JP2011109473A - 無線基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】参照信号を用いて、高精度に、無線基地局eNBにおける受信品質を推定する。
【解決手段】本発明に係る無線基地局eNBは、移動局UE#Lによって送信された所定信号の送信信号X(n)を構成する系列内の連続する所定数Nのサンプル「a」〜「a+N−1」と、無線基地局eNBにおける所定信号の受信信号r(n)を構成する系列内の連続する所定数Nのサンプル「a」〜「a+N−1」との間の相関値Z(a)を算出し、相関値Z(a)を用いて所定信号の受信電力Spowerを算出するように構成されている信号電力推定部11B、12B、13Bを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線基地局に関する。
LTE(Long Term Evolution)方式の移動通信システムでは、上りリンクにおいて送信される参照信号(RS:Reference Signal)は、CAZAC系列によって構成されている。
かかるLTE方式の移動通信システムでは、無線基地局eNBは、受信した参照信号を用いて、無線基地局eNBにおける受信品質、例えば、SIR(Signal to Interference Ratio)を推定し、推定したSIRを用いて、所定制御処理を行うように構成されている。
3GPP TS36.211、「Physical Channels and Modulation」
しかしながら、LTE方式では、無線基地局eNBにおいて、どのように、SIRを推定すべきかについて仕様化されていないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、参照信号を用いて、高精度に、無線基地局eNBにおける受信品質を推定することができる無線基地局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局から、時間領域及び周波数領域で振幅が一定であり自己相関が0である所定系列を用いて形成されている所定信号を受信するように構成されている無線基地局であって、前記移動局によって送信された前記所定信号の送信信号を構成する系列内の連続する所定数のサンプルと、前記無線基地局における該所定信号の受信信号を構成する系列内の連続する所定数のサンプルとの間の相関値を算出し、該相関値を用いて該所定信号の受信電力を算出するように構成されている信号電力推定部を具備することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、参照信号を用いて、高精度に、無線基地局eNBにおける受信品質を推定することができる無線基地局を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局において信号電力を推定する動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局において干渉電力を推定する動作を示すフローチャートである。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
本実施形態に係る移動通信システムは、LTE方式の移動通信システムであって、図1に示すように、無線基地局eNBと、移動局UEとを具備している。
図1に示すように、移動局UEは、上りリンクにおいて、物理信号として、SRS(Sounding Reference Signal、サウンディング参照信号)や、DRS(Demodulation Reference Signal、復調用参照信号)等を送信するように構成されている。
ここで、SRSは、無線基地局eNBによって、上りリンクの受信品質の測定や無線基地局eNBと移動局UEとの間のタイミングの測定等に用いられる参照信号である。
なお、SRSは、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理上り共有チャネル)を介して送信される上りデータ信号やPUCCH(Physical Uplink Control Channel、物理上り制御チャネル)を介して送信される上り制御信号とは独立に周期的に送信される。
また、DRSは、PUSCHやPUCCHに時間多重される復調用の参照信号である。
また、移動局UEは、上りリンクにおいて、PUCCHを介して、上り制御信号として、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理下り共有チャネル)を介して送信された下りデータ信号に対する送達確認情報(ACK/NACK)や、下りリンクの受信品質(CQI:Channel Quality Indicator)等を送信するように構成されている。
ここで、上述したSRSやDRSや上り制御信号は、時間領域及び周波数領域で振幅が一定であり自己相関が0である所定系列であるCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation)系列を用いて形成されている所定信号である。
