JP2011118923A - 無線通信システム、車載装置及びサーバ - Google Patents

無線通信システム、車載装置及びサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】システム運用者及び車載装置ユーザにとって使い勝手のよい無線通信システムを提供する。
【解決手段】 暗号化されたカード情報を復号化するモジュールを、車載装置ではなく、登録用路側装置30及び収受用路側装置40が有するように構成する。このように構成すれば、システムを新たに別の暗号手法を用いるICカードに対応させる場合でも、登録用路側装置30及び収受用路側装置40に同モジュールを追加するだけでよいため、従来より容易に対応させることができる(∵一般的に路側装置は、システム運用時における運用台数が車載装置に比べて少ない上、小型化やコストダウンに対する要求度合いも車載装置に比べて少ないため)。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線を介して料金等の収受を行う無線通信システム等に関する。
無線を介して料金等の収受を行う無線通信システムの一つにETCシステム(Electronic Toll Collection System)が知られている。このETCシステムは、料金所ゲートに
設置した路側装置と車両に装着した車載装置との間で無線通信を用いて自動的に料金の支払いが行われ、ノンストップで料金所を通過することを実現したシステムである。
このETCシステムは、近年の飛躍的な普及に伴い、ETCシステムの車載装置を、ファーストフードショップでの買い物や大型遊園地での駐車場入退管理に利用できるようにする動きが具体化しつつあり、今後のさらなる利用態様が期待されている。
図17(a)は、従来のETCシステムにおける車載装置の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、車載装置160は、無線アンテナ161と、DSRC部162と、HMI163と、ETC−SAM164と、ICカードインターフェース165と、制御部166とを備える。
無線アンテナ161は、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)用のアンテナである。
DSRC部162は、無線アンテナ161を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
HMI163は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンやLED等から構成される。
ETC−SAM164は、車載装置用車SAM164aとカード用車SAM164bとを備える。車載装置用車SAM164aは、路側装置との通信情報の暗号化・復号化及び車載装置情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)の暗号化・復号化を行う。一方、カード用車SAM164bは、カード情報(カード番号、有効期限、名義情報、カード会社番号、カード種別、残金、利用履歴情報等)の暗号化・復号化を行う。
ICカードインターフェース165は、ICカード167と通信を行うインターフェースであり、ICカード167に記憶されている情報を読み出すことができる。なお、ICカードインターフェース165は、カード用車SAM164bによって制御される。
制御部166は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部162、HMI163及びETC−SAM164を統括的に制御する部位である。
図17(b)は、従来のETCシステムにおける路側装置の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、路側装置180は、無線アンテナ181と、DSRC部182と、路SAM183と、通信インターフェース184と、制御部185とを備える。
無線アンテナ181は、DSRC用のアンテナである。
DSRC部182は、無線アンテナ181を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
路SAM183は、車載装置160から送られてくる暗号化された情報を復号化する機能、及び、車載装置160へ送る情報を暗号化する機能を有した部位である。
通信インターフェース184は、有線通信によって情報センタ又は料金所コンピュータと通信するためのインターフェースである。なお、情報センタはETCシステム全体を管理する機能を有するコンピュータであり、料金所コンピュータは料金の収受に関する処理を行う機能を有するコンピュータである。
制御部185は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部182、路SAM183及び通信インターフェース184を統括的に制御する部位である。
図18は、従来のETCシステムにおける、車載装置160(制御部166,ETC−SAM164)、路側装置180及びICカード間のデータ処理シーケンスの一例を示すシーケンス図である。
ICカード167が車載装置160にセットされると、制御部166がETC−SAM164にカード情報の読み取り要求を発する(S905)。カード情報の読み取り要求を受けたETC−SAM164では、内部のカード用車SAM164bが、ICカードインターフェース165を介してICカードにカード情報の読み出し要求を発し(S906)、ICカードから暗号化されたカード情報を読み取る(S910)。そして、カード用車SAM164bは、暗号化されたカード情報を復号化して制御部166に渡す(S915)。
復号化されたカード情報を受け取った制御部166は、それを記憶しておき、ICカードが車載装置160にセットされている限り、以降、その記憶した情報を用いて路側装置180との通信を行う。
その後、路側装置180から車載装置160に暗号化された情報が送信されてくると(S620)、車載装置160の制御部166は、その情報をETC−SAM164へ渡して復号化を依頼する(S925)。
暗号化された情報を受け取ったETC−SAM164は、その情報を車載装置用車SAM164aにて復号化して制御部166に渡す(S930)。復号化された情報を受け取った制御部166は、その情報を利用して所定の処理を実行する。
また、車載装置160の制御部166が一旦記憶しているカード情報や他の情報を暗号化して路側装置180へ送信する必要が生じた場合は、ETC−SAM164へその情報を渡して暗号化を依頼する(S935)。
暗号化を依頼されたETC−SAM164は、受け取った情報を車載装置用車SAM164aにて暗号化し、制御部166へ渡す(S940)。
暗号化された情報を受け取った制御部166は、その暗号化された情報を路側装置180へ送信する(S945)。
特開2004−642468号公報
このように、従来のETCシステムでは、ICカードから読み取った暗号化されたカード情報は、ETC−SAM164のカード用車SAM164bにて復号化されて利用されるようになっていた。つまり、車載装置160にカード用車SAM164bが必須であった。
したがって、ETCシステム以外の別のアプリケーションを実行させることを考えた場合、そのアプリケーションが用いるICカードに使用されている暗号手法が、ETCシステムのICカードに使用されている暗号手法と異なるものであれば、カード用車SAM164bに相当するモジュールが車載装置に別途必要になる。
このことは、ETCシステムで様々なアプリケーションを実現させようとした場合の問題となる。つまり、車載装置に上記モジュールを多数搭載させると車載装置の大型化や複雑化を招くことはもちろんのこと、市場に車載装置が出回った後にアプリケーションを追加することが困難である。
また、従来のETCシステムでは、車載装置が路側装置と通信を行う際にICカードが差し込まれていることが必須であるため、料金所出口で料金の収受処理が行われる仕組みの場合、サービスエリア等でICカードを抜くと、料金所を出るまでに再度ICカードを差し込まなければならないという作業負担をユーザに強いている。
本発明は、これらの問題点の少なくとも一つを解決するために為されたものであり、その目的とするところは、よりシステム運用者及び車載装置ユーザにとって使い勝手のよい無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた無線通信システムでは、車載装置側制御手段は、インターフェース手段を介して外部記憶媒体(例えば、ICカード、メモリカード等)から読み出した暗号化された情報を、車載装置側無線手段を介して第一の路側装置へ送信し、第一の路側装置側制御手段は、第一の路側装置側無線手段を介して車載装置から受信した暗号化された情報を、第一の路側装置側セキュリティ処理手段を用いて復号化して正当性を検証した後、暗号化された前記情報を第一の路側装置側無線手段を介して車載装置へ送信する。
そして、車載装置側制御手段は、車載装置側無線手段を介して第一の路側装置から受信した暗号化された情報を記憶手段に記憶し、以降、外部記憶媒体に記憶された暗号化された情報に対する第二の路側装置からの送信要求に対して、記憶手段に記憶された暗号化された前記情報を車載装置側無線手段を介して第二の路側装置へ送信し、第二の路側装置側制御手段は、車載装置に要求して受信した暗号化された情報を、第二の路側装置側セキュリティ処理手段を用いて復号化して所定のアプリケーションで利用する。なお、「アプリケーション」というのは、料金等の収受を行うための応用システムを意味し、例えば、高速道路の通行料金収受を行うシステム(いわゆるETC)や、時間制の駐車場の駐車料金収受を行うシステム等を意味する。
このような無線通信システムによれば、車載装置が路側装置と通信を行う際に外部記憶媒体と通信可能な状態であることは必須でないため、例えば、料金所出口で料金の収受処理が行われる仕組みにおいて、ユーザがサービスエリア等でICカードを抜いたとしても、料金所を出るまでに再度ICカードを差し込む必要はない。したがって、この例で言えば、再度ICカードを差し込まなければならないというユーザの作業負担をなくすことができる。
ところで、上述した無線通信システムでは、第一の路側装置が設置された場所でないと、外部記憶媒体に記憶された情報を車載装置の記憶手段に記憶させることができなかった。もちろん、このような無線通信システムであっても上述した課題を解決するが、第一の路側装置が設置された場所へ移動しなくても、決済用の情報を車載装置の記憶手段に記憶させることができるようになっているとさらによい。
このような課題を解決する請求項1に記載の無線通信システムは、車載装置と通信が可能であるとともに無線公衆ネットワークを介してサーバと通信可能な携帯端末を介して、決済用の情報を車載装置に記憶させるようになったシステムである。具体的には、携帯端末側制御手段は、第一の識別情報を携帯端末側第一通信手段を介してサーバへ送信し、サーバ側制御手段は、サーバ側通信手段を介して受け取った第一の識別情報を検証し、正当なものであればその第一の識別情報に対応した第二の識別情報を生成し、生成した第二の識別情報をサーバ側通信手段を介して携帯端末へ送信し、携帯端末側制御手段は、携帯端末側第一通信手段を介してサーバより受け取った第二の識別情報を、携帯端末側第二通信手段を介して車載装置へ送信する。そして、車載装置側制御手段は、車載装置側第二通信手段を介して携帯端末から第二の識別情報を受信すると、その第二の識別情報を車載装置側記憶手段に記憶させ、以降、路側装置から第二の識別情報を要求されると、車載装置側記憶手段に記憶された第二の識別情報を、車載装置側第一通信手段を介して路側装置へ送信する。
このような無線通信システムによれば、特別な装置が設置された場所へ移動しなくても、決済用の情報である第二の識別情報を車載装置の記憶手段に記憶させることができる。つまり、ユーザの使い勝手が向上する。
また、車載装置に記憶させる第二の識別情報のやりとりは、暗号化されて行われるようになっているとよい。つまり、車載装置は、情報の暗号化及び復号化をすることができる車載装置側セキュリティ処理手段をさらに備え、サーバも、情報の暗号化及び復号化をすることができるサーバ側セキュリティ処理手段をさらに備えているとよい。そして、サーバ側制御手段は、サーバ側セキュリティ処理手段によって暗号化した第二の識別情報を携帯端末へ送信し、車載装置側制御手段は、携帯端末より受信した第二の識別情報を車載装置側セキュリティ処理手段によって復号化して車載装置側記憶手段に記憶させ、路側装置へ第二の識別情報を送信する際には、車載装置側セキュリティ処理手段によって暗号化して路側装置へ送信するようになっているとよい(請求項2)。
このようになっていれば、通信中における第二の識別情報の秘匿性を高めることができる。
また、第二の識別情報を車載装置とサーバとでやりとりする前に、車載装置とサーバとで相互認証を行うようになっているとよい。つまり、サーバ側制御手段と車載装置側制御手段とは、それぞれ、サーバ側セキュリティ処理手段と、車載装置側セキュリティ処理手段とを用いて相互認証を行うようになっているとよい(請求項3)。
このようになっていれば、車載装置とサーバとで互いに相手が正当であるかどうかを確認することができるため、車載装置やサーバのなりすまし等の不正を効果的に防ぐことができる。
ところで、第二の識別情報が車載装置に記憶されたことについてサーバが認識したことを、ユーザが携帯端末によって知ることができるようになっているとよい。つまり、携帯端末は、報知手段をさらに備え、車載装置側制御手段は、第二の識別情報を記憶すると、その旨を携帯端末を介してサーバへ通知し、サーバ側制御手段は、携帯端末を介して車載装置から通知を受け取ると、携帯端末へその通知を送信し、携帯端末側制御手段は、サーバから通知を受信すると、報知手段にその通知を報知させるようになっているとよい(請求項4)。
このようになっていれば、第二の識別情報が車載装置に記憶されたことについてサーバが認識したことを、ユーザは携帯端末によって知ることができる。よって、ユーザの安心
感を高めることができる。
なお、上述したような無線通信システムに用いる車載装置やサーバをそれぞれ単体で構成して市場に流通させてもよい(請求項5〜10)。車載装置を単体で構成しても、対応した携帯端末やサーバと組み合わせることによって上述した効果を奏し、サーバを単体で構成しても、対応した車載装置や携帯端末と組み合わせることによって上述した効果を奏する。
第一実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第一実施形態の車載装置の概略構成を示すブロック図である。 第一実施形態の登録用路側装置及び収受用路側装置の概略構成を示すブロック図である。 カード情報が車載装置に登録される際の処理を説明するためのシーケンス図である(第一実施形態)。 料金の収受が行われる際の処理を説明するためのシーケンス図である(第一実施形態)。 履歴情報がICカードに書き込まれる際の処理を説明するためのシーケンス図である(第一実施形態)。 第二実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第二実施形態の登録用路側装置及び収受用路側装置の概略構成を示すブロック図である。 カード情報が車載装置に登録される際の処理を説明するためのシーケンス図である(第二実施形態)。 料金の収受が行われる際の処理を説明するためのシーケンス図である(第二実施形態)。 第三実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第三実施形態の車載装置及び携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 第三実施形態のカードセンターサーバの概略構成を示すブロック図である。 車載装置用クレジットID登録処理の全体を説明するためのシーケンス図である(第三実施形態)。 車載装置で実行される車載装置用クレジットID登録処理を説明するためのフローチャートである。 カードセンターサーバで実行される車載装置用クレジットID登録処理を説明するためのフローチャートである。 従来の車載装置及び路側装置の概略構成を示すブロック図である。 従来のシステムにおける暗号化/復号化の様子を説明するためのシーケンス図である。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第一実施形態]
[構成の説明]
図1は、第一実施形態の無線通信システム10の構成を示すブロック図である。無線通信システム10は、車両に搭載された車載装置20と、サービスエリア,パーキングエリ
ア,ガソリンスタンド等に設置された登録用路側装置30と、有料道路,パーキングの出入り口等に設置された収受用路側装置40と、情報センタ70とを備える。なお、図1には、車載装置20、登録用路側装置30及び収受用路側装置40は、それぞれが1台ずつ記載されているが、実際にはそれぞれ複数台の装置が存在する。また、登録用路側装置30は、収受用路側装置40と利用者が区別できるような表示を付し、有料道路の入り口等に設けても構わない。
次に、車載装置20の詳細について図2のブロック図を用いて説明する。車載装置20は、無線アンテナ21と、DSRC部22と、HMI23と、車載装置用車SAM24と、ICカードインターフェース25と、記憶部26と、制御部27とを備える。
無線アンテナ21は、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)用のアンテナである。
DSRC部22は、無線アンテナ21を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
HMI23は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンやLED等から構成される。
車載装置用車SAM24は、登録用路側装置30及び収受用路側装置40との通信情報の暗号化・復号化、及び、車載装置情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)の暗号化・復号化を行う。
ICカードインターフェース25は、ICカード28a,28b,28cと通信を行うインターフェースであり、ICカード28a,28b,28cに記憶されている情報を読み出すとともにICカード28a,28b,28cに情報を記憶させる。なお、本実施形態では、ICカードインターフェース25は、非接触型のインターフェースとして構成されているものとするが、接触型のインターフェースとして構成されていてもよい。また、ICカード28a,28b,28cは、それぞれ、記憶されている情報の暗号手法が異なるものである。
