JP2011169744A - 炉心溶融物保持装置および格納容器 - Google Patents

炉心溶融物保持装置および格納容器 Download PDF

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一義 青木
Mitsuo Komuro
三男 小室
Shinichi Morooka
慎一 師岡
Tomohisa Kurita
智久 栗田
Mika Tawara
美香 田原
Toshimi Tobimatsu
敏美 飛松
Hiromasa Yanagisawa
宏昌 柳澤
Shinji Kubo
伸二 久保
Yuka Suzuki
由佳 鈴木
Ryoichi Hamazaki
亮一 濱崎
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Abstract

【課題】熱応力による炉心溶融物保持装置の破損の可能性を低減する。
【解決手段】原子炉圧力容器に収められた炉心が溶融し落下した際に発生する炉心溶融物を保持する炉心溶融物保持装置に、原子炉圧力容器の下方に設けられて冷却水が供給される給水容器と、この給水容器から延びる冷却流路を形成する冷却流路形成体と、を設ける。冷却流路形成体は、傾斜流路天板17と傾斜流路底板16とライザ部内側板18とライザ部外側板19とを有する。傾斜流路天板17と傾斜流路底板16との間には、冷却流路の傾斜部が形成される。ライザ部内側板18とライザ部外側板19との間には、冷却流路のライザ部が形成される。ライザ部内側板18は、たとえば溶接などを施さずに傾斜流路天板17の外周部に単に載置して、炉心溶融物が落下したときに傾斜流路天板17に対して相対的に移動可能に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子炉圧力容器に収められた炉心が溶融し落下した際に発生する炉心溶融物を保持する炉心溶融物保持装置およびそれを用いた格納容器に関する。
水冷却型原子炉では、原子炉圧力容器内への給水の停止や、原子炉圧力容器に接続された配管の破断により冷却水が喪失すると、原子炉水位が低下し炉心が露出して冷却が不十分になる可能性がある。このような場合を想定して、水位低下の信号により自動的に原子炉は非常停止され、非常用炉心冷却装置(ECCS)による冷却材の注入によって炉心を冠水させて冷却し、炉心溶融事故を未然に防ぐようになっている。
しかし、極めて低い確率ではあるが、非常用炉心冷却装置が作動せず、かつ、その他の炉心への注水装置も利用できない事態も想定され得る。このような場合、原子炉水位の低下により炉心は露出し、十分な冷却が行われなくなり、原子炉停止後も発生し続ける崩壊熱によって燃料棒温度が上昇し、最終的には炉心溶融に至ることが考えられる。
このような事態に至った場合、高温の炉心溶融物(コリウム)が原子炉圧力容器下部に溶け落ち、さらに原子炉圧力容器下鏡を溶融貫通して、格納容器内の床上に落下するに至る。炉心溶融物は、格納容器床に張られたコンクリートを加熱する。格納容器床と炉心溶融物との接触面が高温状態になると、炉心溶融物とコンクリートとが反応し、二酸化炭素、水素等の非凝縮性ガスを大量に発生させるとともに、コンクリートは溶融浸食される。
発生した非凝縮性ガスは格納容器内の圧力を高め、原子炉格納容器を破損させる可能性がある。また、コンクリートの溶融浸食により格納容器バウンダリを破損させたり、格納容器構造強度を低下させる可能性がある。結果的に、炉心溶融物とコンクリートの反応が継続すると格納容器破損に至り、格納容器内の放射性物質が外部環境へ放出させるおそれがある。
この炉心溶融物とコンクリートの反応を抑制するためには、炉心溶融物を冷却し、炉心溶融物底部のコンクリートとの接触面の温度を浸食温度以下に冷却するか、炉心溶融物とコンクリートが直接接触しないようにする必要がある。侵食温度は、一般的なコンクリートで1500K以下である。
そのため、炉心溶融物が落下した場合に備えた対策が開示されている(たとえば特許文献1および特許文献2参照)。代表的なものが炉心溶融物保持装置(コアキャッチャー)と呼ばれるものの設置である。炉心溶融物保持装置は、落下した炉心溶融物を耐熱材で受け止めて、注水手段と組み合わせて炉心溶融物の冷却を図る設備である。
原子炉格納容器床に落下した炉心溶融物の上面に冷却水を注水しても、炉心溶融物の底部での除熱量が小さいと、崩壊熱によって炉心溶融物底部の温度が高温のまま維持され、格納容器床のコンクリート侵食を停止することができないという考えから、炉心溶融物を底面から冷却するという方法もある。
特許第3554001号公報 特開2007−232529号公報
注水により冷却する場合、炉心溶融物の上からの注水だけでは、炉心溶融物上面の水の沸騰による冷却のみであり、炉心溶融物堆積厚さが厚いと炉心溶融物底部まで十分に冷却できない可能性がある。したがって、床面積を広くとり、コリウムの堆積厚さを冷却可能な厚さ以下にする必要があった。しかし、十分大きな床面積を確保することは格納容器構造設計上困難であった。
