JP2011151299A - レーザー加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の表面に機能層が形成されたウエーハの内部に機能層を損傷することなく変質層を形成することができるレーザー加工方法を提供する。
【解決手段】基板の表面に機能層が積層された基板の内部にレーザー光線を照射し、基板の内部にストリートに沿って変質層を形成するレーザー加工方法であって、レーザー加工装置のチャックテーブル上にウエーハを基板の裏面を上側にして保持するウエーハ保持工程と、保持されたウエーハの基板の裏面側から照射し、基板の裏面および表面で反射した反射光に基づいてチャックテーブルの上面から基板の裏面までの第1の高さ位置およびチャックテーブルの上面から基板の表面までの第2の高さ位置を計測する高さ位置計測工程と、計測された第1の高さ位置と第2の高さ位置との中間部にレーザー光線の集光点を位置付けて照射することにより基板の内部に機能層に達しない変質層を形成する変質層形成工程とを含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のウエーハの内部に変質層を形成するためのレーザー加工方法に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体デバイスを製造している。また、サファイア基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述した半導体ウエーハ等のウエーハをストリートに沿って分割する方法として、ウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を用い、分割すべき領域の内部に集光点を合わせてパルスレーザー光線を照射するレーザー加工方法が試みられている。このレーザー加工方法を用いた分割方法は、ウエーハの一方の面側から内部に集光点を合わせてウエーハに対して透過性を有する例えば波長が1064nmのパルスレーザー光線を照射し、ウエーハの内部にストリートに沿って変質層を連続的に形成し、この変質層が形成されることによって強度が低下したストリートに沿って外力を加えることにより、被加工物を分割するものである。(例えば、特許文献1参照。)このようにウエーハに形成されたストリートに沿って内部に変質層を形成する場合、ウエーハの上面から所定の深さ位置にレーザー光線の集光点を位置付けて照射している。
しかるに、ウエーハにはウネリがあり、その厚みにバラツキがあるため、均一なレーザー加工を施すことが難しい。即ち、ウエーハの内部にストリートに沿って変質層を形成する場合、ウエーハの厚みにバラツキがあるとレーザー光線を照射する際に屈折率の関係でレーザー光線を照射する照射面から所定の深さ位置に均一に変質層を形成することができない。
上述した問題を解消するために、チャックテーブルに保持されたウエーハの上面高さ位置を検出し、検出されたウエーハの上面高さ位置に基づいてレーザー光線を照射する集光器による集光点位置を制御するレーザー加工装置が下記特許文献2に開示されている。
特許第3408805号 特開2005−313182号公報
而して、ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線をウエーハの裏面から所定深さに集光点を位置付けて照射して変質層を形成すると、基板の厚みが薄い箇所では基板の表面に積層して形成された機能層に変質層が達する場合がある。このようにレーザー光線を照射することによって基板に形成された変質層が機能層に達したり極めて近くまで接近すると、機能層がレーザー光線を照射することによるエネルギーの影響を受けて損傷するという問題がる。このような問題は、サファイア基板の表面にn型窒化物半導体層およびp型窒化物半導体層を積層した光デバイスが形成された光デバイスウエーハの裏面側からサファイア基板に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射し、サファイア基板の内部にストリートに沿って変質層を形成する場合に特に多く発生する。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、基板の表面に機能層が形成されたウエーハの内部に機能層を損傷することなくストリートに沿って変質層を形成することができるレーザー加工方法を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、基板の表面に機能層が積層され格子状に形成された複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成されているウエーハにおける基板の内部に、基板の裏面側から基板に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射し、基板の内部にストリートに沿って変質層を形成するレーザー加工方法であって、
レーザー加工装置の被加工物を保持するチャックテーブル上にウエーハを基板の裏面を上側にして保持するウエーハ保持工程と、
チャックテーブルに保持されたウエーハの基板に対して透過性を有する波長の検出光を基板の裏面側からストリートに沿って照射し、基板の裏面および表面で反射した反射光に基づいてストリートに沿ってチャックテーブルの上面から基板の裏面までの第1の高さ位置(h1)およびチャックテーブルの上面から基板の表面までの第2の高さ位置(h2)を計測する高さ位置計測工程と、
該高さ位置計測工程において計測された該第1の高さ位置(h1)と該第2の高さ位置(h2)との中間部にレーザー光線の集光点を位置付けてストリートに沿って照射することにより基板の内部にストリートに沿って機能層に達しない変質層を形成する変質層形成工程と、を含む、
ことを特徴とするレーザー加工方法が提供される。
