JP2011110667A - バリ取り工具およびバリ取り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】交差穴の第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリをより確実に除去することが可能なバリ取り工具およびバリ取り方法を提供する。
【解決手段】バリ取り工具4を軸線方向へ往復動させることにより、交差穴の第1穴1と第2穴2との稜部3に形成されたバリを、第2穴2に挿入されたバリ取り部6の切刃形成部9の環形状の切刃13により削ぎ落として除去することができる。これにより、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具を利用した場合に完全に除去することが困難であった交差穴の稜部3に形成されたバリ、特に、第1穴1の内径d1と第2穴の内径d2との交差穴比d1/d2が比較的小さい交差穴の稜部3に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。
【選択図】図5
【解決手段】バリ取り工具4を軸線方向へ往復動させることにより、交差穴の第1穴1と第2穴2との稜部3に形成されたバリを、第2穴2に挿入されたバリ取り部6の切刃形成部9の環形状の切刃13により削ぎ落として除去することができる。これにより、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具を利用した場合に完全に除去することが困難であった交差穴の稜部3に形成されたバリ、特に、第1穴1の内径d1と第2穴の内径d2との交差穴比d1/d2が比較的小さい交差穴の稜部3に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、バリ取り工具およびバリ取り方法に関するもので、特に、交差穴の第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリを除去するためのバリ取り工具およびバリ取り方法に関する。
交差穴が形成される対象には、例えば、自動車のオートマチックトランスミッションのキャリア部品がある。一般に、キャリア部品に交差穴を加工する場合、ワーク(基材)に第1ドリルにより第1穴を加工した後、第2穴を、第1ドリルよりも小径の第2ドリルにより第1穴の内側面(内円筒面)に開口するように加工する。このように加工された交差穴は、第1穴と第2穴との稜部にバリが発生する。該稜部は三次元に広がるため、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具(例えば、特許文献1参照)を利用した場合、当該バリを確実に除去するのは困難である。そして、このような稜部のバリは、第1穴の内径d1と第2穴の内径d2との比率(d1/d2:以下、交差穴比という)が小さい程、除去するのが困難である。
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、交差穴の第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリをより確実に除去することが可能なバリ取り工具およびバリ取り方法を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明のバリ取り工具は、交差穴の第1穴と該第1穴の内径よりも小さい内径を有する第2穴との稜部に形成されたバリを除去する軸形状のバリ取り工具であって、前記バリ取り工具は、先端部に、前記第2穴の内径に対応する外径を有するバリ取り部を備え、前記バリ取り部は、外周面に環形状に形成された少なくとも1つの溝と、該溝と前記外周面との各稜部に形成された環形状の切刃と、を備え、前記バリ取り部を前記第2穴に挿入して軸方向へ往復動させることにより、前記第1穴と前記第2穴との稜部に形成されたバリが、前記バリ取り部の切刃により削ぎ落とされて除去されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のバリ取り方法は、交差穴の第1穴と該第1穴の内径よりも小さい内径を有する第2穴との稜部に形成されたバリを除去する方法であって、バリ取り工具の先端部のバリ取り部を前記第2穴に挿入し、前記バリ取り工具を軸方向へストロークさせることにより、前記第1穴と前記第2穴との稜部に形成されたバリを前記バリ取り部に形成された環形状の切刃により削ぎ落として除去することを特徴とする。
(発明の態様)
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、請求可能発明と称する)の態様を例示し、例示された各態様について説明する。ここでは、各態様を、特許請求の範囲と同様に、項に区分すると共に各項に番号を付し、必要に応じて他の項の記載を引用する形式で記載する。これは、請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施形態の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得る。