たとえば、典型的な炉心溶融物の崩壊熱は、定格熱出力の約1%程度であり、定格熱出力4000MWの炉の場合には、40MW程度の発熱量になる。上面の沸騰熱伝達量には炉心溶融物上面の状態により幅があるが、すくなくとも0.4MW/m程度の熱流束が想定される。この場合には、炉心溶融物の発熱量を上面の熱伝達のみで取るとすると、100m程度(円直径で11.3m)の床面積が必要になる。これまでの格納容器の構造を考慮すると、この面積を確保することは困難であった。
これに対し、炉心溶融物堆積床面の下方に冷却水流路を設け、ここに冷却水を導くことによって炉心溶融物を底面から除熱する方法がある。しかし、高温の炉心溶融物によって冷却水流路の構造材の温度は上昇し、温度上昇に伴って冷却水流路の構造材に熱応力が発生し、冷却水流路が破損する可能性がある。
そこで、本発明は、熱応力による炉心溶融物保持装置の破損の可能性を低減することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、原子炉圧力容器に収められた炉心が溶融し落下した際に発生する炉心溶融物を保持する炉心溶融物保持装置において、前記原子炉圧力容器の下方に設けられて冷却水が供給される給水容器と、前記給水容器から上昇しながら放射状に広がる天板と前記炉心溶融物が落下したときに前記天板に対して相対的に移動可能に設けられて前記天板の外周部から立ち上がる筒状のライザ部内側板とを備えて前記天板の下面に接する傾斜部と前記傾斜部に接続されて前記ライザ部内側板の外側面に接するライザ部とを通過して前記給水容器から延びる冷却流路を形成する冷却流路形成体と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、炉心を収めた原子炉圧力容器を格納する格納容器において、ペデスタル床と、前記ペデスタル床を囲み鉛直上方に広がって前記原子炉圧力容器を支持するペデスタル側壁と、前記ペデスタル床の上に設けられて冷却水が供給される給水容器と、前記給水容器から上昇しながら放射状に広がる天板と前記炉心溶融物が落下したときに前記天板に対して相対的に移動可能に設けられて前記天板の外周部から立ち上がる筒状のライザ部内側板とを備えて前記天板の下面に接する傾斜部と前記傾斜部に接続されて前記ライザ部内側板の外側面に接するライザ部とを通過して前記給水容器から延びる冷却流路を形成する冷却流路形成体と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、熱応力による炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。
本発明に係る炉心溶融物保持装置の第1の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第1の実施の形態における炉心溶融物保持装置近傍の立断面図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第1の実施の形態の一部の断面図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第1の実施の形態を収容した格納容器の立断面図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第2の実施の形態における一部拡大立断面図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第3の実施の形態における一部拡大立断面図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第4の実施の形態の一部を抜き出した拡大立断面図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第5の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第6の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第7の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第8の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第9の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。 本発明に係る炉心溶融物保持装置の第10の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。
本発明に係る炉心溶融物保持装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、同一または類似の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施の形態]
図4は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第1の実施の形態を収容した格納容器の立断面図である。
