合わせの2つのシフト座標点データDy,Dzから同様にして仮想原点I2を求め、2つの仮想原点I1,I2の間の第1の距離d1を求め、
(b)第1の半径Raよりも所定寸法だけ長い第2の半径(Ra+1)を用いて、前記(a)と同様に2つの仮想原点I3,I4を求めて、2つの仮想原点I3,I4の間の第2の距離d2を求め、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも短かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断し、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも長かったら、新たな球面座標の半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断し、
(c)または、第1の半径Raよりも所定寸法だけ短い第2の半径(Ra−1)を用いて、前記(a)と同様に2つの仮想原点I5,I6を求めて、2つの仮想原点I5,I6の間の第2の距離d2を求め、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも短かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断し、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも長かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断し、
(d)前記(b)または前記(c)において新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断したら、第2の半径よりも所定寸法だけ長い第3の半径を用いて前記(b)の処理を行い、
(e)前記(b)または前記(c)において新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断したら、第2の半径よりも所定寸法だけ短い第3の半径を用いて前記(c)の処理を行い、
これを繰り返して、2つの仮想原点が収束した位置を新たな球面座標Gbの基準原点Obとすることを特徴とするものである。
本発明では、前記(d)の処理の結果、2つの仮想原点の間の距離が広がったら、そのときの2つの仮想原点の近傍、またはひとつ前の処理で得られた2つの仮想原点の近傍に新たな球面座標Gbの基準原点Obを設定する。
または、前記(e)の処理の結果、2つの仮想原点の間の距離が広がったら、そのときの2つの仮想原点の近傍、またはひとつ前の処理で得られた2つの仮想原点の近傍に新たな球面座標Gbの基準原点Obを設定する。
また、前記(a)において、2つの仮想原点I1,I2の間の第1の距離d1が所定値以下であったら、2つの仮想原点I1,I2の近傍に新たな球面座標Gbの基準原点Obを設定する。
本発明は、前記(a)における2つの仮想原点I1,I2を、それぞれ次のようにして求めることができる。
(f)一方のシフト座標点データDxと第1の基準原点Oaとの間に直線L1を引き、直線L1上で一方の座標点データDxから第1の半径Raだけ離れた第1の収束点M1を求め、
(g)他方のシフト座標点データDyと第1の収束点M1との間に直線L2を引き、直線L2上で他のシフト座標点データDyから第1の半径Raだけ離れた第2の収束点M2を求め、
(h)一方のシフト座標点データDxと第2の収束点M2との間に直線L3を引き、直線L3上で一方のシフト座標点データDxから第1の半径Raだけ離れた第3の収束点M3を求め、
前記(g)と(f)を所定回数繰り返して得られる収束点を、仮想原点とする。
本発明は、オフセット磁界によって球面座標の基準原点が移動したときに、比較的簡単な演算によって新たな基準原点を得ることができる。また、磁気ベクトルの絶対値が変化しても、基準原点を補正できる。
本発明の実施の形態の磁界検知装置の回路ブロック図、 データバッファの処理動作を示す説明図、 磁気検知部に設けられたX軸センサとY軸センサおよびZ軸センサの説明図、 地磁気ベクトルの検知動作を示す三次元座標の説明図、 磁気ベクトルを検知する球面座標の原点の位置および半径が変化した状態を示す説明図、 基準原点の補正の第1の方法を説明する説明図、 基準原点の補正の第2の方法を説明する説明図、 仮想原点の求め方の一例を示す説明図、
