JP2011118202A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートの取り出しにあたって、ユーザが装置本体の周囲を回りこむといった無駄な動作を省略する。
【解決手段】 シートに画像を形成する画像形成部1Y〜1BKと、装置本体30Aに形成される第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524等の複数のシート排出口と、装置本体30Aに対するユーザの位置方向を検知する「ユーザ位置方向検知手段」である操作部601、電源610、回転式接点611、接点612、出力信号613、と、を備える画像形成装置30において、ユーザ位置方向検知手段の検知結果に基づいて複数のシート排出口からユーザの位置方向に向けられる一のシート排出口を選択し、一のシート排出口から画像形成後のシートを排出する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電子写真方式を利用してシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、ユーザビリティを考慮して、画像形成装置では複数の方向からアクセス可能な構成が考えられている。そのような複数の方向からアクセス可能な画像形成装置に関する発明として、特許文献1に記載の発明が開示される。ここで、以下の説明の便宜上、画像形成装置の4つの側面の各々を順に、第1側面、第2側面、第3側面、第4側面をする。
特許文献1に記載の発明は、操作パネルを有する操作部が枠体に支持され、この枠体が所定の軸を中心に回動することにより、操作パネルの上下が90度切替えられる画像形成装置に関するものである。こうした構成によれば、ユーザが画像形成装置の第1側面からアクセスした場合に、操作パネルの上下は、第1側面の前に立つユーザの向きに揃うように設定される。また、ユーザが第2側面からアクセスした場合には、操作パネルの上下方向は、第2側面の前に立つユーザの向きに揃うように設定される。同様な操作パネルは、画像形成装置の第3側面及び第4側面の間にも配置される。このような構成によれば、ユーザが画像形成装置の複数の側面からアクセス可能となるから、ユーザビリティが向上する。
また、従来、ユーザビリティを考慮して、画像形成装置では装置本体の正面側に複数のビンを有するトレイが取付けられる。このような複数のビンのうち何れのビンからシートを取り出すかといった構成に関する発明として、特許文献2に記載の発明が開示される。
特許文献2に記載の発明は、車椅子を使用されるユーザ等のユーザビリティを向上させるべく、下方のビンから優先的にシートを排出可能に設定できる画像形成装置に関するものである。こうした構成によれば、ユーザの目線が画像形成装置に対して低い場合であっても、ユーザは容易にシートをトレイから取り出すことができる。
特開平5−227372号公報 特開2000−86077号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、第3側面に対して複数のビンを有するトレイが取り付けられると、ユーザが第1側面にアクセスして操作パネルを操作しても、ユーザは画像形成装置を回り込んでシートを取り出さなねばならず、ユーザは不便を感じる。
また、特許文献2に記載の発明では、装置本体の背面から画像形成装置に対してアクセスするユーザは、やはり、画像形成装置の正面まで回りこんでシートを取り出さなければならないから、ユーザには不便となる。
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、シートの取り出しにあたって、ユーザが装置本体の周囲を回りこむといった無駄な動作を省略することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のシートに画像を形成する画像形成手段と、装置本体に形成される複数のシート排出口と、前記装置本体に対するユーザの位置方向を検知するユーザ位置方向検知手段と、を備える画像形成装置において、前記ユーザ位置方向検知手段の検知結果に基づいて前記複数のシート排出口からユーザの位置方向に向けられる一のシート排出口を選択し、前記一のシート排出口から画像形成後のシートを排出することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、装置本体に対するユーザの方向に応じて、シートを排出するシート排出口が切り替えられる。その結果、シートの取り出しにあたって、ユーザが装置本体の周囲を回り込むといった無駄な動作が省略される。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 画像形成装置の内部の制御ブロック図である。 画像メモリ部の構成を示すブロック図である。 外部I/F処理部の構成を示すブロック図である。 シートの搬送経路を示す概略図である。 操作部の構成を示す画像形成装置の斜視図である。 操作部の回転角度を検知する回転角度検知センサの構成を示す図である。 コントローラの制御工程を示すフローチャートである。 実施例2に係る画像形成装置のコントローラの制御工程を示すフローチャート等である。 実施例3に係る画像形成装置のコントローラの制御工程を示すフローチャート等である。 実施例4に係る画像形成装置のコントローラの制御工程を示すフローチャートである。 実施例5に係る画像形成装置のコントローラの制御工程を示すフローチャートである。 実施例6に係る画像形成装置のコントローラの制御工程を示すフローチャート等である。
以下、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対位置等は、本発明が適用される機構の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置30の構成を示す断面図である。画像形成装置30は、電子写真画像形成プロセスを利用した両面印刷機能を有する画像形成装置である。図1に示されるように、画像形成装置30は、カラーリーダ部31及びカラープリンタ部32を備える。
