JP2011122860A - 電圧検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出電極と検出対象体との間の静電容量を算出せずに、検出対象体の検出対象交流電圧を精度よく検出する。
【解決手段】検出対象体6と容量結合する検出電極2と、参照信号Ssを出力する参照信号出力部4と、検出電極2に接続されると共に参照信号Ssを入力して、交流電圧V1に基づいて流れる検出対象電流Iv1および参照信号Ssに基づいて流れる参照電流Is1の両電流値に応じて振幅が変化する検出信号S1を出力する検出部3と、検出信号S1を所定の利得で増幅して増幅検出信号S3を生成しつつ、参照信号Ssと増幅検出信号S3とを加算によって参照信号Ssと増幅検出信号に含まれている参照信号Ssの信号成分とを相殺可能に利得を制御すると共に、交流電圧V1の信号成分を増幅検出信号S3から抽出して出力信号Soとして出力する信号抽出部5とを備え、参照信号出力部4は、検出信号S1を積分して参照信号Ssを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出対象体の検出対象交流電圧を非接触で検出する非接触型の電圧検出装置に関するものである。
この種の電圧検出装置として、下記の特許文献1に開示された非接触電圧計測装置(以下、「電圧検出装置」ともいう)が知られている。この電圧検出装置は、電線の絶縁物についての一部の表面を覆うことが可能な検出電極および検出電極を覆うシールド電極を備えた検出プローブと、所定の周波数の信号を出力する発振器とを備え、発振器の信号を検出電極に加えることによって、検出電極と電線の導体との間のインピーダンスを計測し、導体に印加された電圧に起因して検出電極から流出する電流を検出用抵抗器(抵抗値:R1)を用いて計測し、電流とインピーダンスとから導体に印加された電圧を計測することが可能となっている。
具体的には、この電圧検出装置では、まず、検出プローブを開き、発振器からの信号を検出用抵抗器を介して検出電極に印加している状態において、シールド電極と接地との間の静電容量(以下、説明のため第1静電容量という)の計測を行う。この計測によって得られる第1静電容量は、検出用抵抗器の抵抗値が第1静電容量についてのリアクタンスに比べて無視できる程度に小さいため、発振器から出力される信号電圧、検出用抵抗器の抵抗値、発振器から出力される信号の角周波数、および検出用抵抗の両端電圧から算出される。
次いで、電線を挟んで検出プローブを閉じ、発振器からの信号を検出用抵抗器を介して検出電極に印加している状態での静電容量(以下、説明のため第2静電容量という)の計測を行う。これによって計測される第2静電容量は、上記した第1静電容量と、検出電極および電線間の静電容量(以下、説明のため第3静電容量という)との合成容量となり、検出用抵抗器の抵抗値がこの合成容量についてのリアクタンスに比べて無視できる程度に小さいため、発振器から出力される信号電圧、検出用抵抗器の抵抗値、発振器から出力される信号の角周波数、および検出用抵抗の両端電圧から算出される。また、算出された第2静電容量から上記した第1静電容量を減算することにより、第3静電容量、つまり検出電極と電線の導体との間の静電容量が算出される。
続いて、電線を挟んで検出プローブを閉じ、発振器からの信号を検出用抵抗器を介して検出電極に印加している状態での、導体に印加された電圧に起因する検出用抵抗器の両端電圧を求める。導体の側から見た検出用抵抗器を経由する回路のインピーダンスは、検出用抵抗器の抵抗値と第3静電容量のリアクタンスとの加算値となるが、検出用抵抗器の抵抗値が第3静電容量についてのリアクタンスに比べて無視できる程度に小さいため、第3静電容量についてのリアクタンスとなる。これにより、検出用抵抗器に流れる電流は、導体に印加された電圧をこのリアクタンスで除算した値となるため、検出用抵抗器の両端電圧は、検出用抵抗器に流れる電流に検出用抵抗器の抵抗値を乗算した値となる。この場合、この検出用抵抗器の両端電圧は、導体に印加された電圧の角周波数、検出電極と電線との間の第3静電容量、導体に印加されている電圧、および検出用抵抗器の抵抗値の各パラメータで表される。したがって、電圧検出装置では、導体に印加されている電圧を、検出用抵抗器の両端電圧、導体に印加された電圧の角周波数、検出電極と電線との間の第3静電容量、および検出用抵抗器の抵抗値から算出して、表示部に表示させる。
特許第3158063号公報(第4−6頁、第3図)
