JP2011121893A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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宏 上野
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Abstract

【課題】本発明は、カチオン性ポリマ−を配合したヘアシャンプ−の使用後においても、
効果的に油性成分を毛髪へ吸着させることが出来るヘアリンス、ヘアコンディショナ−及びヘアトリ−トメントなどの毛髪化粧料を提供するものでる。
【解決手段】洗髪処理の施された毛髪に対して適用される毛髪化粧料であって、下記一般式(1)に示されるアルコキシル化アミドの1種または2種以上を含有することを特徴とする、毛髪化粧料を要旨とするものである。
【化1】
Figure 2011121893

{上記式(1)で示されるRCO−は炭素数C8〜C22であり、二重結合を0〜3個
有するアシル基を表わし、Xはオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表わし、n
は1〜3の数を表わす。}
【選択図】なし

Description

本発明は、ヘアリンス、ヘアコンディショナ−、ヘアトリ−トメントなどの毛髪化粧料
に関し、さらに詳細には、洗髪処理が施された毛髪に油性成分を効果的に吸着させ、水洗
時のなめらかさ、しなやかさ、仕上がり時のなめらかさ、柔らかさ、しっとり感等の優れ
たヘアコンディショニング効果を毛髪に付与することができる毛髪化粧料に関する。
従来より、ヘアシャンプ−は、頭皮や毛髪に付着した皮脂や汗等の汚れを洗い落とし、
頭皮や毛髪を清潔にする目的で使用されているが、水洗時のキシミや指通りの悪さを防ぐ
ためにカチオン性ポリマ−を配合し、アニオン界面活性剤及び両性界面活性剤との間で複
合コアセルベ−トを形成し、毛髪表面に皮膜状に吸着せしめるものとされている。そして
、かかるカチオン性ポリマ−としては、カチオン化セルロ−ス、カチオン化グア−ガム、
カチオン化デンプン、カチオン化多糖類等が挙げられる。
また、近年、ヘアカラ−人口の増加やヘアアイロン等の使用により毛髪のダメ−ジが増
えており、水洗時のキシミや指通りの悪さが増大している。このため、ヘアシャンプ−中
にカチオン性ポリマ−を配合することは、水洗時のキシミや指通りの悪さを防ぐために必
要不可欠なものとなっている。
しかしながら、水洗時のキシミや指通りの悪さを防ぎ、なめらかな感触を得るために、
カチオン性ポリマ−を配合したヘアシャンプ−でもって毛髪を洗浄することは、上述のご
とく、カチオン性ポリマ−が毛髪表面に親水性を示す複合コアセルベ−トの皮膜を形成す
る結果となる。このため、ヘアシャンプ−後に使用するヘアリンス、ヘアコンディショナ
−及びヘアトリ−トメント等に含まれる油性成分は、毛髪への吸着が阻害され、水洗時・
仕上がり時にキシミ、ごわつきが現れ、毛髪化粧料本来の使用感が損なわれるといった問
題があった。
なお、ヘアシャンプ−へのカチオン性ポリマ−の配合量を減らしたり、配合を止めたり
することで、毛髪化粧料に含まれる油性成分の毛髪への吸着を高めようとすると、逆にヘ
アシャンプ−の水洗時にキシミや指通りの悪さを感じるといった問題があった。
かかる従来の問題点を解決するものとして、特開2006−290817号公報には、
ダメ−ジ毛及びクセ毛に対し、シャンプ−処理開始時からヘアトリ−トメント処理終了時
まで髪にひっかかりや絡まりを生じること無く、また仕上がりはべたつかず適度な保湿で
髪の広がりを抑え、すべりと柔軟性を付与することができる毛髪化粧料として、アルキル
アミドプロピルベタイン(0.1〜17.0重量%)とN−アシルアスパラギン酸塩(0
.1〜7.0重量%)及びカチオン性ポリマ−(0.05〜3.0重量%)を含有するシ
ャンプ−を含む毛髪化粧料(A)で処理し、N−アルキル−L−アルギニン塩酸塩(0.
1〜3.0重量%)とアミノ変性シリコ−ンエマルション(0.1〜10.0重量%)を
含有するヘアトリ−トメントを含む毛髪化粧料(B)で処理する毛髪化粧料が記載されて
いる。
特開2006−290817号公報
しかしながら、上記毛髪化粧料でヘアシャンプ−をすると、水洗時の毛髪のキシミや指
通りの悪さを解消することは可能であるが、ヘアシャンプ−中にカチオン性ポリマ−を配
合することで、ヘアトリ−トメントの油性成分の毛髪への吸着が弱くなり、仕上げた際の
毛髪の保湿感は弱く、すべりや柔軟性も付与出来なくなるおそれがあるものである。
本発明は、上記従来例の問題点を解決し、カチオン性ポリマ−を配合したヘアシャンプ
−の使用後においても、効果的に油性成分を毛髪へ吸着させることが出来るヘアリンス、
ヘアコンディショナ−及びヘアトリ−トメントなどの毛髪化粧料を提案することにある。
上記の目的を達成するため、本願請求項1記載の発明は、洗髪処理の施された毛髪に対
して適用される毛髪化粧料であって、下記一般式(1)に示されるアルコキシル化アミド
の1種または2種以上を含有することを特徴とする、毛髪化粧料を要旨とするものである