カラーリーダ部31は、原稿台ガラス101、自動原稿給送装置102、光源103、104を備え、光源103、104の光を原稿に集光する反射傘105、106を備える。また、カラーリーダ部31は、ミラー107〜109、CCD111、原稿からの反射光または投影光をCCD111に集光するレンズ110を備える。カラーリーダ部31は、CCD111が実装される基板112、画像形成装置全体を制御するコントローラ100、CCD111から送られてくる画像信号に必要な処理を行てコントローラ100へディジタル信号として送るディジタル信号処理部113を備える。カラーリーダ部31の内部では、光源103、104、反射傘105、106、及び、ミラー107がキャリッジ114に収容され、ミラー108、109がキャリッジ115に収容される。なお、キャリッジ114は速度Vで、キャリッジ115は速度V/2で、CCD111の電気的走査方向(主走査方向X)に対して直交する副走査方向Yに機械的に移動することによって、原稿の全面を走査する。カラーリーダ部31の背面側には、他のデバイスとの外部インターフェイス(I/F)116が取り付けられる。
また、『制御部』であるコントローラ100は、図2を参照しつつ後述するが、ディジタル信号処理部113やプリンタ制御部と信号を送受信して情報をやり取りする外部I/F処理部と接続されたCPU171(図2参照)を備える。また、操作部601(図2、図6参照)はユーザによる処理実行内容の入力やユーザに対する処理に関する情報及び警告等の通知のためのタッチパネル付き液晶により構成される。
次に、カラープリンタ部32は、画像形成装置30の全体の制御をするコントローラ100上のCPUからの制御信号の受け口を備える。コントローラ100は、カラーリーダ部31に対して画像読み取り制御を実施することで読み取り画像データを一旦コントローラ100上のメモリに格納する。そして、コントローラ100は、カラープリンタ部32からの基準タイミングに従いメモリ上の画像データをビデオクロックに同期させて画像データ信号としてカラープリンタ部32に送信する。
画像形成部には、イエロー色の画像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1Mと、シアン色の画像を形成する画像形成部1Cと、ブラック色の画像を形成する画像形成部1Bkの4つの画像形成部(画像形成ユニット)とがある。これら4つの画像形成部1Y〜1Bkは一定の間隔において一列に配置される。これらの『画像形成手段』である画像形成部1Y〜1BKは、シートに画像を形成する機能を有する。
各画像形成部1Y〜1Bkには、それぞれ『像担持体』としてのドラム型の電子写真感光体(以下、『感光体ドラム』という)2a、2b、2c、2dが設置されている。各感光体ドラム2a〜2dの周囲には、一次帯電器3a、3b、3c、3d、現像装置4a、4b、4c、4d、転写ローラ5a、5b、5c、5d、ドラムクリーナ装置6a、6b、6c、6dがそれぞれ配置されている。一次帯電器3a〜3dと現像装置4a〜4dとの間の下方には、レーザ露光装置7が設置されている。
各現像装置4a、4b、4c、4dには、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーが収納されている。各感光体ドラム2a〜2dは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって図1における反時計回り方向に所定のプロセススピードで回転駆動される。一次帯電器3a〜3dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって各感光体ドラム2a〜2dの表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
現像装置4a〜4dは、トナーを内蔵し、それぞれ各感光体ドラム2a〜2d上に形成される各静電像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像する。転写ローラ5a〜5dは、各一次転写部32a〜32dにて中間転写ベルト8を介して各感光体ドラム2a〜2dに当接可能に配置される。ドラムクリーナ装置6a〜6dは、感光体ドラム2上で一次転写時の残留した転写残トナーを、該感光体ドラム2から除去するためのクリーニングブレード等を有する。
中間転写ベルト8は、各感光体ドラム2a〜2dの上面側に配置されて、二次転写対向ローラ10とテンションローラ11間に張架される。二次転写対向ローラ10は、二次転写部において、中間転写ベルト8を介して二次転写ローラ206と当接可能に配置されている。この中間転写ベルト8は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成されている。
また、中間転写ベルト8は、感光体ドラム2a〜2dの上面に移動可能に対向配置されて感光体ドラム2との対向面側に形成された一次転写面、すなわち下部平面を、二次転写ローラ206側が下方となるように傾斜して配置されている。具体的には、この傾斜角度は約15°に設定されている。また、中間転写ベルト8は、二次転写ローラ206側に配置されて中間転写ベルト8に駆動力を付与する二次転写対向ローラ10と、一次転写部32a〜32dを挟んで対向側に配置され中間転写ベルト8に張力を付与するテンションローラ11との二本で張架される。
二次転写対向ローラ10は、中間転写ベルト8を介して二次転写ローラ206と当接可能に配置されている。また、無端状の中間転写ベルト8の外側で、テンションローラ11の近傍には、中間転写ベルト8の表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置13が設置されている。また、二次転写部よりもシートの搬送方向の下流側には、定着ローラと加圧ローラを有する定着装置207が縦パス構成で設置される。
レーザ露光装置7は、与えられる画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応した発光を行うレーザ発光手段、ポリゴンレンズ、反射ミラー等で構成される。レーザ露光装置7は、各感光体ドラム2a〜2dに露光をすることによって、各一次帯電器3a〜3dで帯電された各感光体ドラム2a〜2dの表面に画像情報に応じた各色の静電像を形成する。レーザ発光手段は、レーザの出力電流を切り替えることにより、レーザパワーを15段階に変更可能である。
前述した画像形成装置30の画像形成動作について説明する。画像形成開始信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各画像形成部1Y〜1Bkの各感光体ドラム2a〜2dは、それぞれ一次帯電器3a〜3dによって一様に負極性に帯電される。そして、レーザ露光装置7は、外部から入力されるカラー色分解された画像信号をレーザ発光素子から照射し、ポリゴンレンズ、反射ミラー等を経由し各感光体ドラム2a〜2d上に各色の静電像を形成する。
