JP2011166638A - 映像処理装置及び映像表示装置 - Google Patents

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Nobuhiro Fukuda
伸宏 福田
Mitsuo Nakajima
満雄 中嶋
Masahiro Ogino
昌宏 荻野
Hideharu Hattori
英春 服部
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Abstract

【課題】映像の各領域における画質補正処理をより好適に行う。
【解決手段】入力信号が入力される入力信号処理部と、前記入力信号処理部に入力される入力信号に含まれる入力映像を、映像の特徴量に応じて複数の分類領域に分類し、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する領域分類部と、前記入力映像の対象画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行うにより算出した複数の補正画素値に対して、対応する分類領域についての前記面積比率をそれぞれ乗じて加算することにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する映像補正部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像処理装置に関し、映像を複数の領域に分類して好適に画質補正する技術
に関する。
一般に、テレビジョンやビデオカメラ等の映像処理装置へ入力される映像信号に対し、
コントラスト補正、エッジ強調、ノイズ低減等の画質補正を施す場合、画面全体を一定の
パラメータや閾値にて処理することが多い。この場合、補正効果が画面全体に渡るため、
一部の映像領域に補正効果を上げ、他の領域に副作用が生じないように設定することは困
難である。
画面全体に対する画質補正では、該副作用が生じないように補正効果を弱める必要があ
った。
そこで、前記の画面全体に対する画質補正による補正効果の低下を抑えるため、映像を
周波数や輝度や色情報などの特徴量に応じて複数の領域に分類し、領域毎に画質補正する
方法がある。例えば、特許文献1を参照。
特開2000−57335号公報
しかし、分類された領域毎の画質補正では、領域間の境界で補正効果に差が生じるため
、境界が断続した映像となって現れるという原理的な課題がある。そこで、領域間の補正
効果に大きな差が生じないように設定する必要があり、結果として補正効果の低下に繋が
る。
該課題を解決するために、領域境界近傍の画素値を平均化するという手法が考えられる
が、境界と映像中のオブジェクトのエッジが重なると、エッジがぼやけてしまう。また、
互いにテクスチャ領域同士の境界である場合には、平均化した境界近傍の領域が帯状に見
えてしまうといった問題も生じる。
本発明は、前記画面全体の補正処理のような効果の低下を抑え、好適に画質補正をする
ことを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の一実施の態様では、入力信号が入力される入力信
号処理部と、前記入力信号処理部に入力される入力信号に含まれる入力映像を、映像の特
徴量に応じて複数の分類領域に分類し、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記
複数の分類領域の面積比率を算出する領域分類部と、前記入力映像の対象画素値に前記領
域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行うにより算出した
複数の補正画素値に対して、対応する分類領域についての前記面積比率をそれぞれ乗じて
加算することにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する映像補
正部とを備える。
上記のように構成された本発明の画像処理装置によれば、映像の各領域における補正効
果の低下を抑え、より好適に画質補正することができる。
本発明の実施例1に係る画像処理装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例に係る画像処理の効果を説明する図である。 コントラスト補正の入出力特性を説明する図である。 本発明の実施例に係る輝度による領域分類部の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例に係る周波数による領域分類部の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例に係る輝度による領域判定方法を説明する図である。 本発明の実施例に係る周波数による領域判定方法を説明する図である。 本発明の実施例に係る面積比率算出方法を説明する図である。 本発明の実施例に係る面積比率算出方法を説明する図である。 本発明の実施例2に係る画像処理装置の構成の一部を説明するブロック図である。 本発明の実施例3に係る画像処理装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例に係る複数フレーム(3フレーム)に対応した周波数による領域検出方法を説明する図である。 本発明の実施例に係る周波数による領域分類方法を説明する図である。 本発明の実施例に係る周波数による領域検出方法を説明する図である。 本発明の実施例に係る複数フレーム(3フレーム)に対応した面積比率算出方法を説明する図である。 本発明の実施例4に係る画像処理装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例に係る動きベクトル検出方法を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明するが、本発明は必ずしもこれ
らの実施形態に限定されるものではない。なお、実施形態を説明するための図において、
同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
まず、本発明の実施例1に係る映像処理装置の一例を、図1の構成図を用いて説明する
本実施例の映像処理装置は、入力信号処理部1、コントラストa補正部3、コントラス
トb補正部4、コントラストc補正部5、領域分類部6、コントラスト・ブレンド部13
、タイミング制御部15、LCDパネル16などから構成される。ここで、コントラスト
