JP2011153915A - プリント配線板の検査治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】プランジャーをクランク状に偏心させることなく両プランジャーの先端の間隔寸法を小さくすることができる検査治具を提供する。
【解決手段】検査治具1は、治具ベース2と、治具ベース2内に収容される一対のプランジャー3とを備える。各プランジャー3はスプリング4により先方に付勢され、治具ベース2の先端側の開口21aから突出自在とされる。両プランジャー3は、治具ベース2内で先方に向うに従って互いに接近するように傾斜した状態で収容される。
【選択図】図2
【解決手段】検査治具1は、治具ベース2と、治具ベース2内に収容される一対のプランジャー3とを備える。各プランジャー3はスプリング4により先方に付勢され、治具ベース2の先端側の開口21aから突出自在とされる。両プランジャー3は、治具ベース2内で先方に向うに従って互いに接近するように傾斜した状態で収容される。
【選択図】図2
Description
本発明は、プリント配線板の配線回路の検査を行なう際に用いられるプリント配線板の検査治具に関する。
従来、プリント配線板の配線回路の検査治具としては、図3に示すように、治具ベース100に設けられた一対の貫通孔100aから先端が突出自在に保持された一対のプランジャー120を備えるものが知られている。各プランジャー120は治具ベース100に収容されたスプリング130によって先端方向に付勢されている。プランジャー120及びスプリング130は導電性を有しており、プランジャー120とスプリング130とは電気的に導通された状態で連接される。
治具ベース100は、両スプリング130を互いに絶縁された状態で収容するスプリング保持孔141a,141aを有するスプリング保持板141と、スプリング保持板141に重合されて各スプリング130の基端に先端が当接するリード線150を固定するリード線固定板142とを備えている。リード線150は図示しない計測手段に接続されている。また、両プランジャー120は大径部120aを備え、治具ベース100の貫通孔100aに形成された大径孔部100bで抜け止めされている。このように構成された検査治具は、両プランジャー120の夫々の先端120bを図示しないプリント配線板の配線回路に圧接させ、配線間の抵抗等を前記計測手段によって計測することによって配線回路の検査を行なう。
ところで、近年、プリント配線板の配線回路が高密度化され、それに伴ってよりいっそう細かいの配線回路の検査を行なうことが望まれている。そして、このように高密度化されて細かくなった配線回路の検査を行なうために、両プランジャー120の先端120bの間隔寸法xをより小さくすることが必要となる。
ここで、従来の検査治具の構成においては、両プランジャー120の大径部120aが最も接近することとなる。従って、プランジャー120の大径部を収容する貫通孔の部分が連通しない程度に接近させた状態が、先端120bの間隔寸法xの限界であった。
そこで、先端側と基端側とで軸を偏心させたクランク状の連結部を備えるプランジャーを用いて、プランジャーの先端の間隔寸法を小さくしたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、先端部と後端部とを連結するクランク状の連結部がプランジャーに設けられ、この連結部が治具ベース内に設けられた係止部に当接することにより、プランジャーが治具ベースの貫通孔から脱落することを防止している。
プランジャーをクランク状に偏心させるためには、2本の先端部と基端部との外周面を連結させるか、又は、先端と基端との間の部分を屈曲させて一体型のクランク状プランジャーを製造する必要がある。しかしながら、何れの場合においても、高度の製造技術を必要とし、プランジャーの製造コストが高くなるという不都合がある。