図1に示す本発明の実施の形態の磁界検知装置1は、地磁気を検知する磁気検知部2を有している。図4に示すように、磁気検知部2は、互いに直交する基準軸であるX軸とY軸およびZ軸が固定軸として決められている。磁界検知装置1は携帯用機器などに搭載されており、磁気検知部2は、X軸とY軸およびZ軸の直交関係を維持したまま、空間内で自由に動くことができる。
図3に示すように、磁気検知部2には、X軸センサ3がX軸に沿って固定され、Y軸センサ4がY軸に沿って固定され、Z軸センサ5がZ軸に沿って固定されている。X軸センサ3とY軸センサ4およびZ軸センサ5は、いずれもGMR素子で構成されている。GMR素子は、Ni−Co合金やNi−Fe合金などの軟磁性材料で形成された固定磁性層および自由磁性層と、固定磁性層と自由磁性層との間に挟まれた銅などの非磁性導電層とを有している。固定磁性層の下に反強磁性層が積層され、反強磁性層と固定磁性層との反強結合により、固定磁性層の磁化が固定されている。
X軸センサ3は、地磁気のX方向に向く成分を検知するものであり、固定磁性層の磁化の向きがX軸に沿うPX方向に固定されている。自由磁性層の磁化の向きは地磁気の向きに反応する。自由磁性層の磁化の向きがPX方向と平行になるとX軸センサ3の抵抗値が極小になり、自由磁性層の磁化の向きがPX方向と逆向きになるとX軸センサ3の抵抗値が極大になる。また、自由磁性層の磁化の向きがPX方向と直交すると、抵抗値が前記極大値と極小値との平均値となる。
図1に示す磁場データ検知部6では、X軸センサ3と固定抵抗とが直列に接続され、X軸センサ3と固定抵抗との直列回路に電圧が与えられており、X軸センサ3と固定抵抗との間の電圧がX軸の検知出力として取り出される。X軸センサ3にX方向に向く磁界が与えられていないとき、またはPXに対して直交する磁界が与えられているときに、X軸の検知出力が中点電位となる。
磁気検知部2の全体を傾け、X軸センサ3の固定磁性層の磁化の固定方向PXを地磁気ベクトルVと同じ向きにするとX軸センサ3に与えられる磁界成分が極大値となる。このときのX軸の検知出力は、前記中点電位に対してプラス側の極大値となる。逆に、X軸センサ3の固定磁性層の磁化の固定方向PXを地磁気ベクトルVと反対に向けると、X軸センサ3に与えられる逆向きの磁界成分が極大値となる。このときのX軸の検知出力は、前記中点電位に対してマイナス側の極大値となる。
Y軸センサ4とZ軸センサ5も、それぞれ固定抵抗とが直列に接続され、Y軸センサ4またはZ軸センサ5と固定抵抗との直列回路に電圧が与えられており、各センサと固定抵抗との間の電圧がY軸またはZ軸の検知出力として取り出される。
Y軸センサ4の固定磁性層の磁化の固定方向PYを地磁気ベクトルVと同じ向きにすると、Y軸の検知出力は、中点電位に対してプラス側の極大値になる。Y軸センサ4の固定磁性層の磁化の固定方向PYを地磁気ベクトルVと反対に向けると、Y軸の検知出力は、中点電位に対してマイナス側の極大値となる。同様に、Z軸センサ5の固定磁性層の磁化の固定方向PZを地磁気ベクトルVと同じ向きにすると、Z軸の検知出力は、中点電位に対してプラス側の極大値になる。Z軸センサ5の固定磁性層の磁化の固定方向PZを地磁気ベクトルVと反対に向けると、Z軸の検知出力は、中点電位に対してマイナス側の極大値となる。
地磁気ベクトルVの大きさが一定であれば、X軸センサ3とY軸センサ4およびZ軸センサ5からの検知出力は、いずれもプラス側の極大値の絶対値と、マイナス側の極大値の絶対値とが同じである。
X軸センサ3としては、地磁気ベクトルの向きによってプラス側の検知出力とマイナス側の検知出力が得られ、プラス側の検知出力の極大値とマイナス側の検知出力の極大値とで絶対値が同じになれば、GMR素子以外の磁気センサで構成することもできる。例えば、X軸に沿ってプラス側の磁界強度のみを検知できるホール素子またはMR素子と、マイナス側の磁界強度のみを検知できるホール素子またはMR素子を組み合わせて、X軸センサ3として使用してもよい。これは、Y軸センサ4とZ軸センサ5においても同じである。