上記厚み計測工程は、所定の波長領域を有する光を発する発光源と、該発光源からの光を第1の経路に導くとともに該第1の経路を逆行する反射光を第2の経路に導く第1の光分岐手段と、該第1の経路に導かれた光を平行光に形成するコリメーションレンズと、該コリメーションレンズによって平行光に形成された光を第3の経路と第4の経路に分ける第2の光分岐手段と、該第3の経路に配設され該第3の経路に導かれた光を該チャックテーブルに保持されたウエーハに導く対物レンズと、該第2の光分岐手段と該対物レンズとの間に配設され該第3の経路に導かれた平行光を集光し該対物レンズに集光点を位置付けて該対物レンズからの光を擬似平行光に生成する集光レンズと、該第4の経路に配設され該第4の経路に導かれた平行光を反射して該第4の経路に反射光を逆行せしめる反射ミラーと、該反射ミラーによって反射し該第4の経路と該第2の光分岐手段と該コリメーションレンズおよび該第1の経路を逆行して該第1の光分岐手段から該第2の経路に導かれた反射光と、該チャックテーブルに保持されたウエーハで反射し該対物レンズと該集光レンズと該第2の光分岐手段と該コリメーションレンズおよび該第1の経路を逆行して該第1の光分岐手段から該第2の経路に導かれた反射光との干渉を回折する回折格子と、該回折格子によって回折した反射光の所定の波長域における光強度を検出するイメージセンサーと、該イメージセンサーからの検出信号に基づいて分光干渉波形を求め、該分光干渉波形と理論上の波形関数に基づいて波形解析を実行し、該第4の経路における該反射ミラーまでの光路長と該第3の経路における該チャックテーブルに保持されたウエーハまでの光路長との光路長差(d)を求め、該光路長差(d)に基づいて該チャックテーブルの表面から該チャックテーブルに保持されたウエーハの基板の裏面および表面までの距離を求める制御手段とを具備している計測装手段を用い、基板の裏面で反射した第1の光路長差(d1)と基板の表面で反射した第2の光路長差(d2)とに基づいてチャックテーブルの上面から基板の裏面までの第1の高さ位置(h1)およびチャックテーブルの上面から基板の表面までの第2の高さ位置(h2)を計測する。
上記変質層形成工程は、第1の高さ位置(h1)と第2の高さ位置(h2)とに基づいて、レーザー光線の集光点を{ h2+(h1−h2)/2}の位置に位置付けて実施する。
上記変質層形成工程は、第1の高さ位置(h1)と該第2の高さ位置(h2)とに基づいて、基板の厚みが設定値以上の箇所においてはレーザー光線の集光点を{ h2+(h1−h2)/2}の位置に位置付けて実施し、基板の厚みが設定値厚み未満の箇所においてはレーザー光線の照射を停止する。
本発明によるレーザー加工方法においては、チャックテーブルに保持されたウエーハの基板に対して透過性を有する波長の検出光を基板の裏面側からストリートに沿って照射し、基板の裏面および表面で反射した反射光に基づいてストリートに沿ってチャックテーブルの上面から基板の裏面までの第1の高さ位置(h1)およびチャックテーブルの上面から基板の表面までの第2の高さ位置(h2)を計測する高さ位置計測工程と、高さ位置計測工程において計測された第1の高さ位置(h1)と第2の高さ位置(h2)との中間部にレーザー光線の集光点を位置付けてストリートに沿って照射することにより基板の内部にストリートに沿って機能層に達しない変質層を形成する変質層形成工程とを含んでいるので、基板にうねりがあり基板の厚みが薄い箇所があっても、基板の表面に積層して形成された機能層を損傷させることなく変質層を形成することができる。
本発明によるレーザー加工方法よって加工されるウエーハとしての光デバイスウエーハの斜視図および要部拡大断面図。 本発明によるレーザー加工方法を実施するためのレーザー加工装置の斜視図。 図2に示すレーザー加工装置に装備される位置計測兼レーザー照射ユニットを構成する位置計測装置およびレーザー光線照射手段のブロック構成図。 図3に示す位置計測装置を構成する制御手段によって求められる分光干渉波形を示す説明図。 図3に示す位置計測装置を構成する制御手段によって求められる被加工物の裏面までの光路長差と被加工物の表面までの光路長差および被加工物の厚みを示す光路長差の説明図。 図1に示す光デバイスウエーハが図2に示すレーザー加工装置のチャックテーブルの所定位置に保持された状態における座標位置との関係を示す説明図。 図2に示すレーザー加工装置に装備されたチャックテーブルに保持された被加工物の計測装置によって実施される高さ位置検出工程の説明図。 図2に示すレーザー加工装置によって図1に示す光デバイスウエーハに変質層を形成する変質層形成工程の第1の実施形態を示す説明図。 図2に示すレーザー加工装置によって図1に示す光デバイスウエーハに変質層を形成する変質層形成工程の第2の実施形態を示す説明図。
以下、本発明によるレーザー加工方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1の(a)および(b)には、本発明によるレーザー加工方法によって加工される光デバイスウエーハの斜視図および要部を拡大して示す断面図が示されている。図1の(a)および(b)に示す光デバイスウエーハ10は、例えば厚みが120μmのサファイア基板11の表面11aにn型窒化物半導体層およびp型窒化物半導体層とからなる光デバイス層(エピ層)12(機能層)が例えば10μmの厚みで積層されている。そして、光デバイス層(エピ層)12が格子状に形成された複数のストリート121によって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイス122が形成されている。なお、光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11にうねりがあると、図1の(b)に示すようにサファイア基板11および光デバイス層(エピ層)12の厚みにバラツキが生ずる。以下、サファイア基板11および光デバイス層(エピ層)12の厚みにバラツキがある光デバイスウエーハ10の基板11の裏面側から基板11に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射し、基板11の内部にストリート121に沿って変質層を形成するレーザー加工方法について説明する。
