JP2011106490A - 固定型等速自在継手 - Google Patents

固定型等速自在継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2011106490A
JP2011106490A JP2009259440A JP2009259440A JP2011106490A JP 2011106490 A JP2011106490 A JP 2011106490A JP 2009259440 A JP2009259440 A JP 2009259440A JP 2009259440 A JP2009259440 A JP 2009259440A JP 2011106490 A JP2011106490 A JP 2011106490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint member
track groove
track
center
outer joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009259440A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Oba
浩量 大場
Masayuki Kuroda
正幸 黒田
Hisaaki Kura
久昭 藏
Tatsuro Sugiyama
達朗 杉山
Teruaki Fujio
輝明 藤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2009259440A priority Critical patent/JP2011106490A/ja
Priority to EP09830344.9A priority patent/EP2372180A4/en
Priority to US13/127,561 priority patent/US20110212789A1/en
Priority to PCT/JP2009/070003 priority patent/WO2010064577A1/ja
Publication of JP2011106490A publication Critical patent/JP2011106490A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

【課題】 トルク損失の少ない高効率の固定型等速自在継手を低コストに製造できるようにする。
【解決手段】 外側継手部材1と内側継手部材2の対向する中央トラック溝部11b、12b、21b、22bの間にくさび角を形成する。外側継手部材1と内側継手部材2に形成されるトラック溝11、12、21、22を、作動角0°の状態において、くさび角αが外側継手部材1の開口側に向かって開く中央トラック溝部11b、21bを有する第1の対のトラック溝11、21と、これとは反対にくさび角βが外側継手部材1の奥側に向かって開く中央トラック溝部12b、22bを有する第2の対のトラック溝12、22の両方で構成する。外側継手部材1の第1トラック溝11および第2トラック溝12の双方において、中央トラック溝部11b、12bに接続される開口側トラック溝部11c、12cを開口側に向かってアンダーカットのない形状とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定型等速自在継手に関する。
自動車のフロント用ドライブシャフトには、通常、インボード側に摺動型等速自在継手が組み込まれ、アウトボード側に固定型等速自在継手が組み込まれる。アウトボード側に使用されている固定型等速自在継手では、通常、作動性を確保するために、図9に示すように、外側継手部材101に形成したトラック溝のボール軌道中心線xの曲率中心を、軸心上で継手中心Ojの軸方向一方側にオフセットし、内側継手部材102に形成したトラック溝のボール軌道中心線yの曲率中心を軸心上で継手中心Ojの軸方向他方側にオフセットしている。オフセット量fo、fiは等しい。このオフセットによって、外側継手部材101のトラック溝101aと、これに対向する内側継手部材102のトラック溝102aとで形成されるボールトラックにくさび角αが形成され、ボール103および保持器104を作動角の2等分面に保持する力が作用する。このくさび角αは、通常作動角が0°の状態で、全てのボールトラックで外側継手部材101の開口側の向きに開く方向となっている。
この構成では、ボール103が外側継手部材のトラック溝101aおよび内側継手部材のトラック溝102aからくさび角αに応じた軸方向分力を受けるため、保持器104がボール103によって外側継手部材の開口側に押し込まれる。これにより、外側継手部材101と保持器104の間、および内側継手部材102と保持器104の間の球面嵌合部分に軸方向分力(球面力)が作用する。この球面力は等速自在継手の発熱につながり、伝達トルク損失を増加させる。
以上の問題を解決するため、特許第3111930号(特許文献1)では、複数のボールトラックを、くさび角の軸方向に開く向きが逆向きのボールトラックに置換した等速自在継手が開示されている。かかる構成であれば、ボールに作用する軸方向分力が相殺されるため、球面嵌合部の接触圧を減少させて、伝達トルク損失を少なくすることができる。
