JP2011093504A - 車両の故障情報管理 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障コードを含む故障情報を車両の故障診断の判断材料として利用しやすくし、さらに車両の故障状態を再現しやすくする。
【解決手段】車両の電子制御装置と通信して、車両の故障診断をおこなう故障診断装置を提供する。その故障診断装置は、メモリと、表示手段と、車両の電子制御装置から、イグニッション(IG)スイッチがオンになった回数(運転回)と、車両の故障コードと、IGスイッチオンから車両の故障検出までの車両の走行時間および走行距離と、を取得してメモリに保管する故障情報取得手段と、メモリに保管された、故障コードと、当該故障の検出時の、運転回、走行時間および走行距離とを関連付けて、故障情報として表示手段に表示させる表示制御手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の故障情報管理に関し、より具体的には、車両の故障情報を取得し保管する車両の電子制御装置と、車両の電子制御装置から車両の故障情報を取得して表示する車両の故障診断装置に関する。
特許文献1は、車両用故障診断装置を開示する。この故障診断装置は、自己診断機能を備えた車載用電子制御装置から故障コードを取得して車両の故障診断をおこなう。
特許文献2は、車両用故障診断装置を開示する。この車両用故障診断装置は、受信したGPS信号に基づき車両の故障検出時の時刻データを生成し、車両の診断データ等とともにメモリに保管する。
特許文献3は、車両診断装置を開示する。この車両診断装置は、カウンタにより車輪の回転数等をカウントし、そのカウント値から車両の故障発生時期を推定する。
特許第2589617号公報 特開平10−160642号公報 特開2009−74998号公報
故障車両を修理するためには、その故障の症状が発生している状態でのデータ計測が必要である。しかし、故障車両が修理工場に持ち込まれた際に、故障コードは記憶されているもののその故障状態が再現しない場合がある。その場合、故障状態を再現させるために、故障コードから故障状態を推定して、運転によりその故障状態を再現させることを試みるが、その故障状態はあくまで推定であるため、何度となく推定と運転を繰り返しながら故障状態を再現していかざるを得ないことが多い。そのため、故障状態の再現に多大な労力と時間を要するという問題がある。
特許文献1に記載の発明は、故障コードを基に車両の故障診断をおこなうが、故障状態の再現については考慮をしていない。また、特許文献2および3に記載の発明は、車両の故障発生時点を特定する情報を得ているが、故障コードがどのくらい前に発生したかの情報を得ているに過ぎず、故障状態の再現には十分に対応しているとは言えない。
そこで、本発明は、故障コードを含む故障情報を車両の故障診断の判断材料として利用しやすくし、さらに車両の故障状態を再現しやすくすることを目的とする。
本発明は、車両の電子制御装置を提供する。その車両の電子制御装置は、メモリと、イグニッション(IG)スイッチがオンになった回数をカウントし、そのカウント値を運転回としてメモリに保管するするカウンタと、IGスイッチがオンになってからの時間を計測するタイマと、車両の故障を検出しその故障コードを前記メモリに保管する故障検出手段と、タイマから車両の故障が検出されたときの時間を取得し、故障時の走行時間としてメモリに保管する走行時間算出手段と、距離メータから、IGスイッチがオンになったときの車両の積算走行距離と、車両の故障が検出されたときの車両の積算走行距離とを取得して、その差分からIGスイッチがオンになったときから車両の故障が検出されたときまでの車両の走行距離を算出し、故障時の走行距離としてメモリに保管する走行距離算出手段とを備え、メモリは、故障コードと、当該故障の検出時の、運転回、故障時の走行時間および走行距離とを関連付けて保管する。
本発明によれば、車両の故障情報として、故障コードのみならずその故障時の、運転回、走行時間および走行距離をメモリに保管するので、故障発生時の状況をより詳しく知ることができ、故障個所推定しさらには車両の故障状態を再現する上での有力な判断材料として利用することができる。その結果、故障個所の特定あるいは故障状態の再現が容易になる。
本発明の一形態によると、走行時間算出手段は、タイマからIGスイッチがオンになってからオフになるまでの時間を取得し、当該運転回での走行時間としてメモリに保管し、走行距離算出手段は、距離メータからIGスイッチがオフになったときの積算走行距離を取得し、当該積算走行距離とIGスイッチがオンになったときの積算走行距離との差分からIGスイッチがオンになったときからオフになったときまでの車両の走行距離を算出し、当該運転回での走行距離としてメモリに保管し、メモリは、運転回と、当該運転回での走行時間および走行距離とを関連付けて保管する。
この本発明の一形態によれば、各運転回での走行情報をも利用しながら車両の故障情報について検討することができるので、故障個所の特定あるいは故障状態の再現をより容易にすることができる。
さらに、本発明は、車両の電子制御装置と通信して、車両の故障診断をおこなう故障診断装置を提供する。その故障診断装置は、メモリと、表示手段と、車両の電子制御装置から、イグニッション(IG)スイッチがオンになった回数(運転回)と、車両の故障コードと、IGスイッチがオンになったときから車両の故障が検出されたときまでの車両の走行時間および走行距離と、を取得してメモリに保管する故障情報取得手段と、メモリに保管された、故障コードと、当該故障の検出時の、運転回、走行時間および走行距離とを関連付けて、故障情報として表示手段に表示させる表示制御手段と、を備える。
この本発明によれば、故障診断時において、車両の故障情報として、故障コードのみならずその故障時の、運転回、走行時間および走行距離を表示することができるので、故障発生時の状況をより詳しく知ることができ、故障個所を特定しさらには車両の故障状態を再現する上での有力な判断材料として利用することができる。その結果、故障個所の特定あるいは故障状態の再現が容易になる。
本発明の一形態によると、故障情報取得手段は、車両の電子制御装置から、さらに、IGスイッチがオンになったときからオフになったときまでの車両の走行時間と走行距離を取得し、当該運転回での走行時間および走行距離としてメモリに保管し、表示制御手段は、故障情報とともに、運転回と、当該運転回での走行時間および走行距離とを関連付けて、表示手段に表示させる。
この本発明の一形態によれば、各運転回での走行情報をも参照しながら車両の故障情報について検討することができるので、故障個所の特定あるいは故障状態の再現をより容易にすることができる
本発明の一形態によると、表示制御手段は、連続する複数の運転回毎の走行時間および走行距離を並べて表示手段に表示させる。
この本発明の一形態によれば、運転者の走行傾向(パターン)を把握した上で、故障の発生状況、あるいはその頻度(周期)等を知ることができるので、故障個所の特定あるいは故障状態の再現をより容易にすることができる。
本発明の車両に接続した故障診断装置を示す図である。 本発明のECUと故障診断装置の構成を示すブロック図である。 本発明のECUの動作フローを示す図である。 本発明の故障診断装置の動作フローを示す図である。 故障情報と平常時の走行情報の表示例を示す図である。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に従う、車両に接続した故障診断装置を示す図である。故障診断装置100は、表示部10と入力部12を有し、通信ケーブル14により車両150の前面のフロントパネル部16の下部にある接続部(図示なし)に接続される。その接続部は、車両内の電子制御装置(以下、「ECU」)という)に接続する。ECUは、中央演算処理装置(CPU)およびメモリを備えるコンピュータである。ECUは、エンジン等のセンサ群からの信号を受けてエンジン等の各種制御をおこなう。
図1では、故障診断装置100はノート型パソコンとして例示しているが、このタイプに限られず、さらに小型のハンディ・タイプとしてもよい。その場合、ナビゲーション装置18の表示部と入力部を利用してもよい。また、故障診断装置100は、通信ケーブル14を利用せずに、無線通信により車両内のECUあるいは外部のコンピュータ(PC、サーバ等)と通信できるようにしてもよい。
図2は、本発明の故障診断装置とECUの構成を示すブロック図である。故障診断装置100は、制御部20、表示部22、入力部24、メモリ26、および通信I/F28を備える。制御部20は、CPUおよび内部メモリを備えるコンピュータである。制御部20は、表示部22、入力部24、メモリ26、および通信I/F28に対して各種制御をおこなう。図2では、制御部20の機能が表示制御部210と故障情報取得部220として示してある。この各機能については後述する。
表示部22は、LCD等のディスプレイとさらに必要に応じてスピーカを備える。入力部24は、キーボード、マウス等の入力装置を含む。表示部22のディスプレイがタッチパネル機能を有する場合、そのタッチパネルによって入力してもよい。さらに、入力部24としてマイクロフォンを介した音声入力機能を追加してもよい。
メモリ26は、RAM等の揮発性メモリ、ROM等の不揮発性メモリ、フラッシュメモリやHDD等の不揮発性書換え可能メモリを含む。揮発性メモリには、入力部24から入力されたデータや通信I/F28を介して車両のECU200から取得した各種データ等が一時保管される。不揮発性メモリと不揮発性書換え可能メモリには、制御部20が各機能を実行するための診断用プログラム(ソフトウエア)や測定データを処理して得られる測定結果等が保管される。
通信I/F28は、有線通信I/Fとさらに必要に応じて無線通信I/Fを含む。有線通信I/Fの場合、ケーブル14を介して車両のECU200等と通信する。無線通信I/Fの場合は、アンテナ(図示なし)を介して車両のECU等と通信する。
ECU200は、制御部30、通信I/F32、メモリ34、カウンタ36およびタイマ38を備える。制御部30は、通信I/F32、メモリ34、カウンタ36およびタイマ38に対して各種制御をおこなう。図2では、制御部30の機能が故障検出部310、走行時間算出部320、および走行時間算出部330として示してある。この各機能については後述する。
通信I/F32は、有線通信I/Fとさらに必要に応じて無線通信I/Fを含む。有線通信I/Fの場合、ケーブル14を介して故障診断装置100等と通信する。無線通信I/Fの場合は、アンテナ(図示なし)を介して車両のECU等と通信する。
メモリ34は、RAM等の揮発性メモリ、ROM等の不揮発性メモリ、フラッシュメモリやHDD等の不揮発性書換え可能メモリを含む。揮発性メモリには、距離メータ42からの距離データ等の各種データ等が一時保管される。不揮発性メモリと不揮発性書換え可能メモリには、制御部30が各機能を実行するための制御用プログラム(ソフトウエア)や取得した各種データを処理して得られるデータ処理結果等が保管される。
カウンタ36は、イグニッション(IG)スイッチ44がオンになった回数をカウントし、そのカウント値を運転回としてメモリ34に保管する。タイマ38は、IGスイッチ44がオンになってからオフになるまでの時間を計測する。
次に故障診断装置100とECU200の動作について、図面を参照しながら説明する。最初にECU200の動作について説明する。図3は、ECU200の動作フローを示す図である。この動作フローは、図2の制御部30のCPUがメモリ34に格納された制御用プログラム呼び出して実行することにより実施される。
図3のステップS101において、IGスイッチオンの信号がカウンタ36とタイマ38に入力される。ステップS103において、カウンタ36はIGスイッチがオンになった回数をカウントし、そのカウント値を運転回(1〜N回目走行)としてメモリ34に保管する。ステップS105において、タイマ38によりIGスイッチオンからの時間の計測が開始される。
ステップS107において、制御部30において故障検出部310が車両の故障を検出したかを判定する。車両の故障を検出した場合、ステップS109において、その故障の故障コードをメモリ34に保管する。なお、故障コードは故障内容(項目)毎に定められ、予めメモリ34に保管されている。
ステップS111において、制御部30の走行時間算出部320は、故障検出部310が故障を検出したときのタイマ38の時間、すなわちIGスイッチオンから故障検出までの経過時間を取得し、故障時の走行時間としてメモリ34に保管する。なお、この経過時間の取得は、実際には故障検出部310が車両の故障を検出したとほぼ同時にタイマ38の時間を取得することにより実行される。
ステップS113において、制御部30の走行距離算出部330は、距離メータ42から、IGスイッチがオンになったときの車両の積算走行距離と、車両の故障が検出されたときの車両の積算走行距離とを取得して、その差分からIGスイッチオンから車両の故障が検出されたときまでの車両の走行距離を算出し、故障時の走行距離としてメモリに保管する。なお、距離メータ42はその内部の制御部(ECU)により、IGスイッチオン、オフ等の各時点での積算走行距離を求めて保管する機能を有している。制御部30は、メモリ34において、故障コードと、当該故障の検出時の、運転回、故障時の走行時間および走行距離とを関連付けて保管させる。
ステップS115において、制御部30は、IGスイッチがオフになったかを判定する。なお、制御部30は、IGスイッチがオフになった後も車両のバッテリ(図示なし)により少なくとも所定の時間駆動するようになっている。IGスイッチがオフになっていない場合は、ステップS107に戻り、車両の故障検出の有無が再び判定される。また、ステップS107において、車両の故障が検出されない場合、ステップS109〜S223をバイパスしてステップS115に進む。したがって、IGスイッチがオフになるまで、ステップS107からステップS115までが繰り返されることになる。
IGスイッチがオフになった場合、ステップS117において、制御部30の走行時間算出部320は、タイマからIGスイッチがオフになったときの時間、すなわちIGスイッチオンからオフまでの経過時間を取得し、当該運転回での走行時間(全体の走行時間)としてメモリ34に保管する。なお、この経過時間の取得は、実際にはIGスイッチオフとほぼ同時にタイマ38の時間を取得することにより実行される。
ステップS119において、制御部30の走行距離算出部330は、距離メータ42から、IGスイッチがオンになったときの車両の積算走行距離と、IGスイッチがオフになったときの積算走行距離とを取得して、その差分からIGスイッチオンからオフまでの車両の走行距離を算出し、当該運転回での走行距離(全体の運転距離)としてメモリ34に保管する。制御部30は、メモリ34において、運転回と、当該運転回での走行時間および走行距離とを関連付けて保管させる。
図4は、故障診断装置100の故障診断時における動作フローを示す図である。この動作フローは、制御部20のCPUがメモリ26に格納された制御用プログラム呼び出して実行することにより実施される。なお、以下の例では、表示部22は図1のノート型パソコンのディスプレイでの表示を想定している。したがって、個々に言及はしていないが、表示内容は、マウスによるカーソル移動やアイコンのクリック(選択)あるいはキーボードによる数値等の入力により任意に変更され表示される。
図4のステップS201において、制御部30の故障情報取得部220は、故障診断時において、接続する車両のECU200に対して、故障情報の送信を要求する。ECU200は、その要求を受けて、メモリ34に保管した故障情報を故障診断装置100に送信する。ステップS203において、故障情報取得部220はECU200からの故障情報を取得し、メモリ26に保管する。故障情報には、故障コードと、当該故障の検出時の、運転回、故障時の走行時間および走行距離が含まれる。
ステップS205において、故障情報取得部220は、さらに車両のECU200に対して、各運転回での走行情報の送信を要求する。ECU200は、その要求を受けて、メモリ34に保管した各運転回での走行情報を故障診断装置100に送信する。ステップS207において、故障情報取得部220は、ECU200からの各運転回での走行情報を取得し、メモリ26に保管する。各運転回での走行情報には、運転回と、当該運転回での走行時間(全体の走行時間)および走行距離(全体の走行距離)が含まれる。なお、各運転回での走行情報には、故障検出時の運転回を含み、さらにその前後の連続する複数回(例えば10、20、30回等)分の走行時間および走行距離が含まれることが望ましい。
ステップS209において、制御部30の表示制御部210は、メモリ26に保管した故障情報と各運転回での走行情報を呼び出して加工した後、表示部22で両情報を所定の形式で並べて表示させる。
図5は、表示部22での故障情報と各運転回での走行情報の表示例を示す図である。表示部のウンドウ50において、故障情報52、54と各運転回での走行情報56と現在の積算走行距離62が表示されている。2つの故障情報52、54には、それぞれ故障コードP1234、P2345、故障が発生した走行回である20回前、15回前、故障発生時の走行時間34分20秒、1分10秒、その時の走行距離15.5km、1.6kmが含まれている。走行回は現在から遡って何回前の走行かを示している。故障情報52、54の表示により、各故障コードの故障が、走行開始からどれくらい時間が経過し、どれくらい走行したときに起こったかを把握することができる。また、2つの故障情報52、54の比較から、故障コードP2345の故障(54)は、走行開始からすぐに発生しているのに対して、故障コードP1234の故障(52)は、走行開始からかなり走行してから発生していることがより明確に把握できる。
各運転回での走行情報56には、途中省略してあるが1回前から30回前までの各走行回における、走行時間、走行距離、および積算距離が表示されている。なお、表示する走行回の数は30に限られず、任意に設定できる。このうち、符号58で示した20回前の走行記録は故障情報52の走行回と一致し、両者の比較から、故障コードP1234の故障は、全体の走行時間43分50秒の約78%が経過した34分20秒の時点で発生し、その時の走行距離15.5kmは全体の走行距離35.4kmの約44%の距離であることがわかる。このことから、故障コードP1234の故障が発生した時点では時間の割に距離が進んでいない、すなわち例えば渋滞等で低速走行、断続的な走行を余儀なくされた状態での走行をしていたであろうことが推測できる。
同様に、符号60で示した15回前の走行記録は故障情報54の走行回と一致し、両者の比較から、故障コードP2345の故障は、全体の走行時間および距離に対して明らかにそれらの初期の時点、すなわちエンジンの始動直後、エンジンの暖気運転中に発生していたことがわかる。このように、故障コードのみならずその故障コードの故障が発生したときの走行時間、走行距離を取得し、さらにはこれらの情報を各運転回での走行時間、走行距離と比較することにより、故障発生時の走行状況、車両状態を詳細に把握できるので、故障原因の特定あるいは故障症状の再現を容易かつ迅速に行うことが可能となる。
さらに、ナビゲーション装置を搭載した車両においては、ナビゲーション装置を介して取得できる車両の位置情報や走行ルートの道路情報などを併せて利用することにより、故障発生時の走行状況をより詳細に把握することが可能となる。
上述した実施形態は一例でありこれに限定されるものではない。本発明はECUを内蔵するあらゆる車両の故障診断に適用可能である。
100 故障診断装置
150 車両
200 車両のECU

Claims (5)

  1. 車両の電子制御装置であって、
    メモリと、
    イグニッション(IG)スイッチがオンになった回数をカウントし、そのカウント値を運転回として前記メモリに保管するするカウンタと、
    IGスイッチがオンになってからの時間を計測するタイマと、
    車両の故障を検出しその故障コードを前記メモリに保管する故障検出手段と、
    前記タイマから前記車両の故障が検出されたときの時間を取得し、故障時の走行時間として前記メモリに保管する走行時間算出手段と、
    距離メータから、前記IGスイッチがオンになったときの前記車両の積算走行距離と、前記車両の故障が検出されたときの前記車両の積算走行距離とを取得して、その差分から前記IGスイッチがオンになったときから前記車両の故障が検出されたときまでの車両の走行距離を算出し、故障時の走行距離として前記メモリに保管する走行距離算出手段とを備え、
    前記メモリは、前記故障コードと、当該故障の検出時の、前記運転回、前記故障時の走行時間および走行距離とを関連付けて保管する、車両の電子制御装置。
  2. 走行時間算出手段は、前記タイマから前記IGスイッチがオンになってからオフになるまでの時間を取得し、当該運転回での走行時間として前記メモリに保管し、
    走行距離算出手段は、前記距離メータから前記IGスイッチがオフになったときの積算走行距離を取得し、当該積算走行距離と前記IGスイッチがオンになったときの積算走行距離との差分から前記IGスイッチがオンになったときからオフになったときまでの車両の走行距離を算出し、当該運転回での走行距離として前記メモリに保管し、
    前記メモリは、前記運転回と、当該運転回での走行時間および走行距離とを関連付けて保管する、請求項1に記載の車両の電子制御装置。
  3. 車両の電子制御装置と通信して、車両の故障診断をおこなう故障診断装置であって、
    メモリと、
    表示手段と、
    車両の電子制御装置から、イグニッション(IG)スイッチがオンになった回数(運転回)と、前記車両の故障コードと、前記IGスイッチがオンになったときから前記車両の故障が検出されたときまでの車両の走行時間および走行距離と、を取得して前記メモリに保管する故障情報取得手段と、
    前記メモリに保管された、前記故障コードと、当該故障の検出時の、前記運転回、前記走行時間および前記走行距離とを関連付けて、故障情報として前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備える、故障診断装置。
  4. 前記故障情報取得手段は、前記車両の電子制御装置から、さらに、前記IGスイッチがオンになったときからオフになったときまでの車両の走行時間と走行距離を取得し、当該運転回での走行時間および走行距離として前記メモリに保管し、
    前記表示制御手段は、前記故障情報とともに、前記運転回と、当該運転回での前記走行時間および走行距離とを関連付けて、前記表示手段に表示させる、請求項3に記載の故障診断装置。
  5. 前記表示制御手段は、連続する複数の前記運転回毎の前記走行時間および走行距離とを並べて前記表示手段に表示させる、請求項4に記載の故障診断装置。
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