JP2011158945A - グラフ表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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解 丸山
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Abstract

【課題】回帰グラフについての学習効果を高める。
【解決手段】
関数電卓1は、座標値に対応する位置にプロットされた点からなる散布図を描画表示させるCPU11を備える。このCPU11は、ユーザ操作に応じて散布図上にグラフを描画表示させ、この描画グラフについて、前記散布図に対する回帰グラフとしての適合度を算出するとともに、この適合度を所定の基準に基づいて評価し、評価結果を表示させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、グラフ表示制御装置及びプログラムに関する。
従来、統計の分野においては、観測値を元にして作成した散布図から、当該観測値の相関の様子を調べ、未観測の値を予測する学習が行われている。ここで、予測値を正確に求めるためには、作成した散布図に適した回帰グラフを描画することが有効である。
そこで、近年、散布図を元に自動的に回帰グラフを描くことが可能なグラフ関数電卓が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−357021号公報
しかしながら、散布図に対して自動的に回帰グラフを描画させるだけでは、どのようなグラフを描けば回帰グラフとなるのかをユーザに考えさせることがないため、高い学習効果を期待することはできない。
本発明の課題は、回帰グラフについての学習効果を高めることのできるグラフ表示制御装置及びプログラムを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、グラフ表示制御装置において、
座標値に対応する位置にプロットされた点からなる散布図を描画表示させる散布図描画制御手段と、
ユーザ操作に応じて前記散布図上にグラフを描画表示させるグラフ描画制御手段と、
前記グラフ描画制御手段による描画グラフについて、前記散布図に対する回帰グラフとしての適合度を算出するとともに、この適合度を所定の基準に基づいて評価し、評価結果を表示させる適合度評価表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のグラフ表示制御装置において、
前記描画グラフは、直線のグラフであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のグラフ表示制御装置において、
前記散布図において最も外側にプロットされた各点を結ぶ線によって囲まれる領域の外縁を、前記描画グラフを描画すべき範囲の指標として識別表示させる描画範囲識別表示制御手段を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のグラフ表示制御装置において、
ユーザ操作に応じて前記描画グラフを移動または回転させる描画グラフ調整手段を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のグラフ表示制御装置において、
前記適合度評価表示制御手段は、
前記散布図に対する前記描画グラフの決定係数に基づいて前記適合度を算出することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、プログラムにおいて、
コンピュータに、
座標値に対応する位置にプロットされた点からなる散布図を描画表示させる散布図描画制御機能と、
ユーザ操作に応じて前記散布図上にグラフを描画表示させるグラフ描画制御機能と、
前記グラフ描画制御機能による描画グラフについて、前記散布図に対する回帰グラフとしての適合度を算出するとともに、この適合度を所定の基準に基づいて評価し、評価結果を表示させる適合度評価表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ操作に応じて散布図上にグラフが描画表示され、この描画グラフについて、散布図データに対する回帰グラフとしての適合度が算出されるとともに、この適合度が所定の基準に基づいて評価され、評価結果が表示されるので、どのようなグラフを描けば散布図の回帰グラフとなるのかをユーザに考えさせることができる。従って、回帰グラフについての学習効果を高めることができる。
関数電卓の概略構成を示す平面図である。 関数電卓の機能構成を示すブロック図である。 情報表示処理の流れを示すフローチャートである。 関数グラフ描画処理の流れを示すフローチャートである。 適合度判定・表示処理の流れを示すフローチャートである。 散布図の座標値の一例を示す図である。 ディスプレイの表示内容を示す図である。 ディスプレイの表示内容を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態の一例を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[1.1 外観構成]
図1は、本発明に係る電子機器を適用した関数電卓1の概略構成を示す平面図である。