記憶部26は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、フラッシュメモリ)から構成され、各種の情報を記憶することができる。
制御部27は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部22、HMI23、車載装置用車SAM24、ICカードインターフェース25及び記憶部26を統括的に制御する部位である。
次に、登録用路側装置30の詳細について図3(a)のブロック図を用いて説明する。登録用路側装置30は、無線アンテナ31と、DSRC部32と、路SAM33と、通信インターフェース34と、カード用SAM35,36,37と、制御部38とを備える。
無線アンテナ31は、DSRC用のアンテナである。
DSRC部32は、無線アンテナ31を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
路SAM33は、車載装置20から送られてくる暗号化された情報(ただしカード情報は除く)を復号化する機能、及び、車載装置20へ送る情報(ただしカード情報は除く)を暗号化する機能を有した部位である。
通信インターフェース34は、有線通信によって情報センタ70と通信するためのインターフェースである。
カード用SAM35,36,37は、それぞれ対応するICカード28a,28b,28cに記憶されている情報に用いられた暗号手法により、情報の暗号化及び復号化をすることができる部位である。
制御部38は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部32、路SAM33、通信インターフェース34及びカード用SAM35,36,37を統括的に制御する部位である。
次に、収受用路側装置40の詳細について図3(b)のブロック図を用いて説明する。収受用路側装置40は、無線アンテナ41と、DSRC部42と、路SAM43と、通信インターフェース44と、カード用SAM45,46,47と、制御部48とを備える。
無線アンテナ41は、DSRC用のアンテナである。
DSRC部42は、無線アンテナ41を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
路SAM43は、車載装置20から送られてくる暗号化された情報(ただしカード情報は除く)を復号化する機能、及び、車載装置20へ送る情報(ただしカード情報は除く)を暗号化する機能を有した部位である。
通信インターフェース44は、有線通信によって情報センタ70と通信するためのインターフェースである。
カード用SAM45,46,47は、それぞれ対応するICカード28a,28b,28cに記憶されている情報に用いられた暗号手法により、情報の復号化をすることができる部位である。なお、本実施形態の収受用路側装置40では、カード用SAMを3つ備えているが(つまり少なくとも3つ以上のアプリケーションに対応しているが)、カード用SAMを1つだけ備えていてもよい。
制御部48は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部42、路SAM43、通信インターフェース44及びカード用SAM45,46,47を統括的に制御する部位である。
次に、情報センタ70について説明する。情報センタ70は、広く知られたサーバ装置によって構成され、登録用路側装置30から送られてきた登録情報を記憶し、収受用路側装置40から送られてきた収受情報に基づいて決済処理を行う機能等を有する。
[動作の説明]
次に、無線通信システム10の動作について説明する。
(1)カード情報登録処理
まず、ICカード(ICカード28a,28b,28cの何れか一つ)に記憶されたカード情報が車載装置20に登録されるときの処理について、図4のシーケンス図を用いて説明する。なお、理解を容易にするため、DSRCの通信手順のうち、広く知られた一般的な部分についての説明は省略する。
車載装置20は、登録用路側装置30との通信可能エリアに入った後、登録用路側装置30からBST(Beacon Service Table)を受けると(S105)、ICカードに対して応答要求(Select Card)を出す(S110)。ここで、車載装置20のICカードイン
ターフェース25はICカードと通信不能であったとする(ICカードインターフェース
25の近傍にICカードは存在しないとする)。
一定時間内にICカードからの応答がなければ、車載装置20は登録用路側装置30に対してVST(Vehicle Service Table)を送信することによりICカードが無い旨を登
録用路側装置30に伝達する(S115)。
一定時間経過後、車載装置20は登録用路側装置30から再度のBSTを受けると(S120)、ICカードに対して応答要求を出す(S130)。ここで、車載装置20のICカードインターフェース25はICカードと通信可能であったとすると(ICカードインターフェース25の近傍にICカードが存在したとすると)、ICカードからは車載装置20に対する応答がなされる(S135)。すると、車載装置20は登録用路側装置30に対してVSTを送信することによりICカードが有ることを登録用路側装置30に伝達する(S140)。
その後、登録用路側装置30の制御部38と車載装置20との間で相互認証を実行し(S150)、登録用路側装置30のカード用SAM(カード用SAM35,36,37のうちICカードに用いられている暗号手法に対応する何れかのカード用SAM)とICカードとの間で相互認証を実行する(S155)。
相互認証が正常であれば、登録用路側装置30の制御部38から車載装置20に対してカード情報読み取り指令が送信され(S160)、その指令を受け取った車載装置20は、ICカードインターフェース25を介してICカードから暗号化されたカード情報を読み出す(S165)。なお、ここで言う「カード情報」というのは、カード番号、有効期限、名義情報、カード会社番号、カード種別、残金、利用履歴情報等を意味する。
暗号化されたカード情報を読み出した車載装置20は、登録用路側装置30の制御部38に暗号化されたカード情報を送信する(S170)。
暗号化されたカード情報を受け取った登録用路側装置30の制御部38は、そのカード情報を、カード情報に対応する何れかのカード用SAM(当該カード情報を復号化できるカード用SAM)に渡す(S175)。暗号化されたカード情報を受け取ったカード用SAMは暗号化されたカード情報を復号化し、制御部38へ渡す(S180)。
復号化されたカード情報を受け取った制御部38は、カード情報の正誤を検証する(S185)。具体的には、復号化を正常に行えたか否か、復号化されたカード情報内に矛盾はないか否か等を判定する。なお、通信インターフェース34を介して情報センタ70から必要な情報を取得してカード情報を検証してもよいし、情報センタ70にカード情報を送信して情報センタ70に検証を依頼してもよい。
ここで、カード情報は正常であると判断したとすると、登録用路側装置30は、復号化する前の暗号化されたカード情報を車載装置20に送信する(S190)。なお、ここで暗号化されたカード情報を車載装置20に送信する理由は、検証中に車載装置20においてカード情報のすり替え等がなされることを防止するためであり、正常なカード情報であると検証され、暗号化されたカード情報を、確実に車載装置20に記憶させるためである。
暗号化されたカード情報を受信した車載装置20は、受信した情報を記憶部26に記憶させる(S195)。以降、収受用路側装置40から暗号化されたカード情報の送信を要求された車載装置20は、ICカードとの通信可否処理をせず、ICカードからではなく記憶部26に記憶されたカード情報を読み出して収受用路側装置40へ送信する。
(2)料金収受処理
次に、車載装置20と収受用路側装置40とが通信することによって料金の収受が行われるときの処理について、図5のシーケンス図を用いて説明する。なお、理解を容易にするため、DSRCの通信手順のうち、広く知られた一般的な部分についての説明は省略する。
車載装置20は、収受用路側装置40との通信可能エリアに入った後、収受用路側装置40からBST(Beacon Service Table)を受けると(S205)、その収受用路側装置40に対応したアプリケーションのICカード情報を記憶部26に記憶しているか否かを判定し、記憶しているのであればVST(Vehicle Service Table)を送信することによ
りカード情報を記憶している旨を収受用路側装置40へ伝達する(S210)。
続いて、収受用路側装置40の制御部48と車載装置20との間で相互認証を実行する(S215)。
相互認証が正常であれば、収受用路側装置40の制御部48から車載装置20に対してカード情報読み取り指令が送信される(S225)。すると、車載装置20の制御部27は、記憶部26に記憶された暗号化されたカード情報であって、指定されたアプリケーションに対応したカード情報を読み出す(S230)。そして、読み出した暗号化されたカード情報を、収受用路側装置40へ送信する(S235)。
暗号化されたカード情報を受け取った収受用路側装置40の制御部48は、そのカード情報を、対応する何れかのカード用SAMに(カード情報を復号化できるカード用SAM)に渡す(S240)。暗号化されたカード情報を受け取ったカード用SAMは暗号化されたカード情報を復号化し、制御部48へ渡す(S245)。
