JP2011150406A - 電子商取引システム及び電子商取引方法 - Google Patents

電子商取引システム及び電子商取引方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011150406A
JP2011150406A JP2010009096A JP2010009096A JP2011150406A JP 2011150406 A JP2011150406 A JP 2011150406A JP 2010009096 A JP2010009096 A JP 2010009096A JP 2010009096 A JP2010009096 A JP 2010009096A JP 2011150406 A JP2011150406 A JP 2011150406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
transaction
total
services
goods
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010009096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yaichi Tomioka
弥一 冨岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATNET CO Ltd
Original Assignee
ATNET CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATNET CO Ltd filed Critical ATNET CO Ltd
Priority to JP2010009096A priority Critical patent/JP2011150406A/ja
Publication of JP2011150406A publication Critical patent/JP2011150406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】手数料を可変にすることで電子商取引の活性化を図ること。
【解決手段】電子商取引システム1は、取引に関するユーザの入力を受け付ける通信部13と、その入力に基づく処理に対応するポイントをユーザの合計ポイントに加算するポイント更新部17と、一の商品又はサービスの取引が成立した場合に、その取引に関して出展者(受注者)が支払う手数料をその出展者の合計ポイントに基づいて求め、求めた手数料を金銭管理システム18に出力する手数料算出部16とを備えている。手数料は、合計ポイントが大きいほど低く設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ間における商品又はサービスの取引を支援する電子商取引システム及び電子商取引方法に関する。
従来から様々な電子商取引システムが知られている。例えば下記特許文献1には、業務を依頼する者の望む条件を反映した落札者を決定することを可能にする業務オークションシステムが記載されている。このシステムは、業務の応札条件を含む依頼情報を記録するオークションデータベースと、応札者の属性や業務スキル、業務実績を含む応札者情報を記録した応札者データベースとを有している。そして、システム内の管理サーバが、応札者の応札額だけでなく、応札者データベースに記録された応札者それぞれの応札者情報にも基づいて落札者及び落札額を決定する。
特開2009−294971号公報
ところで、上記のような電子商取引システムにおいては、システムの利用に関する手数料は固定で定められているのが一般的である。この手数料をユーザ毎にきめ細かく設定すれば、電子商取引の更なる活性化が期待できる。
そこで本発明は、手数料を可変にすることで電子商取引の活性化を図るための電子商取引システム及び電子商取引方法を提供することを目的とする。
本発明の電子商取引システムは、ユーザ間における商品又はサービスの取引を支援する電子商取引システムであって、取引に関する処理毎に設定されたポイントを記憶する設定ポイント記憶手段と、ユーザ毎のポイントの合計値を記憶する合計ポイント記憶手段と、取引に関するユーザの入力を受け付ける受付手段と、受付手段により受け付けられた入力に基づく処理に対応するポイントを設定ポイント記憶手段から読み出すと共に、該処理に関連するユーザの合計値を合計ポイント記憶手段から読み出し、該ポイントを該合計値に加算した値を新たな合計値として合計ポイント記憶手段に記憶する更新手段と、第1のユーザにより入力され受付手段により受け付けられた、商品又はサービスの発注に関する発注情報と、第2のユーザにより入力され受付手段により受け付けられた、商品又はサービスの提示に関する提示情報とを関連付けて、一の商品又はサービスの取引を成立させる関連付け手段と、関連付け手段により一の商品又はサービスの取引が成立した場合に、該取引に関して第1のユーザ及び第2のユーザのうち少なくとも一のユーザが支払う手数料を、合計ポイント記憶手段に記憶されている該少なくとも一のユーザの合計値に基づいて算出する算出手段と、算出手段により算出された手数料を出力する出力手段と、を備え、算出手段が、合計値が大きいほど手数料を低くする、ことを特徴とする。