この図に示すように、関数電卓1は、各種キー群を有する入力キー群2と、ディスプレイ3と、を備えている。
入力キー群2は、ユーザから数値や演算記号等の数式構成要素の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。本実施の形態においては、入力キー群2は、テンキー20や演算記号キー21、カーソルキー22、EXEキー23、DELキー24等を備えている。
このうち、テンキー20は数値の入力操作を受けるキーであり、演算記号キー21は各種演算記号の入力操作を受けるキーである。
カーソルキー22は、ディスプレイ3内で編集対象位置や選択対象位置を示すカーソルを所定の移動方向に移動させる場合等に押下されるキーであり、本実施の形態においては、上下左右の4方向について入力可能に構成されている。
EXEキー23は、処理の実行指示や決定指示の入力操作を受けるキーであり、例えば数式の入力後には演算処理の実行を指示するキーとして機能するようになっている。DELキー24は、ディスプレイ3に表示されている数値や演算記号などの削除操作を受けるキーである。
ディスプレイ3は、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等により構成されており、入力キー群2などの操作に応じた文字や符号、数式、演算結果などの他、関数電卓1を使用するために必要な各種データを表示するようになっている。このディスプレイ3には、タッチパネル30が表示画面全面に亘って一体的に設けられている。
タッチパネル30は、ディスプレイ3の表示画面に対する入力ペン(図示省略)の接触位置を電磁誘導方式、磁気歪式、感圧式等の方式によって検出し、当該接触位置の信号を出力するようになっている。具体的には、本実施の形態におけるディスプレイ3には、後述の図7(e)等に示すように、グラフ決定キー31や左移動キー32、下移動キー33、上移動キー34、右移動キー35、右回転キー36、左回転キー37などがソフトキーとして表示されるようになっており、これらのキーに対してタッチ操作が行われると、タッチされたキーに対応する信号をタッチパネル30が出力するようになっている。
ここで、グラフ決定キー31は、後述の関数グラフ描画処理(図4参照)においてユーザが回帰グラフを意図して描画したグラフ(以下、ユーザ描画回帰グラフとする)の位置や傾きなどの形態を確定させる場合に押下されるキーである。また、左移動キー32、下移動キー33、上移動キー34及び右移動キー35は、関数グラフ描画処理においてユーザがユーザ描画回帰グラフを左方向、下方向、上方向、右方向に移動させる場合に押下されるキーである。また、右回転キー36及び左回転キー37は、関数グラフ描画処理においてユーザがユーザ描画回帰グラフを右方向、左方向に回転させる場合に押下されるキーである。
[1.2 機能構成]
続いて、関数電卓1の機能構成を説明する。
図2は、関数電卓1の概略的な機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、関数電卓1は、キー入力部14と、表示部15と、RAM(Random Access Memory)12と、記憶部13と、CPU(Central Processing Unit)11と、を備えて構成されている。
キー入力部14は、上述の入力キー群2を備えており、押下されたキーに対応する操作信号をCPU11に出力するようになっている。
表示部15は、上述のディスプレイ3を備えており、CPU11からの表示信号に従って各種情報をディスプレイ3に表示するようになっている。また、この表示部15は、ディスプレイ3と一体的に設けられたタッチパネル30を備えており、表示画面に対する入力ペンの接触位置情報をCPU11に出力するようになっている。
RAM12は、情報を一時的に格納する揮発性のメモリであり、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納する複数のワークエリアを有する。例えば、本実施の形態におけるRAM12は、ワークエリアとしてグラフ式記憶領域120及び適合度記憶領域121を有するようになっている。
グラフ式記憶領域120には、後述の情報表示処理(図3〜図5参照)において描画表示されるグラフのグラフ式が記憶されるようになっている。
適合度記憶領域121には、後述の情報表示処理(図3〜図5参照)において算出される適合度、より詳細には、ユーザ描画回帰グラフが散布図に対する回帰グラフとして適合する度合いが記憶されるようになっている。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)等により構成される不揮発性のメモリであり、各種プログラム及び各種データを記憶している。具体的には、記憶部13は、本発明に係るプログラムとしての情報表示プログラム130と、散布図データテーブル131とを記憶している。
情報表示プログラム130は、後述の情報表示処理(図3〜図5参照)をCPU11に実行させるためのプログラムである。
散布図データテーブル131は、後述の情報表示処理(図3〜図5参照)において入力される散布図の座標値を記憶するようになっている。
