JP2011079151A

JP2011079151A - 配送伝票

Info

Publication number: JP2011079151A
Application number: JP2009231121A
Authority: JP
Inventors: Toshinao Yamakawa; 俊尚山川
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 2009-10-05
Filing date: 2009-10-05
Publication date: 2011-04-21

Abstract

【課題】葉書を配送伝票に設けた場合でも、配送時に葉書が脱落することを防止し、更に簡単に配送伝票から葉書を分離できるようにし、また、葉書を剥離させた際に葉書にカールが発生することを防止した配送伝票を提供する。
【解決手段】貼付票部と、配達票部と、葉書片部と、に区分けされて横方向に並んで配置され、前記配達票部及び前記葉書片部は、基材シートと剥離可能な状態で擬似接着されてなる配送伝票であって、前記葉書片部は、通常の葉書の外形寸法よりも広く形成され、前記葉書片部の裏面側の四周縁部には擬似接着層が設けられ、前記葉書片部の擬似接着層が設けられた四周縁部の内側の領域には、通常の葉書の外形寸法となる部分にミシン目又はスリットが形成され、更に、前記葉書片部の裏面側において、前記ミシン目又はスリットが形成された部分の内側に、前記ミシン目又はスリットに沿って擬似接着層が設けられている。
【選択図】図１

Description

本発明は、宅配荷物や配送商品を運送業者が配送する際に、それらの配送物に貼付して使用する配送伝票に関する。

従来、宅配荷物や配送商品を運送業者が配送する際に、それらの配送物に配送伝票を貼付するなどして処理している。
それらの配送伝票としては、種々の構成のものが知られている。（例えば、特許文献１〜４、参照）
近年、インターネットなどの通信技術の発展も影響して、特にネット上で商品の購入を行い、それらの購入商品を、宅配便を使用して届ける通信販売の利用が増えていることからも、運送会社が取り扱う配送物も多くなっており、運送業者は、取り扱う多くの配送物を、いかに効率的に短時間で処理すべきかといった課題を抱えている。

例えば、配送物に貼付させて使用する配送伝票には、配送物のお届け先を記載して、配送物に貼付させた状態のまま、受取人に渡すことで、受取人が配送物を受け取り後にも、その配送物が誰から送ってきたものであるのかを確認可能とするための貼付票や、また、運送業者が配送物を受取人に配送した際に、その受取人が受け取ったことを証明するサインや捺印をもらうための受領印欄などが表示された配達票が設けられている。

近年、配送伝票は、コスト削減や省資源化などを図ることからも、できるだけ少ない用紙により目的を達成するために、１枚のシート状の配送伝票を用いる傾向がある。
これらのシート状の配送伝票では、受領票を剥離可能な状態とするために、配送伝票の基材シート上に設けた受領票との間を全面的に擬似接着させることで、必要に応じて受領票を摘み上げることで受領票を剥がせる構成としている場合が多い。

特に、通信販売による販売で申し込みがあった商品に関連した商品についても販売促進を図る場合には、商品を申込者の自宅などに宅配便で届けた際に、その届けた商品に関連した商品に関する広告を行って、顧客の購買意欲を高めるようにすることが大切である。
このようなことから、配送伝票に広告を表示して商品やサービスをＰＲする方法も考えられるが、配送伝票には申し込み用の葉書が付いていないので、直ぐに申し込みを行なえないために、後日にあらためてダイレクトメールなどを顧客に郵送するなどして販売促進を行うなどしなければならず、顧客に対してタイミングよく効率的な販売促進を行うことができないという問題がある。

また、配送伝票に葉書片を冊子状に設けた場合には、配送伝票がかさばって配送処理の邪魔となるという問題があり、また、１枚のシート状の配送伝票に葉書片を擬似接着で設けた場合には、剥ぎ取った葉書片にカールが生じて葉書としての取り扱いに支障をきたす恐れがあるという問題もある。
更に、葉書片の裏面を擬似接着させるために剥離剤層を形成した場合には、葉書片の裏面に記入する際に、筆記具で綺麗に記入できないなどの不便がある。