また、本発明の電子商取引方法は、ユーザ間における商品又はサービスの取引を支援する電子商取引システムにより実行される電子商取引方法であって、取引に関するユーザの入力を受け付ける受付ステップと、取引に関する処理毎に設定されたポイントを記憶する設定ポイント記憶手段から、受付ステップにおいて受け付けられた入力に基づく処理に対応するポイントを読み出すと共に、ユーザ毎のポイントの合計値を記憶する合計ポイント記憶手段から、該処理に関連するユーザの合計値を読み出し、該ポイントを該合計値に加算した値を新たな合計値として合計ポイント記憶手段に記憶する更新ステップと、第1のユーザにより入力され受付ステップにおいて受け付けられた、商品又はサービスの発注に関する発注情報と、第2のユーザにより入力され受付ステップにおいて受け付けられた、商品又はサービスの提示に関する提示情報とを関連付けて、一の商品又はサービスの取引を成立させる関連付けステップと、関連付けステップにおいて一の商品又はサービスの取引が成立した場合に、該取引に関して第1のユーザ及び第2のユーザのうち少なくとも一のユーザが支払う手数料を、合計ポイント記憶手段に記憶されている該少なくとも一のユーザの合計値に基づいて算出する算出ステップと、算出ステップにおいて算出された手数料を出力する出力ステップと、を含み、算出ステップでは、合計値が大きいほど手数料を低くする、ことを特徴とする。
このような発明によれば、取引に関する所定の入力をユーザが行うとそのユーザに対してポイントが加算および蓄積されていく。その後ユーザ間で取引が成立すると、その取引に係わったユーザ(第1,第2のユーザの少なくとも一人)が支払う手数料が、合計ポイントが大きいほど低くなるように算出される。このように、より積極的に取引に参加するユーザの手数料を下げることで、電子商取引に係わろうとする動機をユーザに与えることができ、ひいては電子商取引を活性化することができる。
本発明の電子商取引システムにおいて、ポイントが設定される、取引に関する処理には、商品又はサービスの発注、商品又はサービスの提示、商品又はサービスの発注の成立、商品又はサービスの受注の成立のうちの少なくとも一つが含まれていてもよい。
この場合には、ユーザが商品又はサービスの発注あるいは提示をしたり、ユーザ間で取引が成立したりした場合にポイントがユーザに付与されるので、ユーザにとっては、取引を持ちかけたり成立させたりするほど、自身が負担する手数料の低減につながる。したがって取引自体の活性化が期待できる。
このような電子商取引システム及び電子商取引方法によれば、取引に関するユーザの入力に応じて蓄積される合計ポイントが高いほど手数料が低くなる。これにより、電子商取引に係わろうとする動機をユーザに与えて電子商取引の活性化を図ることができる。
実施形態に係る電子商取引システムの機能構成を示すブロック図である。 図1に示すサーバのハードウェア構成を示す図である。 設定ポイント情報の例を示す図である。 合計ポイントとランクとの対応関係の例を示す図である。 ランクと手数料率との対応関係の例を示す図である。 図1に示す電子商取引システムの処理を示すフローチャートである。 図6に示す手数料計算処理の詳細を示すフローチャートである。 図6に示す合計ポイント更新処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、実施形態に係る電子商取引システム(以下では「ECシステム」という)1の機能及び構成を説明する。ECシステム1は、会員間のビジネスマッチングあるいはクラウドソーシング(不特定多数の人に業務を委託するという雇用形態)を支援するコンピュータシステムである。また、ECシステム1はビジネスマッチング等に関連するサービス、例えばソーシャル・ネットワーキング・サービス、求人情報提供サービス、職業紹介サービスなども支援する。なお本明細書では、ECシステム1に会員として登録されている者を当該システムのユーザという。
図1に示すように、ECシステム1は、複数のユーザ端末Tと、ユーザ間の取引やその取引により生じる金銭の移動を管理するサーバ10とを備えている。ユーザ端末Tとサーバ10とはネットワーク(例えばインターネット)Nを介して互いに通信可能である。ユーザは、商品又はサービスを発注(依頼)する発注者(第1のユーザ)にも、商品又はサービスを出展(提示)する出展者(第2のユーザ)にもなりうる。出展された商品又はサービスについて取引が成立した場合には、その出展者は受注者といえる。以下では、必要に応じてユーザ端末Tを発注者端末Taや出展者端末Tbと表現する場合もある。
ユーザは、端末Tで所定のアプリケーション・プログラム(例えばウェブ・アプリケーション・プログラム)を起動し、自身を特定するユーザIDとパスワードとを入力してログインすることで、ECシステム1により提供される各種サービスを利用できる。例えばユーザは、発注情報や出展情報の登録・検索・変更・取消、ユーザ情報の検索、入出金指示の入力、広告掲載指示の入力、他ユーザの評価の登録などを実行できるが、サービスの種類はこれらに限定されない。