ところが、上記の電圧検出装置には、以下のような問題点がある。すなわち、この電圧検出装置では、シールド電極と接地との間の静電容量(上記の第1静電容量)、および検出電極と電線の導体との間の静電容量(上記の第3静電容量)を個別に算出しなければならないため、導体に印加されている電圧の検出作業に手間や時間がかかるという問題点が存在している。また、発振器から出力される信号の検出に際してバンドパスフィルタを使用しているが、発振器から出力される信号以外の信号であっても同じ周波数の信号については検出されるため、ノイズの多い環境においては発振器から出力される信号のみを正確に検出できない結果、導体に印加されている電圧について検出誤差が生じ易いという問題点も存在している。
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、検出電極と検出対象体(上記の例では電線の導体)との間の静電容量を算出することなく、検出対象体の電圧を精度よく検出し得る非接触型の電圧検出装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電圧検出装置は、検出対象体に生じている検出対象交流電圧を検出する電圧検出装置であって、前記検出対象体に対向して配設されて当該検出対象体と容量結合する検出電極と、参照信号を出力する参照信号出力部と、前記検出電極に接続されると共に前記参照信号を入力して、前記検出対象交流電圧に基づいて流れる検出対象電流および前記参照信号に基づいて流れる参照電流の両電流値に応じて振幅が変化する検出信号を出力する検出部と、前記検出信号を所定の利得で増幅して増幅検出信号を生成しつつ、前記参照信号出力部から出力される前記参照信号と当該増幅検出信号との加算または減算によって当該参照信号と当該増幅検出信号に含まれている前記参照信号の信号成分とを相殺可能に前記利得を制御すると共に、前記検出対象交流電圧の信号成分を当該増幅検出信号から抽出して出力信号として出力する信号抽出部とを備え、前記参照信号出力部は、前記検出信号を積分または微分して前記参照信号を出力する。
また、請求項2記載の電圧検出装置は、請求項1記載の電圧検出装置において、前記信号抽出部は、前記検出信号を前記利得で増幅して前記増幅検出信号を生成する増幅回路と、当該増幅検出信号と前記参照信号とを加算または減算して前記出力信号として出力する演算回路と、当該出力信号に含まれている前記参照信号の信号成分の振幅を示す検波信号を前記参照信号出力部から出力される前記参照信号を用いた同期検波によって検出する検波回路と、前記増幅回路の前記利得を前記検波信号に基づいて制御する制御回路とを備えている。
また、請求項3記載の電圧検出装置は、請求項2記載の電圧検出装置において、前記参照信号出力部は、前記検出信号を積分して前記参照信号を出力し、前記検波回路は、前記参照信号出力部から出力される前記参照信号に基づいて同期信号を生成すると共に、当該同期信号を用いた同期検波によって前記検波信号を検出する。
請求項1記載の電圧検出装置によれば、検出対象体と検出電極との間の結合容量が未知の場合であっても、検出対象交流電圧についての感度が一定の感度になるように制御されるため、つまり、出力信号に含まれている検出対象交流電圧の信号成分の振幅が検出対象交流電圧の振幅に対応した大きさとなるように制御されるため、出力信号に含まれているこの電圧成分を検出することにより、結合容量の算出を行うことなく、検出対象交流電圧を非接触で検出することができる。また、この電圧検出装置では、参照信号出力部が検出信号を積分または微分して生成した信号を参照信号として使用する構成としたことにより、参照信号の周波数が検出対象交流電圧の周波数に常に一致する。このため、この電圧検出装置によれば、検出対象交流電圧の周波数と異なる周波数の信号を電圧検出装置内部で発生させて参照信号として使用する構成とは異なり、ノイズの多い環境下においても、増幅検出信号と参照信号との加算によって増幅検出信号に含まれている参照信号の信号成分を除去する際におけるノイズ(検出対象交流電圧の周波数と異なる周波数の信号)の影響を大幅に低減することができる。したがって、この電圧検出装置によれば、ノイズの多い環境下においても、ノイズによる影響を低減しつつ出力信号を検出することができるため、検出対象交流電圧の検出誤差についても低減することができる結果、検出対象交流電圧の検出精度を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載の電圧検出装置によれば、同期検波によって参照信号の信号成分を正確に検出することができるため、増幅検出信号に含まれている参照信号の信号成分を高い精度で相殺でき、これによって出力信号に含まれる参照信号の信号成分を大幅に低減することができる結果、検出対象交流電圧の検出精度を一層向上させることができる。
