JP2011094359A - 排水トラップ - Google Patents

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JP2011094359A JP2009248313A JP2009248313A JP2011094359A JP 2011094359 A JP2011094359 A JP 2011094359A JP 2009248313 A JP2009248313 A JP 2009248313A JP 2009248313 A JP2009248313 A JP 2009248313A JP 2011094359 A JP2011094359 A JP 2011094359A
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Abstract

【課題】流し台、洗面台、浴室などに使用される排水トラップにおいて、1.排水器本体内部で負圧が発生しても、破封や不快な音が発生しない。2.構造が簡単で、製造工程数が少なく、更には部材点数が少ない。3.誤作動が少ない。4.使用者が掃除をしやすい。という排水トラップを提供する。
【解決手段】排水トラップを、排水が流入する流入口2と排水が排出される流出口3とを構成した排水器本体1と、流入口2に着脱自在に取り付けられる筒状の防臭パイプ4と、排水器本体内部に構成され、防臭パイプ4と協同して封水を形成するワン型のオワン部5から構成し、更に封水から排水器本体1中の下流に空気を一時的に貯留するエアーポケット6を備えて構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、下水からの害虫や異臭が室内側へ逆流しない為に用いられる、内部に封水と呼ばれる排水を一時的に貯留して構成される排水トラップに関するものである。
従来の排水トラップは、防臭パイプに通気用の弁体を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、従来の排水トラップは、防臭パイプに通気用の封水通路を構成したものがある(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。また、従来の排水トラップは、排水器本体の流入口から流出口まで、封水を備えた通気用管体を構成したものがある(例えば、特許文献4参照)。
以下、図11に記載した、従来の排水トラップについて説明する(特許文献1)。この従来例の排水トラップは、浴室の排水口に施工取り付けされるものであって、浴槽、浴槽パン、浴槽排水流路、洗い場パン、排水口、排水トラップ、から構成される。
浴槽は、上方が開口した箱体であって、底部に排水を排水する排水孔を構成している。
浴槽パンは、浴槽を載置する防水パンであって、後記する洗い場パンの横に並列して配置され、浴槽からの排水と、浴槽パン上に発生した排水を、底部に開口した排水穴より下流に排水するように構成されて成る。
浴槽排水流路は、浴槽の排水孔から浴槽パンの排水穴を介して後記する排水トラップの枝管に接続される断面視略L字状の部材であって、浴槽からの排水と浴槽パンからの排水を、排水トラップへ排水するための部材である。
洗い場パンは、浴槽パンに並列して配置される、使用者が体を洗う為の洗い場用防水パンであって、後記する排水口を開口して成る。
排水口は、洗い場パンに開口した穴であって、排水口下方裏面には排水トラップが配置構成される。又、洗い場上で発生した排水は、排水口から後記する排水トラップに排出されるように構成される。
排水トラップは、排水口に取り付けられる部材であって、フランジ部、排水器本体、防臭パイプ、通気弁、から構成される。
フランジ部は、外周に雄ねじを刻設する円筒状の部材の上端から側面方向に向けて鍔を突出して構成した断面視L字状の部材であって、洗い場パンの排水口を介して後記する排水器本体を洗い場パンの排水口に取り付ける部材である。
排水器本体は、本従来例では有底筒状の箱体であって、後記する開口部、流出口、オワン部、枝管、から構成される。
開口部は、排水器本体上部に開口された穴であり、後記する防臭パイプが取り付けられる。また、前記したフランジ部の雄ねじと螺合する雌ねじをその内周に螺設して成る。
流出口は、排水器本体側面に開口された管体であって、排水器本体内部に流入した排水を外部に排出するための開口であり、本従来例では下水管が接続されている。
オワン部は、排水器本体内部に配置される、有底筒状の部材であり、流入口から流入した排水が一時的に貯水されることとなる。また、後記する防臭パイプ下端がオワン部内に配置されることにより、封水を形成する。この封水により、下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流するようなことがない。
枝管は、排水器本体の側面に開口された管体であって、浴槽排水流路が接続されている。従って、浴槽排水流路中の浴槽の排水及び浴槽パン上の排水も、浴槽排水流路と枝管を介して排水器本体内部に流入することとなる。