復号化されたカード情報を受け取った制御部48は、収受処理を行う(S250)。具体的には、通信インターフェース44を介して情報センタ70へカード情報を送信して決済処理を行ったり、車載装置20の記憶部26に記憶されたカード情報に含まれる残金情報から残金を減らす処理を行ったりする。
(3)履歴情報書込処理
次に、車載装置20と登録用路側装置30とが通信することによって、車載装置20の記憶部26に記憶された利用履歴情報をICカードに記憶させるときの処理について、図6のシーケンス図を用いて説明する。なお、理解を容易にするため、DSRCの通信手順のうち、広く知られた一般的な部分についての説明は省略する。また、車載装置20が、登録用路側装置30との通信可能エリアに入った際に実行される初期処理(図4のS105〜S155が相当)については、本処理の場合も同様であるため説明を省略する。
初期処理が終了すると、車載装置20はHMI23からの入力に基づいて指定されたサービスの履歴情報を記憶部26から読み出す(S305)。
続いて車載装置20は、記憶部26から読み出した履歴情報を登録用路側装置30へ送信する(S310)。
履歴情報を受け取った登録用路側装置30の制御部38は、その履歴情報をカード用SAM(カード用SAM35,36,37のうち、上記サービスに対応するICカードに用いられている暗号手法に対応する何れかのカード用SAM)に渡す(S315)。
履歴情報を受け取ったカード用SAMは、暗号化を行い、暗号化した履歴情報を制御部38に渡す(S320)。
暗号化された履歴情報を受け取った登録用路側装置30の制御部38は、その履歴情報を車載装置20へ送信する(S325)。
暗号化された履歴情報を受信した車載装置20は、その履歴情報を、ICカードインターフェース25を介して対応するICカードへ書き込む(S330,S335)。車載装置20は、ICカードから書込を終えたことを意味する終了ステータスを受け取ると(S340)、登録用路側装置30へ書込を終えたことを意味する終了ステータスを送信する(S345)。
[効果]
第一実施形態の無線通信システム10によれば、車載装置20が収受用路側装置40と通信を行う際には、ICカードと通信可能な状態であることは必須でないため、例えば、料金所出口で料金の収受処理が行われる仕組みにおいて、ユーザがサービスエリア等でICカードを抜いたとしても、料金所を出るまでに再度ICカードを差し込む必要はなくなる。したがって、この例で言えば、再度ICカードを差し込まなければならないというユーザの作業負担をなくすことができる。
また、上記第一実施形態の無線通信システム10では、暗号化されたカード情報を復号化するモジュールは登録用路側装置30及び収受用路側装置40が有している。したがって、新たに別の暗号手法を用いる外部記憶媒体に対応させる場合でも、登録用路側装置30及び収受用路側装置40に同モジュールを追加するだけでよいため、従来より容易に対応させることができる(∵一般的に路側装置は、システム運用時における運用台数が車載装置に比べて少ない上、小型化やコストダウンに対する要求度合いも車載装置に比べて少ないため)。
また、ICカードに情報を書き込む場合には、その情報を登録用路側装置30のカード用SAMにて暗号化してからICカードに書き込むようになっているため(図6参照)、暗号化を行うモジュールを車載装置20が備える必要がないため、システム全体における同モジュールの個数を従来のシステムに比べて減らしながら、ICカードへ書き込む情報を暗号化することができる。
[第二実施形態]
上記第一実施形態では登録用路側装置30は、カード情報登録処理において、車載装置20から受信したカード情報を復号化して検証した後、復号化前のカード情報を車載装置20に送信するようになっていたが(S190)、検証する際に復号化したカード情報を、暗号化機能を有した路SAM33によって暗号化し、その暗号化したカード情報を車載装置20に送信するようにしてもよい。つまり、収受用路側装置40においてカード用SAM45,46,47を用いることなく路SAM43によって復号化可能な状態で、車載装置20がカード情報を記憶するようになっていてもよい。これを第二の実施形態として、以下に詳述する。
[構成の説明]
図7は、第二実施形態の無線通信システム15の構成を示すブロック図である。無線通信システム15は、車両に搭載された車載装置20と、サービスエリア,パーキングエリア,ガソリンスタンド等に設置された登録用路側装置50と、有料道路,パーキングの出入り口等に設置された収受用路側装置60と、情報センタ70とを備える。なお、第二実施形態の車載装置20は、上記第一実施形態のものと同一の構成及び機能を有しているため、上記第一実施形態と同一の符号を付すことにより説明を省略する。情報センタ70も同様である。また、図7には、車載装置20、登録用路側装置50及び収受用路側装置60は、それぞれが1台ずつ記載されているが、実際にはそれぞれ複数台の装置が存在する。登録用路側装置50は、収受用路側装置60と利用者が区別できるような表示を付し、
有料道路の入り口等に設けても構わない。
登録用路側装置50の詳細について図8(a)のブロック図を用いて説明する。登録用路側装置50は、無線アンテナ51と、DSRC部52と、路SAM53と、通信インターフェース54と、カード用SAM55,56,57と、制御部58とを備える。
無線アンテナ51は、DSRC用のアンテナである。
DSRC部52は、無線アンテナ51を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
路SAM53は、車載装置20から送られてくる暗号化された情報(ただしカード情報は除く)を復号化する機能、及び、車載装置20へ送る情報(カード情報を含む)を暗号化する機能を有した部位である。
通信インターフェース54は、有線通信によって情報センタ70と通信するためのインターフェースである。
カード用SAM55,56,57は、それぞれ対応するICカード28a,28b,28cに記憶されている情報に用いられた暗号手法により、情報の暗号化及び復号化をすることができる部位である。
制御部58は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部52、路SAM53、通信インターフェース54及びカード用SAM55,56,57を統括的に制御する部位である。
次に、収受用路側装置60の詳細について図8(b)のブロック図を用いて説明する。収受用路側装置60は、無線アンテナ61と、DSRC部62と、路SAM63と、通信インターフェース64と、制御部65とを備える。
無線アンテナ61は、DSRC用のアンテナである。
DSRC部62は、無線アンテナ61を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
路SAM63は、車載装置20から送られてくる暗号化された情報(ただしカード情報は除く)を復号化する機能、及び、車載装置20へ送る情報(カード情報を含む)を暗号化する機能を有した部位である。なお、路SAM63が用いる暗号手法は、登録用路側装置50の路SAM53が用いる暗号手法と同一である。つまり、登録用路側装置50の路SAM53によって暗号化された情報を、路SAM63によって復号化することができる。
通信インターフェース64は、有線通信によって情報センタ70と通信するためのインターフェースである。
制御部65は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部62、路SAM63及び通信インターフェース64を統括的に制御する部位である。
[動作の説明]
次に、無線通信システム15の動作について説明する。
(1)カード情報登録処理
まず、ICカード(ICカード28a,28b,28cの何れか一つ)に記憶されたカード情報が車載装置20に登録されるときの処理について、図9のシーケンス図を用いて説明する。なお、理解を容易にするため、DSRCの通信手順のうち、広く知られた一般
的な部分についての説明は省略する。
車載装置20は、登録用路側装置50との通信可能エリアに入った後、登録用路側装置50からBST(Beacon Service Table)を受けると(S405)、ICカードに対して応答要求(Select Card)を出す(S410)。ここで、車載装置20のICカードイン
ターフェース25はICカードと通信不能であったとする(ICカードインターフェース25の近傍にICカードは存在しないとする)。
一定時間内にICカードからの応答がなければ、車載装置20は登録用路側装置50に対してVST(Vehicle Service Table)を送信することによりICカードが無い旨を登
録用路側装置50に伝達する(S415)。
一定時間経過後、車載装置20は登録用路側装置50から再度のBSTを受けると(S420)、ICカードに対して応答要求を出す(S430)。ここで、車載装置20のICカードインターフェース25はICカードと通信可能であったとすると(ICカードインターフェース25の近傍にICカードが存在したとすると)、ICカードからは車載装置20に対する応答がなされる(S435)。すると、車載装置20は登録用路側装置50に対してVSTを送信することによりICカードが有ることを登録用路側装置50に伝達する(S440)。
