JP2011125099A - インバータの並列運転制御装置 - Google Patents

インバータの並列運転制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011125099A
JP2011125099A JP2009279117A JP2009279117A JP2011125099A JP 2011125099 A JP2011125099 A JP 2011125099A JP 2009279117 A JP2009279117 A JP 2009279117A JP 2009279117 A JP2009279117 A JP 2009279117A JP 2011125099 A JP2011125099 A JP 2011125099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
inverter
inverters
value
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009279117A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Enomoto
康久 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority to JP2009279117A priority Critical patent/JP2011125099A/ja
Publication of JP2011125099A publication Critical patent/JP2011125099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】2台以上のインバータを複数台並列接続し、1台あるいは複数台の誘導電動機もしくは同期電動機を運転する装置において、従来の制御方法よりも、より精度の高い、インバータ出力電流の電流平衡補償制御を行うことにある。
【解決手段】インバータの並列運転の電流平衡補償を行う演算装置を有し、その演算方法を従来は各インバータの瞬時出力電流値、出力周波数値、直流電圧値より算出していたものを、それに加えて各インバータの直流電流値および三相電流実効値をも参照する事によって、より精度の高い補償動作ができるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換スイッチング素子で構成され直流電源を交流電源に変換するインバータを複数台並列接続し、1台あるいは複数台の誘導電動機もしくは同期電動機(以下単に電動機と云う)を運転する装置であって、各インバータ電流が平衡するように制御する制御装置に関するものである。
大容量の電動機をインバータで運転する場合、複数台のインバータを並列接続し大容量化を実現する。この場合、インバータを構成する電力変換スイッチング素子は共通に設けられた駆動信号の点孤パルス(以下単に点孤パルスと云う)を複数台同時に供給し駆動されるのが一般的である。ただしこのような場合、配線やインバータの構成要素のばらつき等の為に、各インバータの出力電流が平衡せず、特定インバータに電流が集中するようなことがあれば破損に至ることが起こりうるので、各インバータはその電流を監視し、送られてくる共通の点孤パルス幅を任意に調整することで電流平衡を実現している。
図2は2台のインバータを並列接続した場合の例の構成図であり、本図により従来技術を詳細に説明する。
直流電源1は、並列接続された2台のインバータ10、20により交流電源に変換される。更に電動機2は、並列接続されたインバータ10、20により変換された交流電源で駆動されている。インバータ10、20を構成する電力変換スイッチング素子(図示せず)は共通の駆動装置3から出力される点孤パルスで同時に駆動されるのであるが、先にも述べた様にインバータ10、20の構成要素のばらつき等によりそれぞれの出力電流は同じ値にはならず不平衡となる。例えば、電力変換スイッチング素子の導通/非導通に至る時間や電流が流れた時の電圧降下のばらつきによる電流不平衡である。これを抑制するために、例えば特開平10−094258号にて、出力電流検出器11、21によりインバータ10、20の出力電流を監視し、出力電流偏差算出器4の出力と出力電流検出器11、21の出力を出力電流偏差制御量演算装置12、22に入力することにより、駆動信号の電力変換スイッチング素子の点孤パルスの幅を、インバータ電流が全てのインバータ電流の平均値より大きい時は点孤パルス幅を短くし電流を押さえると云う様に任意に短くする点孤パルス幅制御量を演算し、点孤パルス幅制御装置13、23にて駆動信号のパルス幅を任意に制御することで、インバータ10、20の電流を平衡するという手段が提案されている。また、特開平11−122936号においては、共通の駆動装置3から出力される点孤パルスにより決められるインバータの出力周波数を点孤パルス幅演算の制御要素とすることや、直流電圧検出器14、24によりインバータ10、20の各直流電圧を監視し、直流電圧偏差算出器5の出力と直流電圧検出器14、24の出力を直流電圧偏差制御量演算装置15、25に入力し、その演算結果を点孤パルス幅制御装置13、23に入力することにより、インバータ10、20の各直流電圧の偏差も駆動信号の電力変換スイッチング素子の点孤パルス幅演算の制御要素とする手段が提案されている。
さらに特開平11−285259号では各インバータ電流値の平均値ではなく最小値を比較対象とする手段が提案されている。
特開平10−094258号公報 特開平11−122936号公報 特開平11−285259号公報
前記の出力電流偏差制御量演算装置12、22の出力、および直流電圧偏差制御量演算装置15、25の出力、および共通の駆動装置3から出力される点孤パルスにより決められるインバータの出力周波数を点弧パルス幅制御装置13、23に入力することにより、各インバータのパルス幅制御量は決定されている。しかしながらこの制御が各相ごとに独立して行われた場合、例えばU相電流を減少させようと制御されている場合でも、V相、W相では減少させないよう制御されているという場合も考えられ、結果的にU相の電流は減少しないといった事になる可能性があった。しかして本発明の目的とするところは、2台以上のインバータの並列運転の電流平衡補償動作において、より精度の高い補償動作を提供する事にある。
