JP2011164296A - 静電荷像現像用トナーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 分散媒及びマゼンタ着色剤を含有してなる着色剤分散体を用いたトナーの製造方法であって、該着色剤分散体の着色剤の体積中位径Dv1(μm)と温度25℃における粘度η(cP)の関係が下記(1)式を満たすことを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法(Dv1は動的光散乱法により測定され、着色剤の体積粒度分布累積カーブが50%となる点の粒径を表す)。
η<41360 × (Dv1)2 − 12800 × Dv1 + 1145 ・・・・(1)
【選択図】 図1
Description
一方、乳化重合トナーでも材の分散にカチオン性やアニオン性の正反対の性質の界面活性剤をうまく活用して、その後の凝集プロセスの制御、ならびに電気的な結合・中和作用により色材である顔料や離型剤であるワックス成分、ならびに界面活性剤をトナー樹脂内部に閉じ込めてカプセル化する方法が開示されているが(特許文献1、特許文献2)、これらの方法であっても、界面活性剤がトナーに与える帯電性悪化等の問題については解決できていなかった。
1.分散媒及びマゼンタ着色剤を含有してなる着色剤分散体を用いたトナーの製造方法であって、該着色剤分散体の着色剤の体積中位径Dv1(μm)と温度25℃における粘度η(cP)の関係が下記(1)式を満たすことを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法(Dv1は動的光散乱法により測定され、着色剤の体積粒度分布累積カーブが50%となる点の粒径を表す)。
η<41360 × (Dv1)2 − 12800 × Dv1 + 1145 ・・・・(1)
2.分散媒が少なくともノニオン性界面活性剤を含むことを特徴とする前記1に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
3.ノニオン性界面活性剤の親水基部分が、ポリオキシエチレンであることを特徴とする前記2に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
4.ノニオン性界面活性剤の疎水基部分が、アルキルエーテルであることを特徴とする
前記2又は3に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
5.ノニオン性界面活性剤のHLB値が10以上、17以下であることを特徴とする前記2乃至4に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
6.ノニオン性界面活性剤の曇点が90℃以上であることを特徴とする前記2乃至5に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
7.ノニオン性界面活性剤の量が、マゼンタ着色剤100質量部に対して10質量部以上であることを特徴とする前記2乃至6に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
8.前記着色剤分散体中のマゼンタ着色剤の体積中位径Dv1(μm)が0.1≦ Dv1 ≦ 0.16を満たすことを特徴とする前記1乃至7に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
9.マゼンタ着色剤がC.I.Pigment Red 269であることを特徴とする前記1乃至8に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
10.円筒型のステータと、ステータの一端に設けられる着色剤分散体の供給口ならびに着色剤分散体の排出口と、ステータ内に充填されるメディアと供給口より供給された着色剤分散体を攪拌混合するロータと、排出口と通じる排出路入口に連結され、かつロータと一体をなして回転するか、或いはロータとは別個に独立して回転し、遠心力の作用ならびにスクリーン構造によりメディアと着色剤分散体に分離して、着色剤分散体を排出口より排出させるセパレータとよりなる湿式ミルを用いて得られる前記1乃至9に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
11.メディアの直径が0.1mm以上、1mm以下であることを特徴とする前記10に記載の静電荷像現像用トナー製造方法。
12.メディアの材質がZrO2であることを特徴とする前記10または11に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
2 原料ポンプ
3 湿式ミル(ビーズミル)
4 回転スクリーン
5 シャフト
6 ジャケット
7 ステータ
8 排出路
9 ローター
10 原料スラリ供給口
11 原料スラリ導入口
12 バルブ
13 バルブ
14 バルブ
15 バルブ
16 製品タンク
η<41360 × (Dv1)2 − 12800 × Dv1 + 1145 ・・・・(1)
式(1)はηがD1の2次関数であり、下に凸の曲線で表されることを意味し、以下のことを表す。顔料が安定して分散され、分散後に弱凝集を生起する、いわゆるフロッキュレーションを生じない場合、粒子が分散剤によって分散媒中に個々に存在し、この結果分散体のトータルの粘度は分散媒本来の粘度に微粒子が加わった体積充填効果で説明される。一方、分散が進行し粒子が小粒子径化した場合、特に有機顔料では新しい結晶面が露出する。こうした結晶面は一般的に分散剤の吸着性が悪く、前述のように顔料の分散安定性を欠きやすく、粒子間でフロッキュレーションを生じやすい。簡単な再解砕(例えば、アンカー翼等での攪拌、ホモジナイザなどでの短時間攪拌など)で、再び分散エネルギーを加えると分散はしやすいものの、系全体の流動性はフロッキュレーションのない粘度に下げるほどには至らない場合が多い。すなわち、粒子径が小さいと、増加した粒子の表面積と粒子間に形成されるネットワーク構造により、分散体全体の粘度は急激に上昇することとなる。
式(1)は、特に凝集力の強いマゼンタ着色剤がトナーとして良好な分散状態であり、さらに高画質の画像が得られる着色剤分散体の体積中位径と粘度の関係を示したものである。
に依存する。同じ顔料で比較すれば分子吸光係数は同じなので、着色力は後者のみに依存し、また表面積は粒子径に反比例するので、粒子が小さいほど着色力は高くなる。同じ質量%ならば粒子径が小さいほど着色力は高くなるので、少ない量で効果的に着色できることとなる。一方で粒子が小さすぎると、染料に近くなると耐光性が悪化し、また分散安定性も悪くなることから再凝集による分散液の粘度上昇が生じる場合がある。これは着色剤として使用する場合に好ましくない場合が多く、また静電荷像現像用トナーへ応用した場合も、トナー樹脂への着色力が低下することにより、その分顔料量を増加させて添加せざるを得ず、このためトナー表面に露出した顔料により、トナー帯電性能の悪化や印字特性の悪化を招く場合がある。
測定上限 :6.54μm
測定下限 :0.0008μm
チャンネル数:52
測定時間 :100sec.
