JP2011090385A - 店舗内案内装置および店舗内案内方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の商品の最も近くを通るルートを優先的に選択し、その商品の近くを通過する際に前記商品の情報を顧客に提供する。
【解決手段】商品の店舗内の所在情報を格納する所在情報取得部と、店舗内の所定箇所に関連付けられた広告を格納し又は外部から顧客向け情報を取得する顧客向け情報取得部と、店舗内の顧客現在位置を検出する位置検出部と、前記顧客が指定した商品の所在情報に基づき現在位置から前記商品の所在までの移動ルートを探索するルート探索部と、前記移動ルートを表示しかつその顧客と共に店舗内を移動し得る表示部と、複数の移動ルートがあるとき前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択し、表示させる制御部とを備え、前記制御部は、前記表示部が前記所定箇所から所定の範囲内に入ったと判断したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させて広告を行うよう制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、広告を伴う店舗内案内装置および店舗内案内方法に関する。
大型のスーパーマーケットやいわゆるホームセンターなど広大な店舗内に多数の商品が置かれ、顧客が買い物カートと一緒に店舗内を移動しながら買い物をする店舗形態が増えている。このような店舗で、顧客が用いるショッピング用カートに表示装置を載置し、該表示装置に商品広告、商品情報、店内案内、売り場情報などを個別に表示案内する表示システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、カートに表示手段を設け、買い物客に売り場のレイアウトと現在位置の情報を提供する案内システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、カートのように移動可能なものではないが、店内の複数箇所に設置され、目的の商品の所在を顧客が検索できるような店内案内情報検索システムが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、店舗内の顧客に商品の位置情報に関する地図を作成し、その情報を伝達するためのコンピュータ化された装置および方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
その他、店舗内の案内ではないが、ナビゲーション装置がユーザから検索対象となる商品特定情報を受け付けると、その商品の購入が可能な販売店に関する情報、および、必要ならばその販売店までのルート案内を指示するものが提案されている。前記ナビゲーション装置は、販売店毎に用意された店舗サーバからの商品管理情報によって在庫の有無などを把握している商品情報管理サーバに前記商品特定情報が送信され、その商品の購入が可能な販売店に関する販売店情報が商品情報管理サーバで検索されてナビゲーション装置へ送信される(例えば、特許文献5参照)。
特開平11−152041号公報 特開平6−42979号公報 特開平10−187738号公報 特開2000−163449号公報 特開2003−16351号公報
例えば買い物カート等に設けられ、顧客と共に移動可能な端末のディスプレイに目的の商品が置かれた売り場までの移動ルート(移動経路)を表示するシステムにおいて、従来は、単に目的の商品への最短ルートが表示されるだけであったり、カートの現在位置付近の商品広告、商品情報や売り場情報が表示されるだけであったりするだけで、ルート上の所定の商品等に積極的に顧客を誘導し、その商品等に係る情報を提供するものではなかった。
一方、ディスプレイ上に表示されたルート上に陳列されていない商品は客の目に触れる機会がないため、購入される確率が低い。また、ルート上に陳列された商品であっても、ただ陳列されているだけでは客が見逃してしまいがちであり購入につながらない。しかし、顧客が移動する間にその移動ルート上にある商品についての情報を提供し購買意欲を刺激すれば、店舗全体の売り上げ増大と広告費収入獲得が期待できる。一方、顧客の立場からは移動中にお買い得商品や新製品の情報が得られ、移動中の暇つぶしにもなる。
ところで、一般に店舗内の通路は、碁盤目状に設けられることが多く、店舗内で縦横何本かの通路を隔てた箇所へ移動する場合の最短ルートは、その箇所に到る手前の何本目の通路を折れたとしても移動距離が変わらないことが多い。即ち、複数の最短ルートが存在することが多い。これは、碁盤目状に設けられた場合に限られない。そうすると、複数の最短ルートのうちいずれを選択し顧客に提示するかについては、候補に挙げられた最短ルート上にある商品についての情報と関連させることによってより効果的な広告を行うことができると考えられる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、店舗内の顧客を目的の商品の所在まで案内するシステムにおいて、顧客に提示すべき移動ルートの候補が複数ある場合、所定の商品の最も近くを通るルートを優先的に選択し、その商品の近くを通過する際に前記商品の情報を顧客に提供する店舗内案内装置および店舗内案内方法を提供するものである。
この発明は、
(1)販売すべき商品の店舗内における所在を示す所在情報を格納し又は外部から前記所在情報を取得する所在情報取得部と、店舗内の所定箇所に関連付けられた広告としての顧客向け情報を格納し又は外部から前記顧客向け情報を取得する顧客向け情報取得部と、
店舗内における現在位置を検出する位置検出部と、顧客による商品の指定を受け付ける操作入力部と、前記顧客により指定された商品の所在情報に基づき現在位置から前記商品の所在までの移動ルートを探索するか、又は、前記現在位置および前記所在情報を外部へ送信して外部の機器に前記移動ルートを探索させ探索された移動ルートをその機器から取得するルート探索部と、前記移動ルートを表示しかつその顧客と共に店舗内を移動し得る表示部と、前記ルート探索部により複数の移動ルートが候補として得られたときそれら候補のうち前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択し、選択された移動ルートを前記表示部に表示させる制御部とを備え、前記制御部は、前記表示部が前記所定箇所から予め定められた範囲内に入ったと判断したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させて広告を行うよう制御することを特徴とする店舗内案内装置を提供する。
また、
(2)販売すべき商品の店舗内における所在を示す所在情報を格納し又は外部から前記所在情報を取得する所在情報取得部と、店舗内の所定箇所に関連付けられた広告としての顧客向け情報を格納し又は外部から前記顧客向け情報を取得する顧客向け情報取得部と、店舗内を移動可能な外部端末の現在位置を取得する端末位置取得部と、前記外部端末を用いた顧客による商品の指定情報を受信する指定情報受信部と、指定情報に係る商品についての所在情報に基づき現在位置から前記商品の所在までの移動ルートを探索するか、又は、前記現在位置および前記所在情報を外部へ送信して外部の機器に前記移動ルートを探索させ探索された移動ルートをその機器から取得するルート探索部と、前記移動ルートを前記外部端末へ送信し前記顧客に移動ルートを提示させる送信部と、前記ルート探索部の探索により複数の移動ルートが候補として得られたとき、それらの候補のうち前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択し、選択された移動ルートを前記送信部より送信するよう制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記外部端末が前記所定箇所から予め定められた範囲内に入ったと判断したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させることを特徴とする店舗内案内装置を提供する。
