JP2011099589A - 壁掛け型室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体内部に収納される機能部品の取り付け作業を容易に行える空気調和装置の壁掛け型室内機を提供する。
【解決手段】室内機1の本体2は、取り付けられる側壁面に面する背面部2cおよび背面部2cよりも横幅が大きい奥行き方向中央部2bを有する。機能部品であるステッピングモータ25は、背面部2cの前方空間の端面と奥行き方向中央部2bの側面との間に形成される内部張出空間33に配置される。内部張出空間33にステッピングモータ25を配することで、周囲に取り付け作業の障害になる他の部品を少なくして、ステッピングモータ25の取り付け作業を容易にする。
【選択図】図18

Description

本発明は、空気調和装置の壁掛け型室内機に関し、特に機能部品を本体内に収納している空気調和装置の壁掛け型室内機に関する。
空気調和装置の壁掛け型室内機は、本体内に、室内側熱交換器を備え、クロスフローファンなどの送風ファンにより室内空気を本体内に吸込口から吸い込み、室内側熱交換器を通して本体外に調和空気を吹出口から吹き出している。そして、吹出口から吹き出される調和空気の風向を制御するために、左右方向の風向を調節する垂直羽根と上下方向の風向を調節する水平羽根が設けられるのが一般的である。
このように吹き出される空気の調和や風速・風向などを調節するために、モータやギアなどの可動部品や、可動部品の制御を行うために環境・動作状態などを検知するためのセンサや、制御回路を構成する電気部品などの種々の機能部品が必要になる。
ところが、従来の壁掛け型室内機では、壁に取り付けた時の圧迫感を少なくするため、例えば特許文献1(特開2005−98671号公報)などに記載されているように、略直方体の本体をケーシングで覆い、ケーシングで覆われた内部の容積をできるだけ少なくする構成が採られる。そのため、壁掛け型室内機では種々の部品や部材が狭い空間に密集して配置され、機能部品の周囲にも種々の部品が配される。壁掛け型室内機内の機能部品については、上述のような状況にあるため、組立における機能部品の取付作業が困難になる。
本発明の課題は、本体内部に収納される機能部品の取り付け作業を容易に行える空気調和装置の壁掛け型室内機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置の壁掛け型室内機は、本体と機能部品とを備えている。本体は、取り付けられる側壁面に面する背面部、背面部よりも前方に設けられて背面部よりも横幅が大きい奥行き方向中央部および奥行き方向中央部よりも前方に設けられる前面部を有する。機能部品は、背面部の前方空間の端面と奥行き方向中央部の側面との間に形成される内部張出空間に配置される。
本発明によれば、内部張出空間に機能部品を配しているので、周囲に取り付け作業の障害になる他の部品が少なくなる。そのため、周囲に障害物のない状態で機能部品の取り付け作業を行うことができる。
第2発明に係る空気調和装置の壁掛け型室内機は、第1発明の空気調和装置の壁掛け型室内機であって、本体は、少なくとも奥行き中央部の側面を形成する蓋部材を有する。
本発明によれば、蓋部材を取り外すと、機能部品を簡単に露出させることができて、しかも機能部品の周囲に障害となる他の部品がない状態が現れる。そのため、機能部品の取り付け作業やメンテナンスを行うことができる領域や方向が広がる。
第3発明に係る空気調和装置の壁掛け型室内機は、第1発明または第2発明の空気調和装置の壁掛け型室内機であって、本体に取り付けられている可動パネルをさらに備える。機能部品は、可動パネルを駆動する動力を発生し、または動力を伝達するための駆動部品である。
本発明によれば、駆動部品が内部張出空間に配置されることで、本体の真横などの一方方向からだけでなく、前方や後方などからも動作の確認や動作を調節する作業が行えるようになる。
第4発明に係る空気調和装置の壁掛け型室内機は、第3発明の空気調和装置の壁掛け型室内機であって、駆動部品は、パネル支持アームに伝える駆動力を発生するアーム駆動モータを含む。
本発明によれば、アーム駆動モータは、発生させた駆動力を適切に可動パネルに伝達するよう注意して取り付けられなければならない。従って、このように取り付けに注意を要するアーム駆動モータを内部張出空間に配置することでアーム駆動モータの取り付け作業の作業性が向上する。
第5発明に係る空気調和装置の壁掛け型室内機は、第4発明の空気調和装置の壁掛け型室内機であって、可動パネルは、停止時に、本体の側面の一部および前面を覆う。そして、可動パネルを支持するため、内部張出空間および/または内部張出空間の周囲近傍に連続的に繋がる近接空間に配置される、パネル支持アームをさらに備える。そして、アーム駆動モータは、パネル支持アームの側方の外側に配置される。
本発明によれば、アーム駆動モータとパネル支持アームを配置する作業を一緒に行うことができる。
第6発明に係る空気調和装置の壁掛け型室内機は、第1発明から第5発明のいずれかの空気調和装置の壁掛け型室内機であって、受光部と、受光部の制御を行う制御部とを備える。受光部は、内部張出空間および/または内部張出空間の周囲近傍に連続的に繋がる近接空間に配置される。制御部は、内部張出空間および/または近接空間に設けられ、受光部の制御を行う。