なお、以下の各項において、(1)−(8)項の各々が、特許請求の範囲に記載した請求項1−8の各々に相当する。
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、請求可能発明と称する)の態様を例示し、例示された各態様について説明する。ここでは、各態様を、特許請求の範囲と同様に、項に区分すると共に各項に番号を付し、必要に応じて他の項の記載を引用する形式で記載する。これは、請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施形態の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得る。
なお、以下の各項において、(1)−(8)項の各々が、特許請求の範囲に記載した請求項1−8の各々に相当する。
(1)交差穴の第1穴と該第1穴の内径よりも小さい内径を有する第2穴との稜部に形成されたバリを除去する軸形状のバリ取り工具であって、バリ取り工具は、先端部に、第2穴の内径に対応する外径を有するバリ取り部を備え、バリ取り部は、外周面に環形状に形成された少なくとも1つの溝と、該溝と外周面との各稜部に形成された環形状の切刃と、を備え、バリ取り部を第2穴に挿入して軸方向へ往復動させることにより、第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリが、バリ取り部の切刃により削ぎ落とされて除去されることを特徴とするバリ取り工具。
本項に記載のバリ取り工具によれば、第2穴に挿入したバリ取り部を軸方向へ往復動させることにより、第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリを、環形状の切刃により削ぎ落とすことができる。この場合、バリ取り工具(バリ取り部)を第2穴に対して突込み方向へストロークさせた時に、溝部の軸方向両側に形成された切刃のうちのシャンク側に形成された切刃によりバリが削ぎ落とされ、バリ取り工具を第2穴に対して引抜き方向へストロークさせた時には、溝部の軸方向両側に形成された切刃のうちの先端側に形成された切刃によりバリが削ぎ落とされる。これにより、本項に記載のバリ取り工具を利用した場合、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具では完全に除去することができなかった交差穴の稜部に形成されたバリ、特に、第1穴の内径d1と第2穴の内径d2との交差穴比d1/d2が比較的小さい交差穴の稜部に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。なお、切刃により削ぎ落とされたバリは溝部に収容されるので、当該バリが第2穴とバリ取り部外周面との間に入り込むことに起因して第2穴の内周面を傷つけることがない。
本項の態様において、交差穴の第1穴および第2穴は、例えばドリル加工により加工される。なお、第1穴および第2穴は、ドリル加工後、リーマ加工等により仕上げ加工されている場合を含む。
本項に記載のバリ取り工具によれば、第2穴に挿入したバリ取り部を軸方向へ往復動させることにより、第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリを、環形状の切刃により削ぎ落とすことができる。この場合、バリ取り工具(バリ取り部)を第2穴に対して突込み方向へストロークさせた時に、溝部の軸方向両側に形成された切刃のうちのシャンク側に形成された切刃によりバリが削ぎ落とされ、バリ取り工具を第2穴に対して引抜き方向へストロークさせた時には、溝部の軸方向両側に形成された切刃のうちの先端側に形成された切刃によりバリが削ぎ落とされる。これにより、本項に記載のバリ取り工具を利用した場合、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具では完全に除去することができなかった交差穴の稜部に形成されたバリ、特に、第1穴の内径d1と第2穴の内径d2との交差穴比d1/d2が比較的小さい交差穴の稜部に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。なお、切刃により削ぎ落とされたバリは溝部に収容されるので、当該バリが第2穴とバリ取り部外周面との間に入り込むことに起因して第2穴の内周面を傷つけることがない。
本項の態様において、交差穴の第1穴および第2穴は、例えばドリル加工により加工される。なお、第1穴および第2穴は、ドリル加工後、リーマ加工等により仕上げ加工されている場合を含む。
(2)バリ取り部は、先端部から軸方向へ延びる少なくとも1つのすり割りを有する(1)のバリ取り工具。
