JP2011106428A - 軸流型の送風機およびポンプならびに斜流型の送風機およびポンプ - Google Patents

軸流型の送風機およびポンプならびに斜流型の送風機およびポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】送出する流体の流れの乱れを防止して騒音を低減させるとともに、効率を向上させることができる送風機およびポンプを提供する。
【解決手段】ケーシング10内を延びる回転軸20に固定された羽根車30を回転することにより、吸い込んだ気体を送風する送風機1は、回転軸20から延びる複数の羽根31それぞれの先端を繋ぐように円環状のシュラウドリング32を設け、ケーシング10は、シュラウドリング32が収まるシュラウドリング収容部40を有し、該シュラウドリング収容部40の内径は、該シュラウドリング収容部40の前後の部分の内径よりも大きくし、シュラウドリング32の外径は、シュラウドリング収容部40の内径よりも小さく、かつ、シュラウドリング32の内径は、シュラウドリング収容部40の前後の部分の内径よりも小さくなく、略同径とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーシング内を延びる回転軸に固定された羽根車を回転することにより、吸い込んだ気体を送風する送風機および該送風機と同様の構成を有するポンプに関し、特に軸流型および斜流型のものに関する。
送風機やポンプは、極めて広範囲の産業において使用されている。したがって、送風機やポンプが消費する電力は多大なものとなっている。このことは、送風機やポンプの効率を改善すれば、それだけ省エネルギ効果が得られて総電力使用量が低減されることになる。
また、送風機やポンプの発する騒音は極めて大きく、人体等に悪影響を与える場合も有り得る。このため、送風機やポンプが発生する騒音を低減することが望まれている。
ところで、従来の送風機等としては、例えば図6や図7に示すようなものがある。
図6に示したものは軸流送風機100であり、図7に示したものは斜流送風機200である。これらは、回転軸110,210、該回転軸110,210に取り付けられた羽根車120,220、該羽根車120,220を収容しているケーシング130,230等から構成されるものであり、何れも流体である気体が吸い込まれる入口I側からケーシング130,230の内部に流入して、羽根車120,220の回転によって昇圧されてケーシング130,230の出口O側から外部へ送風されるものである。
図示したように何れの送風機においても、羽根車の羽根の先端部はオープンになっており、羽根の先端部とケーシングとは、接触しないようにそれらの間に間隙が設けられている。
しかし、この間隙は、羽根の先端部側の流れに渦を生じさせて、気体の流れが逆流する逆流域を発生させる原因になっている。そして、この逆流による流れの乱れが騒音の源となるとともに、送風効率の低下の原因にもなっている。
したがって、送風機の騒音を低減すると同時に効率を改善するためには、羽根の先端部の近傍での渦の発生を抑制して逆流が生じないようにすることが有効である。このような逆流の発生を防止する技術として、特許文献1に開示されているものがある。
特開2001−248736号公報
この特許文献1に開示されている技術は、自動車ラジエータ用プロペラファンに関するものであり、羽根の先端部を繋ぐようにシュラウドリングである回転リングが取り付けられている。シュラウド7に固定した固定筒体2と回転リング1との間隙には、回転リング1から固定筒体2に向かって絞り片Sが延び、固定筒体2から回転リング1に向かって逆絞り片Rが延びている。これにより、逆流の発生を防止するための一定の効果が上がっている。
しかしながら、このような従来の技術では、ファンケーシングの内側にある回転リングが、ケーシング内を流れる気体の抵抗物になっており、逆流とは別にまた新たな渦を発生し易いという問題点があった。また、回転リングの外周面側とファンケーシングとの隙間から気体が逆流して、これが回転リングの効果を減じているという問題があった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、送出する流体の流れの乱れを防止して騒音を低減させるとともに、効率を向上させることができる軸流型および斜流型の送風機およびポンプを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] ケーシング(10)内を延びる回転軸(20)に固定された羽根車(30)を回転することにより、吸い込んだ気体を送風する軸流型または斜流型の送風機(1)において、