ここで、CAZAC系列に対して、サイクリックシフト(Cyclic Shift)を施すことによって、直交する複数の系列を生成することができる。すなわち、CAZAC系列は、サイクリックシフトによる多重可能な最大数を「NMAX」とした場合、サイクリックシフトにより生成された2つの異なる系列を構成する任意のKサンプル同士の相関値が「0」となるという特徴を有する。
一般に、CAZAC系列の系列長を「M」とすると、1サンプルずつサイクリックシフトして系列を生成した場合に、最大でM個の系列を生成可能である。
しかしながら、マルチパスフェージング環境では、遅延波の影響により、どのサイクリックシフト量による系列なのかを見分けることが不可能になるため、マルチパスの最大遅延量よりも大きな値にサイクリックシフト量を決定する必要がある。
また、サイクリックシフト量を小さくして、系列数を多く取った場合には、符号多重数の増加による符号間干渉が大きくなるため、信号の分離精度が劣化する。
したがって、上記の遅延波及び符号間干渉の影響を考慮してサイクリックシフト量を決定し、かかるサイクリックシフト量用いて生成した系列数が、前記最大多重数「NMAX」に相当する。ここで、「NMAX」には「NMAX≦M」の関係が成り立つ。
本実施形態に係る移動通信システムでは、例えば、CAZAC系列として、Zadoff-Chu系列や、Computer searchによるバイナリ系列等が用いられるように構成されている。
また、無線基地局eNBは、下りリンクにおいて、PDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理下り制御チャネル)を介して、スケジューリング信号や送信電力制御信号(TPC(Transmission Power Control)コマンド)等を含む下り制御信号を送信するように構成されている。
図2に示すように、無線基地局eNBは、SRS受信部11Aと、信号電力推定部11Bと、干渉電力推定部11Cと、受信品質推定部11Dと、DRS受信部12Aと、信号電力推定部12Bと、干渉電力推定部12Cと、受信品質推定部12Dと、PUCCH受信部13Aと、信号電力推定部13Bと、干渉電力推定部13Cと、受信品質推定部13Dと、スケジューリング処理部14と、TPCコマンド生成部15とを具備している。
SRS受信部11Aは、移動局UEによって周期的に送信されているSRSを受信するように構成されている。
信号電力推定部11Bは、例えば、後述する図4に示す方法によって、移動局UEによって送信されたSRSの受信電力Spowerを算出するように構成されている。
干渉電力推定部11Cは、例えば、後述する図5に示す方法によって、無線基地局eNBにおけるSRSの受信信号r(n)に含まれる干渉電力Ipowerを算出するように構成されている。
受信品質推定部11Dは、信号電力推定部11Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部11Cによって算出された干渉電力Ipowerを用いて、サブフレームごとに、無線基地局eNBにおけるSRSの受信品質(例えば、SIR)を算出するように構成されている。
ここで、受信品質推定部11Dは、信号電力推定部11Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部11Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向の平均化処理(すなわち、複数のサブフレームに渡る平均化処理)、及び、周波数方向の平均化(すなわち、複数のSRSの送信帯域に渡る平均化処理)を施した結果に基づいて、無線基地局eNBにおけるSRSのSIRを算出するように構成されていてもよい。
また、受信品質推定部11Dは、干渉電力推定部11Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向の平均化処理(すなわち、複数のサブフレームに渡る平均化処理)、及び、周波数方向の平均化(すなわち、複数のSRSの送信帯域に渡る平均化処理)を施した結果、及び、SRSの受信タイミングにおける信号電力推定部11Bによって算出された瞬時の受信電力Spowerに基づいて、無線基地局eNBにおけるSRSのSIRを算出するように構成されていてもよい。
このとき、信号電力推定部11Bによって算出された瞬時の受信電力Spowerは、周波数方向の平均化(すなわち、複数のSRSの送信帯域に渡る平均化処理)が施されたものであってもよい。
DRS受信部12Aは、移動局UEによって送信されているDRSを受信するように構成されている。
信号電力推定部12Bは、例えば、後述する図4に示す方法によって、移動局UEによって送信されたDRSの受信電力Spowerを算出するように構成されている。