防臭パイプは、前記フランジ部内周に脱着自在に取り付けられる筒状の部材であって、フランジ部に取り付けられた際は、下方の排水器体内部のオワン部内にその下端が配置され、オワン部と協同して封水を形成し、上述のように下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流することを防止する。また、防臭パイプをフランジ部材に取り付けた際には、防臭パイプの開口が、洗い場パン上の排水が排水器本体内部へと流入する流入口となる。
通気弁は、防臭パイプの側面の封水より上方に位置される箇所に設けられる部材であって、通常時は弁体が防臭パイプと当接して閉塞し、排水器本体内部の気圧が負圧になった際には弁体が空気の負圧により引き込まれて開放される構成となっている。
上記のように構成された排水トラップは以下のように取り付けられる。
浴槽パンの裏面に浴槽排水流路を取り付け、その後、浴槽パンが浴室内に設置されて、浴槽の排水孔を浴槽パンの排水穴に合致するように載置する。また、フランジ部材の雄ねじを、洗い場パンの排水口と水密部材を介して排水器本体の開口部の雌ねじに螺合させ、排水口周縁をフランジ部材と排水器本体により挟持させるようにして、排水口下方に排水トラップの排水器本体を取り付ける。その後洗い場パンを浴室の浴槽パンの側方に配置させ、浴槽排水流路と、排水トラップの枝管を接続し、排水トラップの流出口と下水管を接続して、排水トラップの取り付けは終了する。
上記のように構成された排水トラップは以下のような動作及び排水の流れとなる。
浴槽で排水が発生した場合、排水は浴槽の排水孔から、浴槽パンの排水穴、浴槽排水流路へと排水され、浴槽排水流路に接続された枝管から排水トラップの排水器本体内部に流入し、オワン部の封水を介して流出口から排水器本体外部へと排水されて、最終的には下水管へと排水される。
浴槽パン上で排水が発生した場合、排水は浴槽パンの排水穴から、浴槽排水流路へと排水され、更に浴槽排水流路に接続された枝管から排水トラップの排水器本体内部へと排水される。その後、オワン部の封水を介して流出口から下水管へと排水される。
洗い場パン上で排水が発生した場合、排水は洗い場パンの排水口から、排水トラップの流入口、防臭パイプを介して排水器本体内部に流入する。更に、排水はオワン部の封水を介して、最終的には流出口から下水管へと排水される。
また、下水管内部や排水器本体内部の気圧が負圧になった際は、防臭パイプに構成された通気弁が開放され、室内側の空気を排水器本体内部へ吸入できる為、排水器本体内部で負圧が発生することが無く、結果的に封水損失や、負圧発生時の音鳴りを防止することができる。
次に、別の従来例として図12又は図13に記載の従来の排水トラップについて説明する(特許文献2又は特許文献3)。この従来例の排水トラップは、浴室の排水口に施工取り付けされ、前記段落0003と同様の構成の浴槽、浴槽パン、浴槽排水流路、洗い場パン、排水口と、下記に記載した排水トラップ、から構成される。
排水トラップは、排水口に取り付けられる部材であって、フランジ部、排水器本体、防臭パイプ、通気用の封水流路、から構成される。
フランジ部は、外周に雄ねじを刻設する円筒状の部材の上端から側面方向に向けて鍔を突出して構成した断面視L字状の部材であって、洗い場パンの排水口を介して後記する排水器本体を洗い場パンの排水口に取り付ける部材である。
排水器本体は、本従来例では有底筒状の箱体であって、後記する開口部、流出口、オワン部、枝管、から構成される。
開口部は、排水器本体上部に開口された穴であり、後記する防臭パイプが取り付けられる。また、前記したフランジ部の雄ねじと螺合する雌ねじをその内周に螺設して成る。
流出口は、排水器本体側面に開口された管体であって、排水器本体内部に流入した排水を外部に排出するための開口であり、本従来例では下水管が接続されている。
オワン部は、排水器本体内部に配置される、有底筒状の部材であり、流入口から流入した排水が一時的に貯水されることとなる。また、後記する防臭パイプ下端がオワン部内に配置されることにより、封水を形成する。この封水により、下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流するようなことがない。
枝管は、排水器本体の側面に開口された管体であって、浴槽排水流路が接続されている。従って、浴槽排水流路中の浴槽の排水及び浴槽パン上の排水も、浴槽排水流路と枝管を介して排水器本体内部に流入することとなる。
防臭パイプは、前記フランジ部内周に脱着自在に取り付けられる筒状の部材であって、フランジ部に取り付けられた際は、下方の排水器体内部のオワン部内にその下端が配置され、オワン部と協同して封水を形成し、上述のように下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流することを防止する。また、防臭パイプをフランジ部材に取り付けた際には、防臭パイプの開口が、洗い場パン上の排水が排水器本体内部へと流入する流入口となる。