前記羽根車(30)は、前記回転軸(20)から延びる複数の羽根(31)と、該複数の羽根(31)それぞれの先端を繋ぐように設けられた円環状のシュラウドリング(32)を有し、
前記ケーシング(10)は、前記シュラウドリング(32)が収まるシュラウドリング収容部(40)を有し、該シュラウドリング収容部(40)の内径は、該シュラウドリング収容部(40)の前後の部分の内径よりも大きく、
前記シュラウドリング(32)の外径は、前記シュラウドリング収容部(40)の内径よりも小さく、前記シュラウドリング(32)の内径は、前記シュラウドリング収容部(40)の前後の部分の内径よりも小さくなく、略同径であることを特徴とする軸流型または斜流型の送風機(1)。
[2] 前記ケーシング(10)は、前記シュラウドリング収容部(40)の前の部分の内径が前記シュラウドリング(32)の内径よりも小さく、
前記シュラウドリング収容部(40)の前の部分は、前記シュラウドリング収容部(40)の後ろの部分に向かって延びる延伸部(11e)を有し、該延伸部(11e)が前記シュラウドリング(32)の内周面との間に間隙を取って重なっていることを特徴とする[1]に記載の軸流型または斜流型の送風機(1)。
[3] 前記シュラウドリング収容部(40)に該シュラウドリング収容部(40)内での空気の流れの発生を防止するパッキン(P)またはラビリンスシールを設けたことを特徴とする[1]または[2]に記載の軸流型または斜流型の送風機(1)。
[4] 前記ケーシング(10)は、シュラウドリング収容部(40)で分割可能であることを特徴とする[1]、[2]または[3]に記載の軸流型または斜流型の送風機(1)。
[5] [1]、[2]、[3]または[4]に記載の軸流型または斜流型の送風機(1)の構成と同様の構成を有することを特徴とする軸流型または斜流型のポンプ。
前記本発明は次のように作用する。
送風機(1)を駆動させて回転軸(20)が回転を始めると、回転する羽根車(30)によって羽根車(30)の前方の気体がケーシング(10)内に吸い込まれる。吸い込まれた気体は羽根車(30)の回転によって昇圧されてケーシング(10)の後方に送られてケーシング(10)外に送風される。
羽根車(30)のシュラウドリング(32)は、ケーシング(10)に設けられたシュラウドリング収容部(40)に収容されており、該シュラウドリング収容部(40)の内径は、該シュラウドリング収容部(40)の前後の部分の内径よりも大きく、シュラウドリング(32)の外径は、シュラウドリング収容部(40)の内径よりも小さく、シュラウドリング(32)の内径は、シュラウドリング収容部(40)の前後の部分の内径よりも小さくなく、略同径であるので、シュラウドリング(32)がシュラウドリング収容部(40)の前後の部分からケーシング(10)内に突出して気体の流れの抵抗物となってしまうことがない。これにより、気体の吸い込みがスムーズに行われ、逆流の発生を防止することができ、もって騒音の低減と効率の改善をすることができる。
さらに、ケーシング(10)のシュラウドリング収容部(40)の前の部分、すなわち吸い込まれて来る気体の上流側の部分の内径をシュラウドリング(32)の内径よりも小さくして、シュラウドリング収容部(40)の前の部分からシュラウドリング収容部(40)の後ろの部分、すなわち吸い込まれて来る気体の下流側の部分に向かって延びる延伸部(11e)を設け、該延伸部(11e)がシュラウドリング(32)の内周面との間に間隙を取って重なるようにしたものでは、シュラウドリング(32)とシュラウドリング収容部(40)との間隙を通って逆流する方向の気体流が発生しようとしても、その気体流は、延伸部(11e)とシュラウドリング(32)の内周面との間に形成されている間隙を流れることにより、ケーシング(10)に吸い込まれる気体流と同じ方向に向けられるので、吸い込まれてくる気体流に対して逆流する気体流となることがなく、より一層に騒音の低減と効率の改善をすることができる。
さらにまた、シュラウドリング収容部(40)にパッキン(P)またはラビリンスシールを設けることにより、シュラウドリング(32)とシュラウドリング収容部(40)との間隙に気体流が発生しようとしても、その発生を防ぐことができるので、より一層に騒音の低減と効率の改善をすることができる。
ケーシング(10)をシュラウドリング収容部(40)で分割可能としたものでは、送風機(1)の組立や設置を容易にすることができる。
なお、ポンプはその構成を送風機(1)の構成と同様にすることができるので、前記の送風機(1)の構成と同様の構成とすることにより、発生する騒音を効果的に低減するとともに効率を改善することができるポンプとすることができる。