図1に示すように、磁場データ検知部6で検知されたX軸とY軸およびZ軸の検知出力は、演算部10に与えられる。演算部10は、A/D変換部とCPUおよびクロック回路などから構成されている。演算部10のクロック回路の計測時間に応じて、磁場データ検知部6で検知されたX軸とY軸およびZ軸の検知出力が、短いサイクルで間欠的にサンプリングされて演算部10に読み出される。それぞれの検知出力は、演算部内に設けられた前記A/D変換部によってディジタル値に変換される。
演算部10を構成するCPUにはメモリ7が接続されている。メモリ7には、演算処理のためのソフトウエアがプログラミングされて格納されている。演算部10の演算処理は前記ソフトウエアによって実行される。
ディジタルデータに変換されたX軸の検知出力とY軸の検知出力およびZ軸の検知出力は、演算部10で演算処理され、図4に示すX−Y−Zの三次元座標上の座標点データD(xb,yb,zb)に変換されて、演算部10に設けられたデータバッファ(バッファメモリ)11に格納される。クロック回路と同期して短いサイクルでサンプリングされて演算された前記座標点データDは、図2に示すデータバッファ11の格納部11aに与えられる。座標点データDが格納部11aに与えられる毎に、座標点データDが格納部11aから11mまで順に送り出され、最終段の格納部11mの最も古い座標点データDが捨てられる。磁界検知装置1が動作している間は、磁場データ検知部6から最新の座標点データDが一定時間毎に読み出され続けてデータバッファ11に順番に格納されていく。
図4に示すように、演算部10には、X−Y−Zの三次元座標が設定されている。演算部10に設定されたX−Y−Zの各軸は、図3に示す磁界検知装置1に固定されて設定されたX−Y−Zの各軸とその向きが一致している。
図4に示すように、磁気検知部2が地球上のいずれかの場所に置かれると、磁気検知部2のX軸センサ3から検知出力xbが得られ、Y軸センサ4から検知出力ybが得られ、Z軸センサ5から検知出力zbが得られる。演算部10では、各検知出力から座標点データD(xb,yb,zb)が演算される。座標点データD(xb,yb,zb)はサンプリング周期毎に次々と得られ、データバッファ11に順に格納されていく。
磁界検知装置1は、電源が投入された直後または使用開始時にキャリブレーションが行われる。キャリブレーションは、磁界検知装置1を搭載した携帯機器のディスプレイの表示などに指示され、使用者がその指示にしたがって実行する。
キャリブレーションは、磁界検知装置1を搭載した携帯機器などを任意の方向へ数回だけ回転させることで行われる。演算部10では、キャリブレーションにおいて次々に得られる座標点データDのいくつかをサンプリングする。少なくとも3個の座標点データDを得ることで、その時点での座標点データDの回転軌跡に一致する円を特定できる。この円が少なくとも2個求められ、それぞれの円の中心を通り且つ円を含む面に垂直な中心線が求められ、さらに中心線の交点が演算される。演算部10では、キャリブレーションの結果として得られた前記交点が、X−Y−Zの三次元座標の基準原点Oとなるように補正される。
図4には、キャリブレーションにより基準原点Oが補正された三次元座標が示されている。キャリブレーション後に、磁場データ検知部6の検知出力から演算される座標点データD(xb,yb,zb)は、三次元座標上の基準原点Oを中心とする球面座標G上の点として求められる。球面座標Gの半径Rは、X軸センサ3とY軸センサ4およびZ軸センサ5の検知出力の極大値の絶対値に比例する。球面座標Gの半径Rは、地磁気ベクトルVを検知したときの検知出力に比例して変化する。
図4は、キャリブレーション後の磁界検知装置1のZ軸が重力方向に向けられたときの検知出力を示している。この場合、座標点データD(xb,yb,zb)と、三次元座標の基準原点Oを結ぶ線が地磁気ベクトルVである。磁界検知装置1のZ軸が重力方向に向けられていれば、地磁気ベクトルVとX−Y座標面との成す角度が地磁気の伏角である。またX−Y座標のデータ(xb,yb)が地磁気と磁界検知装置1との方位角である。
携帯機器などに磁界検知装置1と共に加速度センサなどが搭載されて、重力の加速度の向きを検知できるものでは、キャリブレーションで基準原点Oが補正された三次元座標のZ軸を重力の向きと一致させるように、ソフトウエア上で補正できる。その結果、磁界検知装置1を方位センサとして使用することができる。