粒子透過性 :吸収
粒子屈折率 :N/A(適用しない)
粒子形状 :非球形
密度(g/cm3):1
分散媒種類 :WATER
分散媒屈折率:1.333
なお、測定時は、サンプル濃度指数が0.01〜0.1の範囲になるように着色剤分散体を純水で希釈し、超音波洗浄器で分散処理した試料で測定する。
本発明にかかわるDv1は、上記の体積粒度分布の結果を小粒径側から累積して体積累積分布を得て計測される。
以下であるのが好ましく、1.9g/cm3以上であるのがより好ましく、1.8g/c
m3以下であるのが特に好ましい。また、1.2g/cm3以上であるのが好ましく、1.3g/cm3以上であるのが特に好ましい。
真密度が大きすぎる場合は、特に水系媒体中での沈降性が悪化する傾向にある。また、小さすぎる場合は、例えば乳化重合樹脂を用いる場合、樹脂との密度差が大きく、トナー凝集時に密度差による分布の不均一を招き、組成分布が不均一となる傾向がある。
本発明において、上記理由から電荷の授受を最適に行うために、トナー中の界面活性剤由来のイオン性官能基量を最小限にとどめる必要がある。なぜなら必要量以上あると、帯電挙動のバランスが崩れ、さらにイオン解離によるトナーの吸湿性が上昇するため好ましくない。
スルホネートホルマリン縮合物;モノオクチルスルホサクシネート、ジオクチルスルホサクシネート、ラウリン酸アミドスルホネート、オレイン酸アミドスルホネート等のスルホン酸塩類が挙げられる。また、リン酸基を含む化合物として、ラウリルホスフェート、イソプロピルホスフェート、ノニルフェニルエーテルホスフェート等のリン酸エステル類が挙げられる。コハク酸基を含む化合物として、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムなどのジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル2ナトリウム等のスルホコハク酸塩類;などが挙げられる。特にスルホン酸基を持つ界面活性剤の使用が好ましいが、スルホン酸基を有する化合物として、アルキルベンゼンスルホン酸塩、またアルキル基が直鎖構造の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩などが挙げられる。中でもスルホン酸基とアルキル基を同時に有するような化合物が好ましく、この場合、アルキル鎖長は炭素数が短く疎水性が低く比較的水に溶けやすい、炭素数が12から18までを使用することが好ましく、中でもC12であるドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを使用することが好ましい。
コスト、品質、安定性、毒性などの面から、スルホン酸基を有するアニオン性界面活性剤が広範囲に使用される。乳化、分散、重合、凝集等、湿式法のすべての工程で用いることができるが、中でも乳化重合時には欠かせない材料となっている。一方で、スルホン酸基とアルキル基を同時に有するようなイオン性界面活性剤は、本来は疎水性が高い構造なので、水系で製造・洗浄した場合にトナーの内部や表面に残存しやすく、残存したイオン性官能基はトナーの帯電を下げ、画像を悪化させるので、使用できる量には制限がある。
ともノニオン性界面活性剤を含むようにするのが好ましい。本発明の着色剤の分散に用いる界面活性剤の使用量は、通常、水100質量部に対して0.1質量部以上が好ましく、0.5質量部以上がさらに好ましく、1質量部以上が特に好ましい。また、15質量部以下が好ましく、10質量部以下がさらに好ましく、5質量部以下であることが特に好ましい。界面活性剤の使用量が多すぎる場合は、着色剤の微細化が困難になり、本発明の着色剤の粒度分布が得られなくなる場合があり、また、少なすぎる場合は、分散後の着色剤粒子の再凝集を抑止できない場合がある。
る量の範囲でアニオン性の界面活性剤を使用しても良い。このとき、分散安定化の機構として、電気二重層による反発効果を利用しても良い。
され、該ミル3でメディアと共に攪拌されることにより粉砕されたのち、セパレータでメディアを分離してシャフトの軸周りを通って排出され、製品タンク30に回収される。結合のゆるい凝集粒子(agglomerate)の解砕・分散には、ワンパス処理サイクルが好適である。
のが挙げられる。
・ジルコニア(ZrO2)、真密度6.0g/cm3
・シリカ、真密度2.6g/cm3
・ガラス、真密度2.5g/cm3
・酸化チタン、真密度4.3g/cm3
・銅球、真密度8.9g/cm3
・珪酸ジルコニア(ZrSiO4)、真密度3.8g/cm3
この中でも、メディアと着色剤粒子の分離をスムーズに行うためには、両者にある程度の密度差があった方が好ましいので、メデイアの真密度は5以上であるのが好ましい。そして、メディアと着色剤粒子(2.0g/cm3未満)との密度の差が3以上あるのが一
層好ましい。上記したメディアの中でも、ジルコニア(ZrO2)が耐磨耗性、耐衝撃性
が高く、製造工程で破砕しにくいのでコンタミネーションを防ぐ意味からも好ましい。また、メデイアの充填率は粉砕能力とも大いに関連があり、ステータ有効内容積(ステータの全内容積からセパレータとロータが占める容積を除いた粉砕室容積)に対して65〜95%が好ましく、70〜90%であるのがより好ましい。
ロスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−n−ノニルスチレン等のスチレン類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸エステル類、アクリルアミド、N−プロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジプロピルアクリルアミド、N,N−ジブチルアクリルアミド等が挙げられ、重合性単量体は、単独で用いてもよく、また複数を組み合わせて用いてもよい。
合においては水系溶媒で沸点近くまで加熱するため、ノニオン性の界面活性剤では安定な重合物を得ることが難しい。すなわち、両工程では曇点を有さないイオン性の界面活性剤を用いることが一般的である。一方で、イオン性の界面活性剤の残存により、トナーの帯電物性や画質の劣化を生じる。顔料分散では固体を溶液中に分散する工程の為、乳化や重合時のように加熱する必要がない。すなわち、ノニオン性の界面活性剤を活用でき、イオン性界面活性剤の残留ならびにトナー性能が劣化する問題を解決することができる。各部材から持ち込まれトナーに残存するイオン性界面活性剤量を最も大きく低減できる方法が、顔料分散時にノニオン性界面活性剤を主成分として用いることである。