また、特開2004−169915号公報(特許文献2)では、複数のボールトラックを、くさび角の軸方向に開く向きが逆向きのボールトラックに置換した等速自在継手において、高作動角化を図るため、外側継手部材のトラック溝のうち、開口側の端部を、外側継手部材の外側に中心を有する円弧で形成した提案もなされている。
特許第3111930号 特開2004−169915号
しかしながら、特許文献1の構成では、外側継手部材の開口側にアンダーカットを有するトラック溝が存在し、高作動角をとった際には、そのトラック溝からトルク伝達ボールが脱落し易く、高作動角をとることが困難となる。
一方、特許文献2の構成であれば、高作動角化自体は達成できるが、高作動角時にくさび角が大きくなるので、ボールから保持器に作用する荷重が増大する。そのため、保持器の強度が不足する恐れがあり、この点が継手の小型化を図る上での障害となる。また、内側継手部材のトラック溝や外側継手部材のトラック溝の半径方向の寸法変化が大きく、内側継手部材や外側継手部材を鍛造する際に、ニアネットシェイプが困難となる。さらに、等速自在継手の作動角が0°のとき、外側継手部材の開口側に向けてくさび角を開いたトラック溝では、外側継手部材の奥側でトラック溝のトラック深さが浅くなるので、高作動角時の許容負荷トルクが低くなる。
以上の課題に鑑み、本発明は、トルク損失の少ない高効率でコンパクトな固定型等速自在継手を低コストに製造できるようにすることを目的とする。
また、高作動角をとることができ、かつ高作動角時の強度や耐久性にも優れた固定型等速自在継手を提供することも目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明は、内球面に軸方向に延びる複数のトラック溝が形成され、軸方向に離間する開口側と奥側を有する外側継手部材と、外球面に軸方向に延びる複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、対向する内側継手部材のトラック溝と外側継手部材のトラック溝との間に配置されるトルク伝達ボールと、外側継手部材の内球面および内側継手部材の外球面とそれぞれ球面嵌合し、かつ各トルク伝達ボールを保持する保持器とを具備する固定型等速自在継手において、前記外側継手部材と前記内側継手部材の対向するトラック溝(11、12、21、22)の常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲に位置する中央トラック溝部(11b、12b、21b、22b)の間にくさび角を形成し、前記外側継手部材と前記内側継手部材に形成されるトラック溝(11、12、21、22)を、上記等速自在継手が作動角0°の状態において、前記くさび角(α)が外側継手部材の開口側に向かって開く前記中央トラック溝部(11b、21b)を有する第1の対のトラック溝(11、21)と、これとは反対に前記くさび角(β)が外側継手部材の奥側に向かって開く前記中央トラック溝部(12b、22b)を有する第2の対のトラック溝(12、22)の両方で構成すると共に、前記外側継手部材の第1トラック溝(11)および第2トラック溝(12)の双方において、前記中央トラック溝部(11b、12b)に接続される開口側のトラック溝部(11c、12c)を開口側に向かってアンダーカットのない形状とし、前記内側継手部材の第1および第2トラック溝(21、22)を、継手中心平面を基準として、前記外側継手部材の対になる第1および第2のトラック溝(11、12)と鏡像対称となる形状に形成したことを特徴とするものである。
なお、「常用角」とは、水平で平坦な路面上で一名乗車時の自動車において、ステアリングを直進状態にした時にフロントドライブシャフトの固定型等速自在継手で生じる作動角をいう。常用角は、通常、2°〜15°の間で車種ごとの設計条件に応じて選択・決定される。「常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角」とは、上記の自動車が、例えば、交差点の右折・左折時などに生じる高作動角ではなく、連続走行する曲線道路などで固定型等速自在継手に生じる作動角をいい、これも車種ごとの設計条件に応じて決定される。「常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角」は、約20°を目処とする。「常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲」とは、前記「常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角」をとった固定側等速自在継手において、内側継手部材のトラック溝および外側継手部材のトラック溝がトルク伝達ボールと接触する範囲をいう。