また、磁界検知装置1をZ軸を中心として(重力方向に向く軸を中心として)回転させると、次々とサンプリングされていく座標点データD(xb,yb,zb)が、Z軸を中心とし且つX−Y軸と平行な水平緯度線Haに沿って移動する。水平緯度線Ha上に位置する2つの座標点データの開き角度を、2つの座標点データのサンプル時間で微分することで、角速度を検出できる。
磁界検知装置1には、地磁気以外の外部磁界が作用しやすい。磁界検知装置1を搭載した携帯機器などが、他の電子機器に接近したり大きな金属に接近すると磁界検知装置1に作用する外部磁界が変化する。また、磁界検知装置1と共に携帯機器などに搭載されている電子回路からも磁界が与えられることがある。磁界検知装置1に外部磁界が与えられると、実際に検知される地磁気ベクトルと、先のキャリブレーションで設定された基準原点Oとの間にオフセットが生じる。また、それぞれの磁気センサ3,4,5の検知誤差や温度特性による感度の変動、検知回路の温度特性などによっても、実際に検知される磁気ベクトルと、先のキャリブレーションで設定された基準原点Oとの間にオフセットが生じることがある。
また、磁場データ検知部6で演算される座標点データDと、三次元座標の基準原点Oとの距離、すなわち球面座標Gの半径も変動しやすい。この変動は、磁界検知装置1を搭載した携帯機器が屋内から屋外に移動したときのように、磁気検知部2に作用する地磁気の大きさが変化したときに発生する。あるいは、磁気センサ3,4,5の感度の温度特性などによっても発生する。
図5は、先のキャリブレーションで補正された第1の基準原点がOaで示され、基準原点Oaを中心とする第1の半径Raの第1の球面座標がGaで示されている。またオフセット後の新たな基準原点がObで示され、基準原点Obを中心とする半径Rbの新たな球面座標がGbで示されている。基準原点がOaからObにシフトし、さらに半径Raよりも半径Rbは大きくなっている。
この場合に、新たなキャリブレーション動作を行って、三次元座標上で新たな基準原点Obの位置を特定する補正が可能である。しかし、使用者に頻繁にキャリブレーションを行わせることは実用的ではない。
そこで、演算部10では、補正用のソフトウエアが実行され、オフセットされ、さらに半径が変化した新たな球面座標の基準原点が計算で求められる。
演算部10で算出される座標点データDは、図2に示すデータバッファ11に順に格納される。演算部10では、次々に得られる座標点データDと、キャリブレーションで補正された第1の基準原点Oaとの距離が監視され、その距離が第1の半径Raから所定距離以上離れていないか否か、あるいは第1の半径Raに対して所定の比率以上に離れていないか否かを監視する。
図5に示す座標点データDa,Db,Dc,・・・Dmは、第1の基準原点Oaから大きく離れておらず、第1の球面座標Ga上に位置していると判断できる。演算部10は、座標点データDa,Db,Dc,・・・Dmを正常なデータとして取り扱い、これら座標点データに基づいて方位計算や角速度の計算などが行われる。
図5に示す座標点データD1,D2,D3,・・・D7は、第1の基準原点Oaからの距離が、第1の半径Raに対して所定の距離以上に離れ、または所定の比率以上に離れている。この座標点データが所定の数以上に連続して発生したときに、演算部10では、これらデータを、第1の球面座標Ga上に位置していないデータであると判断する。本明細書ではこのデータをシフト座標点データと呼ぶ。
このとき、演算部10は、座標点データD1,D2,D3,・・・D7から2つのシフト座標点データを1組として2組のシフト座標点データを選択する。図6と図7では、第1の組のシフト座標点データDx,Dyと、第2の組のシフト座標点データDy,Dzが選ばれており、2つの組が共通のシフト座標点データDyを共有している。ただし、2つの組で共通のシフト座標点データを共有していなくてもよい。
図6と図7に示すように、第1の基準原点Oaと2つのシフト座標点データDx,Dyとを含む平面において、2つのシフト座標点データDx,Dyの双方から第1の原点Oaに向けて第1の半径Raだけ離れた仮想原点I1を求める。同様にして、他の組の2つのシフト座標点データDy,Dzの双方からから同様にして第1の原点Oaに向けて第1の半径Raだけ離れた仮想原点I2を求める。
