JP2011177330A - 切除装置、および気泡検出方法 - Google Patents

切除装置、および気泡検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011177330A
JP2011177330A JP2010043861A JP2010043861A JP2011177330A JP 2011177330 A JP2011177330 A JP 2011177330A JP 2010043861 A JP2010043861 A JP 2010043861A JP 2010043861 A JP2010043861 A JP 2010043861A JP 2011177330 A JP2011177330 A JP 2011177330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid chamber
voltage
bubbles
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010043861A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Tabata
邦夫 田端
Naohiro Matsuzaki
尚洋 松崎
Shinichi Miyazaki
新一 宮▲崎▼
Takeshi Seto
毅 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010043861A priority Critical patent/JP2011177330A/ja
Priority to EP11155967.0A priority patent/EP2363084B1/en
Priority to US13/035,156 priority patent/US20110213396A1/en
Priority to CN201110049592.2A priority patent/CN102188274B/zh
Publication of JP2011177330A publication Critical patent/JP2011177330A/ja
Priority to US14/481,752 priority patent/US9375231B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/3203Fluid jet cutting instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00017Electrical control of surgical instruments
    • A61B2017/00022Sensing or detecting at the treatment site
    • A61B2017/00039Electric or electromagnetic phenomena other than conductivity, e.g. capacity, inductivity, Hall effect
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00017Electrical control of surgical instruments
    • A61B2017/00115Electrical control of surgical instruments with audible or visual output
    • A61B2017/00119Electrical control of surgical instruments with audible or visual output alarm; indicating an abnormal situation

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

【課題】切除装置に混入した気泡の有無を検出することで、噴射した液体による生物組織
の切開能力を安定に維持することを可能とする。
【解決手段】液体室に液体を充填した状態で、駆動部材に電圧を印加することにより、液
体室内の液体を加圧して噴射ノズルから噴射して、生物組織を切開する。液体室内に混入
した気泡の有無に応じて駆動部材の変形の仕方が変化し、その影響が、駆動部材に流れる
電流波形に現れる。そこで、駆動部材に流れる電流を検出することで、混入した気泡の有
無を検出する。こうすれば、気泡混入によって僅かに切開能力が低下した場合でも、直ち
にそのことが分かるので、常に安定した切開能力を維持することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、加圧した液体を生体組織に向けて噴射することにより、生体組織の切開また
は切除を行う技術に関する。
水あるいは生理食塩水などの液体を加圧して、噴射ノズルから細くしぼった状態で生体
組織などに噴射することで、組織の切開や切除などを行う技術が開発されている(特許文
献1)。この技術は、血管などの脈管構造を傷つけることなく臓器などの組織だけを切開
することが可能であり、周囲の組織に与える損傷が少ないので、患者の負担を小さくする
ことが可能である。
また、液体を噴射するに際して、単に噴射ノズルから連続的に噴射するのではなく、パ
ルス状の噴流を断続的に噴射するようにした技術も提案されている。この提案の技術では
、噴射ノズルに接続された小さな液体室に液体を供給して、液体室の容積を瞬間的に減少
させることで、噴射ノズルからパルス状に液体を噴射する。続いて、液体室の容積を元に
戻して再び液体を供給する。こうした動作を繰り返して行うことで、パルス状の噴流を断
続的に噴射することができる。このように、パルス状の噴流を噴射すると、噴流の圧力が
衝撃的に生体組織に加わることになるので、少ない噴射量で生体組織を切開することがで
きる。その結果、噴射した液体が溜まって、切開しようとする生体組織の視認が困難にな
ったり、溜まった液体で噴流の勢いが弱められて、切開能力が低下したりすることを抑制
することが可能となる(特許文献2)。
特開2005−152127号公報 特開2008−082202号公報
しかし、液体をパルス状に噴射する技術では、安定した切開能力を維持することが難し
いという問題があった。すなわち、液体室の容積を瞬間的に減少させて、液体を加圧する
ことによってパルス状の噴流を噴射している関係上、液体室内に気泡が混入すると、気泡
が圧縮されてしまうので液体を十分に加圧することができなくなり、その結果、切開能力
が低下する。もちろん、混入した気泡が多いために噴流の出方が明らかに悪くなった場合
には、混入した気泡を取り除いて切開能力を回復させることもできるが、混入した気泡が
僅かな場合には、気泡が混入していることに気が付かず、切開能力が低下したまま使用を
継続することになる。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題を解決するためになされたものであり、
パルス状の液体を噴射して生体組織の切開または切除を行う切除装置で、僅かな気泡が混
入した場合でも、そのことを、精度良くしかも直ちに検出することが可能な技術の提供を
目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の切除装置は次の構成を採用
した。すなわち、
生物組織に向けて液体を噴射することで、該生物組織の切除を行う切除装置であって、
噴射しようとする液体を供給する液体供給手段と、
前記供給された液体が充填される液体室と、
前記液体室に接続された前記噴射ノズルと、
駆動電圧が印加されると、該駆動電圧が印加されない場合よりも前記液体室の容積を減
少させる方向に変形する駆動部材と、