その後、登録用路側装置50の制御部58と車載装置20との間で相互認証を実行し(S450)、登録用路側装置50のカード用SAM(カード用SAM55,56,57のうちICカードに用いられている暗号手法に対応する何れかのカード用SAM)とICカードとの間で相互認証を実行する(S455)。
相互認証が正常であれば、登録用路側装置50の制御部58から車載装置20に対してカード情報読み取り指令が送信され(S460)、その指令を受け取った車載装置20は、ICカードインターフェース25を介してICカードから暗号化されたカード情報を読み出す(S465)。なお、ここで言う「カード情報」というのは、カード番号、有効期限、名義情報、カード会社番号、カード種別、残金、利用履歴情報等を意味する。
暗号化されたカード情報を読み出した車載装置20は、登録用路側装置50の制御部58に暗号化されたカード情報を送信する(S470)。
暗号化されたカード情報を受け取った登録用路側装置50の制御部58は、そのカード情報を、カード情報に対応する何れかのカード用SAM(カード用SAM55,56,57のうち、前記カード情報を復号化できるカード用SAM)に渡す(S475)。暗号化されたカード情報を受け取ったカード用SAMは暗号化されたカード情報を復号化し、制御部58へ渡す(S480)。
復号化されたカード情報を受け取った制御部58は、カード情報の正誤を検証する(S485)。具体的には、復号化を正常に行えたか否か、復号化されたカード情報内に矛盾はないか否か等を判定する。なお、通信インターフェース54を介して情報センタ70から必要な情報を取得してカード情報を検証をしてもよいし、情報センタ70にカード情報を送信して情報センタ70に検証を依頼してもよい。
ここで、カード情報は正常であると判断したとすると、登録用路側装置50の制御部58は、その復号化されたカード情報を路SAM53に渡す(S487)。復号化されたカード情報を受け取った路SAM53は、そのカード情報を暗号化し、制御部58へ渡す(S487)。
暗号化されたカード情報を受け取った制御部58は、そのカード情報を車載装置20に送信する(S490)。
暗号化されたカード情報を受信した車載装置20は、受信した情報を記憶部26に記憶させる(S495)。以降、収受用路側装置60から暗号化されたカード情報の送信を要求された車載装置20は、ICカードとの通信可否処理をせず、ICカードからではなく記憶部26に記憶されたカード情報を読み出して収受用路側装置60へ送信する。
(2)料金収受処理
次に、車載装置20と収受用路側装置60とが通信することによって料金の収受が行われるときの処理について、図10のシーケンス図を用いて説明する。なお、理解を容易にするため、DSRCの通信手順のうち、広く知られた一般的な部分についての説明は省略する。
車載装置20は、収受用路側装置60との通信可能エリアに入った後、収受用路側装置60からBST(Beacon Service Table)を受けると(S505)、その収受用路側装置60に対応したアプリケーションのICカード情報を記憶部26に記憶しているか否かを判定し、記憶しているのであればVST(Vehicle Service Table)を送信することによ
りカード情報を記憶している旨を収受用路側装置60へ伝達する(S510)。
続いて、収受用路側装置60の制御部65と車載装置20との間で相互認証を実行する(S515)。
相互認証が正常であれば、収受用路側装置60の制御部65から車載装置20に対してカード情報読み取り指令が送信される(S525)。すると、車載装置20の制御部27は、記憶部26に記憶された暗号化されたカード情報であって、指定されたアプリケーションに対応したカード情報を読み出す(S530)。そして、読み出した暗号化されたカード情報を、収受用路側装置60へ送信する(S535)。
暗号化されたカード情報を受け取った収受用路側装置60の制御部65は、そのカード情報を、路SAM63に渡す(S540)。暗号化されたカード情報を受け取った路SAM63は暗号化されたカード情報を復号化し、制御部65へ渡す(S545)。なお、上述したように、路SAM63が用いる暗号手法は、登録用路側装置50の路SAM53が用いる暗号手法と同一であるため、路SAM63は登録用路側装置50の路SAM53によって暗号化された情報を復号化できる。
復号化されたカード情報を受け取った制御部65は、収受処理を行う(S550)。具体的には、通信インターフェース64を介して情報センタ70へカード情報を送信して決済処理を行ったり、車載装置20の記憶部26に記憶されたカード情報に含まれる残金情報から残金を減らす処理を行ったりする。
(3)履歴情報書込処理
履歴情報書込処理は、上述した第一実施形態の履歴情報処理と同一である。つまり、第二実施形態の履歴情報書込処理は、第一実施形態の履歴情報処理における収受用路側装置40に関する処理を、収受用路側装置60に関する処理として読み替えたものである。したがって、説明を省略する。
[効果]
第二実施形態の無線通信システム15は、上記第一実施形態について記載した効果と同様の効果を奏する。それに加え、第二実施形態の無線通信システム15は、以下の効果を奏する。
第二実施形態の無線通信システム15では、暗号化されたカード情報は登録用路側装置50のカード用SAM55,56,57の何れかで復号化された後、登録用路側装置50の路SAM53によって暗号化され、車載装置20の記憶部26に記憶されるようになっている。そして、収受の際には、その情報が収受用路側装置60に送られ、収受用路側装置60の路SAM63によって復号化されるようになっている。したがって、収受用路側装置60は、ICカード毎に決められた暗号の種類毎にカード用SAMを有する必要がない。つまり、第二実施形態の無線通信システム15は、第一実施形態の無線通信システム10に比べ、新たな暗号手法を用いるICカードを用いるアプリケーションに容易に適用させることができる。
[第三実施形態]
[構成の説明]
図11は、第三実施形態の無線通信システム17の構成を示すブロック図である。無線通信システム17は、車両に搭載された車載装置120と、ユーザが持ち運び可能な携帯端末130と、クレジットカード会社に設置されたカードセンターサーバ140とを備えたシステムであり、車載装置120と携帯端末130とは近距離無線通信によって通信可能であり、携帯端末130とカードセンターサーバ140とは携帯電話会社等によって提供される無線公衆回線網150を介して通信可能になっている。なお、携帯端末130と無線公衆回線網150とは無線によって接続されるが、カードセンターサーバ140と無線通信システム150とは有線によって接続されている。
次に、車載装置120の詳細について図12(a)のブロック図を用いて説明する。車載装置120は、無線アンテナ121と、DSRC部122と、HMI123と、SAM124と、非接触通信インターフェース125と、記憶部126と、制御部127とを備える。
無線アンテナ121は、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)用のアンテナである。
DSRC部122は、無線アンテナ121を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
HMI123は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンやLEDやスピーカ等から構成される。
SAM124は、図示しない路側装置との通信情報の暗号化・復号化、及び、車載装置情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)の暗号化・復号化を行う。また、後述する車載装置用クレジットID等の暗号化・復号化も行う。
非接触通信インターフェース125は、携帯端末130と非接触の近距離無線通信を行うためのインターフェースである。通信相手としては、携帯端末130に限らず非接触タイプのICカードとも通信できる。なお、接触型の通信インターフェースであってもよい。
記憶部126は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、フラッシュメモリ)から構成され、各種の情報を記憶することができる。
制御部127は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部122、HMI123、SAM124、非接触通信インターフェース125及び記憶部126を統括的に制御する部位である。
次に、携帯端末130の詳細について図12(b)のブロック図を用いて説明する。携帯端末130は、無線アンテナ131と、公衆通信部132と、HMI133と、非接触通信インターフェース135と、記憶部136と、制御部137とを備える。
無線アンテナ131は、無線公衆回線網150に無線接続するためのアンテナである。
公衆通信部132は、無線アンテナ131を介して無線通信(例えば、CDMA等の通信)によって情報の送受信を行う部位である。
HMI133は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンや液晶ディスプレイやスピーカやマイク等から構成される。
非接触通信インターフェース135は、車載装置120と通信を行うためのインターフェースである。通信相手としては、車載装置120に限らず、非接触の近距離無線通信を行うことができる他の装置とも通信できる。なお、接触型の通信インターフェースであってもよい。
