JP2011162322A - 枚葉シートの集積方法、及び枚葉シートの集積装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易に製造可能であって、シート同士をきれいに貼り合せて集積可能な枚葉シートの集積方法、及び枚葉シートの集積装置を提供する。
【解決手段】枚葉シートの集積方法は、移動可能な載置台20に挿入される枚葉シート2の先端部を位置決めし、前記載置台20の移動中に当該枚葉シート2の先端部を保持しつつ前記枚葉シート2の表面を押圧しながら前記枚葉シート2の全体を当該載置台20上に載置し、その後、当該枚葉シート2の先端部の保持を解除するという操作を繰り返して、前記載置台20上に枚葉シート2を所定の枚数だけ積み重ねる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数枚の枚葉シートを集積して製本する枚葉シートの集積方法及び枚葉シートの集積装置に関する。
従来、写真、帳票等の枚葉シートを集積し、冊子とすることを目的とした方法や装置が種々考えられている。これには、例えば特許文献1〜4に開示されるようなものがある。
特開平6−266087号公報 特開平10−217632号公報 特開平10−203714号公報 国際公開WO94/7786号
従来は、冊子等を製造するに際して枚葉シートを集積する前に、当該枚葉シートに接着剤を塗布して、当該接着剤が貼着された枚葉シートを一枚ずつ送り込むことによって枚葉シートを山状に積み重ね、その後、枚葉シートの山の背に糊付けする等して冊子としていたため、枚葉シートに接着剤(糊)を塗布する糊付け工程と、枚葉シートを集積する集積工程と、が必要となり、冊子等を製造するための冊子製造装置が大型化する等の問題があった。
また、枚葉シートを積み重ねて冊子等を作る場合、枚葉シートの裏面等に接着剤をあらかじめ塗布、貼着しておき、枚葉シートを積み重ねると同時に枚葉シート同士をこの接着剤により接着することがある。ところが、このような枚葉シートをホッパ内に落とし込んで積み重ねると、枚葉シート同士がずれたまま接着してしまうので、後に枚葉シートの山の四辺全部を断裁して綺麗に揃えなければならなくなる。ことに、枚葉シートがホッパ内で大きく傾いて落下すると、枚葉シートが下方の枚葉シート上に大きくずれたまま貼り付いてしまい、その場合は枚葉シートに現像や印刷によって表示された画像がページ内で偏ったまま丁合されることから、冊子全体を不良品として廃棄するほかない。
本発明は、このような問題の解消を一つの課題とし、その目的の一例は、簡易に製造可能であって、シート同士をきれいに貼り合せて集積可能な枚葉シートの集積方法、及び枚葉シートの集積装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の枚葉シートの集積方法は、移動可能な載置台に挿入される枚葉シートの先端部を位置決めし、前記載置台の移動中に当該枚葉シートの先端部を保持しつつ前記枚葉シートの表面を押圧しながら前記枚葉シートの全体を当該載置台上に載置し、その後、当該枚葉シートの先端部の保持を解除するという操作を繰り返して、前記載置台上に枚葉シートを所定の枚数だけ積み重ねることを特徴とする。
また、請求項2に記載の枚葉シートの集積方法は、請求項1に記載の枚葉シートの集積方法において、最初に挿入される前記枚葉シートを除き、前記枚葉シートの下面には、予め接着剤が塗布されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の枚葉シートの集積方法は、請求項1に記載の枚葉シートの集積方法において、最後に挿入される前記枚葉シートを除き、前記枚葉シートの上面には、前記枚葉シートの表面を押圧する際に、接着剤が塗布されることを特徴とする。
このような枚葉シートの集積方法によれば、本文同士の先端が揃えられた状態で、本文が押圧されるため、本文同士が接着剤により強固に接着された1冊分の堆積体3を製本可能である。
また、請求項4に記載の枚葉シートの集積装置は、移動可能な載置台と、前記載置台に枚葉シートの先端部を導入する通路と、前記載置台の前方に前記載置台の移動方向と直交する方向に移動可能であって、前記枚葉シートの先端部を位置決めし、前記載置台の移動中に前記枚葉シートの先端部を保持する保持体と、先端部が保持された前記枚葉シートの表面を押圧し、当該枚葉シート全体を前記載置台上に載置する押圧体と、を具備し、前記保持体は、前記載置台の移動中であって前記押圧体による押圧動作の後に、前記枚葉シートの先端部の保持を解除することを特徴とする。