本発明にかかる送風機によれば、ケーシングに吸い込んだ気体の逆流を防止することができるので、ケーシング内で生じる逆流に起因して発生する騒音を低減することができ、同時に逆流に起因する送風効率の低下をなくして効率を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る送風機を側面方向から見た構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る送風機の正面図である。 図1におけるシュラウドリング収容部およびその周辺部を拡大して示す拡大図である。 本発明の第2の実施の形態に係る送風機を側面方向から見た構成の上半分を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る送風機を斜流型の送風機としたときの側面方向から見た構成を示す模式図である。 従来の軸流送風機の構成例を示す図である。 従来の斜流送風機の構成例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の好適な各種の実施の形態を説明する。
なお、本発明の実施の形態として気体である空気を送風する送風機を例に挙げて説明をするが、同様の構成を有して流体の吸引・送出しをするポンプについても同様に説明できるので、ポンプについての例を挙げての具体的な説明は省略する。
図1から図3は本発明の第1の実施の形態を示している。
図1は、第1の実施の形態に係る送風機を側面方向から見た構成を示す模式図であり、図2は、第1の実施の形態に係る送風機の正面図である。図3は、図1におけるシュラウドリング収容部およびその周辺部を拡大して示す拡大図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る送風機1は軸流送風機である。
送風機1は、そのケーシング10内を延びる回転軸20に羽根車30が固定されている。羽根車30は、回転軸20側から半径方向に等間隔で延設された複数枚の羽根31を備えている。各羽根31は、回転軸20が所定方向に回転したときに、ケーシング10の前方外部からケーシング10内に気体である空気を吸い込むような形状に成形されている。
複数枚の羽根31は、それぞれの先端がシュラウドリング32によって繋がれている。シュラウドリング32は、帯状の板材を円環状にしたものであり、各羽根31の先端がシュラウドリング32の内周面32aに固定されている。
ケーシング10は、ケーシング10外の空気を吸入する吸入部11と該吸入部11の下流側に設けた誘導部12とから成っている。吸入部11は、ケーシング10の内部側から外側に向かって開口径が拡がるように形成されたものである。この吸入部11の上流側の開口部11aとは反対側の下流側端部11bには誘導部12が密接して固定されている。
誘導部12は、上流側端部12aを除いて全体が略同じ内径の円筒状のものである。誘導部12の上流側端部12aと吸入部11の下流側端部11bは、シュラウドリング32が収まるシュラウドリング収容部40を形成している。誘導部12の上流側端部12aは、それよりも下流側の部分より内径の大きい拡径部が形成されており、末端にはフランジ12fが形成されている。また、吸入部11の下流側端部11bは、その直近の上流側の部分より内径の大きい拡径部が形成されており、末端にはフランジ11fが形成されている。
下流側端部11bの拡径部および上流側端部12aの拡径部それぞれの内径は同径に形成されている。吸入部11と誘導部12とは、フランジ11fとフランジ12fとの間にパッキンPを介在させてフランジ11fとフランジ12fとをボルトなどによって固定することによって密接した状態に接合されている。これにより、シュラウドリング32を収容するシュラウドリング収容部40が形成される。
このように形成されているシュラウドリング収容部40に収容されるシュラウドリング32の外径すなわち外周面32bの径は、シュラウドリング収容部40の内径よりも小さく、シュラウドリング収容部40の前後の部分の内径、すなわち、誘導部12の上流側端部12aよりも下流側の部分の内径および吸入部11の下流側端部11bの直近上流側の部分の内径よりも大きくなっている。さらに、シュラウドリング32の内径すなわち内周面32aの径は、シュラウドリング収容部40の前後の部分の内径よりも小さくなく、略同径である。これにより、シュラウドリング32は、回転軸20側に突出することがないので、吸い込まれてくる空気の抵抗物となることなくシュラウドリング収容部40内に収まる。