図2には、本発明によるレーザー加工方法を実施するためレーザー加工装置の斜視図が示されている。図2に示すレーザー加工装置1は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記X軸方向と直交する矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構4と、該レーザー光線照射ユニット支持機構4に矢印Zで示す集光点位置調整方向(Z軸方向)に移動可能に配設された位置計測兼レーザー照射ユニット5とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上にX軸方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上にX軸方向に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上にY軸方向に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持された支持テーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成された吸着チャック361を具備しており、吸着チャック361の上面である保持面上に被加工物を図示しない吸引手段によって保持するようになっている。このように構成されたチャックテーブル36は、円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。なお、チャックテーブル36には、被加工物を保護テープを介して支持する環状のフレームを固定するためのクランプ362が配設されている。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面にX軸方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿ってX軸方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿ってX軸方向に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第1の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿ってX軸方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置1は、上記チャックテーブル36の加工送り量を検出するための加工送り量検出手段374を備えている。加工送り量検出手段374は、案内レール31に沿って配設されたリニアスケール374aと、第1の滑動ブロック32に配設され第1の滑動ブロック32とともにリニアスケール374aに沿って移動する読み取りヘッド374bとからなっている。この送り量検出手段374の読み取りヘッド374bは、図示の実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出する。なお、上記加工送り手段37の駆動源としてパルスモータ372を用いた場合には、パルスモータ372に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出することもできる。また、上記加工送り手段37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出することもできる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、Y軸方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿ってY軸方向に移動させるための第1の割り出し送り手段38を具備している。第1の割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿ってY軸方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置1は、上記第2の滑動ブロック33の割り出し加工送り量を検出するための割り出し送り量検出手段384を備えている。割り出し送り量検出手段384は、案内レール322に沿って配設されたリニアスケール384aと、第2の滑動ブロック33に配設され第2の滑動ブロック33とともにリニアスケール384aに沿って移動する読み取りヘッド384bとからなっている。この送り量検出手段384の読み取りヘッド384bは、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量を検出する。なお、上記第1の割り出し送り手段38の駆動源としてパルスモータ382を用いた場合には、パルスモータ382に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量を検出することもできる。また、上記加工送り手段37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量を検出することもできる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構4は、静止基台2上にY軸方向に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。装着部422は、一側面にZ軸方向に延びる一対の案内レール423、423が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構4は、可動支持基台42を一対の案内レール41、41に沿ってY軸方向に移動させるための第2の割り出し送り手段43を具備している。第2の割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ネジロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿ってY軸方向に移動せしめられる。
図示の実施形態のおける位置計測兼レーザー照射ユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられた円筒形状のユニットハウジング52を具備しており、ユニットホルダ51が上記可動支持基台42の装着部422に一対の案内レール423、423に沿って移動可能に配設されている。ユニットホルダ51に取り付けられたユニットハウジング52には、上記チャックテーブル36に保持された被加工物である上記光デバイスウエーハ10の高さ位置を検出する位置計測手段およびチャックテーブル36に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段が配設されている。この位置計測手段およびレーザー光線照射手段について、図3を参照して説明する。