炉心43は、原子炉圧力容器1の内部に収められている。原子炉圧力容器1は、格納容器2の内部に設けられている。格納容器2は、ペデスタル床41およびペデスタル床41から上方に延びる円筒状のペデスタル側壁42を有している。
原子炉圧力容器1は、ペデスタル側壁42に支持されている。原子炉圧力容器1の下方のペデスタル床41およびペデスタル側壁42で囲まれる空間は下部ドライウェル7と呼ばれる。つまり、原子炉圧力容器1は、下部ドライウェル7の上方に設けられている。また、格納容器2の内部には、ペデスタル側壁42の外周面を取り囲むように、サプレッションプール4が形成されている。
原子炉圧力容器1の下方の下部ドライウェル7には、炉心溶融物保持装置9が設けられている。炉心溶融物保持装置9と原子炉圧力容器1との間には、サンプ床8が設けられている。
また、格納容器2は、水槽5を有している。水槽5から炉心溶融物保持装置9には、注水配管14が延びている。注水配管14の途中には、弁40が設けられている。さらに、格納容器2は、格納容器冷却器6を有している。格納容器冷却器6は、ドライウェルに開口した端部から水中に沈められた熱交換器を通って水槽5に延びる配管を有している。格納容器冷却器6とは、静的格納容器冷却設備やドライウェルクーラーなどである。
図1は、本実施の形態における炉心溶融物保持装置の一部を抜き出した斜視図である。図2は、本実施の形態における炉心溶融物保持装置近傍の立断面図である。図3は、本実施の形態における炉心溶融物保持装置の一部の断面図である。なお、図2は、炉心溶融物13が炉心溶融物保持装置9の上に落下し、水槽5から炉心溶融物保持装置9に給水された状態を示している。
炉心溶融物保持装置9は、給水容器10を有している。給水容器10は、たとえば円筒形に形成され、ペデスタル床41のたとえば中央に配置されている。水槽5から延びる注水配管14は、給水容器10に接続されている。
炉心溶融物保持装置9の内部には、炉心溶融物13を冷却する冷却水が流れる冷却流路11が形成されている。冷却流路11を形成する冷却流路形成体51は、少なくとも傾斜流路天板17とライザ部内側板18とを有している。
傾斜流路天板17は、給水容器10から上昇しながら放射状に広がっている。傾斜流路天板17は、たとえば扇型に形成された複数の部分を給水容器10の周囲に密に並べて形成する。傾斜流路天板17の上面は、全体として中央から外周に向かって上昇する円錐面の頂部を切り取った形状をなしている。傾斜流路天板17の下面には、下方向に突出し、平行に延びる一対の流路サポートガイド22が設けられている。
ライザ部内側板18は、傾斜流路天板17の外周部から鉛直上方に立ち上がっている。ライザ部内側板18は、傾斜流路天板17の外周部に載置され、傾斜流路天板17に対して相対的に移動可能に設けられている。
円錐面の頂部を切り取った形状の傾斜流路天板17の上面および円筒状のライザ部内側板18の内面、すなわち炉心溶融物13を保持する容器部分の内側壁全面と給水容器上面全面は、耐熱材12で覆われている。
冷却流路形成体51は、さらに、傾斜流路底板16とライザ部外側板19とを有している。傾斜流路底板16は、上面が傾斜流路天板17の下面と対向するように設けられている。傾斜流路底板16は、たとえば扇型に形成された複数の部分を給水容器10の周囲に密に並べて形成する。傾斜流路底板16の上面は、全体として中央から外周に向かって上昇する円錐面の頂部を切り取った形状をなしている。
傾斜流路底板16の上面には、鉛直上方に突き出し、径方向に延びる流路サポート21が設けられている。傾斜流路天板17は、一対の流路サポートガイド22の間に流路サポート21の上端が位置するほうに配置され、流路サポート21の上に載置されている。ライザ部外側板19は、傾斜流路底板16の外周部から鉛直上方に立ち上がり、内面がライザ部内側板18の外面と対向するように設けられている。
このような冷却流路形成体51により、傾斜流路底板16と傾斜流路天板17との間の傾斜部、および、ライザ部外側板19とライザ部内側板18との間のライザ部とを通過して給水容器10からライザ部の上端で下部ドライウェル7に開いた開口部まで延びる冷却流路11が形成されている。また、ライザ部外側板19とペデスタル側壁42との間には、給水流路15が形成されている。給水流路15は、下部ドライウェル7に開いた開口から給水容器10まで延びている。
炉心溶融事故が発生し、炉心溶融物13が原子炉圧力容器1の下部ヘッド3を貫通すると炉心溶融物保持装置9上に落下する。炉心溶融物13の落下後すぐに注入弁40が開き、水槽5の冷却水が重力落下により、注水配管14を介して給水容器10へ供給される。注入弁40は、たとえば原子炉圧力容器1の下部ヘッド3の破損を検知する信号により開放される。原子炉圧力容器1の下部ヘッド3の破損を検知する信号とは、たとえば下部ヘッド温度高やペデスタル雰囲気温度高の信号である。このようにして炉心溶融物13の落下後すぐに給水容器10への初期の給水が行われ、冷却流路11に冷却水が供給される。