CPU11は、関数電卓1の各部を中央制御する。具体的には、CPU11は、記憶部13に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM12に展開し、RAM12に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
[1.3 関数電卓の動作]
続いて、関数電卓1の動作について説明する。
図3は、情報表示処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、この情報表示処理は、ユーザによりタッチパネル30やキー入力部14を介して情報表示処理の実行指示が入力されると、記憶部13から情報表示プログラム130が読み出されてRAM12に適宜展開される結果、当該情報表示プログラム130とCPU11との協働によって実行される。
この図に示すように、情報表示処理においては、まずユーザが入力キー群2を操作して座標値を入力すると(ステップS1)、CPU11は、この座標値を散布図データテーブル131に記憶させるとともに、この座標値に対応する位置にプロットされた点からなる散布図をディスプレイ3に描画表示させる(ステップS2)。
次に、CPU11は、ユーザ描画回帰グラフを描画すべき範囲の指標(以下、グラフ描画指標とする)の表示指示操作をユーザが行うか否かを判定し(ステップS3)、行わないと判定した場合(ステップS3;No)には、後述のステップS5に移行する。
また、ステップS3においてグラフ描画指標の表示指示操作をユーザが行ったと判定した場合(ステップS3;Yes)には、CPU11は、散布図において最も外側にプロットされた各点を結ぶ線によって囲まれる領域の外縁をグラフ描画指標として識別表示させる(ステップS4)。なお、本実施の形態においては、外縁を破線で表示することにより識別表示することとして説明するが、外縁で囲まれる領域を赤色などで塗り潰すことにより、識別表示することとしても良い。また、前記各点を結ぶ線は、直線でも良いし、外縁が滑らかとなるような曲線でも良い。
次に、CPU11は、ユーザ描画回帰グラフと、所定の処理により算出される回帰グラフとを描画するための関数グラフ描画処理を行う(ステップS5)。
具体的には、図4に示すように、この関数グラフ描画処理においてCPU11は、まずグラフの描画指示操作をユーザが行うか否かを判定し(ステップT1)、行わないと判定した場合(ステップT1;No)には、他の処理へ移行する。
また、ステップT1において描画指示操作をユーザが行ったと判定した場合(ステップT1;Yes)には、CPU11は、直線グラフや曲線グラフなど、グラフの種類(高次グラフにおいては次数。他に、対数グラフや指数グラフなど。)をディスプレイ3に表示させて何れかのグラフの種類を選択させた後(ステップT2)、所定の形態のユーザ描画回帰グラフをディスプレイ3に描画表示させる(ステップT3)。また、このときCPU11は、グラフ決定キー31、左移動キー32、下移動キー33、上移動キー34、右移動キー35、右回転キー36及び左回転キー37をディスプレイ3に表示させる(図7(e)参照)。なお、本実施の形態においては、グラフの種類として直線グラフが選択された場合には、所定の形態のユーザ描画回帰グラフとして、散布図において上端にプロットされた点を通り、横軸に平行な直線グラフが用いられるようになっている。
次に、CPU11は、左移動キー32、下移動キー33、上移動キー34、右移動キー35、右回転キー36及び左回転キー37の何れかが操作されるか否かを判定し(ステップT4)、操作されないと判定した場合(ステップT4;No)には、後述のステップT6に移行する。
また、ステップT4において左移動キー32、下移動キー33、上移動キー34、右移動キー35、右回転キー36及び左回転キー37の何れかが操作されたと判定した場合(ステップT4;Yes)には、CPU11は、操作されたキーに応じてユーザ描画回帰グラフを移動または回転させる(ステップT5)。
次に、CPU11は、ユーザによりグラフ決定キー31が操作されるか否かを判定し(ステップT6)、操作されないと判定した場合(ステップT6;No)には、上述のステップT4に移行する。これにより、ユーザ操作に応じて散布図上にユーザ描画回帰グラフが描画表示される。
また、ステップT6においてグラフ決定キー31が操作されたと判定した場合(ステップT6;Yes)には、CPU11は、ユーザ描画回帰グラフのグラフ式をディスプレイ3に表示させるとともにグラフ式記憶領域120に記憶させた後(ステップT7)、従来より公知の回帰分析の処理を散布図に対して実行して、上記ステップT2で選択されたグラフの種類(例えば、直線グラフや2次曲線グラフ)の回帰グラフを計算し、その各パラメータ(以下、グラフ式データとする)を算出する(ステップT8)。また、このときCPU11は、回帰グラフを表示させるか否かを選択させるための選択キー(図示せず)をディスプレイ3に表示させる。
ここで、本実施の形態においては、後述の図8(c)に示すように、回帰グラフのパラメータとして、グラフの傾き「a」やグラフの切片「b」、相関係数「r」、決定係数(寄与率)「r」等が用いられている。このうち、決定係数「r」とは、下記の式(1)に示されるように、回帰グラフによって全情報のうち、どれくらいの部分を説明できるかを表す指標値であり、散布図に対する回帰グラフの当てはまりの良さの尺度として利用されるものである。また、相関係数「r」とは、決定係数の平方根として求められる値である。