干渉電力推定部12Cは、例えば、後述する図5に示す方法によって、無線基地局eNBにおけるDRSの受信信号r(n)に含まれる干渉電力Ipowerを算出するように構成されている。
受信品質推定部12Dは、信号電力推定部12Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部12Cによって算出された干渉電力Ipowerを用いて、サブフレームごとに、無線基地局eNBにおけるDRSの受信品質(例えば、SIR)を算出するように構成されている。
ここで、受信品質推定部12Dは、信号電力推定部12Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部12Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向の平均化処理(すなわち、複数のサブフレームに渡る平均化処理)、及び、周波数方向の平均化(すなわち、複数のDRSの送信帯域に渡る平均化処理)を施した結果に基づいて、無線基地局eNBにおけるDRSのSIRを算出するように構成されていてもよい。
また、受信品質推定部12Dは、干渉電力推定部12Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向の平均化処理(すなわち、複数のサブフレームに渡る平均化処理)、及び、周波数方向の平均化(すなわち、複数のDRSの送信帯域に渡る平均化処理)を施した結果、及び、DRSの受信タイミングにおける信号電力推定部12Bによって算出された瞬時の受信電力Spowerに基づいて、無線基地局eNBにおけるDRSのSIRを算出するように構成されていてもよい。
このとき、信号電力推定部12Cによって算出された瞬時の受信電力Spowerは、周波数方向の平均化(すなわち、複数のDRSの送信帯域に渡る平均化処理)が施されたものであってもよい。
PUCCH受信部13Aは、移動局UEによってPUCCHを介して送信されている上り制御信号を受信するように構成されている。
信号電力推定部13Bは、例えば、後述する図4に示す方法によって、移動局UEによって送信された上り制御信号の受信電力Spowerを算出するように構成されている。
干渉電力推定部13Cは、例えば、後述する図5に示す方法によって、無線基地局eNBにおける上り制御信号の受信信号r(n)に含まれる干渉電力Ipowerを算出するように構成されている。
受信品質推定部13Dは、信号電力推定部13Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部13Cによって算出された干渉電力Ipowerを用いて、サブフレームごとに、無線基地局eNBにおける上り制御信号の受信品質(例えば、SIR)を算出するように構成されている。
ここで、受信品質推定部13Dは、信号電力推定部13Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部13Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向の平均化処理(すなわち、複数のサブフレームに渡る平均化処理)、及び、周波数方向の平均化(すなわち、複数のPUCCHの送信帯域に渡る平均化処理)を施した結果に基づいて、無線基地局eNBにおける上り制御信号のSIRを算出するように構成されていてもよい。
また、受信品質推定部13Dは、干渉電力推定部13Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向の平均化処理(すなわち、複数のサブフレームに渡る平均化処理)、及び、周波数方向の平均化(すなわち、複数のPUCCHの送信帯域に渡る平均化処理)を施した結果、及び、上り制御信号の受信タイミングにおける信号電力推定部13Bによって算出された瞬時の受信電力Spowerに基づいて、無線基地局eNBにおける上り制御信号のSIRを算出するように構成されていてもよい。
このとき、信号電力推定部13Cによって算出された瞬時の受信電力Spowerは、周波数方向の平均化(すなわち、複数のPUCCHの送信帯域に渡る平均化処理)が施されたものであってもよい。
スケジューリング処理部14は、受信品質推定部11D及び受信品質推定部12Dによって算出された無線基地局eNBにおけるSIRに基づいて、所定制御処理、すなわち、時間・周波数スケジューリング処理や適応変復調(AMC:Adaptive Modulation and channel Coding)処理(変調方式及び符号化率の選択処理)等を行うように構成されている。
TPCコマンド生成部15は、受信品質推定部11Dと受信品質推定部12Dと受信品質推定部13Dとによって算出された無線基地局eNBにおけるSIRに基づいて、所定制御処理、すなわち、上りリンクにおける送信電力制御処理(例えば、TPCコマンドの生成処理及びPDCCHを介した移動局UEへの送信処理)を行うように構成されている。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図3乃至図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について、具体的には、本発明の第1の実施形態に係る無線基地局eNBの動作について説明する。
