JP2011163756A - 焼結機への原料装入装置 - Google Patents

焼結機への原料装入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011163756A
JP2011163756A JP2011094564A JP2011094564A JP2011163756A JP 2011163756 A JP2011163756 A JP 2011163756A JP 2011094564 A JP2011094564 A JP 2011094564A JP 2011094564 A JP2011094564 A JP 2011094564A JP 2011163756 A JP2011163756 A JP 2011163756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
chute
pallet
sintering machine
sintering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011094564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5408179B2 (ja
Inventor
Hidetoshi Noda
英俊 野田
Koichi Ichikawa
孝一 市川
Shinichi Kurosawa
信一 黒沢
Hideaki Sato
秀明 佐藤
Yoshinori Watanabe
芳典 渡辺
Shoichi Mutsukawa
庄一 六川
Takashi Watanabe
隆志 渡辺
Takeshi Hashimoto
健 橋本
Satoshi Machida
智 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2011094564A priority Critical patent/JP5408179B2/ja
Publication of JP2011163756A publication Critical patent/JP2011163756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5408179B2 publication Critical patent/JP5408179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/0033Charging; Discharging; Manipulation of charge charging of particulate material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B21/00Open or uncovered sintering apparatus; Other heat-treatment apparatus of like construction
    • F27B21/06Endless-strand sintering machines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

【課題】焼結機パレットの原料層内の粒度分布および成分分布の調節性向上を図り、高品質、高歩留、高生産性が得られるようにするための焼結機への原料装入装置を提供する。
【解決手段】焼結用原料をパレットに供給するための原料供給機構と、その上端が前記原料供給機構の近傍に位置し、その下端が前記パレットの上方に位置する、前記パレットの移動方向とは反対の方向に向けて傾斜しているシュートとからなり、前記シュートは、前記パレットの幅方向に、その上端から下端に向けて互いに所定間隔を空けて平行に配設された複数本のロッドからなり、前記シュートは、その上端からその下端に向けて凹面状に湾曲した形状を有し、前記シュートの水平方向の長さの上端側1/3に対応する範囲における、隣接するロッド間を結ぶ勾配の変化率の平均値は、下端側2/3に対応する範囲における勾配の変化率の平均値に対して1.5倍〜10倍である。
【選択図】図3