そして、まず感光体ドラム2a上に形成された静電像に、感光体ドラム2aの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aにより、イエローのトナーを付着させてトナー像として可視像化する。このイエローのトナー像は、感光体ドラム2aと転写ローラ5aとの間の一次転写部32aにて、一次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ローラ5aにより、駆動されている中間転写ベルト8上に一次転写される。
イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト8は、画像形成部1M側に移動される。そして、画像形成部1Mにおいても、前記と同様にして、感光体ドラム2bに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト8上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、一次転写部32bにて転写される。中間転写ベルト8上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に画像形成部1C、1Bkの感光体ドラム2c、2dで形成されたシアン、ブラックのトナー像を各一次転写部32c、32dにて順次重ね合わせる。こうしてフルカラーのトナー像が中間転写ベルト8上に形成される。各感光体ドラム2a〜2dの表面に残留した転写残トナーは、ドラムクリーナ装置6a〜6dに設けられたクリーナブレード等により掻き落とされ、回収される。
一方、カセット208に収容されたのシートは、ピックアップローラ212によりピックアップされ、給送ローラ216により搬送され、縦パス搬送ローラ222によりレジストローラ221まで搬送される。手差し給送の場合には、手差しトレイ240に積載されたシートは、手差し給送ローラ220でレジストローラ221まで搬送される。そして、中間転写ベルト8への転写が終了するタイミングで、中間転写ベルト8及び二次転写ローラ206の間にシートが搬送される。その後、シートは二次転写ローラ206及び中間転写ベルト8とに挟まれる形で定着装置207の方向へ搬送されるとともに中間転写ベルト8に圧着され、中間転写ベルト8上のトナー像がシートに二次転写される。シートに転写されたトナー像は、定着装置207により加熱及び加圧されシートに定着される。
画像が定着されたシートは、第1排送の場合には、第1排送フラッパ237が第1排送ローラ233の方向に切り替えられると、第1排送ローラ233を目指して排送される。画像が定着されたシートは、第2排送の場合には、第1排送フラッパ237及び第2排送フラッパ238が第2排送ローラ234の方向に切り替えられると、第2排送ローラ234を目指して排送される。画像が定着されたシートは、第3排送の場合には、一旦、反転ローラ235で反転動作を行うために、第1排送フラッパ237及び第2排送フラッパ238が反転ローラ235の方向に切り替えられると、反転ローラ235で反転される。そのシートは、反転ローラ235で反転後、第3排送フラッパ239が第3排送方向に切り替られると、第3排送ローラ236を目指して排送される。両面排送の場合には、第3排送の場合と同様に、一旦、反転ローラ235で反転動作を行い、第3排送フラッパ239を両面ユニット261の方向に切り替えて、両面ユニット261に搬送される。両面センサでシートが検出されてから所定時間後に一旦停止し、再度画像準備が整い次第再給送され、シートの2面目の画像形成される。なお、第1シート排出口521の下にはトレイ253が配置され、第2シート排出口522の下にはトレイ252が配置され、第3シート排出口524の下にはトレイ251が配置される。なお、第1排送フラッパ237、第2排送フラッパ238、第3排送フラッパ239に関しては、『フラッパ』は、排送経路を切り替える切替部材とも言える。
図2は、画像形成装置30の内部の制御ブロック図である。CPU171は画像形成装置30の基本制御を行うようになっている。CPU171には、制御プログラムが書き込まれたROM174、ROM174と処理を行うワークRAM175、入出力ポート173が、アドレスバス、データバスにより接続される。入出力ポート173には、画像形成装置30を制御するモータ及びクラッチ等の各種負荷(不図示)や、シートの位置を検知するセンサ等の入力部(不図示)が接続されている。ここでは、『制御部』であるコントローラ100は、CPU171、ROM174、RAM175、記憶手段202を備えている。
詳しくは、図5を参照しつつ後述するが、入出力ポート173には、レジモータ501、メインモータ502、定着モータ503、第1排送モータ504、第2排送モータ505、第3排送モータ506、両面モータ507の端子が接続されている。これによって、コントローラ100は、レジストローラ221、二次転写ローラ206、定着装置207の定着ローラや加圧ローラ、第1排送ローラ233、第1搬送ローラ511の駆動を制御することができるようになっている。また、コントローラ100は、第2排送ローラ234、第2搬送ローラ512、反転ローラ235、第3排送ローラ236、第3搬送ローラ513、両面ローラ514、515の駆動を制御することができるようになっている。
また、図1を参照しつつ前述したが、入出力ポート173には、第1排送フラッパ237、第2排送フラッパ238、第3排送フラッパ239を駆動するソレノイドの端子が接続されている。これによって、コントローラ100は、第1排送フラッパ237、第2排送フラッパ238、第3排送フラッパ239の駆動を制御することができるようになっている。
CPU171は、ROM174の内容に基づいて、入出力ポート173を介して順次入出力の制御を行い画像形成動作を実行する。また、CPU171には操作部601が接続されており、CPU171は操作部601の表示手段及びキー入力手段を制御する。ユーザはキー入力手段を通して、画像形成動作モードや、表示の切り替えをCPU171に指示し、CPU171は画像形成装置30の状態や、キー入力による動作モード設定の表示を行う。CPU171には、PCなど外部機器からの画像データ及び処理データなどを送受信する外部I/F処理部400、画像を伸張処理や一時的に蓄積処理などをする画像メモリ部300が接続される。また、CPU171には、画像メモリ部300から転送されたライン画像データをレーザ露光装置7に露光させるべく処理が行われる画像形成部1Y〜1Bkが接続される。