図3に示すように、ステップS101において、無線基地局eNBは、移動局UEによって送信されたSRSやDRSや上り制御信号の受信電力Spowerを推定する。ここで、図4を参照して、SRSを用いた受信電力Spowerの推定方法について説明する。
図4に示すように、例えば、無線基地局eNBの信号電力推定部11Bは、ステップS101Aにおいて、移動局UE#Lによって送信されたSRSの送信信号X(n)を構成する系列内の連続する所定数Nのサンプル「a」〜「a+N−1」と、無線基地局eNBにおけるSRSの受信信号r(n)を構成する系列内の連続する所定数Nのサンプル「a」〜「a+N−1」との間の相関値Z(a)を算出し、ステップS101Bにおいて、相関値Z(a)を用いてSRSの受信電力Spowerを算出する。
具体的には、SRSの受信信号r(n)は、
Figure 2011109473
によって表される。
「n」は、「0」乃至「M」の範囲内の整数の値を取るパラメータであり、「M」は、SRSを構成する系列の長さである。また、「X(n)」は、移動局UE#kによって送信されたSRSの周波数領域の送信信号であり、「H(n)」は、移動局UE#kと無線基地局eNBとの間の伝搬路状態、すなわち、周波数応答であり、「N(n)」は、無線基地局eNBにおいて受信される干渉電力である。
ここで、干渉電力とは、無線基地局eNBで付加される熱雑音及び他セルからの干渉電力の和である。さらに、「K」は、当該サブフレームにおけるSRSに多重されている移動局UEの数であり、「K≦NMAX」が成立する。なお、「N(n)」の分散は、「σ」であるものとする。
ここで、信号電力推定部11Bは、
Figure 2011109473
によって、相関値Z(a)を算出し、
Figure 2011109473
によって、SRSの受信電力Spowerを算出するように構成されていてもよい。
以下、(式1)及び(式2)によって、SRSの受信電力Spowerを算出する理由について説明する。
第1に、移動局UE#Lによって送信されたSRSの受信電力を算出することを想定する。
かかる場合、無線基地局eNBは、各移動局UEに対して、送信すべきSRSを構成する系列やSRSの送信タイミングやSRSの送信周波数を割り当てるため、各移動局UEによって送信されるSRSを構成する系列「X(n)」について既知であるため、移動局UE#Lによって送信されたSRSを構成する系列「X(n)」を用いて、以下のように、相関値Z(a)を算出する。
Figure 2011109473
ここで、「Z(a)」は、系列内のサンプル「a」からスタートした場合の連続するNサンプルに渡る「X(n)」と「r(n)」との間の相関値である。
(式3)に示す「Z(a)」の第1項は、移動局UE#Lと無線基地局eNBとの間の伝搬路状態の推定値と等価であり、移動局UE#Lによって送信されたSRSの受信電力成分である。
また、(式3)に示す「Z(a)」の第2項は、同一のセル内で同一のSRSに多重された移動局UE#L以外の移動局UEからの干渉電力成分である。さらに、(式3)に示す「Z(a)」の第3項は、他セルからの干渉電力成分である。
ここで、簡素化のため、任意のNサンプルにおいて、周波数応答が一定である、すなわち、コヒーレントとであると見なせるものと仮定すると、「n=a,a+1,…a+N−1」のN個の周波数応答のサンプルは全て等しくなる。かかる周波数応答を「H(n)=H’」とする。
かかる場合、周波数応答の変動に起因するサイクリックシフトによる多重を行った際の直交性の崩れを無視することができ、CAZAC系列をサイクリックシフトすることによって生成された系列は全て直交する、したがって、(式3)に示す「Z(a)」の第2項は、理想的には「0」となる。
また、サンプル数Nが十分大きい場合には、(式3)に示す「Z(a)」の第3項は、平均化効果によって、ノイズ成分である「N(n)」が抑圧され、理想的には「0」となる。(式3)に示す「Z(a)」の第3項は、実際には、「0」にはならないが、SRSの受信電力成分である(式3)に示す「Z(a)」の第1項と比べて十分に小さくなるので無視することが可能である。
したがって、理想的には、(式3)に示されるZ(a)について、以下のように単純化することができる。
Figure 2011109473
ここで、CAZAC系列を構成するサンプルの振幅値の二乗値は「1」であるものと仮定している。
したがって、以下のように、SRSの受信電力Spowerを算出することができる。
Figure 2011109473