Description

この発明は、焼結鉱を連続的に製造する焼結機に、焼結用原料を装入するための原料装入装置に関するものである。
高炉用原料として使用される焼結鉱は、一般に、次の方法により製造される。
造粒された焼結用原料をホッパーより焼結機のパレット上に、連続的に所定の層厚、例えば500〜700mm程度の高さの層厚にして供給する。次いで点火炉にて表層部中の炭材に点火し、下方に向けて強制的に空気を吸引しながら炭材を燃焼させる。燃焼時に発生する燃焼熱によって焼結鉱原料を焼結し、塊成化する。こうして焼成された「焼結ケーキ」を破砕し、冷却する。冷却後整粒して3〜5mm以上の粒子の内、品質基準を満たすものを「成品焼結鉱」として高炉に装入する。品質不合格品及び破砕・整粒過程で発生した3〜5mm以下の粉焼結鉱は、返鉱として再度焼結用原料として使用される。
こうして製造される高炉用原料として使用される焼結鉱の品質は、高炉操業時の荷下がり状態の安定性や通気・通液性、還元効率及び高温性状等に対して大きな影響を及ぼす。従って、焼結鉱に対して高品質が要求され、厳しい品質管理が行なわれると共に、またその製造コスト低減のために、焼結鉱の成品歩留向上が要請される。
上記焼結鉱に対する高品質の維持、高成品歩留の維持、及び製造コスト低減、並びに、生産性の向上を図るための極めて重要な条件の一つは、焼結機パレットへ装入する焼結用原料の層内粒度分布と成分分布との両方を適切に調節することである。層内粒度分布と成分分布との両方を適切に調節することにより、500〜700mm程度の高さを有する原料層内の通気性を確保して炭材の燃焼を向上させると共に、その燃焼熱による焼結鉱原料の溶融・焼結反応を適切に制御することが可能となる。そこで、従来、パレットに装入された焼結用原料の層内粒度分布及び成分分布を調節するための多数の原料装入技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、図1に示されるような原料装入装置が提案されている。焼結用原料3はホッパー1からロールフィーダー2で送り出されて落下する。落下した焼結用原料3は、ロールフィーダー2に対向して下方に傾斜する平板状シュート4を滑り降下する。その平板状シュート4の下方略延長線上に所定ピッチで複数本のロープ又はロッド5が、焼結機パレット6の幅方向に配設され、複数のスリット状隙間7が形成される。滑り降下した焼結用原料はその複数のスリット状隙間7から焼結機パレット6上に落下し、所定厚さの原料層8を形成する。上記複数本の所定ピッチで配設され、スリット状隙間7を形成した構造体である粒度偏析装入機構9の下方傾斜方向は、焼結機パレット6の移動方向(図1中の矢印x方向)に対向している。スリット状隙間7は上方の平板状シュート4側で狭く、下方の焼結機パレット6側で広い。かくして、パレット6に装入された原料層8内部の焼結用原料の粒度分布は、下層部に粗粒、上層部に細粒のものが堆積するように調節することができる(以下、先行技術1という)。
また他の例として、特許文献2には、図2に示されるような原料装入装置が提案されている。焼結用原料3はホッパー1からロールフィーダー2で送り出されて落下する。落下した焼結用原料は、上記ロールフィーダー2の下方に設けられ且つ焼結用原料の落下方向に対向して回転するドラムフィーダー10により受けられる。このドラムフィーダー10の前面から下方に傾斜し、なだらかに下方に湾曲した曲面上に、所定ピッチで複数本のロッド又はロープ5が、焼結機パレット6の幅方向に配設され、複数のスリット状隙間7を形成している。上記ドラムフィーダー10により落下速度が減速された焼結用原料は、その複数のスリット状隙間7から焼結機パレット6上に落下し、所定厚さの原料層8を形成する。上記複数本の所定ピッチで配設され、スリット状隙間7を形成した構造体である粒度偏析装入機構9の下方傾斜方向は、焼結機パレット6の移動方向(図2中の矢印x方向)に対向している。そして、スリット状隙間7は上方のドラムフィーダー10側で狭く、下方の焼結機パレット6側で広い。かくして、パレット6に装入された原料層8内部の焼結用原料の粒度分布は、下層部に粗粒、上層部に細粒のものが堆積するように調節することができる(以下、先行技術2という)。
上述したように、先行技術1及び2によればいずれも、焼結機パレット6に装入された原料層8内部の焼結用原料の粒度について、下層部に粗粒、上層部に細粒のものが堆積する粒度分布に形成することができる。しかし、原料層8内部の層内成分分布の調節については、上述した先行技術1及び先行技術2等の従来技術による焼結機パレット6への原料装入技術では、その焼結用原料の構成成分、例えば、固体燃料である粉コークス等炭材や、スラグ成分であるCaO等の層内分布を調節することはできない。