また、ワックスの化合物種としては、エステル結合を有し、常温において固体で加熱により低粘度の流動体となる化合物であるエステル系ワックスが好ましく、炭素数が20以上、100以下のものが好ましい。これは、炭素数が小さすぎると分子量が小さいので拡散移動しやすく、トナー製造時における加熱時にトナー表面に析出し、トナーの耐ブロッキング性や帯電性能が悪化する傾向がある。一方、大きすぎると、分子量が大きく拡散移動に不利なため、トナー熱定着時に樹脂層の表面に移動しにくくなり、定着温度の上昇を生じる傾向がある。例えば、高級脂肪酸と高級1価アルコールを原料とするモノエステル化合物、高級脂肪酸と多価アルコールを原料とする多官能エステル化合物などが挙げられるが、その中でも多官能エステル化合物が好ましく、具体的には、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ペンタエリスリトールトリベヘネート、ジペンタエリスリトールヘキサステアレート、ジペンタエリスリトールテトラベヘネートなどが挙げられる。
解ピークの半値幅の下限は限定されないが、通常2℃以上、好ましくは5℃以上である。ここで、ワックスの融解ピークの半値幅とは、融解ピーク高さの半量の位置におけるピーク幅(℃)を意味するものである。また、ワックスは、融解熱量が、好ましくは80J/g以上、より好ましくは90J/g以上であることが望ましい。融解熱量が高いことは、定着時に溶融するために熱量が多く必要なことを意味するが、バインダー樹脂が軟化するための熱量があれば、ワックスの溶融には問題を生じない。一方、融解熱量が小さすぎる場合は、トナーの保存時あるいはカートリッジ内での待機時にワックスが溶融する結果、トナーがブロッキングする場合がある。また、トナーが現像工程を経て定着工程に移行する前の段階でワックスが溶融することにより、装置汚染を生じる場合がある。融解熱量の上限は限定されないが、通常300J/g以下、好ましくは250J/g以下である。ここで、ワックスの融解熱量は、融解ピークの面積から算出した値を意味するものである。本発明におけるワックスは、結晶化ピークの半値幅が、好ましくは25℃以下、より好ましくは20℃以下であることが望ましい。結晶化ピークの半値幅が前記範囲であれば、定着時に溶融したワックスが速やかに固化するので、定着ローラーへのフィルミングを起こさず、高温オフセット性も良好となる傾向にある。結晶化ピークの半値幅の下限は限定されないが、通常5℃以上、好ましくは10℃以上である。ここで、ワックスの結晶化ピークの半値幅は、ピーク高さの半量の位置におけるピーク幅(℃)を意味するものである。
本発明においてワックスの量は、トナー100質量部中に1質量部以上であることが好ましく、より好ましくは2質量部以上、さらに好ましくは5質量部以上である。また、40質量部以下であることが好ましく、より好ましくは35質量部以下、さらに好ましくは、30質量部以下である。トナー中のワックス含有量が少なすぎる場合は、高温オフセット性等の性能が十分でない場合があり、多すぎる場合は、耐ブロッキング性が十分でなかったり、ワックスがトナーから漏出することにより装置を汚染したりする場合がある。
本発明において、懸濁重合トナーの製造方法としては、上述の結着樹脂の単量体中に着色剤、重合開始剤、そして必要に応じてワックス、極性樹脂、荷電制御剤や架橋剤などの添加剤を加え、均一に溶解又は分散させた単量体組成物を調製する。この単量体組成物を、分散安定剤等を含有する水系媒体中に分散させる。好ましくは単量体組成物の液滴が所望のトナー粒子のサイズを有するように攪拌速度・時間を調整し、造粒する。その後、分散安定剤の作用により、粒子状態が維持され、且つ粒子の沈降が防止される程度の攪拌を行い、重合を行う。これらを洗浄・ろ過により収集し、乾燥することによりトナー母粒子を得ることができる。また、必要により外添等を行い、トナーを得ることができる。
乳化重合凝集法の製造方法としては、乳化重合により得られた結着樹脂単量体の重合体一次粒子、着色剤分散系、ワックス分散液等を作製しておき、これらを水系媒体中に分散させ加熱等を行うことにより凝集工程、さらに熟成工程を経る。これらを洗浄・ろ過により収集し、乾燥することによりトナー母粒子を得ることができる。また、必要により外添等を行い、トナーを得ることができる。本発明において、乳化重合凝集法における凝集工程は、前記の、重合体一次粒子、着色剤粒子、必要に応じて帯電制御剤、ワックスなどの配合成分は、同時にあるいは逐次に混合するが、予めそれぞれの成分の分散液、即ち、重合体一次粒子分散液、着色剤粒子分散液、必要に応じ帯電制御剤分散液、ワックス微粒子分散液を作製しておき、これらを混合して混合分散液を得ることが、組成の均一性および粒径の均一性の観点で好ましい。
が挙げられる。これらのうち、2価以上の多価の金属カチオンを有する無機塩が好ましい。電解質の添加量は、電解質の種類、目的とする粒径等によって異なるが、混合分散液の固形成分100質量部に対して、0.05質量部が好ましく、0.1質量部以上がさらに好ましい。また、25質量部以下が好ましく、15質量部以下がさらに好ましく、10質量部以下が特に好ましい。添加量が少なすぎる場合は、凝集反応の進行が遅くなり凝集反応後も1μm以下の微粉が残ったり、得られた粒子凝集体の平均粒径が目的の粒径に達しないなどの問題を生じる場合があり、多すぎる場合は、急速な凝集となりやすく粒径の制御が困難となり、得られた凝集粒子中に粗粉や不定形のものが含まれるなどの問題を生じる場合がある。電解質を加えて凝集を行う場合の凝集温度は、20℃以上、更に好ましくは30℃以上であり、70℃以下、更に好ましくは60℃以下である。電解質を用いないで加熱のみによって凝集を行う場合の凝集温度は、通常、重合体一次粒子のガラス転移温度をTgとすると、Tg−20℃〜Tgの温度範囲であり、Tg−10℃〜Tg−5℃の範囲であることが好ましい。
樹脂微粒子は、通常、界面活性剤により水または水を主体とする液中に分散した分散液として用いるが、帯電制御剤を凝集処理後に加える場合には、粒子凝集体を含む分散液に帯電制御剤を加えた後に樹脂微粒子を加えることが好ましい。