通気用の封水流路は、防臭パイプを壁を構成することにより、流入口と、流入口より開口が小さい通気用の2流路に分断し、それぞれ流路に独自に封水を備えている。また、通気用の封水流路の下端の長さを流入口の封水流路下端よりも短く構成しているため、排水器本体内部が負圧になって、オワン部内の封水の量が少なくなった際に、先に通気用封水流路が開放されて、室内側の空気が吸引される為、排水器本体内部の圧力が正圧となり、排水器本体内部の空気圧が正常となる。この時、通気用の封水流路は、流入口よりも開口面積が小さいため、空気引き込みの大きさも小さくなる。
上記のように構成された排水トラップは前記段落0004と同様に取り付けられる。
上記のように構成された排水トラップは以下のような動作及び排水の流れとなる。
浴槽で排水が発生した場合、排水は浴槽の排水孔から、浴槽パンの排水穴、浴槽排水流路へと排水され、浴槽排水流路に接続された枝管から排水トラップの排水器本体内部に流入し、オワン部の封水を介して流出口から排水器本体外部へと排水されて、最終的には下水管へと排水される。
浴槽パン上で排水が発生した場合、排水は浴槽パンの排水穴から、浴槽排水流路へと排水され、更に浴槽排水流路に接続された枝管から排水トラップの排水器本体内部へと排水される。その後、オワン部の封水を介して流出口から下水管へと排水される。
洗い場パン上で排水が発生した場合、排水は洗い場パンの排水口から、排水トラップの流入口及び通気用の封水流路から、防臭パイプを介して排水器本体内部に流入する。更に、排水はオワン部の封水を介して、最終的には流出口から下水管へと排水される。
また、下水管内部や排水器本体内部の気圧が負圧になった際は、排水器本体内のオワン部内の封水の水位が低くなり、先に防臭パイプに構成された通気用の封水流路が開放される。この為、室内側の空気を通気用の封水流路から排水器本体内部へ吸入でき、排水器本体内部で負圧が発生することが無く、結果的に封水損失や、負圧発生時の音鳴りを防止することができる。
以下、別の従来例として図14に記載の従来の排水トラップについて説明する(特許文献4)。この従来例の排水トラップは、浴室の排水口に施工取り付けされ、前記段落0003と同様の構成の浴槽、浴槽パン、浴槽排水流路、洗い場パン、排水口と、下記構成の排水トラップ、から構成される。
排水トラップは、排水口に取り付けられる部材であって、フランジ部、排水器本体、防臭パイプ、排気路、から構成される。
フランジ部は、外周に雄ねじを刻設する円筒状の部材の上端から側面方向に向けて鍔を突出して構成した断面視L字状の部材であって、洗い場パンの排水口を介して後記する排水器本体を洗い場パンの排水口に取り付ける部材である。
排水器本体は、本従来例では有底筒状の箱体であって、後記する開口部、流出口、オワン部、枝管、から構成される。
開口部は、排水器本体上部に開口された穴であり、後記する防臭パイプが取り付けられる。また、前記したフランジ部の雄ねじと螺合する雌ねじをその内周に螺設して成る。
流出口は、排水器本体側面に開口された管体であって、排水器本体内部に流入した排水を外部に排出するための開口であり、本従来例では下水管が接続されている。
オワン部は、排水器本体内部に配置される、有底筒状の部材であり、流入口から流入した排水が一時的に貯水されることとなる。また、後記する防臭パイプ下端がオワン部内に配置されることにより、封水を形成する。この封水により、下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流するようなことがない。
枝管は、排水器本体の側面に開口された管体であって、浴槽排水流路が接続されている。従って、浴槽排水流路中の浴槽の排水及び浴槽パン上の排水も、浴槽排水流路と枝管を介して排水器本体内部に流入することとなる。
防臭パイプは、前記フランジ部内周に脱着自在に取り付けられる筒状の部材であって、フランジ部に取り付けられた際は、下方の排水器体内部のオワン部内にその下端が配置され、オワン部と協同して封水を形成し、上述のように下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流することを防止する。また、防臭パイプをフランジ部材に取り付けた際には、防臭パイプの開口が、洗い場パン上の排水が排水器本体内部へと流入する流入口となる。
排気路は、管体であって、防臭パイプの流入口から、防臭パイプ下端とオワン部の上端を経由し、西遊的には排水器本体の流出口まで屈曲させつつ備えられる。また、排気路内部にも常時排水が貯水され、独自に封水を形成して成る。この排気路は流入口から流出口まで連通しているものの、上記のように内部に封水を形成しているため、下水の異臭や害虫が室内側へ逆流するようなことはない。また、排水器本体内部の気圧が負圧になった際には、排気路から室内側の空気を吸入できる構成となっている。
上記のように構成された排水トラップは前記段落0004と同様に取り付けられる。
上記のように構成された排水トラップは以下のような動作及び排水の流れとなる。
