JP2011127416A - 摺動補助機構及び戸首付き引戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動補助機構を戸首付き引戸に容易に適用できるようにし、簡易化及び外観特性を維持して作動特性を向上する。
【解決手段】本体枠側横溝80に配設されるケース1、ケースに配されたスライダー2、ケース対応部に係止する待機姿勢と係止解除する引込姿勢とに切り換えられるラッチ3、付勢手段4からなる引込ユニット6と、引戸9に取り付けられてラッチ3を待機姿勢から引込姿勢に切り換えたり引込姿勢から待機姿勢に切り換える作動部材7とを備え、ラッチ3が待機姿勢から引込姿勢に切り換えられると、付勢手段4に蓄積されていた付勢力により引戸9を開から閉へ、又は、閉から開へ引き込む摺動補助機構であって、引戸9が横溝80に嵌合する戸首90付きであり、作動部材7が引戸9の戸首側の端面46に取り付けられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、引戸を付勢手段に蓄積された付勢力により開から閉へ切り換えたり、閉から開へ切り換えられようにする摺動補助機構、及びその機構により引き込まれる戸首付き引戸に関する。なお、対象の摺動補助機構は引戸クローザーなどとも称されている。
図22は特許文献1の摺動補助機構を示している。この機構では、本体枠が引戸を摺動自在に配置しており、作動部材である係合突起(係合ピン)9を引戸に設け、本体枠に設けられた摺動補助機構の主要部である引込ユニットにより引戸を係合突起9を介して引き込む。この引込ユニットは、本体枠に取り付けられるケース1、ケース1に摺動自在に配されたスライダー2A,2B、各スライダーに対しシャフト8を介して回転可能に支持されたラッチ5,5、付勢手段3からなる。係合突起9は引戸の上端面に突設される。
ここで、ケース1は、本体枠のガイド用溝に沿って配置される関係で細長いとともに薄く形成される。各スライダー2A,2Bは、上下面に設けられた凸部22を有し、各凸部22がケース1の上下面に設けられたガイド溝12b,16bに嵌合し、それら上下のガイド手段により案内されながら摺動される。また、各ラッチ5は、上下面に設けられた突起52を有し、各突起52がケース1の上下面に設けられたガイド溝14,19に嵌合し、それら上下のガイド手段により案内されながら摺動される。各ガイド溝14,19は、ガイド溝12b,16bと平行な直線溝14a,19aと、直線溝14a,19aの両側に設けられた略L形の係止溝14b,19bとからなる。
以上の摺動補助機構において、図22(a)の両側のラッチ5及び(b)の右側ラッチ5は待機姿勢である。この待機姿勢では、上下の突起52が対応する係止溝14b,19bに係止されて、ラッチ5がスライダー2Aと共に付勢手段3に蓄積された付勢力に抗し位置規制されている。そして、同(a)の状態から、不図示の左側の開位置にある引戸を開から閉方向へ摺動操作すると、係合突起9が対応する引込ユニットのラッチ5のフック部50内面に当たり、ラッチ5がその応力で回転されて待機姿勢から(b)の左側のごとく引込姿勢に切り換えられる。この引込姿勢では、ラッチ5が係合突起9をフック部内に拘束した状態で、上下の突起52が係止溝14b,19bから直線溝14a,19aに入って係止解除される。このため、ラッチ5及びスライダー2Aは、付勢手段3に蓄積された付勢力により摺動され、引戸を係合突起9を介して閉位置に自動で切り換える。また、閉位置から、該引戸の開操作によって、係合突起9がラッチ5と共に図面の左側へ摺動されると、それに伴って付勢手段3に付勢力を蓄積する。更に引戸が開方向へ動かされると、再び待機姿勢に切り換えられる。
特開2008−144567号公報
上記した摺動補助機構は、例えば引戸が閉操作されるとき、途中から付勢力により閉位置まで自動的に切り換えられるため引戸の使い勝手を向上し、引戸の不完全な閉状態の発生を解消できる。また、上記の引込ユニットは、図22(a)の形態に代えて、左右片側つまり対のラッチ及びスライダー並びに付勢手段で構成したり、更に単一のラッチ及びスライダー並びに付勢手段にて構成可能なため、例えば、本体枠側の横溝に沿って開閉される引戸にも適用できる。
ところで、戸首付き引戸の場合は、図22(a),(b)に示されるごとく本体枠を構成している鴨居の横溝に引戸の細くなった戸首を嵌合するため、横溝の溝幅は大きくても7分溝(21mm)であり、戸首16の幅寸法も20mm程度となる。このため、通常は、引込ユニットを戸首側に配設し難く、作動部材も引込ユニットとの関係を保って戸首側に付設し難かった。このような背景から、従来は上記摺動補助機構のようなタイプは戸首付き引戸に適用不能と考えられており、それに代わる機構として特開2007−120142号公報などに開示されている引戸を巻き上げ式ワイヤーにより引き込む駆動ワイヤータイプを適用するようにしていた。ところが、駆動ワイヤータイプでは、引戸側への組込構造が複雑となって引戸自体を交換しなければならなかった。なお、特開2008−144567号公報には、引込ユニットを引戸の戸首に配置した構成を開示しているが、戸首の一部を切除した後に設置用の凹状部を形成しなくてはならず複雑となる。
本発明の目的は、上記したような課題を解消して、引込ユニット及び作動部材からなる摺動補助機構を戸首付き引戸に容易に適用できるようにし、簡易化及び外観特性を維持して作動特性を向上することにある。
請求項1の本発明は、第1及び第2形態に示されるごとく、本体枠側の横溝に配設されるケース、及び前記ケースに摺動自在に配されたスライダー、及び前記スライダーに支持されてケース対応部に係止する待機姿勢と前記係止を解除する引込姿勢とに切り換えられるラッチ、並びに付勢手段からなる引込ユニットと、前記本体枠の横溝に沿って移動される引戸に取り付けられて前記ラッチを待機姿勢から引込姿勢に切り換えたり引込姿勢から待機姿勢に切り換える作動部材とを備え、前記ラッチが前記待機姿勢から引込姿勢に切り換えられると、前記付勢手段に蓄積されていた付勢力により前記引戸を開から閉へ、又は、閉から開へ引き込む摺動補助機構であって、前記引戸が前記横溝に嵌合する戸首付きであり、前記作動部材が前記引戸の戸首側の端面(戸首を突出する側の端面であればよい)に取り付けられていることを特徴としている。
以上の本発明において、引戸には戸首付き障子及び戸首付き襖なども含まれる。本体枠は、引戸の戸首と嵌合する横溝を有しているとともに、引戸を開位置と閉位置とに摺動自在に支持する矩形枠である。通常は、下側の横木ないしは敷居、上側の横木ないしは鴨居と、両側の縦木により引戸に対応した大きさの開口部を区画している。作動部材は、引戸の端面の内、戸首を突出している端面に当該戸首の一部と代えた状態で取り付けられてラッチを引込姿勢と待機姿勢とに切り換える。待機姿勢では、ラッチがスライダーと共に付勢手段に蓄積された付勢力に抗し係止されている。引込姿勢では、ラッチが作動部材を内側に拘束した状態で係止解除され、蓄積された付勢力により引戸を開(開途中を含む)から閉へ、又は、閉から開(開途中を含む)へ位置まで移動する。