=説明できている情報/全情報
=(Σi(y(f)−Y))/Σi(y(p)−Y)) …(1)
(但し、式(1)中、「y(p)」は散布図においてプロットされた各点のy軸座標、「y(f)」は散布図においてプロットされた各点と同じx軸座標となる回帰グラフ上の点のy軸座標、「Y」は散布図においてプロットされた全ての点のy軸座標の平均値を示す。)
次に、CPU11は、回帰グラフを表示させる旨の指示操作をユーザが行うか否かを判定し(ステップT9)、行わないと判定した場合(ステップT9;No)には、関数グラフ描画処理を終了する。
また、ステップT9において回帰グラフを表示させる旨の指示操作をユーザが行ったと判定した場合(ステップT9;Yes)には、CPU11は、回帰グラフのグラフ式データをディスプレイ3に表示させた後(ステップT10)、回帰グラフをユーザ描画回帰グラフとともにディスプレイ3に表示させ(ステップT11)、関数グラフ描画処理を終了する。
以上の関数グラフ描画処理が終了したら、次にCPU11は、図3に示すように、ユーザ描画回帰グラフについて、散布図に対する回帰グラフとしての適合度を評価・表示するための適合度判定・表示処理を行う(ステップS6)。
具体的には、図5に示すように、この適合度判定・表示処理においてCPU11は、まず散布図に対するユーザ描画回帰グラフの決定係数「r’」に基づいて相関係数「r’」を算出した後(ステップU1)、散布図に対する回帰グラフの相関係数「r」を、この相関係数「r’」で除算し、この除算結果の絶対値「│r/r’│」を算出する(ステップU2)。なお、散布図に対する回帰グラフの相関係数「r」は、上記ステップT8での回帰分析の処理によって得られるものである。
次に、CPU11は、算出された絶対値「│r/r’│」を、ユーザ描画回帰グラフについての適合度として適合度記憶領域121に記憶させた後(ステップU3)、この適合度を所定の基準に基づいて評価し、評価結果をディスプレイ3に表示させ(ステップU4)、適合度判定・表示処理を終了する。なお、本実施の形態においては、例えば以下のような基準に基づいて適合度「│r/r’│」を評価している。
◎:0.95<│r/r’│
○:0.80<│r/r’│≦0.95
△:0.60<│r/r’│≦0.80
×:│r/r’│≦0.60
以上の適合度判定・表示処理が終了したら、次にCPU11は、図3に示すように、グラフを再描画させる旨の指示操作がユーザによって行われるか否かを判定し(ステップS7)、行われたと判定した場合(ステップS7;Yes)には、上述のステップS3に移行する。
そして、ステップS7においてグラフを再描画させる旨の指示操作が行われないと判定した場合(ステップS7;No)には、CPU11は、情報表示処理を終了する。
[1.4 動作例]
続いて、図面を参照しつつ、上述した関数電卓1の動作を具体的に説明する。
(動作例1)
まず、図6,図7(a)〜(c)に示すように、X(東京に於ける2月15日から30日間の平均気温)の値と、Y(東京のソメイヨシノの開花日(3月1日からの日数))の値との組からなる座標値をユーザが入力キー群2を操作して入力すると(ステップS1)、この座標値に対応する散布図がディスプレイ3に描画表示される(ステップS2)。
次に、グラフ描画指標の表示指示操作をユーザが行うと(ステップS3;Yes)、図7(d)に示すように、散布図において最も外側にプロットされた各点を結ぶ線分によって囲まれる領域の外縁がグラフ描画指標として破線で識別表示される(ステップS4)。
次に、ユーザが描画指示操作を行い(ステップT1;Yes)、グラフの種類として直線グラフを選択すると(ステップT2)、図7(e)に示すように、ユーザ描画回帰グラフとして、散布図において上端にプロットされた点を通り、横軸に平行な直線グラフがディスプレイ3に描画表示される(ステップT3)。また、このときディスプレイ3には、グラフ決定キー31、左移動キー32、下移動キー33、上移動キー34、右移動キー35、右回転キー36及び左回転キー37が表示される。
次に、ユーザが左移動キー32、下移動キー33、上移動キー34、右移動キー35、右回転キー36または左回転キー37を操作すると(ステップT4;Yes)、図8(a)に示すように、操作されたキーに応じてユーザ描画回帰グラフが移動または回転する(ステップT5)。
次に、ユーザがグラフ決定キー31を操作すると(ステップT6;Yes)、図8(b)に示すように、ユーザ描画回帰グラフのグラフ式がディスプレイ3に表示されるとともにグラフ式記憶領域120に記憶された後(ステップT7)、従来より公知の回帰分析の処理が散布図データに対して実行され、回帰グラフのグラフ式データが算出される(ステップT8)。
次に、回帰グラフを表示させる旨の指示操作をユーザが行うと(ステップT9;Yes)、図8(c),(d)に示すように、回帰グラフのグラフ式データがディスプレイ3に表示された後(ステップT10)、回帰グラフとユーザ描画回帰グラフとがディスプレイ3に表示される(ステップT11)。なお、図8(d)では、回帰グラフが破線、ユーザ描画回帰グラフが実線で散布図上に図示されている。
次に、ユーザ描画回帰グラフについての適合度「│r/r’│」が算出された後(ステップU3)、この適合度が下記の基準に基づいて「0.80<│r/r’│≦0.95」を満たすと評価され、図8(e)に示すように、評価結果「○」がディスプレイ3に表示される(ステップU4)。
