JP2011087051A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンネルサーチを行っている間においても、番組を継続受信可能な受信装置において、チャンネルサーチを適切なタイミングで行い、ユーザが常に好適な状態で放送番組を視聴できるようにする。
【解決手段】受信状態が劣化し12セグ受信からワンセグ受信に切換えた後、所定時間ワンセグ受信が継続した場合には、ダイバシティ受信のための複数の選局受信部を二つに分け、片方で視聴中の番組を受信し、残る一方でチャンネルサーチを行う。チャンネルサーチにより新たに受信状態の良い中継局を発見できた場合には、その中継局のチャンネルを選局してチャンネルサーチを終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信や放送を移動しながら受信する受信装置に係り、特に地上デジタル放送を移動受信しながらチャンネルサーチを行う受信装置に関する。
全ての映像・音声データがMPEG2トランスポートストリーム形式で送信される日本の地上デジタル放送において、各放送局は放送地域内の隅々にまで電波が行き渡るように中継局の整備を進めている。各中継局が放送する番組内容は同一であり、またデジタル混信による受信障害を回避することなどを目的として、各中継局は互いに異なる周波数(以下、チャンネル)を使用して放送電波を送出している場合がある。一方で、各放送局は系列と呼ばれるネットワークを構成し、放送番組の共有・配信などを実施しており、同一系列の放送局(以下、系列局)は番組内容が同一である可能性が高い。
以上のことから、自動車などに搭載された地上デジタル放送を受信する受信装置では、現在の受信エリアから他の受信エリアに移動すると受信可能なチャンネルが異なるために、それまで視聴していた番組が受信できない場合がある。この時、継続して番組を受信するためには、視聴していた番組の中継局又は系列局にチャンネルを設定する操作(以下、チャンネルサーチ)を行う必要がある。
しかしながら、チャンネルサーチを行っている間は、番組を受信することができない。特に、車載向けの受信装置のように、受信エリア間を頻繁に移動する場合は、チャンネルサーチを行う度に番組の視聴が中断してしまうという問題があった。
この問題を解決するため、特許文献1では、複数のチューナを設け、一のチューナで一の局を受信中に他のチューナで他の局をサーチする方法が開示されている。
特開2002−320165号公報
しかしながら特許文献1に示した受信方法では、チャンネルサーチをどのようなタイミングで行うかについては検討がなされていない。チャンネルサーチの際は、番組を継続受信するために使用されるアンテナ数がチャンネルサーチを行っていない通常の受信時よりも減少するため、受信感度が低下する。このため、チャンネルサーチを行うタイミングが不適切な場合、受信感度の低下による映像・音声の乱れが発生し、また受信状態の良否の変動が頻繁に発生するとチャンネルサーチが頻繁に行われてその間は受信感度の不良が長時間続いてしまう。
本発明は、上記問題点を鑑みて考案されたものであり、その目的は、チャンネルサーチを行っている間においても、継続して番組を視聴可能な受信装置において、チャンネルサーチを適切なタイミングで行い、ユーザが常に好適に放送番組を視聴可能な受信装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、階層伝送により映像信号がエラー耐性の弱い弱階層とエラー耐性の強い強階層で同時伝送される放送信号を受信する受信装置であって、前記放送信号を選局し復調する複数の放送信号受信部と、該複数の放送信号受信部で選局され復調された複数の信号が供給され、該複数の信号の全てをダイバシティ合成した第1の受信信号を出力する第1の動作モードと、前記複数の信号のうち少なくも2つの信号をダイバシティ合成した第2の受信信号と前記複数の信号のうち残る信号に基づく第3の受信信号を出力する第2の動作モードを有するダイバシティ合成部と、前記第1の動作モードでは前記ダイバシティ合成部で生成された前記第1の受信信号が、前記第2の動作モードでは前記ダイバシティ合成部で生成された前記第2の受信信号が供給され、これをデコードして前記弱階層ないし強階層のいずれかの階層の映像・音声信号を選択して出力するデコード部と、前記放送信号の受信状態に基づき、該受信状態が良好な場合には前記弱階層の、良好でない場合には前記強階層の映像・音声信号を前記デコード部が選択して出力するための切換判定信号を生成する切換判定部と、該切換判定部で生成された前記切換判定信号に基づき前記ダイバシティ合成部の動作を制御し、前記複数の放送信号受信部の各々が選局するチャンネルを制御するサーチ制御部とを有し、該サーチ制御部は、前記切換判定部の切換判定信号が前記弱階層の映像・音声信号を出力するように指示している場合には、前記ダイバシティ合成部が前記第1の動作モードで動作し、前記複数の放送受信部の全てが同一のチャンネルを受信するように制御し、前記切換判定部の切換判定信号が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示している場合には、前記ダイバシティ合成部が前記第2の動作モードで動作し、前記放送受信部のうち前記第3の受信信号を生成する放送受信部においてはチャンネルサーチを行うよう制御することを特徴としている。
また本発明は、階層伝送により映像信号がエラー耐性の弱い弱階層とエラー耐性の強い強階層で同時伝送される放送信号を受信する受信装置であって、前記放送信号を選局し復調する複数の放送信号受信部と、該複数の放送信号受信部で選局され復調された複数の信号が供給され、該複数の信号の全てをダイバシティ合成した第1の受信信号を出力する第1の動作モードと、前記複数の信号のうち少なくも2つの信号をダイバシティ合成した第2の受信信号と前記複数の信号のうち残る信号に基づく第3の受信信号を出力する第2の動作モードを有するダイバシティ合成部と、前記ダイバシティ合成部で生成された前記第1の受信信号ないし前記第2の受信信号が供給された場合には、これをデコードして前記弱階層ないし強階層のいずれかの階層の映像・音声信号を選択して出力するデコード部と、前記放送信号の受信状態に基づき、該受信状態が良好な場合には前記弱階層の、良好でない場合には前記強階層の映像・音声信号を前記デコード部が選択して出力するための第1の切換判定信号を生成し、また表示する画像で検知できる程度に前記受信状態が悪いことを示す第2の切換判定信号を生成し、また前記デコード部におけるデコードに際して同期がとれない程度に前記受信状態が悪いことを示す第3の切換判定信号を生成する切換判定部と、該切換判定部で生成された前記第1、第2及び第3の切換判定信号に基づき前記ダイバシティ合成部の動作を制御し、前記複数の放送信号受信部の各々が選局するチャンネルを制御するサーチ制御部とを有し、該サーチ制御部は、前記切換判定部の第1の切換判定信号が前記弱階層の映像・音声信号を出力するように指示している場合には、前記ダイバシティ合成部が前記第1の動作モードで動作して出力信号を前記デコード部へ供給し、前記複数の放送受信部の全てが同一のチャンネルを受信するように制御し、前記切換判定部の第1の切換判定信号が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示しており、前記第2及び第3の切換判定信号がともに前記した程度よりは受信状態が良いことを示す場合には、第1の所定時間を経過した後に前記ダイバシティ合成部が前記第2の動作モードで動作し、前記放送受信部のうち前記第2の受信信号を前記デコード部へ供給し、前記第3の受信信号を生成する放送受信部においては同じ地域内の中継局に対するチャンネルサーチを行うよう制御し、前記切換判定部の第1の切換判定信号が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示しており、前記第2の切換判定信号が前記した程度よりは受信状態が悪いことを示し、前記第3の切換判定信号が前記した程度よりは受信状態が良いことを示す場合には、第2の所定時間を経過した後に前記ダイバシティ合成部が前記第2の動作モードで動作し、前記放送受信部のうち前記第2の受信信号を前記デコード部へ供給し、前記第3の受信信号を生成する放送受信部においては中継局または他の地域を含めた系列局に対するチャンネルサーチを行うよう制御し、前記切換判定部の第1の切換判定信号が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示しており、前記第2の切換判定信号が前記した程度よりは受信状態が悪いことを示し、前記第3の切換判定信号が前記した程度よりは受信状態が悪いことを示す場合には、第3の所定時間を経過した後に前記ダイバシティ合成部が前記第1の動作モードで動作し、その出力信号に基づき前記放送受信部においては中継局または他の地域を含めた系列局に対するチャンネルサーチを行うよう制御することを特徴としている。
また本発明は、階層伝送により映像信号がエラー耐性の弱い弱階層とエラー耐性の強い強階層で同時伝送される放送信号を、複数の放送受信部を用いて選局し視聴するための受信方法であって、前記弱階層で伝送される放送信号を視聴中に該信号の品質が低下した場合には、前記強階層で伝送される放送信号を視聴するよう切換え、前記強階層で伝送される放送信号を視聴中に該信号の品質が回復した場合には、前記弱階層で伝送される放送信号を視聴するように切換える切換えステップと、該切換えステップで弱階層から強階層へ切換えた後、該強階層で伝送される放送信号を視聴する状態が所定時間継続した場合には、信号の品質が高い他のチャンネルを捜すチャンネルサーチステップを有し、該チャンネルサーチステップは、前記複数の放送受信部における所定の放送受信部を用いて前記放送信号の中継局をサーチする中継局サーチステップと、該中継局サーチステップで新たな中継局を発見した場合には、該中継局からの信号の品質がこれまで視聴していた信号の品質よりも高いか否かを判定する判定ステップを有し、該判定ステップでの判定の結果、新たに発見した中継局からの信号の方が高い品質である場合には該中継局からの信号を受信し、新たに発見した中継局からの信号の方が高い品質ではない場合、ないし前記チャンネルサーチステップで新たな中継局を発見しない場合には、これまで視聴していた信号を継続して受信することを特徴としている。
本発明によれば、チャンネルサーチを行っている場合においても、継続して番組の視聴を可能とし、更には、チャンネルサーチを適切なタイミングで行うことができるという効果がある。
第1の実施形態における受信装置100の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における切換判定部16での切換判定信号の生成処理を示すタイミング図である。 第1の実施形態におけるサーチ制御部18の動作を示すフローチャートである。 ステップS303のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における切換判定部16での切換判定信号の生成処理を示すタイミング図である。 第2の実施形態におけるサーチ制御部18の動作を示すフローチャートである。 ステップS603のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における系列局の探索方法を説明するための受信装置100の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における記憶部81に格納するデータベースの一例である。 第3の実施形態におけるチャンネルサーチの動作を説明するための受信装置100の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態において、信号品質値の時間変化を示す一例である。 第3の実施形態において、信号品質値の時間変化を示す一例である。 第4の実施形態における受信装置100の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態におけるチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態につき、図面に基づいて説明する。
なお、本発明の実施形態における受信装置では、日本の地上デジタル放送の伝送方式であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)による放送信号を受信することができる。ISDB−Tでは、1チャンネルの伝送帯域を13個のセグメントに分割し、それぞれのセグメントを組合せて、最大3階層までの階層伝送を行うことができる。現在、この階層伝送を利用し、12個のセグメントを使用して固定受信端末向けの高品質な放送(以下、12セグ放送)と、残りの1個のセグメントを使用して携帯受信端末向けの低品質な放送(以下、ワンセグ放送)が行われている。12セグ放送とワンセグ放送は、同じ番組内容を放送するサイマル放送が主流となっている。ここで、12セグ放送は、伝送容量が大きく高品質な放送であるがエラー耐性に弱く、放送電波の受信状態が比較的良好でないと受信できない。一方、ワンセグ放送は、伝送容量が小さく低品質な放送であるがエラー耐性に強く、放送電波の受信状態が比較的劣化していても受信できるという特徴がある。本発明の実施形態における受信装置では、12セグ放送とワンセグ放送の両方を受信可能であり、放送電波の受信状態の良否に応じてどちらか一方の映像・音声信号を選択してディスプレイやスピーカなどに出力することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態における受信装置100の構成を示すブロック図である。
アンテナ部10a〜10dは放送電波を受信し、それぞれ対応する選局・復調部11a〜11dに供給する。選局・復調部11a〜11dは、サーチ制御部18の指示に従い、供給された放送電波の中から所定のチャンネルを選局及び復調処理し、復調信号をダイバ合成部12に供給する。ダイバ合成部12は、選局・復調部11a〜11dより供給された復調信号をダイバ合成する。ここで、ダイバ合成部12は、サーチ制御部18の指示に従い、選局・復調部11a〜11dより供給された4つの復調信号を用いたダイバ合成(以下、4ダイバ合成)や、任意の2つの選局・復調部(例えば、11aと11b)より供給された復調信号と、残りの2つの選局・復調部(例えば、11cと11d)より供給された復調信号をそれぞれ独立にダイバ合成(以下、2+2ダイバ合成)することができる。ダイバ合成部12は、4ダイバ合成を行っている場合は、4ダイバ合成した出力信号を誤り訂正部13a又は13bのどちらか一方に供給し、また2+2ダイバ合成を行っている場合は、ダイバ合成した2つの出力信号の一方を誤り訂正部13a、他方を誤り訂正部13bにそれぞれ供給する。