また、特許文献2記載のシュートを連続的にカーブさせた原料供給装置にあっては、なだれ現象を防止できるが、粒子速度とロッド配置カーブの曲率のバランスを取るのが困難で、原料粒子の分級が不十分になるという問題とシュートの終端に到達する前に、全ての粒子がロッド間より落下してしまうという問題を生じる。
実公平3−43599号公報 特開平8−311568号公報
この発明の目的は、焼結機パレットの原料層内の粒度分布に加えて、成分分布の調節性向上を図り、高品質、高歩留、高生産性が得られるようにするための焼結機への原料装入装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、焼結用原料をパレットに供給するための原料供給機構と、その上端が前記原料供給機構の近傍に位置し、その下端が前記パレットの上方に位置する、前記パレットの移動方向とは反対の方向に向けて傾斜しているシュートからなる焼結機への原料装入装置を提供する。
前記シュートは、前記パレットの幅方向に、その上端から下端に向けて互いに所定間隔を空けて平行に配設された複数本のロッドからなり、その上端からその下端に向けて凹面状に湾曲した形状を有する。
前記シュートの水平方向の長さの上端側1/3に対応する範囲における、隣接するロッド間を結ぶ勾配の変化率の平均値は、下端側2/3に対応する範囲における勾配の変化率の平均値に対して1.5倍〜10倍である。
図1(a)は、従来の焼結機への原料装入装置の一例を示す概略垂直断面図である。
図1(b)は、図1(a)の原料装入装置の偏析装入機構におけるスリット状隙間を模式的に示す図である。
図2は、従来の焼結機への原料装入装置の他の例を示す概略垂直断面図である。
図3は、第1の実施形態に係わる焼結機への原料装入装置を示す垂直断面図である。
図4は、第1の実施形態に係わる原料装入装置におけるシュートを示す正面図である。
図5は、図4のA−A線断面図である。
図6は、第2の実施形態に係わる焼結機への原料装入装置を示す垂直断面図である。
図7は、第3の実施形態に係わる焼結機への原料装入装置を示す垂直断面図である。
図8は、第4の実施形態に係わる焼結機への原料装入装置を示す垂直断面図である。
図9は、本実施形態で使用されるシュートにおいて隣接するロッド間の距離を示すグラフである。
図10は、本実施形態における実施例のシュートの形状曲線を示すグラフである。
図11は、本実施形態における比較例1のシュートの形状曲線を示すグラフである。
図12は、本実施形態における比較例2のシュートの形状曲線を示すグラフである。
図13(a)は、本実施形態の実施例における原料層中のCaOの割合を示すグラフである。
図13(b)は、本実施形態の比較例1における原料層中のCaOの割合を示すグラフである。
図13(c)は、本実施形態の比較例2における原料層中のCaOの割合を示すグラフである。
図14(a)は、本実施形態の実施例における原料層中の平均粒径およびCの割合を示すグラフである。
図14(b)は、本実施形態の比較例1における原料層中の平均粒径およびCの割合を示すグラフである。
図14(c)は、本実施形態の比較例2における原料層中の平均粒径およびCの割合を示すグラフである。
本発明者等は、隣接するロッド間を結ぶ直線の勾配の変化率(概念的にはシュートの形状曲線を2階微分した値)に着目し、この勾配の変化率を所定の範囲に設定することで、粒子が進行方向を変えると共にその速度の低下が適切になり、シュートの全長にわたり均一に分散して粒子を落下させることができることを知見した。
本発明の焼結機への原料装入装置は、焼結用原料をパレットに供給するための原料供給機構と、その上端が前記原料供給機構の近傍に位置し、そして、その下端が前記パレットの上方に位置する、前記パレットの移動方向とは反対の方向に向けて傾斜しているシュートとからなる。前記シュートは、前記パレットの幅方向に、その上端から下端に向けて互いに所定間隔を空けて平行に配設された複数本のロッドからなり、その上端からその下端に向けて凹面状に湾曲した形状を有する。前記シュートの水平方向の長さの上端側1/3に対応する範囲における、隣接するロッド間を結ぶ勾配の変化率の平均値は、下端側2/3に対応する範囲における勾配の変化率の平均値に対して1.5倍〜10倍である。