ここで、サンプル数Nは、サイクリックシフトによる多重可能な最大数NMAXの整数倍であれば、任意の値を取ることができる。したがって、「N=NMAX」とすれば、最小の平均化区間となるため、小さい周波数帯域幅あたりのSRSの受信電力Spowerを算出することができ、「N=M」とすれば、系列全体に渡っての平均化区間となるため、大きい周波数帯域幅あたりのSRSの受信電力Spowerを算出することができる。このため、算出すべきSIRの用途に応じて、サンプル数Nを使い分けることが可能である。
例えば、SRSの系列の長さが「120」である場合、SRSは、1サブキャリアおきに周波数方向にマッピングされるため、最大で20リソースブロック(RB:Resource Block)に渡ってSRSの受信電力Spowerを算出することができる。
ここで、SRSが、両端のRBを除くRB#2〜#21に渡ってマッピングされているものとする。
かかる場合、Z(a)を算出する場合に、「a=0」及び「N=24」とすると、RB#2〜#5の4RBに渡ってのSRSの受信電力Spowerを算出することができ、Z(a)を算出する場合に、「a=24」及び「N=24」とすると、RB#6〜#9の4RBに渡ってのSRSの受信電力Spowerを算出することができ、Z(a)を算出する場合に、「a=48」及び「N=24」とすると、RB#10〜#13の4RBに渡ってのSRSの受信電力Spowerを算出することができ、Z(a)を算出する場合に、「a=72」及び「N=24」とすると、RB#14〜#17の4RBに渡ってのSRSの受信電力Spowerを算出することができ、Z(a)を算出する場合に、「a=96」及び「N=24」とすると、RB#18〜#21の4RBに渡ってのSRSの受信電力Spowerを算出することができる。
一方、Z(a)を算出する場合に、「a=0」及び「N=120」とすると、RB#2〜#21の広帯域に渡ってのSRSの受信電力Spowerを算出することができる。
無線基地局eNBの信号電力推定部12Bは、上述した信号電力推定部11Bと同様の方法で、DRSの受信電力Spowerを算出するように構成されていてもよい。
また、無線基地局eNBの信号電力推定部13Bも、上述した信号電力推定部11Bと同様の方法で、上り制御信号の受信電力Spowerを算出するように構成されていてもよい。
ステップS102において、無線基地局eNBは、無線基地局eNBにおけるSRS、DRS及び上り制御信号の受信信号r(n)に含まれる干渉電力Ipowerを推定する。ここで、図5を参照して、SRSを用いた干渉電力Ipowerの推定方法について説明する。
図5に示すように、例えば、無線基地局eNBの干渉電力推定部11Cは、ステップS102Aにおいて、スライディング相関を行う、すなわち、上述の連続する所定数Nのサンプル内の先頭サンプル「a」をスライドさせて、Z(a)、Z(a+1)及びZ(a+2)を算出する。
ここで、Z(a)、Z(a+1)及びZ(a+2)は、以下のように算出される。
Figure 2011109473
ここで、サイクリックシフトによる直交が理想的に実現できており、所望の移動局UE#L以外の移動局UEからの受信電力成分は、完全に除去できていると仮定している。かかる場合、所望の干渉電力Ipowerは、N(n)の分散σとなる。S(a)、S(a+1)及びS(a+2)は、かかる場合の理想的なSRSの受信電力成分であり、以下のように表される。
Figure 2011109473
ステップS102Bにおいて、無線基地局eNBの干渉電力推定部11Cは、かかるZ(a)、Z(a+1)及びZ(a+2)を用いて、(式5)に示すように、複数の干渉電力サンプルItmp(a)を算出する。
Figure 2011109473
以下、(式5)によって、干渉電力サンプルItmp(a)を算出する理由について説明する。
(式4)において、第1項は、移動局UE#Lによって送信されたSRSの受信電力成分であり、第2項は、算出すべき干渉電力成分である。
例えば、隣接するサブキャリアの周波数応答が等しい、すなわち、周波数変動が小さい場合には、S(a)及びS(a+1)がほぼ等しくなると解することができるため、Z(a)とZ(a+1)との差分によって、上述の干渉電力成分を算出することが可能であると解する。
しかしながら、実際には、周波数変動は多少なりとも存在するため、(式5)に示すように、Z(a)とZ(a+2)との平均値、すなわち、Z(a)とZ(a+1)との間の中間値を、Z(a+1)から減算することによって、精度よく、移動局UE#Lによって送信されたSRSの受信電力成分を除去し、干渉電力サンプルItmp(a)を算出することができる。
ステップS102Cにおいて、無線基地局eNBの干渉電力推定部11Cは、(式6)に示すように、複数の干渉電力サンプルItmp(a)に対して平均化処理を施すことによって、無線基地局eNBにおける所定信号の受信信号r(n)に含まれる干渉電力Ipowerを算出する。
Figure 2011109473
以下、(式6)によって、干渉電力Ipowerを算出する理由について説明する。