また、請求項5に記載の枚葉シートの集積装置は、請求項4に記載の枚葉シートの集積装置において、前記押圧体には、接着剤が塗布されたシート体が掛け渡されて配置され、前記枚葉シートに対する前記押圧体による押圧動作の際に、前記枚葉シートに接着剤が塗布されることを特徴とする。
このような枚葉シートの集積装置によれば、簡易な構成であるため容易に製造できるとともに、この枚葉シートの集積装置を用いることにより、本文同士の先端が揃えられた状態の本文同士が接着剤により強固に接着された1冊分の堆積体3を製本可能である。
本発明によれば、本文同士の先端が揃えられた状態の本文同士が接着剤により強固に接着された1冊分の堆積体を製本可能である。
本発明のシート集積装置を用いて製造されたアルバムの斜視図である。 アルバムの構成を示す断面図である。 実施形態1のシート集積装置の外観を示す斜視図である。 図3のA−A断面図である。 実施形態1のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、最初の本文を挿入口から挿入した時の状態を示す断面図である。 実施形態1のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、最初の本文を載置台に位置決めした時の状態を示す断面図である。 実施形態1のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、最初の本文を載置台に載置する時の状態を示す断面図である。 実施形態1のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、複数枚の本文を堆積した時の状態を示す断面図である。 実施形態2のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、最初の本文を挿入口から挿入した時の状態を示す断面図である。 実施形態2のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、最初の本文を載置台に位置決めした時の状態を示す断面図である。 実施形態2のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、ローラを移動して最初の本文を載置台に載置する時の状態を示す断面図である。 実施形態2のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、複数枚の本文を堆積した時の状態を示す断面図である。 実施形態3のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、最初の本文を挿入口から挿入した時の状態を示す断面図である。 実施形態3のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、最初の本文を載置台に位置決めした時の状態を示す断面図である。 実施形態3のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、移動用ローラを移動して本文の上面に糊を塗布しつつ当該本文を載置台に載置する時の状態を示す断面図である。 実施形態3のシート集積装置を用いて製本される堆積体の製本工程を説明するための図であって、複数枚の本文を堆積した時の状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明のシート集積装置を用いて製本される冊子(以下、「アルバム1」と称する。)について図1及び図2を用いて説明する。
図1に示すように、このアルバム1は、複数枚の本文2が積み重ねられた堆積体3と、この堆積体3の表面を覆う一枚の表紙4と、を備えている。本文2及び表紙4は、各々枚葉シートで形成される。
各本文2は、図2に示すように、二つ折りされることにより形成され、本文2の内面には、プリンターなどにより、写真、絵、文字などの画像が印刷される。
表紙4は、表表紙部5aと裏表紙部5bで構成される表紙部5と、この表表紙部5aと裏表紙部5bとの間において当該表表紙部5aと裏表紙部5bとを折り曲げ可能に連結する背表紙6aで構成される背部6と、を有している。また、表紙4の表紙部5や背部6には、必要に応じて所望の画像が印刷される。