本発明によれば、内部張出空間を通して受光部で赤外線などの光を受光することができるので、受光部が本体外部から離れて配置できるため本体外部の影響を受け難くなるとともに、内部張出空間に受光部と制御部が配置されるので受光部とその制御部の取り付け作業や交換作業などが行い易くなる。
第1発明の空気調和装置の壁掛け型室内機においては、機能部品の取り付け作業が容易になる。
第2発明の空気調和装置の壁掛け型室内機においては、蓋部材を取り外すことができるため、機能部品の取り付け作業やメンテナンスを行うことができる領域や方向が広がり、作業効率やメンテナンスの作業の容易性が向上する。
第3発明の空気調和装置の壁掛け型室内機においては、駆動状態の確認や駆動部品の取り付けが容易になり、取り付け作業やメンテナンスの時間を短縮することができる。
第4発明の空気調和装置の壁掛け型室内機においては、アーム駆動モータの取り付け作業やメンテナンスが容易になる。
第5発明の空気調和装置の壁掛け型室内機においては、2つの作業を集約することができ、作業効率を向上させることができる。
第6発明の空気調和装置の壁掛け型室内機においては、パネル支持アームに対する視認性が向上することから、取り付け作業やメンテナンス作業の容易性がさらに向上する。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の壁掛け型室内機の正面図。 図1の壁掛け型室内機の平面図。 図1の壁掛け型室内機の側面図。 図1の壁掛け型室内機の内部張出空間を説明するための斜視図。 図1の壁掛け型室内機の斜視図。 図1の壁掛け型室内機の可動パネルを上に移動した状態を示す正面図。 図6の壁掛け型室内機の側面図。 図6の壁掛け型室内機の平面図。 図6の壁掛け型室内機の斜視図。 図6の壁掛け型室内機の斜視図。 図1の壁掛け型室内機の可動パネルを取り外した状態を示す側面図。 運転停止時のパネル支持アームの周辺の構造を示す側面図。 移動途中のパネル支持アームの周辺の構造を示す側面図。 運転時のパネル支持アームの周辺の構造を示す側面図。 可動パネルの移動の軌跡を説明するための側面図。 図1の壁掛け型室内機の可動パネルを取り外した状態を示す正面図。 図16の壁掛け型室内機の平面図。 図17のA−A線断面図の側面図。 図1の壁掛け型室内機の内部張出空間を説明するための断面図。 図16の壁掛け型室内機から蓋部材を取り外した状態を示す斜視図。 図20の壁掛け型室内機の側面図。 (a)蓋部材の正面図、(b)蓋部材の右側面図、(c)蓋部材の背面図、(d)蓋部材の左側面図。 (a)図22の蓋部材の平面図、(b)蓋部材の底面図、(c)図22(a)のB−B線断面図。
<空気調和装置の概要>
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の壁掛け型室内機は、室外に設置される室外機に冷媒配管によって接続されて、室外機とともに空気調和装置の冷媒回路を構成する。また、壁掛け型室内機は、伝送線路によって室外機と接続されており、室外機と一体になって動作を行う。そのために、壁掛け型室内機の内部には、制御回路や電気部品が実装されるプリント配線基板などが設置される。
<壁掛け型室内機の外観>
図1は、運転停止状態の壁掛け型室内機の正面図であり、図1の壁掛け型室内機の平面および側面が図2および図3に示されている。以下の説明では、壁掛け型室内機1を略して室内機1という。また、室内機1の本体2の前面2Fに向かって右側が室内機1の左であり、向かって左側が室内機1の右である。
図1乃至3に示す室内機1は、前面2Fと、左右の側面2Sと、背面2Bと、上面2Uと、底面2Dとを有する本体2の中に、熱交換器(図示省略)や送風機(図示省略)が設置されて構成される。本体2の形状は、正面視において水平方向(横方向)に長い長方形であり、側面視において鉛直方向に長い長方形であり、平面視において前面2Fと背面2Bが平行で側面2Sの中央が大きく横方向に張り出した横長の形状である。本体2の背面2Bには、取付部(図示省略)が設けられている。そして、本体2の背面2Bは、室内機1が壁面に取り付けられたときに、壁面に面する。
図4は、室内機1を、室内機1の左前方斜め上から見たときの室内機1の輪郭を示す斜視図である。この図4を用いて内部張出空間について説明する。図4に示されているように、室内機1の本体2は、奥行き方向において3つの部分に分けることができる。すなわち、本体2は、取り付けられる壁面に面する背面2B近傍の背面部2cと、背面部2cの前方にある奥行き方向中央部2bと、奥行き方向中央部2bの前方にある前面部2aとからなる。前面部2aおよび背面部2cは、本体2の前面2Fや背面2Bの近傍にある極めて薄い空間である。例えば、前面部2aおよび背面部2cの奥行きは、前面2Fや背面2Bから5mm程度であり、ケーシング6の厚み程度のものである。
背面部2cの前方の奥行き方向中央部2bには、前方空間SP1がある。前方空間SP1は、背面部2cと同じ高さと同じ横幅を有している。この前方空間SP1は、左右に端面SF1,SF2を有している。これら端面SF1,SF2は、図4において一点鎖線と二点鎖線と2本の点線で囲まれた矩形の面であり、本体2の側面2Sに対向している面である。