前記液体室に前記供給された液体が充填された状態で前記駆動部材に前記駆動電圧を印
加することにより、該液体室内の前記液体を前記噴射ノズルからパルス状に噴射させる液
体噴射手段と、
前記駆動電圧を前記駆動部材に印加した時の、前記駆動部材に流れる電流を検出するこ
とで、前記液体室内の気泡を検出する気泡検出手段と
を備えることを要旨とする。
こうした構成を有する本発明の切除装置においては、液体室に液体を充填した状態で、
駆動部材に駆動電圧を印加することにより、液体室内の液体を加圧して噴射ノズルから噴
射することができる。このとき液体室内に気泡が混入していた場合には、駆動部材に駆動
電圧を印加すると混入していた気泡が潰れるので、気泡が混入していなかった場合と比べ
ると、駆動部材の変形の仕方が変化し、その結果、混入した気泡の有無に応じて、駆動部
材に流れる電流波形にも相違が現れる。そこで、駆動部材に駆動電圧を印加した時に駆動
部材に流れる電流を検出することによって、液体室内に混入した気泡の有無を検出する。
こうすれば、たとえ僅かな気泡が混入した場合でも直ちに検出することが可能となる。
また、液体を噴射するために駆動部材に駆動電圧を印加した時に、駆動部材に流れる電流
を検出しているだけなので、気泡を検出するための特別な装置を設ける必要がなく、たい
へん容易に気泡を検出することが可能となる。加えて、気泡を検出するための特別な装置
が不要であることから、切除装置が大型化することがなく、従って、生物組織を切開ある
いは切除する作業の作業性を悪化させる虞もない。
また、上述した本発明の切除装置においては、駆動部材に流れる電流のピーク電流を検
出することによって、液体室内の気泡を検出することとしてもよい。
液体室内に気泡が混入すると、駆動部材に流れる電流の変化は、ピーク電流に特徴的に
現れる。従って、ピーク電流を検出することで、液体室内に混入した気泡の有無を、容易
に且つ精度良く検出することが可能となる。
また、上述した本発明の切除装置においては、次のようにして液体室内の気泡を検出す
ることとしても良い。先ず、液体を噴射するに際しては、所定の最大電圧まで増加した後
、その最大電圧から減少する波形の駆動電圧を、駆動部材に印加する。そして、駆動部材
に最大電圧が印加されたタイミングで、駆動部材に流れる電流を検出することによって、
液体室内に混入した気泡を検出することとしてもよい。
液体を噴射するに際して、所定の最大電圧まで増加した後、その最大電圧から減少する
波形の駆動電圧を駆動部材に印加すると、最大電圧が印加されたタイミングで駆動部材に
流れる電流は、液体室内に混入した気泡の有無によって特徴的に変化する。従って、この
タイミングでの電流を検出すれば、液体室内に混入した気泡の有無を、容易に且つ精度良
く検出することが可能となる。
また、上述した本発明の切除装置においては、駆動部材に流れる電流と、駆動部材に応
じて記憶された基準電流とを比較することによって、液体室内の気泡を検出することとし
てもよい。
液体室内に気泡が混入した状態で駆動部材に電圧を印加した時に、駆動部材に流れる電
流は、駆動部材毎の個体差が存在することが経験上、分かっている。従って、駆動部材に
応じた適切な基準電流を予め記憶しておき、駆動部材に流れる電流と、駆動部材に応じた
基準電流とを比較してやれば、駆動部材の個体差の影響を受けることなく、液体室内の気
泡を精度良く検出することが可能となる。
また、本発明は、生物組織に向けて液体を噴射することで、該生物組織の切除を行う切
除装置に適用して、液体室内の気泡を検出するための気泡検出方法として把握することも
可能である。このような態様で把握された本発明の気泡検出方法は、
生物組織に向けて噴射するための液体が充填される液体室と、
前記液体室に接続された噴射ノズルと、
駆動電圧が印加されると、該駆動電圧が印加されない場合よりも前記液体室の容積を減
少させる方向に変形する駆動部材と
を備えた切除装置に適用されて、前記液体室内の気泡を検出する気泡検出方法であって

前記液体室内に前記液体を供給する工程と、
前記液体室に前記液体が充填された状態で前記駆動部材に前記駆動電圧を印加すること
により、該液体室内の前記液体を前記噴射ノズルから噴射させる工程と、
前記駆動電圧を前記駆動部材に印加した時の、前記駆動部材に流れる電流を検出するこ
とで、前記液体室内の気泡を検出する工程と
を備えることを要旨とする。
このような本発明の気泡検出方法によれば、液体室内に混入した気泡を、簡単に且つ精
度良く検出することができる。その結果、気泡の混入によって切除装置の切開あるいは切
除能力が低下したまま、使用を続けてしまう事態を未然に回避することが可能となる。
本実施例の切除装置の大まかな構成を示した説明図である。 本実施例の切除装置に設けられた噴射ユニットの構成を示した説明図である。 噴射ユニットおよび供給ポンプの動作を制御する制御ユニットの構成を示した説明図である。 本実施例の噴射ユニットが液体を噴射する動作を示した説明図である。 本実施例の切除装置が噴射ユニット内に混入した気泡を検出する原理を示した説明図である。 第1実施例の気泡検出部の内部構成を示した説明図である。 第1実施例の気泡検出部が気泡を検出する様子を例示した説明図である。 第2実施例の気泡検出部の内部構成を示した説明図である。 第2実施例の気泡検出部が気泡を検出する様子を例示した説明図である。 変形例の制御ユニットの構成を示した説明図である。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施
例を説明する。
A.装置構成:
B.液体の噴射動作:
C.気泡の検出原理:
D.第1実施例:
E.第2実施例:
F.変形例:
A.装置構成 :
図1は、本実施例の切除装置の大まかな構成を示した説明図である。図示されているよ
うに本実施例の切除装置10は、大きく分けると、パルス状に液体を噴射する噴射ユニッ
ト100と、噴射ユニット100から噴射される液体を噴射ユニット100に向けて供給
する供給ポンプ300と、噴射ユニット100および供給ポンプ300の動作を制御する
制御ユニット200などから構成されている。
噴射ユニット100は、金属製で略長方形形状の前ブロック106に、同じく金属製の
後ブロック108を重ねてネジ止めしたような構造となっており、前ブロック106の前
面には円管形状の液体通路管104が立設され、液体通路管104の先端には噴射ノズル
102が挿着されている。前ブロック106と後ブロック108との合わせ面には、薄い
円板形状の液体室110が設けられており、液体室110は、液体通路管104を介して
噴射ノズル102に接続されている。また、後ブロック108の内部には、積層型圧電素
子によって構成されたアクチュエーター112が設けられており、アクチュエーター11
2を駆動することによって、液体室110を変形させて、液体室110の容積を変化させ
ることが可能となっている。
供給ポンプ300は、噴射しようとする液体(水、生理食塩水、薬液など)が貯められ
た液体タンク306から、チューブ302を介して液体を吸い上げた後、チューブ304
を介して噴射ユニット100の液体室110内に供給する。また、制御ユニット200は
、噴射ユニット100に内蔵されたアクチュエーター112や、供給ポンプ300を制御
することにより、切除装置10の動作を制御している。
図2は、噴射ユニット100の詳細な構造を示した説明図である。図2(a)には、噴
射ユニット100の断面を取った分解組立図が示されており、図2(b)には、組み立て
後の断面図が示されている。後ブロック108には、前ブロック106と合わさる面のほ
ぼ中央に、大きな円形の浅い凹部108cが形成されており、凹部108cの中央位置に
は、後ブロック108を貫通して円形断面のする貫通穴108hが形成されている。
凹部108cの底部には、貫通穴108hを塞ぐような状態で金属製の薄いダイアフラ
ム114が設けられ、ダイアフラム114の周縁部は、ロウ付けあるいは拡散接合などの
手法によって、凹部108cの底部に対して気密に固着されている。更に、ダイアフラム
