JP2011152302A - 電子内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子内視鏡の撮像時におけるズームの使用状況を瞬時に判断する。
【解決手段】体腔内挿入部の先端内に対象部位を撮像するための撮像素子が設けられた複数種類の電子内視鏡と、該複数種類の電子内視鏡を接続可能なビデオプロセッサと、該複数種類の電子内視鏡内及び/あるいはビデオプロセッサ内に設けられ、該撮像素子からの信号を用いて観察画像を生成する画像処理部と、該観察画像を表示するためのモニタと、光学ズームを実行するためのボタンと電子ズームを実行するためのボタンを備える電子内視鏡システムであって、光学ズームを実行するためのボタンと電子ズームを実行するためのボタンは、それぞれ異なる色が割り当てられて表示されることを特徴とする電子内視鏡システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子内視鏡システムに関し、より詳しくは、撮像時の電子ズーム及び光学ズームの種別及び倍率を識別可能に表示する電子内視鏡システムに関する。
従来より、電子内視鏡の体腔内挿入部の先端部に設けられた撮像素子によって体腔内の部位を撮像し、電子内視鏡に接続されたビデオプロセッサによって撮像素子が生成する画像信号を処理して撮像画像を生成してモニタに出力する電子内視鏡システムが広く実用に供されている。このような電子内視鏡システムにはズーム機能を有するものがあり、術者は、例えば倍率を上げて撮像部位における病変部等の注視すべき部分を詳細に観察することができる。電子内視鏡システムに採用され得るズームの方式には、画像信号の一部を切り取って拡大表示する電子ズームや、体腔内挿入部の先端部に組み込まれた撮像素子の撮像面との焦点距離を変更する変倍光学系によって拡大/縮小像を得る光学ズーム等が挙げられる。
ところで、特許文献1には、電子内視鏡の操作状態を決定したり表示したりする液晶タッチパネルを備えた電子内視鏡システムが提案されている。液晶タッチパネルには、現在の日時や電子内視鏡の識別情報等のテキスト情報が表示され、術者による液晶タッチパネルを介した操作に応じて光量調整やコメント入力等の種々の処理を行うためのボタンが表示される。また、モニタには撮像画像を表示するだけでなく、施術に関する文字情報を撮像画像に重ねて表示することができる。この文字情報としては、液晶タッチパネルや電子内視鏡用プロセッサに接続されたキーボード等の入力手段を介して電子内視鏡の使用者によって入力される文字情報や、電子内視鏡に内蔵されている記憶手段(ROM等)に記憶されている電子内視鏡の機種情報や、電子内視鏡用プロセッサに内蔵されたRTC(リアルタイムクロック)を用いて取得する日時情報等がある。これらの文字情報は、電子内視鏡システムの使用者によって、選択的に表示/非表示を切り換えることもできる。さらに、文字情報のうちの単数又は複数の項目(例えば日時情報)のみを選択的に表示させることも可能である。
特開2007−313134号公報
ところが、一般に内視鏡検査は薄暗い状態で行われるので、上記のような従来の電子内視鏡システムにおいては、電子内視鏡の操作部やビデオプロセッサのタッチパネルにおけるボタンの位置や各ボタンに割り当てられている機能を瞬時に識別することができない。また、ビデオプロセッサに複数種類の電子内視鏡を接続することが可能な電子内視鏡システムにおいては、電子内視鏡とビデオプロセッサとの種々の組み合わせに応じて、現在の電子内視鏡とビデオプロセッサとの組み合わせでは実行できる機能があったり、実行できない機能があったりするため、電子内視鏡やビデオプロセッサを一瞥しただけではこれらの機能を容易に判別することは困難である。従って、以上の機能を識別するのに手間取ることで施術に支障を来す可能性がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、複数種類の電子内視鏡とビデオプロセッサとを組み合わせて使用する際に、特に観察画像を拡大又は縮小するズーム機能の状態を瞬時に判別することが可能な電子内視鏡システムを提供することである。