また、異なる観点から、この発明は、
(3)コンピュータが、所在情報取得部を用いて、販売すべき商品の店舗内における所在を示す所在情報を取得する処理と、位置検出部を用いて、店舗内における現在位置を検出する処理と、操作入力部を用いて、顧客による商品の指定を受け付ける処理と、ルート探索部を用いて、前記顧客により指定された商品の所在情報に基づき現在位置から前記商品の所在までの移動ルートを探索する処理と、顧客と共に店舗内を移動し得る表示部を用いて、前記移動ルートを表示させる処理と、顧客向け情報取得部を用いて、店舗内の所定箇所に関連付けられた広告としての顧客向け情報を取得する処理と、前記ルート探索部により複数の移動ルートが候補として得られたときそれら候補のうち前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択し、選択された移動ルートを前記表示部に表示させる処理とを実行し、かつ、前記表示部が前記所定箇所から予め定められた範囲内に入ったと判断したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させて広告を行わせるように制御することを特徴とする店舗内案内方法を提供する。
前記(1)に係るこの発明の店舗内案内装置において、制御部は、前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択し、前記表示部が前記所定箇所から予め定められた範囲内に入ったと判断したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させて広告を行わせるので、広告費が払われた特定商品は客の目に触れる確率が高くなり、広告主の商品売り上げの増大につながる。また、店舗全体の売り上げの増大につながる。
前記(2)に係る発明は、顧客と共に移動する表示部を外部端末とし、外部端末と別体で制御部が設けられ、制御部は前記外部端末と通信して移動ルートおよび広告情報を表示部に表示させる態様である。ただし、制御部の処理により実現される作用効果は、前記(1)に係る発明と同様である。
前記(3)に係る発明は、前記(1)、(2)に係る発明を方法の発明として捉えたものであり、装置としての発明と異なり、所在情報、顧客向け情報の格納場所、ルート検索処理を行うブロックの所在、即ち特定の装置の内部にあるか外部にあるかにこだわらず、発明に包含される。コンピュータの処理により実現される作用効果は、前記(1)に係る発明の制御部によるものと同様である。なお、特に(3)において、各処理が1つのコンピュータにより実行されてもよいが、各処理が複数のコンピュータに分散されて実行されてもよい。例えば、現在位置を検出する処理に専用のコンピュータが使用され、そのコンピュータが他の処理を実行するコンピュータと情報をやりとりして、複数のコンピュータが全体として一つの店舗内案内方法の処理を実現してもよい。
ここで、所在情報とは、特定の商品が店舗内で陳列等されている場所を示す情報である。所在情報取得部の具体的な態様としては、例えば、売り場内に置かれた各商品を、その商品の識別子、陳列場所、生産者および/又は販売者の識別子、商品が属するカテゴリー、商品の価格等と関連付けられたデータベースを記憶する記憶装置である。ただし、このデータベースが商品管理用のサーバ等外部の機器に格納されており、通信によりその外部機器と情報をやりとりできるように構成されていてもよい。後述する実施形態において、所在情報取得部は、図1に示す記憶部のうち特に商品データとして各商品の陳列場所の情報を格納する部分および格納された情報を読み出すためのアクセス回路に相当する。
前記(1)〜(3)の代表例として、(1)に係る発明につきその構成を詳述する。顧客向け情報取得部は、店舗内の所定箇所に関連付けられた商品等の広告情報を格納し又はその広告情報を格納する外部の機器から通信により前記広告情報を取得する処理を行う。「所定箇所に関連付けられた」とは、例えば、特定の商品の広告情報がその商品が陳列されている箇所に関連付けられていることを表している。広告情報は特定の商品の情報を表示部に表示させるための情報である。なお、この発明の店舗内案内装置が音声を再生可能であり、広告情報が音声情報を含んでいてもよい。広告情報の運用形態としては、商品の生産者や販売元が店舗を運用する者あるいはこの発明の店舗案内装置を管理運用する者に相当の広告費を支払い顧客に提供するものが考えられるが、これに限定されず、例えば、店舗を運用する者が顧客サービスのために自ら提供するものであってもよい。あるいは、店舗を運用する者が特売品の情報を提供するものであってもよい。後述する実施形態において、顧客向け情報取得部は、図1に示す記憶部のうち特に商品の広告データを格納する部分および格納された広告データを読み出すためのアクセス回路に相当する。
位置検出部は、この発明による店舗内案内装置の店舗内における現在位置を検出する回路である。位置検出の手法としては、例えば、売り場の各所に敷設された基地局と無線でやりとりを行い各基地局からの距離に基づき位置を決定する手法など、当該分野の周知技術が適用可能である。
表示部および操作入力部の具体的態様としては、例えば、顧客が売り場内を移動させる買い物カートに設けられた液晶表示パネルとタッチキーが考えられる。ただし、表示部、操作入力部はカートに設けられたものに限定されず、顧客と共に店舗内を移動できるものであればよい。
ルート探索部は、顧客が操作入力部を用いて指定した商品につき、所在情報取得部に格納された情報に基づいてその商品の陳列場所を目的地とし、現在位置から目的地に到る店舗内の移動ルートを探索する処理を行う。ただし、このルート探索処理が外部の機器によって処理され、通信によりその外部機器にルート探索に必要な条件を送信し、探索された移動ルートを受信できるように構成されていてもよい。複数の最短ルートが探索により得られた場合、それらを候補として受信してもよい。
制御部は、前述の所在情報取得部、顧客向け情報取得部、表示部、位置検出部、操作入力部およびルート検索部の動作を制御する。また、この発明で特に特徴的な処理として、ルート検索部の探索により複数の移動ルートが候補として得られたときそれらのうちいずれのルートを顧客に提示するかを決定する。その決定に際し、顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択する。そして、表示部がその箇所に接近したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させて広告を行わせる。
この発明によれば、例えば、特定商品を宣伝したいというメーカーがスーパーマーケット等の店舗を運用する者に所定の広告費を払うと、スーパーマーケットの買い物カートに設置されたディスプレイに前記商品の広告が行われる。その広告は、買い物カートが顧客によって指定された商品の売り場までのルート表示を行う際、複数あるルートのうちで広告情報に係る特定商品が陳列された場所の近くを通過するようにルートを選択し、表示する。また、顧客がルートに沿って移動し特定商品の近くを通るとその商品の広告情報が表示される。
以上の各構成要素の本質的な特徴は、前記(2)、(3)についても同様である。