また、請求項3記載の電圧検出装置によれば、高周波成分の非常に少ない積分信号としての参照信号を使用して同期信号を生成し、この同期信号によって同期検波を実行しているため、例えば、ゼロクロス検出を行って同期信号を生成する場合においてはゼロクロス検出時のエラー(ゼロクロス点を正確に検出できないというエラー)の発生を低減でき、ひいては検出対象交流電圧の検出精度を一層向上させることができる。
電圧検出装置1の構成図である。 図1における検出部3の回路図である。 電圧検出装置1Aの構成図である。
以下、添付図面を参照して、電圧検出装置の実施の形態について説明する。
最初に、電圧検出装置1について、図面を参照して説明する。
電圧検出装置1は、非接触型の電圧検出装置であって、図1に示すように、検出電極2、検出部3、参照信号出力部4および信号抽出部5を備え、検出対象体6に生じている交流電圧V1(検出対象交流電圧)を非接触で検出可能に構成されている。検出電極2は、一例として平板状に形成されて、交流電圧V1の検出に際しては、図1に示すように、検出対象体6と容量結合(静電容量C0を介して結合)する。
検出部3は、検出電極2に接続されると共に、参照信号出力部4から参照信号Ssを入力して(参照信号Ssが印加されて)、交流電圧V1に基づいて流れる検出対象電流(交流電圧V1に起因した電流信号成分)Iv1、および参照信号Ssに基づいて流れる参照電流(参照信号Ssに起因した電流信号成分)Is1の両電流値に応じて振幅が変化する検出信号S1を出力する。
本例では、検出部3は、一例として図2に示すように、検出抵抗11および差動増幅部12を備えている。検出抵抗11は、一端が検出電極2に接続されると共に、他端が参照信号出力部4に接続されている。差動増幅部12は、一例として3つの演算増幅器AP1〜AP3、および7つの抵抗R1〜R7を備えた公知のインスツルメンテーションアンプで構成されている。この差動増幅部12では、各抵抗R1〜R7のうちの対称の位置にある抵抗同士はバランスが取られている(つまり、R2とR3、R4とR5、およびR6とR7が、それぞれ同一の抵抗値に規定されている)ものとする。また、差動増幅部12では、差動増幅部12における1つの入力端子として機能する演算増幅器AP1の非反転入力端子が検出抵抗11の一端に接続され、差動増幅部12における他の1つの入力端子として機能する演算増幅器AP2の非反転入力端子が検出抵抗11の他端に接続されている。この差動増幅部12では、各入力端子に入力される電圧をVin1,Vin2としたときに、検出信号S1は以下の式で表される。
S1=(Vin2−Vin1)×(1+2×R2/R1)×R6/R4
この場合、上記のS1の式における(Vin2−Vin1)は、検出対象電流Iv1および参照電流Is1が検出抵抗11に流れることによって検出抵抗11の両端間に発生する電圧を表している。したがって、検出部3は、上記したように、検出対象電流Iv1および参照電流Is1の両電流値に応じて振幅が変化する検出信号S1を出力する。また、交流電圧V1が検出抵抗11の一端側に印加されるのに対して、参照信号Ssは検出抵抗11の他端に印加される。このため、検出信号S1に含まれている参照信号Ssの信号成分は、検出抵抗11の一端側に印加される参照信号Ssを基準として、位相が180°ずれた状態となっている。
参照信号出力部4は、図1に示すように、一例として、積分回路21および増幅回路22を備え、検出信号S1に基づいて参照信号Ssを生成して出力する。積分回路21は、検出信号S1を入力すると共に積分して、積分信号S2として出力する。増幅回路22は、積分信号S2を入力すると共に、予め決められた増幅率(1未満の増幅率)で増幅して参照信号Ssとして低インピーダンスで出力する。この構成により、参照信号出力部4は、積分によって位相が検出信号S1の位相に対して90°ずれた(遅れた)参照信号Ssを出力する。