図3は、画像メモリ部300の構成を示すブロック図である。図3に示されるように、画像メモリ部300は、DRAM等のメモリで構成されるページメモリ301に、メモリコントローラ部302を介して、外部I/F処理部400から受け取った画像データを書き込む。そして、画像メモリ部300は、画像形成部1Y〜1Bkへの画像読み出しなど画像の入出力のアクセスを行う。また、メモリコントローラ部302は、外部I/F処理部400から受け取った外部機器からの画像データが圧縮データであるか否かを判断する。そして、メモリコントローラ部302が圧縮データであると判断する場合には、圧縮データ伸張処理部303を用いて伸張処理を行った後、メモリコントローラ部302を介してページメモリ301へ書き込み処理がなされる。
さらに、メモリコントローラ部302は、ページメモリ301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、また、外部I/F処理部400からの書き込み、画像形成部1Y〜1Bkへの読み出しに対するページメモリ301へのアクセスの調停を行う。また、メモリコントローラ部302は、CPU171の指示に従い、ページメモリ301への書き込みアドレス、ページメモリ301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制御をする。
図4は、外部I/F処理部400の構成を示すブロック図である。図4に示されるように、外部I/F処理部400は、外部装置500から送信される画像データ及びプリントコマンドデータをUSBI/F部401、セントロI/F部402、ネットワークI/F部403の何れかを介して受信するものである。また、外部I/F処理部400は、CPU171で判断された画像形成装置30の状態情報などを外部装置500に対して送信する。ここで外部装置500は、コンピュータやワークステーションなどである。
外部装置500からUSBI/F部401、セントロI/F部402、ネットワークI/F部403の何れかを介して受信したプリントコマンドデータはCPU171にて処理される。そして、プリント動作を画像形成部1Y〜1Bkや図2の入出力ポート173などを用いてプリント動作を実行し、設定やタイミングを生成する。外部装置500からUSBI/F部401、セントロI/F部402、ネットワークI/F部403の何れかを介して受信した画像データは、プリントコマンドデータに基づくタイミングに応じて画像メモリ部300に送信される。そして、画像形成部1Y〜1Bkにて画像形成されるべく処理される。
図5は、シートの搬送経路を示す概略図である。図5に示されるように、画像形成装置30の内部では、搬送経路の途中に501〜507の搬送モータが配置される。レジモータ501は、レジストローラ221の駆動を制御する。メインモータ502は、二次転写ローラ206の駆動を制御する。この駆動制御によって二次転写ローラ206に対向する二次転写対向ローラ10及び中間転写ベルト8が駆動する。定着モータ503は、定着装置207の定着ローラの駆動を制御する。第1排送モータ504は、第1搬送ローラ511と第1排送ローラ233の駆動を制御する。第2排送モータ505は、第2搬送ローラ512と第2排送ローラ234の駆動を制御する。第3排送モータ506は、反転ローラ235、第3排送ローラ236及び第3搬送ローラ513の駆動を制御する。両面モータ507は、両面ローラ514及び両面ローラ515の駆動を制御する。
装置本体30Aのカラーリーダ部31及びカラープリンタ部32の間を繋ぐ『部位』である柱部21(図1参照)には、『複数のシート排出口』である第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524が形成される。第1シート排出口521は、柱部21の内側領域(柱部21の側面のうち装置本体30Aの鉛直中心側の面)の下段に配置される。第2シート排出口522は、柱部21の内側領域の上段に配置される。第3シート排出口524は、柱部21の外側面(柱部21の側面のうち装置本体30Aの外側面と略面一を形成する面)に配置される。なお、ここでは、配置がそのようになっているが、必ずしもこの配置に限定されない。
給送部より給送されたシートは縦パス搬送ローラ222の側から搬送され、レジストローラ221、二次転写ローラ206、定着装置207、第1搬送ローラ511を経由する。そして、シートは、第1シート排出口521から排出される場合には、第1排送ローラ233を経由して画像形成装置30の外部へ排出される。また、シートは、第2シート排出口522から排出される場合には、第1搬送ローラ511、第2搬送ローラ512、第2排送ローラ234を経由して画像形成装置30の外部へ排出される。さらに、シートは、第3シート排出口524から排出される場合には、第2搬送ローラ512から反転ローラ235を経由して反転口523で反転した後、第3排送ローラ236を経由して画像形成装置30の外部へ排出される。また、シートは、両面印刷される場合には、反転口523で反転した後、第3搬送ローラ513、両面ローラ514、両面ローラ515を経由して再びレジストローラ221から搬送されていく。
図6は、操作部601の構成を示す画像形成装置30の斜視図である。図6に示されるように、操作部601は、装置本体30Aの上部で回転自在に取付けられる。そのために、ユーザが装置本体30Aの4つの側面の何れかの前に立った場合に、操作部601のパネルの下部をユーザ側に向けて、ユーザは操作部601のパネルの上下方向を自分がアクセスする方向から操作し易い向きに回転して調節することができる。