特開２００１−３５３９８６号公報特開２００２−１２７６４４号公報特開２００２−１４４７６７号公報特開２００８−１２６９２号公報

そこで、本発明は、顧客が簡単に広告の商品やサービスなどの申し込みを、配送伝票に貼付された葉書を用いて行えるようにすると共に、葉書を配送伝票に設けた場合でも、配送時に葉書が脱落して紛失することが防止し、更に、簡単に配送伝票から葉書を分離できるようにし、また、シート基材上に擬似接着状態で剥離可能に貼付された葉書を剥離させた場合でも、葉書にカールが発生することを防止し、更に葉書の裏面に記入する際にも通常の葉書と同様に記入を行えるようにした配送伝票を提供する。

本発明の配送伝票は、裏面に形成された粘着剤層により配送物に対して直接貼付する基材シートと、前記基材シートの上側に重ねられ所定部分で接着された表示用シートと、からなり、前記表示用シートは、並行に形成された２本のスリットにより、貼付票部と、配達票部と、葉書片部と、に区分けされて横方向に並んで配置され、前記表示用シートの配達票部及び葉書片部は、前記基材シートと擬似接着層を介して剥離可能な状態で擬似接着されてなる配送伝票であって、前記葉書片部は、縦横方向の幅寸法が通常の葉書の外形寸法よりも広く形成され、前記葉書片部の裏面側の四周縁部には、擬似接着層が設けられ、前記葉書片部の擬似接着層が設けられた四周縁部の内側の領域には、通常の葉書の外形寸法となる部分にミシン目又はスリットが形成され、更に、前記葉書片部の裏面側において、前記ミシン目又はスリットが形成された部分の内側に、前記ミシン目又はスリットに沿って所定の幅に擬似接着層が設けられていることを特徴とする。

また、本発明の配送伝票は、前記ミシン目が、カット部とアンカット部の長さがそれぞれ１．０ｍｍ以下に設定されたマイクロミシンであることを特徴とする。

更に、本発明の配送伝票は、前記葉書片部の表面には、申し込み先の宛名情報が表示され、また、前記葉書片部の裏面には、申し込み情報記入欄が表示されていることを特徴とする。

したがって、本発明の配送伝票は、顧客が簡単にその広告の商品やサービスなどの申し込みを配送伝票に貼付された葉書を用いて行なうことができ、更に、葉書にカールが発生することもなく、葉書の裏面に記入する際にも通常の葉書と同様に記入を行えるという効果がある。

また、本発明の配送伝票は、ミシン目にマイクロミシンを用いることで、葉書片部に形成されたマイクロミシンから葉書を切り取った際に、葉書に周縁が綺麗な状態でスムーズに切り取れるという効果がある。

更に、本発明の配送伝票は、葉書片部の表面には、申し込み先の宛名情報が表示され、葉書片部の裏面には、申し込み情報記入欄が表示されているので、申込情報を記入した後にそのまま葉書を郵便ポストに投函するなどして郵送処理を行うことができるという効果がある。

本発明の実施形態に係る配送伝票の表面側の平面図である。本発明の実施形態に係る配送伝票を構成する表示用シートと基材シートを分離させた図であって、（ａ）は、表示用シートの表面側の平面図、（ｂ）は、基材シートの表面側の平面図である。図１のＡ−Ａ線断面図である。本発明の実施形態に係る配送伝票を配送物に貼付させた後に、配達票部と葉書片部を剥離させた状態を示す断面図である。本発明の実施形態に係る配送伝票であって、表示用シートの葉書片部を基材シートからめくり返して剥離させた状態を示す平面図である。本発明の実施形態に係る配送伝票であって、葉書片部に形成されたミシン目の外枠部分の一部を切り取った状態を示す平面図である。本発明の実施形態に係る配送伝票であって、葉書片部に形成されたミシン目の外枠部分を切り取った後の状態を示す平面図である。本発明の実施形態に係る配送伝票であって、葉書片部に形成されたミシン目の外枠部分を切り取った後、更に、葉書の一部分を剥離させた状態を示す平面図である。本発明の他の実施形態に係る配送伝票の表面側の平面図である。

以下、本発明の実施形態に係る配送伝票を図面に基づいて詳細に説明する。
図１乃至図３に示すように、本発明の実施形態に係る配送伝票１は、裏面に粘着剤層５が形成され、配送物１４に対して直接貼付するための基材シート２と、その基材シート２の上側に重ねられて所定部分で接着された表示用シート３と、更に、基材シート２の裏面に形成された粘着剤層５に対して剥離可能に貼付された剥離シート４と、から構成されている。
最上位にある表示用シート３には、図２（Ａ）に示すように、貼付票部３ａと、配達票部３ｂと、葉書片部３ｃと、が２本のスリット６ａ，６ｂを境にして横方向に並んで設けられている。
葉書片部３ｃは、縦横方向の幅寸法が通常の葉書の外形寸法よりも広い寸法で形成されている。
また、配達票部３ｂ及び葉書片部３ｃには、基材シート２から剥離する際に指で摘みやすくするためのコーナーカット部７ａ，７ｂが、それぞれの角部に設けられている。
尚、必要に応じて、表示用シート３の上側に他の伝票を重ね合わせた構成としてもよい。