なお、ダイバ合成部12におけるダイバ合成方法はどのような方法でも良く、例えば、選択合成法、等利得合成法、最大比合成法などを用いることができる。選択合成法は、最大電力の信号を選択してその他の信号は破棄する方法である。等利得合成法は、各信号の位相を同一にして合成する方法である。最大比合成法とは、各信号の位相を同一にし、更に信号電力に比例した重みを付けて合成する方法である。
誤り訂正部13a及び13bは、ダイバ合成部12からの出力信号を誤り訂正処理し、トランスポートストリーム信号(以下、TS信号)を出力する。デコード部14は、誤り訂正部13aより供給されたTS信号をデコード処理し、切換判定部16からの指示に従い、デコードした12セグ放送又はワンセグ放送の映像・音声信号のどちらか一方を出力部15に供給する。出力部15は、供給された映像・音声信号をディスプレイやスピーカ等に出力する。
切換判定部16は、誤り訂正部13a及び13bにおけるビット誤り率、ダイバ合成部12でダイバ合成した信号のCNR(Carrier to Noise Ratio)、選局・復調部11a〜11dでの選局チャンネルの同期状態、AGC(Auto Gain Control)制御電圧値、変調誤差比(MER:Modulation Error Ratio)、復調信号のCNRなどの情報から算出した信号品質値に基づいて、12セグ放送とワンセグ放送のどちらを選択すべきかを判定し、判定結果を示す切換判定信号をデコード部14及びサーチ制御部18に供給する。
切換判定部16が、12セグ放送とワンセグ放送のどちらを選択するかの判断は、例えば、信号品質値(例えば12セグ放送のビットエラー率)が所定の閾値以上の場合は12セグ放送を選択し、信号品質値が閾値以下の場合はワンセグ放送を選択すれば良い。但し、ここでは信号品質値が大きいほど選局チャンネルの受信状態は良好、小さいほど選局チャンネルの受信状態は不良であるとし、以降の説明でも同様とする。また、別の例として、例えば、切換判定部16は、信号品質値が閾値を越えてから所定の時間を経過したら12セグ放送からワンセグ放送、又はワンセグ放送から12セグ放送に切換えることで、信号品質値が閾値付近を変動するような場合に12セグ放送とワンセグ放送の頻繁な切換えの発生を防止することができる。ここで、所定の閾値としては、例えば、12セグ放送のディスプレイ映像にブロックノイズが発生しない最小の信号品質値、或いは12セグ放送のディスプレイ映像にブロックノイズがある程度発生する信号品質値を設定すれば良い。更には、切換判定部16は、所定の閾値A及び閾値B(閾値A>閾値B)を設定し、12セグ放送を選択している際には信号品質値が閾値B以下となった場合にワンセグ放送に切換え、ワンセグ放送を選択している際には信号品質値が閾値A以上となった場合に12セグ放送に切換えることによっても、12セグ放送とワンセグ放送の頻繁な切換えの発生を防止することができる。
番組情報抽出部17は、誤り訂正部13bより供給されたTS信号から、NIT(Network Information Table)、BIT(Broadcaster Information Table)、SDT(Service Description Table)、EIT(Event Information Table)など、選局チャンネルの放送番組内容に関する各種の情報を抽出し、サーチ制御部18に供給する。
サーチ制御部18は、受信装置100のチャンネルサーチの動作全体を制御する。
次に、図2〜図4を参照して、第1の実施形態における受信装置100のチャンネルサーチ動作を説明する。
図2は、切換判定部16における切換判定信号の生成処理を示すタイミング図であって、200は信号品質値の時間変化と閾値、201は12セグ放送とワンセグ放送の選択状況の時間変化を示している。切換判定部16は、信号品質値が閾値以上の場合(時刻<t1、時刻>t3)は12セグ放送を選択し、信号品質値が閾値以下の場合(t1<時刻<t3)はワンセグ放送を選択するように動作する。
一方、図3は、第1の実施形態におけるサーチ制御部18の動作を示すフローチャートである。同図におけるフローチャートの開始時点では、切換判定部16において信号品質値は閾値よりも大きく、このため切換判定部16は12セグ放送を選択し、ユーザは所望の放送番組を高品質な12セグ放送で視聴しているとする。この時、選局・復調部11a〜11dはユーザが指定した所望の放送番組に対応するチャンネルを選局し、ダイバ合成部12は選局・復調部11a〜11dより出力された復調信号を用いて4ダイバ合成し、出力信号を誤り訂正部13aで誤り訂正処理し、誤り訂正処理後のTS信号をデコード部14でデコード処理し、デコード後の12セグ放送の映像・音声信号を出力部15に供給する。これにより、ユーザは所望の放送番組を4本のアンテナを使用して、高品質な12セグ放送を視聴することができる。ここで、12セグ放送は比較的エラー耐性に弱いが、4本のアンテナを用いることにより、安定した放送電波の受信が可能となる。
自動車の移動等により信号品質値が閾値以下となった場合(図2の時刻t1)、切換判定部16は、12セグ放送からワンセグ放送への切換えを指示する切換判定信号を出力する。デコード部14は、この切換判定信号を受け取ると、ワンセグ放送の映像・音声信号を出力部15に供給する。これにより、ユーザは12セグ放送からワンセグ放送に切換わって所望の放送番組を視聴することになる。
一方、サーチ制御部18は、12セグ放送からワンセグ放送への切換えを指示する切換判定信号を受け取ると(ステップS300でYES判定)、次に、ステップS301及びS302の判定処理に進む。ステップS301では、切換判定信号によりワンセグ放送から12セグ放送への切換え指示を受け取った場合は、ステップS300に戻る。ステップS302では、ワンセグ放送に切換わってからの連続受信時間が所定時間T1(切換判定部16が12セグ放送からワンセグ放送への切換判定信号を出力してから、ワンセグ放送から12セグ放送への切換判定信号を出力するまでの最小時間よりも大きいとする)が経過したか否かを判定し、T1時間が経過した場合(図2の時刻t2)にはステップS303に進み、チャンネルサーチを実行する。12セグ放送からワンセグ放送へ切換えた後、さらに所定時間T1だけ経過した後にチャンネルサーチを実行することにより、12セグ放送からワンセグ放送への一時的な受信状態の低下による不要なチャンネルサーチの発生を低減している。
図4は、ステップS303のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS400において、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dを2つずつ2組の系統に分割し、一方の系統は現在受信中の放送番組を継続受信する「受信系統」、他方の系統はチャンネルサーチを行う「サーチ系統」に設定する。ここで、選局・復調部11a〜11dを2組の系統へ分割する方法は、予め決められた選局・復調部の組み合わせとしても良いし、或いは、チャンネルサーチの際にも「受信系統」でなるべく安定して放送番組を受信するために、選局・復調部11a〜11dより復調信号のCNRを取得しCNRが大きい2つの選局・復調部を「受信系統」、残り2つの選局・復調部を「サーチ系統」に設定しても良い。更には、「受信系統」でダイバ合成された信号のCNRと「サーチ系統」でダイバ合成された信号のCNRが同等となるように、選局・復調部11a〜11dを2組の系統へ分割しても良い。