記憶部136は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、フラッシュメモリ)から構成され、各種の情報を記憶することができる。なお、記憶部136には、携帯端末用クレジットID(クレジット会社から発行されたIDであって、当該IDよって決済が可能なID)が記憶されている。
制御部137は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、公衆通信部132、HMI133、非接触通信インターフェース135及び記憶部136を統括的に制御する部位である。
次に、カードセンターサーバ140の詳細について図13のブロック図を用いて説明する。カードセンターサーバ140は、公衆通信部142と、HMI143と、SAM144と、車載装置用クレジットID生成部145とを備える。
公衆通信部142は、無線公衆回線網150を介して携帯端末130との通信機能を担う部位である。
HMI143は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、キーボードやマウスやディスプレイ等から構成される。
SAM144は、車載装置120のSAM124と同様の機能を備えた部位であり、無線公衆回線網150及び携帯端末130を介して車載装置120と通信を行う際の通信情報の暗号化・復号化を行う部位である。なお、本実施形態では、カードセンターサーバ140がSAM144を備えているが、カードセンターサーバ140とは異なる別のサーバがSAM144と同様の機能を備えており、その機能を利用するようになっていてもよい。
車載装置用クレジットID生成部145は、所定のIDに基づいて車載装置用クレジットIDを生成する部位である。なお、車載装置用クレジットIDというのは、携帯端末用クレジットIDと同種のものであり、車載装置に記憶されることが予定された情報であって、必要に応じて読み出されて決済処理に用いられる情報である。
[動作の説明]
次に、無線通信システム17の動作について説明する。
(1)車載装置用クレジットID登録処理(全体)
まず、車載装置用クレジットIDが車載装置120に登録されるときの全体処理について、図14のシーケンス図を用いて説明する。
車載装置120の電源が投入されると、非接触通信インターフェース125が所定間隔でカード応答要求の信号を発する(S605)。その応答要求を受信した携帯端末130は、カード有りを意味する応答を車載装置120に対して行う(S610)。すると、車載装置120は、登録要求を携帯端末130に対して行う(S615)。
登録要求を受けた携帯端末130は、カードセンターサーバ140に対し、登録要求と記憶部126に記憶されている携帯端末用クレジットIDとを送信する(S620)。
登録要求と携帯端末用クレジットIDとを受信したカードセンターサーバ140の制御部147は、携帯端末用クレジットIDの検証を行う(S625)。具体的には、携帯端末用クレジットIDの正当性の検証、車載装置用クレジットIDの発行是非、及び、携帯端末用クレジットIDに対応するクレジットカード契約者の特定を行う。
カードセンターサーバ140の制御部147は、携帯端末用クレジットIDの検証を終えると、SAM144に対して、車載装置120と相互認証を行うように指令を出す(S630)。
相互認証を行う旨の指令を受けたSAM144は、車載装置120(具体的には、車載装置120のSAM124)に対して相互認証の実行を打診して相互認証を実行する。相互認証の方式としては、種々の方式が考えられるが、例えば乱数発生方式の相互認証が考えられる。なお、相互認証に成功した場合には、カードセンターサーバ140のSAM144と車載装置120のSAM124との間で、暗号情報がやりとりされるための通信路が確立され、以降の車載装置120とカードセンターサーバ140との間の通信ではその通信路が用いられる。その際、携帯端末130は、公衆通信部132がカードセンターサーバ140から受け取った暗号情報を非接触通信インターフェース135にそのまま出力させて車載装置120へ送信するとともに、非接触通信インターフェース135が車載装置120から受け取った暗号情報を公衆通信部132へそのまま渡してカードセンターサーバ140へ送信するという、透過的な通信処理を行う。
続いて、相互認証に成功したとするとカードセンターサーバ140のSAM144は、相互認証が完了した旨を示す結果を制御部147へ返す(S640)。
相互認証が完了した旨を示す結果を受け取ったカードセンターサーバ140の制御部147は、S625で特定したクレジットカード契約者のための車載装置用クレジットIDを生成する(S645)。
続いて、カードセンターサーバ140の制御部147は、生成した車載装置用クレジットIDを車載装置120へ暗号化して送信するようSAM144へ指令する(S650)。
送信指令を受け取ったカードセンターサーバ140のSAM144は、車載装置用クレジットIDを暗号化し、その暗号化した車載装置用クレジットIDを公衆通信部142を介して無線公衆回線網150へ送出し、携帯端末130を経由して車載装置120へ送信する(S655)。
車載装置用クレジットIDを受信した車載装置120は、受信した車載装置用クレジットIDをSAM124によって復号化して記憶部126へ記憶させる(S660)。そして、記憶が完了すると、車載装置120は、カードセンターサーバ140に対して、記憶が完了した旨を示す完了通知を送信する(S665)。
その完了通知を受け取ったカードセンターサーバ140のSAM144は、完了通知を復号化して制御部147に渡す(S670)。復号化された完了通知を受け取った制御部147は、携帯端末130に対して完了通知をさらに送信する(S675)。
完了通知を受け取った携帯端末130は、HMI133により携帯端末130のユーザに完了を報知する(S680)。具体的には、例えば、「車載装置用クレジットIDの車載装置への登録が完了しました」というメッセージをディスプレイに表示させる。
以上、車載装置用クレジットIDが車載装置120に登録されるときの全体処理について説明したが、このようにして車載装置120に車載装置用クレジットIDが記憶されることにより、以降、車載装置120が所定の路側装置等から車載装置用クレジットID読み出し要求を受け取ると、SAM124によって車載装置用クレジットIDを暗号化し、DSRC部122を介して路側装置へ送信する。なお、この送信処理については、第一実施形態や第二実施形態の料金収受処理と同様であるため、説明を省略する。
(2)車載装置用クレジットID登録処理(車載装置)
次に、上述した車載装置用クレジットID登録処理(全体)において、車載装置120の制御部127が実行する処理について図15のフローチャートを用いてさらに詳細に説明する。なお、車載装置用クレジットID登録処理(車載装置)は、車載装置120へ電力が供給された際に実行が開始される。
車載装置120の制御部127は、車載装置用クレジットID登録処理(車載装置)の実行を開始すると、非接触通信インターフェース125によってカード応答要求を発する(S705)。これに対し、所定時間内に(例えば、10秒以内に)非接触通信インターフェース125が応答を受けたか否かを判定する(S710)。応答を受けたと判定した場合は(S710:Yes)、S715へ処理を移行し、応答を受けなかったと判定した場合は(S710:No)、応答を受けるまで本ステップにとどまる。
応答を受けたと判定した場合に進むS715では、その応答を行った機器は、車載装置用クレジットIDの登録の際に利用できる機器であるか否かを判定する。具体的には、所定の機器コードを有しているか否かによって判定する。利用できる機器であると判定した場合は(S715:Yes)、S720へ処理を移行し、登録できる機器ではないと判定した場合は(S715:No)、S755へ処理を移行する。
利用できる機器であると判定した場合に進むS720では、応答した機器(携帯端末130)に対して登録要求を行う。
続いて、カードセンターサーバ140からの相互認証要求に基づいて、カードセンターサーバ140と相互認証を行う(S725)。具体的には、車載装置120のSAM124とカードセンターサーバ140のSAM144とが相互認証を行う。
続いて、相互認証に成功したか否かを判定する(S730)。相互認証に成功した場合は(S730:Yes)、S735へ処理を移行し、相互認証に失敗したと判定した場合は(S730:No)、S750へ処理を移行する。なお、相互認証に成功した場合には、カードセンターサーバ140のSAM144と車載装置120のSAM124との間で、暗号情報がやりとりされるための通信路が確立され、以降の車載装置120とカードセンターサーバ140との間の通信ではその通信路が用いられる。
相互認証に成功したと判定した場合に進むS735では、車載装置用クレジットIDを
受信する。これは、カードセンターサーバ140から送信される車載装置用クレジットIDを携帯端末130を経由して受信することである。
車載装置用クレジットIDを受信すると記憶部126に記憶(登録)する(S740)。そして、携帯端末130を経由してカードセンターサーバ140に登録完了を通知する(S745)。その後、本処理(車載装置用クレジットID登録処理(車載装置))を終了する。
一方、相互認証に失敗したと判定した場合に進むS750では、携帯端末130経由でカードセンターサーバ140にエラーを通知する。そして、S755へ移行する。