本項に記載のバリ取り工具によれば、バリ取り部を第2穴の中で往復動させた時に、バリ取り部をすり割り幅の範囲内で第2穴の内径に応じて縮径/拡径させてバリ取り部を第2穴に調和(密着)させることにより、バリ取り部の切刃を第1穴と第2穴との稜部に当接させることができ、その結果、当該稜部に形成されたバリを確実に除去することができる。
本項の態様において、すり割りは、例えば、バリ取り工具の軸線上で直交する十字形に形成してバリ取り部を軸線回りに4等分するように形成することができる。
本項に記載のバリ取り工具によれば、バリ取り部を第2穴の中で往復動させた時に、バリ取り部をすり割り幅の範囲内で第2穴の内径に応じて縮径/拡径させてバリ取り部を第2穴に調和(密着)させることにより、バリ取り部の切刃を第1穴と第2穴との稜部に当接させることができ、その結果、当該稜部に形成されたバリを確実に除去することができる。
本項の態様において、すり割りは、例えば、バリ取り工具の軸線上で直交する十字形に形成してバリ取り部を軸線回りに4等分するように形成することができる。
(3)バリ取り部とシャンク部との間に、シャンク部の外径よりも小さい外径を有するベンディング部を備え、該ベンディング部をバリ取り部と第2穴との芯ずれ量に応じて撓ませることにより、バリ取り部を第2穴に対して芯出しする(1)、(2)のバリ取り工具。
本項に記載のバリ取り工具によれば、当該バリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具(バリ取り部)が第2穴に対して芯ずれしていたとしても、ベンディング部を当該芯ずれ量に応じて撓ませることにより、バリ取り部を第2穴に対して確実に芯出しすることができる。
本項の態様において、ベンディング部の形状(外径、軸方向長さ等)は、必要に応じて設定することができる。
本項に記載のバリ取り工具によれば、当該バリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具(バリ取り部)が第2穴に対して芯ずれしていたとしても、ベンディング部を当該芯ずれ量に応じて撓ませることにより、バリ取り部を第2穴に対して確実に芯出しすることができる。
本項の態様において、ベンディング部の形状(外径、軸方向長さ等)は、必要に応じて設定することができる。
(4)バリ取り部は、先端部に、バリ取り部を第2穴の中へ案内する案内部を備える(1)〜(3)のバリ取り工具。
本項に記載のバリ取り工具によれば、当該バリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具(バリ取り部)が第2穴に対して芯ずれしていたとしても、案内部でバリ取り部を案内して該バリ取り部を第2穴の中へ確実に挿入することができる。
本項の態様において、案内部は、例えば、バリ取り部の先端部をテーパ形状に形成したり、あるいは、バリ取り部の先端部周縁にR形状を形成することにより構成することができる。
本項に記載のバリ取り工具によれば、当該バリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具(バリ取り部)が第2穴に対して芯ずれしていたとしても、案内部でバリ取り部を案内して該バリ取り部を第2穴の中へ確実に挿入することができる。
本項の態様において、案内部は、例えば、バリ取り部の先端部をテーパ形状に形成したり、あるいは、バリ取り部の先端部周縁にR形状を形成することにより構成することができる。
(5)交差穴の第1穴と該第1穴の内径よりも小さい内径を有する第2穴との稜部に形成されたバリを除去する方法であって、バリ取り工具の先端部のバリ取り部を第2穴に挿入し、バリ取り工具を軸方向へ往復動させることにより、第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリを、バリ取り部に形成された環形状の切刃により削ぎ落として除去することを特徴とするバリ取り方法。
本項に記載のバリ取り方法によれば、第2穴に挿入したバリ取り部を軸方向へ往復動させることにより、第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリを、バリ取り部の環形状の切刃により削ぎ落とすことができる。この場合、バリ取り工具(バリ取り部)を第2穴に対して突込み方向へストロークさせた時に、溝部の軸方向両側に形成された切刃のうちのシャンク側に形成された切刃によりバリが削ぎ落とされ、バリ取り工具を第2穴に対して引抜き方向へストロークさせた時には、溝部の軸方向両側に形成された切刃のうちの先端側に形成された切刃によりバリが削ぎ落とされる。これにより、本項のバリ取り方法で使用されるバリ取り工具を利用した場合、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具を使用したバリ取り方法では完全に除去することができなかった交差穴の稜部に形成されたバリ、特に、第1穴の内径d1と第2穴の内径d2との交差穴比d1/d2が比較的小さい交差穴の稜部に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。なお、切刃により削ぎ落とされたバリは、溝部に収容されるため、当該バリが第2穴とバリ取り部外周面との間に入り込むことに起因して第2穴の内周面を傷つけることがない。