図8は、仮想原点I1の演算方法を示している。仮想原点I2も同様にして算出される。
まず、一方のシフト座標点データDxと第1の基準原点Oaとの間に直線L1を引き、直線L1上で一方の座標点データDxから第1の半径Raだけ離れた第1の収束点M1を求める。他方のシフト座標点データDyと第1の収束点M1との間に直線L2を引き、直線L2上で他のシフト座標点データDyから第1の半径Raだけ離れた第2の収束点M2を求める。次に、一方のシフト座標点データDxと第2の収束点M2との間に直線L3を引き、直線L3上で一方のシフト座標点データDxから第1の半径Raだけ離れた第3の収束点M3を求める。さらに、他方のシフト座標点データDyと第3の収束点M3を結ぶ直線L4を引き、直線L4上で他方のシフト座標点データDyから第1の半径Raだけ離れた第4の収束点M4を求める。
上記の計算を所定回数、例えば10回程繰り返すと、収束点M10は、第1の基準原点Oaと2つのシフト座標点データDx,Dyを含む平面内において、2つのシフト座標点データDx,Dyの双方から第1の半径Raだけ離れた仮想原点I1に収束する。このときの収束点M10を仮想原点I1とする。
他の2つの仮想原点DyとDzを用いて上記と同じ演算を繰り返し、その収束点を仮想原点I2とする。
図6に示す演算方法では、前記仮想原点I1,I2を求めた後に、第1の半径Raよりも所定寸法だけ長い第2の半径(Ra+1)を設定し、図8に示したのと同じ演算を行って、2つの仮想原点I3,I4を求める。先に演算された2つの仮想原点I1,I2の直線距離を第1の距離d1とし、後で演算された2つの仮想原点I3,I4の直線距離を第2の距離d2とする。前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも短かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断し、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも長かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断する。
新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断したら、第2の半径よりもさらに所定寸法だけ長い第3の半径(Ra+2)を用いて、さらに仮想原点を求めて、2つの仮想原点の直線距離を第3の距離として求める。第3の距離と第2の距離d2を比較し、新たな球面座標Gbの半径Rbが第2の半径(Ra+1)よりも長いか否かを判断する。新たな球面座標Gの半径Rbがさらに長いと判断したら、さらに半径を所定寸法だけ長くして次の2つの可動原点を求める。
一方において、球面座標Gbの半径Rbが現在計算で使用されている半径よりも短いと判断したら、その半径よりも所定寸法だけ短い半径を用いて、2つの仮想原点を求め、その仮想原点の距離を、その前に得られた2つの仮想原点の距離と比較する。
これを繰り返して、2つの仮想原点が収束した位置を新たな球面座標Gbの基準原点Obとする。例えば、前記演算を所定回数(例えば10回程度)繰り返して、その時点で得られている2つの仮想原点の近傍で、例えば2つの仮想原点の中間点を新たな球面座標Gbの基準原点Obとする。
前記演算では、算出したときの半径よりも新たな球面座標Gbの半径Rbが長いと判断されると、さらに所定寸法だけ長い半径が計算に使用されて次の2つの仮想原点が計算される。これを繰り返すと、2つの仮想原点の間の距離が段階的に狭まっていくが、ある時点で2つの仮想原点の距離が広がる。このとき、2つの仮想原点が、新たな球面座標Gbの基準原点Obを追い越したことになる。この場合は、基準原点Obを追い越した2つの仮想原点の近傍で、例えば2つの仮想原点の中間点を新たな座標球面Gbの基準原点Obに設定する。または、基準原点Obを追い越した2つの仮想原点よりもひとつ前の処理で得られた2つの仮想原点の近傍で、立てばその2つの仮想原点の中間点を新たな球面座標Gbの基準原点Obに設定する。