また、図2に示すように、各本文2は、その外面同士が接着剤8で接着され、堆積体3のうち外側本文2の外面と表紙4の内面との間が接着剤8で接着される。これにより、本文2同士が分離しないように強固に接合され、また、表紙4が本文2の堆積体3から容易に剥がれないように堆積体3に強固に接合される。
また、本実施形態において用いられる接着剤8は、両面粘着テープが好適に用いられるが、液状糊等を用いることも可能である。
また、接着剤8は、本文2及び表紙4の端縁よりも内側に留まるように塗布される。これにより、アルバム1の端縁から接着剤8が食み出さないようにすることができ、接着剤8が食み出たならば生ずるであろう本文2同士の接着、アルバムの汚れ等が防止される。
また、本文2の堆積体3の背と表紙4の背部6との間には、図2に示すように、空隙9が設けられる。この空隙9は表紙4の背部6を堆積体3の背に接着しないようにすることによっても形成可能であるが、望ましくは、堆積体3の背の幅よりも表紙4の背部6の幅を大きくして表紙4の背部6を外側に膨出させるようにして形成される。これにより、冊子としてのアルバム1の開閉が簡易かつ迅速化される。
<実施形態1>
次に、本実施形態に係る上記アルバム1の堆積体3を製造するシート集積装置100について図3〜図5を用いて説明する。なお、アルバム1は、後述するシート集積装置100によって製本された堆積体3の表面を表紙4で覆うことにより製本される。また、理解しやすいように、図4に示すシート集積装置100の右方向を前方、左方向を後方、上下方向を上下方向としてそれぞれ説明するが、この方向がシート集積装置100の方向を限定するものではなく、これらの方向はシート集積装置100の設置形態によって変わる。
図3に示すように、シート集積装置100は、後方に開口部12を有する筐体10を備えている。この開口部12は、筐体10の後方から内部中央に向かって延びるようにして配置される仕切体14により、上下に区分けされ、本文2を挿入するための挿入口16と、複数枚の本文2を堆積した堆積体3を外部から取り出すための取出口17と、を有する。筐体10の内部は、図4に示すように、当該仕切体14により、挿入口16と連絡する第1の空間部18と、取出口17と連絡する第2の空間部19とに区分けされ、第1の空間部18は、筐体10の中央付近で第2の空間部19と連絡する。
また、仕切体14の上面は、筐体10の内部に向かって下降する傾斜面14aを有しており、挿入口16から挿入される本文2は、当該傾斜面14aを滑り降りて第2の空間部19へと進出する。
第2の空間部19には、本文2を堆積するための載置台20が備えられている。この載置台20は、上面が水平に延び、略板状に形成されている。この載置台20は、図示しないが、例えば筐体10の両側面に形成された前後方向に水平に延びる一対のガイド溝によって支持される。この載置台20は、図4中の矢印に示すように、仕切体14の下方に配置され、筐体10の後方部に配置される後方位置と、筐体10の前方部に配置される前方位置との二位置間を、往復して移動する。
この載置台20の移動は、図示しない駆動部によって行われる。駆動部は、例えば流体圧シリンダを用い、載置台20にこの流体圧シリンダのピストンロッドを接続して行う。具体的には、この載置台20は、挿入口16から本文2が挿入されると、図示しない制御部の指示による当該流体圧シリンダの駆動によって、前記後方位置から前方位置へと移動し、再度、後方位置へと移動する。また、載置台20は、流体圧シリンダに限られず、モータ等の駆動手段によっても動作可能である。なお、前記載置台20の移動は手動で行う構成としても構わない。
また、載置台20は、後方位置において、前方端部が仕切体14の端部下方に臨むように配置される。これにより挿入口16から挿入される本文2の先端部は、載置台20の前方端部に進出する。そして、載置台20を前方位置と後方位置とを往復移動させることで、本文2が載置台20上に堆積される。本実施形態のシート集積装置100は、このような動作を繰り返すことにより、載置台20上で1冊分の本文2を堆積可能である。また、最初の本文2aを除く他の本文2bの下端面には、予め接着剤8が塗布される。これにより、載置台20上に堆積される本文2同士は接着剤8で強固に接着される。
また、他の本文2bの下端面に塗布される接着剤8と接触する仕切体14の中央部には切欠部14bが形成されており、この切欠部14bによって、仕切体14と他の本文2bの接着剤8との接触が回避される。