◎:0.95<│r/r’│
○:0.80<│r/r’│≦0.95
△:0.60<│r/r’│≦0.80
×:│r/r’│≦0.60
以上、本実施の形態によれば、図3のステップS3〜S6や、図8等に示したように、ユーザ操作に応じて散布図上にユーザ描画回帰グラフが描画表示され、このユーザ描画回帰グラフについて、散布図に対する回帰グラフとしての適合度が算出されるとともに、この適合度が所定の基準に基づいて評価され、評価結果が表示されるので、どのようなグラフを描けば散布図の回帰グラフとなるのかをユーザに考えさせることができる。従って、回帰グラフについての学習効果を高めることができる。
また、図5のステップU1〜U4,図8に示したように、回帰グラフ,ユーザ描画回帰グラフの決定係数「r」,「r’」の平方根として相関係数「r」,「r’」をそれぞれ算出し、回帰グラフの相関係数「r」に対するユーザ描画回帰グラフの相関係数「r’」の比の絶対値「│r/r’│」を適合度として算出して評価するので、算出された回帰グラフに対してどの程度までユーザ描画回帰グラフを近づける余地が残っているのかをユーザに理解させることができる。
また、図3のステップS4や図7(d)等に示したように、ユーザ描画回帰グラフを描画すべき範囲の指標として、散布図において最も外側にプロットされた各点を結ぶ線分によって囲まれる領域の外縁が識別表示されるので、ユーザ描画回帰グラフを散布図に回帰させるために最低限、通過させるべき範囲をユーザに理解させることができる。従って、学習初心者のユーザであっても、回帰グラフについての学習効果を高めることができる。
また、図4のステップT4〜T6や図7(e)、図8(a)等に示したように、ユーザ操作に応じてユーザ描画回帰グラフが移動または回転するので、プリントされた散布図上で定規によってグラフの位置や傾きを検討する場合と同じように、直感的な操作によってユーザ描画回帰グラフの位置や傾きを調整することができる。
なお、上記の実施の形態における関数電卓1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
例えば、本発明に係る電子計算機を関数電卓1として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、携帯電話、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などの電子機器全般に適用可能である。また、本発明に係る情報表示プログラム130は、電子計算機に対して着脱可能なメモリカード、CD等に記憶されることとしてもよい。
1 関数電卓
2 入力キー群
3 ディスプレイ
11 CPU
12 RAM
13 記憶部
14 キー入力部
15 表示部
30 タッチパネル
130 情報表示プログラム

Claims (6)

  1. 座標値に対応する位置にプロットされた点からなる散布図を描画表示させる散布図描画制御手段と、
    ユーザ操作に応じて前記散布図上にグラフを描画表示させるグラフ描画制御手段と、
    前記グラフ描画制御手段による描画グラフについて、前記散布図に対する回帰グラフとしての適合度を算出するとともに、この適合度を所定の基準に基づいて評価し、評価結果を表示させる適合度評価表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  2. 請求項1記載のグラフ表示制御装置において、
    前記描画グラフは、直線のグラフであることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  3. 請求項1または2記載のグラフ表示制御装置において、
    前記散布図において最も外側にプロットされた各点を結ぶ線によって囲まれる領域の外縁を、前記描画グラフを描画すべき範囲の指標として識別表示させる描画範囲識別表示制御手段を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のグラフ表示制御装置において、
    ユーザ操作に応じて前記描画グラフを移動または回転させる描画グラフ調整手段を備えることを特徴とするグラフ表示制御装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のグラフ表示制御装置において、
    前記適合度評価表示制御手段は、
    前記散布図に対する前記描画グラフの決定係数に基づいて前記適合度を算出することを特徴とするグラフ表示制御装置。
  6. コンピュータに、
    座標値に対応する位置にプロットされた点からなる散布図を描画表示させる散布図描画制御機能と、
    ユーザ操作に応じて前記散布図上にグラフを描画表示させるグラフ描画制御機能と、
    前記グラフ描画制御機能による描画グラフについて、前記散布図に対する回帰グラフとしての適合度を算出するとともに、この適合度を所定の基準に基づいて評価し、評価結果を表示させる適合度評価表示制御機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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