本発明の一実施形態における電子内視鏡システムは、体腔内挿入部の先端内に対象部位を撮像するための撮像素子が設けられた複数種類の電子内視鏡と、該複数種類の電子内視鏡を接続可能なビデオプロセッサと、該複数種類の電子内視鏡内及び/あるいはビデオプロセッサ内に設けられ、該撮像素子からの信号を用いて観察画像を生成する画像処理部と、該観察画像を表示するためのモニタと、光学ズームを実行するためのボタンと電子ズームを実行するためのボタンを備える電子内視鏡システムであって、光学ズームを実行するためのボタンと電子ズームを実行するためのボタンは、それぞれ異なる色が割り当てられて表示される。
好ましくは、光学ズームを実行するためのボタンと電子ズームを実行するためのボタンは、ビデオプロセッサに設けられた操作パネルのタッチパネルに表示される。さらに、光学ズームと電子ズームを同時に使用すると、光学ズームを実行するためのボタン及び電子ズームを実行するためのボタンの色が、割り当てられた色とは別の色に変化する。そして、光学ズーム又は電子ズームのズーム倍率が最大倍率に達すると、光学ズームを実行するためのボタンと電子ズームを実行するためのボタンのうち、最大倍率に達したズームに対応するボタンの色が変化する。従って、施術時におけるズーム操作のオン/オフや倍率の変化に応じてボタンの表示が変化するため、術者はボタン表示から実行しているズームの状態を瞬時に把握することができる。
さらに好ましくは、光学ズームを実行することができない電子内視鏡をビデオプロセッサに接続すると、光学ズームを実行するためのボタンが消灯する。また、光学ズームを実行することができない電子内視鏡をビデオプロセッサに接続すると、光学ズームを実行するためのボタンが無効になる。従って、術者は、現在の電子内視鏡とビデオプロセッサの組み合わせでは光学ズームは実行できないことを容易に確認することができる。
そして、電子内視鏡システムは、モニタ上において、単一の画像表示領域を分割した少なくとも2つ以上の画像表示領域を用いて、対象部位を拡大しない通常画像と電子ズームにより該対象部位を拡大した拡大画像を表示する機能を有し、該機能が有効である間、光学ズームを実行するためのボタンが消灯する。また、該機能が有効である間、光学ズームを実行するためのボタンが無効になる。さらに、モニタ上の画像表示領域の表示を、少なくとも2つ以上の画像表示領域から単一の画像表示領域の表示に戻すと、光学ズームを実行するためのボタンが点灯し、割り当てられた色を表示するとともに、電子ズームの倍率が初期設定の倍率に戻り、電子ズームを実行するためのボタンも割り当てられた色を表示する。従って、術者は、画像表示領域を分割してある領域では分割前の画像を表示しつつ他の領域では拡大画像を表示することによって、注目部位の周辺の状態を確認しつつ当該部位を精査する際にも、各ズームの有効及び無効の状態や倍率を容易に把握することができる。
本発明の電子内視鏡システムによれば、光学ズームと電子ズームを併用して対象部位を撮像するときでも、タッチパネル等におけるボタン表示を一瞥するだけで各ズームのオン/オフ状態や最大倍率に達したか否か等のズームに関する判別を行うことができるため、ズーム操作をより効率よく円滑に行うことができ、施術効率が向上する。また、光学ズームが使用できるか否かについても容易に識別することができる。さらに、ビデオプロセッサに接続する内視鏡の種類に応じて実行可能なズーム種別を瞬時に判別することもできる。
図1は、本発明の一実施形態における電子内視鏡システムの概略の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態における電子内視鏡システムの液晶タッチパネルを示す模式図である。 図3は、本発明の一実施形態における電子内視鏡システムの液晶タッチパネルにおけるズームの切り換えとボタン表示の対応を示す表である。 図4は、本発明の一実施形態における電子内視鏡システムのモニタの表示領域を分割した場合を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における電子内視鏡システムについて説明する。