また、載置台20の前方端部には、図4中矢印に示すように、略L字状に形成された左右一対の保持体25が上下方向に移動可能に備えられている。当該保持体25は、第1の空間部18を通って載置台20上に進出する本文2の先端を揃えて本文2の位置決めを行う本体部26と、その本体部26の上部から前記載置台20側に突出し、当該本文2の先端部を保持するための突出体27と、を備えている。
本体部26の下部には、回転体31が設けられており、この回転体31は筐体10の両側面の上下に前後方向に延びるようにして設けられた一対のガイド体33によって保持される。このガイド体33は、所定の位置(図上では略中央部)にて下降する段差35を有するように一部が曲折して形成されている。
本実施形態のシート集積装置100は、載置台20の前方への移動において、この段差35により、本体部26が下方向に移動することで、突出体27と載置台20との間で本文2の先端部が挟持される。これにより、本文2が載置台20上に位置決めされて固定されるとともに、順々に挿入口16から挿入される複数枚の本文2の先端を揃えた状態で堆積される。
また、本実施形態のシート集積装置100は、載置台20を前方へ移動した後の後方への移動において、前記段差35により、本体部26が上方向に移動することで、突出体27による本文2の保持を解除する。これにより、取出口17から載置台20上に堆積された複数枚の本文2で構成される堆積体3が取出口17からユーザによって取り出し可能となる。
また、筐体10の前方上部には、載置台20上に進出する本文2、又は載置台20上に堆積された堆積体3を載置台20との間で押圧するための幅広のローラ40(本願の押圧体)を備えている。このローラ40は、軸41によって表面が回転可能に支持されており、この軸41の両端部は、図示しないが、筐体10の両側面に取り付けられる。
なお、本実施形態のシート集積装置100では、軸41が筐体10に固定して取り付けられているため、堆積可能な枚数が限定されるが、その堆積枚数の増減に対応するために、例えば、保持体25の本体部26を弾性体を介して回転体31に取り付け、保持体25を上下方向に移動可能に構成してもよい。
このように構成されたシート集積装置100によれば、挿入口16から1冊分の本文2を順々に挿入することで、これら本文2から1冊分の堆積体3を製本することが可能である。すなわち、挿入口16から本文2が挿入されると、当該本文2の先端部が載置台20の前方部に導入される。本文2の先端部は、本体部26によって揃えられて位置決めされるとともに、載置台20の移動とともに降下する突出体27により載置台20との間で挟時される。載置台20は、後方位置と前方位置との間を挿入口16から本文2が挿入されるたびに往復し、この載置台20が二位置間を移動する間、本文2の表面はローラ40により押圧され、載置台20上に1冊分の本文2が堆積されるまで繰り返される。
このように本実施形態のシート集積装置100は、本文2同士の先端が揃えられた状態で、ローラ40により本文が押圧されるため、本文2同士が接着剤により強固に接着された1冊分の堆積体3を製本可能である。
次に、図5A〜図5Dを用いて本実施形態のシート集積装置100の作用について堆積体の製本方法と共に説明する。なお、以下の説明において、最初の本文2aを除く他の本文2bの下端面には接着剤8が予め塗布されているものとする。
(1)まず、複数枚の本文2を用意し、図5Aに示すように、最初の本文2aを挿入口16から挿入する。挿入された本文2aは傾斜面14aに沿って滑り落ち、載置台20の前方において本文2aの先端部が保持体25の本体部26に当接し載置台20上に位置決めされる。
(2)次に、図5Bに示すように、載置台20を前方位置へと移動させることで、段差35において突出体27が下降し、本文2aの先端部が突出体27と載置台20との間で挟持される。
(3)更に、図5Cに示すように、載置台20が前方位置へと移動することで、本文2aの表面がローラ40により前方部から後方部に向かって順々に押圧され、載置台20を後方位置へと移動させることで、さらにローラ40により本文2の表面が押圧され、本文2aが載置台20上に載置される。
(4)次に、図5Dに示すように、後続の本文2bを挿入口16から挿入し、上記(2)〜(3)に示すように載置台20の移動操作を行うことで、最初の本文2aと後続の本文2b同士が接着剤8により強固に接着される。このようにして、1冊分の本文2を本文挿入部16から順々に挿入することで、1冊分の堆積体3が製本される。なお、ユーザによって、取出口17から載置台20上に堆積された1冊分の堆積体3が外部に取り出され、その取り出された堆積体3の表面が表紙4でくるまれることでアルバム1が作成される。