114の上からは、円環形状をした金属製の補強板120が、凹部108cに緩く嵌め込
まれるようになっている。そして、補強板120の板厚は、ダイアフラム114の上から
補強板120を嵌めた時に、凹部108cが形成された後ブロック108の端面と、補強
板120の端面とが面位置となるような厚さに設定されている。
ダイアフラム114によって塞がれた貫通穴108hには、アクチュエーター112(
本実施例では積層型圧電素子)が収容され、アクチュエーター112の後側では、円板形
状で金属製の底板118によって貫通穴108hが塞がれている。また、アクチュエータ
ー112とダイアフラム114との間には、円形で金属製のシム116が収納される。そ
して、後ブロック108の貫通穴108hにアクチュエーター112を収納して、底板1
18で貫通穴108hを塞いだ時に、ダイアフラム114と、シム116と、アクチュエ
ーター112と、底板118とがちょうど接した状態となるように、シム116の厚さが
選択されている。
前ブロック106には、後ブロック108と合わさる側の面に、円形の浅い凹部106
cが形成されている。この凹部106cの内径は、後ブロック108に嵌め込まれた補強
板120の内径とほぼ同じ大きさに設定されている。そして、前ブロック106と後ブロ
ック108とを合わせてネジ止めした時に、後ブロック108側に設けられたダイアフラ
ム114および補強板120の内周面と、前ブロック106に設けられた凹部106cと
によって、略円板形状の液体室110が形成されるようになっている。
また、前ブロック106には、前ブロック106の側方から液体室110に液体を供給
するための供給通路106iが設けられている。更に、凹部106cの中央位置には、液
体室110で加圧された液体が通過する細径の噴射通路106oが貫通している。この噴
射通路106oが開口する部分には、液体通路管104が内径部分で挿着されている。そ
して、その液体通路管104の先端には噴射ノズル102が挿着されている。従って、液
体室110から噴射される液体の通路は、噴射通路106oを通って液体通路管104に
出ると通路断面積が広くなり、液体通路管104の先端の噴射ノズル102の部分で再び
断面積が狭くなるようになっている。
図2(b)には、噴射ユニット100を組み立てた状態での断面図が示されている。図
示されているように、補強板120の端面は後ブロック108の端面とちょうど面位置に
なっており、この面に前ブロック106を合わせることで、前ブロック106と後ブロッ
ク108との間に液体室110が形成されている。また、後ブロック108の貫通穴10
8hに、シム116およびアクチュエーター112を収納して底板118を取り付けると
、ダイアフラム114と、シム116と、アクチュエーター112と、底板118とがち
ょうど接する状態となっている。
図3は、噴射ユニット100および供給ポンプ300の動作を制御する制御ユニット2
00の構成を示した説明図である。図示されるように制御ユニット200は、操作パネル
などによって構成される操作部202と、CPUなどによって構成される動作制御部20
4と、供給ポンプ300を駆動するポンプ駆動部206と、動作制御部204の制御の下
でアクチュエーター112の駆動電圧波形を生成する駆動電圧生成部208と、駆動電圧
波形を生成するための各種データが記憶されたデータ記憶部210と、駆動電圧生成部2
08で生成された駆動電圧波形を増幅する電圧増幅部212と、噴射ユニット100のア
クチュエーター112に駆動電圧波形を印加した時に、アクチュエーター112に流れる
駆動電流を検出することにより、噴射ユニット100内に混入した気泡を検出する気泡検
出部250などから構成されている。
操作者が、操作部202の操作パネルを操作すると、この信号が動作制御部204に伝
えられ、動作制御部204がポンプ駆動部206に駆動命令を出力する。すると、ポンプ
駆動部206が供給ポンプ300を駆動する結果、噴射ユニット100内の液体室110
に液体の供給が開始される。続いて動作制御部204は、駆動電圧生成部208に対して
駆動電圧波形の生成命令を出力する。すると、駆動電圧生成部208は、データ記憶部2
10から必要なデータを読み出して、噴射ユニット100に内蔵されたアクチュエーター
112の駆動電圧波形を生成した後、電圧増幅部212に出力する。電圧増幅部212は
、受け取った駆動電圧波形の電圧値を増幅した後、噴射ユニット100のアクチュエータ
ー112に駆動電圧波形を印加する。
気泡検出部250の詳細な構成については後述するが、気泡検出部250は、アクチュ
エーター112に駆動電圧波形が印加されるタイミングを示す信号(タイミング信号)を
動作制御部204(あるいは駆動電圧生成部208)から受け取ると共に、アクチュエー
ター112に流れる駆動電流を検出することによって、噴射ユニット100内に混入した
気泡を検出した後、検出結果を示す信号(気泡検出信号)を、動作制御部204に向かっ
て出力する。気泡を検出する原理および検出方法については後ほど詳しく説明する。
B.液体の噴射動作 :
図4は、本実施例の噴射ユニット100が液体を噴射する動作を示した説明図である。
図4(a)は、供給ポンプ300を駆動しているが、アクチュエーター112は駆動して
いない状態(駆動電圧を印加する前の状態)を表している。この状態では、図中に太い破
線の矢印で示されるように、供給ポンプ300によって供給された液体で液体室110が
満たされる。図中では、液体室110に斜線を付すことによって、液体室110が液体で
満たされていることを表している。
続いて、駆動電圧を印加することにより、アクチュエーター112を駆動する。すると
、アクチュエーター112は伸長する方向に変形し、ダイアフラム114を変形させて、
液体室110の容積を減少させようとする。その結果、液体室110の液体が加圧されて
、噴射通路106oおよび液体通路管104を介して、噴射ノズル102から噴射される
。このとき噴射される液体の体積は、アクチュエーター112の変形によって生じた液体
室110の容積減少分とほぼ等しくなる。
尚、液体室110には、噴射通路106oだけでなく、供給通路106iも接続されて
いる。従って、液体室110で加圧された液体は、噴射通路106oからだけでなく、供
給通路106iからも流出しようとするものと考えられる。しかし実際には、液体室11
0で加圧された液体は、専ら噴射通路106oから流出し、供給通路106iから流出す
ることはない。これは、次のような理由による。先ず、供給通路106i内の液体は液体
室110内に流入しようとしているので、液体室110で加圧された液体が供給通路10
6iから流出するためには、供給通路106i内の液体の流れを押し戻す必要がある。加
えて、供給通路106i内の液体は、後方から供給ポンプ300によって圧送されている
ので、この圧力にも打ち勝つ必要がある。これに対して、噴射通路106oでは、液体室
110からの流出を妨げるような液体の流れは存在せず、しかも供給ポンプ300が液体
を圧送する圧力も、液体室110からの流出を妨げる方向には作用しない。このため、液
体室110で加圧された液体は、供給通路106iではなく、専ら噴射通路106oから
流出する。加えて、詳細なメカニズムについては説明を省略するが、噴射通路106oを
出た部分で液体の通路の内径(すなわち、液体通路管104の内径)は大きくなっており
、しかも、噴射通路106oの長さは、供給通路106iの長さよりも短く形成されてい
ることも、液体室110で加圧された液体が噴射通路106oから流出し易くなる方向に
作用する。これらの理由から、液体室110で加圧された液体は、専ら噴射通路106o
から流出し、供給通路106iから流出することはない。
図4(b)には、アクチュエーター112に駆動電圧を印加することで、アクチュエー
ター112が変形して、液体室110の容積を減少させる結果、押し出された分の液体が
