JP2011166217A - 画像処理装置、及び、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、及び、画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011166217A
JP2011166217A JP2010023241A JP2010023241A JP2011166217A JP 2011166217 A JP2011166217 A JP 2011166217A JP 2010023241 A JP2010023241 A JP 2010023241A JP 2010023241 A JP2010023241 A JP 2010023241A JP 2011166217 A JP2011166217 A JP 2011166217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
main subject
painting
area
touch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010023241A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4930607B2 (ja
Inventor
Wakana Odagiri
わか菜 小田切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2010023241A priority Critical patent/JP4930607B2/ja
Priority to US13/017,316 priority patent/US8547386B2/en
Priority to CN201110058434.3A priority patent/CN102147911B/zh
Publication of JP2011166217A publication Critical patent/JP2011166217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4930607B2 publication Critical patent/JP4930607B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/40Filling a planar surface by adding surface attributes, e.g. colour or texture
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】主要被写体像の様子に応じた画像処理が可能な画像処理装置、及び、画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置1は、画像データ記憶部100と、画像読み出し部200と、主要被写体検出部300と、絵画調変換部400と、画像出力部500と、を備える。主要被写体検出部300は、画像データ読み出し部200が読み出した画像データ41が表す画像から、主要被写体像を検出する。絵画調変換部400は、画像データ41が表す画像全域に対して検出された主要被写体像を表す領域が占める割合が、所定の閾値未満である場合、主要被写体像を細かいタッチで、背景画像を粗いタッチで、それぞれ絵画調に変換する。また、絵画調変換部400は、画像データ41が表す画像全域に対して検出された主要被写体像を表す領域が占める割合が、所定の閾値以上である場合、画像全体を所定の粗さのタッチで絵画調に変換する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主要被写体の様子に応じた画像処理を行う画像処理装置、及び、画像処理プログラムに関する。
従来、デジタルカメラ等で撮影された画像に対して画像処理を施す際に、オブジェクト(主要被写体像)の中心の補正強度が大きく、かつ背景部分の補正強度が小さくなるように画像処理を行う画像処理装置がある。また、主要被写体像の中心の補正強度が小さく、かつ背景部分に近くなるにつれて徐々に補正強度が大きくなるように画像処理を行う画像処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−21374号公報
しかし、特許文献1に記載の画像処理装置では、主要被写体像の大きさやぼけ具合といった主要被写体像の様子によらず、画像の補正強度の分布を決定している。従って、画像の補正強度によっては、主要被写体像が際立たない画像になりうるという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、主要被写体像の様子に応じた画像処理が可能な画像処理装置、及び、画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る画像処理装置は、
画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、を備え、
前記絵画調変換手段は、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を所定の粗さの第1のタッチで絵画調に変換し、且つ、前記画像全域から前記主要被写体像を表す領域を除いた領域内の画像を前記第1のタッチよりも粗い第2のタッチで絵画調に変換し、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値以上である場合に、前記画像を所定の粗さの第3のタッチで絵画調に変換することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る画像処理装置は、
画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、を備え、
前記絵画調変換手段は、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記画像を所定の粗さの第1のタッチで絵画調に変換し、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値以上である場合に、前記画像を前記第1のタッチよりも粗い第2のタッチで絵画調に変換することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る画像処理装置は、
画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、を備え、
前記絵画調変換手段は、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を表す領域が所定の割合を占めるトリミング領域を前記画像全域から特定し、特定された前記トリミング領域内の画像を切り出して所定の粗さのタッチで絵画調に変換することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る画像処理装置は、
画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、
前記絵画調変換手段により絵画調に変換された前記画像を出力する画像出力手段と、を備え、
前記絵画調変換手段は、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を表す領域の占める割合がそれぞれ異なる複数のトリミング領域を前記画像全域から特定し、特定された前記複数のトリミング領域内の画像を前記画像から切り出し、前記複数のトリミング領域に対して前記主要被写体像を表す領域の占める割合が大きいほど、切り出された前記複数のトリミング領域内の画像を粗いタッチで絵画調に変換し、
前記画像出力手段は、前記絵画調変換手段により絵画調に変換された前記複数のトリミング領域内の画像を、前記複数のトリミング領域に対して前記主要被写体像を表す領域が占める割合が小さい順に、順次出力することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点に係る画像処理装置は、
画像データが表す画像からぼけている領域を検出するぼけ検出手段と、
前記ぼけ検出手段により検出されたぼけている領域内の画像と、前記画像全域から前記ぼけている領域を除いた領域内の画像と、をそれぞれ異なる粗さのタッチで絵画調に変換する絵画調変換手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第6の観点に係る画像処理プログラムは、
コンピュータを、
画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、として機能させ、
前記絵画調変換手段は、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を所定の粗さの第1のタッチで絵画調に変換し、且つ、前記画像全域から前記主要被写体像を表す領域を除いた領域内の画像を前記第1のタッチよりも粗い第2のタッチで絵画調に変換し、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値以上である場合に、前記画像を所定の粗さの第3のタッチで絵画調に変換することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第7の観点に係る画像処理プログラムは、
コンピュータを、
画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、として機能させ、
前記絵画調変換手段は、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記画像を所定の粗さの第1のタッチで絵画調に変換し、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値以上である場合に、前記画像を前記第1のタッチよりも粗い第2のタッチで絵画調に変換することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第8の観点に係る画像処理プログラムは、
コンピュータを、
画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、として機能させ、
前記絵画調変換手段は、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を表す領域が所定の割合を占めるトリミング領域を前記画像全域から特定し、特定された前記トリミング領域内の画像を切り出して所定の粗さのタッチで絵画調に変換することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第9の観点に係る画像処理プログラムは、
コンピュータを、
画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、
前記絵画調変換手段により絵画調に変換された前記画像を出力する画像出力手段と、として機能させ、
前記絵画調変換手段は、
