JP2011121197A5 - インクジェット記録装置、および、インクジェット記録装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、インクを吐出し記録動作を行うインクジェット記録装置、および、インクジェット記録装置の制御方法に関する。
以上の問題点を考慮し、本発明は、回復処理後、記録ヘッドにおけるインク吐出口内に気泡を残さず、インク吐出口形成面に固着した増粘インク等の付着物を除去する効果を高めることができるインクジェット記録装置、および、インクジェット記録装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係るインクジェット記録装置は、インクを吐出する複数の吐出口を配列してなる吐出口列を備えた吐出口面を有する記録ヘッドと、吐出口面をワイピングするワイピング部材と、記録ヘッドとワイピング部材とを相対的に移動させる移動手段と、記録ヘッドの温度を調整する調整手段と、を有するインクジェット記録装置であって、記録ヘッドからインクを吐出させながらワイピング部材で吐出口面をワイピングするワイピング動作の後に、調整手段で記録ヘッドの温度が第1の温度となるように調整した状態で記録ヘッドからインクを吐出する第1の予備吐出動作を行い、さらに、調整手段で記録ヘッドの温度が第1の温度より低い第2の温度となるように調整した状態で記録ヘッドからインクを吐出する第2の予備吐出動作を行うように制御する回復制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法は、インクを吐出する複数の吐出口を配列してなる吐出口列を備えた吐出口面を有する記録ヘッドと、吐出口面をワイピングするワイピング部材とを有するインクジェット記録装置の制御方法であって、記録ヘッドからインクを吐出させながらワイピング部材で吐出口面をワイピングするワイピング工程と、ワイピング工程の後に、記録ヘッドの温度が第1の温度の状態で記録ヘッドからインクを吐出する第1の予備吐出動作を行う工程と、第1の予備吐出動作の後に記録ヘッドの温度が第1の温度より低い第2の温度の状態で記録ヘッドからインクを吐出する第2の予備吐出動作を行う工程と、を有する。
本発明に係るインクジェット記録装置、および、インクジェット記録装置の制御方法
によれば、回復制御手段が、記録ヘッドからインクを吐出させながらワイピング部材で吐出口面をワイピングするワイピング動作の後に、調整手段で記録ヘッドの温度が第1の温度となるように調整した状態で記録ヘッドからインクを吐出する第1の予備吐出動作を行い、さらに、調整手段で記録ヘッドの温度が第1の温度より低い第2の温度となるように調整した状態で記録ヘッドからインクを吐出する第2の予備吐出動作を行うように制御するので回復処理後、記録ヘッドにおけるインク吐出口内に気泡を残さず、インク吐出口形成面に固着した増粘インク等の付着物を除去する効果を高めることができる。
によれば、回復制御手段が、記録ヘッドからインクを吐出させながらワイピング部材で吐出口面をワイピングするワイピング動作の後に、調整手段で記録ヘッドの温度が第1の温度となるように調整した状態で記録ヘッドからインクを吐出する第1の予備吐出動作を行い、さらに、調整手段で記録ヘッドの温度が第1の温度より低い第2の温度となるように調整した状態で記録ヘッドからインクを吐出する第2の予備吐出動作を行うように制御するので回復処理後、記録ヘッドにおけるインク吐出口内に気泡を残さず、インク吐出口形成面に固着した増粘インク等の付着物を除去する効果を高めることができる。
図2は、本発明に係るインクジェット記録装置の一例としてのシリアル型のインクジェットプリンタの要部を概略的に示す。なお、本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復方法の一例は、他のインクジェット装置、例えば、プリンタ(プリンタ複合機を含む)、電子デバイス等の製造装置、捺染装置などの産業用プリント装置に適用されてもよい。
(実施例1)
本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復処理方法の第1実施例は、図1に示されるように、ウェットワイピング処理工程および気泡除去処理工程を含んでなる。
本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復処理方法の第1実施例は、図1に示されるように、ウェットワイピング処理工程および気泡除去処理工程を含んでなる。
(実施例2)
図15および図16は、本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復処理方法の第2実施例が適用される記録素子基板の要部を示す。
図15および図16は、本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復処理方法の第2実施例が適用される記録素子基板の要部を示す。
(実施例3)
図20は、本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復処理方法の第3実施例が適用される記録素子基板の要部を示す。
図20は、本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復処理方法の第3実施例が適用される記録素子基板の要部を示す。
(実施例4)
図22は、本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復処理方法の第4実施例において、制御ユニット部50が、例えば、マイクロコンピュータにより構成された場合、実行する回復処理プログラムの一例をあらわすフローチャートを示す。図22は、インク増粘物FSが付着したことによる不吐出が確認された場合、実行される回復処理を表すフローチャートである。