図1は、本発明の電子内視鏡システム100の概略の構成を示すブロック図である。電子内視鏡システム100は、電子内視鏡1、ビデオプロセッサ2、モニタ3を備える。電子内視鏡1はコネクタ部6によりビデオプロセッサ2に光学的及び電気的に接続されている。ビデオプロセッサ2の光源部27は、ハロゲンランプやキセノンランプや白色LED等の光源、照明光の伝搬路である光ファイバからなるライトガイド28の入射端に光源からの光を集光する集光レンズ、光源とライトガイド28との間に設けられ光源からの白色光を赤(R)、緑(G)、青(B)の光に順次色分解するためのカラーフィルタ、画像信号をフレームメモリに書き込む際のタイミングパルスや垂直同期信号に同期してカラーフィルタが回転するようにカラーフィルタの速度と位相を制御するためのカラーフィルタ回転制御回路、照明光の光量を調整するための光量絞り、光量絞りを制御する回路等を有し、面順次方式にて照明光を生成する。なお、撮像方式は、面順次方式の代わりに同時方式の撮像方式を採用してもよい。すなわち、光源の白色光をそのままライトガイドに集光して伝搬させて観察対象部位に照射し、撮像素子上にオンチップ化された補色フィルタによって補色信号を分離し、この補色信号をR,G,Bの原色信号に変換して、この原色信号を色差マトリクスによって色差信号R−Y,B−Yを得ることができる。もちろん、補色フィルタの代わりにR,G,Bの三原色の色フィルタを用いて原色信号を出力する同時方式でもよい。
電子内視鏡1には、その先端から末端にかけてライトガイド28が延在している。光源部27により発生された照明光はライトガイド28によって電子内視鏡1の挿入部4の先端に伝搬される。挿入部4の先端部には照明光を照射するための配光レンズ7が、ライトガイド28の一端(先端側)と結合するように設けられている。また、挿入部4の先端部には配光レンズ7の他に対物光学系8が設けられており、その後段に撮像素子9(CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等)が配置されている。なお、図には対物光学系8を単枚として示しているが、実際は複数枚から構成され、光学ズームに対応している。また、複数の伝送路が束ねられた信号線が撮像素子9から電子内視鏡1のコネクタ部6にかけて引き出されている。
ライトガイド28から出射された照明光は、配光レンズ7を介して対象部位に到達する。照明光は対象部位によって反射され、対物光学系8に入射した後、撮像素子9の撮像面に到達する。従って、対象部位の像は対物光学系8によって撮像素子9の撮像面に結ばれる。撮像素子9によって受光された照明光は光電変換され、ケーブルを介して画像信号としてコネクタ部6のADC(Analog Digital Converter)16にアナログ伝送される。画像信号はADC16においてデジタル信号化された後、画像処理部17に送られる。画像処理部17では、画像表示に適切な色再現がなされるようにするための変換処理、エンハンス(輪郭強調)による画像の解像度強調処理、ノイズリダクションやフィルタリングによるノイズ除去処理等の種々の画像処理が施される。また、術者は、操作部5のボタン群31や操作パネル30等に設けられた電子ズーム用のボタンを操作することにより電子ズームの倍率を変更する。CPU21は電子ズーム用のボタンの操作信号を受信し、操作信号に基づいて画像処理部17の電子ズーム処理部17aに電子ズームの制御信号を送信する。電子ズーム処理部17aは受信した制御信号に基づいて画像信号に電子ズーム処理を行う。その後、画像信号はOSD(On-Screen Display)18に送られる。
また、電子内視鏡システム100においては光学ズームも可能である。電子内視鏡1の操作部5内には、光学ズーム手段として、モータ14とモータ14の回転数を検出するロータリエンコーダ13が設けられている。モータ14はトルクワイヤを介してギア10に接続されている。ギア10はモータ14の駆動力を利用して対物光学系8内の一部のレンズを光軸方向に移動し、撮像素子9の撮像面との焦点距離を変更する。モータ14に対する入力やロータリエンコーダ13により検出されるモータ14の回転数等の情報が、モータ制御部15にフィードバックされる。例えば、パルス波のデューティ比を変化させて変調するPWM(Pulse Width Modulation)駆動式の場合は、PWM周波数やデューティ比がモータ制御部15にフィードバックされる。