本項の態様において、交差穴の第1穴および第2穴は、例えばドリル加工により加工される。なお、第1穴および第2穴は、ドリル加工後、リーマ加工等により仕上げ加工されている場合を含む。
本項に記載のバリ取り方法によれば、第2穴に挿入したバリ取り部を軸方向へ往復動させることにより、第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリを、バリ取り部の環形状の切刃により削ぎ落とすことができる。この場合、バリ取り工具(バリ取り部)を第2穴に対して突込み方向へストロークさせた時に、溝部の軸方向両側に形成された切刃のうちのシャンク側に形成された切刃によりバリが削ぎ落とされ、バリ取り工具を第2穴に対して引抜き方向へストロークさせた時には、溝部の軸方向両側に形成された切刃のうちの先端側に形成された切刃によりバリが削ぎ落とされる。これにより、本項のバリ取り方法で使用されるバリ取り工具を利用した場合、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具を使用したバリ取り方法では完全に除去することができなかった交差穴の稜部に形成されたバリ、特に、第1穴の内径d1と第2穴の内径d2との交差穴比d1/d2が比較的小さい交差穴の稜部に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。なお、切刃により削ぎ落とされたバリは、溝部に収容されるため、当該バリが第2穴とバリ取り部外周面との間に入り込むことに起因して第2穴の内周面を傷つけることがない。
本項の態様において、交差穴の第1穴および第2穴は、例えばドリル加工により加工される。なお、第1穴および第2穴は、ドリル加工後、リーマ加工等により仕上げ加工されている場合を含む。
(6)バリ取り工具を軸方向へ往復動させた時に、バリ取り部に形成された少なくとも1つのすり割りを利用して、バリ取り部の外径を第2穴の内径に応じて縮径/拡径させることにより、バリ取り部を第2穴に調和させる(5)のバリ取り方法。
本項に記載のバリ取り方法によれば、バリ取り部を第2穴の中で往復動させた時に、バリ取り部をすり割り幅の範囲内で第2穴の内径に応じて縮径/拡径させてバリ取り部を第2穴に調和(密着)させることにより、バリ取り部の切刃を第1穴と第2穴との稜部に当接させることができ、その結果、当該稜部に形成されたバリを確実に除去することができる。
本項の態様において、すり割りは、例えば、バリ取り工具の軸線上で直交する十字形に形成してバリ取り部を軸線回りに4等分するように形成することができる。なお、当該バリ取り方法に使用されるバリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、バリ取り工具を単にストロークさせただけでは、第1穴と第2穴との稜部のすり割りに対応する部分に形成されたバリが除去されないことが考えられるが、この不具合は、バリ取り工具を回転させることで解消することができる。
本項に記載のバリ取り方法によれば、バリ取り部を第2穴の中で往復動させた時に、バリ取り部をすり割り幅の範囲内で第2穴の内径に応じて縮径/拡径させてバリ取り部を第2穴に調和(密着)させることにより、バリ取り部の切刃を第1穴と第2穴との稜部に当接させることができ、その結果、当該稜部に形成されたバリを確実に除去することができる。
本項の態様において、すり割りは、例えば、バリ取り工具の軸線上で直交する十字形に形成してバリ取り部を軸線回りに4等分するように形成することができる。なお、当該バリ取り方法に使用されるバリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、バリ取り工具を単にストロークさせただけでは、第1穴と第2穴との稜部のすり割りに対応する部分に形成されたバリが除去されないことが考えられるが、この不具合は、バリ取り工具を回転させることで解消することができる。
(7)バリ取り部とシャンク部との間に形成されたベンディング部をバリ取り部と第2穴との芯ずれ量に応じて撓ませることにより、バリ取り部を第2穴に対して芯出しする(5)、(6)のバリ取り方法。
本項に記載のバリ取り方法によれば、当該バリ取り方法に使用されるバリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具(バリ取り部)が第2穴に対して芯ずれしていたとしても、ベンディング部を当該芯ずれ量に応じて撓ませることにより、バリ取り部を第2穴に対して確実に芯出しすることができる。