複数の干渉電力サンプルItmp(a)を計算する際に登場する理想的な受信電力成分であるS(a)、S(a+1)及びS(a+2)に注目すると、S(a)、S(a+1)及びS(a+2)は、N個のサンプルにわたっての周波数応答成分の平均値である。したがって、S(a)とS(a+1)との間で、周波数変動が十分小さい、すなわち、コヒーレントである場合には、「n=a,a+1,…a+N−1」のN個の周波数応答のサンプルは全て等しくなるため、「S(a)≒S(a+1)」の関係が成り立つ。また、同様に、「S(a+1)≒S(a+2)」の関係も成り立つ。
したがって、かかる関係を利用すると、上述の(式5)は、以下のように展開することができる。
Figure 2011109473
1個の干渉電力サンプルItmp(a)では、サンプル数が少なく、誤差も大きくなるため、無線基地局eNBの干渉電力推定部11Cは、スライディング相関を行う、すなわち、上述の連続する所定数Nのサンプル内の先頭サンプル「a」をスライドさせて、複数の干渉電力サンプルItmp(a),(a=0,1,…M−N−2)を算出し、かかる複数の干渉電力サンプルItmp(a)に対して集合平均処理を施すことによって、上述の干渉電力Ipowerを算出する。
(式6)に示すように、「Itmp(a)」は、干渉成分の複素信号であるため、「Itmp(a)」に対して「Itmp(a)」の複素共役「Itmp(a)」を乗算することによって、電力相当の成分を算出する。
なお、(式6)は、以下の(式7)ように、展開可能である。
Figure 2011109473
ここで、E[]は、集合平均化処理の演算を示し、かかる集合平均化処理の演算では、CAZAC系列である「X(n)」の電力値が「1」となるものと仮定する。
なお、(式7)では、(1/N)という係数が存在するため、(式8)に示すように、「Itmp(a)」と「Itmp(a)」の複素共役「Itmp(a)」とを乗算した場合、(式8)に、(1/N)という係数が存在することになる。ここで、算出すべき干渉電力Ipowerは、干渉成分である「σ」であるため、(1/N)という係数の効果を打ち消すために、(式8)において、「N」を乗算する必要がある。
また、「N(a)」については、平均値「0」であり、分散値「σ」であるガウス平均を用いることを想定している。したがって、「E[N(x)×N(y)]=σ(x=y)」及び「E[N(x)×N(y)]=0(x≠y)」の関係が成立する。かかる関係を利用することによって、(式8)の2行目から3行目への展開が可能となる。
無線基地局eNBの干渉電力推定部12Cは、上述した干渉電力推定部11Cと同様の方法で、DRSの受信信号r(n)に含まれる干渉電力Ipowerを算出するように構成されていてもよい。
また、無線基地局eNBの干渉電力推定部13Cも、上述した干渉電力推定部11Cと同様の方法で、上り制御信号の受信信号r(n)に含まれる干渉電力Ipowerを算出するように構成されていてもよい。
無線基地局eNBの受信品質推定部11Dは、ステップS103において、信号電力推定部11Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部11Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向及び周波数方向の平均化処理を施し、ステップS104において、かかる平均化処理の結果に基づいて、無線基地局eNBにおけるSRSの受信品質(例えば、SIR)を算出する。
また、無線基地局eNBの受信品質推定部12Dは、ステップS103において、信号電力推定部12Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部12Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向及び周波数方向の平均化処理を施し、ステップS104において、かかる平均化処理の結果に基づいて、無線基地局eNBにおけるDRSの受信品質(例えば、SIR)を算出する。
同様に、無線基地局eNBの受信品質推定部13Dは、ステップS103において、信号電力推定部13Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部13Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向Itmp(a)の平均化処理を施し、ステップS104において、かかる平均化処理の結果に基づいて、無線基地局eNBにおける上り制御信号の受信品質(例えば、SIR)を算出する。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
SRSやDRSやPUCCHを介して送信される上り制御信号には、サイクリックシフトによって複数の移動局UEが直交多重される。したがって、自セル内の干渉(移動局UE間のコード間干渉)を抑圧できないと、無線基地局eNBは、実際の干渉電力よりも大きな干渉電力を観測してしまうため、所定制御処理を正確に行うことができない。