以上の構成であれば、作動角0°の状態において、常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲内では、くさび角(α)が外側継手部材の開口側に向かって開く中央トラック溝部(11b、21b)と、これとは反対にくさび角(β)が外側継手部材の奥側に向かって開く中央トラック溝部(12b、22b)の二種類が形成される。この場合、常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲内での使用時には、外側継手部材のトラック溝および内側継手部材のトラック溝からトルク伝達ボールに作用する軸方向分力が相殺されるため、保持器と内側継手部材の間に作用する球面力、および保持器と外側継手部材の間に作用する球面力を減じることができ、トルク損失を少なくすることができる。また、外側継手部材の奥側に向かって開くくさび角が、外側継手部材のトラック溝の一部領域に限って形成され、かつ内側継手部材のトラック溝が、継手中心平面を基準として、対になる外側継手部材のトラック溝と鏡像対称となる形状に形成されているので、全ての作動角でこの種のくさび角を形成する場合に比べ、外側継手部材のトラック溝や内側継手部材のトラック溝の加工が容易となり、低コスト化を図ることができる。
外側継手部材の中央トラック溝部(11b、21b)に接続される開口側のトラック溝部(11c、12c)を開口側に向かってアンダーカットのない形状にしているので、高作動角状態でもボールトラックの開口側の端部からトルク伝達ボールが脱落することがなく、等速自在継手の高作動角化を図ることができる。また、外側継手部材や内側継手部材のトラック溝全体でその形状が単純化されるので、例えば外側継手部材や内側継手部材を鍛造で成形する際に、ニアネットシェイプ化が可能であり、製造コストを低廉化することができる。
前記中央トラック溝部(11b、12b)に接続される開口側のトラック溝部(11c、12c)を軸方向の直線状に形成したことにより、外側継手部材や内側継手部材を鍛造で成形する際に、より一層のニアネットシェイプ化が可能であり、製造コストを低廉化することができる。
常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲では、外側継手部材のトラック溝および内側継手部材のトラック溝からトルク伝達ボールに作用する軸方向分力の少なくとも一部が相殺される。従って、常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲内では球面力の発生を抑制することができる。
外側継手部材のトラック溝(11、12)の少なくとも一方のボール軌道中心線(x)は、常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲内で1つの曲率中心を有するもの、あるいは2つの曲率中心を有するもの、の何れかに形成することができる。
常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲内で2つの曲率中心を有するものとした場合には、2つの曲率中心を外側継手部材のトラック溝の外径側と内径側に配置すれば、当該トラック溝を滑らかに連続させることが可能となる。
作動角が0°の状態で、外側継手部材の開口側に向かって開くくさび角(α)、および奥側に向かって開くくさび角(β)の少なくとも一方を形成する外側継手部材のトラック溝には、常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲よりも奥側に、ボール軌道中心線(x)の曲率中心を継手中心上に配した円弧部(11a、12a)を設けることができる。従来の固定型等速自在継手では、外側継手部材のトラック溝において、ボール軌道中心線の曲率中心を継手中心よりも開口側にオフセットさせている関係で、外側継手部材のトラック溝の奥側でトラック深さが浅くなる傾向にあるが、上記のようにボール軌道中心線(x)の曲率中心を継手中心上に配置することにより、奥側でのトラック深さを大きくすることができ、高作動角時の許容負荷トルクを向上させることができる。円弧部のボール軌道中心線(x)の曲率中心を、継手中心よりも奥側に配置すれば、高作動角領域でのトラック深さをさらに深くすることができる。
外側継手部材の内球面と嵌合する保持器の外球面の中心、および内側継手部材の外球面と嵌合する保持器の内球面の中心は同じ位置に配置する。
トルク伝達ボールは、円周方向に6個もしくは8個配置することができる。8個のトルク伝達ボールを配置すれば、6個を配置する場合に比べて、小型・軽量で高効率の固定型等速自在継手を提供することができる。
作動角が0°の状態で、開口側に向かって開くくさび角(α)を形成する外側継手部材のトラック溝(11)と、奥側に向かって開くくさび角(β)を形成する外側継手部材のトラック溝(12)とは、円周方向で交互に1つずつ配置し、あるいは円周方向で交互に2つずつ配置することができる。何れの場合でも、球面力の発生を確実に減少させるため、二種類のトラック溝の数を同じにするのが望ましい。