信号抽出部5は、一例として、増幅回路31、振幅変更回路32、加算回路33、検波回路34および制御回路35を備え、検出信号S1を所定の利得で増幅して増幅検出信号S3を生成し、増幅検出信号S3に含まれている参照信号Ssの信号成分と参照信号Ss(具体的には、後述するように、参照信号Ssの振幅が変更されてなる参照信号Ss1)とを、増幅検出信号S3と参照信号Ss1との加算によって相殺可能に増幅検出信号S3を増幅する際の利得を制御すると共に、交流電圧V1の信号成分を増幅検出信号S3から抽出(生成)して出力信号Soとして出力する。この場合、増幅検出信号S3に含まれている参照信号Ssの信号成分とは、参照信号Ssの検出部3への出力(印加)に基づいて検出信号S1に含まれる信号成分を意味する。
増幅回路31は、検出信号S1を入力すると共に、制御回路35から出力される制御信号(具体的には制御電圧)Scのレベル(直流電圧レベル)によって規定される増幅率(利得は1以上でも1未満でもよい)で検出信号S1を増幅して、増幅検出信号S3を生成して出力する。振幅変更回路32は、例えば、アンプやアッテネータで構成されて、参照信号Ssを入力すると共に、参照信号Ssの振幅を予め規定された割合で変更して(減少または増加させて)、加算回路33で使用される新たな参照信号Ss1として出力する。
加算回路33は、演算回路の一例であって、増幅検出信号S3および参照信号Ss1を入力すると共に両信号S3,Ss1を加算して、加算によって得られた加算信号を出力信号Soとして出力する。この場合、上記したように、検出信号S1は、交流電圧V1に起因した信号成分と参照信号Ssに起因した信号成分とで構成され、この検出信号S1を増幅して生成された増幅検出信号S3も、交流電圧V1に起因した信号成分と参照信号Ssに起因した信号成分とで構成されている。
また、上記したように、検出信号S1に含まれている参照信号Ssの信号成分は、参照信号出力部4から出力されて検出抵抗11の一端側に印加される参照信号Ssを基準として(参照信号Ss1を基準としても同様にして)、位相が180°ずれた状態となる。このため、加算回路33が、両信号S3,Ss1の加算処理を実行することにより、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分は、振幅が参照信号Ss1の振幅と同一のときには完全にキャンセルされて(打ち消されて)除去される。一方、この参照信号Ssの信号成分は、振幅が参照信号Ss1の振幅と相違するときには出力信号Soに残存する。また、この残存する参照信号Ssの信号成分は、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分についての振幅が参照信号Ss1の振幅よりも大きいときには参照信号Ssと逆位相となり、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分についての振幅が参照信号Ss1の振幅以下のときには参照信号Ssと同位相となる。一方、参照信号Ssは上記したように検出信号S1に対して位相が90°ずれているため、検出信号S1に含まれている参照信号Ssの信号成分は、検出信号S1に対して位相が90°または−90°ずれた状態となる。したがって、検出信号S1に含まれている交流電圧V1の信号成分は、加算回路33での両信号S3,Ss1の加算処理によっては影響を受けることなく、そのまま出力信号Soに含まれた状態で加算回路33から出力される。
検波回路34は、一例として、図1に示すように、乗算回路41および積分回路42を備えている。乗算回路41は、出力信号Soおよび参照信号Ssを入力すると共に、両信号So,Ssを乗算することにより、出力信号Soに含まれている参照信号Ssの信号成分(参照信号Ssと周波数が一致し、かつ位相が同一(一致)または反転する(180°ずれた)信号成分)を同期検出して出力する。積分回路42は、乗算回路41で検出された参照信号Ssの信号成分を積分することにより、検波信号Vdを生成して出力する。
具体的には、検波回路34は、出力信号Soに含まれている参照信号Ssの信号成分(具体的には、参照信号Ssと同一周波数の信号成分)の振幅の増減に応じて電圧の絶対値が増減し、かつ出力信号Soに含まれている参照信号Ssの信号成分についての位相が参照信号Ssの位相と一致しているとき(同位相のとき)と180°ずれているとき(逆位相のとき)とで極性の異なる検波信号Vdを生成して出力する。本例では、一例として、検波回路34は、出力信号Soに含まれている参照信号Ssの信号成分と参照信号Ssとが同位相のときには正極性(正電圧)となり、逆位相のときには負極性(負電圧)となる検波信号Vdを生成して出力する。