前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を表す領域の占める割合がそれぞれ異なる複数のトリミング領域を前記画像全域から特定し、特定された前記複数のトリミング領域内の画像を前記画像から切り出し、前記複数のトリミング領域に対して前記主要被写体像を表す領域の占める割合が大きいほど、切り出された前記複数のトリミング領域内の画像を粗いタッチで絵画調に変換し、
前記画像出力手段は、前記絵画調変換手段により絵画調に変換された前記複数のトリミング領域内の画像を、前記複数のトリミング領域に対して前記主要被写体像を表す領域が占める割合が小さい順に、順次出力することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第10の観点に係る画像処理プログラムは、
コンピュータを、
画像データが表す画像からぼけている領域を検出するぼけ検出手段と、
前記ぼけ検出手段により検出されたぼけている領域内の画像と、前記画像全域から前記ぼけている領域を除いた領域内の画像と、をそれぞれ異なる粗さのタッチで絵画調に変換する絵画調変換手段と、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、主要被写体像の様子に応じた画像処理をすることができる。
本発明の実施形態1に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 (a)は主要被写体として顔を検出する方法、(b)は顔以外の任意の主要被写体を検出する方法を説明するための図である。 (a)は、主要被写体像の占める領域が小さい画像の一例を示す図、(b)は、(a)を絵画調に変換した画像の一例を示す図である。 (a)は、主要被写体像の占める領域が大きい画像の一例を示す図、(b)は、(a)を絵画調に変換した画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の変形例1に係る画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 主要被写体像の占める領域が小さい画像を絵画調に変換した画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の変形例2に係る画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (a)は主要被写体像の占める領域が小さい画像の一例を示す図、(b)は(a)をトリミング加工した画像の一例を示す図、(c)は(b)を絵画調に変換した画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の変形例3に係る画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の変形例2に係るスライドショー表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (a)は主要被写体像の占める領域が小さい画像の一例を示す図、(b)は(a)をトリミング加工した画像の一例を示す図、(c)は(a)をトリミング加工した画像の一例を示す図、(d)〜(f)は(a)〜(c)を絵画調に変換した画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は絵画調に変換する前の画像と、絵画調に変換した後の画像を説明するための図である。 本発明の実施形態2の変形例に係る画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は絵画調に変換する前の画像と、絵画調に変換した後の画像を説明するための図である。
以下に、本発明の画像処理装置について説明する。なお、発明の理解を容易にするため、以下では、メモリーカード等から画像データを読み出して写真立てのように画像(画像データが表す画像)を表示するデジタルフォトフレームに本発明が適用される実施形態を説明する。しかし、本発明の画像処理装置は、デジタルフォトフレームに限られず適用可能である。例えば、各種のコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、デジタルカメラ、プリンタなどの電子機器においても同様に本発明を適用することができる。すなわち、以下に記載する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。
(実施形態1)
本発明の実施形態1では、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合に基づいて、主要被写体像のタッチが背景画像のタッチよりも細かい絵画調の画像に画像を変換する画像処理装置1について説明する。
なお、以下の説明において、「主要被写体像」とは、画像データが表す画像に写っている主要な被写体の画像を表すものとする。
また、「背景画像」とは、画像データが表す画像において、主要被写体像を表す領域を除く領域の画像を表すものとする。
また、「タッチ」(筆触)とは、絵画における絵筆等の筆記具の痕跡を表すものとする。タッチの粗さは、例えば、筆の痕跡の長さや太さによって変化させることが可能である。具体的には、例えば、筆の痕跡が長いほど、または太いほど、粗いタッチとなる。本発明の実施形態1、及び後述する実施形態2とこれらの変形例では、後述するように、画像処理ソフトを用いて画像データが表す画像を絵画調に変換するに際し、適宜パラメータを設定することにより、タッチの粗さを設定することが可能である。
図1は、本発明の実施形態1に係る画像処理装置1のハードウェア構成例を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)20と、RAM(Random Access Memory)30と、外部記憶装置40と、入力装置50と、表示装置60と、通信I/F(interface:インターフェイス)70と、を備えている。
CPU10は、ROM20内に記憶されているプログラム21をロードし、RAM30を作業用メモリとしつつ、各種の演算処理や制御処理を実行する。
ROM20は、各処理(後述する画像変換処理等)の内容を規定するプログラム21やデータを予め記憶する。
このようなプログラム21やデータは、ROM20以外に記録されていてもよい。例えば、持ち運び可能な記録媒体等に記録されていてもよい。この記録媒体は、一例として、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、磁気ディスク、又は、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成される。
RAM30は、CPU10により各処理が実行される際に、ROM20や外部記憶装置40から読み出された各種データが格納される。
外部記憶装置40は、例えば、所定規格のメモリカードやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体であり、画像データ41を記憶する。画像データ41は、例えば、デジタルカメラ等で撮影された人物や風景等が写った画像のデータであり、JPEG(Joint Photographic Export Group)等のファイル形式にて記憶されている。
入力装置50は、例えば、スイッチやタッチパネル等から構成され、ユーザからの操作入力を受け取る。
表示装置60は、例えば、駆動回路と、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル等の表示パネルとから構成される。駆動回路は、CPU10から出力される画像データに従って表示パネルを駆動し、表示パネルに絵画調に変換された画像を表示させる。
通信I/F70は、例えば、無線通信ユニット等から構成され、必要に応じて所定のネットワークに接続し、外部のサーバ等との通信を行う。
次に、本発明の実施形態1に係る画像処理装置1の機能構成について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、画像処理装置1は、画像データ記憶部100と、画像データ読み出し部200と、主要被写体検出部300と、絵画調変換部400と、画像出力部500と、を備えている。
画像データ記憶部100は、上述した外部記憶装置40から構成され、画像データ41を記憶している。つまり、画像データ記憶部100は、例えば人物や風景等が写っている画像を表す、上述した画像データ41を記憶している。
画像データ読み出し部200は、上述したCPU10(より詳細には、外部記憶装置40を制御するドライバプログラム)等から構成され、画像データ記憶部100に記憶された画像データ41を適宜読み出す。例えば、画像データ読み出し部200は、画像データ記憶部100に記憶された画像データ41を所定の順番、又は、ランダムに読み出す。また、ユーザにより選択された画像データ41を画像データ記憶部100から読み出してもよい。
主要被写体検出部300は、上述したCPU(より詳細には、後述する主要被写体検出処理を実行するCPU10)等から構成され、画像データ読み出し部200が読み出した画像データ41が表す画像について、主要被写体像を検出する。
ここで、主要被写体検出部300における主要被写体検出処理の一例として、主要被写体として顔を検出する場合について説明する。例えば、主要被写体検出部300は、特開2000−105819号公報に記載された手法を用いて、主要被写体である顔を検出する。具体的には、入力画像から肌色領域を抽出することによって顔領域を検出する。
なお、典型的には、顔検出処理は、図3(a)に示すように、画像a内に設定された着目領域C内の画像と所定のテンプレート顔画像cとを対比して、両画像の類似度を判定し、その類似度に基づいて着目領域Cが顔領域であるか否かを判定する。類似度の判定は、顔であるか否かを識別するのに有効な特徴量を抽出することによって行う。
ここで、有効な特徴量とは、水平エッジ、垂直エッジ、右斜めエッジ、左斜めエッジ等である。また、類似度の検出には、例えば、SAD(Sum of Absolute Difference)、SSD(Sum of Squared Difference)を用いる。このSAD及びSSDの算出値が小さいほど類似度が高いと判定される。
そして、画像a中の着目領域Cは、1画素ずつ左右方向または上下方向にずらされる。ずらされた後の着目領域C内の画像とテンプレート顔画像cとが対比されて、再度両画像の類似度が判定され、同様の検出が行われる。このように、着目領域Cは、例えば、画像a中の左上から右下方向に向けて、1画素ずつずらされながら更新設定される。
なお、画像aに写る顔とテンプレート顔画像cとの形状等が同じであっても、両者の大きさが全く異なっていれば、主要被写体検出部300が算出する類似度が低くなる。従って、画像aに写る顔の大きさとテンプレート顔画像cの大きさを略一致させるため、画像a全体を一定の割合で縮小または拡大し、縮小後または拡大後の画像に対して、同様に顔領域の検出処理を行う。
以上の処理を繰り返すことにより、画像中から任意の大きさの顔領域を検出することができる。