また、サーチ制御部18は、ダイバ合成部12に2+2ダイバ合成を指示し、ダイバ合成部12は、「受信系統」より供給された復調信号をダイバ合成して誤り訂正部13aに供給し、「サーチ系統」より供給された復調信号をダイバ合成して誤り訂正部13bに供給する。これにより、チャンネルサーチを行っている間においても、ユーザは所望の放送番組を「受信系統」に指定された2本のアンテナを使用して、放送番組を継続視聴することができる。このとき視聴しているワンセグ放送はエラー耐性に強いため、4本のアンテナを使用しなくても、安定した放送電波の受信が可能である。
次に、ステップS401において、サーチ制御部18は、「サーチ系統」を使用して、現在受信中の放送番組の中継局で、且つその中継局の信号品質値が「受信系統」の信号品質値よりも大きいチャンネルを探索する。ここで、探索すべき中継局の送信チャンネルは、探索対象とする放送局のNIT情報の中に全て記載されており、サーチ制御部18は予めこれら中継局のチャンネル情報をメモリに格納しておく。
以下、中継局の探索方法を説明する。サーチ制御部18は、「サーチ系統」の選局・復調部に中継局のチャンネルを選局させ、選局チャンネルのNIT情報を番組情報抽出部17より抽出する。サーチ制御部18は、NIT情報に含まれている放送局を識別するためのネットワークIDを参照し、「受信系統」で現在受信している放送番組のネットワークIDと一致していれば中継局、一致していなければ中継局ではないと判断する。このようにネットワークIDを比較する理由は、中継局の送信チャンネルであっても他の放送局がこのチャンネルを使用して放送を行っている可能性があるためである。全ての中継局のチャンネルを探索し、最も信号品質値が大きい中継局のチャンネルを特定する。
サーチ制御部18は、上記手順により中継局を発見した場合(ステップS402でYES判定)、次に発見した中継局の信号品質値と「受信系統」の信号品質値をそれぞれ比較し、発見した中継局の信号品質値が「受信系統」の信号品質値よりも大きい場合(ステップS403でYES判定)、ステップS404に進む。ステップS404では、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dに発見した中継局のチャンネルを選局させると共に、ダイバ合成部12に4ダイバ合成を指示する。これにより、ユーザは所望の放送番組をチャンネルサーチ前と比較して受信状態が良好な中継局のチャンネルに切換えて受信することができる。チャンネルサーチ後、切換判定部16で信号品質値が閾値以上を示し12セグ放送が受信可能である場合は、ユーザはそれまで受信していたワンセグ放送から高品質な12セグ放送に切換えて放送番組を視聴することができる(図2の時刻t3)。
一方、全ての中継局の送信チャンネルを探索しても中継局を発見できなかった場合(ステップS402でNO判定)、或いは、発見した中継局の信号品質値が「受信系統」の信号品質値よりも小さかった場合(ステップS403でNO判定)には、ステップS405に進む。ステップS405では、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dに「受信系統」で受信しているチャンネルを選局させると共に、ダイバ合成部12に4ダイバ合成を指示する。これにより、ユーザはチャンネルサーチ前の受信状態に戻る。
サーチ制御部18は、チャンネルサーチを行った後、所定時間T1を経過してもワンセグ放送の受信が継続された場合には、図3及び図4で説明したチャンネルサーチを繰り返し行う。これにより、自動車が移動して現在の中継局の受信エリアを外れて行く場合には、現在受信中のチャンネルよりも受信状態が良好な中継局のチャンネルを定期的に探索し、受信状態が良好な中継局を発見次第、この中継局のチャンネルに切換えて受信することができる。
以上のように、本発明の第1の実施形態においては、視聴中の放送番組の受信状態が劣化すると、番組の継続受信とチャンネルサーチを同時に実行し、受信状態が良好な中継局のチャンネルを見つけて切換える事ができる。チャンネルサーチを開始するタイミングを、12セグ放送からワンセグ放送に切換わった後の所定時間(T1)後とすることで、チャンネルサーチの際に番組を継続受信するために使用するアンテナ数が減少しても、エラー耐性に強いワンセグ放送を安定して受信することができ、また12セグ放送からワンセグ放送への一時的な受信状態の低下による不要なチャンネルサーチの発生を低減することができる。
本発明の第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態における受信装置100の構成は、図1に示した第1の実施形態における受信装置100の構成と同様であり、説明を省略する。
図5は、切換判定部16における切換判定信号の生成処理を示すタイミング図である。同図において、500は信号品質値の時間変化(変動1〜3の3種類の時間変化を記載)と、3つの閾値A、B、Cを示している。ここで、閾値A≧閾値B≧閾値Cであり、閾値Aは、第1の実施形態と同様に12セグ放送からワンセグ放送及びワンセグ放送から12セグ放送への切換えを判定するための閾値である。また、閾値Bはワンセグ放送のディスプレイ映像にブロックノイズが発生又はワンセグ放送が正常にデコードできずディスプレイ映像がフリーズする程度の信号品質値を設定し、閾値Cは選局チャンネルの同期が外れる程度の信号品質値を設定する。また、501〜503は、12セグ放送、ワンセグ放送、同期状態、非同期状態の4通りの選択状況についての時間変化を示しており、この順で信号品質値の変動2(実線で記載)、変動1及び3(破線で記載)に対する時間変化を示している。このように、第1の実施形態における切換判定部16では、12セグ放送とワンセグ放送の2つの選択状況について切換判定信号を出力していたが、第2の実施形態では、上記4通りの切換判定信号を出力するという違いがある。
図6は、第2の実施形態におけるサーチ制御部18の動作を示すフローチャートである。同図のフローチャート開始時点では、図3での説明と同様に、切換判定部16は12セグ放送を選択し、ユーザは所望の放送番組につきアンテナ部10a〜10dを使用して高品質な12セグ放送を視聴しているとする。
自動車の移動等により信号品質値(例えば12セグ放送のビットエラー率を利用)が閾値A以下となった場合(図5の時刻t1)、切換判定部16は、12セグ放送からワンセグ放送への切換えを指示する切換判定信号を出力する。デコード部14は、この切換判定信号を受け取ると、ワンセグ放送の映像・音声信号を出力部15に供給する。これにより、ユーザは12セグ放送からワンセグ放送に切換わって所望の放送番組を受信する。
一方、サーチ制御部18は、切換判定信号により12セグ放送からワンセグ放送への切換え指示を受け取ると(ステップS300でYES判定)、次に、ステップS301、S600、S601、S602の判定処理に進む。ステップS301では、切換判定信号によりワンセグ放送から12セグ放送への切換え指示を受け取った場合は、ステップS300に戻る。ステップS600では、ワンセグ放送に切換わってから信号品質値が閾値A以下となる状態(図5の領域A)の連続受信時間が所定時間T1を経過したか否かを判定し、T1時間を経過した場合(図5の変動1)はステップS303に進み、チャンネルサーチを実行する。また、ステップS601では、ワンセグ放送から同期状態への切換えを指示する切換判定信号を受け取ってから信号品質値(例えばワンセグ放送のビットエラー率を利用)が閾値B以下となる状態(図5の領域B)の連続受信時間が所定時間T2(T1>T2)を経過したか否かを判定し、T2時間が経過した場合(図5の変動2)はステップS603に進み、チャンネルサーチ(中継局+系列局)を実行する。更に、ステップS602では、同期状態から非同期状態への切換えを指示する切換判定信号を受け取ってから信号品質値が閾値C以下となる状態(図5の領域C)の連続受信時間が所定時間T3(T2>T3)を経過したか否かを判定し、T3時間を経過した場合(図5の変動3)はステップS604に進み、「受信系統」を設けずに4本のアンテナを使用して4ダイバ合成によるチャンネルサーチを行う。