奥行き方向中央部2bは、前方空間SP1と、この前方空間SP1よりも左に張り出した内部張出空間SP2と、この前方空間SP1よりも右に張り出した内部張出空間SP3とからなる。内部張出空間SP2は、前方空間SP1の左の端面SF1と本体2の左の側面2Sとの間にある空間である。図4においては、この内部張出空間SP2の上面と下面に斜線が付されている。内部張出空間SP2と対称な形をした内部張出空間SP3が右の端面SF2と右の側面2Sとの間に形成されている。これら内部張出空間SP2,SP3の少なくとも一方に機能部品が配置される。なお、内部張出空間SP2,SP3に近接する近接空間については後述する。
図1に示されているように、室内機1は、本体2の前面2Fの全体および側面2Sの一部を覆う可動パネル3を備えている。この可動パネル3は、本体2の前面2Fに沿って、全体を覆う平坦な前面部3aと、滑らかに湾曲して本体2の左右の側面2Sに沿って側面2Sの一部を覆う側面部3bとからなる。可動パネル3の側面部3bは、図2に示すように、上面視において円弧状に湾曲している。
図1から分かるように、正面から見えるのは、可動パネル3のみである。正面から眺めたときには、主に可動パネル3の平坦な前面部3aが見えて、壁が浮き出したような印象を与えるため、室内に居る居住者への圧迫感を軽減することができる。さらに、可動パネル3の側面部3bが弧を描いて滑らかに湾曲しているため、前面部3aと側面部3bの間に稜線が存在せず、稜線が鮮明に見えるものと比べて居住者から室内機1を目立たなくすることができる。
側面部3bは、図2および図3から分かるように、奥行き方向中央部2bの最も横に広がったところまで延びている。そして、側面部3bよりも後方の本体2の側面2Sには、化粧板4が形成されている。可動パネル3と化粧板4とがつき合わされる部分において、可動パネル3の側面部3bの端部と化粧板4の端部で段差が出来ないように、可動パネル3の側面部3bの表面と化粧板4の表面の位置を一致させている。そのため、室内機1の正面視においては、可動パネル3と化粧板4との継ぎ目は見えない。
可動パネル3の側面部3bと化粧板4で構成される本体2の側面2Sは、化粧板4の部分において、徐々に本体2の横幅が小さくなる。そのため、化粧板4は、平面視において本体2の左の側面2SがS字状に緩やかな湾曲しており、右の側面2Sが逆S字状に緩やかに湾曲している。
このように、奥行き方向中央部2bの横幅が背面部2cに比べて大きくなっているため、奥行き方向中央部2bの部分の側面2Sの内側には、内側張出空間が形成される。
この化粧板4は、本体2が有する蓋部材30に取り付けられている(図2参照)。そして、この蓋部材30は、本体2を覆うケーシング6に取り付けられている。ケーシング6は、図2に示すように、本体2の上面2Uにおいては格子状のグリル6bを有しており、このグリル6bの部分に第1吸込口7が形成されている。
図5は、室内機1を、室内機1の左斜め下から見た斜視図である。本体2は、下面2Dにケーシング6の底面を有している。ケーシング6の底面には、吹出口9が形成されている。この吹出口9は、本体2の底面2Dだけでなく、前面2Fにも形成されているが、この点については後述する。吹出口9から吹き出される調和空気の上下方向の風向を調節するため、吹出口9にはフラップ10が設けられている。運転停止時には、フラップ10は、図5に示すように吹出口9を塞ぐ。しかも、フラップ10が吹出口9を塞いでいる状態で、フラップ10の表面とケーシング6の底面の表面が面一になるように、互いの表面の位置が揃えられている。また、本体2の底面2Dには、左側に、側面2Sの形状に沿うように、比較的径の大きな円形の押しボタンスイッチ11が設けられる。この押しボタンスイッチ11により、電源のオンオフが行われる。電源のオンオフばかりでなく、この押しボタンスイッチ11は、赤外線を透過する材質で形成されており、押しボタンスイッチ11を透過した赤外線を本体2の内部で受光できるよう構成されている。また、押しボタンスイッチ11の周囲のリング11aは、光を透過する材質で形成されており、本体2の内部に設けられた発光ダイオードの光を外部に透過することができる。赤外線の受光部や発光ダイオードの配置については後述する。
<可動パネルを上げた状態の室内機の外観>
可動パネル3は、運転時において最上点まで上昇し、運転停止時において最下点まで下降する。従って、室内機1の可動パネル3が静止するのは、最上点と最下点の2箇所である。図6乃至図10は、室内機1が運転状態になり、可動パネル3が上に持ち上げられた状態を示している。図6は室内機1の正面図であり、図7は室内機1の側面図であり、図8は室内機1の平面図であり、図9は室内機1を、室内機1の前方左斜め上方から見た斜視図であり、図10は室内機1を、室内機1の後方左斜め上方から見た斜視図である。
図6に示すように、可動パネル3が最上点に移動することにより、ケーシング6の下方に形成された第1開口部9aが正面から見える状態になる。図5を示して先にも説明した吹出口9は、この第1開口部9aと、ケーシング6の底面に形成されているがフラップ10で覆うことのできる第2開口部9bとからなる。これら第1開口部9aと第2開口部9bは、つながっており、本体2内に設けられて斜め下方に向かう吹出通路(図示省略)の出口にあたる。図6では、第2開口部9bがフラップ10で閉鎖されているが、図9では、フラップ10が回転して吹出通路内に位置するために第2開口部9bが開放されている。運転時においては、少なくとも第1開口部9aを開放するために、可動パネル3の下端部3cは、第1開口部9aの上辺の位置よりも上まで上昇する。