以上に説明したようなシート集積装置100は、簡易な構成であるため容易に製造でき、そのシート集積装置100を用いることにより、本文2同士が接着剤により強固に接着された1冊分の堆積体3を製本可能である。
<実施形態2>
次に、図6A〜図6Dを用いて、実施形態2のシート集積装置200について説明する。なお、本実施形態において、実施形態1の部分と同じ部分には同一の符号を付して示しその詳しい説明を省略する。
本実施形態2のシート集積装置200は、実施形態1のシート集積装置100が、ローラ40を固定しておき載置台20を当該ローラ40の下方に移動することで、本文2をローラ40により押圧するものであるのに対して、当該ローラ40を移動させることで本文2をローラ40により押圧する点で異なるものである。
すなわち、本実施形態2のシート集積装置200は、本文2の表面上を移動するローラ移動機構部を備えている。
ローラ移動機構部は、ローラ40(ローラ40の軸41)を所定の移動経路K1に沿って移動させるための駆動部(図示せず)を備えている。この移動経路K1は、前方位置へ移動している載置台20上に載置された本文2上方の離れた位置からローラ40を下降させて本文2の前方部に接触させ、本文2にローラ40を接触させつつ本文2の後方部へと移動させて、その後、上方へとローラ40を離間させる経路を有する。
なお、駆動部は、例えばモータなどの駆動手段を備え、当該モータが歯車群を介してローラ40の軸41と接続される。そして、図示しない制御部の指示による当該駆動手段の駆動によって、ローラが移動経路K1に沿って移動する。
このように構成された本実施形態2のシート集積装置200は、本文2が載置された載置台20が前方位置へと移動後、当該本文2の前方部にローラ40を接触させ、図6Aに示すような移動経路K1に沿ってローラ40を移動させることで、当該本文2の表面がローラ40により前方部から後方部に向かって順々に押圧される。
この結果、本実施形態2のシート集積装置200は、本文2の堆積枚数の増減に対応することが可能であって、実施形態1のシート集積装置100と同様に、本文2同士の先端が揃えられた状態で、ローラ40により本文2が押圧されるため、本文2同士が接着剤8により強固に接着された1冊分の堆積体3を製本可能である。
次に、図6A〜図6Dを用いて本実施形態のシート集積装置200の作用について堆積体の製本方法と共に説明する。なお、以下の説明において、最初の本文2aを除く他の本文2bの下端面には接着剤8が予め塗布されているものとする。
(1)まず、図6Aに示すように、1冊分の本文2が順々に挿入口16から挿入されると、挿入された本文2は傾斜面14aに沿って滑り落ち、後方位置に配置されている載置台20の前方において本文2の先端部が保持体25の本体部26に当接し載置台20上に位置決めされる。
(2)次に、図6Bに示すように、載置台20を前方位置へと移動させることで、段差35において突出体27が下降し、本文2が突出体27と載置台20との間で挟持される。
(3)次に、図6Cに示すように、載置台20を前方位置へと移動した後に、本文2の前方表面にローラ40を接触させ、その接触を維持しつつ当該ローラ40を本文2の前方部から後方部に移動させることで当該本文2の表面全体が押圧される。なお、ローラ40は、その後、本文2の後方部から上方に移動させ、本文2からローラ40を離間させる。これにより、本文2同士が接着剤8により接着された堆積体3が出来上がる。
(4)次に、図6Dに示すように、載置台20を後方位置へと移動する。この結果、挿入口16から挿入される本文2を載置台20上に堆積できる。
(5)また、後続の本文2bが挿入口16から挿入された場合に、上記(2)〜(4)に示すような載置台20及びローラ40の移動操作を行うことで、最初の本文2aと後続の本文2b同士が接着剤8により強固に接着される。このようにして、1冊分の本文2を本文挿入部16から順々に挿入することで、挿入口16から挿入される本文2を載置台20上に堆積して1冊分の堆積体3を製本可能である。なお、ユーザによって、取出口17から載置台20上に堆積された1冊分の堆積体3が外部に取り出され、その取り出された堆積体3の表面が表紙4でくるまれることでアルバム1が作成される。
以上に説明したようなシート集積装置200によれば、本文2同士が接着剤により強固に接着された1冊分の堆積体3を製本可能である。
<実施形態3>
次に、図7A〜図7Dを用いて、実施形態3のシート集積装置300について説明する。なお、本実施形態において、実施形態1の部分と同じ部分には同一の符号を付して示しその詳しい説明を省略する。