サーバ10は、発注者端末Taが受け付けた発注情報と出展者端末Tbが受け付けた出展情報(提示情報)とを関連付けることで、ある発注者とある出展者との間の取引を成立させるコンピュータである。本実施形態では、商品とはウェブページ等の電子コンテンツのことをいい、サービスとは電子コンテンツの作成のことをいうが、商品やサービスの種類はこれらに限定されない。図1に示すように、サーバ10は機能的構成要素として設定ポイント記憶部11、合計ポイント記憶部12、通信部13、処理部14、案件データベース15、手数料算出部16、ポイント更新部17、及び金銭管理システム18を備えている。
サーバ10は、図2に示すように、CPU101と、ROMやRAMで構成される主記憶部102と、ハードディスクなどで構成される補助記憶部103と、ユーザ端末Tとの間でデータの送受信を行う通信制御部104と、キーボードやマウスなどで構成される入力部105と、モニタやプリンタなどで構成される出力部106とを備えている。図1に示すサーバ10の各機能は、CPU101又は主記憶部102上に所定のプログラムを読み込ませ、CPU101の制御の下で通信制御部104や入力部105、出力部106を動作させるとともに、主記憶部102又は補助記憶部103に対してデータの読み出し又は書き込みを行うことで実現される。
図1に戻って、設定ポイント記憶部11は、取引に関する処理毎に設定されたポイントを記憶する手段である。設定ポイント記憶部11は、例えば図3に示すような、取引に関する処理の種類とポイント(値)とが関連付けられた設定ポイント情報を予め記憶している。
図3(a)は、ECシステム1のユーザが発注者の立場か出展者の立場かに関係なくそのユーザに対して加算されるポイント(正数)を示している。一方、図3(b)は発注者の立場となったユーザに加算されるポイント(正数)を示し、図3(c)は出展者の立場となったユーザに加算されるポイント(正数)を示している。また、図3(d)はポイントを減ずる場合を示しており、ポイントP31〜P34はそれぞれ負数である。図3より、例えばあるユーザが他の人を会員として招待した場合にはそのユーザにポイントP02が加算されることや、取引が成立した際にはその発注者及び出展者にポイントP11,P21がそれぞれ加算されることや、発注者としての評価が所定値未満の場合にはそのユーザがP32の分だけ自身のポイントを失うことなどが分かる。なお、設定ポイント情報の構成や内容は図3の例に限定されず、任意に設定してよい。
合計ポイント記憶部12は、各ユーザの合計ポイントを記憶する手段であり、具体的には、ユーザを特定するユーザIDと合計ポイントとが関連付けられた合計ポイント情報を記憶する。合計ポイント記憶部12は、例えばユーザID「ユーザA」と合計ポイント「50(ポイント)」と含む合計ポイント情報を記憶する。
通信部13は、ユーザ端末Tとの間でデータや情報を送受信する手段である。データ受信に関して言うと、通信部13は取引に関するユーザの入力を取引関連情報として受け付け、処理部14に出力する。取引に関する入力とは、ECシステム1により提供されるサービスに関する入力のすべてをいう。したがって取引関連情報には、取引に関連するユーザを特定するユーザIDや、取引の種類及び内容を示す情報などが含まれている。
例えば、取引関連情報の一つに、発注者端末Taから受信した、ある商品又はサービスの発注を示す発注情報がある。この発注情報には、発注者のユーザID、発注する商品又はサービスの内容、希望金額、希望納期、出展者の条件(例えば、「条件なし」や「パートナー関係にあるユーザに限る」など)、オプションに関する情報(例えば「急募」など)などの情報が含まれている。
また、出展者端末Tbから受信した、ある商品又はサービスの出展(提示)を示す出展情報(提示情報)も取引関連情報の一種である。この出展情報には、出展者のユーザID、提案する商品又はサービスの内容(商品となる電子コンテンツそのものでもよい)、希望金額などが含まれている。
また、図3における「取引に関する処理」欄に対応する入力情報も取引関連情報である。更には、ユーザ端末Tで発注又は出展に関する情報を表示するための検索要求も取引関連情報といえる。
以上に対してデータ送信に関して言うと、通信部13は処理部14から入力されたデータや情報をユーザ端末Tに向けて送信する。例えば通信部13は、ある端末からの検索要求に応じて抽出された発注情報や出展情報を含む表示用データをその端末に送信する。
処理部14は、ユーザ端末Tで行われた入力、すなわち取引関連情報に基づいて、ビジネスマッチング等に関する各種処理を実行する手段である。
例えば処理部14は、入力された発注情報または出展情報を案件データベース15に格納すると共に、発注又は出展の発生及びその内容を電子メール等の手段で所定のユーザ(例えば発注又は出展の入力をしたユーザとパートナー関係にあるユーザ)に通知する。
また、処理部14は入力された検索要求に基づいて発注情報又は出展情報を案件データベース15から読み出し、ユーザ端末Tの画面上に表示する表示用データをこれらの情報に基づいて生成し、その表示用データを通信部13に出力する。