図7には、図7(a)及び図7(b)がある。図7(a)は、操作部601の回転角度を検知する回転角度検知センサ600の構成を示す電子回路図である。図7(b)は、実施例1の変形例を示す概略図である。装置本体30Aには、図6を参照して前述したように、装置本体30Aに取り付けられて水平面と直交する鉛直軸Lを中心として回転可能で装置本体30Aの内部の機構の駆動を操作可能な操作部601が設けられる。そして、装置本体30Aの内部には、図7(a)に示されるように、『ユーザ位置方向検知手段』である『回転角度検知手段』としての回転角度検知センサ600が設けられる。この回転角度検知センサ600は、装置本体30Aに対する操作部601(図6参照)の回転角度を検知する。すなわち、回転角度検知センサ600は、操作部601が現在どの方向に向いているのか検知可能な構成となっている。回転式接点611は、電源610と接続されており、操作部601の回転に従動可能な構成となっている。そして、回転角度検知センサ600は、回転式接点611が接触している接点612に対応する出力信号613のレベルが図7(a)中のH又はLのように変化するように構成される。なお、回転式接点611は、接点612の何れかと常に接触する構成となっている。そして出力信号613のレベルを検知することで、『制御手段』であるコントローラ100は操作部601の現在の向き、ひいては、『装置本体30Aに対するユーザの位置方向』すなわちユーザがアクセスしている方向を検知することができる。
また、このコントローラ100は、回転角度検知センサ600の検知結果に基づいて複数の第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524からユーザの位置方向に向けられるシート排出口を選択する。そして、コントローラ100は、第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524の何れか一のシート排出口から画像形成後のシートを排出する。
なお、前述した『ユーザ位置方向検知手段』は一例であり、この形態に限定されなくても良い。すなわち、図7(b)に示されるように、装置本体30Aの各々の方向の側面に、ユーザを感知可能な『ユーザ位置方向検知手段』である『ユーザ感知手段』としての光学式センサ630が取り付けられて、ユーザのアクセス方向が検知される構成であっても良い。こうした複数の光学式センサ630によっても、同様な効果が得られる。すなわち、コントローラ100は操作部601の現在の向き、ひいては、『装置本体30Aに対するユーザの位置方向』すなわちユーザがアクセスしている方向を検知することができる。
図8は、コントローラ100の制御工程を示すフローチャートである。この図8を参照し、以下に、ユーザのアクセス方向に基づいて、適切にシート排出先を切り替えるコントローラ100の制御について説明する。図8に示されるように、コントローラ100は、制御を開始する(ステップ11、以下「ステップ」を単に「S」と記載する。S11)。ユーザがコピーに関して設定する(S12)。コントローラ100は、ユーザがコピースタートキーをON(オン)したか否かを判断する(S13)。YESの場合には、コントローラ100は、そのタイミングで、ユーザ立ち位置検知を行う(S14)。NOの場合には、コントローラ100は、ユーザがコピースタートキーをONしたか否かを判断する(S3)。
コントローラ100は、回転角度検知センサ600が検知するユーザの立ち位置(アクセス方向)といった検知結果に基づいて、シートの排出口を決定する(S15)。ここで、例えば、図6に示されるように、矢印Bの側からユーザが画像形成装置30にアクセスする場合には、コントローラ100は、排出口を装置の内側領域に形成される第1シート排出口521に決定する。矢印Aの側からユーザが画像形成装置30にアクセスする場合いは、コントローラ100は、排出口を装置の外側領域すなわち装置の右側面側に形成されるシート排出口524に決定する。そして、コントローラ100は、シート排出口を決定した後は、通常のプリント処理を行って(S16)、制御を終了する(S17)。
コントローラ100が前述のように制御することにより、ユーザが画像形成装置30にアクセスする方向に従って、シート排出口が適切に決定される。その結果、画像形成装置30の複数方向からユーザがアクセスすることが前提となる装置において、シートの取り出しに関するユーザビリティが向上する。
なお、実施例1では、図5及び図6を参照して、図6中で画像形成装置30に対して左右方向へシートを排出する場合を例にして説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、装置本体30Aの正面方向又は背面方向に向かうシート排出口を備える構成が追加される場合は、ユーザのアクセス方向に従って、さらに前面又は背面の方向に対してシートの排出処理を切り替えることが可能である。
また、実施例1では、コントローラ100の制御では、ユーザ立ち位置検知を、コピースタートキーをON(オン)にした(S13)ときを基準に立ち位置の検知が開始されるが、本発明の形態はこれに限定されるものではない。すなわち、コントローラ100の制御は、コピーに関して設定するタイミング(S12)で、アクセス方向を検知するような構成であっても良い。
実施例1では、ユーザがコピーを取る場合の制御を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、予め登録したドキュメントをプリントするBOXプリントなどについても、上述の制御と同様の処理を行うことが可能な構成である。そして、以下に後述する実施例もコピーについての動作を一例に説明を行うが、これも同様で、本発明はコピー動作に限定されるものではない。
図9には、図9(a)及び図9(b)とある。図9(a)は、実施例2に係る画像形成装置30の2以上の側面の各々に同時に2人以上のユーザがアクセスした場合を例示した概略図である。図9(b)は、コントローラ100の制御工程を示すフローチャートである。実施例2の画像形成装置30の構成は、コントローラ100の制御以外に関しては同一の構成であり、構成の説明に関しては省略する。実施例2の画像形成装置30が実施例1の画像形成装置30と異なる点は、実施例2の画像形成装置30では、装置本体30Aの2以上の側面の各々に2人以上のユーザが立った場合の制御工程が組まれている点である。
実施例1で、ユーザのアクセス方向に従って、シート排出先を適切に自動選択する制御手段についての説明を行った。このような、ユーザアクセス方向に従って排出先を切り替える制御を行った場合、ユーザのアクセス方向が一意に決まらない場合がある。例えば図9(a)に示すように、光学式センサ630を用いて、ユーザのアクセス方向を検知する装置の両側にユーザ680、681がいるような場合に、どちらのユーザ680、681に対して排出すべきかをコントローラが決められないことが考えられる。