a補正部3、コントラストb補正部4、コントラストc補正部5、コントラスト・ブレン
ド部13は、コントラスト補正部という1つの映像補正部を構成してもよい。
入力信号処理部1では、例えば、内蔵されるチューナで受信した放送信号を入力信号と
して、デコード処理を行い、映像信号2を出力する。
領域分類部6は、映像信号2を入力信号として、映像の特徴量に基づき複数の分類領域
(例えば、領域a、領域b、領域cの3つの分類領域)に分割し、領域aの面積比率7、
領域bの面積比率8、領域cの面積比率9を出力する。領域分類部6の処理の詳細は後述
する。
コントラストa補正部3は、映像信号2を入力信号として、領域aに対するコントラス
ト補正を行い、コントラストa補正後の映像信号10を出力する。コントラストb補正部
4は、映像信号2を入力信号として、領域bに対するコントラスト補正を行い、コントラ
ストb補正後の映像信号11を出力する。コントラストc補正部5は、映像信号2を入力
信号として、領域cに対するコントラスト補正を行い、コントラストc補正後の映像信号
12を出力する。
ここで、コントラストa補正部3、コントラストb補正部4、コントラストc補正部5
は、互いにコントラスト補正のレベルが異なるコントラスト補正を行うものである。
図3は、コントラスト補正の一例として、輝度信号の入出力特性を説明する図である。
図は横軸を入力輝度信号(IN)、縦軸を出力輝度信号とし、図中の折れ線は、輝度に対
する入出力特性を示す。即ち、該折れ線によって、輝度信号の入出力が決定される。例え
ば、図のように輝度値YINを入力するとYOUTが出力される。
図1に戻り、コントラスト・ブレンド部13は、領域aの面積比率7、領域bの面積比
率8、領域cの面積比率9、および、コントラストa補正後の映像信号10、コントラス
トb補正後の映像信号11、コントラストc補正後の映像信号12を入力信号として、所
定の演算処理を用いた加重平均により、コントラスト補正後の映像信号14を出力する。
ここで、所定の演算処理を用いた加重平均とは、対象画素の周辺の所定の範囲における
各領域の面積比率を各領域のコントラスト補正された映像信号に乗じて加算するものであ
る。詳細は後述する。
なお、コントラスト・ブレンド部13とはコントラスト補正の効果を合成する、画像処
理合成部であり、コントラスト補正後の映像信号14は、補正対象画素についてコントラ
スト・ブレンド部13により生成された補正後の新たな画素値を含むものである。
出力されたコントラスト補正後の映像信号14はタイミング制御部を介し、LCDパネ
ル16に表示される。
次に、領域分類部6について、図4a、図4b、図5a、図5b、図6a及び図6bを用い
て説明する。
図4aは特徴量の一例として輝度による領域分類部の構成を説明する図である。輝度に
よる領域分類部は、輝度判定部101、面積比a算出部103、面積比b算出部104、
面積比c算出部105によって構成される。
輝度判定部101は、映像信号2を入力信号とし、予め設定された低輝度および中間輝
度を分ける閾値YTH0と、中間輝度および高輝度を分ける閾値YTH1により、低輝度
領域、中間輝度領域、高輝度領域に分類し、領域信号102を出力する。ここで、以下の
例では低輝度領域を領域a、中間輝度領域を領域b、高輝度領域を領域cとする。
図5aは、輝度により分類された領域を示す図であり、横軸は輝度値、縦軸は画素数と
し、1画面中の輝度分布を示したヒストグラムである。領域信号102は、分類した領域
を識別するための信号であり、例えば、領域信号をαとすると、輝度Yの範囲により、
(数1)
領域a(0≦Y<YTH0)のとき、 α=0
領域b(YTH0≦Y<YTH1)のとき、 α=1
領域c(YTH1≦Y≦YMAX)のとき、 α=2
なる数値で表される。
図6a及び図6bは、面積比率算出方法を説明する図である。図6aの矩形は画素を表し
、太枠の画素は補正対象画素の位置を表す。点線で囲まれた範囲は、カウントする対象と
なる画素が含まれる範囲であり面積比率算出のための画素カウント対象範囲(以降、面積
比率算出対象領域)である。ここで、面積比率算出対象領域内の全画素数をN個とする。
図6bは、面積比率算出対象領域内の画素と上記分類された領域の関係を示す。ここで、
領域αに属する画素の数をNαとすると、
Figure 2011166638
を満たす。この時、領域αと面積比率算出対象領域内の面積比が個数の比に等しいとする
と、Nα/Nが求める面積比率算出対象領域内の面積比となる。例えば、図6bの面積比
率算出対象領域は5×5画素で構成されており、全画素数N=15、領域aに属する画素
数N=10である。よって、面積比率算出対象領域内の領域aの面積比は10/15=
2/3となる。面積比率算出対象領域内の領域bの面積比、面積比率算出対象領域内の領
域cの面積比も同様の方法で算出できる。
図4aに戻り、面積比a算出部103は、領域信号102を入力とし、面積比率算出対
象領域の領域信号が領域a、即ちα=0である画素の個数をカウントし、領域aの面積比
率7を出力する。面積比b算出部104は、領域信号102を入力とし、面積比率算出対
象領域の領域信号が領域b、即ちα=1である画素の個数をカウントし、領域bの面積比
率8を出力する。面積比c算出部105は、領域信号102を入力とし、面積比率算出対
象領域の領域信号が領域c、即ちα=2である画素の個数をカウントし、領域cの面積比
率8を出力する。
次に、図4bは領域分類部6で用いる特徴量の変形例として、周波数を用いた場合の領
域分類部6の構成を説明する図である。この場合、領域分類部6は、周波数変換部201
、周波数判定部203、面積比a算出部205、面積比b算出部206、面積比c算出部
207を有する。
周波数変換部は、映像信号2を入力信号とし、例えば、離散的フーリエ変換や離散的コ
サイン変換による周波数変換を行い、周波数成分202を出力する。周波数判定部203
は、周波数成分202を入力とし、予め設定した低周波数域および中間周波数域を分ける
閾値FTH0と、中間周波数域および高周波数域を分ける閾値FTH1に属する周波数分
布を調べ、低周波数領域、中間周波数領域、高周波数領域に分類し、領域信号204を出
力する。ここで、以下の例では低周波数領域を領域a、中間周波数領域を領域b、高周波
数領域を領域cとする。
図5bは、周波数により分類された領域を示す図である。実映像空間の横軸は水平画素
位置、縦軸は垂直画素位置を示し、矩形は画素位置の輝度値を表す。周波数空間の横軸は