Figure 2011121893
{上記式(1)で示されるRCO−は炭素数C8〜C22であり、二重結合を0〜3個
有するアシル基を表わし、Xはオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表わし、n
は1〜3の数を表わす。}
上記請求項1記載の毛髪化粧料において、アルコキシル化アミドと共にカチオン界面活
性剤、炭素数C12〜C24の高級アルコ−ル、及び油性成分が含有せしめられている。
そして、上記アルコキシル化アミドの含有量は0.5〜25質量%、カチオン界面活性剤
の含有量が0.5〜10質量%、炭素数C12〜C24の高級アルコ−ルの含有量が2〜
20質量%、油性成分の含有量が0.1〜15質量%であり、粘度が1000(mPa・
s、25℃)以上である。
本発明の請求項1記載の発明は、上述のように構成されているから、カチオン性ポリマ
−を配合したヘアシャンプ−の使用後においても、毛髪表面に吸着する親水性の複合コア
セルベ−トの皮膜をアルコキシル化アミドにより再分散及び一部を溶解して希薄化せしめ
、毛髪化粧料中の油性成分を容易に毛髪表面に吸着せしめることが出来るものであって、
常に水洗時のなめらかさ、しなやかさ、仕上がり時のなめらかさ、柔らかさ、しっとり感
等の優れたヘアコンディショニング効果を毛髪に付与せしめることが出来る。
次に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
本発明の毛髪化粧料に用いられるアルコキシル化アミドは、前記一般式(1)で表わさ
れ、具体的一例として下記一般式(2)(3)(4)(5)及び(6)等をあげることが
でき、少くとも1種または2種以上を組合せて用いることが出来る。
Figure 2011121893
Figure 2011121893
{上記式(3)で示されるRCO−はヤシ油脂肪酸残基を表わす。}
Figure 2011121893
{上記式(4)で示されるRCO−はヤシ油脂肪酸残基を表わす。}
Figure 2011121893
{上記式(5)で示されるRCO−はイソステアリン酸残基及びヤシ油脂肪酸残基を 表わす。}
Figure 2011121893
{上記式(6)で示されるRCO−はダイズ油脂肪酸残基を表わす。}
そして、上記アルコキシル化アミドは、水や油に対して親和性が有り、カチオン性ポリ
マ−を配合したヘアシャンプ−の洗髪処理後においても、カチオン性ポリマ−によりアニ
オン界面活性剤及び両性界面活性剤との間で形成して毛髪表面に吸着する親水性の複合コ
アセルベ−ト皮膜を再分散及び一部を溶解して希薄化せしめることが出来るものと思われ
る。このため、毛髪化粧料中の油性成分が毛髪に吸着しやすくなり、水洗時のなめらかさ
、しなやかさ、仕上がり時のなめらかさ、柔らかさ、しっとり感等の優れたヘアコンディ
ショニング効果を毛髪に付与せしめることが出来るものである。
上記アルコキシル化アミドの含有量は0.5〜25質量%であり、特に好ましくは3〜
15質量%である。0.5質量%未満では、油性成分の毛髪への吸着を高める効果が弱く
、25質量%を越えるとエマルションの粘度が低下するため好ましくない。
本発明の毛髪化粧料に用いられるカチオン界面活性剤として有効なものを具体的に挙げ
ると、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化
セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリ
ルトリメチルアンモニウム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム
(5E.O.)、塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニル
トリメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムメトサルフェ−ト、ベヘニルト
リメチルアンモニウムメトサルフェ−ト、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化
ジアルキル(C12−C18)ジメチルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチ
ルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジメチルアミノプロピ
ルアミド、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸ア
ミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(2)及びN−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アル
ギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩などが挙げられ、少なくとも1種または2
種以上を組合せて用いることが出来る。
上記カチオン界面活性剤は、乳化剤および使用感向上のための感触剤として使用される
もので、その含有量は0.5〜10質量%であり、特に好ましくは1〜5質量%である。
カチオン界面活性剤の含有量が0.5質量%未満では使用時の感触が悪く、エマルション
の粘度が低下するため好ましくなく、10質量%を越えて配合してもそれ以上の効果は得
られず、皮膚刺激への悪影響も考えられるため好ましくない。
本発明の毛髪化粧料に用いられる炭素数C12〜C24の高級アルコ−ルとして有効な
ものを具体的に挙げると、ドデカノ−ル、トリデカノ−ル、テトラデカノ−ル、ペンタデ
カノ−ル、ヘキサデカノ−ル、ヘプタデカノ−ル、オクタデカノ−ル、ノナデカノ−ル、
イコサノ−ル、ヘンイコサノ−ル、ドコサノ−ル、トリコサノ−ル及びテトラコサノ−ル
を挙げることができ、少なくとも1種または2種以上を組み合わせて用いることができる
上記高級アルコ−ルは、粘度調整剤として使用されるもので、その含有量は2〜20質
量%であり、特に好ましくは3〜15質量%である。高級アルコ−ルの含有量が2質量%