こうした場合に、操作部601は、『複数のシート排出口』である第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524のうちの『一のシート排出口』を予め設定する図示しない『排出口設定手段』を備える。『ユーザ位置方向検知手段』である光学式センサ630が装置本体30Aに対する水平方向の2以上の方向からユーザを検知した場合には、コントローラ100は以下のように判断する。すなわち、コントローラ100は、ユーザの位置方向が限定されないから、シートの排出口が第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524の何れかに限定できないと判断する。そして、コントローラ100は、『一のシート排出口』例えば第1シート排出口521からシートを排出する。また、操作部601には、装置本体30Aに対する水平方向の2以上の方向からユーザの位置方向を検知した旨を表示する図示しない『表示手段』を備える。
図9(b)に示されるように、S11〜S14までは実施例1の制御工程と同様であることから、このステップに関しては実施例1の説明をここに援用するものとし、説明を省略する。コントローラ100は、光学式センサ630によりユーザ立ち位置検知を検知した(S14)後に、2つの方向にユーザを検知したか否かを判断する(S21)。YESの場合には、予め設定された所定のシート排出口を排出先として決定する(S22)。NOの場合には、ユーザの立ち位置のシート排出口を排出先として決定する(S23)。前述した所定のシート排出口を排出先として決定した場合(S22)には、コントローラ100は、2つの方向にユーザを検知したために、操作部601のパネルに、指定の排出口に排送処理を行った旨を通知(不図示)する構成としても良い。
前述のS22又はS23のフローを処理した後に、コントローラ100は、画像形成装置30がシートに対して通常のプリント処理をするように制御する(S24)。コントローラ100は制御を停止する(S25)。
図10には図10(a)及び図10(b)とある。図10(a)は、実施例3に係る画像形成装置のコントローラ100の制御工程を示すフローチャートである。図10(b)は、画像形成装置30の2以上の側面に同時にユーザがアクセスした場合にパネルに表示される内容を例示した概略図である。実施例3の画像形成装置30の構成は、コントローラ100の制御以外に関しては同一の構成であり、構成の説明に関しては省略する。実施例3の画像形成装置30が実施例2の画像形成装置30と異なる点は、実施例3の画像形成装置30では、装置本体30Aの2以上の側面にユーザが立った場合の制御工程として、ユーザがシート排出先を決定して指示するフローが組み込まれている点である。
操作部601は、第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524のうちの『一のシート排出口』を選択させる図示しない『排出口選択手段』を備える。コントローラ100は、『ユーザ位置方向検知手段』である光学式センサ630が装置本体30Aに対する水平方向の2以上の方向からユーザを検知した場合には以下のように判断する。すなわち、コントローラ100は、ユーザの位置方向の『シート排出口』である第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524の何れかに限定できないと判断する。そして、ユーザが『排出口選択手段』で選択した『一のシート排出口』である第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524の何れかからシートを排出するように制御する。
図10(a)に示されるように、S11〜S21までは実施例2の制御工程と同様であることから、このステップに関しては実施例2の説明をここに援用するものとし、説明を省略する。コントローラ100が、装置本体30Aの複数方向すなわち2方向以上でユーザを検知するか否かを判断する(S21)。その結果、YESの場合には、コントローラ100は、操作部601のパネルに排出先の選択を促す内容を表示する(S31)。NOの場合には、コントローラ100は、ユーザの立ち位置に従った排出先を指定する(S32)。画面表示の一例は、図10(b)に示される通りである。コントローラ100は、ユーザが改めてシートの排出先を選択したか否かを判断する(S33)。YESの場合には、コントローラ100は、その排出口の選択に従って通常のプリント処理をし(S34)、制御を終了する(S35)。NOの場合には、コントローラ100は、再びユーザがシートの排出先を選択したか否かを判断する(S33)。
こうした構成によって、装置本体30Aの複数方向にユーザを検知した場合に操作部601のパネルに表示し、現時点で画像形成装置30を使用するユーザにシート排出口を選択させることで、ユーザがアクセスしやすいシート排出口から確実にシートを排出する。
図11は、実施例4に係る画像形成装置30のコントローラ100の制御工程を示すフローチャートである。実施例4の画像形成装置30の構成は、コントローラ100の制御以外に関しては同一の構成であり、構成の説明に関しては省略する。実施例4の画像形成装置30が実施例2の画像形成装置30と異なる点は、実施例4の画像形成装置30では、シートの種別に応じて所定のシート排出口からシートを排出する制御工程が含まれる点である。
画像形成装置30には、画像形成するシートの種類によってシートの排出先に制限がある場合がある。本来は、全ての種類のシートが、種別を問わずに全てのシート排出口から排送可能であることが望ましい。しかしながら、例えば、極端に厚いタイプ、極端に薄いタイプ、非常に小さいタイプ等のシートの場合には、シートの排出先に制限がある画像形成装置が一般的に存在する。これは、シート搬送パスの形状、搬送機構の性能が原因となる。例えば、シートが極端に厚いタイプの場合には、シート搬送パスの形状のためにカーブが急すぎて排出先を限定した仕様にしなければならない場合がある。こうした場合のシートの排出処理、及び、ユーザのアクセス方向に従った排出処理の競合関係について、実施例4の画像形成装置は解決するものである。
すなわち、実施例4の画像形成装置30では、操作部601は、シートの種類を設定できる図示しない『シート種類設定手段』を備える。また、実施例4の画像形成装置30のコントローラ100は、『シート種類設定手段』の設定結果に基づいて、OHP等の特殊な種類といった『所定の種類』のシートが搬送されると判断可能である。コントローラ100は、『複数のシート排出口』である第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524のうちの『一のシート排出口』例えば第1シート排出口521を選択してシートを排出する。