この発明の店舗内案内装置の電気的な構成例を示すブロック図である。 この発明に係る店舗内案内装置により表示部に表示される内容およびルート選択の一例を示す説明図である。 この発明に係る店舗内案内装置により選択されるルートの異なる一例を示す説明図である。 この発明に係る店舗内案内装置により選択されるルートのさらに異なる一例を示す説明図である。 この発明に係る店舗内案内装置において、複数の最短ルートが候補として存在する場合にいずれを選択するかの例を示す説明図である。 この発明に係る店舗内案内装置において、複数の最短ルートが候補として存在する場合にいずれを選択するかの異なる例を示す説明図である。 この発明の店舗内案内装置において制御部が実行する処理の手順を示す第1のフローチャートである。 この発明の店舗内案内装置において制御部が実行する処理の手順を示す第2のフローチャートである。 図7、図8に示す処理によって探索された最短ルートの候補の一例を示す説明図である。 この発明の店舗内案内装置において、制御部が複数の最短ルートのうちいずれか1つを選択する処理を示すフローチャートである。 この発明の店舗内案内装置において、制御部が複数の最短ルートのうちいずれか1つを選択する処理の異なる例を示すフローチャートである。 この発明の店舗内案内装置において、制御部が複数の最短ルートのうちいずれか1つを選択する処理のさらに異なる例を示すフローチャートである。 この発明において、買い物カートに外部端末が装備された店舗内案内装置の構成例を示す説明図である。
以下、この発明の好ましい態様について説明する。
前記顧客向け情報取得部は、店舗内の所定箇所に関連付けられた広告としてその所定箇所にある商品の広告を前記顧客向け情報として取得してもよい。このようにすれば、商品の広告情報と店舗内の特定の箇所とが商品のある箇所を介して関連付けられるので、制御部が複数の候補のうちいずれか一つの移動ルートを選択する際に、前記商品のある場所、例えば、その商品が陳列された通路を通ることを条件として移動ルートを選択することができる。
また、前記顧客向け情報取得部は、店舗内にある商品のうち予め定められた商品についてのみ前記顧客向け情報を取得してもよい。このようにすれば、店舗内にある商品のうち特に広告をすべきものとして定められた商品の広告情報が顧客に提供される。
さらにまた、前記顧客向け情報取得部は、異なる箇所にそれぞれ関連付けられた複数の顧客向け情報を、各顧客向け情報に係る広告費の情報と共に取得し、前記制御部は、複数の移動ルートが候補として得られたとき、それらの候補のうちより高い広告費に係る顧客向け情報が前記表示部に表示されるように移動ルートを選択してもよい。このようにすれば、より高額な広告費を支払った商品のある場所を通る移動ルートが優先的に選択され、その商品の広告情報がより多くの顧客に提供されるので、広告費の額に見合った広告の効果が期待できる。
前記顧客向け情報取得部は、異なる箇所にそれぞれ関連付けられた複数の顧客向け情報を、各顧客向け情報を用いて広告が行われた累積回数と共に取得し、前記制御部は、複数の移動ルートが候補として得られたとき、それらの候補のうちより少ない累積回数の顧客向け情報が前記表示部に表示されるように移動ルートを選択してもよい。例えば、広告費が一律の場合、広告の回数にバラツキがあると広告主にとって不公平となるが、このようにすれば、広告の累積回数を参照してルートを選択するようにすれば、累積回数を参照しない場合に比べて広告の回数を均一化できる。
前記ルート探索部は、現在位置から前記商品の所在までの最短のルートを前記移動ルートとして取得してもよい。このようにすれば、目的の商品に到る最短ルートのうちから選択されるので、広告のみを目的として顧客を迂回させることがないので、顧客の利便性と広告主の利益を合致させることができる。
前記制御部は、前記表示部が前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所から予め定められた範囲から外れたとき前記所定箇所に関連付けられた顧客向け情報の表示をやめるよう制御してもよい。このようにすれば、広告情報を表示させるべき商品から所定の範囲内に近接したときにのみその商品の広告情報が表示されるので、他の商品の広告情報との干渉を避けることができる。
ここで示した種々の好ましい態様は、それら複数を組み合わせることもできる。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
≪装置の構成例≫
図1は、この発明の店舗内案内装置の電気的な構成例の概略を示すブロック図である。図1で、制御部10は、装置全体を制御するものであって、具体的にはCPUあるいはマイクロプロセッサ(Microprocessor、以下、簡単のためCPUとマイクロプロセッサを総称してCPUと呼ぶ)を中心に構成される回路である。また、機能的には、CPUが後述するROM40に格納された処理プログラムを実行することにより処理を行う機能的ブロックを制御部と呼ぶ。なお、CPU以外に、入出力回路等、必要な周辺回路を含む。異なる観点から、制御部10は、回路構成をプログラミングできるLSI(Large Scale Integration)であるFPGA(Field Programmable Gate Array)、特定の用途のために設計、製造された集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)、その他の演算機能を有する回路のいずれか又はそれらの組み合わせで構成されてもよい。
表示部20は、入力された映像信号を表示するものである。具体的には、液晶モニタモジュール装置などであってもよい。ただし、これに限定されず、ブラウン管映像表示装置などであってもよい。
操作入力部30は、ユーザの操作を受け付けるものである。具体的には、タッチパネル等にて実現される。
ROM40は、制御部10のCPUが実行すべきプログラムを格納する記憶素子である。
RAM50は、制御部10によってアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される記憶素子である。各商品の商品データ、店内の地図データ、通行可能なルートデータ、表示すべき広告データ、その他のデータが一時的に格納される。また、図1では、ルート探索部80がルート検索に使用する現在地、最短ルート数、ルート数カウンタ、商品経由カウンタ等のデータも格納される。ルート探索部80は、これらのデータにアクセス可能に構成されている。
位置情報受信部60は、店舗内における現在位置を取得するものである。具体的には、GPS(Global Positioning System)や、それと同様の原理を適用したローカルの測位システムなどで構成される。
位置検出部70は、位置情報受信部60にて受信した情報と店舗内の地図データから現在位置を検出するものである。具体的には専用のマイクロプロセッサ等で構成される。また、変形例として、制御部10が位置検出部70の機能を兼用してもよい。
ルート探索部80は、現在位置と目的の商品の売り場、および地図/ルート/広告情報とから、ルートを決定するブロックである。具体的には専用のマイクロプロセッサ等で構成される。また、変形例として、制御部10がルート探索部80の機能を兼用してもよい。
通信部90は、商品、広告および地図のデータを外部のサーバから受信する際に使用する。受信された商品、広告および地図のデータは、後述する記憶部100に格納される。これらのデータは、一日一回あるいは複数回、外部のサーバから受信され、最新の内容に更新される。通信は、有線、無線のいずれであってもよい。
記憶部100は、各商品の商品データ、店内の地図データ、通行可能なルートデータ、表示すべき広告データを格納する記憶装置である。具体的には、記憶部100は、HD(Hard Disk)などの記憶媒体で実現され、追加、変更などの書き換えが可能である。前述のごとく、記憶部100に格納される商品データ等の全部又は一部は、外部のサーバから受信されたデータにより更新される。
