JP2011163665A - 空調システムの運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空調システム1は、空調機10と、この空調機10から環状に延びて冷水が収容された送水管21と、この送水管21内の冷水を冷却する冷凍機22と、送水管21内の冷水を循環させる冷水ポンプ23と、を備える。空調システム1の運転方法は、送水温度の上限値および下限値を設定しておき、冷水ポンプ23を運転するとともに、所定時間冷凍機22を全負荷運転する第1工程と、冷水ポンプ23を運転するとともに、送水温度が上限値を超えるまで、冷凍機22の運転を停止する第2工程と、第1工程および第2工程を繰り返す繰り返し工程と、を備える。
【選択図】図1
Description
冷水循環系は、空調機から環状に延びる送水管と、この送水管内の冷水を冷却する冷凍機と、送水管内の冷水を循環させる冷水ポンプと、を備える。
この方法によれば、冷凍機の全負荷運転のみを行うので、冷凍機のCOPを低下させずに運転できるので、運転コストが上昇するのを抑制できる。
そこで、この発明によれば、ポンプを運転するとともに冷凍機を全負荷運転する工程と、ポンプを運転するとともに冷凍機の運転を停止する工程とを、繰り返すこととした。
空調システム1は、発熱機器であるサーバが多数収容されたサーバ室2を空調する。サーバ室2内には、サーバ室2の室内の温度を計測する室温計3が設けられている。
この空調システム1は、サーバ室2の室外に配置された空調機10と、この空調機10からサーバ室2内まで延びる給気ダクト11および還気ダクト12と、空調機10に接続された冷水循環系20と、これらを制御する制御装置30と、を備える。
空調機10は、還気ダクト12を通して回収した空気を送水管21内の冷水と熱交換して冷却する熱交換器(冷水コイル)101と、冷却した空気を給気ダクト11内に送る送風機102と、を備える。
クッションタンク24には、冷水が収容されている。これは、クッションタンク24内の冷水が送水管内の冷水に加わることにより、冷水の熱容量を全体として増大させて、冷水の水温の変化を緩和し、ハンチングの発生を防止するためである。
制御装置30は、室温計3で計測した室温および水温計211で計測した送水温度に基づいて、空調機10、冷凍機22、および冷水ポンプ23を制御するものである。
空調機10の送風機102を運転することにより、サーバ室2内の空気は、吸込口112から還気ダクト12を通って、空調機10に回収される。そして、熱交換器101で冷水と熱交換されて、給気ダクト11を通って、吹出口111からサーバ室2内に供給される。
次に、冷水ポンプ23を運転するとともに、冷凍機22を全負荷で運転する。この状態では、冷凍機22を全負荷運転しているため、COPは最も高くなっている。
冷凍機22を一定時間(例えば、1、2時間)運転すると、送水温度は下限値である略5〜7℃となる。そこで、冷凍機22の運転を停止し、冷水ポンプ23の運転のみを継続する。
すると、冷凍機22の運転を停止しているため、冷水の送水温度が徐々に上昇してゆく。
冷水供給温度が上限値つまり17℃を超えると、再び、冷凍機22を全負荷運転する。
ここで、吹出口111からの吹出温度の下限値は、サーバ室2内での結露を防止するため、室内露点温度以上となるようにする。また、吹出口111からの吹出温度の上限値は、各サーバの動作に影響が出ない程度とする。
具体的には、サーバ室2の空調負荷はサーバによる多量の顕熱負荷が中心となって、除湿が不要となっているため、例えば、給気ダクト11の吹出口111付近で15〜25℃位、還気ダクト12の吸込口112付近で35℃位となるように空調する。
時刻t0では、送水温度が上限値である17℃に到達している。そこで、冷凍機の全負荷運転を開始する。
時刻t0からt1までの期間、送水温度が徐々に低下して、下限値である5℃程度となる。
そこで、時刻t1では、冷水ポンプのみを運転し、冷凍機の運転を停止する。
時刻t1からt2までの期間、送水温度が徐々に上昇して、再び、上限値である17℃程度となる。
以降、時刻t0からt2までの変化を繰り返す。
(1)冷水ポンプ23を運転するとともに冷凍機22を全負荷運転する工程と、冷水ポンプ23を運転するとともに冷凍機22の運転を停止する工程とを、繰り返すこととした。これにより、冷凍機22は、全負荷運転状態または運転停止状態のどちらかとなる。よって、冷凍機22の部分負荷運転を行わないので、運転効率が高く、運転コストを低減できる。また、インバータ付ターボ冷凍機を採用する必要がなく、汎用のターボ冷凍機でよいうえに、蓄熱槽を設ける必要がないので、初期コストおよび運転コストを削減できる。
本実施形態では、吹出口111からの吹出温度を調整して、吹出温度が室内露点温度以上となるように設定したが、これに限らず、外調装置を設けて、サーバ室内に外気を除湿して取り入れることで、室内露点温度を低下させて、吹出温度が室内露点温度以上となるようにしてもよい。
2…サーバ室
3…室温計
10…空調機
11…給気ダクト
12…還気ダクト
20…冷水循環系
21…送水管(冷媒管)
22…冷凍機
23…冷水ポンプ(ポンプ)
24…クッションタンク
30…制御装置
101…熱交換器(冷水コイル)
102…送風機
111…吹出口
112…吸込口
211…水温計
Claims (1)
- 空調機と、当該空調機から環状に延びて冷媒が収容された冷媒管と、当該冷媒管内の冷媒を冷却する冷凍機と、前記冷媒管内の冷媒を循環させるポンプと、を備える空調システムの運転方法であって、
冷媒温度の上限値および下限値を設定しておき、
前記ポンプを運転するとともに、所定時間あるいは冷媒温度が前記下限値に至るまで前記冷凍機を全負荷運転する第1工程と、
前記ポンプを運転するとともに、冷媒温度が前記上限値を超えるまで、前記冷凍機の運転を停止する第2工程と、
前記第1工程および前記第2工程を繰り返す繰り返し工程と、を備えることを特徴とする空調システムの運転方法。
Priority Applications (1)
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JP2010027304A JP2011163665A (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | 空調システムの運転方法 |
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JP2010027304A JP2011163665A (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | 空調システムの運転方法 |
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JP2011163665A true JP2011163665A (ja) | 2011-08-25 |
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JP2010027304A Pending JP2011163665A (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | 空調システムの運転方法 |
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- 2010-02-10 JP JP2010027304A patent/JP2011163665A/ja active Pending
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