次に、主要被写体検出部300における主要被写体検出処理の一例として、顔以外の任意の主要被写体を検出する場合について説明する。この場合、例えば、主要被写体検出部300は、上述した顔領域の検出処理を流用した手法により任意の主要被写体を検出することができる。
具体的には、例えば、図3(b)に示すような画像a1全域から、主要被写体として「イルカ」を検出する場合について説明する。この場合、主要被写体検出部300は、画像a1内に設定された着目領域内の画像とイルカのテンプレート画像c1とを対比して、両画像の類似度を判定し、その類似度に基づいて着目領域にイルカが含まれているか否かを検出する。
また、この場合、類似度の判定は、イルカであるか否かを識別するのに有効な特徴量(例えば、一般的なイルカの輪郭等)を抽出することによって行う。
そして、画像a1全体を一定の割合で縮小(拡大)し、縮小(拡大)後の画像に対して、同様のイルカの領域の検出処理を行うことにより、画像中から任意の大きさのイルカの被写体を検出することができる。
なお、上記では検出対象となる主要被写体の一例として「イルカ」を挙げたが、風景における空、地面、建築物、自然物等のテンプレート画像を予めROM20等に記憶させることにより、上述した「イルカ」の場合と同様に、これらを主要被写体として検出することができる。
図2に戻って、絵画調変換部400は、上述したCPU10(より詳細には、後述する絵画調変換処理を実行するCPU10)等から構成され、主要被写体検出部300によって検出された主要被写体像を表す領域が、画像データ41が表す画像全域に対して占める割合に基づいて、その画像を絵画調に変換する。
具体的には、絵画調変換部400は、画像データ読み出し部200により読み出された画像データ41が表す画像全体の画素数に対する主要被写体検出部300が検出した主要被写体像を表す領域内の画素数の割合を算出する。そして、算出した割合が、所定の閾値(例えば、10%)未満である場合に、主要被写体像を所定の粗さのタッチ(第1のタッチ)で、背景画像を第1のタッチよりも粗い、所定の粗さのタッチ(第2のタッチ)で、それぞれ絵画調に変換する。
また、絵画調変換部400は、算出した割合が所定の閾値(例えば、10%)以上である場合に、画像データ41が表す画像全体を所定の粗さのタッチ(第3のタッチ)で絵画調に変換する。
なお、上述した所定の閾値や、各種のタッチ(第1のタッチ、第2のタッチ、第3のタッチ)の粗さ(後述する各種フィルタのパラメータ)は、予めユーザにより指定されたものでもよく、また、固定で設定されていてもよい。また、第1のタッチと第2のタッチの粗さは、第2のタッチの方が粗ければ任意である。また、第3のタッチは、第1のタッチまたは第2のタッチと同じであっても、異なってもよい。
ここで、絵画調変換部400が行う画像の絵画調変換処理について説明する。絵画調変換部400は、具体的には、画像データ41が表す画像の輪郭成分の画素値を平均化して、滑らかな模様を有する画像にするための平均化処理、陰影を強調するための暗度強調処理、及び輝度の階調の中間調を少なくし、画像の濃淡の差を強調する輝度補正処理を行うことで、画像データ41が表す画像を絵画調の画像に変換する。なお、これらの処理は、画像処理におけるフィルタ演算(フィルタを用いた演算)により行われる。そしてフィルタのパラメータは、上述した各種のタッチに応じて適宜設定されている。
このようなフィルタのよる画像変換は、一例として、アドビ・システムズ社のPHOTOSHOP(登録商標)における各種フィルタ(色鉛筆、水彩画、油絵等)と同様の処理を行っている。そのため、絵画調変換部400は、上述した各種のタッチ(第1のタッチ、第2のタッチ、第3のタッチ)の粗さに対応して予め設定されている各種フィルタのパラメータを用いてフィルタ演算を行い、主要被写体像、背景画像、または画像全体をそれぞれ絵画調に変換する。
なお、絵画調変換処理において用いられるフィルタの種類は、予めユーザにより指定されたものでもよく、また、固定で設定されていてもよい。
画像出力部500は、上述した表示装置60から構成され、絵画調変換部400により絵画調に変換された画像を出力する。つまり、絵画調に変換された画像を表示する。
例えば、画像データ41が表す画像が図4(a)に示すような画像a1である場合において、画像a1全域に対して主要被写体像を表す領域B1の占める割合が所定の閾値(例えば、10%)未満である場合、絵画調変換部400により、主要被写体像は第1のタッチで、背景画像が第2のタッチで絵画調に変換される。すなわち、画像a1は、図4(b)に示すように、主要被写体像のタッチが背景画像のタッチよりも細かい絵画調の画像A1に変換される。そして、画像出力部500は、絵画調の画像A1を出力する。
また、例えば、画像データ41が表す画像が図5(a)に示すような画像a2である場合において、画像a2全域に対して主要被写体像を表す領域B2の占める割合が所定の閾値(例えば、10%)以上である場合、絵画調変換部400により、画像a2全体が第3のタッチで絵画調に変換される。すなわち、画像a2は、図5(b)に示すように、主要被写体像と背景画像とが同じ粗さのタッチである絵画調の画像A2に変換される。そして、画像出力部500は、絵画調の画像A2を出力する。
次に、このような構成の実施形態1に係る画像処理装置1の動作について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の実施形態1に係る画像処理装置1の画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、この画像変換処理は、上述したROM20内のプログラム21として予め記憶されており、CPU10がプログラム21を読み出して実行することで、実際の処理が行われるものとする。
実施形態1に係る画像処理装置1は、例えば、ユーザによる入力装置50への操作を契機として図6に示す画像変換処理を開始する。
まず、画像データ読み出し部200は、ユーザの操作に応じて出力する画像を選択する(ステップS11)。例えば、各画像データ41が表す画像についてのサムネイル画像(視認性を高めるために縮小させた画像)を表示装置60に表示した状態で、入力装置50を介したユーザの操作に基づいて、出力する画像を選択する。何れかの画像がユーザにより選択されると、画像データ読み出し部200は、画像データ記憶部100から選択された画像データ41を読み出す。
続いて、主要被写体検出部300は、ステップS11で選択された画像について、主要被写体検出処理を行う(ステップS12)。つまり、主要被写体検出部300は、画像データ41が表す画像から、主要被写体像を検出する。
具体的には、画像データ41が表す画像が、図3(b)に示すような、主要被写体が「イルカ」である画像a1である場合、主要被写体検出部300は、例えば予めROM20に記憶されているイルカのテンプレート画像c1と、画像a1内の着目領域内の画像とを対比して両画像の類似度を算出する。そして、算出された類似度に基づいて、着目領域にイルカが含まれているか否かを検出する。類似度の算出は、イルカが含まれているか否かを識別するのに有効な特徴量(一般的なイルカの輪郭等)を抽出することによって行う。また、画像a1全体を一定の割合で縮小(拡大)し、縮小(拡大)後の画像に対して、同様のイルカを含む領域の検出処理を行うことにより、イルカを含む領域内の画像を主要被写体像として検出する。
続いて、絵画調変換部400は、ステップS12で検出された主要被写体像を表す領域が画像データ41が表す画像全域に対して占める割合が、所定の閾値未満か否かを判定する(ステップS13)。
具体的には、主要被写体検出部300が、図4(a)に示す画像a1において、主要被写体像を表す領域として領域B1を検出した場合、絵画調変換部400は、画像a1全域に含まれる画素数に対する領域B1に含まれる画素数の割合を算出する。そして、絵画調変換部400は、算出された割合が所定の閾値(例えば、10%)未満か否かを判定する。
続いて、主要被写体像を表す領域が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS13;Yes)、絵画調変換部400は、主要被写体像が背景画像よりも細かいタッチの絵画調に画像を変換する(ステップS14)。
具体的には、図4(a)に示す画像a1について、ステップS13において主要被写体像を表す領域B1が所定の閾値(例えば、10%)未満であると判定した場合、絵画調変換部400は、領域B1内の主要被写体像に対して、第1のタッチとして設定されたパラメータでフィルタ演算を行う。また、絵画調変換部400は、領域B1を除いた領域内の背景画像に対して、第1のタッチよりも粗い第2のタッチとして設定されたパラメータでフィルタ演算を行う。これにより、絵画調変換部400は、画像a1を、図4(b)に示すような、主要被写体像が背景画像よりも細かいタッチの絵画調の画像A1に変換する。
また、主要被写体像を表す領域が所定の閾値未満でない、すなわち所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS13;No)、絵画調変換部400は、主要被写体像と背景画像のタッチが同じ粗さの絵画調に画像を変換する(ステップS15)。
具体的には、図5(a)に示す画像a2について、ステップS13において主要被写体像を表す領域B1が所定の閾値(例えば、10%)以上であると判定した場合、絵画調変換部400は、画像a2に対して、第3のタッチとして設定されたパラメータでフィルタ演算を行う。これにより、絵画調変換部400は、画像a2を、図5(b)に示すような、主要被写体像と背景画像のタッチが同じ粗さの絵画調の画像A2に変換する。
そして、画像出力部500は、ステップS14またはステップS15において絵画調変換部400が絵画調に変換した画像を出力する(ステップS16)。そして、画像出力部500は、画像変換処理を終了する。
具体的には、例えば、上述した図4(a)のような主要被写体像を表す領域B1の占める割合が小さい画像a1は、絵画調変換部400により、主要被写体像が背景画像よりも細かいタッチの絵画調の画像に変換されるため(図6のステップS14参照)、画像出力部500は、上述した図4(b)のような絵画調の画像A1を出力する。
また、例えば、上述した図5(a)のような主要被写体像を表す領域B2の占める割合が大きい画像a2は、絵画調変換部400により、主要被写体像と背景画像のタッチが同じ粗さの絵画調の画像に変換されるため(図6のステップS15参照)、画像出力部500は、上述した図5(b)のような絵画調の画像A2を出力する。
以上のように、実施形態1に係る画像処理装置1は、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が小さい場合、主要被写体像が背景画像よりも細かいタッチの絵画調に画像を変換する。また、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が大きい場合、主要被写体像と背景画像のタッチが同じ粗さの絵画調に画像を変換する。従って、画像処理装置1は、主要被写体像の様子、すなわち主要被写体像の大きさに応じて、画像を絵画調に変換することができる。
さらに、画像処理装置1は、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が小さい場合には、主要被写体像を背景画像よりも細かいタッチで絵画調に変換するため、主要被写体像を背景画像に埋もれさせることなく、際立たせることができる。