以上の本発明は、請求項2〜5のごとく具体化されることがより好ましい。すなわち、
(ア)前記引戸は前記戸首の一部を戸首一端から所定長さ切断した取付部を形成しているとともに、前記作動部材は前記取付部に装着される前記固定板部及び前記固定板部に突設されて前記ラッチに係脱される係合突起を有している構成である(請求項2:第1形態)。
(イ)前記作動部材は、前記固定板部に一体化されて固定板部の長手方向に沿う一側に起立されて前記戸首の片面と連続する状態に配置されるガイド兼用の遮光板部を有している構成である(請求項3:第1及び第2形態)。
(ウ)前記固定板部と前記遮光板部とを縦断面略L形に形成しているとともに、前記係合突起を前記固定板部の板幅のうち前記遮光板部から離れる側に立設している構成である(請求項4:第1及び第2形態)。
(エ)前記作動部材は、前記引戸の戸首の一部となる戸首形成部を有している構成である(請求項5:第2形態)。
(オ)前記戸首形成部と略直線上に配置される受け部材を有し、前記受け部材及び前記戸首形成部により前記引戸の戸首を形成している構成である(請求項6:第2形態)。
(カ)前記作動部材の戸首形成部と前記受け部材との間に配置された遮光部材を有している構成である(請求項7:第2形態)。
(キ)前記作動部材は、前記引戸の移動時の傾きないしは跳ね上がりを防ぐために用いられる隙間調整用のスペーサを有している構成である(請求項8:図21の変形例2)。
(ク)前記スペーサは、取付部又は前記取付部に一体になった他のスペーサに対し裁断可能に接続されており、裁断後に前記取付部又は前記取付部から延びた延長部に重ねられる構成である(請求項9:図21の変形例2)。
(ケ)前記本体枠は前記引戸の移動時の傾きないしは跳ね上がりを防ぐために用いられる隙間調整用のスペーサを前記横溝内に有しているとともに、前記スペーサは取付部又は前記取付部に一体になった他のスペーサに対し裁断可能に接続されており、裁断後に前記取付部又は前記取付部から延びた延長部に重ねられる構成である(請求項10:図19及び図20の変形例1)。
(コ)前記引込ユニットは、前記本体枠の横溝内に取り付けられた状態で、前記ケースの一側外面に沿って案内される前記遮光板部を介して前記作動部材を相対的に位置だし可能であり、かつ、前記ケースに設けられてケースの一部を一端より所定長さ幅細となった誘い部から前記係合突起を導いて前記ラッチに当接する構成である(請求項11:第1及び第2形態)。以上の位置だし作用は、通常、ケースの設置面が幅広になっていてその幅広になった隙間に沿って前記遮光板部を案内することになる。
(サ)これに対し、請求項12は以上の摺動補助機構により引き込み可能な戸首付き引戸を特定したものである。
請求項1の発明では、各形態に例示されるごとく戸首付き引戸であっても、従来の戸首なしの引戸と同様に、本体枠の横溝に配設された引込ユニットに対応して、作動部材を有した戸首付きの引戸として実施できる。
請求項2の発明では、戸首の一部を切断した取付部に装着される固定板部に係合突起を設けることにより、戸首付きの引戸にも摺動補助機構として、特開2007−120142号公報に例示されるような駆動ワイヤータイプではなく、上記引込ユニット及び作動部材からなる摺動補助機構を容易に採用できる。また、例えば特開2008−144567号公例に記載の構造に比べて、既存の戸首付き引戸に簡単に後付け可能にして、戸首付き引戸の外観特性を維持しながら作動特性を向上できる。
請求項3の発明では、固定板部に一体化されて固定板部の長手方向に沿う一側に起立されて戸首の片面と連続する状態に配置されるガイド兼用の遮光板部を有しているため、例えば室内の光が戸首の切断箇所より外へ洩れるという虞を解消できるとともに、請求項11の案内作用も兼ねる。
請求項4の発明では、固定板部と遮光板部を縦断面略L形に形成しているため取付部への位置決め及び固定操作が容易となり、また、作動部材を固定板部の板幅のうち遮光板部から離れる側に立設しているためラッチに当接し易く、戸首の一部切断に起因した引戸のがたつき発生を防ぐことができる。
請求項5の発明では、作動部材が第2形態のごとく引戸の戸首の一部となる戸首形成部を有しているため請求項6や7のような展開を可能にする。すなわち、請求項6の発明では、前記戸首形成部と略直線上に配置される受け部材を有し、受け部材及び戸首形成部により引戸の戸首を形成しているため、従来の戸首付き引戸に比べ、引戸としては第2形態のごとく戸首側の端面を平坦面にした状態で作製し、その平坦面に作動部材及び受け部材を付設して戸首を形成することにより、引戸作製工数を低減でき、摺動補助機構を簡単に採用できるようにする。更に、請求項7の発明では、戸首形成部と受け部材との間に配置された遮光部材を有しているため、室内の光が外へ洩れるという不具合を確実に解消できる。
請求項8の発明では、作動部材が取付部及び係合突起と共に隙間調整用のスペースを有しているため、例えば本体枠の横溝と引戸の戸首との間の相対的隙間が大きくなるとき、又は、引戸が継続使用により変形して移動時に跳ね上がってスムースに移動できなくなったときに、スペーサを使って隙間調整を的確に行うことができる。
請求項9の発明では、スペーサを取付部又は取付部に一体になった他のスペーサに対し裁断して、取付部又は取付部から延びた延長部に重ねることで隙間調整を迅速に実施できる。
請求項10の発明では、本体枠が横溝内に引込ユニットと共に隙間調整用のスペーサを有しているため、例えば本体枠の横溝と引戸との間の相対的隙間が大きくなるとき、又は、引戸が継続使用により変形して移動時に跳ね上がってスムースに移動できなくなったときに、スペーサを使って隙間調整を的確に行うことができる。この場合、上記請求項9と同様にスペーサを取付部又は取付部に一体になった他のスペーサに対し裁断して、取付部又は取付部から延びた延長部に重ねることで隙間調整を迅速に実施できる。
請求項11の発明では、引込ユニットを構成しているケースの側部に沿って遮光板部をトレースしたり、ケースに設けた誘い部に沿って作動部材の係合突起を導いてラッチと当接することにより、引込ユニットに対する引戸側作動部材の位置精度を維持して作動特性を良好に保つ。このような構造は、引込ユニットが本体枠の横溝内に取り付けられるため幅寸法として溝幅(通常は20mm前後)より小さくなり、作動部材とラッチとの位置精度を如何に維持するかという点から工夫されたものである。
請求項12の発明では、戸首付き引戸として以上の各請求項の摺動補助機構の利点を具備できる。