かかる問題点に対して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、スライディング相関によって、自セル内のCAZAC系列の多重による干渉を抑圧した複数の干渉サンプル「Itmp(a)」を生成し、かかる複数の干渉サンプル「Itmp(a)」を用いて、平均化効果を高めることによって、他セルからの干渉電力Ipowerの推定精度を上げることができる。
また、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、自セル内の移動局UE間の干渉の影響を抑え、SRSの受信電力Spowerを高精度に推定し、他セルからの干渉電力Ipowerを高精度に推定することができるため、時間・周波数スケジューリング処理やAMC処理やTPC処理等の精度を向上させ、システムのパフォーマンスを向上させることができる。
また、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、SRSのSIRを高精度に推定することができるため、移動局UEがSRSを送信しているか否かについて、高精度に判断することができる。
例えば、無線基地局eNBは、「RRC Reconfiguration」等によってSRSの設定を変更した場合等で、移動局UEの処理遅延によって反映が間に合っていなかった場合に、上述のSIRを参照して、かかる移動局UEがSRSを送信していない、或いは、設定の変更が反映されていないと判断することができる。
また、「Multi-user MIMO」が適用されている場合に、DRSは、移動局UE間で多重されることになるが、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、高精度にDRSのSIRを推定することができるため、AMC処理やTPC処理等の精度を向上させ、システムのパフォーマンスを向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、高精度にPUCCHを介して送信される上り制御信号のSIRを推定することができるため、TPC処理等の精度を向上させ、システムのパフォーマンスを向上させることができる。
また、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局eNBは、PUCCHを介して送信される送達確認情報(ACK/NACK/DTX)の3値判定を高精度に行うことができる。
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴は、移動局UE#Lから、CAZAC系列(時間領域及び周波数領域で振幅が一定であり自己相関が0である所定系列)を用いて形成されている所定信号(SRS、DRS、PUCCH信号等)を受信するように構成されている無線基地局eNBであって、移動局UE#Lによって送信された所定信号の送信信号X(n)を構成する系列内の連続する所定数Nのサンプル「a」〜「a+N−1」と、無線基地局eNBにおける所定信号の受信信号r(n)を構成する系列内の連続する所定数Nのサンプル「a」〜「a+N−1」との間の相関値Z(a)を算出し、相関値Z(a)を用いて所定信号の受信電力Spowerを算出するように構成されている信号電力推定部11B、12B、13Bを具備することを要旨とする。
本実施形態の第1の特徴において、信号電力推定部11B、12B、13Bは、
Figure 2011109473
によって、相関値Z(a)を算出し、
Figure 2011109473
によって、所定信号の受信電力Spowerを算出するように構成されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴において、連続する所定数Nのサンプル内の先頭サンプル「a」をスライドさせて、複数の干渉電力サンプルItmp(a)を算出し、かかる干渉電力サンプルItmp(a)に対して平均化処理を施すことによって、無線基地局eNBにおける所定信号の受信信号r(n)に含まれる干渉電力Ipowerを算出するように構成されている干渉電力推定部11C、12C、13Cを具備してもよい。
本実施形態の第1の特徴において、干渉電力推定部11C、12C、13Cは、
Figure 2011109473
によって、上述の複数の干渉電力サンプルItmp(a)を算出し、
Figure 2011109473
によって、上述の干渉電力Ipowerを算出するように構成されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴において、信号電力推定部11B、12B、13Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部11C、12C、13Cによって算出された干渉電力Ipowerを用いて、無線基地局eNBにおける所定信号の受信品質(例えば、SIR)を算出するように構成されている受信品質推定部11D、12D、13Dと、かかる受信品質に基づいて、所定制御処理(例えば、スケジューリング処理、変調方式及び符号化率の選択処理或いは上りリンクにおける送信電力制御処理)を行うように構成されているスケジューリング処理部14及びTPCコマンド生成部15とを具備してもよい。