冷却流路11に供給された水は、ライザ部上端の開口部から、溶融炉心冷却装置9の炉心溶融物を保持する容器部分、すなわち傾斜流路天板17の上面およびライザ部内側板18の内面で囲まれる領域へ溢れ出る。さらに、炉心溶融物保持装置9の全体は、水没する。
初期注水終了後は、炉心溶融物保持装置9の炉心溶融物13を保持する容器部分へ溢水した水が、冷却流路11内の沸騰による生じる自然循環によって給水流路15を通って給水容器10に供給される。
炉心溶融物13の冷却により生じた蒸気は、格納容器2上部の格納容器冷却器6で凝縮され、凝縮水は水槽5に戻される。このようにして、水が自然循環することにより炉心溶融物13の冷却が継続される。
高温の炉心溶融物13の熱は耐熱材12に伝わり、さらに冷却流路11を介して冷却水に伝えられる。これにより、炉心溶融物13が冷却される。この際、冷却流路形成体51の温度が上昇することによって熱膨張が生じる。特に、炉心溶融物13に近い傾斜流路天板17の熱膨張量は大きい。一方、ライザ部内側板18は、傾斜流路天板17に比べて、炉心溶融物13から離れているため温度上昇は小さく、熱膨張量は小さい。
冷却流路形成体51の各部分が拘束されていると、熱応力が発生する。しかし、本実施の形態では、ライザ部内側板18が傾斜流路天板17の上に単に乗せられている構造である、すなわち、両者を溶接などして変形を拘束していないため、傾斜流路天板17の熱膨張がライザ部内側板18で拘束されることがない。つまり、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の熱膨張差は、両者の接続部20で吸収することができる。
また、傾斜流路底板16は、傾斜流路天板17に比べて、炉心溶融物13から離れているため温度上昇は小さく、熱膨張量は小さい。しかし、傾斜流路天板17は、流路サポート21の上に単に乗せられていて、傾斜流路天板17と傾斜流路底板16は、互いに変形を拘束しない構造となっている。このため、傾斜流路天板17と傾斜流路底板16の熱膨張差は、傾斜流路天板17が流路サポート21に沿ってすべることにより給することができる。
このように、本実施の形態では、炉心溶融物13の落下の際に冷却流路11を形成する構造物に発生する熱応力を低減することができる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第2の実施の形態における一部拡大立断面図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第1の実施の形態と、耐熱材12(図3参照)の構造が異なる。本実施の形態の炉心溶融物保持装置では、耐熱材は、傾斜部耐熱材61とライザ部耐熱材62と粒状耐熱材23とからなっている。傾斜部耐熱材61は、傾斜流路天板17上に敷設されている。ライザ部耐熱材62は、ライザ部内側板18の内面に敷設されている。粒状耐熱材23は、傾斜部耐熱材61とライザ部耐熱材62との境界部分に配置されている。
炉心溶融物13(図3参照)を保持する際、傾斜流路天板17とライザ部内側板18のそれぞれが熱膨張により変形する。耐熱材傾斜部61は、傾斜流路天板17の変形に合わせて移動および変形するように敷設し、耐熱材ライザ部62はライザ部内側板18の変形に合わせて移動するおよび変形するように敷設する。
本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の熱膨張を拘束しあわない構造とすることにより、冷却流路11における熱応力を低減することができる。
また、熱膨張などによる耐熱材の変形および変位が拘束されると、それに伴って、傾斜流路天板17およびライザ部内側板18の変形および変位が拘束される場合がある。しかし、本実施の形態では、傾斜部耐熱材61とライザ部耐熱材62との境界部分、すなわち傾斜流路天板17とライザ部内側板18の接続部20の上側に敷設された粒状耐熱材23は、粒状であるから容易に移動可能である。このため、粒状耐熱材23が敷設された部分で耐熱材傾斜部61と耐熱材ライザ部62の変形および変位を吸収することができる。その結果、炉心溶融物の落下の際に冷却流路11を形成する構造物に発生する熱応力をより低減することができる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。
[第3の実施の形態]
図6は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第3の実施の形態における一部拡大立断面図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第2の実施の形態における粒状耐熱材23(図5参照)の代わりに、繊維状耐熱材24を用いたものである。本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の熱膨張を拘束しあわない構造とすることにより、冷却流路11における炉心溶融物が落下したときの熱応力を低減することができる。