図示の実施形態における位置計測手段6は、所定の波長領域を有する光を発する発光源61と、該発光源61からの光を第1の経路6aに導くとともに該第1の経路6aを逆行する反射光を第2の経路6bに導く第1の光分岐手段62と、第1の経路6aに導かれた光を平行光に形成するコリメーションレンズ63と、該コリメーションレンズ63によって平行光に形成された光を第3の経路6cと第4の経路6dに分ける第2の光分岐手段64とを具備している。
発光源61は、例えば波長が820〜870nm領域の光を発光するLED、SLD、LD、ハロゲン電源、ASE電源、スーパーコンティニアム電源を用いることができる。上記第1の光分岐手段62は、偏波保持ファイバーカプラ、偏波保持ファイバーサーキュレーター、シングルモードファイバーカプラ、シングルモードファイバーカプラサーキュレーターなどを用いることができる。上記第2の光分岐手段64は、図示の実施形態においてはビームスプリッター641と、方向変換ミラー642とによって構成されている。なお、上記発光源61から第1の光分岐手段62までの経路および第1の経路6aは、光ファイバーによって構成されている。
上記第3の経路6cには、第3の経路6cに導かれた光をチャックテーブル36に保持された被加工物としての上記光デバイスウエーハ10に導く対物レンズ65と、該対物レンズ65と上記第2の光分岐手段64との間に集光レンズ66が配設されている。この集光レンズ66は、第2の光分岐手段64から第3の経路6cに導かれた平行光を集光し対物レンズ65内に集光点を位置付けて対物レンズ65からの光を擬似平行光に生成する。このように対物レンズ65と第2の光分岐手段64との間に集光レンズ66を配設して対物レンズ65からの光を擬似平行光に生成することにより、チャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10で反射した反射光が対物レンズ65と集光レンズ66と第2の光分岐手段64およびコリメーションレンズ63を介して逆行する際に第1の経路6aを構成する光ファイバーに収束させることができる。なお、光デバイスウエーハ10は、光デバイス層(エピ層)12側がチャックテーブル36上に載置される。従って、チャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10は、サファイア基板11の裏面11bが上側となる(ウエーハ保持工程)。上記対物レンズ65はレンズケース651に装着されており、このレンズケース651はボイスコイルモータやリニアモータ等からなる第1の集光点位置調整手段650によって図3において上下方向即ちチャックテーブル36の保持面に対して垂直な集光点位置調整方向(Z軸方向)に移動せしめられるようになっている。この第1の集光点位置調整手段650は、後述する制御手段によって制御される。
上記第4の経路6dには、第4の経路6dに導かれた平行光を反射して第4の経路6dに反射光を逆行せしめる反射ミラー67が配設されている。この反射ミラー67は、図示の実施形態においては上記対物レンズ65のレンズケース651に装着されている。
上記第2の経路6bには、コリメーションレンズ68と回折格子69と集光レンズ70およびラインイメージセンサー71が配設されている。コリメーションレンズ68は、反射ミラー67によって反射し第4の経路6dと第2の光分岐手段64とコリメーションレンズ63および第1の経路6aを逆行して第1の光分岐手段62から第2の経路6bに導かれた反射光と、チャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10で反射し対物レンズ65と集光レンズ66と第2の光分岐手段64とコリメーションレンズ63および第1の経路6aを逆行して第1の光分岐手段62から第2の経路6bに導かれた反射光を平行光に形成する。上記回折格子69は、コリメーションレンズ68によって平行光に形成された上記両反射光の干渉を回折し、各波長に対応する回折信号を集光レンズ70を介してラインイメージセンサー71に送る。上記ラインイメージセンサー71は、回折格子69によって回折した反射光の各波長における光強度を検出し、検出信号を制御手段80に送る。
制御手段80は、イメージセンサー71による検出信号から分光干渉波形を求め、該分光干渉波形と理論上の波形関数に基づいて波形解析を実行し、第4の経路6dにおける反射ミラー67までの光路長と第3の経路6cにおけるチャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)までの光路長との第1の光路長差(d1)を求めるとともに、第4の経路6dにおける反射ミラーまでの光路長と第3の経路6cにおけるチャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの光路長との第2の光路長差(d2)を求める。即ち、制御手段10は、イメージセンサー71からの検出信号に基づいて図4に示すような分光干渉波形を求める。図4において横軸は反射光の波長を示し、縦軸は光強度を示している。
以下、制御手段80が上記分光干渉波形と理論上の波形関数に基づいて実行する波形解析の一例について説明する。
上記第3の経路6cにおける第2の光分岐手段64のビームスプリッター641からチャックテーブル35の上面(保持面)までの光路長を(L0)とし、上記第4の経路6dにおける第2の光分岐手段64のビームスプリッター641から反射ミラー67までの光路長を(L1)とし、光路長(L1)と光路長(L0)との差を光路長差(d=L1−L0)とする。なお、図示の実施形態において光路長差(d=L1−L0)は、例えば500μmに設定されているものとする。なお、上記第4の経路6dにおける第2の光分岐手段64のビームスプリッター641から反射ミラー67までの光路長を(L1)とし、上記第3の経路6cにおける第2の光分岐手段64のビームスプリッター641からチャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)までの光路長を(L2)とし、上記第3の経路6cにおける第2の光分岐手段64のビームスプリッター641からチャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの光路長を(L3)とし、光路長(L1)と光路長(L2)との差を第1の光路長差(d1=L1−L2)とし、光路長(L1)と光路長(L3)との差を第2の光路長差(d2=L1−L3)とする。