本項に記載のバリ取り方法によれば、当該バリ取り方法に使用されるバリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具(バリ取り部)が第2穴に対して芯ずれしていたとしても、ベンディング部を当該芯ずれ量に応じて撓ませることにより、バリ取り部を第2穴に対して確実に芯出しすることができる。
(8)バリ取り部の先端部に形成された案内部により、バリ取り部を第2穴の中へ案内する(5)〜(7)のバリ取り方法。
本項に記載のバリ取り方法によれば、当該バリ取り方法に使用されるバリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具(バリ取り部)が第2穴に対して芯ずれしていたとしても、案内部でバリ取り部を案内して該バリ取り部を第2穴の中へ確実に挿入することができる。
本項に記載のバリ取り方法によれば、当該バリ取り方法に使用されるバリ取り工具を工作機械の主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具(バリ取り部)が第2穴に対して芯ずれしていたとしても、案内部でバリ取り部を案内して該バリ取り部を第2穴の中へ確実に挿入することができる。
本発明によれば、交差穴の第1穴と第2穴との稜部に形成されたバリをより確実に除去することが可能なバリ取り工具およびバリ取り方法を提供することができる。
本発明の一実施形態を添付した図を参照して説明する。ここでは、図3に示される自動車のオートマチックトランスミッションを構成するキャリア部品(ワーク)に加工された交差穴の、第1穴1と該第1穴1の内径d1よりも小さい内径d2を有する第2穴2との稜部3に形成されたバリを除去するための、バリ取り工具4ならびに該バリ取り工具4を使用して当該バリを除去する方法を説明する。なお、第2穴2は、第1穴1の加工後に加工されるものとする。
図1に示されるように、バリ取り工具4は、工具鋼により構成され、例えば、マシニングセンタの主軸にツールホルダを介して装着されるシャンク部5と、先端部(図1における下側部分)に形成されるバリ取り部6と、シャンク部5とバリ取り部6との間に形成されるベンディング部7と、を含む。バリ取り部6は、ベンディング部7に連続する基部8と、該基部8の外径d3よりも僅かに大きく(例えば、+0.2mm)かつ第2穴2の内径d2に対して+公差で形成された外径d4を有する切刃形成部9と、該切刃形成部9の端面に設けられる案内部10と、を含む。案内部10は、底面の直径d5が切刃形成部9の外径d4よりも小さい截頭円錐形に形成され、軸線Lに対して同軸に配置される。なお、案内部10は、R形状11(図2参照)を介して切刃形成部9に円滑に連続している。
図2に示されるように、切刃形成部9は、軸線L(図1参照)を中心とする環形状の溝部12を有する。該溝部12は、複数個(本実施形態では3個)が、軸方向(図2における上下方向)へ所定間隔で設けられる。また、切刃形成部9は、各溝部12と切刃形成部9の外周面との各稜部に形成された環形状の切刃13を有する。図1および図2に示されるように、バリ取り部6は、先端の案内部10から軸方向へ延びる所定深さsのすり割り14を有する。該すり割り14は、軸断面が十字形に形成される。これにより、バリ取り部6は、先端の案内部10からすり割り深さsまでの部分が軸線L回りに4等分されている。なお、すり割り14の底部に形成された穴15は、当該すり割り14をワイヤカットにより加工するに際して加工されたピアス穴である。
ベンディング部7は、シャンク部5の外径d7およびバリ取り部6の基部8の外径d3よりも小さい外径d8を有し、両端部が面取りを介してシャンク部5およびバリ取り部6の基部8にそれぞれ連続している。なお、ベンディング部7の外径d8および全長bは、例えば、バリ取り工具4をマシニングセンタの主軸に装着して第2穴2に対して同軸に位置決めした時の第2穴2に対するバリ取り工具4の芯ずれ量を、当該ベンディング部7の撓みにより吸収することができる程度に設定する。
次に、本実施形態の作用を説明する。なお、交差穴をマシニングセンタを利用して加工する場合を説明する。
まず、自動工具交換装置(ATC)により第1穴1を加工するための第1ドリルが取り付けられた工具ホルダをマシニングセンタの主軸に装着し、該第1ドリルによりワーク(キャリア部品)に第1穴1を加工する。次に、自動工具交換装置によりマシニングセンタの主軸に第2穴2を加工するための第2ドリルが取り付けられた工具ホルダを装着し、該第2ドリルによりワークに第2穴2を加工する。これにより、ワークには、第1穴1と第2穴2とが直交し、第1穴1の内側面に第2穴2が開口した交差穴(図3参照)が形成される。なお、第1穴1と第2穴2との稜部3には、三次元に広がるバリが形成される。