図11に示されるように、S11〜S13までは実施例1の制御工程と同様であることから、このステップに関しては実施例1の説明をここに援用するものとし、説明を省略する。コントローラ100が、コピースタートキーがON(オン)されたか否かを判断する(S13)。その結果、YESの場合には、コントローラ100は、シートの種類がOHPか否かを判断し(S41)、NOの場合にはS13に戻る。なお、この実施例4では、一例としてOHPのシートを用いる。
S41の結果、YESの場合(シートがOHPの場合)には、コントローラ100は、操作部601に現在選択されているシートの種類が、排出先制限がある旨を表示し(S42)、OHPシートの排出が可能なシート排出口をシートの排出先に決定する(S43)。S41の結果、NOの場合(シートがOHPではない場合)には、コントローラ100は、ユーザの立ち位置を検知して(S44)、シートの排出先を決定する(S45)。前述のS43又はS45のフローを処理した後に、コントローラ100は、通常のプリント処理を指令し(S46)、制御を終了する(S47)。
実施例4の画像形成装置によれば、前述の画面表示を行うことで、ユーザアクセス方向に従った排送処理が出来ない場合の動作について、ユーザが意図した排出口にシートが排送されないことによるユーザの混乱を防止することができる。
図12は、実施例5に係る画像形成装置30のコントローラ100の制御工程を示すフローチャートである。実施例5の画像形成装置30の構成は、コントローラ100の制御以外に関しては同一の構成であり、構成の説明に関しては省略する。実施例5の画像形成装置30が実施例2の画像形成装置30と異なる点は、実施例5の画像形成装置30では、ユーザのアクセス方向による排出先決定手段の使用及び不使用の切替手段を備える点である。
ユーザによっては、例えばコピー、FAX、プリントといった装置機能ごとに、シート排出先を限定させる使い方を必要とする場合がある。例えば、ユーザによっては、出力シートを排送トレイ上で混在させたくないと考える場合がある。また、ユーザによっては、セキュリティの観点からシートの排出先を限定させたいと考える場合がある。このようなユーザのニーズに対応するために、実施例5の画像形成装置30のコントローラ100は、ユーザのアクセス方向に従ってシート排出先を切り替える図示しない『排出先切替手段』を備える。
すなわち、実施例5の画像形成装置30では、操作部601は、『ユーザ位置方向検知手段』である光学式センサ630の検知結果に基づいてシートを排出させるか否かを設定する図示しない『位置方向排出設定手段』を備える。また、コントローラ100は、『位置方向排出設定手段』がOFF(オフ)された場合には、以下のように処理する。すなわち、コントローラ100は、『複数のシート排出口』である第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524のうちの『一のシート排出口』例えば第1シート排出口521からシートを排出する。
図12に示されるように、S11〜S13までは実施例1の制御工程と同様であることから、このステップに関しては実施例1の説明をここに援用するものとし、説明を省略する。コントローラ100が、コピースタートキーがON(オン)されたか否かを判断する(S13)結果、YESの場合には、このタイミングで、ユーザのアクセス方向による排出先切替手段が有効か無効かを判断し(S51)、NOの場合にはS13に戻る。
S51の判断の結果、YESの場合(有効な場合)には、コントローラ100は、ユーザの立ち位置を検知し(S52)、排出先を決定する(S53)。S51の判断の結果、NOの場合(無効な場合)には、コントローラ100は、予め設定された排出先を自動的に選択する(S54)。前述のS53又はS54のフローが処理された後は、コントローラ100は、通常のプリント処理をする(S55)。コントローラ100は制御を終了する(S56)。
なお、前述の排出先切替手段が無効な場合には、操作部61のパネル上に、ユーザの立ち位置による排出先切替手段が無効になっている旨を表示する構成としても良い。
実施例5の画像形成装置によれば、ユーザのアクセス方向に関わらず排出先を決定するような設定を必要とするユーザに対しても、快適な装置の利用を提供することができる。
図13には図13(a)及び図13(b)がある。図13(a)は、実施例6に係る画像形成装置のコントローラ100の制御工程を示すフローチャートであり、図13(b)は、ダイアログボックスの表示を示す概略図である。実施例6の画像形成装置30の構成は、コントローラ100の制御以外に関しては同一の構成であり、構成の説明に関しては省略する。実施例6の画像形成装置が実施例5の画像形成装置30と異なる点は、以下の点である。すなわち、実施例6の画像形成装置では、ユーザが装置本体に向かって立った場合に、ユーザの右手側の装置本体の右側面及び左手側の左側面の各々にシートの排出口を備え、シート排出口が無い方向からユーザがアクセスする場合に対応可能な点である。
現在の市場では、図1及び図6に示す画像形成装置30のような装置本体30Aの右側面にシート排出口524を備えると共に装置本体30Aの内側領域にシート排出口521、522を備える画像形成装置が広く受け入れられている。こうした水平方向で2方向に対してシート排出口を備える装置でも、例えば装置背面が壁に接触するように設置された場合に、装置本体30Aの3方向からアクセス可能となることで、ユーザビリティが向上する。
実施例6の画像形成装置30では、操作部601は、『ユーザ位置方向検知手段』である光学式センサ630の検知結果に基づいてシートを排出させるか否かを設定する図示しない『位置方向排出設定手段』を備える。また、操作部601は、『複数のシート排出口』である第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524のうちの『一のシート排出口』例えば第1シート排出口521を予め設定する図示しない『排出口設定手段』を備える。