モータ14の回転数と対物光学系8の当該一部のレンズの移動量は対応しているため、ロータリエンコーダ13により検出されるモータ14の回転数等の情報に基づいてフィードバック制御することにより、光学ズームを所望の倍率に合わせることができる。術者は、操作部5のボタン群31や操作パネル30等に設けられた光学ズーム用のボタンを操作することにより光学ズームの倍率を変更する。CPU21は光学ズーム用のボタンの操作信号を受信し、受信した操作信号に基づいてモータ制御部15に制御信号を送信する。モータ制御部15は、CPU21からの制御信号によりモータ14を所望の光学ズームの倍率に対応する回転数分だけ駆動する。モータ14の駆動はギア10に伝達され、ギア10はモータ14の回転数分だけ対物光学系8の当該一部のレンズを光軸方向に移動する。
CPU21は、モータ制御部15に限らず、撮像素子9、ADC16、画像処理部17、OSD18、DAC19、TG20等の電子内視鏡1内の各ブロックに接続されており、各ブロックにおける処理の設定値を指定する。例えば、CPU21は、I2C(Inter-Integrated Circuit)線によりADC16と接続されており、I2C線を介してADC16のアナログゲインを設定する。また、CPU21はビデオプロセッサ2のCPU26との通信を行ってビデオプロセッサ2内で実行される画像処理の制御信号をCPU26に送信する。さらにROM22には電子内視鏡1に関する情報が記憶されている。CPU21は、ROM22から画像処理に必要な情報を読み出して各ブロックに必要な設定値を指定する。また、電子内視鏡1をビデオプロセッサ2に接続したときに、CPU21はROM22に記憶されている情報のうち電子内視鏡1の識別情報や撮像素子9固有のプロパティ情報等のビデオプロセッサ2内での処理に必要な情報をCPU26に送信する。
ビデオプロセッサ2における処理について説明する。電子内視鏡1のDAC19から出力される画像信号はADC23においてデジタル信号化された後、画像処理部24に送られる。画像処理部24では、ゲイン調整処理によって画像のRGBゲイン値が調整されたり、ガンマ補正処理によって画像が自然な明るさとなるようにガンマ特性が補正されたりする。画像処理部24によって画像の調整処理が行われた画像信号は、DAC25に送られてアナログ信号化された後、NTSC方式やPAL方式等の映像方式に準拠したビデオ信号としてモニタ3に出力される。術者はモニタ3に表示される撮像画像を観察することにより、病変部の発見や検査等の種々の施術を行う。また、モニタ3の画像上に表示される文字情報を確認して現在の撮像環境の設定を把握する。なお、上記の説明では2つの画像処理部17,24を設けているため、画像処理における電子内視鏡1とビデオプロセッサ2の互換性を保つための調整ポイントが2つ存在することになる。そこで、3つ以上の画像処理部を設けて、調整ポイントをさらに増やしてより柔軟に電子内視鏡1とビデオプロセッサ2の互換性を実現することも可能である。また、これらの画像処理部を1つの画像処理部に集約して電子内視鏡1又はビデオプロセッサ2に設けることで、電子内視鏡システム100の構成を簡素化しつつ本発明の効果を達成することもできる。
次に、電子内視鏡システム100において、電子ズームと光学ズームを識別するための構成について説明する。図2に、本発明の電子内視鏡システム100におけるビデオプロセッサ2の操作パネル30の液晶タッチパネル40を拡大した模式図を示す。液晶タッチパネル40には、撮像画像の赤みや青みの色調変更、電子ズームの倍率変更等の種々の処理における設定値の変更するためのボタン群40aや種々のパラメータ40b等が表示される。術者は、施術時に操作パネルに表示されるボタンを操作することによって、モニタ3に表示される画像を調整したり内視鏡の動作を制御したりすることができる。
以下に、本発明の実施形態における実施例を4つ挙げて説明する。