すなわち、領域Aの状態でT1時間経過したと判定された場合(ステップS600でYES判定)とは、受信状態が低下していても比較的程度の軽い場合である。このため、ステップS303で同じ地域内の中継局をサーチすることで、受信状態のより良い中継局を発見するようにする。領域Bの状態でT2時間経過したと判定された場合(ステップS601でYES判定)とは、これよりも受信状態が悪くワンセグ放送が受信できない場合である。このため、ステップS603で近くにある他の地域の系列局を含めてサーチすることで、受信状態のより良い中継局又は系列局を発見するようにする。領域Cの状態でT3時間経過したと判定された場合(ステップS602でYES判定)とは、さらに受信状態が悪い場合であり、同期のとれない状態では映像・音声信号を出力する意味は殆どない。このため、ステップS604で4ダイバ合成によるチャンネルサーチをし、近くにある他の地域の系列局を含めてサーチすることで、受信状態のより良い中継局又は系列局を発見するようにする。
図7はステップS603のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。ここで、ステップS400〜S405は、図4で説明したフローチャートの動作と同一であり、説明を省略する。
ステップS401において、中継局のチャンネルを発見できなかった場合(ステップS402でNO判定)はステップS700に進む。ステップS700では、サーチ制御部18は、現在受信中の放送番組における系列局のチャンネルを探索する。
図8及び図9を参照して、系列局の探索方法を説明する。図8は、サーチ制御部18に、位置情報検出部80、記憶部81を接続した構成を示すブロック図であり、本説明では不要なその他の受信装置100の構成要素は記載を省略している。位置情報検出部80は、GPS(Global Positioning System)などの位置情報を検出可能な手段を用いて現在の位置情報を検出してサーチ制御部18に供給する。記憶部81は、全国の放送局について各種情報をまとめたデータベースを記憶しており、サーチ制御部18は適宜データベースを参照可能である。図9は、記憶部81に格納するデータベースの一例である。同図に示すように、各放送局(91)についてネットワークID(92)、系列ID(93)、中継局の送信チャンネル(94)を記憶し、放送地域単位で管理している。
図9においてネットワークID(92)の“0x7EE0”は、“NHK総合・仙台”の放送局固有のIDである。別の地域の放送局、例えば“NHK総合・秋田”は、これと同じ系列であっても別なネットワークIDが与えられている。しかし双方とも系列ID(93)は“0”である。ネットワークID(92)と系列ID(93)を参照することにより、放送局(91)とその系列を知ることができる。
サーチ制御部18は、まず、位置情報検出部80より現在の位置情報を取得する。次に、記憶部81に格納された現在地域のデータベースを参照し、現在受信中の放送番組と同じ系列ID(93)を有する放送局について中継局の送信チャンネル(94)を抽出する。そして、サーチ制御部18は、「サーチ系統」の選局・復調部にデータベースより抽出したチャンネルを順に選局させ、番組情報抽出部17よりBIT情報を抽出する。そして、BIT情報に含まれている系列ID(93)を参照し、現在受信中の放送番組の系列ID(93)と一致していれば系列局、一致していなければ系列局ではないと判断する。このように、現在地を放送エリアとする系列局の送信チャンネルに対して探索を行うことで、受信可能な系列局を短時間で発見可能である。
この他にも系列局を探索する別の方法として、例えば、地上デジタル放送の全てのチャンネルを1つずつ探索して行く方法であっても良い。この場合、上記方法と比較して系列局の探索に長い時間を要する場合があるが、図9で示した位置情報検出部80及びデータベースを格納するための記憶部81は不要である。
ステップS700の系列局の探索において、受信可能な系列局を発見した場合(ステップS701でYES判定)、ステップS702に進み、発見した系列局を受信する。ステップS702では、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dに対して発見した系列局のチャンネルを選局させると共に、ダイバ合成部12に4ダイバ合成を指示する。これにより、ユーザは所望の放送番組の中継局を受信できなかった場合でも、系列局の放送番組に切換えて受信を継続することができる。
一方、ステップS700において、受信可能な系列局のチャンネルを発見できなかった場合(ステップS701でNO判定)、図4で説明したステップS405と同様に、チャンネルサーチ前と同じチャンネルを受信する。
なお、図6のステップS604における4本のアンテナを使用したチャンネルサーチを実行する場合の処理手順は、図7のフローチャートを用いて説明した処理手順において、ステップS400及びS403を削除し、4つの選局・復調部11a〜11dを全てチャンネルサーチ動作させたものと同様である。また、この場合、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dにチャンネルを選局し、ダイバ合成部12に4つの復調信号を4ダイバ合成させて出力信号を誤り訂正部13bに供給し、番組情報抽出部17よりNIT情報(中継局を探索している場合)、BIT情報(系列局を探索している場合)を取得する。
サーチ制御部18は、チャンネルサーチを行った後に12セグ放送が受信できない場合は、チャンネルサーチ終了時を基点として再び所定時間T1、T2、T3までのカウントを行い、図6及び図7のフローチャートで示した処理を継続させる。このため、例えば、自動車が移動して現在の受信エリアを外れて視聴中の放送番組が受信不可となった場合、チャンネルサーチを繰り返し実行し、他の受信エリアに移動した場合は、直ちに中継局又は系列局のチャンネルに切換えて受信することができる。
ここで、チャンネルサーチを実行するタイミング時間であるT1、T2、T3時間(ステップS600、S601、S602)の具体例を挙げる。
まず、T1は、数10秒〜1分程度の値を設定することにより、視聴中の放送番組が12セグ放送からワンセグ放送に切換わり、しばらくしても12セグ放送に復帰しない場合は、現在の番組を継続視聴しながらチャンネルサーチを実行し、受信状態が良好な中継局のチャンネルを受信し、視聴中の放送番組を高品質な12セグ放送の受信に切換えることができる。また、この際12セグ放送の受信に切換わらなかった場合は、繰り返しT1時間を経過後にチャンネルサーチを行い、12セグ放送が視聴可能な中継局を探索する。例えば、T1時間を数分程度と長く設定すれば、チャンネルサーチを行う頻度を低減可能で、チャンネルサーチの際に継続受信用のアンテナ数が4本から2本に減少することにより受信感度が低下してしまう頻度を抑制することができる。
次に、T2は、T1よりも小さい数秒から数10秒程度の値を設定することにより、視聴中の放送番組がワンセグ放送でさえ受信不可となった際に、短時間のうちにチャンネルサーチを開始し、受信可能な中継局又は系列局のチャンネルに切換えることで、放送番組の視聴中断時間を短時間に抑えることができる。