図1で、記憶部100は、商品データとして、各商品の識別子(ID)、商品名、値段、商品が属するカテゴリー、商品が置かれた売り場内の位置を表す売り場データ、広告費の有無、広告情報との対応を示す広告データID番号、広告回数(広告がなされた累積回数)を格納する。さらに、店舗内の地図データ、顧客が移動可能なルートについてのルートデータ、広告情報としての広告データを格納する。売り場データは、売り場内の陳列棚の区画と、その区画内のさらに詳細な領域により表される。区画はA〜Hに区分されており、例えば、区画Aは1〜12の詳細な領域に区分されている。他の区画についても同様である。
広告データとしては、前記広告データID番号に対応するIDと広告データ名を格納する。
≪顧客からみた店舗内案内の例≫
図2は、この発明に係る店舗内案内装置により表示部に表示される内容およびルート選択の一例を示す説明図である。
図2(a)は、店舗の入り口付近に置かれた買い物カートを顧客が獲得した際、表示部20の液晶モニタに表示される初期画面の一例である。初期画面は、顧客が買い物をしたい商品を検索する画面であって、カテゴリー別に商品を指定する画面である。初期画面には、「食品」、「飲料」、「医薬品」、「日用品」といった大分類のカテゴリーが表示されている。このカテゴリーは、記憶部100に格納された商品カテゴリーのうち大分類の「カテゴリー1」に対応するものである。ここで、(a)図に示すように、顧客がタッチパネルを用いて「食品」を選択したとする。
これに応答して、表示部20の液晶モニタには、「食品」の下位のカテゴリーとして「魚」、「野菜」、「肉」、「パン」などの小分類のカテゴリーが表示される(図2(b)参照)。この階層のカテゴリーは、記憶部100に格納された商品カテゴリーのうち小分類の「カテゴリー2」に対応するものである。ここで、(b)図に示すように、顧客がタッチパネルを用いて「パン」を選択したとする。
これに応答して、表示部20の液晶モニタには、「パン」の下の階層として、「パン」のカテゴリーに属する商品の一部が一覧として表示される(図2(c)参照)。この階層のカテゴリーは、記憶部100に格納された各商品に対応するものである。各商品は、商品名と値段とが表示されている。これらの情報は、記憶部100に格納された商品データの「商品名」と「値段」に対応する。例えば、「△△パン」とその販売価格「120円」は、記憶部100に格納された商品データのID番号2の商品に対応している。ここで、(c)図に示すように、顧客がタッチパネルを用いて「パン」を選択したとする。
これに応答して、表示部20の液晶モニタには、「△△パン」が陳列されている売り場内の箇所(区画D)へ現在位置から移動するルートが矢印で表示される(図2(d)参照)。表示されたルートは、区画FとGの間の通路を通過した後右折し、目的の「△△パン」が陳列された場所へ移動するものである。その途中の、区画Gには、広告費を払った××洗剤が置かれている。顧客がルートに沿って××洗剤の売り場付近に到ると、表示部20の液晶モニタに××洗剤の広告が表示される(図2(e)参照)。
実は、現在位置から目的の場所へ移動するルートは、選択されたもの以外にも存在する。例えば(d)図上で、区画Eの左側の通路を上向きに進んだ後、区画Eに沿って右折し中央通路を進んでもよいし、現在位置から右方へ進み区画EとFの間の通路を通過した後に右折してもよく、あるいは、現在位置から右方へ進み区画GとHの間の通路を通過して上方へ進む最短ルートもある。しかし、この発明によれば、顧客向け情報として××洗剤の広告に関連付けられた××洗剤の陳列箇所を通過する移動ルートが優先的に選択される。そして、前記表示部が××洗剤の広告に関連付けられた××洗剤の陳列箇所から所定の距離に接近したとき、××洗剤の広告が表示部に表示される。(e)図の広告例は、「本日、××洗剤が大特価!!なんと¥198!」というものであるが、さらに、表示部の現在位置と関連付けて、「××洗剤は、右側の棚の下から2段目にあります。」など、顧客を誘導するより詳細な情報を提供してもよい。
図3は、この発明に係る店舗内案内装置により選択されるルートの異なる一例を示す説明図である。図3の例は、図2とは現在位置が異なり目標の箇所が同一でありかつ顧客向け情報に関連付けられた箇所が異なる、広告費を支払った商品(図3で、商品B)の陳列箇所、即ち、顧客向け情報に関連付けられた箇所は、現在位置である区画F、G間の通路から目標位置である区画Dに到る最短ルート上には存在しない。前記商品Bは、区画Eに陳列されている。ここで、顧客を区画Eに案内すると、顧客に遠回りをさせて目標位置へ案内することになる。このような遠回りの移動ルートは選択しない。顧客の苦情を招くことになり、案内装置ひいては店舗を経営する事業者の信用を失う結果になりかねず、宣伝広告に負の効果を与えかねないからである。
図4は、この発明に係る店舗内案内装置により選択されるルートのさらに異なる一例を示す説明図である。図2、図3に示す例では、一つの顧客向け情報のみ存在していたが、図4では複数の顧客向け情報が存在している。このほうがむしろ一般的であろう。この場合、複数の最短ルートが候補として存在する場合にいずれの最短ルートを優先的に選択すべきかについては、以下のルールに従って判断されてもよい。
第1のルールは、広告費が支払われた商品の広告を顧客向け情報とする場合、より多額の広告費が支払われた商品の陳列箇所を通過する移動ルートを優先的に選択するものである。このルールによれば、多額の広告費が支払われた商品は、その陳列箇所を顧客が通過する確率が高くなり、より高い宣伝効果が期待される。
図5は、前述した第1のルールの具体例を示す説明図である。図5で、候補に挙げられた最短ルートのうち、第1の候補のルート上に商品Bがあり、第2の候補のルート上に商品Cがあり、第3の候補のルート上に商品Dがある。この場合、商品B、C、Dのうち最大の広告費が支払われている商品Cが選択の対象となり、商品Cの付近を通過する第2の最短ルートが優先的に選択される。
第2のルールは、より多数の顧客向け情報が提供される移動ルートを優先的に選択するものである。これは、均一な広告費が支払われるシステムにおいて特に有効である。このルールによれば、特定の商品の広告を優先することはないが、全体としての広告回数が最大化されるので、より高い宣伝効果が期待される。
第3のルールは、各広告の広告回数が均一化されるように移動ルートを選択するものである。これは、均一な広告費が支払われるシステムにおいて広告回数が偏らないことを重視したい場合、特に有効である。このルールを実現するためには、図1に示すように商品データの項目として、広告すべき商品の広告回数を設けておくことが好ましい。そして、複数の最短ルートの候補がある場合、各最短ルート上に存する商品の広告回数を各候補に対応するスコア(重み付け)として用いることが好ましい。例えば、広告すべき各商品についてその商品の広告回数をスコアとし、各候補の最短ルート上に存するスコアの総和が最小の候補を優先的に選択する。あるいは、各候補の最短ルート上に存するスコアのうち最小のスコアを有する最短ルートを優先的に選択してもよい。
図6は、前述した第3のルールの具体例を示す説明図である。図6で、候補に挙げられた最短ルートのうち、第1の候補のルート上に商品Bがあり、第2の候補のルート上に商品Cがあり、第3の候補のルート上に商品Dがある。この場合、商品B、C、Dのうち広告回数が最小の商品Dが選択の対象となり、商品Dの付近を通過する第3の最短ルートが優先的に選択される。
以上の例において、優先的に広告がなされる商品と、そうでない商品との差が不当に広がらないよう、選択条件に適当な重み付けを付与することは当業者が当然に考えることであり、この発明の範囲に含まれる。