(実施形態1の変形例1)
上記の実施形態1において、絵画調変換部400は、画像全域に対して主要被写体像を表す領域の占める割合が所定の閾値未満である場合に、主要被写体像が背景画像よりも細かいタッチの絵画調に画像を変換している。しかし、絵画調変換部400は、主要被写体像と背景画像の両方、すなわち画像全体を細かいタッチの絵画調に変換してもよい。
以下に、実施形態1の変形例1として、画像データが表す画像全域に対して主要被写体像を表す領域の占める割合が所定の閾値未満である場合に、その画像全体を細かいタッチの絵画調に変換する画像処理装置1について説明する。
具体的には、実施形態1の変形例1に係る画像処理装置1は、図7に示す画像変換処理を行う。この画像変換処理において、上述した図6の画像変換処理と同じ処理内容には、同じ参照符号を付している。
ステップS17において、絵画調変換部400は、画像全体を細かいタッチの絵画調に変換する。例えば、図4(a)に示すような画像データ41が表す画像a1において、主要被写体像を表す領域B1が所定の閾値(例えば、10%)未満であると判定した場合(図7のステップ13;Yes)、絵画調変換部400は画像a1全体を所定の粗さのタッチ(第1のタッチ)の絵画調に変換する。具体的には、絵画調変換部400は、上述した実施形態1の絵画調変換部400と同様に、画像a1を、第1のタッチに対応するパラメータが設定されたフィルタ演算を行うことにより、絵画調に変換する。
そして、図7のステップS16において、画像出力部500は、図8に示すように、画像全体が細かいタッチの絵画調に変換された画像A3を出力する。
また、ステップS18において、絵画調変換部400は、画像全体を粗いタッチの絵画調に変換する。例えば、図5(a)に示すような画像データ41が表す画像a2において、主要被写体像を表す領域B2が所定の閾値(例えば、10%)未満でない、すなわち所定の閾値以上であると判定した場合(図7のステップS13;No)、絵画調変換部400は画像a2全体を第1のタッチよりも粗い、所定の粗さのタッチ(第2のタッチ)の絵画調に変換する。具体的には、絵画調変換部400は、上述した実施形態1の絵画調変換部400と同様に、画像a2を、第2のタッチに対応するパラメータが設定されたフィルタ演算を行うことにより、絵画調に変換する。
そして、図7のステップS16において、画像出力部500は、図5(b)に示すように、画像全体が粗いタッチの絵画調に変換された画像A2を出力する。
このように、実施形態1の変形例1に係る画像処理装置1は、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が小さい場合、画像全体を細かいタッチの絵画調に変換する。また、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が大きい場合、画像全体を粗いタッチの絵画調に画像を変換する。従って、画像処理装置1は、主要被写体像の様子、すなわち主要被写体像の大きさに応じて、画像を絵画調に変換することができる。
さらに、実施形態1の変形例1に係る画像処理装置1は、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が小さい場合には、絵画調の画像は細かいタッチで表されるため、主要被写体像が背景画像に埋もれることを防ぐことができる。
(実施形態1の変形例2)
上記の実施形態1において、絵画調変換部400は、画像全域に対して主要被写体像を表す領域の占める割合が所定の閾値未満である場合に、主要被写体像が背景画像よりも細かいタッチの絵画調に画像を変換している。しかし、絵画調変換部400は、主要被写体像を表す領域が占める割合が大きくなるように、画像をトリミング加工してから絵画調に変換してもよい。
以下に、実施形態1の変形例2として、画像データが表す画像全域に対して主要被写体像を表す領域の占める割合が所定の閾値未満である場合に、主要被写体像を表す領域が占める割合が大きくなるように、画像をトリミング加工してから絵画調に変換する画像処理装置1について説明する。
具体的には、実施形態1の変形例2に係る画像処理装置1は、図9に示す画像変換処理を行う。この画像変換処理において、上述した図6の画像変換処理と同じ処理内容には、同じ参照符号を付している。
ステップS19において、絵画調変換部400は、主要被写体像を表す領域の占める割合が、所定の割合になるように、画像データ41が表す画像に対してトリミング加工を行う。
例えば、画像データ41が表す画像が、図10(a)に示すような画像a1である場合について説明する。画像a1における主要被写体像を表す領域B1の占める割合が所定の閾値(例えば10%)未満である場合、絵画調変換部400は、領域B1を中心として、領域B1が所定の割合(例えば20%)を占めるトリミング領域D1を特定する。そして、特定されたトリミング領域D1内の画像を画像a1から切り出し、画像a1(切り出す前の元の画像)と同じ大きさとなるように拡大する。このようにして切り出し及び拡大された画像a4を図10(b)に示す。
なお、主要被写体像を表す領域がトリミング領域において占める所定の割合は、予めユーザにより指定されたものでもよく、また、固定で設定されていてもよい。
ステップS20において、絵画調変換部400は、画像データ41が表す画像、またはステップS19においてトリミング加工された画像を所定の粗さのタッチの絵画調に変換する。
例えば、画像データ41が表す画像が図10(a)に示すような画像a1である場合において、主要被写体像を表す領域B1が所定の閾値(例えば、10%)未満であると判定した場合(図9のステップ13;Yes)、絵画調変換部400はステップS19においてトリミング加工された画像a4(図10(b)参照)を所定の粗さのタッチの絵画調の画像A4(図10(c)参照)に変換する。
また、画像データ41が表す画像が図5(a)に示すような画像a2である場合において、主要被写体像を表す領域B2が所定の閾値(例えば、10%)未満でないと判定した場合(図9のステップ13;No)、絵画調変換部400は画像a2を所定の粗さのタッチの絵画調の画像(図5(b)参照)に変換する。
具体的には、絵画調変換部400は、上述した実施形態1の絵画調変換部400と同様に、画像a1またはa2を所定の粗さのタッチに対応するパラメータが設定されたフィルタ演算を行うことにより、絵画調に変換する。
そして、図9のステップS16において、画像出力部500は、ステップS20において絵画調に変換された画像を出力する。
なお、ステップS20において画像を絵画調に変換する際のタッチの粗さは、予めユーザにより指定されたものでもよく、また、固定で設定されていてもよい。
このように、実施形態1の変形例2に係る画像処理装置1は、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が小さい場合、画像全域に対して主要被写体像を表す領域が占める割合が大きくなるように、画像をトリミング加工してから絵画調に変換する。従って、画像処理装置1は、主要被写体像の様子、すなわち主要被写体像の大きさに応じて、画像を絵画調に変換することができる。
さらに、実施形態1の変形例2に係る画像処理装置1は、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が小さい場合には、主要被写体像を表す領域が大きくなるようにトリミング加工を行ってから絵画調に変換するため、主要被写体像を際立たせることができる。
(実施形態1の変形例3)
上記の実施形態1の変形例2において、絵画調変換部400は、画像全域に対して主要被写体像を表す領域の占める割合が所定の閾値未満である場合に、主要被写体像を表す領域の占める割合が大きくなるようにトリミング加工を行ってから絵画調に画像を変換している。しかし、絵画調変換部400は、主要被写体像を表す領域の占める割合がそれぞれ異なる複数のトリミング領域において、トリミング加工を行ってもよい。そして、複数のトリミング領域においてトリミング加工することにより生成された複数の画像について、主要被写体像を表す領域の占める割合が小さいほどタッチが細かくなるように各画像を絵画調に変換してもよい。そして、絵画調に変換された複数の画像を、スライドショーのように、主要被写体像を表す領域の占める割合が小さい順に順次出力してもよい。
以下に、実施形態1の変形例3として、画像データが表す画像全域に対して主要被写体像を表す領域の占める割合が所定の閾値未満である場合に、主要被写体像を表す領域が占める割合がそれぞれ異なる複数のトリミング領域を特定してトリミング加工を行い、トリミング加工後の各画像について、主要被写体像を表す領域が占める割合が小さいほどタッチが細かい絵画調に変換し、主要被写体像を表す領域の占める割合が小さい順に順次出力する画像処理装置1について説明する。
具体的には、実施形態1の変形例3に係る画像処理装置1は、図11に示す画像変換処理を行う。この画像変換処理において、上述した図9の画像変換処理と同じ処理内容には、同じ参照符号を付している。
ステップS21において、絵画調変換部400は、図12に示すスライドショー表示処理を実行する。以下に図12に示すフローチャートを参照してスライドショー表示処理について説明する。
なお、以下の処理において、絵画調に変換する際のタッチとして、タッチの細かい順に、第1のタッチ、第2のタッチ、…、第Nのタッチが予め設定されているものとする。ここで、Nは、順次出力する絵画調の画像の全枚数を表す。
まず、絵画調変換部400は、絵画調に変換された画像の枚数をカウントするためのカウンタnにn=1を設定する(ステップS31)。また、画像データ41が表す画像を変換用画像としてRAM30に記憶する。
次に、絵画調変換部400は、RAM30に記憶された変換用画像を、第nのタッチで絵画調に変換する(ステップS32)。具体的には、絵画調変換部400は、上述した実施形態1の絵画調変換部400と同様に、変換用画像を第nのタッチに対応するパラメータが設定されたフィルタ演算を行うことにより、絵画調に変換する。そして、変換した画像を、第nのタッチの絵画調の画像として、RAM30に記憶する。
例えば、画像データ41が表す画像が図13(a)に示す画像a5である場合、n=1において、RAM30には変換用画像として画像a5が記憶されている。従って、絵画調変換部400は、第1のタッチで画像a5を、図13(d)に示すような絵画調の画像A5に変換する。そして、変換した画像A5を、第1のタッチの絵画調の画像として、RAM30に記憶する。
次に、絵画調変換部400は、カウンタnが、順次出力する絵画調の画像の全枚数であるNと等しいか否かを判定する(ステップS33)。
カウンタnが、Nと等しくないと判定した場合(ステップS33;No)、絵画調変換部400は、RAM30内に記憶されている変換用画像において、主要被写体像を表す領域を中心として、主要被写体像を表す領域が(10+5n)%を占めるトリミング領域を特定し、トリミング領域内の画像についてトリミング加工を行う(ステップS34)。また、絵画調変換部400は、トリミング加工後の画像を変換用画像として、RAM30に記憶する。