電子内視鏡1が光学ズーム及び電子ズームに対応している場合を考える。電子内視鏡1をビデオプロセッサ2に接続すると、CPU21がROM22から電子内視鏡1により実行可能な機能の情報を読み出し、ビデオプロセッサ2のCPU26に送る。CPU26は受信した情報に基づいて、操作パネル30の液晶タッチパネル40に表示されるボタン群40aのうち、光学ズームを実行するための光学ズーム用のボタンと電子ズームを実行するための電子ズーム用のボタンにそれぞれ異なる色を割り当てる。すなわち、異なる色によるボタン表示は、彩度、色相、明度の少なくとも1つを変更することで達成することができる。例えば、色相を変える場合、光学ズーム用のボタンを青にて、また電子ズーム用のボタンを赤にて表示する。従って、電子内視鏡システム100のズーム機能の表示部である液晶タッチパネル40の色表示を変更することにより、術者は、液晶タッチパネル40を一瞥するだけで、現在の電子内視鏡システム100においては光学ズーム及び電子ズームの両方が実行可能であると認識することができる。
実施例1の構成において、さらにズームの実行状況に応じてボタン表示を切り替える場合を考える。術者が電子内視鏡1をビデオプロセッサ2に接続して、液晶タッチパネル40における光学ズーム用のボタンと電子ズーム用のボタンの表示がそれぞれ異なる色で表示された後、光学ズーム又は電子ズームのいずれか一方のみを使用しているときは色を変更せず、光学ズームと電子ズームを併用しているときに、光学ズーム用と電子ズーム用の両方のボタンをさらに別の色で表示する。例えば、実施例1の例では、ズーム実行前は、液晶タッチパネル40において光学ズーム用のボタンを青色にて、電子ズーム用のボタンを赤色にてそれぞれ表示しており、術者が光学ズームと電子ズームとを併用して実行したら両方のボタンを黄色にて表示する。従って、術者は、現在の電子内視鏡システム100において光学ズームと電子ズームが実行可能であることを認識するだけでなく、現在光学ズームと電子ズームを併用しているか否かを判別することができる。
さらに、本実施例においては、ズームの実行状況に応じてボタンの表示形態を細分化することができる。すなわち、図3のボタンの表示例に示すように、光学ズームと電子ズームのいずれか一方を実行しているときは、電子内視鏡1をビデオプロセッサ2に接続した直後に各ボタンに割り当てられる色の表示、すなわち、光学ズーム用のボタンについては青色、電子ズーム用のボタンについては赤色の表示を維持する。なお、図3において、倍率が1倍であることはズームを使用していない状態であることを意味する。そして、いずれか一方のズーム用のボタンを操作してズームを行う場合、ズームの倍率が最大倍率(図3中、MAXと表示)に達したら当該ズームに対応するボタンの色を変更する。例えば、図3に示すように、光学ズームが最大倍率に達した場合は光学ズーム用のボタンを水色にて、電子ズームが最大倍率に達した場合は電子ズーム用のボタンを桃色にて表示する。また、光学ズームと電子ズームを併用している場合は、上記のように両方のボタンを黄色にて表示しつつ、光学ズームの倍率が最大倍率に達したら光学ズーム用のボタンを黄色から水色に切り換えて表示し、電子ズームの倍率が最大倍率に達したら電子ズーム用のボタンを黄色から桃色に切り換えて表示する。このようにズームの実行状況に応じて液晶タッチパネル40におけるボタンの表示を細かく切り換えることにより、術者は、目視するだけで、ズームの実行状況を詳細に把握して診断及び施術の効率を向上させることができる。
実施例1及び実施例2では、電子内視鏡1において光学ズームと電子ズームの両方が実行可能である場合について説明したが、本実施例では、単焦点内視鏡等のように、光学ズームを実行することができない内視鏡や、電子ズームを実行することができない内視鏡を、ビデオプロセッサ2、すなわち光学ズームと電子ズームのうち一方のみを実行可能な電子内視鏡を接続する場合について考える。例えば、単焦点内視鏡をビデオプロセッサ2に接続する場合、電子内視鏡システム100において光学ズームを実行することはできない。そこで、CPU26は、単焦点内視鏡から実行可能な処理の情報を受信した際に、操作パネル30における液晶タッチパネル40の光学ズーム用のボタンを無効にして消灯させる。従って、単焦点内視鏡には光学ズーム用のボタンは設けられておらず、ビデオプロセッサ2の光学ズーム用のボタンも無効になっているため、本実施例における電子内視鏡システム100においては、術者は現在の電子内視鏡システム100においては光学ズームを実行することができないことを瞬時に認識することができるとともに、仮に術者が液晶タッチパネル40の光学ズーム用のボタンを押しても、ボタンが無効になっているため、電子内視鏡システム100において誤って光学ズームの操作信号が処理されることもない。なお、電子ズーム用のボタンは、実施例1において説明したように赤色で表示することにより、術者は電子ズームが実行可能であることを認識することができる。