更に処理部14は、ユーザ端末Tからの入力、あるいは予め内部に記憶している取引成立条件に基づいて、案件データベース15に記憶されている発注情報および出展情報を互いに関連付ける。この関連付けにより一の商品又はサービスの取引が成立する。すなわち、処理部14は関連付け手段としても機能する。処理部14は、出展者により提供された商品(電子コンテンツ)を発注者が入手できるように、その商品のアクセス権限を変更する。また処理部14は、成立した取引の発注者及び出展者のユーザIDと当該取引の成約金額とを手数料算出部16に出力する。
当然ながら処理部14の機能は上記のものに限定されず、処理部14はビジネスマッチング等に関する処理のすべてを実行する。例えば処理部14は、図3における「取引に関する処理」欄に対応する処理を実行する。処理を実行すると、処理部14は取引関連情報をポイント更新部17に出力する。
手数料算出部16は、処理部14により一の商品又はサービスの取引が成立した場合に、その取引に関して出展者がECシステム1の管理者に支払う手数料を出展者の合計ポイントに基づいて算出する手段である。
取引を成立させる処理が処理部14で実行されて出展者のユーザIDが入力されてくると、手数料算出部16はそのユーザIDに対応する合計ポイント情報を合計ポイント記憶部12から読み出す。続いて手数料算出部16は、図4に示すような合計ポイントとランクとの対応表を用いて出展者のランクを判定する。なお、対応表は手数料算出部16の内部又は所定の記憶手段に格納されており、手数料算出部16はランク判定の際にその対応表を読み出す。図4の例に従えば、出展者の合計ポイントが「50」であればランクは「C」となる。
続いて手数料算出部16は、入力された成約金額、及び図5に示すようなランクと手数料率との対応表を用いて、ECシステム1の管理者が出展者に請求する手数料を求める。なお、この対応表も手数料算出部16の内部又は所定の記憶手段に格納されており、手数料算出部16は手数料算出の際にその対応表を読み出す。図5の例に従えば、成約金額が8万円であり出展者のランクがCであれば、手数料は80000×0.16=12800円となる。また、成約金額が20万円であり出展者のランクがCであれば、手数料は100000×0.16+100000×0.08=24000円となる。図5の例では、ランクS(最上位)の出展者に課される手数料はランクE(最下位)の出展者に課されるものの半分となる。
各対応表の構成および内容は図4,5の例に限定されない。例えばランクという概念を用いずに、合計ポイント又はその範囲と手数料率とを直接関連付けてもよい。また、対応表を用いる以外の方法で手数料を求めてもよい。ただし、いずれの方法を取るにせよ、同じ成約金額で比較した際に合計ポイントが高いほど手数料が低くなるようにする必要がある。
手数料算出部16は、成約金額及び算出した手数料に関する情報を、成立した取引の発注者及び出展者のユーザIDと共に金銭管理システム18に出力する。
金銭管理システム18は、エスクロー方式によりユーザの入出金処理を実行する手段である。金銭管理システム18は、手数料算出部16から入力された情報に基づいて発注者及び出展者それぞれの金銭情報を更新することで入出金処理を実行する。具体的には、金銭管理システム18は、発注者の成約金額の支払いを示す情報や、出展者の受注金額(成約金額から手数料を引いた額)の受け取りを示す情報を所定のデータベースに記録する。また、金銭管理システム18はECシステム1の管理者が受け取る手数料に関する情報も所定のデータベースに記録する。
ポイント更新部17は、ユーザの合計ポイントを更新する手段である。ポイント更新部17は入力された取引関連情報を解析して取引に関する処理の種類を判定し、その処理に対応する設定ポイント情報を設定ポイント記憶部11から読み出す。設定ポイント情報を取得できた場合には、ポイント更新部17は取引関連情報内のユーザIDに基づいて、取引に関連するユーザの合計ポイント情報を合計ポイント記憶部12から読み出す。そしてポイント更新部17は、設定ポイント情報内のポイントを合計ポイント情報内の合計ポイントに加算することで合計ポイント情報を更新し、更新後の合計ポイント情報を合計ポイント記憶部12に格納する。
このような処理により、取引に関する入力を行ったユーザに所定のポイントが付与される。図3の例に従えば、あるユーザが他の者を会員として招待した場合にはそのユーザの合計ポイントがP01だけ増える。また、ある発注者とある出展者との間で取引が成立した場合には、その発注者及び出展者の合計ポイントがそれぞれP11、P21だけ増える。手数料算出部16で手数料計算が行われた場合には、ポイント更新部17はその計算の後にポイント更新を実行する。
したがって、商品又はサービスの発注や出展を多く行ったユーザや、図3(a)〜(c)の例に示すような行為(入力)を多く行ったユーザには多くのポイントが付与され、その結果ランクがEからD,C,…,Sの順に上がっていく。そして、ランクが高いほど、出展者の立場で成約した際に負担する手数料率が低くなる。