以上のように、本発明によれば、トルク損失の少ない高効率の固定型等速自在継手を低コストに製造可能とすることが可能となる。また、高作動角化も容易であり、かつ高作動角時の強度や耐久性にも優れた固定型等速自在継手を提供することが可能となる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1〜図4に本発明の第1の実施形態を示す。図1に示すように、第1の実施形態の固定型等速自在継手は、マウス部1aおよびステム部1bを一体に有する外側継手部材1と、外側継手部材1内に収容された内側継手部材2と、外側継手部材1と内側継手部材2の間でトルクを伝達する複数のトルク伝達ボール3と、トルク伝達ボール3を円周方向の等配位置に保持する保持器4とを具備する。外側継手部材1のマウス部1aは、軸方向の一端が閉じた形態を有し、軸方向一端側が奥側となり、軸方向他端側が開口側となっている。この固定型等速自在継手は、自動車のドライブシャフトのアウトボード側に組み込まれるもので、外側継手部材1のステム部1bがハブ(図示省略)に結合される。また、内側継手部材2の内周に中間軸(図示省略)の一端がスプライン結合され、この中間軸の他端がインボード側の摺動型等速自在継手に結合される。
外側継手部材1の内球面10には、軸方向に延びる複数のトラック溝11,12が形成され、内側継手部材2の外球面20には、同じく複数のトラック溝21、22が形成されている。対向する外側継手部材1のトラック溝と内側継手部材2のトラック溝との間(トラック溝11とトラック溝21との間、およびトラック溝12とトラック溝22との間)にボールトラックが形成され、このボールトラックにトルク伝達ボール3が一つずつ配置されている。本実施形態では、図2に示すように、8個のトルク伝達ボール3を使用する場合を例示している。保持器4は、部分球面状の外球面40と内球面41とを具備する。保持器4の外球面40と内球面41の球面中心は、何れも継手中心Oj上にあり、保持器4の外球面40が外側継手部材1の内球面10と球面嵌合し、保持器4の内球面41が内側継手部材2の外球面20と球面嵌合している。
図3に、外側継手部材1の断面図(図2におけるA−A線断面図)を示す。外側継手部材1のトラック溝11,12は、軸方向断面形状が異なる2種類で構成される。そのうちの一方が第1トラック溝11であり、他方が第2トラック溝12である。
図3に示すように、外側継手部材1の第1トラック溝11は、外側継手部材1の奥側から順に円弧部11a、中央トラック溝部11b、および開口側トラック溝部11cを有する。円弧部11aは、継手中心Ojよりも奥側にボール軌道中心線xの曲率中心を有する円弧状であり、開口側トラック溝部11cのボール軌道中心線xは軸方向の直線状である。中央トラック溝部11bは、第1トラック溝11の外径側でかつ継手中心Ojよりも奥側にボール軌道中心線xの曲率中心を有する奥側の円弧と、第1トラック溝11の内径側(図示例では軸心上)でかつ継手中心Ojより開口側に曲率中心を有する開口側の円弧とを滑らかにつなげたS字状の形態である。中央トラック溝部11bは、円弧部11aおよび開口側トラック溝部11cと滑らかに接続されている。円弧部11aは、継手中心Ojよりも奥側にボール軌道中心線xの曲率中心を有する円弧状である。円弧部11a、中央トラック溝部11b、および開口側トラック溝部11cの何れも開口側に向けてアンダーカットを有しない。
外側継手部材1の第2トラック溝12も同様に、外側継手部材1の奥側から順に円弧部12a、中央トラック溝部12b、および開口側トラック溝部12cを有する。中央トラック溝部12bは、円弧部12aおよび開口側トラック溝部12cと滑らかに接続されている。円弧部12aは、継手中心Oj上にボール軌道中心線xの曲率中心を有する円弧状であり、開口側トラック溝部12cのボール軌道中心線xは軸方向に延びる直線状である。中央トラック溝部12bは、第2トラック溝12の内径側であって、継手中心Ojより奥側でかつ軸心から外径方向にオフセットした位置にボール軌道中心線xの曲率中心を有する奥側の円弧と、第2トラック溝12の外径側でかつ継手中心Ojより開口側にボール軌道中心線xの曲率中心を有する開口側の円弧とを滑らかにつなげたS字状の形態を有する。円弧部12aおよび開口側トラック溝部12cは開口側に向けてアンダーカットを有しないが、中央トラック溝部12bは開口側に向けて僅かにアンダーカットを有する。
外側継手部材1の第1トラック溝11および第2トラック溝12は、図2に示すように1つずつ円周方向に交互に配置される。この他、図示は省略するが、2つずつ円周方向に交互に配置してもよい。何れの場合でも、球面力の発生を極力回避するため、継手全体で第1トラック溝11の総数と第2トラック溝12の総数を同じにするのが好ましい。
図4に内側継手部材2の断面図(図2おけるA−A線断面図)を示す。内側継手部材2のトラック溝21,22は、軸方向断面形状を異にした2種類で構成される。そのうちの一方である第1トラック溝21は、外側継手部材1の第1トラック溝11と対向して配置され、他方である第2トラック溝22は、外側継手部材1の第2トラック溝12と対向して配置される。内側継手部材2の第1トラック溝21および第2トラック溝22は、継手中心平面(継手中心Ojを通る半径方向面)を基準として、対になる外側継手部材1のトラック溝11,12と鏡像対称となる形状を有する。すなわち、内側継手部材2の第1トラック溝21には、外側継手部材1の奥側から順に奥側トラック溝部21c、中央トラック溝部21b、および円弧部21aが形成され、同様に、内側継手部材2の第2トラック溝22には、外側継手部材1の奥側から順に奥側トラック溝部22c、中央トラック溝部22b、および円弧部22aが形成される。