S755では、エラーを車載装置120のユーザに通知する。具体的には、例えば、車載装置用クレジットIDの車載装置への登録が失敗しことを示すLEDを点灯させると共に、その旨を音声によってスピーカから出力させる。その後、本処理(車載装置用クレジットID登録処理(車載装置))を終了する。
(3)車載装置用クレジットID登録処理(カードセンターサーバ)
次に、上述した車載装置用クレジットID登録処理(全体)において、カードセンターサーバ140の制御部147が実行する処理について図16のフローチャートを用いてさらに詳細に説明する。なお、車載装置用クレジットID登録処理(カードセンターサーバ)は、カードセンターサーバ140へ電力が投入された際に実行が開始される。
カードセンターサーバ140制御部147は、車載装置用クレジットID登録処理(カードセンターサーバ)の実行を開始すると、まず車載装置120から登録要求を受信したか否かを判定する(S805)。登録要求を受信したと判定した場合は(S805:Yes)、S810へ処理を移行し、登録要求を受信していないと判定した場合は(S805:No)、登録要求を受信するまで本ステップにとどまる。
カード要求を受信したと判定した場合に進むS810では、携帯端末用クレジットIDを検証する。具体的には、携帯端末用クレジットIDの正当性の検証、車載装置用クレジットIDの発行是非、及び、携帯端末用クレジットIDに対応するクレジットカード契約者の特定を行う。
続いて、携帯端末用クレジットIDの検証結果は正しいか否かを判定する(S815)。携帯端末用クレジットIDは正しいと判定した場合は(S815:Yes)、S820へ処理を移行し、携帯端末用クレジットIDは正しくないと判定した場合は(S815:No)、S860へ処理を移行する。
携帯端末用クレジットIDは正しいと判定した場合に進むS820では、SAM144に対して、車載装置120と相互認証を指令を発行する。相互認証を行う旨の指令を受けたSAM144は、車載装置120(具体的には、車載装置120のSAM124)に対して相互認証の実行を打診して相互認証を実行する。そして、相互認証に成功した場合には、SAM144は、相互認証が完了した旨を示す結果を制御部147へ返す。
S830では、相互認証に成功したか否かによって処理を分岐する。相互認証に成功した場合は(S830:Yes)、S835へ処理を移行し、相互認証に成功しなかったと判定した場合は(S830:No)、S860へ処理を移行する。
相互認証に成功したと判定した場合に進むS835では、車載装置用クレジットID生成部145に車載装置用クレジットIDを生成させる。そして、生成させた車載装置用クレジットIDをSAM144に暗号化させ、携帯端末130を経由して車載装置120へ
送信させる(S840)。
続いて、車載装置120からの通知を受信する(S845)。この通知は、車載装置120が車載装置用クレジットIDを受信して登録を完了した旨の通知(上述したS745における通知)である正常完了通知、又は、車載装置用クレジットIDを受信したものの、登録に失敗した旨の通知(上述したS750における通知)であるエラー通知の何れかである。
続くS850では、S845で受信した通知は正常完了通知であるか否かを判定する(S850)。正常完了通知であると判定した場合は(S850:Yes)、S855へ処理を移行し、エラー通知であると判定した場合は(S850:No)、S860へ処理を移行する。
正常完了通知であると判定した場合に進むS855では、携帯端末130に正常完了を通知する。この通知は、携帯端末130のディスプレイに正常完了した旨を表示させるための通知である。その後、本処理(車載装置用クレジットID登録処理(カードセンターサーバ))を終了する。
S860では、携帯端末130にエラーを通知する。この通知は、携帯端末130のディスプレイにエラーが発生した旨を表示させるための通知である。その後、本処理(車載装置用クレジットID登録処理(カードセンターサーバ))を終了する。
[効果]
第三実施形態の無線通信システム17によれば、特別な装置(登録用路側装置等)が設置された場所へ移動しなくても、携帯端末130を介して車載装置用クレジットIDを車載装置120の記憶部126に記憶させることができる。しかも、カードセンターサーバ140にて車載装置用クレジットIDの発行是非等が検証され(S810)、その検証結果が正しい場合にのみ車載装置用クレジットIDが生成され(S835)、携帯端末130を経由して車載装置用クレジットIDが車載装置120に送られるため(S735)、車載装置用クレジットID信頼性も高い。つまり、ユーザの使い勝手の向上と、クレジット決済システムの信頼性向上の両方を実現している。
また、車載装置用クレジットIDは、カードセンターサーバ140において暗号化され(S840)、車載装置120において復号化されるようになっている(S735)。したがって、通信中における車載装置用クレジットIDの秘匿性が高い。
また、車載装置用クレジットIDを送受信するに先立ち、車載装置120とカードセンターサーバ140とは相互認証を行うようになっている(S635)。したがって、車載装置120やカードセンターサーバ140のなりすまし等の不正を効果的に防ぐことができる。
また、車載装置120は、車載装置用クレジットIDの記憶を完了すると、その旨を携帯端末130を介してカードセンターサーバ140へ通知し(S745)、カードセンターサーバ140は、通知を受け取ると、携帯端末130へその通知を送信する(S855)。そして、携帯端末130は、カードセンターサーバ140から通知を受信すると、HMI133により携帯端末130のユーザに完了を報知する(S680)。したがって、車載装置120に車載装置用クレジットIDが記憶されたことについてカードセンターサーバ140が認識したことを、携帯端末130のユーザは知ることができる。よって、ユーザの安心感が高い。
[他の実施形態]
(1)上記第一実施形態では、路側装置として登録用路側装置30と収受用路側装置40の二種類が存在したが、上述した各々の路側装置の機能を兼ね備えた路側装置を構成してもよい。このように構成しても、上述した効果を奏することができる。なお、第二実施形態についても同様である。
(2)上記第一実施形態では、ICカードに情報を書き込む際、その情報を登録用路側装置30のカード用SAMにて暗号化してからICカードに書き込むようになっていたが、情報の種類によっては、登録用路側装置30のカード用SAMにて暗号化することなく、車載装置20の記憶部26から読み出した情報を直接ICカードに書き込むようになっていてもよい。
このようになっていれば、ICカードに書き込みを行う情報によっては書き込みの際に登録用路側装置30が必須ではなくなるため、登録用路側装置30と通信が不能な場所でも書き込みをすることができ、ユーザの利便性が向上する。なお、第二実施形態についても同様である。
(3)上記第三実施形態の無線通信システム17では、携帯端末130の記憶部136に携帯端末用クレジットIDが記憶されており、それをカードセンターサーバ140へ送信するようになっているが(S620)、携帯端末用クレジットIDの代わりに、ユーザID・パスワード、又は特殊なコード等の、ユーザにより携帯端末130の操作ボタンを介して入力されたものを、カードセンターサーバ140へ送信するようになっていてもよい。そして、カードセンターサーバ140は、そのユーザID・パスワード、又は特殊なコード等を検証するようになっていてもよい。このようになっていても、上記第三実施形態と同様の効果を奏する。
[特許請求の範囲との対応]
第一実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
登録用路側装置30が第一の路側装置に相当し、収受用路側装置40が第二の路側装置に対応する。
また、DSRC部22が車載装置側無線手段に相当し、ICカードインターフェース25がインターフェース手段に相当し、記憶部26が記憶手段に相当し、制御部27が車載装置側制御手段に相当する。
また、DSRC部32が第一の路側装置側無線手段に相当し、カード用SAM35,36,37が第一の路側装置側セキュリティ処理手段に相当し、制御部38が第一の路側装置側制御手段に相当する。
また、DSRC部42が第二の路側装置側無線手段に相当し、カード用SAM45,46,47が第二の路側装置側セキュリティ処理手段に相当し、制御部48が第二の路側装置側制御手段に相当する。
次に、第二実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
登録用路側装置50が第一の路側装置に相当し、収受用路側装置60が第二の路側装置に対応する。
また、DSRC部22が車載装置側無線手段に相当し、ICカードインターフェース2
5がインターフェース手段に相当し、記憶部26が記憶手段に相当し、制御部27が車載装置側制御手段に相当する。
また、DSRC部52が第一の路側装置側無線手段に相当し、カード用SAM55,56,57が第一の路側装置側セキュリティ処理手段の復号化部に相当し、路SAM53が第一の路側装置側セキュリティ処理手段の暗号化部に相当し、制御部58が第一の路側装置側制御手段に相当する。
また、DSRC部62が第二の路側装置側無線手段に相当し、路SAM63が第二の路側装置側セキュリティ処理手段に相当し、制御部65が第二の路側装置側制御手段に相当する。