水平周波数、縦軸は垂直周波数を示し、矩形は周波数成分を表す。点線で囲まれた8×8
の範囲は、周波数変換対象となる範囲(以降、変換対象領域と呼ぶ)である。例えば、領
域信号をαとし、周波数F=(F,F)の周波数成分fが、閾値fα以上の周波数成
分の数をカウントする。このとき、領域αの周波数が閾値nα以上の領域に対し、
Figure 2011166638
なる数値にて領域を識別する。
ただし、周波数Fの絶対値は、
Figure 2011166638
である。
図4bに戻り、面積比a算出部205は、領域信号204を入力とし、面積比率算出対
象領域の領域信号が領域a、即ちα=0である画素の個数をカウントし、領域aの面積比
率7を出力する。面積比b算出部206は、領域信号204を入力とし、面積比率算出対
象領域の領域信号が領域b、即ちα=1である画素の個数をカウントし、領域bの面積比
率8を出力する。面積比c算出部207は、領域信号204を入力とし、面積比率算出対
象領域の領域信号が領域c、即ちα=2である画素の個数をカウントし、領域cの面積比
率8を出力する。
次に、コントラスト・ブレンド部13は、領域分類部で算出した各領域の面積比率およ
びコントラスト補正値Yαをもちいて、補正対象画素の補正輝度値Yを以下の数式5によ
り算出する。
Figure 2011166638
数式5のように、補正対象画素の周辺の所定の範囲を対象として、各領域の面積比率で
各領域のコントラスト補正値を加重平均をして算出したコントラスト補正値を用いて補正
対象画素の補正輝度値とすることにより、ぼやけの少ないより好適な画質補正を行うこと
ができる。
なお、ここで一般的な平均化によるコントラスト補正技術の場合には、補正対象画素を
中心とした距離dの範囲における輝度平均Yα(i、j)は、重み係数Nij(平均値の
場合はNij=1)を用いて、以下の数式6のようにして補正輝度値を算出することが多
い。
Figure 2011166638
この場合、周囲画素の輝度値を平均化してしまい、ぼやけを生じてしまう。
数式5を用いて説明した本実施例の補正輝度値の算出方法によれば、このようなぼやけ
を低減することができる。
以上説明した本発明の実施例1に係る映像処理装置の画像処理の効果を、図2を用いて
従来技術に比して説明する。
例えば、図2のように、明るい屋外と暗い室内を写した映像や、逆光下の元で撮影され
た映像では、家屋全体の外観は綺麗でも、室内などの暗い低輝度の領域が視認できないほ
ど黒く潰れたり(以降、黒色潰れと呼ぶ)、青空や雲などの明るい高輝度の領域が白色に
飽和したり(以降、白色潰れと呼ぶ)することがある。
ここで、黒色潰れや白色潰れを低減するために、高輝度や低輝度の帯域を広げるように
コントラスト補正を行うと、木々などの風景の中間輝度の帯域が狭まり、階調劣化が生じ
てしまう。
従来技術では、この課題映像に対し、平坦な映像領域(低周波領域)とテクスチャ領域
(高周波領域)等に分割し、個々にコントラストの入出力特性を変えて補正するが、領域
境界で補正差が出てしまい、断続的な映像となってしまう。また、平均値により補正差を
ぼやかすと、木々などの枝や葉などのエッジにぼやけを生じまい、結果として映像を劣化
させてしまう。
これに対し、既に説明した本発明の実施例1に係る映像処理装置の画像処理では、領域
の境界部分では、対象画素の周辺の所定の範囲における各領域の面積比率を各領域のコン
トラスト補正された映像信号に乗じて加算する加重平均処理により、コントラストの入出
力特性を補間するため、木々などの枝や葉などのエッジのボヤケの発生を防止しながら、
課題映像を連続的に補正することができる。
以上説明した本発明の実施例1に係る映像処理装置の画像処理によれば、映像の各領域
における補正効果の低下を抑え、より好適に画質補正することができる。
なお、以上説明した実施例1では特徴量として、輝度または周波数特性を用いた例を説
明したが、輝度の変わりに色度などの他の画素値を用いてもよい。
実施例1では、分割した領域に対して一種類の画質補正を行った。実施例2では、分割
した領域に対して複数種類の画質補正を行う。
本発明の実施例2に係る映像処理装置の一例を、図7の構成図を用いて説明する。
実施例2に係る映像処理装置は、実施例1に係る映像処理装置のうち、入力信号処理部
1、タイミング制御部15、LCDパネル16以外の構成を図7に示す構成に変更したも
のである。入力信号処理部1、タイミング制御部15、LCDパネル16の構成について
は実施例1に係る映像処理装置と同様であるため、図示及び説明を省略する。
実施例2に係る映像処理装置は、図7に示すように、上記の構成以外にNRa処理部2
0(ここで、「NR」とは、Noise Reductionの略であり「ノイズ低減」
を意味する。ノイズ低減処理も画像補正処理の1つである。)、NRb処理部21、NR
c処理部22、NRブレンド部、コントラストa補正部3、コントラストb補正部4、コ
ントラストc補正部5、領域分類部6、コントラスト・ブレンド部13などの構成部を有
する。ここで、NRa処理部20、NRb処理部21、NRc処理部22、NRブレンド
部は、NR(ノイズ低減)部という第1の映像補正部を構成してもよく、コントラストa補
正部3、コントラストb補正部4、コントラストc補正部5、コントラスト・ブレンド部
13は、コントラスト補正部という第2の映像補正部を構成してもよい。
領域分類部6は、入力信号処理部1から出力された映像信号2を入力信号として、映像
の特徴量に基づき複数の領域、例えば領域a、領域b、領域cの3つの領域に分割し、領
域aの面積比率7、領域bの面積比率8、領域cの面積比率9を出力する。
領域分類部6における、映像の特徴量に基づく領域分割処理及び面積比率の算出処理の
詳細は実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
NRa処理部20は、映像信号2を入力信号として、領域aに対するノイズ低減処理を
施し、ノイズ低減a処理後の映像信号23を出力する。NRb処理部21は、映像信号2
を入力信号として、領域bに対するノイズ低減処理を施し、ノイズ低減b処理後の映像信
号24を出力する。NRc処理部22は、映像信号2を入力信号として、領域cに対する
ノイズ低減処理を施し、ノイズ低減c処理後の映像信号25を出力する。
ここで、ノイズ低減処理は、例えば、数式6の輝度平均式で表され、重み係数Nij
ガウス分布に従うものとする。