基材シート２及び表示シート３としては、充分な強度とプリンタによる印字適性及び搬送適性を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであってもよい。
基材シート２及び表示シート３の厚さは、通常は２０〜２００μｍ程度が好ましい。
更に、控票などを配送伝票１の上に重ねた場合に、複写特性をもたせるために、ロイコ系染料などからなる感熱発色層を設けてもよい。

図３に示すように、基材シート２の上面側の所定領域であって、表示用シート３と基材シート２との間には、接着剤層８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄが設けられている。
ここで、接着剤層８ａは、基材シート２の上面であって、貼付票部３ａが重ね合わされる領域に設けられており、貼付票部３ａの裏面が接着剤層８ａにより接着状態となっている。
次に、接着剤層８ｂは、基材シート２の上面であって、配達票部３ｂが重ね合わされる領域に設けられているが、配達票部３ｂの裏面の全面には、剥離剤層９ｂが設けられているので、接着剤層８ｂ上に剥離剤層９ｂが重ね合わされることで、配達票部３ｂが基材シート２から剥離可能な状態で擬似接着されている。
ここでは、剥離可能な擬似接着層として、接着剤層８ｂと剥離剤層９ｂとを剥離可能に接着することで構成されている。

次に、接着剤層８ｃは、基材シート２の上面であって、葉書片部３ｃが重ね合わされる領域であって、葉書片部の裏面側の四周縁部に設けられている。
また、葉書片部３ｃの裏面であって、基材シート２の上面に葉書片部３ｃを重ね合わせた際に、接着剤層８ｃが設けられた領域と重なる領域に剥離剤層９ｃが設けられている。
ここでは、接着剤層８ｃと剥離剤層９ｃとを剥離可能に接着させることで擬似接着層として形成されている。
また、葉書片部３ｃの擬似接着層として接着剤層８ｃと剥離剤層９ｃとが設けられた四周縁部の内側の領域には、通常の葉書の外形寸法となる部分にミシン目１５ａ又はスリット１５ｂが形成されている。
尚、図１に示す実施形態には、ミシン目１５ａが形成されている場合が示されており、また、図９には、他の実施形態としてスリット１５ｂが形成されている場合が示されている。

また、接着剤層８ｄは、葉書片部３ｃの裏面側において、ミシン目１５ａ又はスリット１５ｂが形成された部分の内側にミシン目１５ａ又はスリット１５ｂに沿って設けられている。
また、葉書片部３ｃの裏面であって、基材シート２の上面に葉書片部３ｃを重ね合わせた際に、接着剤層８ｄが設けられた領域と重なる領域に剥離剤層９ｄが設けられている。
ここでは、接着剤層８ｄと剥離剤層９ｄとが重ね合わされることにより、剥離可能な擬似接着層として形成されている。

上記のように、基材シート２の上面に設けられた接着剤層８ｂ，８ｃ，８ｄと、表示用シート３の裏面に設けられた剥離剤層９ｂ，９ｃ，９ｄと、が積層されていることで、基材シート２と表示用シート３とが剥離可能な状態で接着されており、これらの接着剤層８ｂ，８ｃ，８ｄと剥離剤層９ｂ，９ｃ，９ｄとが積層されている２層を、ここでは擬似接着層として説明している。
しかしながら、擬似接着層については、この実施形態で説明している、接着剤層８ｂ，８ｃ，８ｄと剥離剤層９ｂ，９ｃ，９ｄとの積層構成に限定されるものではなく、基材シート２上から配達票部３ｂと葉書片部３ｃとを剥離可能な状態として接着できる構成であれば、従来から公知の様々な接着剤や積層構成を用いた擬似接着層でもよい。
尚、貼付票部３ａの裏面側には剥離剤層が設けられていないので、貼付票部３ａは接着剤層８により基材シート２上に接着状態となっている。