噴射ノズル102からパルス状に噴射される様子が示されている。
尚、ここで「パルス状の液体を噴射する」とは、液体の噴射と停止とを繰り返しながら
噴射する間欠噴射の態様が含まれるのはもちろんであるが、液体の流量または流速が変動
する脈動流の態様で噴射する場合でも、間欠噴射する場合と同様の効果が得られる。従っ
て、本明細書中では、脈動流の態様で噴射することも、「パルス状の液体を噴射する」こ
とに含まれている。
こうしてパルス状の液体を噴射したら、アクチュエーター112に印加した電圧を取り
除く。すると、変形していたアクチュエーター112が元の長さに復元し、それに伴って
減少していた液体室110の容積が元の容積に復元する。その動きと共に、供給ポンプ3
00から液体室110に液体が供給される結果、図4(a)に示したアクチュエーター1
12を駆動する前の状態に復帰する。そして、この状態から再びアクチュエーター112
に駆動電圧を印加すると、図4(b)に示したようにアクチュエーター112が変形して
、液体室110から押し出された分の液体が、噴射ノズル102からパルス状に噴射され
る。このように、本実施例の切除装置10では、アクチュエーター112に駆動電圧を印
加する度に、噴射ノズル102からパルス状の液体を噴射することが可能となっている。
以上のようなメカニズムを用いて、パルス状の液体を噴射している関係上、液体室11
0に気泡が混入すると、アクチュエーター112を駆動して液体室110の容積を減少さ
せた時に気泡が潰れてしまう。その結果、液体を十分に加圧することができなくなるので
、噴射ノズル102から噴射される液体の流速が小さくなってしまう。また、液体室11
0から押し出される液体量も、気泡が潰れる分だけ減少するので、噴射ノズル102から
噴射される液体量も少なくなってしまう。もちろん、液体室110にたいへん多くの気泡
が混入した場合には、噴射ノズル102から噴出する液体の流速あるいは液体量が大幅に
低下するので、操作者は、そのことに直ぐに認識することができる。そして、たとえばア
クチュエーター112を駆動することなく、暫くの間、供給ポンプ300を動作させるな
どして、気泡を排出することにより、噴射ノズル102から噴出する液体の流速や液体量
を正常な状態に復帰させることができる。しかし、液体室110に混入した気泡がそれほ
ど多くない場合は、噴射ノズル102から噴出する液体の流速あるいは液体量が低下した
ことに気付かないまま、使用し続けてしまうことも起こり得る。そこで、本実施例の切除
装置10では、こうした事態を回避するために、噴射ユニット100内に混入した気泡を
次のようにして検出することとしている。
C.気泡の検出原理 :
図5は、本実施例の切除装置10が噴射ユニット100内に混入した気泡を検出する原
理を示した説明図である。図5には、アクチュエーター112に駆動電圧波形を印加した
時に、アクチュエーター112に流れる駆動電流の電流波形が示されている。図5(a)
は、噴射ユニット100内に気泡が混入していない場合の電流波形であり、図5(b)は
、気泡が混入している場合の電流波形である。また、何れの場合も、アクチュエーター1
12には同じ駆動電圧波形が印加されている。
先ず、アクチュエーター112に印加する駆動電圧波形について説明する。本実施例の
駆動電圧波形には、2つの正弦波を組み合わせて生成された電圧波形が用いられている。
すなわち、電圧0から最高電圧まで電圧値が増加する部分の波形は、正弦波形の単調増加
部分(角度範囲:−π/2〜π/2の部分)によって構成され、最高電圧から電圧0まで
電圧値が減少する部分の波形は、正弦波形の単調減少部分(角度範囲:π/2〜3π/2
の部分)によって構成されている。このように構成された駆動電圧波形は、電圧0から最
高電圧まで滑らかに電圧値が上昇し、最高電圧から電圧0まで滑らかに電圧値が減少する
波形となるので、アクチュエーター112を滑らかに変形させることができる。
また、電圧値が電圧0から最高電圧に達するまでに要する時間よりも、最高電圧から電
圧0までに要する時間の方が、数倍(例えば5倍)程度、長めに設定されている。アクチ
ュエーター112は、印加される電圧値が増加すると長さが伸びる方向(液体室110の
容積を減少させる方向)に変形し、電圧値が減少すると長さが縮む方向(液体室110の
容積を増加させる方向)に変形する。従って、このような駆動電圧波形をアクチュエータ
ー112に印加することで、液体室110の容積を短時間で減少させた後、その5倍程度
の時間を掛けて、ゆっくりと液体室110の容積を元の容積に復帰させることができる。
このとき液体室110が液体で満たされている場合には、アクチュエーター112は液
体室110から反力を受けることになる。そして、アクチュエーター112は、ピエゾ素
子などの電歪効果を有する圧電素子によって構成されているから、アクチュエーター11
2には反力に応じた逆起電力が発生する。その結果、アクチュエーター112には、印加
される駆動電圧波形と、液体室110からの反力による逆起電力とによって決定される電
流が流れ込む。当然ながら、液体室110内に気泡が混入している場合と、混入していな
い場合とでは、アクチュエーター112が受ける反力は異なるから、発生する逆起電力も
異なって、アクチュエーター112に流れ込む電流も異なったものとなる。
実際に、アクチュエーター112に流れ込む電流(駆動電流)を検出すると、液体室1
10に気泡が混入していない場合と、気泡が混入している場合とで、得られる電流波形が
相違する。このことから、アクチュエーター112に流れ込む駆動電流を検出して、その
電流波形の違いから、混入した気泡の有無を判断することが可能となる。本実施例の切除
装置10は、このような原理に基づいて、噴射ユニット100(液体室110や、供給通
路106i、噴射通路106o)内に混入した気泡を検出している。
尚、ここでは、アクチュエーター112として、積層型圧電素子が用いられているもの
として説明するが、アクチュエーター112としてソレノイドなどが用いられている場合
にも、同様な現象が生じ得る。例えば、液体室110に気泡が混入している場合には、気
泡が潰れるために、液体室110の容積が速やかに減少し、ソレノイドの中心に設けられ
た駆動軸が速やかに移動する。その結果、駆動軸の周囲に設けられたコイルを通過する磁
束密度の変化速度が大きくなり、コイルに誘導起電力を発生させ、その影響で、アクチュ
エーター112に流れる電流(駆動電流)の波形に変化が現れる。このように、アクチュ
エーター112が、積層型圧電素子以外によって構成されている場合でも、同様な現象が
生じ得る。従って、アクチュエーター112の駆動電流を検出することで、液体室110
(あるいは噴射ユニット100)内に混入した気泡の有無を検出することが可能となる。
また、アクチュエーター112に流れる駆動電流波形の違いを検出する方法としては、
どのような方法を用いても構わないが、次のような点に着目すれば、電流波形の違いを簡
単に検出することが可能である。すなわち、図5(a)に示した気泡が混入していない場
合の電流波形と、図5(b)に示した気泡が混入している場合の電流波形とを比較すると
、気泡が混入することで、ピーク電流値が増加する。従って、ピーク電流値を検出するこ
とで、駆動電流波形の違いを直ちに検出することが可能となる。また、駆動電圧波形が増
加から減少に転ずるタイミングでの電流値は、気泡が混入することで低下する。従って、
このタイミングでの電流値を検出することによっても、駆動電流波形の違いを直ちに検出
することが可能となる。以下では、こうした点に着目して、混入した気泡を検出する方法
について具体的に説明する。
D.第1実施例 :
図6は、第1実施例の気泡検出部250の内部構成を示した説明図である。図示される
ように、第1実施例の気泡検出部250は、電流検出部251や、ピークホールド部25
2、比較部253、遅延部254、ラッチ部255などの電気回路によって構成されてい