更に、T3は、T2よりも小さい時間に設定することにより、選局チャンネルの同期が取得できない程度に大きく受信状態が劣化している場合は、直ちに「受信系統」を設けずに4本のアンテナを使用して受信感度が最も良い状態でチャンネルサーチを行い、受信可能な中継局又は系列局のチャンネルに切換えることで、放送番組の視聴中断時間を短時間に抑えることができる。
以上のように、本発明の第2の実施形態においては、視聴中の放送番組のワンセグ放送が受信不可となった場合、短時間のうちにチャンネルサーチを開始し、受信可能な中継局又は系列局のチャンネルに切換えることができる。更に、視聴中の放送番組の同期が取得できない程度まで受信状態が劣化した場合は、チャンネルサーチ中に「受信系統」の受信状態が回復する可能性が低いため、4本のアンテナ全てを使用して受信感度を最良の状態にし、チャンネルサーチを行うことができる。
本発明の第3の実施形態を説明する。
視聴中の放送番組の受信状態が劣化した際、その発生原因が、例えばトンネル内や地下道路、或いは屋内駐車場などのように、放送電波が一時的に遮断されたことが原因である場合、このような場所でチャンネルサーチを行ったとしても、中継局又は系列局のチャンネルを発見することはできない。これらの場所を通り抜けて放送電波の受信状態が回復した際、同じ受信エリア内である場合には、チャンネルサーチを行う前に選局していたチャンネルを受信できる可能性が大きい。そこで、これらの場所から抜け出した際に、即座に放送番組を受信するためには、第1の解決方法として、これらの場所を走行する場合は、チャンネルサーチを行わない、また第2の解決方法として、これらの場所でチャンネルサーチを行ったとしても、これらの場所を抜け出した際には、チャンネルサーチを行う前に選局していたチャンネルに、素早く自動番組復帰させることが望ましい。
まず、第1の解決方法を具体的に説明する。
図10は、図1に示した受信装置100のサーチ制御部18に、位置情報検出部80、ナビゲーション情報抽出部101を接続した構成を示すブロック図であり、本説明では不要なその他の受信装置100の構成要素は記載を省略している。位置情報検出部80は、図8での説明と同様に、GPSなどの位置情報を検出可能な手段を用いて現在の位置情報を検出してサーチ制御部18に供給することができる。また、ナビゲーション情報抽出部101は、カーナビゲーションシステムより必要な情報を入手しサーチ制御部18に供給することができる。
サーチ制御部18は、位置情報検出部80よりGPSが測位できているか否かを示す情報を定期的に取得し、GPSが測位できていない場合は、チャンネルサーチの開始タイミングを計るための時刻カウントを停止又はリセットする。また、GPSが測位できるようになった場合は、時刻カウントを再開する。これにより、GPSが測位できていない場合は、チャンネルサーチの開始を判定するための時刻であるT1、T2、T3時間に達しないため、チャンネルサーチを行わせない制御が可能である(図3のステップS302、図6のステップS600、S601、S602のそれぞれが常時NO判定となる)。
また、GPSが測位できているか否を示す情報を使用する方法以外にも、サーチ制御部18は、ナビゲーション情報抽出部101より自車両がトンネル内や地下道路、或いは屋内駐車場など放送電波の受信状態が劣悪な場所を走行しているか否かを示す情報を取得し、これらの場所を走行している場合は、時刻カウントを停止又はリセットさせることで、チャンネルサーチを行わせない制御が可能である。
次に、第2の解決方法を具体的に説明する。
図11は、信号品質値の時間変化と12セグ放送の受信可否を示す閾値である。また、図12は、信号品質値の時間変化とワンセグ放送の受信可否を示す閾値である。
サーチ制御部18は、「受信系統」で継続受信し「サーチ系統」でチャンネルサーチを行っている際(すなわち、図3及び図6のステップS303、図6のステップS603)、「受信系統」において受信番組の信号品質値を定期的に取得する。そして、図11に示すようにチャンネルサーチ中に信号品質値が12セグ放送受信不可である状態から12セグ放送受信可能である状態へと変化したことを検出した場合(図11の時刻t2)、又は図12に示すようにチャンネルサーチ中に信号品質値がワンセグ放送受信不可である状態からワンセグ放送受信可能である状態へと変化したことを検出した場合(図12の時刻t2)は、チャンネルサーチを終了する。そして、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dにチャンネルサーチ前の受信チャンネルを選局させると共に、ダイバ合成部12に4ダイバ合成を指示する。これにより、ユーザは例えば放送電波が届かない又は微弱の場所でチャンネルサーチを行っていたとしても、これらの場所を抜け出したことを「受信系統」が検知し、チャンネルサーチを終了してチャンネルサーチを行う前に選局していたチャンネルに、素早く自動番組復帰することができる。
また、サーチ制御部18は、4ダイバでチャンネルサーチを行っている際(すなわち、図6のステップS604)、図10で示した位置情報検出部80よりGPSが測位できていなかった状態から測位可能となったことを検出したタイミング、又は図10で示したナビゲーション情報抽出部101より自車両がトンネル内や地下道路や屋内駐車場など放送電波の受信状態が劣悪な場所から抜け出したことを示す情報を取得したタイミングで、チャンネルサーチ前の受信チャンネルを選局し、この時、12セグ放送又はワンセグ放送が受信可能である信号品質値の場合には、チャンネルサーチを終了する。そして、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dにチャンネルサーチ前の受信チャンネルを選局させる。これにより、ユーザは例えば放送電波が届かない又は微弱の場所でチャンネルサーチを行っていても、これらの場所を抜け出したことを「サーチ系統」が検知し、チャンネルサーチを終了してチャンネルサーチを行う前に選局していたチャンネルに、素早く自動番組復帰することができる。
本発明の第4の実施形態を説明する。
図13は、本発明の第4の実施形態における受信装置100の構成を示すブロック図である。
図1で示した受信装置100の構成と異なる部分は、誤り訂正部13a、13bの各々より出力されるTS信号を番組情報抽出部17に供給可能としたこと、誤り訂正部13bより出力されるTS信号をデコード部14bにおいてデコード処理し12セグ放送又はワンセグ放送の映像・音声信号を出力可能としたこと、デコード部14a及び14bの出力信号のどちらか一方をサーチ制御部18の指示により選択して出力部15に供給する選択部19を設けたことである。その他の構成については、図1で示した構成と同様である。
図14に、第4の実施形態における受信装置100の動作フローチャートを示す。
まず、ステップS1400はチャンネルサーチを実行していない通常の受信時であり、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dにユーザ所望の放送番組に対応した選局チャンネルを設定し、またダイバ合成部12に対して4つの復調信号による4ダイバ合成を指示し出力信号を誤り訂正部13aに供給させる。誤り訂正部13aより出力されたTS信号をデコード部14aにてデコード処理し、切換判定部16の指示に基づき12セグ放送又はワンセグ放送の映像・音声信号を出力する。サーチ制御部18は、選択部19にデコード部14aからの映像・音声信号を選択させて出力部15に供給する(図13の経路A1)。