本発明によれば、原料がシュートで適正量落下し、しかも、シュートの装置長方向(原料粒子および装入パレットの進行方向)での落下量の分布が分散する。したがって、大きな偏析と適当な装入密度の原料層が得られ、焼結歩留りと生産率を向上することができる。
以下、添付図面に基づいて、第1の実施形態における原料装入装置について説明する。図3は原料装入装置の概略垂直断面図を示すものである。この原料装入装置は、原料107をパレット105に供給するための原料供給機構と、シュート114とを備える。
原料供給機構は、幅方向に均一に原料107を載せて、原料107を矢印の方向に移動するベルト式フィーダ103からなる。
シュート114は、その上端がベルト式フィーダ103の排出端近傍に位置し、その下端がパレット105の上方に位置し、パレット105の移動方向とは反対の方向に向けて傾斜している。案内シュート117は、ベルト式フィーダ103の排出端と、シュート114の上端との間に位置する板状のシュートである。原料7がシュート114に適切な角度および速度で進入する場合には、案内シュート117は必ずしも必要でない。
図4は、シュートの正面図を示し、図5は、図4のA−A線断面図を示す。シュート114は、パレット105の幅方向に、その上端から下端に向けて互いに所定間隔を空けて平行に配設された複数本のロッド115からなるスクリーン状に形成されている。ロッドにはワイヤ等の線状部材も含まれる。このシュート114は、その上端から下端に向けてなだらかな凹面状に形成されている。また、シュート114は、水平方向の長さLの上端側1/3に対応する範囲L1における、隣接するロッド115間を結ぶ勾配の変化率の平均値が、下端側2/3に対応する範囲L2における勾配の変化率平均値の1.5倍〜10倍になるように形成される。連結部材116は、シュート114を構成する複数本のロッド115を、所定間隔を空けて、相互に連結する。この連結部材116は、ロッド115の幅方向に所定間隔を空けて例えば4個取り付けられる。ロッド115の隙間は、全般的にはシュート114の上端側114aのほうが、下端側114bよりも小さいが、上部から下部に向って一様に拡大している必要はない。例えば上端と下端のロッドの途中で、一部で隣接するロッド間隔で、下部側が小さくなり、さらにその下部では再び増大して、上端側より大きなロッド間隔となる様に配置することも可能である。
ベルト式フィーダ103の排出端から、案内シュート117を介して排出された原料107は、凹面状に形成されたシュート114上を滑降する際に、原料107の一部の粒子がロッド115に衝突し、次々に進行方向を上方に持ち上げるように曲げられる。このとき、上端側1/3に対応する範囲L1における、隣接するロッド115間を結ぶ勾配の変化率の平均値が、下端側2/3に対応する範囲L2における勾配の変化率の平均値よりも大きく、具体的には1.5倍から10倍になるように、ロッド115を配置すると、粒子が進行方向を変えると共にその速度の低下が適切になり、シュート114の全長にわたり均一に分散して粒子を落下させることができる。すなわち、案内シュート117を介して排出された原料のうち、粗粒の一部は、複数本のロッド115からなるシュート114上を滑降し、また、粗粒の残りの部分は、シュート114下部を構成する複数本のロッド115間の広い隙間から落下して、連続的に移動するパレット105内のグレートバー106上に供給される。一方、細粒の原料は、シュート114上部を構成する複数本のロッド115間の狭い隙間から落下して、パレット105内のグレートバー106上に供給される。したがって、シュート114直下に落下する原料粒子量が装置長方向に分散される。かくして、パレット105内の下層107aに粗粒原料が供給され、上層107bに細粒原料が供給され、しかも細粒原料の層は、上部ほど細粒になる。このため、粒度が偏析した原料層が形成される。また、偏析することで、原料層中のCおよびCaOが下層から上層に向けて次第に多くなり、品質の優れた焼結鉱を高歩留まりで製造することができる。さらに、原料107が分散して落下するので、パレット105上への落下衝撃が低下して、ソフトに装入された通気性のよい原料層を得ることができる。
なお、ロッド中心間を結ぶ直線の勾配の変化率は、ロッド配置が関数で定義された曲線上に乗っている場合は、この関数の各ロッド中心位置での2階微分値をもって算出できる。ロッド中心位置の配置が関数で定義されない場合でも簡易的に下記の数式1により算出することができる。