また、可動パネル3の下端部3cが第1開口部9aの上辺よりも上に位置した状態において、ケーシング6の前面6aに設けられている人検知センサ12が現れて人検知が可能な状態になる。
可動パネル3が上方に移動する際には、下端部3cの前後に移動する距離が少なく、上端部3dの前方への移動距離が長くなる。そのため、図7に示すように、側面から見ると、上端部3dが下端部3cよりも前方に移動し、可動パネル3が前方に傾斜する。それにより、可動パネル3の背面3eとケーシング6の前面6aとの間に開口部13が形成される。図6や図9では、可動パネル3の陰になって見えないが、ケーシング6の前面6aに第2吸込口が設けられている。開口部13が形成されることにより、ケーシング6の前面6aに設けられた第2吸込口から室内空気を吸込むことが可能になる。なお、第2吸込口については、後述する図16に示す。
このように、漏斗のように上部が広がった開口部13から下方に向かって室内空気が吸い込まれるため、可動パネル3の下端部3cの近傍で可動パネル3を挟んで、第2吸込口から吸込まれる室内空気の流れと、吹出口9から吹き出される調和空気の流れとが発生する。そのため、可動パネル3の下端部3cとケーシング6の前面6aとの間の隙間が大きいと、調和空気が室内空気の流れに引き込まれたり、逆に可動パネル3の背面側を流れる室内空気が調和空気の流れに引き込まれたりして結露が生じるなどの不具合が発生する原因ともなる。そこで、可動パネル3が最上点に達するときに、可動パネル3の下端部3cをケーシング6の前面6aの方に引き寄せるような動作が行われる。
また、同様の理由から、可動パネル3の変形によって、可動パネル3の下端部3cとケーシング6の前面6aとの間に隙間が生じることは好ましくない。可動パネル3には、プラスチックやアルミニウムとプラスチックを張り合わせたものなど比較的剛性の高くかつ軽い材料が用いられる。しかし、そのような隙間の発生を防止するには可動パネル3を構成する板状の部材の剛性だけでは不十分なため、さらに剛性を高める目的で、図8や図10に示すように、ステンレス製の中空の金属棒14などが可動パネル3の前面部3aの裏側に取り付けられる。
<可動パネルの支持>
可動パネル3は、図8や図10に示すように、ラックギアが形成されているパネル支持アーム15によって支えられている。パネル支持アーム15は、後述するステッピングモータからラックギアに駆動力が伝達されることにより移動する。
既に説明したように室内機1に優れた外観を与えるため、本体2の前面2Fの全体ばかりでなく、本体2の側面2Sの一部をも覆うように構成される可動パネル3は、重いものとなる。それに加えて、室内空気を第2吸入口から吸込むために、許容される変形量が制限されることから、高い剛性を要求されており、可動パネル3は、さらに自重を増す傾向にある。そして、可動パネル3を単に上下にスライドさせるだけでなく、複雑な動作を要求されることから、パネル支持アーム15などの可動パネル3の支持部材に掛かる負担は大きくなる。
可動パネル3を外した室内機1の側面図を図11に示す。図11に示されている状態は、可動パネル3が最上点で静止している図7の状態から、可動パネル3をパネル支持アーム15より取り外したものである。
図12、図13および図14には、パネル支持アーム15の構造と動作を説明するために、パネル支持アーム15とその周辺の部品を含む部分を抜き出して示している。図12には、運転停止時にあって可動パネル3が最下点にある状態(閉じている状態)が示され、図14には、運転時にあって可動パネル3が最上点にある状態(開いている状態)が示されている。そして、図13には、図12の状態から図14の状態への移行途中あるいは逆に図14の状態から図12の状態への移行途中の状態が示されている。
図12乃至図14に示す可動パネル3は、アルミニウム板3mとプラスチック板3nの張り合わせ構造を有している。このプラスチック板3nの背面側には、パネル支持アーム15と連結するための第1連結部16aと第2連結部16bが設けられる。可動パネル3の上端部3d近傍に設けられる第1連結部16aは、パネル支持アーム15の上部に設けられる開口部15aと連結する。他方、第2連結部16bは、可動パネル3の下端部3cを基準として可動パネル3の高さの約4分の1の高さのところに設けられている。この第2連結部16bは、パネル支持アーム15の下部に設けられている連結部15bに連結される。可動パネル3とパネル支持アーム15は、上述の連結を行ったり解いたりすることで着脱ができるように構成されている。
パネル支持アーム15は、上部に行くほど幅が狭くなる三角定規に似た板状の部品で構成され、可動パネル3が密着する辺15cに対して同様の角度を持って形成された長穴状の第1摺動開口15dと第2摺動開口15eとが形成される。また、辺15cから最も遠いパネル支持アーム15の頂点にローラー15fが取り付けられる。