また、NRa処理部20、NRb処理部21、NRc処理部22は、互いにノイズ低減
のレベルが異なるノイズ低減処理を行うものである。
NRブレンド部26は、領域aの面積比率7、領域bの面積比率8、領域cの面積比率
9、および、ノイズ低減a処理後の映像信号23、ノイズ低減b処理後の映像信号24、
ノイズ低減c処理後の映像信号25を入力信号として、所定の演算処理を用いた加重平均
によりノイズ低減処理後の映像信号27を出力する。
ここで、所定の演算処理を用いた加重平均とは、対象画素の周辺の所定の範囲における
各領域の面積比率を各領域のノイズ低減処理後の映像信号に乗じて加算するものである。
なお、NRブレンド部26とはノイズ低減の効果を合成する、画像処理合成部であり、
ノイズ低減処理後の映像信号27は、補正対象画素についてNRブレンド部26により生
成されたノイズ低減処理後の画素値を含むものである。
コントラストa補正部3は、ノイズ低減処理後の映像信号27を入力信号として、領域
aに対するコントラスト補正を行い、コントラストa補正後の映像信号10を出力する。
コントラストb補正部4は、ノイズ低減処理後の映像信号27を入力信号として、領域b
に対するコントラスト補正を行い、コントラストb補正後の映像信号11を出力する。コ
ントラストc補正部5は、ノイズ低減処理後の映像信号27を入力信号として、領域cに
対するコントラスト補正を行い、コントラストc補正後の映像信号12を出力する。
コントラスト・ブレンド部13は、領域aの面積比率7、領域bの面積比率8、領域c
の面積比率9、および、コントラストa補正後の映像信号10、コントラストb補正後の
映像信号11、コントラストc補正後の映像信号12を入力信号として、所定の演算処理
を用いた加重平均によりコントラスト補正後の映像信号14を出力する。コントラスト補
正後の映像信号14は、補正対象画素についてコントラスト・ブレンド部13により生成
された補正後の新たな画素値を含むものである。
ここで、所定の演算処理を用いた加重平均とは、対象画素の周辺の所定の範囲における
各領域の面積比率を各領域のコントラスト補正された映像信号に乗じて加算するものであ
る。
出力されたコントラスト補正後の映像信号14はタイミング制御部を介し、LCDパネ
ル16に表示される。出力されたコントラスト補正後の映像信号14はタイミング制御部
を介し、LCDパネル16に表示される。
図7の構成では、3つに分割領域に対する2種類の画質補正処理の構成例を説明した。
当該画質補正処理本方式において、分割領域の数と、画質補正処理の種類の数を一般化し
た場合の補正信号の算出式は数式7のように示される。
Figure 2011166638
すなわち、数式7において、n個の領域に分割されたi番目の画質補正処理Fα,i
おける、入力データ信号X(例えば輝度信号)と、出力データ信号Xi+1の関係を示
すものである。
図7の例では、例えば、NRブレンド部26では、上記数式7において、i=0とした場
合の演算式により、入力データと出力データの関係が規定される。
また、図7の例では、コントラスト・ブレンド部13では、上記数式7において、i=1
とした場合の演算式により、入力データと出力データの関係が規定される。
以上説明した本発明の実施例2に係る映像処理装置の画像処理によれば、映像の各領域
に複数の画質補正を行う場合にも、補正効果の低下を抑え、より好適に画質補正すること
ができる。
実施例1および2では、1フレームの映像に対して、複数の領域に分類して好適に画質補正できることを示した。しかしながら、例えば自然画では、エッジ、周波数成分、輝度等は、時間方向に揺らぐことが多いため、現在フレーム中のオブジェクトが次のフレームで同じ領域として分類されない場合がある。
特に静止した映像領域では、このようにフレーム間で領域の分類が変わる映像領域に対し、前記領域毎の個別の画質補正を行うと、フレーム間で輝度差が生じる為、ちらつきとなって現れる。
実施例3では、実施例1を基に時間軸上で連続した複数のフレームの領域信号を使用し、フレーム間の揺らぎによるちらつきを抑える画質補正を行う。
本発明の実施例3に係る映像処理装置の一例を、図8の構成図を用いて説明する。
実施例3に係る映像処理装置は、実施例1に係る映像処理装置のうち、入力信号処理部1、タイミング制御部15、LCDパネル16以外の構成を図8に示す構成に変更したものである。入力信号処理部1、タイミング制御部15、LCDパネル16の構成については実施例1に係る映像処理装置と同様であるため、図示及び説明を省略する。
また、コントラストa補正部3、コントラストb補正部4、コントラストc補正部5の構成については実施例1に係る映像処理装置と同様であるため、説明を省略する。
実施例3に係る映像処理装置は、図8に示すように、上記の構成以外に領域分類部30、コントラスト・ブレンド部40などの構成を有する。
領域分類部30は、映像信号2を入力信号として、映像の特徴量に基づき複数の分類領域(例えば、領域a、領域b、領域cの3つの分類領域)に分割し、領域aの面積比率31、領域bの面積比率32、領域cの面積比率33を出力する。また、過去2フレームの分類領域、即ち、1垂直同期分(以降、1vと呼ぶ)遅延した領域aの面積比率34、領域bの面積比率35、領域cの面積比率36、および、2垂直同期分(以降、2vと呼ぶ)遅延した領域aの面積比率37、領域bの面積比率38、領域cの面積比率39を出力する。ここでは、過去フレーム数を2フレームとして例を挙げたが、これに限定するものではない。領域分類部30の処理の詳細は後述する。
コントラスト・ブレンド部40は、現在フレームの領域aの面積比率31、領域bの面積比率32、領域cの面積比率33、1v遅延フレームの領域aの面積比率34、領域bの面積比率35、領域cの面積比率36、2v遅延フレームの領域aの面積比率37、領域bの面積比率38、領域cの面積比率39、および、現在フレームのコントラストa補正後の映像信号10、現在フレームのコントラストb補正後の映像信号11、現在フレームのコントラストc補正後の映像信号12を入力信号として、所定の演算処理を用いた加重平均により、コントラスト補正後の映像信号14を出力する。本実施例では、現フレームが補正対象の画素を含む補正対象フレームである。
ここで、所定の演算処理を用いた加重平均とは、対象画素の周辺の所定の範囲における各領域の面積比率およびフレーム毎の予め定めた固定比率を各領域のコントラスト補正された映像信号に乗じて加算するものである。詳細は後述する。