また、候補中の最短ルートの選択に際して第1〜第3ルールのような選択条件の計算を一切行わず、乱数発生器等を用いてランダムに選択する方法も考えられる。このようにすれば、ランダムに最短ルートが選択されるので大局的にみると選択の偏りを防ぐことができると考えられる。
≪制御部の処理について≫
図7、図8は、この発明の店舗内案内装置において制御部10が実行する処理の手順を示すフローチャートである。図7、図8は、一連の処理を2つの図面に分割して示している。図7は、顧客が目的とする商品が指定された際の準備段階の処理および、現在位置から目的とする商品までの移動ルートの候補から顧客に提示すべき最短ルートを選択するための基礎となる属性を求める処理を示すフローチャートである。
図8は、複数の候補のうちから最終的に一つの最短ルートを選択し、選択された最短ルートを顧客に提示し、前記最短ルート上にある所定の商品に顧客が接近したとき、その商品の広告を表示部に表示させる処理を示すフローチャートである。ただし、その詳細は、別図のフロ―チャート(後述する図10〜図13)に示されている。また、図9は、図7、図8に示す処理によって探索された最短ルートの候補の一例を示す説明図である。
以下、フローチャートに沿って制御部が実行する処理を説明する。
図7に示すように、初期状態で、制御部10は、操作入力部30を用いた商品の指定が顧客により行われるのを待つ(ステップS11参照)。顧客による商品の指定は、例えば図2(a)〜(c)に例示したような要領でなされるが、その詳細な手順は図7で省略している。このような入力操作は当業者が周知技術に基づいて容易に実現できる。
顧客により目的とする商品の識別子(商品ID)が特定されたら、それをRAM50上に用意された一時変数Tに格納する(ステップS13参照)。なお、図7、図8では、いくつかの一時変数を使用している。一時変数Rは、探索された最短ルートの数を格納する。また、前述した一時変数Tは、顧客により指定された商品の識別子(商品ID)を格納する。一時変数iは、後述する制御部10の処理において、各最短ルートについての繰り返し処理を行う際に何番目の最短ルートであるかを格納しておくためのカウンタである。
一時変数rは、広告すべき商品がルート上に存在する最短ルートの総数を格納しておくカウンタ(広告商品経由ルートカウンタ)である。二次元配列の一時変数Kは、ある最短ルート上に存在する広告すべき商品の識別子を格納する。二次元配列のうち第1次元は、一時変数i、即ち、いずれの最短ルートかを特定する。第2次元は、一時変数k、即ち、一時変数iで特定される最短ルート上に複数の広告すべき商品が存在する場合にそのいずれの商品かを特定する。従って、配列変数K[i][k]には、第i番目として特定される最短ルートのルート上にあり、第k番目として特定される広告すべき商品の商品IDが格納される。
一時変数mは、商品データに登録された店舗内の各商品について繰り返し処理を行うためのカウンタである。なお、変数iの最大値は、候補として探索する最短ルートの最大数として予め定めておけばよい。一時変数kがとり得る最大値は、一つの最短ルート上で広告をする商品の最大数として予め定めておけばよい。そうすると、配列変数K[i][k]の容量は変数iおよびkの最大値から自ずと定まる。一時変数Yは、表示部20に表示される最短ルートが何番目のルートであるかを保持しておく一時変数である。
図7のフローチャートに戻り説明を続ける。制御部10は、記憶部100に格納された商品データのうち、変数Tに格納された商品IDに対応する商品のデータを取得する(ステップS15参照)。取得されたデータの中には、指定された商品の売り場内の位置の情報、即ち目的の箇所がある。さらに、位置検出部70から現在位置を取得する(ステップS17参照)。そして、ルート探索部80を用いて、現在位置から目的の箇所までの最短ルートの情報を取得する(ステップS19)。現在位置と目的の箇所が判明していれば、少なくとも一つの最短ルートが得られる。場合によっては、複数の最短ルートが得られる。例えば、図9に示す例では、4つの最短ルートが候補として得られている。
続いて、制御部10は、探索された最短ルートの数を変数Rに格納する(ステップS21)。そして、ルート数のカウンタiに初期値としてゼロを格納する。変数Rおよびカウンタiは、各最短ルートについての繰り返し処理の終了判定に用いられる(ステップS57参照)。
さらに、制御部10は、広告商品経由ルートカウンタrに初期値としてゼロを格納し(ステップS25)、配列変数K[i][k]のすべてに初期値としてゼロを格納する(ステップS27)。
続いて制御部10は、最短ルートの属性を求める処理を行う。ステップS29以降は、ステップS19で探索された最短ルートについて順次行う繰り返し処理である。まず、制御部10は、i番目の最短ルート(初期値はゼロ番目)上に存在する広告すべき商品の数を格納するカウンタkに初期値としてゼロを格納する(ステップS29)。さらに、商品データに登録された各商品IDのカウンタmに初期値として1を格納する(ステップS31)。
続いてのステップS41、S49、S51は、i番目の最短ルート(以下、ルートi)におけるすべての商品についての繰り返し処理である。まず、商品IDがm(mの初期値は1)の商品について、広告費が支払われているか、即ち、広告すべき商品か否かを判断する(ステップS41)。広告費が支払われている商品の場合(判定がYes)、その商品の陳列場所がルートi上に存在するか否かを判断する(ステップS43)。ルートi上にその商品が陳列されている場合(判定がYes)、対応する配列変数K[i][k](kの初期値はゼロ)にカウンタmの値、即ち現在の商品IDの値を格納する(ステップS45)。そして、kの値を1だけ増加させる(ステップS47)たの後、ルーチンはステップS49へ進む。なお、図7には示していないが、前記ステップS47の後にkが最大値を超えた場合、後述するステップS53へルーチンを進める処理を挿入することが好ましい。
一方、前記ステップS43で、商品IDがmである商品がルートi上にない場合(判定がNo)、ルーチンはステップS49へ進む。また、前記ステップS41で、商品IDがmである商品に広告費が支払われていない場合、即ち、広告対象の商品でない場合、ルーチンはステップS49へ進む。
ステップS49で、制御部10は、商品データに登録されたすべての商品について、前述のステップS41からS47までの処理を行ったか否かを判断する。未だの場合(判定がNo)、カウンタmを1だけ増加させて(ステップS51)次の商品IDを判断の対象とし、前記ステップS41からS47までの処理を繰り返す。
一方、前記ステップS49ですべての商品について処理が終了した場合(判定がYes)、制御部10は、ルートi上に広告すべき商品が存在するか否か、即ち、一時変数kがゼロより大きいか否かを判断する(ステップS53)。広告すべき商品が存在する場合(判定がYes)は、広告商品経由ルートカウンタr、即ち、広告すべき商品がルートi上に存在する最短ルートの総数を格納する変数の値を1だけ増加させ(ステップS55)た後、ステップS57へ進む。一方、前記ステップS53の判定で、広告すべき商品がルートi上に存在しない場合(判定がNo)、変数rの値を更新することなくルーチンはステップS57へ進む。
ステップS57で、制御部10は、探索された最短ルートのすべてについて前記ステップS29からS55までの処理を行ったか否かを判定する。未だの場合(判定がNo)、カウンタiを1だけ増加させて(ステップS59)次の最短ルートを判断の対象とし、前記ステップS29からS55までの処理を繰り返す。
以上が図7に示す各最短ルートの属性を求める処理である。