このパネル支持アーム15は、2枚の板状部材を合わせて構成される薄いケース17に収納されている。この薄いケース17を構成する一方の板状部材18には、第1摺動開口15dを摺動できるように第1摺動開口15d内に嵌っている円柱状の第1支持部材20aと、第2摺動開口15eを摺動できるように第2摺動開口15e内に嵌っている円柱状の第2支持部材20bとがビス止めされている。そして、板状部材18の周囲に、ローラー15fが当たりながら動くガイド部18aが形成されている。
このガイド部18aには、直線状に伸びるガイド壁18a1と、ガイド壁18a1の上部に続く凹部18a2が含まれる。ガイド壁18a1を延長した直線に対して、凹部18a2の方が辺15cよりも遠いところに位置する。また、第2摺動開口15eは、長い上部開口15e1と非常に短い下部開口15e2からなる。上部開口15e1が上方に行くほど辺15cに近づくように延びているのに対し、下部開口15e2は上方に行くほど辺15cから遠ざかる方向に延びる。
ガイド部18aが凹部18a2を持ち、第2摺動開口15eが下部開口15e2を持っているため、可動パネル3は複雑な動きをする。第2摺動開口15eの上部開口15e1を上から下に向けて第2支持部材20bが摺動しているときには、可動パネル3が上方に移動しつつ可動パネル3の上端部3dがケーシング6の前面6aから大きく離れる一方、下端部3cが前面6aから少し離れる。そして、第2支持部材20bが下部開口15e2に入ると、ローラー15fが凹部18a2に入り込む。そのとき、パネル支持アーム15は、第1支持部材20aを中心に回動しつつ移動し、可動パネル3の上端部3dはケーシング6の前面6aからさらに大きく離れるような動きをする一方、下端部3cは逆に前面6aに近づくような動きをする。この可動パネル3の動きの軌跡を図15に示す。
このパネル支持アーム15は、図12乃至図14に示されている被駆動ギア21からパネル支持アーム15のラックギアに駆動力が伝達されることにより移動する動作を行う。被駆動ギア21には、後述するステッピングモータの駆動軸に連結されている駆動ギア22から動力が伝達される。これら被駆動ギア21および駆動ギア22は、薄いケース17内部に取り付けられ、被駆動ギア21がパネル支持アーム15のラックギアと噛み合う。
上述のような重い可動パネル3と、複雑な動きをするパネル支持アーム15とが適切に動作するように取り付ける作業は、周囲に他の部材が密集していると難しくなる。そのため、室内機1においては、パネル支持アーム15などの部材が、本体2の奥行き方向中央部2bの内部張出空間に設けられる。
<パネル支持アーム15の設置場所>
次に、図12乃至図14を用いて説明したパネル支持アーム15とその周囲の部材の設置場所について説明する。図16および図17には、室内機1の可動パネル3を取り外した状態が示されている。図16は室内機1の正面図であり、図17は室内機1の平面図である。
図16に示すように、第2吸込口27がケーシング6の前面6aに設けられている。第2吸込口27は、第1吸込口7と同様に、少し本体2の右に寄っている。このことから、第2吸込口27に吸込まれる室内空気から可動パネル3が受ける力は、本体2の右側の方が少し大きくなることが分かる。可動パネル3に掛かる力が左右で異なる場合であっても、左右に設けられているパネル支持アーム15で支える位置がずれてはいけない。そのためにも、パネル支持アーム15の取り付けが重要になる。
パネル支持アーム15は、図16に示されている張出領域2d,2eに対応する位置に配置されている。正面視において、この張出領域2d,2eの位置は、可動パネル3の側面部3bの位置に重なる。張出領域2d,2eには蓋部材30が取り付けられ、本体2は、蓋部材30の分だけケーシング6よりも横方向に張り出した形状を呈している。この蓋部材30は、ビス31によって、ケーシング6に固定される。また、図12乃至図14において説明したパネル支持アーム15とその周囲の部材は、ビス32によってケーシング6に固定される。
図16のA−A断面図を図18に示す。また、ビス31を取り、蓋部材30を外した状態を図20および図21に示す。図20は、室内機1の前方左斜め上方から見た斜視図であり、図21は、室内機1の左から見た側面図である。
図18に示すように、蓋部材30とケーシング6との間において、奥行き方向中央部2bに対応する部分に大きな内部張出空間33が形成される。この内部張出空間33があるためにステッピングモータ25を薄いケース17の側方外側に配置することができる。このケース17は、板状部材18と透明の板状部材19を合わせて構成される。この透明の板状部材19にステッピングモータ25が嵌め込まれている。図18から分かるように、断面が洋梨のように扁平な下膨れの円形をした円筒を縦に2分割した形状を蓋部材30が有していて、比較的余分な空間が本体2の内部に形成されていない。例えば、二点鎖線で示したような形状であると、本体2の背面2Bに近いところに余分な大きな空間34が形成される。このような余分な空間を削り落として、膨出した蓋部材30の形状を滑らかに湾曲させることで、本体2の側面2Sの形状を、居住者に対して圧迫感の少ない外観に仕上げることができている。