無機微粒子としては、炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化チタン、炭化ジルコニウム、炭化ハフニウム、炭化バナジウム、炭化タンタル、炭化ニオブ、炭化タングステン、炭化クロム、炭化モリブデン、炭化カルシウム等の各種炭化物、窒化ホウ素、窒化チタン、窒化ジルコニウム等の各種窒化物、ホウ化ジルコニウム等の各種ホウ化物、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化銅、酸化アルミニウム、酸化セリウム、シリカ、コロイダルシリカ等の各種酸化物、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウム等の各種チタン酸化合物、リン酸カルシウム等のリン酸化合物、二硫化モリブデン等の硫化物、フッ化マグネシウム、フッ化炭素等のフッ化物、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の各種金属石鹸、滑石、ベントナイト、各種カーボンブラックや導電性カーボンブラック、マグネタイト、フェライト等を用いることができる。有機微粒子としては、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂等の微粒子を用いることができる。
以下の例で「部」とあるのは「質量部」を意味する。また、本発明における各種測定は、それぞれ以下の方法により測定した。
1ミクロン未満の体積平均径を有す粒子の体積平均径は、日機装株式会社製型式Microtrac Nanotrac150(以下ナノトラックと略す)および同社解析ソフトMicrotrac Particle Analyzer Ver10.1.2-019EEを用い、電気伝導度が0.5μS/cmのイオン交換水を溶媒とし、溶媒屈折率:1.333、測定時間:600秒、測定回数:1回の測定条件で取り扱い説明書に記載された方法で測定した。その他の設定条件は、粒子屈折率:1.59、透過性:透過、形状:真球形、密度:1.04とした。
1ミクロン以上の体積中位径(Dv50)を有す粒子の体積中位径(Dv50)は、ベックマン・コールター社製マルチサイザーIII(アパーチャー径100μm:以下、マルチサイザ
ーと略す)を用い、同社アイソトンIIを分散媒として、分散質濃度0.03%になるように分散させて測定した。
粘度の測定にはTOKIMEC製、TVE−20型粘度計を使用した。測定温度は25℃で測定用具としてコーンプレート型の治具を用いた(E型粘度計)。回転数は通常100rpmとし、高粘度の場合は回転数10rpmの条件で測定した。
遠心分離器(ハギテック社製、CN−2060)を用いて室温で沈降加速試験を行い、以下のごとくランク付けし、△以上を合格とした。望ましくは○以上である。なお、沈降
用容器は50mlのものを用いて着色剤分散体の30mlを仕込み、遠心分離の条件は5000rpmで5分とした。なお、評価値は、予め十分な遠心分離により粒子がすべて沈降した時の容器底面からの沈降高さ(100質量%沈降とする)を計測しておき、それに対するそれぞれの計測高さとの比をとって表す。
◎:沈降粒子の量20質量% 未満 (沈降性が非常に小さい)
○:沈降粒子の量20質量% 以上 40質量% 未満 (沈降性が小さい)
△:沈降粒子の量40質量% 以上 60質量% 未満 (沈降性はやや大きいが、実用上
大きな問題なし)
×:沈降粒子の量60質量% 以上 (沈降性が大きく、使用に耐えない)
着色剤分散体製造後に、分散体1Lをポリ容器に量りとってそのまま静置し、48時間後に容器を上下に10回シェイキングした後、着色剤粒子の体積分布における粒径0.972μm以上の割合Pv(%)を再度計測して、その値と製造直後の値との比を取って評価し、以下のごとくランク付けし、△以上を合格とした。望ましくは○以上である。
◎:増加比率が1.2倍未満 (再凝集性が非常に小さい)
○:増加比率が1.2倍以上2倍未満 (再凝集性が小さい)
△:増加比率が2倍以上3倍未満 (再凝集性はやや大きいが、実使用上大きな問題なし)
×:増加比率が3倍以上 (再凝集性が大きく、使用に耐えない)
本文中に記載したマルチサイザーIIで測定し、体積平均粒径(Dv50)を算出した。一方、全体の粒度分布に対して、3μmより小さい粒子の積算体積分布の割合(%)について、トナーの微粉と定義した。前述のFPIA3000を用いると微粉量は容易に算出することができる。微粉量はトナー帯電が不均一となるため少ないほうが好ましく、以下のごとくランク付けして、○及び△を合格とした。
○:1.5%未満(微粉が少ない)
△:1.5%以上、3%未満(微粉が多い)
×:3%以上(微粉が多く、使用に耐えない)
トナー0.4gを磁性体キャリア(パウダーテック社製フェライトキャリアF150)9.6gと混合したサンプルをガラス製サンプル瓶に入れ、レシプロシェーカー(タイテック社製NR−1)で震盪した。震盪開始から1分後にサンプル瓶からサンプル0.1gを秤量してメッシュケースに入れた。このメッシュケースをブローオフ粉体帯電量測定装置(東芝ケミカル社製TYPE TB−200)の内部の所定の位置にはめ込みトナーの帯電量を測定した。サンプル震盪1分値から、トナーの帯電立ち上がり(μC/g)を評
価した。
非磁性一成分接触現像方式のフルカラープリンター(カシオ社製ColorPage PrestoN4)を用い、6000枚迄の繰り返し実写を行い、単色画像評価及びフルカラー画像評価を行った。
画像濃度は、前記実写評価で得られたプリントサンプルのベタ印字部分を、反射分光濃度計(X−rite504、エス・ディー・ジー社製)にて測定した。画像濃度は、以下のようにランク付けした。
○:1.5以上(濃度が高い)
×:1.5未満(濃度が低い)
カブリは測色計( Z E 2 0 0 0 、日本電色社製) を用いハンター白色度の差を計測して評価した。常温常湿(温度25℃ 、相対湿度55% 、以下NN環境と称す)でまず10000枚連続印字した後、高温高湿(温度28℃、相対湿度85%、以下HH環境と称す)で一日放置した後に印字した。この状態で印字前後の紙について紙カブリを測定した。カブリの数値について以下のごとくランク付けして、△以上を合格とした。
◎:0.5未満(カブリが非常に少ない)
○:0.5以上1.0未満(カブリがやや少ない)
△:1.0以上1.5未満(カブリが少ない)
×:1.5以上(カブリが多い)
ハンター白度 W ( L * a * b * )= 1 0 0 − [ ( 1 0 0 − L * ) 2
+ a * 2 + b * 2 ] 1 / 2
上記実写評価で、NN環境でベタ画像を印字し、先端部分の画像濃度と、そこから現像ローラー2周分後に印字された部分の画像濃度をそれぞれX−rite 938(X−Rite社製)で測定し、2周分後の画像濃度の先端部分に対する比(%)を求めた。以下のごとくランク付けして、△以上を合格とした。
◎:全く問題なし(98%以上)
○:微少に画像濃度差あるが使用可能なレベル(95%以上98%未満)
△:やや画像濃度に差あると認知できるレベル(85%以上95%未満)