内側継手部材2の円弧部21aは、継手中心Ojよりも開口側にボール軌道中心線yの曲率中心を有し、円弧部22aは、継手中心Oj上にボール軌道中心線yの曲率中心を有する。第1トラック溝21の中央トラック溝部21bと第2トラック溝22の中央トラック溝部22bのボール軌道中心線yは何れも2つの曲率中心を有する。第1トラック溝21の中央トラック溝部21bは、内側継手部材2の第1トラック溝21の内径側(図示例では軸心上)でかつ継手中心Ojよりも奥側にボール軌道中心線yの曲率中心を有する奥側の円弧と、第1トラック溝21の外径側で継手中心Ojよりも開口側にボール軌道中心線yの曲率中心を有する開口側の円弧とを滑らかにつなげたS字状の形態である。第2トラック溝22の中央トラック溝部22bは、第2トラック溝22の外径側でかつ継手中心Ojよりも奥側にボール軌道中心線yの曲率中心を有する奥側の円弧と、第2トラック溝22の内径側であって、継手中心Ojよりも開口側でかつ軸心から外径方向にオフセットした位置にボール軌道中心線yの曲率中心を有する開口側の円弧とを滑らかにつなげたS字状の形態を有する。
なお、図3および図4において、外側継手部材1のトラック溝11,12のボール軌道中心線xおよび内側継手部材2のトラック溝21,22のボール軌道中心線yに描いた白丸印は、隣接する円弧間の変曲点、円弧と直線の境界点を表す。これら変曲点や境界点では、両側の領域を滑らかに連続させる。滑らかに連続させることが困難である場合には、小さいアールでつないでもよい(図5〜図8でも同様とする)。
図3および図4中の符号Lは、等速自在継手が常用角をとった際に、トルク伝達ボール3が外側継手部材1のトラック溝11,12、および内側継手部材2のトラック溝21,22と接触する範囲である常用角範囲を表す。そして、符号L’は、常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲を表す。外側継手部材1のトラック溝11,12、および内側継手部材2のトラック溝21,22のうち、常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲L’の部分が中央トラック溝部11b,12b,21b,22bを構成する。
図1に示すように、外側継手部材1内に、内側継手部材2、トルク伝達ボール3、および保持器4を組み込むと、外側継手部材1の第1トラック溝11と内側継手部材2の第1トラック溝21との間、および外側継手部材1の第2トラック溝12と内側継手部材2の第2トラック溝22との間に、それぞれトルク伝達ボール3を収容するボールトラックが形成される。作動角0°の状態では、外側継手部材1の第1トラック溝11の中央トラック溝部11bと内側継手部材2の第1トラック溝21の中央トラック溝部21bは、外側継手部材1の開口側に向かって開くくさび角αを形成する。また、外側継手部材1の第2トラック溝12の中央トラック溝部12bと内側継手部材2の第2トラック溝22の中央トラック溝部22bは、外側継手部材1の奥側に向かって開くくさび角βを形成する。
このくさび角により、外側継手部材1のトラック溝11,12および内側継手部材2のトラック溝21,22からトルク伝達ボール3に作用する力が互いに打ち消されるので、保持器4と外側継手部材1の間、および保持器4と内側継手部材2の間に作用する球面力を減少させることができる。これにより常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲L’において、伝達トルクの損失を抑制して、継手の高効率化を図ることが可能となる。
また、この固定型等速自在継手では、等速自在継手の作動角が0°の状態で相互に逆向きのくさび角αを形成する中央トラック溝部11b,21b、およびくさび角βを形成する中央トラック溝部12b,22bが、継手中心Ojを含む軸方向の一定範囲(常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲L’)に限って形成されている。外側継手部材1の中央トラック溝部11b,12bに接続される開口側トラック溝部11c,12c、および内側継手部材2の中央トラック溝部21b,22bに接続される奥側トラック溝21c,22cは、何れもアンダーカットのない形状である。外側継手部材1の第2トラック溝12の中央トラック溝部12b、および内側継手部材2の第2トラック溝22の中央トラック溝部22bにおいてアンダーカットを生じているが、これらのアンダーカット量は鍛造性に影響を与えない程度の微小量である。従って、外側継手部材1や内側継手部材2の鍛造を容易に行うことができ、鍛造時のニアネットシェイプも達成可能となる。
また、外側継手部材1のトラック溝11,12の奥側に形成された円弧部11aのボール軌道中心線xの曲率中心を継手中心Ojよりも奥側に、また、円弧部12aのボール軌道中心線xの曲率中心を継手中心Oj上にとっているので、継手中心Ojよりも開口側にボール軌道中心線の曲率中心をとる場合に比べて、トラック溝11,12の最奥部でのトラック深さを深くすることができる。従って、高作動角時の許容負荷トルクを大きくすることができる。