浴槽で排水が発生した場合、排水は浴槽の排水孔から、浴槽パンの排水穴、浴槽排水流路へと排水され、浴槽排水流路に接続された枝管から排水トラップの排水器本体内部に流入し、オワン部の封水を介して流出口から排水器本体外部へと排水されて、最終的には下水管へと排水される。
浴槽パン上で排水が発生した場合、排水は浴槽パンの排水穴から、浴槽排水流路へと排水され、更に浴槽排水流路に接続された枝管から排水トラップの排水器本体内部へと排水される。その後、オワン部の封水を介して流出口から下水管へと排水される。
洗い場パン上で排水が発生した場合、排水は洗い場パンの排水口から、排水トラップの流入口から、防臭パイプを介して排水器本体内部に流入する。更に、排水はオワン部の封水を介して、最終的には流出口から下水管へと排水される。
また、下水管内部や排水器本体内部の気圧が負圧になった際は、オワン部内の排水が負圧により引き込まれて水位が減少し、防臭パイプより早く排気路から室内側の空気を吸引するので、排水器本体内部が正常な圧力となる。従って、排水器本体内部で大きな負圧が発生することが無く、結果的に封水損失や、負圧発生時の音鳴りを防止することができる。
特開2001−26959号公報 特開2007−126874号公報 特開2007−255153号公報 特開2008−156949号公報
上記した一般的な逆ワン型排水トラップには、以下のような問題があった。
一般的な排水トラップは、床下配管に負圧(空気の圧力が、通常の大気圧である1気圧よりも低くなった状態)となる場合がある。
床下排水に負圧が発生する理由は様々であるが、良く知られている原因としては、以下に記載した自己サイホンという場合がある。
自己サイホンとは、排水トラップから床下配管に排水を行う際に、排水が床下配管内の空気を巻き込んで流れ、その分床下配管内の空気が減少して負圧になる現象である。
自己サイホンその他の理由によって、床下配管内に負圧が発生すると、失われた空気を供給するため、排水器本体内を介して大気解放されている室内側の排水口から空気を取り込もうとする力が働く。この過程において、排水トラップ内部の封水が、流出口から床下配管側に引き込まれて排出される場合がある。
このような現象が起きると、次のような問題が生じる。
1.排水の際、空気が防臭パイプの流入口まで到達することから、流入口の大きさに比例した大きな空気の塊(気泡)が排水中を流れ、「ゴボゴボ」と不快な騒音を発生する。
2.オワン部に溜まっていた封水が流出口から吸引されて排出され、防臭パイプの流入口よりも下方にまで封水の水面が降下する。このような状態になると、排水トラップ内に形成された排水流路の少なくとも一部に、封水と呼ばれる排水が溜まった状態では無くなり、トラップ機能が失われ、臭気や害虫類が下水側から屋内側に進入可能となる。このような状態を破封という。実際には排水が終了に近づき、排水の勢いが弱くなるにつれて、自己サイホンが収まると共に、少量の排水が比較的緩やかに流れて封水部に溜まるため、完全な破封状態になることは希であるが、封水の水面は封水部の上端よりも低い位置に留まり、トラップ機能が充分に機能できなくなる(破封しやすくなる)場合が多い。
このような一般的な逆ワン型の排水トラップにおける、排水時のゴボゴボという不快な音の発生を防止し、また破封を生じ難くするために上述のような排水トラップがあったが、それぞれ以下のような問題が発生していた。
図11に示した排水トラップは、通気弁を防臭パイプに設置しているため、部材点数が多くなり、部材点数増によるコストアップの問題があった。また、負圧発生時にため、排水流量が悪くなったり、止水不良を発生させるなどして問題があった。更に、通気弁は可動部材である為、弁体が誤作動することもあった。特に排水に常に晒される防臭パイプにはヌメリが発生しやすく、ヌメリに晒される弁体と防臭パイプは容易に当接/非当接ができないことも多発していた。このように弁体が誤作動すると、排水器本体内で負圧が発生しても室内側から排水器本体内部へ空気を吸引できずに封水切れを起こしたり、排水時の異音が発生することがあった。また、逆に弁体が開放されたままになってしまうと、排水器本体内部の下水側の異臭や害虫が混在している空気が室内側へ逆流してしまっていた。
また、図12又は図13に示した排水トラップは、防臭パイプを2流路の封水流路に構成し、通気用の封水流路の開口を流入口の封水流路より小さく構成しているため、排水中に異物やごみ、髪の毛等混入していた場合、この小さい通気用の封水流路が詰まってしまう可能性があった。通気用の封水流路が詰まってしまうと、排水器本体内部に負圧が発生しても空気を通気用の封水流路から吸引することができないため、封水切れが発生したり、排水中の異音が発生することがあった。また、通気用封水流路の開口が小さいため、使用者が防臭パイプを洗浄しようとしても通気用の封水流路中まで洗浄することが出来ず、専用の小さいブラシ等を使用しなければ内部まで洗浄できないことがあり、非常に不衛生であった。また、構造が複雑であるため、金型構造上の問題でパーツ数が増加する上に、接着工程や工場組立時に工程が増え、組立に手間がかかっていた。