まず、自動工具交換装置(ATC)により第1穴1を加工するための第1ドリルが取り付けられた工具ホルダをマシニングセンタの主軸に装着し、該第1ドリルによりワーク(キャリア部品)に第1穴1を加工する。次に、自動工具交換装置によりマシニングセンタの主軸に第2穴2を加工するための第2ドリルが取り付けられた工具ホルダを装着し、該第2ドリルによりワークに第2穴2を加工する。これにより、ワークには、第1穴1と第2穴2とが直交し、第1穴1の内側面に第2穴2が開口した交差穴(図3参照)が形成される。なお、第1穴1と第2穴2との稜部3には、三次元に広がるバリが形成される。
次に、自動工具交換装置により本実施形態のバリ取り工具4が取り付けられた工具ホルダをマシニングセンタの主軸に装着し、バリ取り工具4を第2穴2に対して同軸上に位置決めする。次に、第2穴2とバリ取り工具4との同軸を維持した状態でバリ取り工具4を第2穴2にアプローチさせる。この時、マシニングセンタの位置決め精度等に起因して第2穴2とバリ取り工具4とが芯ずれしていたとしても、バリ取り工具4の先端の案内部10により、バリ取り部6を第2穴2の中へ円滑に案内することができる。さらに、バリ取り工具4を第1穴1の軸心に向けて軸線L方向(図3における左方向)へ移動させると、図4に示されるように、バリ取り部6の切刃形成部9の先端部が第2穴2に挿入される。
ここで、本実施形態のバリ取り工具4は、切刃形成部9の外径d4を第2穴2の内径d2に対して+公差に形成し、かつ、バリ取り部6に十字形のすり割り14を設けて切刃形成部9を縮径可能に形成したので、切刃形成部9を第2穴2に密着させることができる。また、バリ取り工具4は、切刃形成部9の第2穴2に対する芯ずれ量(芯ずれ方向を含む)に応じてベンディング部7を撓ませることにより、当該芯ずれ量を吸収することができる。そして、図5に示されるように、バリ取り工具4を軸線L方向(図5における左右方向)へ往復動させると、切刃形成部9は必要に応じて縮径と拡径とを繰り返しながら第2穴2に調和(密着)し、溝部12の軸方向両側に形成された環形状の切刃13により、第1穴1と第2穴2との稜部3のバリが削ぎ落とされて除去される。
ここで、バリ取り工具4を突込み側(図3における左側)へストロークさせた時に、溝部12の軸方向両側の切刃13のうちのシャンク側(図3における右側)の切刃13aによりバリが突込み側へ削ぎ落とされる。また、バリ取り工具4を引抜き側(図3における右側)へストロークさせた時に、溝部12の軸方向両側の切刃13のうちの先端側(図3における左側)の切刃13bによりバリが引抜き側へ削ぎ落とされる。なお、稜部3の除去されたバリは、溝部12に収容することができる。また、バリ取り工具4を軸線L方向へ往復動させると同時に軸線L回りに所定回転数で回転させることにより、稜部3のすり割り14に対応する位置に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。
この実施形態では以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、バリ取り部6を第2穴2に挿入し、バリ取り工具4を軸線L方向へ往復動させることにより、交差穴の第1穴1と第2穴2との稜部3に形成されたバリを、バリ取り部6の切刃形成部9の環形状の切刃13により削ぎ落として除去することができる。これにより、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具を利用した場合に完全に除去することが困難であった交差穴の稜部3に形成されたバリ、特に、第1穴1の内径d1と第2穴の内径d2との交差穴比d1/d2が比較的小さい交差穴の稜部3に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。また、切刃13により削ぎ落とされた稜部3のバリは溝部12に収容されるので、除去された稜部3のバリが第2穴2とバリ取り部6との間に入り込むことに起因して第2穴2の内周面を傷つけてしまうことはない。
本実施形態では、切刃形成部9の外径d4を第2穴2の内径d2に対して+公差に形成するとともにバリ取り部6に十字形のすり割り14を設けたことにより、バリ取り部6を第2穴2の中で往復動させた時に、バリ取り部6をすり割り幅の範囲内で第2穴2の内径d2に応じて縮径/拡径させて切刃形成部9を第2穴2に調和(密着)させたので、切刃形成部9の切刃13を第1穴1と第2穴2との稜部3に当接させることができ、その結果、当該稜部3に形成されたバリを確実に除去することができる。
本実施形態では、バリ取り部6とシャンク部5との間に、該シャンク部5の外径d7よりも小さい外径d8を有するベンディング部7を備え、該ベンディング部7をバリ取り部6と第2穴2との芯ずれ量に応じて撓ませて、当該芯ずれを吸収するように構成したので、例えば、バリ取り工具4をマシニングセンタの主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具4(バリ取り部6)が第2穴2に対して芯ずれしていたとしても、芯ずれ量に応じてベンディング部7を撓ませることにより、バリ取り部6を第2穴2に対して芯出しすることができる。