次に、領域分類部30について、図9、図10、図11、図12を用いて説明する。
図9は複数フレーム(3フレーム)に対応した領域分類部の構成を説明する図である。領域分類部は、領域検出部300、領域信号格納用フレームメモリ304、面積比算出部305、面積比算出部306、面積比算出部307によって構成される。
領域検出部300は、映像信号2を入力信号とし、特徴量による領域の検出をした後、現在フレームの領域信号301を出力する。
図10は特徴量の一例として周波数による領域検出部の構成を説明する図である。周波数による検出部は、周波数変換部201および周波数判定部203を有する。また、領域得検出部305を輝度判定部101に代えると、特徴量として輝度値を用いた判定となる。
面積比算出部305は、現在フレームの領域信号301を入力とし、各領域の面積比率を計算した後、現在フレームの領域aの面積比率31、領域bの面積比率32、領域cの面積比率33を出力する。
図11は面積比算出部の構成を説明する図である。現在フレームに対する面積比算出部は、面積比a算出部205、面積比b算出部206、面積比c算出部207を有する。尚、領域検出部300および現在フレームの面積比算出部305のみで構成される領域分類部は 図4bで構成される領域分類部と同じである。
領域信号格納用フレームメモリ304は、2フレーム分の領域信号を格納するメモリで、現在フレームの領域信号301を書込み信号、1v遅延フレームの領域信号302、2v遅延フレームの領域信号303を読出し信号とする。
面積比算出部306は、1v遅延フレームの領域信号302を入力とし、各領域の面積比率を計算した後、1v遅延フレームの領域aの面積比率34、領域bの面積比率35、領域cの面積比率36を出力する。
面積比算出部307は、2v遅延フレームの領域信号303を入力とし、各領域の面積比率を計算した後、2v遅延フレームの領域aの面積比率37、領域bの面積比率38、領域cの面積比率39を出力する。
尚、面積比算出部306および面積比算出部307の構成は、面積比算出部305と同様である。
図12は、面積比率算出方法を説明する図である。時間軸は左から右に向かって進み、左が2v遅延フレーム、中央が1v遅延フレーム、右が現在フレームの3フレーム分の領域分類例となっている。特に右の領域分類例は図6bと同等である。
3フレーム分の面積比率算出対象領域内の全画素数をN個とし、kv遅延フレームの領域αに属する画素の数をNk,αとすると、全画素数は、
Figure 2011166638
となる。この時、kv遅延フレームの領域αの面積比率は、Nk,α/Nとなる。
次にコントラスト・ブレンド部40は、領域分類部で算出した各領域の面積比にフレーム毎の重みとして定めた固定比率βを加えた加重平均およびコントラスト補正値Yαをもちいて、補正対象画素の補正輝度値Yを以下の数式9により算出する。
Figure 2011166638
固定比率βは、例えば各フレームの等価平均の場合はβ:β:β=1:1:1、また、現在フレームに重みを置く場合はβ:β:β=2:1:1の様に設定するとよい。
以上により、複数フレームの領域の面積比率を加重平均して生成したコントラスト補正値を用いてコントラスト補正を行うため、フレーム間のちらつきを抑え、ぼやけの少ないより好適なコントラスト補正を行うことができる。
なお、以上説明した実施例3では画質補正として、コントラスト補正を用いた例を説明したが、コントラスト補正の替わりにエンハンサやNRなどの他の画質補正を複数連続して用いてもよい。この場合は、複数フレームの領域の面積比率を加重平均して生成した画質補正値を用いて画質補正を行うため、フレーム間のちらつきを抑え、ぼやけの少ないより好適な画質補正を行うことができる。
実施例3では、時間軸上で連続した複数フレームの領域の面積比率を加重平均することにより、ちらつきを抑える方法を示した。この方法は、例えば図2のような映像で木々が揺れるといった小さな動きの自然画では有効であるが、大きな動きの映像では領域信号が異なる分類の領域と平均化されて領域毎の画質補正に差がなくなる、即ち、画面一律の画質補正と変わらなくなる場合がある。
そこで、動きのある映像領域では現フレームと前フレームの領域分類は異なるため、現フレームの領域の面積比率を用いて領域毎の画質補正を行い、静止した映像領域では、複数フレームの面積比率の加重平均をもちいることで、ちらつきを抑える。
実施例4では、実施例3を基に、動き補償型フレームレート変換器等で用いられる動きベクトル検出器を使用し、静止画像領域と動画像領域を検出し、画質補正を行う。
本発明の実施例4に係る映像処理装置の一例を、図13の構成図を用いて説明する。
実施例4に係る映像処理装置は、実施例1に係る映像処理装置のうち、入力信号処理部1、タイミング制御部15、LCDパネル16以外の構成を図13に示す構成に変更したものである。入力信号処理部1、タイミング制御部15、LCDパネル16の構成については実施例1に係る映像処理装置と同様であるため、図示及び説明を省略する。
また、コントラストa補正部3、コントラストb補正部4、コントラストc補正部5の構成については実施例1に係る映像処理装置と同様であるため、説明を省略する。
実施例4に係る映像処理装置は、図13に示すように、上記の構成以外に領域分類部50、コントラスト・ブレンド部51、映像信号格納用フレームメモリ52、動きベクトル検出部54などの構成を有する。
映像信号格納用フレームメモリ52は、1フレーム分の映像信号を格納するメモリで、映像信号2を書込み信号、1v遅延フレームの映像信号53を読出し信号とする。
動きベクトル検出部54は、現在フレーム映像信号2と、1v遅延フレームの映像信号53を入力信号として、2フレーム差分から動きベクトル検出し、ベクトル信号55を出力する。
図14は動きベクトル検出方法の一例として3×3画素のブロックマッチング法によるベクトル検出方法を説明する図である。
本実施例では、1v遅延フレームが補正対象の画素を含む補正対象フレームである。 動きベクトルの検出は、1v遅延フレームに於ける補正対象の画素を中心とした3×3画素ブロックが、現在フレームに於ける補正対象の画素と同位置を中心とする、例えば21×21画素の検索範囲中のブロックに一致した場合に、一致ブロックの中心となる一致画素との相対位置が動きベクトルとして検出される。
尚、ブロックの一致は、検索範囲で互いのブロックの輝度差分絶対値が最小となるか否かで決まる。また、補正対象の画素位置にある動きベクトル信号によって、動画像領域にあるか静止画像領域にあるかを決める。