×:画像濃度にはっきりと差があるレベル(85%未満)
上記実写評価で、画像の汚れを目視観察し下記の基準で官能評価から判定した。△以上を合格とした。
◎:全く汚れなし
○:微少に汚れあるが使用可能なレベル
△:部分的にうっすらと汚れている
×:部分的あるいは全体的にはっきりと汚れが確認できる。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。プレミックス後の分散液中粒子の体積中位径Dv50は約90μmであった。上記プレミックス液を原料スラリとして図1に示すような回転スクリーン(ビーズ分離用メッシュセパレーター)を備えた湿式ビーズミルに供給し、図3に示す構成にて循環分散を行った。なお、ステータの内径は120mmφ、セパレータの径が60mmφ、分散用のメディアとして直径が100μm(0.1mm)のジルコニアビーズ(真密度6.0g/cm3)を用いた
。ステータの有効内容積は約0.5リットルであり、メデイアの充填容積は0.35リットルとしたので、メディア充填率は70%である。ロータの回転速度を一定(ロータ先端の周速が約7m/sec)として、供給口より前記プレミックススラリを無脈動定量ポンプにより供給速度約54リットル/hrで供給した。なお、運転時にはジャケットから約10℃の冷却水を循環させながら行い、Dv1径が0.13μmで粘度が20cPのマゼンタ色の着色剤分散体Aを得た。その結果、粒子沈降性と再凝集性防止に非常に優れた分
散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン123P(HLB値16.9、曇点>100℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.12μmで粘度が110cPのマゼンタ色の着色剤分散体Bを得た。その結果、粒子沈降性防止に特に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン420(HLB値13.6、曇点91℃のポリオキシエチレンオレイルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.16μmで粘度が40cPのマゼンタ色の着色剤分散体Cを得た。その結果、再凝集性防止に特に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン1118S−70(HLB値16.4、曇点>100℃のポリオキシエチレンアルキルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.14μmで粘度が60cPのマゼンタ色の着色剤分散体Dを得た。その結果、粒子沈降性と再凝集性防止に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンS20A(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム))0.04部(顔料に対して0.2部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水約76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.12μmで粘度が100cPのマゼンタ色の着色剤分散体Eを得た。その結果、粒子沈降性防止に特に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。プレミ
ックス後の分散液中粒子の体積累積50%径Dv50は約90μmであった。上記プレミックス液を原料スラリとして図1に示すような回転スクリーン(ビーズ分離用メッシュセパレーター)を備えた湿式ビーズミルに供給し、図3に示す構成にて循環分散を行った。なお、ステータの内径は120mmφ、セパレータの径が60mmφ、分散用のメディアとして直径が100μmのジルコニアビーズ(真密度6.0g/cm3)を用いた。ステー
タの有効内容積は約0.5リットルであり、メデイアの充填容積は0.40リットルとしたので、メディア充填率は80%である。ロータの回転速度を一定(ロータ先端の周速が約10m/sec)として、供給口より前記プレミックススラリを無脈動定量ポンプにより供給速度約45リットル/hrで供給した。なお、運転時にはジャケットから約10℃の冷却水を循環させながら行い、Dv1径が0.09μmで粘度が350cPのマゼンタ色の着色剤分散体Fを得た。その結果、再凝集性の悪化した分散体となった。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、親水基がポリオキシエチレンではないノニオン性界面活性剤(花王社製、レオドールMS165V(HLB値11のステアリン酸モノグリセライド))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散した。しかし、分散剤の溶解性が悪く顔料が水に濡れずになじまなかったため、顔料プレミックス液が得られなかった。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、疎水基がアルキルエーテルではないノニオン性界面活性剤(花王社製、エマノーン1112(HLB値13.7のポリエチレングリコールモノラウレート))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.15μmで粘度が120cPのマゼンタ色の着色剤分散体Hを得た。その結果、粒子沈降性防止に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン105のHLB値9.7のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散した。しかし、分散剤の溶解性が悪く顔料が水に濡れずになじまなかったため、顔料プレミックス液が得られなかった。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン150(HLB値18.4、曇点>100℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.11μmで粘度が80cPのマゼンタ色の着色剤分散体Jを得た。その結果、再凝集性防止に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン109P(HLB値13.6、曇点83℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.14μmで粘度が60cPのマゼンタ色の着色剤分散体Kを得た。