蓋部材30を取り外すと、図20に示すように、ステッピングモータ25およびパネル支持アーム15の周囲の構造が立体的に露出する。それにより、ステッピングモータ25およびパネル支持アーム15の周囲の構造をケーシング6の側面に取り付ける作業が容易になる。つまり、ステッピングモータ25が取り付けられた薄いケース17ごと、板状部材18をケーシング6にビス止めすることができ、ケーシング6の側壁6cのように平らな所に平らな薄いケース17を取り付けるのは簡単である。
このように、組立が完了した後においても、蓋部材30を取り外すと、ステッピングモータ25とパネル支持アーム15周りの全体を立体的に露出させることができる。そのため、工具を差し込む方向の制限が少なくなり、メンテナンス作業も容易になる。
また、透明な板状部材19がパネル支持アーム15の外側側面を覆っているため、パネル支持アーム15、被駆動ギア21、駆動ギア22、およびステッピングモータ25などの駆動部品の動きを透明な板状部材19を透して見て確認することができる。
パネル支持アーム15の位置を検知するため、ケース17には、リミットスイッチ26が設けられている。パネル支持アーム15には、段差のついた板状片28が取り付けられており(図21参照)、板状片28がパネル支持アーム15と一緒に移動する。この板状片28の段差をリミットスイッチ26が検知することで、リミットスイッチ26による位置検出を行っている。
上述のように、可動パネル3の支持構造においては、ローラー15fが凹部18a2に入ることで、可動パネル3の支持が補助されている。一旦、ローラー15fが凹部18a2に入ると、ローラー15fが凹部18a2から出るためには、凹部18a2とガイド壁18a1との高低差を越えなければならなくなるため、支持を補助できるのである。従って、リミットスイッチ26では、ローラー15fが凹部18a2に入る位置までパネル支持アーム15が確実に移動したこと(最上点に達していること)を検知する必要がある。このようなことから、リミットスイッチ26や板状片28を正しい配置位置に正確に設定することが必要になる。内部張出空間33を使うことで、パネル支持アーム15を収納したケース17ごとリミットスイッチ26や板状片28を設置できるので、取り付けが簡単で正確に行える。また、メンテナンス時には、ケース17の周辺の部材が立体的に露出するため、工具や人の手による調整や部品の取替えが簡単に行える。
内部張出空間33とそれに近接する空間にかけて、ステッピングモータ25以外にも、図21に示すように、電気部品が実装されたプリント配線基板40(機能部品)が配置される。プリント配線基板40は、押しボタンスイッチ11の上方に配置されている。このプリント配線基板40には、赤外線を受光する受光素子41が搭載され、その制御部が形成されている。受光素子41は、押しボタンスイッチ11の中心点の真上に配置される。このようなプリント配線基板40の取り付けやメンテナンスが容易になるのは、パネル支持アーム15やステッピングモータ25などの機能部品の取り付けやメンテナンスが容易になるのと同様である。
また、押しボタンスイッチ11の周囲にあるリング11aの上方には、異なる発光色の発光ダイオード42が配置されている。この発光ダイオード42もプリント配線基板40に搭載されている。そして、暖房や冷房などの運転の違いを発光色で伝達するため、種々の色に押しボタンスイッチ11の周囲のリング11aを光らせることができるよう構成されている。このような発光ダイオード42や受光素子41のメンテンナンスも機能部品のメンテナンスである。
次に、図19を用いて、近接空間について説明する。図19は、図18からパネル支持アーム15やその周辺の部材およびステッピングモータ25などの部品を取り除いた状態の断面図である。図中の一点鎖線は、背面部2cの左端を基点として前方へ延びている。室内機1の場合には、蓋部材30の背面側の一部も背面部2cを構成している。本体2の側面2Sを構成しているのは蓋部材30であって、ケーシング6の側壁6cと蓋部材30との間に空間が形成されている。本来は、側壁6cと蓋部材30の間に形成された空間が膨出された空間であるが、用語の範囲を明確にするために、図中の一点鎖線よりも外側の空間を内部張出空間33と定義している。しかし、内部張出空間33に連続的に繋がってかつ近接する近接空間33aに機能部品を配置した場合も内部張出空間33に配置した場合と同様の働きが期待できる。たとえ内部張出空間33に近接していても、例えば側壁6cを越えたケーシング6の内側の空間は、内部張出空間33と同じ働きを期待できないことが明らかであり、近接空間33aではない。また、たとえ連続してもあまり離れていては同じ働きを期待できない。従って、近接空間33aの厚み(内部張出空間33から最も遠いところまでの距離)は、通常の壁掛け型室内機1において用いられる機能部品の大きさを考慮すれば、好ましくは2〜4cm程度、さらに好ましくは2cm未満である。
<蓋部材の構造>
室内機1の左側面を構成する左側の蓋部材30の六面図および段面図を図20および図23に示す。すなわち、図20(a)は蓋部材30の正面図、図20(b)は右側面図、図20(c)は背面図、そして図20(d)が左側面図である。また、図23(a)は平面図、図23(b)は底面図、そして図23(c)はB−B線断面図である。