また、領域分類部50は、領域検出部300、領域検出部308、面積比算出部305、面積比算出部306によって構成される。
面積比算出部305は、現在フレームの領域信号301を入力とし、各領域の面積比率を計算した後、現在フレームの領域aの面積比率31、領域bの面積比率32、領域cの面積比率33を出力する。
面積比算出部306は、1v遅延フレームの領域信号309を入力とし、各領域の面積比率を計算した後、1v遅延フレームの領域aの面積比率34、領域bの面積比率35、領域cの面積比率36を出力する。
上述のベクトル信号55はこの面積比率と同期した信号である。
コントラスト・ブレンド部51には、ベクトル信号55、現在フレームの領域aの面積比率31、領域bの面積比率32、領域cの面積比率33、1v遅延フレームの領域aの面積比率34、および、コントラストa補正後の映像信号10、コントラストb補正後の映像信号11、コントラストc補正後の映像信号12が入力される。
ここで、コントラスト・ブレンド部51は、ベクトル信号55により得られるベクトルの大きさの絶対値が予め定められた閾値または外部より設定される閾値よりも小さい場合は、実施例3と同様にして、現在および1v遅延フレームの2フレームの重み及び面積比率による加重平均にてコントラスト補正を出力する。
また、コントラスト・ブレンド部51は、ベクトル信号55により得られるベクトルの大きさの絶対値が上記閾値以上の場合は、1v遅延フレームのみの面積比率による加重平均にてコントラスト補正を行った後、映像信号14を出力する。
領域分類部50は、現在フレームの映像信号2と1v遅延フレームの映像信号53を入力信号として、映像の特徴量に基づき、現在フレームの領域aの面積比率31、領域bの面積比率32、領域cの面積比率33、1v遅延フレームの領域aの面積比率34、領域bの面積比率35、領域cの面積比率36を出力する。
以上の説明では、フレームメモリに格納する遅延フレーム数を1フレームとして例を挙げたが、これに限定するものではない。ただし、格納するフレーム数を増やす場合、ベクトル格納メモリを設けて、動画領域か静止画像領域格納する領域信号に対応したベクトル信号をベクトル格納メモリに保持することが望ましい。
以上説明した本発明の実施例4に係る映像処理装置の画像処理によれば、大きな動きの映像に於いても、ちらつきや補正効果の低下を抑え、より好適にコントラスト補正することができる。
なお、以上説明した実施例4では画質補正として、コントラスト補正を用いた例を説明したが、コントラスト補正の替わりにエンハンサやNRなどの他の画質補正を用いてもよい。この場合は、大きな動きの映像に於いても、ちらつきや補正効果の低下を抑え、より好適に画質補正を行うことができる。
また、以上説明した実施例4では、動きベクトル検出技術としてブロックマッチング法(図14)を用いて1v遅延フレームが補正対象フレームとなる場合を説明したが、実施例4は、動きベクトル検出技術および動きベクトル検出技術における補正対象フレームと前後のフレームの関係について図14の構成に限定されるものではない。実施例4の動きベクトルの検出においては、補正対象画素の動きと該画素の動きベクトルが求められればよく、上述した動きベクトル検出器以外の映像処理も、補正対象画素出力と位相が合えばよい。例えば図14において、図14の現フレームを1v遅延フレームとし、図14の1v遅延フレームを現フレームと置き換えてもよく、また、動きベクトル検出技術が位相限定相関法や勾配法、また例えば特開2006-165602号に開示されるようなフレーム数複数を使用する検出技術であってもよい。
1 入力信号処理部
2 映像信号
3 コントラストa補正部
4 コントラストb補正部
5 コントラストc補正部
6 領域分類部
7 領域aの面積比率
8 領域bの面積比率
9 領域cの面積比率
10 コントラストa補正後の映像信号
11 コントラストb補正後の映像信号
12 コントラストc補正後の映像信号
13 コントラスト・ブレンド部
14 コントラスト補正後の映像信号
15 タイミング制御部
16 LCDパネル
20 NRa処理部
21 NRb処理部
22 NRc処理部
23 ノイズ低減a処理後の映像信号
24 ノイズ低減b処理後の映像信号
25 ノイズ低減c処理後の映像信号
26 NRブレンド部
27 ノイズ低減処理後の映像信号
30 複数フレーム(3フレーム)に対応した領域分類部
31 現在フレームの領域aの面積比率
32 現在フレームの領域bの面積比率
33 現在フレームの領域cの面積比率
34 1v遅延フレームの領域aの面積比率
35 1v遅延フレームの領域bの面積比率
36 1v遅延フレームの領域cの面積比率
37 2v遅延フレームの領域aの面積比率
38 2v遅延フレームの領域bの面積比率
39 2v遅延フレームの領域cの面積比率
40 複数フレーム(3フレーム)に対応したコントラスト・ブレンド部
50 複数フレーム(2フレーム)に対応した領域分類部
51 動きベクトル検出を用いたコントラスト・ブレンド部
52 映像信号格納用フレームメモリ
53 1v遅延フレームの映像信号
54 動きベクトル検出部
55 ベクトル信号
101 輝度判定部
102 領域信号
103 面積比a算出部
104 面積比b算出部
105 面積比c算出部
201 周波数変換部
202 周波数成分
203 周波数判定部
204 領域信号
205 面積比a算出部
206 面積比b算出部
207 面積比c算出部
300 領域検出部
301 現在フレームの領域信号
302 1v遅延フレームの領域信号
303 2v遅延フレームの領域信号
304 領域信号格納用フレームメモリ
305 現在フレームの面積比算出部
306 1v遅延フレームの面積比算出部
307 2v遅延フレームの面積比算出部
308 1v遅延フレームの領域検出部
309 1v遅延フレームの領域信号

Claims (20)

  1. 入力信号が入力される入力信号処理部と、
    前記入力信号処理部に入力される入力信号に含まれる入力映像を、映像の特徴量に応じて複数の分類領域に分類し、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する領域分類部と、