次に、制御手段80は、上記分光干渉波形と理論上の波形関数に基づいて波形解析を実行する。この波形解析は、例えばフーリエ変換理論やウエーブレット変換理論に基づいて実行することができるが、以下に述べる実施形態においては下記数式1、数式2、数式3に示すフーリエ変換式を用いた例について説明する。
Figure 2011151299
Figure 2011151299
Figure 2011151299
上記数式において、λは波長、dは上記第1の光路長差(d1=L1−L2)および第2の光路長差(d2=L1−L3)、W(λi)は窓関数である。
上記数式1は、cosの理論波形と上記分光干渉波形(I(λn))との比較で最も波の周期が近い(相関性が高い)、即ち分光干渉波形と理論上の波形関数との相関係数が高い光路長差(d)を求める。また、上記数式2は、sinの理論波形と上記分光干渉波形(I(λn))との比較で最も波の周期が近い(相関性が高い))、即ち分光干渉波形と理論上の波形関数との相関係数が第1の光路長差(d1=L1−L2)および第2の光路長差(d2=L1−L3)を求める。そして、上記数式3は、数式1の結果と数式2の結果の平均値を求める。
制御手段80は、上記数式1、数式2、数式3に基づく演算を実行することにより、図5に示すように信号強度が第1の光路長差(d1=L1−L2)および第2の光路長差(d2=L1−L3)を求める。図5において横軸は光路長差(d)を示し、縦軸は信号強度を示している。図5に示す例においては、光路長差(d)が630μmの位置と光路長差(d)が510μmの位置で信号強度が高く表されている。光路長差(d)が630μmの位置の信号強度(A)は第1の光路長差(d1=L1−L2)の位置で、チャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の(上面)までの第1の高さ位置(h1)を表している。また、光路長差(d)が510μmの位置の信号強度(B)は第2の光路長差(d2=L1−L3)の位置で、チャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの第2の高さ位置(h2)を表している。なお、制御手段80は、上記図5に示す解析結果を表示手段81に表示する。
図3に戻って説明を続けると、図2に示す位置計測兼レーザー照射ユニット5のユニットハウジング52に配設されレーザー光線照射手段9は、パルスレーザー光線発振手段91と、該パルスレーザー光線発振手段91から発振されたパルスレーザー光線を上記対物レンズ65に向けて方向変換するダイクロイックミラー92を具備している。パルスレーザー光線発振手段91は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器911と、これに付設された繰り返し周波数設定手段912とから構成されており、例えば波長が1064nmのパルスレーザー光線を発振する。ダイクロイックミラー92は、上記集光レンズ66と対物レンズ65との間に配設され、集光レンズ66からの光は通過させるが、パルスレーザー光線発振手段91から発振されたパルスレーザー光線を対物レンズ65に向けて方向変換する。従って、パルスレーザー光線発振手段91から発振されたパルスレーザー光線(LB)は、ダイクロイックミラー92によって90度方向変換されて対物レンズ65に入光し、対物レンズ65によって集光されてチャックテーブル36に保持された被加工物としての上記光デバイスウエーハ10に照射される。従って、対物レンズ65は、レーザー光線照射手段7を構成する集光レンズとしての機能を有する。
図2に戻って説明を続けると、図示の実施形態におけるレーザー加工装置1は、ユニットホルダ51を可動支持基台42の装着部422に設けられた一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す集光点位置調整方向(Z軸方向)即ちチャックテーブル36の上面(保持面)に対して垂直な方向に移動させるための第2の集光点位置調整手段53を具備している。第2の集光点位置調整手段53は、一対の案内レール423、423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでおり、パルスモータ532によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、上記位置計測兼レーザー照射ユニット5を案内レール423、423に沿ってZ軸方向に移動せしめる。なお、図示の実施形態においてはパルスモータ532を正転駆動することにより位置計測兼レーザー照射ユニット5を上方に移動し、パルスモータ532を逆転駆動することにより位置計測兼レーザー照射ユニット5を下方に移動するようになっている。
上記位置計測兼レーザー照射ユニット5を構成するユニットハウジング52の前端部には、撮像手段95が配設されている。この撮像手段95は、可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を後述する上記制御手段80に送る。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置1は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
上述したレーザー加工装置1を用い、上記光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面側から基板11に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射し、サファイア基板11の内部にストリート121に沿って変質層を形成するレーザー加工の実施形態について説明する。なお、光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の内部に変質層を形成する際に、サファイア基板11にうねりがあり厚みにバラツキがあると、レーザー光線をサファイア基板11の裏面11b(上面)から所定の深さ位置に集光点を位置付けて照射すると、サファイア基板11の厚みが薄い箇所においてはサファイア基板11の表面11aに積層されて形成された光デバイス層(エピ層)12にレーザー光線のエネルギーの影響で光デバイス層(エピ層)12を損傷させるという問題がる。そこで、レーザー加工を施す前に、上述した位置計測手段6によってチャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)位置と光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)の位置を計測する。即ち、先ず上述した図2に示すレーザー加工装置1のチャックテーブル36上に光デバイスウエーハ10の光デバイス層(エピ層)12側を載置し、該チャックテーブル36上に光デバイスウエーハ10を吸引保持する。従って、チャックテーブル36に保持された光デバイスウエーハ10は、サファイア基板11の裏面11bが上側となる(ウエーハ保持工程)。光デバイスウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル36は、加工送り手段37によって撮像手段95の直下に位置付けられる。