本発明は、プランジャーをクランク状に偏心させることなく両プランジャーの先端の間隔寸法を小さくすることができる検査治具を提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するため、本発明は、基端から尖形の先端に向かって真直ぐに延び、基端と先端との間の部分に径方向外方に拡径する抜け止用の拡径部を有する導電性の一対のプランジャーと、該プランジャーをその先端部が先端側に設けられた開口から突出自在に収容する治具ベースと、該治具ベース内に設けられ、前記プランジャーの拡径部の先端縁の段差部分と接触して該プランジャーの該治具ベース内からの脱落を防止する係止部と、該治具ベースに収容され、各プランジャーの基端部に当接し、各プランジャーを先端側に付勢して、各プランジャーの先端部を前記治具ベースの先端側の開口から突出させるスプリングとを備え、両プランジャーの先端をプリント配線板の配線回路に接触させ、両プランジャーに電気的に接続される計測手段によって前記配線回路の検査を行うプリント配線板の検査治具において、前記両プランジャーが前記治具ベース内で先方に向うに従って互いに接近するように、少なくとも一方のプランジャーが傾斜した状態で前記治具ベースに収容されることを特徴とする。
従来の検査治具では、基端から尖形の先端に向かって真直ぐに延び、基端と先端との間の部分に径方向外方に拡径する抜け止用の拡径部を有する一対のプランジャーが、治具ベース内に互いに平行に配置されているため、両プランジャーの拡径部が互いに最も接近する部分となる。従って、プランジャーの拡径部を収容する治具ベース内の孔が互いに連通することの無いように限界まで接近させた状態における先端の間隔寸法が限度であった。
本発明によれば、両プランジャーが先方に向うに従って互いに接近するように、少なくとも一方のプランジャーが傾斜した状態で治具ベースに収容されるため、従来品よりもプランジャーの先端の間隔寸法を小さくすることができる。従って、プランジャーの拡径部の外径に影響されることなく、プランジャーが突出する治具ベースの一対の開口を、互いが連通することの無いように限界まで接近させて穿設することができ、先端の間隔寸法を従来品と比較して小さくすることができる。
[2]本発明の具体的態様としては、例えば、治具ベースを複数の板状部材を積層して構成し、板状部材にプランジャーを収容するための一対の案内孔を形成し、先端側に位置する板状部材の両案内孔の中心軸間の距離が、基端側に位置する板状部材の両案内孔の中心軸間の距離よりも短くなるように、先端側に位置する板状部材の両案内孔が穿設されることにより、治具ベース内で両プランジャーが傾斜した状態とすることができる。
図1に模式的に示すように、本実施形態のプリント配線板の検査治具1は、上下の取付板A1,A2に支柱B1,B2を介して取り付けられるものであり、治具ベース2と、治具ベース2に進退自在に収容・保持されたプランジャー3と、プランジャー3を先端方向に付勢するスプリング4(図2参照)とを備える。
検査治具1は、プランジャー3の先端をプリント配線板Wの配線回路W1,W2に圧接させて配線間の導通検査を行なうものである。図2の点線は、検査治具1がプリント配線板Wに圧接することにより、プランジャー3がスプリング4の付勢力に抗して後退した状態を示している。
プランジャー3は、導電性を有する金属によって形成され、図2に示すように、その先端3aは尖形に形成されている。又、プランジャー3は、スプリング4に連接された基端部31と、治具ベース2の外方に突出自在な先端部32と、先端部32と基端部31との間に位置させて、先端部32及び基端部31よりも拡径された拡径部33とを備える。
スプリング4は、導電性を有する金属製線材により形成され、先端がプランジャー3の基端部31に電気的に接続された状態で連接される。また、スプリング4の基端は、エナメル線5の切断端面で構成される接点6に当接している。エナメル線5は、図示省略した計測器(計測手段)に接続されている。この計測器は、配線回路の電気的導通を計測するものである。
治具ベース2は、6つの板状部材を積層して構成される。これら6つの板状部材を先端側から基端側に向かって順に(図2では上から順に)、第1〜第6板状部材21,22,23,24,25,26として、第1板状部材21は、プランジャー3の先端部32を挿通させて案内する第1案内孔21aを備える。
第1板状部材21の基端側に配置された第2板状部材22は、プランジャー3の先端部32を挿通させて案内する第2案内孔22aを備える。第1板状部材21と第2板状部材22との間には支柱B1,B2に取り付けられたスペーサ71により隙間が形成されている。
第2板状部材22の基端側に配置された第3板状部材23は、プランジャー3の先端部32を挿通させて案内する第3案内孔23aと、プランジャー3の拡径部33の先端縁の段差部分を係止して抜け止する第1係止部23bとを備える。第2板状部材22と第3板状部材23との間には支柱B1,B2に取り付けられたスペーサ72により隙間が形成されている。