る。このうち、電流検出部251は主にコイルによって構成されており、アクチュエータ
ー112に向かって電流が流れると、その時にコイルに誘導起電力が生じることで、電流
値に応じた電圧を発生させる。こうして発生した電圧は、ピークホールド部252に出力
される。ピークホールド部252は主にICチップによって構成されており、入力された
電圧値の最大値を保持する機能を有している。また、ピークホールド部252には、動作
制御部204(あるいは駆動電圧生成部208)からのタイミング信号も入力されるよう
になっており、タイミング信号が入力されると、保持していた電圧値がリセットされるよ
うになっている。
ピークホールド部252の出力(保持されている最大電圧値)は、比較部253に入力
される。比較部253も主にICチップによって構成されており、入力された電圧と、予
め設定された閾値電圧とを比較し、その結果に応じて、HiまたはLow何れかの電圧状
態を出力する機能を有している。本実施例では、ピークホールド部252から入力された
電圧が、閾値電圧よりも大きい場合には、Hiの電圧状態を出力し、閾値電圧よりも小さ
い場合には、Lowの電圧状態を出力するようになっている。
比較部253からの出力は、ラッチ部255に入力される。ラッチ部255も主にIC
チップによって構成されており、ラッチ信号を受け取った時に入力されている電圧値を出
力すると共に、ラッチ信号を受け取る度に出力電圧を更新する機能を有している。ラッチ
信号は、前述したタイミング信号を遅延部254で遅延させることによって生成されてい
る。そしてラッチ部255は、ラッチ信号を受け取った時に、比較部253からHi状態
の電圧を受け取っていた場合は、Hi状態の電圧を、気泡検出信号として動作制御部20
4に出力する。また、ラッチ信号を受け取った時に、比較部253からLow状態の電圧
を受け取っていた場合は、Low状態の電圧を、気泡検出信号として動作制御部204に
出力するようになっている。
図7は、第1実施例の気泡検出部250が気泡を検出する様子を例示した説明図である
。図7の最上段には、アクチュエーター112に印加する駆動電圧波形と、それによって
アクチュエーター112に流れる駆動電流波形とが示されている。図示した例では、アク
チュエーター112に5回連続して駆動電圧波形が印加されており、駆動電圧波形が印加
される度に、アクチュエーター112に流れ込む5回分の駆動電流波形が示されている。
これらの駆動電流波形のうち、初めの2つおよび最後の1つの波形は、液体室110に気
泡が混入していない場合の駆動電流波形となっており(図5(a)参照のこと)、3つめ
及び4つめの2つの波形は、気泡が混入した場合の駆動電流波形となっている(図5(b
)参照のこと)。
また、その駆動電流波形の下側には、動作制御部204(あるいは駆動電圧生成部20
8)から出力されるタイミング信号が示されている。図示した例では、アクチュエーター
112に対して駆動電圧波形の印加を開始するタイミングで、タイミング信号が出力され
ている。
タイミング信号の下側には、ピークホールド部252の出力波形が示されている。ピー
クホールド部252の出力は、タイミング信号が入力されると電圧0にリセットされ、そ
の後、電流検出部251の出力電圧が上昇すると共に上昇していく。しかし、電流検出部
251の出力電圧が低下に転じても、ピークホールド部252の出力電圧は低下すること
なく、最高出力電圧が維持される。そして、タイミング信号が入力されると、再び電圧0
にリセットされる。上述したように、タイミング信号はアクチュエーター112に駆動電
圧波形を印加するタイミングで出力されているから、ピークホールド部252の出力波形
は、アクチュエーター112に流れる駆動電流のピーク値が、駆動電圧波形を印加する度
に変化する様子を表していることになる。図7に示した例では、アクチュエーター112
を5回駆動した中で、初めの2回および最後の1回の駆動ではピークホールド部252の
出力電圧は低く、3回目および4回目の駆動ではピークホールド部252の出力電圧が高
くなっている。
こうして得られたピークホールド部252の出力波形と、予め設定しておいた閾値電圧
との大小関係を、比較部253を用いて検出する。図7では、ピークホールド部252の
出力波形と比較する閾値電圧が、一点鎖線によって示されている。また、ピークホールド
部252の出力波形の下側には、比較部253の出力波形が示されている。図示されてい
るように、ピークホールド部252の出力電圧が閾値電圧を下回っている場合は、比較部
253の出力はLow状態となり、逆にピークホールド部252の出力電圧が閾値電圧を
上回っている場合は、比較部253の出力はHi状態となる。図7に示した例では、アク
チュエーター112を5回駆動した中で、初めの2回および最後の1回の駆動では比較部
253の出力がLow状態となり、3回目および4回目の駆動では比較部253の出力が
Hi状態となっている。
ラッチ部255では、このような比較部253の出力を受け取って、ラッチ信号が入力
される度に、その時点で比較部253が出力している電圧状態(Low状態またはHi状
態の何れか)を、気泡検出信号として出力する。図7では、比較部253の出力波形の下
側にラッチ信号が示されており、その下側に、ラッチ部255から出力される気泡検出信
号が示されている。その結果、アクチュエーター112を5回駆動した中で、3回目の駆
動時から4回目の駆動時までは、気泡検出信号がHi状態となって、液体室110に気泡
が混入していることが検出されている。
このように、第1実施例の気泡検出部250では、アクチュエーター112を駆動した
時の駆動電流のピーク値を検出することで、液体室110(あるいは噴射ユニット100
)に混入した気泡の有無を、迅速に且つ確実に、しかもたいへん容易に検出することが可
能となる。その結果、切除装置10の操作者が、噴射ユニット100に気泡が混入したこ
とに気が付かず、切開能力あるいは切除能力が低下したことに気付かないまま、切除装置
10の使用を継続してしまう事態を確実に回避することが可能となる。
E.第2実施例 :
以上に説明した第1実施例では、アクチュエーター112を駆動した時の駆動電流のピ
ーク値に基づいて、噴射ユニット100に混入した気泡を検出した。しかし、図5を用い
て前述したように、混入した気泡の有無に起因する駆動電流波形の変化は、ピーク電流値
だけに現れるものではなく、異なる点に着目して駆動電流波形の変化を検出することで、
混入した気泡の有無を検出することも可能である。例えば、図5を用いて前述したように
、噴射ユニット100内に気泡が混入すると、アクチュエーター112に印加した駆動電
圧波形が増加から減少に転ずるタイミングでの電流値が低下する。以下では、この点に着
目して気泡を検出する第2実施例について説明する。
図8は、第2実施例の気泡検出部250の内部構成を示した説明図である。図示される
ように、第2実施例の気泡検出部250は、電流検出部251や、サンプルホールド部2
56、比較部253などの電気回路によって構成されている。このうち、電流検出部25
1は、第1実施例で用いられているものと同様であり、アクチュエーター112に向かっ
て電流が流れると、電流値に応じた電圧を発生させて、サンプルホールド部256に出力
する。サンプルホールド部256は主にICチップによって構成されており、タイミング
信号を受け取った時点で入力されていた電圧を、次のタイミング信号を受け取るまで保持
する機能を有している。また、第2実施例においても、タイミング信号は、動作制御部2
04(あるいは駆動電圧生成部208)から出力されている。
サンプルホールド部256の出力は、比較部253に入力される。この比較部253も
、第1実施例で用いられているものと同様であり、入力された電圧と、予め設定された閾
値電圧とを比較して、その結果に応じて、HiまたはLow何れかの電圧状態を出力する
機能を有している。第2実施例では、サンプルホールド部256から入力された電圧が、