本実施形態3のシート集積装置300は、実施形態1及び2のシート集積装置100、200が、予め接着剤が塗布された本文2を用いて製本するものであるのに対して、本文2を製本中に接着剤8を塗布する点で異なるものである。
すなわち、本実施形態3のシート集積装置300は、ローラ40の機能を含み、本文2の表面に接着剤8を塗布する接着剤塗布機構部60を備えている。
この接着剤塗布機構部60は、シート体62が巻回され、当該シート体62を繰り出す繰り出しロール63と、このシート体62を巻き取る巻き取りロール64と、各ロール63、64間に掛け渡される当該シート体62をガイドするガイドローラ65と、を備えている。このガイドローラ65は、固定して配置される固定用ローラ66と、移動可能に配置される一対の移動用ローラ68と、を備えている。
すなわち、シート体62は、当該繰り出しロール63と巻き取りロール64との間で、固定用ローラ66と移動用ローラ68に掛け渡されて配置される。また、各ロール63、64は駆動部(図示せず)によって回転可能に設けられており、本実施形態の場合、図7Aに示すように、互いのロール63、64を同一方向に回転させることで、所定のテンションが保たれる。
移動用ローラ68は、シート体62の張設具合を調整するための調整ローラ71と、この調整ローラ71と連結され本文2の表面にシート体62を押し付ける押圧ローラ73と、を備えている。本文2が載置された載置台20が前方位置へと移動後、駆動部(図示せず)によってこの移動用ローラ68を所定の移動経路K2に沿って移動させることで、押圧ローラ73によって本文2の表面にシート体62が押し付けられて、接着剤8が塗布される。
なお、駆動部は、例えばモータなどの駆動手段を備え、当該モータが歯車群を介して押圧ローラ73の軸と接続される。そして、図示しない制御部の指示による当該駆動手段の駆動によって、押圧ローラ73が移動経路K2に沿って移動する。
この移動経路K2は、前方位置へ移動している載置台20上に載置された本文2上方の離れた位置から移動用ローラ68を下降させて押圧ローラ73を本文2の後方部に接触させ、本文2に押圧ローラ73を接触させつつ移動用ローラ68を本文2の前方部へと移動させて、その後、移動用ローラ68を上方へと移動させて押圧ローラ73を本文2から離間させる経路を有する。
なお、移動経路K2は載置台20の移動に連動して上下方向に限定してもよい。すなわち、載置台20の前方位置への移動により移動用ローラ68を下降させて押圧ローラ73を本文2に接触させ、当該載置台20の前方位置への移動が完了した後に当該移動用ローラ68を上昇させて押圧ローラ73を本文2から離間させる。このようにすれば、移動用ローラ73を移動するための駆動部が不必要となり製造コストの低減が図れる。
一方、シート体62は、例えば、接着剤8としての両面貼着テープ8aを貼着した剥離紙で構成されており、押圧ローラ73により本文2の表面に当該シート体62が押し付けられることにより、両面貼着テープ8aが剥離紙から剥離して本文2の表面に貼着される。この両面貼着テープ8aは、シート体30の幅方向に延びる細長い帯状に形成され、剥離紙上に、搬送方向に所定の間隔を空けて均等に配置されている。なお、本実施形態では接着剤8として両面貼着テープ8aが用いられるが、液状糊等を用いることも可能である。
このように構成された接着剤塗布機構部60は、本文2が載置された載置台20が前方位置へと移動後、本文2の表面が後方部から前方部へと順々に押圧ローラ73によって押圧されつつ、シート体62が押圧されて、両面貼着テープ8aが剥離紙から剥離されて当該本文2に貼り付けられる。
同様の操作を繰り返すことにより、後続の本文2bが挿入口16から挿入されると、その後続の本文2bが先に載置台20上に載置された本文2a上に他の本文2bが堆積された上で、押圧ローラ73により他の本文2bの表面を押圧しながら、上記同様に他の本文2bの表面上に両面貼着テープ8aが貼り付けられる。
この結果、本実施形態3のシート集積装置300は、本文2の堆積枚数の増減に対応することが可能であって、実施形態1のシート集積装置100と同様に、本文2同士の先端が揃えられた状態で、ローラ40により本文2が押圧されるため、本文2同士が接着剤により強固に接着された1冊分の堆積体3を製本可能である。
次に、図7A〜図7Dを用いて本実施形態のシート集積装置300の作用について堆積体の製本方法と共に説明する。