したがって、図４に示すように、配達票部３ｂ及び葉書片部３ｃについては、配送物１４に配送伝票１を貼付させて宅配便などで配送され、受取人に届けられた際に、配達人や受取人によって配達票部３ｂ及び葉書片部３ｃを基材シート２上から剥離できるように構成されている。

葉書片部３ｃのうち、このミシン目１５ａ又はスリット１５ｂで切り取られる部分の大きさは、葉書の外形寸法と同様の紙片となる大きさである。
また、ミシン目１５は、カット部とアンカット部の長さがそれぞれ１．０ｍｍ以下に設定されたマイクロミシンであることが好ましい。
ミシン目１５を、カット部とアンカット部の長さがそれぞれ１．０ｍｍ以下に設定されたマイクロミシンで形成することで、葉書片部３ｃから葉書１６の部分が切り取りやすくなり、更に、葉書１６に周縁が綺麗な状態となり体裁も良くなるという利点がある。

また、剥離した配達票部３ｂは、宅配便の配達人が受取人から受領印などを押印してもらった後に受け取り持ち帰るが、葉書片部３ｃについては、受取人が必要に応じて剥離させて郵便葉書として使用できるように用意されている。
また、基材シート２の上面であって、基材シート２と接着剤層８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄとの間には、接着剤層８の接着剤が基材シート２に浸透することを防止するために目止め剤層１０を設けることが好ましい。

剥離剤層９ｂ，９ｃ，９ｄの剥離剤としては、配達票部３ｂ及び葉書部３ｃが基材シート基材２から容易に剥離できるような接着性の低い樹脂を使用することが好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のオレフィン系（共）重合体を用いることが最も好ましいが、他にも、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物からなるフィルムでもよい。
また、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂等から形成されたフィルムを用いてもよい。
さらに、所望に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていてもよい。
剥離剤層９ｂ，９ｃ，９ｄを形成するための樹脂の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は０．１〜１０μｍである。

粘着剤層５は、配送物１４に配送伝票１を貼付可能とする層であり、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でもよい。
粘着剤層５を形成するための粘着剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は０．１〜５０ｇ／ｍ²であり、塗布厚は０．１〜５０μｍである。
荷物等の被着体に対する粘着剤層５の接着力は、接着剤層８と剥離層９との接着剤力よりも大きくする必要があり、荷物等の被着剤に応じて、適宜、調整が必要である。

図５に示すように、基材シート２の上面領域であって、表示用シート３の葉書片部３ｃが重ねられている領域には、配送物の受取人に対する広告情報が表示されている広告情報表示部１１が設けられている。
また、図５には、表示用シート３の葉書片部３ｃを基材シート２からめくり返した状態の図が示されているが、図５に示すように、表示用シート３の葉書片部３ｃの裏面には、配送物の受取人が、その広告情報表示部１１に表示されている広告情報で提供された広告に関する商品又はサービスの申し込み情報を記入するための申込欄が表示されている申込欄表示部１２が設けられている。
更に、表示用シート３の葉書片部３ｃの表面には、商品又はサービスの申し込み先の宛先情報が表示されている宛先情報表示部１３が設けられている。

図５に示すように、本発明の配送伝票１では、単に配送伝票に葉書片部３ｃが設けられているだけではなく、葉書片部３ｃを基材シート２から剥離させた場合に、基材シート２の上面に表示されている広告情報を受取人が見ることができ、更に、その広告情報に基づいて、広告の商品やサービスなどの申し込みを行なう場合でも、剥離させた葉書片部３ｃに申し込み情報を記入した後に郵便ポストに投函するだけで、簡単に申し込みの手続きを行えるように構成されている。

次に、本発明の配送伝票１の使用方法として、例えば、通信販売業者が商品の購入申し込みのあった顧客に対して、宅配便を利用して商品を届ける場合を例に配送伝票１の使用方法の説明をする。
この場合に、通信販売業者は、予め宅配便に使用するための配送伝票１を多数用意するが、その際に、基材シート２の広告情報表示部１１に顧客に対して広告を行いたいと思う広告情報を印刷などで表示させておく。
また、表示用シート３の葉書片部３ｃの表面には、その通信販売業者側の宛先情報を表示させ、更に、葉書片部３ｃの裏面には、広告情報表示部１１に表示されている広告情報で提供された広告に関する商品又はサービスの申し込み情報を記入するための申込欄が表示されている申込欄表示部１２も印刷などで予め表示させておく。