その後、制御部10は、複数の候補のうちから最終的に一つの最短ルートを選択する処理(図8参照)を実行する。図8で、制御部10は、探索されたR個の最短ルートのうち広告すべき商品がルート上に存在する最短ルートの総数、即ち、広告商品経由ルートカウンタrの値を調べる(ステップS71)。前記総数がゼロの場合、即ち探索された最短ルートのいずれもそのルート上に広告すべき商品が存在しない場合(判定がr=ゼロ)、特定の最短ルートを優先的に選択する理由がない。よって、R個の最短ルートのいずれかをランダムに選択する。ここで、ランダムに選択するのは店内の特定の箇所が混雑しないためである。ただし、レジ付近や出入り口付近を避ける等、売り場の構成に応じた重み付けを加えてルートを選択するようにしてもよい。
一方、前記ステップS71の判定で、広告すべき商品がルート上に存在する最短ルートの総数が1の場合(判定がr=1)は、その最短ルートを選択する(ステップS75)。あるいは、広告すべき商品がルート上に存在する最短ルートの総数が複数ある場合(判定がr>1)は、それらの最短ルートのうちいずれか1つを選択する処理を行う(ステップS77)。その処理の詳細は別図に示す。
以上、ステップS73、S75、S77の処理後は、探索されたR個の最短ルートのうちいずれか1つのルートが選択されている。
次に制御部10は、選択された最短ルートが表示部20の液晶モニタに表示されるよう制御する(図8のステップS91)。表示態様の一例は、図2(d)に示している。
表示されたルートに従い、あるいは表示されたルートと異なるルートで顧客が表示部20を含む店舗内顧客案内装置と共に店舗内を移動すると、位置情報受信部60が前記装置の現在位置の情報を受信し、位置検出部70が受信した現在位置情報に基づき店舗内の現在位置を検出する(ステップS93)。それに応答して、制御部10は、表示部20に表示される現在位置および最短ルートを更新する。なお、Yは、表示部20に表示されている最短ルートが何番目のルートであるかの値を保持している。
前述のステップS77でYに選択されたルートの番号が格納される。また、図示していないが、ステップS73およびS75を経たときは、Yに初期値ゼロが格納されている。制御部10は、現在位置が目的の商品が陳列されている箇所、即ち、目標位置に到達したか否かを監視している(ステップS95)。前記ステップS95で、目標位置にまだ達していないと判断したとき(判定がNo)、制御部10は、ルートY上にある広告すべき商品に接近したか否かを監視する。広告すべき商品が複数ある場合、各商品に対する接近を順次監視処理を繰り返す。
まず制御部10は、ルートY上に存在する広告すべき商品のカウンタkにゼロを格納して初期化する(ステップS101)。さらに、現在位置と最短ルートの表示を更新する(ステップS103)。そして、ルートY上に存在する広告すべき商品の商品IDが配列変数K[Y][k]に格納されているか否(非ゼロか否か)を判断する(ステップS105)。ルートY上に広告すべき商品が存在する場合、即ち、配列変数K[Y][k]の値がゼロでない場合(判定がNo)、制御部10は、配列変数K[Y][k]の商品IDで記憶部100に格納された商品データを参照し、その商品が陳列されている位置を取得する。その位置から所定の範囲内に現在位置があるか否かを判断する(ステップS107)。
現在位置が所定範囲内にある場合(判断がYes)、商品データを参照してその商品の広告データIDを取得し、取得された広告データIDで広告データを参照して広告データ(広告情報)を取得する。そして、制御部10は、取得された広告情報を表示部20の液晶モニタに表示させ(ステップS109)、その後、前記ステップS103へ進み現在位置と最短ルートの更新を繰り返す。
一方、前記ステップS107において、現在位置が所定範囲内にない場合(判断がNo)、表示部20の液晶モニタに表示されている広告情報を消去し(ステップS111)、ルートY上に存在する広告すべき商品のうち次の商品について判断をすべくカウンタkの値を1だけ増加させた後(ステップS113)、ルーチンは前記ステップS103へ進む。前記ステップS103〜S113の処理を繰り返すことにより、ルートY上に存在する広告すべき商品のすべてにつき広告情報の表示と消去の処理がなされる。
前記ステップS105において、kの値をゼロから順次インクリメントしていき配列変数K[Y][k]の値を調べた結果、K[Y][k]にゼロが格納されている場合、ルートY上には広告すべき商品がこれ以上存在しない。この場合(ステップS105の判定がYes)、制御部10は、カウンタkの値をゼロに初期化し、ルートY上に存在する広告すべき商品への接近を判断する処理を繰り返す(S105の判定がYesの場合にステップS93へ進むループ)。
一方、前記ステップS95で、現在位置が目標位置に到達した場合(判定がYes)、制御部10は、ルート案内を終了させる(ステップS97)。その後、制御部10は、表示部20に初期画面(図2(a)参照)を表示させて顧客により新たな商品の指定がなされるのを待つ(ステップS11)。
≪複数の最短ルートから1を選択する処理≫
図10〜図12は、この発明の店舗内案内装置において、制御部10が探索により得られた複数の最短ルートのうちいずれか1つの最短ルートを選択する処理を示すフローチャートである。各図は、それぞれが異なるルールに基づいて1つの最短ルートを選択する処理を示している。
図10は、より多額の広告費が支払われた商品の陳列箇所を通過する移動ルートを優先的に選択するというルールに基づいて1つのルートを選択する処理を示している。これは、図4についての説明記載における第1のルールに相当するものである。
図10で、制御部10は、次の一時変数を使用する。一時変数iは、各最短ルートについての繰り返し処理を行う際に何番目の最短ルートであるかを格納しておくためのカウンタである。iは既に図7で使用されその目的を完結している。図8の処理のサブルーチンとして実行される図10の処理において、カウンタiを改めて別の処理に使用している。一時変数Lは、候補とされた複数の最短ルート上で、最大の広告費を保持しておくために使用される。一時変数Yは、Yは、候補とされた最短ルートのうち何番目のルートが選択されたかを示す値を保持する。一時変数kは、ルートi上に存在する広告すべき商品について繰り返し処理を行うためのカウンタである。
制御部10は、まず、カウンタi、一時変数L、Yにそれぞれゼロを格納して初期化する(ステップS201、S203、S205)。さらに、カウンタkにゼロを格納して初期化する(ステップS207)。次に、ルートi上に存在する広告すべき商品に支払われた広告費を順次比較する。そのため、制御部10は、ルートi上に存在する広告すべき商品の商品IDが配列変数K[i][k]に格納されているか否か(非ゼロか否か)を判断する(ステップS209)。なお、前述のごとくi、kの初期値は共にゼロである。
ルートi上に広告すべき商品が存在する場合、即ち、配列変数K[i][k]の値がゼロでない場合(判定がNo)、制御部10は、配列変数K[i][k]の商品IDで記憶部100に格納された商品データを参照し、その商品について支払われた広告費の額が一時変数L(初期値はゼロ)に格納されている額より大きいか否かを判断する(ステップS211)。前記商品に支払われた広告費の額が一時変数Lの値より大きい場合(判定がYes)、その商品について支払われた広告費の額を変数Lに格納する(ステップS213)。そして、変数Yに現在のルート番号の値、即ち、カウンタiの値を格納する(ステップS215)。その後、ルーチンはステップS217へ進む。
一方、前記ステップS211で、ルートi上に広告すべき商品がこれ以上存在しない場合(判定がNo)、ルーチンはステップS217へ進む。ステップS217で、制御部10は、カウンタkの値を1だけ増加させる。そして、次の広告すべき商品について支払われた広告費の額を変数Lの値と比較すべく、ルーチンは前記ステップS209へ進む。