次に、図1に示すECシステム1での処理を説明するとともに本実施形態に係る電子商取引方法について説明する。
まず、図6を用いて処理の全体像を説明する。ユーザ端末Tにおいて取引に関する入力が行われると、その入力に基づく取引関連情報がネットワークNを介してサーバ10に送られ、通信部13がその取引関連情報を受信する(ステップS1、受付ステップ)。続いて、処理部14がその取引関連情報(受け付けた入力)に基づいて、取引に関する処理を実行する(ステップS2)。例えば、処理部14は発注情報や出展情報を格納する処理、発注情報と出展情報とを関連付けて取引を成立させる処理、ユーザ間でパートナー関係を成立させる処理、コミュニティサイト(ソーシャル・ネットワーキング)に関する処理などを実行する。
処理部14での処理により一の商品又はサービスに関する取引が成立した場合には(ステップS3;YES、関連付けステップ)、手数料算出部16が当該取引について出展者が負担する手数料を求め(ステップS4、算出ステップ)、その後にポイント更新部17が取引に関連するユーザのポイントを更新する(ステップS5、更新ステップ)。これに対して、処理部14において取引の成立以外の処理が行われた場合には(ステップS3;NO)、手数料の計算は行われず、合計ポイントの更新のみが行われる(ステップS5、更新ステップ)。
手数料計算(算出ステップ)の詳細は図7に示すとおりである。すなわち、手数料算出部16はまず、出展者の合計ポイントを合計ポイント記憶部12から読み出し(ステップS41)、図4に示すような対応表を用いてその合計ポイントに対応するランクを判定する(ステップS42)。続いて手数料算出部16は、図5に示すような対応表を用いて出展者のランクに対応する手数料率を抽出し、成約金額とその手数料率とに基づいて手数料を求める(ステップS43)。続いて手数料算出部16は、求めた手数料の情報を金銭管理システム18に出力する(ステップS44、出力ステップ)。
ポイント更新(更新ステップ)の詳細は図8に示すとおりである。すなわち、ポイント更新部17はまず、取引関連情報に基づいて、取引に関する入力に対応する設定ポイント情報を設定ポイント記憶部11から読み出す(ステップS51)。またポイント更新部17は、その取引関連情報に基づいて、取引に関連するユーザの合計ポイント情報を合計ポイント記憶部12から読み出す(ステップS52)。続いてポイント更新部17は、設定ポイント情報内のポイントを合計ポイントに加算することでユーザの合計ポイントを更新し(ステップS53)、更新後の値を合計ポイント記憶部12に格納する。更新された合計ポイントは次の手数料計算の際に用いられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、取引に関する所定の入力をユーザが行うとそのユーザに対してポイントが加算および蓄積されていく。その後ユーザ間で取引が成立すると、その取引の出展者が支払う手数料が、合計ポイントが大きいほど手数料の割引率が高くなるように算出される。このように、より積極的に取引に参加するユーザの手数料を下げることで、電子商取引に係わろうとする動機をユーザに与えることができ、ひいては電子商取引を活性化することができる。
例えば設定ポイント情報を図3のように設定すれば、ユーザが商品又はサービスの発注あるいは提示をしたり、ユーザ間で取引が成立したりした場合にポイントがユーザに付与されるので、ユーザにとっては、取引を持ちかけたり成立させたりするほど、自身が負担する手数料の低減につながる。したがって、取引自体の活性化が期待できる。また図3の例に従えば、ある人をECシステム1の会員として招待したり求人広告を載せたりした場合にもポイントが加算されるので、会員増による取引の活性化や、ユーザ同士の更なる交流などが期待できる。更に図3(d)のようにポイントを減ずる条件を設けることで、不公正な取引などの発生を抑え、健全な電子商取引を促進することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記実施形態では金銭管理システム18をサーバ10内に設けたが、金銭管理システム18をサーバ10とは別のコンピュータに実装し、サーバ10と金銭管理システム18とをネットワークにより接続してもよい。また、サーバ10の機能を分散システムにより実現してもよい。
上記実施形態ではECシステム1は出展者に課す手数料を求めたが、手数料を課すユーザの種類は限定されない。例えば、発注者に課す手数料を上記のような方法で求めてもよい。
1…電子商取引システム、10…サーバ、11…設定ポイント記憶部(設定ポイント記憶手段)、12…合計ポイント記憶部(合計ポイント記憶手段)、13…通信部(受付手段)、14…処理部(関連付け手段)、15…案件データベース、16…手数料算出部(算出手段)、17…ポイント更新部(更新手段)、18…金銭管理システム、T…ユーザ端末。

Claims (3)

  1. ユーザ間における商品又はサービスの取引を支援する電子商取引システムであって、
    前記取引に関する処理毎に設定されたポイントを記憶する設定ポイント記憶手段と、