そして、通信販売業者は、顧客から商品の購入申し込みがあった場合に、宅配便を利用してその商品を配送する際にその配送伝票１を利用する。
この場合に、配送伝票１の剥離シート４を剥離させて、粘着剤層５により配送物１４の所定位置に配送伝票１を貼付させる。
そして、配送伝票１を貼付させた配送物１４を、配送業者に対して配送依頼することで、顧客に届けてもらう。

配送業者は、配送物１４を受取人に届けた際に、配達票部３ｂを剥離させて配達票部３ｂの受領印欄に受取人から受領印などを押印してもらい、配達票部３ｂを持ち帰る。
そして、配送物１４の受取人は、基材シート２上から葉書片部３ｃを剥離させる。
また、基材シート２上から葉書片部３ｃを剥離させる際には、図６に示すように、葉書片部３ｃのコーナーカット部７ｂの部分を摘んで斜め方向に引き上げると、マイクロミシンで形成されたミシン目１５から葉書片部３ｃの四周縁部分が切り取られて、図７に示すような葉書片部３ｃの四周縁部分が分離された状態で葉書１６だけが貼付されている状態となる。
次に、図８に示すように、葉書１６の部分を摘んで引っ張るようにして剥離させる。

そして、基材シート２上から葉書片部３ｃを剥離させると、基材シート２の上面には広告情報が表示されているので、受取人が広告を見ることができる。
そして、その広告情報に基づいて、商品の受取人が、広告の商品やサービスなどの申し込みを行なう場合には、剥離させた葉書片部３ｃの葉書１６の裏面に表示されている申込欄表示部１２に申し込み情報を記入して、その葉書を郵便ポストに投函することで申し込みを行なえるように構成されている。

上記のように、本発明の配送伝票１では、葉書片部３ｃの葉書１６の裏面において基材シート２の上面と擬似接着されている部分が少ないので、葉書片部３ｃを基材シート２の上面から剥離する際に葉書１６にカールが生じることもなく、葉書１６の裏面に申込情報を記入しやすく、更に葉書１６の郵送処理においても通常の葉書と同様にスムーズに機械的処理を行うことができる。
また、本発明の配送伝票１では、配送伝票１を使用する配送依頼者毎に予め顧客に広告を行いたいと希望する広告情報の表示や、申込先の宛先情報などを表示させておくことで、配送時に所望の広告を顧客に提供することができ、更に配送伝票に設けられた葉書片部３ｃの郵便葉書１６を用いて直ぐに簡単に申し込み手続きを行うことができる。

１配送伝票
２基材シート
３表示用シート
３ａ貼付票部
３ｂ配達票部
３ｃ葉書片部
４剥離シート
５粘着剤層
６ａ，６ｂスリット
７ａ，７ｂコーナーカット部
８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ接着剤層
９ｂ，９ｃ，９ｄ剥離剤層
１０目止め剤層
１１申込欄表示部
１２宛先情報表示部
１３宛先情報表示部
１４配送物
１５ａミシン目
１５ｂスリット
１６葉書

Claims

裏面に形成された粘着剤層により配送物に対して直接貼付する基材シートと、前記基材シートの上側に重ねられ所定部分で接着された表示用シートと、からなり、前記表示用シートは、並行に形成された２本のスリットにより、貼付票部と、配達票部と、葉書片部と、に区分けされて横方向に並んで配置され、前記表示用シートの配達票部及び葉書片部は、前記基材シートと擬似接着層を介して剥離可能な状態で擬似接着されてなる配送伝票であって、
前記葉書片部は、縦横方向の幅寸法が通常の葉書の外形寸法よりも広く形成され、
前記葉書片部の裏面側の四周縁部には、擬似接着層が設けられ、前記葉書片部の擬似接着層が設けられた四周縁部の内側の領域には、通常の葉書の外形寸法となる部分にミシン目又はスリットが形成され、更に、前記葉書片部の裏面側において、前記ミシン目又はスリットが形成された部分の内側に、前記ミシン目又はスリットに沿って所定の幅に擬似接着層が設けられていることを特徴とする配送伝票。
前記ミシン目が、カット部とアンカット部の長さがそれぞれ１．０ｍｍ以下に設定されたマイクロミシンであることを特徴とする請求項１記載の配送伝票。
前記葉書片部の表面には、申し込み先の宛名情報が表示され、また、前記葉書片部の裏面には、申し込み情報記入欄が表示されていることを特徴とする請求項１記載の配送伝票。