例えば、予めN=3と設定してある場合であって、n=1における動作を説明する。絵画調変換部400は、RAM30に変換用画像として記憶されている図13(a)に示すような画像a5において、主要被写体像を表す領域B5を中心として、領域B5が15%を占めるトリミング領域D5を特定する。そして、絵画調変換部400は、トリミング領域D5内の画像を切り出し、画像a5(切り出す前の元の画像)と同じ大きさとなるように拡大する。このようにして切り出し及び拡大された画像a6を図13(b)に示す。そして、絵画調変換部400は、トリミング加工後の画像a6を変換用画像として、RAM30に記憶する。
次に、絵画調変換部400は、カウンタnをn+1に更新する(ステップS35)。そして、ステップS32の処理に戻る。
従って、絵画調変換部400は、カウンタnがNに達するまで、すなわち、RAM30に記憶された絵画調の画像の数が、順次出力する絵画調の画像の全枚数であるNに達するまで、ステップS32〜S35の処理を繰り返し実行する。
例えば、画像データが表す画像41が図13(a)に示す画像a5であって、N=3が予め設定されている場合、絵画調変換部400は、n=1において、画像a5を図13(d)に示す第1のタッチの絵画調の画像A5に変換する。また、絵画調変換部400は、n=2において、図13(b)に示す画像a6を、図13(e)に示す第2のタッチの絵画調の画像A6に変換する。また、絵画調変換部400は、図13(b)に示す画像a6において、主要被写体像を表す領域B6が20%を占めるトリミング領域D6を特定する。このトリミング領域D6内の画像を切り出し及び拡大した画像a7を図13(c)に示す。また、絵画調変換部400は、n=3において、図13(c)に示す画像a7を、図13(f)に示す第3のタッチの絵画調の画像A7に変換する。このようにして絵画調に変換された第1のタッチの絵画調の画像A5、第2のタッチの絵画調の画像A6、第3のタッチの絵画調の画像A7は、RAM30に記憶される。
そして、カウンタnが、Nと等しいと判定した場合(ステップS33;Yes)、すなわちRAM30に記憶された絵画調の画像の数が、順次出力する絵画調の画像の全枚数であるNに達した場合、画像出力部500は、RAM30に記憶された絵画調の画像を、その主要被写体像を表す領域が占める割合が小さい順に順次出力する(ステップS36)。
例えば、RAM30に、図13(d)〜(f)に示すような、第1のタッチの絵画調の画像A5、第2のタッチの絵画調の画像A6、第3のタッチの絵画調の画像A7が記憶されている場合、その主要被写体像を表す領域の占める割合が小さい順は、タッチの細かい順、すなわち、A5、A6、A7の順である。従って、画像出力部500は、A5、A6、A7の順で、各絵画調の画像が所定時間ずつ(例えば、3秒間ずつ)表示されるように、絵画調の画像を出力する。そして、図11に戻って、画像変換処理を終了する。
なお、図11のステップS13において、主要被写体像を表す領域が所定の閾値未満でない、すなわち所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS13;No)、絵画調変換部400は、画像データ41が表す画像を所定の粗さのタッチの絵画調の画像に変換する(ステップS22)。そして、画像出力部500は、ステップS22において絵画調に変換された画像を出力する(ステップS23)。
なお、順次出力する絵画調の画像の全枚数Nや、ステップS22において画像を絵画調に変換する際のタッチの粗さは、予めユーザにより指定されたものでもよく、また、固定で設定されていてもよい。
また、図12のステップS34において、主要被写体像の占める割合が(10+5n)%となるように、トリミング領域を特定しているが、トリミング領域の特定方法はこれに限られない。トリミング領域の特定方法は、複数のトリミング領域において主要被写体像の占める割合が異なる値になるならば、任意である。例えば、それぞれ異なる複数の値を、nと対応付けて予めROM20に記憶しておいてもよい。そして、ステップS34において、nに対応する値を読み出し、主要被写体像を表す領域がその読み出した値の割合を占めるようにトリミング領域を特定してもよい。
このように、実施形態1の変形例3に係る画像処理装置1は、主要被写体像を表す領域が画像全域に対して占める割合が小さい場合、主要被写体像を表す領域が占める割合が小さいほどタッチが細かい複数の絵画調の画像に変換する。従って、画像処理装置1は、主要被写体像の様子、すなわち主要被写体像の大きさに応じて、画像を絵画調に変換することができる。
さらに、実施形態1の変形例3に係る画像処理装置1は、変換された複数の絵画調の画像を、主要被写体像を表す領域の占める割合が小さい順に順次出力する。従って、主要被写体像に向かってズームしつつ、かつタッチを粗くすることで、主要被写体像を背景画像に埋もれることを防ぎながら、より主要被写体像を際立たせて表示をすることが可能である。
(実施形態2)
上記の実施形態1では、主要被写体像が表す領域が画像全域に対して占める割合に基づいて、画像を絵画調に変換する場合について説明した。しかし、画像において、ぼけている領域内の画像と、ぼけていない領域内の画像とを異なる粗さのタッチで絵画調に変換してもよい。これにより、主要被写体像の様子、すなわち主要被写体像のぼけ具合に応じて、画像を絵画調に変換することができる。
以下、本発明の実施形態2として、画像データ41が表す画像について、ぼけている領域内の画像と、ぼけていない領域内の画像とを、異なる粗さのタッチで、絵画調に変換する画像処理装置1について説明する。以下に、実施形態2に係る画像処理装置1について、実施形態1に係る表示処理装置と異なる点について詳細に説明する。なお、実施形態2に係る画像処理装置1は、実施形態1と同様のハードウェア構成(図1参照)を有しているため、以下の説明においては同様の符号を用い、その詳細な説明は省略する。
図14は、本発明の実施形態2に係る画像処理装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
図14に示すように画像処理装置1は、画像データ記憶部110と、画像データ読み出し部210と、ぼけ検出部310と、絵画調変換部410と、画像出力部510と、を備えている。
画像データ記憶部110は、上述した外部記憶装置40から構成され、画像データ41を記憶している。つまり、画像データ記憶部110は、例えば人物や風景等が写っている画像を表す、上述した画像データ41を記憶している。
画像データ読み出し部210は、上述したCPU10(より詳細には、外部記憶装置40を制御するドライバプログラム)等から構成され、画像データ記憶部110に記憶された画像データを適宜読み出す。例えば、画像データ読み出し部210は、画像データ記憶部110に記憶された画像データ41を所定の順番、又は、ランダムに読み出す。また、ユーザにより選択された画像データ41を画像データ記憶部110から読み出してもよい。
ぼけ検出部310は、上述したCPU10(より詳細には、後述するぼけ検出処理を実行するCPU10)等から構成され、画像データ読み出し部210が読み出した画像データ41が表す画像について、ぼけている領域を検出する。
以下に、ぼけ検出部310がぼけている領域を検出する方法の具体例を説明する。ぼけ検出部310は、例えば、画像データ41が表す画像を複数の小領域に分割し、その小領域ごとに、ピンぼけが発生しているか否かを検出する。一例として、ぼけ検出部310は、特開2007−295181号公報に記載された手法を用いて、ピンぼけが発生しているか否かを検出する。具体的には、各小領域内の画像から高周波成分を抽出し、抽出した高周波成分を所定の閾値で二値化処理することにより、エッジ画素を検出する。そして検出したエッジ画素数をエッジ量として導出する。そして導出したエッジ量に基づいて、各小領域におけるピンぼけの発生を判定する。そして、ぼけ検出部310は、ピンぼけが発生していると判定された小領域全てを、ぼけている領域として検出する。
絵画調変換部410は、上述したCPU10(より詳細には、後述する絵画調変換処理を実行するCPU10)等から構成され、ぼけ検出部310により検出されたぼけている領域内の画像と、画像全域からそのぼけている領域を除いた領域内の画像と、を異なる粗さのタッチで絵画調に変換する。
例えば、絵画調変換部410は、ぼけ検出部310によって検出されたぼけている領域内の画像を所定の粗さのタッチ(第1のタッチ)で、画像データ41が表す画像全域からぼけている領域を除いた領域、すなわちぼけていない領域内の画像を第1のタッチよりも粗い、所定の粗さのタッチ(第2のタッチ)で、絵画調に変換する。
具体的には、絵画調変換部410は、上述した実施形態1の絵画調変換部400と同様に、ぼけている領域内の画像及びぼけていない領域内の画像を、それぞれ第1のタッチ及び第2のタッチに対応するパラメータが設定されたフィルタ演算を行うことにより、絵画調に変換する。
なお、各種のタッチ(第1のタッチ、第2のタッチ)の粗さ(各種フィルタのパラメータ)は、予めユーザにより指定されたものでもよく、また、固定で設定されていてもよい。また、第1のタッチと第2のタッチの粗さは、第2のタッチの方が粗ければ任意である。
画像出力部510は、上述した表示装置60から構成され、絵画調変換部410により絵画調に変換された画像を出力する。つまり、絵画調に変換された画像を表示する。
例えば、画像データ41が表す画像が図16(a)及び(b)に示すような画像a8、a9である場合、画像a8、a9は、ぼけている領域E8、E9内の画像はタッチが細かく、ぼけていない領域F8、F9内の画像はタッチが粗い絵画調の画像A8、A9に変換される。そして、画像出力部510は絵画調に変換された画像A8、A9を出力する。
次に、このような構成の実施形態2に係る画像処理装置1の動作について、図面を参照して説明する。図15は、本発明の実施形態2に係る画像処理装置1の画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、この画像変換処理は、上述したROM20内のプログラム21として予め記憶されており、CPU10がプログラム21を読み出して実行することで、実際の処理が行われるものとする。
図15の画像変換処理は、例えば、ユーザによる入力装置50への操作を契機として開始される。
まず、画像データ読み出し部210は、ユーザの操作に応じて出力する画像を選択する(ステップS41)。例えば、各画像データ41が表す画像についてのサムネイル画像(視認性を高めるために縮小させた画像)を表示装置60に表示した状態で、入力装置50を介したユーザの操作に基づいて、出力する画像を選択する。何れかの画像がユーザにより選択されると、画像データ読み出し部210は、画像データ記憶部110から選択された画像データ41を読み出す。
続いて、ぼけ検出部310は、ステップS41で選択された画像において、ぼけ検出処理を実行する(ステップS42)。つまり、ぼけ検出部310は、画像データ41が表す画像について、上述したように、ぼけている領域を検出する。