さらに、外側継手部材1のトラック溝11,12の開口側および内側継手部材2のトラック溝21,22の奥側には、従来のアンダーカットフリージョイント(UJ)と同形態の開口側トラック溝部11c,12c、および奥側トラック溝21c,22cを形成しているので、高作動角時にも過大な荷重が保持器4に作用することがない。従って、保持器4の小型化を通じて、継手全体の小型化を図ることができる。
以下、図5〜図8に基づいて、本発明の他の実施形態を説明する。
図5、図6に、本発明の第2の実施形態を示す。この第2の実施形態では、外側継手部材1の第2トラック溝12は、図1に示す第1の実施形態と同じ形態を有する。
その一方で、第1の実施形態と異なり、この第2の実施形態では、外側継手部材1の第1トラック溝11の中央トラック溝部11bが、奥側トラック溝部11aに続く単一円弧で形成された部分と、開口側トラック溝部11cに続く直線状部分とから構成されている。すなわち、第1トラック溝11は、ボール軌道中心線xが一つの曲率中心を有する単一円弧と直線形状からなるアンダーカットフリー溝となっている。奥側トラック溝部11aは、継手中心Ojよりも開口側にボール軌道中心線xの曲率中心を有する。外側継手部材1の第2トラック溝12については、第1の実施形態と同じ形態を有する。内側継手部材2の各トラック溝21,22は、継手中心平面を基準として、外側継手部材1の対になるトラック溝11,12と鏡像対称となる形状に形成されている(以下の実施形態でも同じ)。
以上の構成から、作動角0°の状態では、外側継手部材1の第1トラック溝11の中央トラック溝部11bと、内側継手部材2の第1トラック溝21の中央トラック溝部21bとで開口側に向かって開くくさび角αが形成され、外側継手部材1の第2トラック溝12の中央トラック溝部12bと、内側継手部材2の第2トラック溝22の中央トラック溝部22bとで奥側に向かって開くくさび角βが形成される。
図7、図8に、本発明の第3の実施形態を示す。この第3の実施形態では、外側継手部材1の第1トラック溝11が、図5、図6に示す第2の実施形態と同じ形態を有する。
この第3の実施形態では、外側継手部材1の第2トラック溝12のうち、中央トラック溝部12bの継手中心Ojより奥側の円弧と奥側トラック溝部12aの形態が、図5、図6に示す第2の実施形態と異なる。中央トラック溝部12bの継手中心Ojより奥側の円弧が、奥側トラック溝部12aに続く単一円弧で形成され、そのボール軌道中心線xの曲率中心は、継手中心Ojよりも奥側でかつ軸心から外径方向にオフセットした位置に形成されている。外側継手部材1の第2トラック溝12の中央トラック溝部12bの奥側の円弧と開口側の円弧はS字状に接続されている。
以上の構成から、作動角0°の状態では、外側継手部材1の第1トラック溝11の中央トラック溝部11bと、内側継手部材2の第1トラック溝21の中央トラック溝部21bとで開口側に向かって開くくさび角αが形成され、外側継手部材1の第2トラック溝12の中央トラック溝部12bと、内側継手部材2の第2トラック溝22の中央トラック溝部22bとで外側継手部材1の奥側に向かって開くくさび角βが形成される。
なお、以上の説明で述べた各円弧の中心位置は例示にすぎず、外側継手部材1の第1トラック溝11、外側継手部材1の第2トラック溝12、内側継手部材2の第1トラック溝21、および内側継手部材2の第2トラック溝22がエッジのない滑らかに連続した形態となる限り任意に決定することができる。また、中央トラック溝部11b、12b、21b、22bは、円弧形状のものを示したが、これを傾斜直線状に置き換えて形成し、奥側トラック溝部11a、12a、21a、22a、開口側トラック溝部11c、12c、21c、22c、に接続してもよい。この場合には、小さいアールでつなぐことが望ましい。
本発明にかかる固定型等速自在継手の断面図(図2のA−A方向)である。 上記固定型等速自在継手を外側継手部材の開口側から見た正面図である。 外側継手部材の断面図(図2のA−A方向)である。 内側継手部材の断面図(図2のA−A方向)である。 第2の実施形態にかかる固定型等速自在継手の断面図(図2のA−A方向)である。 第2の実施形態にかかる外側継手部材の断面図(図2のA−A方向)である。 第3の実施形態にかかる固定型等速自在継手の断面図(図2のA−A方向)である。 第3の実施形態にかかる外側継手部材の断面図(図2のA−A方向)である。 従来の固定型等速自在継手の断面図である。
1 外側継手部材
1a マウス部
1b ステム部
2 内側継手部材
3 トルク伝達ボール
4 保持器
10 内球面
11 外側継手部材の第1トラック溝
11a 円弧部
11b 中央トラック溝部
11c 開口側トラック溝部
12 外側継手部材の第2トラック溝
12a 円弧部
12b 中央トラック溝部
12c 開口側トラック溝部、奥側トラック溝部
20 外球面
21 内側継手部材の第1トラック溝
22 内側継手部材の第2トラック溝
40 外球面
41 内球面
Oj 継手中心
L 常用角範囲
L’ 常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲

Claims (12)