その結果、粒子沈降性と再凝集性防止に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンS20A(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム))2部(顔料に対して10部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水78部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.11μmで粘度が250cPのマゼンタ色の着色剤分散体Lを得た。その結果、粒子沈降性防止に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))1.8部(顔料に対して9部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水78部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。着色剤分散体Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.20μmで粘度が550cPのマゼンタ色の着色剤分散体Mを得た。その結果、粒子沈降性と再凝集性の悪化した分散体となった。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。分散用のメディアとして直径が0.05mmのジルコニアビーズ(真密度6.0g/cm3)を
用いた以外は、分散剤Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.08μmで粘度が650cPのマゼンタ色の着色剤分散体Nを得た。その結果、粒子沈降性の悪化した分散体となった。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。分散用のメディアとして直径が0.5mmのジルコニアビーズ(真密度6.0g/cm3)を用
いた以外は、分散剤Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.14μmで粘度が30
cPのマゼンタ色の着色剤分散体Oを得た。その結果、再凝集性防止に特に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。分散用のメディアとして直径が1.0mmのジルコニアビーズ(真密度6.0g/cm3)を用
いた以外は、分散剤Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.16μmで粘度が30cPのマゼンタ色の着色剤分散体Pを得た。その結果、粒子沈降性と再凝集性防止に非常に優れた分散体を得ることができた。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。分散用のメディアとして直径が1.2mmのジルコニアビーズ(真密度6.0g/cm3)を用
いた以外は、分散剤Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.18μmで粘度が220cPのマゼンタ色の着色剤分散体Qを得た。その結果、粒子沈降性の悪化した分散体となった。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。分散用のメディアとして直径が0.5mmのガラスビーズ(真密度2.5g/cm3)を用いた
以外は、分散剤Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.21μmで粘度が300cPのマゼンタ色の着色剤分散体Rを得た。その結果、粒子沈降性の悪化した分散体となった。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
プロペラ翼を備えた攪拌機の容器に、真密度1.5g/cm3のナフトールアゾ顔料C
.I.ピグメントレッド269(山陽色素社製、パーマネントカーミン3810)20部、ノニオン性界面活性剤(花王社製、エマルゲン120(HLB値15.3、曇点98℃のポリオキシエチレンラウリルエーテル))4部(顔料に対して20部)、導電率が2μS/cmのイオン交換水76部を加えて予備分散して顔料プレミックス液を得た。分散用のメディアとして直径が1.0mmのガラスビーズ(真密度2.5g/cm3)を用いた
以外は、分散剤Aと同様の方法で分散を行い、Dv1径が0.25μmで粘度が550cPのマゼンタ色の着色剤分散体Sを得た。その結果、粒子沈降性と再凝集性の悪化した分散体となった。分散剤物性と分散結果について表1にまとめた。
アルキル変性シリコーンワックス(熱特性:融点77℃、融解熱量97J/g、融解ピーク半値幅10.9℃、結晶化ピーク半値幅17.0℃)30部、アニオン性界面活性剤
(第一工業製薬社製、ネオゲンS20A)0.3部、脱塩水70部を90℃に加熱してディスパーザーで10分攪拌した。次いでこの分散液を100℃に加熱し、ホモジナイザー(ゴーリン社製、15−M−8PA型)を用いて約15MPaの加圧条件で乳化を開始し、粒度分布計で測定しながら体積平均粒径を約0.2μmまで分散してワックス分散液Aを作製した。
攪拌装置、加熱冷却装置及び濃縮装置を備えた反応器に、脱塩水365部及びワックス分散液Aを45部入れ、90℃に加熱した。窒素気流下、反応液を90℃に維持しながら、反応器内に以下の原料混合物を5時間かけて添加し、ワックス粒子をシードとして乳化共重合を行った。次いで、冷却し、スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸系共重合体の乳白状の重合体一次粒子エマルジョンA(固形分約19質量%)を得た。得られたエマルジョンに含まれるバインダー樹脂微粒子の体積平均粒径をUPAにより計測したところ、体積平均粒径(体積基準の算術平均径)は0.26μmであった。また、得られたエマルジョン重合体のTHF可溶分の質量平均分子量は約83,000、数平均分子量は19,000、ピーク分子量は約43,000であり、THF不溶分は26質量%であり、Spは114℃、Tgは56℃であり、酸価は9mgKOH/gであった。
スチレン 79質量部
アクリル酸ブチル 21質量部
アクリル酸 3質量部
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 0.7質量部