シュラウドリング32全体がシュラウドリング収容部40に収まるようにするには、さらにシュラウドリング32の内径すなわち内周面32aの径も誘導部12の上流側端部12aよりも下流側部分の内径および吸入部11の下流側端部11bの直近上流側部分の内径以上の大きさにすればよい。しかし、吸入部11から誘導部12にかけて空気の流れを極力スムーズにするためには、シュラウドリング32の内径を誘導部12の上流側端部12aよりも下流側の部分の内径と略等しくなるようにすることが好ましく、さらには吸入部11の下流側端部11bの直近上流側の部分の内径とも略等しいか僅かに小さくすることが好ましい。
次に作用を説明する。
送風機1を駆動させると回転軸20が所定方向に回転を始める。回転軸20が回転すると、回転する羽根車30によって羽根車30の前方の空気がケーシング10内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は羽根車30の回転によって昇圧されて、ケーシング10の後方に送られてケーシング10外に送風される。
ケーシング10の吸入部11の前方から吸引された空気は、下流側端部11bから羽根車30を通過する。羽根車30のシュラウドリング32の外径は、シュラウドリング収容部40の内径よりも小さく、前記シュラウドリング収容部40の前後の部分の内径よりも大きく、シュラウドリング32の内周面32aの径も誘導部12の上流側端部12aよりも下流側の部分の内径および吸入部11の下流側端部11bの直近上流側の部分の内径以上の大きさであり、シュラウドリング32の内径は、シュラウドリング収容部40の前後の部分の内径よりも小さくなく、略同径であるので、シュラウドリング32が下流側端部11bから羽根車30を通過する際の空気の流れにぶつかることがなく、空気はスムーズにケーシング10を下流へと流れる。これにより、吸い込んだ空気がスムーズに流れ、逆流の発生を防止することができるので、逆流の発生に起因する騒音の低減と効率の改善をすることができる。
シュラウドリング収容部40内でシュラウドリング収容部40の内周面とシュラウドリング32との間隙を流れようとする空気は、シュラウドリング収容部40に設けたパッキンPによって止められるので空気流の発生を防ぐことができるので、より一層に騒音の低減と効率の改善をすることができる。また、シュラウドリング収容部40内にラビリンスシールを設けることによっても同様の効果を得ることができる。
ケーシング10は、シュラウドリング収容部40で吸入部11と誘導部12に分割可能であるので、送風機1の組立や設置を容易にすることができる。
図4は本発明の第2の実施の形態を示している。
本実施の形態では、シュラウドリング収容部40と羽根車30のシュラウドリング32との間隙を通る空気の流れが発生してしまっても、その流れの方向を変えて騒音発生と効率の低下に繋がらないようにした構成を有する点で第1の実施の形態と異なっている。
なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
ケーシング10Aは、シュラウドリング収容部40の前の部分の内径がシュラウドリング32の内径よりも小さい。すなわち、吸入部11Aの下流側端部11bは、その上流側の部分の内径がシュラウドリング32の内径よりも小さい。この下流側端部11bには、下流に向かって延びる延伸部11eが形成されている。この延伸部11eは、シュラウドリング32に接触しないようにシュラウドリング32の内周面32aとの間に間隙を取って重なるように形成されている。
この延伸部11eにより、開口部11aから吸い込まれて来る空気の流れを遡る方向に空気がシュラウドリング収容部40とシュラウドリング32との間隙を流れても、延伸部11eによってその流れは開口部11aから吸い込まれて来る空気の流れの方向に向けられるため、シュラウドリング収容部40とシュラウドリング32との間隙を遡った空気流が開口部11aから吸い込まれて来る空気に対して逆流することを確実に防ぐことができる。したがって、吸い込んだ空気の逆流に起因する騒音の低減と効率の改善を確実により効果的に実現することができる。
前記の本実施の形態では、ケーシング10,10Aがシュラウドリング収容部40で分割されることになるが、これによって送風機1の組立が容易に行うことができる。
また、シュラウドリング収容部40に該シュラウドリング収容部40内での空気の流れの発生を防止するためのラビリンスシールを設けてもよい。ポンプ等の圧力が高いものでは、特にラビリンスシールが好ましい。
なお、説明の始めに記載したように、ポンプはその構成を送風機1の構成と同様にすることができるので、送風機1の構成と同様の構成とすることにより、発生する騒音を効果的に低減するとともに効率を改善することができるポンプとすることができる。
なお、以上の説明では軸流送風機を例に挙げたが、本発明は、図5に示すように斜流送風機においても同様に実施することができる。したがって、斜流ポンプにおいても実施することができる。