  1. 内球面に軸方向に延びる複数のトラック溝が形成され、軸方向に離間する開口側と奥側を有する外側継手部材と、外球面に軸方向に延びる複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、対向する内側継手部材のトラック溝と外側継手部材のトラック溝との間に配置されるトルク伝達ボールと、外側継手部材の内球面および内側継手部材の外球面とそれぞれ球面嵌合し、かつ各トルク伝達ボールを保持する保持器とを具備する固定型等速自在継手において、
    前記外側継手部材と前記内側継手部材の対向するトラック溝(11、12、21、22)の常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲に位置する中央トラック溝部(11b、12b、21b、22b)の間にくさび角を形成し、前記外側継手部材と前記内側継手部材に形成されるトラック溝(11、12、21、22)を、上記等速自在継手が作動角0°の状態において、前記くさび角(α)が外側継手部材の開口側に向かって開く前記中央トラック溝部(11b、21b)を有する第1の対のトラック溝(11、21)と、これとは反対に前記くさび角(β)が外側継手部材の奥側に向かって開く前記中央トラック溝部(12b、22b)を有する第2の対のトラック溝(12、22)の両方で構成すると共に、前記外側継手部材の第1トラック溝(11)および第2トラック溝(12)の双方において、前記中央トラック溝部(11b、12b)に接続される開口側のトラック溝部(11c、12c)を開口側に向かってアンダーカットのない形状とし、前記内側継手部材の第1および第2トラック溝(21、22)を、継手中心平面を基準として、前記外側継手部材の対になる第1および第2トラック溝(11、12)と鏡像対称となる形状に形成したことを特徴とする固定型等速自在継手。
  2. 前記中央トラック溝部(11b、12b)に接続される開口側のトラック溝部(11c、12c)を軸方向の直線状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の固定型等速自在継手。
  3. 外側継手部材のトラック溝(11、12)の少なくとも一方のボール軌道中心線(x)が、前記常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲内で1つの曲率中心を有する請求項1又は2に記載の固定型等速自在継手。
  4. 外側継手部材のトラック溝(11、12)の少なくとも一方のボール軌道中心線(x)が、前記常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲内で2つの曲率中心を有する請求項1〜3の何れか1項に記載の固定型等速自在継手。
  5. 前記2つの曲率中心を、外側継手部材のトラック溝(11、12)の外径側と内径側に配置した請求項4記載の固定型等速自在継手。
  6. 作動角が0°の状態で、外側継手部材の開口側に向かって開くくさび角(α)、および奥側に向かって開くくさび角(β)の少なくとも一方を形成する外側継手部材のトラック溝が、前記常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲よりも奥側に、ボール軌道中心線(x)の曲率中心を継手中心上に配した円弧部(11a、12a)を有する請求項1〜5の何れか1項に記載の固定型等速自在継手。
  7. 作動角が0°の状態で、外側継手部材の開口側に向かって開くくさび角(α)、および奥側に向かって開くくさび角(β)の少なくとも一方を形成する外側継手部材のトラック溝が、前記常用角より大きい比較的使用頻度の高い作動角範囲よりも奥側に、ボール軌道中心線(x)の曲率中心を継手中心よりも奥側に配した円弧部(11a、12a)を有する請求項1〜5の何れか1項に記載の固定型等速自在継手。
  8. 外側継手部材の内球面と嵌合する保持器の外球面の中心、および内側継手部材の外球面と嵌合する保持器の内球面の中心を同じ位置に配置した請求項1〜7の何れか1項に記載の固定型等速自在継手。
  9. トルク伝達ボールを、円周方向に6個配置した請求項1〜8の何れか1項に記載の固定型等速自在継手。
  10. トルク伝達ボールを、円周方向に8個配置した請求項1〜8の何れか1項に記載の固定型等速自在継手。
  11. 作動角が0°の状態で、開口側に向かって開くくさび角(α)を形成する外側継手部材のトラック溝(11)と、奥側に向かって開くくさび角(β)を形成する外側継手部材のトラック溝12とを、円周方向で交互に1つずつ配置した請求項1〜10の何れか1項に記載の固定型等速自在継手。
  12. 作動角が0°の状態で、開口側に向かって開くくさび角(α)を形成する外側継手部材のトラック溝(11)と、奥側に向かって開くくさび角(β)を形成する外側継手部材のトラック溝12とを、円周方向で交互に2つずつ配置した請求項1〜10の何れか1項に記載の固定型等速自在継手。
JP2009259440A 2008-12-02 2009-11-13 固定型等速自在継手 Withdrawn JP2011106490A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009259440A JP2011106490A (ja) 2009-11-13 2009-11-13 固定型等速自在継手