    ユーザ毎の前記ポイントの合計値を記憶する合計ポイント記憶手段と、
    前記取引に関するユーザの入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた入力に基づく処理に対応する前記ポイントを前記設定ポイント記憶手段から読み出すと共に、該処理に関連するユーザの前記合計値を前記合計ポイント記憶手段から読み出し、該ポイントを該合計値に加算した値を新たな合計値として前記合計ポイント記憶手段に記憶する更新手段と、
    第1のユーザにより入力され前記受付手段により受け付けられた、商品又はサービスの発注に関する発注情報と、第2のユーザにより入力され前記受付手段により受け付けられた、商品又はサービスの提示に関する提示情報とを関連付けて、一の商品又はサービスの取引を成立させる関連付け手段と、
    前記関連付け手段により前記一の商品又はサービスの取引が成立した場合に、該取引に関して前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうち少なくとも一のユーザが支払う手数料を、前記合計ポイント記憶手段に記憶されている該少なくとも一のユーザの前記合計値に基づいて算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された手数料を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記算出手段が、前記合計値が大きいほど前記手数料を低くする、
    ことを特徴とする電子商取引システム。
  2. 前記ポイントが設定される前記取引に関する処理には、商品又はサービスの発注、商品又はサービスの提示、商品又はサービスの発注の成立、商品又はサービスの受注の成立のうちの少なくとも一つが含まれる、
    請求項1に記載の電子商取引システム。
  3. ユーザ間における商品又はサービスの取引を支援する電子商取引システムにより実行される電子商取引方法であって、
    前記取引に関するユーザの入力を受け付ける受付ステップと、
    前記取引に関する処理毎に設定されたポイントを記憶する設定ポイント記憶手段から、前記受付ステップにおいて受け付けられた入力に基づく処理に対応するポイントを読み出すと共に、ユーザ毎の前記ポイントの合計値を記憶する合計ポイント記憶手段から、該処理に関連するユーザの合計値を読み出し、該ポイントを該合計値に加算した値を新たな合計値として前記合計ポイント記憶手段に記憶する更新ステップと、
    第1のユーザにより入力され前記受付ステップにおいて受け付けられた、商品又はサービスの発注に関する発注情報と、第2のユーザにより入力され前記受付ステップにおいて受け付けられた、商品又はサービスの提示に関する提示情報とを関連付けて、一の商品又はサービスの取引を成立させる関連付けステップと、
    前記関連付けステップにおいて前記一の商品又はサービスの取引が成立した場合に、該取引に関して前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうち少なくとも一のユーザが支払う手数料を、前記合計ポイント記憶手段に記憶されている該少なくとも一のユーザの前記合計値に基づいて算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにおいて算出された手数料を出力する出力ステップと、
    を含み、
    前記算出ステップでは、前記合計値が大きいほど前記手数料を低くする、
    ことを特徴とする電子商取引方法。
JP2010009096A 2010-01-19 2010-01-19 電子商取引システム及び電子商取引方法 Pending JP2011150406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010009096A JP2011150406A (ja) 2010-01-19 2010-01-19 電子商取引システム及び電子商取引方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010009096A JP2011150406A (ja) 2010-01-19 2010-01-19 電子商取引システム及び電子商取引方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011150406A true JP2011150406A (ja) 2011-08-04

Family

ID=44537349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010009096A Pending JP2011150406A (ja) 2010-01-19 2010-01-19 電子商取引システム及び電子商取引方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011150406A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014126126A1 (ja) * 2013-02-18 2014-08-21 株式会社ソキュアス 取引システム
JP6467086B1 (ja) * 2018-04-19 2019-02-06 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法及び提供プログラム
JP2019192213A (ja) * 2019-01-10 2019-10-31 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法及び提供プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014126126A1 (ja) * 2013-02-18 2014-08-21 株式会社ソキュアス 取引システム
JP2014157547A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Socueus Co Ltd 取引システム
JP6467086B1 (ja) * 2018-04-19 2019-02-06 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法及び提供プログラム
JP2019191706A (ja) * 2018-04-19 2019-10-31 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法及び提供プログラム
JP2019192213A (ja) * 2019-01-10 2019-10-31 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法及び提供プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8290821B2 (en) Service method and apparatus for providing online integrated shopping mall
US20130290085A1 (en) Systems and methods to determine a value relating to a post
US10628872B2 (en) Browsing device, information processing system, method of controlling browsing device, recording medium, and program
WO2011030888A1 (ja) 構成員間流通ポイント管理装置、構成員間流通ポイントシステム及び方法
JP7011236B2 (ja) 商品購入支援装置、送料決定方法、及び、プログラム
US20140330666A1 (en) Methods and apparatus for providing an electronic commerce platform
JP6818096B1 (ja) サービス管理装置及びサービス管理方法
JP2010244448A (ja) レンタル情報提供装置、方法、及びコンピュータプログラム
JP2014093041A (ja) 遺産管理プログラムおよび遺産管理システム
US20130166404A1 (en) Merchandise trading system and method
JP2020077133A (ja) 資産交換システム、資産交換方法および資産交換プログラム
US20110302060A1 (en) Order processing and benefit distribution systems and methods
JP2011150406A (ja) 電子商取引システム及び電子商取引方法
JP5685123B2 (ja) 利用実績処理装置及び利用実績処理方法
JP6872269B2 (ja) インターネットショッピングモール管理方法
TWM520695U (zh) 不動產自售的使用者設備及系統
JP2012128607A (ja) ポイント制のカウンセリングサービス提供システム
JP2013003614A (ja) 商品販売装置、商品販売方法及びプログラム
US20210082029A1 (en) Intermediary Method, Intermediary Device, and Recording Medium/Program
WO2014126126A1 (ja) 取引システム
JP2022012909A (ja) 出品代行システム、出品代行方法、および出品代行プログラム
US20140279170A1 (en) Systems and methods for an online fashion design marketplace
JP7181986B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2020052598A (ja) 代行仲介装置、代行仲介方法及び代行仲介プログラム
KR102267016B1 (ko) 모바일 초대장을 이용한 선물 결제 시스템