本実施形態では、バリ取り工具4の先端部に、バリ取り部6を第2穴2の中へ案内する案内部10を設けたので、例えば、バリ取り工具4をマシニングセンタの主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具4(バリ取り部6)が第2穴2に対して芯ずれしていたとしても、案内部10でバリ取り部6を第2穴2の中へ案内して第2穴2に確実に挿入することができる。
本実施形態によれば、バリ取り部6を第2穴2に挿入し、バリ取り工具4を軸線L方向へ往復動させることにより、交差穴の第1穴1と第2穴2との稜部3に形成されたバリを、バリ取り部6の切刃形成部9の環形状の切刃13により削ぎ落として除去することができる。これにより、面取りによりバリを除去する従来技術のバリ取り工具を利用した場合に完全に除去することが困難であった交差穴の稜部3に形成されたバリ、特に、第1穴1の内径d1と第2穴の内径d2との交差穴比d1/d2が比較的小さい交差穴の稜部3に形成されたバリであっても、確実に除去することができる。また、切刃13により削ぎ落とされた稜部3のバリは溝部12に収容されるので、除去された稜部3のバリが第2穴2とバリ取り部6との間に入り込むことに起因して第2穴2の内周面を傷つけてしまうことはない。
本実施形態では、切刃形成部9の外径d4を第2穴2の内径d2に対して+公差に形成するとともにバリ取り部6に十字形のすり割り14を設けたことにより、バリ取り部6を第2穴2の中で往復動させた時に、バリ取り部6をすり割り幅の範囲内で第2穴2の内径d2に応じて縮径/拡径させて切刃形成部9を第2穴2に調和(密着)させたので、切刃形成部9の切刃13を第1穴1と第2穴2との稜部3に当接させることができ、その結果、当該稜部3に形成されたバリを確実に除去することができる。
本実施形態では、バリ取り部6とシャンク部5との間に、該シャンク部5の外径d7よりも小さい外径d8を有するベンディング部7を備え、該ベンディング部7をバリ取り部6と第2穴2との芯ずれ量に応じて撓ませて、当該芯ずれを吸収するように構成したので、例えば、バリ取り工具4をマシニングセンタの主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具4(バリ取り部6)が第2穴2に対して芯ずれしていたとしても、芯ずれ量に応じてベンディング部7を撓ませることにより、バリ取り部6を第2穴2に対して芯出しすることができる。
本実施形態では、バリ取り工具4の先端部に、バリ取り部6を第2穴2の中へ案内する案内部10を設けたので、例えば、バリ取り工具4をマシニングセンタの主軸に装着した場合、位置決めされたバリ取り工具4(バリ取り部6)が第2穴2に対して芯ずれしていたとしても、案内部10でバリ取り部6を第2穴2の中へ案内して第2穴2に確実に挿入することができる。
なお、実施形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
本実施形態では、バリ取り工具4のバリ取り部6の切刃形成部9に形成した溝12を断面コ字状に形成したが、溝12は、例えばV溝とすることもできる。また、溝部12の幅、数量および隣の溝部12との間隔も必要に応じて設定することができる。
本実施形態では、すり割り14を十字形に形成して切刃形成部9を軸心L回りに4等分したが、例えば、切刃形成部9を軸心L回りに3等分するようにすり割り14を形成することができる。
本実施形態では、交差穴が形成される対象を自動車のオートマチックトランスミッションのキャリア部品としたが、これは、対象をキャリア部品に限定することを意図するものではない。
本実施形態では、バリ取り工具4をマシニングセンタの主軸に装着して使用したが、作業者の手作業により当該バリ取り工具4のバリ取り部6を第2穴2に挿入して往復動させることにより、交差穴の稜部3のバリを削ぎ落として除去することもできる。
第1穴1および第2穴2を加工する工具はドリルに限定しない。また、ドリル加工後、あるいはバリの除去後、第1穴1あるいは第2穴2をリーマ等により仕上げ加工してもよい。
本実施形態では、バリ取り工具4のバリ取り部6の切刃形成部9に形成した溝12を断面コ字状に形成したが、溝12は、例えばV溝とすることもできる。また、溝部12の幅、数量および隣の溝部12との間隔も必要に応じて設定することができる。
本実施形態では、すり割り14を十字形に形成して切刃形成部9を軸心L回りに4等分したが、例えば、切刃形成部9を軸心L回りに3等分するようにすり割り14を形成することができる。
本実施形態では、交差穴が形成される対象を自動車のオートマチックトランスミッションのキャリア部品としたが、これは、対象をキャリア部品に限定することを意図するものではない。
本実施形態では、バリ取り工具4をマシニングセンタの主軸に装着して使用したが、作業者の手作業により当該バリ取り工具4のバリ取り部6を第2穴2に挿入して往復動させることにより、交差穴の稜部3のバリを削ぎ落として除去することもできる。
