JP2011095886A - アプリケーションサーバ、アプリケーション障害再現方法、およびアプリケーション障害再現プログラム - Google Patents

アプリケーションサーバ、アプリケーション障害再現方法、およびアプリケーション障害再現プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーションの障害発生時に、本番環境に即した環境を再現し、障害再現を自動的に行うことができるアプリケーションサーバを提供する。
【解決手段】リクエストに基づいてアプリケーションを実行する実行手段と、アプリケーションの動作状態を取得する取得手段と、前記動作状態がアプリケーションの障害発生状態である場合に、該障害発生時におけるリクエストに応じた障害再現用リクエストを送信するための擬似クライアント実行手段を生成する生成手段および前記アプリケーションを複製した障害再現用アプリケーションを実行する障害再現用アプリケーション実行手段を生成する生成手段と、擬似クライアント実行手段に対して障害再現用リクエストを障害再現用アプリケーション実行手段に送信させ、前記障害再現用アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する障害再現手段と、を備えるアプリケーションサーバ。
【選択図】図1

Description

本発明は、アプリケーションサーバ、アプリケーション障害再現方法、およびアプリケーション障害再現プログラムに関する。
従来より、アプリケーションで障害が発生した場合、該障害発生時のログを解析することにより、該障害の原因究明や早期復旧を図ることが行われている。
ただし、実際にアプリケーションをユーザに提供しているシステムの本番環境において、障害解析を実施するためにログを採取する設定でシステムを運用することは、アプリケーションサーバにおけるCPU使用率が増加するなど、システム性能を劣化させてしまう。そのため、本番環境で常にログを採取する設定でアプリケーションを動作させることは難しく、障害発生時にログを採取できない場合も多い。
よって、従来では、障害解析を実施する際は、本番環境に影響を与えることなく障害を再現させる環境を、アプリケーション管理者などが手動で構築し、該構築した環境で障害を再現させてログを採取する方法が用いられていた。
特開2003−78931号公報
しかしながら、この従来の障害再現方法は、障害を再現するためのシステム環境を手動で構築するため、該環境を構築する人員をアサインしなければならず、環境構築に時間がかかり、また、動作中のサーバとは別に環境構築用のリソースを確保しなければならないという問題点があった。
さらに、従来の障害再現方法では、アサインした人員のスキルなどに起因した環境構築の差異などにより、本番環境と差分が生まれ、障害が再現せず、障害発生の原因を解析できないという問題点もあった。
特許文献1の技術などにおいても、シミュレーションモードに手動で切り換え、実際のアプリケーションが実行されるアプリケーションサーバとは異なる保守端末において、擬似的な本番環境を構築して障害を再現させるものであるため、環境構築に時間がかかり、環境構築用のリソースを確保しなければならず、また、構築された環境が本番環境と必ずしも一致しないことにより障害が再現せず、障害発生の原因を解析できないという上記問題点を有している。
したがって、本発明は、上記問題点を解決し、本番環境に与える影響を抑えつつ、アプリケーションの障害発生時に、本番環境に即した環境を再現し、障害再現を自動的に行うことができる新しいアプリケーションサーバ、アプリケーション障害解析方法、およびアプリケーション障害再現プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるアプリケーションサーバは、クライアントからアプリケーションのリクエストを受信して、該リクエストに基づいて前記アプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、前記アプリケーション実行手段において実行される前記アプリケーションの動作状態を取得する取得手段と、前記取得した前記動作状態が前記アプリケーションの障害発生状態である場合に、該障害発生時における前記リクエストを取得して、該取得したリクエストに応じた障害再現用リクエストを送信するための擬似クライアント実行手段を生成する擬似クライアント生成手段と、前記取得した前記動作状態が前記アプリケーションの障害発生状態である場合に、前記アプリケーションを複製した障害再現用アプリケーションを実行する障害再現用アプリケーション実行手段を生成する障害再現用アプリケーション生成手段と、前記擬似クライアント実行手段に対して前記障害再現用リクエストを前記障害再現用アプリケーション実行手段に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行手段における前記アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する障害再現手段と、を備える。