チャックテーブル36が撮像手段95の直下に位置付けられると、撮像手段95および制御手段8によって光デバイスウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段95および制御手段80は、光デバイスウエーハ10の所定方向に形成されているストリート121と、該ストリート121に沿って光デバイスウエーハ10の位置計測兼レーザー照射ユニット5を構成する位置測定装置6の対物レンズ65との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、検出位置のアライメントを遂行する。また、光デバイスウエーハ10に形成されている所定方向と直交する方向に形成されているストリート121に対しても、同様に検出位置のアライメントが遂行される。このとき、光デバイスウエーハ10のストリート121が形成されている表面10aは下側に位置しているが、サファイア基板11は透明体であるため、可視光線であってもサファイア基板11の裏面11bから透かしてストリート121を撮像することができる。
上述したようにアライメントが行われると、チャックテーブル36上の光デバイスウエーハ10は、図6の(a)に示す座標位置に位置付けられた状態となる。なお、図6の(b)はチャックテーブル36即ち光デバイスウエーハ10を図6の(a)に示す状態から90度回転した状態を示している。
なお、図6の(a)および図6の(b)に示す座標位置に位置付けられた状態における半導体ウエーハ10に形成された各ストリート101の送り開始位置座標値(A1,A2,A3・・・An)と送り終了位置座標値(B1,B2,B3・・・Bn)および送り開始位置座標値(C1,C2,C3・・・Cn)と送り終了位置座標値(D1,D2,D3・・・Dn)は、その設計値のデータが制御手段80のメモリに格納されている。
上述したようにチャックテーブル36上に保持されている光デバイスウエーハ10に形成されたストリート121を検出し、検出位置のアライメントが行われたならば、チャックテーブル36を移動して図6の(a)において最上位のストリート121を位置計測兼レーザー照射ユニット5を構成する位置計測手段6の対物レンズ65の直下に位置付ける。そして、更に図7で示すようにストリート121の一端(図7において左端)である送り開始位置座標値(A1)(図6の(a)参照)を対物レンズ65の直下に位置付ける。そして、位置計測手段6を作動するとともに、チャックテーブル36を図7において矢印X1で示す方向に移動し、送り終了位置座標値(B1)まで移動する。この結果、光デバイスウエーハ10の図6の(a)において最上位のストリート121に沿って、上記第1の光路長差(d1=L1−L2)およびチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)までの第1の高さ位置(h1)と、上記第2の光路長差(d2=L1−L3)およびチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの第2の高さ位置(h2)が位置計測手段6によって上述したように計測される(高さ計測検出工程)。この計測されたチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)までの第1の高さ位置(h1)とチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの第2の高さ位置(h2)は、上記制御手段80のメモリに格納される。このようにして、光デバイスウエーハ10に形成された全てのストリート121に沿って高さ位置計測工程を実施し、各ストリート121におけるチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)までの高さ位置(h1)とチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの高さ位置(h2)を制御手段80のメモリに格納する。
以上のようにして光デバイスウエーハ10に形成された全てのストリート121に沿って高さ位置計測工程を実施したならば、光デバイスウエーハ10の内部にストリート121に沿って変質層を形成する変質層形成工程を実施する。この変質層形成工程の第1の実施形態について、図8を参照して説明する。
変質層形成工程の第1の実施形態は、先ずチャックテーブル36を移動して図6の(a)において最上位のストリート121を位置計測兼レーザー照射ユニット5を構成するレーザー光線照射手段9の集光レンズとして機能する対物レンズ65の直下に位置付ける。そして、更に図8の(a)で示すようにストリート121の一端(図8の(a)において左端)である送り開始位置座標値(A1)(図6の(a)参照)を対物レンズ65の直下に位置付ける。そして、レーザー光線照射手段9を構成する対物レンズ65から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pを光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の厚みの中間位置(50%の位置)に合わせる。即ち、制御手段80は、上記高さ位置計測工程において検出されメモリに格納されているチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)まで第1の高さ位置(h1)とチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの第2の高さ位置(h2)に基づいて、対物レンズ65から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pが{h2+(h1−h2)/2}の位置になるように第1の集光点位置調整手段650を制御する。