    前記入力映像の前記補正対象画素の画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行うことにより算出した複数の補正画素値に対して、対応する分類領域についての前記面積比率をそれぞれ乗じて加算することにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する映像補正部とを備えることを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記領域分類部が領域の分類処理で用いる映像の特徴量は、映像信号の輝度または周波数特性であることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記映像補正部における、前記異なるレベルの複数の画像補正は、異なるレベルのコントラスト補正であることを特徴とする請求項2に記載の映像処理装置。
  4. 入力信号が入力される入力信号処理部と、
    前記入力信号処理部に入力される入力信号に含まれる入力映像を、映像の特徴量に応じて複数の分類領域に分類し、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する領域分類部と、
    前記入力映像の前記補正対象画素の画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行うことにより算出した複数の補正画素値に対して、対応する分類領域についての前記面積比率をそれぞれ乗じて加算することにより、第1の画素値を算出する第1の映像補正部と、
    前記第1の映像補正部が算出した第1の画素値に、前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正であって、前記第1の映像補正部において行われる複数の画像補正とは異なる種類である複数の画像補正を行うことにより算出した複数の補正画素値に対して、対応する分類領域についての前記面積比率をそれぞれ乗じて加算することにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値となる第2の画素値を算出する第2の映像補正部と
    を備えることを特徴とする映像処理装置。
  5. 前記領域分類部が領域の分類処理で用いる映像の特徴量は、映像信号の輝度または周波数特性であることを特徴とする請求項4に記載の映像処理装置。
  6. 前記第1の映像補正部における前記異なるレベルの複数の画像補正は、異なるレベルのノイズ低減処理であり、
    前記第2の映像補正部における前記異なるレベルの複数の画像補正は、異なるレベルのコントラスト補正であることを特徴とする請求項5に記載の映像処理装置。
  7. 入力信号が入力される入力信号処理部と、
    前記入力信号処理部に入力される入力信号に含まれる入力映像を、映像の特徴量に応じて複数の分類領域に分類し、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する領域分類部と、
    前記入力映像の前記補正対象画素の画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行うにより算出した複数の補正画素値に対して、対応する分類領域についての前記面積比率をそれぞれ乗じて加算することにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する映像補正部と、
    前記映像補正部が算出した新たな画素値を含む映像を表示する映像表示部と
    を備えることを特徴とする映像表示装置。
  8. 前記領域分類部が領域の分類処理で用いる映像の特徴量は、映像信号の輝度または周波数特性であることを特徴とする請求項7に記載の映像表示装置。
  9. 前記映像補正部における、前記異なるレベルの複数の画像補正は、異なるレベルのコントラスト補正であることを特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。
  10. 入力信号が入力される入力信号処理部と、
    前記入力信号処理部に入力される入力信号に含まれる入力映像を、映像の特徴量に応じて複数の分類領域に分類し、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する領域分類部と、
    前記入力映像の前記補正対象画素の画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行うことにより算出した複数の補正画素値に対して、対応する分類領域についての前記面積比率をそれぞれ乗じて加算することにより、第1の画素値を算出する第1の映像補正部と、
    前記第1の映像補正部が算出した第1の画素値に、前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正であって、前記第1の映像補正部において行われる複数の画像補正とは異なる種類である複数の画像補正を行うことにより算出した複数の補正画素値に対して、対応する分類領域についての前記面積比率をそれぞれ乗じて加算することにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値となる第2の画素値を算出する第2の映像補正部と、
    前記第2の映像補正部が算出した第2の画素値を含む映像を表示する映像表示部と
    を備えることを特徴とする映像表示装置。
  11. 前記領域分類部が領域の分類処理で用いる映像の特徴量は、映像信号の輝度または周波数特性であることを特徴とする請求項10に記載の映像表示装置。
  12. 前記第1の映像補正部における前記異なるレベルの複数の画像補正は、異なるレベルのノイズ低減処理であり、
    前記第2の映像補正部における前記異なるレベルの複数の画像補正は、異なるレベルのコントラスト補正であることを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  13. 複数のフレームが含まれる入力映像が入力される入力部と、
    前記入力部に入力される入力映像の複数のフレームのそれぞれについて、映像の特徴量に応じた複数の分類領域へ分類処理および、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する面積比率算出処理を行うことにより、前記複数のフレームの各フレーム毎に各領域毎の面積比率を算出する領域分類部と、