既に説明したように、蓋部材30が立体的形状を有することおよび、その蓋部材30が本体2の側面2Sに配置されることによって、内部張出空間33が形成される。できるだけ、室内機1の本体2の外形を小さくするため、余分な空間を本体2の内部に設けないことが好ましいことから、蓋部材30の形状は、ステッピングモータ25がちょうど納まるようにステッピングモータ25の近傍では外に向かって凸の滑らかな曲線を描く。図23(a)を用いて平面視した場合の蓋部材30の形状を説明すると、まず、背面2B側の始端から前面2F側の終端に向かうに従って徐々に側面が本体2の幅方向に膨らむ。次に、約3分の1のこと頃すぎたところから前面2Fに至る部分は略半円形の弧を描く。そして、背面2Bの始端と前面2Fの終端は、本体2の幅方向(横方向)においてほぼ同じ位置にある。そのため、機能部品を収納するのに十分な内部張出空間33が略半円形の弧の内側に形成される。さらに詳細に見ると、蓋部材30が最も張り出すところに段差が形成されている。この段差は、可動パネル3と化粧板4との外面を面一にするために形成されているものである。
図23(a)と図23(b)と図23(c)とを比較すると、蓋部材30は、本体2の高さ方向には直線状のシルエットを持っていることが分かる。これは、デザインに依存するところが大きく、例えば、本体2の上部の内部張出空間33に余裕があれば、図23(b)の下面の形状よりも図23(a)の上面の形状を小さくするような構成を取ることも可能である。柔らかな曲線で、内部張出空間33に設けられるステッピングモータ25などの機能部品を無駄な内部空間を排除しつつ蓋部材30のような側面外郭で包むことで、居住者に与える圧迫感を軽減することができる。それと同時に、内部張出空間33に配置される機能部品の組み立てが容易になる。
この蓋部材30には、背面側に掛止爪35が設けられている。この掛止爪35をケーシング6の所定の穴に差し込み、ビス31を穴36に差し込んでケーシング6のネジ穴にねじ込むことで、簡単に蓋部材30をケーシング6に装着することができる。そして、蓋部材30の裏面側には、蓋部材30の補強のためにリブ37が形成されている。
<変形例>
(1)上記実施形態では、本体2の側面2Sを取り外すことができる蓋部材30で構成している。しかし、本体2の側面2Sは、取り外すことができないものであってもよく、例えばケーシング6で本体2の側面2Sを構成してもよい。この場合、メンテナンスの利便性は低下するが、従来に比べればメンテナンスは容易であり、また、取り付け作業も従来より容易になる。従来、ケーシングを外すと、側面に密集した部品が平面状に広がることになるのに対し、上記実施形態のように張り出した側面形状を持たせれば、張り出した側面形状に合わせて密集した部品が広がる。従って、上記実施形態のように側面を凸状に湾曲させることにより、密集した部品の形状が側面形状に沿って立体的になるため、工具や人の手が入り易くなる部分ができる。それにより、取り付け作業、引いてはメンテナンス作業の効率が改善されることになる。
(2)上記実施形態では、内部張出空間33が、本体2の高さ方向の下面2Dから上面2Uに達するように高さ方向の全てわたって形成されている。しかし、内部張出空間33の高さ方向の全てにわたって形成しなくても同様の効果を奏する場合はある。例えば、パネル支持アーム15が小型化されて、空間に余裕が生じたときには、ケーシング6の側壁6cを蓋部材30の近傍まで張り出させてもよい。あるいは、空間に余裕が生じた部分の張出をなくして、内部張出空間33を高さ方向の途中まで形成して、内部張出空間33を設けないところのみ、本体2の幅を狭くするようデザインを採ることもできる。
(3)上記実施形態では、本体2の側面2Sを高さ方向の全体にわたって、一枚の蓋部材30で構成している。しかし、この蓋部材30は、途中で分割することもでき、側面2Sの一部分だけを取り外せるように構成することもできる。例えば、上半分だけに蓋部材を嵌め込み、下半分はケーシングで構成することもできる。
<特徴>
(a)
壁掛け型室内機1は、本体2の内部張出空間33に、ステッピングモータ25が配置される。従来であれば、室内機の形状をできる限り小さくする目的で部品をケーシング内に詰め込むことから、従来のような略直方体状の本体は側面が平坦なため、ステッピングモータ25の周囲に他の部品が密集するのが一般的である。それに対して、内部張出空間上記実施形態のステッピングモータ25の周囲が湾曲した蓋部材30で覆われるため、他の部品の配置されるスペースがなく、ステッピングモータ25のほぼ全体が露出する。それにより、ステッピングモータ25の取り付け作業が容易になる。一方、本体2の側面2Sの形状が滑らかな曲面状に張り出した形状であるため、本体2の横幅が広がる場合に比べて圧迫感を軽減することができる。
ここで、ステッピングモータ25は、パネル支持アーム15を駆動するためのアーム駆動モータである。可動パネル3が位置ずれを起こさないように支持しなければならないパネル支持アーム15のアーム駆動モータは、正しい位置に配置されることが重要であるから、その取り付け作業が行い易くなることにより、大きな改善効果が見込まれる。アーム駆動モータは、可動部品の一種である。室内機1の可動部品は、リビングなどの動くものも少ない静かな空間に適したものでなければならない。このような可動部品は、可動するという機能を持つため、静止している部品に比べて取り付け作業が行い難いのが一般的である。特に可動部品が大きな駆動力を伝達したり、発生したりしなければならない場合にはこのような傾向が顕著である。このような可動部品の取り付けが容易になることによる作業効率の改善効果は大きい。また、可動部品は、機能部品の一種である。機能部品は、何らかの機能を持つため、その機能を発揮させるように取り付けることが要求される。そのため、このような機能部品の取り付けが容易になることにより大きく作業効率が改善される。