次に、レーザー光線照射手段9を作動し、対物レンズ65からパルスレーザー光線を照射しつつチャックテーブル36を矢印X1で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめる。そして、図8の(b)で示すように対物レンズ65の照射位置がストリート101の他端(図8の(b)において右端)に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともに、チャックテーブル36の移動を停止する。この変質層形成工程においては、制御手段80はメモリに格納されている光デバイスウエーハ10のストリート121におけるチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)までの第1高さ位置(h1)とチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの第2の高さ位置(h2)に基づいて、第1の集光点位置調整手段650を制御し、位置計測兼レーザー照射ユニット5をZ軸方向(集光点位置調整方向)に移動し、レーザー光線照射手段9を構成する対物レンズ65を図8の(b)で示すように対物レンズ65から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pが{h2+(h1−h2)/2}の位置になるように上下方向に移動せしめる。この結果、光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の内部には、図8の(b)で示すように厚みの中間位置(50%の位置)に変質層110が形成される。
なお、上記変質層形成工程における加工条件は、例えば次のように設定されている。
レーザー :YVO4 パルスレーザー
波長 :1064nm
平均出力 :1.2W
繰り返し周波数 :80kHz
パルス幅 :120ns
集光スポット径 :φ2μm
加工送り速度 :100mm/秒
上記加工条件によって変質層形成工程を実施すると、厚みが50μm程度の変質層110がサファイア基板11の中間位置にストリート121に沿って形成される。従って、サファイア基板11にうねりがありサファイア基板11の厚みが薄い箇所があっても、サファイア基板11の表面11aに積層して形成された光デバイス層(エピ層)12に達しない変質層110が形成されるので、レーザー光線が作用して光デバイス層(エピ層)12を損傷させるという問題が解消される。
以上のようにして、光デバイスウエーハ10の所定方向に延在する全てのストリート121に沿って上記変質層形成工程を実行したならば、チャックテーブル36を90度回動せしめて、上記所定方向に対して直交する方向に延びる各ストリート121に沿って上記変質層形成工程を実行する。このようにして、光デバイスウエーハ10に形成された全てのストリート121に沿って上記変質層形成工程を実行したならば、光デバイスウエーハ10を保持しているチャックテーブル36は、最初に光デバイスウエーハ10を吸引保持した位置に戻され、ここで光デバイスウエーハ10の吸引保持を解除する。そして、光デバイスウエーハ10は、図示しない搬送手段によって分割工程に搬送される。
次に、変質層形成工程の第2の実施形態について、図9を参照して説明する。
第2の実施形態においても、図9の(a)で示すようにストリート121の一端(図9の(a)において左端)である送り開始位置座標値(A1)(図6の(a)参照)を対物レンズ65の直下に位置付ける。そして、制御手段80はメモリに格納されている光デバイスウエーハ10のストリート121におけるチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)までの第1の高さ位置(h1)とチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの第2の高さ位置(h2)に基づいて、サファイア基板11の厚み(t=h1−h2)が設定厚み(例えば、図示の実施形態の場合90μm)以上の場合には、対物レンズ65から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pが光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の厚みの中間位置(50%の位置)、即ち上記高さ位置計測工程において検出されメモリに格納されているチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の裏面11b(上面)まで第1の高さ位置(h1)とチャックテーブル36の上面から光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の表面11a(光デバイス層12との境界面)までの第2の高さ位置(h2)に基づいて、対物レンズ65から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pが{h2+(h1−h2)/2}の位置になるように第1の集光点位置調整手段650を制御する。