第3板状部材23の基端側に重ね合わされた第4板状部材24は、プランジャー3の基端部31を挿通させて案内する第4案内孔24aと、プランジャー3の拡径部33の基端縁の段差部分を係止して抜け止めする第2係止部24bとを備えている。第3板状部材23と第4板状部材24とが重ね合わされることにより、第1係止部23bと第2係止部24bとの間にプランジャー3の拡径部33を収容する収容部2aが画成される。
第4板状部材24の基端側に重ね合わされた第5板状部材25(スプリング保持板)は、スプリング4を収容するスプリング収容室25aを備える。第5板状部材25の基端側に重ね合わされた第6板状部材26(接点保持板)は、貫通孔26aを備え、この貫通孔26aにエナメル線5が固着されている。
ここで、両プランジャーを、治具ベース内に互いに平行に配置させると、両プランジャーの拡径部が互いに最も接近する部分となる。従って、プランジャーの拡径部を収容する治具ベース内の孔が互いに連通することの無いように限界まで接近させた状態における先端の間隔寸法xが限度となる。
そこで、実施形態の検査治具1では、第3板状部材23の一対の第3案内孔23aの中心軸線間の距離L2が、第4板状部材24の一対の第4案内孔24aの中心軸線間の距離L3よりも短くなるように、第3案内孔23a及び第4案内孔24aを穿設している。又、第1板状部材21の一対の第1案内孔21aの中心軸線間の距離L1が、第3板状部材23の一対の第3案内孔23aの中心軸線間の距離L2よりも短くなるように、第1案内孔21a及び第3案内孔23aを穿設している。
このように構成することで、プランジャー3が治具ベース2内で先方に向うに従って互いに接近するように傾斜する。従って、治具ベース2の一対の開口を構成する第1板状部材21の両第1案内孔21aを、互いが連通することの無いように限界まで接近させて穿設することができ、プランジャー3の先端3aの間隔寸法xを小さくすることができる。
尚、実施形態の検査治具1においては、両方のプランジャー3を傾斜させているが、本発明の検査治具は、これに限らず、例えば、2つのプランジャーのうち何れか一方だけを傾斜させ、他方を各板状部材に対して垂直となるように治具ベース2内に収容しても、本発明の効果を得ることができる。
1…プリント配線板の検査治具、2…治具ベース、2a…収容部、21…第1板状部材、21a…第1案内孔、22…第2板状部材、22a…第2案内孔、23…第3板状部材、23a…第3案内孔、23b…第1係止部、24…第4板状部材、24a…第4案内孔、24b…第2係止部、25…第5板状部材、25a…スプリング収容室、26…第6板状部材、26a…貫通孔、3…プランジャー、3a…先端、31…基端部、32…先端部、33…拡径部、4…スプリング、5…エナメル線、6…接点、A1,A2…取付板、B1,B2…支柱。
Claims (2)
- 基端から尖形の先端に向かって真直ぐに延び、基端と先端との間の部分に径方向外方に拡径する抜け止用の拡径部を有する導電性の一対のプランジャーと、
該プランジャーをその先端部が先端側に設けられた開口から突出自在に収容する治具ベースと、
該治具ベース内に設けられ、前記プランジャーの拡径部の先端縁の段差部分と接触して該プランジャーの該治具ベース内からの脱落を防止する係止部と、
該治具ベースに収容され、各プランジャーの基端部に当接し、各プランジャーを先端側に付勢して、各プランジャーの先端部を前記治具ベースの先端側の開口から突出させるスプリングとを備え、
両プランジャーの先端をプリント配線板の配線回路に接触させ、両プランジャーに電気的に接続される計測手段によって前記配線回路の検査を行うプリント配線板の検査治具において、
前記両プランジャーは前記治具ベース内で先方に向うに従って互いに接近するように、少なくとも一方のプランジャーが傾斜した状態で前記治具ベースに収容されることを特徴とするプリント配線板の検査治具。 - 請求項1記載のプリント配線板の検査治具において、
前記治具ベースは、複数の板状部材を積層して構成され、
該板状部材には、前記プランジャーを収容するための一対の案内孔が形成され、
先端側に位置する前記板状部材の両案内孔の中心軸間の距離が、基端側に位置する前記板状部材の両案内孔の中心軸間の距離よりも短くなるように、前記先端側に位置する板状部材の両案内孔が穿設されることにより、前記治具ベース内で前記両プランジャーが傾斜した状態となることを特徴とするプリント配線板の検査治具。
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