特に、ステッピングモータ25の周囲を囲んでいる湾曲した蓋部材30は、取り外すことができる。蓋部材30が取り外せることから、ステッピングモータ25のメンテナンスをする場合に、従来のように、ケーシング6を取り外す必要がなくなり、メンテナンスが行い易くなる。また、ステッピングモータ25のような機能部品を取り付ける作業においても、ケーシング6を被せた状態で作業を行うことができる。例えば、熱交換器には複数のフィンがついており、ケーシング6を被せない状態で作業をすると作業者の怪我の原因にもなるが、そのような不具合を防止して取り付け作業の容易性を向上させることができる。
(b)
パネル支持アーム15は、本体2の前面2Fの全体を覆うとともに本体2の側面2Sの一部をも覆う可動パネル3を支持するものである。上記実施形態においては、パネル支持アーム15が近接空間33aに配置される。そのため、内部張出空間33に配置される機能部品であるステッピングモータ25と一緒に取り付ける作業を行うことができる。それにより、簡単に正確な位置にパネル支持アーム15とステッピングモータ25を取り付けることができ、取り付け作業の工程が簡素化されて、作業効率が向上する。上記実施の形態では、パネル支持アーム15は、近接空間33aに配置されるが、内部張出空間33に配置される場合あるいは内部張出空間33と近接空間33aに配置される場合であっても作業効率が向上するのは同様である。
このパネル支持アーム15は、透明な板状部材19により覆われており、ケース17の中でパネル支持アーム15が動く状態を板状部材19越しに観察することができる。そのため、パネル支持アーム15の取り付けばかりでなく、メンテナンス時におけるパネル支持アーム15の動作状態の確認も容易に行える。また、この透明な板状部材19を透して被駆動ギア21や駆動ギア22の動作の確認、またこれらの動作確認から間接的にステッピングモータ25の動作確認も行える。
(c)
受光素子41(受光部)は、内部張出空間33に配置される。そして、押しボタンスイッチ11を透過してきた赤外線を受光する。受光素子41が本体2の外部から離れているため室内の環境変化などの影響を受け難くなる。内部張出空間に受光素子41と制御部があるプリント配線基板40が配置されるので、受光素子41とその制御部のあるプリント配線基板40の取り付け作業や取り外し作業などが行い易くなる。
1 壁掛け型室内機
2 本体
2a 前面部
2b 奥行き方向中央部
2c 背面部
3 可動パネル
6 ケーシング
15 パネル支持アーム
25 ステッピングモータ
30 蓋部材
40 プリント配線基板
41 受光素子
特開2005−98671号公報

Claims (6)

  1. 取り付けられる側壁面に面する背面部(2c)、前記背面部よりも前方に設けられて前記背面部よりも横幅が大きい奥行き方向中央部(2b)および前記奥行き方向中央部よりも前方に設けられる前面部(2a)を有する、本体(2)と、
    前記背面部の前方空間(SP1)の端面(SF1,SF2)と前記奥行き方向中央部の側面との間に形成される内部張出空間(SP2,SP3,33)に配置される、機能部品(25)と
    を備える、空気調和装置の壁掛け型室内機。
  2. 前記本体は、少なくとも前記奥行き中央部の側面を形成する蓋部材(30)を有する、
    請求項1に記載の空気調和装置の壁掛け型室内機。
  3. 前記本体に取り付けられている可動パネル(3)をさらに備え、
    前記機能部品は、前記可動パネルを駆動する動力を発生し、または動力を伝達するための駆動部品である、
    請求項1または2に記載の空気調和装置の壁掛け型室内機。
  4. 前記駆動部品は、前記可動パネルに伝える駆動力を発生するアーム駆動モータ(25)を含む、
    請求項3に記載の空気調和装置の壁掛け型室内機。
  5. 前記可動パネルは、停止時に、前記本体の側面の一部および前面を覆い、
    前記可動パネルを支持するため、前記内部張出空間および/または前記内部張出空間の周囲近傍に連続的に繋がる近接空間(33a)に配置される、パネル支持アーム(15)をさらに備え、
    前記アーム駆動モータは、前記パネル支持アームの側方の外側に配置される、
    請求項3または請求項4に記載の空気調和装置の壁掛け型室内機。
  6. 前記内部張出空間および/または前記内部張出空間の周囲近傍に連続的に繋がる近接空間(33a)に配置される、受光部(41)と、
    前記内部張出空間および/または前記近接空間に設けられ、前記受光部の制御を行う制御部(40)とをさらに備える、
    請求項1から5のいずれかに記載の空気調和装置の壁掛け型室内機。
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