EP09830344.9A EP2372180A4 (en) 2008-12-02 2009-11-27 UNIVERSAL EQUIVALENT CHAIN
US13/127,561 US20110212789A1 (en) 2008-12-02 2009-11-27 Fixed constant velocity universal joint
PCT/JP2009/070003 WO2010064577A1 (ja) 2008-12-02 2009-11-27 固定型等速自在継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009259440A JP2011106490A (ja) 2009-11-13 2009-11-13 固定型等速自在継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011106490A true JP2011106490A (ja) 2011-06-02

Family

ID=44230195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009259440A Withdrawn JP2011106490A (ja) 2008-12-02 2009-11-13 固定型等速自在継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011106490A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013104462A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Ntn Corp 固定式等速自在継手
KR20160102636A (ko) * 2015-02-23 2016-08-31 이래오토모티브시스템 주식회사 고정형 등속 조인트
JP2020118224A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 トヨタ自動車株式会社 等速自在継手

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013104462A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Ntn Corp 固定式等速自在継手
US9206855B2 (en) 2011-11-11 2015-12-08 Ntn Corporation Fixed type constant-velocity universal joint
KR20160102636A (ko) * 2015-02-23 2016-08-31 이래오토모티브시스템 주식회사 고정형 등속 조인트
JP2020118224A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 トヨタ自動車株式会社 等速自在継手
JP7188124B2 (ja) 2019-01-23 2022-12-13 株式会社ジェイテクト 等速自在継手

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010064577A1 (ja) 固定型等速自在継手
JP2007177994A (ja) トライポッド等速ジョイントの構造およびローラーアセンブリの組立方法
JP5634777B2 (ja) 固定式等速自在継手
JP4885236B2 (ja) 大きな屈曲角の固定式等速自在継手
JP2010133442A (ja) 固定型等速自在継手
JP2011106490A (ja) 固定型等速自在継手
JP2001153149A (ja) 固定型等速自在継手
JP2010133444A (ja) 固定型等速自在継手
JP2015511694A (ja) 等速ジョイント
JP7185003B2 (ja) 等速ジョイント
JP2009174639A (ja) 固定式等速自在継手
JP2008261446A (ja) 等速自在継手用ブーツ及び等速自在継手
JP2008019961A (ja) 固定式等速自在継手
JP2005221033A (ja) 固定式等速自在継手
CN102537102A (zh) 双偏置型等速接头
JP2019183882A (ja) 等速ジョイント
JP2008240970A (ja) 固定型等速自在継手
WO2015186465A1 (ja) 固定式等速自在継手
WO2023100522A1 (ja) 摺動式等速自在継手
JP2008267533A (ja) 固定式等速自在継手
JP2002250359A (ja) 等速自在継手
JP2006275239A (ja) 等速ジョイントのシャフト取付構造
JP2008261390A (ja) 固定式等速自在継手
JP2009014036A (ja) クロスグルーブ型等速自在継手
JP2007271040A (ja) 固定式等速自在継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121030

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20121227