{(y3−y2)/(x3−x2)−(y2−y1)/(x2−x1)}/(x3−x1)
={(y3−y2)(x2−x1)−(y2−y1)(x3−x2)}/{(x2−x1)(x3−x2)(x3−x1)}
・・・ 数式1
上記数式1から隣接する3本のロッド中心位置から勾配の変化率を算出してロッドの配置を決定すれば、本発明における効果を奏することができる。
なお、この簡易算出法は3点で定義されるものであるから、シュートの両端のロッドでは勾配の変化率は算出しない。すなわち、n本のロッドからなるシュートではn−2点の勾配変化率につき、水平方向の範囲を考慮して平均値を算出する。このロッドの配置の有効性はロッド上を原料が流れることにより得られるものであるから、物理的に原料が流れ得ない位置に配置したロッドは、シュートの水平長を考慮する際の範囲には含めない。
ここで、上端側1/3に対応する範囲L1における、隣接するロッド間を結ぶ勾配変化率の平均値が、下端側2/3に対応する範囲L2における勾配の変化率の平均値に対して10倍よりも大きいと、粒子の減速が大きくなりすぎ、シュート114の途中で全ての原料が落下してしまう。また、1.5倍よりも小さいと、シュート上端側1/3の範囲L1での粒子の減速が小さく、粒子が下端側2/3の範囲L2に大きな滑降速度で進むことになる。範囲L2における勾配の変化率の平均値は、範囲L1における勾配の変化率の平均値よりも小さいため、充分な減速効果を得ることができず、粒子がロッド115間の隙間から落下する割合が低下して、大部分の粒子がシュート114下端から飛び出してしまう。
なお、粒子の進行方向を変化し、粒子を減速することなく、ロッド115の隙間から粒子を落下させる割合を制御し、シュート114の直下に均一に粒子を落下させることは、落下させたい部分のロッド115の隙間を調整することで可能であるが、隙間を広げるとすべての粒子が隙間から落下することになり、粒度が偏析した原料層を得ることができない。
図6は、第2の実施形態における原料装入装置を示すものである。この原料装入装置において、原料供給機構は、原料107が装入され、側壁下部に切り出しゲート101aを有するホッパ101と、ホッパ101の下端開口に設けられたロールフィーダ102からなっている点が、上記第1の実施形態と異なる。
図7は、第3の実施形態における原料装入装置を示すものである。この原料装入装置において、原料供給機構は、原料107が装入され、側壁下部に切出しゲート101aを有するホッパ101と、ホッパ101の下端開口に設けられたロールフィーダ102を有し、さらに第2の実施形態と異なり、ロールフィーダ102の斜め下に設けられたロールフィーダ118を有する。ロールフィーダ118は、切出しゲート101aの斜め下に設けられている。ロールフィーダ118の回転により、原料のシュートへの進入角度、補助的な速度調整が可能である。
図8は、第4の実施形態における原料装入装置を示すものである。この原料装入装置において、原料供給機構は、原料107が装入され、側壁下部に切出しゲート101aを有するホッパ101と、ホッパ101の下端開口に設けられたロールフィーダ102を有し、その下に直線状に配置された複数個のローラー119を有する。ローラー119により、原料のシュートへの進入角度が調整可能である。
発明の実施例を比較例と対比しながら説明する。図3ないし図5に示す一実施形態の原料装入装置を使用して、パレット内への原料の供給を行った。同装置におけるシュートの構成は以下の通りである。
1)シュートの形状曲線:
y=−{√(0.456+0.12x)}/0.06+11.26で、x≧0の部分を用いた。ただしx,yはcm値
2)ロッドの直径:11.5mm
3)ロッド数:22本
4)ロッド間隔:図9に示す。この図において、横軸はロッドの番号、縦軸は隣接するロッド(ワイヤ)間の間隔を示す。ロッドには、上端側から下端側に向けて順番に1,2,3…21と番号を附している。ロッドの間隔は、上端側のほうが下端側よりも小さく設定され、上端側1/3の範囲をすぎた辺りから徐々に広くなるように設定されている。
5)[水平方向の長さの上端側1/3に対応する範囲における、隣接するロッド間を結ぶ勾配の変化率の平均値]/[水平方向の長さの下端側2/3に対応する範囲L2における、隣接するロッド間を結ぶ勾配の変化率の平均値]=Rとすると、
R=6.5
シュートの形状曲線を図10に示す。図10中、横軸はシュート上端からの水平方向距離(cm)を示し、横軸はシュート上端からの垂直方向距離(cm)を示す。この図からシュートは放物線に形成されていることがわかる。