制御回路35は、入力した検波信号Vdの極性に基づいて電圧が増減する制御信号Scを生成して、増幅回路31に出力する。本例では、一例として、制御回路35は、入力した検波信号Vdが正極性のときには、制御信号Scの電圧レベルを増加させ、一方、入力した検波信号Vdが負極性のときには、制御信号Scの電圧レベルを減少させる。
以上の構成により、信号抽出部5では、増幅回路31の利得(増幅率)に対するフィードバック制御が検波回路34および制御回路35によって行われて、制御回路35が、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分の振幅が一定となるように(本例では加算回路33に入力される参照信号Ss1の振幅と同じ振幅となるように)、増幅回路31の増幅率を検波信号Vdに基づいて制御する。これにより、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分の振幅が、加算回路33に入力される参照信号Ss1の振幅に一致させられる。したがって、加算回路33は、増幅検出信号S3および参照信号Ss1の加算処理を実行して、増幅検出信号S3を構成する参照信号成分を参照信号Ss1で相殺(キャンセル)させて、検出対象体6の交流電圧V1に起因した検出対象電流Iv1に基づく電圧成分(交流電圧V1と同一周波数の信号成分)で構成される出力信号Soを生成して出力する。
この場合、検出対象体6と検出電極2との間に形成される静電容量C0の大きさに応じて、参照電流Is1および検出対象電流Iv1が同じ割合で変動し、検出信号S1に含まれる参照電圧成分(参照信号Ssに起因した信号成分)および検出対象電圧成分(交流電圧V1に起因したで信号成分)も同じ割合で変動する。したがって、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分および交流電圧V1の信号成分についても、両成分は同じ割合で変動する。この場合、信号抽出部5では、上記したフィードバック制御により、増幅検出信号S3は、この信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分についての振幅が参照信号Ss1の振幅と一致するように増幅回路31によって生成される。このため、本例の構成の電圧検出装置1では、出力信号Soに含まれている検出対象電流Iv1に基づく電圧成分は、静電容量C0の大きさに拘わらず、その振幅が検出対象体6に発生している交流電圧V1の振幅に対応した大きさとなり、理論的には、その振幅が検出対象体6に発生している交流電圧V1の振幅と一致した状態となる。
次いで、電圧検出装置1による検出対象体6の交流電圧V1に対する検出動作について説明する。
まず、検出電極2を検出対象体6と非接触の状態で、かつ検出対象体6に対向するように配置する。これにより、図1に示すように、検出電極2と検出対象体6との間に静電容量C0が形成された状態となる。この場合、静電容量C0の容量値は、検出電極2と検出対象体6の距離に反比例して変化するが、検出電極2を一旦配設した後は、温度などの環境が一定の条件下においては一定の(変動しない)値となる。この場合、静電容量C0の容量値は一般的に極めて小さい値(例えば数pF〜数十pF程度)となる。
また、検出電極2と検出対象体6とが静電容量C0を介して交流的に接続されることにより、検出対象体6、検出電極2および検出部3を含む経路に、参照信号Ssに起因した参照電流Is1と、交流電圧V1に起因した検出対象電流Iv1とが流れ、検出部3は、参照電流Is1および検出対象電流Iv1の合成電流を検出して、検出信号S1を出力する。
また、参照信号出力部4は、検出信号S1を入力すると共に積分して、積分信号S2を生成し、生成した積分信号S2を増幅回路22において1未満の増幅率で増幅して参照信号Ssとして出力する。参照信号出力部4は、この参照信号Ssを、検出部3に印加すると共に、振幅変更回路32および検波回路34に出力する。このようにして、参照信号出力部4が検出信号S1を積分して検出部3に印加することにより、上記したように、検出信号S1には、交流電圧V1の信号成分と共に、参照信号Ssの信号成分が含まれることになる。
この関係をラプラス変換を用いて説明すると、交流電圧V1を関数x(t)で表し、この関数x(t)のラプラス変換をX(s)で表すとすると、積分回路21を含む参照信号出力部4から出力される最初の参照信号Ssのラプラス変換はX(s)/sで表される。また、この参照信号Ssは1未満の増幅率(一例として、増幅率を「α」で表す)で増幅されて検出部3に印加され、さらに、この印加によって検出信号S1に含まれている参照信号Ssの信号成分は、検出部3に印加される参照信号Ssに対して位相が180°ずれた状態となる。参照信号出力部4は、検出信号S1を積分して参照信号Ssとして検出部3に印加する動作を繰り返し実行する。このため、検出信号S1をラプラス変換したものは、下記式で表される。