第1形態の摺動補助機構を構成している引込ユニット及びストライカーユニットを示す分解構成図である。 上記引込ユニットから上側のケース本体を外した態様で、(a)はラッチが待機姿勢の状態での平面図、(b)はラッチが引込姿勢の状態での平面図である。 (a)は引戸及び本体枠を示す模式図、(b)は(a)のA部の構成を示す模式図、(c)は(a)のB部を示す引戸上側の模式図である。 上記引込ユニットのケースを示し、(a)はケース本体の平面図、(b)はカバーの平面図である。 上記引込ユニットのラッチを示し、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。 上記引込ユニットのスライダーを示し、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。 (a)は引戸を開から閉方向へ摺動操作している状態を示す模式図、(b)はその状態での摺動補助機構を示す模式図、(c)は(b)のC部拡大図である。 (a)は引戸が閉方向へ自動で摺動される直前状態を示す模式図、(b)はその状態での摺動補助機構を示す模式図、(c)は(b)のD部拡大図、(d)は引戸が(c)から更に閉方向へ摺動した態様でのD部拡大図である。 (a)は引戸が閉位置に摺動された状態を示す模式図、(b)はその状態での摺動補助機構を示す模式図、(c)は(b)のE部拡大図である。 第2形態の引込ユニットを本体枠に取り付けた状態で示し、(a)は側面図、(b)は下から見上げた下面図、(c)は引込ユニット単品図である。 第2形態のストライカーユニットを遮光部材と共に引戸に取り付けた状態を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は引戸上側の構成図である。 第2形態の引込ユニットの分解構成図である。 第2形態のラッチを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA矢印方向から見た側面図、(c)は(a)のB矢印方向から見た正面図である。 第2形態のスライダーを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC矢印方向から見た側面図、(c)は(a)のD矢印方向から見た正面図である。 第2形態のストライカーユニットを示す斜視図である。 (a)は第2形態の遮光部材を受け部材などと共に示す概略構成図、(b)はその遮光部材の縦断面図である。 上記摺動補助機構の適用例をラッチの待機姿勢で示し、(a)は引戸上部分の模式状態図、(b)は引戸を上から見た模式状態図、(c)は(b)の引込ユニット単品の拡大図である。 上記適用例をラッチの引込姿勢で示し、(a)は引戸上側の模式状態図、(b)は引戸を上から見た模式状態図、(c)は(b)の引込ユニットの拡大図である。 第2形態の引込ユニットと共に隙間調整用スペーサを本体枠に取り付けた変形例1を示し、(a)は側面図、(b)は下面図、(c)はスペーサ単品図である。 上記スペーサの使い方を示し、(a)はスペーサの下面図、(b)は一部裁断した状態での概略斜視図、(b)はスペーサを重ねた状態での概略斜視図である。 第2形態のストライカーユニットの変形例を遮光部材及び受け部材と共に引戸に取り付けた変形例2を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は引戸上側の模式状態図、(d)はストライカーユニットの単品図である。 特許文献1の摺動補助機構を示し、(a)は引込ユニットの構成図、(b)はその要部作動図である。
本発明形態を図面を参照しながら説明する。なお、図面では、引込ユニットが幅寸法として約20mmであり作図上の制約から細部を簡略化したり省略している。以下の説明では、各形態の機構特徴、図1〜図9に示された第1形態の引込ユニット及びストライカーユニット並びにその作動、図10〜図18に示された第2形態の引込ユニット及びストライカーユニット並びにその作動、図19及び図20に示された変形例1、図21に示された変形例2の順に詳述する。
(各形態の機構特徴)対象の摺動補助機構は、図3に例示したごとく引戸9A,9Bを開位置と閉位置と摺動して切り換える構成のうち、特に戸首45付き引戸9A,9Bに適用するため工夫したものである。ここで、引戸9A,9Bは、上端面46に一段高くなった戸首45を有している。この戸首45は、幅が20mm程度で、本体枠側の横溝43の溝幅Lに嵌合する寸法である。本体枠は、上側の鴨居40及び下側の敷居41と、両側の縦木42により矩形の開口部を区画している。鴨居には、各引戸9A,9Bの戸首45に対応する一対の横溝43が平行に形成されている。なお、以下の説明では、摺動補助機構を引戸9Aの方に適用した例で明らかにする。但し、摺動補助機構は引戸9Bの方にも同様に適用されるものである。このため、第2形態では引戸9と表記する。
すなわち、この摺動補助機構は、図1〜図3又は図10〜図12に示されるごとく、引込ユニット6又は6A及び作動部材としてのストライカーユニット7又は7Aから構成されている。引込ユニット6又は6Aは、本体枠側横溝43に配設されるケース1と、ケース1に摺動自在に配されたスライダー2と、スライダー2に支持されてケース対応部に係止する待機姿勢と係止解除する引込姿勢とに切り換えられるラッチ3と、付勢手段4と、制動手段5とを有し、ラッチ3が待機姿勢から引込姿勢に切り換えられると、付勢手段4に蓄積されていた付勢力により引戸9を開から閉位置へ引き込むようにする。
ストライカーユニット7又は7Aは、引戸9Aのうち、戸首45を突出している引戸9Aの端面46に当該戸首の一部と代えた状態で取り付けられている。この場合、ストライカーユニット7では、端面46に取り付けられる固定板部55と、固定板部55に立設されてラッチ3を待機姿勢から引込姿勢に切り換えたり引込姿勢から待機姿勢に切り換える作動部材としての係合突起56と、固定板部55の長手方向に沿う一側に起立された遮蔽板57とを有しており、引戸9Aの戸首45の一部を戸首一端側より所定長さ切断した取付部47に対し固定板部55を介して装着される。ストライカーユニット7Aでは、端面46に取り付けられる固定板部55、前記と同じ係合突起56、引戸9の首部の一部を形成する首部形成部58を有しており、引戸9Aの戸首側の平坦面に形成された端面46(上側端面であるが、下側端面でもよい)に対し固定板部55を介して装着される。この構造では、引戸9の戸首が端面46に略直線上に配設された前記戸首形成部分58及び受け部材8で戸首を形成している。
