JP2011177885A5

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Publication number: JP2011177885A5
Application number: JP2011039569A
Authority: JP
Filing date: 2011-02-25
Publication date: 2012-12-06
Anticipated expiration: 2031-02-25

Claims

工作機械において被加工物を保持するための被加工物保持具（１０）であって、
中央に貫通穴（１４）を形成した環状本体（１２）を備え、
前記環状本体（１２）が、材料の除去によって得られた弱体化領域（１８、２０；３４、３６、３８、４０；５０、５２、５４、５６）と、前記弱体化領域（１８、２０；３４、３６、３８、４０；５０、５２、５４、５６）に対応付けられ、加圧流体を充てんする圧力室（２２；４２、４４；５８、６０）とを有し、
前記弱体化領域（１８、２０；３４、３６、３８、４０；５０、５２、５４、５６）は、前記圧力室（２２；４２、４４；５８、６０）に圧力が充てんされたときに前記環状本体（１２）を特定のやり方で軸方向（ａ）および／または半径方向（ｒ）へ弾性的に変形自在とする寸法および配置とされていることを特徴とする被加工物保持具。
前記環状本体（１２）へ固定手段（３２）を介して着脱自在に接続されるスリーブ（３０）が、前記貫通穴（１４）に取り付けられていることを特徴とする請求項１記載の被加工物保持具。
前記環状本体（１２）の外周面（１６）に設けられる弱体化領域（１８、２０）が、溝状に半径方向（ｒ）の内側に向かって延びかつリング状に環状本体（１２）の全周を巡って延びているとともに互いに軸方向（ａ）に間隔を空けて位置している第１凹所（１８）および第２凹所（２０）であり、
前記圧力室（２２）が、前記第１凹所（１８）および第２凹所（２０）へ対応付けられ、
前記圧力室（２２）が、前記軸方向（ａ）について見たときに前記溝状の第１凹所（１８）および溝状の第２凹所（２０）の間に位置しており、前記貫通穴（１４）から出発して溝状に半径方向（ｒ）の外側に向かって延びる第３凹所（２２）として形成されるとともにリング状に前記環状本体（１２）の全周を巡って延びた状態で前記貫通穴（１４）に関して液密に封止されていることを特徴とする請求項１または請求項２記載の被加工物保持具。
前記第１凹所（１８）および第２凹所（２０）が、前記半径方向（ｒ）について見たときに異なる深さを有していることを特徴とする請求項３記載の被加工物保持具。
前記第３凹所（２２）が、前記貫通穴（１４）に関して充てん要素（２４）によって液密に封止されていることを特徴とする請求項３または請求項４記載の被加工物保持具。
前記環状本体（１２）の外周面（１６）に設けられる弱体化領域（３４、３６、３８、４０）が、２つの正反対に位置する矩形凹所（３４、３６）、ならびに、前記環状本体（１２）の周方向について見たときに２つの矩形凹所（３４、３６）の間にそれぞれ位置した状態で前記環状本体（１２）を貫き且つ前記環状本体（１２）の周方向に延びている２つの二連Ｓ字形切込（３８、４０）であり、
前記圧力室（４２、４４）が、前記２つの矩形凹所（３４、３６）にそれぞれ対応付けられ、
前記圧力室（４２、４４）が、前記半径方向（ｒ）について見たときに前記矩形凹所（３４、３６）と前記貫通穴（１４）との間にそれぞれ設けられた凹所（４２、４４）であり、
前記圧力室（４２、４４）に加圧流体を充てんして半径方向（ｒ）へ前記環状本体（１２）を変位自在なピストン（４６、４８）が、前記圧力室（４２、４４）にそれぞれ収容されていることを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれかに記載の被加工物保持具。
前記環状本体（１２）の外周面（１６）に設けられる弱体化領域（５０、５２、５４、５６）が、２つの正反対に位置する追加矩形凹所（５０、５２）、ならびに、前記環状本体（１２）の周方向について見たときに２つの追加矩形凹所（５０、５２）の間にそれぞれ設けられた状態で前記環状本体（１２）を貫き且つ前記環状本体（１２）の周方向に延びている２つの追加二連Ｓ字形切込（５４、５６）であり、
２つの追加圧力室（５８、６０）が、前記半径方向（ｒ）について見たときに前記２つの追加矩形凹所（５０、５２）に割り当てられた状態で追加矩形凹所（５０、５２）と貫通穴（１４）との間にそれぞれ広がる凹所（５８、６０）であり、
前記追加圧力室（５８、６０）の各々に加圧流体を充てんした状態で半径方向（ｒ）に変位自在なピストン（６２、６４）が、前記追加圧力室（５８、６０）に収容され、
前記追加矩形凹所（５０、５２）、前記追加二連Ｓ字形切込（５４、５６）、および、前記圧力室（４２、４４）を構成している前記追加凹所（５８、６０）が、前記矩形凹所（３４、３６）、前記二連Ｓ字形切込（３８、４０）、および前記圧力室（４２、４４）を構成している凹所（４２、４４）から軸方向に離れ、これらに対して９０°回転されて位置していることを特徴とする請求項６記載の被加工物保持具。
前記弱体化領域（１８、２０；３４、３６、３８、４０；５０、５２、５４、５６）が、非対称に形成されていることを特徴とする請求項１乃至請求項７のいずれかに記載の被加工物保持具。