請求項1の発明によれば、共通の駆動信号の点孤パルスで駆動される電力変換スイッチング素子で構成され直流電源を交流電源に変換するインバータを複数台並列に接続し、1台あるいは複数台の誘導電動機もしくは同期電動機を運転する際に、該各インバータの電流が平衡するように該各電力変換スイッチング素子に与えられる該各点孤パルス幅を任意に調整する制御量を出力する演算装置をそれぞれ設け、該各演算装置の演算結果により、制御された前記各点孤パルスで前記各インバータを駆動することで前記各インバータ電流が平衡するように運転されるインバータの並列運転制御装置であり、前記各演算装置の演算方法を、前記各インバータの瞬時出力電流値、出力周波数値、直流電圧値に加えて、直流電流値および三相電流実効値をも参照することを特徴とするインバータの並列運転制御装置。
本発明は、従来の方法に加えて、各インバータの直流電流値、および各インバータの三相電流実効値をも制御演算パラメータとして使用することとし、各相ごとの制御に加えて、全相一括の制御を組み合わせることにより、上記課題を解決するためのものである。
このような手段を講じる事で、次の作用により課題点を解決できる。
従来の方法では、前述のように、各相が独立して制御定数が演算されていた場合に、三相トータルで見た場合に制御がうまくいかない可能性があるという問題を有していたが、これを各インバータの直流電流値および三相電流実効値をも制御演算パラメータに加えることにより、三相トータルでの電流量を考慮した制御を実現し、より精度の高い補償動作を実現させることが可能となる。
2台のインバータによる並列運転における、請求項1による本発明の実施例を表す図である。 2台のインバータによる並列運転における、従来の実施例を表す図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明が適用された実施例であり、これにより詳細に説明する。
この説明では2台並列運転を例にとって説明するが、これはインバータ並列運転台数が何台でも同じ原理である。
直流電源1は、並列接続された2台のインバータ10、20により交流電源に変換される。更に電動機2は、並列接続されたインバータ10、20により変換された交流電源で駆動されている。インバータ10、20を構成する電力変換スイッチング素子(図示せず)は共通の駆動装置3から出力される点孤パルスで同時に駆動されるのであるが、先にも述べた様にインバータ10、20の構成要素のばらつき等によりそれぞれの出力電流は同じ値には成らず不平衡となる。例えば、電力変換スイッチング素子の導通/非導通に至る時間や電流が流れた時の電圧降下のばらつきによる電流不平衡である。これを抑制する為、出力電流検出器11、21によりインバータ10、20の出力電流を監視し、出力電流偏差算出器4の出力と出力電流検出器11、21の出力を出力電流偏差制御量演算装置12、22に入力することにより、駆動信号の電力変換スイッチング素子の点孤パルスの幅を、例えばインバータ電流が他のインバータ電流より大きい時は点孤パルス幅を短くし電流を押さえると云う様に任意に調整する点孤パルス幅制御量を演算し、点孤パルス幅制御装置13、23にて駆動信号のパルス幅を任意に制御するということ、および共通の駆動装置3から出力される点孤パルスにより決められるインバータの出力周波数を点孤パルス幅演算の制御要素とすること、および直流電圧検出器14、24によりインバータ10、20の各直流電圧を監視し、直流電圧偏差算出器5の出力と直流電圧検出器14、24の出力を直流電圧偏差制御量演算装置15、25に入力し、その演算結果を点孤パルス幅制御装置13、23に入力することにより、インバータ10、20の各直流電圧の偏差も駆動信号の電力変換スイッチング素子の点孤パルス幅演算の制御要素とすることに加えて、従来の技術にはなかった、出力電流検出器11、21の出力を、三相電流実効値偏差算出器Xに入力し、三相電流実効値偏差算出器Xの出力と出力電流検出器11、21の出力を三相電流実効値偏差制御量演算装置1X、2Xに入力することにより、各インバータの出力電流の三相電流実効値を比較し、例えばインバータの出力電流実効値が他のインバータより大きい場合に三相ともに点孤パルス幅を短くし電流を抑えるというように任意に短くする点孤パルス幅制御量を演算し、その演算結果を前記の点弧パルス幅制御装置13,23に入力すること、および各インバータ10、20の直流電流検出器16、26の出力を直流電流偏差算出器Yに入力し、各インバータ10、20の直流電流検出器16、26の出力と、直流電流偏差算出器Yの出力を直流電流偏差制御量演算装置1Y、2Yに入力し、例えばインバータの直流電流が他のインバータの直流電流より大きい場合に、三相ともに点孤パルス幅を短くし電流を抑えるというように任意に短くする点孤パルス幅制御量を演算し、その演算結果を前記の点弧パルス幅制御装置13,23に入力することにより、各相の制御に加えて、三相一括の制御がはたらき、インバータ10、20の電流を従来よりも正確に平衡させることが可能となる。
以上に述べたように本発明によれば、2台以上のインバータを並列に運転して1台または複数台の電動機を運転する場合において、より安定した電流平衡補償動作を提供することが出来る。
1 直流電源
2 電動機
3 共通の点孤パルスを発生する駆動装置
4 出力電流偏差算出器
5 直流電圧偏差算出器
X 三相電流実効値偏差算出器
Y 直流電流偏差算出器
10、20 インバータ
11、21 出力電流検出器
12、22 出力電流偏差制御量演算装置
13、23 点孤パルス幅制御装置
14、24 直流電圧検出器
15、25 直流電圧偏差制御量演算装置
16、26 直流電流検出器
1X、2X 三相電流実効値偏差制御量演算装置
1Y、2Y 直流電流偏差制御量演算装置