本実施例では、モニタ3において、観察画像の画像表示領域を、少なくとも2つ以上の領域に分割し、いずれか1つの領域に通常画像を表示し、他の領域に拡大画像を表示する場合について考える。本実施例では、術者が、施術中に観察対象部位の全体像を把握しつつ特定の部位を拡大して注視したい場合に、画像表示領域を複数に分割して複数の画像表示を行うことができる。図4は、光学ズーム及び電子ズームを使用しない通常観察による画像と電子ズームにより撮像した拡大観察による画像をモニタ3に同時に表示する場合であって、表示領域を第1の画像表示領域3aと第2の画像表示領域3bの2つの領域に分割する場合を示す。そして、第1の画像表示領域3aにはズームを使用しないで撮像された観察対象部位全体の撮像画像を表示し、第2の画像表示領域3bには、第1の画像表示領域3aに表示されている撮像画像に電子ズームを適用した拡大画像を表示する。画像表示領域の分割は、操作部5のボタン群31のボタンやビデオプロセッサ2の操作パネル30の液晶タッチパネル40に設けられたボタン等によってオン/オフを切り替える。なお、画像表示領域の分割中に光学ズームを使用すると通常観察の画像も拡大されるため、画像表示領域の分割後は、光学ズーム用のボタンの表示を消灯させたり、光学ズームを無効にする必要がある。そこで、画像表示領域の分割をオンにしたときにCPU21によりモータ制御部15を制御して光学ズームをオフにするとともに、あるいは、光学ズーム用のボタンの表示を消灯させたりすることで、術者が誤って光学ズームを使用しないように防止することができる。
そして、術者が画像表示領域の分割を解除するためのボタンを押したときに、モニタ3の画像表示領域の表示を通常観察時の表示に戻すとともに、CPU21によりモータ制御部15を制御して光学ズームがオンになるようにするとともに、あるいは、光学ズーム用のボタンの表示を点灯させ、元の色を表示させる。また、電子ズームの倍率は初期設定の倍率、例えば1倍に戻され、同じく、元の色を表示させる。画像表示領域の分割のオン/オフはCPU21,26によって認識され、CPU21,26が各ブロックにおけるズーム処理や画像処理を制御する。
図4に示す表示形式を利用する場合の操作方法の具体例について説明する。まず術者は、モニタ3に単一の画像表示領域で撮像画像を表示して部位を観察し、拡大して注視したい部位を特定する。術者は、拡大する部位を特定したら、画像表示領域の中央に当該部位を表示させた状態で操作部5のボタン群31の画像表示領域分割用のボタン又はビデオプロセッサ2の操作パネル30の液晶タッチパネル40に設けられた画像表示領域分割用のボタンを押す。すると、モニタ3の表示が図4に示す表示形式に切り替わる。モニタ3には、術者による電子ズームの操作に合わせて、第1の画像表示領域3aの中央に表示されている部位のズーム画像が第2の画像表示領域3bに表示される。また、電子ズームの倍率の変化に合わせてマスク領域の表示が切り替わる。これにより、術者は、特定の部位を拡大して観察しつつ周辺部位の様子も確認し、かつ電子ズームの倍率が最大倍率に達した場合には、電子ズーム用のボタンの表示の色が変化するので、電子ズームの倍率が最大倍率に達したか否かを瞬時に判断することができる。術者が第2の画像表示領域3bに表示されるズーム画像の観察を終えて画像表示領域分割解除用のボタンを押すと、画像表示領域が分割前の状態に戻り、画像表示領域には通常観察の画像が表示される。この際、CPU21によりモータ制御部15が制御されて光学ズームがオンになるとともに、光学ズーム用のボタンの表示が点灯し、元の色を表示し、電子ズームの倍率が初期設定の倍率、例えば1倍に戻されるので、電子ズーム用のボタンも元の表示の色に戻る。なお、1つのボタンに画像表示領域分割と画像表示領域分割解除の機能を割り当ててもよい。