閾値電圧よりも小さい場合にはLowの電圧状態を出力し、閾値電圧よりも大きい場合に
はHiの電圧状態を出力する。そして、第2実施例では、こうして得られた比較部253
の出力を、記法検出信号として使用する。
図9は、第2実施例の気泡検出部250が気泡を検出する様子を例示した説明図である
。図7を用いて前述した第1実施例と同様に、図9の最上段にも、アクチュエーター11
2に印加する駆動電圧波形と、それによってアクチュエーター112に流れる駆動電流波
形とが示されている。また、図9においても、5つの駆動電圧波形のうち、初めの2つお
よび最後の1つの波形が、気泡が混入していない場合の波形であり、3つめ及び4つめの
波形が、気泡が混入した場合の波形となっている。
駆動電流波形の下側には、動作制御部204(あるいは駆動電圧生成部208)から出
力されるタイミング信号が示されている。第2実施例では、アクチュエーター112に印
加する駆動電圧波形が上昇から下降に転じるタイミングで、タイミング信号が出力されて
いる。
また、タイミング信号の下側には、サンプルホールド部256の出力波形が示されてい
る。前述したようにサンプルホールド部256は、タイミング信号を受け取った時に、電
流検出部251から入力された電圧を出力する機能を有している。従って、図9に示され
るように、初めの2つの駆動電流波形および最後の1つの駆動電流波形に対しては、サン
プルホールド部256が出力する電圧は高くなり、3つめおよび4つめの駆動電流波形に
対しては、サンプルホールド部256が出力する電圧は低くなる。
こうして得られたサンプルホールド部256の出力と、予め設定しておいた閾値電圧と
の大小関係を、比較部253を用いて検出する。図9においても、閾値電圧は一点鎖線で
示されている。図9に示されているように、気泡が混入していない場合に該当する初めの
2つの駆動電流波形および最後の1つの駆動電流波形に対しては、比較部253の出力は
Low状態となる。また、気泡が混入した場合に該当する3つめおよび4つめの駆動電流
波形に対しては、比較部253の出力はHi状態となる。従って、この比較部253の出
力を気泡検出信号として用いることによっても、気泡の混入を迅速に且つ容易に検出する
ことが可能となる。その結果、切除装置10の操作者が、噴射ユニット100に気泡が混
入したことに気が付かず、切開能力あるいは切除能力が低下したことに気付かないまま、
切除装置10の使用を継続してしまう事態を確実に回避することが可能となる。
F.変形例 :
上述した第1実施例あるいは第2実施例では、気泡検出部250内で気泡検出の為に用
いられる閾値電圧が固定されているものとして説明した。しかし、気泡が混入した時にア
クチュエーター112に流れる駆動電流波形は、アクチュエーター112毎に異なってお
り、従って、気泡検出の為に用いられる閾値電圧の最適値も、アクチュエーター112毎
に異なっている。そこで、アクチュエーター112の個体差に応じて閾値電圧の値を変更
するようにしてもよい。
図10は、変形例の制御ユニット200の構成を示した説明図である。変形例の制御ユ
ニット200は、図3を用いて前述した第1実施例あるいは第2実施例の制御ユニット2
00に対して、動作制御部204が噴射ユニット100からアクチュエーター112の個
体差情報を取得する点と、動作制御部204が気泡検出部250に対して閾値電圧を設定
する点とが異なっている。ここでアクチュエーター112の個体差情報とは、気泡が混入
した時の駆動電流波形を実測して、ピーク電流値あるいは駆動電圧が上昇から下降に転じ
るタイミングでの電流値などに関するデータである。噴射ユニット100には、アクチュ
エーター112の個体差情報を記憶したICチップが搭載されており、制御ユニット20
0の動作制御部204は、ICチップに記憶されたデータを読み出すことによって、アク
チュエーター112の個体差情報を取得することが可能となっている。
尚、アクチュエーター112の個体差情報としては、ピーク電流値あるいは駆動電圧が
上昇から下降に転じるタイミングでの電流値であっても良いし、それら電流値に基づいて
決定された補正値であっても良い。あるいは、実測された電流値に基づいてアクチュエー
ター112を幾つかの類別に分類した時の類別を示す番号であっても構わない。
変形例においても、動作制御部204は、操作部202からの信号を受け取ると、ポン
プ駆動部206に駆動命令を出力して供給ポンプ300を駆動するとともに、駆動電圧生
成部208に駆動電圧波形の生成命令を出力して、噴射ユニット100に内蔵されたアク
チュエーター112の駆動を開始する。このように、噴射ユニット100から液体を噴射
するために行われる一連の動作は、前述した第1実施例あるいは第2実施例と全く同様で
あるため、ここでは説明を省略する。
しかし、気泡を検出するための動作は、変形例では、前述した第1実施例あるいは第2
実施例とは若干異なっている。すなわち、変形例では、動作制御部204が噴射ユニット
100からアクチュエーター112の個体差情報を取得する。そして、取得した個体差情
報に応じて閾値電圧を決定した後、その結果を気泡検出部250に対して出力する。尚、
動作制御部204が気泡検出部250に対して閾値電圧を設定するに際しては、閾値電圧
の値を出力するようにしても良いし、気泡検出部250内に標準の閾値電圧を記憶してお
き、その閾値電圧に対する補正値を出力するようにしてもよい。あるいは、気泡検出部2
50内に複数の閾値電圧を記憶しておき、その中の何れかの閾値電圧を指定するようにし
ても良い。変形例の気泡検出部250では、こうして設定された閾値電圧と、ピークホー
ルド部252の出力あるいはサンプルホールド部256の出力とを比較することによって
、気泡の有無を検出する。
こうすれば、アクチュエーター112の個体差を考慮した適切な閾値電圧を用いて気泡
の有無を検出することができるので、アクチュエーター112の個体差に影響されること
なく、僅かな気泡が混入した場合でも、迅速に且つ正確に、気泡の混入を検出することが
可能となる。
尚、上述した変形例では、アクチュエーター112の個体差に応じて閾値電圧を変更す
るものとして説明したが、アクチュエーター112に印加する駆動電圧波形に応じて、閾
値電圧を変更するようにしても構わない。
以上、本実施例の切除装置について説明したが、本発明は上記すべての実施例および変
形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施する
ことが可能である。
10…切除装置、 100…噴射ユニット、 102…噴射ノズル、
104…液体通路管、 106…前ブロック、 106c…凹部、
106i…供給通路、 106o…噴射通路、 108…後ブロック、
108c…凹部、 108h…貫通穴、 110…液体室、
112…アクチュエーター、 114…ダイアフラム、 116…シム、
118…底板、 120…補強板、 200…制御ユニット、
202…操作部、 204…動作制御部、 206…ポンプ駆動部、
208…駆動電圧生成部、 210…データ記憶部、 212…電圧増幅部、
250…気泡検出部、 251…電流検出部、 252…ピークホールド部、
253…比較部、 254…遅延部、 255…ラッチ部、
256…サンプルホールド部、 300…供給ポンプ、 302…チューブ、
304…チューブ、 306…液体タンク

Claims (5)

  1. 生物組織に向けて液体を噴射することで、該生物組織の切除を行う切除装置であって、
    噴射しようとする液体を供給する液体供給手段と、
    前記供給された液体が充填される液体室と、
    前記液体室に接続された前記噴射ノズルと、
    駆動電圧が印加されると、該駆動電圧が印加されない場合よりも前記液体室の容積を減
    少させる方向に変形する駆動部材と、
    前記液体室に前記供給された液体が充填された状態で前記駆動部材に前記駆動電圧を印