また、第2の実施の形態と同様に、繊維状耐熱材24が敷設された部分で耐熱材傾斜部61と耐熱材ライザ部62の変形および変位を吸収することができる。その結果、炉心溶融物の落下の際に冷却流路11を形成する構造物に発生する熱応力をより低減することができる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。
[第4の実施の形態]
図7は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第4の実施の形態の一部を抜き出した拡大立断面図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第1の実施の形態と、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の相対的な大小関係が異なる。本実施の形態では、外縁がライザ部内側板18との接続部20よりも外周側となった傾斜流路天板17を用いている。
円筒状であるライザ部内側板18を皿状の傾斜流路天板17の外縁よりも内側に設置していることにより、地震が発生した場合であっても、ライザ部内側板18と傾斜流路天板17とがずれる可能性を低減することができる。
このように、本実施の形態では、傾斜流路天板17とライザ部内側板18との炉心溶融物が落下したときの熱膨張を拘束しあわない構造とすることにより冷却流路11における熱応力を低減できる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。さらに、地震時のライザ部のずれを低減することができる。
[第5の実施の形態]
図8は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第5の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第1の実施の形態に、支持部25、流路支持部26および浮上り防止部27を追加したものである。支持部25は、傾斜流路天板17の上面のライザ部内側板18の内面と接する位置に固定されている。流路支持部26は、ライザ部外側板19の内面に固定され、ライザ部内側板18の外面と接する位置まで延びている。浮上り防止部27は、ライザ部外側板19の上端に固定され、ライザ部内側板18の上端と接する位置まで延びている。
このような構造であっても、炉心溶融物が落下したときに、傾斜流路天板17は、ライザ部内側板18に対して相対的に移動可能である。つまり、傾斜流路天板17は、ライザ部内側板18とは固定されてないため、熱膨張により外周方向に大きくなる。また、流路支持部26は、傾斜流路天板17が熱膨張しても干渉しない位置に設けられている。
円筒状のライザ部内側板18を支持部25と流路支持部26で支持していることにより、地震が発生した場合のライザ部内側板18と傾斜流路天板17の水平方向のずれを低減できる。また、浮上り防止部27により、地震が発生した場合のライザ部内側板18の浮き上がりを防ぐことができる。
本実施の形態では、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の熱膨張を拘束しあわない構造とすることにより冷却流路11における熱応力を低減できる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。さらに、地震時のライザ部のずれを低減することができる。
[第6の実施の形態]
図9は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第6の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第1の実施の形態における傾斜流路天板17とライザ部内側板18との接続部に可変接続部28を設け、さらに荷重支持部29を追加したものである。可変接続部28は、たとえばベローズがある。荷重支持部29は、たとえばライザ部外側板19の内面に固定され、径方向の内側に向かって延びる棒である。ライザ部内側板18は、荷重支持部29で支持されている。
傾斜流路天板17とライザ部内側板18それぞれの炉心溶融物が落下したときの熱膨張は、可変接続部28で吸収できる。また、ライザ部内側板18は、荷重支持部29で支持されているため、地震が発生した場合のライザ部内側板18と傾斜流路天板17のずれを低減できる。
本実施の形態では、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の熱膨張を拘束しあわない構造とすることにより冷却流路11における熱応力を低減できる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。さらに、地震時のライザ部のずれを低減することができる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。
[第7の実施の形態]