また、図14に示した排水トラップは、排気路を小さな径の管体を排水トラップの流入口から流出口まで封水を備えて構成しているため、排水中に異物やごみ、髪の毛等混入していた場合、この小さい排気路内が詰まってしまう可能性があった。通気用の排気路が詰まってしまうと、排水器本体内部に負圧が発生しても空気を通気用の封水流路から吸引することができないため、封水切れが発生したり、排水中の異音が発生することがあった。また、排気路の開口が小さいため、使用者が防臭パイプを洗浄しようとしても通気用の排気路まで洗浄することが出来ず、専用の小さいブラシ等を使用しなければ内部まで洗浄できないことがあり、非常に不衛生であった。また、構造が複雑であるため、工場組立時の組立工程が増加し、手間がかかっていた。
本発明の排水トラップは、
1.排水器本体内部で負圧が発生しても、破封や不快な音が発生しない。
2.構造が簡単で、製造工程数が少なく、更には部材点数が少ない。
3.誤作動が少ない。
4.使用者が掃除をしやすい。
という課題を解決する為に発明されたものである。
請求項1に記載の本発明は、排水が流入する流入口2と排水が排出される流出口3とを構成した排水器本体1と、流入口2に着脱自在に取り付けられる筒状の防臭パイプ4と、排水器本体1内部に構成され、前記防臭パイプ4と協同して封水を形成するワン型のオワン部5と、から構成される排水トラップにおいて、
前記封水から排水器本体1中の下流に空気を一時的に貯留するエアーポケット6を構成したことを特徴とする排水トラップである。
請求項2に記載の本発明は、前記エアーポケット6を、オワン部5の外周から側面方向に向けて突出して構成された羽根体5aから構成したことを特徴とする前記段落0016に記載の排水トラップである。
請求項3に記載の本発明は、前記羽根体5aを、排水器本体1内壁にほぼ当接するように構成したことを特徴とする前記段落0017に記載の排水トラップである。
請求項4に記載の本発明は、前記羽根体5aを、高低差を付与して構成したことを特徴とする前記段落0017又は段落0018に記載の排水トラップである。
請求項5に記載の本発明は、前記エアーポケット6を、オワン部5の外周から側面方向に向けて底面が開放された箱体部5bから構成したことを特徴とする前記段落0016に記載の排水トラップである。
請求項6に記載の本発明は、前記エアーポケット6を、排出口の下端より上方に構成したことを特徴とする前記段落0016乃至段落0020のいずれか一つに記載の排水トラップである。
本発明の遠隔操作式排水栓装置は以下のような効果を奏する。
請求項1に記載の本発明は、封水から排水器本体中の下流に空気を一時的に貯留するエアーポケットを構成したことにより、排水器本体内で負圧が発生しても、エアーポケットには空気が貯留しているため、その空気を補給する(吸い出される)ことにより、破封を防止し、空気引き込みによる不快な音の発生も防止することができる。
請求項2に記載の本発明は、エアーポケットを、オワン部の外周から側面方向に向けて突出して構成された羽根体から構成したことにより、オワン部に一体的に構成することが出来るので、部材点数及び組立工程を減少させることができ、コストダウンが達成できる。
請求項3に記載の本発明は、羽根体を排水器本体内壁にほぼ当接するように構成したことから、羽根体とオワン部外周と排水器本体内壁の空間に空気を貯留させるエアーポケットを構成させることができ、羽根体を一枚板状に構成するだけで簡単にエアーポケットが構成されるので、オワン部の構造を複雑化せずに簡単な形状で形成することができる。従って、金型構造も単純化できる。
請求項4に記載の本発明は、羽根体を、高低差を付与して構成したことにより、羽根体とオワン部外周と排水器本体内壁の空間に空気を貯留させるエアーポケットを構成することができ、羽根体を一枚板状に構成するだけで簡単にエアーポケットが構成されるので、オワン部の構造を複雑化せずに簡単な形状で形成することができる。従って、金型構造も単純化できる。
請求項5に記載の本発明は、エアーポケットを、オワン部の外周から側面方向に向けて底面が開放された箱体部5bから構成したことにより、エアーポケットの構造上の幅が広がる。
請求項6に記載の本発明は、エアーポケットを、排出口の下端より上方に構成したことにより、エアーポケット内部に水残りが発生することがない。
本発明の第一実施例の排水トラップを採用した流し台の断面図である。 本発明の第一実施例の排水トラップの断面図である。 図2のうち、防臭パイプを省略したA−A断面図である。 本発明の第一実施例の排水トラップの部材構成を示す斜視図である。 本発明の第一実施例の排水トラップの一部を切り欠きした斜視図である。 本発明の第一実施例の排水トラップの一部を切り欠きし、防臭パイプを省略した斜視図である。 本発明の第二実施例の排水トラップを採用した浴室配管の断面図である。 本発明の第二実施例の排水トラップの一部を切り欠きした斜視図である。 本発明の第二実施例の排水器本体の一部を切り欠きした斜視図である。 本発明の他の実施例の排水トラップの断面図である。 従来の排水トラップを示す断面図である。 従来の排水トラップを示す断面図である。 従来の排水トラップを示す断面図である。 従来の排水トラップを示す断面図である。
以下に、図1乃至図6に記載した本発明の第一実施例の排水トラップについて説明する。本第一実施例の排水トラップは、台所の流し台の排水口7に施工取り付けされる排水トラップであって、シンクS、排水口7、排水トラップ、オーバーフロー配管8、から構成される。
シンクSは、上方が開口した箱体であって、底部に排水を排水する排水口7を構成している。
排水口7は、シンクSの底面に開口された開口であり、後記する排水トラップが接続されて成る。
排水トラップは、排水口7に取り付けられる部材であって、ロックナット部9、排水器本体1、防臭パイプ4、から構成される。
ロックナット部9は、断面視略L字状のリング部材であって、内周に雌ねじを螺設して成る。
排水器本体1は、本実施例では有底筒状の箱体であって、後記するフランジ部10、開口部11、流出口3、オワン部5、エアーポケット6、枝管12から構成される。
フランジ部10は、排水器本体1の上端から外側方向に向けて突出して構成され、前記ロックナット部9とフランジ部10によって排水口7を挟持して排水器本体1をシンクSに取り付けることが出来る。
また、フランジ部10の下方位置であって排水器本体1外周に雄ねじが螺設され、前記ロックナット部9の雌ねじと螺合する。
開口部11は、排水器本体1内部に排水が流入する為の開口であり、後記する防臭パイプ4が取り付けられる。
流出口3は、排水器本体1側面から底面にかけて開口されて下方へ傾斜する管体であって、排水器本体1内部に流入した排水を外部に排出するための開口であり、本実施例では下水管が接続されている。
オワン部5は、排水器本体1内部に配置される、有底筒状の部材であり、流入口2から流入した排水が一時的に貯水されることとなる。底面には、後記する枝管12が接続される開口が構成されて、枝管12と連通する構成となっている。また、後記する防臭パイプ4下端がオワン部5内に配置されることにより、封水を形成する。この封水により、下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流するようなことがない。
エアーポケット6は、オワン部5外周に構成される部材であり、本実施例では、排水器本体1の流出口3下端より上方のオワン部5外周から羽根状に羽根体5aが外側方向に延出して構成され、羽根体5aは排水器本体1の内周壁に当接するように構成されている。また、羽根体5aは高低差を付けて設けられている。具体的には、本実施例では頂点から左右2方向に向かって流出口3側へ下降する傾斜により構成されており、当該オワン部5外周、羽根体5aの裏面、排水器本体1内壁で作られる空間(エアーポケット6)に、排水時に混入する空気を貯留する(高低差によってその内部に空気を溜めることができる)。この貯留された空気は、使用時に排水器本体1内部の空気が負圧となりオワン部5内の封水が流出口3側へ引き込まれても、エアーポケット6内に貯留した空気を引き込むことにより、排水器本体1内部から下水側の負圧が解消されて、破封や排水時の不快な音を発生させることがない。また、本実施例ではエアーポケット6を羽根体5aの傾斜により構成したため、使用者がオワン部5を清掃する際も構造上狭くなった部分が無く、簡単にスポンジやたわしなどで清掃することができる。
枝管12は、排水器本体1の底面に開口された管体であり、本実施例ではシンクSのオーバーフロー配管8が接続されている。また、枝管12は、オワン部5に開口された開口と連通するよう配管される。オーバーフロー配管8からの排水は、枝管12を介してオワン部5内に流入する構成となっている。
防臭パイプ4は、前記開口部11に脱着自在に取り付けられる筒状の部材であって、開口部11に取り付けられた際は、下方の排水器本体1内部のオワン部5内にその下端が配置され、オワン部5と協同して封水を形成し、上述のように下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流することを防止する。また、防臭パイプ4をフランジ部10材に取り付けた際には、防臭パイプ4の開口が、洗い場パンP2上の排水が排水器本体1内部へと流入する流入口2となる。
オーバーフロー配管8は、シンクSの側面に開口された、シンクSのオーバーフロー用開口から、排水トラップの枝管12までに接続された管体であって、シンクSのオーバーフロー水を下水へと排水するための配管である。
上記のように構成された排水トラップは以下のように取り付けられる。
シンクSの排水口7に、排水器本体1を上方から挿入し、水密部材を介してフランジ部10を排水口7上縁に係止させ、シンクS裏面からロックナット部9の雌ねじを排水器本体1の雄ねじに螺合させて、シンクSの排水口7をフランジ部10とロックナット部9で挟持するようにして排水器本体1をシンクSの排水口7に水密的に取り付けることが出来る。その後、オーバーフロー配管8を排水器本体1の枝管12からシンクSのオーバーフロー開口とに接続させ、オワン部5を排水器本体1内に底面の開口が枝管12内に挿入して接続するよう配置し、防臭パイプ4を排水器本体1の開口にセットする。また、排水器本体1の流出口3に下水管を接続して、排水トラップの取付は完了する。
上記のように構成された排水トラップは以下のような排水の流れとなる。
シンクSに排水が発生した場合、排水はシンクSの排水口7から排水され、排水器本体1の開口部11から排水器本体1内部に排水が流入する。すると防臭パイプ4の流入口2からオワン部5内の封水に排水が流入し、オワン部5から排水が溢れるようにして排水器本体1内周壁とオワン部5外周の空間に排水が流入する。その後、溢れ出た排水は流出口3から下水へと排水されることとなる。
また、シンクSのオーバーフロー開口から排水が発生した場合は、オーバーフロー配管8から枝管12を介してオワン部5内へ排水が流入する。オワン部5の封水と合流した排水は、オワン部5から溢れるようにして排水器本体1内周壁とオワン部5外周の空間に流入する。その後、排水は流出口3から下水へと排水されることとなる。
また、下水管内部や排水器本体1内部の気圧が負圧になった際は、オワン部5に構成されたエアーポケット6内の空気が排水器本体1内部へ吸い出されて補給され、排水器本体1内部へ空気が吸入されるため、室内側の空気を吸い込むことがない。また、排水器本体1内部で負圧が発生しても、エアーポケット6内の空気が吸い出されて補給され、効果的に負圧となることを防止するため、結果的に封水損失や、負圧発生時の不快な音鳴りを防止することができる。
尚、上記第一実施例では、図1乃至図2で明らかなように、エアーポケット6の下端より流出口3の方が低い高さ位置に設けられている。このため、排水が完了すると、エアーポケット6を含むオワン部5の周囲から排水は失われ、空気のみとなるので、この時エアーポケット6内に再度空気が補充され、後に排水が行われた際に再度上記したような機能を果たすことができる。
また、エアーポケット6端部と排水器本体1内周壁との当接はパッキンなどを利用した完全に水密的なものではないが、水の表面張力の働きがあるので、形状が合致していれば、この狭い隙間から、排水の短時間の間に空気が漏れ出ることはほとんどなく、上記の空気の供給機構としての役割を果たすことができる。
次に、図7乃至図9に記載した本発明の第二実施例の排水トラップについて説明する。
この実施例の排水トラップは、浴室の排水口7に施工取り付けされる排水トラップであって、前記段落0003の従来例の排水トラップの各部材と同様の構成の浴槽B、浴槽パンP1、浴槽排水流路BL、洗い場パンP2、排水口7と、下記構成の排水トラップ、から構成される。
排水トラップは、排水口7に取り付けられる部材であって、フランジ部10、排水器本体1、防臭パイプ4、から構成される。
フランジ部10は、外周に雄ねじを刻設する円筒状の部材の上端から側面方向に向けて鍔を突出して構成した断面視L字状の部材であって、洗い場パンP2の排水口7を介して後記する排水器本体1を洗い場パンP2の排水口7に取り付ける部材である。
排水器本体1は、本実施例では有底筒状の箱体であって、後記する開口部11、流出口3、オワン部5、エアーポケット6、枝管12、から構成される。
開口部11は、排水器本体1上部に開口された穴であり、後記する防臭パイプ4が取り付けられる。また、前記したフランジ部10の雄ねじと螺合する雌ねじをその内周に螺設して成る。
流出口3は、排水器本体1側面に開口された管体であって、排水器本体1内部に流入した排水を外部に排出するための開口であり、本実施例では下水管が接続されている。
オワン部5は、排水器本体1内部に配置される、有底筒状の部材であり、流入口2から流入した排水が一時的に貯水されることとなる。また、後記する防臭パイプ4下端がオワン部5内に配置されることにより、封水を形成する。この封水により、下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流するようなことがない。
エアーポケット6は、オワン部5の外周から側面方向に向けて底面が開放された箱体部5bから構成されて成り、本実施例ではオワン部5から脱着できるように構成されている。この貯留された空気は、使用時に排水器本体1内部の空気が負圧となりオワン部5内の封水が流出口3側へ引き込まれても、エアーポケット6内に貯留した空気を引き込むことにより、排水器本体1内部の負圧が解消されて、破封や排水時の不快な音を発生させることがない。また、本実施例ではエアーポケット6を箱体部5bにより構成したため、より大量の空気を貯留することができる。又、本実施例においては箱体部5bを別体で脱着自在に構成したことから、使用者は簡単に箱退部を取り外して内部を清掃することができる。
枝管12は、排水器本体1の側面に開口された管体であって、浴槽排水流路BLが接続されている。従って、浴槽排水流路BL中の浴槽Bの排水及び浴槽パンP1上の排水も、浴槽排水流路BLと枝管12を介して排水器本体1内部に流入することとなる。