    加することにより、該液体室内の前記液体を前記噴射ノズルからパルス状に噴射させる液
    体噴射手段と、
    前記駆動電圧を前記駆動部材に印加した時の、前記駆動部材に流れる電流を検出するこ
    とで、前記液体室内の気泡を検出する気泡検出手段と
    を備える切除装置。
  2. 請求項1に記載の切除装置であって、
    前記気泡検出手段は、前記駆動部材に流れる電流のピーク電流を検出することで、前記
    液体室内の気泡を検出する手段である切除装置。
  3. 請求項1に記載の切除装置であって、
    前記液体噴射手段は、所定の最大電圧まで増加した後、該最大電圧から減少する波形の
    電圧を、前記駆動部材に印加する手段であり、
    前記気泡検出手段は、前記駆動部材に前記最大電圧が印加された時に、前記駆動部材に
    流れる電流を検出することで、前記液体室内の気泡を検出する手段である切除装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の切除装置であって、さらに、
    前記駆動部材に応じた基準電流を記憶する記憶手段を備え、
    前記気泡検出手段は、前記駆動部材に流れる電流と、前記駆動部材に応じて記憶された
    基準電流とを比較することによって、前記液体室内の気泡を検出する手段である切除装置
  5. 生物組織に向けて噴射するための液体が充填される液体室と、
    前記液体室に接続された噴射ノズルと、
    駆動電圧が印加されると、該駆動電圧が印加されない場合よりも前記液体室の容積を減
    少させる方向に変形する駆動部材と
    を備えた切除装置に適用されて、前記液体室内の気泡を検出する気泡検出方法であって

    前記液体室内に前記液体を供給する工程と、
    前記液体室に前記液体が充填された状態で前記駆動部材に前記駆動電圧を印加すること
    により、該液体室内の前記液体を前記噴射ノズルから噴射させる工程と、
    前記駆動電圧を前記駆動部材に印加した時の、前記駆動部材に流れる電流を検出するこ
    とで、前記液体室内の気泡を検出する工程と
    を備える気泡検出方法。
JP2010043861A 2010-03-01 2010-03-01 切除装置、および気泡検出方法 Pending JP2011177330A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010043861A JP2011177330A (ja) 2010-03-01 2010-03-01 切除装置、および気泡検出方法
EP11155967.0A EP2363084B1 (en) 2010-03-01 2011-02-25 Excision device and air-bubble detecting method
US13/035,156 US20110213396A1 (en) 2010-03-01 2011-02-25 Excision device and air-bubble detecting method
CN201110049592.2A CN102188274B (zh) 2010-03-01 2011-03-01 切除装置以及气泡检测方法
US14/481,752 US9375231B2 (en) 2010-03-01 2014-09-09 Excision device and air-bubble detecting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010043861A JP2011177330A (ja) 2010-03-01 2010-03-01 切除装置、および気泡検出方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014105910A Division JP5867545B2 (ja) 2014-05-22 2014-05-22 液体噴射装置用制御ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011177330A true JP2011177330A (ja) 2011-09-15

Family

ID=44148794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010043861A Pending JP2011177330A (ja) 2010-03-01 2010-03-01 切除装置、および気泡検出方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US20110213396A1 (ja)
EP (1) EP2363084B1 (ja)
JP (1) JP2011177330A (ja)
CN (1) CN102188274B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015054015A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 医療機器
US9097244B2 (en) 2011-08-30 2015-08-04 Seiko Epson Corporation Fluid feeding pump, medical apparatus, and air bubble detection method for fluid feeding pump
US9243619B2 (en) 2011-09-13 2016-01-26 Seiko Epson Corporation Liquid feed pump and circulation pump with detection units to detect operating states of the pumps

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8794931B2 (en) 2010-12-24 2014-08-05 Seiko Epson Corporation Fluid ejection device and medical device
US20140109650A1 (en) * 2012-10-22 2014-04-24 Seiko Epson Corporation Dissolved gas content measurement apparatus and liquid treatment apparatus
JP2016120066A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 セイコーエプソン株式会社 液体噴射制御装置、液体噴射システム及び制御方法
JP2016120067A (ja) 2014-12-25 2016-07-07 セイコーエプソン株式会社 液体噴射制御装置、液体噴射システム及び制御方法
US11841336B2 (en) * 2021-01-15 2023-12-12 Te Connectivity Solutions Gmbh Bubble detection sensor

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001132646A (ja) * 1999-11-10 2001-05-18 Hitachi Ltd ダイヤフラムポンプ
JP2008082202A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Seiko Epson Corp 流体噴射装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4518974A (en) * 1982-09-21 1985-05-21 Ricoh Company, Ltd. Ink jet air removal system