未満では粘度が低く、請求項3記載の粘度を満足させることができないため好ましくなく
、20質量%を越えると粘度が高くなり過ぎ、使用感が損なわれるため好ましくない。
本発明に用いられる油性成分として有効なものを具体的に挙げると、エステル類として
は、アジピン酸ジイソブチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル
、2−エチルヘキサン酸2−ヘキシルデシル、カプリン酸セチル、コハク酸ジ2−エチル
ヘキシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、ステアリン酸エチル、ダイマ−酸ジイ
ソプロピル、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、トリイソステアリン酸グリセ
リル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、乳酸セチル、パルミチン酸セチル、ヒ
ドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、ピバリン酸イソデシル、ミリスチン酸イソプ
ロピル、ラウリン酸ヘキシル、及びリンゴ酸ジイソステアリル等を挙げることができる。
油脂としては、アボカド油、オリ−ブ油、カカオ脂、カボチャ種子油、杏仁油、ククイ
ナッツ油、コムギ胚芽油、サフラワ−油、シア脂、スイ−トア−モンド油、ツバキ油、ト
ウモロコシ胚芽油、ピスタシオ種子油、ヒマワリ油、ヘ−ゼルナッツ油、マカデミアナッ
ツ油、マンゴ−油、ヤシ油、メドウフォ−ム油、ロ−ズヒップ油、オレンジラフィ−油、
カルナバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ及びホホバ油等を挙げることができる。
炭化水素としては、α−オレフィンオリゴマ−、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパ
ラフィン、スクワラン、セレシン、ポリブテン、流動イソパラフィン、流動パラフィン及
びワセリン等を挙げることができる。
シリコ−ン化合物としては、ジメチルシリコ−ン、高重合ジメチルシリコ−ン、環状シ
リコ−ン、ジメチコノ−ル、シリコ−ンエマルション、シリコ−ンエラストマ−、シリコ
−ンレジン、シリコ−ンワックス、アミノ変性シリコ−ン、アミノグリコ−ル変性シリコ
−ン、アミノフェニル変性シリコ−ン、アミドアルキル変性シリコ−ン、アルキル変性シ
リコ−ン、アルコキシ変性シリコ−ン、直鎖アミノポリエ−テル変性シリコ−ン、フェニ
ル変性シリコ−ン、フッ素変性シリコ−ン、ポリアミド変性シリコ−ン、ポリグリセリン
変性シリコ−ン及びポリエ−テル変性シリコ−ン等を挙げることができる。
上記に示される油性成分は、使用感向上のための感触剤として使用されるもので、少な
くとも1種または2種以上組み合わせて用いることができる。油性成分の含有量は0.1
〜15質量%であり、特に好ましくは0.3〜10質量%である。油性成分の配合量が0
.1質量%未満では油性成分としての十分な感触が得られず、15質量%を越えて配合し
てもそれ以上の効果が得られず経済的ではないため好ましくない。
その他として、本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損なわない程度に、紫外線吸
収剤、紫外線散乱剤、酸化防止剤、キレ−ト剤、高分子化合物、pH調整剤、粘度調整剤
、アミノ酸、ポリペプチド類、タンパク質、動植物からの抽出物、防腐剤、香料、HC染
料、塩基性染料、タ−ル色素など、一般的にヘアリンス、ヘアコンディショナ−及びヘア
トリ−トメントなどに用いられるものを適宜配合しても良い。
本発明のヘアリンス、ヘアコンデイショナ−及びヘアトリ−トメント等の毛髪化粧料の
使用形態は、毛髪に塗付し、全体によくなじませた後、水洗を行い、または水洗を行なわ
なくてもよい。
以下に、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれによりなんら限定さ
れるものではない。なお、配合量は特記しない限り質量%で表わす。
なお、本発明の一連の処理に用いるカチオン性ポリマ−を含むヘアシャンプ−として、
下記に示す組成を有するヘアシャンプ−を調製した。
ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノ−ルアミン液(30%) :20
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液(31%) :15
カチオン化セルロ−ス :1.0
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノ−ル(90%) :0.4
フェノキシエタノ−ル :0.3
水 :残量
実施例1〜10
本発明の毛髪化粧料として、下記の表1に示す組成を有するヘアトリ−トメントを調製
した。
比較例1〜4
また、比較のため、毛髪化粧料として、下記表1に示す組成を有するヘアトリ−トメン
トを調製した。
Figure 2011121893
次に、上記実施例1〜10、比較例1〜4のヘアトリ−トメントについて、それぞれ下
記の評価試験を行い、得られた評価結果を表2に示す。
Figure 2011121893
〔水洗時のなめらかさ〕
上記に示すヘアシャンプ−組成物で処理後、表1の実施例及び比較例に示すヘアトリ−
トメント組成物を毛髪に塗付し、全体に良くなじませた後、洗い流す処理を行い、水洗時
のなめらかさについて、10名の専門パネラ−により、下記の4つの段階で評価した。
(評価)
◎:なめらかさを非常に感じる
○:なめらかさを感じる
△:なめらかさをやや感じる
×:なめらかさを感じない
〔仕上がり時のなめらかさ〕
上記に示すヘアシャンプ−組成物で処理後、表1の実施例及び比較例に示すヘアトリ−
トメント組成物を毛髪に塗付し、全体に良くなじませた後、洗い流す処理を行い、仕上が
り時のなめらかさについて、10名の専門パネラ−により、下記の4つの段階で評価した