続いて、絵画調変換部410は、ステップS42で検出されたぼけている領域内の画像が、ぼけていない領域内の画像よりも細かいタッチになるように、ぼけている領域内の画像とぼけていない領域内の画像をそれぞれ絵画調に変換する(ステップS43)。つまり、絵画調変換部410は、ぼけ検出部310によって検出されたぼけている領域内の画像を第1のタッチで、画像データ41が表す画像全域からぼけている領域を除いた領域、すなわちぼけていない領域内の画像を第1のタッチよりも粗い第2のタッチで、絵画調に変換する。
具体的には、絵画調変換部410は、上述した実施形態1の絵画調変換部400と同様に、ぼけている領域内の画像及びぼけていない領域内の画像を、それぞれ第1のタッチ及び第2のタッチに対応するパラメータが設定されたフィルタ演算を行うことにより、絵画調に変換する。
なお、各種のタッチ(第1のタッチ、第2のタッチ)の粗さ(各種フィルタのパラメータ)は、予めユーザにより指定されたものでもよく、また、固定で設定されていてもよい。また、第1のタッチと第2のタッチの粗さは、第2のタッチの方が粗ければ任意である。
次に、画像出力部510は、絵画調変換部410により絵画調に変換された画像を出力する(ステップS44)。例えば、画像データ41が表す画像が図16(a)及び(b)に示すような画像a8、a9である場合において、絵画調変換部410により、ぼけている領域E8、E9内の画像はタッチが細かく、ぼけていない領域F8、F9内の画像はタッチが粗い絵画調の画像A8、A9に変換される。そして、画像出力部510は絵画調に変換された画像A8、A9を出力する。
以上のように、実施形態2に係る画像処理装置1は、画像を絵画調に変換するに際し、ぼけている領域内の画像のタッチを細かくするとともに、ぼけていない領域内の画像のタッチを粗くする。
ここで、例えば、図16(a)に示すぼけている領域E8が主要被写体像を表す領域である場合、すなわち主要被写体像がぼけている場合、主要被写体像のタッチは細かく、背景画像のタッチは粗い絵画調の画像A8に変換される。また、例えば、図16(b)に示すぼけていない領域F9が主要被写体像を表す領域である場合、すなわち主要被写体像がぼけていない場合、主要被写体像のタッチは粗く、背景画像のタッチは細かい絵画調の画像A9に変換される。 従って、実施形態2に係る画像処理装置1は、主要被写体像の様子、すなわち主要被写体像のぼけ具合に応じて、画像を絵画調に変換することができる。
また、主要被写体像がぼけている場合には、主要被写体像のタッチは細かく、背景画像のタッチは粗い絵画調の画像に変換されるため、絵画調に変換された画像において、主要被写体像を際立たせることができる。
(実施形態2の変形例)
上記の実施形態2では、ぼけている領域内の画像が、ぼけていない領域内の画像よりも細かいタッチになるように、ぼけている領域内の画像とぼけていない領域内の画像をそれぞれ絵画調に変換する場合について説明した。しかし、ぼけている領域内の画像が、ぼけていない領域内の画像よりも粗いタッチになるように、絵画調に変換してもよい。
以下に、実施形態2の変形例として、ぼけている領域内の画像が、ぼけていない領域内の画像よりも粗いタッチになるように、それぞれの画像を絵画調に変換する画像処理装置1について説明する。
実施形態2の変形例に係る画像処理装置1において、その絵画調変換部410は、実施形態2の絵画調変換部410と異なり、ぼけ検出部310によって検出されたぼけている領域内の画像を所定の粗さのタッチ(第1のタッチ)で、画像データ41が表す画像全域からぼけている領域を除いた領域、すなわちぼけていない領域内の画像を第1のタッチよりも細かい、所定の粗さのタッチ(第2のタッチ)で、絵画調に変換する。
具体的には、絵画調変換部410は、上述した実施形態1の絵画調変換部400と同様に、ぼけている領域内の画像及びぼけていない領域内の画像を、それぞれ第1のタッチ及び第2のタッチに対応するパラメータが設定されたフィルタ演算を行うことにより、絵画調に変換する。
なお、各種のタッチ(第1のタッチ、第2のタッチ)の粗さ(各種フィルタのパラメータ)は、予めユーザにより指定されたものでもよく、また、固定で設定されていてもよい。また、第1のタッチと第2のタッチの粗さは、第1のタッチの方が粗ければ任意である。
次に、実施形態2の変形例に係る画像処理装置の動作について、図面を参照して説明する。図17は、本発明の実施形態2の変形例に係る画像処理装置1の画像変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。この画像変換処理において、上述した図15の画像変換処理と同じ処理内容には、同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ステップS45において、絵画調変換部410は、ステップS42で検出されたぼけている領域内の画像が、ぼけていない領域内の画像よりも粗いタッチになるように、ぼけている領域内の画像とぼけていない領域内の画像をそれぞれ絵画調に変換する。つまり、絵画調変換部410は、ぼけ検出部310によって検出されたぼけている領域内の画像を第1のタッチで、画像データ41が表す画像全域からぼけている領域を除いた領域、すなわちぼけていない領域内の画像を第第1のタッチよりも細かい第2のタッチで、絵画調に変換する。
具体的には、絵画調変換部410は、上述した実施形態1の絵画調変換部400と同様に、ぼけている領域内の画像及びぼけていない領域内の画像を、それぞれ第1のタッチ及び第2のタッチに対応するパラメータが設定されたフィルタ演算を行うことにより、絵画調に変換する。
そして、ステップS44において、画像出力部510は、絵画調変換部410により絵画調に変換された画像を出力する。例えば、画像データ41が表す画像が図18(a)及び(b)に示すような画像a10、a11である場合において、絵画調変換部410により、ぼけている領域E10、E11内の画像はタッチが粗く、ぼけていない領域F10、F11内の画像はタッチが細かい絵画調の画像A10、A11に変換される。そして、画像出力部510は絵画調に変換された画像A10、A11を出力する。
以上のように、実施形態2の変形例に係る画像処理装置1は、画像を絵画調に変換するに際し、ぼけている領域内の画像のタッチを粗くするとともに、ぼけていない領域内の画像のタッチを細かくする。
ここで、例えば、図18(a)に示すぼけている領域E10が主要被写体像を表す領域である場合、すなわち主要被写体像がぼけている場合、主要被写体像のタッチは粗く、背景画像のタッチは細かい絵画調の画像A10に変換される。また、例えば、図18(b)に示すぼけていない領域F11が主要被写体像を表す領域である場合、すなわち主要被写体像がぼけていない場合、主要被写体像のタッチは細かく、背景画像のタッチは粗い絵画調の画像A11に変換される。
従って、実施形態2の変形例に係る画像処理装置1は、主要被写体像の様子、すなわち主要被写体像のぼけ具合に応じて、画像を絵画調に変換することができる。
また、実施形態2の変形例に係る画像処理装置1は、ぼけている領域内の画像を粗いタッチ、ぼけていない領域内の画像を細かいタッチで、絵画調に変換するため、絵画調に変換された画像において、変換される前の画像のぼけ具合を反映させることができる。
なお、本発明の実施形態1、実施形態2及びこれらの変形例に係る画像処理装置1は、専用の装置によらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークカード等を備えたコンピュータに上述の処理を実行するためのプログラムを格納した媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する表示処理装置を構成することができる。
また、コンピュータにプログラムを供給するための手法は任意である。例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよい。一例を挙げると、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して配信することにより、上述の処理を実行することができる。
1…画像処理装置、10…CPU、20…ROM、21…プログラム、30…RAM、40…外部記憶装置、41…画像データ、50…入力装置、60…表示装置、70…通信I/F、100、110…画像データ記憶部、200、210…画像データ読み出し部、300…主要被写体検出部、310…ぼけ検出部、400、410…絵画調変換部、500、510…画像出力部

Claims (10)

  1. 画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、を備え、
    前記絵画調変換手段は、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を所定の粗さの第1のタッチで絵画調に変換し、且つ、前記画像全域から前記主要被写体像を表す領域を除いた領域内の画像を前記第1のタッチよりも粗い第2のタッチで絵画調に変換し、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値以上である場合に、前記画像を所定の粗さの第3のタッチで絵画調に変換する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、を備え、
    前記絵画調変換手段は、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記画像を所定の粗さの第1のタッチで絵画調に変換し、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値以上である場合に、前記画像を前記第1のタッチよりも粗い第2のタッチで絵画調に変換する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、を備え、
    前記絵画調変換手段は、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を表す領域が所定の割合を占めるトリミング領域を前記画像全域から特定し、特定された前記トリミング領域内の画像を切り出して所定の粗さのタッチで絵画調に変換する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、
    前記絵画調変換手段により絵画調に変換された前記画像を出力する画像出力手段と、を備え、
    前記絵画調変換手段は、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を表す領域の占める割合がそれぞれ異なる複数のトリミング領域を前記画像全域から特定し、特定された前記複数のトリミング領域内の画像を前記画像から切り出し、前記複数のトリミング領域に対して前記主要被写体像を表す領域の占める割合が大きいほど、切り出された前記複数のトリミング領域内の画像を粗いタッチで絵画調に変換し、
    前記画像出力手段は、前記絵画調変換手段により絵画調に変換された前記複数のトリミング領域内の画像を、前記複数のトリミング領域に対して前記主要被写体像を表す領域が占める割合が小さい順に、順次出力する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 画像データが表す画像からぼけている領域を検出するぼけ検出手段と、