ステップS209からS217の処理を繰り返すことにより、ルートi上に存在する広告すべき商品のうち最大の広告費の額が変数Lに格納される。
ルートi上に存在する広告すべき商品のすべてについて比較を終えた場合ことは、前記ステップS209の判断がYesになることにより、即ち、配列変数K[i][k]の値がゼロであることによって判定される。ルートi上のすべての商品について比較を終えた場合、ルーチンはステップS219へ進み、候補とされたすべてのルートについて比較したか否かを判断する。この比較は、ルート番号のカウンタiと最短ルートの総数を格納する変数Rとを比較することで実現される。
比較すべきルートがまだ残っている場合、即ち、カウンタiの値が変数Rの値から1減じた値よりもまだ小さい場合(ステップS219の判定がNo)、カウンタiの値を1だけ増やした後(ステップS221)、ルーチンは前記ステップS207へ進み、新たなルートiにつき、これまでに比較された範囲の広告費の最高額を上回るものが存在するか否かの判断を行う。
一方、前記ステップS219で、すべてのルートについて比較を終えた場合(判断がYes)、そのとき変数Yに格納されている値が選択されたルートの番号である。サブルーチンは、変数Yにその値を保持して終了する(ステップS223)。
ランダムに選択する方法により1つのルートを選択する方法もある。この場合、広告すべき商品がルート上に存在する最短ルートを選択候補とし、乱数発生器等を用いてそれらのルートのうちから1つを選択すればよい。広告すべき商品がルート上に存在する最短ルートの総数は変数rに保持されている。そこで、ある時点で乱数発生器の値を取得し、その値をrで除した剰余を選択すべきルートの番号と対応付ければよい。
なお、図4についての説明記載における第2のルールに相当するものについては、詳細なフローチャートを記載していないが、図10の内容から当業者にとっては容易に類推できるであろう。第2のルールとは、より多数の顧客向け情報が提供される移動ルートを優先的に選択するものである。例えば、図9に示すように、現在位置から区画Dにある目標位置までの最短ルートとして4つのルートR1、R2、R3およびR4が得られ、その途中の区画Fと区画Gに広告すべき商品がそれぞれ1つあるとする。
図9に示すように、各ルートR1、R2、R3およびR4について、そのルート上に存在する広告すべき商品の数を比較し、最大数を有するルートを選択すればよい。図9の例ではR3およびR4が最大かつ同値であるので、いずれを選択してもよい。また、R3およびR4のいずれを選択するかについては、他の手法と組み合わせて決定してもよい。例えば、ランダムに選択してもよいし、R3およびR4の広告回数が均一化されるように広告回数の少ないほうを選択してもよい。
図11は、図10の処理に代えて、r個のルートからランダムに1つのルートを選択するようにした場合の処理を示すフローチャートである。図11に示すように、この場合の処理は極めて単純である。
図12は、図10、図11と異なるルールに基づき、1つの最短ルートを決定する処理を示すフローチャートである。各広告の広告回数が均一化されるように移動ルートを選択するものである。これは、図4についての説明記載における第3のルールに相当するものである。
図12で使用される一時変数は、一時変数Lが図10の広告費の額に代えて広告回数である点を除き図10と同様である。
制御部10は、まず、カウンタi、一時変数L、Yにそれぞれゼロを格納して初期化する(ステップS301、S303、S305)。さらに、カウンタkにゼロを格納して初期化する(ステップS307)。次に、ルートi上に存在する広告すべき商品について広告が行われた累積回数(広告回数)を順次比較する。そのため、制御部10は、ルートi上に存在する広告すべき商品の商品IDが配列変数K[i][k]に格納されているか否か(非ゼロか否か)を判断する(ステップS309)。なお、前述のごとくi、kの初期値は共にゼロである。
ルートi上に広告すべき商品が存在する場合、即ち、配列変数K[i][k]の値がゼロでない場合(判定がNo)、制御部10は、配列変数K[i][k]の商品IDで記憶部100に格納された商品データを参照し、その商品についての広告回数が一時変数L(初期値はゼロ)に格納されている値より大きいか否かを判断する(ステップS311)。前記商品の広告回数が一時変数Lの値より大きい場合(判定がYes)、その商品についての広告回数を変数Lに格納する(ステップS313)。そして、変数Yに現在のルート番号の値、即ち、カウンタiの値を格納する(ステップS315)。その後、ルーチンはステップS317へ進む。
一方、前記ステップS311で、ルートi上に広告すべき商品がこれ以上存在しない場合(判定がNo)、ルーチンはステップS317へ進む。ステップS317で、制御部10は、カウンタkの値を1だけ増加させる。そして、次の広告すべき商品についての広告回数を変数Lの値と比較すべく、ルーチンは前記ステップS309へ進む。
ステップS309からS317の処理を繰り返すことにより、ルートi上に存在する広告すべき商品のうち最大の広告回数が変数Lに格納される。
ルートi上に存在する広告すべき商品のすべてについて比較を終えた場合ことは、前記ステップS309の判断がYesになることによって、即ち、配列変数K[i][k]の値がゼロであることによって判定される。ルートi上のすべての商品について比較を終えた場合、ルーチンはステップS319へ進み、候補とされたすべてのルートについて比較したか否かを判断する。
この比較は、ルート番号のカウンタiと最短ルートの総数を格納する変数Rとを比較することで実現される。比較すべきルートがまだ残っている場合、即ち、カウンタiの値が変数Rの値から1減じた値よりもまだ小さい場合(ステップS2=319の判定がNo)、カウンタiの値を1だけ増やした後(ステップS321)、ルーチンは前記ステップS307へ進み、新たなルートiにつき、これまでに比較された広告回数を上回るものが存在するか否かの判断を行う。
一方、前記ステップS319で、すべてのルートについて比較を終えた場合(判断がYes)、そのとき変数Yに格納されている値が選択されたルートの番号である。サブルーチンは、変数Yにその値を保持して終了する(ステップS323)。
≪各部の所在についての変形例≫
図1に示す実施形態では、所在情報取得部および顧客向け情報取得部に相当する記憶部100、位置検出部70、操作入力部30、ルート探索部80、表示部20および制御部10が買い物カートに装備され、顧客と一体で店舗内を移動する。
しかし、買い物カートに記憶部100が存在しない構成態様もあり得る。この態様によれば、所在情報および顧客向け情報は、店舗内あるいは店舗外に設置された商品管理用のサーバ等外部の機器に格納されて一括して管理されており、表示部20の表示に関連する商品データ、広告データ、地図データ、ルートデータは、必要とされる都度、前記サーバから通信部90を経て提供され、提供されたデータはRAM50に格納されるようにしてもよい。
あるいは、所在情報および顧客向け情報のいずれか一方は買い物カートの記憶部100に格納され、他方は通信部90を介し、表示の更新に必要となる都度前記サーバからデータを取得してもよい。
また、ルート検索部が、外部にあってもよい。ルート探索部の所在は、前述の商品管理用のサーバ内であってもよいが、それ以外の外部装置であってもよい。
また、異なる態様として、買い物カートは、表示部20、操作入力部30、位置情報受信部60、位置検出部70および通信部90が装備された単なる端末装置(外部端末)であって、店舗内案内装置として主体的に機能する制御部10は、その外部端末と通信可能に構成されてもよい。
図13は、この発明において、買い物カートに外部端末が装備された店舗内案内装置の構成例を示す説明図である。