本発明によるアプリケーション障害再現方法は、クライアントからアプリケーションのリクエストを受信して、該リクエストに基づいて前記アプリケーションを実行する段階と、前記実行される前記アプリケーションの動作状態を取得する段階と、前記取得した前記動作状態が前記アプリケーションの障害発生状態である場合に、該障害発生時における前記リクエストを取得して、該取得したリクエストに応じた障害再現用リクエストを送信するための擬似クライアント実行手段を生成する段階と、前記取得した前記動作状態が前記アプリケーションの障害発生状態である場合に、前記アプリケーションを複製した障害再現用アプリケーションを実行する障害再現用アプリケーション実行手段を生成する障害再現用アプリケーション段階と、前記擬似クライアント実行手段に対して前記障害再現用リクエストを前記障害再現用アプリケーション実行手段に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行手段における前記アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する段階と、を含む。
本発明によるアプリケーション障害再現プログラムは、上記アプリケーション障害再現方法をコンピュータで実行させるものである。
以上のように構成された本発明によれば、アプリケーションの障害発生時に、障害発生したアプリケーションを複製し、かつ、障害発生時にアプリケーションが受信したリクエストを送信する擬似クライアント実行手段を生成して障害再現を実行するため、環境構築にかかるリソースを最小限に抑えつつ、本番環境に即した環境を再現することができる。また、アプリケーションサーバが自動的に障害を再現することができるので、環境を構築する人員または環境構築にかかる時間を最小限に抑えることができる。
本実施形態のアプリケーションシステム1の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態にアプリケーションサーバ20等のハードウェア構成を示す概略図である。 本実施形態のアプリケーション障害再現方法の処理内容を示すフローチャートである。 本実施形態のアプリケーション障害再現方法の処理内容を示すフローチャートである。 本実施形態の障害再現用アプリケーションの生成を説明するための図である。 本実施形態のアプリケーションサーバ20において実行される各処理の概念図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のアプリケーションシステム1の概略構成の一例を示す図である。
アプリケーションシステム1は、図1に示すとおり、クライアント端末10と、アプリケーションサーバ20とを含んで構成され、各端末は通信ネットワーク(たとえば、Layer3スイッチおよびLANケーブルなど)を介して相互に通信可能に接続されている。なお、クライアント端末10およびアプリケーションサーバ20は、ハードウェアとして、図2に示すように、たとえば、CPU、CPUにバス結合されたROM、RAM、記憶部、入力部、表示部、および入出力インタフェースなど、通常のコンピュータ装置と同様のハードウェアを備える。これらクライアント端末10およびアプリケーションサーバ20は、物理的には、専用化したシステム、あるいは汎用の情報処理装置のいずれであってもよい。たとえば、一般的な構成の情報処理装置において、本発明のアプリケーション障害再現方法における各処理を規定したソフトウェアを起動することにより、アプリケーションシステム1を実現することもできる。
クライアント端末10は、アプリケーションサーバ20で提供されるアプリケーションを利用する端末である。クライアント端末10は、アプリケーションを利用する際、クライアント端末10が備えるソフトウェア(クライアント)を用いてアプリケーションサーバ20に対してリクエストを送信する。なお、クライアント端末10の構成および機能は、原則として、一般的なアプリケーションを利用するクライアント端末と同様にすることができるので、ここでの詳細な説明は省略する。なお、アプリケーションシステム1におけるクライアント端末10は、1台に限られず、複数台有していてもよい。
アプリケーションサーバ20は、クライアント端末10に対してアプリケーションを提供する装置である。アプリケーションサーバ20は、図1に示すように、キュー部21、アプリケーション実行部22、TPモニタ部23、CPU監視プロセス部24、擬似クライアント実行部25、および障害再現用アプリケーション実行部26を備える。これら各部は、たとえば、主にCPUがROMやRAMに格納されるプログラムを実行し、各ハードウェアを制御することにより、実現することができる。なお、擬似クライアント実行部25および障害再現用アプリケーション実行部26は、後述するように、TPモニタ部23によって、生成・削除される。
キュー部21は、クライアントからアプリケーションのリクエストを受信して格納し、該格納したリクエストを順にアプリケーション実行部22に送信するものであって、キュー手段として機能する。また、キュー部21は、受信して格納したリクエストの有無の情報をTPモニタ部23に送信する。