    前記ぼけ検出手段により検出されたぼけている領域内の画像と、前記画像全域から前記ぼけている領域を除いた領域内の画像と、をそれぞれ異なる粗さのタッチで絵画調に変換する絵画調変換手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. コンピュータを、
    画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、として機能させ、
    前記絵画調変換手段は、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を所定の粗さの第1のタッチで絵画調に変換し、且つ、前記画像全域から前記主要被写体像を表す領域を除いた領域内の画像を前記第1のタッチよりも粗い第2のタッチで絵画調に変換し、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値以上である場合に、前記画像を所定の粗さの第3のタッチで絵画調に変換する、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  7. コンピュータを、
    画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、として機能させ、
    前記絵画調変換手段は、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記画像を所定の粗さの第1のタッチで絵画調に変換し、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値以上である場合に、前記画像を前記第1のタッチよりも粗い第2のタッチで絵画調に変換する、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  8. コンピュータを、
    画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、として機能させ、
    前記絵画調変換手段は、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を表す領域が所定の割合を占めるトリミング領域を前記画像全域から特定し、特定された前記トリミング領域内の画像を切り出して所定の粗さのタッチで絵画調に変換する、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  9. コンピュータを、
    画像データが表す画像から主要被写体像を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合に基づいて、前記画像を絵画調に変換する絵画調変換手段と、
    前記絵画調変換手段により絵画調に変換された前記画像を出力する画像出力手段と、として機能させ、
    前記絵画調変換手段は、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体像を表す領域が前記画像全域に対して占める割合が所定の閾値未満である場合に、前記主要被写体像を表す領域の占める割合がそれぞれ異なる複数のトリミング領域を前記画像全域から特定し、特定された前記複数のトリミング領域内の画像を前記画像から切り出し、前記複数のトリミング領域に対して前記主要被写体像を表す領域の占める割合が大きいほど、切り出された前記複数のトリミング領域内の画像を粗いタッチで絵画調に変換し、
    前記画像出力手段は、前記絵画調変換手段により絵画調に変換された前記複数のトリミング領域内の画像を、前記複数のトリミング領域に対して前記主要被写体像を表す領域が占める割合が小さい順に、順次出力する、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  10. コンピュータを、
    画像データが表す画像からぼけている領域を検出するぼけ検出手段と、
    前記ぼけ検出手段により検出されたぼけている領域内の画像と、前記画像全域から前記ぼけている領域を除いた領域内の画像と、をそれぞれ異なる粗さのタッチで絵画調に変換する絵画調変換手段と、
    として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
JP2010023241A 2010-02-04 2010-02-04 画像処理装置、及び、画像処理プログラム Expired - Fee Related JP4930607B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010023241A JP4930607B2 (ja) 2010-02-04 2010-02-04 画像処理装置、及び、画像処理プログラム
US13/017,316 US8547386B2 (en) 2010-02-04 2011-01-31 Image processing device and non-transitory computer-readable storage medium
CN201110058434.3A CN102147911B (zh) 2010-02-04 2011-01-31 图像处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010023241A JP4930607B2 (ja) 2010-02-04 2010-02-04 画像処理装置、及び、画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011166217A true JP2011166217A (ja) 2011-08-25
JP4930607B2 JP4930607B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=44341229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010023241A Expired - Fee Related JP4930607B2 (ja) 2010-02-04 2010-02-04 画像処理装置、及び、画像処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8547386B2 (ja)
JP (1) JP4930607B2 (ja)
CN (1) CN102147911B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013257844A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Casio Comput Co Ltd 画像変換装置、画像変換方法及びプログラム

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103338690B (zh) * 2011-05-12 2016-04-27 奥林巴斯株式会社 内窥镜***
JP5333534B2 (ja) * 2011-07-19 2013-11-06 カシオ計算機株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP5807489B2 (ja) * 2011-09-28 2015-11-10 カシオ計算機株式会社 画像処理装置及び画像処理方法、並びにプログラム
CN102572219B (zh) * 2012-01-19 2014-12-24 西安联客信息技术有限公司 移动终端及其图像处理方法
JP2013246460A (ja) 2012-05-23 2013-12-09 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
CN103049894A (zh) * 2012-09-14 2013-04-17 深圳市万兴软件有限公司 一种图像处理的方法及其装置
US9305382B2 (en) * 2014-02-03 2016-04-05 Adobe Systems Incorporated Geometrically and parametrically modifying user input to assist drawing
DE102015000377A1 (de) * 2014-02-07 2015-08-13 Adobe Systems, Inc. Bereitstellen einer Zeichenhilfe unter Nutzung einer Merkmalserfassung und eines semantischen Kennzeichnens
JP6579101B2 (ja) * 2014-05-19 2019-09-25 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
US9842416B2 (en) * 2015-05-05 2017-12-12 Google Llc Animated painterly picture generation
US9767582B2 (en) 2015-05-05 2017-09-19 Google Inc. Painterly picture generation
CN108573506B (zh) * 2017-03-13 2021-12-17 北京贝塔科技股份有限公司 图像处理方法及***
CN108615253B (zh) * 2018-04-12 2022-09-13 广东数相智能科技有限公司 图像生成方法、装置与计算机可读存储介质

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298136A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Nyuurii Kk 絵画調画像への変換プログラム
JP2005174070A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Advanced Telecommunication Research Institute International 画像加工装置、画像加工方法及び画像加工プログラム
JP2006004287A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法及び装置
JP2006301921A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Noritsu Koki Co Ltd 軟調効果フィルタ、軟調効果フィルタ処理プログラム、及び、写真画像処理装置
JP2007241424A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4956872A (en) * 1986-10-31 1990-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus capable of random mosaic and/or oil-painting-like processing