図13で、店舗内案内装置1は、制御部10、ROM40、RAM50、ルート探索部80、通信部90および記憶部100を備える。これらの各部の機能は図1と同様であり、記憶部100は、所在情報取得部、顧客向け情報取得部としての機能を実現する。なお、所在情報、顧客向け情報および/又はルート探索部の所在が、店舗内案内装置1と通信可能な外部機器にあってもよい。
外部端末200は、端末制御部210、表示部220、操作入力部230、位置情報受信部260、位置検出部270および端末通信部290を備える。表示部220、操作入力部230、位置情報受信部260、位置検出部270および端末通信部290の機能は、図1の同名異符号の各部と同様である。端末制御部210は、外部端末200の各部を制御する。その具体的な態様の一例は、端末制御用プログラムが実装されたマイクロコンピュータである。
この実施態様において、店舗内案内装置1は、複数の外部端末200との間で通信を行う。そして、各外部端末の現在位置を取得し、その端末の表示部220の液晶モニタに表示すべき内容を送信する。
店舗内案内装置1は、外部端末200の店舗内の現在位置を取得する端末位置取得部71を備える。端末位置取得部71は、通信部90を介し、それぞれの外部端末200が備える位置検出部270からの情報を受信し、それぞれの外部端末200の位置を取得する。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:店舗内案内装置
10:制御部
20、220:表示部
30、230:操作入力部
40:ROM
50:RAM
60、260:位置情報受信部
70、270:位置検出部
71:端末位置取得部
80:ルート探索部
90:通信部
100:記憶部
200:外部端末
210:端末制御部
290:端末通信部

Claims (9)

  1. 販売すべき商品の店舗内における所在を示す所在情報を格納し又は外部から前記所在情報を取得する所在情報取得部と、
    店舗内の所定箇所に関連付けられた広告としての顧客向け情報を格納し又は外部から前記顧客向け情報を取得する顧客向け情報取得部と、
    店舗内における現在位置を検出する位置検出部と、
    顧客による商品の指定を受け付ける操作入力部と、
    前記顧客により指定された商品の所在情報に基づき現在位置から前記商品の所在までの移動ルートを探索するか、又は、前記現在位置および前記所在情報を外部へ送信して外部の機器に前記移動ルートを探索させ探索された移動ルートをその機器から取得するルート探索部と、
    前記移動ルートを表示しかつその顧客と共に店舗内を移動し得る表示部と、
    前記ルート探索部により複数の移動ルートが候補として得られたときそれら候補のうち前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択し、選択された移動ルートを前記表示部に表示させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記表示部が前記所定箇所から予め定められた範囲内に入ったと判断したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させて広告を行うよう制御することを特徴とする店舗内案内装置。
  2. 前記顧客向け情報取得部は、店舗内の所定箇所に関連付けられた広告としてその所定箇所にある商品の広告を前記顧客向け情報として取得する請求項1に記載の店舗内案内装置。
  3. 前記顧客向け情報取得部は、店舗内にある商品のうち予め定められた商品についてのみ前記顧客向け情報を取得する請求項1又は2に記載の店舗内案内装置。
  4. 前記顧客向け情報取得部は、異なる箇所にそれぞれ関連付けられた複数の顧客向け情報を、各顧客向け情報に係る広告費の情報と共に取得し、
    前記制御部は、複数の移動ルートが候補として得られたとき、それらの候補のうちより高い広告費に係る顧客向け情報が前記表示部に表示されるように移動ルートを選択する請求項1〜3のいずれか一つに記載の店舗案内装置。
  5. 前記顧客向け情報取得部は、異なる箇所にそれぞれ関連付けられた複数の顧客向け情報を、各顧客向け情報を用いて広告が行われた累積回数と共に取得し、
    前記制御部は、複数の移動ルートが候補として得られたとき、それらの候補のうちより少ない累積回数の顧客向け情報が前記表示部に表示されるように移動ルートを選択する請求項1〜3のいずれか一つに記載の店舗案内装置。
  6. 前記ルート探索部は、現在位置から前記商品の所在までの最短のルートを前記移動ルートとして取得する請求項1〜5のいずれか一つに記載の店舗内案内装置。
  7. 前記制御部は、前記表示部が前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所から予め定められた範囲から外れたとき前記所定箇所に関連付けられた顧客向け情報の表示をやめるよう制御する請求項1〜6のいずれか一つに記載の店舗内案内装置。
  8. 販売すべき商品の店舗内における所在を示す所在情報を格納し又は外部から前記所在情報を取得する所在情報取得部と、
    店舗内の所定箇所に関連付けられた広告としての顧客向け情報を格納し又は外部から前記顧客向け情報を取得する顧客向け情報取得部と、
    店舗内を移動可能な外部端末の現在位置を取得する端末位置取得部と、
    前記外部端末を用いた顧客による商品の指定情報を受信する指定情報受信部と、
    指定情報に係る商品についての所在情報に基づき現在位置から前記商品の所在までの移動ルートを探索するか、又は、前記現在位置および前記所在情報を外部へ送信して外部の機器に前記移動ルートを探索させ探索された移動ルートをその機器から取得するルート探索部と、
    前記移動ルートを前記外部端末へ送信し前記顧客に移動ルートを提示させる送信部と、
    前記ルート探索部の探索により複数の移動ルートが候補として得られたとき、それらの候補のうち前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択し、選択された移動ルートを前記送信部より送信するよう制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記外部端末が前記所定箇所から予め定められた範囲内に入ったと判断したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させることを特徴とする店舗内案内装置。
  9. コンピュータが、
    所在情報取得部を用いて、販売すべき商品の店舗内における所在を示す所在情報を取得する処理と、
    位置検出部を用いて、店舗内における現在位置を検出する処理と、
    操作入力部を用いて、顧客による商品の指定を受け付ける処理と、
    ルート探索部を用いて、前記顧客により指定された商品の所在情報に基づき現在位置から前記商品の所在までの移動ルートを探索する処理と、
    顧客と共に店舗内を移動し得る表示部を用いて、前記移動ルートを表示させる処理と、
    顧客向け情報取得部を用いて、店舗内の所定箇所に関連付けられた広告としての顧客向け情報を取得する処理と、
    前記ルート探索部により複数の移動ルートが候補として得られたときそれら候補のうち前記顧客向け情報に関連付けられた所定箇所の最も近くを通過する移動ルートを優先的に選択し、選択された移動ルートを前記表示部に表示させる処理とを実行し、かつ、
    前記表示部が前記所定箇所から予め定められた範囲内に入ったと判断したときその箇所に関連付けられた顧客向け情報を表示部に表示させて広告を行わせるように制御することを特徴とする店舗内案内方法。
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