図10は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第7の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第1の実施の形態における傾斜流路天板17とライザ部内側板18との接続部に変形吸収部30を設けたものである。変形吸収部30は、傾斜流路天板17の外周部分を内側上方に折り返したものであり、折り返した端部はライザ部内側板18と結合している。
このように傾斜流路天板17とライザ部内側板18とが結合していても、傾斜冷却流路天板17とライザ部内側板18それぞれの炉心溶融物が落下したときの熱膨張を変形吸収部30で吸収することは可能である。また、傾斜流路天板17とライザ部内側板18とが変形吸収部30を介して結合しているため、地震が発生した場合にライザ部内側板18と傾斜流路天板17とがずれる可能性を低減することができる。
本実施の形態では、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の熱膨張を拘束しあわない構造とすることにより冷却流路11における熱応力を低減できる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。さらに、地震時のライザ部のずれを低減することができる。
[第8の実施の形態]
図11は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第8の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第1の実施の形態における傾斜流路天板17とライザ部内側板18との接続部20の冷却流路11側に防水膜31を貼り付けたものである。防水膜31としては、容易に変形する耐熱ゴムなどを用いることができる。
傾斜流路天板17とライザ部内側板18とを防水膜31で結合しても、防水膜31が容易に変形すれば、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の炉心溶融物が落下したときの熱膨張を拘束することはない。このため、傾斜流路天板17とライザ部内側板18それぞれの熱膨張を接続部20で吸収し、冷却流路11における熱応力を低減することができる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。また、防水膜31によって、炉心溶融物を保持する容器部分への冷却流路11からの冷却水の漏洩を防ぐことができる。
[第9の実施の形態]
図12は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第9の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第1の実施の形態における傾斜流路天板17とライザ部内側板18との間にシール材32を挟み込んだものである。
傾斜流路天板17とライザ部内側板18との間にシール材32を挟み込んでも、シール材32が容易に変形すれば、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の炉心溶融物が落下したときの熱膨張を拘束することはない。このため、傾斜冷却流路天板17とライザ部内側板18それぞれの熱膨張を接続部20で吸収し、冷却流路11における熱応力を低減することができる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。また、シール材32によって、炉心溶融物を保持する容器部分への冷却流路11からの冷却水の漏洩を防ぐことができる。
[第10の実施の形態]
図13は、本発明に係る炉心溶融物保持装置の第10の実施の形態の一部を抜き出した斜視図である。
本実施の形態の炉心溶融物保持装置は、第1の実施の形態における傾斜流路天板17とライザ部内側板18との間を低融点金属33で接着したものである。低融点金属33は、炉心溶融物13(図3参照)が炉心溶融物保持容器に落下した際の温度上昇によって、溶融するものを用いる。低融点金属33の代わりに、高温で接着力を失う接着剤を用いてもよい。
傾斜流路天板17とライザ部内側板18とを低融点金属33で接着しても、炉心溶融物保持容器に落下した際の温度上昇によって低融点金属33が溶融すれば、傾斜流路天板17とライザ部内側板18の炉心溶融物が落下したときの熱膨張を拘束することはない。このため、傾斜流路天板17とライザ部内側板18それぞれの熱膨張を接続部20で吸収し、冷却流路11における熱応力を低減することができる。よって、炉心溶融物保持装置の破損の可能性が低減する。また、地震時でも低融点金属33は接着力を失わないため、地震時に傾斜流路天板17とライザ部内側板18がずれることを防ぐことができる。
このように、本実施の形態では、炉心溶融物落下時の傾斜流路天板17とライザ部内側板18の熱膨張を拘束しあわない構造とすることにより冷却流路11における熱応力を低減できるとともに、地震時のライザ部のずれを低減することができる。
[その他の実施の形態]