トリクロロブロモメタン(連鎖移動剤) 1.3質量部
10%アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC)水溶液 12質量部
8%過酸化水素水溶液 43質量部
8%アスコルビン酸水溶液 43質量部
重合体一次粒子エマルジョンA100部に、5部の着色剤分散体Aを加え、ディスパーザーで分散攪拌しながら、硫酸アルミニウム水溶液(硫酸アルミニウムとして0.5部)を滴下し、攪拌下に30分かけて50℃に昇温して1時間保持し、更に、攪拌下に52℃に昇温することにより凝集させた。凝集体としての体積平均粒径がマルチサイザーIIIで
測定して7μmとなった時点で、3部のアニオン性界面活性剤(ネオゲンS20A)10%水溶液を添加した。
その後、カプセル化樹脂微粒子としてスチレン・ブチルアクリレート系重合体微粒子A(Tg80℃、UPAで測定される体積平均粒径0.14μm)の水分散体(樹脂固形分20質量%)を10部添加した。引き続き、攪拌下に50分かけて97℃に昇温し、この温度で1.5時間保持して凝集体及びその表面に付着したカプセル化樹脂微粒子の融合を行った。続いてFPIA2100で測定して、平均円形度が0.944になるまで加熱及び攪拌を続けた。その後20分かけて30℃まで冷却しスラリーを得た。 得られたスラ
リーを抜き出し、5種C(東洋濾紙株式会社製 No5C)のろ紙を用いてアスピレーターにより吸引ろ過をした。ろ紙上に残ったケーキを、攪拌機(プロペラ翼)を備えた内容積10Lのステンレス容器に移し、電気伝導度が1μS/cmのイオン交換水8kgを加え50rpmで攪拌する事により均一に分散させ、その後30分間攪拌したままとした。
その後、再度5種C(東洋濾紙株式会社製 No5C)の濾紙を用いてアスピレーター
により吸引ろ過をし、再度ろ紙上に残った固形物を、攪拌機(プロペラ翼)を備え電気伝導度が1μS/cmのイオン交換水8kgの入った内容積10Lの容器に移し、50rpmで攪拌する事により均一に分散させ30分間攪拌したままとした。この工程を5回繰り返したところ、ろ液の電気伝導度は2μS/cmとなった。 ここで得られた固形物をス
テンレス製バットに高さ20mmとなる様に敷き詰め、40℃に設定された送風乾燥機内で48時間乾燥することにより、トナー母粒子を得た。なお、この母粒子の断面写真(透過電子顕微鏡顕日立H7500システムで1万倍の断面写真撮影)から、カプセル層の厚みを計測したところ、平均で約0.1μmであった。
得られたマゼンタトナー母粒子の100部に対して、ジメチルシリコーンオイルで疎水化処理された平均一次粒径50nmのシリカ微粒子A0.5部と、ジメチルシリコーンオイルで疎水化処理された平均一次粒径12nmのシリカ微粒子B2.0部とを添加し、外部ジャケットに45℃の温水を通水し温度制御されたヘンシェルミキサーで攪拌、混合してマゼンタトナーM1を得た。
トナー製造M1において、着色剤分散体をBに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を得、以下、M1と全く同様に外添を行い、マゼンタトナーM2を得た。
トナー製造M1において、着色剤分散体をCに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を得、以下、M1と全く同様に外添を行い、マゼンタトナーM3を得た。
トナー製造M1において、着色剤分散体をDに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を得、以下、M1と全く同様に外添を行い、マゼンタトナーM4を得た。
トナー製造M1において、着色剤分散体をEに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を得、以下、M1と全く同様に外添を行い、マゼンタトナーM5を得た。
トナー製造M1において、着色剤分散体をHに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を製造した。しかし凝集初期より微粉が形成され、最終的に微粉量が1.5%以上、3%未満となった。マゼンタトナーM6は得られたものの、その後の評価は中止した。
トナー製造M1において、着色剤分散体をJに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を製造した。しかし凝集初期より微粉が形成され、最終的に微粉量が1.5%以上、3%以下となった。マゼンタトナーM7は得られたものの、その後の評価は中止した。
トナー製造M1において、着色剤分散体をKに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を製造した。しかしカプセル化樹脂微粒子を添加したがこれが表面に付着せずに、そのまま凝集体が微粉を形成し、最終的に微粉量が1.5%以上、3%未満となった。マゼンタトナーM8は得られたものの、その後の評価は中止した。
トナー製造M1において、着色剤分散体をLに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を得、以下、M1と全く同様に外添を行い、マゼンタトナーM9を得た。
トナー製造M1において、着色剤分散体をOに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を得、以下、M1と全く同様に外添を行い、マゼンタトナーM10を得た。
トナー製造M1において、着色剤分散体をPに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を得、以下、M1と全く同様に外添を行い、マゼンタトナーM11を得た。
トナー製造M1において、着色剤分散体をQに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を製造した。しかし凝集初期より微粉が形成され、最終的に微粉量が3%を超えてしまった。
トナー製造M1において、着色剤分散体をRに変更する以外は、全く同様にしてトナー母粒子を製造した。しかし凝集初期より微粉が形成され、最終的に微粉量が3%を超えてしまった。
トナーM1の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−25μC/gであ
った。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、紙カブリ、残像、汚れに良好なトナーが得られ、特にカブリ、残像、汚れが向上した結果が得られた。結果について表2にまとめた。