(第1形態の引込ユニット)引込ユニット6の細部を明らかにする。ケース1は、図1及び図4に示されるごとく上記した横溝43に対応して細長く、長手方向の一端から他端の途中まで幅細となるよう切り欠いた誘い部1aと、一端側より誘い部1aに向けて傾斜した案内部1bとを形成しているとともに、設置面となる上面10及び両側面12並びに下側開口を閉じているカバー15により内部を区画形成している。ケース1には、付勢手段用配置部11a及び制動手段用配置部11bと、長手方向の両端を平坦に形成した取付部13a,13bと、取付部13bの手前に立設された縦壁12bと、縦壁12bのうち配置部11a側に設けられて付勢手段4であるコイルばねの一端を係止する係止部12c、及び配置部11b側に設けられて制動手段5であるシリンダー50の端部を係止する規制部12dと、ガイド部14とが設けられている。ガイド部14は、両配置部11aと11bとの間にあって、略中間位置より取付部13aの手前に向かって延びている直線溝14aと、直線溝14aから取付部13a側の端末から略L形段差となっている係止溝14bとからなる。
カバー15には、付勢手段用配置部15a及び制動手段用配置部15bと、片側を長手方向に切り欠いて後述する作動部材である係合突起56をカバーの幅中央側に導く誘い部15cと、取付部13aに重ねられる取付部18aと、配置部15aに配置される付勢手段4であるコイルばねの遊びを抑えるガイド片18dと、取付部18aと反対側の端部19aにあって配置部15b側に設けられて制動手段5であるシリンダー50の端部を係止する規制部19bと、ガイド部14に対応したガイド部16とが設けられている。ガイド部16は、直線溝14aに対応する直線溝16aと、係止部14bに対応する略L形段差となっている係止溝16bとからなる。
ケース側の両側面12及びカバー側の両側17には、カバー15をケース1に重ねたときに互いに係合する係止部12aと係合部17aとが複数対に設けられている。また、ケース側の取付部18a及びカバー側の取付部18aには、カバー15をケース1に重ねたときに互いに係合する爪付きの係止脚13cと孔付きの係合部18cとが設けられている。そして、この例では、カバー15がそれらの係合を介してケース1に装着され、その状態でカバー側誘い部15cに後述するラッチ3を露出するようになっている。
スライダー2は、図1と図2及び図6に示されるごとくケース11とカバー15との間の空間に配置される樹脂製の小ブロック状をなし、上下面20,21に設けられた凸部23,24及び貫通孔26と、背面22に設けられて貫通孔26に通じている差込穴25と、上面20の下側に突設されている連結用軸部27と、軸部27の端面に設けられて凸部24と同軸線上に配置されている凸部27aとを有している。なお、図1において、上面20はカバー15側に配置されて凸部23がガイド部16と嵌合し、下面21はケース1側に配置されて凸部24がガイド部14に嵌合する。貫通孔26には制動手段5が連結される。
ここで、制動手段5はピストン式ダンパー式が使用されている。このピストン式ダンパーは公知のもの(例えば、特開2006−29564号等)であればよく、シリンダー50及び該シリンダー50に緩やかに出没されるピストンロッド51を有し、例えば、ピストンロッド51が固定側シリンダー50に対し緩やかに駆動する構成であればよい。シリンダー50は図1のごとく後端外周に首状係止溝50aを有し、ピストンロッド51は先端外周に首状係止溝51aを有している。
ラッチ3は、ストライカー2とほぼ同じ厚さからなる樹脂成形体であり、上下面30,
31に設けられた凸部33,34と、背面32に設けられて上下方向に貫通している枢支孔37と、背面32と反対側つまり前側に設けられた爪部35と、爪部35の内側を欠肉した拘束部36と、背面32側から一側部に突設されているばね用係止部38とを有している。なお、図1において、上面30はカバー15側に配置されて凸部33がガイド部16と嵌合し、下面31はケース1側に配置されて凸部34がガイド部14に嵌合する。枢支孔37には軸部27が嵌合される。係止部38は、掛止め孔39を形成し、そこに付勢手段4の対応端が係止される。
ここで、付勢手段4は圧縮コイルバネが用いられている。このバネの全寸は、図2(b)のごとく付勢力を解放した状態で、シリンダー50の長さとほぼ等しくなっており、同(a)のごとくピストンロッド51を介して最大まで長くすることで付勢力を蓄積できるようにしている。両端には取付用の係止部4a,4bが設けられている。
以上の各部材は、例えば、スライダー2及びラッチ3を軸部27及び枢支孔37の係合を介して連結した状態で、制動手段5であるピストン式ダンパー及び付勢手段4であるコイルバネとともにケース1に組み入れ、かつケース1にカバー15を取り付けることで引込ユニット6として完成される。
また、ピストンロッド51は、スライダー2に対しロッド先端を差込穴25に挿入した状態で止め輪52を貫通孔26からロッド先端外周の係止溝51aに係合することで連結される。制動手段5とスライダー2及びラッチ3は、ケース1の配置部11bに沿って配置される。そして、シリンダー50は、上記した規制部12d(とカバー装着状体ではカバー側規制部19b)との間に係止溝50aを係合することでケース1に位置固定される。スライダー2及びラッチ3は、下側の凸部24及び凸部34がケース側ガイド部14に嵌合し(かつ、カバー装着状体では上側の凸部23及び凸部33がカバー側ガイド部16に嵌合)した状態でケース1に摺動自在に配置される。付勢手段4の圧縮コイルバネは、一端側の係止部4aがケース側係止部12cに係止され、他端側の係止部4bがラッチ側係止部38の掛止め孔39に係止される。
そして、ラッチ3は、凸部33,34がスライダー2の摺動に伴って直線溝14a,16aに沿って摺動される引込姿勢と、直線溝14a,16aから係止溝14b,16bに入って係止される待機姿勢とに切り換えられる。なお、この例では、付勢手段4である圧縮コイルバネの他端係止部4bをラッチ3に係止したが、これに代えて他端係止部4bをスライダー2側に係止してもよい。この場合、スライダー2には、図6(a)に想像線で例示したような係止孔付きの係止部28が設けられることになる。
(第1形態のストライカーユニット)この例では、取付用固定板部55の上面に立設された作動部材である係合突起56と、固定板部55に一体化されて固定板部の長手方向に沿う一側に起立されている遮光板部57とを有した樹脂成形体からなる。固定板部55と遮光板部57とは縦断面が略Lとなっている。固定板部55は、両側にねじ用取付孔を有し、長さがケース1の全寸とほぼ同じくし、板幅が図3のごとく戸首45の幅寸法とほぼ同じである。遮光板部57は、戸首45と略同じ高さ寸法であり、戸首45の一部を戸首一端から略ケース1の長さだけ切断した取付部47に対し固定板部55をねじなどで固定した状態で、戸首45の片面と連続する状態に配置される。
(作動)図7〜図9は以上の摺動補助機構、つまり引込ユニット6及びストライカーユニット7の作動を示している。ここでは、図3の引戸9Aに適用した場合を想定し作動を明らかにする。
(1)図7は引戸9Aを開から閉方向へ移動操作している過程を示している。この状態では、引込ユニット6における左側部分、つまりラッチ3の待機姿勢をストライカーユニット7と共に示している。このラッチの待機姿勢においては、付勢手段4であるコイルバネは引き延ばされて付勢力を蓄積している。ラッチ3は、凸部33,34がケース側係止溝14b及びカバー側係止溝16bに係止され、それによりスライダ2Aを付勢手段3の付勢力に抗して位置規制している。
(2)ここで、以上の摺動補助機構では、まず、引戸9Aが全開状態から図7よりも手前まで移動されると、ストライカーユニット7が鴨居側横溝43の溝底部に取り付けられている引込ユニット6の対応部に摺接しながら移動され、それにより引込ユニット6に対して高精度に位置出しされる。このため、横溝43に対し戸首45が遊びを持っていても、戸首側係合突起56と引込ユニット6側のラッチ3とが常に設計通りに係止したり係止解除されるよう工夫されている。加えて、係合突起56は、引戸9Aが閉方向へ移動されて図7の状態から更に右側へ若干動くと、引込ユニットを構成しているカバー15に設けられた誘い部15cに沿ってラッチ3の対応部に確実に当接されるよう工夫されている。
(3)図8はラッチが引込姿勢に切り換えられる過程を示している。このラッチの姿勢切換は、ラッチ3が図8(c)の待機姿勢にあるとき、引戸9Aが更に閉方向へ移動されて、引戸9Aの係合突起8が拘束部36の対応部に当たる。ラッチ3は、その応力により軸部27を支点として逆時計回りに回転され、その回転により凸部33,34が係止溝14b,16bから係止解除されて直線溝14a,16aと嵌合して引込姿勢に切り換えられる。係合突起56はラッチ側爪部35の内側つまり拘束部36に拘束される。
(4)図9はラッチが引込姿勢に切り換えられた後、引戸9Aが付勢手段4の付勢力により閉位置まで移動された状態を示している。すなわち、この摺動補助機構では、ラッチ3が図8(d)のごとく引込姿勢に切り換えられると、係合突起56をラッチ側拘束部36に拘束する。この拘束状態で、引戸9Aは、スライダー2がラッチ3と共に付勢手段4の付勢力により移動され、その移動に係合突起56を介して連動して閉位置まで移動される。この場合、この形態では、引戸9Aが付勢手段4の付勢力により移動されるとき、上記した制動手段5の制動を受けて緩やかに摺動される。
(5)引戸9Aの閉位置では、固定板部55に一体化されて長手方向に沿う一側に起立されて戸首45の片面と連続する状態に配置される遮光板部57を有しているため、例えば室内の光が戸首45の切断箇所つまり一段低くなった取付部47より外へ洩れるという虞を解消できる。
(6)以上の引戸9Aは、閉位置から開方向へ移動操作する過程において、ラッチ3が引込姿勢になっていて拘束部36に係合している係合突起56を介して左側へスライダー2と共に移動され、この移動により付勢手段4に付勢力を蓄積する。引戸9Aが更に左側へ移動されて、ラッチ3が図8(d)のごとく凸部33,34が直線溝14a,16aから係止溝14b,16bに達する。すると、ラッチ3は、係合突起56が爪部35を押し拘束部36から抜け出すときの反力により軸部27を支点として時計回りへ回転しながら、凸部33,34が係止溝14b,16bに係合して待機姿勢に切り換えられる。付勢手段4に蓄えられた付勢力はラッチ3が待機姿勢にある限り保持されることになる。
(第2形態の引込ユニット)この引込ユニット6Aは第1形態のものとほぼ同じくしている。すなわち、ケース1は、図2及び図3に示されるごとく横溝9aに対応して細長く形成されており、長手方向の一端から他端の途中まで幅細となるよう切り欠いた誘い部1aと、一端側より誘い部1aに向けて傾斜した案内部1bとを形成しているとともに、設置面となる上面10及び両側面12並びに下側開口を閉じているカバー15により内部を区画形成している。
ケース1内には、長手方向に沿う2列構成の付勢手段用配置部11a及び制動手段用配置部11bと、長手方向の両端側に貫通形成された取付穴13a,13bと、取付穴13bの手前に立設された縦壁12bと、縦壁12bのうち配置部11a側に設けられて付勢手段4であるコイルばねの一端4aを係止する係止部12c、及び配置部11b側に設けられて制動手段5であるシリンダー50の端部を係止する規制部12dと、ガイド部14とが設けられている。ガイド部14は、両配置部11aと11bとの間にあって、略中間位置より取付穴13aの手前に向かって延びている直線溝14aと、直線溝14aから取付穴13a側の手前で略L形に屈曲されている係止溝14bとからなる。
カバー15には、ケース1に対応した不図示の付勢手段用配置部及び制動手段用配置部と、片側を長手方向に切り欠いてストライカーユニット6の係合突起61をカバーの幅中央側に導く誘い部15cと、取付穴13aに重ねられる穴17a付きの取付部18aと、付勢手段4であるコイルばねの遊びを抑える不図示のガイド片と、取付部18aと反対側の端部側に設けられて制動手段5であるシリンダー50の端部を上から押さえる不図示の規制部と、ガイド部14に対応した不図示のガイド部とが設けられている。不図示のガイド部は、直線溝14aに対応する直線溝と、係止部14bに対応する略L形の係止溝とからなる。 図3中、符号18は前記ガイド片を形成するために設けられた凹部である。
ケースの両側面12及びカバーの両側面19には、カバー15をケース1に重ねたときに互いに係合する係止部12aと係合部19aとが複数対に設けられている。そして、この例では、カバー15がそれらの係合を介してケース1に装着され、その状態でカバー側誘い部15c(引込ユニット6Aの誘い部1a)に後述するラッチ3を露出配置する。以上のケース1及びカバー15は外形状としては、誘い部15cを形成している箇所を除いて、高さ及び幅寸法が横溝43に収まるよう設計されている。
スライダー2は、図12及び図13に示されるごとくケース1とカバー15との間の空間に配置される樹脂製の小ブロック状をなし、上下面20,21に設けられた凸部23,24及び貫通孔26a,26bと、背面22に設けられて貫通孔26a,26bに通じている差込穴25と、上面20側から下設されている連結用軸部27とを有している。なお、図12において、上面20はカバー15側に配置されて凸部23が上記したカバー側のガイド部と嵌合し、下面21はケース1側に配置されて凸部24がガイド部14に嵌合する。貫通孔26bには止め輪52が配置される。
付勢手段4及び制動手段5は第1形態と同じため説明を省く。ラッチ3は、図12及び図14に示されるごとくスライダー2とほぼ同じ厚さからなる樹脂成形体で、上下面30,31に設けられた凸部33,34と、背面32付近に設けられて上下方向に貫通している枢支孔37と、背面32と反対側つまり前側に設けられた爪部35と、爪部35の内側を欠肉した拘束部36と、背面32側から一側部に突設されているばね用係止部38とを有している。なお、図3において、上面30はカバー15側に配置されて凸部33が上記したカバー側のガイド部と嵌合し、下面31はケース1側に配置されて凸部34がガイド部14と嵌合する。枢支孔37には軸部27が嵌合される。係止部38は掛止め孔39を有し、そこに付勢手段4の他端4bを係止する。
以上の各部材は、例えば、スライダー2及びラッチ3を軸部27及び枢支孔37の係合を介して連結した状態で、制動手段5であるピストン式ダンパー及び付勢手段4であるコイルバネとともにケース1に組み入れ、かつ、ケース1にカバー15を取り付けることで引込ユニット6Aとして完成される。この場合、ピストンロッド51は、図18及び図19の拡大図のごとくスライダー2に対しロッド先端を差込穴25に挿入し、止め輪52を貫通孔26b内でロッド先端外周の係止溝43に係合することで連結される。制動手段5とスライダ2及びラッチ3は、ケース1の配置部11bに沿って配置される。そして、シリンダー50は、上記した規制部12d(と不図示のカバー側規制部)に係止溝42を係合することでケース1に位置固定される。
スライダー2及びラッチ3は、下側の凸部24及び凸部34がケース側ガイド部14に嵌合し(かつ、上側の凸部23及び凸部33が不図示のカバー側ガイド部に嵌合)した状態でケース1に摺動自在に配置される。付勢手段4であるコイルバネは、一端側の係止部4aがケース側係止部12cに掛け止めされ、他端側の係止部4bがラッチ側係止部38の掛止め孔39に係止される。そして、ラッチ3は、凸部33,34がスライダー2の摺動に伴って直線溝14aに沿って摺動される引込姿勢と、直線溝14aから係止溝14bに入って摺動不能に係止される待機姿勢とに切り換えられる。
以上の引込ユニット6Aは、図10のごとく横溝43に対し、設置面である上面10が横溝内底面に着座するよう配置された状態で、穴17a及び取付穴13aに挿入されるねじMと、取付孔13bに挿入されるねじMにより固定操作される。また、この取付構造では、ケースの両側面12及びカバーの両側面19のうち、誘い部1a(15c)を形成している一方側面が横溝43の一方内側面に隙間なく当接し、他方側面が横溝43の他方内側面との間に若干の隙間を保つよう設定させている。この隙間は、後述するストライカーユニット側の遮光板部63の対応部を逃がす寸法となっている。
(第2形態のストライカーユニット)第2形態では、図11に示されるごとく引戸9が戸首なしの状態、つまりこの例だと上側端面46が平坦面に形成されており、その端面46にあって、引戸の左右端9c,9dの間に配置されたストライカーユニット7Aの一部及び受け部材8により戸首を形成するとともに、ストライカーユニット7Aと受け部材8との間に配置された遮光部材86を有している。
ストライカーユニット7Aは、樹脂の射出成形体であり、図15に示されるごとく細長く延びた固定板部55と、固定板部55の略中間位置にあって一側縁に突設された係合突起56と、固定板部55の一側縁に沿って略L形に立設された遮光板部57、及び固定板部55の他側縁にあって係合突起56と一方端側に沿って略L形に立設された遮光板部57a並びに一方端に設けられた矩形立体の受け部58とを一体に形成している。
固定板部55は、横溝43に嵌合する戸首と同じ幅寸法であり、長孔状の取付孔55aと、円状の取付孔55bと、受け部58と反対側の端部に設けられた取付孔55cとを有している。取付孔55cには、図11(c)のごとく隙間吸収用スペーサSが必要に応じ付設される。係合突起56は引込ユニット6Aのラッチ3と係脱される。遮光板部57のうち、遮光板部57aと対向している部分及び遮光板部57aと、受け部58とは引戸用首部形成部に設定されている。また、受け部58は、両側面及び上下面並びに端面で区画されており、遮光部材70を受け部材8との間で端面46に取り付けるための手段と、引戸9の戸首形成部とを受け持つ。
すなわち、受け部58には、取付孔58aが中央部に設けられるとともに、略逆T形の嵌合溝59が端面に設けられている。嵌合溝59は、下側の水平溝65a(図面上は不図示)及び縦溝65bからなり、遮光部材70の対応端部70aを嵌合可能な溝形状となっている。すなわち、遮光部材70の対応端部70aのうち、水平部71の端部71aは前記水平溝に嵌合され、遮光部72の端部72aは縦溝59bに嵌合される。以上のストライカーユニット7Aは、引戸9の上側端面46に対して取付孔55a,55b及び取付孔58aに挿通される3本のねじMにより取り付けられる。取付孔55a,58aは長孔形状であり、ストライカーユニット7Aを端面46に真っ直ぐに取り付けるとき幅方向に微調整可能にしている。
(受け部材)この受け部材8は、図11及び図16に示されるごとく遮光部材70を引戸の端面46に取り付けるための手段と、戸首形成作用とを受け持つ点で上記受け部58と同じである。すなわち、受け部材8は、両側面81及び上下面82,83並びに前後端面84,88で概略区画された樹脂成形体からなる。受け部材8には、上下面82,83を貫通している2つの取付孔80と、前端面84に刻設された略逆T形の嵌合溝85と、後端面88に突出されて後端面88の下側から延びた座部86上に位置している係止用縦壁87とが設けられている。なお、後壁87は、受け部材8が引分用引戸に用いられる際に使用される箇所であり、引分用以外の引戸の場合は省略してもよい。各取付孔80は長孔形状となっており、受け部材8を図11のごとく引戸の端面46にあってねじMによりストライカーユニット7Aの延長線上に取り付けるとき幅方向に微調整可能となっている。嵌合溝85は、縦溝85b及び下側の水平溝85aからなり、遮光部材70の対応端部70aを嵌合可能な溝形状となっている。すなわち、遮光部材70の対応端部のうち、水平部71の端部71aは水平溝85aに嵌合され、遮光部72の端部71aは縦溝85bに嵌合される。
(遮光部材)この遮光部材70は、引戸9が戸首なしの状態、つまりこの例だと端面46が平坦面に形成され、そこにストライカーユニット7A及び受け部材8により戸首を形成したため、室内の光が戸首に相当する部分を欠いている箇所から外へ漏れないように遮光する部材である。すなわち、遮光部材70は、樹脂やラバーなどの弾性材質からなり、縦断面が略逆T形となっていて、水平部71と、水平部71に起立された遮光部72と、水平部71の両側から下向きに設けられた脚部71aと、両脚部71aの間にあって水平部71の下面から下斜めに突出されて脚部71aよりも下へ延びている弾性当接部73とを一体に形成している。また、遮光部材70は、引戸の端面46に取り付けられた状態において、ストライカーユニット側受け部58及び受け部材8に比べ高さ寸法がほぼ同じであり、幅寸法がケース1の幅よりも小さく設定されている。
以上の遮光部材70は、引戸の端面46に対して、両側が端面46に固定されるストライカーユニット側受け部58と受け部材8とに係合された状態で取り付けられる。この取付状態において、遮光部材70は、弾性当接部73が端面46に圧接しており、遮光部72が引戸9の使用状態において横溝46を介した光漏れを防ぐ。なお、遮光部材70の取付構造は、係合構造に代えて引戸9の対応する端面に対し接着剤、両面接着テープ、圧入などであってもよい。
(作動)図17及び図18は、以上の摺動補助機構つまり引込ユニット6A及びストライカーユニット7Aの作動を示している。
(1)図7は引戸9を開から閉方向へ移動操作している過程を示している。この状態では、同(b)の拡大図のごとく引込ユニット6Aを構成しているラッチ3が待機姿勢となっている。このラッチ3の待機姿勢においては、付勢手段4であるコイルバネは引き延ばされて付勢力を蓄積している。ラッチ3は、凸部33,34がケース側係止溝14b及びカバー側係止溝に係止され、それによりスライダー2を付勢手段4の付勢力に抗して位置規制している。
(2)以上の摺動補助機構では、まず、引戸9が開から閉方向へ移動されると、ストライカーユニット6Aの係合突起56が横溝43内に取り付けられている引込ユニット6Aの案内部1bのガイド作用を伴って誘い部1a,15cに沿って移動され、かつ、遮光板部57がケース1の対応側面に沿って移動されることにより、引込ユニット6Aに対して高精度に位置出しされる。このため、この構造では、引戸9が横溝43に対し遊びを持っていても、ストライカーユニット6Aの係合突起56と引込ユニット6Aのラッチ3とが設計通りに係止したり係止解除される。
(3)係合突起56は、引戸9が閉方向へ更に移動されるとラッチ3の対応部に当たる。ラッチ3は、その応力により軸部27を支点として逆時計回りに回転され、その回転により凸部33,34が係止溝14bから係止解除されて直線溝14aと嵌合して引込姿勢に切り換えられる。同時に、係合突起56はラッチ側爪部35の内側、つまり拘束部36に拘束される。
(4)図18はラッチが引込姿勢に切り換えられた後、引戸9が付勢手段4の付勢力により閉位置に切り換えられた状態を示している。すなわち、この摺動補助機構では、ラッチ3が同図(b)の拡大図のごとく引込姿勢に切り換えられると、係合突起56をラッチ側爪部35の内側に拘束する。この拘束状態で、引戸9は、スライダー2がラッチ3と共に付勢手段4の付勢力により摺動されるのと連動して、閉位置まで移動される。この場合、この形態では、引戸9が付勢手段4の付勢力により移動されるとき、上記した制動手段5の制動を受けて緩やかに摺動される。
(5)引戸9の閉位置では、遮光部材70の遮光部72により例えば室内の光が端面46より外へ洩れるという虞を解消できる。以上の引戸9は、閉位置から開方向へ移動操作する過程において、ラッチ3が引込姿勢になっていて爪部35の内側に係合している係合突起56を介して左側へスライダー2と共に移動され、この移動により付勢手段4に付勢力を蓄積する。引戸9が更に左側へ移動されて、ラッチ3が図17のごとく凸部33,34が直線溝14aから係止溝14bに達する。すると、ラッチ3は、係合突起56が爪部35を押し内側から抜け出すときの反力により軸部27を支点として時計回りへ回転しながら、凸部33,34が係止溝14bに係合して待機姿勢に切り換えられる。付勢手段4に蓄えられた付勢力はラッチ3が待機姿勢にある限り保たれる。
(6)以上の構造では、従来の戸首付き引戸に比べ、引戸9としては戸首側の端面46を平坦面の状態で作製し、その平坦面にストライカーユニット6A及び受け部材8を付設して戸首を形成することにより、引戸作製工数を低減でき、摺動補助機構を簡単に採用できるようにする。更に、上記した戸首形成部と受け部材8との間に配置された遮光部材70を有しているため、室内の光が外へ洩れるという不具合を確実に解消できる。
(変形例1)図19及び図20は、上記本体枠の横溝43内に引込ユニット6Aと共に隙間調整用スペーサS1を付設した一例を示している。このスペーサS1は、引戸9の移動時の傾きないしは跳ね上がりを防ぐために用いられるものであり、取付部60又は取付部60に一体になった他のスペーサに対し裁断可能に接続されているとともに、裁断後に取付部60又は取付部60から延びた延長部64に設けられたスペーサ用の配置部65に重ねられる構成である。
詳述すると、前記スペーサS1は、図20に示されるごとく左右略中間の取付部60と、取付部60の一方側に延設されて配置部65を形成している延長部64と、取付部60の他方側に切断可能に接続された複数の調整用スペーサ部67とを一体に形成した射出成形体である。取付部60には中央部に取付孔62aが設けられている。
延長部64は、取付部60の隣に形成されて矩形凹状のスペーサ用の配置部65を有している。この配置部65には、取付孔65aが中央部に設けられるとともに、位置決め孔68が2箇所の角部に設けられている。複数のスペーサ部67のうち、最初のスペース部67は取付部60の対応端に薄肉状の裁断予定部66を介して接続され、2番目のスペーサ部67は最初のスペーサ部67の対応端に薄肉状の裁断予定部66を介して接続され、3番目のスペーサ部67は2番目のスペーサ部67の対応端に薄肉状の裁断予定部66を介して接続されている。各スペーサ部67には、裁断予定部66で切断した後、上下逆転した状態で配置部65に重ねたときに、取付孔65aと一致する取付孔67aと、位置決め孔68と一致する位置決め孔69又はそれに代えて位置決め凸部とが設けられている。
以上のスペーサS1は、横溝43に対し、取付部60を溝内底面に位置決め配置した後、取付孔62a,62bに挿通される2本のねじMにより取り付けられる。この取付状態において、1以上のスペーサ部67を使って引込具用ケース1及び受け部材8Aと横溝43との間の隙間を適度に埋めるようにして前記隙間調整を的確かつ迅速に行うことができる。すなわち、この操作では、例えばスペーサS1を本体枠9の横溝43に取り付けるときに、又は、取り付けた後で引戸9が継続使用により変形して移動時に跳ね上がってスムースに移動できなくなったときに、必要枚数のスペーサ部67を裁断予定部66を介して切り離し後、配置部65に順に重ねるよう配置するとともに、ねじMなどで取り付ける。
以上の構造では、横溝43に加工を施すことなくスペーサS1を簡単に取り付けることができ、例えば引込ユニット6Aを横溝43に配置するとともに、邪魔にならない横溝43の溝内に配置されるスペーサS1を活用して引戸9のスムースな移動を維持できるという利点を有している。なお、延長部64は取付部60の一部として捉えてもよい。
(変形例2)図21は、ストライカーユニット7Bに隙間調整用スペーサS2を追加形成した一例を示している。すなわち、ストライカーユニット7Bは、同図に示されるごとく固定板部55と、係合突起56と、固定板部55の一側縁に沿って略L形に立設された遮光板部57、及び固定板部55の他側縁にあって係合突起56と一方端側に沿って略L形に立設された遮光板部57a並びに一方端に設けられた矩形立体の受け部58とを一体に形成している点でストライカーユニット6Aと同じである。そして、このストライカーユニット7Bでは、固定板部55にあって、受け部58と反対側に前記したスペーサS1と同様なスペーサS2が一体的に形成されている。すなわち、このスペーサS2は、取付孔62a付きの取付部60と、取付部60の一方(受け部58)側に設けられた矩形凹状のスペーサ用配置部65と、取付部60の他方側に切断可能に接続された複数の隙間調整用スペーサ部67とを一体に形成した射出成形体である。各スペーサ部67は薄肉状の裁断予定部66を介して容易に分離可能となっている。
配置部65には、取付孔65aが中央部に設けられるとともに、位置決め孔が2箇所の角部に設けられている。複数のスペーサ部67のうち、最初のスペース部67は取付部60の対応端に薄肉状の裁断予定部66を介して接続され、2番目のスペーサ部67は最初のスペーサ部67の対応端に薄肉状の裁断予定部66を介して接続され、3番目のスペーサ部67は2番目のスペーサ部67の対応端に薄肉状の裁断予定部66を介して接続されている。各スペーサ部67には、スペーサ部67を裁断予定部66で切断した後、上下逆転した状態で配置部65に重ねたときに、取付孔65aと一致する取付孔67aと、位置決め孔又はそれに代えて位置決め凸部とが設けられている。
以上のストライカーユニット7Bは、複数のスペース部67を有しているため、
例えばストライカーユニット7Bを引戸9の端面46に取り付けるときに、又は、取り付けた後で引戸50が継続使用により変形して移動時に跳ね上がってスムースに移動できなくなったときに、必要枚数のスペーサ部67を裁断予定部66を介して切り離し後、配置部65に順に重ねるよう配置するとともに、ねじMなどで取り付けることにより横溝9aとの間の隙間を調整する。従って、以上のような構造でも、邪魔にならない箇所に配置されるスペーサ部67を活用して引戸50のスムースな移動を維持できるという利点を有している。
なお、本発明は、以上の形態に制約されるものではなく、請求項で特定される技術要素を備えておればよく、細部についてはこれをベースにして展開可能なものである。例えば、作動部材としてのストライカーユニットは引戸の上側端面でなく、下端面に戸首を付設するタイプでは引戸の下側端面に取り付ける構成でもよい。また、以上の摺動補助機構により引戸を閉から開方向へ自動的に切り換えるようにすることである。
1…ケース(10は上面、12は側面、15はカバー)
2…スライダー(23,24は凸部、27は軸部、25は差込穴)
3…ラッチ(33,34は凸部、35は爪部、36は拘束部、38は係止部)
4…付勢手段(4a,4bは両側の係止部)
5…制動手段(50はシリンダー、51はピストンロッド)
6,6A…引込ユニット(1aは誘い部)
7,7A,7B…ストライカーユニット(作動部材:55は固定板部)
8…受け部材(81は側面、85は嵌合溝)
9A,9B,9…引戸(45は戸首、46は端面、40は鴨居、43は横溝)
40…鴨居(本体枠を構成し、43は横溝)
56…係合突起
57,57a…遮光板部(対向している箇所が首部形成部)
58…受け部(59は嵌合溝)
S,S1,S2…隙間調整用スペーサ(60は取付部、67はスペーサ部)

Claims (12)

  1. 本体枠側の横溝に配設されるケース、及び前記ケースに摺動自在に配されたスライダー、及び前記スライダーに支持されてケース対応部に係止する待機姿勢と前記係止を解除する引込姿勢とに切り換えられるラッチ、並びに付勢手段からなる引込ユニットと、
    前記本体枠の横溝に沿って移動される引戸に取り付けられて前記ラッチを待機姿勢から引込姿勢に切り換えたり引込姿勢から待機姿勢に切り換える作動部材とを備え、
    前記ラッチが前記待機姿勢から引込姿勢に切り換えられると、前記付勢手段に蓄積されていた付勢力により前記引戸を開から閉へ、又は、閉から開へ引き込む摺動補助機構であって、前記引戸が前記横溝に嵌合する戸首付きであり、前記作動部材が前記引戸の戸首側の端面に取り付けられていることを特徴とする摺動補助機構。
  2. 前記引戸は前記戸首の一部を戸首一端から所定長さ切断した取付部を形成しているとともに、前記作動部材は前記取付部に装着される前記固定板部及び前記固定板部に突設されて前記ラッチに係脱される係合突起を有していることを特徴とする請求項1に記載の摺動補助機構。
  3. 前記作動部材は、前記固定板部に接続されて固定板部の長手方向に沿う一側に起立されて前記戸首の片面と連続する状態に配置される遮光板部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の摺動補助機構。
  4. 前記固定板部と前記遮光板部とを縦断面略L形に形成しているとともに、前記係合突起を前記固定板部の板幅のうち前記遮光板部から離れる側に立設していることを特徴とする請求項3に記載の摺動補助機構。
  5. 前記作動部材は、前記引戸の戸首の一部となる戸首形成部を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の摺動補助機構。
  6. 前記戸首形成部と略直線上に配置される受け部材を有し、前記受け部材及び前記戸首形成部により前記引戸の戸首を形成していることを特徴とする請求項5に記載の摺動補助機構。
  7. 前記作動部材の戸首形成部と前記受け部材との間に配置された遮光部材を有していることを特徴とする請求項6に記載の摺動補助機構。
  8. 前記作動部材は、前記引戸の移動時の傾きないしは跳ね上がりを防ぐために用いられる隙間調整用のスペーサを有していることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の摺動補助機構。
  9. 前記スペーサは、取付部又は前記取付部に一体になった他のスペーサに対し裁断可能に接続されており、裁断後に前記取付部又は前記取付部から延びた延長部に重ねられることを特徴とする請求項8に記載の摺動補助機構。
  10. 前記本体枠は前記引戸の移動時の傾きないしは跳ね上がりを防ぐために用いられる隙間調整用のスペーサを前記横溝内に有しているとともに、前記スペーサは取付部又は前記取付部に一体になった他のスペーサに対し裁断可能に接続されており、裁断後に前記取付部又は前記取付部から延びた延長部に重ねられることを特徴とする請求項1に記載の摺動補助機構。
  11. 前記引込ユニットは、前記本体枠の横溝内に取り付けられた状態で、前記ケースの一側外面に沿って案内される前記遮光板部を介して前記作動部材を相対的に位置だし可能であり、かつ、前記ケースに設けられてケースの一部を一端より所定長さ幅細となった誘い部から前記係合突起を導いて前記ラッチに当接可能になっていることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の摺動補助機構。
  12. 請求項1から9の何れかに記載の摺動補助機構により引き込み可能な戸首付き引戸。
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