Claims (1)

  1. 共通の駆動信号の点孤パルスで駆動される電力変換スイッチング素子で構成され直流電源を交流電源に変換するインバータを複数台並列に接続し、1台あるいは複数台の誘導電動機もしくは同期電動機を運転する際に、該各インバータの電流が平衡するように該各電力変換スイッチング素子に与えられる該各点孤パルス幅を任意に調整する制御量を出力する演算装置をそれぞれ設け、該各演算装置の演算結果により、制御された前記各点孤パルスで前記各インバータを駆動することで前記各インバータ電流が平衡するように運転されるインバータの並列運転制御装置であり、前記各演算装置の演算方法を、前記各インバータの瞬時出力電流値、出力周波数値、直流電圧値に加えて、直流電流値および三相電流実効値をも参照することを特徴とするインバータの並列運転制御装置。
JP2009279117A 2009-12-09 2009-12-09 インバータの並列運転制御装置 Pending JP2011125099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009279117A JP2011125099A (ja) 2009-12-09 2009-12-09 インバータの並列運転制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009279117A JP2011125099A (ja) 2009-12-09 2009-12-09 インバータの並列運転制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011125099A true JP2011125099A (ja) 2011-06-23

Family

ID=44288425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009279117A Pending JP2011125099A (ja) 2009-12-09 2009-12-09 インバータの並列運転制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011125099A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09308254A (ja) * 1996-05-09 1997-11-28 Toshiba Corp 補助電源装置
JPH11122936A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Toyo Electric Mfg Co Ltd インバータの並列運転方法
JP2002291255A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Sawafuji Electric Co Ltd インバータ・システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09308254A (ja) * 1996-05-09 1997-11-28 Toshiba Corp 補助電源装置
JPH11122936A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Toyo Electric Mfg Co Ltd インバータの並列運転方法
JP2002291255A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Sawafuji Electric Co Ltd インバータ・システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101684706B1 (ko) 인버터의 출력 전류 왜곡 보상장치
JP5223711B2 (ja) 無停電電源装置
JP5505042B2 (ja) 中性点昇圧方式の直流−三相変換装置
JP6069165B2 (ja) 不平衡補償装置
JP6525364B2 (ja) 電力変換装置
JPWO2017064756A1 (ja) 交流回転機の制御装置及びそれを備えた電動パワーステアリング装置
JP5375715B2 (ja) 中性点昇圧方式の直流−三相変換装置
JP5514660B2 (ja) 負荷制御装置
JP2017163765A (ja) 電力変換器の制御装置
JP5351390B2 (ja) 電力変換装置
JP2005065439A (ja) 電圧形インバータの制御方法
JP2005020799A (ja) 交流/交流直接形電力変換装置の出力電圧補償方法
WO2017010274A1 (ja) 電力変換装置およびそれを搭載した電動パワーステアリング装置
JP2007215369A (ja) モータ駆動制御装置
JP5447400B2 (ja) モータ駆動装置、モータ駆動システム
JP6013073B2 (ja) 電動機駆動装置及びその運転方法
JP2006074951A (ja) 交流電動機の制御装置
JP2010207040A (ja) 電力変換装置
JP2011125099A (ja) インバータの並列運転制御装置
WO2018179234A1 (ja) H型ブリッジ変換器およびパワーコンディショナ
JP4033273B2 (ja) インバータの並列運転制御方法
JP5861259B2 (ja) 直列多重pwmインバータ装置の電圧誤差補償方法
JP5473071B2 (ja) 負荷制御装置
WO2016056082A1 (ja) 電力変換装置およびその制御方法、電動パワーステアリングの制御装置
JP2005039891A (ja) 同期機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140307