次に比較例のシュートの構成について説明する。まず、比較例1について説明する。
1)シュートの形状曲線:
y=0.012x−1.483xで、x≧0の部分の曲線を用いた。ただしx,yはcm値
2)ロッドの直径およびロッド数は実施例と同じ
3)R=1.0
比較例1のシュートの形状曲線を図11に示す。図11中、横軸はシュート上端からの水平方向距離(cm)を示し、横軸はシュート上端からの垂直方向距離(cm)を示す。この図からシュートは放物線に形成されていることがわかる。比較例を実施例と比較すると、比較例では、シュートの上端側1/3の範囲における勾配の変化率が、シュートの下端側2/3における勾配の変化率に比べ、小さくなっているのがわかる。
次に比較例2について説明する。
1)シュートの形状曲線:
y=50000/(x+12)−28.94で、x≧0の部分の曲線を用いた。ただしx,yはcm値
2)ロッドの直径およびロッド数は実施例と同じ
3)R=88
比較例2のシュートの形状曲線を図12に示す。図12中、横軸はシュート上端からの水平方向距離(cm)を示し、横軸はシュート上端からの垂直方向距離(cm)を示す。この図からシュートは3次曲線に形成されていることがわかる。比較例を実施例と比較すると、比較例では、シュートの上端側1/3の範囲における勾配の変化率が、シュートの下端側2/3における勾配の変化率に比べ、極めて大きくなっていることがわかる。
図13、図14は、上述した実施例および比較例の装置を使用し、パレット内に原料を供給したときの、層方向の高さと、層中の平均粒径、C、CaOの割合との関係を示すグラフである。
まず、平均粒径について説明する。実施例の平均粒径は、層上部から層下部に向けて次第に大きくなる。層上部の粒径と層下部に粒径の差は、4.5mm−2.5mm=2mm程度である。これに対し、比較例1の粒径の差は、4.2mm−2.75mm=1.45mmである。また、比較例2の粒径の差は、4.1mm−2.8mm=1.3mmである。したがって、実施例において、分級効果の大きい、すなわち、粒度偏析の大きい原料層が得られるのがわかる。また、実施例は、層上部から層下部に向けて略一定の比率で、平均粒径が大きくなっているのに対し、比較例1および比較例2は、平均粒径の増加比率が層上部と層下部とで変化してしまう。
次に、Cの割合について説明する。実施例のCの割合は、層下部から層上部に向けて次第に大きくなる。層下部の割合と層上部の割合との差は3.75wt.%−3.1wt.%=0.65wt.%程度になる。これに対し、比較例1の割合の差は、3.7wt.%−3.25wt.%=0.45wt.%。また、比較例2の割合の差は、3.7wt.%−3.35wt.%=0.35wt.%である。したがって、実施例では、C偏析の大きい原料層が得られるのがわかる。また、実施例では、層下部から層上部に向けて略一定の比率でC割合が大きくなっているのに対し、比較例1および比較例2では、C割合の変化率が層上部と層下部とで変化してしまう。
最後に、CaOの割合について説明する。図13は、上述した実施例および比較例の装置を使用し、パレット内に原料を供給したときの、層方向の高さと、層中のCaOの割合との関係を示すグラフである。実施例のCaOの割合は、層下部から層上部に向けて大きくなる。層下部の割合と層上部の割合との差は10.1wt.%−7.9wt.%=2.2wt.%程度になる。これに対し、比較例1の割合の差は、9.6wt.%−8.2wt.%=1.4wt.%。また、比較例2の割合の差は、9.6wt.%−8.5wt.%=1.1wt.%である。したがって、実施例では、CaO偏析の大きい原料層が得られるのがわかる。また、実施例では、層下部から層上部に向けて略一定の比率でCaO割合が大きくなっているのに対し、比較例1および比較例2では、CaO割合の変化率が層上部と層下部とで変化してしまう。
1 ホッパー
2 ロールフィーダー
3 焼結用原料
4 平板状シュート
5 ロープ又はロッド
6 焼結機パレット
7 スリット状隙間
8 原料層
9 粒度偏析装入機構
10 ドラムフィーダー
101 ホッパ
101a 切出しゲート
102 ロールフィーダ
103 ベルト式フィーダ
105 パレット
106 グレートバー
107 原料
107a 原料107の下層
107b 原料107の上層
114 シュート
114a シュート114の上端側
114b シュート114の下端側
115 ロッド
116 連結部材
117 案内シュート
118 ロールフィーダ
119 ローラー