US5245432A (en) * 1989-07-31 1993-09-14 Imageware Research And Development Inc. Apparatus and method for transforming a digitized signal of an image to incorporate an airbrush effect
JP3490910B2 (ja) 1998-09-28 2004-01-26 三洋電機株式会社 顔領域検出装置
US6870550B1 (en) * 1999-04-26 2005-03-22 Adobe Systems Incorporated Digital Painting
JP2004021374A (ja) 2002-06-13 2004-01-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、記憶媒体
US20040208388A1 (en) * 2003-04-21 2004-10-21 Morgan Schramm Processing a facial region of an image differently than the remaining portion of the image
US7602993B2 (en) * 2004-06-17 2009-10-13 Olympus Corporation Image processing and display using a plurality of user movable viewer areas
JP2006085276A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
US7505051B2 (en) * 2004-12-16 2009-03-17 Corel Tw Corp. Method for generating a slide show of an image
JP2006254229A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置、撮像方法及び撮像プログラム
WO2006129601A1 (ja) * 2005-06-03 2006-12-07 Nikon Corporation 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム製品、および撮像装置
CN1710608A (zh) * 2005-07-07 2005-12-21 上海交通大学 机器人绘制人脸漫画的图像处理方法
CN101297545B (zh) * 2005-10-28 2012-05-02 株式会社尼康 摄影装置、图像处理装置
JP2007295547A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Nikon Corp デジタルカメラ
JP2007295181A (ja) 2006-04-24 2007-11-08 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、画像記録装置及びそのプログラム
JP4821485B2 (ja) * 2006-07-31 2011-11-24 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム
EP1895466A1 (en) * 2006-08-30 2008-03-05 BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company Providing an image for display
JP4845715B2 (ja) * 2006-12-22 2011-12-28 キヤノン株式会社 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、及び記憶媒体
CN101271514B (zh) * 2007-03-21 2012-10-10 株式会社理光 一种快速目标检测和目标输出的图像检测方法及装置
JP4889538B2 (ja) * 2007-03-27 2012-03-07 三洋電機株式会社 画像処理装置
JP4998995B2 (ja) * 2007-06-08 2012-08-15 富士フイルム株式会社 アルバム作成装置および方法ならびにプログラム
US7711192B1 (en) * 2007-08-23 2010-05-04 Kaspersky Lab, Zao System and method for identifying text-based SPAM in images using grey-scale transformation
US8184925B1 (en) * 2007-10-22 2012-05-22 Berridge & Associates System for converting a photograph into a portrait-style image
JP4850818B2 (ja) * 2007-11-30 2012-01-11 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法
US20110063284A1 (en) * 2008-05-12 2011-03-17 Tatsuo Sudoh Image display device, image display method, image display program, reproducing device, reproducing method, reproducing program, and recording medium
JP4848001B2 (ja) * 2008-12-18 2011-12-28 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 画像処理装置および画像処理方法
CN101551911B (zh) * 2009-05-07 2011-04-06 上海交通大学 人脸素描肖像画自动生成方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298136A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Nyuurii Kk 絵画調画像への変換プログラム
JP2005174070A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Advanced Telecommunication Research Institute International 画像加工装置、画像加工方法及び画像加工プログラム
JP2006004287A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法及び装置
JP2006301921A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Noritsu Koki Co Ltd 軟調効果フィルタ、軟調効果フィルタ処理プログラム、及び、写真画像処理装置
JP2007241424A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013257844A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Casio Comput Co Ltd 画像変換装置、画像変換方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN102147911A (zh) 2011-08-10
JP4930607B2 (ja) 2012-05-16
US20110187732A1 (en) 2011-08-04
CN102147911B (zh) 2014-02-26
US8547386B2 (en) 2013-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4930607B2 (ja) 画像処理装置、及び、画像処理プログラム
US11729514B2 (en) Image processing method and apparatus
JP4782105B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US9547427B2 (en) User interface with color themes based on input image data
US9262684B2 (en) Methods of image fusion for image stabilization
US9813614B2 (en) Method and system for analog/digital image simplification and stylization
US10332262B2 (en) Removal of background information from digital images
US20150310585A1 (en) Method and apparatus for identifying a representative area of an image
EP3163423B1 (en) Method and device for setting background of ui control
KR101437626B1 (ko) 화상 시퀀스에서의 관심 영역 기반 아티팩트 저감 시스템 및 방법
CN105678696B (zh) 一种信息处理方法及电子设备
US20160284072A1 (en) System for photo customizable caricature generation for custom products
JP6520920B2 (ja) 画像処理装置
JP4784175B2 (ja) 逆光画像判定および暗部補正
JP6155349B2 (ja) デコンボリューション画像において色収差を減じる方法、装置及びコンピュータプログラム製品
JP2011175309A (ja) 画像処理装置、及びプログラム
JP5672168B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
KR20170097812A (ko) 사진 이미지를 이용한 만화 배경 제작 장치 및 방법
CN113703622B (zh) 显示界面处理方法、装置、电子设备和存储介质
KR102014217B1 (ko) 음영의 왜곡 보정방법 및 이를 이용하는 장치
JP6914369B2 (ja) ベクトル形式小画像生成
Liu et al. Compound L 0 regularization method for image blind motion deblurring
JP2015201789A (ja) プログラム、補正方法及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4930607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees