JP2011078150A - 直線駆動装置および光学素子駆動装置 - Google Patents

直線駆動装置および光学素子駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】固定体側のガイド軸を可動体の貫通部に通し、磁気駆動機構によって可動体を駆動する方式を採用した場合でも、可動体の姿勢が安定している直線駆動装置、および光学素子駆動装置を提供すること。
【解決手段】光学素子駆動装置および直線駆動装置において、第1ガイド軸41および第2ガイド軸42によって支持された可動体5は、磁気駆動機構によって直線駆動される。また、可動体5は、第1ガイド軸41の周りに設けられた第1バネ部材91と、第2ガイド軸42の周りに設けられた第2バネ部材92によって原点位置に保持される。また、第1バネ部材91および第2バネ部材92は、第1軸受部512、第2軸受部522、第3軸受部523と貫通部の内壁とを接触させる側圧を発生させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、固定体に対して可動体を直線的に移動させる直線駆動装置、および当該直線駆動装置を備えた光学素子駆動装置に関するものである。
ズームレンズやコリメータレンズ等の光学素子を保持した可動体を直線的に往復動作させる光学素子駆動装置等に用いられる直線駆動装置(リニアモータ)としてはステッピングモータを利用したものを挙げることができる(特許文献1参照)。
特開平6−281852号公報
しかしながら、特許文献1に記載のステッピングモータを用いた直線駆動装置(光学素子駆動装置)では、小型化が困難であるという問題点がある。
ここに本発明者は、固定体の側において可動体の移動方向に延在するガイド軸を可動体の貫通部に通すとともに、可動体および固定体のうちの一方に設けた磁石と、他方に設けたコイルとを対向させた磁気駆動機構によって可動体を駆動する方式を提案するものである。しかしながら、かかる方式の場合、可動体の貫通部と固定体のガイド軸との間に介在する隙間が原因で可動体の姿勢が安定せず、可動体にブレが発生するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、固定体側のガイド軸を可動体の貫通部に通し、磁気駆動機構によって可動体を駆動する方式を採用した場合でも、可動体の姿勢が安定している直線駆動装置、および当該直線駆動装置を備えた光学素子駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、固定体に対して可動体を直線的に移動させる直線駆動装置であって、前記固定体は、前記可動体の移動方向に沿って多極に着磁された永久磁石体と、前記可動体の移動方向に沿って延在するガイド軸と、を備え、前記可動体は、前記永久磁石体との間に隙間を隔てて対向して当該永久磁石体と磁気駆動機構を構成する駆動コイルと、前記ガイド軸に係合する貫通部と、を備え、前記固定体と前記可動体との間には、前記ガイド軸の軸線方向に対して交差する方向の側力を前記可動体に印加するバネ部材が設けられていることを特徴とする。
本発明では、固定体に対して可動体を直線的に往復動作させるにあたって、固定体側の永久磁石体と可動体側の駆動コイルとを備えた磁気駆動機構を利用するため、直線駆動装置の小型化を図ることができる。また、固定体は、可動体の貫通部と係合するガイド軸を備えているため、可動体は、ガイド軸に支持された状態で磁気駆動機構により駆動される。ここで、ガイド軸と貫通部との間には、少なくともクリアランスに相当する隙間が介在するが、本発明において、可動体は、バネ部材によって移動方向に対して交差する方向の側圧が印加されている。このため、ガイド軸が貫通部の内壁に確実に当接するので、可動体を安定した姿勢で駆動することができ、可動体にブレが発生することを回避することができる。
本発明において、前記固定体は、前記ガイド軸として、前記可動体を間に挟む両側に設けられた第1ガイド軸および第2ガイド軸を備えていることが好ましい。かかる構成を採用すれば、可動体を2本のガイド軸で支持できるので、可動体を安定した姿勢に保持することができる。
本発明において、前記固定体と前記可動体との間には、前記バネ部材として、前記可動体を前記移動方向に向けて付勢する第1バネ部材と、該第1バネ部材に対して前記移動方向に対して交差する方向にずれた位置で前記可動体を前記第1バネ部材とは逆方向に付勢する第2バネ部材と、を備え、前記可動体は、前記駆動コイルへの給電が停止している期間、前記第1バネ部材の付勢力と前記第2バネ部材の付勢力とによって原点位置に保持されることが好ましい。かかる構成によれば、駆動コイルへの給電が停止している期間、可動体を原点位置に保持することができる。また、駆動コイルに通電する電流値と、第1バネ部材および第2バネ部材のバネ定数とを制御することで、可動体を所定位置に停止させることができる。さらに、第1バネ部材と第2バネ部材は、移動方向に対して交差する方向にずれた位置で可動体を付勢するため、可動体には、可動体を回転させようとする側圧が印加される。このため、可動体を原点位置に保持するための第1バネ部材および第2バネ部材をそのまま利用して側圧を発生させることができ、側圧を発生させる専用のバネ部材を必要としない。また、可動体を回転させようとする側圧が印加されるため、第1ガイド軸および第2ガイド軸は各々、可動体の貫通部の内壁に当接するので、可動体を安定した姿勢に保持することができる。
本発明においては、例えば、前記第1バネ部材は第1コイルバネであり、前記第2バネ部材は第2コイルバネである。コイルバネであれば、可動体の移動に追従して伸縮するので、可動体が移動しても可動体を付勢するのに都合がよい。
本発明において、前記第1コイルバネは、前記第1ガイド軸の周りにおいて前記可動体に対して移動方向の一方側に設けられ、前記第2コイルバネは、前記第2ガイド軸の周りにおいて前記可動体に対して移動方向の他方側に設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、バネ部材(第1コイルバネおよび第2コイルバネ)を設ける場所を別途、確保する必要がない。それ故、直線駆動装置の小型化や薄型化を図ることができる。
本発明において、前記バネ部材は、前記駆動コイルの巻線に電気的に接続されて当該駆動コイルへの給電部材として用いられていることが好ましい。かかる構成によれば、給電部材を別途設ける必要がないので、直線駆動装置の小型化や薄型化を図ることができる。
本発明を適用した直線駆動装置は、光学素子駆動装置に用いることができ、この場合、前記可動体には光学素子が保持されている構成となる。
本発明では、固定体に対して可動体を直線的に往復動作させるにあたって、固定体側の永久磁石体と可動体側の駆動コイルとを備えた磁気駆動機構を利用するため、直線駆動装置の小型化を図ることができる。また、固定体は、可動体の貫通部と係合するガイド軸を備えているため、可動体は、ガイド軸に支持された状態で磁気駆動機構により駆動される。ここで、ガイド軸と貫通部との間には、少なくともクリアランスに相当する隙間が介在するが、本発明において、可動体は、バネ部材によって移動方向に対して交差する方向の側圧が印加されている。このため、ガイド軸が貫通部の内壁に確実に当接するので、可動体を安定した姿勢で駆動することができ、可動体にブレが発生することを回避することができる。
本発明を適用した光学素子駆動装置の全体構成を示す説明図である。 本発明を適用した光学素子駆動装置を固定体と可動体とに分離した状態を示す分解斜視図である。 本発明を適用した光学素子駆動装置において可動体を構成する部材の説明図である。 本発明を適用した光学素子駆動装置の内部構成を示す断面図である。 本発明を適用した光学素子駆動装置および直線駆動装置の固定体に形成した位置決め用突出部の説明図である。 図5に示す位置決め用突出部に設けたストッパ部の説明図である。 本発明を適用した光学素子駆動装置においてガイド軸と貫通部の内壁との接触状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、本発明を適用した直線駆動装置を光学素子駆動装置に用いた場合を中心に説明する。また、以下の説明では、互いに直交する3方向をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向とし、X軸方向を可動体の移動方向として説明する。
(光学素子駆動装置の全体構成)
図1は、本発明を適用した光学素子駆動装置の全体構成を示す説明図であり、図1(a)、(b)は各々、本発明を適用した光学素子駆動装置の斜視図、および光学素子駆動装置からカバーを外した状態の斜視図である。
図1に示す光学素子駆動装置200は、固定体2に対して可動体5をX軸方向(移動方向L)に沿って直線的に往復動作させる直線駆動装置100を備えており、可動体5には光学素子1(被駆動部材)が保持されている。かかる光学素子駆動装置200においては、直線駆動装置100において可動体5を直線駆動すると、可動体5とともに光学素子1が直線駆動されることになる。光学素子1は、光学素子駆動装置200を搭載した光学ユニットにおいて光学系を構成するレンズや偏向ミラー等であり、X軸方向に光軸を向けている。ここで、光学素子1が光学ユニットの光学特性を補正する機能を担う場合、直線駆動装置100および光学素子駆動装置200は、光学素子1を光軸方向の所定位置に停止した状態を確実に保持する必要がある。
直線駆動装置100において、固定体2は、薄板を所定形状に折り曲げたベース20(ヨーク)と、ベース20に対してX軸方向に延在するように保持されたガイド軸と、板状のカバー30と、後述する永久磁石体70とを備えている。本形態では、ガイド軸として3本のガイド軸(第1ガイド軸41、第2ガイド軸42、第3ガイド軸43)が用いられている。ベース20は、底板部21と、底板部21から上方(Y軸方向)に起立する4枚の側板部22、23、24、25とを備えており、側板部22、23、24、25の上端部にカバー30が固定されている。
(固定体2の詳細構成)
図2は、本発明を適用した光学素子駆動装置を固定体と可動体とに分離した状態を示す分解斜視図である。
図1および図2に示すように、ベース20において、Z軸方向の一方側でX軸方向で対向する一対の側板部22、23は、後述するバネ部材(第1バネ部材91および第2バネ部材92)を受ける固定体側バネ受け部として構成されている。側板部22には、Z軸方向に離間する位置に2つの穴22a、22bが形成されており、側板部23にも、Z軸方向に離間する位置に2つの穴23a、23bが形成されている。穴22aと穴23aとはX軸方向で対向しており、第1ガイド軸41の軸端部分が穴22a、23aに嵌ることにより、第1ガイド軸41の両端部が側板部22、23に保持されている。また、穴22bと穴23bとはX軸方向で対向しており、第2ガイド軸42の軸端部分が穴22b、23bに嵌ることにより、第2ガイド軸42の両端部が側板部22、23に保持されている。さらに、Z軸方向の他方側でX軸方向で対向する一対の側板部24、25にも、互いに対向する位置に穴24a、25aが形成されており、第3ガイド軸43の軸端部分が穴24a、25aに嵌ることにより、第3ガイド軸43の両端部が側板部22、23、24、25に保持されている。このようにして本形態では、Z軸方向の一方側から他方側に向かって、第1ガイド軸41、第2ガイド軸42および第3ガイド軸43が平行に配列されており、第1ガイド軸41、第2ガイド軸42および第3ガイド軸43は、ベース20の底板部21から同一の高さ位置にある。
(可動体5の詳細構成)
図3は、本発明を適用した光学素子駆動装置において可動体を構成する部材の説明図であり、図3(a)、(b)は各々、本発明を適用した光学素子駆動装置において可動体から駆動コイルを外した状態の分解斜視図、および可動体をさらに細かく分解した様子を示す分解斜視図である。
図1、図2および図3に示すように、可動体5は、後述する角筒状の駆動コイル80を備えており、かかる駆動コイル80を、移動方向Lに対して直交する方向で切断すると、Z軸方向で対向する一対の短辺80a、80bと、Y軸方向で対向する一対の長辺80c、80dを備えた断面形状を有している。
可動体5では、駆動コイル80の外側において、Z軸方向の一方側には第1ホルダ部材51(軸受部材)が設けられ、Z軸方向の他方側には、第1ホルダ部材51にZ軸方向で対向する第2ホルダ部材52(軸受部材)が設けられている。第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52は、樹脂等といった非磁性の材料からなる。第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52は、駆動コイル80の外周面のうち、短辺80a、80bに相当する壁面に沿って移動方向に延在している。
第1ホルダ部材51は、X軸方向に延在する板状部511と、この板状部511のX軸方向の略中央位置からZ軸方向の一方側(外側)に突出する第1軸受部512を備えている。第1軸受部512は、X軸方向で貫通する溝状部512a(貫通部)と、第1軸受部512のZ軸方向の一方側(外側)から溝状部512aに到るスリット部が形成されており、U字溝状に形成されている。かかる溝状部512aには、副軸としての第1ガイド軸41がX軸方向に貫通している。
第2ホルダ部材52は、X軸方向に延在する板状部521と、この板状部521のX軸方向の一方側端部からZ軸方向の外側に突出する第2軸受部522と、板状部521において第2軸受部522からX軸方向で離間する他方側端部からZ軸方向の外側に突出する第3軸受部523とを備えており、第2軸受部522と第3軸受部523とは、所定の距離を隔ててX軸方向で対向している。第2軸受部522および第3軸受部523にはX軸方向からみたときに重なる位置にX軸方向に貫通する貫通穴522a、523a(貫通部)が形成されており、かかる貫通穴522a、523aを主軸としての第2ガイド軸42が貫通している。
第2ホルダ部材52は、第3軸受部523の先端側に棒状の素子保持部524を備えている。素子保持部524において、Z軸方向の略中央部分には、X軸方向に貫通する素子保持用凹部525(部材保持部)が形成されており、かかる素子保持用凹部525の内部に光学素子1が保持されている。素子保持部524の先端部には、X軸方向に貫通する穴からなる貫通穴524aが形成されており、かかる貫通穴524aを第3ガイド軸43が貫通している。
可動体5は、X軸方向(移動方向L)に開口部を備えた略角筒状である。可動体5は、駆動コイル80の内側のうち、Z軸方向の一方側に第1補強部材61を備え、Z軸方向の他方側には、第1補強部材61にZ軸方向で対向する第2補強部材62を備えている。第1補強部材61および第2補強部材62は、駆動コイル80の内周面のうち、短辺80a、80bに相当する壁面に沿って移動方向Lに延在している。第1補強部材61および第2補強部材62は、樹脂等といった非磁性の材料からなる。
第1補強部材61のX軸方向の両側の端部611、612は各々、駆動コイル80の両端部から移動方向Lに突出している。また、端部611、612は、第1ホルダ部材51の板状部511のX軸方向の両端部に重なるようにZ軸方向の外側に屈曲して、板状部511のX軸方向の両端部に接着されている。このため、駆動コイル80に第1ホルダ部材51および第1補強部材61を接着しなくても、駆動コイル80の短辺80aに相当する部分を間に挟んだ状態で第1ホルダ部材51の板状部511の端部と第1補強部材61の端部611、612とが連結された状態になっている。
同様に、第2補強部材62のX軸方向の両側の端部621、622は、駆動コイル80の両端部から移動方向Lに突出している。また、端部621、622は、第2ホルダ部材52の板状部521のX軸方向の両端部に重なるようにZ軸方向の外側に屈曲して、板状部521のX軸方向の両端部に接着されている。このため、駆動コイル80に第2ホルダ部材52および第2補強部材62を接着しなくても、駆動コイル80の短辺80bに相当する部分を間に挟んだ状態で第2ホルダ部材52の板状部521の端部と第2補強部材62とが連結された状態になっている。
(磁気駆動機構の構成)
図4は、本発明を適用した光学素子駆動装置の内部構成を示す断面図であり、図4(a)、(b)は各々、本発明を適用した光学素子駆動装置を図1(a)のX1−X1′で示す位置で切断したときの断面図、および図1(a)のZ1−Z1′で示す位置で切断したときの断面図である。
本形態の光学素子駆動装置200および直線駆動装置100において、可動体5をX軸方向(光軸方向)に駆動するにあたって、本形態では、図1〜図4を参照して以下に説明するように、固定体2と可動体5との間には、固定体2側の永久磁石体70と、この永久磁石体70との間に隙間を隔てる可動体5側の駆動コイル80とを備えた磁気駆動機構7が構成されている。
かかる磁気駆動機構7において、永久磁石体70は、図2および図4(a)に示すように、Y軸方向(厚さ方向)で薄い直方体形状(矩形板形状)を有しており、X軸方向の両端部が固定体2に用いたベース20の側板部22、23に固定されている。この状態で、永久磁石体70は、ベース20の底板部21からY軸方向に浮いた状態にあり、永久磁石体70とベース20の底板部21との間には隙間が介在する。また、永久磁石体70とカバー30との間にも隙間が介在する。
ここで、永久磁石体70は、X軸方向(可動体5の移動方向L)に沿って多極に着磁されている。また、永久磁石体70は、X軸方向に沿って配列された複数の磁石片を備えており、複数の磁石片は、隣り合う磁石片同士が同一極を相手側の磁石片に向けて配置されている。より具体的には、永久磁石体70は、2つの磁石片(第1磁石片71および第2磁石片72)からなり、第1磁石片71および第2磁石片72は、同一極(例えば、N極)を相手側に向けている。また、第1磁石片71と第2磁石片72との間には薄い磁性板75が配置されている。磁性板75のサイズは、第1磁石片71および第2磁石片72のYZ平面におけるサイズと同一である。このため、永久磁石体70は、第1磁石片71、磁性板75および第2磁石片72からなるが、全体として一体の直方体形状になっている。
かかる構成の永久磁石体70では、第1磁石片71および第2磁石片72の端面に磁性板75が重ねて配置されているため、第1磁石片71および第2磁石片72から磁性板75が位置する側に集中して磁力線が発生する。また、第1磁石片71および第2磁石片72が、同一極(例えば、N極)を相手側に向けているため、磁性板75から周辺(Y軸方向およびZ軸方向)に向けて効率よく磁力線が発生する。
図1〜図4に示すように、磁気駆動機構7に用いた駆動コイル80は、X軸方向に開口部に向けた角筒状のボイスコイルであり、駆動コイル80の内側に永久磁石体70が配置されている。このため、駆動コイル80は、永久磁石体70とベース20の底板部21との間に介在する隙間、および永久磁石体70とカバー30との間に介在する隙間を通って永久磁石体70の周りを巻回しており、駆動コイル80においてX軸方向に向く開口部から外側には、永久磁石体70のX軸方向の両端部が突出している。
この状態で、ベース20およびカバー30は、駆動コイル80に対して永久磁石体70とは反対側で駆動コイル80を覆っている。本形態では、ベース20およびカバー30を磁性板により構成し、ベース20およびカバー30については、光学素子駆動装置200および直線駆動装置100の筐体として用いるとともに、ヨークとしても利用している。本形態では、ベース20およびカバー30をヨークとして用いるにあたって、ベース20およびカバー30のZ軸方向の寸法は、永久磁石体70のZ軸方向の寸法より大きく、ベース20、カバー30および永久磁石体70を平面視したとき、ベース20およびカバー30は、永久磁石体70よりZ軸方向の両側から張り出している。このため、ベース20およびカバー30は、ヨークとしての機能に優れている分、ベース20およびカバー30の板厚を薄くすることができる。また、ベース20の側板部22、23において、永久磁石体70よりZ軸方向の両側から張り出している部分を利用して第1ガイド軸41および第2ガイド軸42の両軸端部を支持している。このため、第1ガイド軸41および第2ガイド軸42を支持するための部材を別途、追加する必要がないという利点がある。
本形態において、駆動コイル80は、可動体5において第1補強部材61および第2補強部材62の周りに巻回されている。より具体的には、駆動コイル80は、第1補強部材61の両端部においてZ軸方向で屈曲した端部611と端部612とによって挟まれた部分、および第2補強部材62の両端部においてZ軸方向で屈曲した端部621と端部622とによって挟まれた部分に巻回されている。この状態で、第1補強部材61および第2補強部材62は、駆動コイル80の内側に位置し、駆動コイル80においてZ軸方向に位置する短辺80a、80bに相当する部分は、第1補強部材61および第2補強部材62によって補強された状態にある。
駆動コイル80と永久磁石体70との間のうち、Z軸方向に位置する間には、隙間が介在しているとともに、かかる隙間内には、第1補強部材61または第2補強部材62が位置する。これに対して、駆動コイル80と永久磁石体70との間のうち、Y軸方向に位置する間には狭い隙間が存在し、第1補強部材61および第2補強部材62が介在していない。このため、Y軸方向では、駆動コイル80と永久磁石体70とを接近させることができる分、駆動コイル80を鎖交する磁束密度を高めることができる。
本形態では、駆動コイル80を形成する際、第1補強部材61および第2補強部材62をコイルボビンとして利用する。すなわち、治具によって第1補強部材61および第2補強部材62を所定の間隔を介して対向するように保持した状態で、第1補強部材61において端部611、621によって挟まれた部分、および第2補強部材62において端部621、622によって挟まれた部分にコイル線を巻回し、駆動コイル80を形成する。
しかる後に、第1補強部材61の端部611、612に対して第1ホルダ部材51を固定し、第2補強部材62の端部621、622に対して第2ホルダ部材52を固定すれば、可動体5を組み立てることができる。かかる可動体5においては、可動体5のZ軸方向の一方側に軸受け用の第1軸受部512を設けるにあたって、第1補強部材61の端部611、612を介して駆動コイル80のZ軸方向の一方側の側面に第1ホルダ部材51を取り付けた構造を採用している。また、本形態では、可動体5のZ軸方向の他方側に第1軸受部522および第3軸受部523を設けるにあたって、第2補強部材62の端部621、622を介して駆動コイル80のZ軸方向の他方側の側面に第2ホルダ部材52を取り付けた構造を採用している。
(永久磁石体70の位置決め構造およびストッパ部の構成)
図5は、本発明を適用した光学素子駆動装置および直線駆動装置の固定体に形成した位置決め用突出部の説明図であり、図5(a)、(b)は、ベース20に形成した永久磁石***置決め用の位置決め用突出部の説明図、および位置決め用突出部を拡大して示す説明図である。図6は、図5に示す位置決め用突出部に設けたストッパ部の説明図であり、図6(a)、(b)は、ストッパ部の平面的構成を示す説明図、および位置決め用突出部を素子保持部側からみたときの説明図である。
図5(a)、(b)および図6(a)、(b)に示すように、本形態の光学素子駆動装置200および直線駆動装置100では、固定体2に用いたベース20の側板部22においてZ軸方向の略中央部分には、側板部22の一部を側板部23に向けて切り起こした位置決め用突出部221が形成されており、側板部23においてZ軸方向の略中央部分には、側板部23の一部を側板部22に向けて切り起こした位置決め用突出部231が形成されている。ここで、位置決め用突出部221、231は各々、底板部21から所定の高さ位置に水平板部221a、231aを備えており、かかる水平板部221a、231aの上に永久磁石体70のX軸方向の端部が位置決めされ、接着されている。このため、永久磁石体70は、底板部21から所定の寸法浮いた状態にある。
また、ベース20の側板部22においてZ軸方向の一方側には、側板部22の一部を側板部23に向けてL字形状に切り起こした位置決め用突出部222が形成されており、側板部23においてZ軸方向の一方側には、側板部23の一部を側板部22に向けてL字形状に切り起こした位置決め用突出部232が形成されている。ここで、位置決め用突出部222、232は各々、底板部21から所定の高さ位置にZ軸方向に向いた垂直板部222a、232aを備えており、かかる垂直板部222a、232aに永久磁石体70のZ軸方向の端面が位置決めされ、接着されている。このため、永久磁石体70は、位置決め用突出部222、232の垂直板部222a、232aによってZ軸方向の位置が規定されている。
ここで、位置決め用突出部222、232は各々、移動方向Lで対向する垂直板部からなるストッパ部222b、232bを備えている。ストッパ部222b、232bのうち、ストッパ部222bは可動体5の第2補強部材62の一方の端部621と移動方向Lで対向し、ストッパ部232bは可動体5の第2補強部材62の他方の端部622と移動方向Lで対向している。このため、可動体5が側板部22の側に移動した際、ストッパ部222bは、第2補強部材62の端部621(可動体5において駆動コイル80を避けた箇所)と当接して可動体5のこれ以上の移動を阻止する。また、可動体5が側板部23の側に移動した際、ストッパ部232bは、第2補強部材62の端部622(可動体5において駆動コイル80を避けた箇所)と当接して可動体5のこれ以上の移動を阻止する。このようにして、本形態では、ベース20に設けた複数の位置決め用突出部221、222、231、232のうち、位置決め用突出部222、232に設けたストッパ部222b、232bによって、可動体5の可動範囲を規定している。
(バネ部材の構成)
図7は、本発明を適用した光学素子駆動装置においてガイド軸と貫通部の内壁との接触状態を示す説明図であり、図7(a)、(b)は、可動体5に側圧を印加しない状態の説明図、および可動体5に側圧を印加した状態の説明図である。
図1および図2に示すように、本形態の光学素子駆動装置200および直線駆動装置100では、可動体5をX軸方向(光軸方向)に駆動するにあたって磁気駆動機構7を用いるとともに、可動体5を所定位置に保持するために、磁気駆動機構7による推力と、バネ部材の付勢力を利用する。また、振動や外部から衝撃等の外力が加わった際に可動体5が大きく変位することを防止するためにバネ部材を利用する。具体的には、固定体2と可動体5との間には、以下に説明するバネ部材が配置されている。
より具体的には、本形態では、第1ガイド軸41において側板部22と可動体5の第1軸受部512の間に位置する部分の周りに、コイルバネからなる第1バネ部材91(バネ部材)を圧縮された状態で配置されている。この状態で、第1バネ部材91の両端部は、側板部22および第1軸受部512に当接しており、第1軸受部512および側板部22は、第1バネ部材91の両端を受けるバネ受け部として利用されている。
また、第2ガイド軸42において側板部23と可動体5の第2軸受部523との間に位置する部分の周りに、コイルバネからなる第2バネ部材92(バネ部材)を圧縮された状態で配置されている。この状態で、第2バネ部材92の両端部は、側板部23および第1軸受部512に当接しており、第3軸受部523と側板部23は、第2バネ部材92の両端を受けるバネ受け部として利用されている。
ここで、第1バネ部材91と第2バネ部材92は、可動体5をZ軸方向の両側で挟む位置に配置されている。また、第1バネ部材91と第2バネ部材92は、可動体5に対して移動方向Lの反対側(一方側および他方側)に配置されており、互いに可動体5を移動方向の反対側に向けて付勢している。このため、図6(a)に示すように、可動体5には、矢印R1、R2で示す時計周りの方向の回転力が印加される結果、第1ガイド軸41と溝状部512aの内壁とが接し、第2ガイド軸42と貫通穴523aの内壁とが接した状態となる。また、第2ガイド軸42と貫通穴522aの内壁とが接した状態となる。すなわち、図7(a)に示すように、第1ガイド軸41と溝状部512aの内壁との間、第2ガイド軸42と貫通穴523aの内壁との間、および第2ガイド軸42と貫通穴522aの内壁との間にクリアランスなどに起因する隙間G1、G2、G3がある場合でも、図7(b)に示すように、可動体5に矢印R1、R2で示す時計周りの方向の回転力が印加されると、可動体5には、第1ガイド軸41と溝状部512aの内壁の角部分512eとを接触させようとする側圧、第2ガイド軸42と貫通穴523aの内壁の角部分523eとを接触させようとする側圧、および第2ガイド軸42と貫通穴522aの内壁の角部分522eとを接触させようとする側圧が作用する。従って、第1ガイド軸41と溝状部512aの内壁とが接触し、かつ、第2ガイド軸42と貫通穴522a、523aの内壁とが接触する状態になる。このため、可動体5の姿勢が固定されるため、可動体5は、安定な姿勢を保持した状態でX軸方向に駆動されることになる。
なお、可動体5の姿勢を固定するという観点からすれば、第1ガイド軸41と溝状部512aの内壁の角部分512eとが接触し、第2ガイド軸42と貫通穴523aの内壁の角部分523eおよび貫通穴522aの内壁の角部分522eのうちの一方とが接触していればよく、かかる2点で接触している構成を採用してもよい。
本形態の光学素子駆動装置200および直線駆動装置100では、駆動コイル80に給電するにあたって、金属製のコイルバネからなる第1バネ部材91および第2バネ部材92を給電部材として利用することができる。より具体的には、駆動コイル80の巻き始めの端部を第1バネ部材91に電気的に接続し、駆動コイル80の巻き終わりの端部を第2バネ部材92に電気的に接続する。かかる電気的な接続を行なうにあたって、本形態では、例えば、第1バネ部材91の両端のうち、第1軸受部512側に位置する端部に駆動コイル80の巻き始めの端部を電気的に接続し、側板部22側に位置する端部に外部からの配線を電気的に接続する。また、第2バネ部材92の両端のうち、第3軸受部513側に位置する端部に駆動コイル80の巻き終わりの端部を電気的に接続し、側板部23側に位置する端部に外部からの配線を電気的に接続する。
かかる構成によれば、可動体5がX軸方向に変位した際、駆動コイル80の巻き始めの端部および巻き終わりの端部は、可動体5とともにX軸方向に変位するため、駆動コイル80の巻き始めの端部および巻き終わりの端部に不要な力が加わらない。また、可動体5がX軸方向に変位した際でも、外部からの配線が変位しないため、配線に不要な力が加わらない。
また、駆動コイル80を第1バネ部材91および第2バネ部材92に電気的に接続するにあたっては、駆動コイル80の巻き始めの端部を第1バネ部材91に直接、ハンダ付けし、駆動コイル80の巻き終わりの端部を第2バネ部材92に直接、ハンダ付けした構成を採用することができる。また、第1軸受部512および第3軸受部523にランドを設けておき、駆動コイル80の巻き始めの端部および巻き終わりの端部をランドにハンダ付けしてもよい。なお、第1バネ部材91および第2バネ部材92を給電部材として利用する際、第1バネ部材91と第2バネ部材92が第1ガイド軸41、第2ガイド軸42およびベース20を介して短絡することを防止する必要がある。かかる短絡を防止するにあたっては、第1バネ部材91および第2バネ部材92を樹脂材料で形成した構成や、第1バネ部材91と側板部22との間、および第2バネ部材92と側板部23との間に絶縁材料を介在させた構成を採用すればよい。
(動作)
本形態の光学素子駆動装置200および直線駆動装置100において、駆動コイル80への通電を行なわない状態では、可動体5および光学素子1は、第1バネ部材91のバネ力、および第2バネ部材92のバネ力が釣り合った位置、すなわち、原点位置に保持されている。本形態において、原点位置は、駆動コイル80のX軸方向の中央位置と、永久磁石体70のX軸方向の中央位置とがZ軸方向で重なった位置である。
この状態から、駆動コイル80に通電し、磁気駆動機構7により可動体5がX軸方向(移動方向L)の一方側(第1バネ部材91が圧縮する方向)に変位すると、第1バネ部材91が抗力を発生させる。その際、第2バネ部材92は、可動体5をX軸方向(移動方向L)の一方側に付勢する。その結果、可動体5および光学素子1は、磁気駆動機構7による推力、第1バネ部材91の抗力、および第2バネ部材92の付勢力が釣り合った位置で停止する。また、駆動コイル80に逆方向に通電すると、磁気駆動機構7により可動体5がX軸方向(移動方向L)の他方側(第2バネ部材92が圧縮する方向)に変位する。その結果、第2バネ部材92が抗力を発生させるとともに、第1バネ部材91は、可動体5をX軸方向(移動方向L)の他方側に付勢する。それ故、可動体5および光学素子1は、磁気駆動機構7による推力、第1バネ部材91の抗力、および第2バネ部材92の付勢力が釣り合った位置で停止する。また、駆動コイル80への通電を停止すると、可動体5および光学素子1は、第1バネ部材91のバネ力、および第2バネ部材92のバネ力が釣り合った位置、すなわち、原点位置に戻り、そこに保持される。
ここで、可動体5の駆動に磁気駆動機構7を採用すると、可動体5に振動や外部から衝撃等の外力が加わった際、可動体7がX軸方向に大きく変位しようとする。本形態では、固定体2と可動体5との間には、可動体5がX軸方向に変位した際に抗力を発生させる第1バネ部材91および第2バネ部材92が設けられている。このため、振動や外部からの衝撃等の外力に起因する可動体7のX軸方向の変位は、第1バネ部材91のバネ力、および第2バネ部材92のバネ力によって抑制される。
また、磁気駆動機構7により可動体5をX軸方向に駆動する際、駆動コイル80には、第1バネ部材91および第2バネ部材92の抗力に打ち勝つ推力を発生させる電流を供給する。その際、可動体7に振動や外部から衝撃等の外力が加わると、可動体5がベース20の側板部22、23に当接することがある。かかる場合でも、本形態では、図5および図6を参照して説明したストッパ部222b、232bが第2補強部材62の端部621、622(可動体5において駆動コイル80を避けた箇所)に当接する。従って、駆動コイル80がベース20の側板部22、23に当接することがないので、駆動コイル80の断線を防止することができる。また、駆動コイル80は、第1補強部材61の端部611、612によって挟まれた部分、および第2補強部材62の端部621、622によって挟まれた部分に巻回されているため、駆動コイル80に多少の衝撃が加わっても、巻きズレしない。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の光学素子駆動装置200および直線駆動装置100では、固定体2に対して可動体5を直線的に往復移動させるにあたって、固定体2側に保持された永久磁石体70と、可動体5側に保持された駆動コイル80とを備えた磁気駆動機構7を利用するとともに、永久磁石体70については、可動体5の移動方向Lに沿って多極に着磁された構成とし、駆動コイル80については、X軸方向(移動方向L)に開口部に向けて永久磁石体70の周りを全周で囲むボイスコイルを用いる。かかる構成によれば、駆動コイル80が永久磁石体70の周りに巻回されているため、永久磁石体70が形成する磁界を有効かつ最大限に利用することができる。それ故、本形態によれば、ステッピングモータや、駆動コイル80の一辺が永久磁石体70と対向するような磁気駆動機構と比較して、光学素子駆動装置200および直線駆動装置100のサイズが小さくても大きな推力を発生させることができる。
また、永久磁石体70は、X軸方向(移動方向L)に沿って配列された複数の磁石片(第1磁石片71および第2磁石片72)を備え、複数の磁石片は、隣り合う磁石片同士が同一極を相手側の磁石片に向けて配置されているとともに、磁石片同士の間には磁性板75が配置されている。このため、第1磁石片71および第2磁石片72から磁性板75が位置する側に集中して磁力線が発生するとともに、磁性板75から周辺(Y軸方向およびZ軸方向)に向けて効率よく磁力線が発生する。それ故、漏れ磁束を少なくできる分、駆動コイル80に鎖交する磁束密度を高めることができるので、光学素子駆動装置200および直線駆動装置100のサイズが小さくても大きな推力を発生させることができる。
また、磁力線が集中する磁性板75は常時、駆動コイル80の可動範囲内に位置するため、可動体5がいずれの位置に移動したときでも、永久磁石体70が形成する磁界を有効かつ最大限に利用することができる。しかも、磁性板75に磁力線を集中させるので、磁力線が集中する個所が常に駆動コイル80の可動範囲内に位置するように構成するのが容易である。よって、本形態によれば、可動体5の位置にかかわらず、大きな推力を安定して得ることができる。
また、永久磁石体70は、X軸方向に対して直交するY軸方向に厚さ方向を向けた薄型の直方体形状を備え、駆動コイル80は、永久磁石体70の周りを全周で囲む角筒形状を有しているため、光学素子駆動装置200および直線駆動装置100の薄型化を図ることができる。
また、固定体2と可動体5との間には、磁気駆動機構7により可動体5が変位した際に抗力を発生させるバネ部材(第1バネ部材91および第2バネ部材92)が設けられているため、駆動コイル80に通電する電流値と、バネ部材のバネ定数とを制御することで、可動体5を所定位置に停止させることができる。しかも、本形態では、バネ部材として、磁気駆動機構7により可動体5が移動方向Lの一方側に変位した際に抗力を発生させる第1バネ部材91と、磁気駆動機構7により可動体5が移動方向Lの他方側に変位した際に抗力を発生させる第2バネ部材92とが設けられている。このため、可動体5は、駆動コイル80への給電が停止している期間、第1バネ部材91の付勢力と第2バネ部材92の付勢力とによって原点位置に保持される。従って、駆動コイル80への給電を停止した状態でも可動体5を所定位置(原点位置/永久磁石体70のX軸方向の中央位置)に保持することができる。また、駆動コイル80に通電して可動体5を所定位置に保持した状態で駆動コイル80への通電を停止すると、第1バネ部材91の付勢力と第2バネ部材92の付勢力とによって、可動体5を原点位置に確実に戻すことができる。
また、本形態では、固定体2に対して可動体5を直線的に往復動作させるにあたって、固定体2側に保持された永久磁石体70と可動体5側に保持された駆動コイル80とを備えた磁気駆動機構7を利用しているため、振動や外部から衝撃等の外力が加わった際、可動体5は、X軸方向(磁気駆動機構7による駆動方向)に大きく変位しようとするが、本形態では、固定体2と可動体5との間にバネ部材(第1バネ部材91および第2バネ部材92)が設けられているため、振動や外部から衝撃等の外力に起因する可動体5の変位が抑制される。それ故、振動や外部から衝撃等の外力によって可動体5が大きく変位するという事態を回避することができる。
また、本形態では、可動体5は第1ガイド軸41および第2ガイド軸42によって支持されているため、可動体5を安定な姿勢で支持することができる。また、第1バネ部材91と第2バネ部材92は、可動体5をZ軸方向の両側で挟む位置で互いに可動体5を移動方向の反対側に向けて付勢しているため、可動体5には、図7に示すように、矢印R1、R2で示す時計周りの方向の回転力が印加される結果、第1ガイド軸41と溝状部512aの内壁とが接し、第2ガイド軸42と貫通穴522a、523aの内壁とが接した状態となる。このため、可動体5は安定な姿勢を保持した状態でX軸方向に駆動されることになる。それ故、可動体5および光学素子1にブレが発生することを防止することができる。
また、可動体5を原点位置などに停止させるための第1バネ部材91および第2バネ部材92を利用して、可動体5に側圧を印加している。また、第1バネ部材91および第2バネ部材92は、駆動コイル80への給電部材として用いられている。このため、側圧を発生させるためのバネ部材や給電部材を別途設ける必要がない。それ故、光学素子駆動装置200および直線駆動装置100の小型化や薄型化を図ることができる。
また、第1バネ部材91および第2バネ部材92は、可動体5において移動方向Lに対して直交する方向に突出した第1軸受部512および第2軸受部523と、固定体2において第1軸受部512に対して移動方向Lに対向する側板部22、23(固定体側バネ受け部)との間に配置されたコイルバネである。このため、可動体5に対して移動方向Lに位置する側にバネ部材を配置する必要がないため、バネ部材として、長いコイルバネを用いることができる。従って、第1バネ部材91および第2バネ部材92の付勢力を調整するのが容易である。また、第1バネ部材91および第2バネ部材92は、第1ガイド軸41および第2ガイド軸42の周りに設けられているため、第1バネ部材91および第2バネ部材92を設ける場所を別途、確保する必要がない。それ故、光学素子駆動装置200および直線駆動装置100の小型化や薄型化を図ることができる。
さらに、第1ガイド軸41および第2ガイド軸42のうち、素子保持部524に近い側の第2ガイド軸42は、可動体5の貫通穴522a、523aを貫通する主軸であり、素子保持部524から近い側の第1ガイド軸41は、可動体5の溝状部512aを貫通する副軸である。このため、ブレが少ない主軸の方が素子保持部524近くに位置するため、素子保持部524のブレおよび光学素子1のブレを抑制することができる。
また、ベース20の側板部22、23において、永久磁石体70よりZ軸方向の両側から張り出している部分を利用して第1ガイド軸41および第2ガイド軸42の両軸端部を支持しているため、第1ガイド軸41および第2ガイド軸42を支持するための部材を別途、追加する必要がないという利点がある。
さらに、可動体5においてZ軸方向の一方側には、第1ガイド軸41を受ける第1軸受部512が1つ設けられている一方、可動体5において第1軸受部512位置する側とは反対側には、移動方向Lに対して直交する方向に突出した2つの軸受部(第1軸受部522および第3軸受部523)が移動方向Lで離間した位置に設けられている。このため、可動体5は、第1バネ部材91および第2バネ部材92が配置されている側では固定体2に対して第1ガイド軸41に1点支持され、第1バネ部材91および第2バネ部材92が配置されている側とは反対側では第2ガイド軸42に2点で支持されている。従って、可動体5はいわゆる三点支持されるので、安定した姿勢で移動する。特に、可動体5において光学素子1が保持されている側が2点支持であるため、光学素子1の姿勢を好適に保持することができる。
また、固定体2は、永久磁石体70および駆動コイル80を永久磁石体70の厚さ方向の両側で覆うヨーク(ベース20およびカバー30)を備えており、かかるヨーク、永久磁石体70および駆動コイル80を平面視したとき、ヨークのサイズは、永久磁石体70のサイズおよび駆動コイル80のサイズよりも大きい。このため、永久磁石体70および駆動コイル80の周りに磁路を適正に構成することができる等、ヨークとしての機能が高いので、ベース20およびカバー30の板厚を薄くすることができる。それ故、光学素子駆動装置200および直線駆動装置100の厚さ寸法(Y軸方向の寸法)を小さくでき、薄型化を図ることができる。しかも、永久磁石体70および駆動コイル80が直方体の外形形状を備えているとともに、カバー30とベース20とがヨークとして機能する部分も直方体の外形形状を備えている。このため、永久磁石体70および駆動コイル80と、ヨークとの間に不必要に広いスペースが存在しないので、ヨークとしての機能に優れている。すなわち、ヨークが直方体の外形形状を備えているにもかかわらず、駆動コイル80が円筒状であると、ヨークの角部分に大きなデッドスペースが無駄に発生してしまうが、本形態によれば、かかる無駄なスペースを省いてある。このため、本形態の光学素子駆動装置200および直線駆動装置100は、サイズが小さくても大きな推力を発生させることができる。
また、本形態では、ベース20の側板部22、23を利用して位置決め用突出部221、222、231、232を形成し、かかる位置決め用突出部221、222、231、232によって永久磁石体70の位置決めを行なっている。このため、固定体2上に永久磁石体70を高い位置精度をもって固定することができる。また、位置決め用突出部221、222、231、232は、ヨークとして機能する大きなベース20に形成されている。かかるベース20(ヨーク)であれば、永久磁石体70の近傍に配置されることから、位置決め用突出部221、222、231、232を適正な個所に形成することができる。このため、比較的小さな位置決め用突出部221、222、231、232で永久磁石体70の位置決めを行うことができる。しかも、位置決め用突出部221、222、231、232は、ヨークとして機能するベース20の一部を折り曲げ加工してなるため、新たな部材を追加しなくても永久磁石体70の位置決めを行なう位置決め用突出部221、222、231、232を設けることができる。
また、複数の位置決め用突出部221、222、231、232のうち、位置決め用突出部222、232には、可動体5において駆動コイル80を避けた箇所に当接して可動体5の可動範囲を規定するストッパ部222b、232bが設けられているため、位置決め用突出部222、232を利用して可動体5の可動範囲を規定することができる。しかも、ストッパ部222b、232bは、可動体5において駆動コイル80を避けた箇所に当接するため、駆動コイル80とストッパ部222b、232bとが当接することが原因でコイル線の被覆が剥がれて短絡する等の駆動コイル80の損傷を防止することができる。すなわち、可動体5においてストッパ部222b、232bが当接する部分は、駆動コイル80の内周面のうち、短辺80bに相当する内壁に沿って移動方向Lに延在して駆動コイル80の端部から突出する第2補強部材62の端部621、622である。また、端部621、622は、駆動コイル80の外周面のうち、短辺80bに相当する外壁に沿って移動方向Lに延在する第2ホルダ部材52の両端部に重なって接着されている。このため、ストッパ部222b、232bが第2補強部材62の端部621、622に当接した際、駆動コイル80には、振動や大きな衝撃等の外力が加わらない。それ故、駆動コイル80の損傷を確実に防止することができる。
また、駆動コイル80の側面に第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52を別途、後付けした構造を採用するにあたって、第1補強部材61および第2補強部材62を介して駆動コイル80のZ軸方向の一方側の側面に第1ホルダ部材51を取り付け、第1補強部材61および第2補強部材62を介して駆動コイル80のZ軸方向の他方側の側面に第2ホルダ部材52を取り付けた構造を採用している。このため、第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52を駆動コイル80の外面に接着剤等により直接、固定する必要がない。また、第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52が駆動コイル80から離間した状態とすることができる。また、第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52が駆動コイル80に接している場合でも、第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52は駆動コイル80に緩く接している状態とすることができる。従って、駆動コイル80に大きな負荷が加わらないので、駆動コイル80が損傷しない。また、駆動コイル80の外面にコイル線に起因する凹凸が存在している場合でも、第1ホルダ部材51、第2ホルダ部材52および駆動コイル80を確実に一体化させることができる。特に、本形態では、かかる構成を採用することにより、レンズ等の光学素子1を保持する第2ホルダ部材52が傾くことを防止できるので、光軸のずれ等を防止することができる。
また、駆動コイル80の内側に第1補強部材61および第2補強部材62を設けると、第1補強部材61および第2補強部材62を設けた場所では、駆動コイル80と永久磁石体70との隙間を広くすることになるが、第1補強部材61および第2補強部材62は、駆動コイル80の内周面のうち、短辺80a、80bに相当する内壁に沿って設けられている。このため、第1補強部材61および第2補強部材62を駆動コイル80の長辺80c、80dに相当する内壁に沿って設けた場合と違って、推力の低下を最小限に止めることができる。すなわち、駆動コイル80と永久磁石体70との間のうち、駆動コイル80の長辺80c、80dに相当する部分(Y軸方向に位置する部分)には第1補強部材61および第2補強部材62が介在せず、狭い隙間のみが存在する。このため、Y軸方向では、駆動コイル80と永久磁石体70とを接近させることができる。従って、駆動コイル80を鎖交する磁束密度を高めることができるので、可動体5に対して大きな推力を印加することができる。
また、本形態では、Z軸方向で対向する2枚の板材(第1補強部材61および第2補強部材62)をボビンとして用いたため、筒形状のボビンに駆動コイル80を巻回した構成と比較して、可動体5の軽量化を図ることができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、側板部22と可動体5の第1軸受部512との間に第1バネ部材91を配置し、側板部23と可動体5の第2軸受部523との間に第2バネ部材92を配置したが、以下の位置に第1バネ部材91および第2バネ部材92を配置してもよい。
例えば、側板部22と可動体5の第1軸受部512との間に第1バネ部材91を配置した場合には、第3ガイド軸43を「第2ガイド軸」と見なして、側板部25と可動体5の素子保持部524との間に第2バネ部材92を配置してもよい。
また、側板部23と可動体5の第1軸受部512との間に第1バネ部材91を配置し、側板部22と可動体5の第1軸受部522との間、あるいは側板部22と可動体5の素子保持部524との間に第2バネ部材92を配置してもよい。
上記実施の形態では、永久磁石体70に2つの磁石片を用いたが、3つ以上の磁石片を用いた場合に本発明を適用してもよい。また、上記実施の形態では、駆動コイル80として筒状コイルを用いたが、永久磁石体70に開口部を向けた扁平コイル等を用いてもよい。
上記実施の形態では、第1バネ部材91および第2バネ部材92を圧縮バネとして用いたが、第1バネ部材91および第2バネ部材92を引っ張りバネとして用いてよい。また、可動体5に位置によって第1バネ部材91および第2バネ部材92が各々、圧縮バネおよび引っ張りバネとして機能するような構成を採用してもよい。
上記実施の形態では、バネ部材(第1バネ部材91および第2バネ部材92)を給電部材として利用したが、フレキシブル配線基板等の可撓性の配線部材にコイルの端部をハンダ付けして駆動コイル80への給電を行ってもよい。この場合、可撓性の配線部材についてはX軸方向に弛み部分を向かせれば、可動体5に余計な負荷が加わることを抑制することができる。なお、フレキシブル配線基板等の可撓性の配線部材を駆動コイル80への給電部材として用いる構成は、バネ部材(第1バネ部材91および第2バネ部材92)を設けた場合、あるいはバネ部材を設けない場合のいずれにおいても採用することができる。
上記実施の形態では、バネ部材として第1バネ部材91および第2バネ部材92からなる2つのバネ部材を用いたが、1つのバネ部材を用いてもよい。この場合も、磁気駆動機構7により可動体5が変位した際にバネ部材が発生させる抗力を利用すれば、駆動コイル80に通電する電流値と、バネ部材のバネ定数とを制御することで、可動体5を所定位置に停止させることができる。上記実施の形態では、バネ部材としてコイルバネを用いたが、コイルバネ以外にも、U字形状あるいはV字形状の板バネを用いてもよい。
上記実施の形態では、可動体5を原点位置などに停止させるにあたって第1バネ部材91および第2バネ部材92を利用したが、第1バネ部材91および第2バネ部材92を用いない構成を採用してもよい。この場合、可動体5に側圧を印加するバネ部材を別途設ければよい。また、可動体5と固定体2との間にホール素子や磁気センサー等を用いた位置検出システムを配置してクローズドループで可動体5の位置を制御してもよい。
上記実施の形態では、第1ガイド軸41および第2ガイド軸42の2本のガイド軸を用いたが、ガイド軸が1本の場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、第1補強部材61および第2補強部材62をストッパとして利用するとともに、駆動コイル80、第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52を一体化するのに用いたが、第1補強部材61および第2補強部材62を用いない構成を採用してもよい。この場合、第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52の形状を変更して第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52にストッパ部222b、232bが当接する構造を採用すればよい。また、駆動コイル80に対して第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52を面接着した構成や、駆動コイル80に対して第1ホルダ部材51および第2ホルダ部材52を三次元接着した構成を採用してもよい。
1 光学素子(被駆動部材)
2 固定体
5 可動体
7 磁気駆動機構
20 ベース(ヨーク)
22、23 ベースの側板部
30 カバー(ヨーク)
41 第1ガイド軸
42 第2ガイド軸
43 第3ガイド軸
51 第1ホルダ部材
52 第2ホルダ部材
70 永久磁石体
71 第1磁石片
72 第2磁石片
75 磁性板
80 駆動コイル
91 第1バネ部材
92 第2バネ部材
100 直線駆動装置
200 光学素子駆動装置
512 第1軸受部
512a 溝状部(貫通部)
522 第2軸受部
522a、523a 貫通穴(貫通部)
523 第3軸受部
524 素子保持部(部材保持部)

Claims (7)

  1. 固定体に対して可動体を直線的に移動させる直線駆動装置であって、
    前記固定体は、前記可動体の移動方向に沿って多極に着磁された永久磁石体と、前記可動体の移動方向に沿って延在するガイド軸と、を備え、
    前記可動体は、前記永久磁石体との間に隙間を隔てて対向して当該永久磁石体と磁気駆動機構を構成する駆動コイルと、前記ガイド軸に係合する貫通部と、を備え、
    前記固定体と前記可動体との間には、前記ガイド軸の軸線方向に対して交差する方向の側圧を前記可動体に印加するバネ部材が設けられていることを特徴とする直線駆動装置。
  2. 前記固定体は、前記ガイド軸として、前記可動体を間に挟む両側に設けられた第1ガイド軸および第2ガイド軸を備えていることを特徴とする請求項1に記載の直線駆動装置。
  3. 前記固定体と前記可動体との間には、前記バネ部材として、前記可動体を前記移動方向に向けて付勢する第1バネ部材と、該第1バネ部材に対して前記移動方向に対して交差する方向にずれた位置で前記可動体を前記第1バネ部材とは逆方向に付勢する第2バネ部材と、を備え、
    前記可動体は、前記駆動コイルへの給電が停止している期間、前記第1バネ部材の付勢力と前記第2バネ部材の付勢力とによって原点位置に保持されることを特徴とする請求項2に記載の直線駆動装置。
  4. 前記第1バネ部材は、第1コイルバネであり、
    前記第2バネ部材は、第2コイルバネであることを特徴とする請求項3に記載の直線駆動装置。
  5. 前記第1コイルバネは、前記第1ガイド軸の周りにおいて前記可動体に対して移動方向の一方側に設けられ、
    前記第2コイルバネは、前記第2ガイド軸の周りにおいて前記可動体に対して移動方向の他方側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の直線駆動装置。
  6. 前記バネ部材は、前記駆動コイルの巻線に電気的に接続されて当該駆動コイルへの給電部材として用いられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の直線駆動装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の直線駆動装置を備えた光学素子駆動装置であって、
    前記可動体には光学素子が保持されていることを特徴とする光学素子駆動装置。
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