次に、第三実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
DSRC部122が車載装置側第一通信手段に相当し、非接触通信インターフェース125車載装置側第二通信手段に相当し、記憶部126が車載装置側記憶手段に相当し、制御部127が車載装置側制御手段に相当し、HMI123が報知手段に相当する。
また、公衆通信部132が端末側第一通信手段に相当し、非接触通信インターフェース135が端末側第二通信手段に相当し、制御部137が端末側制御手段に相当する。
また、公衆通信部142がサーバ側通信手段に相当し、制御部147がサーバ側制御手段に相当する。
また、携帯端末用クレジットID、ユーザID・パスワード、又は、特殊なコードが第一の識別情報に相当し、車載装置用クレジットIDが第二の識別情報に相当する。
10…無線通信システム、15…無線通信システム、17…無線通信システム、20…車載装置、21…無線アンテナ、22…DSRC部、23…HMI、24…車載装置用車SAM、25…ICカードインターフェース、26…記憶部、27…制御部、28a,28b,28c…ICカード、30…登録用路側装置、31…無線アンテナ、32…DSRC部、33…路SAM、34…通信インターフェース、35,36,37…カード用SAM、38…制御部、40…収受用路側装置、41…無線アンテナ、42…DSRC部、43…路SAM、44…通信インターフェース、45,46,47…カード用SAM、48…制御部、50…登録用路側装置、51…無線アンテナ、52…DSRC部、53…路SAM、54…通信インターフェース、55,56,57…カード用SAM、58…制御部、60…収受用路側装置、61…無線アンテナ、62…DSRC部、63…路SAM、64…通信インターフェース、65…制御部、70…情報センタ、120…車載装置、121…無線アンテナ、122…DSRC部、123…HMI、124…SAM、125…非接触通信インターフェース、126…記憶部、127…制御部、130…携帯端末、131…無線アンテナ、132…公衆通信部、133…HMI、135…非接触通信インターフェース、136…記憶部、137…制御部、140…カードセンターサーバ、142…公衆通信部、143…HMI、144…SAM、145…車載装置用クレジットID生成部、147…制御部、150…無線公衆回線網。

Claims (10)

  1. 車載装置と携帯端末とサーバとを有する無線通信システムにおいて、
    前記車載装置は、
    路側装置と無線通信を行う車載装置側第一通信手段と、
    前記携帯端末と通信を行う車載装置側第二通信手段と、
    情報を記憶可能な車載装置側記憶手段と、
    前記車載装置側第一通信手段、前記車載装置側第二通信手段及び前記記憶手段を統括的に制御する車載装置側制御手段と、
    を備え、
    前記携帯端末は、
    無線公衆ネットワークを介して前記サーバと通信を行う携帯端末側第一通信手段と、
    前記車載装置と通信を行う携帯端末側第二通信手段と、
    前記携帯端末側第一通信手段及び前記携帯端末側第二通信手段を統括的に制御する携帯端末側制御手段と、
    を備え、
    前記サーバは、
    無線公衆ネットワークを介して前記携帯端末と通信を行うサーバ側通信手段と、
    前記サーバ側通信手段を統括的に制御するサーバ側制御手段と、
    を備え、
    前記携帯端末側制御手段は、第一の識別情報を前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバへ送信し、
    前記サーバ側制御手段は、前記サーバ側通信手段を介して受け取った前記第一の識別情報を検証し、正当なものであればその第一の識別情報に対応した第二の識別情報を生成し、生成した第二の識別情報を前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバより受け取った前記第二の識別情報を、前記携帯端末側第二通信手段を介して前記車載装置へ送信し、
    前記車載装置側制御手段は、前記車載装置側第二通信手段を介して前記携帯端末から前記第二の識別情報を受信すると、その第二の識別情報を前記車載装置側記憶手段に記憶させ、以降、路側装置から第二の識別情報を要求されると、前記車載装置側記憶手段に記憶された前記第二の識別情報を、前記車載装置側第一通信手段を介して前記路側装置へ送信すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記車載装置は、情報の暗号化及び復号化をすることができる車載装置側セキュリティ処理手段をさらに備え、
    前記サーバは、情報の暗号化及び復号化をすることができるサーバ側セキュリティ処理手段をさらに備え、
    前記サーバ側制御手段は、前記サーバ側セキュリティ処理手段によって暗号化した前記第二の識別情報を前記携帯端末へ送信し、
    前記車載装置側制御手段は、前記携帯端末より受信した前記第二の識別情報を前記車載装置側セキュリティ処理手段によって復号化して前記車載装置側記憶手段に記憶させ、前記路側装置へ前記第二の識別情報を送信する際には、前記車載装置側セキュリティ処理手段によって暗号化して前記路側装置へ送信すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記サーバ側制御手段と前記車載装置側制御手段とは、前記サーバ側制御手段が前記第二の識別情報を送信するより前に、それぞれ、前記サーバ側セキュリティ処理手段と、前記車載装置側セキュリティ処理手段とを用いて相互認証を行うこと、
    を特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記携帯端末は、報知手段をさらに備え、
    前記車載装置側制御手段は、前記第二の識別情報を記憶すると、その旨を前記携帯端末を介して前記サーバへ通知し、
    前記サーバ側制御手段は、前記携帯端末を介して前記車載装置から前記通知を受け取ると、前記携帯端末へ前記通知を送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記サーバから前記通知を受信すると、前記報知手段に前記通知を報知させること、
    を特徴とする無線通信システム。
  5. 路側装置と無線通信を行う車載装置側第一通信手段と、
    携帯端末と通信を行う車載装置側第二通信手段と、
    情報を記憶可能な車載装置側記憶手段と、
    前記車載装置側第一通信手段、前記車載装置側第二通信手段及び前記記憶手段を統括的に制御する車載装置側制御手段と、
    を備え、
    前記車載装置側制御手段は、前記車載装置側第二通信手段を介して携帯端末から第二の識別情報を受信すると、その第二の識別情報を前記車載装置側記憶手段に記憶させ、以降、路側装置から第二の識別情報を要求されると、前記車載装置側記憶手段に記憶された前記第二の識別情報を、前記車載装置側第一通信手段を介して前記路側装置へ送信すること、
    を特徴とする車載装置。
  6. 請求項5に記載の車載装置において、
    情報の暗号化及び復号化をすることができる車載装置側セキュリティ処理手段をさらに備え、
    前記車載装置側制御手段は、前記携帯端末より受信した前記第二の識別情報であって暗号化されたものを前記車載装置側セキュリティ処理手段によって復号化して前記車載装置側記憶手段に記憶させ、前記路側装置へ前記第二の識別情報を送信する際には、前記車載装置側セキュリティ処理手段によって暗号化して前記路側装置へ送信すること、
    を特徴とする車載装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の車載装置において、
    報知手段をさらに備え、
    前記車載装置側制御手段は、前記第二の識別情報を記憶した後、その旨を前記携帯端末を介して前記サーバへ通知すること、
    を特徴とする車載装置。
  8. 無線公衆ネットワークを介して携帯端末と通信を行うサーバ側通信手段と、
    前記サーバ側通信手段を統括的に制御するサーバ側制御手段と、
    を備え、
    前記サーバ側制御手段は、前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末から第一の識別情報を受け取り、その受け取った第一の識別情報を検証し、正当なものであればその第一の識別情報に対応した第二の識別情報を生成し、生成した第二の識別情報を前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末へ送信すること、
    を特徴とするサーバ。
  9. 請求項8に記載のサーバにおいて、
    情報の暗号化及び復号化をすることができるサーバ側セキュリティ処理手段をさらに備え、
    前記サーバ側制御手段は、前記サーバ側セキュリティ処理手段によって暗号化した前記第二の識別情報を前記携帯端末へ送信すること、
    を特徴とするサーバ。
  10. 請求項8又は請求項9に記載のサーバにおいて、
    前記サーバ側制御手段は、前記携帯端末を介して前記車載装置から前記通知を受け取ると、前記携帯端末へ前記通知を送信すること、
    を特徴とするサーバ。
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