逆に、前記演算において、算出したときの半径よりも新たな球面座標Gbの半径Rbが短いと判断されると、さらに所定寸法だけ短い半径が計算に使用されて次の2つの仮想原点が計算される。この場合も、演算を繰り返すことで2つの仮想原点の間の距離が段階的に狭まっていくが、ある時点で2つの仮想原点の距離が広がる。このときも、新たな球面座標Gbの基準原点Obを追い越した2つの仮想原点の近傍で、例えばその中間点が新たな座標球面Gbの基準原点Obとして設定される。または、ひとつ前の処理で得られた2つの仮想原点の近傍で、例えばその2つの仮想原点の中間点が新たな球面座標Gbの基準原点Obに設定される。
図6に示す演算方法では、仮想原点I1,I2が得られたときに、第1の半径Raよりも所定寸法だけ長い半径(Ra+1)を第2の半径として次の可動原点I3,I4を求めたが、図7に示す演算方法では、仮想原点I1,I2が得られた後に、第1の半径Raよりも所定寸法だけ短い第2の半径(Ra−1)を用いて、2つの仮想原点I5,I6を求めてている。この場合も、2つの仮想原点I5,I6の間の第2の距離d2を求め、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも短かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断し、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも長かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断する。
新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断したら、さらに所定距離だけ短い半径を計算に用いて新たな2つの仮想原点を求め、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも長いと判断したら、さらに所定距離だけ長い半径を計算に用いて新たな2つの仮想原点を求める。そして、前記演算を所定回数(例えば10回程度)繰り返して、その時点で得られている2つの仮想原点の中間点を新たな球面座標Gbの基準原点Obとする。または、2つの仮想原点の距離が広がった時点で、そのときの2つの仮想原点の中間点を新たな座標球面Gbの基準原点Obに設定する。または、ひとつ前の処理で得られた2つの仮想原点中間点を新たな球面座標Gbの基準原点Obに設定する。
上記演算を行うことで、新たにキャリブレーションを行うことなく、オフセットされた基準原点を求めることができ、また球面座標の半径が変化したときも、基準原点を求めることが可能である。
本発明の磁界検知装置は、方位センサ、ジャイロに応用でき、携帯用のゲーム装置やゲーム装置の入力装置に使用することもできる。またロボットの腕や関節などの姿勢の変化を検知する検知部として使用することもできる。
さらに、本発明の磁界検知装置は、地磁気以外の外部磁界の磁気ベクトルの向きや動きを検知する装置として使用可能である。例えば磁気検知装置を固定し、外部の磁気ベクトルがどの方向からどのような運動で接近してきているかの検知も可能である。
1 磁界検知装置
2 磁気検知部
3 X軸センサ
4 Y軸センサ
5 Z軸センサ
6 磁場データ検知部
7 メモリ
10 演算部
11 データバッファ
Ga 第1の球面座標
Gb 新たな球面座標
Ra 第1の半径
Rb 新たな球面座標の半径
Oa 第1の基準原点
Ob 第2の基準原点
Dx,Dy,Dz シフト座標点データ
I1,I2,I3,I4,I5,I6 仮想原点
d1 第1の距離
d2 第2の距離

Claims (5)

  1. 互いに直交するX軸とY軸およびZ軸が決められた磁気検知部と、演算部とを有し、
    前記磁気検知部に、X軸方向の磁界の強度を検知するX軸センサと、Y軸方向の磁界の強度を検知するY軸センサ、およびZ軸方向の磁界の強度を検知するZ軸センサが設けられ、
    前記演算部では、前記X軸センサと前記Y軸センサおよび前記Z軸センサからの検知出力に基づいて、磁気ベクトルの向きが、三次元座標に基準原点を有する球面座標上の座標点データとして求められ、
    第1の基準原点Oaと第1の半径Raを有する球面座標Gaから所定距離以上外れた複数のシフト座標点データDx,Dy,Dzが得られたときに、