次に、レーザー光線照射手段9を作動し、対物レンズ65からパルスレーザー光線を照射しつつチャックテーブル36を矢印X1で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめる。そして、図9の(a)においてD部に示すようにサファイア基板11の厚み(t=h1−h2)が設定厚み(例えば、図示の実施形態の場合90μm)未満の場合には、レーザー光線を照射することによって基板に形成される変質層が光デバイス層12に達したり極めて近くまで接近(例えば、20μm未満)すると光デバイス層12を損傷させる虞があるので、制御手段80はパルスレーザー光線の照射を停止する。そして、更にチャックテーブル36を矢印X1で示す方向に移動して図9の(a)においてD部が対物レンズ65の直下を通過し、サファイア基板11の厚み(t=h1−h2)が第1の設定厚み(例えば、図示の実施形態の場合90μm)以上になったならば、制御手段80は再び対物レンズ65から照射されるパルスレーザー光線の集光点Pが{h2+(h1−h2)/2}の位置になるように第1の集光点位置調整手段650を制御するとともにレーザー光線照射手段9を作動して対物レンズ65からパルスレーザー光線を照射する。そして、図9の(b)で示すように対物レンズ65の照射位置がストリート121の他端(図9の(b)において右端)に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともに、チャックテーブル36の移動を停止する。この結果、光デバイスウエーハ10を構成するサファイア基板11の内部には、図9の(b)で示すようにサファイア基板11にうねりがありサファイア基板11の厚みが設定厚み(例えば、図示の実施形態の場合90μm)以上の箇所にはサファイア基板11の厚みの中間位置(50%の位置)に変質層110が形成され、サファイア基板11の厚みが設定厚み(例えば、図示の実施形態の場合90μm)未満の箇所においては変質層が形成されない。このように、サファイア基板11の厚みが薄い箇所においてはパルスレーザー光線の照射を停止するので、光デバイス層(エピ層)12の損傷を未然に防止することができる。
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
36:チャックテーブル
37:加工送り手段
374:加工送り量検出手段
38:第1の割り出し送り手段
4:レーザー光線照射ユニット支持機構
42:可動支持基台
43:第2の割り出し送り手段
5:高さ計測兼レーザー照射ユニット
53:集光点位置調整手段
6:位置計測装置
61:発光源
62:第1の光分岐手段
63:コリメーションレンズ
64:第2の光分岐手段
65:対物レンズ65
66:集光レンズ
67:反射ミラー
68:コリメーションレンズ
69:回折格子
70:集光レンズ
71:ラインイメージセンサー
80:制御手段
9:レーザー光線照射手段
91:パルスレーザー光線発振手段
92:ダイクロイックミラー
10:光デバイスウエーハ

Claims (4)

  1. 基板の表面に機能層が積層され格子状に形成された複数のストリートによって区画された複数の領域にデバイスが形成されているウエーハにおける基板の内部に、基板の裏面側から基板に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射し、基板の内部にストリートに沿って変質層を形成するレーザー加工方法であって、
    レーザー加工装置の被加工物を保持するチャックテーブル上にウエーハを基板の裏面を上側にして保持するウエーハ保持工程と、
    チャックテーブルに保持されたウエーハの基板に対して透過性を有する波長の検出光を基板の裏面側からストリートに沿って照射し、基板の裏面および表面で反射した反射光に基づいてストリートに沿ってチャックテーブルの上面から基板の裏面までの第1の高さ位置(h1)およびチャックテーブルの上面から基板の表面までの第2の高さ位置(h2)を計測する高さ位置計測工程と、
    該高さ位置計測工程において計測された該第1の高さ位置(h1)と該第2の高さ位置(h2)との中間部にレーザー光線の集光点を位置付けてストリートに沿って照射することにより基板の内部にストリートに沿って機能層に達しない変質層を形成する変質層形成工程と、を含む、
    ことを特徴とするレーザー加工方法。
  2. 該厚み計測工程は、所定の波長領域を有する光を発する発光源と、該発光源からの光を第1の経路に導くとともに該第1の経路を逆行する反射光を第2の経路に導く第1の光分岐手段と、該第1の経路に導かれた光を平行光に形成するコリメーションレンズと、該コリメーションレンズによって平行光に形成された光を第3の経路と第4の経路に分ける第2の光分岐手段と、該第3の経路に配設され該第3の経路に導かれた光を該チャックテーブルに保持されたウエーハに導く対物レンズと、該第2の光分岐手段と該対物レンズとの間に配設され該第3の経路に導かれた平行光を集光し該対物レンズに集光点を位置付けて該対物レンズからの光を擬似平行光に生成する集光レンズと、該第4の経路に配設され該第4の経路に導かれた平行光を反射して該第4の経路に反射光を逆行せしめる反射ミラーと、該反射ミラーによって反射し該第4の経路と該第2の光分岐手段と該コリメーションレンズおよび該第1の経路を逆行して該第1の光分岐手段から該第2の経路に導かれた反射光と、該チャックテーブルに保持されたウエーハで反射し該対物レンズと該集光レンズと該第2の光分岐手段と該コリメーションレンズおよび該第1の経路を逆行して該第1の光分岐手段から該第2の経路に導かれた反射光との干渉を回折する回折格子と、該回折格子によって回折した反射光の所定の波長域における光強度を検出するイメージセンサーと、該イメージセンサーからの検出信号に基づいて分光干渉波形を求め、該分光干渉波形と理論上の波形関数に基づいて波形解析を実行し、該第4の経路における該反射ミラーまでの光路長と該第3の経路における該チャックテーブルに保持されたウエーハまでの光路長との光路長差(d)を求め、該光路長差(d)に基づいて該チャックテーブルの表面から該チャックテーブルに保持されたウエーハの基板の裏面および表面までの距離を求める制御手段とを具備している計測装手段を用い、基板の裏面で反射した第1の光路長差(d1)と基板の表面で反射した第2の光路長差(d2)とに基づいてチャックテーブルの上面から基板の裏面までの第1の高さ位置(h1)およびチャックテーブルの上面から基板の表面までの第2の高さ位置(h2)を計測する、請求項1記載のレーザー加工方法。
  3. 該変質層形成工程は、該第1の高さ位置(h1)と該第2の高さ位置(h2)とに基づいて、レーザー光線の集光点を{ h2+(h1−h2)/2}の位置に位置付けて実施する、請求項1又は2に記載のレーザー加工方法。
  4. 該変質層形成工程は、該第1の高さ位置(h1)と該第2の高さ位置(h2)とに基づいて、基板の厚みが設定値以上の箇所においてはレーザー光線の集光点を{ h2+(h1−h2)/2}の位置に位置付けて実施し、基板の厚みが設定値厚み未満の箇所においてはレーザー光線の照射を停止する、請求項3記載のレーザー加工方法。
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