以上が本発明の実施形態に関する説明である。本発明は、上記の構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲においてさまざまな変形が可能である。例えば、液晶タッチパネル40に表示される光学ズーム用のボタンや電子ズーム用のボタンの表示の色の変更パターンは、上記に限らず種々の色やパターンを用いて表示することが可能である。また、上記説明では、電子ズームを処理する画像処理部を電子内視鏡側に設けているが、ビデオプロセッサ側に設けて処理を実行する構成にしてもよい。
1 電子内視鏡
2 ビデオプロセッサ
3 モニタ
3a,3b 画像表示領域
8 対物光学系
9 撮像素子
17,24 画像処理部
17a 電子ズーム処理部
30 操作パネル
40 液晶タッチパネル
31 ボタン群
100 電子内視鏡システム

Claims (9)

  1. 体腔内挿入部の先端内に対象部位を撮像するための撮像素子が設けられた複数種類の電子内視鏡と、該複数種類の電子内視鏡を接続可能なビデオプロセッサと、該複数種類の電子内視鏡内及び/あるいはビデオプロセッサ内に設けられ、該撮像素子からの信号を用いて観察画像を生成する画像処理部と、該観察画像を表示するためのモニタと、光学ズームを実行するためのボタンと電子ズームを実行するためのボタンを備える電子内視鏡システムであって、
    前記光学ズームを実行するためのボタンと前記電子ズームを実行するためのボタンは、それぞれ異なる色が割り当てられて表示される、
    ことを特徴とする電子内視鏡システム。
  2. 前記光学ズームを実行するためのボタンと前記電子ズームを実行するためのボタンは、前記ビデオプロセッサに設けられた操作パネルのタッチパネルに表示されることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡システム。
  3. 光学ズームと電子ズームを同時に使用すると、前記光学ズームを実行するためのボタン及び前記電子ズームを実行するためのボタンの色が、前記割り当てられた色とは別の色に変化する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子内視鏡システム。
  4. 光学ズーム又は電子ズームのズーム倍率が最大倍率に達すると、前記光学ズームを実行するためのボタンと前記電子ズームを実行するためのボタンのうち、最大倍率に達したズームに対応するボタンの色が変化する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子内視鏡システム。
  5. 光学ズームを実行することができない電子内視鏡を前記ビデオプロセッサに接続すると、前記光学ズームを実行するためのボタンが消灯することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子内視鏡システム。
  6. 光学ズームを実行することができない電子内視鏡を前記ビデオプロセッサに接続すると、前記光学ズームを実行するためのボタンが無効になることを特徴とする請求項5に記載の電子内視鏡システム。
  7. 前記電子内視鏡システムは、前記モニタ上において、単一の画像表示領域を分割した少なくとも2つ以上の画像表示領域を用いて、対象部位を拡大しない通常画像と電子ズームにより該対象部位を拡大した拡大画像を表示する機能を有し、
    前記機能が有効である間、前記光学ズームを実行するためのボタンが消灯する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電子内視鏡システム。
  8. 前記機能が有効である間、前記光学ズームを実行するためのボタンが無効になることを特徴とする請求項7に記載の電子内視鏡システム。
  9. 前記モニタ上の画像表示領域の表示を、前記少なくとも2つ以上の画像表示領域から前記単一の画像表示領域の表示に戻すと、前記光学ズームを実行するためのボタンが点灯し、前記割り当てられた色を表示するとともに、電子ズームの倍率が初期設定の倍率に戻り、前記電子ズームを実行するためのボタンも前記割り当てられた色を表示することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の電子内視鏡システム。
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