    (a)第1の基準原点Oaと2つのシフト座標点データDx,Dyとを含む平面において、2つのシフト座標点データDx,Dyの双方から第1の原点Oaに向けて第1の半径Raだけ離れた仮想原点I1を求め、他の組み合わせの2つのシフト座標点データDy,Dzから同様にして仮想原点I2を求め、2つの仮想原点I1,I2の間の第1の距離d1を求め、
    (b)第1の半径Raよりも所定寸法だけ長い第2の半径(Ra+1)を用いて、前記(a)と同様に2つの仮想原点I3,I4を求めて、2つの仮想原点I3,I4の間の第2の距離d2を求め、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも短かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断し、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも長かったら、新たな球面座標の半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断し、
    (c)または、第1の半径Raよりも所定寸法だけ短い第2の半径(Ra−1)を用いて、前記(a)と同様に2つの仮想原点I5,I6を求めて、2つの仮想原点I5,I6の間の第2の距離d2を求め、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも短かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断し、前記第2の距離d2が前記第1の距離d1よりも長かったら、新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断し、
    (d)前記(b)または前記(c)において新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも長いと判断したら、第2の半径よりも所定寸法だけ長い第3の半径を用いて前記(b)の処理を行い、
    (e)前記(b)または前記(c)において新たな球面座標Gbの半径Rbが第1の半径Raよりも短いと判断したら、第2の半径よりも所定寸法だけ短い第3の半径を用いて前記(c)の処理を行い、
    これを繰り返して、2つの仮想原点が収束した位置を新たな球面座標Gbの基準原点Obとすることを特徴とする磁界検知装置。
  2. 前記(d)の処理の結果、2つの仮想原点の間の距離が広がったら、そのときの2つの仮想原点の近傍、またはひとつ前の処理で得られた2つの仮想原点の近傍に新たな球面座標Gbの基準原点Obを設定する請求項1記載の磁界検知装置。
  3. 前記(e)の処理の結果、2つの仮想原点の間の距離が広がったら、そのときの2つの仮想原点の近傍、またはひとつ前の処理で得られた2つの仮想原点の近傍に新たな球面座標Gbの基準原点Obを設定する請求項1記載の磁界検知装置。
  4. 前記(a)において、2つの仮想原点I1,I2の間の第1の距離d1が所定値以下であったら、2つの仮想原点I1,I2の近傍に新たな球面座標Gbの基準原点Obを設定する請求項1記載の磁界検知装置。
  5. 前記(a)における2つの仮想原点I1,I2は、それぞれ次のようにして求められる請求項1ないし4のいずれかに記載の磁界検知装置。
    (f)一方のシフト座標点データDxと第1の基準原点Oaとの間に直線L1を引き、直線L1上で一方の座標点データDxから第1の半径Raだけ離れた第1の収束点M1を求め、
    (g)他方のシフト座標点データDyと第1の収束点M1との間に直線L2を引き、直線L2上で他のシフト座標点データDyから第1の半径Raだけ離れた第2の収束点M2を求め、
    (h)一方のシフト座標点データDxと第2の収束点M2との間に直線L3を引き、直線L3上で一方のシフト座標点データDxから第1の半径Raだけ離れた第3の収束点M3を求め、
    前記(g)と(f)を所定回数繰り返して得られる収束点を、仮想原点とする。
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