次に、ステップS1401でチャンネルサーチを開始すると、選局・復調部を「受信系統」と「サーチ系統」に分割し、ダイバ合成部12は、「受信系統」からの復調信号をダイバ合成して誤り訂正部13aに供給することで、放送番組を継続視聴する(図13の経路A1)。また、ダイバ合成部12は、「サーチ系統」からの復調信号をダイバ合成して誤り訂正部13bに供給し、誤り訂正部13bより出力されたTS信号に含まれるNITやBITなどの情報を番組情報抽出部17において抽出し、サーチ制御部18に供給する(図13の経路B2)。
ステップS1402では、チャンネルサーチの結果、新たに受信すべき中継局又は系列局のチャンネルを発見できなかった場合は(NO判定)、ステップS1400に戻る。すなわち、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dにチャンネルサーチ前の選局チャンネルを設定し、ダイバ合成部12に4ダイバ合成を指示して出力信号を誤り訂正部13aに供給させる。誤り訂正部13aより出力されたTS信号をデコード部14aにてデコード処理し、切換判定部16の指示に基づき12セグ放送又はワンセグ放送の映像・音声信号を出力する。サーチ制御部18は、選択部19にデコード部14aからの映像・音声信号を選択させて出力部15に供給する(図13の経路A1)。
一方、ステップS1402において、チャンネルサーチの結果、新たに受信すべき中継局又は系列局のチャンネルを発見した場合は(YES判定)、ステップS1403に進む。ステップS1403では、サーチ制御部18は、まず「サーチ系統」を発見した中継局又は系列局のチャンネルに選局し、選択部19にデコード部14bからの映像・音声信号を選択させて出力部15に供給する。次に、「受信系統」の選局・復調部に発見した中継局又は系列局のチャンネルを設定し、ダイバ合成部12に4ダイバ合成を指示して出力信号を誤り訂正部13bに供給させる(図13の経路B1)。
発見した中継局又は系列局のチャンネルに切換わった後、再度チャンネルサーチを行う場合には、ステップS1404に進む。ステップS1404では、選局・復調部を「受信系統」と「サーチ系統」に分割し、ダイバ合成部12は、「受信系統」からの復調信号をダイバ合成して誤り訂正部13bに供給することで、放送番組を継続視聴する(図13の経路B1)。また、ダイバ合成部12は、「サーチ系統」からの復調信号をダイバ合成して誤り訂正部13aに供給し、誤り訂正部13aより出力されたTS信号を番組情報抽出部17においてNITやBITなどの情報を抽出し、サーチ制御部18に供給する(図13の経路A2)。
ステップS1405では、チャンネルサーチの結果、新たに受信すべき中継局又は系列局のチャンネルを発見できなかった場合は(NO判定)、ステップS1403に戻る。すなわち、サーチ制御部18は、選局・復調部11a〜11dにチャンネルサーチ前の選局チャンネルを設定し、ダイバ合成部12に4ダイバ合成を指示して出力信号を誤り訂正部13bに供給させる。誤り訂正部13bより出力されたTS信号をデコード部14bにてデコード処理し、切換判定部16の指示に基づき12セグ放送又はワンセグ放送の映像・音声信号を出力する。サーチ制御部18は、選択部19にデコード部14bからの映像・音声信号を選択させて出力部15に供給する(図13の経路B1)。
一方、ステップS1405において、チャンネルサーチの結果、新たに受信すべき中継局又は系列局のチャンネルを発見した場合は(YES判定)、サーチ制御部18は、まず、「サーチ系統」を発見した中継局又は系列局のチャンネルに選局し、選択部19にデコード部14aからの映像・音声信号を選択させて出力部15に供給する。次に、「受信系統」の選局・復調部に発見した中継局又は系列局のチャンネルを設定し、ダイバ合成部12に4ダイバ合成を指示して出力信号を誤り訂正部13aに供給させる(図13の経路A1)。
上記のチャンネルサーチを行うことで、図1の構成の場合は、中継局のチャンネルに切換える際に選局チャンネル設定からデコード部より映像・音声信号が出力されるまでの時間分だけ放送番組の途切れが発生するが、図13に示す第4の実施形態では、デコード処理まで終了済みの映像・音声信号を選択部19で切換えるため、放送番組の途切れは発生しないという特徴がある。
第1〜第4の実施形態において、「受信系統」と「サーチ系統」に割り当てる選局・復調部は共に2つずつとする分割を説明したが、「受信系統」は3つ、「サーチ系統」は1つといったように、同じ数に割り当てなくとも良い。また、選局・復調部の数は4つとして説明したが、これに限るものではなく、2つ以上であれば本発明を実施可能である。
10…アンテナ部、11…選局・復調部、12…ダイバ合成部、13…誤り訂正部、14…デコード部、15…出力部、16…切換判定部、17…番組情報抽出部、18…サーチ制御部、19・・・選択部、80…位置情報検出部、81・・・記憶部、101・・・ナビゲーション情報抽出部。

Claims (11)

  1. 階層伝送により映像信号がエラー耐性の弱い弱階層とエラー耐性の強い強階層で同時伝送される放送信号を受信する受信装置であって、
    前記放送信号を選局し復調する複数の放送信号受信部と、
    該複数の放送信号受信部で選局され復調された複数の信号が供給され、該複数の信号の全てをダイバシティ合成した第1の受信信号を出力する第1の動作モードと、前記複数の信号のうち少なくも2つの信号をダイバシティ合成した第2の受信信号と前記複数の信号のうち残る信号に基づく第3の受信信号を出力する第2の動作モードを有するダイバシティ合成部と、
    前記第1の動作モードでは前記ダイバシティ合成部で生成された前記第1の受信信号が、前記第2の動作モードでは前記ダイバシティ合成部で生成された前記第2の受信信号が供給され、これをデコードして前記弱階層ないし強階層のいずれかの階層の映像・音声信号を選択して出力するデコード部と、
    前記放送信号の受信状態に基づき、該受信状態が良好な場合には前記弱階層の、良好でない場合には前記強階層の映像・音声信号を前記デコード部が選択して出力するための切換判定信号を生成する切換判定部と、
    該切換判定部で生成された前記切換判定信号に基づき前記ダイバシティ合成部の動作を制御し、前記複数の放送信号受信部の各々が選局するチャンネルを制御するサーチ制御部とを有し、
    該サーチ制御部は、
    前記切換判定部の切換判定信号が前記弱階層の映像・音声信号を出力するように指示している場合には、前記ダイバシティ合成部が前記第1の動作モードで動作し、前記複数の放送受信部の全てが同一のチャンネルを受信するように制御し、
    前記切換判定部の切換判定信号が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示している場合には、前記ダイバシティ合成部が前記第2の動作モードで動作し、前記放送受信部のうち前記第3の受信信号を生成する放送受信部においてはチャンネルサーチを行うよう
    制御することを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、前記チャンネルサーチは、前記切換判定部が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示した後、所定時間をおいて開始されることを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1に記載の受信装置であって、前記サーチ制御部は、前記第3の受信信号から得た番組情報を記憶する記憶部を有することを特徴とする受信装置。