アプリケーション実行部22は、クライアントからキュー部21を介してアプリケーションのリクエストを受信して、該リクエストに基づいてアプリケーションを実行するものであって、アプリケーション実行手段として機能する。また、アプリケーション実行部22は、実行するアプリケーションに障害が発生した場合、該障害が発生したことをTPモニタ部23に送信(通知)する。
TPモニタ部23は、トランザクション単位で各種一連の処理を実行・制御するものであって、アプリケーション動作状態取得手段231、TP擬似クライアント生成手段232、障害再現用アプリケーション生成手段233、CPU使用率取得手段234、および障害再現手段235として機能する。
TPモニタ部23は、アプリケーション動作状態取得手段231として、アプリケーション実行部22において実行されるアプリケーションの動作状態を取得する。アプリケーションの動作状態とは、たとえば、アプリケーションが正常に動作している正常状態、アプリケーションにエラーなどの障害が発生した障害発生状態、およびアプリケーションが実行されていない停止状態の各状態を含む。
TPモニタ部23は、擬似クライアント生成手段232として、上記取得したアプリケーションの動作状態がアプリケーションの障害発生状態である場合に、該障害発生時におけるリクエストをアプリケーション実行部22から取得して、該取得したリクエストに応じた障害再現用リクエストを送信するための擬似クライアント実行部25を生成する。なお、擬似クライアント実行部25の生成については後述する。
TPモニタ部23は、障害再現用アプリケーション生成手段233として、上記取得したアプリケーションの動作状態がアプリケーションの障害発生状態である場合に、該アプリケーションを複製した障害再現用アプリケーションを実行する障害再現用アプリケーション実行部26を生成する。なお、障害再現用アプリケーション実行部26の生成については後述する。
TPモニタ部23は、CPU使用率取得手段234として、後述するCPU監視プロセス部24からCPU使用率を取得する。
TPモニタ部23は、障害再現手段235として、所定の条件を満たした場合に、擬似クライアント実行部25に対して障害再現用リクエストを障害再現用アプリケーション実行部26に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行部26における障害再現用アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する。ここで、所定の条件を満たした場合とは、CPU監視プロセス部24から取得したCPU使用率が所定の使用率(閾値)以下である場合、アプリケーション実行部22において処理中のリクエストがない場合、およびキュー部21にアプリケーションの新規リクエストが存在しない場合である。すなわち、TPモニタ部23は、CPU使用率、新規リクエスト、および障害再現状況に基づいて、擬似クライアント実行部25へ障害再現(障害再現評価)の開始と停止の制御を行う。この障害再現は、ユーザがアプリケーションサーバにおいて障害再現を実行しないという設定を行うか、または障害再現用アプリケーション実行部26で障害が再現し、障害再現を実施する必要がなくなるまで継続して行われる。TPモニタ部23は、ログデータを取得した後、障害再現用アプリケーション実行部26と擬似クライアント実行部25を削除する。
CPU監視プロセス部24は、アプリケーションサーバにおけるCPUの使用率を監視する。CPU監視プロセス部24は、監視した結果であるCPU使用率をTPモニタ部23に提供する。
擬似クライアント実行部25は、TPモニタ部23からの障害再現の開始を通知されることで、障害再現用アプリケーション実行部26に対して障害再現用リクエストを送信するものであって、擬似クライアント実行手段として機能する。また、擬似クライアント実行部25は、TPモニタ部23からの障害再現の停止を通知されることで、上記障害再現用リクエストの送信を停止する。
障害再現用アプリケーション実行部26は、擬似クライアント実行部25から障害再現用リクエストを受信して、該障害再現用リクエストに基づいて障害再現用アプリケーションを実行するものであって、障害再現用アプリケーション実行手段として機能する。また、障害再現用アプリケーション実行部26は、障実行する障害再現用アプリケーションに障害が発生した場合、該障害が発生したことをTPモニタ部23に送信(通知)する。さらに、障害再現用アプリケーション実行部26は、実行した障害再現用アプリケーションのログデータ(ログ)を出力する。なお、障害再現用アプリケーションの生成については後述する。
以下、図3A,図3Bに示すフローチャートを参照して、アプリケーションシステム1を用いて実施される本実施形態のアプリケーション障害再現方法を説明する。以下では、アプリケーション実行部22が、クライアントからキュー部21を介してアプリケーションのリクエストを受信し、該リクエストに基づいてアプリケーションを実行する場合におけるTPモニタ部23の動作について説明する。なお、各図のフローチャートで示される各処理は、処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