(1)まず、図7Aに示すように、1冊分の本文2が順々に挿入口16から挿入されると、挿入された本文2は傾斜面14aに沿って滑り落ち、後方位置に配置されている載置台20の前方において本文2の先端部が保持体25の本体部26に当接し位置決めされる。
(2)次に、図7Bに示すように、載置台20を前方位置へと移動させることで、段差35において突出体27が下降し、本文2が突出体27と載置台20との間で挟持される。
(3)次に、図7Cに示すように、載置台20を前方位置へと移動した後に、本文2の表面後方に押圧ローラ73を接触させ、その接触を維持しつつ移動用ローラ68を本文2の後方から前方に移動させることで当該押圧ローラ73によって該本文2の全体が押圧されつつ、シート体62が押し付けられて両面貼着テープ8aが本文2の表面に貼着される。これにより、本文2同士が両面貼着テープ8a(接着剤8)により接着された堆積体3が出来上がる。
(4)次に、図7Dに示すように、移動用ローラ68を本文2の前方表面から上方に移動させて押圧ローラ73を本文2から離間させるとともに、載置台20を後方位置へと移動する。この結果、挿入口16から挿入される本文2を載置台20上に堆積できる。
(5)また、上記(2)〜(4)に示すような載置台20及び移動用ローラ68の移動操作を行うことで挿入口16から挿入される本文2を載置台20上に堆積して1冊分の堆積体3を製本可能である。また、最後に挿入口16から挿入される本文2には、両面貼着テープ8aを有しない部分にて押圧ローラ73による堆積体3への押圧のみ行い処理を終了する。なお、ユーザによって、取出口17から載置台20上に堆積された1冊分の堆積体3が外部に取り出され、その取り出された堆積体3の表面が表紙4でくるまれることでアルバム1が作成される。
以上に説明したようなシート集積装置300によれば、本文2同士が接着剤により強固に接着された1冊分の堆積体3を製本可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々変更可能である。
2 本文
16 挿入口
20 載置台
25 保持体
40 ローラ
60 接着剤塗布機構部
100,200,300 シート集積装置

Claims (5)

  1. 移動可能な載置台に挿入される枚葉シートの先端部を位置決めし、前記載置台の移動中に当該枚葉シートの先端部を保持しつつ前記枚葉シートの表面を押圧しながら前記枚葉シートの全体を当該載置台上に載置し、その後、当該枚葉シートの先端部の保持を解除するという操作を繰り返して、前記載置台上に枚葉シートを所定の枚数だけ積み重ねることを特徴とする枚葉シートの集積方法。
  2. 最初に挿入される前記枚葉シートを除き、前記枚葉シートの下面には、予め接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の枚葉シートの集積方法。
  3. 最後に挿入される前記枚葉シートを除き、前記枚葉シートの上面には、前記枚葉シートの表面を押圧する際に、接着剤が塗布されることを特徴とする請求項1に記載の枚葉シートの集積方法。
  4. 移動可能な載置台と、
    前記載置台に枚葉シートの先端部を導入する通路と、
    前記載置台の前方に前記載置台の移動方向と直交する方向に移動可能であって、前記枚葉シートの先端部を位置決めし、前記載置台の移動中に前記枚葉シートの先端部を保持する保持体と、
    先端部が保持された前記枚葉シートの表面を押圧し、当該枚葉シート全体を前記載置台上に載置する押圧体と、を具備し、
    前記保持体は、前記載置台の移動中であって前記押圧体による押圧動作の後に、前記枚葉シートの先端部の保持を解除することを特徴とする枚葉シートの集積装置。
  5. 前記押圧体には、接着剤が塗布されたシート体が掛け渡されて配置され、
    前記枚葉シートに対する前記押圧体による押圧動作の際に、前記枚葉シートに接着剤が塗布されることを特徴とする請求項4に記載の枚葉シートの集積装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015120560A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 ニスカ株式会社 シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置

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