X(s)−α×X(s)/s+α×X(s)/s−α×X(s)/s+・・・
ここで、上記したようにαは1未満の数値であることから、αに対して、それらの複数回の乗算値(α,α,・・・)はいずれも小さい値となるため、上記式を構成する各項のうちのこれらを係数に持つ項は無視できるとすると、上記式は、一例として第1項および第2項のみで簡略化できる。
したがって、検出信号S1は、式(X(s)−α×X(s)/s)で表され、参照信号Ssは、式(α×X(s)/s)で表される。
信号抽出部5では、増幅回路31が、検出信号S1を入力すると共に、制御回路35から出力される制御信号Scの電圧レベルで規定される増幅率βで検出信号S1を増幅して、増幅検出信号S3として出力する。この場合、増幅検出信号S3は、式(β×X(s)−α×β×X(s)/s)で表される。また、振幅変更回路32が、参照信号Ssを入力すると共にその振幅を変更して参照信号Ss1として出力する。この場合、振幅変更回路32での増幅率をγとすると、参照信号Ss1は、式(α×γ×X(s)/s)で表される。
次いで、加算回路33が、増幅検出信号S3および参照信号Ss1を入力すると共に、両信号S3,Ss1を互いに加算する加算処理を実行して、出力信号Soとして出力する。この場合、増幅検出信号S3が、式(β×X(s)−α×β×X(s)/s)で表され、また参照信号Ss1が、式(α×γ×X(s)/s)で表されるため、上記したように、増幅回路31の利得(増幅率)に対するフィードバック制御が検波回路34および制御回路35によって行われて、増幅回路31からの増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分(α×β×X(s)/s)の振幅が参照信号Ss1(α×γ×X(s)/s)の振幅に一致させられる。このため、加算回路33での加算処理により、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分(α×β×X(s)/s)が参照信号Ss1で相殺(キャンセル)されて、つまり、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分が除去されて、検出対象体6の交流電圧V1に起因した検出対象電流Iv1に基づく電圧成分(β×X(s))で構成される出力信号Soが出力される。
この電圧検出装置1では、検出部3が、交流電圧V1に基づいて流れる検出対象電流(交流電圧V1に起因した電流信号成分)Iv1、および参照信号Ssに基づいて流れる参照電流(参照信号Ssに起因した電流信号成分)Is1の両電流値に応じて振幅が変化する検出信号S1を検出して出力する。この場合、参照信号出力部4は、検出信号S1を積分して参照信号Ssを生成して、検出部3に印加する。また、信号抽出部5では、検出信号S1を入力して増幅検出信号S3として出力し、増幅検出信号S3に含まれている参照信号Ssの振幅が参照信号出力部4から出力される参照信号Ss(具体的には、振幅変更回路32によって参照信号Ssの振幅が変更されて生成された参照信号Ss1)の振幅と一致するように(参照信号Ss1との加算または減算によって増幅検出信号S3に含まれている参照信号Ssの信号成分(参照信号Ssと周波数が一致し、かつ位相が同一または反転する(180°ずれた)信号成分)を相殺可能な振幅となるように)、検出信号S1の振幅を制御して増幅検出信号S3として出力すると共に、このように振幅が制御された増幅検出信号S3と参照信号Ss1との加算または減算によって増幅検出信号S3に含まれている上記参照信号Ssの信号成分を除去して出力信号Soとして出力する。
したがって、この電圧検出装置1によれば、検出対象体6と検出電極2との間の結合容量(静電容量C0)が未知の場合であっても(静電容量C0の値に拘わらず)、交流電圧V1についての感度が一定となるように制御するため、つまり、出力信号Soに含まれている検出対象電流Iv1に基づく電圧成分の振幅が交流電圧V1の振幅に対応した大きさとなるように制御するため、出力信号Soに含まれているこの電圧成分を検出することにより、静電容量C0の算出を行うことなく、交流電圧V1を非接触で検出することができる。