まず、TPモニタ部23が、アプリケーション実行部22において実行されるアプリケーションの動作状態を取得する(ステップS101)。アプリケーションの動作状態(障害発生状態)の取得は、たとえば、実行するアプリケーションに障害が発生した場合に、アプリケーション実行部22から該障害が発生した情報が送信されることで、取得することができる。なお、アプリケーションの動作状態の取得は、アプリケーション実行部22から障害が発生した情報が送信されて取得する場合に限られず、たとえば、アプリケーション実行部22が定期的にアプリケーション実行部22の動作状態を問い合わせ、該動作状態を取得するようにしてもよい。
アプリケーションの動作状態が障害発生状態である場合(ステップS102:Yes)、TPモニタ部23が、障害発生したアプリケーションを複製した障害再現用アプリケーション実行部26を生成する(ステップS103)。一方、アプリケーションの動作状態が障害発生状態でない場合(ステップS102:No)、アプリケーションの動作状態が障害発生状態となるまで待機する。
ここで、図4を参照して、障害再現用アプリケーションの生成について説明する。障害発生したアプリケーションの設定情報は、たとえば、図4(A)に示すように、ログ採取「無し」、ログファイルサイズ「1MB」、ログ出力ディレクトリ「AAA」などである。一方、アプリケーションの設定情報を複製した障害再現用アプリケーションは、図4(B)に示すように、ログ採取「有り」、ログファイルサイズ「1MB」、ログ出力ディレクトリ「AAA」などである。すなわち、障害再現用アプリケーションは、複製元のアプリケーションと、そのログ採取の設定を「無し」から「有り」に変え、他の設定を共通としている。
次いで、TPモニタ部23が、該障害発生時におけるリクエストをアプリケーション実行部22から取得して、該取得したリクエストに応じた障害再現用リクエストを送信するための擬似クライアント実行部25を生成する(ステップS104)。たとえば、図5に示すように、「AAABBBCCCDDD・・・」といった電文で障害が発生した場合、TPモニタ部23が、該電文を取得し、該電文と同じ電文「AAABBBCCCDDD・・・」を送信する擬似クライアント実行部25を生成する。擬似クライアント実行部25を生成する際、TPモニタ部23は、取得した電文を、たとえば、電文格納テーブルに一時保存する。なお、擬似クライアント実行部25が送信するリクエストは、アプリケーションにおける障害発生時のリクエストと全く同じ電文を用いる場合に限られず、アプリケーション実行部22で発生した障害が障害再現用アプリケーション実行部26において再現できるリクエストであればよく、適宜加工してもよい。
次いで、TPモニタ部23が、CPU監視プロセス部24からCPU使用率を取得する(ステップS105)。
CPU監視プロセス部24から取得したCPU使用率が所定の使用率(閾値)以下の場合であって(ステップS106:Yes)、アプリケーション実行部22において処理中のリクエストがない場合であって(ステップS107:Yes)、キュー部21にアプリケーションの新規リクエストが存在しない場合(ステップS108:Yes)、TPモニタ部23は、障害再現(障害再現評価)を開始する(ステップS109)。TPモニタ部23は、擬似クライアント実行部25から障害再現用リクエストを障害再現用アプリケーション実行部26に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行部26における前記アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する。すなわち、擬似クライアント実行部25は、障害再現の通知を受信することで、障害再現用リクエストを障害再現用アプリケーション実行部26に送信し、障害再現用アプリケーション実行部26は、障害再現用アプリケーションを実行する。障害再現用アプリケーション実行部26は、障害再現用アプリケーションでの障害再現時のログデータを出力する。そして、TPモニタ部23は、このログデータを取得する。アプリケーションの提供者は、たとえば、このログデータに基づき、障害が発生した場合に、その障害を解析することができる。なお、上記閾値は、本番環境に影響を及ぼさない値(たとえば、5%)をユーザによって適宜設定することができる。
一方、CPU使用率が所定の使用率以下でない場合(ステップS106:No)、アプリケーション実行部22において処理中のリクエストがある場合(ステップS107:No)、またはキュー部21にアプリケーションの新規リクエストが存在する場合(ステップS108:No)、一定時間経過後(一定時間Sleep)、再度、ステップS106の処理に移る。
次に、障害再現評価を開始した後、障害再現評価を停止する段階について説明する。
TPモニタ部23は、障害再現評価を開始した後でも、一定時間経過後(一定時間Sleep)、CPU使用率を定期的に取得する(ステップS110)。
CPU監視プロセス部24から取得したCPU使用率が所定の使用率以下の場合でない場合(ステップS111:No)、またはキュー部21にアプリケーションの新規リクエストが存在する場合(ステップS112:No)、TPモニタ部23が、障害再現評価を停止する(ステップS113)。停止後は、一定時間経過後(一定時間Sleep)、再度、ステップS106の処理に移る。
CPU使用率が所定の使用率以下の場合であって(ステップS111:Yes)、キュー部21にアプリケーションの新規リクエストが存在しない場合であって(ステップS112:Yes)、かつ、障害が再現している場合(ステップS114:No)、TPモニタ部23は、障害再現評価を停止する(ステップS115)。具体的には、TPモニタ部23が、障害再現用アプリケーション実行部26から障害が発生した旨の通知を受信することで、障害再現評価を停止する通知を擬似クライアント実行部25に通知する。擬似クライアント実行部25は、障害再現評価を停止する通知を受信することで、障害再現用アプリケーションに対しての障害再現用リクエストの送信を停止する。
一方、障害が再現していない場合(ステップS114:Yes)、一定時間経過後(一定時間Sleep)、再度、ステップS110の処理に移る。
ステップS115において障害再現評価を停止した後、TPモニタ部23が、擬似クライアント、障害再現用アプリケーションを削除する(ステップS116〜S117)。
以上、本実施形態のアプリケーションシステムおよびアプリケーション障害再現方法によれば、アプリケーションの障害発生時に、障害発生したアプリケーションを複製した障害再現用アプリケーションを実行する障害再現用アプリケーション実行手段を生成し、かつ、障害発生時にアプリケーションが受信したリクエストを送信する擬似クライアント実行部を生成して障害再現を実行するため、環境構築にかかるリソースを最小限に抑えつつ、本番環境に即した環境を再現することができる。
また、アプリケーションサーバが自動的に障害を再現し、該障害再現時のログデータを取得することができるので、環境を構築する人員または環境構築にかかる時間を最小限に抑えることができる。
さらに、障害再現(障害解析評価)で本番環境の業務に影響を与えないように、CPU使用率が所定の使用率以下である場合、キューにアプリケーションの新規リクエストが存在しない場合、アプリケーション実行部で処理中のリクエストがない場合に、障害を再現するため、本番環境に影響を与えることなく、障害再現用アプリケーション実行部で障害を再現することができる。
さらに、障害再現アプリケーション実行部で障害を再現後、擬似クライアントおよび障害再現用アプリケーションを削除するため、アプリケーションサーバにおいて記憶されるデータ量の増大を防ぐことができる。
<変形例>
以上のように本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、以上の実施形態に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲に表現された思想および範囲を逸脱することなく、種々の変形、追加、および省略が当業者によって可能である。
たとえば、上記本実施形態では、アプリケーションの障害再現が、CPU使用率が所定の使用率以下であるか、新規リクエストを受信していないか、処理中のリクエストが無いかという各条件を全て満たす場合に実行される場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、たとえば、上記3つの条件のうち少なくとも1つの条件を満たす場合に実行されてもよい。
また、上記本実施形態では、キュー部21を構成要素として用いる場合を説明したが、本発明はこれに限られず、たとえば、キュー部21を省略し、クライアント端末からアプリケーション実行部22に直接リクエストが到達するような構成としてもよい。
さらに、上記本実施形態では、ログデータ出力後、擬似クライアント実行部25および障害再現用アプリケーション実行部26を削除しているが、本発明はこれに限られず、たとえば、ログデータとともに、該擬似クライアント実行部25および障害再現用アプリケーション実行部26を保存する構成としてもよい。
さらに、上記本実施形態では、擬似クライアント実行部25に障害再現用リクエストを送信させて、該障害再現用リクエストに基づいて障害再現用アプリケーション実行部26で障害を再現させているが、本発明はこれに限られず、たとえば、擬似クライアント実行部25に障害再現用リクエストを障害再現用アプリケーション実行部26に繰り返し送信させて、障害再現用アプリケーション実行部26に負荷をかけ、障害を再現させることもできる。
さらに、上記各実施形態では、アプリケーションサーバ20において、それぞれの処理機能を有する各部が備えられている構成を説明したが、本発明はこれに限られず、各部がアプリケーションサーバ20と通信可能に接続されたネットワーク上に又は他の装置に備えて構成することもできる。
さらに、アプリケーションサーバ20には、用途に応じた各部がそれぞれ備えられているが、アプリケーションサーバ20に備えられている各部は、そのいくつかを一纏めにして構成されていてもよいし、一つの部をさらに複数の部に分割して構成されていてもよい。
1 アプリケーションシステム、
10 クライアント端末、
20 アプリケーションサーバ、
21 キュー部、
22 アプリケーション実行部、
23 TPモニタ部、
24 CPU監視プロセス部、
25 擬似クライアント実行部、
26 障害再現用アプリケーション実行部。

Claims (7)

  1. クライアントからアプリケーションのリクエストを受信して、該リクエストに基づいて前記アプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、
    前記アプリケーション実行手段において実行される前記アプリケーションの動作状態を取得する取得手段と、
    前記取得した前記動作状態が前記アプリケーションの障害発生状態である場合に、該障害発生時における前記リクエストを取得して、該取得したリクエストに応じた障害再現用リクエストを送信するための擬似クライアント実行手段を生成する擬似クライアント生成手段と、
    前記取得した前記動作状態が前記アプリケーションの障害発生状態である場合に、前記アプリケーションを複製した障害再現用アプリケーションを実行する障害再現用アプリケーション実行手段を生成する障害再現用アプリケーション生成手段と、
    前記擬似クライアント実行手段に対して前記障害再現用リクエストを前記障害再現用アプリケーション実行手段に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行手段における前記障害再現用アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する障害再現手段と、
    を備えるアプリケーションサーバ。
  2. さらに、CPU使用率を取得するCPU使用率取得手段を備え、
    前記障害再現手段は、
    前記CPU使用率取得手段によって取得されたCPU使用率が所定の使用率以下である場合に、前記擬似クライアント実行手段に対して前記障害再現用リクエストを前記障害再現用アプリケーション実行手段に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行手段における前記アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する、請求項1に記載のアプリケーションサーバ。
  3. 前記障害再現手段は、
    前記アプリケーション実行手段において処理中のリクエストがない場合に、前記擬似クライアント実行手段に対して前記障害再現用リクエストを前記障害再現用アプリケーション実行手段に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行手段における前記アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する、請求項1または請求項2に記載のアプリケーションサーバ。
  4. さらに、前記クライアントからアプリケーションのリクエストを受信して格納し、該格納したリクエストを順にアプリケーション実行手段に送信するキュー手段を備え、
    前記障害再現手段は、
    前記キュー手段に前記アプリケーションのリクエストが存在しない場合に、前記擬似クライアント実行手段に対して前記障害再現用リクエストを前記障害再現用アプリケーション実行手段に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行手段における前記アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアプリケーションサーバ。
  5. 前記障害再現手段は、前記ログデータを取得した後、前記擬似クライアント実行手段および前記障害再現用アプリケーション実行手段を削除する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアプリケーションサーバ。
  6. クライアントからアプリケーションのリクエストを受信して、該リクエストに基づいて前記アプリケーションを実行する段階と、
    前記実行される前記アプリケーションの動作状態を取得する段階と、
    前記取得した前記動作状態が前記アプリケーションの障害発生状態である場合に、該障害発生時における前記リクエストを取得して、該取得したリクエストに応じた障害再現用リクエストを送信するための擬似クライアント実行手段を生成する段階と、
    前記取得した前記動作状態が前記アプリケーションの障害発生状態である場合に、前記アプリケーションを実行する障害再現用アプリケーション実行手段を生成する障害再現用アプリケーション段階と、
    前記擬似クライアント実行手段に対して前記障害再現用リクエストを前記障害再現用アプリケーション実行手段に送信させ、該障害再現用アプリケーション実行手段における前記障害再現用アプリケーションの実行に伴うログデータを取得する段階と、
    を含むアプリケーション障害再現方法。
  7. 請求項7に記載のアプリケーション障害再現方法をコンピュータで実行させるためのアプリケーション障害再現プログラム。
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