『位置方向排出設定手段』がOFF(オフ)された判断される場合、又は、光学式センサ630の検知結果に基づいてユーザの位置方向に第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524がないと判断される場合がある。この場合には、コントローラ100は、『一のシート排出口』である第1シート排出口521、第2シート排出口522、第3シート排出口524の何れかからシートを排出する。
図13に示されるように、S11〜S51までは実施例5の制御工程と同様であることから、これらのステップに関しては実施例5の説明をここに援用するものとし、説明を省略する。コントローラ100が、ユーザの立ち位置による排出先の切替設定が有効か無効かを判断する(S51)。その結果、YESであれば、コントローラ100は、ユーザの立ち位置を検知する(S52)。NOであれば、コントローラ100は、設定された排出先を選択する(S54)。この設定された排出先は、図13(b)に示されるようなダイアログボックスにて予め登録されるようになっている。
ユーザの立ち位置を検知した(S52)後に、コントローラ100は、ユーザの立ち位置に対して適切なシート排出口が無いか否かを判断する(S61)。YESの場合(ユーザの立ち位置方向にシート排出口が無い場合)には、コントローラ100は、設定された排出先を選択する(S54)。NOの場合(ユーザの立ち位置方向にシート排出口がある場合)には、コントローラ100は、排出先を決定して、ユーザのアクセス方向に従った排出口を選択する(S62)。つまりS62の場合には、装置本体30Aの右側からアクセスされるときに装置本体30Aの右側面のシート排出口からシートが排出され、装置本体30Aの左側からアクセスされるときに装置本体30Aの内側領域のシート排出口からシートが排出される。S62又はS54のフローを処理した後に、コントローラ100は、通常のプリント処理をし(S63)、制御を停止する(S64)。
こうした実施例6の画像形成装置によれば、装置本体30Aの水平方向で全方向に対してシート排出口を持たない場合でも、ユーザビリティの高い画像形成装置が提供される。
以上のように、実施例1〜6の発明によれば、装置本体30Aに対するユーザの方向に応じて、シートを排出するシート排出口が切り替えられる。その結果、シートの取り出しにあたって、ユーザが装置本体30Aの周囲を回り込むといった無駄な動作が省略される。
1Y〜1Bk 画像形成部
30 画像形成装置
521 第1シート排出口(シート排出口)
522 第2シート排出口(シート排出口)
524 第3シート排出口(シート排出口)
601 操作部
610 電源(ユーザ位置方向検知手段)
612 接点(ユーザ位置方向検知手段)
613 出力信号(ユーザ位置方向検知手段)
630 光学式センサ(ユーザ位置方向検知手段)

Claims (9)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、装置本体に形成される複数のシート排出口と、前記装置本体に対するユーザの位置方向を検知するユーザ位置方向検知手段と、を備える画像形成装置において、
    前記ユーザ位置方向検知手段の検知結果に基づいて前記複数のシート排出口からユーザの位置方向に向けられる一のシート排出口を選択し、前記一のシート排出口から画像形成後のシートを排出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体に取り付けられて水平面と直交する鉛直軸を中心として回転可能で前記装置本体の内部の機構の駆動を操作可能な操作部を備え、前記ユーザ位置方向検知手段は、前記装置本体に対する前記操作部の回転角度を検知する回転角度検知手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ユーザ位置方向検知手段は、前記装置本体の側面に取り付けられてユーザを感知可能な複数のユーザ感知手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数のシート排出口のうちの一のシート排出口を予め設定する排出口設定手段を備え、
    前記ユーザ位置方向検知手段が前記装置本体に対する水平方向の2以上の方向からユーザを検知した場合には、ユーザの位置方向のシート排出口を限定できないと判断し、前記一のシート排出口からシートを排出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記装置本体に対する水平方向の2以上の方向からユーザの位置方向を検知した旨を表示する表示手段を有する操作部を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のシート排出口のうちの一のシート排出口を選択させる排出口選択手段を備え、
    前記ユーザ位置方向検知手段が前記装置本体に対する水平方向の2以上の方向からユーザを検知した場合には、ユーザの位置方向のシート排出口を限定できないと判断し、ユーザが前記排出口選択手段で選択した前記一のシート排出口からシートを排出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. シートの種類を設定できるシート種類設定手段を備え、
    前記シート種類設定手段の設定結果に基づいて所定の種類のシートが搬送されると判断し、前記複数のシート排出口のうちの一のシート排出口からシートを排出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記ユーザ位置方向検知手段の検知結果に基づいてシートを排出させるか否かを設定する位置方向排出設定手段を備え、
    前記位置方向排出設定手段がオフされた場合には、前記複数のシート排出口のうちの一のシート排出口からシートを排出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ユーザ位置方向検知手段の検知結果に基づいてシートを排出させるか否かを設定する位置方向排出設定手段と、
    前記複数のシート排出口のうちの一のシート排出口を予め設定する排出口設定手段と、を備え、
    前記位置方向排出設定手段がオフされたと判断される場合、または、前記ユーザ位置方向検知手段の検知結果に基づいてユーザの位置方向にシート排出口がないと判断される場合には、前記一のシート排出口からシートを排出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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