  4. 階層伝送により映像信号がエラー耐性の弱い弱階層とエラー耐性の強い強階層で同時伝送される放送信号を受信する受信装置であって、
    前記放送信号を選局し復調する複数の放送信号受信部と、
    該複数の放送信号受信部で選局され復調された複数の信号が供給され、該複数の信号の全てをダイバシティ合成した第1の受信信号を出力する第1の動作モードと、前記複数の信号のうち少なくも2つの信号をダイバシティ合成した第2の受信信号と前記複数の信号のうち残る信号に基づく第3の受信信号を出力する第2の動作モードを有するダイバシティ合成部と、
    前記ダイバシティ合成部で生成された前記第1の受信信号ないし前記第2の受信信号が供給された場合には、これをデコードして前記弱階層ないし強階層のいずれかの階層の映像・音声信号を選択して出力するデコード部と、
    前記放送信号の受信状態に基づき、該受信状態が良好な場合には前記弱階層の、良好でない場合には前記強階層の映像・音声信号を前記デコード部が選択して出力するための第1の切換判定信号を生成し、また表示する画像で検知できる程度に前記受信状態が悪いことを示す第2の切換判定信号を生成し、また前記デコード部におけるデコードに際して同期がとれない程度に前記受信状態が悪いことを示す第3の切換判定信号を生成する切換判定部と、
    該切換判定部で生成された前記第1、第2及び第3の切換判定信号に基づき前記ダイバシティ合成部の動作を制御し、前記複数の放送信号受信部の各々が選局するチャンネルを制御するサーチ制御部とを有し、
    該サーチ制御部は、
    前記切換判定部の第1の切換判定信号が前記弱階層の映像・音声信号を出力するように指示している場合には、前記ダイバシティ合成部が前記第1の動作モードで動作して出力信号を前記デコード部へ供給し、前記複数の放送受信部の全てが同一のチャンネルを受信するように制御し、
    前記切換判定部の第1の切換判定信号が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示しており、前記第2及び第3の切換判定信号がともに前記した程度よりは受信状態が良いことを示す場合には、第1の所定時間を経過した後に前記ダイバシティ合成部が前記第2の動作モードで動作し、前記放送受信部のうち前記第2の受信信号を前記デコード部へ供給し、前記第3の受信信号を生成する放送受信部においては同じ地域内の中継局に対するチャンネルサーチを行うよう制御し、
    前記切換判定部の第1の切換判定信号が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示しており、前記第2の切換判定信号が前記した程度よりは受信状態が悪いことを示し、前記第3の切換判定信号が前記した程度よりは受信状態が良いことを示す場合には、第2の所定時間を経過した後に前記ダイバシティ合成部が前記第2の動作モードで動作し、前記放送受信部のうち前記第2の受信信号を前記デコード部へ供給し、前記第3の受信信号を生成する放送受信部においては中継局と他の地域を含めた系列局に対するチャンネルサーチを行うよう制御し、
    前記切換判定部の第1の切換判定信号が前記強階層の映像・音声信号を出力するように指示しており、前記第2の切換判定信号が前記した程度よりは受信状態が悪いことを示し、前記第3の切換判定信号が前記した程度よりは受信状態が悪いことを示す場合には、第3の所定時間を経過した後に前記ダイバシティ合成部が前記第1の動作モードで動作し、その出力信号に基づき前記放送受信部においては中継局と他の地域を含めた系列局に対するチャンネルサーチを行うよう
    制御することを特徴とする受信装置。
  5. 請求項4に記載の受信装置であって、前記第1、第2及び第3の所定時間は互いに異なることを特徴とする受信装置。
  6. 請求項1または請求項4に記載の受信装置であって、チャンネルサーチを行って発見した放送局のチャンネルの受信状態が、チャンネルサーチを行う直前に受信していたものよりも良好な場合には、前記サーチ制御部は、前記ダイバシティ合成部が前記第1の動作モードで動作して出力信号を前記デコード部へ供給し、前記複数の放送受信部の全てが前記発見した放送局のチャンネルを受信するように制御することを特徴とする受信装置。
  7. 請求項1または請求項4に記載の受信装置であって、車両の運行案内を行うカーナビゲーションシステムからの案内情報を取得するカーナビゲーション情報取得部を有し、前記サーチ制御部は、前記カーナビゲーション情報取得部からの案内情報に基づき現在位置において放送電波を受信可能であるか否かを判定し、受信不可能である場合には、前記チャンネルサーチを行わないように制御することを特徴とする受信装置。
  8. 請求項7に記載の受信装置であって、前記サーチ制御部は、GPSが測位不可能であるか、トンネル、地下道ないし屋内駐車場を走行中である場合に放送電波を受信不可能と判定することを特徴とする受信装置。
  9. 請求項1または請求項4に記載の受信装置であって、前記サーチ制御部は、チャンネルサーチを行っている際にチャンネルサーチを開始する直前に受信していたチャンネルの受信状態が改善した場合には、前記チャンネルサーチを中止し、前記ダイバシティ合成部が前記第1の動作モードで動作して出力信号を前記デコード部へ供給し、前記複数の放送受信部の全てが前記チャンネルサーチを開始する直前に受信していたチャンネルを受信するように制御することを特徴とする受信装置。
  10. 請求項9に記載の受信装置であって、前記サーチ制御部は、GPSが測位可能となるか、トンネル、地下道ないし屋内駐車場を脱出した場合に前記受信していたチャンネルの受信状態が改善したとする判定することを特徴とする受信装置。
  11. 階層伝送により映像信号がエラー耐性の弱い弱階層とエラー耐性の強い強階層で同時伝送される放送信号を、複数の放送受信部を用いて選局し視聴するための受信方法であって、
    前記弱階層で伝送される放送信号を視聴中に該信号の品質が低下した場合には、前記強階層で伝送される放送信号を視聴するよう切換え、前記強階層で伝送される放送信号を視聴中に該信号の品質が回復した場合には、前記弱階層で伝送される放送信号を視聴するように切換える切換えステップと、
    該切換えステップで弱階層から強階層へ切換えた後、該強階層で伝送される放送信号を視聴する状態が所定時間継続した場合には、信号の品質が高い他のチャンネルを捜すチャンネルサーチステップを有し、
    該チャンネルサーチステップは、
    前記複数の放送受信部における所定の放送受信部を用いて前記放送信号の中継局をサーチする中継局サーチステップと、
    該中継局サーチステップで新たな中継局を発見した場合には、該中継局からの信号の品質がこれまで視聴していた信号の品質よりも高いか否かを判定する判定ステップを有し、
    該判定ステップでの判定の結果、新たに発見した中継局からの信号の方が高い品質である場合には該中継局からの信号を受信し、新たに発見した中継局からの信号の方が高い品質ではない場合、ないし前記チャンネルサーチステップで新たな中継局を発見しない場合には、これまで視聴していた信号を継続して受信することを特徴とする受信方法。
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