トナーM2の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−22μC/gであ
った。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、紙カブリ、汚れに良好なトナーが得られた。結果について表2にまとめた。
トナーM3の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−24μC/gであ
った。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、紙カブリ、残像、汚れに良好なトナーが得られ、特にカブリが向上した結果が得られた。結果について表2にまとめた。
トナーM4の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−23μC/gであ
った。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、紙カブリ、残像、汚れに良好なトナーが得られた。結果について表2にまとめた。
トナーM5の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−20μC/gであ
った。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、紙カブリ、残像に良好なトナーが得られた。結果について表2にまとめた。
トナーM11の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−25μC/gで
あった。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、紙カブリ、残像、汚れに良好なトナーが得られ、特にカブリ、残像、汚れが向上した結果が得られた。結果について表2にまとめた。
トナーM9の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−10μC/gであ
った。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、
紙カブリ、残像、汚れが悪化したトナーとなった。結果について表2にまとめた。
トナーM12の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−12μC/gで
あった。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、紙カブリ、残像、汚れが悪化したトナーとなった。結果について表2にまとめた。
トナーM13の外添トナーについて、帯電立ち上がり値を測定すると、−15μC/gで
あった。トナーをカートリッジに詰めて印字し、画像評価を行った。その結果、画像濃度、紙カブリ、残像、汚れが悪化したトナーとなった。結果について表2にまとめた。
Claims (12)
- 分散媒及びマゼンタ着色剤を含有してなる着色剤分散体を用いたトナーの製造方法であって、該着色剤分散体の着色剤の体積中位径Dv1(μm)と温度25℃における粘度η(cP)の関係が下記(1)式を満たすことを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法(Dv1は動的光散乱法により測定され、着色剤の体積粒度分布累積カーブが50%となる点の粒径を表す)。
η<41360 × (Dv1)2 − 12800 × Dv1 + 1145 ・・・・(1) - 分散媒が少なくともノニオン性界面活性剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- ノニオン性界面活性剤の親水基部分が、ポリオキシエチレンであることを特徴とする請求項2に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- ノニオン性界面活性剤の疎水基部分が、アルキルエーテルであることを特徴とする請求項2又は3に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- ノニオン性界面活性剤のHLB値が10以上、17以下であることを特徴とする請求項2乃至4に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- ノニオン性界面活性剤の曇点が90℃以上であることを特徴とする請求項2乃至5に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- ノニオン性界面活性剤の量が、マゼンタ着色剤100質量部に対して10質量部以上であることを特徴とする請求項2乃至6に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 前記着色剤分散体中のマゼンタ着色剤の体積中位径Dv1(μm)が0.1≦ Dv1
≦ 0.16を満たすことを特徴とする請求項1乃至7に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。 - マゼンタ着色剤がC.I.Pigment Red 269であることを特徴とする請求項1乃至8に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 円筒型のステータと、ステータの一端に設けられる着色剤分散体の供給口ならびに着色剤分散体の排出口と、ステータ内に充填されるメディアと供給口より供給された着色剤分散体を攪拌混合するロータと、排出口と通じる排出路入口に連結され、かつロータと一体をなして回転するか、或いはロータとは別個に独立して回転し、遠心力の作用ならびにスクリーン構造によりメディアと着色剤分散体に分離して、着色剤分散体を排出口より排出させるセパレータとよりなる湿式ミルを用いて得られる請求項1乃至9に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- メディアの直径が0.1mm以上、1mm以下であることを特徴とする請求項10に記載の静電荷像現像用トナー製造方法。
- メディアの材質がZrO2であることを特徴とする請求項10または11に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
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