また、この電圧検出装置1では、参照信号出力部4が検出信号S1を積分して生成した信号を参照信号Ssとして使用する構成としたことにより、参照信号Ssの周波数が交流電圧V1の周波数に常に一致する。このため、この電圧検出装置1によれば、交流電圧V1の周波数と異なる周波数の信号を電圧検出装置1内部で発生させて参照信号Ssとして使用する構成とは異なり、ノイズの多い環境下においても、増幅検出信号S3と参照信号Ss1との加算によって増幅検出信号S3に含まれている参照信号Ssの信号成分を除去する際におけるノイズ(交流電圧V1の周波数と異なる周波数の信号)の影響を大幅に低減することができる。したがって、この電圧検出装置1によれば、ノイズの多い環境下においても、ノイズによる影響を低減しつつ出力信号Soを出力することができるため、交流電圧V1の検出誤差についても低減することができる結果、交流電圧V1の検出精度を十分に向上させることができる。
また、この電圧検出装置1では、信号抽出部5が、増幅回路31、加算回路33、検波回路34および制御回路35を備えて構成されて、検波回路34が、出力信号Soに含まれている参照信号Ssの信号成分についての振幅を示す検波信号Vdを参照信号出力部4から出力される参照信号Ssを用いた同期検波によって検出し、制御回路35が、この検波信号Vdに基づいて増幅回路31の利得を制御する。したがって、この電圧検出装置1によれば、同期検波によって参照信号Ssの信号成分を正確に検出することができ、この結果、増幅検出信号S3に含まれている参照信号Ssの信号成分を高い精度で相殺することができ、これによって出力信号Soに含まれる参照信号Ssの信号成分を大幅に低減することができる結果、交流電圧V1の検出精度を一層向上させることができる。
なお、上記の電圧検出装置1では、出力信号Soに含まれている参照信号Ssの信号成分についての振幅を示す検波信号Vdを検出する構成として、出力信号Soと参照信号出力部4から出力される参照信号Ssとを乗算する乗算回路41を使用する構成を使用しているが、図3に示す電圧検出装置1Aのように、同期信号生成回路43および同期検波回路44を備えて構成された検波回路34Aを使用する構成を採用することもできる。なお、電圧検出装置1と同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
この電圧検出装置1Aでは、検波回路34Aの同期信号生成回路43が、積分信号としての参照信号Ssに対してゼロクロス法を適用して同期信号S5を生成し、同期検波回路44がこの同期信号S5に基づいて出力信号Soに含まれている参照信号Ssの信号成分についての振幅を示す検波信号Vdを同期検出する。この電圧検出装置1Aにおいても、電圧検出装置1と同様にして、静電容量C0の算出を行うことなく、交流電圧V1を非接触で検出することができるという効果と、ノイズの多い環境下においても、交流電圧V1を精度よく検出することができるという効果とを奏することができる。また、この電圧検出装置1Aでは、同期信号生成回路43が高周波成分の非常に少ない積分信号としての参照信号Ssを使用して同期信号S5を生成しているため、ゼロクロス検出時のエラー(ゼロクロス点を正確に検出できないというエラー)の発生を低減することができ、ひいては交流電圧V1の検出精度を一層向上させることができる。
また、交流電圧V1を示す出力信号Soを検出する電圧検出装置1,1Aについて上記したが、出力信号Soの電圧波形(レベル)を所定周波数のサンプリングクロックでサンプリングしてデジタルデータに変換するA/D変換器およびCPUを備えた処理部と、このデジタルデータと交流電圧V1の電圧値とが対応させられた電圧算出用テーブルを記憶する記憶部と、ディスプレイ装置などで構成された出力部とをさらに設け、処理部が出力信号Soから取得したデジタルデータに基づいて交流電圧V1の電圧値を算出して出力部に出力(表示)させる構成とすることで、交流電圧V1の電圧値を測定する電圧測定装置を構成することもできる。
また、上記した電圧検出装置1,1Aおよび電圧測定装置では、参照信号出力部4を積分回路21を用いて構成すると共に、この参照信号出力部4において検出信号S1を積分することにより、参照信号Ssを生成する構成を採用しているが、検出信号S1を微分して参照信号Ssを生成する構成を採用することもできる。この構成では、図示はしないが、参照信号出力部4は、積分回路21に代えて微分回路を備えて構成される。