(評価)
◎:なめらかさを非常に感じる
○:なめらかさを感じる
△:なめらかさをやや感じる
×:なめらかさを感じない
〔仕上がり時の油性成分の吸着感〕
上記に示すヘアシャンプ−組成物で処理後、表1の実施例及び比較例に示すヘアトリ−
トメント組成物を毛髪に塗付し、全体に良くなじませた後、洗い流す処理を行い、仕上が
り時の油性成分の吸着感について、10名の専門パネラ−により、下記の4つの段階で評
価した。
(評価)
◎:吸着感を非常に感じる
○:吸着感を感じる
△:吸着感をやや感じる
×:吸着感を感じない
上記表2の評価結果から明らかなように、本発明の実施例1〜10のヘアトリ−トメン
トはアルコキシル化アミドの中から選ばれる1種または2種以上を含有するため、ヘアシ
ャンプ−使用後の毛髪に油性成分を効果的に吸着させることができ、水洗時のなめらかさ
、しなやかさ、仕上がり時のなめらかさ、柔らかさ、しっとり感等の優れた質感を毛髪に
付与し、ヘアコンディショニング効果が向上していることがわかる。
一方、上記表2の評価結果から明らかなように、比較例1〜4によれば、ヘアシャンプ
−使用後の毛髪に油性成分を効果的に吸着させることができないため、水洗時と仕上がり
時になめらかな質感を得ることができず、コンディショニング効果が十分でないことがわ
かる。
実施例11〜14、比較例5
本発明の毛髪化粧料として、下記の表3に示す組成を有するヘアリンスを調製すると共
に、比較例として表3に示すヘアリンスを調製した。
Figure 2011121893
次に、上記実際例11〜14、比較例5のヘアリンスについて、上記実施例と同様に操
作して「水洗時のなめらかさ」、「仕上がり時のなめらかさ」、及び「仕上がり時の油性
成分の吸着感」について評価試験を行い、得られた評価結果を表4に示す。
Figure 2011121893
上記4の評価結果から明らかなように、本発明の実施例11〜14のヘアリンスはアル
コキシル化アミドの中から選ばれる1種または2種以上を含有するため、ヘアシャンプ−
使用後の毛髪に油性成分を効果的に吸着させることができ、水洗時のなめらかさ、しなや
かさ、仕上がり時のなめらかさ、柔らかさ、しっとり感等の優れた質感を毛髪に付与し、
比較例に比してヘアコンディショニング効果が著しく向上していることがわかる。

Claims (3)

  1. 洗髪処理の施された毛髪に対して適用される毛髪化粧料であって、下記一般式(1)に
    示されるアルコキシル化アミドの1種または2種以上を含有することを特徴とする、毛髪
    化粧料。
    Figure 2011121893
    {上記式(1)で示されるRCO−は炭素数C8〜C22であり、二重結合を0〜3個
    有するアシル基を表わし、Xはオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表わし、n
    は1〜3の数を表わす。}
  2. カチオン界面活性剤と、炭素数C12〜C24の高級アルコ−ルと、油性成分とを含有
    することを特徴とする、請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. アルコキシル化アミドの含有量が0.5〜25質量%、カチオン界面活性剤の含有量が
    0.5〜10質量%、炭素数C12〜C24の高級アルコ−ルの含有量が2〜20質量%
    、油性成分の含有量が0.1〜15質量%であり、かつ、粘度が1000(mPa・s、
    25℃)以上であることを特徴とする、請求項1及び2記載の毛髪化粧料。
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