    前記入力映像の補正対象フレームの前記補正対象画素の画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行って複数の補正画素値を生成し、前記補正対象画素についての該複数の補正画素値に対して、前記複数のフレームにおける各領域毎の面積比率と、前記複数のフレームの重み付け係数とを用いた加重平均を行うことにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する映像補正部と
    を備えることを特徴とする映像処理装置。
  14. 前記映像補正部における、前記異なるレベルの複数の画像補正は、異なるレベルのコントラスト補正であることを特徴とする請求項13に記載の映像処理装置。
  15. 複数のフレームが含まれる入力映像が入力される入力部と、
    前記入力部に入力される入力映像の複数のフレームのそれぞれについて、映像の特徴量に応じた複数の分類領域へ分類処理および、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する面積比率算出処理を行うことにより、前記複数のフレームの各フレーム毎に各領域毎の面積比率を算出する領域分類部と、
    前記入力映像の補正対象フレームの前記補正対象画素の画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行って複数の補正画素値を生成し、前記補正対象画素値についての該複数の補正画素値について、前記複数のフレームにおける各領域毎の面積比率と、前記複数のフレームの重み付け係数とを用いた加重平均を行うことにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する映像補正部と、
    前記映像補正部が算出した新たな画素値を含む映像を表示する映像表示部と
    を備えることを特徴とする映像表示装置。
  16. 前記領域分類部が領域の分類処理で用いる映像の特徴量は、映像信号の輝度または周波数特性であることを特徴とする請求項15に記載の映像表示装置。
  17. 複数のフレームが含まれる入力映像が入力される入力部と、
    前記入力部に入力される入力映像の複数のフレームのそれぞれについて、映像の特徴量に応じた複数の分類領域へ分類処理および、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する面積比率算出処理を行うことにより、前記複数のフレームの各フレーム毎に各領域毎の面積比率を算出する領域分類部と、
    前記複数のフレーム間の動きベクトルを算出する動きベクトル検出部と、
    前記入力映像の補正対象フレームの前記補正対象画素の画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行って複数の補正画素値を生成し、前記動きベクトル検出部が検出した動きベクトルに応じて、前記複数の補正画素値に対する処理を切り替えることにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する映像補正部とを備え、
    前記映像補正部は、前記補正対象画素についての該複数の補正画素値に対して、前記複数のフレームにおける各領域毎の面積比率と、前記複数のフレームの重み付け係数とを用いた加重平均を行うことにより前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する第1の画素値算出処理と、前記補正対象画素についての該複数の補正画素値に対して、前記複数のフレームのうちの1つのフレームのみにおける各領域毎の面積比率を用いた加重平均を行うことにより前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する第2の画素値算出処理とを、前記動きベクトル検出部が検出した動きベクトルに応じて切り替えることを特徴とする映像処理装置。
  18. 前記映像補正部は、前記動きベクトル検出が検出する動きベクトルの大きさが所定の閾値よりも小さい場合には前記第1の画素値算出処理を行い、前記動きベクトル検出が検出する動きベクトルの大きさが所定の閾値以上の場合には前記第2の画素値算出処理を行うことを特徴とする請求項17に記載の映像処理装置。
  19. 複数のフレームが含まれる入力映像が入力される入力部と、
    前記入力部に入力される入力映像の複数のフレームのそれぞれについて、映像の特徴量に応じた複数の分類領域へ分類処理および、補正対象画素の周辺の所定の範囲内における前記複数の分類領域の面積比率を算出する面積比率算出処理を行うことにより、前記複数のフレームの各フレーム毎に各領域毎の面積比率を算出する領域分類部と、
    前記複数のフレーム間の動きベクトルを算出する動きベクトル検出部と、
    前記入力映像の補正対象フレームの前記補正対象画素の画素値に前記領域分類部が分類する分類領域ごとに異なるレベルの複数の画像補正を行って複数の補正画素値を生成し、前記動きベクトル検出部が検出した動きベクトルに応じて、前記複数の補正画素値に対する処理を切り替えることにより、前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する映像補正部と、
    前記映像補正部が算出した新たな画素値を含む映像を表示する映像表示部とを備え、
    前記映像補正部は、前記補正対象画素についての該複数の補正画素値に対して、前記複数のフレームにおける各領域毎の面積比率と、前記複数のフレームの重み付け係数とを用いた加重平均を行うことにより前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する第1の画素値算出処理と、前記補正対象画素についての該複数の補正画素値に対して、前記複数のフレームのうちの1つのフレームのみにおける各領域毎の面積比率を用いた加重平均を行うことにより前記補正対象画素の画素についての新たな画素値を算出する第2の画素値算出処理とを、前記動きベクトル検出部が検出した動きベクトルに応じて切り替えることを特徴とする映像表示装置。
  20. 前記映像補正部は、前記動きベクトル検出が検出する動きベクトルの大きさが所定の閾値よりも小さい場合には前記第1の画素値算出処理を行い、前記動きベクトル検出が検出する動きベクトルの大きさが所定の閾値以上の場合には前記第2の画素値算出処理を行うことを特徴とする請求項19に記載の映像表示装置。
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