この構成の場合には、検出信号S1をラプラス変換したものは、下記式で表される。
X(s)−α×s×X(s)+α×s×X(s)−α×s×X(s)+・・・
ここで、上記したようにαは1未満の数値であることから、αに対して、それらの複数回の乗算値(α,α,・・・)はいずれも小さい値となるため、上記式を構成する各項のうちのこれらを係数に持つ項は無視できるとすると、上記式は、一例として第1項および第2項のみで簡略化できる。したがって、検出信号S1は、式(X(s)−α×s×X(s))で表され、参照信号Ssは、式(α×s×X(s))で表される。また、増幅回路31の増幅率をβとすると、増幅検出信号S3は、式(β×X(s)−α×β×s×X(s))で表される。また、振幅変更回路32の増幅率をγとすると、参照信号Ss1は、式(α×γ×s×X(s))で表される。
この構成の場合においても、上記したように、増幅回路31の利得(増幅率)に対するフィードバック制御が検波回路34および制御回路35によって行われて、増幅回路31からの増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分(α×β×s×X(s))の振幅が参照信号Ss1(α×γ×s×X(s))の振幅に一致させられる。このため、加算回路33での加算処理により、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分(α×β×s×X(s))が参照信号Ss1で相殺(キャンセル)されて、つまり、増幅検出信号S3を構成する参照信号Ssの信号成分が除去されて、検出対象体6の交流電圧V1に起因した検出対象電流Iv1に基づく電圧成分(β×X(s))で構成される出力信号Soを検出することができ、これによって、出力信号Soを出力することができる。
また、上記の信号抽出部5では、演算回路の一例として加算回路33を使用して、増幅検出信号S3と参照信号Ss1とを加算して出力信号Soとして出力する構成を採用しているが、例えば、増幅回路31については、検出信号S1を反転増幅して増幅検出信号S3を出力する構成とすることもでき、この構成を採用したときには、演算回路としての加算回路33に代えて演算回路としての減算回路を使用して、増幅検出信号S3と参照信号Ss1とを減算することで、出力信号Soを出力することができる。
1,1A 電圧検出装置
2 検出電極
3 検出部
4 参照信号出力部
5 信号抽出部
S1 検出信号
S3 増幅検出信号
So 出力信号
Ss 参照信号
V1 交流電圧

Claims (3)

  1. 検出対象体に生じている検出対象交流電圧を検出する電圧検出装置であって、
    前記検出対象体に対向して配設されて当該検出対象体と容量結合する検出電極と、
    参照信号を出力する参照信号出力部と、
    前記検出電極に接続されると共に前記参照信号を入力して、前記検出対象交流電圧に基づいて流れる検出対象電流および前記参照信号に基づいて流れる参照電流の両電流値に応じて振幅が変化する検出信号を出力する検出部と、
    前記検出信号を所定の利得で増幅して増幅検出信号を生成しつつ、前記参照信号出力部から出力される前記参照信号と当該増幅検出信号との加算または減算によって当該参照信号と当該増幅検出信号に含まれている前記参照信号の信号成分とを相殺可能に前記利得を制御すると共に、前記検出対象交流電圧の信号成分を当該増幅検出信号から抽出して出力信号として出力する信号抽出部とを備え、
    前記参照信号出力部は、前記検出信号を積分または微分して前記参照信号を出力する電圧検出装置。
  2. 前記信号抽出部は、前記検出信号を前記利得で増幅して前記増幅検出信号を生成する増幅回路と、当該増幅検出信号と前記参照信号とを加算または減算して前記出力信号として出力する演算回路と、当該出力信号に含まれている前記参照信号の信号成分の振幅を示す検波信号を前記参照信号出力部から出力される前記参照信号を用いた同期検波によって検出する検波回路と、前記増幅回路の前記利得を前記検波信号に基づいて制御する制御回路とを備えている請求項1記載の電圧検出装置。
  3. 前記参照信号出力部は、前記検出信号を積分して前記参照信号を出力し、
    前記検波回路は、前記参照信号出力部から出力される前記参照信号に基づいて同期信号を生成すると共に、当該同期信号を用いた同期検波によって前記検波信号を検出する請求項2記載の電圧検出装置。
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