Claims (4)

  1. 焼結機への原料装入装置は以下からなる:
    焼結用原料をパレットに供給するための原料供給機構と、
    その上端が前記原料供給機構の近傍に位置し、そして、その下端が前記パレットの上方に位置する、前記パレットの移動方向とは反対の方向に向けて傾斜しているシュートと、
    前記シュートは、前記パレットの幅方向に、その上端から下端に向けて互いに所定間隔を空けて平行に配設された複数本のロッドからなり、
    前記シュートは、その上端からその下端に向けて凹面状に湾曲した形状を有し、
    前記シュートの水平方向の長さの上端側1/3に対応する範囲における、隣接するロッド間を結ぶ勾配の変化率の平均値は、下端側2/3に対応する範囲における勾配の変化率の平均値に対して1.5倍〜10倍である。
  2. 前記原料供給機構が、ベルト式フィーダーからなる請求の範囲1記載の焼結機への原料装入装置。
  3. 前記原料供給機構が、原料が装入され、下部に切り出しゲートを有するホッパと、ホッパ下端に設けられたロールフィーダからなる請求の範囲1記載の焼結機への原料装入装置。
  4. 前記原料供給機構が、原料が装入され、下部に切出しゲートを有するホッパと、ホッパの下端に設けられたロールフィーダと、前記ロールフィーダの下に直線状に配置された複数個のローラーからなる請求の範囲1記載の焼結機への原料装入装置。
JP2011094564A 2000-03-09 2011-04-21 焼結機への原料装入装置 Expired - Fee Related JP5408179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011094564A JP5408179B2 (ja) 2000-03-09 2011-04-21 焼結機への原料装入装置