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の各実施の形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。また、各実施の形態の特徴を組み合わせて実施することもできる。
1…原子炉圧力容器、2…格納容器、3…下部ヘッド、4…サプレッションプール、5…水槽、6…格納容器冷却器、7…下部ドライウェル、8…サンプ床、9…炉心溶融物保持装置、10…給水容器、11…冷却流路、12…耐熱材、13…炉心溶融物、14…注水配管、15…給水流路、16…傾斜流路底板、17…傾斜流路天板、18…ライザ部内側板、19…ライザ部外側板、20…接続部、21…流路サポート、22…流路サポートガイド、23…粒状耐熱材、24…繊維状耐熱材、25…支持部、26…流路支持部、27…浮上り防止部、28…可変接続部、29…荷重支持部、30…変形吸収部、31…防水膜、32…シール材、33…低融点金属、40…弁、41…ペデスタル床、42…ペデスタル側壁、43…炉心、51…冷却流路形成体、61…傾斜部耐熱材、62…ライザ部耐熱材

Claims (9)

  1. 原子炉圧力容器に収められた炉心が溶融し落下した際に発生する炉心溶融物を保持する炉心溶融物保持装置において、
    前記原子炉圧力容器の下方に設けられて冷却水が供給される給水容器と、
    前記給水容器から上昇しながら放射状に広がる天板と前記炉心溶融物が落下したときに前記天板に対して相対的に移動可能に設けられて前記天板の外周部から立ち上がる筒状のライザ部内側板とを備えて前記天板の下面に接する傾斜部と前記傾斜部に接続されて前記ライザ部内側板の外側面に接するライザ部とを通過して前記給水容器から延びる冷却流路を形成する冷却流路形成体と、
    を有することを特徴とする炉心溶融物保持装置。
  2. 前記天板の上面に敷設された傾斜部耐熱材と、
    前記ライザ部内側板の内側面に敷設されたライザ部耐熱材と、
    前記傾斜部耐熱材と前記ライザ部耐熱材との間に敷設された粒状および繊維状のいずれかの耐熱材と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の炉心溶融物保持装置。
  3. 前記ライザ部内側板は、前記天板の外縁よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の炉心溶融物保持装置。
  4. 前記ライザ部内側板よりも前記給水容器に近い位置で前記天板の上面から上方に向かって突出する支持部と、
    前記ライザ部外側板から前記ライザ部内側板に向かって突出した流路支持部と、
    前記ライザ部外側板に固定されてライザ部内側板の上辺を押える浮き上がり防止部と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の炉心溶融物保持装置。
  5. 前記天板と前記ライザ部内側板とは、変形可能な接続部を介して接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の炉心溶融物保持装置。
  6. 前記天板と前記ライザ部内側板との境界部分を覆う防水膜を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の炉心溶融物保持装置。
  7. 前記天板と前記ライザ部内側板との境界に挟みこまれたシール材を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の炉心溶融物保持装置。
  8. 前記炉心溶融物によって加熱された際に溶融する低融点金属および前記炉心溶融物によって加熱された際に接着力を失う接着剤のいずれかで前記天板と前記ライザ部内側板との境界が結合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の炉心溶融物保持装置。
  9. 炉心を収めた原子炉圧力容器を格納する格納容器において、
    ペデスタル床と、
    前記ペデスタル床を囲み鉛直上方に広がって前記原子炉圧力容器を支持するペデスタル側壁と、
    前記ペデスタル床の上に設けられて冷却水が供給される給水容器と、
    前記給水容器から上昇しながら放射状に広がる天板と前記炉心溶融物が落下したときに前記天板に対して相対的に移動可能に設けられて前記天板の外周部から立ち上がる筒状のライザ部内側板とを備えて前記天板の下面に接する傾斜部と前記傾斜部に接続されて前記ライザ部内側板の外側面に接するライザ部とを通過して前記給水容器から延びる冷却流路を形成する冷却流路形成体と、
    を有することを特徴とする格納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017058313A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社東芝 コアキャッチャー及びこれを備えた原子炉格納容器

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