図22は、本発明に係るインクジェット記録装置の制御方法の一例としての記録ヘッドの回復処理方法の第4実施例において、制御ユニット部50が、例えば、マイクロコンピュータにより構成された場合、実行する回復処理プログラムの一例をあらわすフローチャートを示す。図22は、インク増粘物FSが付着したことによる不吐出が確認された場合、実行される回復処理を表すフローチャートである。
Claims (15)
- インクを吐出する複数の吐出口を配列してなる吐出口列を備えた吐出口面を有する記録ヘッドと、
前記吐出口面をワイピングするワイピング部材と、
前記記録ヘッドと前記ワイピング部材とを相対的に移動させる移動手段と、
前記記録ヘッドの温度を調整する調整手段と、を有するインクジェット記録装置であって、
前記記録ヘッドからインクを吐出させながら前記ワイピング部材で前記吐出口面をワイピングするワイピング動作の後に、前記調整手段で前記記録ヘッドの温度が第1の温度となるように調整した状態で前記記録ヘッドからインクを吐出する第1の予備吐出動作を行い、さらに、前記調整手段で前記記録ヘッドの温度が前記第1の温度より低い第2の温度となるように調整した状態で前記記録ヘッドからインクを吐出する第2の予備吐出動作を行うように制御する回復制御手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記回復制御手段は、前記ワイピング動作の際に、前記ワイピング部材が前記吐出口面を複数回ワイピングするように制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記移動手段は、前記複数の吐出口の配列方向に沿うように前記ワイピング部材を移動することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記移動手段は、前記複数の吐出口の配列方向と交差する方向に沿うように前記ワイピング部材を移動することを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記複数の吐出口のそれぞれに対応するように、インクを吐出するための熱エネルギーを生成する複数の電気熱変換素子が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記調整手段は、前記複数の電気熱変換素子を駆動することで前記記録ヘッドを加熱して前記記録ヘッドの温度を調整することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドを加熱するための加熱手段をさらに有しており、
前記調整手段は、前記加熱手段を駆動することで前記記録ヘッドを加熱して前記記録ヘッドの温度を調整することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドは、前記吐出口列の吐出口から吐出されるインク滴の量よりも多いインク滴を吐出する複数の吐出口からなる他の吐出口列を有していることを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記回復制御手段は、前記ワイピング動作の後であって、前記第1の予備吐出動作の前に、前記記録ヘッドからインクを吐出させることなく前記ワイピング部材で前記吐出口面をワイピングするように制御することを特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- インクを吐出する複数の吐出口を配列してなる吐出口列を備えた吐出口面を有する記録ヘッドと、前記吐出口面をワイピングするワイピング部材とを有するインクジェット記録装置の制御方法であって、
前記記録ヘッドからインクを吐出させながら前記ワイピング部材で前記吐出口面をワイピングするワイピング工程と、
前記ワイピング工程の後に、前記記録ヘッドの温度が第1の温度の状態で前記記録ヘッドからインクを吐出する第1の予備吐出動作を行う工程と、
前記第1の予備吐出動作の後に前記記録ヘッドの温度が前記第1の温度より低い第2の温度の状態で前記記録ヘッドからインクを吐出する第2の予備吐出動作を行う工程と、
を有するインクジェット記録装置の制御方法。 - 前記ワイピング工程と前記第1の予備吐出動作を行う工程と、前記第2の予備吐出動作を行う工程とは連続して行うことを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
- 前記ワイピング工程は、前記ワイピング部材と前記記録ヘッドとを相対的に移動させながら行うことを特徴とする請求項10または11に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
- 前記ワイピング工程では、前記ワイピング部材が前記吐出口面を複数回ワイピングすることを特徴とする請求項10乃至12のうちのいずれか1項に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
- 前記複数の吐出口のそれぞれに対応するように、インクを吐出するための熱エネルギーを生成する複数の電気熱変換素子が設けられていることを特徴とする請求項10乃至13のうちのいずれか1項に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
- 前記ワイピング工程の後であって、前記第1の予備吐出動作を行う工程の前に、記録ヘッドからインクを吐出させることなく前記ワイピング部材で前記吐出口面をワイピングする工程を有することを特徴とする請求項10乃至14のうちのいずれか1項に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
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