防臭パイプ4は、前記フランジ部10内周に脱着自在に取り付けられる筒状の部材であって、フランジ部10に取り付けられた際は、下方の排水器体内部のオワン部5内にその下端が配置され、オワン部5と協同して封水を形成し、上述のように下水からの異臭や害虫が室内側へ逆流することを防止する。また、防臭パイプ4をフランジ部10材に取り付けた際には、防臭パイプ4の開口が、洗い場パンP2上の排水が排水器本体1内部へと流入する流入口2となる。
上記のように構成された排水トラップは前記段落0004の従来例と同様に取り付けられる。
上記のように構成された排水トラップは以下のような動作及び排水の流れとなる。
浴槽Bで排水が発生した場合、排水は浴槽の排水孔D1から、浴槽パンの排水穴D2、浴槽排水流路BLへと排水され、浴槽排水流路BLに接続された枝管12から排水トラップの排水器本体1内部に流入し、オワン部5の封水を介して流出口3から排水器本体1外部へと排水されて、最終的には下水管へと排水される。
浴槽パンP1上で排水が発生した場合、排水は浴槽パンの排水穴D2から、浴槽排水流路BLへと排水され、更に浴槽排水流路BLに接続された枝管12から排水トラップの排水器本体1内部へと排水される。その後、オワン部5の封水を介して流出口3から下水管へと排水される。
洗い場パンP2上で排水が発生した場合、排水は洗い場パンP2の排水口7から、排水トラップの流入口2、防臭パイプ4を介して排水器本体1内部に流入する。更に、排水はオワン部5の封水を介して、最終的には流出口3から下水管へと排水される。
また、下水管内部や排水器本体1内部の気圧が負圧になった際は、オワン部5に構成されたエアーポケット6内の空気が排水器本体1内部へ吸い出されて補給され、排水器本体1内部へ空気が吸入でき、室内側の空気を吸い込むことがない。また、排水器本体1内部で負圧が発生しても、エアーポケット6内の空気が排水器本体1内部へ吸い出されて補給され効果的に負圧となることを防止するため、結果的に封水損失や、負圧発生時の不快な音鳴りを防止することができる。
尚、上記第二実施例では、図7乃至図8で明らかなように、エアーポケット6の下端より流出口3の下端の方が低い高さ位置に設けられている。このため、排水が完了すると、エアーポケット6を含むオワン部5の周囲から排水は失われ、空気のみとなるので、この時エアーポケット6内に再度空気が補充され、後に排水が行われた際に再度上記したような機能を果たすことができる。
本実施例は上記のように記載したが、上記実施例に限定されるものではなく、請求項に記載の内容を超えない範囲で適宜設計変更は可能である。
例えば、エアーポケット6の構成において、羽根体5aの全体を傾斜させるのではなく、図10に示したように、羽根体5aの一部を下方に屈曲して高低差を設けるようにして構成しても良い。
また、上記第一実施例では、エアーポケット6端部と排水器本体1内周壁との当接はパッキンなどを利用した完全に水密的なものではないが、必要に応じて当接部分にゴムなどのパッキンを配置し、完全に水密的な当接となるように構成しても構わない。
また、上記各実施例では、流し台や浴室に本発明を採用してなるが、本発明は上記実施例に限定される物ではなく、洗面台や洗濯機パンなど各種排水機器に適宜必要に応じて採用することができる。
1 排水器本体 2 流入口
3 流出口 4 防臭パイプ
5 オワン部 5a 羽根体
5b 箱体部 6 エアーポケット
7 排水口 8 オーバーフロー配管
9 ロックナット部 10 フランジ部
11 開口部 12 枝管
B 浴槽 BL 浴槽排水流路
D1 浴槽の排水孔 D2 浴槽パンの排水穴
P1 浴槽パン P2 洗い場パン
S シンク

Claims (6)

  1. 排水が流入する流入口2と排水が排出される流出口3とを構成した排水器本体1と、
    流入口2に着脱自在に取り付けられる筒状の防臭パイプ4と、
    排水器本体1内部に構成され、前記防臭パイプ4と協同して封水を形成するワン型のオワン部5と、
    から構成される排水トラップにおいて、
    前記封水から排水器本体1中の下流に空気を一時的に貯留するエアーポケット6を構成したことを特徴とする排水トラップ。
  2. 前記エアーポケット6を、オワン部5の外周から側面方向に向けて突出して構成された羽根体5aから構成したことを特徴とする前記請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 前記羽根体5aを、排水器本体1内壁にほぼ当接するように構成したことを特徴とする前記請求項2に記載の排水トラップ。
  4. 前記羽根体5aを、高低差を付与して構成したことを特徴とする前記請求項2又は請求項3に記載の排水トラップ。
  5. 前記エアーポケット6を、オワン部5の外周から側面方向に向けて底面が開放された箱体部5bから構成したことを特徴とする前記請求項1に記載の排水トラップ。
  6. 前記エアーポケット6を、排出口の下端より上方に構成したことを特徴とする前記請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の排水トラップ。
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