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000064272 2000-03-09
JP2000064272 2000-03-09
JP2000291058 2000-09-25
JP2000291057 2000-09-25
JP2000291057 2000-09-25
JP2000291058 2000-09-25
JP2011094564A JP5408179B2 (ja) 2000-03-09 2011-04-21 焼結機への原料装入装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001565944A Division JP4972758B2 (ja) 2000-03-09 2001-03-07 焼結機への原料装入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011163756A true JP2011163756A (ja) 2011-08-25
JP5408179B2 JP5408179B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=27342615

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001565944A Expired - Fee Related JP4972758B2 (ja) 2000-03-09 2001-03-07 焼結機への原料装入装置
JP2011094565A Expired - Fee Related JP5408180B2 (ja) 2000-03-09 2011-04-21 焼結機への原料装入装置
JP2011094564A Expired - Fee Related JP5408179B2 (ja) 2000-03-09 2011-04-21 焼結機への原料装入装置

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001565944A Expired - Fee Related JP4972758B2 (ja) 2000-03-09 2001-03-07 焼結機への原料装入装置
JP2011094565A Expired - Fee Related JP5408180B2 (ja) 2000-03-09 2011-04-21 焼結機への原料装入装置

Country Status (3)

Country Link
JP (3) JP4972758B2 (ja)
CN (1) CN1416520A (ja)
WO (1) WO2001067017A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT413759B (de) * 2004-08-02 2006-05-15 Voest Alpine Ind Anlagen Aufgabevorrichtung für eine bandsintermaschine
JP5292845B2 (ja) * 2008-02-20 2013-09-18 Jfeスチール株式会社 焼結機への原料装入方法
DE102008045600B4 (de) * 2008-09-03 2014-08-07 Outotec Oyj Aufgabevorrichtung für Sintermaterial
BRPI0923120B1 (pt) * 2008-12-24 2018-03-06 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Método e aparelho para carregamento de matéria-prima em uma máquina de sinterização
JP5951895B2 (ja) * 2012-06-05 2016-07-13 ポスコ 原料の装入装置及び装入方法
JP6056617B2 (ja) * 2013-04-03 2017-01-11 Jfeスチール株式会社 強磁性体の分離方法及び装置
KR101462549B1 (ko) * 2013-10-25 2014-11-18 주식회사 포스코 원료 장입 장치, 소결광 제조 설비 및 이를 이용한 소결광 제조 방법
KR101712389B1 (ko) * 2014-10-31 2017-03-06 주식회사 포스코 원료 장입 장치
CN104741318A (zh) * 2015-04-03 2015-07-01 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 一种曲面粒度分级***
CN106940138B (zh) * 2016-01-04 2019-01-25 中冶长天国际工程有限责任公司 一种料层厚度检测装置及方法
CN105783521B (zh) * 2016-05-04 2018-05-22 中冶华天南京工程技术有限公司 烧结用料层增厚装置
CN108955276B (zh) * 2017-05-23 2023-07-04 中冶长天国际工程有限责任公司 具有旋转布料器的立式烧结矿冷却机及烧结矿冷却方法
CN108955275B (zh) * 2017-05-23 2023-07-04 中冶长天国际工程有限责任公司 具有溜槽式布料器的立式烧结矿冷却机及烧结矿冷却方法
CN108931140B (zh) * 2017-05-23 2023-07-04 中冶长天国际工程有限责任公司 塔式烧结矿冷却机及烧结矿冷却方法
JP7508027B2 (ja) 2022-01-11 2024-07-01 Jfeスチール株式会社 情報処理方法、情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラム、及び焼結鉱製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08267009A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Nippon Steel Corp 原料の篩分け方法
JPH08311568A (ja) * 1996-05-20 1996-11-26 Nkk Corp 焼結機の原料供給装置
JP2000063961A (ja) * 1998-06-08 2000-02-29 Kobe Steel Ltd 焼結機の原料装入方法および装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61195931A (ja) * 1985-02-27 1986-08-30 Sumitomo Metal Ind Ltd Dl型焼結機の原料装入方法および装置
JPH01104724A (ja) * 1987-10-14 1989-04-21 Nippon Steel Corp 燒結原料の装入方法
JP2714276B2 (ja) * 1991-06-25 1998-02-16 日本鋼管株式会社 焼結機の原料供給装置
JPH109772A (ja) * 1996-06-24 1998-01-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 焼結原料装入装置
JPH11294961A (ja) * 1998-04-14 1999-10-29 Nkk Corp 焼結機の原料装入装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08267009A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Nippon Steel Corp 原料の篩分け方法
JPH08311568A (ja) * 1996-05-20 1996-11-26 Nkk Corp 焼結機の原料供給装置
JP2000063961A (ja) * 1998-06-08 2000-02-29 Kobe Steel Ltd 焼結機の原料装入方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1416520A (zh) 2003-05-07
JP4972758B2 (ja) 2012-07-11
JP5408179B2 (ja) 2014-02-05
JP5408180B2 (ja) 2014-02-05
JP2011163757A (ja) 2011-08-25
WO2001067017A1 (fr) 2001-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5408179B2 (ja) 焼結機への原料装入装置
JP2714276B2 (ja) 焼結機の原料供給装置
KR100544434B1 (ko) 소결원료장입장치
JP2608425B2 (ja) 燒結原料の装入方法
JP2018536837A (ja) 原料装入装置及び方法
JPH10265859A (ja) 焼結機の原料装入方法およびその装置
JPH07110194A (ja) 焼結原料の装入装置
JPH0627291B2 (ja) 焼結原料の装入方法
JP3706468B2 (ja) 焼結原料の装入方法及び装置
JP2982690B2 (ja) 焼結機の原料供給装置
JP3950244B2 (ja) 焼結原料の装入制御方法
JP3758386B2 (ja) 焼結パレットへの原料装入方法
JP2003105449A (ja) 焼結原料の装入方法および装入装置
JPS5930776B2 (ja) 焼結機の原料装入方法及び装置
JP2001227872A (ja) 焼結機の原料装入装置及びその使用方法
JP2005291537A (ja) 焼結原料の装入装置
JP2011174135A (ja) 焼結機への原料供給方法
JP3257299B2 (ja) 焼結機の原料装入装置
JPS63213793A (ja) 焼結原料の装入装置
KR100406438B1 (ko) 소결원료 장입장치 및 이를 이용한 장입방법
JPS63206435A (ja) 焼結原料の装入方法及び装入装置
JPH0424400Y2 (ja)
JPH03249137A (ja) 焼結原料の装入方法
JP2773041B2 (ja) 焼結原料の装入装置
JP2921370B2 (ja) 焼結機の原料装入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110506

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110524

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120321

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5408179

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees