JP2011152260A - 加湿機付きイオン発生機 - Google Patents

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孝広 花井
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Abstract

【課題】イオン発生と加湿機能の両方を持たせた加湿機能付きイオン発生機において、イオン発生器の周囲における湿度がイオン発生の効率が低くなる低湿度である場合に、加湿機能によって得られる加湿空気を利用してイオン発生器の周囲の湿度を確保する。
【解決手段】加湿機能付きイオン発生機1は、送風ファン31により吸込まれ加湿フィルタ36を通すことで加湿された空気を吹出す送風ダクト(加湿側風路)33と、送風ファン21により吸込まれた空気にイオン発生器24からのイオンを付加させるイオン送風ダクト(イオン発生側風路)23とを独立して備えている。設置された湿度センサ42により検知した導入空気の湿度がイオン発生の最適湿度を下回る場合、送風ダクト33とイオン送風ダクト23を仕切るダンパ41を開く。加湿空気の一部をイオン発生側風路に流入させて湿度をイオン発生の最適湿度まで上げることでイオン発生効率を向上させる。
【選択図】図6

Description

この発明は、湿分を放出して加湿を行う機能と、イオンを発生する機能とを併せ持つ加湿機付きイオン発生機に関する。
従来、健康指向の高まりから、ウィルス除去対策としてイオン発生機が主流となっている。また、ウィルスの活性化の抑制効果としては加湿器等による環境湿度の適正化が効果的であるのは周知の事実である。
加湿器とイオン発生機とは、それぞれよく知られた電気機器であるが、現在のところ、それぞれが別の製品として市場に提供されており、加湿とイオンの供給を同時に受けようとする使用者は、それぞれの機器を別々に購入して同時に使用しているのが実情である。しかしながら、加湿器とイオン発生機とを別々に購入したとしても、室内に両機器のそれぞれに相応するスペースを必要とし、両機器のためのそれぞれの電源を確保する必要や、湿分の供給方向とイオンの放出方向とをそれぞれの機器で個別に調節する必要があるなど、設置や使用について煩雑さが残る。
また、同じ室内で加湿器とイオン発生機とを併用している場合には、それぞれから放出される湿分やイオンが互いに無関係な別々な方向に供給されるのでは、両機能の使用者は両方の機能の恩恵を同時に受けることができない。
ここで両方の効果を期待する場合、別々に構成されたイオン発生機と加湿器とを同じ部屋に設置するか、または加湿機能側風路にイオン発生デバイス(ここでは、プラズマクラスタイオン発生装置)を設けることにより、ある程度の相乗効果が期待される。しかしながら、適正加湿による加湿側の風量(風速)の変化により、イオンの発生量が期待できない、という不満がある。
加湿機能の運転制御は、運転をONとしても室内の湿度に応じて運転やその停止を繰り返す。即ち、部屋内において所定の湿度までの加湿が達成されると、通常は、暫くの間その湿度が維持されるので、加湿機能を低下又は停止する等の加湿機能の制御が行われる。湿度が所定の湿度から十分変化すると、目標湿度との偏差が大きくなり、加湿機が再び運転される。したがって、加湿機能を低下又は停止する場合には、送風ファンの作動は低下するように制御され、加湿機能の空気取入れ口からの空気の取入れは弱められる、或いは一時的に停止することもある。
これに対して、イオン発生機は、発生したイオンの寿命が湿度の変化が生じるまでのような十分長い寿命ではないので、運転中は常に連続した送風状態にしておき、要求される量のイオンを連続して放出する必要がある。したがって、イオン発生機と加湿機とでは風量制御において風量及びその風量が要求される時間等の要求される事項が異なっていて相容れないものであり、単純な組み合わせ、例えばイオン発生器を加湿器の出口風路に設置する、などというような対処では、こうした要求に応えることができないものである。
加湿機能の空気取入れ口とイオン発生のための空気取入れ口とを隣接して配置していると、互いの空気取入れ口での空気取り入れ状態に干渉が生じ、特に、イオン発生側で必要な風量が確保されない懸念がある。
また、イオン発生機と加湿機の両方の機能を組み込んだ場合には、設置スペースや価格の面で解決すべき課題があった。
更にまた、従来のイオン発生機は一つの風路で形成されている。そして、風路に設けられているイオン発生装置は、着脱自在に設けられている。上記のような方式は、一つの風路で形成したものは、大口径のファンが必要で幅の大きな製品となっていた。
図9及び図10は、従来の加湿器の一例を示す正面断面図とその側面断面図である。加湿器50においては、ファンモータ60とそれによって駆動されるファン61によって筐体51の前面の空気取入れ口52から空気が取り入れられる。取り入れられた空気は、塵埃除去用フィルタ53によって塵埃が取り除かれた後、タンク54から水の供給を受けるトレイ55に置かれた加湿フィルタ56を通過し、その際に気化する水分の供給を受けて加湿された空気を送風ダクト57を通じて吹出し口58から放出している。加湿フィルタ56の近傍にはイオン発生器62が設けられており、イオン発生器62が発生させたイオンを加湿空気に含ませて放出するように工夫されている。
本出願人は、空気調和機の吹き出し口から座席までの距離や、ダクトの長さによるイオンの減衰を防いで、簡易に低コストで、イオンを座席周辺に優先的に高濃度で拡散することができるイオン発生装置を提供している(特許文献1参照)。このイオン発生装置は、送風機と、プラスイオンとマイナスイオンとを発生させるイオン発生器とを備え、イオン発生器は、建屋内の空間又は移動体内の空間に配置された座席に取り付けられるか、もしくは座席近傍に設置されている。
特開2007−229060号公報
ところで、イオン発生量には湿度が関係しており、最適湿度(30%以上)を下回るとイオン発生効率が低下することが知られている。このように、加湿機能とイオン発生機能とに求められる運転内容が異なっており、イオン発生の際にはある程度の湿度があることが求められている。
そこで、加湿機能とイオン発生機能とでそれぞれ個別に送風ファンと風路が設けられている加湿機能付きイオン発生機において、加湿機能によって得られる加湿空気を利用して、イオン発生に要求される湿度を確保する点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、イオン発生と加湿機能の両方を持たせた加湿機能付きイオン発生機において、イオン発生器の周囲における湿度がイオン発生の効率が低くなる低湿度の場合には、加湿機能によって得られる加湿空気を利用してイオン発生器の周囲の湿度を確保し、高いイオン発生効率を維持し、機能目的に対応した制御を行って健康志向の生活環境を提案することである。
上記の課題を達成するため、この発明による加湿機能付きイオン発生機は、送風ファンにより送風路に吸込まれた空気を加湿フィルタを通すことで加湿し吹出す加湿側風路と、別の送風ファンにより前記送風路とは異なる送風路内に吸込まれた空気を、送風路内に配置したイオン発生装置の前方を通過させることでイオンを付加させるイオン発生側風路とを独立して備える加湿機能付きイオン発生機において、前記イオン発生側風路への導入空気の湿度を検知する湿度センサを設置し、前記湿度センサが検知した湿度がイオン発生の最適湿度を下回ることに応じて、前記加湿側風路と前記イオン発生側風路を仕切るダンパを開いて、前記加湿側風路を流れる加湿空気の一部を前記イオン発生側風路に流すことを特徴としている。
この発明による加湿機能付きイオン発生機によれば、湿度センサは、イオン発生側風路への導入空気の湿度を検知し、湿度センサが検知した湿度がイオン発生の最適湿度を下回る場合には、そのことに応じて、加湿側風路とイオン発生側風路を仕切るダンパを開いて、加湿側風路を流れる加湿空気の一部をイオン発生側風路内に流入させるので、加湿機能によって得られる加湿空気を利用してイオン側風路内の湿度をイオン発生の最適湿度まで上げることができる。
また、この加湿機能付きイオン発生機において、イオン発生器の近傍に湿度センサを設置するのに十分な空間がない場合には、イオン発生側風路の吹出し口に湿度センサを設置することができる。イオン発生側風路の吹出し口において導入空気の湿度を検知し、検知した湿度がイオン発生の最適湿度を下回る場合、加湿側風路とイオン発生側風路を仕切るダンパを開く制御を行う。
また、この加湿機能付きイオン発生機において、機器内部に湿度センサを設置するのに十分な空間がない場合には、加湿機能付きイオン発生機の外側に湿度センサを設置することができる。加湿機能付きイオン発生機の外側において湿度センサにより室内空気の湿度を検知し、検知した湿度がイオン発生の最適湿度を下回る場合、加湿側風路とイオン発生側風路を仕切るダンパを開く。
更に、この加湿機能付きイオン発生機において、加湿側風路とイオン発生側風路とを、共通のケーシングを隔壁として仕切り、隔壁の一部を加湿側風路側にスイング可能にしてダンパを設けることができる。
この発明による加湿機能付きイオン発生機は上記のように構成されているので、イオン発生機能と加湿機能に必要な風路を独立させ、且つ風路を効果的な位置・構造・機能を持たせることにより、それぞれの機能を十分発揮することができ、廉価で省スペースな製品を提供することができる。また、この加湿機能付きイオン発生機によれば、イオン発生と加湿機能とを同じ筐体内に備えているので、持ち運び際にも二つの機能をまとめて移動させることができるとともに、各別に風路が備わっているのでそれぞれが互いに干渉することなく個別に作動させることができ、室内の環境を健康志向に整えることができる。そして、本加湿機能付きイオン発生機によれば、湿度センサが検出したイオン側風路内の湿度が最適湿度を下回った場合には、そのことに応じて加湿側風路とイオン発生側風路を仕切るダンパを開いて加湿側風路の加湿空気をイオン発生側風路側に流入させるので、加湿機能によって湿度が高められた加湿空気がイオン発生側風路に導入された空気と混合利用されて、イオン側風路内の湿度をイオン発生の最適湿度まで上昇され、高いイオン発生効率を維持することができる。
本発明による加湿機能付きイオン発生機を加湿機能側の後方上側から見た斜視図である。 本発明による加湿機能付きイオン発生機をイオン発生側の後方上側から見た斜視図である。 図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機の前後及び左右、並びに頂面から見た図である。 図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機のイオン発生側を示す縦断面図である。 図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機のイオン発生側と加湿機能側とを横切る方向に切断した縦断面図である。 図5に示す加湿機能付きイオン発生機をダンパが開かれた状態で示す縦断面図である。 図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機の加湿機能側を示す縦断面図である。 図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機側と加湿機能側とを左右に分けて説明する説明図である。 本発明による加湿機能付きイオン発生機から吹き出される気流の様子を模式的に示す図である。 従来の加湿器の一例を示す正面断面図である。 図10に示す加湿器の側面断面図である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による加湿機能付きイオン発生機の実施例を説明する。図1は本発明による加湿機能付きイオン発生機を加湿機能側の後方上側から見た斜視図であり、図2は図1に示す加湿機能付きイオン発生機をイオン発生側の後方上側から見た斜視図である。図3は図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機の前後及び左右、並びに頂面から見た図である。図3の(a)は図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機の正面図であり、同(b)はイオン発生側を示す右側面図、同(c)は加湿機能側を示す左側面図、(d)は背面図、(e)は頂面図である。
図1〜図3に示す加湿機能付きイオン発生機1は、横断面形状が角を丸めた略正方形で且つ全体として上に向かうに従って僅かに窄み形状に形成された角柱状のケースを呈する筐体2を有している。図に筐体2の前面3及び後面4は平坦面となっており、右側面5及び左側面6にはそれぞれ後述するように空気取入れ口12,13が開口している。筐体2の底部には、適宜形状の四つの足部8が設けられている。
筐体2の頂面7には、加湿機能付きイオン発生機1のための操作部9が設けられている(図3(e))。操作部9は、イオン発生部10と加湿機能部11とをそれぞれ独立して操作することができるように設けられている。
本加湿機能付きイオン発生機は、筐体2内にイオン発生部10と加湿機能部11とが併置され、イオン発生部10と加湿機能部11とがそれぞれ空気取入れ口12,13から空気吹出し口14,15に至る風路を備えている。即ち、加湿機能付きイオン発生機1の正面右側には、イオン発生側としてのイオン発生部10が配設されており、正面左側には加湿機能側としての加湿機能部11が配設されている。イオン発生部10のための空気取入れ口12が筐体2の右側面5に開口しており、加湿機能部11のための空気取入れ口13が筐体2の左側面6に開口している。空気取入れ口12と空気取入れ口13の配置は、筐体2の互いに反対方向を向いた側面に開口する配置となっているので、各側でのモータファン(後述する)による空気取入れ口12と空気取入れ口13での空気の取り込みは互いに影響されることがない。したがって、本加湿機付きイオン発生機は、イオン発生と加湿のそれぞれの機能に干渉することがなく、各機能の側で必要な風量が確保され、且つ湿分とイオンの放出についても放出方向を合理的なものとし、加湿機能とイオン発生機能とを併せ持つことができる。また、空気取入れ口12,13のある左右側面を開けておくことで、背面を部屋の壁に接近させて配置することが可能となり、部屋のスペースを有効的に利用することができる。
筐体1のフラットに形成されている頂面7には、イオン発生部10からイオンを含む気流を吹出すための吹出し口14と、加湿機能部11から湿分を含んだ気流を放出するための吹出し口15とが開口するように形成されている。イオン発生部10のための吹出し口14と加湿機能部11のための吹出し口15とは、イオン発生部10と加湿機能部11とが設けられる側に対応して、それぞれ正面右側及び正面左側に配置されている。吹出し口14,15の頂面7における開口形状(四角)及び開口面積は、風量の設定上、同じ大きさとするのが好ましい。
加湿器から吐出される湿分を含む気流と、イオン発生機から放出されるイオンを多量に含む気流とは、例えば、室内において使用者が居る方向に向けて同じ方向に吹き出すのが好ましい。したがって、吹出し口14,15は、頂面7において左右に並べて配置されている。また、吹出し口14,15には、気流の放出方向を案内するルーバ19(図3(e)5参照)を設けてよく、ルーバ19の方向についても吹出し口14,15で同じ方向に設定するのが好ましい。図示の例では、吹出し口14,15は、筐体1の背面側に寄った位置に配置されているが、これに限ることなく、前後方向の中間部等の位置に変更可能である。ルーバ19については更に、方向を可変にしてもよく、またルーバ19を備えた案内アダプタを吹出し口14,15に脱着可能としてもよい。このように、イオン発生部10側及び加湿機能部11側の空気吹出し口14,15を同じ風向位置にし、更にイオンと加湿空気の両吹出し方向を風向ルーバ19によって同じ風向に制御することにより、イオンと加湿とを室内空間で混合させることができ、より効果的な環境を実現することができる。
イオン発生部10については、その詳細が図4、並びに図5及び図6の右側に示されている。図4は、図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機のイオン発生側を示す縦断面図である。図5は、図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機のイオン発生側と加湿機能側とを横切る方向に切断した縦断面図であり、図6は図5に示す加湿機能付きイオン発生機を、ダンパが開かれた状態で示した図である。図4〜図6に示すように、イオン発生部10は、筐体1内において、空気取入れ口12に連なる開口が形成されている外側のイオンケーシングA16と、イオンケーシングA16に対向して筐体1の内部中心側に配置されているイオンケーシングB17とで囲まれて形成されている。両イオンケーシング16,17間に形成される下部空間22には、イオン送風用モータ20と、このイオン送風用モータ20で回転駆動されるイオン送風用ファン21とが、空気取入れ口12に臨む位置においてイオンケーシングB17に支持される態様で配設されている。筐体2の空気取入れ口12には、人の手や指或いは異物が侵入して危険な状態となるのを防止するため、吸込みガード18が張設されている。
両イオンケーシング16,17間には、吹出し口14に向かって上方に延びるイオン発生側風路としてのイオン送風ダクト23が形成されている。イオン送風用モータ20は、送風ダクト23の配置に合わせて効率的な送風を行うため、空気取入れ口12側から見て左回りに回転するように設定されている。送風ダクト23にはイオン発生器24がイオンケーシングA16に嵌め込み装着される態様で配設されている。イオン発生器24は、筐体1の上方から、送風ダクト23を通してイオンケーシングA16に着脱自在に取り付けることができる。イオン発生器24が発生させたイオンは、イオン送風ダクト23を流れる空気の流れ(矢印で示す)によって吹出し口14から室内へと供給される。
加湿機能部11は、その詳細が図5及び図6の左側及び図7に示されている。図7は図1及び図2に示す加湿機能付きイオン発生機の加湿機能側を示す縦断面図である。図5〜図7に示すように、加湿機能部11は、筐体1内において、空気取入れ口13に連なる開口が形成されている外側の加湿ケーシングA26と、加湿ケーシングA26に対向して筐体1の内部中心側に配置されている加湿ケーシングB27とを含む構造とされている。両加湿ケーシング26の上部は、筐体1の左側面6との間に空間37を形成しており、この空間37内には、加湿送風用モータ30が空気取入れ口13に臨む位置において加湿ケーシングA26に支持される態様で配設されている。両加湿ケーシング26,27間には、吹出し口15に向かって上方に延びる加湿側風路としての送風ダクト33が形成されている。加湿送風用モータ30の出力回転軸30aは加湿ケーシングA26を貫通して送風ダクト33内に突出しており、この出力回転軸30aには加湿送風用ファン31が取り付けられており、加湿送風用モータ30は送風ダクト33内で加湿送風用ファン31を回転駆動する。筐体1の空気取入れ口13には、人の手や指或いは異物が侵入して危険な状態となるのを防止するため、吸込みガード28が張設されている。
加湿ケーシングA26の下部空間32には加湿用水トレイ34が配設されており、加湿用水タンク35から加湿用水が加湿用水トレイ34に供給される。加湿用水トレイ34には加湿フィルタ36が設けられており、加湿フィルタ36が吸い上げた加湿用水は、加湿送風用モータ30−加湿送風用ファン31によって空気取入れ口13から吸い込まれた空気が下部空間32において加湿フィルタ36を通過する際に、湿分となって空気に含まれることになり、このようにして加湿された空気は送風ダクト33を通って吹出し口15から室内等に放出される。吸い込まれた空気及び加湿された空気の流れが矢印で示されている。
加湿用水トレイ34と加湿フィルタ36とを設けるために、加湿機能部11はイオン発生部10よりも幅広に構成される。したがって、加湿ケーシングB27は筐体1の左右中央よりもイオン発生部10側に寄った位置に設けられており、その結果、送風ダクト33は筐体1の中央部分を筐体1の底部近傍から筐体1の頂面7の近傍まで延びている。吹出し口15は筐体1の頂面7の左半分に形成されているので、加湿送風用ファン31によって送風ダクト33内を吸い込んで送られる気流は左側に寄せられた後に吹出し口15に向かう。加湿送風用モータ30は、送風ダクト27の配置に合わせて効率的な送風を行うため、空気取入れ口13側から見て右回りに回転するように設定されている。
図5及び図6に示すように、イオン送風ダクト23と送風ダクト33とは、筐体2内の中央部において下方から上方へ且つ互いに隣接して延びて配置されており、筐体2内部の空間の有効・活用ができ商品のコンパクト化を図ることができるものとなっている。そして、イオン送風ダクト23の風路壁の一部であるイオンケーシングB17と、送風ダクト33の風路壁の一部である加湿ケーシングB27とは、一つの隔壁40を構成しており、隔壁40の一部は送風ダクト33側にスイング可能なダンパ41に構成されている。ダンパ41は、加湿機能付きイオン発生機の制御機能によって、ON・OFF可能な電磁マグネット等の素子で駆動させることができる。即ち、イオン送風ダクト23の吹出し口14には空気の湿度を検出する湿度センサ42が設けられている。加湿機能付きイオン発生機の制御機能は、湿度センサ42が検出した空気の湿度がイオン発生にとって最適な湿度(30%以上)を下回ることに応答して、ダンパ41を開くように制御する。加湿機能付きイオン発生機の加湿機能によって室内の空気湿度が上記最適湿度を確保するまでに高くなると、湿度センサ42が当該湿度を検出することに応答して、ダンパ41を閉じるように制御する。湿度センサ42は、イオン送風ダクト23の吹出し口14に代えて、加湿機能付きイオン発生機1の外側(筐体2の外面上)に設置することもでき、また、イオン送風ダクト23のダンパ41よりも上流側の適宜の位置に設けることもできる。
図6には、ダンパ41が開いた状態に示されており、送風ダクト33を流れる加湿空気の一部が開いたダンパ41を通じてイオン送風ダクト23に流れ込む。このイオン送風ダクト23へ流れ込む気流がFcとして示されている。加湿空気のイオン送風ダクト23への流れ込みはイオン発生器24の上流側で行われるので、イオン発生器24の周囲ではイオン送風用モータ20によって送られて来る空気流れと混合してイオン発生器24の周囲湿度は最適湿度を下回らないように確保され、イオン発生効率を高い状態に維持することができる。
図8は、本発明による加湿機能付きイオン発生機を、右側のイオン発生部10側と加湿機能部11側とで並べて示す図である。加湿側風路とイオン発生側風路を仕切る隔壁40に設けられているダンパ41は閉じられている。イオン発生部10側と加湿機能部11側とで、取り入れられた空気の流れが矢印で示されている。本加湿機能付きイオン発生機によれば、イオン発生部10と加湿機能部11とでそれぞれ必要な風路が独立しており、イオン発生風路側にイオン発生に必要な風量(風速)を確保するイオン送風用モータ20と当該モータ20によって駆動されるイオン送風用ファン21とを設けて、イオン発生に最適な制御を行い、また、加湿機能側には適正湿度を確保する加湿送風用モータ30及び当該モータ30によって駆動される加湿送風用ファン31とを設けており、イオン発生側風路と加湿機能側とでそれぞれ独立したモータ運転制御を行っているので、それぞれの機能を十分発揮できるものとなっている。各部10,11の構造は、図4〜図7に詳細を示したとおりであるので、再度の説明を省略する。
図9は、本発明による加湿機能付きイオン発生機1から吹き出される気流の様子が模式的に描かれている。図では、イオン発生部10から吹き出される気流38と加湿機能部11から加湿機能付きイオン発生機1の後方に向かって吹き出される気流39とが分かれていくように描かれているが、加湿機能付きイオン発生機1の前方に向かって、又は両気流が混合されるように吹き出されるように構成しても勿論構わない。この場合、双方の気流が一つの流れを形成してより遠くまで加湿空気とイオンを届かせることが可能である。また、ルーバ19によって吹出し方向を変更してもよいことは明らかである。
図示の例ではイオン発生器が設けられるイオン発生部10は一つのイオン発生部として設けられていたが、こうした構造に代えて、二つの送風機を設け、イオン発生器を各送風機の出口側にそれぞれ配設して二つのイオン発生部を設け、各イオン発生器を対応する送風機の動作にあわせて作動させてもよい。この場合、一つの風路について、給水装置と加湿フィルタで構成した加湿装置を配設することができる。なお、イオン発生用の電極は、異なる面に配置させることができる。
1 加湿機能付きイオン発生機 2 筐体
3 前面 4 後面
5 右側面 6 左側面
7 頂面 8 足部
9 操作部
10 イオン発生部 11 加湿機能部
12,13 空気取入れ口 14,15 吹出し口
16 イオンケーシングA 17 イオンケーシングB
18 吸込みガード 19 ルーバ
20 イオン送風用モータ 21 イオン送風用ファン
22 下部空間 23 イオン送風ダクト
24 イオン発生器
26 加湿ケーシングA 27 加湿ケーシングB
28 吸込みガード
30 加湿送風用モータ 31 加湿送風用ファン
32 下部空間 33 送風ダクト
34 加湿用水トレイ 35 加湿用水タンク
36 加湿フィルタ 37 空間
38,39 気流
40 隔壁 41 ダンパ
42 湿度センサ

Claims (4)

  1. 送風ファンにより吸込まれ且つ加湿フィルタを通すことで加湿された空気を吹出す加湿側風路と、別の送風ファンにより吸込まれた空気をイオン発生器の前方を通過させることでイオンを付加された空気を吹き出すイオン発生側風路とを独立して備える加湿機能付きイオン発生機において、
    前記イオン発生側風路への導入空気の湿度を検知する湿度センサを設置し、前記湿度センサが検知した湿度がイオン発生の最適湿度を下回ることに応じて、前記加湿側風路と前記イオン発生側風路を仕切るダンパを開いて、前記加湿側風路を流れる加湿空気の一部を前記イオン発生側風路に流すことを特徴とする加湿機能付きイオン発生機。
  2. 前記湿度センサは前記イオン発生側風路の吹出し口に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の加湿機能付きイオン発生機。
  3. 前記湿度センサは、前記加湿機能付きイオン発生機の外側に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の加湿機能付きイオン発生機。
  4. 前記加湿側風路と前記イオン発生側風路とは、共通のケーシングを隔壁として仕切られており、前記ダンパは前記隔壁の一部を前記加湿側風路側にスイング可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の加湿機能付きイオン発生機。
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