JPS6080944U (ja) * 1983-11-10 1985-06-05 キヤノン株式会社 記録ヘツドのモニタ装置
JP2812593B2 (ja) 1991-11-11 1998-10-22 アルプス電気株式会社 インクジェット記録ヘッドの気泡検出装置
US5500657A (en) * 1991-11-11 1996-03-19 Alps Electric Co., Ltd. Air-bubble detection apparatus of ink jet recording head, and method and apparatus for restoring ink jet recording head
JP3213431B2 (ja) 1993-04-12 2001-10-02 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインク残量検出方法
JPH1199646A (ja) 1997-09-29 1999-04-13 Fuji Electric Co Ltd インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JPH11334102A (ja) 1998-05-25 1999-12-07 Mitsubishi Electric Corp インクジェット式プリンタ、気泡検出回路及び気泡検出方法
US6375299B1 (en) * 1998-11-02 2002-04-23 Encad, Inc. Faulty ink ejector detection in an ink jet printer
JP2003118093A (ja) 2001-10-12 2003-04-23 Seiko Epson Corp インクジェットヘッドの駆動制御装置およびインク吐出不良検出方法
JP3697209B2 (ja) * 2001-12-27 2005-09-21 キヤノン株式会社 液体吐出検出方法及びその装置とインクジェット記録装置
JP2004009501A (ja) 2002-06-06 2004-01-15 Hitachi Printing Solutions Ltd インクジェットプリンタ
JP4099822B2 (ja) * 2002-07-26 2008-06-11 セイコーエプソン株式会社 ディスペンシング装置、ディスペンシング方法及び生体試料含有溶液吐出不良検出方法
JP4266788B2 (ja) 2003-11-21 2009-05-20 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置
JP2006231882A (ja) 2005-02-28 2006-09-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び液体吐出状態判定方法
JP2007090654A (ja) 2005-09-28 2007-04-12 Fujifilm Corp 液体吐出装置及び気泡判断方法
JP2007130853A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Fujifilm Corp 液体吐出装置および吐出異常原因抽出方法
JP5272363B2 (ja) * 2007-09-21 2013-08-28 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001132646A (ja) * 1999-11-10 2001-05-18 Hitachi Ltd ダイヤフラムポンプ
JP2008082202A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Seiko Epson Corp 流体噴射装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9097244B2 (en) 2011-08-30 2015-08-04 Seiko Epson Corporation Fluid feeding pump, medical apparatus, and air bubble detection method for fluid feeding pump
US9243619B2 (en) 2011-09-13 2016-01-26 Seiko Epson Corporation Liquid feed pump and circulation pump with detection units to detect operating states of the pumps
JP2015054015A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 医療機器

Also Published As

Publication number Publication date
EP2363084A2 (en) 2011-09-07
CN102188274B (zh) 2015-09-02
CN102188274A (zh) 2011-09-21
EP2363084A3 (en) 2015-07-08
US9375231B2 (en) 2016-06-28
EP2363084B1 (en) 2017-05-03
US20140379013A1 (en) 2014-12-25
US20110213396A1 (en) 2011-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011177330A (ja) 切除装置、および気泡検出方法
JP5540760B2 (ja) 液体噴射装置
JP5636811B2 (ja) 液体噴射装置、および液体噴射装置を用いた医療機器
JP4655163B1 (ja) 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法
JP5696484B2 (ja) 流体噴射装置、医療機器
JP5862020B2 (ja) 流体噴射装置
JP2011036533A (ja) 流体噴射方法、流体噴射装置および医療機器
JP2011038479A (ja) 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法
JP2010106748A (ja) 流体噴射システム、流体噴射システムの駆動方法、手術装置
US20100082054A1 (en) Fluid ejection device and fluid ejection method
JP5360690B2 (ja) 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法
JP5867545B2 (ja) 液体噴射装置用制御ユニット
JP2010059939A (ja) 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法および手術装置
JP5636809B2 (ja) 液体噴射装置
JP5970703B2 (ja) 医療機器
JP5585713B2 (ja) 流体噴射装置
JP5212440B2 (ja) レーザーパルスメスおよび医療機器
JP5776246B2 (ja) 液体噴射装置
JP6168204B2 (ja) 医療機器
JP2014184315A (ja) 液体噴射装置用噴射ユニットのブロック、液体噴射装置用噴射ユニットおよび手術機器
JP5773039B2 (ja) 制御装置、流体噴射装置及び流体噴射方法
JP5949209B2 (ja) 医療機器
JP2013047519A (ja) 流体噴射装置および医療機器
JP2011038527A (ja) 流体噴射方法
JP2015186684A (ja) 液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140225