軸流型の送風機1,1Aは、それらのケーシング10、ケーシング10Aが比較的シンプルであるが、斜流型の送風機1Bでは、誘導部12Bおよび吸入部11Bから成るケーシング10Bの全体形状が曲線的であるので、組立を容易にするためのシュラウドリング収容部40Aの構成が異なる。シュラウドリング収容部40Aは、その内径がシュラウドリング32Aの外周面の径よりも大きく、シュラウドリング収容部40Aの内周面とシュラウドリング32Aの外周面との間隙の大きさが一定となるように形成されている。
図1から図4までに示した軸流型の送風機の場合は、シュラウドリング収容部40が吸入部11,11Aと誘導部12との2つに分割されているが、図5に示した例では、シュラウドリング収容部40Aが3つに分割される。すなわち、吸入部11B、誘導部12Bおよび中間連結部材41を接合させることによってシュラウドリング収容部40Aが形成される。この場合にも、シュラウドリング収容部40A内に収容されたシュラウドリング32Aの内周面は、シュラウドリング収容部40Aの前後の部分に対して回転軸方向に突出することなく滑らかな面となるように形成されている。
図示したように、誘導部12Bの上流側端部と吸入部11Bの下流側端部とは中間連結部材41を介して接合されている。中間連結部材41には、誘導部12Bの上流側端部の末端に形成されているフランジおよび吸入部11Bの下流側端部の末端に形成されているフランジと接合させて固定し、ケーシング10Bとするためのフランジ41fが形成されている。
これにより、斜流型の送風機1Bであっても、組立が容易で且つ軸流型の送風機1,1Aと同様に、吸い込んだ空気の逆流に起因して発生する騒音を効果的に低減するとともに効率を改善することができる。
ケーシング内に組み込まれた羽根車を回転させて吸込み口側から吸い込んだ流体を送出口側から送出する構成のものであって軸流型または斜流型のものであれば、送風機やポンプ等、それらの用途に関わらず広く適用することができる。
P…パッキン
1…送風機
1A…送風機
1B…送風機
10…ケーシング
10A…ケーシング
10B…ケーシング
11…吸入部
11a…開口部
11b…下流側端部
11B…吸入部
11e…延伸部
11f…フランジ
12…誘導部
12a…上流側端部
12B…誘導部
12f…フランジ
20…回転軸
30…羽根車
31…羽根
32…シュラウドリング
32a…内周面
32A…シュラウドリング
32b…外周面
40…シュラウドリング収容部
40A…シュラウドリング収容部
41…中間連結部材
41f…フランジ

Claims (5)

  1. ケーシング内を延びる回転軸に固定された羽根車を回転することにより、吸い込んだ気体を送風する軸流型または斜流型の送風機において、
    前記羽根車は、前記回転軸から延びる複数の羽根と、該複数の羽根それぞれの先端を繋ぐように設けられた円環状のシュラウドリングを有し、
    前記ケーシングは、前記シュラウドリングが収まるシュラウドリング収容部を有し、該シュラウドリング収容部の内径は、該シュラウドリング収容部の前後の部分の内径よりも大きく、
    前記シュラウドリングの外径は、前記シュラウドリング収容部の内径よりも小さく、前記シュラウドリングの内径は、前記シュラウドリング収容部の前後の部分の内径よりも小さくなく、略同径であることを特徴とする軸流型または斜流型の送風機。
  2. 前記ケーシングは、前記シュラウドリング収容部の前の部分の内径が前記シュラウドリングの内径よりも小さく、
    前記シュラウドリング収容部の前の部分は、前記シュラウドリング収容部の後ろの部分に向かって延びる延伸部を有し、該延伸部が前記シュラウドリングの内周面との間に間隙を取って重なっていることを特徴とする請求項1に記載の軸流型または斜流型の送風機。
  3. 前記シュラウドリング収容部に該シュラウドリング収容部内での空気の流れの発生を防止するパッキンまたはラビリンスシールを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の軸流型または斜流型の送風機。
  4. 前記ケーシングは、シュラウドリング収容部で分割可能であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の軸流型または斜流型の送風機。
  5. 請求項1、2、3または4に記載の軸流型または斜流型の送風機の構成と同様の構成を有することを特徴とする軸流型または斜流型のポンプ。
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