第1穴1および第2穴2を加工する工具はドリルに限定しない。また、ドリル加工後、あるいはバリの除去後、第1穴1あるいは第2穴2をリーマ等により仕上げ加工してもよい。
1 第1穴、2 第2穴、3 稜部、4 バリ取り工具、6 バリ取り部、7 ベンディング部、10 案内部、11 R形状(案内部)、12 溝部、13 切刃、14 すり割り
Claims (8)
- 交差穴の第1穴と該第1穴の内径よりも小さい内径を有する第2穴との稜部に形成されたバリを除去する軸形状のバリ取り工具であって、
前記バリ取り工具は、先端部に、前記第2穴の内径に対応する外径を有するバリ取り部を備え、
前記バリ取り部は、外周面に環形状に形成された少なくとも1つの溝と、該溝と前記外周面との各稜部に形成された環形状の切刃と、を備え、
前記バリ取り部を前記第2穴に挿入して軸方向へ往復動させることにより、前記第1穴と前記第2穴との稜部に形成されたバリが、前記バリ取り部の切刃により削ぎ落とされて除去されることを特徴とするバリ取り工具。 - 前記バリ取り部は、先端部から軸方向へ延びる少なくとも1つのすり割りを有することを特徴とする請求項1に記載のバリ取り工具。
- 前記バリ取り部とシャンク部との間に、前記シャンク部の外径よりも小さい外径を有するベンディング部を備え、該ベンディング部を前記バリ取り部と前記第2穴との芯ずれ量に応じて撓ませることにより、前記バリ取り部を前記第2穴に対して芯出しすることを特徴とする請求項1または2に記載のバリ取り工具。
- 前記バリ取り部は、先端部に、前記バリ取り部を前記第2穴の中へ案内する案内部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバリ取り工具。
- 交差穴の第1穴と該第1穴の内径よりも小さい内径を有する第2穴との稜部に形成されたバリを除去する方法であって、
バリ取り工具の先端部のバリ取り部を前記第2穴に挿入し、前記バリ取り工具を軸方向へ往復動させることにより、前記第1穴と前記第2穴との稜部に形成されたバリを前記バリ取り部に形成された環形状の切刃により削ぎ落として除去することを特徴とするバリ取り方法。 - 前記バリ取り工具を軸方向へ往復動させた時に、前記バリ取り部に形成された少なくとも1つのすり割りを利用して、前記バリ取り部の外径を前記第2穴の内径に応じて縮径/拡径させることにより、前記バリ取り部を前記第2穴に調和させることを特徴とする請求項5に記載のバリ取り方法。
- 前記バリ取り部とシャンク部との間に形成されたベンディング部を、前記バリ取り部と前記第2穴との芯ずれ量に応じて撓ませることにより、前記バリ取り部を前記第2穴に対して芯出しすることを特徴とする請求項5または6に記載のバリ取り方法。
- 前記バリ取り部の先端部に形成された案内部により、前記バリ取り部を前記第2穴の中へ案内することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のバリ取り方法。
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---|---|---|---|
JP2009270234A JP2011110667A (ja) | 2009-11-27 | 2009-11-27 | バリ取り工具およびバリ取り方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018083646A (ja) * | 2016-11-22 | 2018-05-31 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
CN109789495A (zh) * | 2016-04-06 | 2019-05-21 | 钴领无限公司 | 用于去除钻孔毛刺的切削加工工具 |
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2009
- 2009-11-27 JP JP2009270234A patent/JP2011110667A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109789495A (zh) * | 2016-04-06 | 2019-05-21 | 钴领无限公司 | 用于去除钻孔毛刺的切削加工工具 |
CN109789495B (zh) * | 2016-04-06 | 2021-10-15 | 钴领无限公司 | 用于去除钻孔毛刺的切削加工工具 |
JP2018083646A (ja) * | 2016-11-22 | 2018-05-31 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
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