本実施形態の第1の特徴において、受信品質推定部11D、12D、13Dは、信号電力推定部11B、12B、13Bによって算出された受信電力Spower及び干渉電力推定部11C、12C、13Cによって算出された干渉電力Ipowerに対して時間方向及び周波数方向の平均化処理を施した結果に基づいて、無線基地局eNBにおける受信品質を算出するように構成されていてもよい。
なお、上述の無線基地局eNB及び移動局UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、無線基地局eNB及び移動局UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして無線基地局eNB及び移動局UE内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
UE…移動局
eNB…無線基地局
11A…SRS受信部
12A…DRS受信部
13A…PUCCH受信部
11B、12B、13B…信号電力推定部
11C、12C、13C…干渉電力推定部
11D、12D、13D…受信品質推定部
14…スケジューリング処理部
15…TPCコマンド生成部

Claims (8)

  1. 移動局から、時間領域及び周波数領域で振幅が一定であり自己相関が0である所定系列を用いて形成されている所定信号を受信するように構成されている無線基地局であって、
    前記移動局によって送信された前記所定信号の送信信号を構成する系列内の連続する所定数のサンプルと、前記無線基地局における該所定信号の受信信号を構成する系列内の連続する所定数のサンプルとの間の相関値を算出し、該相関値を用いて該所定信号の受信電力を算出するように構成されている信号電力推定部を具備することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記信号電力推定部は、
    Figure 2011109473
    によって、前記相関値を算出し、
    Figure 2011109473
    によって、前記所定信号の受信電力を算出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記連続する所定数のサンプル内の先頭サンプルをスライドさせて、複数の干渉電力サンプルを算出し、該干渉電力サンプルに対して平均化処理を施すことによって、前記無線基地局における前記所定信号の受信信号に含まれる干渉電力を算出するように構成されている干渉電力推定部を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線基地局。
  4. 前記干渉電力推定部は、
    Figure 2011109473
    によって、前記複数の干渉電力サンプルを算出し、
    Figure 2011109473
    によって、前記干渉電力を算出するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記信号電力推定部によって算出された前記受信電力及び前記干渉電力推定部によって算出された前記干渉電力を用いて、前記無線基地局における前記所定信号の受信品質を算出するように構成されている受信品質推定部と、
    前記受信品質に基づいて、所定制御処理を行うように構成されている所定制御処理部とを具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の無線基地局。
  6. 前記受信品質推定部は、前記信号電力推定部によって算出された前記受信電力及び前記干渉電力推定部によって算出された前記干渉電力に対して時間方向及び周波数方向の平均化処理を施した結果に基づいて、前記受信品質を算出するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の無線基地局。
  7. 前記所定信号は、サウンディング参照信号、復調用参照信号或いは物理上り制御チャネルを介して送信される上り制御信号の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の無線基地局。
  8. 前記所定制御処理部は、前記移動局についてのスケジューリング処理、変調方式及び符号化率の選択処理或いは上りリンクにおける送信電力制御処理の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の無線基地局。
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